JP5891436B2 - 縦型構造発光素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子の製造方法に関し、特に縦型構造発光素子の製造方法に関する。
昨今、縦型構造発光素子いわゆるバーティカル型発光素子の開発が進んでいる。バーティカル型発光素子とは、電流を流すと発光する発光層の上下にp型電極およびn型電極をそれぞれ配置し、両電極間において縦方向(上下方向)に電流を流すことにより発光層を発光させるようにした発光素子である。このようなバーティカル型発光素子は、従来の発光素子と比較して高輝度化を実現することが期待されており、トンネルのライトや車のライトなど高輝度化・大電流化が求められる用途で有望視されている。
バーティカル型発光素子の製造方法としては、例えば特許文献1の方法がある。特許文献1の方法によれば、基板を分割することにより基板をダイへと分離するダイシング工程(個片化工程)が行われる。このような個片化工程として一般的なものは、高速回転するブレードによる切断があるが、これに代わる技術としてレーザーダイシングやステルスダイシングがある。レーザーダイシングとは、基板の表面にレーザーを照射することにより基板をダイへと分離する個片化方法である。ステルスダイシングとは、基板の内部にレーザーを照射して任意の位置に改質層を形成させて、テープエキスパンドなどで外部応力を加えることにより基板表面に亀裂を成長させてダイへと分離する個片化方法である。
特表2010−534943号公報
しかしながら、レーザーダイシングやステルスダイシングによれば、電極を構成するGaN(ガリウムナイトライド)や基板にレーザーの熱が伝わるため、熱ダメージにより電極や基板が劣化してしまう。このように、発光素子を構成する電極や基板の劣化が生じると、発光素子の品質が低下してしまい、結果として発光素子の輝度が下がってしまう。
従って、本発明の目的は、上記課題を解決することにあって、発光素子の個片化工程においてプラズマエッチングを用いることにより、熱ダメージの少ない縦型構造発光素子の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、サファイア基板上に形成された発光層を含む積層部を個片化して、複数の縦型構造発光素子を製造する方法であって、
サファイア基板上から分離され、個々の素子形成領域に沿って分割された積層部が表面に配置されたシリコン基板を準備するシリコン基板準備工程と、
それぞれの積層部の露出表面を覆うようにマスクを配置するマスク配置工程と、
隣接する積層部間にて露出されたシリコン基板の表面に対してプラズマエッチング処理を施し、その後、それぞれの積層部が配置されたシリコン基板を分割して、個片化された複数の縦型構造発光素子を形成する発光素子形成工程とを含む、縦型発光素子の製造方法を提供する。
本発明の第2態様によれば、シリコン基板準備工程は、
サファイア基板上に形成された積層部を、プラズマエッチング処理により個々の素子形成領域に沿って分割する積層部個片化工程と、分割されたサファイア基板上の積層部をシリコン基板上に配置する積層部配置工程と、サファイア基板から積層部およびシリコン基板を分離する分離工程とを含む、第1態様に記載の縦型発光素子の製造方法を提供する。
本発明の第3態様によれば、シリコン基板準備工程は、
サファイア基板上に形成された積層部をシリコン基板上に配置する積層部配置工程と、サファイア基板から積層部およびシリコン基板を分離する分離工程と、プラズマエッチングを行って、シリコン基板上の積層部を個々の素子形成領域に沿って分割する積層部個片化工程とを含む、第1態様に記載の縦型発光素子の製造方法を提供する。
本発明の第4態様によれば、発光素子形成工程において、プラズマエッチング処理により、個々の素子形成領域に沿ってシリコン基板表面を掘り下げる工程と、シリコン基板上の積層部配置側とは逆側の表面にてシリコン基板の研削加工を行うことで、個々の素子形成領域に沿ってシリコン基板を分割する工程とを含む、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の縦型発光素子の製造方法を提供する。
本発明の第5態様によれば、発光素子形成工程において、プラズマエッチング処理によりシリコン基板を除去することで、個々の素子形成領域に沿ってシリコン基板を分割する、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の縦型発光素子の製造方法を提供する。
