JP2006237056A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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拓真 南條
Toshiyuki Oishi
敏之 大石
Muneyoshi Fukita
宗義 吹田
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Abstract

【課題】 単位基板あたりの半導体チップ数を増加できる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 この半導体装置の製造方法では、半導体基板1の主面S1に切断すべき部分1hを露出する様にしてマスク7を形成し、そのマスク7に基づき前記切断すべき部分1hをエッチングにより切断することにより、半導体基板1を個々の半導体チップに分割する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
一般に、1GHz以上の高周波帯域で動作するトランジスタ(高周波トランジスタ)では、高周波動作を妨げる寄生素子(容量、インダクタンス等)の低減を目的としたバイアホール構造が用いられる(特許文献1)。この構造は、半導体基板の背面からソース電極まで孔(バイアホール)を形成し、この孔を通してソース接地電極を形成するものである。この時、放熱のため、半導体基板を100μm以下まで薄くする構造(基板薄板化)や半導体基板の裏面全体及びバイアホールに熱伝導率の高い金などの金属を厚く(10〜50μm)メッキする構造(裏面メッキ)も用いられる。
従来の高周波トランジスタの製造方法では、半導体基板の表面にトランジスタを複数作製し(表面工程)、その後、基板薄板化、バイアホール形成、裏面メッキを行い(裏面工程)、そして、その半導体基板をダイシングソーを用いてダイシングして個々のトランジスタ毎の半導体チップに分割することにより、高周波トランジスタを製造していた。
特開平6−5880号公報
高周波トランジスタでは、上記の様にバイアホール構造を用いるので、製造工程が複雑になるという欠点がある。
ところで、窒化物半導体からなる高周波トランジスタは、主にSiCやサファイア等或いはGaN等の窒化物半導体といった、従来の材料(SiやGaAs等)に比べて、硬く加工し難い材料(難作材)からなる半導体基板上に作製される。さらに、その基板上には窒化物半導体から成る膜が形成されるが、その膜も、従来の材料(SiやGaAs等)に比べて硬く加工し難い材料である。
従来の半導体基板の分割方法(即ちSiやGaAs等を用いていた場合の分割方法)では、主にダイヤモンドブレードを用いたダイシングソーで半導体基板を切断することにより、半導体基板をトランジスタ毎の半導体チップに分割する方法が用いられいた。
しかしながら、上記の様に半導体基板やその基板上に形成される膜の材料として難作材を用いた場合には、ダイシングソーで半導体基板を真直ぐ切断するのが難しく、チッピングやダイシング時のブレードの蛇行が発生する。そのため、半導体基板に作製された個々のトランジスタの周囲に確保される切り代(カーフ)の幅を広くする必要がある。また、難作材を切断するブレードも強度を持たせるために幅厚のものを用いる必要があり、これもカーフ幅が大きくなる要因となる。
これらから、難作材を用いた場合には、従来の材料を用いた場合のカーフ幅(30μm以下)に比べてより広いカーフ幅(100〜200μm程度)が必要となり、単位基板あたりの半導体チップ数が従来の材料を用いた場合に比べて少なくなるという欠点がある。さらに、ダイシングスピードも、従来の材料を用いた場合のスピード(10〜100μm/sec)で行なうことは難しく、一桁以上遅い0.1〜5μm/sec程度のスピードでしか行なえず、スループット(生産性)が落ちるという欠点もある。
また、従来の半導体基板の分割方法の様にダイシングを用いた場合は、半導体基板の任意の位置でダイシングを止めることができないため、半導体基板上で碁盤目状のラインに沿ったダイシングしかできず、大きさや形状が異なる半導体チップを同一基板から切り出すことが難しいという欠点がある。また、半導体基板から切り出せる半導体チップの形状が直方体に限定されるため、半導体チップの角部にひずみが集中しやすく、ハンドリング時に半導体チップに外力が加わった際に半導体チップが壊れ易いという欠点もある。
