JP4882729B2 - 圧電素子の駆動回路 - Google Patents

圧電素子の駆動回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4882729B2
JP4882729B2 JP2006344353A JP2006344353A JP4882729B2 JP 4882729 B2 JP4882729 B2 JP 4882729B2 JP 2006344353 A JP2006344353 A JP 2006344353A JP 2006344353 A JP2006344353 A JP 2006344353A JP 4882729 B2 JP4882729 B2 JP 4882729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
current
switch
electromagnetic coil
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006344353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008160928A (ja
Inventor
英生 成瀬
昇 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006344353A priority Critical patent/JP4882729B2/ja
Publication of JP2008160928A publication Critical patent/JP2008160928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4882729B2 publication Critical patent/JP4882729B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、圧電素子を充放電する圧電素子の駆動回路に関する。
従来、複数の圧電素子およびDC/DCコンバータを備え、DC/DCコンバータから高圧電圧を各圧電素子に印加して充電して、これらの圧電素子をそれぞれ駆動する駆動回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−53348号公報
本発明者は、上述の特許文献1に記載の駆動回路を基に、DC/DCコンバータから圧電素子に充電させるとともに、圧電素子からの電荷(エネルギ)をDC/DCコンバータのコンデンサに回収したりする駆動回路について検討したところ、次の問題点が分かった。
まず、駆動回路について説明すると、駆動回路は、図24に示すように、DC/DCコンバータ200、充放電回路300、および選択回路400から構成されている。
例えば、選択回路400の圧電素子40aを充電する場合には、スイッチ素子30のオン、オフを繰り返して圧電素子40aの充電量を増やす。
スイッチ素子30のオン状態では、図25に示すように、コンデンサ22からの充電電流をスイッチ素子30および電磁コイル34を経由して圧電素子40aに流して圧電素子40aを充電させる。スイッチ素子30のオフ状態では、図26に示すように、電磁コイル34に蓄えられた磁界エネルギに基づき、電磁コイル34側からの充電電流を圧電素子40aに流して圧電素子40aを充電させる。
ここで、スイッチ素子30のオン状態およびオフ状態では、抵抗素子36を流れる電流が検出され、この検出電流値に基づいて、スイッチ素子30のオン、オフが制御される。
また、圧電素子40aから放電してその電荷(エネルギ)をコンデンサ22により回収する場合には、スイッチ素子31のオン、オフを繰り返して圧電素子40aの充電量を減らす。
スイッチ素子31のオン状態では、図27に示すように、圧電素子40aからの放電電流が電磁コイル34を経由してスイッチ素子31および抵抗素子37に流れる。スイッチ素子31のオフ状態では、図28に示すように、電磁コイル34に蓄えられた磁界エネルギに基づき、電磁コイル34側からの放電電流をダイオード32を経由してコンデンサ22に流してコンデンサ22により電荷を回収させる。
また、圧電素子40aの両端子間を電磁コイル34を迂回して、短絡する場合には、スイッチ素子300をオンする。この場合、図29に示すように、圧電素子40aからの放電電流がスイッチ素子300を経由して抵抗素子301に流れる。
ここで、スイッチ素子31のオン状態では、抵抗素子37を流れる電流が検出され、スイッチ素子300のオン状態では、抵抗素子301を流れる電流が検出され、スイッチ素子31のオフ状態では、抵抗素子36または抵抗素子25を流れる電流が検出され、これら検出電流値に基づいて、スイッチ素子30、300のオン、オフが制御される。
さらに、DC/DCコンバータ200では、スイッチ素子21のオン、オフを繰り返してバッテリBaからコンデンサ22に充電する。
スイッチ素子21のオン状態では、図30に示すように、バッテリBaから電流が電磁コイル20およびスイッチ素子21を経由して抵抗素子24に流れる。スイッチ素子21のオフ状態では、図31に示すように、電磁コイル20に蓄えられた電磁エネルギに基づいて、バッテリBaから電流が電磁コイル20およびダイオード23を経由してコンデンサ22に流れてコンデンサ22を充電する。
ここで、スイッチ素子21のオン状態では、抵抗素子24を流れる電流が検出され、スイッチ素子21のオフ状態では、抵抗素子25を流れる電流が検出され、抵抗素子24、25による検出電流値に基づいて、スイッチ素子21のオン、オフが制御される。
以上説明したように、スイッチ素子21、30、31、300を制御するための電流検出手段として、抵抗素子24、25、36、37といった多数の抵抗素子が用いられている。したがって、駆動回路の構成の複雑化を招いている。
