JP2010185364A - インジェクタ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】何れかの気筒の燃料噴射期間中に、他気筒のインジェクタの圧電素子の下流側がグランド電位などの低電位にショートしたことを検出できるようにする。
【解決手段】インジェクタ駆動装置11では、各インジェクタの圧電素子P1〜P4の上流側が共通接続される端子Jcm及び共通通電ライン2を有し、また、各圧電素子P1〜P4の下流側とグランドとの間に気筒選択スイッチSW1〜SW4が各々設けられている。そして駆動制御部19aが、マイコン18からのインジェクタ毎の噴射信号の何れかがハイになると、それに対応する気筒選択スイッチをオンし、その気筒選択スイッチに対応する圧電素子を共通通電ライン2側から充電して燃料噴射を行うが、その燃料噴射期間中に、異常検出部19bが、他の圧電素子について下流側の電圧をモニタし、その電圧が判定閾値より低くければ異常と判定して、駆動制御部19aに圧電素子の放電を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子によって開弁するインジェクタの駆動装置に関するものである。
従来より、充放電により伸長または縮小してピストン等を直線動する圧電素子(ピエゾアクチュエータ)が知られている。そして、エンジンの燃料噴射制御装置において、燃料噴射用インジェクタの開閉弁の切り替えを、圧電素子により行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、そのような燃料噴射制御装置の構成例を図8に示す。尚、この例において、エンジンの気筒数は4である。また、以下の説明において、符号に含まれる「n」は、1〜4の何れかであり、その符号の示すものが第1気筒から第4気筒のうちの何れかである第n気筒に対応するものであることを意味している。また、第n気筒のことを「#n」とも記載する。そして、各気筒のインジェクタは、それに設けられた開弁用アクチュエータとしての圧電素子が充電されることで開弁し、また、その圧電素子が放電されることで閉弁する。
図8に示すように、各気筒のインジェクタに設けられた圧電素子P1〜P4の一端は、燃料噴射制御装置9の外部において、通電用の配線1(いわゆるワイヤーハーネス)に共通接続され、その配線1は、燃料噴射制御装置9に備えられた共通出力端子Jcmに接続されている。
そして、燃料噴射制御装置9には、各圧電素子P1〜P4の配線1側とは反対側がそれぞれ接続される個別出力端子J1〜J4と、その各個別出力端子J1〜J4(延いては、各圧電素子P1〜P4の配線1側とは反対側)とグランドラインとの間にそれぞれ設けられた気筒選択スイッチSW1〜SW4とが備えられている。
尚、気筒選択スイッチSWnは、オンすることで、それに対応する圧電素子Pnの配線1側とは反対側をグランドラインに接続して、その圧電素子Pnを駆動可能な状態にするものであり、どの気筒の圧電素子Pnを駆動するか(換言すれば、どの気筒のインジェクタを駆動するかであり、どの気筒へ燃料を噴射するか)を選択する役割を持つため、その名(気筒選択スイッチ)で呼ばれる。
更に、燃料噴射制御装置9には、バッテリ電圧(車載バッテリの電圧であり、例えば12V又は24V)を昇圧して内部のコンデンサC0を充電する昇圧回路としての電源回路5と、上記共通出力端子Jcmから延びた共通通電ライン2(延いては、圧電素子P1〜P4の各端部)に一端が接続された充放電用のコイルL1と、そのコイルL1の他端と上記コンデンサC0の正極側端子との間に設けられた充電スイッチSWaと、上記コイルL1の他端とグランドラインとの間に設けられた放電スイッチSWbと、充電スイッチSWaに対して、カソードがコンデンサC0側となるよう並列に接続された第1ダイオードDaと、放電スイッチSWbに対して、アノードがグランドライン側となるよう並列に接続された第2ダイオードDbとが備えられている。
尚、上記コイルL1、充電スイッチSWa、放電スイッチSWb、第1ダイオードDa、及び第2ダイオードDbは、圧電素子P1〜P4の充放電を行うための回路(充放電用回路)を成している。また、換言すれば、燃料噴射制御装置9は、コイルL1と圧電素子P1〜P4との直列回路3に対して、電源であるコンデンサC0の正極側から充電スイッチSWaを介して電源供給を行うための充電経路6と、上記直列回路3に並列な経路であって、放電スイッチSWbを介して圧電素子P1〜P4の充電電荷を放電させるための放電経路8とを備えているとも言える。一方、この例では、充電スイッチSWaと放電スイッチSWbは、MOSFETであり、第1ダイオードDaと第2ダイオードDbは、その各スイッチSWa,SWbの寄生ダイオードである。また、気筒選択スイッチSW1〜SW4の各々もMOSFETであり、図8におけるダイオードD1〜D4の各々は、その各気筒選択スイッチSW1〜SW4の寄生ダイオードである。
そして、このような燃料噴射制御装置9では、当該装置9に搭載されたマイコン(図示省略)から出力される各インジェクタ毎(換言すれば、各気筒毎)の噴射信号のうち、#nのインジェクタに対応する噴射信号がアクティブレベルになると、気筒選択スイッチSW1〜SW4のうち、その#nに対応する気筒選択スイッチSWnだけをオン状態にし、更に、放電スイッチSWbをオフした状態で充電スイッチSWaのオン/オフを繰り返す充電用スイッチング制御を行うことにより、圧電素子Pnを充電して伸長させる。
つまり、充電スイッチSWaをオンすることで、コンデンサC0からコイルL1を介して圧電素子Pnに充電電流を流し、その後、充電スイッチSWaをオフすることで、コイルL1に蓄積されたエネルギーによって流れる充電電流(即ち、フライホイール電流)を、第2ダイオードDbを介して圧電素子Pnの負極側から正極側に流す、といった手順を繰り返すことにより、段階的に圧電素子Pnを充電させる。そして、その圧電素子Pnの充電により、#nのインジェクタを開弁させて、そのインジェクタから燃料を噴射させる。
そして、その後、アクティブレベルになっていた噴射信号が非アクティブレベルに戻ると、充電スイッチSWaをオフした状態で放電スイッチSWbのオン/オフを繰り返す放電用スイッチング制御を行うことにより、圧電素子Pnを放電させて収縮させる。
つまり、放電スイッチSWbをオンすることで、圧電素子Pnの正極側からコイルL1を介してグランドライン側へ放電電流を流し、その後、放電スイッチSWbをオフすることで、圧電素子Pnの正極側からコイルL1及び第1ダイオードDaを介してコンデンサC0へと放電電流を流し、その放電電流により圧電素子Pnの電荷をコンデンサC0に回収する、といった手順を繰り返すことにより、段階的に圧電素子Pnを放電させる。そして、その圧電素子Pnの放電により、#nのインジェクタを閉弁させて、そのインジェクタからの燃料噴射を停止させる。
