JP5907412B2 - 電磁弁駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁を駆動制御する電磁弁駆動装置に関するものである。
従来、電磁弁(インジェクタ)を駆動制御する電磁弁駆動装置に関連する技術として、下記特許文献1に開示される燃料噴射のためのソレノイドバルブの制御装置が知られている。この制御装置は、昇圧されたブースタ電圧をソレノイドバルブに印加する際に制御されるスイッチ手段(第1スイッチ手段)と、電源電圧をソレノイドバルブに印加する際に制御されるスイッチ手段(第2スイッチ手段)とを備えている。また、ソレノイドバルブの制御フェーズが、第1の電流(ピーク電流)を供給して開弁状態をもたらすための吸引フェーズと、上記第1の電流よりも低い第2の電流(ホールド電流)を供給して開弁状態を維持するための保持フェーズとに分割されている。
そして、吸引フェーズでは、バッテリ電圧がノーマルなレベルでは、第1スイッチ手段のオン制御に応じてブースタ電圧が印加されることで第1の電流が供給され、その後に第2スイッチ手段のスイッチング制御に応じてバッテリ電圧が複数回印加されることで、ソレノイドバルブが開弁状態となる。また、吸引フェーズでは、バッテリ電圧が低くなると、第1スイッチ手段のオン制御に応じたブースタ電圧印加後に第1スイッチ手段が制御されて再度ブースタ電圧が1または2回以上印加されることで、ソレノイドバルブが開弁状態となる。これにより、バッテリ電圧が低くなる場合であっても、ソレノイドバルブが確実に開弁状態となる。
特表2003−528251号公報
ところで、上記特許文献1に開示されるような構成では、電源電圧を電磁弁に印加する際に制御される定電流用のスイッチ手段(第2スイッチ手段)に故障等で異常が生じてしまうと、ホールド電流供給時(ホールドフェーズ)に電磁弁に対して必要な電圧が印加できなくなる場合がある。この場合、昇圧電圧を電磁弁に印加する際に制御されるスイッチ手段(第1スイッチ手段)が正常に動作していることから電磁弁が開弁しても、その開弁状態が維持できずに直ぐに閉弁してしまい開弁期間が大きく変動するという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、開弁期間の変動を抑制し得る電磁弁駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の電磁弁駆動装置は、電磁弁(11〜14)に対して、設定された駆動期間の開始時に前記電磁弁を速やかに開弁させるためのピーク電流を供給し、前記駆動期間が終了するまで前記電磁弁の開弁状態を保持するためのホールド電流を供給する電磁弁駆動装置(20)であって、直流電源(B)の電源電圧(VB)を用いて昇圧電圧を生成可能な昇圧手段(25)と、前記電磁弁に対して前記昇圧手段からの電圧を印加する際に制御される第1スイッチ手段(24a,24b)と、前記電磁弁に対して前記電源電圧からの電圧を印加する際に制御される第2スイッチ手段(23a,23b)と、前記第1スイッチ手段および前記第2スイッチ手段を制御可能な制御手段(30)と、前記第2スイッチ手段の異常を検出可能な異常検出手段(30)と、を備え、前記制御手段は、前記ピーク電流を供給するときには、前記第1スイッチ手段をオン制御し、前記ホールド電流を供給するときには、前記異常検出手段により前記第2スイッチ手段の異常が検出されない場合に当該第2スイッチ手段をスイッチング制御し、前記異常検出手段により前記第2スイッチ手段の異常が検出された場合に前記第1スイッチ手段をスイッチング制御することを特徴とする。
なお、特許請求の範囲および上記手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
請求項1の発明では、制御手段により、ピーク電流を供給するときには、第1スイッチ手段がオン制御される。そして、制御手段により、ホールド電流を供給するときには、異常検出手段により第2スイッチ手段の異常が検出されない場合に当該第2スイッチ手段がスイッチング制御され、異常検出手段により第2スイッチ手段の異常が検出された場合に第1スイッチ手段がスイッチング制御される。
これにより、第2スイッチ手段に異常が生じた場合でも、ホールド電流供給時には、第1スイッチ手段がスイッチング制御されることで昇圧手段からの電圧を用いて電磁弁にホールド電流を供給することができる。このため、電磁弁の開弁状態が保持されて、第2スイッチ手段の異常に起因して開弁直後に閉弁してしまう不具合をなくすことができる。
特に、昇圧手段は、電源電圧を用いる構成であるため、少なくとも電源電圧以上の電圧を電磁弁に対して印加可能であるので、第1スイッチ手段を第2スイッチ手段の代替として機能させることができる。一方で、ピーク電流供給時だけでなくホールド電流供給時にも昇圧手段の電圧を用いることから昇圧手段により生成される昇圧電圧が低下し、ピーク電流供給時に電磁弁に供給される電圧がピーク電流を供給するために必要な電圧未満になったとしても、開弁状態に移行するまでの時間がわずかに遅くなるだけであり開弁直後に閉弁することはない。