そこで、この発明の課題は、第1に、単位基板あたりの半導体チップ数を増加できる半導体装置の製造方法を提供すること、第2に、同一基板から大きさ・形状の異なる半導体チップを容易に切り出せる半導体装置の製造方法を提供すること、第3に、ハンドリング時に半導体チップの角部を破損し難くできる半導体装置の製造方法を提供すること、第4に、製造工程を簡素化できて生産性を向上できる半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載の発明は、半導体基板の一方主面側に、切断すべき部分を露出する様にしてマスクを形成し、そのマスクに基づき前記切断すべき部分をエッチングにより切断することにより、前記半導体基板を個々の半導体チップに分割するものである。
請求項1に記載の発明によれば、エッチングにより半導体基板を切断するので、切断の際の切断幅を微細にでき(即ち半導体基板上の切り代を小さくでき)、これにより単位基板あたりの半導体チップ数を増加できると共に、半導体基板を任意の形状に切断でき、これにより同一基板から大きさ・形状の異なる半導体チップを容易に切り出せる。
<実施の形態1>
この実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、トランジスタ等の半導体装置を製造する方法である。以下では、半導体装置として例えば窒化物半導体からなる高周波トランジスタを製造する場合で説明する。
この半導体装置の製造方法は、半導体基板1の表面(一方主面)側にトランジスタを複数作製する表面工程と、その半導体基板1に対して基板薄板化、バイアホールの形成、個々のトランジスタ毎の半導体チップに分割するための切断隙の形成および裏面メッキを行う裏面工程とを含む。
より詳細には、まず半導体基板1として、例えば半絶縁性SiC基板1aの表面(主面)S1に窒化物半導体からなる膜(例えはGaN/AlGaN層(2層からなり1層目がGaN層で2層目がAlGaNからなる膜))1bを形成したものを準備する(図1参照)。
そして、表面工程として、図1の様に、その準備した半導体基板1の表面S1に、素子分離領域1cを埋設すると共にゲート電極1d、ソース/ドレイン電極1eおよびそれら電極1d,1eおよび半導体表面を被覆する表面保護膜1fを形成することにより複数のトランジスタを作製する。
そして、図2の様に、その半導体基板1の表面S1側を貼着材(例えばワックス)3を用いて支持基板(例えばサファイア基板)5に密着状に貼着し、半導体基板1を支持基板5で支持した状態で、その半導体基板1の裏面(主面)S2に以下の様に裏面工程を行う。
即ち、裏面工程では、図3の様に、まず最初に半導体基板1の裏面S2にメカニカル或いはケミカル処理を行って半導体基板1の厚さを所望の厚さ(100μm以下の厚さ)にする(基板薄板化)。
そして次に、その半導体基板1に対してバイアホールの形成および切断隙の形成を行う(図4〜図7)。即ち、まず図4および図5の様に、半導体基板1の裏面S2に、バイアホールにする部分(ソース/ドレイン電極1eに重畳する所定部分)1gおよび切断隙にする部分(切断すべき部分)1hを露出する様にしてマスク7を被覆形成する。ここでは、マスク7のマスクパターンは、切断隙にする部分1hが碁盤目状(即ち個々の半導体チップ1t(図11参照)部分が同一寸法の直方体形状)となる様に形成される。このマスク7は、フォトリソグラフィ等のリソグラフィ技術を用いて形成される。ここでは、マスク7として例えはNi等のメタルマスクを形成する。このメタルマスク7は、例えばレジストを用いたリフトオフ/エッチングプロセスや電界メッキにより形成され、厚さは1〜10μmに形成される。
そして図6の様に、このマスク7に基づき、ICP(Induction coupled plasma)等のドライエッチングにより基板1a、膜1bを選択的に除去してバイアホール1i及び切断隙1jを形成する。尚、ICPエッチングは、例えば混合ガスとしてSF6/O2(O2:20%)を用い、圧力1Pa、プラズマを生成するRF電力500W、基板に印加するバイアス電力100Wの条件で行なえばよい。そして図7の様に、例えばウェットエッチングによりマスク7を除去する。
そして次に、その半導体基板1に裏面メッキを行う(図8〜図10)。即ち、まず図8の様に、半導体基板1の裏面S2側全体(半導体基板1の裏面S2全体、切断隙1jの内部全体およびバイアホール1iの内部全体)にメッキ給電層(例えばTi/Au層(2層からなり1層目がTi層で2層目がAu層からなる層))9を例えばスパッタ法により形成し、更に切断隙1jの側面(チップ側面)を被覆する様に切断隙1jをマスク(例えばレジスト)11で被覆する。そして図9の様に、この状態で、半導体基板1の裏面S2側にメッキ層13を形成する。ここでは、メッキ層13として例えば1μm以上の厚さ(望ましくは50μm程度)のAuメッキ層を形成する。そして図10の様に、切断隙1j上のマスク11をマスク剥離液(レジスト剥離)等により除去すると共に、切断隙1j上のメッキ給電層9をイオンミリング等により除去する。