発光素子の個片化工程においてプラズマエッチングを用いることにより、熱ダメージの少ない縦型構造発光素子の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1の縦型構造発光素子の製造方法にて取り扱われる第1の基板の断面図 本発明の実施の形態1の縦型構造発光素子の製造方法にて取り扱われる第2の基板の断面図 実施の形態1の縦型構造発光素子の製造方法の手順のフローチャート 実施の形態1の縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第1の基板の断面図 実施の形態1の縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第2の基板の断面図 実施の形態1の縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第2の基板の断面図 実施の形態1の縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第2の基板の断面図 実施の形態1の変形例にかかる縦型構造発光素子の製造方法の手順のフローチャート 実施の形態1の変形例にかかる縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第1の基板および第2の基板の断面図 実施の形態1の変形例にかかる縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第2の基板の断面図 実施の形態1の変形例にかかる縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第2の基板の断面図 本発明の実施の形態2の縦型構造発光素子の製造方法の手順のフローチャート 実施の形態2の縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第1の基板および第2の基板の断面図 実施の形態2の縦型構造発光素子の製造方法の手順を示す第2の基板の断面図
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1にかかる縦型構造発光素子の製造方法にて取り扱われる第1の基板1および第2の基板8の構成について、図1の第1の基板1の断面図(部分)および図2の第2の基板8の断面図(部分)を用いて説明する。
図1に示すように、第1の基板1は、サファイア基板2と、サファイア基板2上に配置された積層部3とを備えている。なお、図示上面側である第1の基板1における積層部3側の面を表面1Aとし、図示下面側を裏面1Bとして以降の説明を行う。
サファイア基板2は、酸化アルミニウム(Al)で形成された基板であり、本実施の形態1では、厚さ0.4mm〜1.3mmの板状に構成されている。
積層部3は、上から順に、p層4と、発光層5と、n層6と、バッファ層7とを備えている。積層部3は、その最下層(図1参照)に配置されたバッファ層7にて、サファイア基板2上面に接触するように配置されている。本実施の形態1では、積層部3の厚さは5μm〜10μmである。
p層4およびn層6は、ともにGaN(ガリウムナイトライド)から形成される層であり、それぞれが縦型構造発光素子のp型電極およびn型電極として機能する。図1に示すように、積層部3の最上層に配置されるp層4は、第1の基板1の表面1Aの全面にわたって配置されている。
発光層5は、p層4とn層6との間に配置されており、電流が流れると発光する活性層である。p層4とn層6との間に電流が流れることにより、その間に配置された発光層5にも電流が流れ、発光層5が発光する。
図2は、図1の第1の基板1をもとに、後述する縦型構造発光素子の製造方法を用いて作成される第2の基板8を示す。第2の基板8は、シリコン基板9と、金属層10と、積層部13とを備えている。なお、図示上面側である第2の基板8における積層部13側の面を表面8Aとし、図示下面側を裏面8Bとして以降の説明を行う。
シリコン基板9は板状であり、シリコン(Si)で形成された基板(Si基板)であり、ボロンドープのP型シリコン基板が用いられる。
金属層10は、シリコン基板9上に配置された板状の層であり、金属で形成されている。なお、本明細書における「シリコン基板」との名称は、シリコン基板単体の名称だけでなく、金属層を含むシリコン基板の名称として用いる場合がある。
積層部13は、図1に示す積層部3が、サファイア基板2から分離されるとともに上下方向逆向きに金属層10(およびシリコン基板9)上に配置されたものである。積層部13は上から順にバッファ層7と、n層6と、発光層5と、p層4とを備えており、最下層(図2参照)のp層4にて、金属層10上面に配置されている。また積層部13は、個片化された状態にて配置されている。なお、積層部13をサファイア基板2から分離する方法や個片化する方法については、後述する縦型構造発光素子の製造方法の説明の中で説明する。
次に、本実施の形態1にかかる縦型構造発光素子の製造方法の具体的な手順について説明する。この説明にあたって、縦型構造発光素子の製造方法の手順を示すフローチャートを図3に示し、図3のフローチャートに示すそれぞれの手順を説明するための第1の基板1および第2の基板8の断面図(部分)を図4〜図7に示す。
(サファイア基板準備工程)
