JP6508077B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射する直噴インジェクタを開閉させるために、直噴インジェクタの電磁負荷に流れる駆動電流を制御する燃料噴射制御装置に関する。
特許文献1には、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射する直噴インジェクタを開閉させるために、直噴インジェクタの電磁負荷に流れる駆動電流を制御する燃料噴射制御装置が開示されている。この燃料噴射制御装置は、コンデンサを含み、電源電圧を昇圧して昇圧電圧を生成する昇圧回路部と、昇圧電圧のモニタ結果に基づいて、昇圧回路部による昇圧動作を制御する昇圧制御部を備えている。昇圧制御部は、噴射信号の立ち上がりエッジに同期して昇圧動作を開始するように、昇圧回路部を制御する。
また、燃料噴射制御装置は、立ち上がりエッジを検出してから所定時間が経過したことを検出するためのタイマと、立ち上がりエッジを検出してから所定時間が経過するまでの禁止期間において昇圧電圧のモニタ結果をマスクするマスク回路を備えている。これにより、噴射信号の立ち上がりから禁止期間が終了するまでの間、昇圧回路部の昇圧動作を継続させることができる。
特開2013−142346号公報
従来の燃料噴射制御装置によれば、噴射信号の立ち上がりエッジに同期して昇圧動作を開始させるため、昇圧電圧を回復させるために必要な時間を短縮することができる。しかしながら、タイマを用い、タイマの測定結果に基づいて所定時間経過が判定されると、禁止期間、すなわち昇圧電圧のモニタ結果のマスクが解除され、昇圧電圧のモニタが再開される。このため、たとえば放電時間や充電時間が短い充放電特性を有するインジェクタの場合、所定時間(禁止期間)が長すぎて、禁止期間中に昇圧電圧が上限閾値を超える虞がある。
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、タイマを用いることなく、昇圧電圧を回復させるために必要な時間を短縮できる燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
本開示は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、技術的範囲を限定するものではない。
本開示のひとつは、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射する直噴インジェクタ(100)を開閉させるために、直噴インジェクタの電磁負荷(110)に流れる駆動電流を制御する燃料噴射制御装置であって、
コンデンサ(C1)を有し、電源電圧を昇圧して昇圧電圧を生成する昇圧回路(20)と、
電磁負荷の上流側と昇圧回路との間に配置され、オンすることで昇圧電圧を電磁負荷に供給する放電スイッチ(Q2)と、
電磁負荷の上流側に配置され、オンすることで電源電圧を電磁負荷に供給する定電流スイッチ(Q3)と、
電磁負荷の下流側に配置され、オンすることで電磁負荷の下流側をグランドに接続するローサイドスイッチ(Q4)と、
昇圧電圧に基づいてモニタ電圧を生成するモニタ電圧生成回路(40)と、
直噴インジェクタから燃料を噴射させる噴射期間のうち、噴射期間の開始から駆動電流が所定のピーク電流に到達するまでの放電期間において、放電スイッチ及びローサイドスイッチをオンさせ、ピーク電流に到達してから噴射期間が終了するまでの定電流期間において、放電スイッチをオフさせつつ、駆動電流がピーク電流よりも低い所定の保持電流となるように定電流スイッチ及びローサイドスイッチのオンオフを制御する噴射制御部(61)と、
モニタ電圧が所定の下限閾値以下になると昇圧回路の昇圧動作を開始させ、モニタ電圧が所定の上限閾値以上になると昇圧動作を停止させる昇圧制御部(62)と、を備え、
モニタ電圧生成回路は、放電スイッチがオンされてからオフされるまでの放電期間において、モニタ電圧が下限閾値以下になるように昇圧電圧を降圧してモニタ電圧を生成し、放電期間を除く期間において、モニタ電圧として昇圧電圧を出力し、
昇圧制御部は、噴射期間のうち、駆動電流が、ピーク電流と保持電流との間であってピーク電流に近い値に設定された所定の停止判定閾値以上となってから、停止判定閾値以下となるまでの期間において、昇圧回路の昇圧動作を一時的に停止させる。
これによれば、放電期間、すなわち放電スイッチのオンとともに昇圧動作を開始させることができる。また、放電期間の終了、すなわち放電スイッチのオフとともにモニタ電圧を降圧した電圧から昇圧電圧に復帰させることができる。昇圧電圧を降圧してモニタ電圧を生成する降圧期間中は、モニタ電圧が下限閾値以下となる。したがって、タイマを用いずとも、昇圧電圧を回復させるために必要な時間を短縮することができる。