本発明は、上記点に鑑み、回路構成を簡素化するようにした圧電素子の駆動回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、第1の放電スイッチの成により、圧電素子からの放電電流を第1の電磁コイルを経由して流して圧電素子を放電させる第1の放電経路を構成し、第1の放電スイッチの成により、圧電素子からの放電電流を第1の電磁コイルおよびダイオードを経由して高圧電源回路に流して圧電素子から放電させる第2の放電経路を構成し、第1、第2の放電スイッチの閉成により、第1の電磁コイルの両側端子間で第1の電磁コイルを迂回して放電電流を流す第3の放電経路を構成し、第1〜第3の放電経路に流れる放電電流をそれぞれ検出する第1〜第3の電流検出手段(37)と、第1〜第3の電流検出手段のそれぞれの検出電流に基づいて、第1、第2の放電スイッチを制御する制御手段(500)と、を備え、第1〜第3の電流検出手段は、第1〜第3の放電経路の共通経路に設けられた1つの抵抗素子であることを第1の特徴とする。
これにより、本発明では、第1〜第3の放電経路のそれぞれに電流検出用の抵抗素子を設けた場合に比べて、抵抗素子の個数を減らすことができるので、回路構成を簡素化することができる。
本発明では、高圧電源回路は、電源スイッチの成により、低電圧電源からの電源電流を第2の電磁コイルおよび前記電源スイッチを経由してグランド側に流す第1の電源電流経路を構成し、電源スイッチの成により、前記低電圧電源からの電源電流を前記第2の電磁コイルを経由して前記コンデンサ側に流し前記コンデンサから高圧電圧を発生させる第2の電源電流経路を構成し、第1、第2の電源電流経路に流れる放電電流をそれぞれ検出する第1、第2の電源電流検出手段(37)と、第1、第2の電源電流検出手段の検出電流に基づいて電源スイッチを制御する制御手段(500)と、を備え、1つの抵抗素子は、第1、第2の電源電流経路の共通経路に設けられ、第1、第2の電源電流検出手段を構成していることを第2の特徴とする。
これにより、1つの抵抗素子は、第1、第2の電源電流検出手段を構成していることになるので、さらに、回路構成を簡素化することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本第1実施形態は、本発明に係る駆動回路をディーゼルエンジン(内燃機関)のコモンレール式の燃料噴射装置に適用したもので、当該駆動回路の説明に先立ち、コモンレール式の燃料噴射装置について説明する。
図1にコモンレール式の燃料噴射装置の全体構成を示す。ディーゼルエンジンの各気筒に対応してインジェクタ6a、6b、6c、6dが設けられて、コモンレール8に蓄積された高圧燃料を高圧燃料供給パイプ12を介してインジェクタ6a、6b、6c、6dに供給し、インジェクタ6a、6b、6c、6dから各気筒の燃焼室に噴射するようになっている。コモンレール8は高圧燃料供給パイプ13を介して高圧燃料供給ポンプ7と接続され、高圧燃料供給ポンプ7は、さらに低圧燃料供給パイプ14を介して燃料タンク10と接続されている。燃料タンク10に貯留する燃料は、低圧燃料供給パイプ14の途中の燃料フィルタ11で異物を濾過されてから高圧燃料供給ポンプ7に送出され、高圧燃料供給ポンプ7によりコモンレール8に圧送される。
高圧燃料供給ポンプ7はECU2により制御される。制御は、コモンレール8に取付けられたコモンレール圧力センサ9から検出されるコモンレール圧力に基づいて行われ、コモンレール圧力が所定の目標値に調整される。
また、コモンレール8からインジェクタ6a、6b、6c、6dに供給された燃料は、上記燃焼室への噴射用の他、インジェクタ6a、6b、6c、6dの制御油圧等としても用いられ、インジェクタ6a、6b、6c、6dから低圧のドレーンライン15を経て燃料タンク10に還流するようになっている。
次に、インジェクタ6a、6b、6c、6dの構造について説明する。インジェクタ6a〜6dはそれぞれ同一構造であるため、代表例としてインジェクタ6aの構造について図2を参照して説明する。インジェクタ6aは棒状体で、図中下側部分がエンジンの図略の燃焼室壁を貫通して燃焼室内に突出するように取り付けられている。
インジェクタ6aは下側から順にノズル部1a、背圧制御部1b、ピエゾアクチュエータ1cとなっている。
ノズル部1aのスリーブ状の本体104内にニードル121がその後端部にて摺動自在に保持されており、ニードル121はノズル本体104の先端部に形成された環状シート1041に着座または離座する。ニードル121の先端部の外周空間105には、高圧燃料供給パイプ13に通じる高圧通路101を介してコモンレール8から高圧燃料が導入され、ニードル121のリフト時に噴射孔103から燃料が噴射される。ニードル121にはその環状段面1211に前記高圧通路101からの燃料圧がリフト方向(上向き)に作用している。
ニードル121の後方には高圧通路101からインオリフィス107を介して制御油としての燃料が導入されており、ニードル121の背圧を発生する背圧室106が形成される。この背圧は、背圧室106に配設されたスプリング122とともにニードル121の後端面1212に着座方向(下向き)に作用する。
前記背圧は背圧制御部1bで増減され、背圧制御部1bは前記ピエゾスタック40を備えたピエゾアクチュエータ1cにより駆動される。
前記背圧室106はアウトオリフィス109を介して常時、背圧制御部1bの弁室110と連通している。弁室110は天井面1101が上向きの円錐状に形成されており、天井面1101の最上部に、低圧室111と連通する低圧ポート110aが開口しており、低圧室111はドレーンライン15に通じる低圧通路102と連通している。弁室110の底面には高圧制御通路108を介して高圧通路101と連通する高圧ポート110bが開口している。弁室110内には、下側部分を水平にカットしたボール123が配設されている。ボール123は上下動可能な弁体であり、下降時には、上記カット面で弁座としての弁室底面(
以下、高圧側シートという)1102に着座して高圧ポート110bを閉鎖することにより弁室110を高圧制御通路108と遮断し、上昇時には弁座としての上記天井面(以下、低圧側シートという)1101に着座して低圧ポート110aを閉鎖することにより弁室110を前記低圧室111から遮断する。これにより、ボール123下降時には背圧室106がアウトオリフィス109、弁室110を経て低圧室111と連通し、ニードル121の背圧が低下してニードル121が離座する。