そして図11の様に、支持基板5から各半導体チップ1tを取り外して、個々の半導体チップ(高周波トランジスタ)1tに分離する。この様にして高周波トランジスタが製造される。
以上に説明した半導体装置の製造方法によれば、エッチングにより半導体基板1を切断するので、その切断の際の切断幅を微細(原理的には1μm以下)にでき(即ち半導体基板1上の切り代を小さくでき)、これにより単位基板あたりの半導体チップ1t数を増加できると共に、半導体基板1を任意の形状に切断でき、これにより同一基板から大きさ・形状の異なる半導体チップ1tを容易に切り出せる。
また、バイアホール1iのエッチング形成の際のエッチングにより半導体基板1を切断するので、即ちバイアホール1i及び切断隙1jを同時に形成するので、製造工程数を低減でき、これにより製造工程を簡略化できる。
尚、この実施の形態1において、半絶縁性SiC基板1aの代わりにSi基板、サファイア基板またはGaN基板を用いても良い。
また、この実施の形態1では、窒化物半導体からなる膜としてGaN/AlGaN層を形成したが、数層で各層が例えばInyAlxGa1-x-yNで表される窒化物半導体からなる膜であれば、どの様な膜でもよい。
また、この実施の形態1では、半導体基板1の表面S1にトランジスタのみが作製されたが、容量、抵抗、インダクタンス、ストリップライン等の他の素子が集積されていてもよい。
また、この実施の形態1において、半導体基板1をワックス3を用いて支持基板5に貼着する前に、半導体基板1の表面S1にレジスト等の保護膜を形成することにより、半導体基板1の表面S1を保護する様にしてもよい。
また、この実施の形態1では、貼着材3としてワックスを用いたが、レジストやペースト材を用いてもよい。
また、この実施の形態1では、支持基板5としてサファイア基板を用いたが、(石英)ガラス基板、Si基板、AlN基板等の支持できる程度の強度がある部材であれば、どんな材質の基板でもよい。
また、この実施の形態1では、バイアホール1i及び切断隙1jの形成の際のエッチングとしてドライエッチングを用いたが、NaOH、KOH等を用いたウェットエッチングを用いてもよい。また、その際のマスク7としてNi等のメタルマスクを用いたが、その代わりにAl等のメタルマスクまたはレジストを用いても良い。
また、この実施の形態1では、メタルマスク7をバイアホール1i及び切断隙1jの形成後に除去したが、除去せずにそのまま残しておいてもよい。
また、この実施の形態1では、メッキ給電層9としてTi/Au層を形成したが、1層目のTi層は半導体基板1と密着性の良い金属であればどの様な金属(例えばNi等)でもよく、また、2層目のAu層及びメッキ層13のAu層は熱伝導率の良い金属あればどの様な金属(例えばCu、Ag等)でもよい。
また、この実施の形態1では、メッキ給電層9をスパッタ法で形成したが、EB蒸着等を用いて形成してもよい。
また、この実施の形態1では、メッキ層13は、電気的に接地できればよいので1μm以上の厚さとしたが、放熱用プレートとして使用する場合には、更に厚い厚さ(30〜100μmの厚さ)にする事が望ましい。
また、この実施の形態1では、メッキ給電層9の除去をイオンミリングを用いて行なったが、ウェットエッチングを用いてもよい。
<実施の形態2>
上記の実施の形態1では、マスク7を、切断隙にする部分1hが碁盤目状になる様に形成したが、図12の様に任意の形状・大きさに形成してもよい。これにより、同一基板1から大きさ・形状の異なる半導体チップ1tを製造できる。
これにより、同一基板から大きさの異なる量産チップを製造でき、少量多品種のチップに対応できる他、同一基板から量産チップ(個々に分割されたチップ)とTEG(Test Element Group)(個々に分割しないで連結したままのチップ群)とを製造できる。
<実施の形態3>
上記の実施の形態1では、マスク7を、各半導体チップ1tの角部が残る様に形成したが、図13の様に半導体チップ1tの角部1mを落として丸みを帯びる様にしてもよい(即ち各半導体チップ1tの角部1mが丸みを帯びる様にマスク7を形成し、そのマスク7に基づき半導体基板1をエッチングにより切断してもよい)。
これにより、半導体チップ1tの角部1mに掛かる歪みを緩和でき、ピンセット等によるハンドリング時の物理的破壊を防止できる他、組み立て時に掛かる応力も低減できて組み立て時の信頼性も向上できる。