まず、図3のフローチャートのステップS1において、個片化処理を行うべく、サファイア基板2を有する第1の基板1を準備する。図4(A)に示すように、第1の基板1は、サファイア基板2と、サファイア基板2上に形成されかつ発光層5を含む積層部3とを備えている。
(第1マスク配置工程)
次に、第1の基板1の表面1A側においてマスクを配置する(ステップS2)。具体的には、フォトリソグラフィーにより、第1の基板1の表面1Aに感光性有機物質であるレジスト11を塗布した後、露光装置を用いて、レジスト11を所望のパターンに焼き付ける。これにより、図4(B)に示すように、第1の基板1の表面1A(p層4上)の予め定められた所定位置に、マスクとしてレジスト11が配置される。なお、レジスト11は、素子形成領域17に対応するようにして配置する。
(第1プラズマエッチング工程(積層部個片化工程))
次に、レジスト11が形成された第1の基板1に対して、表面1A側よりプラズマエッチング処理を行う(ステップS3)。具体的には、エッチング装置にて、装置内の圧力条件およびガス条件などを切り替えてプラズマを発生させることにより、レジスト11によって部分的に保護されている積層部3に対するエッチング処理が行われる。この積層部個片化工程では、例えば、ClとArの混合ガスなどの塩素を主成分とする混合ガスを用いてエッチング処理が行われ、積層部3表面のレジスト11をマスクとして積層部3のエッチング処理が行われる。図4(C)に示すように、積層部3がプラズマにより個々の素子形成領域17に沿って部分的に掘り下げられ、個々に分割された状態(個片化された状態)となるまで、プラズマ処理を継続する。積層部3の個片化が終了したら、プラズマの発生を停止させてプラズマエッチングを終了させる。積層部3の個片化をレーザーやステルスを用いて行うと、第1の基板1に対する熱ダメージを及ぼす可能性が高い。しかし、本実施の形態1の第1プラズマエッチング工程では、プラズマエッチングを用いて積層部3の個片化を行っているため、第1の基板1に対する熱ダメージを少なくしつつ個片化を行うことができる。なお、積層部3だけでなくレジスト11もプラズマによってある程度エッチングされる。
(第1マスク除去工程)
次に、個片化された各積層部3上に残存するマスク(レジスト11)の除去を行う(ステップS4)。具体的には、レジスト11と反応する所定の除去液を用いて、この除去液に第1の基板1を浸漬させることにより、図4(D)に示すように第1の基板1からレジスト11を除去・剥離する。レジスト11の剥離により、第1の基板1の表面1Aに、レジスト11の1つ下の層として配置されていたp層4が露出する。
(シリコン基板への配置工程)
次に、レジスト11が剥離された積層部3をシリコン基板9上に配置する(ステップS5)。具体的には、まず、金属層10が上面に形成されたシリコン基板9を準備する。このシリコン基板9上の金属層10に対して、第1の基板1を上下方向逆に向けた状態で配置する。これにより、図5(E)に示すように、第1の基板1が、表面1Aに露出していたp層4にて接するように、金属層10(およびシリコン基板9)上に配置される。
(サファイア基板の分離工程)
次に、ステップS5により第1の基板1が上下方向逆に向けられて図示最も上側に配置されることとなったサファイア基板2を、積層部3およびシリコン基板9から分離(リフトオフ)させる(ステップS6)。具体的には、エキシマレーザ等を利用したレーザリフトオフなどを用いて、サファイア基板2と接合するバッファ層7の接合面を溶融することにより分離する。バッファ層7の接合面が溶融されると、図5(F)に示すように、シリコン基板9と、シリコン基板9(および金属層10)上にて個々の素子形成領域17に沿って分割して配置された積層部13とを備える第2の基板8が形成される。第2の基板8の積層部13は、第1の基板1の積層部3が上下方向逆に向けられた(すなわち、積層部3の表面1Aをシリコン基板9側に向けるようにして配置された)ものであり、第2の基板8の表面8Aには積層部13のバッファ層7が露出している。
上述したように、ステップS2〜S6が実施されることにより、シリコン基板9と、個片化された複数の積層部13とを備える第2の基板8が形成される。これら一連の工程をシリコン基板準備工程(第1個片化工程)とする。
(バッファ層除去工程)
次に、表面8A側に配置されている積層部13のバッファ層7の除去を行う(ステップS7)。具体的にはドライエッチングやウエットエッチングによって第2の基板8からバッファ層7を除去する。これにより、図5(G)に示すように、第2の基板8の表面8Aに、バッファ層7の1つ下の層として形成されていたn層6が露出する。
(第2マスク配置工程)
