JP4622112B2 - ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置 - Google Patents

ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ピエゾアクチュエータは、PZT等の圧電材料の圧電作用を利用したもので、容量性素子であるピエゾスタックが充放電により伸長または縮小してピストン等を直線動する。例えば、内燃機関の燃料噴射装置において、燃料噴射用のインジェクタの開閉弁の切り換えをピエゾアクチュエータにより行うものが知られており、このものでは、開閉弁の切り換えを行う弁体に対する駆動力や弁体のリフト量がピエゾスタックの充電量で設定されることになる。ピエゾスタックの充電と放電を切り換える回路構成としては多重スイッチング方式が知られている。これは給電源からインダクタを介してピエゾスタックに充電する第1の通電経路が形成されるとともに、給電源をダイオードによりバイパスする第2の通電経路が形成されており、オンオフするスイッチング素子のオン期間には第1の通電経路により漸増する充電電流を流し、スイッチング素子のオフ期間にはインダクタに蓄積されたエネルギーを消費しながら第2の通電経路により漸減する充電電流を流す。スイッチング素子がオンオフを繰り返していくとピエゾスタックが充電されていくものである。
【0003】
ピエゾスタックの充電には一時に多量の電気エネルギーをピエゾスタックに投入する必要があり、また、充電により得られるピエゾスタックの両端間電圧はバッテリ電圧よりも相当高い電圧であることから、ピエゾスタックの充電に先立ってバッファコンデンサにバッテリ等からDC−DCコンバータを介して電気エネルギーを蓄えておくようになっている。
【0004】
図6はバッファコンデンサに用いられるコンデンサの構造の一例を示すもので、フィルムコンデンサの一態様である。フィルムコンデンサは、電極層91と絶縁層92とを交互に積層したものをロール巻き状に巻き回してなり、電極層91に金属箔が用いられ、絶縁層92にプラスティックフィルムが用いられる。
【0005】
また、図7はバッファコンデンサに用いられるコンデンサの構造の他の例を示すもので、アルミニウム電解コンデンサの一態様である。アルミニウム電解コンデンサは、陽極93、電解紙94、陰極95、電解紙96がこの順に積層している。陽極93、陰極95はともにアルミニウム箔が用いられるが、陽極93の表面は図8に示すように酸化皮膜931が形成されて、絶縁層をつくっている。電解紙94,96は紙に電解液を染み込ませたもので、実質的な陰極である。前記のごとく絶縁層が酸化皮膜931であることから絶縁層はごく薄く、また、このためアルミニウム箔の表面にエッチングを施して凹凸93aを形成しても、その凹凸形状に酸化皮膜931がよく追随し、大きな表面積が得られる。これにより、サイズをそのままに大容量化を図ることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、ピエゾアクチュエータ駆動回路を含めた種々の電子装置は実装密度が高くなっており、電子部品は小さいのが望ましい。
【0007】
また、近年、エンジンの燃料噴射装置において、理想的な噴射率を得るべく、また触媒装置の活性化を図るべく、1回の燃焼サイクルにおいてインジェクタの開弁と閉弁とを1回だけではなく複数回行う複数段噴射が行われており、この場合、インジェクタに搭載されたピエゾアクチュエータのピエゾスタックの充電および放電回数が増え、バッファコンデンサは、多量の電気エネルギーを蓄えておく必要から大容量のものが必要になる。
【0008】
そうすると、前記バッファコンデンサとしてフィルムコンデンサよりもアルミニウム電解コンデンサの方がよいことになる。
【0009】
しかしながら、アルミニウム電解コンデンサはフィルムコンデンサよりも損失角が大きい。これは、リップル電流による発熱を生じやすく、また、このため電解液の損耗を引き起こす。特に充電電流がピーク値をとりながら漸増と漸減を繰り返す前記多重スイッチング方式の回路構成の場合や、充電および放電回数の多い燃料噴射装置の場合、バッファコンデンサが早期に劣化し、寿命の点で必ずしも適当ではない。
