JP5907741B2 - 水晶デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、例えば電子機器等に用いられる水晶デバイス及びその製造方法に関するものである。
従来の水晶デバイスは、パッケージの基板部に設けられている一対の電極パッドの各々に導電性接着剤が設けられ、水晶素子がその導電性接着剤を介して接合されたものが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
なお、水晶デバイスの製造方法は、基板部に設けられている一対の電極パッドに導電性接着剤が設けられ、その導電性接着剤の上に水晶素子を載置し接合する工程を含むものである。
特開2002−111435号公報
上述した水晶デバイスは、一対の電極パッドにそれぞれ導電性接着剤が設けられるが、小型化した水晶デバイスでは、左右の電極パッドに設けられた導電性接着剤の大きさを調整することが難しく、導電性接着剤の大きさが必要以上に異なる虞がある。そして、導電性接着剤の大きさが異なることで、導電性接着剤の左右バランスが崩れ、左右の電極パッド間で応力差が生じやすかった。さらに、左右の電極パッド間で応力差が必要以上に生じることで、水晶素子に傾きが生じ、水晶素子は、バランスが取れずに基板部に接触し、水晶素子の発振周波数が変動する虞があった。
本発明は、左右の電極パッドに設けられた導電性接着剤の熱応力を左右均等にし、水晶素子が基板部に接触しないようにバランスを取ることで、水晶素子の発振周波数を良好に維持し続けることが可能な水晶デバイス及び水晶デバイスの製造方法を提供する。
本発明の一つの態様による水晶デバイスは、基板部と基板部上に設けられた一対の電極パッドとを有しているパッケージと、バインダーと導電性粉末とを有する導電性接着剤と、一対の接続用電極を有しており、一対の接続用電極のそれぞれが導電性接着剤によって電極パッドに接合された水晶素子と一対の電極パッド間の領域において導電性接着剤を分離するように、導電性接着剤の内側表面と基板部の上面から形成された直線状の溝部と、を備え、溝部内の導電性接着剤の表面に露出しているバインダーのみが炭化している。
本発明の一つの態様による水晶デバイスは、一対の電極パッドに設けられた導電性接着剤の熱応力を左右均等にし、水晶素子が基板部に接触しないようにバランスを取りやすくすることで、水晶素子の発振周波数を良好に維持し続けることが可能となる。
本実施形態における水晶デバイスを示す分解斜視図である。 (a)は図1に示された水晶デバイスのA−Aにおける断面図であり、(b)は図1に示された水晶デバイスのB−Bにおける断面図である。 図2(b)に示された水晶デバイスのC部分を示す部分拡大図である。 本実施形態における水晶デバイスの蓋体及び水晶素子を外した状態を示すパッケージの平面図である。 (a)は、本実施形態における水晶デバイスの製造方法の導電性接着剤を設ける工程を示す断面図であり、(b)は、本実施形態における水晶デバイスの製造方法の水晶素子を接合する工程を示す断面図であり、(c)は、本実施形態における水晶デバイスの製造方法の導電性接着剤を除去する工程を示す断面図である。
なお、本実施形態における水晶デバイスは、図1及び図2を参照して説明する。本実施形態における水晶デバイスの製造方法は、図5を参照して説明する。
図1及び図2に示されているように、水晶デバイスは、パッケージ110と、パッケージ110に接合された水晶素子120とを含んでいる。
パッケージ110は、基板部110aと、基板部110a上に設けられた枠部110bと、基板部110aの上面に設けられた一対の電極パッド111と、基板部110aの下面に設けられた複数の外部接続用端子Gとを含んでいる。パッケージ110は、基板部110a及び枠部110bによって囲まれた凹部K1を有している。
基板部110aは、第1主面(上面)で水晶素子120等を支持するための支持部材として機能するものである。基板部110aの
第1主面(上面)には、導体膜HBと、該導体膜HBの内側に水晶素子120を接合するための電極パッド111とが設けられ、第2主面(下面)には、外部接続用電極端子Gが設けられている。
基板部110aは、例えば、アルミナセラミックス又はガラス−セラミックス等のセラミック材料からなる絶縁層を1層又は複数層積層することによって形成されている。基板部110aの表面及び内部には、第1主面の電極パッド111と第2主面の外部接続用電極端子Gとを電気的に接続するための配線パターン(図示せず)及びビア導体(図示せず)が設けられている。
ここで、基板部110aの作製方法について説明する。基板部110aが、アルミナセラミックスから成る場合、まず所定のセラミック材料粉末に適当な有機溶剤等を添加・混合して得た複数のセラミックグリーンシートを準備する。次に、セラミックグリーンシートの表面或いはセラミックグリーンシートに打ち抜き等を施して予め穿設しておいた貫通孔内に、従来周知のスクリーン印刷等によって所定の導体ペーストを塗布する。さらに、これらのグリーンシートを積層してプレス成形したものを高温で焼成する。最後に、導体パターンの所定部位、具体的には、電極パッド111、導体膜HB及び外部接続用電極端子Gとなる部位にニッケルメッキ又は金メッキ等を施すことにより、基板部110aが製作される。