次に、第2の基板8の表面8A側において、マスクを配置する(ステップS8)。ステップS8における具体的なマスク配置方法は、ステップS2(第1マスク配置工程)と基本的に同様であるため詳細な説明は省略する。ただし、ステップS2と異なり本ステップS8においては、図6(H)に示すように、個片化された各積層部13をそれぞれ覆うように複数のマスク(レジスト12)を配置するとともに、レジスト12の間から金属層10が露出するようにしている。なおレジスト12の配置位置は、積層部13の露出表面がなくなるように、積層部13の側面および上面を全て覆う位置に設定される。
(第2プラズマエッチング工程(シリコン基板の掘り下げ工程))
次に、各積層部13を覆うようにレジスト12が形成された第2の基板8に対して、表面8A側よりプラズマエッチング処理を行う(ステップS9)。具体的には、エッチング装置にて、装置内の圧力条件およびガス条件などを切り替えてプラズマを発生させることにより、レジスト12同士の間から露出する金属層10とその下に配置されたシリコン基板9に対するエッチング処理が行われる。このようなシリコン基板9に対するエッチング処理により、シリコン基板9においては個々の素子形成領域17に沿って溝18が形成される。
この第2の基板8の個片化工程のうち、シリコン基板9のエッチングは、SF等のフッ素系ガスを主体とする混合ガスを用いるのに対して、金属層10のエッチングは、使用されている金属材料によってエッチング用ガスを適宜選択する。例えば、金属層10がAu等の不揮発性材料で形成されている場合は、ClとArの混合ガスを使用する。混合ガス中のArの衝突によるスパッタリングでAuを除去することができる。また、金属層10が反応性エッチングで除去可能な材料で形成されている場合は、使用されている金属材料と反応してガス化する成分を含んだ混合ガスを使用する。金属層10が例えばAlで形成されている場合は、ClとBClの混合ガスを使用する。
エッチングの進行中は反応生成物が発生して、レジスト12の側壁や、エッチングによって形成される溝18の側壁に付着することがあるが、Clを含む混合ガスを使用することで、反応生成物を除去してエッチング面を滑らかにする効果がある。
ステップS9のエッチング処理により、積層部13表面のレジスト12をマスクとして金属層10およびシリコン基板9のエッチング処理が行われるが、この時、レジスト12も徐々にエッチングされて後退する。従って、エッチングにより溝18が深さ方向へ深さを増すと同時にレジスト12も後退するので、溝18の側壁は傾斜面となる。図6(I)に示すように、シリコン基板9がプラズマにより個々の素子形成領域17に沿って所望の深さまで掘り下げられたら、プラズマの発生を停止させてプラズマエッチングを終了させる。
本第2プラズマエッチング工程では、積層部13をレジスト12で覆った状態にてプラズマエッチングしているため、積層部13を保護しながらプラズマエッチングを行うことができる。また、シリコン基板9の掘り下げ(発光素子個片化の過程)を、レーザーやステルスではなくプラズマエッチングにより行っているため、第2の基板8に対する熱ダメージを少なくすることができる。
(第2マスク除去工程)
次に、個片化された各積層部13および金属層10上に残存するマスク(レジスト12)の除去を行う(ステップS10)。具体的には、ステップS4(第1レジスト除去工程)と同様に所定の除去液を用いて、この除去液に第2の基板8を浸漬させることにより、図6(J)に示すように、第2の基板8からレジスト12を除去・剥離する。レジスト12の剥離により、第2の基板8の表面8Aに、個々の発光素子領域17に沿って分割して個片化された積層部13が露出する。
(BGテープ貼付工程)
次に、第2の基板8の表面8Aに、保護テープであるBGテープ14(バックグラインドテープ14)を貼り付ける(ステップS11)。図7(K)に示すように、第2の基板8を上下逆方向に向けた上で、第2の基板8の表面8Aにおけるそれぞれの積層部13および金属層10がBGテープ14により保護された状態とされる。
(裏面研削工程(発光素子の個片化工程))
次に、図7(L)に示すように、第2の基板8の裏面8Bに対して、研削処理を行う(ステップS12)。この研削処理は、シリコン基板9の薄化を行う処理であり、シリコン基板9のうち、個片化された複数の積層部13に共通して接続していた部分(共通部分)がなくなるまで、すなわちシリコン基板9の溝18の底面がなくなるまで、処理が行われる。このような研削処理により、個々の素子形成領域17に沿ってシリコン基板9の分割が行われることとなり、結果的に個片化された複数の縦型構造発光素子15が製造される。なお、この研削処理において、縦型構造発光素子15の表面15A側(積層部13および金属層10)は、貼り付けられたBGテープ14により保護される。
上述したように、ステップS8〜S12が実施されることにより、個々の素子形成領域17に沿ってシリコン基板9の分割が行われ、個片化された縦型構造発光素子15が製造される。個片化された縦型構造発光素子15を形成するこれら一連の工程を発光素子形成工程(第2個片化工程)とする。
(転写工程)