【0010】
本発明は前記実情に鑑みなされたもので、大型化することなく、バッファコンデンサを長寿命で使用することのできるピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、ピエゾスタックの充電に先立って充電されてピエゾスタックの充電用の電気エネルギーを一時、保持するバッファコンデンサを有し、該バッファコンデンサから充電用の回路を介してピエゾスタックに充電するピエゾアクチュエータ駆動回路において、
フィルムコンデンサで構成された第1のバッファコンデンサと、
アルミニウム電解コンデンサで構成された第2のバッファコンデンサと、
充電用回路の給電元を前記バッファコンデンサから選択する選択手段とを具備する構成とする。
【0012】
充電用回路の給電元としての前記バッファコンデンサを選択することができるので、寿命の短いアルミニウム電解コンデンサで構成された第2のバッファコンデンサを、第1のバッファコンデンサだけでは給電量が間に合わない場合等、限定的に用いることができる。また、バッファコンデンサとして必要な容量のうち一部を体格の点で有利なアルミニウム電解コンデンサにより賄うので、その分、バッファコンデンサの占める体積を減じることができる。したがって、アルミニウム電解コンデンサによる体格の抑制と、早期劣化の回避とを両立することができる。
【0019】
さらに請求項1の発明の構成において、前記選択手段を、
前記第1、第2のバッファコンデンサを並列に接続する接続線路と、
該接続線路に設けられたダイオードとで構成し、
該ダイオードの向きを、第2のバッファコンデンサの両端間電圧が順バイアスとなるように設定し、
かつ、1回の充電で保持されるバッファコンデンサの電気エネルギーを、第1のバッファコンデンサの両端間電圧が第2のバッファコンデンサの両端間電圧よりも高くなるように設定する。
【0020】
フィルムコンデンサで構成された第1のバッファコンデンサの残量が減ってその両端間電圧が低下すると、アルミニウム電解コンデンサで構成された第2のバッファコンデンサから、ピエゾスタックの充電のために給電がなされる。第1のバッファコンデンサの残量が減じられなければ第2のバッファコンデンサから給電されないので、アルミニウム電解コンデンサを用いる場合を限定することができる。また、給電元の切り換えがダイオードのみで行い得るから構成を簡略化できる。
【0021】
請求項記載の発明では、燃料噴射装置を、ピエゾアクチュエータにより開閉して燃料の噴射と停止とが切り換わるインジェクタと、前記ピエゾアクチュエータを駆動する請求項1ないし5いずれか記載のピエゾアクチュエータ駆動回路とを具備する構成とする。
【0022】
燃料の噴射を何度も繰り返す燃料噴射装置に適用して特に好適である。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1参考形態)
図2に本発明を適用可能なディーゼルエンジンのコモンレール式の燃料噴射装置の構成を示す。ディーゼルエンジンの気筒数分のインジェクタ1が各気筒に対応して設けられ(図例ではインジェクタ1は1つのみ図示)、供給ライン55を介して連通する共通のコモンレール54から燃料の供給を受け、インジェクタ1から各気筒の燃焼室内に略コモンレール54内の燃料圧力(以下、コモンレール圧力という)に等しい噴射圧力で燃料を噴射するようになっている。コモンレール54には燃料タンク51の燃料が高圧サプライポンプ53により圧送されて高圧で蓄えられる。
【0024】
また、コモンレール54からインジェクタ1に供給された燃料は、上記燃焼室への噴射用の他、インジェクタ1の制御油圧等としても用いられ、インジェクタ1から低圧のドレーンライン56を経て燃料タンク51に還流するようになっている。
【0025】