<実施の形態4>
上記の実施の形態1では、裏面メッキ工程(図8参照)において、半導体基板1の裏面S2側全体にメッキ給電層9を形成した後に切断隙1jの側面(チップ側面)全体にマスク11を形成したが、メッキ給電層9とマスク11の形成順序を逆にしてもよい。即ち、図14の様に先に切断隙1jの側面を被覆する様に切断隙1jをマスク11(第1マスク11a)で被覆した後に、図15の様に半導体基板1の裏面S2側全体にメッキ給電層9を形成し、そのメッキ給電層9のうち、第1マスク11aに重畳する部分を第2マスク11bで被覆し、そして図16の様にその被覆状態でメッキ給電層9上にメッキ層13を形成し、そして図17の様にその形成後に第1マスク11aおよび第2マスク11bを除去し、図18の様に、支持基板5から半導体チップ1tを取り外して、個々の半導体チップ(高周波トランジスタ)1tに分離してもよい。
これにより、メッキ給電層9が切断隙1jの側面(チップ側面)に残ることを防止できる。メッキ給電層9が切断隙1jに残ると、パッケージへのダイボンド時に半導体チップ1tのメッキ層13に付けたハンダが、チップ側面に残ったメッキ給電層9を介して基板表面S1(素子形成面)に回り込み、素子が電気的に短絡する可能性があるるが、本実施の形態では、それを防止できて歩留りを向上できる。
<実施の形態5>
上記の実施の形態1では、図10および図11の様に、メッキ層13を半導体基板1の切断隙1jの側面(チップ側面)には全く形成せずに半導体基板1の裏面S2およびバイアホール1iだけに形成したが、図22の様に、メッキ層13を半導体基板1の裏面S2、バイアホール1iおよび半導体基板1の切断隙1jの側面の一部(例えば前記側面のうちの主面(素子形成面)S1側の周縁S3を除く部分)S4に渡って形成してもよい。
即ち、裏面メッキ工程において、図19の様に半導体基板1の裏面S2および切断隙1jの側面にメッキ給電層9を形成し、その切断隙1jの側面(チップ側面)をマスク11で被覆する際に、その切断隙1jの側面全体をマスク11で被覆せずに、その切断隙1jの側面のうち、少なくとも基板表面(素子形成面)S1側の周縁S3だけをマスク11で被覆し(即ち、マスク11の幅を図8の場合のマスク11の幅より細くし)、図20の様にメッキ給電層9上にメッキ層13を形成し、図21の様にマスク11とメッキ給電層9の不要部分(マスク11で被覆されていた部分)とを除去し、そして図22の様に個々の半導体チップ1tを支持基板5から取り外して分離すればよい。
この様にすることにより、半導体チップ1tの裏面S2だけでなくチップ側面の一部S4にもメッキ層13が形成されるので、即ちメッキ層13の形成範囲が広くなるので、トランジスタを動作させたときの放熱性を向上できる。また、メッキ層13の形成範囲が広くなると、その分、パッケージへのダイボンド時のハンダと接触する範囲が広くなるので、そのハンダを介してのメッキ層13とパッケージ側の放熱板との接触領域が増えて、メッキ層13から放熱板への放熱性を向上できる。ただし、上記の実施の形態4で述べたように、ハンダがチップ側面に残ったメッキ給電層9を介して素子形成面S1側に回り込み易くなるので、チップ側面のうちの素子形成面S1側の周縁S3にはメッキ層13が形成されない様にする必要がある。
<実施の形態6>
上記の実施の形態5では、裏面メッキ工程(図19参照)において、半導体基板1の裏面S2側全体にメッキ給電層9を形成した後に切断隙1jの側面(チップ側面)の一部(前記側面のうちの素子形成面S1側の周縁)S3にマスク11を形成したが、メッキ給電層9とマスク11の形成順序を逆にしてもよい。即ち、図23の様に先に切断隙1jの側面の一部S3にマスク(第1マスク)11aを被覆形成した後に、図24の様に半導体基板1の裏面S2側全体にメッキ給電層9を形成し、そのメッキ給電層9のうち、第1マスク11aに重畳する部分に第2マスク11bを被覆形成し、そして図25の様にその被覆状態でメッキ給電層9上にメッキ層13を形成し、そして図26の様にその形成後に第1マスク11aおよび第2マスク11bを除去してもよい。
これにより、図27の様に個々の半導体チップ1tに分離したときに、メッキ給電層9が切断隙1jの側面(チップ側面)の一部S3に残ることを防止できる。メッキ給電層9がチップ側面の一部S3に残ると、パッケージへのダイボンド時に半導体チップ1tのメッキ層13に付けたハンダが、チップ側面の一部S3に残ったメッキ給電層9を介して基板表面(素子形成面)S1に回り込み、素子が電気的に短絡する可能性があるが、本実施の形態では、それを防止できて歩留りを向上できる。
<実施の形態7>