次に、縦型構造発光素子15を粘着テープへ転写する(ステップS13)。具体的には、図7(M)に示すように、縦型構造発光素子15の裏面15Bを粘着テープ16に貼り付けるとともに、表面15Aに貼り付けられていたBGテープ14を除去する。これにより、粘着テープ16上に、個片化された複数の縦型構造発光素子15が貼り付けられた状態となる。粘着テープ16に貼り付けられた縦型構造発光素子15は、その後個々にピックアップされて、使用される。粘着テープとしては、半導体ウェハ固定用のダイシングテープを使用することができる。
なお、本実施の形態1のように、プラズマエッチング工程によりシリコン基板9に形成された溝18を深堀り加工した後、第2の基板8を研削処理することにより、それぞれの縦型構造発光素子15に分割するような手法は、DBG(Dicing Before Grinding)と呼ばれている。
本実施の形態1によれば、シリコン基板準備工程(第1個片化工程)の第1プラズマエッチング工程において、積層部3を個片化するためにレーザーやステルスではなくプラズマエッチングを用いているため、第1の基板1に対する熱ダメージの少ない個片化工程を実施することができる。
また、本実施の形態1によれば、発光素子形成工程(第2個片化工程)において、シリコン基板9表面に対してプラズマエッチング処理を施し、その後シリコン基板9を分割して、個片化された縦型構造発光素子15を形成しているため、第2の基板8に対する熱ダメージの少ない個片化工程を実施することができる。
このように本実施の形態1によれば、縦型構造発光素子15を製造するための個片化工程においてプラズマエッチングを用いているため、基板に対する熱ダメージの少ない縦型構造発光素子15の製造方法を実現することができる。
また、本実施の形態1によれば、第2プラズマエッチング工程において、プラズマエッチングを行う際に積層部13をレジスト12により覆って保護しているため、積層部13へのダメージを抑制しつつプラズマエッチングを実施することができ、高品質な縦型構造発光素子15を製造することができる。
また、本実施の形態1によれば、第2プラズマエッチング工程において、第2の基板8が完全に分割されないように、シリコン基板9のうち複数の積層部13との共通部分を残すようにしてシリコン基板9の掘り下げを行っている。したがって、続く第2マスク除去工程(ステップS11)において、縦型構造発光素子15が誤ってレジスト12の除去液により除去されてしまうことを抑制することができる。
なお、本実施の形態1では、第2プラズマエッチング工程において、シリコン基板9とともに金属層10もあわせてプラズマエッチングすることにより金属層10をパターン化する場合について説明したが、このような場合に限らず、例えばプラズマエッチングを行う前に金属層10を予めパターン化しておくことにより、第2プラズマエッチング工程において金属層10をプラズマエッチングすることなくシリコン基板9のみをプラズマエッチングするようにしても良い。
(実施の形態1の変形例)
上記実施の形態1では、第2の基板8に対して、表面8A側よりプラズマを用いたエッチング処理を行って、シリコン基板9をプラズマにより所望の深さまで掘り下げた後(ステップS9)、第2の基板8の裏面8Bに対して研削処理を行って(ステップS12)、個片化された縦型構造発光素子15を製造するような場合について説明したが、研削処理以外の工程を適用しても良い。
研削処理以外の工程を適用した変形例にかかる縦型構造発光素子の製造方法について、図8並びに、図9(A)〜(C)、図10(D)〜(F)および図11(G)、(H)を用いて説明する。図8は、本変形例にかかる縦型構造発光素子の製造方法の手順を示すフローチャートを示し、図9〜図11は、図8のフローチャートに示すそれぞれの手順を説明するための第1の基板および第2の基板の断面図を示す。なお、実施の形態1にて用いた構成部と同じ構成部には同じ参照番号を付すことによりその説明を省略する。
本変形例では、図8に示すように、ステップS1〜ステップS4まで実施の形態1と同様の工程を行うことにより、サファイア基板2と、サファイア基板2上に配置されかつ個片化された積層部3とを備える第1の基板1を作成する。これらの工程については詳細な説明は省略するものとする。図9(A)に、ステップS4が完了した状態の第1の基板1を示す。
(シリコン基板への配置工程)
ステップS4の後、第1の基板1の積層部3をシリコン基板20上に配置する(ステップS14)。具体的には、まず、金属層10が上面に形成されたシリコン基板20を準備するが、本変形例では、実施の形態1のシリコン基板9よりも厚みの薄いシリコン基板20を準備する。このシリコン基板20は材質こそ実施の形態1のシリコン基板9と同じであるが、厚みが50μm〜200μmと実施の形態1に比べて薄くなっている。このシリコン基板20上の金属層10に対して、図9(B)に示すように、第1の基板1を上下方向逆に向けた状態で配置する。
(サファイア基板のリフトオフ工程)