一方、この種の燃料噴射制御装置では、圧電素子の下流側(低電位側)を気筒選択スイッチによってグランドラインに接続することにより、その圧電素子を駆動対象(充電対象)として選択するようになっているため、もし、何れかの圧電素子の下流側がグランド電位にショートした異常が発生すると、その圧電素子は、他の気筒の燃料噴射時にも充電されてしまう。すると、噴射対象として本来選択される気筒とは別の気筒のインジェクタであって、本来は燃料噴射すべきではない他気筒のインジェクタが開弁してしまう、という異常気筒噴射状態が発生することとなる。
尚、圧電素子の下流側がグランド電位にショートした異常としては、図8において、圧電素子Pnの下流側と燃料噴射制御装置9の個別出力端子Jnとを接続する配線(ワイヤーハーネス)がグランド電位にショートした故障や、その圧電素子Pnに対応する気筒選択スイッチSWnの短絡故障(オンしたままの故障)などがある。
そこで、こうしたグランド電位へのショート異常を検出する方法として、特許文献2に記載のものがある。図8の符号を用いて説明すると、その特許文献2では、装置9内において、個別出力端子Jnの各々に、一端がグランドラインに接続された抵抗と、一端が定電圧に接続された抵抗との、2つの抵抗の他端を接続し、その2つの抵抗の接続点の電圧を、全ての気筒選択スイッチSWnをオフ状態にしている全気筒無噴射状態の時にモニタし、その電圧が基準電圧よりも低ければ異常と判定するようになっている。
特開2002−136156号公報 特開2002−246667号公報
ところで、何れかの気筒の本来の燃料噴射中に、他気筒の圧電素子の下流側がグランド電位などの低電位にショートしたとすると、たとえその時点で前述の充電用スイッチング制御が終了していたとしても、充電状態である本来の燃料噴射対象気筒の圧電素子から、そのショート異常が発生した圧電素子へと電荷が分配されるため、そのショート異常の発生した圧電素子が設けられたインジェクタも開弁してしまい、やはり異常気筒噴射状態が発生する。
しかしながら、上記特許文献2の方法では、何れかの気筒の本来の燃料噴射中に、他気筒の圧電素子の下流側がグランド電位にショートしても、その異常を瞬時に検出することができない。このため、異常気筒噴射状態を阻止する処置を速やかに行うことができない。特に、異常気筒噴射状態は、エンジンに悪影響を与える可能性があるため、噴射停止などの処置を速やかに行うことが好ましいが、それを実現できない。
また、上記特許文献2の方法では、図9における斜線部で示すように、気筒間の噴射間隔(無噴射状態の期間)が短くなってくると、異常検出を実施する時間領域が少なくなり、最悪の場合は異常検出を行うことができなくなる可能性もある。尚、図9は、1つの気筒について連続的に複数回燃料噴射を行う多段噴射を実施した場合を例示している。また、図9及び後述する他の図において、「ピエゾ電圧」とは、圧電素子Pnの両端電圧であって、その圧電素子Pnに充電された充電電圧のことである。
そこで、本発明は、何れかの気筒の燃料噴射期間中に、他気筒のインジェクタの圧電素子の下流側がグランド電位などの低電位にショートしたことを検出できるようにすることを目的としている。
請求項1のインジェクタ駆動装置は、複数のインジェクタの各々に開弁用アクチュエータとして設けられている各圧電素子の一端が共通接続される共通通電ラインと、各圧電素子の他端(前記一端側とは反対側)とグランドラインとの間に、それぞれ設けられた気筒選択スイッチと、噴射信号出力手段及び充放電実施手段とを備えている。
そして、噴射信号出力手段は、各インジェクタの開弁を要求するためのインジェクタ毎の噴射信号を出力する。
また、充放電実施手段は、噴射信号出力手段からの噴射信号の何れかがアクティブレベル(即ち、インジェクタの開弁を要求する方のレベル)になると、各気筒選択スイッチのうち、そのアクティブレベルになった噴射信号に対応する気筒選択スイッチだけをオン状態にして、そのオン状態にした気筒選択スイッチに対応する圧電素子を前記共通通電ライン側から充電する充電動作を行うことにより、その圧電素子が設けられているインジェクタを開弁させる。そして、アクティブレベルになった噴射信号が非アクティブレベルに戻ると、充放電実施手段は、前記充電動作により充電されている圧電素子を放電させる放電動作を行うことにより、その圧電素子が設けられているインジェクタを閉弁させ、その後、前記オン状態の気筒選択スイッチをオフさせる。
尚、噴射信号に対応する気筒選択スイッチとは、その噴射信号に対応するインジェクタの圧電素子に接続されている気筒選択スイッチのことであり、気筒選択スイッチに対応する圧電素子とは、その気筒選択スイッチに接続されている圧電素子のことである。また、オン状態にした気筒選択スイッチは、それに対応する噴射信号が非アクティブレベルになって上記放電動作が終了したときに、オフ状態に戻すようにしても良いし、或いは更にその後、他の噴射信号がアクティブレベルになったときに、オフ状態に戻すようにしても良い。
そして特に、請求項1のインジェクタ駆動装置は、異常検出手段を備えている。そして、その異常検出手段は、アクティブレベルになった噴射信号に対応するインジェクタが充放電実施手段によって開弁させられている燃料噴射期間中に、他のインジェクタの圧電素子である非駆動対象の圧電素子(以下、非駆動対象圧電素子ともいう)について、前記他端側(即ち、下流側)の電圧をモニタし、その電圧に基づいて、前記非駆動対象圧電素子の前記他端側が、充放電実施手段による圧電素子の充電電圧よりも小さい値の電位にショートした異常が発生しているか否かを判定する。
つまり、正常時において、燃料噴射期間中は、アクティブレベルになった噴射信号に対応する噴射対象インジェクタの圧電素子(以下、駆動対象圧電素子という)が充電状態になるのに対して、他の非噴射対象インジェクタの圧電素子である非駆動対象圧電素子は、それの下流側が気筒選択スイッチのオフによって開放状態となり充電されない。よって、非駆動対象圧電素子の下流側には、共通通電ラインの電圧と同じ電圧であって、駆動対象圧電素子の充電電圧(以下、Vchと記す)と同じ電圧が現れることとなる。
一方、非駆動対象圧電素子の下流側が、Vchよりも小さい値の電位(例えば、グランド電位やバッテリ電圧など)にショートしたとすると、その非駆動対象圧電素子の下流側の電圧はVchよりも低くなる。よって、非駆動対象圧電素子の下流側の電圧に基づいて、その非駆動対象圧電素子の下流側がVchよりも小さい値の電位にショートした異常が発生したことを判定できるのである。