また、放電期間が終了、すなわち放電期間のオフとともに、モニタ電圧を昇圧電圧に復帰させる。したがって、インジェクタの特性によらず、モニタ電圧が上限閾値を超えるのを抑制することができる。
また、本開示の他のひとつは、モニタ電圧生成回路は、放電期間において、昇圧電圧を抵抗分圧してモニタ電圧を生成する。
これによれば、タイマやモニタ電圧をマスクするマスク回路を設けることなく、簡素な構成で、昇圧電圧を回復させるために必要な時間を短縮することができる。
第1実施形態に係る燃料噴射制御装置の概略構成を示す図である。 燃料噴射及び昇圧動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態に係る燃料噴射制御装置の概略構成を示す図である。 燃料噴射及び昇圧動作を説明するためのタイミングチャートである。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、本実施形態に係る燃料噴射制御装置の概略構成を説明する。本実施形態の燃料噴射制御装置は、エンジンECU(Electronic Control Unit)として構成されている。以下においては、エンジンECUとしての機能のうち、インジェクタの駆動を制御する機能について説明する。
図1に示す燃料噴射制御装置10は、車両のエンジンルームに配置されており、エンジン(内燃機関)の各気筒に設けられたインジェクタ100の駆動(開閉)を制御する。本実施形態では、4気筒直噴型ガソリンエンジンの各気筒に設けられたインジェクタ100の駆動を制御する。図1では、便宜上、4気筒のうち、気筒#1のインジェクタ101と、気筒#4のインジェクタ104のみを示し、気筒#2のインジェクタと気筒#3のインジェクタについては省略している。
インジェクタ100は、ソレノイド110(コイル)を有している。インジェクタ100が直噴インジェクタに相当し、ソレノイド110が電磁負荷に相当する。インジェクタ100は、ソレノイド110の通電時には該ソレノイド110が生じる電磁力によって開放され、燃料を噴射するようになっている。また、ソレノイド110への非通電時には、インジェクタ100に設けられた図示しないバネの付勢力により閉鎖されるようになっている。インジェクタ101はソレノイド111を有し、インジェクタ104はソレノイド114を有している。
ソレノイド110の上流側は燃料噴射制御装置10の端子P1に接続され、下流側は端子P2に接続されている。端子P1は上流端子とも称され、端子P2は下流端子とも称される。本実施形態では、端子P1が端子P11,P14を有しており、端子P11がソレノイド111の上流側に接続され、端子P14がソレノイド114の上流側に接続されている。端子P1については、ソレノイド111,114で共通とすることもできる。また、端子P2が端子P21,P24を有している。端子P21が、ソレノイド111の下流側に接続され、端子P24が、ソレノイド114の下流側に接続されている。
燃料噴射制御装置10は、昇圧回路20、通電回路30、モニタ電圧生成回路40、マイコン50、及び制御IC60を備えている。
昇圧回路20は、バッテリ電圧Vbを昇圧して昇圧電圧Vbstを生成する回路であり、コンデンサC1及び充電回路21を有している。バッテリ電圧Vbは、電源電圧に相当する。バッテリ電圧Vbは、端子P3を介して制御IC60に入力される。コンデンサC1は、開弁駆動時にソレノイド110に印加するエネルギを蓄える。コンデンサC1は、昇圧電源、チャージコンデンサとも称される。コンデンサC1としては、たとえば電解コンデンサを採用することができる。
充電回路21は、バッテリ電圧Vbを昇圧してコンデンサC1を充電する回路である。充電回路21は、インダクタL1(コイル)、昇圧スイッチQ1、抵抗R1、及びダイオードD1を有している。
燃料噴射制御装置10の端子P3には、バッテリ電圧Vbが供給される。インダクタL1の一端は端子P3に接続されており、他端には昇圧スイッチQ1が接続されている。本実施形態では、昇圧スイッチQ1としてnチャネル型のMOSFETを採用している。昇圧スイッチQ1のドレインがインダクタL1に接続され、ソースが抵抗R1を介してグランドに接続されている。昇圧スイッチQ1のオンオフは、制御IC60から出力される駆動信号S1によって制御される。
インダクタL1と昇圧スイッチQ1との接続点には、逆流阻止用のダイオードD1のアノードが接続されている。ダイオードD1とグランドとの間に、コンデンサC1が配置されている。コンデンサC1の正極(陽極)が、ダイオードD1のカソードに接続されている。抵抗R1に流れる電流が、制御IC60により検出される。なお、上記した昇圧回路20は、気筒#1,#4のインジェクタ101,104だけでなく、図示しない気筒#2,#3のインジェクタにも共通使用される。
通電回路30は、インジェクタ100のソレノイド110に通電するための回路である。通電回路30は、放電スイッチQ2、定電流スイッチQ3、ローサイドスイッチQ4、抵抗R2、及びダイオードD2,D3,D4を有している。