一方、ボール123の上昇時には背圧室106が低圧室111と遮断されて高圧通路101のみと連通し、ニードル121の背圧が上昇してニードル121が着座する。
ボール123はピエゾアクチュエータ1cにより押圧駆動される。ピエゾアクチュエータ1cは、低圧室111の上方に上下方向に形成された縦穴112に径の異なる2つのピストン124、125が摺動自在に保持され、上側の大径ピストン125上方にピエゾスタック40が上下方向を伸縮方向として配設されている。
大径ピストン125はその下方に設けられたスプリング126によりピエゾスタック40と当接状態を維持しており、ピエゾスタック40の伸縮量と同じだけ上下方向に変位するようになっている。
ボール123と対向する下側の小径ピストン124と大径ピストン125と縦穴112とで画された空間には燃料が充填されて変位拡大室113が形成されており、ピエゾスタック40の伸長で大径ピストン125が下方変位して変位拡大室113の燃料を押圧すると、その押圧力が変位拡大室113の燃料を介して小径ピストン124に伝えられる。ここで、小径ピストン124は大径ピストン125よりも小径としているので、ピエゾスタック40の伸長量が拡大されて小径ピストン124の変位に変換される。
燃料噴射時には、先ず、ピエゾスタック40が充電されてピエゾスタック40が伸長することにより、小径ピストン124が下降してボール123を押し下げる。これによりボール123が低圧側シート1101からリフトするとともに高圧側シート1102に着座して背圧室106が低圧通路102と連通するので、背圧室106の燃料圧が低下する。これにより、ニードル121に離座方向に作用する力の方が着座方向に作用する力よりも優勢となって、ニードル121が離座して燃料噴射が開始される。
噴射停止は反対にピエゾスタック40の放電によりピエゾスタック40を縮小してボール123への押し下げ力を解除する。この時、弁室110内は低圧となっており、またボール123の底面には高圧制御通路108から高圧の燃料圧力が作用しているから、ボール123には全体としては上向きの燃料圧が作用している。そして、前記ボール123への押し下げ力の解除により、ボール123が高圧側シート1102から離間するとともに再び低圧側シート1101に着座して弁室110の燃料圧力が上昇するため、ニードル121が着座し噴射が停止する。
インジェクタ6aは、ピエゾアクチュエータ1cがピエゾアクチュエータ駆動回路により駆動され、インジェクタ6aの噴射と停止とが切り換えられる。ピエゾアクチュエータ1cの駆動は、ピエゾアクチュエータ1cを構成するピエゾスタック40の充電と放電とにより行われる。外部から入力する運転者の操作量等に基づいて前記ECU2により燃料噴射量、噴射時期などが演算され、演算結果に基づいて、インジェクタ6aの噴射と停止とを切り換える指令信号がECU2から、ピエゾスタック40の充電と放電とを実行する駆動回路2aに出力される。
図3に駆動回路2aを示す。なお、説明の便宜のため、適宜、ピエゾスタック40を4つの気筒に対応して、ピエゾスタック40a、ピエゾスタック40b、ピエゾスタック40c、ピエゾスタック40dと表すものとする。
駆動回路2aは、DC/DCコンバータ200A、充放電回路300A、および選択回路400を備えている。
DC/DCコンバータ200Aは、車載のバッテリBaの給電で数十〜数百Vの直流電圧を発生する電源部であって、その出力端に並列に接続されたコンデンサ22を有し、ピエゾスタック40a〜40dの充電用の電圧を出力する。
DC/DCコンバータ200Aは、例えば一般的な昇圧チョッパ型の回路が採用される。コンデンサ22は、150V〜300V程度の耐電圧の性能を有し、電圧変動を抑制するために十分静電容量の大きなもの(100μF〜500μF)で構成され、ピエゾスタック40a〜40dへの充電作動時にも略一定の電圧値を保つようになっている。
コンデンサ22とピエゾスタック40a〜40dとの間には、電磁コイル20が設けられており、コンデンサ22の正極端子と電磁コイル20との間には、整流用のダイオード23が配置されている。コンデンサ22と電磁コイル20との共通接続点と、グランドとの間にはスイッチ素子21が介設されている。スイッチ素子21は、MOSFETで構成されている。
充放電回路300Aは、スイッチング素子30を備えており、スイッチング素子30は、コンデンサ22の正極端子とピエゾスタック40a〜40dとの間に配設されている。スイッチング素子30は、MOSFETにより構成され、その寄生ダイオード32はカソード端子がコンデンサ22の正極端子側に接続されている。
スイッチング素子30およびピエゾスタック40a〜40dの間には、電磁コイル34およびスイッチ素子300が設けられ、電磁コイル34およびスイッチ素子300は、並列に配置されている。スイッチング素子30と電磁コイル34との共通接続点とグランドとの間には、スイッチ素子31が配置されている。スイッチ素子31は、MOSFETにより構成され、その寄生ダイオード33はカソード端子が、スイッチング素子30と電磁コイル34との共通接続点に接続されている。
スイッチ素子31およびグランドの間には、抵抗素子37が配置されており、抵抗素子37とスイッチ素子31との共通接続点(図3中符号b)には、コンデンサ22およびスイッチ素子21が接続される。抵抗素子37は、後述するように、電磁コイル20、34、およびコンデンサ22を流れる電流を検出するのに用いられる。
ピエゾスタック40a〜40dおよびグランドの間には、抵抗素子36が接続されており、ダイオード35は、グランド側からピエゾスタック40a〜40d(および電磁コイル34)側に電流を流す。
選択回路400は、選択スイッチ素子41a〜41dを備えており、選択スイッチ素子41a〜41dは、ピエゾスタック40a〜40dのいずれかを選択的にグランド側に接続する。
駆動回路2aは、制御回路500を備える。制御回路500は、マイクロコンピュータ、制御IC、メモリ、および周辺回路等から構成され、ピエゾスタック40a〜40dを駆動するための制御処理を行う。
次に、本実施形態の作動について図4、図5を参照して説明する。
