JP2009050130A - ピエゾアクチュエータ駆動装置及びdc/dcコンバータ - Google Patents

ピエゾアクチュエータ駆動装置及びdc/dcコンバータ Download PDF

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Abstract

【課題】昇圧型DC/DCコンバータを備えたピエゾアクチュエータ駆動装置において、DC/DCコンバータのコンデンサの充電エネルギーが不足するのを防止する。
【解決手段】燃料噴射制御装置50は、昇圧型DC/DCコンバータ51のコンデンサC0に充電したエネルギーにより、各気筒のインジェクタを開閉弁させるためのピエゾアクチュエータ(以下単に、ピエゾと記す)P1〜P4を駆動するが、コンデンサC0を充電するために昇圧スイッチSW0をオン/オフさせる制御に用いる電流検出用抵抗R0は、コンデンサC0に流れる電流を検出しない位置に設けられており、更に、ピエゾP1〜P4を充放電させる制御に用いる電流検出用抵抗R1,R2も、ダイオードD0からコンデンサC0への充電電流を検出しない位置に設けられている。このため、ピエゾPnを充放電させる制御中でもコンデンサC0の充電を実施できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピエゾアクチュエータを駆動する装置に関し、特に、燃料噴射制御装置に適用されるピエゾアクチュエータ駆動装置に関する。
従来より、充放電により伸長または縮小してピストン等を直線動するピエゾアクチュエータが知られており、そのようなピエゾアクチュエータの伸縮によって開閉弁する燃料噴射用のインジェクタ(以下、ピエゾインジェクタともいう)も知られている。
そして、ピエゾインジェクタを駆動して内燃機関への燃料噴射を制御する燃料噴射制御装置では、電源電圧としてのバッテリ電圧よりも高い電圧をコンデンサに発生させる昇圧型のDC/DCコンバータを備え、そのコンデンサに蓄えられた電気エネルギーによってピエゾインジェクタ内のピエゾアクチュエータを充電するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ここで図13(A)に、この種の燃料噴射制御装置の構成例を示す。
まず、DC/DCコンバータ5は、一端にバッテリ電圧VBが供給される昇圧用コイルL0と、その昇圧用コイルL0の他端と基準電位としてのグランド電位(=0V)との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチSW0と、昇圧用コイルL0の上記他端と昇圧スイッチSW0との間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードD0と、逆流防止用ダイオードD0のカソードとグランド電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサC0と、昇圧スイッチSW0を制御する昇圧制御部10とを備えている。
そして、昇圧スイッチSW0の昇圧用コイルL0側とは反対側の端子と、コンデンサC0のダイオードD0側とは反対側の端子は、電流検出用の抵抗R0を介してグランド電位に接続されている。尚、昇圧スイッチSW0としては、MOSFETやバイポーラトランジスタ等のスイッチング素子が用いられる。また、こうした構成のDC/DCコンバータ5は、例えば特許文献2にも記載されている。
このようなDC/DCコンバータ5では、図13(B)に示すように、昇圧スイッチSW0がオンすると、昇圧用コイルL0に昇圧スイッチSW0及び抵抗R0を介して電流が流れる。そして、昇圧スイッチSW0がオンからオフに転じると、昇圧用コイルL0に生じる逆起電力(バッテリ電圧VBの数倍〜十数倍程度の高電圧)により、コンデンサC0が逆流防止用ダイオードD0を介して充電される。このため、昇圧スイッチSW0のオン/オフが繰り返される度に、コンデンサC0が充電されて、そのコンデンサC0の電圧(コンデンサ電圧)VCが上昇していく。
尚、図13(B)の2段目において、実線で示している「昇圧SW電流」は、昇圧用コイルL0及び昇圧スイッチSW0に流れる電流であり、点線で示している「コンデンサ電流」は、昇圧用コイルL0から逆流防止用ダイオードD0を介してコンデンサC0に流れる充電電流である。そして、その「昇圧SW電流」と「コンデンサ電流」との両方が、図13(B)の3段目における一点鎖線で示すように、抵抗R0に流れる電流となる。また、逆流防止用ダイオードD0により、コンデンサC0から昇圧スイッチSW0側への放電は防止されている。
そこで、このDC/DCコンバータ5では、昇圧制御部10が昇圧スイッチSW0をオン/オフさせるための昇圧スイッチング制御を開始すると、まず昇圧スイッチSW0をオンする。
そして、図13(B)に示すように、昇圧制御部10は、昇圧スイッチSW0をオンしているときに、抵抗R0に生じる電圧により、昇圧スイッチSW0に流れている電流(昇圧SW電流)を検出する。そして、その電流が、予め設定されているオフ切替閾値Iofにまで増加したと判定すると、昇圧スイッチSW0をオンからオフする。また、昇圧制御部10は、昇圧スイッチSW0をオフしているときに、抵抗R0に生じる電圧により、逆流防止用ダイオードD0からコンデンサC0に流れる充電電流(コンデンサ電流)を検出する。そして、その充電電流が、予め設定されているオン切替閾値Ion(この例では、ほぼ0A)にまで減少したと判定すると、昇圧スイッチSW0をオフからオンする。
こうした動作が繰り返されることにより、昇圧スイッチSW0が繰り返しオン/オフされると共に、コンデンサC0が段階的に充電されていく。
そして、昇圧制御部10は、コンデンサ電圧VCをモニタしており、そのコンデンサ電圧VCが目標値(目標充電電圧)に達すると、昇圧スイッチング制御を止めて、昇圧スイッチSW0をオフのままにする。
更に、燃料噴射制御装置は、図13(A)に示すように、ピエゾアクチュエータ2に直列に接続される充放電用コイル1と、その充放電用コイル1とピエゾアクチュエータ2との直列回路3に対して、コンデンサC0の正極端子(即ち、グランド電位側とは反対側の端子)から充電スイッチ4を介して電源供給を行うための充電経路6と、上記直列回路3に並列に接続され、放電スイッチ7を介してピエゾアクチュエータ2の充電電荷を放電させるための放電経路8とを備えている。
また、この例のピエゾアクチュエータ2は、内燃機関の複数気筒のうちの何れかに対して燃料を噴射するインジェクタに備えられ、伸長することでそのインジェクタを開弁させるものであり、充放電用コイル1に対して直列に且つ互いに並列に接続される複数のピエゾアクチュエータのうちの1つである。このため、ピエゾアクチュエータ2の充放電用コイル1側とは反対側の端子(負極側の端子)は、そのピエゾアクチュエータ2を駆動対象として選択するためのスイッチング素子である選択スイッチ(気筒選択スイッチとも呼ばれる)9を介して、グランド電位に接続されるようになっている。そして、その選択スイッチ9は、ピエゾアクチュエータ2に対応する気筒への燃料噴射を行う期間中オンされる。
また更に、この例では、充電スイッチ4と放電スイッチ7がMOSFETであり、図13(A)におけるダイオード4a,7aの各々は、その各スイッチ4,7を構成しているMOSFETの寄生ダイオードである。
そして、この燃料噴射制御装置では、図14(A)に示すように、ピエゾアクチュエータ2の駆動を指令する駆動信号がアクティブレベル(この例ではハイ)になると、選択スイッチ9をオン状態にし、更に、放電スイッチ7をオフした状態で充電スイッチ4のオン/オフを繰り返す充電スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータ2を充電させて伸長させ、それによりインジェクタを開弁させる。
つまり、充電スイッチング制御時(充電期間)においては、放電スイッチ7をオフした状態で充電スイッチ4をオンすることにより、図14(A)における実線の矢印で示すように、コンデンサC0の正極端子からピエゾアクチュエータ2に充電電流を流し、その後、充電スイッチ4をオフすることにより、図14(A)における点線の矢印で示すように、充放電用コイル1に蓄積されたエネルギーによって流れる充電電流(即ち、フライホイール電流)を、放電スイッチ7の寄生ダイオード7aを介してピエゾアクチュエータ2の負極側から正極側に流す、といった手順を繰り返すことにより、段階的にピエゾアクチュエータ2を充電させる。
尚、図14において、「ピエゾ電流」とは、ピエゾアクチュエータに流れる電流のことであり、「ピエゾ電圧」とは、ピエゾアクチュエータ2の両端電圧又は正極側電圧のことである。そして、このことは後述する他の図についても同様である。また、図14(A)における「ピエゾ電流」の波形のうち、実線で示す部分が、充電スイッチ4のオン時におけるピエゾアクチュエータ2の充電電流を表し、点線で示す部分が、充電スイッチ4のオフ時におけるピエゾアクチュエータ2の充電電流を表している。
そして、燃料噴射制御装置では、その後、図14(B)に示すように、駆動信号が非アクティブレベル(この例ではロー)になると、充電スイッチ4をオフした状態で放電スイッチ7のオン/オフを繰り返す放電スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータ2を放電させて収縮させ、それによりインジェクタを閉弁させる。
つまり、放電スイッチング制御時(放電期間)においては、充電スイッチ4をオフした状態で放電スイッチ7をオンすることにより、図14(B)における点線の矢印で示すように、ピエゾアクチュエータ2の正極側から充放電用コイル1及び放電スイッチ7を介して放電電流を流し、その後、放電スイッチ7をオフすることにより、図14(B)における実線の矢印で示すように、ピエゾアクチュエータ2の正極側から充放電用コイル1及び充電スイッチ4の寄生ダイオード4aを介してコンデンサC0の正極端子へと放電電流を流し、その放電電流によりピエゾアクチュエータ2の電荷をコンデンサC0に回収する、といった手順を繰り返すことにより、段階的にピエゾアクチュエータ2を放電させる。
尚、図14(B)における「ピエゾ電流」の波形では、負方向が放電方向に該当している。そして、その「ピエゾ電流」の波形のうち、点線で示す部分が、放電スイッチ7のオン時におけるピエゾアクチュエータ2の放電電流を表し、実線で示す部分が、放電スイッチ7のオフ時におけるピエゾアクチュエータ2の放電電流を表している。
特開2002−136156号公報 特開2001−15332号公報
ところで、この種の燃料噴射制御装置では、図14(A)における実線の矢印で示したように、充電スイッチング制御において充電スイッチ4をオンした際には、コンデンサC0に電流(放電方向の電流)が流れ、また、図14(B)における実線の矢印で示したように、放電スイッチング制御において放電スイッチ7をオフした際にも、コンデンサC0に電流(充電方向の電流)が流れる。
そして、従来の燃料噴射制御装置に設けられたDC/DCコンバータ5では、逆流防止用ダイオードD0からコンデンサC0に流れる充電電流を抵抗R0によって検出し、その検出値を用いて昇圧スイッチSW0を制御している。