したがって、第2スイッチ手段に異常が生じた場合であっても開弁期間の変動を抑制して電磁弁を確実に開弁させることができる。
請求項2の発明では、昇圧手段は、電源電圧に接続される昇圧コイルと、一端が昇圧コイルに接続され他端が接地される昇圧用スイッチ手段と、昇圧コイルから電磁弁への給電経路に対して並列に接続されて、昇圧用スイッチ手段のスイッチングに応じて充電される電圧を電磁弁に印加可能なコンデンサと、を備えている。そして、昇圧用スイッチ手段は、異常検出手段により第2スイッチ手段の異常が検出されると、スイッチングが停止される。
第1スイッチ手段が第2スイッチ手段の代替としてスイッチング動作を行う場合は、頻繁な放電によりコンデンサに蓄えられた電荷が多く放電されて、コンデンサに蓄えられる充電電圧が電源電圧まで落ち込む場合がある。この場合、昇圧用スイッチ手段の制御状態によっては電源電圧を用いた電圧印加ができず、コンデンサの充電電圧だけで電圧印加するため、必要な電圧が確保できなくなる可能性がある。そこで、第2スイッチ手段の異常が検出される場合に昇圧用スイッチ手段のスイッチングを停止することで、第1スイッチ手段のオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧を電源電圧に維持してその急減をなくすことができる。
請求項3の発明では、昇圧用スイッチ手段は、異常検出手段により第2スイッチ手段の異常が検出されて、電圧検出手段により検出されるコンデンサの充電電圧が電源電圧未満になると、スイッチングが停止される。
コンデンサの充電電圧が電源電圧以上に維持されている場合では、昇圧用スイッチ手段の制御状態にかかわらず、第1スイッチ手段のオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧が電源電圧以上となる。そこで、第2スイッチ手段の異常検出時において、コンデンサの充電電圧が電源電圧未満になる場合に限り昇圧用スイッチ手段のスイッチングを停止することで、第1スイッチ手段が制御されない状態では昇圧用スイッチ手段がスイッチング制御されて、コンデンサの充電が促進される。このため、ピーク電流供給時における第1スイッチ手段のオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧が高められるので、ピーク電流供給時に電源電圧が電磁弁に印加される場合と比較して、電磁弁の開弁速度を速めることができる。
第1実施形態に係る電磁弁駆動装置を採用した燃料噴射制御装置の概略構成を示すブロック図である。 電磁弁駆動部により各電磁弁を駆動制御する開弁処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 電磁弁駆動部により各電磁弁を駆動制御する開弁処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 電磁弁駆動部により各電磁弁を駆動制御する開弁処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 電磁弁駆動部により各電磁弁を駆動制御する開弁処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 正常時における開弁動作を説明する波形図である。 異常検出時における開弁動作を説明する波形図である。 第2実施形態におけるマイコンによる昇圧可否判定処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る電磁弁駆動装置について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る電磁弁駆動装置20を採用した燃料噴射制御装置10の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す燃料噴射制御装置10は、例えば車両に搭載された4気筒エンジンの各気筒に燃料を噴射供給する電磁ソレノイド式ユニットインジェクタ(以下単に、電磁弁11〜14という)と、これら各電磁弁11〜14に対して、設定された駆動期間の開始時に速やかに開弁させるためのピーク電流を供給し、当該駆動期間が終了するまで開弁状態を保持するためのホールド電流を供給する電磁弁駆動装置20とを備えている。
各電磁弁11〜14は、それぞれコイル11a〜14aを有した常閉式(ノーマクローズタイプ)の電磁弁であり、そのコイル11a〜14aに通電されると、図示しない弁体がリターンスプリングの付勢力に抗して開弁位置に移動してその開弁状態が維持されることで、燃料噴射が行われる。また、コイル11a〜14aの通電が遮断されると、弁体が元の閉弁位置に戻り、燃料噴射が停止される。電磁弁11および電磁弁12は、第1電磁弁群を構成し、同時に開弁状態にならないように駆動制御され、電磁弁13および電磁弁14は、第2電磁弁群を構成し、同時に開弁状態にならないように駆動制御される。