放電スイッチQ2は、コンデンサC1の正極と端子P1との間に配置され、オンすることで、コンデンサC1に蓄積されたエネルギを、端子P1を介してソレノイド110に放電させるスイッチである。本実施形態では、放電スイッチQ2として、nチャネル型のMOSFETを採用している。放電スイッチQ2のドレインはダイオードD1とコンデンサC1との接続点、すなわちコンデンサC1の正極に接続され、ソースは端子P1を介して各ソレノイド110の上流側に接続されている。放電スイッチQ2は、気筒#1,#4のインジェクタ101,104で共通使用される放電スイッチQ21と、気筒#2,#3のインジェクタで共通使用される図示しない放電スイッチを有している。放電スイッチQ2のオンオフは、制御IC60から出力される駆動信号S21,S22によってそれぞれ制御される。なお、駆動信号S21が、放電スイッチQ21に出力される駆動信号である。
定電流スイッチQ3は、端子P1に対して上流側に配置され、オンすることで、端子P1を介してソレノイド110にバッテリ電圧Vbを供給するスイッチである。本実施形態では、定電流スイッチQ3として、nチャネル型のMOSFETを採用している。定電流スイッチQ3のドレインは端子P3に接続されており、ソースは、逆流阻止用のダイオードD2及び端子P1を介して、各ソレノイド110の上流側に接続されている。定電流スイッチQ3は、気筒#1,#4のインジェクタ101,104で共通使用される定電流スイッチQ31と、気筒#2,#3のインジェクタで共通使用される図示しない定電流スイッチを有している。定電流スイッチQ3のオンオフは、制御IC60から出力される駆動信号よってそれぞれ制御される。図1では、駆動信号として、定電流スイッチQ31に出力される駆動信号S31のみを図示している。
ダイオードD2のアノードは定電流スイッチQ3のドレインに接続され、カソードは放電スイッチQ2のソースに接続されている。ダイオードD2と放電スイッチQ2の接続点とグランドとの間には、還流用のダイオードD3がアノードをグランド側にして配置されている。ダイオードD2,D3は、気筒#1,#4のインジェクタ101,104で共通使用されるダイオードD21,D31と、気筒#2,#3のインジェクタで共通使用される図示しないダイオードを有している。
ローサイドスイッチQ4は、ソレノイド110ごとに設けられるとともに対応するソレノイド110の下流側に配置され、オンすることで、対応するソレノイド110の下流側をグランドに接続させる。ローサイドスイッチQ4は、気筒選択スイッチとも称される。本実施形態では、ローサイドスイッチQ4として、nチャネル型のMOSFETを採用している。ローサイドスイッチQ4のソースは電流検出用の抵抗R2を介してグランドに接続されており、ドレインは端子P2を介して対応するソレノイド110の下流側に接続されている。抵抗R2は、ローサイドスイッチQ4をオンしているときに、ソレノイド110に流れる駆動電流Iaを検出するための抵抗である。
具体的には、ローサイドスイッチQ4がローサイドスイッチQ41,Q44を有し、抵抗R2が抵抗R21を有している。ローサイドスイッチQ41は、気筒#1のインジェクタ101に対応しており、ドレインが端子P21を介してソレノイド110の下流側に接続され、ソースが抵抗R21を介してグランドに接続されている。ローサイドスイッチQ44は、#4気筒のインジェクタ104に対応しており、ドレインが端子P24を介してソレノイド114の下流側に接続され、ソースが抵抗R21を介してグランドに接続されている。このように、抵抗R21は、インジェクタ101,104で共通となっている。
また、ローサイドスイッチQ4は、ローサイドスイッチQ41,Q44以外に、気筒#2,#3のインジェクタのそれぞれに対応する2つのローサイドスイッチを有している。抵抗R2は、抵抗R21以外に、気筒#2,#3のインジェクタで共通使用される抵抗を有している。ローサイドスイッチQ4のオンオフは、制御IC60から出力される駆動信号よってそれぞれ制御される。図1では、駆動信号として、ローサイドスイッチQ41,Q44に出力される駆動信号S41,S44のみを図示している。
ダイオードD4は、対応するローサイドスイッチQ4がオフされたときに、対応するソレノイド110に蓄積されたエネルギをコンデンサC1に回収させる。ダイオードD4のアノードは、端子P2を介して対応するソレノイド110の下流側に接続され、カソードは、ダイオードD1とコンデンサC1との接続点、すなわちコンデンサC1の正極に接続されている。図1においては、ダイオードD4とコンデンサC1との接続関係を簡略化して図示している。なお、エネルギ回収手段としては、ダイオードD4に代えて、MOSFETなどのスイッチング素子を採用することもできる。