次に、ステップS14の実施により図示最も上側に配置されることとなったサファイア基板2を、積層部3およびシリコン基板20から分離させる(ステップS15)。具体的な方法については実施の形態1のステップS6と同様であるため説明を省略する。ステップS15が完了すると、図9(C)に示すように、シリコン基板20と、シリコン基板20(および金属層10)上に分割して配置された積層部13とを備える第2の基板21が形成される。
上述したステップS1〜S4、S14およびS15が実施されることにより、積層部13が個片化される(シリコン基板準備工程(第1個片化工程))。
(DCテープ貼付工程)
次に、第2の基板21の裏面21Bに、DCテープ22(ダイシングテープ22)を貼り付ける(ステップS16)。DCテープ22は、第2の基板21の個片化の際に第2の基板21並びにエッチングにより個片化された縦型構造発光素子を保持・固定するためのテープである。このDCテープ22としては、レジスト除去用のエッチング液に対する耐性を有するものが望ましい。図10(D)は、第2の基板21の裏面21BにDCテープ22を貼り付けた状態を示す。
(バッファ層除去工程および第2マスク配置工程)
次に、表面21A側に配置されている積層部13のバッファ層7の除去を行う(ステップS17)。その次には、第2の基板21の表面21A側において、バッファ層7の除去された積層部13に第2マスク(レジスト12)を配置する(ステップS18)。これらステップS17およびステップS18は、実施の形態1のステップS7およびステップS8と同様であるため詳細な説明は省略する。また、ステップS17後およびステップS18後の第2の基板21を、図10(E)および(F)にそれぞれ示す。
(第2プラズマエッチング工程)
次に、表面21A側において各積層部13を覆うようにレジスト12が形成された第2の基板21に対して、表面21A側よりプラズマエッチング処理を行う(ステップS19)。具体的には、実施の形態1と同様に、エッチング装置にてプラズマを発生させることにより、レジスト12同士の間から露出する金属層10とシリコン基板20に対して、積層部13表面のレジスト12をマスクとしてエッチング処理が行われる。
ここで、実施の形態1の第2プラズマエッチング工程(ステップS9)では、第2の基板8を完全には分割せずに、シリコン基板9を所望の深さまで掘り下げたときにプラズマの発生を停止させてプラズマエッチングを終了していたが、本変形例では、図11(G)に示すように、シリコン基板20が分割されるまでプラズマエッチングを継続する。シリコン基板20がプラズマエッチングにより個々の素子形成領域17に沿って分割されることにより、個片化された複数の縦型構造発光素子23が製造される。
(第2マスク除去工程)
次に、積層部13および金属層10上に残存するマスク(レジスト12)の除去を行う(ステップS20)。本ステップS20は、実施の形態1のステップS10と同様であるため具体的な方法については説明を省略する。図11(H)に、ステップS20後の縦型構造発光素子23を示す。
上述したステップS18〜S20が実施されることにより、個片化された縦型構造発光素子23が製造される(第2個片化工程)。また、本変形例では実施の形態1のように転写工程(ステップS13)は行わず、ステップS20をもって縦型構造発光素子15の製造工程が完了する。
このように本変形例にかかる方法を用いても、縦型構造発光素子23を製造するための個片化工程においてプラズマエッチングを用いているため、熱ダメージの少ない縦型構造発光素子23の製造方法を実現することができる。さらに本変形例によれば、プラズマエッチング処理によりシリコン基板20を除去することでシリコン基板20を分割しているため、実施の形態1のようにBGテープの貼付(ステップS11)や裏面研削(ステップS12)を行うことなく縦型構造発光素子23への個片化を行うことができ、縦型構造発光素子23の製造工程を簡略化することができる。さらに、ステップS14において予め厚みの薄いシリコン基板20を用いることにより、その後の発光素子形成工程におけるシリコン基板20のエッチング量を少なくすることができる。また、本変形例では個片化前の第2の基板21をDCテープ22に貼り付けるので、実施の形態1のように個片化後にBGテープから粘着テープ16へ転写を行う場合と比較して、テープの取り扱いが容易となる。
(実施の形態2)
なお、本発明は上記実施の形態1に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、本発明の実施の形態2にかかる縦型構造発光素子の製造方法について説明する。上記実施の形態1では、積層部の個片化をサファイア基板2上で行っているのに対して、本実施の形態2では、積層部の個片化をシリコン基板9上で行う縦型構造発光素子の製造方法を採用している。以下、この相違点を中心に説明する。なお、実施の形態1にて用いた構成部と同じ構成部には同じ参照番号を付すことによりその説明を省略する。