具体的には、請求項8に記載のように、異常検出手段は、前記モニタした電圧が判定閾値よりも低ければ、異常が発生していると判定するように構成することができる。尚、判定閾値は、どの電位へのショートを検出するかによって適宜設定することができる。つまり、判定閾値は、Vchよりも低く且つショートを検出したい電位よりも高い値に設定しておけば良い。
このような請求項1のインジェクタ駆動装置によれば、何れかの気筒のインジェクタを開弁させている燃料噴射期間中において、噴射対象でない他気筒のインジェクタの圧電素子の下流側がグランド電位などの低電位にショートしたことを検出することができる。
そして、このため、そのショート異常に起因する異常気筒噴射状態を阻止するための処置を速やかに行うことができるようになる。具体的には、例えば請求項9に記載のように、異常検出手段によって異常が発生していると判定されると、その時点から充放電実施手段が前記放電動作を行うように構成すれば良い。圧電素子が放電されて全てのインジェクタが閉弁するからである。
尚、非駆動対象圧電素子が複数の場合、異常検出手段は、そのうちの何れかのみについて前記異常が発生しているか否かを判定するようになっていても良いが、請求項2に記載のように、異常検出手段は、非駆動対象圧電素子の全てについて、前記異常が発生しているか否かを判定するように構成することが好ましい。異常検出の機能を一層確実なものにすることができ、延いては、異常気筒噴射状態をより確実に防止することができるようになるからである。
次に、請求項3のインジェクタ駆動装置では、請求項1,2のインジェクタ駆動装置において、異常検出手段は、前記圧電素子の各々について、前記他端側の電圧をモニタするためのモニタ回路を備えている。
この構成によれば、圧電素子の各々について異常の有無を判定することができ、どの圧電素子で異常が発生しているのか(即ち、どの圧電素子の下流側が低電位にショートしているのか)も判別できるようになる。
次に、請求項4のインジェクタ駆動装置では、請求項1,2のインジェクタ駆動装置において、異常検出手段は、圧電素子の他端側の電圧をモニタするための1つのモニタ回路と、圧電素子の各々について設けられたスイッチであって、オンすることで自己に対応する圧電素子の前記他端側と前記モニタ回路の電圧入力部とを接続させる接続用スイッチとを備えている。そして更に、異常検出手段は、充放電実施手段によって気筒選択スイッチの何れかがオンされている間、接続用スイッチのうち、前記オンされている気筒選択スイッチに対応する圧電素子に対応した接続用スイッチだけをオフさせ(他の接続用スイッチはオンさせ)、前記燃料噴射期間中において、モニタ回路により非駆動対象の圧電素子の前記他端側の電圧をモニタするようになっている。
この構成によれば、非駆動対象圧電素子が複数あるとすると、その非駆動対象圧電素子のうちの何れかの下流側がVchよりも小さい値の電位にショートしたとすると、モニタ回路の電圧入力部の電圧(即ち、モニタする電圧)がVchよりも低くなるため、異常の発生を検知することができる。このように、1つのモニタ回路だけで複数の非駆動対象圧電素子の下流側の電圧をモニタすることができ、装置を小型化することができる。
次に、請求項5のインジェクタ駆動装置では、請求項1のインジェクタ駆動装置において、異常検出手段は、圧電素子の2つ1組について、前記他端側の電圧をモニタするためのモニタ回路を1つ備えていると共に、その2つ1組の圧電素子の各々について、その圧電素子の前記他端側にアノードが接続され、カソードが前記モニタ回路の電圧入力部に共通接続されたダイオードを備えている。そして更に、異常検出手段は、前記2つ1組の圧電素子のうちの一方が設けられたインジェクタに対応する噴射信号がアクティブレベルになって該インジェクタが充放電実施手段によって開弁させられている燃料噴射期間中に、前記2つ1組の圧電素子のうちの他方の前記他端側の電圧を前記モニタ回路によりモニタする。
この構成によれば、2つの圧電素子について1つのモニタ回路で済むようになり、装置を小型化することができる。
ところで、異常検出手段は、請求項6に記載のように、噴射信号出力手段からの噴射信号がアクティブレベルになったことに伴って作動を開始するように構成することができる。このように構成すれば、噴射信号がアクティブレベルになることに同期して異常検出手段が作動することとなり、その作動開始タイミングを決めやすいという点で有利である。
また、請求項7に記載のように、噴射信号出力手段からの複数の噴射信号がアクティブレベルになった場合には、異常検出手段が前記判定の動作(異常判定のための動作)を行わないように構成すれば、複数の気筒選択スイッチがオンされることによって異常検出手段が異常と誤判定してしまうことを回避でき、また、その誤判定を回避するための処置が不要になるという点で有利である。
第1実施形態の燃料噴射制御装置の構成を表す構成図である。 駆動制御部の動作を説明するタイムチャートである。 異常検出の原理を説明する説明図である。 異常検出処理を表すフローチャートである。 第1実施形態の作用を説明するタイムチャートである。 第2実施形態の燃料噴射制御装置の構成を表す構成図である。 第3実施形態の燃料噴射制御装置の構成を表す構成図である。 従来の装置を表す構成図である。 従来技術の問題を説明する説明図である。
以下に、本発明が適用された実施形態のインジェクタ駆動装置としての燃料噴射制御装置について説明する。尚、本実施形態の燃料噴射制御装置は、車両に搭載されたディーゼルエンジンの燃料噴射を制御するものであり、そのディーゼルエンジンの各気筒へコモンレールからの高圧燃料を噴射する各インジェクタに設けられた圧電素子を充放電させて伸縮させることにより、その各気筒毎のインジェクタに燃料噴射の開始/停止をさせるものである。また、実施形態の燃料噴射制御装置を表す各図において、図8に示したものと同じ構成要素については、同一の符号を用いるため、説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示す第1実施形態の燃料噴射制御装置11は、図8に示した燃料噴射制御装置9と比較すると、下記(1−1)〜(1−3)の点が異なっている。
(1−1)図8では図示を省略していたマイコン18に加えて、制御部19を備えている。そして、制御部19は、電源回路5と各スイッチSWa,SWb,SW1〜SW4を制御する駆動制御部19aと、圧電素子P1〜P4の下流側がグランド電位にショートしたことを検出する異常検出部19bとを備えている。