制御回路500は、次如く、スイッチ素子21、30、31、300、41a〜41dを制御する。
制御回路500の噴射信号がハイレベル(図4(a)中t1)になると、スイッチ素子41aをオンし(図4(c)参照)、かつスイッチ素子31、300をオフし(図4(d)、(e)参照)、スイッチ素子30をt1〜t2の間にてスイッチングする(図4(b)参照)。
ここで、スイッチ素子30をオン(閉成)すると、図6に示すように、コンデンサ22からの充電電流をピエゾスタック40aに流す第1の充電経路を構成することになる。
すなわち、コンデンサ22からの充電電流がスイッチ素子30、電磁コイル34、ピエゾスタック40a、スイッチ素子41a、抵抗素子36、抵抗素子37の順に流れる。これにより、コンデンサ22からの充電電流がピエゾスタック40aに流れ、ピエゾスタック40aが充電される。
その後、抵抗素子36に流れる電流がしきい値Aを超えたことを判定すると、スイッチ素子30をオフ(開成)する。
これに伴い、電磁コイル34に蓄えられた磁界エネルギに基づいて、電磁コイル34からの充電電流をピエゾスタック40aに流す第2の充電経路を構成することになる。
すなわち、図7に示すように、電磁コイル34からの充電電流がピエゾスタック40a、スイッチ素子41a、抵抗素子36、抵抗素子37、ダイオード33の順に流れる。これにより、コンデンサ22からの充電電流がピエゾスタック40aに流れ、ピエゾスタック40aが充電される。
その後、図8に示すように、抵抗素子36に流れる電流がしきい値B(=0A)に到達したことを判定すると、スイッチ素子30をオン(閉成)する。
このようにスイッチ素子30のオン、オフを繰り返すことにより、ピエゾスタック40aの充電量(エネルギ)は上昇してピエゾスタック40aの発生電圧が図4(f)に示すように上昇する。これに伴い、ピエゾスタック40aが充電により伸長して変位拡大室113を介してボール123を押圧しリフトせしめる。
ここで、抵抗素子36で測定した電流波形(図8参照)と抵抗素子37で測定した電流波形(図9参照)とを比較すると、双方の電流波形は対称的な形状になっているので、充電電流の検出に際して、抵抗素子36、37のいずれをも用いることができる。しかし、抵抗素子37を用いて電流を検出すると、負電圧を取り扱う必要になり回路構成が複雑になる。このため、本実施形態では正電圧を発生する抵抗素子36を用いて充電電流を検出している。
次に、制御回路500の噴射信号がローレベル(図4(a)中t4)になると、スイッチ素子30をオフした状態で(図4(b)参照)、スイッチ素子31をt4〜t5の間にてスイッチングする(図4(d)参照)。
ここで、スイッチ素子31をオン(閉成)すると、図10に示すように、ピエゾスタック40aからの放電電流を電磁コイル34に流す第1の放電経路を構成することになる。
すなわち、ピエゾスタック40aからの放電電流が、電磁コイル34、スイッチ素子31、抵抗素子37、36、およびスイッチ素子41aの順に流れる。これにより、ピエゾスタック40aから放電され、その放電エネルギが電磁コイル34により蓄えられる。
その後、図13に示すように、抵抗素子37に流れる電流がしきい値Aを超えたことを判定すると、スイッチ素子31をオフ(開成)する。
これに伴い、電磁コイル34に蓄えられた磁界エネルギに基づいて、図11に示すように、電磁コイル34からの放電電流をコンデンサ22に流す第2の放電経路を構成することになる。
すなわち、ピエゾスタック40aからの放電電流が電磁コイル34、ダイオード32、コンデンサ22、抵抗素子37、36、スイッチ素子41aの順に流れる。これにより、ピエゾスタック40aからの放電エネルギがコンデンサ22により回収される。
その後、抵抗素子37に流れる電流がしきい値B(=0A)に到達したことを判定すると、スイッチ素子31をオン(閉成)する。
このようにスイッチ素子31のオン、オフを繰り返すことにより、ピエゾスタック40aの充電量(エネルギ)は下降してピエゾスタック40aの発生電圧が図4(f)に示すように下降する。
このようにピエゾスタック40aを放電することで、ピエゾスタック40aが縮小して変位拡大室113の燃料圧力によるボール123への押圧力が解除されてボール123が着座する。
ここで、放電スイッチ素子31のオン、オフによりピエゾスタック40aを放電しても、ピエゾスタック40aには残電荷が残ってしまうため、放電完了後の所定時刻後(図4中t6参照)に放電スイッチ素子300を所定デューティでオン、オフする。この際、放電スイッチ素子300に同期して放電スイッチ素子31もオン、オフする(図4(e)参照)。
ここで、放電スイッチ素子31、300をオンすると、図12に示すように、ピエゾスタック40aからの放電電流を流す第3の放電経路を構成する。
すなわち、ピエゾスタック40aからの放電電流が、電磁コイル34を迂回して、スイッチ素子300、31、抵抗素子37、36、スイッチ素子41aの順に流れる。
この場合、抵抗素子37に流れる電流がしきい値B(=0A)に到達したことを判定すると、スイッチ素子31、300をオフ(閉成)する(図4(e)中t7参照)。
ここで、抵抗素子37で測定した電流波形(図13参照)と抵抗素子36で測定した電流波形(図14参照)とを比較すると、双方の電流波形は対称的な形状になっているので、放電電流の検出に際して、抵抗素子36、37のいずれをも用いることができる。
しかし、抵抗素子36を用いて電流を検出すると、負電圧(図5(a)中t4〜t5期間)を取り扱うことが必要になり回路構成が複雑になる。このため、本実施形態では正電圧(図5(d)中t4〜t5期間)を発生する抵抗素子37を用いて放電電流を検出している。
次に、図4、図5中t8になるとスイッチ素子41aをオフ(図4(c)参照)し、図5中t9になると、スイッチ素子21をオン、オフしてコンデンサ22を充電する(図5(c)参照)。
まず、スイッチ素子21をオンすると、図15に示すように、バッテリBaから充電電流が電磁コイル20を通してスイッチ素子21および抵抗素子37に流れる第1の電源電流経路を構成する。これにより、電磁コイル20には、バッテリBaから充電電流に基づいて電磁エネルギが蓄えられる。