CPU31は、燃料噴射を含むエンジンの全体の制御を司るもので、ピエゾアクチュエータ駆動回路本体20とともに、各インジェクタ1に搭載されたピエゾアクチュエータを駆動するピエゾアクチュエータ駆動回路2を構成する。CPU31はクランク角度等の検出信号に基づいて指令である噴射指令を生成する。噴射指令は、1段噴射、2段噴射、3段噴射、4段噴射、5段噴射の噴射モード、燃料の噴射時期と噴射量とを内容として含んでいる。そして、この噴射指令に基づいて詳しくは後述する噴射信号をピエゾアクチュエータ駆動回路本体20に出力する。
【0026】
また、CPU31は他のセンサ類により知られる運転条件に応じた適正な噴射圧となるように燃料噴射装置各部を制御する。かかるセンサ類としてコモンレール54に圧力センサ32が設けられており、CPU31はコモンレール圧力に基づいて調量弁52を制御してコモンレール54への燃料の圧送量を調整する。
【0027】
図1に本発明の第1参考形態となるピエゾアクチュエータ駆動回路2の構成を示す。ピエゾアクチュエータ駆動回路2が駆動するピエゾスタック11A,11B,11C,11Dは、各気筒にそれぞれ搭載されたインジェクタ1に1対1に対応している。本ピエゾアクチュエータ駆動回路本体20は、2系統の直流電源21a,21bと、直流電源21a,21bからピエゾスタック11A〜11Dにインダクタ23を介して通電する第1の通電経路22a,22bとが設けてある。
【0028】
第1の直流電源21aは車載バッテリの給電(+B)で数十〜数百Vの直流電圧を発生するDC−DCコンバータ211a、およびその出力端に並列に接続されたバッファコンデンサ212aによりなり、第2の直流電源21bも車載バッテリの給電(+B)で作動するDC−DCコンバータ211b、およびその出力端に並列に接続されたバッファコンデンサ212bによりなる。
【0029】
DC−DCコンバータ211aは一般的な昇圧チョッパ型の回路で、スイッチング素子2112aのオン時にインダクタ2111aにエネルギーを蓄積し、スイッチング素子2112aのオフ時に逆起電力を発生するインダクタ2111aからダイオード2113aを介してバッファコンデンサ212aに充電されるようになっている。DC−DCコンバータ211bも同等の回路構成であり、スイッチング素子2112b、インダクタ2111bおよびダイオード2113bからなる昇圧チョッパ型の回路である。
【0030】
第1のバッファコンデンサ212aはフィルムコンデンサからなり、第2のバッファコンデンサ212bは湿式のアルミニウム電解コンデンサからなる。
【0031】
第1の通電経路22aは、第1のバッファコンデンサ212aからピエゾスタック11A〜11Dに通電を行うためのものであり、一方、第2の通電経路22bは、第2のバッファコンデンサ212bからピエゾスタック11A〜11Dに通電を行うためのものであり、次のようにバッファコンデンサ212a,212bのいずれかを給電元とすることができる。第1の通電経路22aには、バッファコンデンサ212aとインダクタ23間にこれらと直列に第1のスイッチング素子24aが介設されている。また、第2の通電経路22bには、バッファコンデンサ212bとインダクタ23間にこれらと直列に第2のスイッチング素子24bが介設されている。これらスイッチング素子24a,24bはMOSFETで構成され、その寄生ダイオード(以下、第1の寄生ダイオードという)241a,241bが、これと接続されたバッファコンデンサ212a,212bの両端間電圧に対して逆バイアスとなるように接続される。
【0032】
また、インダクタ23とピエゾスタック11A〜11Dは第3の通電経路22cを形成している。この通電経路22cは、バッファコンデンサ212a,212bおよびスイチング素子24a,24bをバイパスするもので、インダクタ23とスイッチング素子24a,24bの接続中点に接続される第3のスイッチング素子24cを有しており、インダクタ23、ピエゾスタック11A〜11Dおよび第3のスイッチング素子24cを含む閉回路を形成している。第3のスイッチング素子24cもMOSFETで構成され、その寄生ダイオード(以下、第3の寄生ダイオードという)241cがバッファコンデンサ212a,212bの両端間電圧に対して逆バイアスとなるように接続される。
【0033】