具体的には、ダイオードD4が、ダイオードD41,D44を有している。ダイオードD41のアノードは端子P21を介してソレノイド111の下流側に接続され、カソードはコンデンサC1の正極に接続されている。ダイオードD44のアノードは端子P24を介してソレノイド114の下流側に接続され、カソードはコンデンサC1の正極に接続されている。ダイオードD4は、ダイオードD41,D44以外に、気筒#2,#3のインジェクタのそれぞれに対応する2つのダイオードを有している。
このように、通電回路30は、図1に示した気筒#1,#4のインジェクタ101,104用の通電回路部だけでなく、気筒#2,#3のインジェクタ用の通電回路部を有している。
モニタ電圧生成回路40は、昇圧電圧Vbstに基づいてモニタ電圧Vmを生成する。モニタ電圧生成回路40は、放電スイッチQ2がオンされてからオフされるまでの放電期間において、モニタ電圧Vmが下限閾値を下回るように昇圧電圧Vbstを降圧してモニタ電圧Vmを生成する。また、モニタ電圧生成回路40は、放電期間を除く期間において、モニタ電圧Vmとして昇圧電圧Vbstを出力する。なお、放電スイッチQ2とは、気筒#1,#4のインジェクタ101,104用の放電スイッチQ21だけでなく、気筒#2,#3のインジェクタ用の放電スイッチも含む。
本実施形態のモニタ電圧生成回路40は、放電期間において、昇圧電圧Vbstを抵抗分圧してモニタ電圧Vmを生成する。具体的には、モニタ電圧生成回路40が、分圧回路41、降圧用スイッチQ5、及びダイオードD5を有している。分圧回路41は、抵抗R3,R4を有している。抵抗R3,R4は、コンデンサC1の正極、すなわち昇圧回路20と放電スイッチQ2との接続点と、グランドとの間で直列に接続されている。抵抗R3が第1抵抗に相当し、抵抗R4が第2抵抗に相当する。分圧回路41の中点、すなわち抵抗R3,R4の接続点の電圧が、モニタ電圧Vmとして制御IC60に入力される。
降圧用スイッチQ5は、分圧回路41とグランドとの間に配置され、放電スイッチQ2のオンタイミングでオンし、放電スイッチQ2のオフタイミングでオフする。本実施形態では、降圧用スイッチQ5として、npnバイポーラトランジスタを採用している。降圧用スイッチQ5のコレクタが抵抗R4に接続され、エミッタがグランドに接続されている。降圧用スイッチQ5のベースには、ダイオードD5を介して、放電スイッチQ2の駆動信号S21,S22が入力される。
ダイオードD5は、ダイオードD51,D52を有している。ダイオードD51,D52は、カソードが降圧用スイッチQ5のベース側となっている。ダイオードD51を介してベースに駆動信号S21が入力され、ダイオードD52を介してベースに駆動信号S22が入力される。駆動信号S21,S22の少なくとも一方が、対応する放電スイッチQ2をオンさせる信号(Hレベルの信号)の場合に、降圧用スイッチQ5がオンする。このように、ダイオードD51,52によってOR回路が構成されている。
マイコン50は、CPU、ROM、RAM、レジスタ、及びI/Oポートなどを備えて構成されたマイクロコンピュータである。たとえば、マイコン50は、エンジンが出力すべき目標トルクを算出する。また、エンジンが要求される目標トルクを生じるために、図示しないスロットルバルブを適切な開度に制御するとともに、エンジンの燃料噴射量及び点火タイミングを制御する。
マイコン50は、エンジン回転数Ne、アクセル開度など、図示しない各種センサにて検出されるエンジンの運転情報に基づいて、各インジェクタ100に対応する噴射信号TQを生成し、制御IC60に出力する。マイコン50は、開弁を指示する期間において、噴射信号TQとして電圧レベルがHレベルの信号を出力し、閉弁を指示する期間において、噴射信号TQとしてLレベルの信号を出力する。なお、図1において、TQ#1が気筒#1のインジェクタ101に対応する噴射信号、TQ#4が気筒#4のインジェクタ104に対応する噴射信号を示している。TQ#2,TQ#3は、気筒#2,#3のインジェクタ用の噴射信号を示している。
制御IC60は、噴射制御部61及び昇圧制御部62を有している。噴射制御部61は、マイコン50から各気筒の噴射信号TQを取得する。また、駆動電流Iaを検出する。噴射制御部61は、インジェクタ100の燃料噴射を制御するために、噴射信号TQ及び駆動電流Iaの検出信号に基づき、通電回路30を構成する放電スイッチQ2、定電流スイッチQ3、及びローサイドスイッチQ4のオンオフを制御する。昇圧制御部62は、バッテリ電圧Vb、モニタ電圧Vm、及び抵抗R1に流れる電流の検出信号を取得し、これらに基づいて、昇圧電圧Vbstが所定の範囲内に保持されるように、昇圧回路20を構成する昇圧スイッチQ1のオンオフを制御する。