また、図1では、電源回路5の構成も表している。その電源回路5は、周知のDC/DCコンバータであり、一端にバッテリ電圧VBが供給される昇圧用コイルL0と、その昇圧用コイルL0の他端とグランドラインとの間に接続された昇圧用スイッチSW0と、昇圧用コイルL0と昇圧用スイッチSW0との接続点にアノードが接続されたダイオードD0とを備えている。そして、そのダイオードD0のカソードとグランドラインとの間に、圧電素子P1〜P4を充電するための電源となる前述のコンデンサC0が接続されている。
このような電源回路5では、昇圧用スイッチSW0がオン/オフされることで、昇圧用コイルL0と昇圧用スイッチSW0との接続点に、バッテリ電圧VBよりも高いフライバック電圧が生じ、そのフライバック電圧によりコンデンサC0がダイオードD0を介して充電される。このため、制御部19における駆動制御部19aが、コンデンサC0の充電電圧を検出し、その充電電圧が数十〜数百Vの目標値(本実施形態では例えば250V)となるように、昇圧用スイッチSW0をオン/オフさせる。
尚、ダイオードD0は、コンデンサC0から昇圧用スイッチSW0側への放電を防止するためのものである。また、コンデンサC0の静電容量は、圧電素子P1〜P4への電源供給時(放電時)にも略一定の電圧値を保つことができるように、比較的大きな値に設定されている。
(1−2)各気筒選択スイッチSW1〜SW4の圧電素子P1〜P4側とは反対側の端子は、抵抗R1を介してグランドラインに接続されている。尚、抵抗R1は、圧電素子P1〜P4に流れる電流(充電電流及び放電電流)を検出するための電流検出用抵抗である。
(1−3)個別出力端子J1とグランドラインとの間に、直列に接続された2つの分圧用抵抗21,22が設けられている。同様に、個別出力端子J2とグランドラインとの間にも、2つの分圧用抵抗23,24が設けられ、個別出力端子J3とグランドラインとの間にも、2つの分圧用抵抗25,26が設けられ、個別出力端子J4とグランドラインとの間にも、2つの分圧用抵抗27,28が設けられている。尚、抵抗21〜28の抵抗値は、圧電素子P1〜P4の駆動に実質的な影響が無いように十分大きい値に設定されている。
更に、圧電素子P1〜P4の各々についての電圧モニタ回路31〜34が設けられている。そして、圧電素子P1に対応する電圧モニタ回路31には、分圧用抵抗21,22の接続点に生じる電圧が入力され、圧電素子P2に対応する電圧モニタ回路32には、分圧用抵抗23,24の接続点に生じる電圧が入力される。同様に、圧電素子P3に対応する電圧モニタ回路33には、分圧用抵抗25,26の接続点に生じる電圧が入力され、圧電素子P4に対応する電圧モニタ回路34には、分圧用抵抗27,28の接続点に生じる電圧が入力される。
よって、電圧モニタ回路31〜34の各々には、個別出力端子J1〜J4の電圧V1〜V4(圧電素子P1〜P4の下流側の電圧でもある)を、上記分圧用抵抗で分圧した電圧が入力されることとなる。
また、電圧モニタ回路31〜34の各々は、比較器41と基準電圧源43とを備えている。そして、比較器41の+側入力端子には、当該電圧モニタ回路31〜34への入力電圧(即ち、V1〜V4を上記分圧用抵抗で分圧した電圧)が入力され、比較器41の−側入力端子には、基準電圧源43からの一定の基準電圧Vrが入力される。このため、比較器41は、「+側入力端子への入力電圧≧基準電圧Vr」ならばハイを、「+側入力端子への入力電圧<基準電圧Vr」ならばローを、当該電圧モニタ回路31〜34の出力信号であるモニタ信号として制御部19へ出力する。
尚、図1において、M1〜M4の各々は、各電圧モニタ回路31〜34から出力される上記モニタ信号である。一方、基準電圧源43は、電圧モニタ回路31〜34の各々に1つずつ設けても良いが、1つの基準電圧源43から出力される基準電圧Vrを、全ての電圧モニタ回路31〜34の比較器41が共用する構成でも良い。
次に、スイッチSWa,SWb,SW1〜SW4に対する駆動制御部19aの制御内容について説明する。
まず、駆動制御部19aは、抵抗R1のグランドライン側とは反対側の電圧をモニタすることにより、駆動対象としている圧電素子に流れる充電電流及び放電電流を検出するようになっている。また、駆動制御部19aは、共通出力端子Jcmの電圧Vcmにより、駆動対象としている圧電素子の充電電圧(ピエゾ電圧)を検出するようになっている。更に、駆動制御部19aには、マイコン18からの気筒毎の噴射信号が入力される。
ここで以下では、#n(第n気筒)の圧電素子Pnが駆動対象である場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、駆動制御部19aは、マイコン18からの#nの噴射信号がアクティブレベル(本実施形態ではハイ)になると、気筒選択スイッチSW1〜SW4のうち、#nに対応する気筒選択スイッチSWnをオンすると共に、放電スイッチSWbをオフした状態で充電スイッチSWaをオン/オフさせる充電用スイッチング制御を行う。
すると、充電スイッチSWaのオン時には、コンデンサC0からコイルL1を介して圧電素子Pnに充電電流が流れ、充電スイッチSWaのオフ時には、コイルL1に蓄積されたエネルギーによって流れる充電電流が、グランドライン側から放電スイッチSWbに並列なダイオードDbを介して圧電素子Pnに流れることとなる。そして、このような充電用スイッチング制御により、圧電素子Pnが段階的に充電されて伸長し、#nのインジェクタが開弁する。
一例を挙げると、駆動制御部19aは、充電用スイッチング制御では、駆動対象の圧電素子に流れる充電電流が予め設定されたオフ切替閾値にまで上昇したと判定したなら、充電スイッチSWaをオンからオフし、充電電流が予め設定されたオン切替閾値(<オフ切替閾値)にまで下降したと判定したなら、充電スイッチSWaをオフからオンする、という動作を繰り返す。また例えば、充電用スイッチング制御としては、充電スイッチSWaを一定のオン時間だけオンして一定のオフ時間だけオフする、という動作を繰り返す制御でも良い。また例えば、駆動制御部19aは、充電用スイッチング制御を行っている際に、駆動対象の圧電素子の充電電圧が、インジェクタを確実に開弁可能な充電終了目標値Vp(本実施形態では例えば200V)に達したと判定すると、充電用スイッチング制御を終了して充電スイッチSWaをオフ状態のままにする。
その後、図2に示すように、#nの噴射信号がハイからローに戻ると、駆動制御部19aは、充電スイッチSWaをオフした状態で放電スイッチSWbをオン/オフさせる放電用スイッチング制御を行う。