通電経路22a,22bはピエゾスタック11A〜11Dのそれぞれに共通であり、また、次のように通電対象としてのピエゾスタック11A〜11Dが選択できる。ピエゾスタック11A〜11Dのそれぞれには直列にスイッチング素子(以下、適宜、選択スイッチング素子という)25A,25B,25C,25D,25E,25Fが接続されており、このうち第1の種類の選択スイッチング素子25A〜25Dはそれぞれピエゾスタック11A〜11Dと1対1に対応して接続されて、噴射気筒のインジェクタ1のピエゾスタック11A〜11Dに対応する選択スイッチング素子25A〜25Dがオンされる。
【0034】
また、第2の種類の選択スイッチング素子25E,25Fは選択スイッチング素子25Eがピエゾスタック11Aとピエゾスタック11Bとに共通に、また、選択スイッチング素子25Fがピエゾスタック11Cとピエゾスタック11Dとに共通に接続される。第2の種類の選択スイッチング素子25E,25Fは、ピエゾスタック11A〜11Dのいずれかにおいて選択スイッチング素子25A〜25Dにより制御不能な状態、例えば、ピエゾスタック11A〜11Dとピエゾアクチュエータ駆動回路2とを結ぶケーブルのいずれかにグランドショートが出来して常時、通電対象として選択されたのと同じ状態に陥っても、当該ケーブルと接続されて対をなすピエゾスタック11A,11Bまたはピエゾスタック11C,11Dをピエゾアクチュエータ駆動回路2から切り離して残りの2つのピエゾスタック11C,11Dまたはピエゾスタック11A,11Bの作動を確保するためのものである(リンプフォーム)。
【0035】
各選択スイッチング素子25A〜25FはMOSFETが用いられており、その寄生ダイオード(以下、選択寄生ダイオードという)251A,251B,251C,251D,251E,251Fは、バッファコンデンサ212a,212bに対して逆バイアスとなるように接続されている。
【0036】
スイッチング素子24a,24b,24c,25A〜25Fの各ゲートにはコントローラ29からそれぞれ制御信号が入力しており、前記のごとく選択スイッチング素子25A〜25Dのいずれかをオンして駆動対象のピエゾスタック11A〜11Dが選択されるとともに、スイッチング素子24a,24bのゲートにはパルス状の制御信号が入力してスイッチング素子24a,24bをオンオフし、ピエゾスタック11A〜11Dの充電制御を行うようになっている。また、ピエゾスタック11A〜11Dの放電制御はスイッチング素子24cのゲートにパルス状の制御信号が入力してスイッチング素子24cをオンオフすることにより行う。
【0037】
また、ピエゾスタック11Aとピエゾスタック11Bとに共通に直列に比較的低抵抗の抵抗器27Eが、ピエゾスタック11Cとピエゾスタック11Dとに共通に直列に前記抵抗器27Eと同じ抵抗器27Fが設けてある。その両端間電圧はコントローラ29に入力し、ピエゾスタック11A〜11Dの充電電流が検出されるようになっている。
【0038】
また、第2のスイッチング素子24cには直列に比較的低抵抗の抵抗器28が設けてある。その両端間電圧はコントローラ29に入力し、ピエゾスタック11A〜11Dの放電電流が検出されるようになっている。
【0039】
また、コントローラ29には、目標充電量に達したか否かをモニタするため、充電量としての各ピエゾスタック11A〜11Dの両端端電圧(以下、ピエゾスタック電圧という)が入力している。
【0040】
コントローラ29は、充電制御時には、第1、第2のスイッチング素子24a,24bのオン期間とオフ期間とを次のように設定し、スイッチング素子24a,24bの制御信号を出力する。第1のバッファコンデンサ212aを給電元とする場合には、第1のスイッチング素子24aをオンしてバッファコンデンサ212aから第1の通電経路22aに漸増する充電電流を流す。充電電流が予め設定した上限の電流値になるとスイッチング素子24aをオフしてオフ期間に入る。この時、インダクタ23に発生する逆起電力は第3の寄生ダイオード241cに対して順バイアスであるから、インダクタ23に蓄積されたエネルギーにより第3の通電経路22cに漸減するフライホイール電流が流れ、選択されたピエゾスタック11A〜11Dの充電が進行する。充電電流が下限の電流値(略0)になると再び第1のスイッチング素子24aをオンしてオン期間に入り、これを繰り返す(多重スイッチング方式)。そして、ピエゾスタック電圧が目標充電量としての目標電圧に達するとスイッチング素子24aをオフに固定し、充電は完了となる。