噴射制御部61は、電流検出部611、放電スイッチ駆動部612、定電流スイッチ駆動部613、及びローサイドスイッチ駆動部614を有している。図中では、スイッチをSWと示している。電流検出部611は、駆動電流Iaに相関する抵抗R2の両端電圧(両端の電位差)を増幅し、駆動電流Iaの検出信号として出力する。電流検出部611は、抵抗R2(抵抗R21)の両端電圧を検出する電流検出部6111と、気筒#2,#3のインジェクタに対応する抵抗R2の両端電圧を検出する図示しない電流検出部を有している。
放電スイッチ駆動部612は、放電スイッチQ2のオンオフを制御するための駆動信号S21,S22を生成し、放電スイッチQ2に出力する。定電流スイッチ駆動部613は、定電流スイッチQのオンオフを制御するための駆動信号(たとえば駆動信号S31)を生成し、定電流スイッチQ3に出力する。ローサイドスイッチ駆動部614は、ローサイドスイッチQ4のオンオフを制御するための駆動信号(例えば駆動信号S41,S44)を生成し、ローサイドスイッチQ4に出力する。
次に、図2に基づき、燃料噴射制御及び昇圧制御について説明する。以下においては、4気筒のうち、気筒#1の噴射期間を例に説明する。
先ず、燃料噴射制御について説明する。図2に示すように、時刻t1で噴射信号TQ1がLレベルからHレベルに立ち上がると、噴射制御部61は放電制御を実行する。具体的には、気筒#1のインジェクタ101を開弁させるために、放電スイッチ駆動部612が駆動信号S21としてHレベルの信号を出力する。また、ローサイドスイッチ駆動部614も、駆動信号S41としてHレベルの信号を出力する。放電スイッチ駆動部612、定電流スイッチ駆動部613、及びローサイドスイッチ駆動部614は、上記以外の駆動信号としてLレベルの信号を出力する。
これにより、噴射信号の初期において、放電スイッチQ21及びローサイドスイッチQ41がオンする。このように、放電スイッチQ21がオンされる放電期間では、コンデンサC1からソレノイド111に昇圧電圧Vbstが印加され、ソレノイド111に流れる駆動電流Iaが急激に立ち上がってインジェクタ101が開弁する。
なお、放電期間において、対応する定電流スイッチQ31をオンさせてもよい。これにより、放電スイッチQ21などの故障によってコンデンサC1の昇圧電圧Vbstがソレノイド111に供給できなくなっても、インジェクタ101を開弁させることが可能となる。
時刻t2で駆動電流Iaが目標値であるピーク電流値Ipeakに達すると、放電スイッチ駆動部612は、放電スイッチQ21をオフさせる。これにより、放電期間が終了となる。放電期間において定電流スイッチQ31をオンさせる場合、あわせて定電流スイッチQ31もオフさせる。ローサイドスイッチQ41については、継続してオンさせる。
放電期間が終了してから噴射期間が終了する時刻t4までの定電流期間において、噴射制御部61は、定電流処理を実行する。駆動電流Iaが、所定の下限電流値まで低下すると、定電流スイッチ駆動部613は、駆動信号S31としてHレベルの信号を出力する。これにより、定電流スイッチQ31がオンし、駆動電流Iaが上昇する。駆動電流Iaが所定の上限電流値まで上昇すると、定電流スイッチ駆動部613は、駆動信号S31としてLレベルの信号を出力する。これにより、定電流スイッチQ31がオフし、駆動電流Iaが低下する。上限電流値は、ピーク電流値Ipeakよりも小さい値が設定されている。
このように、定電流スイッチ駆動部613は、駆動電流Iaが下限電流値以上、上限電流値以下となるように、定電流スイッチQ31のオンオフを制御する。これにより定電流期間では、駆動電流Iaとして、ピーク電流値Ipeakよりも小さい所定の保持電流、すなわちほぼ一定の電流が、ソレノイド111に通電される。これにより、インジェクタ101の開弁状態が保持される。噴射信号TQ1がLレベルになると、定電流スイッチ駆動部613は、駆動信号S31としてLレベルの信号を出力し、ローサイドスイッチ駆動部614は、駆動信号S41としてLレベルの信号を出力する。これにより、定電流スイッチQ31及びローサイドスイッチQ41がオフとなり、開弁処理が終了する。
次に、昇圧制御について説明する。昇圧制御部62は、モニタ電圧Vmを取得する。そして、モニタ電圧Vmが所定の下限閾値VL(たとえば、63V)以下になると、昇圧制御部62は、昇圧回路20の昇圧動作を開始させる。具体的には、モニタ電圧Vmが下限閾値VL以下になると、昇圧制御部62は、駆動信号S1としてHレベルの信号を出力する。これにより、昇圧スイッチQ1がオンし、インダクタL1及び昇圧スイッチQ1を通じて抵抗R1に電流が流れ、電流値が上昇する。昇圧制御部62は、抵抗R1に流れる電流を検出し、この検出値が所定の閾値に到達すると、駆動信号S1としてLレベルの信号を出力する。これにより、昇圧スイッチQ1がオフし、インダクタL1に蓄積されたエネルギが、ダイオードD1を通じてコンデンサC1に移り、昇圧電圧Vbstが上昇する。昇圧スイッチQ1をオフさせてから予め設定された所定時間が経過すると、昇圧制御部62は、駆動信号S1として再びHレベルの信号を出力する。昇圧制御部62は、モニタ電圧Vmが所定の上限閾値VH以上になるまで、昇圧スイッチQ1を繰り返しオンオフさせる。上限閾値VHとしては、たとえば昇圧電圧Vbstの目標電圧である65Vが設定される。