枠部110bは、Ag−Cu等のロウ材を介して基板部110aの導体膜HBに接合されている。枠部110bは、基板部110a上に水晶素子120を収容するための凹部K1を形成するためのスペーサとして機能するものである。枠部110bは、例えば、Fe−Ni−Co合金などの金属によって環状をなすように形成され、導体膜HBや基板部110aの配線パターン等を介して外部接続用電極端子Gの1つであるグランド端子と電気的に接続されている。
枠部110bは、金属板を従来周知の打ち抜き加工することによって製作される。枠部110bは、Ag−Cu等のロウ材を介して基板部110aの導体膜HB上に載置させ、しかる後、ロウ材を700℃〜900℃の温度で加熱溶融させることにより、基板部110aの第1主面に接合される。
水晶素子120は、長方形状をなす水晶素板121の両主面に励振用電極122、接続用電極123及び引き出し電極124を被着させた構造を有している。水晶素子120は、外部からの交番電圧が励振用電極122を介して水晶素板121に印加されると、所定の振動モード及び周波数で励振を起こすようになっている。水晶素板121は、人工水晶体からATカットアングルで切断され外形加工を施された概略平板状で、平面形状が例えば四角形となっている。
水晶素子120は、パッケージ110の基板部110aに設けられている電極パッド111に導電性接着剤DSを介して接続されている。本形態においては、水晶素子120の長辺方向の一端側を固定端とし、他端側を自由端とした片保持構造にて水晶素子120がパッケージ110の基板部110a上に固定されている。
水晶素子120のパッケージ110への接合は、電極パッド111に導電性接着剤DSを例えばディスペンサ等によって塗布し、水晶素子120を治具等で固定されたパッケージ110の凹部K1内における導電性接着剤DS上に搬送し、水晶素子120を導電性接着剤120上に載置する。そして導電性接着剤DSを加熱硬化させることによって水晶素子120がパッケージ110に接合される。
導電性接着剤DSは、バインダーB1の中に導電フィラーとして導電性粉末F1が含有されているものであり、導電性粉末F1としては、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)又はニッケル鉄(NiFe)のうちのいずれか、或いはこれらの組み合わせを含むものが用いられている。また、バインダーB1としては、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂又はビスマレイミド樹脂等が用いられる。
また、図2(b)に示されているように、直線状の溝部M1は、一対の電極パッド111間の領域A(図4参照)において導電性接着剤DSを分離するようにして設けられている。溝部M1は、直線状であって、拡大したときは平面視して矩形状に形成されている。直線状の溝部M1の深さ方向の長さは、約10〜15μmである。また、溝部M1を平面視したときの一辺の長さは、約200〜400μmである。直線状の溝部M1が設けられていることよって、一対の電極パッド111の間には、導電性接着剤DSが一対の電極パッド111のどちらか一方に偏って被着しないようにすることができる。そして、一対の電極パッド111上に設けられる導電性接着剤DS同士の量に、大きな差がでるのを抑制することで、一対の電極パッド111上に設けられる導電性接着剤DSの左右バランスを調整することができる。その結果、水晶デバイスは、一対の電極パッド111に設けられた導電性接着剤DSの熱応力を左右均等に近づけることができ、一対の導電性接着剤DSから水晶素子120に偏った熱応力が加わるのを抑制することで、水晶素子120が基板部110aに接触しないようにバランスを取りやすくすることができる。
図3に示されているように、溝部M1の表面に露出しているバインダーB1は、炭化されている。ここで、“炭化”とは、有機材料であるバインダーB1にレーザ光を照射することに伴う熱が加えられ、有機材料が分解し焦げた状態になることをいう。なお、溝部M1の表面が焦げたかどうかは、黒色又は茶色になっているかで判別する。一対の電極パッド111上に設けられた導電性接着剤DSは、炭化したバインダーB1の分子間の距離が、炭化する前のバインダーB1の分子間の距離よりも短くなることで、熱によって膨張しにくい構造となるため、溝部M1の箇所は熱膨張しにくくなる。溝部M1の表面に露出しているバインダーB1が炭化されていることによって、導電性接着剤DSが溝部M1側に熱膨張することを抑えることができ、隣り合う導電性接着剤同士が接触することを低減することができる。