すると、放電スイッチSWbのオン時には、圧電素子Pnの正極側からコイルL1を介してグランドライン側へ放電電流が流れ、放電スイッチSWbのオフ時には、圧電素子Pnの正極側からコイルL1及び充電スイッチSWaに並列なダイオードDaを介してコンデンサC0へと放電電流が流れ、その放電電流により圧電素子Pnの電荷がコンデンサC0に回収される。そして、このような放電用スイッチング制御により、圧電素子Pnが段階的に放電されて収縮し、#nのインジェクタが閉弁する。
一例を挙げると、駆動制御部19aは、放電用スイッチング制御では、駆動対象の圧電素子に流れる放電電流が予め設定されたオフ切替閾値にまで上昇したと判定したなら、放電スイッチSWbをオンからオフし、放電電流が予め設定されたオン切替閾値(<オフ切替閾値)にまで下降したと判定したなら、放電スイッチSWbをオフからオンする、という動作を繰り返す。また例えば、放電用スイッチング制御としては、放電スイッチSWbを一定のオン時間だけオンして一定のオフ時間だけオフする、という動作を繰り返す制御でも良い。
そして、駆動制御部19aは、放電用スイッチング制御を行っている際に、駆動対象の圧電素子の充電電圧(ピエゾ電圧)が、0Vより少し高く設定された放電終了目標値以下になったと判定すると、放電終了条件が成立したと判断して、放電用スイッチング制御(即ち、放電スイッチSWbのオン/オフ切り替え)を終了する。また、駆動制御部19aは、上記放電終了条件が成立したと判断すると、図2における(1),(2)の部分に示す如く、放電スイッチSWbをオン状態にして放電用スイッチング制御を終了すると共に、それまでオンしていた気筒選択スイッチSWnをオフする。尚、その気筒選択スイッチSWnは、例えば、次に他の気筒の噴射信号がハイになったタイミングでオフするようにしても良い。
そして、その後、何れかの気筒の噴射信号が次にハイになると、その気筒に対応する気筒選択スイッチ(SW1〜SW4の何れか)を再びオンすると共に、図2における(3)の部分に示す如く、放電スイッチSWbをオンからオフにし、その後、予め定められた微小な遅延時間Tdだけ待ってから、充電用スイッチング制御による充電スイッチSWaの最初のオンを開始する。つまり、充電用スイッチング制御の開始時には、充電スイッチSWaを最初にオンする前に放電スイッチSWbをオンからオフさせ、その後、充電スイッチSWaのオン/オフを開始するようになっている。これは、充電スイッチSWaと放電スイッチSWbとが同時にオンして両スイッチSWa,SWbに貫通電流が流れてしまうのを、確実に防止するためである。
ここで、本実施形態では、圧電素子P1〜P4の下流側がグランド電位にショートした異常を、抵抗21〜28及び電圧モニタ回路31〜34と異常検出部19bとによって検出するようになっている。尚、前述したように、圧電素子P1〜P4の下流側がグランド電位にショートした異常としては、例えば、圧電素子P1〜P4の下流側と個別出力端子J1〜J4とを接続する装置11外部の配線(ワイヤーハーネス)又は個別出力端子J1〜J4自体がグランド電位にショートした故障や、気筒選択スイッチSW1〜SW4の短絡故障などがある。
そこで次に、本実施形態における異常検出の原理について、図3を用い説明する。尚、ここでは、#1の噴射信号がハイになって、その#1のインジェクタが開弁される場合を例に挙げる。また、図3において、Vcmは共通出力端子Jcmの電圧であり、V1〜V4は個別出力端子J1〜J4の電圧である。
まず、図3(a)に示すように、正常時において、#1の噴射信号がハイになると、気筒選択スイッチSW1がオンされて圧電素子P1が充電されるため、V1はグランド電位となり、共通出力端子Jcmには圧電素子P1の充電電圧が現れる。このため、Vcmは、前述の充電終了目標値Vp(=200V)となる。また、噴射信号がローである非噴射対象気筒の圧電素子(非駆動対象圧電素子)P2〜P4については、それの下流側が気筒選択スイッチSW2〜SW4のオフによって開放状態となり充電されない。このため、非駆動対象圧電素子P2〜P4の下流側電圧であるV2〜V4は、上流側電圧であるVcmと同じになる。
また、本実施形態において、電圧モニタ回路31〜34を成す比較器41への基準電圧Vrは、個別出力端子J1〜J4の電圧V1〜V4が上記充電終了目標値Vpよりも低い所定の判定閾値(本実施形態では例えば20V)より低い場合に、その比較器41からのモニタ信号M1〜M4がローとなる値に設定されている。例えば、前述した分圧用抵抗による電圧V1〜V4の分圧値が1/50であるとすると、基準電圧Vrは0.4V(=20V/50)である。尚、電圧V1〜V4を分圧用抵抗で分圧して電圧モニタ回路31〜34の比較器41に入力しているのは、その比較器41への入力電圧を、一般的な電子回路の入力可能レベル(例えば0V〜5Vの電圧)にまで小さくするためである。
以上のことから、図3(a)に示すように、正常時において、圧電素子P1が充電される#1の燃料噴射期間中は、他の気筒の圧電素子P2〜P4に対応する電圧モニタ回路32〜34からの各モニタ信号M2〜M4が全てハイになる。尚、図示は省略しているが、圧電素子P1に対応する電圧モニタ回路31からのモニタ信号M1はローとなる。
一方、図3(b)に示すように、#1の燃料噴射期間中において、例えば圧電素子P3の下流側がグランド電位にショートした異常が発生すると、V3がグランド電位になる。そして、圧電素子P1に蓄積された電荷が圧電素子P3に分配されて該圧電素子P3も充電状態となるため、#3のインジェクタが開弁して異常気筒噴射状態となる。そして更に、この場合には、V3がグランド電位になることで、圧電素子P3に対応する電圧モニタ回路33からのモニタ信号M3がハイからローになる。
尚、図3(b)において、上記ショート異常の発生に伴いVcm,V2,V4が若干低下しているのは、圧電素子P1から圧電素子P3へ電荷が分配されることにより、圧電素子P1の充電電圧(両端電圧)が低下するためである。
よって、何れかの気筒の燃料噴射期間中において、他の気筒の圧電素子に対応するモニタ信号(M1〜M4の何れか)がハイからローになったら、そのモニタ信号に対応する圧電素子の下流側の電圧が上記判定閾値よりも低いということであり、その圧電素子の下流側がグランド電位にショートした異常が発生したと判定できる。
そこで次に、異常検出部19bが行う異常検出処理について、図4を用い説明する。
異常検出部19bは、マイコン18から出力される噴射信号のうち、何れかの気筒の噴射信号がハイになると、図4の異常検出処理を開始する。尚、以下では、#1の噴射信号がハイになった場合を例に挙げて説明するが、他の気筒の噴射信号がハイになった場合も同様である。