電磁弁駆動装置20は、高電位側(ハイサイド)の出力端子として、電磁弁11のコイル11aの高電位側と電磁弁12のコイル12aの高電位側とがそれぞれ接続される出力端子P1と、電磁弁13のコイル13aの高電位側と電磁弁14のコイル14aの高電位側とがそれぞれ接続される出力端子P2と、を備えている。また、電磁弁駆動装置20は、低電位側(ローサイド)の出力端子として、コイル11aの低電位側が接続される出力端子P3と、コイル12aの低電位側が接続される出力端子P4と、コイル13aの低電位側が接続される出力端子P5と、コイル14aの低電位側が接続される出力端子P6と、を備えている。なお、出力端子P1には、アノードがグランドラインに接続されたダイオードD3aのカソードが接続され、出力端子P2には、アノードがグランドラインに接続されたダイオードD3bのカソードが接続されている。
また、電磁弁駆動装置20は、第1〜第4気筒選択ドライバ22a〜22dと、第1定電流ドライバ23aおよび第2定電流ドライバ23bと、第1放電ドライバ24aおよび第2放電ドライバ24bと、昇圧コンデンサCと、DCDCコンバータ25と、各ドライバ22a〜22d,23a,23b,24a,24b及びDCDCコンバータ25を駆動する電磁弁駆動部30と、電磁弁駆動部30を制御するマイコン21とを備えている。なお、各ドライバ22a〜22d,23a,23b,24a,24bおよび後述する昇圧ドライバ25bは、例えば、MOSFET等のスイッチング素子により構成されている。
第1気筒選択ドライバ22aは、電磁弁11を選択するためのスイッチ手段であり、一端がグランドライン(GND=0V)に接続された電流検出抵抗R1aの他端と出力端子P3との間に直列に接続されている。第2気筒選択ドライバ22bは、電磁弁12を選択するためのスイッチ手段であり、一端が電流検出抵抗R1aの他端と出力端子P4との間に直列に接続されている。第3気筒選択ドライバ22cは、電磁弁13を選択するためのスイッチ手段であり、一端がグランドライン(GND=0V)に接続された電流検出抵抗R1bの他端と出力端子P5との間に直列に接続されている。第4気筒選択ドライバ22dは、電磁弁14を選択するためのスイッチ手段であり、一端が電流検出抵抗R1bの他端と出力端子P6との間に直列に接続されている。
第1定電流ドライバ23aは、一方の出力端子が直流電源Bの電源電圧VBが供給される電源ラインに接続され、他方の出力端子に逆流防止用のダイオードD1aのアノードが接続されている。このダイオードD1aは、カソードが出力端子P1に接続されている。第2定電流ドライバ23bは、一方の出力端子が上記電源ラインに接続され、他方の出力端子に逆流防止用のダイオードD1bのアノードが接続されている。このダイオードD1bは、カソードが出力端子P2に接続されている。なお、両定電流ドライバ23a,23bは、特許請求の範囲に記載の「第2スイッチ手段」の一例に相当する。
昇圧コンデンサCは、直流電源Bから各コイル11a〜14aへの給電経路に対して並列に接続されており、各電磁弁11〜14のいずれかを速やかに開弁状態へ移行させるために充電された高電圧(充電電圧)をコイル11a〜14aのいずれかに印加することでピーク電流を流すように機能する。
この昇圧コンデンサCには、その正極側(グランドライン側とは反対側)を出力端子P1,P2に接続させる第1放電ドライバ24aおよび第2放電ドライバ24bがそれぞれ接続されている。なお、両放電ドライバ24a,24bは、特許請求の範囲に記載の「第1スイッチ手段」の一例に相当する。
DCDCコンバータ25は、直流電源Bに接続される昇圧コイル25aと、一端が昇圧コイル25aに接続され他端が接地される昇圧ドライバ25bを備えており、その昇圧ドライバ25bがオン/オフされることで昇圧コイル25aに蓄積したエネルギーが昇圧ダイオードD2を通じて昇圧コンデンサCを充電する周知のものである。なお、DCDCコンバータ25は、昇圧コンデンサCを有するように構成されてもよく、特許請求の範囲に記載の「昇圧手段」の一例に相当し、昇圧ドライバ25bは、特許請求の範囲に記載の「昇圧用スイッチ手段」の一例に相当する。
また、出力端子P3と昇圧コンデンサCの正極側との間には、コイル11aから昇圧コンデンサCへフライバックエネルギーを回収するためのエネルギー回収用経路が設けられており、このエネルギー回収用経路上には、カソードを昇圧コンデンサC側にして電流方向制御用のダイオードD4aが設けられている。また、出力端子P4〜6と昇圧コンデンサCの正極側との間にも同様に、コイル12a〜14aから昇圧コンデンサCへフライバックエネルギーを回収するためのエネルギー回収用経路がそれぞれ設けられており、各エネルギー回収用経路上には、カソードを昇圧コンデンサC側にして電流方向制御用のダイオードD4b,D4c,D4dがそれぞれ設けられている。