【0041】
このようにピエゾスタック11A〜11Dを充電することで、当該ピエゾスタック11A〜11Dが伸長して、インジェクタ1が開弁し燃料が噴射される。第2のバッファコンデンサ212bを給電元とする場合には、第2のスイッチング素子24bのオンオフを繰り返すことで、バッファコンデンサ212bからピエゾスタック11A〜11Dに充電される。
【0042】
また、放電制御時には、第3のスイッチング素子24cをオンオフすることにより、ピエゾスタック11A〜11Dが放電する。
【0043】
また、DC−DCコンバータ21a,21bのスイッチング素子2112a,2112bは各気筒の燃料噴射に先立って予めオンオフ作動し、バッファコンデンサ212a,212bが充電される。コントローラ29はバッファコンデンサ212a,212bの両端間電圧をモニタして所定の電圧値が得られるようになっている。
【0044】
コントローラ29にはCPU31から指令信号が入力し、これに基づいて前記スイッチング素子2112a〜25Fに制御信号を出力する。前記噴射信号はかかる指令信号のひとつであり、噴射信号に基づいてピエゾスタック11A〜11Dを所定の時期に充電および放電せしめ、噴射時期と噴射量を制御する。噴射信号は、「L」と「H」よりなる二値信号であり、その立ち上がりでピエゾスタック11A〜11Dの充電を開始し、立ち下がりでピエゾスタック11A〜11Dを放電する。
【0045】
噴射信号はCPU31から2種類入力する。コントローラ29は、第1の噴射信号の立ち上がりでは、第1のスイッチング素子24aに、これをオンオフせしめる制御信号を出力し、第2の噴射信号の立ち上がりでは、第2のスイッチング素子24bに、これをオンオフせしめる制御信号を出力する。すなわち、第1の噴射信号は第1のバッファコンデンサ212aを給電元とするものであり、第2の噴射信号は第2のバッファコンデンサ212bを給電元とするものである。第1、第2の噴射信号のパターンについては後述する。
【0046】
また、CPU31からは駆動対象となる気筒を選択するための指令信号も出力され、選択スイッチング素子25A〜25Fのうち、選択された気筒に対応するピエゾスタック11A〜11Dのものがオンする。
【0047】
図3は前記噴射信号とインジェクタ1の噴射率を示すタイミングチャートであり、噴射信号のパターンとともに作動を説明する。順番に1段噴射、2段噴射、3段噴射、4段噴射、5段噴射の場合を示している。1段噴射は、第1の噴射信号に割り当てられる。2段噴射は、1回目の噴射が第1の噴射信号に割り当てられ、2回目の噴射が第2の噴射信号に割り当てられる。3段噴射は、1回目および3回目の噴射が第1の噴射信号に割り当てられ、2回目の噴射が第2の噴射信号に割り当てられる。4段噴射は、1回目、2回目および4回目の噴射が第1の噴射信号に割り当てられ、3回目の噴射が第2の噴射信号に割り当てられる。5段噴射は、2回目、3回目および4回目の噴射が第1の噴射信号に割り当てられ、1回目および5回目の噴射が第2の噴射信号に割り当てられる。
【0048】
噴射信号がいずれかによって給電元が変わるが、いずれの給電元であっても選択したピエゾスタック11A〜11Dには所定量の充電がなされるので、噴射率は、単一の直流電源の構成の場合と変わらない。
【0049】
これにより、アルミニウム電解コンデンサが使用される場合が限定され、アルミニウム電解コンデンサの早期劣化を防止することができる。
【0050】