モニタ電圧Vmが上限閾値VH以上になると、昇圧制御部62は、駆動信号S1としてLレベルの信号を出力する。これにより、昇圧動作が停止となる。
上記したように、モニタ電圧生成回路40は、分圧回路41、降圧用スイッチQ5、及びダイオードD5を有している。降圧用スイッチQ5のベースには、ダイオードD5を通じて、駆動信号S21,S22が入力される。したがって、駆動信号S21としてHレベルの信号が入力されると降圧用スイッチQ5がオンし、モニタ電圧Vmは、昇圧電圧Vbstを抵抗R3,R4で分圧した値となる。
抵抗R2,R3は、昇圧電圧Vbstが目標電圧値を示したとしても、降圧用スイッチQ5のオンにより下限閾値VL以下となるように設定されている。本実施形態では、抵抗R3として10kΩ、抵抗R4として210kΩが設定されている。このため、降圧用スイッチQ5のオン直前の昇圧電圧Vbstを65Vとすると、オン後のモニタ電圧Vmは約62Vとなる。すなわち、図2に示すように、放電スイッチQ21のオンに同期して、モニタ電圧Vmが下限閾値VL(63V)を下回る。したがって、昇圧制御部62は、時刻t1で昇圧回路20の昇圧動作を開始させる。
一方、駆動信号S21,S22がいずれもLレベルの信号の場合、降圧用スイッチQ5はオフとなる。したがって、放電スイッチQ21のオフに同期して、モニタ電圧Vmは、その時点での昇圧電圧Vbstにほぼ一致する。すなわち、モニタ電圧生成回路40は、モニタ電圧Vmとして昇圧電圧Vbstを出力する。
駆動信号S21がLレベルとなる時刻t2で、降圧用スイッチQ5はオフとなり、図2に示すように、時刻t2でモニタ電圧Vmはその時点での昇圧電圧Vbstまで上昇する。図2では、時刻t2で63Vに復帰する例を示している。時刻t2でもモニタ電圧VmがVH以上となっていないため、昇圧制御部62は昇圧動作を継続する。
時刻t2以降は定電流期間であり、コンデンサC1に蓄積されたエネルギがインジェクタ100に対して放電されないため、昇圧電圧Vbst及びモニタ電圧Vmは徐々に上昇する。そして、時刻t3でモニタ電圧Vmが上限閾値VHに到達すると、昇圧制御部62は、昇圧動作を停止させる。図2では、一例として、噴射期間が終了する時刻t4の前に、モニタ電圧Vmが上限閾値VHに到達する例を示している。
次に、本実施形態に係る燃料噴射制御装置10の効果について説明する。
本実施形態では、モニタ電圧生成回路40が、放電期間において、モニタ電圧Vmが下限閾値VLを下回るように昇圧電圧Vbstを降圧してモニタ電圧Vmを生成する。したがって、放電期間の開始、すなわち放電スイッチQ2のオンとともに昇圧動作を開始させることができる。また、放電期間の終了、すなわち放電スイッチQ2のオフとともにモニタ電圧Vmを昇圧電圧Vbstに復帰させることができる。昇圧電圧Vbstを降圧してモニタ電圧Vmを生成する降圧期間中は、モニタ電圧Vmが下限閾値VL以下となる。したがって、タイマを用いずとも、昇圧電圧Vbstを回復させるために必要な時間を短縮することができる。なお、降圧期間は、放電期間に一致する。
また、放電期間の終了、すなわち放電スイッチQ2のオフとともに、モニタ電圧Vmを昇圧電圧Vbstに復帰させる。このように、コンデンサC1からの放電の終了タイミングで、モニタ電圧Vmを昇圧電圧Vbstに復帰させる。したがって、インジェクタの充放電特性によらず、降圧からの復帰時にモニタ電圧Vmが上限閾値VHを超えるのを抑制することができる。
特に本実施形態では、モニタ電圧生成回路40が、放電期間において、昇圧電圧Vbstを抵抗分圧してモニタ電圧Vmを生成する。したがって、従来のようにタイマやモニタ電圧をマスクするマスク回路を設けることなく、簡素な構成で、昇圧電圧Vbstを回復させるために必要な時間を短縮することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した燃料噴射制御装置10と共通する部分についての説明は省略する。
図3に示すように、本実施形態の燃料噴射制御装置10は、第1実施形態に示した燃料噴射制御装置10の要素に加えて、昇圧停止スイッチQ6をさらに備えている。また、昇圧制御部62が、コンパレータ621,622及びORゲート623を有している。
コンパレータ621は、電流検出部6111の出力、すなわち駆動電流Iaの検出値と停止判定閾値VSとを比較し、比較結果を出力する。コンパレータ621は、駆動電流Iaの検出値が停止判定閾値VS未満の場合にLレベルの信号、駆動電流Iaの検出値が停止判定閾値VS以上の場合にHレベルの信号を出力する。同じく、コンパレータ622は、気筒#2,3の電流検出部611の出力、すなわち駆動電流Iaの検出値と停止判定閾値VSとを比較し、比較結果を出力する。コンパレータ622は、駆動電流Iaの検出値が停止判定閾値VS未満の場合にLレベルの信号、駆動電流Iaの検出値が停止判定閾値VS以上の場合にHレベルの信号を出力する。