電磁弁駆動部30は、昇圧電圧生成部31と、気筒選択ドライバ制御部32と、定電流ドライバ制御部33と、放電ドライバ制御部34と、故障診断部35と、を備えている。昇圧電圧生成部31は、分圧抵抗R2a,R2bに基づいて検出した昇圧コンデンサCの充電電圧Vcが目標として設定した目標昇圧電圧まで昇圧するように昇圧ドライバ25bのスイッチング動作を繰り返す。また、昇圧電圧生成部31は、昇圧コンデンサCの一端および昇圧ドライバ25bの一端とグランド間に設けた電流検出抵抗R3を流れる電流値を電圧として検出し、スイッチング動作の目標上限充電電流になるまで昇圧ドライバ25bをオン制御し、その後目標下限電流値になるまでオフ制御する。
気筒選択ドライバ制御部32は、マイコン21からの駆動信号に応じて、電磁弁11〜14の高電位側でグループに印加された電圧を、各電磁弁群のどの電磁弁に通電するかを選択する。具体的には、気筒選択ドライバ制御部32は、第1電磁弁群のうち電磁弁11および電磁弁12のいずれかから通電対象の電磁弁を選択して通電するために、第1気筒選択ドライバ22aおよび第2気筒選択ドライバ22bのいずれかを駆動し、第2電磁弁群のうち電磁弁13および電磁弁14のいずれかから通電対象の電磁弁を選択して通電するために、第3気筒選択ドライバ22cおよび第4気筒選択ドライバ22dのいずれかを駆動する。
定電流ドライバ制御部33は、マイコン21からの駆動信号に応じて、両定電流ドライバ23a,23bを駆動制御するもので、ピックアップフェーズおよびホールドフェーズ(ホールド電流供給時)では、制御対象の電磁弁のコイルに供給されるコイル電流Iが一定幅内になるように対象の定電流ドライバをスイッチング制御する。
放電ドライバ制御部34は、マイコン21からの駆動信号に応じて、両放電ドライバ24a,24bを駆動制御するもので、ブースタフェーズ(ピーク電流供給時)では、コイル電流Iが開弁の目標電流値に達するように対象の放電ドライバをオン制御する。
故障診断部35は、電流検出抵抗R1a,R1bを流れる電流値、すなわちコイル電流Iを電圧として検出し、この検出されたコイル電流Iに基づいて、各ドライバが正常に動作しているか否かについての診断を行い、診断結果を保持する。なお、電磁弁駆動部30は、特許請求の範囲に記載の「制御手段」の一例に相当する。
マイコン21は、各電磁弁11〜14の通電タイミングに応じた駆動信号と、DCDCコンバータ25による昇圧を許可する昇圧許可信号とを電磁弁駆動部30に出力する。また、マイコン21は、電磁弁駆動部30からの診断結果情報に基づいて昇圧停止が必要と判断すると、昇圧停止信号を電磁弁駆動部30に出力することで、DCDCコンバータ25による昇圧を停止する。
次に、上記のように構成された電磁弁駆動装置20の電磁弁駆動部30により各電磁弁11〜14を駆動制御する処理について、図を参照して詳細に説明する。図2〜図5は、電磁弁駆動部30により各電磁弁を駆動制御する開弁処理の流れを例示するフローチャートである。図6は、正常時における開弁動作を説明する波形図であり、図6(A)は、放電ドライバ制御信号の信号波形を示し、図6(B)は、定電流ドライバ制御信号の信号波形を示し、図6(C)は、電磁弁11の高電位側の電圧波形を示し、図6(D)は、コイル電流Iの電流波形を示す。図7は、異常検出時における開弁動作を説明する波形図であり、図7(A)は、放電ドライバ制御信号の信号波形を示し、図7(B)は、定電流ドライバ制御信号の信号波形を示し、図7(C)は、コイル電流Iの電流波形を示す。
まず、各ドライバが故障等しておらず正常に動作しており、電磁弁11を駆動対象とする場合を例に説明する。
電磁弁11を所定の駆動期間だけ駆動させるためにマイコン21から電磁弁駆動部30に対して駆動信号が入力されると(図2のS101でYes)、電磁弁11のコイル11aにピーク電流を供給するため、図6(A)に示すように、放電ドライバ制御部34から入力される放電ドライバ制御信号に応じて第1放電ドライバ24aがオン制御されるとともに(S103)、気筒選択ドライバ制御部32により第1気筒選択ドライバ22aがオン制御される(S105)。これにより、昇圧コンデンサCの充電電圧がコイル11aに印加されて、コイル電流Iが増加する。そして、図6の正常時のブースタフェーズにて示すように、増加するコイル電流Iがピーク電流Ia以上となると(S109でYes)、放電ドライバ制御部34により第1放電ドライバ24aがオフ制御される(S113)。上述したS103からS113までの処理が正常時のブースタフェーズにおける処理に相当する。なお、マイコン21からの駆動信号の入力が停止されるか(S107でNo)、放電ガード時間を経過しても(S111でYes)、第1放電ドライバ24aがオフ制御される。