図3に示されているように、導電性粉末F1は、溝部M1の表面から露出している。例えば、導電性粉末F1の一例である銀は、凹部K1内に残っている酸素と反応し酸化銀となる。よって、水晶デバイスは、凹部K1内の酸素濃度が下がることから凹部K1内の真空度がさらに向上されることになる。
図3に示されているように、溝部M1の表面には凹凸が設けられ、凹凸の算術平均粗さRaは、約0.5〜2.0μmである。溝部M1の表面に凹凸が設けられていることによって、水晶デバイスは、凹凸同士の間で応力を分散させることができ、溝部M1側に働く熱応力が拡散されることで、水晶素子に加わる熱応力を緩和することができ、水晶素子120が基板部110aに接触しないようにさらにバランスを取れるようにすることができる。
蓋体130は、例えばFe−Ni合金又はFe−Ni−Co合金などからなる。このような蓋体130は、真空状態にある凹部K1又は窒素ガスなどが充填された凹部K1を気密的に封止するためのものである。具体的には、蓋体130は、所定雰囲気で、パッケージ110の枠部110b上に載置され、枠部110bの表面の金属と蓋体130の金属の一部とが溶接されるように所定電流を印加してシーム溶接を行うことにより、枠部110bに接合される。
本実施形態における水晶デバイスは、導電性接着剤DSが一対の電極パッド111間の領域A(図4参照)において基板部110aにも付着していることによって、導電性接着剤DSが電極パッド111及び基板部110aとの両方に付着しているので、導電性接着剤DSと電極パッド111及び基板部110aとの剥がれを低減することができる。
本実施形態における水晶デバイスは、一対の電極パッド111に設けられた導電性接着剤DSの熱応力を左右均等に加わるように調整することができ、水晶素子120が基板部110aに接触しないようにバランスを取りやすくすることで、水晶素子120の発振周波数を良好に維持し続けることが可能となる。
本実施形態における水晶デバイスは、溝部M1の内側表面のバインダーが炭化していることによって、導電性接着剤DSが溝部M1側に熱膨張することを抑えることができ、隣り合う導電性接着剤DS同士が接触することを低減することができる。よって、本実施形態における水晶デバイスは、隣り合う導電性接着剤DSが接触することによって生じる導通不良を低減することができる。
本実施形態における水晶デバイスは、溝部M1の表面からが導電性粉末が露出しているため、凹部内に残っている酸素が露出した導電性粉末F1と反応し酸化物となり、凹部K1内の酸素濃度が下がることから真空度がさらに向上されるため、水晶素子120の電気的特性であるクリスタルインピーダンス値を下げた値にすることができる。
本実施形態における水晶デバイスは、溝部M1の表面に凹凸が設けられていることによって、表面積を大きくし、溝部M1側に働く熱応力が拡散されることで、水晶素子に加わる熱応力を緩和することができ、水晶素子120が基板部110aに接触しないようにさらにバランスを取れるようにすることができる。よって、水晶デバイスは、水晶素子120の発振周波数を良好に維持し続けることが可能となる。
以下、本実施形態における水晶デバイスの製造方法について説明する。
図5に示されているように、水晶デバイスの製造方法は、導電性接着剤DSをパッケージ110の一対の電極パッド111に跨るように設けて、一対の電極パッド111に水晶素子120を接合する工程(図5(a)及び図5(b))と、水晶素子120を透過して導電性接着剤DSにレーザ光を照射し、一対の電極パッド111間において導電性接着剤DSの一部を除去して直線状の溝部M1を形成する工程(図5(c))とを含んでいる。
(接合工程)
図5(a)及び図5(b)に示されているように、接合工程は、導電性接着剤DSをパッケージ110の一対の電極パッド111に跨るように設けて、一対の電極パッド111に水晶素子120を接合する工程である。
パッケージ110の基板部110aには、一対の電極パッド111が設けられており、一対の電極パッド111上に導電性接着剤DSを跨るように設け、導電性接着剤DSに水晶素子120の励振用電極122から延出した接続用電極123を付着させる形態で水晶素子120を載置する。
硬化炉(図示せず)に水晶素子120が載置されたパッケージ110を収容し約250℃まで昇温させ、導電性接着剤DSを加熱硬化させることで、水晶素子120は電極パッド111に導通固着される。この状態では、一対の電極パッド111同士が導電性接着剤DSを介して導通しており、水晶素子120が適切に動作しないため、水晶デバイスとしては機能していない。
硬化炉(図示せず)は、炉本体と、加熱部と、供給部、制御部によって構成されている。炉本体は、内部空間を有し、パッケージ110を格納する役割を果たす。加熱部は、内部空間を所定の温度に加熱する役割を果たす。加熱部は、例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ等が用いられている。供給部は、内部空間にガスを供給する役割を果たす。ガスは、例えば窒素等が用いられている。制御部は、炉本体の内部空間の温度や酸素濃度、加熱部の昇温速度、供給部のガスの供給量の制御を行うものである。