よって、ピエゾアクチュエータ2を駆動するための充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中には、DC/DCコンバータ5における昇圧スイッチング制御を正しく行うことができない。充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中に昇圧スイッチング制御を行うと、抵抗R0によって検出される電流が、逆流防止用ダイオードD0からコンデンサC0への充電電流とは限らなくなるからである。
このため、従来の燃料噴射制御装置では、図15に示すように、ピエゾアクチュエータ2を駆動するための充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中は、DC/DCコンバータ5の昇圧動作(即ち、昇圧スイッチング制御の実施)を停止させるようにしていた。
しかし、それでは、ピエゾアクチュエータの駆動間隔(即ち、燃料噴射の実施間隔)が短くなった場合において、次の駆動タイミングまでに、コンデンサC0の電圧をピエゾアクチュエータの駆動に必要な目標値にまで上昇させることができず、コンデンサC0の充電エネルギーが不足してしまう可能性がある。そして、コンデンサC0の充電エネルギーが不足すると、ピエゾアクチュエータを伸張させる際の応答速度が低下し、延いては、インジェクタの開弁応答速度が低下して、制御精度の悪化を招いてしまう。
特に、車両のディーゼルエンジンでは、コモンレールに蓄積された高圧の燃料をインジェクタから噴射させるディーゼルコモンレールシステム(以下、CRSと記す)が知られている。そして、そのCRSでは、1つの気筒に対して燃料を複数回に分けて噴射するいわゆる多段噴射を実施することにより、エミッション改善や騒音低減や燃費改善を図っている。しかし、従来の技術では、コンデンサC0の放電頻度が高くなる多段噴射の実施時において、コンデンサC0の充電が間に合わなくなり、インジェクタを精度良く駆動することができなくなってしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、昇圧型のDC/DCコンバータを備えたピエゾアクチュエータ駆動装置において、そのDC/DCコンバータのコンデンサの充電エネルギーが不足してしまうことを防止することを目的としている。
請求項1のピエゾアクチュエータ駆動装置は、昇圧型のDC/DCコンバータを備えている。そして、そのDC/DCコンバータは、一端に電源電圧が供給される昇圧用コイルと、その昇圧用コイルの他端と電源電圧よりも低い基準電位との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチと、前記昇圧用コイルの他端と昇圧スイッチとの間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードと、その逆流防止用ダイオードのカソードと基準電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサと、昇圧スイッチのオン/オフを繰り返す昇圧スイッチング制御を行うことにより、コンデンサを逆流防止用ダイオードからの電流で充電して、そのコンデンサの基準電位側とは反対側の端子(以下、正極端子という)に電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧制御手段とを有している。
更に、請求項1のピエゾアクチュエータ駆動装置は、ピエゾアクチュエータに直列に接続される充放電用コイルと、その充放電用コイルとピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、前記コンデンサの正極端子から充電スイッチを介して電源供給を行うための充電経路と、前記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介してピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電経路と、充電スイッチに対して、カソードがコンデンサの正極端子側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、放電スイッチに対して、カソードが充放電用コイル側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、充放電制御手段とを備える。尚、第1ダイオードは、図13(A)におけるダイオード4aと同じ役割を果たすものであり、第2ダイオードは、図13(A)におけるダイオード7aと同じ役割を果たすものである。
そして、充放電制御手段は、外部から駆動指令が入力されると、放電スイッチをオフした状態で充電スイッチのオン/オフを繰り返す充電スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、その後、外部から駆動停止指令が入力されると、充電スイッチをオフした状態で放電スイッチのオン/オフを繰り返す放電スイッチング制御を行うことにより、ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる。
ここで特に、請求項1のピエゾアクチュエータ駆動装置は、昇圧制御手段と充放電制御手段が、逆流防止用ダイオードからコンデンサに流れる充電電流を検出することなく、昇圧スイッチング制御と充電スイッチング制御及び放電スイッチング制御を行うように構成されている。
このようなピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、ピエゾアクチュエータを駆動するための充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中に、昇圧スイッチング制御を行っても、その昇圧スイッチング制御と、充電スイッチング制御及び放電スイッチング制御の各々とを、互いに干渉することなく正しく行うことができるようになる。
このため、充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中でも、昇圧スイッチング制御を行ってコンデンサを充電することができるようになる。よって、コンデンサの充電エネルギーが不足してしまうこと(詳しくは、ピエゾアクチュエータの次の駆動タイミングまでに、コンデンサの電圧を目標値にまで上昇させることができなくなるという問題)を回避することができる。
ところで、昇圧制御手段が逆流防止用ダイオードからコンデンサに流れる充電電流を検出することなく昇圧スイッチング制御を行う構成としては、請求項2又は3の構成が考えられる。
まず、請求項2のピエゾアクチュエータ駆動装置では、電源電圧から昇圧用コイル及び昇圧スイッチを経由して基準電位へ至る電流経路上に、昇圧スイッチに流れる電流を検出するための昇圧スイッチ電流検出手段が備えられている。更に、コンデンサの基準電位側の端子は、昇圧スイッチ電流検出手段を介すことなく基準電位に接続されている。
そして、昇圧制御手段は、昇圧スイッチング制御の実施中において、昇圧スイッチをオンしているときに、昇圧スイッチ電流検出手段により検出される電流が昇圧スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、昇圧スイッチをオンからオフし、昇圧スイッチをオフしている時間が昇圧スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、昇圧スイッチをオフからオンするようになっている。つまり、昇圧スイッチのオン期間は、昇圧スイッチ電流検出手段により検出される電流に基づき制御し、昇圧スイッチのオフ期間は、時間で制御している。
次に、請求項3のピエゾアクチュエータ駆動装置において、昇圧制御手段は、昇圧スイッチング制御の実施中において、昇圧スイッチをオンしている時間が昇圧スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、昇圧スイッチをオンからオフし、昇圧スイッチをオフしている時間が昇圧スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、昇圧スイッチをオフからオンするようになっている。つまり、昇圧スイッチのオン期間とオフ期間を、時間のみで制御している。
一方、充放電制御手段が逆流防止用ダイオードからコンデンサに流れる充電電流を検出することなく充電スイッチング制御と放電スイッチング制御を行うための構成としては、請求項4〜11の構成が考えられる。
まず、請求項4のピエゾアクチュエータ駆動装置は、請求項1〜3のピエゾアクチュエータ駆動装置において、充電スイッチと放電スイッチと充放電用コイルとの接続点から、充放電用コイル及びピエゾアクチュエータを経由して基準電位へ至る電流経路上に、ピエゾアクチュエータに流れる電流を検出するためのピエゾアクチュエータ電流検出手段を備えている。そして、充放電制御手段は、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出される電流値を用いて、充電スイッチング制御と放電スイッチング制御との両方又は一方を行う。
具体的に説明すると、充放電制御手段が行う充電スイッチング制御と放電スイッチング制御との各々の内容としては、例えば、下記例1〜例4のものが考えられる。
〈充電スイッチング制御の例1:以下、制御パターンAという〉
充放電制御手段は、充電スイッチング制御の実施中において、充電スイッチをオンしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの充電電流が充電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、充電スイッチをオンからオフし、充電スイッチをオフしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの充電電流が充電スイッチング制御用のオン切替閾値まで減少したと判定すると、充電スイッチをオフからオンする。
〈充電スイッチング制御の例2:以下、制御パターンBという〉
充放電制御手段は、充電スイッチング制御の実施中において、充電スイッチをオンしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの充電電流が充電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、充電スイッチをオンからオフし、充電スイッチをオフしている時間が充電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、充電スイッチをオフからオンする。
〈充電スイッチング制御の例3:以下、制御パターンCという〉
充放電制御手段は、充電スイッチング制御の実施中において、充電スイッチをオンしている時間が充電スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、充電スイッチをオンからオフし、充電スイッチをオフしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの充電電流が充電スイッチング制御用のオン切替閾値まで減少したと判定すると、充電スイッチをオフからオンする。
〈充電スイッチング制御の例4:以下、制御パターンDという〉
充放電制御手段は、充電スイッチング制御の実施中において、充電スイッチをオンしている時間が充電スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、充電スイッチをオンからオフし、充電スイッチをオフしている時間が充電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、充電スイッチをオフからオンする。