このように第1放電ドライバ24aがオフ制御されると、コイル電流Iが徐々に減少する。そして、第1放電ドライバ24aがオフ制御されてからの経過時間がピックアップフェーズとして予め設定された時間(以下、ピックアップ時間という)を経過しておらず(S115でNo)、上記駆動信号の入力が継続しており(S117でYes)、減少するコイル電流Iが下限閾値Ib以下になると(S119でYes)、図6(B)に示すように、定電流ドライバ制御部33から入力される定電流ドライバ制御信号に応じて第1定電流ドライバ23aがオン制御される(S121)。これにより、第1定電流ドライバ23aに異常が生じていなければコイル電流Iが徐々に上昇する(S123でYes)。
そして、ピックアップ時間を経過しておらず(S125でNo)、上記駆動信号の入力が継続しており(S127でYes)、増加するコイル電流Iが上限閾値Ib以上になると(S129でYes)、定電流ドライバ制御部33により第1定電流ドライバ23aがオフ制御されて(S131)、ステップS115からの処理が繰り返される。上述したS115からS131までの繰り返し処理が正常時のピックアップフェーズにおける処理に相当する。これにより、図6の正常時のピックアップフェーズにて示すように、コイル電流Iは、下限閾値Ibを下限値とし、上限閾値Ibを上限値とするようにほぼ一定値(以下、ピックアップ電流という)に制御されることで、弁体が所定の開弁位置までスムーズに移動することとなる。
上述のような繰り返し処理中に、ピックアップ時間が経過すると(S115,S125でYes)、第1定電流ドライバ23aがオン制御であればオフ制御されて(図3のS133)、コイル電流Iが徐々に減少する。そして、上記駆動信号の入力が継続しており(S135でYes)、減少するコイル電流Iが下限閾値Ic以下になると(S137でYes)、定電流ドライバ制御部33により第1定電流ドライバ23aがオン制御される(S139)。これにより、コイル電流Iが徐々に上昇する。
そして、上記駆動信号の入力が継続しており(S141でYes)、増加するコイル電流Iが上限閾値Ic以上になると(S143でYes)、定電流ドライバ制御部33により第1定電流ドライバ23aがオフ制御されて(S145)、ステップS135からの処理が繰り返される。上述したS135からS145までの繰り返し処理が正常時のホールドフェーズにおける処理に相当する。これにより、図6の正常時のホールドフェーズにて示すように、コイル電流Iは、下限閾値Icを下限値とし、上限閾値Icを上限値とするようにほぼ一定値(以下、ホールド電流という)に制御されることで、弁体が開弁位置に保持されることとなる。
上述のような繰り返し処理中に、閉弁タイミングになったことからマイコン21からの駆動信号の入力が停止されると(S135,S141でNo)、第1定電流ドライバ23aがオン制御であればオフ制御されて(S147)、気筒選択ドライバ制御部32により第1気筒選択ドライバ22aがオフ制御されて、電磁弁11を駆動制御する処理が終了する。
次に、第1定電流ドライバ23aが故障等のために正常に動作しておらず、電磁弁11を駆動対象とする場合を例に説明する。
この場合、上述したブースタフェーズにおける処理(S113までの処理)が終了したことで、定電流ドライバ制御部33が第1定電流ドライバ23aに定電流ドライバ制御信号を出力しても、コイル電流Iが上昇しないため(S123でNo)、第1定電流ドライバ23aが異常であると判断し、第1定電流ドライバ23aに代えて第1放電ドライバ24aを駆動制御することで、コイル11aに所定の電流を供給する。なお、S123に示す判定処理を実施する電磁弁駆動部30は、特許請求の範囲に記載の「異常検出手段」の一例に相当する。
具体的には、放電ドライバ制御部34から入力される放電ドライバ制御信号に応じて第1放電ドライバ24aがオン制御されることで(図4のS207)、図7(A)に示すように、コイル電流Iが徐々に上昇する。そして、ピックアップ時間を経過しておらず(S209でNo)、上記駆動信号の入力が継続しており(S211でYes)、増加するコイル電流Iが上限閾値Ib以上になると(S213でYes)、第1放電ドライバ24aがオフ制御される(S215)。これにより、コイル電流Iが徐々に減少する。
そして、ピックアップ時間を経過しておらず(S201でNo)、上記駆動信号の入力が継続しており(S203でYes)、減少するコイル電流Iが下限閾値Ib以下になると(S205でYes)、第1放電ドライバ24aがオン制御され(S207)、コイル電流Iが徐々に増加する。上述したS201からS215までの繰り返し処理が異常検出時のピックアップフェーズにおける処理に相当する。これにより、図7の異常検出時のピックアップフェーズにて示すように、コイル電流Iは、下限閾値Ibを下限値とし、上限閾値Ibを上限値とするようにほぼ一定値(ピックアップ電流)に制御されることで、弁体が所定の開弁位置までスムーズに移動することとなる。