上記の実施の形態1では、図10および図11の様に支持基板5から半導体チップ1tを取り外すことにより個々の半導体チップ1tに分離したが、そうする代わりに、図10の様に半導体基板1の表面S1側を支持基板5に貼着した状態で、図28の様に連結材15を用いて一体的に連結し(ここでは連結材15として例えば貼着テープを用い、その貼着テープを前記個々の半導体チップ1tの裏面(他方主面)S2に渡って貼着することにより、前記個々の半導体チップ1tを一体的に連結し)、図29の様にその連結状態で前記個々の半導体チップ1tを支持基板5から取り外し、そして図30の様に個々の半導体チップ1tを連結材15から取り外して分離してもよい。
これにより、連結材15による半導体チップ1tの連結状態(図29の状態)ですべての半導体チップ1tの特性評価をでき、良品/不良品の選別等の検査を容易にできる。即ち、切断隙1jを形成した後、一度も各半導体チップ1tをばらばらにすることなく表面側の素子の評価ができる。
また、連結材15として例えば貼着テープを用いるので、簡単な手段で、分割した半導体チップ1tを一体的に連結できる。
また、通常、半導体チップ1tのパッケージング前に半導体チップ1tの表面S1を洗浄する(最終基板表面洗浄)が、その最終基板表面洗浄を連結材15による半導体チップ1tの連結状態(図29の状態)で行うことで、全ての半導体チップ1tをまとめて洗浄でき、最終基板表面洗浄が容易になる。
<実施の形態8>
上記の実施の形態7では、連結材15として貼着テープを用いたが、上記の実施の形態4および6の場合には、貼着テープの代わりにマスク11,11a,11bを連結材15として用いてもよい。即ち、連結材15として、個々の半導体チップ1tの裏面(他方主面)S2にメッキ給電層9およびメッキ層13を形成する際に事前に個々の半導体チップ1tのチップ側面(切断隙の側面)1jに被覆形成されるマスク11,11a,11bを用い、そのマスク11,11a,11bを、隣接する半導体チップ1tを連結する様に個々の半導体チップ1tのチップ側面(切断隙の側面)1jに被覆形成することにより、前記分割した半導体チップ1tをマスク11,11a,11bにより一体的に連結しておく。
この様にすれば、既存の材料(マスク11,11a,11b)を、各半導体チップ1t間を連結する連結材(連結材15に相当)として兼用するので、コストの増加および工程数の増加を防止できる。
尚、連結材としてマスク(本実施の形態8の連結材)だけ或いは貼着テープ(上記の実施の形態7の連結材)15だけでは強度が足りない場合には、前記貼着テープと前記マスクを併用してもよい。
実施の形態1において半導体基板の表面工程を説明する図(断面図)である。 実施の形態1において半導体基板の表面を支持基板に貼着する工程を説明する図である。 実施の形態1において半導体基板を基板薄膜化する工程を説明する図である。 実施の形態1において半導体基板の裏面にバイアホールおよび切断隙を形成する際のマスクを形成する工程を説明する図(底面図)である。 図4のIV−IV断面図である。 実施の形態1において半導体基板の裏面にマスクに基づいてバイアホールおよび切断隙をエッチング形成した状態を説明する図である。 実施の形態1において半導体基板の裏面にバイアホールおよび切断隙の形成後マスクを除去する工程を説明する図である。 実施の形態1において半導体基板の裏面にメッキ給電層およびマスクを形成する工程を説明する図である。 実施の形態1において半導体基板の裏面にメッキ層を形成する工程を説明する図である。 実施の形態1においてメッキ層の形成後にマスクを除去する工程を説明する図である。 実施の形態1において支持基板から半導体チップを取り外して個々の半導体チップに分離する工程を説明する図である。 実施の形態2においてバイアホールおよび切断隙を形成する際のマスクのマスクパターン(即ち半導体チップの形状)を説明する図(平面図)である。 実施の形態3においてバイアホールおよび切断隙を形成する際のマスクのマスクパターン(即ち半導体チップの形状)を説明する図(平面図)である。 実施の形態4において半導体基板の切断隙にマスク(第1マスク)を形成する工程を説明する図である。 実施の形態4において半導体基板の裏面にメッキ給電層および第2マスクを形成する工程を説明する図である。 実施の形態4において半導体基板の裏面にメッキ層を形成する工程を説明する図である。 実施の形態4において第1マスクおよび第2マスクを形成する工程を説明する図である。 実施の形態4において支持基板から半導体チップを取り外して個々の半導体チップに分離する工程を説明する図である。 実施の形態5において半導体基板の裏面にメッキ給電層およびマスクを形成する工程を説明する図である。 