(溝部形成工程)
図5(c)に示されているように、除去工程は、水晶素子120を透過して導電性接着剤DSにレーザ光を照射し、一対の電極パッド111間において導電性接着剤DSの一部を除去して直線状の溝部M1を形成する工程である。
隣り合う電極パッド111の間の領域A(図4参照)に形成された導電性接着剤DSに対して水晶素子120上から水晶素子120を透過して、レーザ光を直線に照射することより、一対の電極パッド111間において導電性接着剤DSの一部が除去され、直線状の溝部M1が形成される。その結果、一対の電極パッド111同士は、導電性接着剤DSを介して導通しなくなるため、水晶素子120が適切に動作可能になり、水晶デバイスとして機能する。
水晶素子120の隣り合う接続用電極123の間にレーザ光を照射すると、水晶素子120はレーザ光を透過するため、一対の接続用電極123の間の領域と対向する位置に形成された導電性接着剤DSの一部にレーザ光が照射される。よって、レーザ光が照射された箇所の導電性接着剤DSが除去され、直線状の溝部M1が形成される。
また、溝部M1は、水晶素子120の接続用電極123の間の領域で、励振用電極122が形成されている側から枠部110b側の方向に向かって、間欠的にレーザ光を照射することによって、直線状に形成される。
レーザ光は、レーザ発振装置(図示せず)より発振される。レーザ発振装置は、ステージに固定されるパッケージに対し、レーザ発振部で発振されて光路で伝送されて集光光学系で集光されたレーザ光をパッケージの平面の法線方向より照射する。
レーザ発振部としては、例えば炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、YVO4レーザ、半導体レーザ、エキシマレーザ等を用いる。例えばYVO4レーザの場合には、そのレーザの3倍波で、波長が例えば300〜400nmのものを用いる。
本実施形態における水晶デバイスの製造方法は、水晶素子120を透過して導電性接着剤DSにレーザ光を照射し、一対の電極パッド111間において導電性接着剤DSの一部を除去して直線状の溝部M1を形成することで、一対の電極パッド111間の領域において導電性接着剤DSを分離することになり、隣り合う電極パッド111の短絡を低減しつつ、生産性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態における水晶デバイスの製造方法は、一対の電極パッド111間において左右の電極パッド111に設けられた導電性接着剤DSの量を調整することができ、水晶素子120が基板部110aに接触しないようにバランスを取ることで、水晶素子120の発振周波数を良好に維持し続けることが可能となる。
尚、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。上記の実施形態では、枠部110bが金属製である場合を説明したが、基板部110aと同様にセラミック材で一体的に形成しても構わない。この場合、枠部110bの開口側頂面の全周には、環状の封止用導体パターンが形成され、蓋体は、この封止用導体パターン上に配置接合される。この際の蓋体は、パッケージの凹部を囲むように設けられた封止用導体パターンに相対する箇所に封止部材が設けられている。
上記の実施形態では、水晶素子は、AT用水晶素子を用いた場合を説明したが、基部と、基部の側面より同一の方向に延びる2本の平板形状の振動腕部とを有する音叉型屈曲水晶素子を用いても構わない。
110・・・パッケージ
110a・・・基板部
110b・・・枠部
111・・・電極パッド
120・・・水晶素子
121・・・水晶素板
122・・・励振用電極
123・・・接続用電極
130・・・蓋体
K1・・・凹部
M1・・・溝部
DS・・・導電性接着剤
B1・・・バインダー
F1・・・導電性粉末
HB・・・導体膜
G・・・外部接続用端子

Claims (3)

  1. 基板部と前記基板部上に設けられた一対の電極パッドとを有しているパッケージと、
    バインダーと導電性粉末とを有する導電性接着剤と、
    一対の接続用電極を有しており、前記一対の接続用電極のそれぞれが前記導電性接着剤によって前記電極パッドに接合された水晶素子と
    前記一対の電極パッド間の領域において前記導電性接着剤を分離するように、前記導電性接着剤の内側表面と前記基板部の上面から形成された直線状の溝部と、を備え、
    前記溝部内の前記導電性接着剤の表面に露出している前記バインダーのみが炭化していることを特徴とする水晶デバイス。
  2. 前記溝部内の前記導電性接着剤の表面から前記導電性粉末が露出していることを特徴とする請求項1記載の水晶デバイス。
  3. 前記溝部内の前記導電性接着剤の表面に凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の水晶デバイス。
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