そして、例えば#1の噴射信号がハイになった場合には、S110にて、#1以外の気筒の圧電素子P2〜P4の全てについて、電圧モニタ回路32〜34からのモニタ信号M2〜M4がローか否かを判定する。尚、何れかの噴射信号がハイになってからS110の判定が最初に行われるまでの時間は、噴射信号がハイになってから駆動対象圧電素子の充電電圧が前述の判定閾値(20V)以上になると考えられる時間よりも長くなっている。
そして、このS110にて、モニタ信号M2〜M4が全てハイであると判定したならば、S120にて、燃料噴射が終了したか否かを判定し、燃料噴射が終了していなければ、S110に戻ってモニタ信号M2〜M4の判定を再び行う。
尚、S120では、ハイになった噴射信号がローに戻ったならば、燃料噴射が終了したと判定する。また、S120では、ハイになった噴射信号がローに戻ってから所定時間Taが経過したならば、燃料噴射が終了したと判定するようにしても良く、その場合の所定時間Taは、駆動制御部19aが放電用スイッチング制御を開始してから、駆動対象圧電素子の充電電圧が前述の判定閾値(20V)より低くなると考えられる時間よりも短い時間に設定しておけば良い。一方、S110とS120の判定は並行して同時に行うようになっていても良い。何れにしても、燃料噴射が終了したと判定するまでS110の判定を行うこととなる。
また、上記S110にて、モニタ信号M2〜M4のうちの何れか1つでもローであると判定したならば、S130に進んで、そのローと判定したモニタ信号に対応する圧電素子が異常(詳しくは、その圧電素子の下流側がグランド電位にショートしている)と判定し、S140に進む。そして、S140にて、燃料噴射を強制終了するための噴射強制終了処理を行い、その後、当該異常検出処理を終了する。
尚、S140の噴射強制終了処理は、例えば、駆動制御部19aに放電用スイッチング制御を噴射信号に拘わらず即座に行わせると共に、マイコン18に異常の発生を通知して、以後は噴射信号をハイにしないようにさせる処理である。また、マイコン18に異常の発生を通知することに代えて、マイコン18からの噴射信号がハイになっても駆動制御部19aが気筒選択スイッチSW1〜SW4のオン及び充電用スイッチング制御を行わないようにしても良い。
一方、上記S120にて、燃料噴射が終了したと判定したならば、そのまま当該異常検出処理を終了する。
以上のような本実施形態の燃料噴射制御装置11によれば、図5に示すように、例えば、#1の燃料噴射期間中において、#3の圧電素子P3の下流側がグランド電位にショートしたとすると(時刻t1)、そのショート異常を即座に検出することができる(S110:YES→S130)。そして、そのショート異常を検出すると、電荷を蓄積した状態の圧電素子(この例では、本来の駆動対象であるP1と、そのP1から電荷を受けたP3)を放電させる処置を速やかに行って燃料噴射を強制終了させることにより、異常気筒噴射状態を速やかに阻止することができる(S140)。そして更に、以後はマイコン18からの噴射信号がハイにならないようにする等して燃料噴射の動作を禁止することとなる(S140)。尚、図5では、点線の部分が、ショート異常が発生した場合を示している。
つまり、本実施形態の燃料噴射制御装置11によれば、何れかの気筒の燃料噴射期間中において、噴射対象でない他気筒のインジェクタの圧電素子の下流側がグランド電位にショートしたことを即座に検出し、その時点から燃料噴射を停止させるフェイルセーフモードへと速やかに移行することができる。
また、本実施形態の燃料噴射制御装置11では、駆動対象でない圧電素子の全てについて、それら各々に対応するモニタ信号(M1〜M4の何れか)に基づき異常の有無を判定するようになっているため、異常気筒噴射状態をより確実に防止することができる。特に、圧電素子P1〜P4の各々について、それの下流側の電圧V1〜V4をモニタするための分圧用抵抗21〜28及び電圧モニタ回路31〜34を設けているため、どの圧電素子で異常が発生しているのか(即ち、どの圧電素子の下流側がグランド電位にショートしているのか)も判別できる。
また、上記実施形態では、分圧用抵抗21〜28によって分圧した電圧と基準電圧Vrとを比較器41により比較することでハイ又はローの二値信号であるモニタ信号M1〜M4を生成し、そのモニタ信号M1〜M4のレベルに基づいて、ショート異常の有無を判定するようにしているため、電圧値自体を読み取るためのA/D変換等の処理が不要という利点がある。
尚、上記実施形態では、マイコン18が噴射信号出力手段に相当し、コイルL1、充電スイッチSWa、放電スイッチSWb、第1ダイオードDa及び第2ダイオードDbからなる充放電用回路と、それを制御する駆動制御部19aとが、充放電実施手段に相当している。そして、4組の分圧用抵抗21〜28及び電圧モニタ回路31〜34と、異常検出部19bとが、異常検出手段に相当しており、そのうちで、分圧用抵抗21〜28及び電圧モニタ回路31〜34が、圧電素子P1〜P4の共通通電ライン2側とは反対側である他端側(下流側)の電圧V1〜V4をモニタするためのモニタ回路に相当している。
一方、変形例として、マイコン18が図4の異常検出処理を実行するようにしても良い。その場合、マイコン18は、何れかの噴射信号をハイにしたタイミングで、異常検出処理を開始すれば良く、またS140では、ハイにしていた噴射信号を即座にローへと戻す処理を行えば良い。噴射信号がハイからローになれば、駆動制御部19aが放電用スイッチング制御を開始するからである。更にS140では、噴射信号を以後ハイにしないように設定する処理を行えば良い。また、こうした変形は、後述する他の実施形態についても同様である。
また、上記実施形態では、圧電素子P1〜P4の下流側がグランド電位にショートしたことを検出するものとして説明したが、圧電素子P1〜P4の下流側が上記判定閾値(20V)よりも低い値の電位にショートしても、そのショート異常を検出することとなる。このため、圧電素子P1〜P4の下流側が、例えば12Vのバッテリ電圧にショートしても、そのことを異常として検出することができる。また逆に、グランド電位へのショートだけを検出したいのであれば、判定閾値をバッテリ電圧よりも低い値(例えば1V)に設定すれば良い。つまり、判定閾値(具体的には、比較器41に入力させる基準電圧Vr)は、どの電位へのショートを検出するかによって適宜設定すれば良い。また、こうしたことは、後述する他の実施形態についても同様である。
[第2実施形態]
次に図6は、第2実施形態の燃料噴射制御装置12の構成を表す構成図である。