実施の形態5において半導体基板の裏面にメッキ層を形成する工程を説明する図である。 実施の形態5においてメッキ層の形成後にマスクを除去する工程を説明する図である。 実施の形態5において支持基板から半導体チップを取り外して個々の半導体チップに分離する工程を説明する図である。 実施の形態6において半導体基板の切断隙にマスク(第1マスク)を形成する工程を説明する図である。 実施の形態6において半導体基板の裏面にメッキ給電層および第2マスクを形成する工程を説明する図である。 実施の形態6において半導体基板の裏面にメッキ層を形成する工程を説明する図である。 実施の形態6において第1メッキおよび第2メッキを除去する工程を説明する図である。 実施の形態6において支持基板から半導体チップを取り外して個々の半導体チップに分離する工程を説明する図である。 実施の形態7において半導体基板の裏面側に貼着テープを貼着する工程を説明する図である。 実施の形態7において半導体基板の裏面に貼着テープを貼着した状態で半導体基板を支持基板から取り外す工程を説明する図である。 貼着テープから半導体チップを取り外して個々の半導体チップに分離する工程を説明する図である。
符号の説明
1 半導体基板、1a 半絶縁性SiC基板、1b 半導体膜、1c 素子分離領域、1d ゲート電極、1e ソース/ドレイン電極、1f 表面保護膜、1g バイアホール1iにする部分、1h 切断隙1jする部分、1i バイアホール、1j 切断隙、 1t 半導体チップ、3 貼着材、5 支持基板、7 マスク、9 メッキ給電層、11 マスク、13 メッキ層、15 連結材、S1 半導体基板の表面、S2 半導体基板の裏面、S3 切断隙の側面のうちの素子形成面側の周縁、S4 切断隙の側面のうちの素子形成面側の周縁を除いた部分。

Claims (8)

  1. 半導体基板の一方主面側に、切断すべき部分を露出する様にしてマスクを形成し、そのマスクに基づき前記切断すべき部分をエッチングにより切断することにより、前記半導体基板を個々の半導体チップに分割することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体チップがバイアホールを有する場合において、バイアホールをエッチング形成する際のエッチングにより前記半導体基板の前記切断すべき部分を切断することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体チップの角部が丸みを帯びる様に前記マスクを形成し、そのマスクに基づき前記半導体基板の前記切断すべき部分をエッチングにより切断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体チップにおける素子形成面と反対側の主面に順にメッキ給電層およびメッキ層を形成する場合において、前記半導体チップのチップ側面のうち、少なくとも前記素子形成面側の周縁に第1マスクを被覆形成し、その被覆状態で前記反対側の主面および前記チップ側面にメッキ給電層を形成し、そのメッキ給電層のうち、前記第1マスクに重畳する部分に第2マスクを被覆形成し、その被覆状態で前記メッキ給電層上にメッキ層を形成し、その形成後に前記第1および第2マスクを除去することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体チップにおける素子形成面と反対側の主面とチップ側面の少なくとも一部とに渡ってメッキ層を形成することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体基板の他方主面を支持基板に貼着した状態で前記半導体基板を前記個々の半導体チップに前記エッチングにより分割し、それら個々の半導体チップを連結材を用いて一体的に連結し、その連結状態で前記個々の半導体チップを前記支持基板から取り外し更に前記連結材から取り外して分離することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記連結材として貼着テープを用いることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記連結材として、前記個々の半導体チップの他方主面にメッキ給電層およびメッキ層を形成する際に前記個々の半導体チップのチップ側面に被覆形成されるマスクを用いることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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