本実施の形態2の縦型構造発光素子の製造方法の手順を示すフローチャートを図12に示し、それぞれの手順を説明するための第1の基板および第2の基板の断面図を図13および14に示す。
(シリコン基板への配置工程)
まず、図13(A)に示すように、ステップS31によりサファイア基板2を有する第1の基板1を準備し(ステップS31)、次に、第1の基板1の積層部3をシリコン基板9上に配置する(ステップS32)。具体的には、金属層10が上面に形成されたシリコン基板9を準備した上で、このシリコン基板9上の金属層10に対して、第1の基板1を上下方向逆に向けた状態で配置する。これにより、図13(B)に示すように、第1の基板1が、表面1Aに露出していたp層4にて接するように金属層10上に配置される。
(サファイア基板の分離工程)
次に、図示最も上側に配置されているサファイア基板2を、積層部3およびシリコン基板9から分離させる(ステップS33)。分離する方法は、実施の形態1の分離工程(ステップS6)と同様であるため、説明を省略する。本ステップS33の実施により、図13(C)に示すように、シリコン基板9と、シリコン基板9(および金属層10)上に配置された積層部13とを備える第2の基板30が形成される。
(第1マスク配置工程)
次に、第2の基板30の表面30A側において、フォトリソグラフィーを行ってマスク(レジスト11)を形成する(ステップS34)。具体的には、図14(D)に示すように、第2の基板30の表面30Aにおける予め定められた所定位置にレジスト11を配置する。
(第1プラズマエッチング工程(積層部個片化工程))
次に、レジスト11が形成された第2の基板30に対して、表面30A側よりプラズマエッチング処理を行う(ステップS35)。具体的には、エッチング装置にてプラズマを発生させてエッチング処理を行うことにより、レジスト11をマスクとして積層部13のエッチング処理が行われる。図14(E)に示すように、積層部13がプラズマにより掘り下げられ、金属層10を部分的に露出させるように個片化された状態となるまで、プラズマ処理を継続する。なお、このときのエッチングは、実施の形態1の第1プラズマエッチング工程(ステップS3)における積層部3のエッチングと同様であるので、説明を省略する。積層部13の個片化が終了したら、プラズマの発生を停止させてプラズマエッチングを終了させる。本ステップS35の実施により、第2の基板30は、シリコン基板9と、シリコン基板9上に分割して配置された積層部13とを備える第2の基板30となる。
(第1マスク除去工程)
次に、個片化された各積層部13上に残存するマスク(レジスト11)の除去を行う(ステップS36)。具体的には、所定の除去液に第2の基板30を浸漬させることにより、図14(F)に示すように、第2の基板30からレジスト11を除去・剥離する。
上述したステップS31−36の順に第1個片化工程を実施することにより、個片化された複数の積層部13を備える第2の基板30が作成される。
(バッファ層除去工程)
次に、表面30A側に配置されている積層部13のバッファ層7の除去を行う(ステップS37)。本ステップS37を含む以降の工程は、実施の形態1のステップS7−S13と同様であるため、詳細な説明は省略する。本ステップS37は、実施の形態1のバッファ層除去工程(ステップS7)と同様であり、本ステップS37の実施により、第2の基板30の表面30Aに、バッファ層7の1つ下の層として形成されていたn層6が露出する。
(第2マスク配置工程)
次に、第2の基板30の表面30A側において、マスク(レジスト12)を配置する(ステップS38)。具体的な方法は、実施の形態1の第2マスク配置工程(ステップS8)と同様であるため、説明を省略する。本ステップS38の実施により、個片化された各積層部13をそれぞれ覆うように複数のレジスト12が配置されるとともに、レジスト12の間から金属層10が露出される。
(第2プラズマエッチング工程(シリコン基板の掘り下げ工程))
次に、各積層部13を覆うようにレジスト12が形成された第2の基板30に対して、表面30A側よりプラズマエッチング処理を行う(ステップS39)。具体的な方法は、実施の形態1の第2プラズマエッチング工程(ステップS9)と同様であるため、説明を省略する。本ステップS39においては、シリコン基板9がプラズマにより個々の素子形成領域17に沿って所望の深さまで掘り下げられたら、プラズマの発生を停止させてプラズマエッチングを終了させる。
(第2マスク除去工程)
次に、個片化された各積層部13および金属層10上に残存するマスク(レジスト12)の除去を行う(ステップS40)。具体的な方法は、実施の形態1の第2マスク除去工程(ステップS10)と同様であるため、説明を省略する。本ステップS40の実施により、第2の基板30の表面30Aに、個々の発光素子領域17に沿って分割して個片化された積層部13が露出する。
(BGテープ貼付工程)
次に、第2の基板30の表面30Aに、保護テープであるBGテープ14を貼り付ける(ステップS41)。具体的な方法は、実施の形態1のBGテープ貼付工程(ステップS11)と同様であるため、説明を省略する。本ステップS41の実施により、第2の基板30の表面30Aにおけるそれぞれの積層部13および金属層10が、BGテープ14により保護された状態とされる。
(裏面研削工程)
次に、第2の基板30の裏面30Bに対して、研削処理を行う(ステップS42)。具体的な方法は、実施の形態1の裏面研削工程(ステップS12)と同様であるため、説明を省略する。本ステップS42の実施により、個々の素子形成領域17に沿ってシリコン基板9の分割が行われることとなり、個片化された複数の縦型構造発光素子15が製造される。
(転写工程)
次に、縦型構造発光素子15を粘着テープへ転写する(ステップS43)。具体的な方法は、実施の形態1の転写工程(ステップS13)と同様であるため、説明を省略する。本ステップS43の実施により、粘着テープ16上に、個片化された複数の縦型構造発光素子15が貼り付けられた状態となる。
本実施の形態2によれば、積層部3の個片化をシリコン基板9上で行うような場合でも、縦型構造発光素子を製造するための個片化工程においてプラズマエッチングを用いているため、熱ダメージの少ない縦型構造発光素子の製造方法を実現することができる。
なお、上記様々な実施の形態のうちの任意の実施の形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、発光層を含む積層部が形成されたシリコン基板を分割して、個片化された複数の縦型構造発光素子を製造する方法に有用である。
1 第1の基板
2 サファイア基板
3 積層部
4 p層
5 活性層
6 n層
7 バッファ層
8 第2の基板
9 シリコン基板
10 金属層
11 レジスト
12 レジスト
13 積層部
14 BGテープ
15 縦型構造発光素子
16 リングフレーム
17 素子形成領域
18 溝
20 シリコン基板
21 第2の基板
22 DCテープ
23 縦型構造発光素子
30 第2の基板

Claims (7)

  1. サファイア基板上に形成された発光層を含む積層部を個片化して、複数の縦型構造発光素子を製造する方法であって、
    サファイア基板上から分離され、個々の素子形成領域に沿って分割されるとともに、露出した側面および上面を備える積層部が表面に配置されたシリコン基板を準備するシリコン基板準備工程と、
    それぞれの積層部の前記側面および前記上面の全てを覆うようにマスクを配置するマスク配置工程と、
    隣接する積層部間にて露出されたシリコン基板の表面に対してプラズマエッチング処理を施し、その後、それぞれの積層部が配置されたシリコン基板を分割して、個片化された複数の縦型構造発光素子を形成する発光素子形成工程とを含む、縦型構造発光素子の製造方法。
  2. シリコン基板準備工程は、
    サファイア基板上に形成された積層部を、プラズマエッチング処理により個々の素子形成領域に沿って分割する積層部個片化工程と、分割されたサファイア基板上の積層部をシリコン基板上に配置する積層部配置工程と、サファイア基板から積層部およびシリコン基板を分離する分離工程とを含む、請求項1に記載の縦型構造発光素子の製造方法。
  3. シリコン基板準備工程は、
    サファイア基板上に形成された積層部をシリコン基板上に配置する積層部配置工程と、サファイア基板から積層部およびシリコン基板を分離する分離工程と、プラズマエッチングを行って、シリコン基板上の積層部を個々の素子形成領域に沿って分割する積層部個片化工程とを含む、請求項1に記載の縦型構造発光素子の製造方法。
  4. 発光素子形成工程において、プラズマエッチング処理により、個々の素子形成領域に沿ってシリコン基板表面を掘り下げる工程と、シリコン基板上の積層部配置側とは逆側の表面にてシリコン基板の研削加工を行うことで、個々の素子形成領域に沿ってシリコン基板を分割する工程とを含む、請求項1から3のいずれか1つに記載の縦型構造発光素子の製造方法。
  5. 発光素子形成工程において、プラズマエッチング処理によりシリコン基板を除去することで、個々の素子形成領域に沿ってシリコン基板を分割する、請求項1から3のいずれか1つに記載の縦型構造発光素子の製造方法。
  6. 発光素子形成工程では、金属層が配置されたシリコン基板の表面に対してプラズマエッチング処理を施す、請求項1から5のいずれか1つに記載の縦型構造発光素子の製造方法。
  7. 発光素子形成工程では、金属層に対しては、Cl を含んだエッチングガスを使用してプラズマエッチング処理を施し、シリコン基板に対しては、フッ素系ガスを主体とするエッチングガスを使用してプラズマエッチング処理を施す、請求項6に記載の縦型構造発光素子の製造方法。
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