ORゲート623は、コンパレータ621,622の出力に基づき、昇圧停止スイッチQ6のオンオフを制御するための駆動信号S6を生成する。コンパレータ621,622の出力の少なくとも一方がHレベルの場合、ORゲート623は、駆動信号S6としてHレベルの信号を出力する。また、コンパレータ621,622の出力がいずれもLレベルの場合、ORゲート623は、駆動信号S6としてLレベルの信号を出力する。
昇圧停止スイッチQ6は、モニタ電圧Vmに関係なく、昇圧動作を一時的に停止させるためのスイッチである。本実施形態では、昇圧停止スイッチQ6として、npnバイポーラトランジスタを採用している。昇圧停止スイッチQ6のコレクタは昇圧スイッチQ1のベースに接続されており、ソースはグランドに接続されている。また、昇圧停止スイッチQ6のベースに駆動信号S6が入力される。駆動信号S6としてHレベルの信号が入力されると、昇圧停止スイッチQ6はオンし、これにより昇圧スイッチQ1のゲートがグランドに接続されて、昇圧スイッチQ1がオフする。一方、駆動信号S6としてLレベルの信号が入力されると、昇圧停止スイッチQ6はオフする。
次に、図4に基づき、昇圧制御について説明する。燃料噴射制御については、第1実施形態(図2参照)と同じである。t11が噴射期間の開始タイミング、t15が噴射期間の終了タイミングを示している。
図4に示す停止判定閾値ISは、停止判定閾値VSに対応している。停止判定閾値ISは、ピーク電流値Ipeakと保持電流との間に設定されている。停止判定閾値ISは、ピーク電流値Ipeakと保持電流との間であって、保持電流よりもピーク電流値Ipeakに近い値、すなわちピーク電流値Ipeakの近傍に設定されている。
昇圧制御部62は、駆動電流Iaが停止判定閾値ISに到達する時刻t12までの期間において、第1実施形態同様の昇圧制御を実行する。駆動電流Iaが停止判定閾値ISに到達すると、コンパレータ621の出力がHレベルになり、駆動信号S6がHレベルに切り替わる。これにより、昇圧停止スイッチQ6がオンし、昇圧スイッチQ1のゲートがグランドに接続されて、駆動信号S1がLレベルになる。したがって、時刻t12で、昇圧スイッチQ1がオフする。
昇圧スイッチQ1がオフするため、時刻t12以降において、モニタ電圧Vmは、第1実施形態よりも低下する。したがって、放電期間、すなわち降圧期間が終了する時刻t13において、昇圧電圧Vbstは、第1実施形態に示した例よりも低い値となる。
ピーク電流値Ipeakに到達後、駆動電流Iaが低下し、時刻t14で停止判定閾値ISを下回ると、コンパレータ621の出力がLレベルになり、駆動信号S6がLレベルに切り替わる。これにより、昇圧停止スイッチQ6がオフし、昇圧スイッチQ1のゲートとグランドとの接続が解除される。そして、時刻t14から、モニタ電圧Vmが上限閾値VHに到達する時刻t16までの間、昇圧制御部62は、第1実施形態同様の昇圧制御を実行する。なお、図4では、一例として、噴射期間が終了する時刻t15の後に、モニタ電圧Vmが上限閾値VHに到達する例を示している。
次に、本実施形態に係る燃料噴射制御装置10の効果について説明する。
昇圧回路20が昇圧動作を行うと、昇圧スイッチQ1がオンした時に、抵抗R1を介してグランドに電流が流れる。これにより、燃料噴射制御装置10のグランドの電位が変動する。これに対し、本実施形態では、駆動電流Iaがピーク電流値Ipeakとなる時刻t13を含むように、一時的に昇圧動作を停止させることができる。このため、ピーク電流値Ipeakを検出するタイミングにおいて、昇圧回路20の昇圧動作が停止させ、これによりグランド電位の変動を抑制することができる。したがって、ピーク電流値Ipeakを精度良く検出することができる。すなわち、燃料噴射制御の精度を向上することができる。
なお、昇圧動作については、ピーク電流値Ipeakの検出タイミングを含むように、一時的に停止させるだけであるので、燃料噴射制御の精度を向上しつつ、昇圧電圧Vbstを回復させるために必要な時間を短縮することができる。
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
燃料噴射制御装置10が、エンジンECUとして構成され、制御IC60に加えてマイコン50も備える例を示した。しかしながら、ECUがマイコン50を備え、EDU(Electronic injector Driver Unit)が、制御IC60など、上記した燃料噴射制御装置10のマイコン50以外の要素を備える構成としてもよい。