また、小さな体格で大容量のアルミニウム電解コンデンサを併用することで、その分、バッファコンデンサ212a,212bが占める体積を抑えることができる。DC−DCコンバータが1つ増設することになるが、DC−DCコンバータを構成する部品は、コンデンサがその容量とともに比例的に大型化するのに対して、バッファコンデンサに蓄電する容量によって大きく変わらない。したがって、増設されるDC−DCコンバータの体積と、アルミニウム電解コンデンサを併用することによる体積抑制分とを比較すると、アルミニウム電解コンデンサを併用することによる体積抑制分の方がはるかに大きく、ピエゾアクチュエータ駆動回路の全体的な体格を抑えることができる。
【0051】
これを具体例により簡単に説明すると、多段噴射の場合、ピエゾスタックを所定の伸長量まで駆動する駆動エネルギーは噴射回数に応じて比例的に増大し、2段噴射では160mJであり、5段噴射では400mJである。DC−DCコンバータの出力電圧を150Vとすると、コンデンサに必要な容量は単純に36μF必要である(150(V)2 ×15(μF)/2≒160mJ)。ここで、15μF/150Vのフィルムコンデンサの体積は約30cm3 であり、フィルムコンデンサで5段噴射に対応しようとすると、72(≒30(cm3 )×400/160)cm3 占有する。一方、一個の15μF/150Vのフィルムコンデンサで不足する21μFにアルミニウム電解コンデンサを充てるとすれば、アルミニウム電解コンデンサはフィルムコンデンサの3倍以上の容量があるから、アルミニウム電解コンデンサが占有する体積は10cm3 (≒(72(cm3 )−30(cm3 ))/3)となる。したがって、バッファコンデンサにアルミニウム電解コンデンサを併用した場合には、フィルムコンデンサのみで構成した場合に比して、バッファコンデンサの占有する体積を32cm3 (≒(72(cm3 )−30(cm3 ))−10cm3 )小さくすることができる。
【0052】
一方、DC−DCコンバータの体積はインダクタとなるコイルが5cm3 、スイッチング素子となるトランジスタが0.8cm3 、ダイオードが0.4cm3 であり、すべて足しても約6cm3 である。したがって、バッファコンデンサの体積を、実質的に36%(≒(32(cm3 )−6(cm)3 )/72(cm3 ))削減することができる。
【0053】
なお、各噴射モードにおいていずれの噴射信号を割り当てるかは説明のものに限定されるものではなく、第1のバッファコンデンサと第2のバッファコンデンサの容量割合に応じて適宜設定することができる。また、すべての段数の噴射モードが選択可能になっていなくともよいのは勿論である。
【0054】
また、噴射信号の選択を次のようにしてもよい。噴射指令における、噴射期間のインターバル、すなわち1つ前の噴射の終了から噴射の開始までの時間間隔を予め設定した所定値と比較して、所定値よりも長ければ第1の噴射信号に割り当てて、給電元がフィルムコンデンサで構成された第1のバッファコンデンサ212aとなるようにし、所定値よりも短ければ第2の噴射信号に割り当てて、給電元がアルミニウム電解コンデンサで構成された第2のバッファコンデンサ212bとなるようにする。なお、噴射期間のインターバルが所定値よりも短い噴射期間が連続する場合は、後の噴射期間を第1の噴射信号に割り当てる。ここで噴射期間のインターバルの長短を判定する所定値は、同じバッファコンデンサを連続して給電元とすると、バッファコンデンサの充電が後の噴射期間に間に合わなくなる噴射期間のインターバルの長さよりもやや長めに設定する。
【0055】
これにより、全体的には、噴射期間のインターバルが短くなるエンジン回転数が高い領域では第2のバッファコンデンサ212bが第1のバッファコンデンサ212aに代わって給電元となる場合がある程度あっても、エンジン回転数が低い領域では第2のバッファコンデンサ212bが給電元として作動する場合は少なくなる。すなわち、第2のバッファコンデンサ212bは真に必要な場合のみ給電元として作動する。
【0056】
(第実施形態)
図4に本発明の第実施形態になる燃料噴射装置のピエゾアクチュエータ駆動回路を中心とする構成図を示す。第1参考形態において、直流電源を別の構成に代え、CPUで実行される制御プログラムを別の設定に代えたものである。図中、第1参考形態と実質的に同じ作動をする部分には第1参考形態と同じ番号を付して説明する。