その後、図17に示すように、抵抗素子37に流れる電流がしきい値Aを超えことを判定すると(図17参照)、スイッチ素子21をオフ(開成)する。
すると、図16に示すように、電磁コイル20の電磁エネルギに基づいて、バッテリBaから放電電流が電磁コイル20、ダイオード23、コンデンサ22、および抵抗素子37の順に流れる第2の電源電流経路を構成する。これにより、電磁コイル20に蓄えられた電磁エネルギに基づいて、コンデンサ22が充電される。
その後、抵抗素子37に流れる電流がしきい値Bに到達したことを判定すると、スイッチ素子21をオン(閉成)する。
このようにスイッチ素子21のオン、オフを繰り返すことにより、バッテリBaから電磁コイル20を介してコンデンサ22に充電されコンデンサ22の正極端子から高電圧を発生する。
以上説明した本実施形態によれば、ピエゾスタック40aから放電させる際に構成される第1、第2、第3の放電経路のそれぞれの電流を検出するのに、抵抗素子37が用いられる。これに加えて、コンデンサ22に充電するための第1、第2の電源電流経路のそれぞれの電流を検出するのに、抵抗素子37が用いられる。
すなわち、抵抗素子37が第1、第2、第3の放電経路および第1、第2の電源電流経路の共通経路に配置され、この1つの抵抗素子37を用いて、各電流経路の電流を検出していることになる。
したがって、本実施形態では、第1、第2、第3の放電経路および第1、第2の電源電流経路のそれぞれに電流検出用の抵抗素子を配置する場合に比べて、抵抗素子の数を減らすことができるので、回路構成を簡素化できる。
上述の第1実施形態では、第1、第2の充電経路のそれぞれの電流を検出するのに、抵抗素子36を用いる例について説明したが、これに代えて、第1、第2の充電経路のそれぞれの電流を検出するのに、抵抗素子37を用いるようにしてもよい。
すなわち、第1、第2、第3の放電経路、第1、第2の電源電流経路、および第1、第2の充電経路のそれぞれの電流を、1つの抵抗素子37を用いることになる。
この場合、第1、第2の充電経路の電流を検出する際には、抵抗素子37で負電圧を検出することになるが、抵抗素子36を省略することも可能である。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、スイッチ素子300の一端部を電磁コイル34とピエゾスタック40a〜40dとの共通接続端子に接続し、スイッチ素子300の他端部を電磁コイル34とスイッチ素子31との共通接続端子に接続した例について説明したが、これに限らず、図18に示すように、スイッチ素子300の他端部をスイッチ素子31と抵抗素子37との共通接続端子に接続してもよい。
この場合、ピエゾスタック40aの両端子間を電磁コイル34を介さずに短絡する際には、図19に示すように、スイッチ素子31をオンしておかなくてもスイッチ素子300のみをオン、オフさせれば良い。
また、本実施形態において、エンジン停止や駆動回路2aの異常時に、感電防止などの目的で、コンデンサ22に蓄えられた電荷を放電する場合、抵抗素子37では電流を検出できないことにるが、制御回路500が、電源放電制御手段として、スイッチ素子30、300の一方をオン、他方を予め決められたデューティでオン、オフする。
これに伴い、コンデンサ22→スイッチ素子30→電磁コイル34→スイッチ素子300の経路でコンデンサ22に蓄えられた電荷を放電することが可能となる。これによると、電磁コイル34を介してコンデンサ22に蓄えられた電荷を放電するため、放電電流の大電流化を抑えることができる。
(第3実施形態)
本第3実施形態では、上述の第1実施形態の回路構成においてスイッチ素子300としてMOS−FETを使用した場合、図20に示すように、MOS−FETの寄生ダイオード302により、逆方向には電流が流れることを遮断するために、放電スイッチ素子300と直列にダイオード303を配置する。
(第4実施形態)
本第4実施形態では、上述の第2実施形態の回路構成においてスイッチ素子300としてMOS−FETを使用した場合、図21に示すように、MOS−FETの寄生ダイオード302により、逆方向には電流が流れることを遮断するために、放電スイッチ素子300と直列にダイオード303を配置する。
(第5実施形態)
本第5実施形態では、図22に示すように、図20の回路構成において、
スイッチ素子21およびグランドの間に抵抗素子25を追加する。
このものにおいては、スイッチ素子21がオンすると、バッテリBaから充電電流が電磁コイル20を通してスイッチ素子21および抵抗素子25に流れる第1の電源電流経路を構成する。
この場合、抵抗素子25およびスイッチ素子21の共通接続点(図22中符号d)とグランドとの間の電圧が制御回路500に入力される。すなわち、抵抗素子25により第1の電源電流経路の電流が検出されることになる。
一方、スイッチ素子21がオフすると、バッテリBaから放電電流が電磁コイル20、ダイオード23、コンデンサ22、および抵抗素子37の順に流れる第2の電源電流経路を構成する。
この場合、コンデンサ22および抵抗素子37の共通接続点(図22中符号b)とグランドとの間の電圧が制御回路500に入力される。すなわち、抵抗素子37により第2の電源電流経路の電流が検出されることになる。
本第5実施形態では、第1〜第3の放電経路の電流の検出の際に、抵抗素子37を用いることになる。
(第6実施形態)
本第6実施形態では、図23に示すように、図21の回路構成において、スイッチ素子21とグランドとの間に抵抗素子25を追加する。
このものにおいては、スイッチ素子21がオンすると、バッテリBaから充電電流が電磁コイル20を通してスイッチ素子21および抵抗素子25に流れる第1の電源電流経路を構成する。
この場合、抵抗素子25およびスイッチ素子21の共通接続点(図23中符号d)とグランドとの間の電圧が制御回路500に入力される。すなわち、抵抗素子25により第1の電源電流経路の電流が検出されることになる。
一方、スイッチ素子21がオフすると、バッテリBaから放電電流が電磁コイル20、ダイオード23、コンデンサ22、および抵抗素子37の順に流れる第2の電源電流経路を構成する。