上述のような繰り返し処理中に、ピックアップ時間が経過すると(S201,S209でYes)、第1放電ドライバ24aがオン制御であればオフ制御されて(図5のS217)、コイル電流Iが徐々に減少する。そして、上記駆動信号の入力が継続しており(S219でYes)、減少するコイル電流Iが下限閾値Ic以下になると(S221でYes)、第1放電ドライバ24aがオン制御される(S223)。これにより、コイル電流Iが徐々に上昇する。
そして、上記駆動信号の入力が継続しており(S225でYes)、増加するコイル電流Iが上限閾値Ic以上になると(S227でYes)、放電ドライバ制御部34により第1放電ドライバ24aがオフ制御されて(S229)、ステップS219からの処理が繰り返される。上述したS219からS229までの繰り返し処理が異常検出時のホールドフェーズにおける処理に相当する。これにより、図7の異常検出時のホールドフェーズにて示すように、コイル電流Iは、下限閾値Icを下限値とし、上限閾値Icを上限値とするようにほぼ一定値(ホールド電流)に制御されることで、弁体が開弁位置に保持されることとなる。
上述のような繰り返し処理中に、閉弁タイミングになったことからマイコン21からの駆動信号の入力が停止されると(S219,S225でNo)、第1放電ドライバ24aがオン制御であればオフ制御されて(S231)、気筒選択ドライバ制御部32により第1気筒選択ドライバ22aがオフ制御されて(図3のS149)、電磁弁11を駆動制御する処理が終了する。
上述したように、定電流ドライバ(23a,23b)が異常と判断される場合には、定電流ドライバに代えて放電ドライバ(24a,24b)を駆動制御することで、コイル11aに所定の電流を供給する。このように、ブースタフェーズだけでなくピックアップフェーズやホールドフェーズでも昇圧コンデンサCの電圧を用いると、昇圧コンデンサCの充電電圧Vcが低下し、ブースタフェーズにて駆動対象の電磁弁に印加される電圧がピーク電流Iaを供給するために必要な電圧未満になる場合がある。
この場合には、図7(C)に示すように、コイル電流Iがピーク電流Iaに達することなく所定時間経過後に自動的にピックアップフェーズに移行することとなる。この状態では、コイル電流Iがピーク電流Iaより低いために開弁状態に移行するまでの時間がわずかに遅くなるだけであり開弁直後に閉弁することはないため、定電流ドライバの異常に起因して開弁直後に閉弁してしまう不具合をなくすことができる。
また、S121における第1定電流ドライバ23aのオン制御後にコイル電流Iが上昇しないことから、故障診断部35にて第1定電流ドライバ23aの異常が検出されると、その診断結果情報がマイコン21に出力される。マイコン21は、診断結果情報に基づいて昇圧停止が必要と判断して、電磁弁駆動部30に昇圧停止信号を出力する。これにより、昇圧電圧生成部31によるDCDCコンバータ25での昇圧が停止される。なお、上記診断結果情報がマイコン21に出力されることに限らず、故障診断部35による異常検出に応じて、昇圧電圧生成部31がDCDCコンバータ25での昇圧を停止させてもよい。
このようにDCDCコンバータ25での昇圧を停止する理由について以下に説明する。
上述のように放電ドライバが定電流ドライバの代替としてスイッチング動作を行う場合は、頻繁な放電により昇圧コンデンサCに蓄えられた電荷が多く放電されて、昇圧コンデンサCに蓄えられる充電電圧Vcが電源電圧VBまで落ち込む場合がある。このとき、昇圧電圧生成部31が、落ち込んだ電圧を昇圧させるためスイッチング動作を開始し昇圧ドライバ25bをオン制御すると、このオン制御期間中、昇圧ダイオードD2のアノード側がグランド電位に落ち込む。同時にここで放電ドライバをオン制御して電磁弁を開弁または保持させようとする場合、昇圧コンデンサCには十分な電荷がなく、かつアノード側がグランド電位になっている場合は,必要な電圧を供給することができなくなる。
そこで、定電流ドライバの異常が検出される場合に昇圧ドライバ25bのスイッチングを停止することで、放電ドライバのオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧を電源電圧VBに維持してその急減をなくすことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る電磁弁駆動装置20では、電磁弁駆動部30により、コイル電流Iとしてピーク電流Iaを供給するときには、駆動対象の放電ドライバ(24a,24b)がオン制御される。そして、電磁弁駆動部30により、ピックアップ電流またはホールド電流を供給するときには、駆動対象の定電流ドライバ(23a,23b)の異常が検出されない場合に当該定電流ドライバがスイッチング制御され、定電流ドライバの異常が検出された場合に対応する放電ドライバがスイッチング制御される。