燃料噴射制御装置10が、直噴ガソリンエンジンに適用される例を示したが、ディーゼルエンジンにも適用できる。内燃機関の気筒数は上記例に限定されない。通電回路30が有する放電スイッチQ2が1つのみの場合、例えば2気筒で放電スイッチQ2を共通とする場合には、通電回路30がダイオードD5を有さない構成とすることもできる。
放電スイッチQ2を、インジェクタ100ごとに設けてもよい。定電流スイッチQ3を、インジェクタ100ごとに設けてもよい。抵抗R2を、インジェクタ100ごとに設けてもよい。
昇圧電圧Vbstを降圧してモニタ電圧Vmを生成するモニタ電圧生成回路40は、抵抗分圧による例に限定されない。放電スイッチQ2の駆動信号S21,S22トリガとし、放電期間において昇圧電圧Vbstを降圧する回路、たとえばDCDCコンバータなどを採用することができる。
昇圧停止スイッチQ6は、制御IC60(たとえば昇圧制御部62)に組み込まれてもよい。
10…燃料噴射制御装置、20…昇圧回路、21…充電回路、30…通電回路、40…モニタ電圧生成回路、41…分圧回路、50…マイコン、60…制御IC、61…噴射制御部、611,6111…電流検出部、612…放電スイッチ駆動部、613…定電流スイッチ駆動部、614…ローサイドスイッチ駆動部、62…昇圧制御部、621,622…コンパレータ、623…ORゲート、C1…コンデンサ、D1,D2,D21,D3,D31,D4,D41,D44,D5,D51,D52…ダイオード、L1…インダクタ、P1,P11,P14,P2,P21,P24,P3…端子、Q1…昇圧スイッチ、Q2,Q21…放電スイッチ、Q3,Q31…定電流スイッチ、Q4,Q41,Q44…ローサイドスイッチ、Q5…降圧用スイッチ、Q6…昇圧停止スイッチ、R1,R2,R21,R3,R4…抵抗、100,101,104、…インジェクタ、110,111,114…ソレノイド

Claims (3)

  1. 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射する直噴インジェクタ(100)を開閉させるために、前記直噴インジェクタの電磁負荷(110)に流れる駆動電流を制御する燃料噴射制御装置であって、
    コンデンサ(C1)を有し、電源電圧を昇圧して昇圧電圧を生成する昇圧回路(20)と、
    前記電磁負荷の上流側と前記昇圧回路との間に配置され、オンすることで前記昇圧電圧を前記電磁負荷に供給する放電スイッチ(Q2)と、
    前記電磁負荷の上流側に配置され、オンすることで前記電源電圧を前記電磁負荷に供給する定電流スイッチ(Q3)と、
    前記電磁負荷の下流側に配置され、オンすることで前記電磁負荷の下流側をグランドに接続するローサイドスイッチ(Q4)と、
    前記昇圧電圧に基づいてモニタ電圧を生成するモニタ電圧生成回路(40)と、
    前記直噴インジェクタから燃料を噴射させる噴射期間のうち、前記噴射期間の開始から前記駆動電流が所定のピーク電流に到達するまでの放電期間において、前記放電スイッチ及び前記ローサイドスイッチをオンさせ、前記ピーク電流に到達してから前記噴射期間が終了するまでの定電流期間において、前記放電スイッチをオフさせつつ、前記駆動電流が前記ピーク電流よりも低い所定の保持電流となるように前記定電流スイッチ及び前記ローサイドスイッチのオンオフを制御する噴射制御部(61)と、
    前記モニタ電圧が所定の下限閾値以下になると前記昇圧回路の昇圧動作を開始させ、前記モニタ電圧が所定の上限閾値以上になると前記昇圧動作を停止させる昇圧制御部(62)と、を備え、
    前記モニタ電圧生成回路は、前記放電スイッチがオンされてからオフされるまでの前記放電期間において、前記モニタ電圧が前記下限閾値以下となるように前記昇圧電圧を降圧して前記モニタ電圧を生成し、前記放電期間を除く期間において、前記モニタ電圧として前記昇圧電圧を出力し、
    前記昇圧制御部は、前記噴射期間のうち、前記駆動電流が、前記ピーク電流と前記保持電流との間であって前記ピーク電流に近い値に設定された所定の停止判定閾値以上となってから、前記停止判定閾値以下となるまでの期間において、前記昇圧回路の昇圧動作を一時的に停止させる燃料噴射制御装置。
  2. 前記モニタ電圧生成回路は、前記放電期間において、前記昇圧電圧を抵抗分圧して前記モニタ電圧を生成する請求項1に記載の燃料噴射制御装置。
  3. 前記モニタ電圧生成回路は、
    前記昇圧回路及び前記放電スイッチの接続点とグランドとの間で直列に接続された第1抵抗(R3)及び第2抵抗(R4)を含む分圧回路(41)と、
    前記分圧回路とグランドとの間に配置され、前記放電スイッチのオンタイミングでオンし、前記放電スイッチのオフタイミングでオフする降圧用スイッチ(Q5)と、を有するとともに、
    前記放電期間において、前記分圧回路にて分圧された電圧を前記モニタ電圧として出力する請求項2に記載の燃料噴射制御装置。
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