この場合、コンデンサ22および抵抗素子37の共通接続点(図22中符号b)とグランドとの間の電圧が制御回路500に入力される。すなわち、抵抗素子37により第2の電源電流経路の電流が検出されることになる。
本第6実施形態では、第1〜第3の放電経路の電流の検出の際に、抵抗素子37を用いることになる。
(他の実施形態)
上述の各実施形態では、本発明に係る駆動回路をディーゼルエンジンのコモンレール式の燃料噴射装置に適用した例について説明したが、これに限らず、本発明は、ピエゾスタック(圧電素子)を用いるものならば、いずれの装置に適用されるものでもよい。
本発明に係る駆動回路をディーゼルエンジンのコモンレール式の燃料噴射装置の概略構成を示す図である。 図1のインジェクタの構成を示す断面図である。 図1の駆動回路の電気回路構成を示す回路図である。 図3の駆動回路の作動の一部を示すタイミングチャートである。 図3の駆動回路の作動の残りを示すタイミングチャートである。 図2のピエゾスタックの充電時の電流経路を示す図である。 図2のピエゾスタックの充電時の電流経路を示す図である。 図6、図7中の抵抗素子で検出した電流波形を示す図である。 図6、図7中の抵抗素子で検出した電流波形を示す図である。 図2のピエゾスタックの放電時の電流経路を示す図である。 図2のピエゾスタックの放電時の電流経路を示す図である。 図2のピエゾスタックの放電時の電流経路を示す図である。 図11、図12中の抵抗素子で検出した電流波形を示す図である。 図11、図12中の抵抗素子で検出した電流波形を示す図である。 図2のコンデンサの充電時の電流経路を示す図である。 図2のコンデンサの充電時の電流経路を示す図である。 図15、図16中の抵抗素子で検出した電流波形を示す図である。 本発明に係る駆動回路の第2実施形態の概略構成を示す図である。 図18のピエゾスタックの放電時の電流経路を示す図である。 本発明に係る駆動回路の第3実施形態の概略構成を示す図である。 本発明に係る駆動回路の第4実施形態の概略構成を示す図である。 本発明に係る駆動回路の第5実施形態の概略構成を示す図である。 本発明に係る駆動回路の第6実施形態の概略構成を示す図である。 比較例としての駆動回路の構成を示す図である。 図24のピエゾスタックの充電時の電流経路を示す図である。 図24のピエゾスタックの充電時の電流経路を示す図である。 図24のピエゾスタックの放電時の電流経路を示す図である。 図24のピエゾスタックの放電時の電流経路を示す図である。 図24のピエゾスタックの放電時の電流経路を示す図である。 図24のコンデンサの充電時の電流経路を示す図である。 図24のコンデンサの充電時の電流経路を示す図である。
符号の説明
2…ECU、2a…駆動回路、22…コンデンサ、
31、41a…スイッチ、34…電磁コイル、37、36…抵抗素子、
40a〜40d…ピエゾスタック。

Claims (7)

  1. 高圧電源回路(200A)と、
    前記高圧電源回路および圧電素子(40a〜40d)の間に配設される第1の電磁コイル(34)および充電スイッチ(30)と、を備え、
    前記充電スイッチの開成および閉成により、前記高圧電源回路からの充電電流を前記第1の電磁コイルを経由して前記圧電素子に流して前記圧電素子を充電し、
    前記第1の電磁コイルおよびグランドの間配設される第1の放電スイッチ(31)と、
    前記高圧電源回路および前記圧電素子の間に配設され、前記圧電素子側から前記充電スイッチを迂回して前記高圧電源回路側にだけ通電させるダイオード(32)と、
    前記第1の電磁コイルの両側端子の間に接続される第2の放電スイッチ(300)と、を備え、
    前記第1の放電スイッチの成により、前記圧電素子からの放電電流を前記第1の電磁コイルを経由して流して前記圧電素子を放電させる第1の放電経路を構成し、
    前記第1の放電スイッチの成により、前記圧電素子からの放電電流を前記第1の電磁コイルおよび前記ダイオードを経由して前記高圧電源回路に流して前記圧電素子から放電させる第2の放電経路を構成し、
    前記第1、第2の放電スイッチの閉成により、前記第1の電磁コイルの両側端子間で前記第1の電磁コイルを迂回して放電電流を流す第3の放電経路を構成し、
    前記第1〜第3の放電経路に流れる放電電流をそれぞれ検出する第1〜第3の電流検出手段(37)と、
    前記第1〜第3の電流検出手段のそれぞれの検出電流に基づいて、前記第1、第2の放電スイッチを制御する制御手段(500)と、を備え、
    前記第1〜第3の電流検出手段は、前記第1〜第3の放電経路の共通経路に設けられた1つの抵抗素子であり、
    前記充電スイッチは、前記高圧電源回路および前記第1の電磁コイルの間に配設され、
    前記第1の放電スイッチおよび前記抵抗素子は、前記充電スイッチおよび前記第1の電磁コイルの共通接続点と、グランドとの間で直列に接続されており、
    前記第2の放電スイッチの一端部は、前記第1の電磁コイルの圧電素子側端子に接続され、前記第2の放電スイッチの他端部は、前記第1の放電スイッチおよび前記抵抗素子の共通接続点に接続されており、
    前記高圧電源回路は、電荷を蓄えるように回路構成されており、
    前記充電スイッチおよび前記第2の放電スイッチをそれぞれ閉成させるように前記充電スイッチおよび前記第2の放電スイッチを制御する電源放電制御手段(500)を備え、
    前記電源放電制御手段により前記充電スイッチおよび前記第2の放電スイッチをそれぞれ閉成した状態では、前記高圧電源回路からの電荷が前記充電スイッチおよび前記第1の電磁コイルを介して放電されることを特徴とする圧電素子の駆動回路。
  2. 前記電源放電制御手段は、前記充電スイッチおよび前記第2の放電スイッチのうち一方を、予め決められたデューティで開成させることを特徴とする請求項に記載の圧電素子の駆動回路。
  3. 前記高圧電源回路は、
    前記圧電素子に充電電流を流すためのエネルギを蓄えるとともに、前記圧電素子から流れる放電電流に基づいて前記圧電素子からのエネルギを回収するコンデンサ(22)と、
    前記コンデンサおよび低電圧電源(Ba)の間に配設される第2の電磁コイル(20)と、