第2実施形態の燃料噴射制御装置12は、第1実施形態の燃料噴射制御装置11と比較すると、下記(2−1)〜(2−3)の点が異なっている。
(2−1)分圧用抵抗23〜28と電圧モニタ回路32〜34が削除されており、圧電素子P1〜P4の下流側の電圧V1〜V4をモニタするためのモニタ回路として、1組の分圧用抵抗21,22及び電圧モニタ回路31だけが設けられている。
(2−2)個別出力端子J1〜J4の各々について、その個別出力端子Jnを抵抗21の抵抗22側とは反対側の端部に接続させる接続用スイッチ51〜54が設けられている。
(2−3)異常検出部19bは、駆動制御部19aによって全ての気筒選択スイッチSW1〜SW4がオフされている場合には、接続用スイッチ51〜54を全てオンさせる。そして、異常検出部19bは、駆動制御部19aにより気筒選択スイッチSW1〜SW4の何れかがオンされている間は、接続用スイッチ51〜54のうち、そのオンされた気筒選択スイッチSWnに対応する圧電素子Pnに対応した接続用スイッチだけをオフさせる。
そして更に、異常検出部19bは、図4の異常検出処理におけるS110では、電圧モニタ回路31からのモニタ信号M1がローか否かを判定し、モニタ信号M1がローならば、S130にて、非駆動対象圧電素子のうちの何れかの下流側がグランド電位にショートしたと判定し、前述のS140に進む。
例えば、#1の噴射信号がハイになった場合には、接続用スイッチ51〜54のうち、接続用スイッチ51だけがオフされて、気筒選択スイッチSW1がオンされても、他の気筒の圧電素子P2〜P4の下流側がグランド電位に接続されることが阻止される。このため、正常ならば、図3(a)に示したように、非駆動対象圧電素子P2〜P4の下流側電圧であるV2〜V4は、上流側電圧であるVcmと同じになるが、圧電素子P2〜P4の何れかの下流側がグランド電位にショートしたとすると、V2〜V4が全てグランド電位になるため、電圧モニタ回路31からのモニタ信号M1がハイからローになる。よって、異常検出部19bにより異常と判定されることとなる。
以上のような燃料噴射制御装置12によれば、どの圧電素子で異常が発生しているのかは判別できないものの、第1実施形態と比べると、1つのモニタ回路(分圧用抵抗21,22及び電圧モニタ回路31)だけで済むため、装置を小型化することができる。
尚、上記実施形態では、分圧用抵抗21,22及び電圧モニタ回路31と、接続用スイッチ51〜54と、異常検出部19bとが、異常検出手段に相当している。また、抵抗21の抵抗22側とは反対側の端部が、モニタ回路の電圧入力部に相当している。
[第3実施形態]
次に図7は、第3実施形態の燃料噴射制御装置13の構成を表す構成図である。
第3実施形態の燃料噴射制御装置13は、第1実施形態の燃料噴射制御装置11と比較すると、下記(3−1)〜(3−3)の点が異なっている。
(3−1)分圧用抵抗と電圧モニタ回路が、4組ではなく、圧電素子P1〜P4の2つ1組の各組について、それぞれ1つずつ合計2組設けられている。本実施形態では、4つの圧電素子P1〜P4を、圧電素子P1,P3の組と、圧電素子P2,P4の組とに分けており、圧電素子P1,P3について、分圧用抵抗21,22及び電圧モニタ回路31を設け、圧電素子P2,P4について、分圧用抵抗23,24及び電圧モニタ回路32を設けている。
(3−2)更に、一方の組の圧電素子P1,P3の各々について、その圧電素子P1,P3の下流側に該当する個別出力端子J1,J3にアノードが接続され、カソードが抵抗21の抵抗22側とは反対側の端部に共通接続されたダイオード61,63が設けられている。このため、気筒選択スイッチSW1がオンされた場合に、圧電素子P3の下流側が該気筒選択スイッチSW1によってグランド電位に引き込まれてしまうことが、ダイオード61によって防止され、逆に、気筒選択スイッチSW3がオンされた場合に、圧電素子P1の下流側が該気筒選択スイッチSW3によってグランド電位に引き込まれてしまうことが、ダイオード63によって防止される。
そして同様に、他方の組の圧電素子P2,P4の各々についても、その圧電素子P2,P4の下流側に該当する個別出力端子J2,J4にアノードが接続され、カソードが抵抗23の抵抗24側とは反対側の端部に共通接続されたダイオード62,64が設けられている。
(3−3)異常検出部19bは、図4の異常検出処理におけるS110では、電圧モニタ回路31,32からのモニタ信号M1,M2がローか否かを判定し、モニタ信号M1,M2のうちの何れか1つでもローであると判定したならば、S130に進む。
そして、S130では、下記(A),(B)の判別を行う。尚、ここでは、#nの噴射信号がハイになって異常検出部19bが今回の異常検出処理を開始したとする(つまり、燃料噴射対象気筒が#nであるとする)。
(A)モニタ信号M1,M2のうち、#nの圧電素子Pnが所属する方の組に対応したモニタ信号がローならば、その組の圧電素子のうちで、#nの圧電素子Pnとは違う方の下流側がグランド電位にショートしたと判定して、前述のS140に進む。このため、異常検出部19bは、2つ1組の圧電素子のうちの一方に対応する噴射信号がハイになったことによる燃料噴射期間中には、その組の圧電素子のうちの他方の下流側の電圧を、その組に対応する分圧用抵抗及び電圧モニタ回路によってモニタしていると言える。
(B)また、モニタ信号M1,M2のうち、#nの圧電素子Pnが所属しない方の組に対応したモニタ信号がローならば、その組の両方の圧電素子の下流側がグランド電位にショートしたと判定して、前述のS140に進む。
以上のような燃料噴射制御装置13によれば、燃料噴射対象気筒の圧電素子が所属しない方の組については、両方の圧電素子にショート異常が発生しないと異常を検知できないものの、第1実施形態と比べると、2つのモニタ回路(分圧用抵抗21,22及び電圧モニタ回路31と、分圧用抵抗23,24及び電圧モニタ回路32)だけで済むため、装置を小型化することができる。
尚、上記実施形態では、分圧用抵抗21〜24及び電圧モニタ回路31,31と、ダイオード61〜64と、異常検出部19bとが、異常検出手段に相当している。また、抵抗21の抵抗22側とは反対側の端部と、抵抗23の抵抗24側とは反対側の端部とが、各モニタ回路の電圧入力部に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、第3実施形態において、圧電素子P2,P4については、第1実施形態と同様に、その圧電素子P2,P4の各々について分圧用抵抗及び電圧モニタ回路を設ける等、電圧をモニタするための回路構成としては、第1〜第3実施形態のものを適宜組み合わせても良い。
また、上記各実施形態の装置では、マイコン18からの噴射信号が択一的に1つのみハイになるものであったが、もしマイコン18からの噴射信号のうちの2つ以上が同時にハイになる可能性がある装置の場合には、下記のように構成することが好ましい。即ち、異常検出部19bは、マイコン18からの噴射信号のうちの2つ以上が同時にハイになった場合(即ち、同時に複数の気筒に燃料噴射する場合)には、異常検出処理を行わないように構成すれば良い。このように構成すれば、複数の気筒選択スイッチが同時にオンされることによって異常と誤判定してしまう可能性を排除でき、また、そのような誤判定を回避するための処置が不要になる。
1…配線、2…共通通電ライン、3…直列回路、5…電源回路、6…充電経路、8…放電経路、11,12,13…燃料噴射制御装置(インジェクタ駆動装置)、18…マイコン、19…制御部、19a…駆動制御部、19b…異常検出部、21〜28…分圧用抵抗、31〜34…電圧モニタ回路、41…比較器、43…基準電圧源、51〜54…接続用スイッチ、61〜64,D0,D1〜D4,Da,Db…ダイオード、C0…コンデンサ、J1〜J4…個別出力端子、Jcm…共通出力端子、L0…昇圧用コイル、L1…充放電用のコイル、P1〜P4…圧電素子、R1…電流検出用の抵抗、SW0…昇圧用スイッチ、SW1〜SW4…気筒選択スイッチ、SWa…充電スイッチ、SWb…放電スイッチ

Claims (9)

  1. 複数のインジェクタの各々に開弁用アクチュエータとして設けられている各圧電素子の一端が共通接続される共通通電ラインと、
    前記各圧電素子の前記一端側とは反対側である他端とグランドラインとの間に、それぞれ設けられた気筒選択スイッチと、
    前記各インジェクタの開弁を要求するための前記インジェクタ毎の噴射信号を出力する噴射信号出力手段と、
    前記噴射信号出力手段からの噴射信号の何れかがアクティブレベルになると、前記各気筒選択スイッチのうち、そのアクティブレベルになった噴射信号に対応する気筒選択スイッチだけをオン状態にして、そのオン状態にした気筒選択スイッチに対応する圧電素子を前記共通通電ライン側から充電する充電動作を行うことにより、その圧電素子が設けられているインジェクタを開弁させ、前記アクティブレベルになった噴射信号が非アクティブレベルに戻ると、前記充電動作により充電されている圧電素子を放電させる放電動作を行うことにより、その圧電素子が設けられているインジェクタを閉弁させ、その後、前記オン状態の気筒選択スイッチをオフさせる充放電実施手段と、
    を備えたインジェクタ駆動装置において、
    前記アクティブレベルになった噴射信号に対応するインジェクタが前記充放電実施手段によって開弁させられている燃料噴射期間中に、他のインジェクタの圧電素子である非駆動対象の圧電素子について、前記他端側の電圧をモニタし、その電圧に基づいて、前記非駆動対象の圧電素子の前記他端側が、前記充放電実施手段による圧電素子の充電電圧よりも小さい値の電位にショートした異常が発生しているか否かを判定する異常検出手段を備えていること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記異常検出手段は、前記非駆動対象の圧電素子の全てについて、前記異常が発生しているか否かを判定すること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記異常検出手段は、前記圧電素子の各々について、前記他端側の電圧をモニタするためのモニタ回路を備えていること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記異常検出手段は、
    前記圧電素子の他端側の電圧をモニタするための1つのモニタ回路と、
    前記圧電素子の各々について設けられたスイッチであって、オンすることで自己に対応する圧電素子の前記他端側と前記モニタ回路の電圧入力部とを接続させる接続用スイッチとを備え、
    更に、前記充放電実施手段によって前記気筒選択スイッチの何れかがオンされている間、前記接続用スイッチのうち、前記オンされている気筒選択スイッチに対応する圧電素子に対応した接続用スイッチだけをオフさせ、前記燃料噴射期間中において、前記モニタ回路により前記非駆動対象の圧電素子の前記他端側の電圧をモニタすること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  5. 請求項1に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記異常検出手段は、前記圧電素子の2つ1組について、前記他端側の電圧をモニタするためのモニタ回路を1つ備えていると共に、前記2つ1組の圧電素子の各々について、その圧電素子の前記他端側にアノードが接続され、カソードが前記モニタ回路の電圧入力部に共通接続されたダイオードを備えており、
    更に、前記異常検出手段は、前記2つ1組の圧電素子のうちの一方が設けられたインジェクタに対応する前記噴射信号がアクティブレベルになって該インジェクタが前記充放電実施手段によって開弁させられている燃料噴射期間中に、前記2つ1組の圧電素子のうちの他方の前記他端側の電圧を前記モニタ回路によりモニタすること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記異常検出手段は、前記噴射信号出力手段からの噴射信号がアクティブレベルになったことに伴って作動を開始すること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記噴射信号出力手段からの複数の噴射信号がアクティブレベルになった場合には、前記異常検出手段は前記判定の動作を行わないようになっていること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記異常検出手段は、前記モニタした電圧が判定閾値よりも低ければ、前記異常が発生していると判定すること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
  9. 請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載のインジェクタ駆動装置において、
    前記異常検出手段により前記異常が発生していると判定されると、その時点から前記充放電実施手段が前記放電動作を行うようになっていること、
    を特徴とするインジェクタ駆動装置。
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