これにより、定電流ドライバに異常が生じた場合でも、ピックアップフェーズおよびホールドフェーズ(ホールド電流供給時)には、放電ドライバがスイッチング制御されることで昇圧コンデンサCからの電圧を用いて駆動対象の電磁弁にピックアップおよびホールド電流を供給することができる。このため、電磁弁の開弁状態が保持されて、定電流ドライバの異常に起因して開弁直後に閉弁してしまう不具合をなくすことができる。
特に、DCDCコンバータ25は、電源電圧VBを用いる構成であるため、少なくとも電源電圧VB以上の電圧を電磁弁に対して印加可能であるので、放電ドライバを定電流ドライバの代替として機能させることができる。
したがって、定電流ドライバに異常が生じた場合であっても開弁期間の変動を抑制して電磁弁を確実に開弁させることができる。
また、DCDCコンバータ25は、定電流ドライバの異常が検出されると、昇圧ドライバ25bのスイッチングが停止される。これにより、放電ドライバのオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧を電源電圧VBに維持して上述のような急減をなくすことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る電磁弁駆動装置について、図8を参照して説明する。図8は、第2実施形態におけるマイコン21による昇圧可否判定処理の流れを例示するフローチャートである。
本第2実施形態では、定電流ドライバの異常が検出される場合でも昇圧コンデンサCの充電を図るため、図8に示す昇圧可否判定処理を実施する点が、上記第1実施形態の電磁弁駆動装置と異なる。したがって、第1実施形態の電磁弁駆動装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
昇圧コンデンサCの充電電圧Vcが電源電圧VB以上に維持されている場合では、昇圧ドライバ25bの制御状態にかかわらず、放電ドライバのオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧が電源電圧VB以上となる。この場合、ブーストフェーズにおける放電ドライバのオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧が高められるので、ブーストフェーズにて電源電圧VBが電磁弁に印加される場合と比較して、電磁弁の開弁速度を速めることができるため、昇圧コンデンサCの充電電圧Vcは、高電圧であることが望ましい。
そこで、本実施形態では、以下に示す昇圧可否判定処理を実施することで、定電流ドライバの異常検出時において、昇圧コンデンサCの充電電圧Vcが電源電圧VB未満になる場合に限り昇圧ドライバ25bのスイッチングを停止することで、放電ドライバが制御されない状態では昇圧ドライバ25bがスイッチング制御されて、昇圧コンデンサCの充電を促進する。
以下、マイコン21により実施される昇圧可否判定処理について、図8に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
マイコン21により、通常、電磁弁駆動部30に対して、昇圧許可信号が出力されており(図8のS301)、上記S123に示すように定電流ドライバの異常が検出されることで異常検出信号を受信すると(S303でYes)、昇圧コンデンサCの充電電圧Vcが電源電圧VB以下であるか否かについて判定される。
ここで、電磁弁駆動部30から出力される充電電圧Vc等の電圧情報に基づいて、充電電圧Vcが電源電圧VB未満である判定されると(S305でYes)、上記第1実施形態と同様に、電磁弁駆動部30に対して、昇圧停止信号が出力される。これにより、DCDCコンバータ25による昇圧が停止される。なお、電磁弁駆動部30は、特許請求の範囲に記載の「電圧検出手段」の一例に相当し得る。
一方、充電電圧Vcが電源電圧VB以上である場合には(S305でNo)、昇圧停止信号が出力されることなく、昇圧ドライバ25bのスイッチング制御に応じてDCDCコンバータ25による昇圧コンデンサCの充電が可能な状態が維持される。
このように、本実施形態に係る電磁弁駆動装置20では、昇圧ドライバ25bは、定電流ドライバの異常が検出されて、昇圧コンデンサCの充電電圧Vcが電源電圧VB未満になると、スイッチングが停止される。
このため、放電ドライバが制御されない状態では昇圧ドライバ25bがスイッチング制御されて、昇圧コンデンサCの充電が促進されて、ブースタフェーズにおける放電ドライバのオン制御に応じて電磁弁に印加される電圧が高められるので、ブースタフェーズにて電源電圧VBが電磁弁に印加される場合と比較して、電磁弁の開弁速度を速めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)S123における定電流ドライバの異常検出は、コイル電流Iが増加するか否かに基づいて検出することに限らず、定電流ドライバのオン制御後に、駆動対象の電磁弁の高電位側に印加される電圧が、電源電圧VBである場合に定電流ドライバが正常として検出し、GND電位である場合に定電流ドライバが異常として検出してもよい。
(2)上記第2実施形態では、上述したように、電磁弁駆動部30が昇圧コンデンサCの充電電圧Vcを監視およびマイコン21へ出力し、マイコン21が電源電圧VBと比較して下回れば昇圧許可信号を取り消して昇圧停止信号を出力することに限らず、マイコン21が昇圧コンデンサCの充電電圧Vcを直接監視し、電源電圧VBと比較して下回れば昇圧許可信号を取り消して昇圧停止信号を出力してもよい。
(3)本発明に係る電磁弁駆動装置は、2気筒エンジンの各気筒に燃料を噴射供給する電磁弁を制御対象とすることに限らず、単気筒または3気筒以上の多気筒エンジン用の各電磁弁を制御対象としてもよい。また、単気筒または多気筒エンジンとしては、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等が挙げられる。
11〜14…電磁弁 11a〜14a…コイル
20…電磁弁駆動装置 21…マイコン
22a〜22d…気筒選択ドライバ
23a,23b…定電流ドライバ(第2スイッチ手段)
24a,24b…放電ドライバ(第1スイッチ手段)
25…DCDCコンバータ(昇圧手段)
25a…昇圧コイル 25b…昇圧ドライバ(昇圧用スイッチ手段)
30…電磁弁駆動部(制御手段,異常検出手段,電圧検出手段)
B…直流電源 C…昇圧コンデンサ
VB…電源電圧 Vc…充電電圧

Claims (3)

  1. 電磁弁(11〜14)に対して、設定された駆動期間の開始時に前記電磁弁を速やかに開弁させるためのピーク電流を供給し、前記駆動期間が終了するまで前記電磁弁の開弁状態を保持するためのホールド電流を供給する電磁弁駆動装置(20)であって、
    直流電源(B)の電源電圧(VB)を用いて昇圧電圧を生成可能な昇圧手段(25)と、
    前記電磁弁に対して前記昇圧手段からの電圧を印加する際に制御される第1スイッチ手段(24a,24b)と、
    前記電磁弁に対して前記電源電圧からの電圧を印加する際に制御される第2スイッチ手段(23a,23b)と、
    前記第1スイッチ手段および前記第2スイッチ手段を制御可能な制御手段(30)と、
    前記第2スイッチ手段の異常を検出可能な異常検出手段(30)と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ピーク電流を供給するときには、前記第1スイッチ手段をオン制御し、
    前記ホールド電流を供給するときには、前記異常検出手段により前記第2スイッチ手段の異常が検出されない場合に当該第2スイッチ手段をスイッチング制御し、前記異常検出手段により前記第2スイッチ手段の異常が検出された場合に前記第1スイッチ手段をスイッチング制御することを特徴とする電磁弁駆動装置。
  2. 電磁弁(11〜14)に対して、設定された駆動期間の開始時に前記電磁弁を速やかに開弁させるためのピーク電流を供給し、前記駆動期間が終了するまで前記電磁弁の開弁状態を保持するためのホールド電流を供給する電磁弁駆動装置(20)であって、
    直流電源(B)の電源電圧(VB)を用いて昇圧電圧を生成可能な昇圧手段(25)と、
    前記電磁弁に対して前記昇圧手段からの電圧を印加する際に制御される第1スイッチ手段(24a,24b)と、
    前記電磁弁に対して前記電源電圧からの電圧を印加する際に制御される第2スイッチ手段(23a,23b)と、
    前記第1スイッチ手段および前記第2スイッチ手段を制御可能な制御手段(30)と、
    前記第2スイッチ手段の異常を検出可能な異常検出手段(30)と、を備え、
    前記昇圧手段は、
    前記直流電源に接続される昇圧コイル(25a)と、
    一端が前記昇圧コイルに接続され他端が接地される昇圧用スイッチ手段(25b)と、
    前記昇圧コイルから前記電磁弁への給電経路に対して並列に接続されて、前記昇圧用スイッチ手段のスイッチングに応じて充電される電圧を前記電磁弁に印加可能なコンデンサ(C)と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記ピーク電流を供給するときには、前記第1スイッチ手段をオン制御し、
    前記ホールド電流を供給するときには、前記異常検出手段により前記第2スイッチ手段の異常が検出されない場合に当該第2スイッチ手段をスイッチング制御し、前記異常検出手段により前記第2スイッチ手段の異常が検出された場合に前記昇圧用スイッチ手段スイッチング停止ることを特徴とする電磁弁駆動装置。
  3. 前記コンデンサの充電電圧(Vc)を検出する電圧検出手段(30)と、を備え、
    前記昇圧用スイッチ手段は、前記異常検出手段により前記第2スイッチ手段の異常が検出されて、前記電圧検出手段により検出される前記充電電圧が前記電源電圧未満になると、スイッチングが停止されることを特徴とする請求項2に記載の電磁弁駆動装置。
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