    前記第2の電磁コイルのうちコンデンサ側端子とグランドとの間に接続される電源スイッチ(21)と、を備え、
    前記電源スイッチの成により、前記低電圧電源からの電源電流を前記第2の電磁コイルおよび前記電源スイッチを経由してグランド側に流す第1の電源電流経路を構成し、
    前記電源スイッチの成により、前記低電圧電源からの電源電流を前記第2の電磁コイルを経由して前記コンデンサ側に流し前記コンデンサから高圧電圧を発生させる第2の電源電流経路を構成し、
    前記第1、第2の電源電流経路に流れる放電電流をそれぞれ検出する第1、第2の電源電流検出手段(37)と、
    前記第1、第2の電源電流検出手段の検出電流に基づいて前記電源スイッチを制御する制御手段(500)と、を備え、
    前記1つの抵抗素子は、前記第1、第2の電源電流経路の共通経路に設けられ、前記第1、第2の電源電流検出手段を構成していることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電素子の駆動回路。
  4. 高圧電源回路(200A)と、
    前記高圧電源回路および圧電素子(40a〜40d)の間に配設される第1の電磁コイル(34)と、
    前記高圧電源回路および前記第1の電磁コイルの間に配設される充電スイッチ(30)と、
    前記第1の電磁コイルの前記高圧電源回路側端子とグランドとの間に配設され、アノード端子がグランド側に接続されている第1のダイオード(33)と、を備え、
    前記充電スイッチの閉成により、前記高圧電源回路からの充電電流を前記充電スイッチおよび前記第1の電磁コイルを経由して前記圧電素子に流して前記圧電素子を充電する第1の充電経路を構成し、
    前記充電スイッチの開成により、前記第1のダイオード側から前記第1の電磁コイルを経由して充電電流を前記圧電素子に流して前記圧電素子を充電する第2の充電経路を構成し、
    前記第1の電磁コイルおよびグランドの間配設される第1の放電スイッチ(31)と、
    前記高圧電源回路および前記圧電素子の間に配設され、前記圧電素子側から前記充電スイッチを迂回して前記高圧電源回路側にだけ通電させる第2のダイオード(32)と、を備え、
    前記第1の放電スイッチの成により、前記圧電素子からの放電電流を前記第1の電磁コイルを経由して流して前記圧電素子を放電させる第1の放電経路を構成し、
    前記第1の放電スイッチの成により、前記圧電素子からの放電電流を前記第1の電磁コイルおよび前記第2のダイオードを経由して前記高圧電源回路に流して前記圧電素子を放電させる第2の放電経路を構成し、
    前記第1、第2の充電経路に流れる充電電流をそれぞれ検出する第1、第2の電流検出手段と、
    前記第1、第2の放電経路に流れる放電電流をそれぞれ検出する第3、第4の電流検出手段と、
    前記第3、第4の電流検出手段の検出電流に基づいて、前記第1、第2の放電スイッチを制御するとともに、前記第1、第2の電流検出手段の検出電流に基づいて前記充電スイッチを制御する制御手段(500)と、を備え、
    前記第1、第2の電流検出手段は、前記第1、第2の充電経路の共通経路に設けられた1つの抵抗素子(36)であり、前記第3、第4の電流検出手段は、前記第1、第2の放電経路の共通経路に設けられた1つの抵抗素子(37)であり、
    前記高圧電源回路は、
    前記圧電素子に充電電流を流すためのエネルギを蓄えるとともに、前記圧電素子から流れる放電電流に基づいて前記圧電素子からのエネルギを回収するコンデンサ(22)と、
    前記コンデンサおよび低電圧電源(Ba)の間に配設される第2の電磁コイル(20)と、
    前記第2の電磁コイルのうちコンデンサ側端子とグランドとの間に接続される電源スイッチ(21)と、を備え、
    前記電源スイッチの閉成により、前記低電圧電源からの電源電流を前記第2の電磁コイルおよび前記電源スイッチを経由してグランド側に流す第1の電源電流経路を構成し、
    前記電源スイッチの開成により、前記低電圧電源からの電源電流を前記第2の電磁コイルを経由して前記コンデンサ側に流し前記コンデンサから高圧電圧を発生させる第2の電源電流経路を構成し、
    前記第1、第2の電源電流経路に流れる放電電流をそれぞれ検出する第1、第2の電源電流検出手段(37)と、
    前記第1、第2の電源電流検出手段の検出電流に基づいて前記電源スイッチを制御する制御手段(500)と、を備え、
    前記第3、第4の電流検出手段を構成する前記1つの抵抗素子(37)は、前記第1、第2の電源電流経路の共通経路に設けられ、前記第1、第2の電源電流検出手段を構成していることを特徴とする圧電素子の駆動回路。
  5. 前記第1の電磁コイルの両側端子の間に接続される第2の放電スイッチ(300)を備え、
    前記第1、第2の放電スイッチの閉成により、前記第1の電磁コイルの両側端子間で前記第1の電磁コイルを迂回して放電電流を流す第3の放電経路を構成し、
    前記第3の放電経路に流れる放電電流をそれぞれ検出する第5の電流検出手段(37)を備え、
    前記第3、第4の電流検出手段を構成する前記1つの抵抗素子(37)は、前記第3の放電経路の経路内に配置され、前記第5の電流検出手段を構成していることを特徴とする請求項に記載の圧電素子の駆動回路。
  6. 前記低電圧電源は、バッテリであることを特徴とする請求項に記載の圧電素子の駆動回路。
  7. 前記1つの抵抗素子は、電流検出時に正電圧が検出されるように配置されていることを特徴とする請求項1ないしに記載の圧電素子の駆動回路。
JP2006344353A 2006-12-21 2006-12-21 圧電素子の駆動回路 Expired - Fee Related JP4882729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344353A JP4882729B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 圧電素子の駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344353A JP4882729B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 圧電素子の駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008160928A JP2008160928A (ja) 2008-07-10