《放電スイッチング制御の例1:以下、制御パターンaという》
充放電制御手段は、放電スイッチング制御の実施中において、放電スイッチをオンしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、放電スイッチをオンからオフし、放電スイッチをオフしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオン切替閾値まで減少したと判定すると、放電スイッチをオフからオンする。
《放電スイッチング制御の例2:以下、制御パターンbという》
充放電制御手段は、放電スイッチング制御の実施中において、放電スイッチをオンしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、放電スイッチをオンからオフし、放電スイッチをオフしている時間が放電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、放電スイッチをオフからオンする。
《放電スイッチング制御の例3:以下、制御パターンcという》
充放電制御手段は、放電スイッチング制御の実施中において、放電スイッチをオンしている時間が放電スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、放電スイッチをオンからオフし、放電スイッチをオフしているときに、ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオン切替閾値まで減少したと判定すると、放電スイッチをオフからオンする。
《放電スイッチング制御の例4:以下、制御パターンdという》
充放電制御手段は、放電スイッチング制御の実施中において、放電スイッチをオンしている時間が放電スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、放電スイッチをオンからオフし、放電スイッチをオフしている時間が放電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、放電スイッチをオフからオンする。
ここで、制御パターンA〜Dの何れかと、制御パターンa〜dの何れかとを組み合わせることが考えられるため、充電スイッチング制御と放電スイッチング制御との制御内容の組み合わせとしては、4×4の16通りが考えられる。そして、制御パターンDと制御パターンdを組み合わせた場合以外の15通りについては、請求項4のピエゾアクチュエータ駆動装置に該当することとなる。
尚、制御パターンDと制御パターンdを組み合わせた場合は、請求項10に従属する請求項11のピエゾアクチュエータ駆動装置に該当する。つまり、請求項10のピエゾアクチュエータ駆動装置は、制御パターンDの充電スイッチング制御を行うものであり、請求項11のピエゾアクチュエータ駆動装置は、制御パターンdの放電スイッチング制御を行うものである。
次に、請求項5のピエゾアクチュエータ駆動装置は、請求項1〜3のピエゾアクチュエータ駆動装置において、逆流防止用ダイオードのカソードとコンデンサの正極端子との接続点から、充電スイッチを経由して、該充電スイッチと放電スイッチと充放電用コイルとの接続点へ至る電流経路上に、その電流経路に流れる電流を検出するための充電経路電流検出手段を備えている。そして、充放電制御手段は、充電経路電流検出手段により検出される電流値を用いて充電スイッチング制御を行う。
例えば、請求項6に記載のように、充放電制御手段は、充電スイッチング制御の実施中において、充電スイッチをオンしているときに、充電経路電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの充電電流が充電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、充電スイッチをオンからオフし、充電スイッチをオフしている時間が充電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、充電スイッチをオフからオンするように構成することができる。また、この場合、放電スイッチング制御としては、例えば、制御パターンdの制御を行うように構成することができる。
次に、請求項7のピエゾアクチュエータ駆動装置は、請求項1〜3,5,6のピエゾアクチュエータ駆動装置において、充電スイッチと放電スイッチと充放電用コイルとの接続点から、放電スイッチを経由して基準電位へ至る電流経路上に、その電流経路に流れる電流を検出するための放電経路電流検出手段を備えている。そして、充放電制御手段は、放電経路電流検出手段により検出される電流値を用いて放電スイッチング制御を行う。
例えば、請求項8に記載のように、充放電制御手段は、放電スイッチング制御の実施中において、放電スイッチをオンしているときに、放電経路電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、放電スイッチをオンからオフし、放電スイッチをオフしている時間が放電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、放電スイッチをオフからオンするように構成することができる。
また例えば、請求項9に記載のように、充放電制御手段は、放電スイッチング制御の実施中において、放電スイッチをオンしているときに、放電経路電流検出手段により検出されるピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、放電スイッチをオンからオフし、放電スイッチをオフしているときに、充電スイッチと放電スイッチと充放電用コイルとの接続点の電圧を検出し、その電圧が所定の閾値電圧まで低下したと判定すると、放電スイッチをオフからオンするように構成することもできる。請求項9のピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、請求項8のピエゾアクチュエータ駆動装置と比べると、放電スイッチをオフからオンさせるタイミングを、より適切に制御できるという点で有利である。
尚、請求項1〜3に従属する請求項7〜9のピエゾアクチュエータ駆動装置において、充電スイッチング制御としては、例えば、制御パターンDの制御を行うように構成することができる。
一方、請求項12のDC/DCコンバータは、一端に電源電圧が供給される昇圧用コイルと、その昇圧用コイルの他端と電源電圧よりも低い基準電位との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチと、前記昇圧用コイルの他端と昇圧スイッチとの間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードと、その逆流防止用ダイオードのカソードと基準電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサと、昇圧スイッチのオン/オフを繰り返す昇圧スイッチング制御を行うことにより、コンデンサを逆流防止用ダイオードからの電流で充電して、そのコンデンサの基準電位側とは反対側の端子に電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧制御手段とを備えている。
そして特に、このDC/DCコンバータでは、電源電圧から昇圧用コイル及び昇圧スイッチを経由して基準電位へ至る電流経路上に、昇圧スイッチに流れる電流を検出するための昇圧スイッチ電流検出手段が備えられている。更に、コンデンサの基準電位側の端子は、昇圧スイッチ電流検出手段を介すことなく基準電位に接続されている。そして、昇圧制御手段は、昇圧スイッチング制御の実施中において、昇圧スイッチをオンしているときに、昇圧スイッチ電流検出手段により検出される電流がオフ切替閾値まで増加したと判定すると、昇圧スイッチをオンからオフし、昇圧スイッチをオフしている時間がオフ時間設定値に達すると、昇圧スイッチをオフからオンするようになっている。
このような請求項12のDC/DCコンバータによれば、コンデンサに流れる電流を検出することなく昇圧スイッチング制御を行うことができる。よって、本発明のピエゾアクチュエータ駆動装置に用いることができ、充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中でも、昇圧スイッチング制御を行ってコンデンサを充電することができるようになる。このため、コンデンサの充電エネルギーが不足してしまうことを回避することができる。
また、請求項13のDC/DCコンバータは、請求項12のDC/DCコンバータと同様の、昇圧用コイルと、昇圧スイッチと、逆流防止用ダイオードと、コンデンサとを備えている。そして、昇圧制御手段は、昇圧スイッチング制御の実施中において、昇圧スイッチをオンしている時間がオン時間設定値に達すると、昇圧スイッチをオンからオフし、昇圧スイッチをオフしている時間がオフ時間設定値に達すると、昇圧スイッチをオフからオンする。
このような請求項13のDC/DCコンバータによっても、コンデンサに流れる電流を検出することなく昇圧スイッチング制御を行うことができる。よって、請求項12のDC/DCコンバータについて述べたのと同じ効果を得ることができる。但し、請求項12のDC/DCコンバータの方が、昇圧スイッチのオン期間を電流に応じて制御する分、そのオン期間をより適切なものにすることができる。
次に、請求項14のピエゾアクチュエータ駆動装置は、一端に電源電圧が供給される昇圧用コイルと、該昇圧用コイルの他端と電源電圧よりも低い基準電位との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチと、前記昇圧用コイルの他端と昇圧スイッチとの間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードと、該逆流防止用ダイオードのカソードと基準電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサとを備えている。そして、昇圧スイッチをオン/オフさせることにより、コンデンサを逆流防止用ダイオードからの電流で充電して、該コンデンサの基準電位側とは反対側の端子に電源電圧よりも高い電圧を発生させる。更に、このピエゾアクチュエータ駆動装置は、コンデンサの充電エネルギーによってピエゾアクチュエータを充電するための充電スイッチと、ピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電スイッチとを備えている。
そして、このピエゾアクチュエータの駆動装置は、昇圧スイッチと充電スイッチと放電スイッチとを、逆流防止用ダイオードからコンデンサに流れる充電電流を検出することなく制御するように構成されている。
このような請求項14のピエゾアクチュエータ駆動装置によれば、昇圧スイッチのオン/オフ制御と、充電スイッチ及び放電スイッチのオン/オフ制御とを、互いに干渉することなく行うことができるため、充電スイッチ及び放電スイッチのオン/オフ制御の実施中でも、昇圧スイッチのオン/オフ制御を行ってコンデンサを充電することができる。よって、コンデンサの充電エネルギーが不足してしまうことを回避することができる。
以下に、本発明が適用された実施形態の燃料噴射制御装置について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の燃料噴射制御装置50の構成を表す構成図である。
尚、本実施形態の燃料噴射制御装置50は、車両に搭載されたディーゼルエンジンに対する燃料噴射を制御するものであり、そのディーゼルエンジンの各気筒へコモンレールからの高圧燃料を噴射する各インジェクタに設けられたピエゾアクチュエータP1〜P4を充放電させて伸縮させることにより、その各気筒毎のインジェクタに燃料噴射の開始/停止をさせるものである。そして、本実施形態において、エンジンの気筒数は4であり、ピエゾアクチュエータPn(nは1〜4の何れか)は、第n気筒(以下、#nとも記す)に対応するものである。更に、本実施形態の燃料噴射制御装置50では、エンジンの気筒を2気筒毎にグループ分けしており、第1気筒(#1)と第3気筒(#3)を第1グループとし、第2気筒(#2)と第4気筒(#4)を第2グループとしている。
図1に示すように、燃料噴射制御装置50は、各グループのピエゾアクチュエータP1〜P4に共通の構成要素として、車載バッテリからのバッテリ電圧VB(例えば12V又は24V)を昇圧して出力するDC/DCコンバータ51と、ピエゾアクチュエータP1〜P4を駆動するための制御を行うマイコンや専用IC等からなる駆動制御部55とを備えている。
DC/DCコンバータ51は、前述した図13(A)のDC/DCコンバータ5と比較すると、下記の2点が異なっている。尚、図1において、図13(A)に示したものと同じ構成要素については、その図13(A)で使用した符号と同じ符号を付しているため、説明を省略する。
まず、第1の相違点として、コンデンサC0のダイオードD0側とは反対側の端子(負極端子)が、電流検出用の抵抗R0を介さずに、グランド電位(グランドライン)に直接接続されている。このため、抵抗R0には、コンデンサC0に流れる電流は流れず、昇圧スイッチSW0に流れる電流だけが流れる。
また、第2の相違点として、昇圧制御部10に代えて、マイコンや専用IC等からなる昇圧制御部53を備えている。
そして、昇圧制御部53は、車両のイグニッションスイッチ(図示省略)がオンされるなどして当該燃料噴射制御装置50に動作用電源が投入されると動作を開始し、コンデンサC0の電圧(コンデンサ電圧)VCが予め設定された目標充電電圧となるように、図2に示す昇圧スイッチング制御を行う。
即ち、図2に示すように、昇圧制御部53が昇圧スイッチング制御を開始すると、まず、昇圧スイッチSW0をオンする(S110)。
そして、昇圧スイッチSW0をオンしているときには(S120:YES)、抵抗R0に生じる電圧により、昇圧スイッチSW0に流れている電流(昇圧用コイルL0に流れている電流でもあり、以下、昇圧スイッチ電流という)を検出し、その昇圧スイッチ電流が昇圧スイッチング制御用のオフ切替閾値IofUにまで増加するまで待つ(S130:NO)。そして、昇圧スイッチ電流がオフ切替閾値IofUまで増加したと判定すると(S130:YES)、昇圧スイッチSW0をオフする(S140)。
また、昇圧スイッチSW0をオフしているときには(S120:NO)、その昇圧スイッチSW0を今回オフしてからの経過時間であるオフ経過時間が、昇圧スイッチング制御用のオフ時間設定値TofUに達するまで待つ(S150:NO)。そして、オフ経過時間がオフ時間設定値TofUに達したと判定すると(S150:YES)、昇圧スイッチSW0をオンする。
そして、昇圧制御部53は、こうした動作を繰り返すことにより、昇圧スイッチSW0を繰り返しオン/オフさせてコンデンサC0を段階的に充電し、モニタしているコンデンサ電圧VCが目標充電電圧(本実施形態では、例えば200V)に達したことを検知すると、昇圧用スイッチング制御を止めて昇圧スイッチSW0をオフのままにする。
尚、この燃料噴射制御装置50では、コンデンサC0からピエゾアクチュエータP1〜P4の各々へ電源供給されるため、コンデンサC0の静電容量は、ピエゾアクチュエータP1〜P4への電源供給時にも略一定の電圧値を保つことができるように、比較的大きな値に設定されている。
そして更に、燃料噴射制御装置50は、第1グループのピエゾアクチュエータP1,P3について、以下の構成要素を備えている。
即ち、燃料噴射制御装置50は、ピエゾアクチュエータP1,P3が並列に接続された並列回路11に対して直列に接続される充放電用コイルL1と、充放電用コイルL1と並列回路11との直列回路21に対して、コンデンサC0の正極端子から充電スイッチSWaを介して電源供給を行うための充電経路31と、直列回路21に対して並列に接続され、放電スイッチSWbを介してピエゾアクチュエータP1,P3の充電電荷を放電させるための放電経路41とを備えている。
並列回路11は、ピエゾアクチュエータP1及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW1からなる直列回路と、ピエゾアクチュエータP3及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW3からなる直列回路とが、並列に接続されることにより構成されている。そして、並列回路11のピエゾアクチュエータP1,P3側の端部は、充放電用コイルL1の一端に接続され、気筒選択スイッチSW1,SW3側の端部は、抵抗R1を介してグランド電位に接続されている。
尚、抵抗R1は、ピエゾアクチュエータP1,P3に流れる電流(充電電流及び放電電流)を検出するための電流検出用抵抗である。また、各気筒選択スイッチSW1,SW3は、MOSFETやバイポーラトランジスタ等のスイッチング素子である。
直列回路21は、充放電用コイルL1側の端部が、充電スイッチSWaを介して、コンデンサC0の正極端子に接続されている。また、充電スイッチSWaには、ダイオードDaが、カソードをコンデンサC0の方にして(換言すれば、アノードを充放電用コイルL1の方にして)並列に接続されている。そして、そのダイオードDaは、ピエゾアクチュエータP1,P3を放電させる際において、放電スイッチSWbがオンからオフされた時にコンデンサC0へ回生電流(図14(B)における実線矢印の電流に相当)を流し込む役割を果たす。
尚、本実施形態において、充電スイッチSWaは、nチャネルMOSFETからなり、ドレインがコンデンサC0の正極端子に接続され、ソースが充放電用コイルL1の一端に接続されている。そして、そのMOSFETの寄生ダイオードを、ダイオードDaとして利用している。
また、放電スイッチSWbは、オンすることで放電経路41を形成するが、この放電スイッチSWbもnチャネルMOSFETからなる。そして、それのソースがグランド電位に接続され、ドレインが充電スイッチSWaと充放電用コイルL1との接続点に接続されている。
更に、放電スイッチSWbには、ダイオードDbが、カソードを充放電用コイルL1の方にして(換言すれば、アノードをグランド電位の方にして)並列に接続されている。そして、そのダイオードDbは、ピエゾアクチュエータP1,P3を充電する際において、充電スイッチSWaがオンからオフされた時に充放電用コイルL1によるフライホイール電流(図14(A)における点線矢印の電流に相当)を流す役割を果たす。尚、このダイオードDbも、放電スイッチSWbを成すMOSFETの寄生ダイオードである。
また、燃料噴射制御装置50は、第2グループのピエゾアクチュエータP2,P4についても、ピエゾアクチュエータP1,P3についての構成要素と全く同様の構成要素を備えている。
即ち、燃料噴射制御装置50は、ピエゾアクチュエータP2,P4が並列に接続された並列回路12に対して直列に接続される充放電用コイルL2と、充放電用コイルL2と並列回路12との直列回路22に対して、コンデンサC0の正極端子から充電スイッチSWcを介して電源供給を行うための充電経路32と、直列回路22に対して並列に接続され、放電スイッチSWdを介してピエゾアクチュエータP2,P4の充電電荷を放電させるための放電経路42とを備えている。
並列回路12は、ピエゾアクチュエータP2及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW2からなる直列回路と、ピエゾアクチュエータP4及びそれを駆動対象として選択するための気筒選択スイッチSW4からなる直列回路とが、並列に接続されることにより構成されている。そして、並列回路12のピエゾアクチュエータP2,P4側の端部は、充放電用コイルL2の一端に接続され、気筒選択スイッチSW2,SW4側の端部は、抵抗R2を介してグランド電位に接続されている。
尚、抵抗R2は、ピエゾアクチュエータP2,P4に流れる電流(充電電流及び放電電流)を検出するための電流検出用抵抗である。また、各気筒選択スイッチSW2,SW4は、MOSFETやバイポーラトランジスタ等のスイッチング素子である。
直列回路22は、充放電用コイルL2側の端部が、充電スイッチSWcを介して、コンデンサC0の正極端子に接続されている。また、充電スイッチSWcには、ダイオードDcが、カソードをコンデンサC0の方にして(換言すれば、アノードを充放電用コイルL2の方にして)並列に接続されている。そして、そのダイオードDcは、ピエゾアクチュエータP2,P4を放電させる際において、放電スイッチSWdがオンからオフされた時にコンデンサC0へ回生電流を流し込む役割を果たす。
尚、本実施形態において、充電スイッチSWcは、nチャネルMOSFETからなり、ドレインがコンデンサC0の正極端子に接続され、ソースが充放電用コイルL2の一端に接続されている。そして、そのMOSFETの寄生ダイオードを、ダイオードDcとして利用している。
また、放電スイッチSWdは、オンすることで放電経路42を形成するが、この放電スイッチSWdもnチャネルMOSFETからなる。そして、それのソースがグランド電位に接続され、ドレインが充電スイッチSWcと充放電用コイルL2との接続点に接続されている。
更に、放電スイッチSWdには、ダイオードDdが、カソードを充放電用コイルL2の方にして(換言すれば、アノードをグランド電位の方にして)並列に接続されている。そして、そのダイオードDdは、ピエゾアクチュエータP2,P4を充電する際において、充電スイッチSWcがオンからオフされた時に充放電用コイルL2によるフライホイール電流を流す役割を果たす。尚、このダイオードDdも、放電スイッチSWdを成すMOSFETの寄生ダイオードである。
そして、このような燃料噴射制御装置50では、駆動制御部55が、充電スイッチSWa,SWc、放電スイッチSWb,SWd及び気筒選択スイッチSW1〜SW4を制御する。そこで次に、その制御内容について説明する。
まず、駆動制御部55は、抵抗R1,R2のグランド電位側とは反対側の電圧、或いは抵抗R1,R2の両端電圧をモニタすることにより、駆動対象としているピエゾアクチュエータに流れる充電電流及び放電電流を検出するようになっている。また、駆動制御部55は、並列回路11,12の充放電用コイルL1,L2側の端部の電圧により、駆動対象としているピエゾアクチュエータの充電電圧(ピエゾ電圧)を検出するようになっている。更に、駆動制御部55には、エンジン制御の処理を行う電子制御ユニット或いはマイコン(図示省略)から、各気筒のインジェクタを開弁させるための、気筒毎の駆動信号(いわゆる噴射指令信号)が入力される。尚、燃料噴射制御装置50が上記電子制御ユニット内に設けられる場合、駆動制御部55には、その電子制御ユニット内のマイコンから気筒毎の駆動信号が入力される。
ここで以下では、#1のピエゾアクチュエータP1が駆動対象である場合を例に挙げて説明する。
図3に示すように、駆動制御部55は、#1の駆動信号がハイになると、気筒選択スイッチSW1〜SW4のうち、#1に対応する気筒選択スイッチSW1をオンすると共に、#1が所属する第1グループについての放電スイッチSWbをオフした状態で、その第1グループについての充電スイッチSWaをオン/オフさせる充電スイッチング制御を行う。
すると、充電スイッチSWaのオン時には、コンデンサC0から充電経路31及び充放電用コイルL1を介してピエゾアクチュエータP1に充電電流が流れ、充電スイッチSWaのオフ時には、充放電用コイルL1に蓄積されたエネルギーによって流れる充電電流が、グランド電位側から放電スイッチSWbに並列なダイオードDbを介してピエゾアクチュエータP1に流れることとなる。そして、このような充電スイッチング制御により、ピエゾアクチュエータP1が段階的に充電されて伸長し、#1のインジェクタが開弁する。
この充電スイッチング制御の内容について更に詳しく説明する。
図4(A)に示すように、駆動制御部55は、充電スイッチング制御を開始すると、まず、充電スイッチSWaをオンする(S210)。
そして、充電スイッチSWaをオンしているときには(S220:YES)、抵抗R1に生じる電圧により検出されるピエゾアクチュエータP1の充電電流が充電スイッチング制御用のオフ切替閾値IofCにまで増加するまで待つ(S230:NO)。そして、充電電流がオフ切替閾値IofCまで増加したと判定すると(S230:YES)、充電スイッチSWaをオフする(S240)。
また、充電スイッチSWaをオフしているときには(S220:NO)、抵抗R1に生じる電圧により検出されるピエゾアクチュエータP1の充電電流が充電スイッチング制御用のオン切替閾値IonCにまで減少するまで待つ(S250:NO)。そして、充電電流がオン切替閾値IonCまで減少したと判定すると(S250:YES)、充電スイッチSWaをオンする。
尚、図4(A)の充電スイッチング制御は、前述した制御パターンAに該当するものである。また、駆動制御部55は、充電スイッチング制御を行っている際に、駆動対象のピエゾアクチュエータP1の充電電圧が、インジェクタを確実に開弁可能な充電終了目標値以上になったと判定すると、充電スイッチング制御を終了して充電スイッチSWaをオフ状態のままにする。
その後、図3に示すように、#1の駆動信号がハイからローに戻ると、駆動制御部55は、#1が所属する第1グループについての充電スイッチSWaをオフした状態で、その第1グループについての放電スイッチSWbをオン/オフさせる放電スイッチング制御を行う。
すると、放電スイッチSWbのオン時には、ピエゾアクチュエータP1の正極側から充放電用コイルL1及び放電経路41を介してグランド電位側へ放電電流が流れ、放電スイッチSWbのオフ時には、ピエゾアクチュエータP1の正極側から充放電用コイルL1及び充電スイッチSWaに並列なダイオードDaを介してコンデンサC0へと放電電流が流れ、その放電電流によりピエゾアクチュエータP1の電荷がコンデンサC0に回収される。そして、このような放電スイッチング制御により、ピエゾアクチュエータP1が段階的に放電されて収縮し、#1のインジェクタが閉弁する。
この放電スイッチング制御の内容について更に詳しく説明する。
図4(B)に示すように、駆動制御部55は、放電スイッチング制御を開始すると、まず、放電スイッチSWbをオンする(S310)。
そして、放電スイッチSWbをオンしているときには(S320:YES)、抵抗R1に生じる電圧により検出されるピエゾアクチュエータP1の放電電流が放電スイッチング制御用のオフ切替閾値IofDにまで増加するまで待つ(S330:NO)。そして、放電電流がオフ切替閾値IofDまで増加したと判定すると(S330:YES)、放電スイッチSWbをオフする(S340)。
また、放電スイッチSWbをオフしているときには(S320:NO)、抵抗R1に生じる電圧により検出されるピエゾアクチュエータP1の放電電流が放電スイッチング制御用のオン切替閾値IonDにまで減少するまで待つ(S350:NO)。そして、放電電流がオン切替閾値IonDまで減少したと判定すると(S350:YES)、放電スイッチSWbをオンする。
尚、図4(B)の放電スイッチング制御は、前述した制御パターンaに該当するものである。また、駆動制御部55は、放電スイッチング制御を行っている際に、駆動対象のピエゾアクチュエータP1の充電電圧が、ほぼ0Vに設定された放電終了目標値以下になったと判定すると、放電スイッチング制御を終了して放電スイッチSWbをオフ状態のままにすると共に、それまでオンしていた気筒選択スイッチSW1をオフする。
一方、#3のピエゾアクチュエータP3が駆動される場合には、気筒選択スイッチSW1の代わりに、気筒選択スイッチSW3がオンされることとなる。また、#1を例に挙げて説明したことは、第2グループの#2,#4に関連する部分についても同様であり、ピエゾアクチュエータP2,P4が駆動される場合には、充電スイッチSWa及び放電スイッチSWbではなく、充電スイッチSWcと放電スイッチSWdがオン/オフされることとなる。
以上のような燃料噴射制御装置50において、DC/DCコンバータ51の昇圧制御部53が昇圧スイッチング制御を実施するのに用いる電流検出用抵抗R0には、コンデンサC0の電流が流れず、昇圧制御部53は、逆流防止用ダイオードD0からコンデンサC0に流れる充電電流を検出することなく昇圧スイッチング制御を行う。
また、駆動制御部55がピエゾアクチュエータP1,P3を駆動するための充電スイッチング制御と放電スイッチング制御を実施するのに用いる電流検出用抵抗R1は、充電スイッチSWaと放電スイッチSWbと充放電用コイルL1との接続点cp1から、充放電用コイルL1及びピエゾアクチュエータP1又はP3を経由してグランド電位へ至る電流経路上にあり、その電流経路上に流れる電流をピエゾアクチュエータP1又はP3に流れる電流として検出するものとなっている。
同様に、駆動制御部55がピエゾアクチュエータP2,P4を駆動するための充電スイッチング制御と放電スイッチング制御を実施するのに用いる電流検出用抵抗R2は、充電スイッチSWcと放電スイッチSWdと充放電用コイルL2との接続点cp2から、充放電用コイルL2及びピエゾアクチュエータP2又はP4を経由してグランド電位へ至る電流経路上にあり、その電流経路上に流れる電流をピエゾアクチュエータP2又はP4に流れる電流として検出するものとなっている。
このため、駆動制御部55も、逆流防止用ダイオードD0からコンデンサC0に流れる充電電流を検出することなく充電スイッチング制御と放電スイッチング制御を行うこととなる。
よって、このような燃料噴射制御装置50によれば、図5に示すように、ピエゾアクチュエータPn(nは1〜4の何れか)を駆動するための充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中に、昇圧スイッチング制御(つまり、DC/DCコンバータ5の昇圧動作)を行っても、その昇圧スイッチング制御と、充電スイッチング制御及び放電スイッチング制御の各々とを、互いに干渉することなく正しく行うことができる。
このため、充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の実施中でも、コンデンサC0を充電することができ、コンデンサC0の充電エネルギーが不足してしまうこと(詳しくは、ピエゾアクチュエータPnの次の駆動タイミングまでに、コンデンサ電圧VCを目標値にまで上昇させることができなくなること)を回避することができる。
具体的には、従来装置と比べて、充電スイッチング制御中におけるコンデンサ電圧VCの低下を少なくすることができ、また、放電スイッチング制御中におけるコンデンサ電圧VCの上昇を大きくすることができる。このため、多段噴射を行う場合であっても、次の燃料噴射の実施時までに、コンデンサC0に必要なエネルギーを蓄積することができるようになる。
尚、本実施形態では、昇圧制御部53が昇圧制御手段に相当し、駆動制御部55が充放電制御手段に相当している。また、ダイオードDa,Dcが第1ダイオードに相当し、ダイオードDb,Ddが第2ダイオードに相当している。また、ハイレベルの駆動信号が駆動指令に相当し、ローレベルの駆動信号が駆動停止指令に相当している。そして、抵抗R0が昇圧スイッチ電流検出手段に相当し、抵抗R1,R2がピエゾアクチュエータ電流検出手段に相当している。
一方、上記第1実施形態において、抵抗R0は、バッテリ電圧VBから昇圧用コイルL0及び昇圧スイッチSW0を経由してグランド電位へ至る電流経路上に設ければ良く、バッテリ電圧VBと昇圧用コイルL0との間や、昇圧用コイルL0と昇圧スイッチSW0との間に設けても良い。そして、それらの場合には、抵抗R0の両端電圧を差動アンプ等で検出して電流を検出する構成を採れば良い。
また、抵抗R1,R2は、逆流防止用ダイオードD0からコンデンサC0に流れる充電電流を検出することなく、ピエゾアクチュエータPnに流れる電流を検出可能な位置に設ければ良く、上記接続点cp1,cp2から充放電用コイルL1,L2及びピエゾアクチュエータPnを経由してグランド電位へ至る電流経路上の何れかの位置に設ければ良い。具体的には、抵抗R1は、図1における(1),(2)の各位置にそれぞれ設けるようにしても良く、また、(5)の位置や(7)の位置に設けることもできる。同様に、抵抗R2は、図1における(3),(4)の各位置にそれぞれ設けるようにしても良く、また、(6)の位置や(8)の位置に設けることもできる。
[第2実施形態]
第2実施形態の燃料噴射制御装置50は、第1実施形態の燃料噴射制御装置50と比較すると、DC/DCコンバータ51の昇圧制御部53が、図2の昇圧スイッチング制御に代えて、図6の昇圧スイッチング制御を行う点が異なっている。
そして、図6の昇圧スイッチング制御では、図2の昇圧スイッチング制御と比較すると、S130の判定に代えて、S135の判定が行われる点が異なっている。
即ち、昇圧スイッチSW0をオンしているときには(S120:YES)、その昇圧スイッチSW0を今回オンしてからの経過時間であるオン経過時間が、昇圧スイッチング制御用のオン時間設定値TonUに達するまで待ち(S135:NO)、オン経過時間がオン時間設定値TonUに達したと判定すると(S135:YES)、昇圧スイッチSW0をオフする(S140)。つまり、昇圧スイッチSW0のオフ期間だけでなく、オン期間も時間のみで制御している。
そして、このような第2実施形態の燃料噴射制御装置によっても、第1実施形態の燃料噴射制御装置50と同じ効果が得られる。また、本第2実施形態の場合、電流検出用の抵抗R0を削除することができる。
[変形例]
第1及び第2実施形態は、下記変形例1〜9のように変形しても良い。
<変形例1>
図4(A)の充電スイッチング制御に代えて、図7(A)の充電スイッチング制御を行うようにしても良い。
そして、図7(A)の充電スイッチング制御では、図4(A)の充電スイッチング制御と比較すると、S250の判定に代えて、S255の判定が行われる点が異なっている。
即ち、充電スイッチSWa,SWcをオフしているときには(S220:NO)、その充電スイッチSWa,SWcを今回オフしてからの経過時間であるオフ経過時間が、充電スイッチング制御用のオフ時間設定値TofCに達するまで待ち(S255:NO)、オフ経過時間がオフ時間設定値TofCに達したと判定すると(S255:YES)、充電スイッチSWa,SWcをオンする(S260)。
つまり、図7(A)の充電スイッチング制御では、充電スイッチSWa,SWcのオン期間は、抵抗R1,R2によって検出されるピエゾアクチュエータPnの充電電流に基づいて制御するが、充電スイッチSWa,SWcのオフ期間は、時間で制御している。尚、この充電スイッチング制御は、前述した制御パターンBに該当するものである。
<変形例2>
図4(B)の放電スイッチング制御に代えて、図7(B)の放電スイッチング制御を行うようにしても良い。
そして、図7(B)の放電スイッチング制御では、図4(B)の放電スイッチング制御と比較すると、S350の判定に代えて、S355の判定が行われる点が異なっている。
即ち、放電スイッチSWb,SWdをオフしているときには(S320:NO)、その放電スイッチSWb,SWdを今回オフしてからの経過時間であるオフ経過時間が、放電スイッチング制御用のオフ時間設定値TofDに達するまで待ち(S355:NO)、オフ経過時間がオフ時間設定値TofDに達したと判定すると(S355:YES)、放電スイッチSWb,SWdをオンする(S360)。
つまり、図7(B)の放電スイッチング制御では、放電スイッチSWb,SWdのオン期間は、抵抗R1,R2によって検出されるピエゾアクチュエータPnの放電電流に基づいて制御するが、放電スイッチSWb,SWdのオフ期間は、時間で制御している。尚、この放電スイッチング制御は、前述した制御パターンbに該当するものである。
<変形例3>
図4(A)の充電スイッチング制御に代えて、図8(A)の充電スイッチング制御を行うようにしても良い。
そして、図8(A)の充電スイッチング制御では、図4(A)の充電スイッチング制御と比較すると、S230の判定に代えて、S235の判定が行われる点が異なっている。
即ち、充電スイッチSWa,SWcをオンしているときには(S220:YES)、その充電スイッチSWa,SWcを今回オンしてからの経過時間であるオン経過時間が、充電スイッチング制御用のオン時間設定値TonCに達するまで待ち(S235:NO)、オン経過時間がオン時間設定値TonCに達したと判定すると(S235:YES)、充電スイッチSWa,SWcをオフする(S240)。
つまり、図8(A)の充電スイッチング制御では、充電スイッチSWa,SWcのオフ期間は、抵抗R1,R2によって検出されるピエゾアクチュエータPnの充電電流に基づいて制御するが、充電スイッチSWa,SWcのオン期間は、時間で制御している。尚、この充電スイッチング制御は、前述した制御パターンCに該当するものである。
<変形例4>
図4(B)の放電スイッチング制御に代えて、図8(B)の放電スイッチング制御を行うようにしても良い。
そして、図8(B)の放電スイッチング制御では、図4(B)の放電スイッチング制御と比較すると、S330の判定に代えて、S335の判定が行われる点が異なっている。
即ち、放電スイッチSWb,SWdをオンしているときには(S320:YES)、その放電スイッチSWb,SWdを今回オンしてからの経過時間であるオン経過時間が、放電スイッチング制御用のオン時間設定値TonDに達するまで待ち(S335:NO)、オン経過時間がオン時間設定値TonDに達したと判定すると(S335:YES)、放電スイッチSWb,SWdをオフする(S340)。
つまり、図8(B)の放電スイッチング制御では、放電スイッチSWb,SWdのオフ期間は、抵抗R1,R2によって検出されるピエゾアクチュエータPnの放電電流に基づいて制御するが、放電スイッチSWb,SWdのオン期間は、時間で制御している。尚、この放電スイッチング制御は、前述した制御パターンcに該当するものである。
<変形例5>
図4(A)の充電スイッチング制御に代えて、図9(A)の充電スイッチング制御を行うようにしても良い。
そして、図9(A)の充電スイッチング制御では、図4(A)の充電スイッチング制御と比較すると、S230の判定に代えて、図8(A)の充電スイッチング制御と同じS235の判定が行われると共に、S250の判定に代えて、図7(A)の充電スイッチング制御と同じS255の判定が行われる点が異なっている。
つまり、図9(A)の充電スイッチング制御では、充電スイッチSWa,SWcのオン期間とオフ期間との両方を、時間で制御している。尚、この充電スイッチング制御は、前述した制御パターンDに該当するものである。
<変形例6>
図4(B)の放電スイッチング制御に代えて、図9(B)の放電スイッチング制御を行うようにしても良い。
そして、図9(B)の放電スイッチング制御では、図4(B)の放電スイッチング制御と比較すると、S330の判定に代えて、図8(B)の放電スイッチング制御と同じS335の判定が行われると共に、S350の判定に代えて、図7(B)の放電スイッチング制御と同じS355の判定が行われる点が異なっている。
つまり、図9(B)の放電スイッチング制御では、放電スイッチSWb,SWdのオン期間とオフ期間との両方を、時間で制御している。尚、この放電スイッチング制御は、前述した制御パターンdに該当するものである。
尚、充電スイッチング制御及び放電スイッチング制御として、図9(A)と図9(B)の各制御を行うのであれば、電流検出用の抵抗R1,R2を削除することができる。
また、言うまでもないが、図4(A)、図7(A)、図8(A)、図9(A)の4通りの各充電スイッチング制御に対して、図4(B)、図7(B)、図8(B)、図9(B)の4通りの各放電スイッチング制御を組み合わせることができる。
<変形例7>
一方、図4(A)又は図7(A)のS230で判定するピエゾアクチュエータPnの充電電流を、前述の抵抗R1,R2以外で検出するように構成することもできる。
例えば、図1における(9),(10)の各位置に電流検出用の抵抗(以下、抵抗Ra1,Ra2という)を設け、上記S230では、その抵抗Ra1,Ra2によって検出されるピエゾアクチュエータPnの充電電流がオフ切替閾値IofCにまで増加したか否かを判定するようにしても良い。
また、抵抗Ra1,Ra2は、逆流防止用ダイオードD0のカソードとコンデンサC0の正極端子との接続点から、充電スイッチSWa,SWcを経由して上記接続点cp1,cp2へ至る電流経路上の何れかの位置に設ければ良い。このため、例えば、抵抗Rb1,Rb2は、充電スイッチSWa,SWcの上流側に各々設けるようにしても良いし、また、抵抗Ra1,Ra2と同じ役割の1つの抵抗(以下、抵抗Ra3という)を、図1における(11)の位置に設けるようにしても良い。
尚、上記抵抗Ra1,Ra2,Ra3が充電経路電流検出手段に相当する。また、この変形例7を適用した図7(A)の充電スイッチング制御と、図9(B)の放電スイッチング制御を行う場合、抵抗R1,R2は不要となる。
<変形例8>
また、図4(B)又は図7(B)のS330で判定するピエゾアクチュエータPnの放電電流を、前述の抵抗R1,R2以外で検出するように構成することもできる。
例えば、図1における(12),(13)の各位置に電流検出用の抵抗(以下、抵抗Rb1,Rb2という)を設け、上記S330では、その抵抗Rb1,Rb2によって検出されるピエゾアクチュエータPnの放電電流がオフ切替閾値IofDにまで増加したか否かを判定するようにしても良い。
また、抵抗Rb1,Rb2は、上記接続点cp1,cp2から放電スイッチSWb,SWdを経由してグランド電位へ至る電流経路上の何れかの位置に設ければ良い。このため、例えば、抵抗Rb1,Rb2は、放電スイッチSWb,SWdの下流側に各々設けるようにしても良いし、また、抵抗Rb1,Rb2と同じ役割の1つの抵抗(以下、抵抗Rb3という)を、図1における(14)の位置に設けるようにしても良い。
尚、上記抵抗Rb1,Rb2,Rb3が放電経路電流検出手段に相当する。また、この変形例8を適用した図7(B)の放電スイッチング制御と、図9(A)の充電スイッチング制御、或いは変形例7を適用した図7(A)の充電スイッチング制御を行う場合、抵抗R1,R2は不要となる。
<変形例9>
また、変形例8で述べた抵抗Rb1,Rb2又はRb3を設ける場合、放電スイッチング制御としては、図10の放電スイッチング制御を行うようにしても良い。
図10の放電スイッチング制御では、変形例8を適用した図7(B)の放電スイッチング制御と比較すると、S355の判定に代えて、S357の判定が行われる点が異なっている。尚、ここでは、第1グループのピエゾアクチュエータP1が駆動対象である場合を例に挙げて説明する。
即ち、図10の放電スイッチング制御では、放電スイッチSWbをオフしているときに(S320:NO)、接続点cp1の電圧(以下、接続点電圧ともいう)を検出して、その接続点電圧が所定の閾値電圧Vxまで低下するまで待ち(S357:NO)、接続点電圧が閾値電圧Vxまで低下したと判定すると(S357:YES)、放電スイッチSWbをオフからオンする(S360)。
ここで、閾値電圧Vxは、図11に示すように、コンデンサ電圧VCの目標充電電圧(=200V)よりは低く、ピエゾアクチュエータPnの正極側電圧の最大値(つまり、ピエゾ電圧の最大値であり、例えば140V)よりは高い値に設定されている。
また、図11に示すように、放電スイッチSWbがオンからオフすると、駆動対象のピエゾアクチュエータP1の正極側から充放電用コイルL1及びダイオードDaを介してコンデンサC0へと、ピエゾアクチュエータP1の放電電流が流れるため、接続点cp1の電圧は、ほぼコンデンサ電圧VCになる(詳しくは、VCよりもダイオードDaの順方向電圧の分だけ高い電圧になる)。そして、その後、ピエゾアクチュエータP1の放電電流が流れなくなると、接続点cp1の電圧は、ピエゾアクチュエータP1の正極側電圧と等しくなる。
そこで、図10の放電スイッチング制御では、放電スイッチSWbをオフしてから、接続点cp1の電圧が閾値電圧Vxまで低下したと判定すると、放電スイッチSWbを再びオンするようにしている。尚、第2グループのピエゾアクチュエータP2,P4が駆動される場合には、接続点cp2の電圧が閾値電圧Vxまで低下したと判定された時に、放電スイッチSWdがオフからオンされる。
そして、このような放電スイッチング制御によれば、図7(B)の放電スイッチング制御と比べると、放電スイッチSWb,SWdをオフからオンするタイミングを、より適切に制御できるという点で有利である。
[第3実施形態]
次に、図12は、第3実施形態の燃料噴射制御装置60の構成を表す構成図である。
第3実施形態の燃料噴射制御装置60は、第1実施形態の燃料噴射制御装置50と比較すると、下記〈1〉,〈2〉の点が異なっている。
〈1〉充放電用コイルL2と、充電スイッチSWc及び放電スイッチSWdが削除されている。そして、充放電用コイルL1と第1グループの並列回路11(ピエゾアクチュエータP1,P3)とがスイッチSW5を介して接続されるようになっており、また、充放電用コイルL1と第2グループの並列回路12(ピエゾアクチュエータP2,P4)とがスイッチSW6を介して接続されるようになっている。
つまり、燃料噴射制御装置60では、充放電用コイルL1と充電スイッチSWa及び放電スイッチSWbが1組だけ備えられており、1つの充放電用コイルL1が、スイッチSW5,SW6により、2つのグループの並列回路11,12の何れか一方に切り替えて接続されるようになっている。換言すれば、充放電用コイルL1と直列に接続されるピエゾアクチュエータのグループが、第1グループと第2グループの何れかに切り替えられるようになっている。このため、以下では、スイッチSW5,SW6を、グループ選択スイッチという。尚、エンジンがV型で、気筒の第1グループと第2グループが、そのV型エンジンの各バンクの気筒グループである場合、グループ選択スイッチSW5,SW6と同じ役割のスイッチは、バンク選択スイッチと呼ばれる。
また、本実施形態において、グループ選択スイッチSW5,SW6の各々は、2つのMOSFETを、それらの寄生ダイオードのカソード同士が向かい合うように接続したものである。つまり、第1グループ側のグループ選択スイッチSW5は、ソースが充放電用コイルL1の一端に接続された第1スイッチSW5aとしてのMOSFETと、ソースが並列回路11の一端に接続され、ドレインが第1スイッチSW5aのドレインに接続された第2スイッチSW5bとしてのMOSFETとからなる。同様に、第2グループ側のグループ選択スイッチSW6は、ソースが充放電用コイルL1の一端に接続された第1スイッチSW6aとしてのMOSFETと、ソースが並列回路12の一端に接続され、ドレインが第1スイッチSW6aのドレインに接続された第2スイッチSW6bとしてのMOSFETとからなる。尚、図12において、D5a,D5b,D6a,D6bの各々は、各スイッチSW5a,SW5b,SW6a,SW6bの寄生ダイオードである。
そして、グループ選択スイッチSW5を構成する2つのスイッチSW5a,SW5bをオンすれば、充放電用コイルL1と第1グループの並列回路11とが接続され、グループ選択スイッチSW6を構成する2つのスイッチSW6a,SW6bをオンすれば、充放電用コイルL1と第2グループの並列回路12とが接続される。
但し、例えばグループ選択スイッチSW5の方を例に挙げて説明すると、そのスイッチSW5を構成する第1及び第2スイッチSW5a,SW5bのうち、少なくとも第1スイッチSW5aがオンすれば、並列回路11側(ピエゾアクチュエータP1,P3側)から充放電用コイルL1側へ、第2スイッチSW5bの寄生ダイオードD5bと第1スイッチSW5aを介して、放電電流を流すことができる。また、第1及び第2スイッチSW5a,SW5bのうち、少なくとも第2スイッチSW5bがオンすれば、充放電用コイルL1側から並列回路11側(ピエゾアクチュエータP1,P3側)へ、第1スイッチSW5aの寄生ダイオードD5aと第2スイッチSW5bを介して、充電電流を流すことができる。このため、以下では、第1スイッチSW5a,SW6aを、放電許可側スイッチといい、第2スイッチSW5b,SW6bを、充電許可側スイッチという。
〈2〉駆動制御部55は、何れかの気筒(以下、#nとする)の駆動信号が最初にハイになってから、その#nのインジェクタを閉弁させるための放電スイッチング制御が終わるまでの間(つまり、#nのピエゾアクチュエータPnの駆動期間であり、図3に示すように、その#nに対応する気筒選択スイッチSWnをオンしている間)、グループ選択スイッチSW5,SW6のうち、その#nのグループ側のグループ選択スイッチをオンし、他グループ側のグループ選択スイッチをオフする。
尚、グループ選択スイッチSW5,SW6をオンするとは、そのグループ選択スイッチSW5,SW6を構成する放電許可側スイッチSW5a,SW6a及び充電許可側スイッチSW5b,SW6bの両方をオンすることであり、グループ選択スイッチSW5,SW6をオフするとは、そのグループ選択スイッチSW5,SW6を構成する放電許可側スイッチSW5a,SW6a及び充電許可側スイッチSW5b,SW6bの両方をオフすることである。また、駆動制御部55は、ピエゾアクチュエータPnの駆動期間において、#nのグループ側のグループ選択スイッチを構成する充電許可側スイッチ及び放電許可側スイッチを両方オンするのではなく、その充電許可側スイッチ及び放電許可側スイッチのうち、充電スイッチング制御を行っている間は充電許可側スイッチのみをオンし、放電スイッチング制御を行っている間は放電許可側スイッチのみをオンするようにしても良い。
そして、このような第3実施形態の燃料噴射制御装置60において、他の点については第1実施形態と同様である。よって、第1実施形態の燃料噴射制御装置50と同じ効果を得ることができる。
一方、本第3実施形態においても、抵抗R0,R1,R2を設ける位置は、第1実施形態で述べたように他の位置に変更することができる。
つまり、抵抗R0は、バッテリ電圧VBと昇圧用コイルL0との間や、昇圧用コイルL0と昇圧スイッチSW0との間に設けても良い。そして、抵抗R1は、図12における(1),(2)の各位置にそれぞれ設けるようにしても良く、図12における(16)の位置や(18)の位置に設けるようにしても良い。同様に、抵抗R2は、図12における(3),(4)の各位置にそれぞれ設けるようにしても良く、図12における(17)の位置や(19)の位置に設けるようにしても良い。また、抵抗R1,R2と同じ役割の1つの抵抗を、図12における(5)の位置や(7)の位置に設けることもできる。
また、本第3実施形態においても、DC/DCコンバータ51の昇圧制御部53は、図2の昇圧スイッチング制御に代えて、図6の昇圧スイッチング制御を行うようにしても良い。
また更に、本第3実施形態においても、前述した変形例1〜9を適用することができる。尚、変形例7を適用する場合には、前述した抵抗Ra1,Ra2と同じ役割の1つの抵抗Ra3を、図12における(9)の位置や(11)の位置に設ければ良い。また、変形例8又は変形例9を適用する場合には、前述した抵抗Rb1,Rb2と同じ役割の1つの抵抗Rb3を、図12における(12)の位置や(14)の位置に設ければ良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、ピエゾアクチュエータP1〜P4をグループ分けせずに、充放電用コイルと充電スイッチ及び放電スイッチとを1組だけ設けた構成でも良い。つまり、図1の回路構成から、充放電用コイルL2と充電スイッチSWc及び放電スイッチSWdとを削除し、ピエゾアクチュエータP2,P4の並列回路12を充放電用コイルL1に接続した回路構成でも良い。
また逆に、ピエゾアクチュエータP1〜P4の各々について、充放電用コイルと放電スイッチ及び充電スイッチとを設けた回路構成でも良い。
また、本発明は、ディーゼルエンジンに限らず、ガソリンエンジンの燃料噴射制御装置にも適用することができる。
また、駆動対象のピエゾアクチュエータは、インジェクタを開閉弁させるピエゾアクチュエータ以外でも良い。
第1実施形態の燃料噴射制御装置の構成を表す構成図である。 第1実施形態の昇圧スイッチング制御の内容を表すフローチャートである。 駆動制御部の動作を表すタイムチャートである。 第1実施形態の充電スイッチング制御と放電スイッチング制御の内容を表すフローチャートである。 第1実施形態の燃料噴射制御装置の効果を説明する説明図である。 第2実施形態の昇圧スイッチング制御の内容を表すフローチャートである。 変形例1の充電スイッチング制御と変形例2の放電スイッチング制御の内容を表すフローチャートである。 変形例3の充電スイッチング制御と変形例4の放電スイッチング制御の内容を表すフローチャートである。 変形例5の充電スイッチング制御と変形例6の放電スイッチング制御の内容を表すフローチャートである。 変形例9の放電スイッチング制御の内容を表すフローチャートである。 図10の放電スイッチング制御の内容を説明する説明図である。 第3実施形態の燃料噴射制御装置の構成を表す構成図である。 従来の燃料噴射制御装置を説明する説明図である。 充電スイッチング制御と放電スイッチング制御を説明する説明図である。 従来技術の問題を説明する説明図である。
符号の説明
11,12…並列回路、21,22…直列回路、31,32…充電経路、41,42…放電経路、50,60…燃料噴射制御装置、51…DC/DCコンバータ、53…昇圧制御部、55…駆動制御部、C0…コンデンサ、D0…逆流防止用ダイオード、Da〜Dd,D5a,D5b,D6a,D6b…ダイオード(寄生ダイオード)、L0…昇圧用コイル、L1,L2…充放電用コイル、P1〜P4…ピエゾアクチュエータ、R0,R1,R2…電流検出用抵抗、SW0…昇圧スイッチ、SWa,SWc…充電スイッチ、SWb,SWd…放電スイッチ、SW1〜SW4…気筒選択スイッチ、SW5,SW6…グループ選択スイッチ、SW5a,SW6a…第1スイッチ(放電許可側スイッチ)、SW5b,SW6b…第2スイッチ(充電許可側スイッチ)cp1,cp2…接続点

Claims (14)

  1. 一端に電源電圧が供給される昇圧用コイルと、該昇圧用コイルの他端と前記電源電圧よりも低い基準電位との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチと、前記昇圧用コイルの他端と前記昇圧スイッチとの間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードと、該逆流防止用ダイオードのカソードと前記基準電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサと、前記昇圧スイッチのオン/オフを繰り返す昇圧スイッチング制御を行うことにより、前記コンデンサを前記逆流防止用ダイオードからの電流で充電して、該コンデンサの前記基準電位側とは反対側の端子(以下、正極端子という)に前記電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧制御手段と、を有したDC/DCコンバータと、
    ピエゾアクチュエータに直列に接続される充放電用コイルと、
    該充放電用コイルと前記ピエゾアクチュエータとの直列回路に対して、前記コンデンサの正極端子から充電スイッチを介して電源供給を行うための充電経路と、
    前記直列回路に並列に接続され、放電スイッチを介して前記ピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電経路と、
    前記充電スイッチに対して、カソードが前記コンデンサの正極端子側となるよう並列に接続された第1ダイオードと、
    前記放電スイッチに対して、カソードが前記充放電用コイル側となるよう並列に接続された第2ダイオードと、
    外部から駆動指令が入力されると、前記放電スイッチをオフした状態で前記充電スイッチのオン/オフを繰り返す充電スイッチング制御を行うことにより、前記ピエゾアクチュエータを充電させて伸長させ、外部から駆動停止指令が入力されると、前記充電スイッチをオフした状態で前記放電スイッチのオン/オフを繰り返す放電スイッチング制御を行うことにより、前記ピエゾアクチュエータを放電させて収縮させる充放電制御手段と、
    を備えたピエゾアクチュエータ駆動装置であって、
    前記昇圧制御手段と前記充放電制御手段が、前記逆流防止用ダイオードから前記コンデンサに流れる充電電流を検出することなく、前記昇圧スイッチング制御と前記充電スイッチング制御及び前記放電スイッチング制御を行うように構成されていること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記電源電圧から前記昇圧用コイル及び前記昇圧スイッチを経由して前記基準電位へ至る電流経路上に、前記昇圧スイッチに流れる電流を検出するための昇圧スイッチ電流検出手段を備えると共に、
    前記コンデンサの前記基準電位側の端子は、前記昇圧スイッチ電流検出手段を介すことなく前記基準電位に接続されており、
    前記昇圧制御手段は、前記昇圧スイッチング制御の実施中において、前記昇圧スイッチをオンしているときに、前記昇圧スイッチ電流検出手段により検出される電流が昇圧スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、前記昇圧スイッチをオンからオフし、前記昇圧スイッチをオフしている時間が昇圧スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、前記昇圧スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  3. 請求項1に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記昇圧制御手段は、前記昇圧スイッチング制御の実施中において、前記昇圧スイッチをオンしている時間が昇圧スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、前記昇圧スイッチをオンからオフし、前記昇圧スイッチをオフしている時間が昇圧スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、前記昇圧スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記充電スイッチと前記放電スイッチと前記充放電用コイルとの接続点から、前記充放電用コイル及び前記ピエゾアクチュエータを経由して前記基準電位へ至る電流経路上に、前記ピエゾアクチュエータに流れる電流を検出するためのピエゾアクチュエータ電流検出手段を備え、
    前記充放電制御手段は、前記ピエゾアクチュエータ電流検出手段により検出される電流値を用いて、前記充電スイッチング制御と前記放電スイッチング制御との両方又は一方を行うこと、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  5. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記逆流防止用ダイオードのカソードと前記コンデンサの正極端子との接続点から、前記充電スイッチを経由して、該充電スイッチと前記放電スイッチと前記充放電用コイルとの接続点へ至る電流経路上に、その電流経路に流れる電流を検出するための充電経路電流検出手段を備え、
    前記充放電制御手段は、前記充電経路電流検出手段により検出される電流値を用いて、前記充電スイッチング制御を行うこと、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  6. 請求項5に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記充放電制御手段は、前記充電スイッチング制御の実施中において、前記充電スイッチをオンしているときに、前記充電経路電流検出手段により検出される前記ピエゾアクチュエータの充電電流が充電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、前記充電スイッチをオンからオフし、前記充電スイッチをオフしている時間が充電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、前記充電スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  7. 請求項1ないし請求項3、請求項5及び請求項6の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記充電スイッチと前記放電スイッチと前記充放電用コイルとの接続点から、前記放電スイッチを経由して前記基準電位へ至る電流経路上に、その電流経路に流れる電流を検出するための放電経路電流検出手段を備え、
    前記充放電制御手段は、前記放電経路電流検出手段により検出される電流値を用いて、前記放電スイッチング制御を行うこと、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  8. 請求項7に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記充放電制御手段は、前記放電スイッチング制御の実施中において、前記放電スイッチをオンしているときに、前記放電経路電流検出手段により検出される前記ピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、前記放電スイッチをオンからオフし、前記放電スイッチをオフしている時間が放電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、前記放電スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  9. 請求項7に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記充放電制御手段は、前記放電スイッチング制御の実施中において、前記放電スイッチをオンしているときに、前記放電経路電流検出手段により検出される前記ピエゾアクチュエータの放電電流が放電スイッチング制御用のオフ切替閾値まで増加したと判定すると、前記放電スイッチをオンからオフし、前記放電スイッチをオフしているときに、前記充電スイッチと前記放電スイッチと前記充放電用コイルとの接続点の電圧を検出し、その電圧が所定の閾値電圧まで低下したと判定すると、前記放電スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  10. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記充放電制御手段は、前記充電スイッチング制御の実施中において、前記充電スイッチをオンしている時間が充電スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、前記充電スイッチをオンからオフし、前記充電スイッチをオフしている時間が充電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、前記充電スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  11. 請求項1ないし請求項3及び請求項10の何れか1項に記載のピエゾアクチュエータ駆動装置において、
    前記充放電制御手段は、前記放電スイッチング制御の実施中において、前記放電スイッチをオンしている時間が放電スイッチング制御用のオン時間設定値に達すると、前記放電スイッチをオンからオフし、前記放電スイッチをオフしている時間が放電スイッチング制御用のオフ時間設定値に達すると、前記放電スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
  12. 一端に電源電圧が供給される昇圧用コイルと、
    該昇圧用コイルの他端と前記電源電圧よりも低い基準電位との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチと、
    前記昇圧用コイルの他端と前記昇圧スイッチとの間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードと、
    該逆流防止用ダイオードのカソードと前記基準電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサと、
    前記昇圧スイッチのオン/オフを繰り返す昇圧スイッチング制御を行うことにより、前記コンデンサを前記逆流防止用ダイオードからの電流で充電して、該コンデンサの前記基準電位側とは反対側の端子に前記電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧制御手段と、
    を備えたDC/DCコンバータであって、
    前記電源電圧から前記昇圧用コイル及び前記昇圧スイッチを経由して前記基準電位へ至る電流経路上に、前記昇圧スイッチに流れる電流を検出するための昇圧スイッチ電流検出手段を備えると共に、
    前記コンデンサの前記基準電位側の端子は、前記昇圧スイッチ電流検出手段を介すことなく前記基準電位に接続されており、
    前記昇圧制御手段は、前記昇圧スイッチング制御の実施中において、前記昇圧スイッチをオンしているときに、前記昇圧スイッチ電流検出手段により検出される電流がオフ切替閾値まで増加したと判定すると、前記昇圧スイッチをオンからオフし、前記昇圧スイッチをオフしている時間がオフ時間設定値に達すると、前記昇圧スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするDC/DCコンバータ。
  13. 一端に電源電圧が供給される昇圧用コイルと、
    該昇圧用コイルの他端と前記電源電圧よりも低い基準電位との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチと、
    前記昇圧用コイルの他端と前記昇圧スイッチとの間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードと、
    該逆流防止用ダイオードのカソードと前記基準電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサと、
    前記昇圧スイッチのオン/オフを繰り返す昇圧スイッチング制御を行うことにより、前記コンデンサを前記逆流防止用ダイオードからの電流で充電して、該コンデンサの前記基準電位側とは反対側の端子に前記電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧制御手段と、
    を備えたDC/DCコンバータであって、
    前記昇圧制御手段は、前記昇圧スイッチング制御の実施中において、前記昇圧スイッチをオンしている時間がオン時間設定値に達すると、前記昇圧スイッチをオンからオフし、前記昇圧スイッチをオフしている時間がオフ時間設定値に達すると、前記昇圧スイッチをオフからオンすること、
    を特徴とするDC/DCコンバータ。
  14. 一端に電源電圧が供給される昇圧用コイルと、該昇圧用コイルの他端と前記電源電圧よりも低い基準電位との間の経路上に直列に接続された昇圧スイッチと、前記昇圧用コイルの他端と前記昇圧スイッチとの間の電流経路にアノードが接続された逆流防止用ダイオードと、該逆流防止用ダイオードのカソードと前記基準電位との間の経路上に直列に接続されたコンデンサとを備え、前記昇圧スイッチをオン/オフさせることにより、前記コンデンサを前記逆流防止用ダイオードからの電流で充電して、該コンデンサの前記基準電位側とは反対側の端子に前記電源電圧よりも高い電圧を発生させ、
    更に、前記コンデンサの充電エネルギーによってピエゾアクチュエータを充電するための充電スイッチと、前記ピエゾアクチュエータの充電電荷を放電させるための放電スイッチとを備えたピエゾアクチュエータの駆動装置であって、
    前記昇圧スイッチと、前記充電スイッチと、前記放電スイッチとを、前記逆流防止用ダイオードから前記コンデンサに流れる充電電流を検出することなく制御するように構成されていること、
    を特徴とするピエゾアクチュエータ駆動装置。
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