【0057】
ピエゾアクチュエータ駆動回路本体20Aは、第1のバッファコンデンサ212aの正極と第2のバッファコンデンサ212bの正極とが接続線路61により結ばれ、両バッファコンデンサ212a,212bが並列接続となっている。接続線路61には、接続線路61とともに選択手段6を構成するダイオード62が設けてある。ダイオード62の向きは、アノードが第2のバッファコンデンサ212bの正極と導通するように設定され、第2のバッファコンデンサ212bは両端間電圧が順バイアスである。
【0058】
また、通電経路22a,22bを開閉するスイッチング素子24aは第1参考形態における第1のスッチング素子24aと同じもので、両通電経路22a,22bに共通に設けられている。スイッチング素子24aの寄生ダイオード241aはバッファコンデンサ212a,212bの両端間電圧が逆バイアスである。
【0059】
CPU31Aは基本的な構成は第1参考形態のものと同じで、相違しているのは、単一の噴射信号を出力するように設定されており、コントローラ29Aはこの噴射信号の立ち上がりに対応してスイッチング素子24aを繰り返しオンオフする点である。また、第2のバッファコンデンサ212bは充電電圧が第1のバッファコンデンサ212aよりも低めに設定される。
【0060】
また、第1のバッファコンデンサ212aの容量は、多段噴射を行うのにバッファコンデンサとして必要な容量よりも小さな容量に設定される。
【0061】
図5は5段噴射を行う場合の前記噴射信号とインジェクタ1の噴射率を示すタイミングチャートである。噴射開始に先立って予め、第1のバッファコンデンサ212a、第2のバッファコンデンサ212bがこの順に前記のごとく所定の充電電圧になるまで充電される。
【0062】
噴射信号の1回目の立ち上がり時に第1のバッファコンデンサ212aからピエゾスタック11A〜11Dに充電される。ここで、第1のバッファコンデンサ212aの両端間電圧のほうが第2のバッファコンデンサ212bよりも高く、ダイオード62は両バッファコンデンサ212a,212bの正極間電圧が逆バイアスとなるので接続線路61には電流が流れず、ピエゾスタック11A〜11Dの充電は第1のバッファコンデンサ212aを給電元として行われる。ピエゾスタック11A〜11Dの充電により第1のバッファコンデンサ212aの両端間電圧は低下する。そして、ピエゾスタック11A〜11Dが充電状態を保持している間、インジェクタ1が開弁し燃料の噴射を行う。
【0063】
このように順次、噴射信号が立ち上がるごとにピエゾスタック11A〜11Dが充電されて、2回目以降の噴射が行われる。そして、噴射の回数が進むごとに第1のバッファコンデンサ212aの両端間電圧は低下する。そして、第2のバッファコンデンサ212bの充電電圧まで低下すると、ピエゾスタック11A〜11Dの充電時に、ダイオード62が設けられた接続線路61を第2のバッファコンデンサ212bから電流が流れる。すなわち、第2の通電経路22bが第1の通電経路22aに重畳的に形成されることになる。第3回目以降の充電が両バッファコンデンサ212a,212bを給電元として行われる。両バッファコンデンサ212a,212bから充電されるので、各バッファコンデンサ212a,212bの給電負担が減じられ、バッファコンデンサ212a,212bの両端間電圧はバッファコンデンサ212aのみによる充電時よりも低下幅が小さくなる。
【0064】
なお、図中、第2のバッファコンデンサ212bを省略して第1のバッファコンデンサ212aのみをピエゾスタック11A〜11Dの充電に充てた場合の、第1のバッファコンデンサ212aの両端間電圧の推移を示している(比較例)。前記のごとく、第1のバッファコンデンサ212aの容量は、多段噴射を行うのにバッファコンデンサとして必要な容量よりも小さな容量しかないので、比較例では、4回目以降の充電において、第1のバッファコンデンサ212aの両端間電圧はピエゾスタック11A〜11Dをインジェクタ1を開弁し得る充電量まで充電することができず、燃料の噴射ができない。すなわち、本実施形態では、バッファコンデンサとして必要な容量のうち、第1のバッファコンデンサ212aで不足する分を第2のバッファコンデンサ212bが賄っていることになる。したがって、アルミニウム電解コンデンサを用いる分、ピエゾアクチュエータ駆動回路の体格抑制効果を奏する。
【0065】
本実施形態によれば、第2のバッファコンデンサ212bは、第1のバッファコンデンサ212aの残量が一定量まで減少して初めて、ピエゾスタック11A〜11Dに供されるから、アルミニウム電解コンデンサで構成した第2のバッファコンデンサ212bが給電元となる場合が限定され、アルミニウム電解コンデンサの早期劣化を防止することができる。
【0066】
しかも、第1のバッファコンデンサ212aの残量が減少してくると、自動で第2のバッファコンデンサ212bから補充されるので、通電経路22a,22bを開閉するスイッチング素子24aがひとつで済み、制御負担が減じられるとともに、制御信号用の配線が不要になるので、構成が簡単になる。
【0067】
なお、前記各実施形態のピエゾアクチュエータは燃料噴射装置に適用したものを示したが、他のピエゾアクチュエータを用いる装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考形態となるピエゾアクチュエータ駆動回路の回路図である。
【図2】 前記ピエゾアクチュエータ駆動回路を含み構成された本発明に適用可能な燃料噴射装置の全体構成図である。
【図3】 前記ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置の作動を説明するタイミングチャートである。
【図4】 本発明を適用した第1実施形態となるピエゾアクチュエータ駆動回路の回路図である。
【図5】 前記ピエゾアクチュエータ駆動回路および該ピエゾアクチュエータ駆動回路を含み構成された本発明の別の燃料噴射装置の作動を説明するタイミングチャートである。
【図6】 コンデンサの構造を示す分解斜視図である。
【図7】 別の種類のコンデンサの構造を示す分解斜視図である。
【図8】 前記コンデンサの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 インジェクタ
11A,11B,11C,11D ピエゾスタック
2 ピエゾアクチュエータ駆動回路
20 ピエゾアクチュエータ駆動回路本体(充電回路部)
212a,212b バッファコンデンサ
24a,24b スイッチング素子(スイッチ手段、選択手段)
31 CPU(制御手段)
31,31A CPU
6 選択手段
61 接続線路
62 ダイオード

Claims (2)

  1. ピエゾスタックの充電に先立って充電されてピエゾスタックの充電用の電気エネルギーを一時、保持するバッファコンデンサを有し、該バッファコンデンサから充電用の回路を介してピエゾスタックに充電するピエゾアクチュエータ駆動回路において、
    フィルムコンデンサで構成された第1のバッファコンデンサと、
    アルミニウム電解コンデンサで構成された第2のバッファコンデンサと、
    充電用回路の給電元を前記バッファコンデンサから選択する選択手段とを具備し、前記選択手段を、
    前記第1、第2のバッファコンデンサを並列に接続する接続線路と、
    該接続線路に設けられたダイオードとで構成し、
    該ダイオードの向きを、第2のバッファコンデンサの両端間電圧が順バイアスとなるように設定し、
    かつ、1回の充電で保持されるバッファコンデンサの電気エネルギーを、第1のバッファコンデンサの両端間電圧が第2のバッファコンデンサの両端間電圧よりも高くなるように設定したことを特徴とするピエゾアクチュエータ駆動回路。
  2. ピエゾアクチュエータにより開閉して燃料の噴射と停止とが切り換わるインジェクタと、前記ピエゾアクチュエータを駆動する請求項1記載のピエゾアクチュエータ駆動回路とを具備することを特徴とする燃料噴射装置。
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