JP4882729B2 true JP4882729B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=39661199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006344353A Expired - Fee Related JP4882729B2 (ja) 2006-12-21 2006-12-21 圧電素子の駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4882729B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5678867B2 (ja) * 2011-11-02 2015-03-04 株式会社デンソー ピエゾインジェクタの駆動装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03289365A (ja) * 1990-04-04 1991-12-19 Nippondenso Co Ltd ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4414081B2 (ja) * 2000-10-19 2010-02-10 株式会社日本自動車部品総合研究所 ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4183376B2 (ja) * 2000-10-19 2008-11-19 株式会社日本自動車部品総合研究所 ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP3765282B2 (ja) * 2002-04-01 2006-04-12 株式会社デンソー ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP2003333832A (ja) * 2002-05-13 2003-11-21 Nippon Soken Inc 等価直列抵抗補正回路およびピエゾアクチュエータ駆動回路
JP3913687B2 (ja) * 2003-02-17 2007-05-09 株式会社デンソー ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP4407468B2 (ja) * 2004-10-27 2010-02-03 株式会社デンソー ピエゾアクチュエータの駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008160928A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4479113B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
US5057734A (en) Apparatus for driving piezoelectric element for closing and opening valve member
JP3765282B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP2004282988A (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4183376B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP5125092B2 (ja) 駆動回路、燃料噴射用圧電素子の駆動回路、および燃料噴射装置
JP4882729B2 (ja) 圧電素子の駆動回路
JP3913687B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP3922206B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4414079B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4604356B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP4345226B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP4582061B2 (ja) ピエゾインジェクタ及びインジェクタ駆動システム
JP4186573B2 (ja) 容量負荷変動体の充放電装置
JP4066561B2 (ja) 高圧流体噴射装置
JP4346806B2 (ja) 燃料噴射装置
JP4306133B2 (ja) 燃料噴射装置
JP4148124B2 (ja) 容量負荷素子の駆動装置
JP3873716B2 (ja) ピエゾインジェクタの充放電装置
JP4414081B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4154857B2 (ja) 燃料噴射装置
JP4626112B2 (ja) ピエゾ素子の放電装置
JP3744407B2 (ja) 容量負荷変動体の充放電装置
JP4622112B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP2002276502A (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4882729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees