JP5888027B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
近年、窒化ガリウム(GaN)系半導体を用いた半導体装置は、その物性的特徴から高耐圧で高速動作可能なデバイスとして、例えばミリ波帯レーダーシステム、無線通信基地局システム、サーバーシステム等への応用が期待されている。
例えば、GaN系高電子移動度トランジスタ[GaN−HEMT(High Electron Mobility Transistor)]構造を備える半導体装置では、ソースインダクタンスの低減及び放熱のために、半導体基板を貫通したビアホールに配線を設けたビア配線構造が用いられる。
そして、半導体基板として、難エッチング材料で、特にウェットエッチングが困難である炭化シリコン(SiC)基板を用いる場合がある。
この場合、例えば図13に示すように、GaN−HEMT構造101の表面側にエッチングストッパー102を設け、SiC基板100の裏面側から、まず、SiC基板100をフッ素系ガスを用いてドライエッチングし、続けて、GaN−HEMT構造101を塩素系ガスを用いてドライエッチングして、ビアホール103を形成し、配線104を形成するのが一般的である。
しかしながら、SiC基板100の裏面側から、SiC基板100とGaN−HEMT構造101を連続してドライエッチングしてビアホール103を形成すると、フッ素系ガスと塩素系ガスとが混在してしまい、エッチングレートが不安定になり、歩留まりが低下してしまう。
そこで、図14、図15に示すように、表面側から塩素系ガスを用いてドライエッチングしてGaN−HEMT構造101に孔105を形成し、この孔105にエッチングストッパー102を設けた後、基板裏面側からフッ素系ガスを用いてドライエッチングしてSiC基板100にビアホール103を形成することが提案されている。なお、エッチングストッパーを、エッチングストッパー金属、コンタクト金属、コンタクト層、又は、金属層ともいう。
特開2011−77434号公報 特開2008−72028号公報 特開2009−4703号公報 特開2009−33097号公報 特開2003−78127号公報
しかしながら、図14に示すように、SiC基板100のビアホール103の径に対してGaN−HEMT構造101の孔105の径が小さいと、SiC基板100のドライエッチング中の熱によるウェハの反りによって、エッチングストッパー102と孔105の側壁との密着性が悪くなり、歩留まりが低下してしまう。
この場合、密着性が悪くならないようにし、歩留まりを向上させるために、図15に示すように、SiC基板100のビアホール103の径に対してGaN−HEMT構造101の孔105の径を大きくすることが考えられる。
しかしながら、SiC基板100のビアホール103の径に対してGaN−HEMT構造101の孔105の径が大きいと、回路レイアウトが拡張してしまい、コストが高くなってしまう。
このほか、SiC基板100をドライエッチングしてビアホール103を形成する場合、エッチングストッパーを構成する金属のフッ化によるコンタクト不良や摩耗による機械的強度の低下などが生じ、歩留まりが低下してしまう。
なお、ここでは、SiC基板上にGaN−HEMT構造を備える半導体装置において、SiC基板をドライエッチングしてビアホールを形成する場合の課題として説明しているが、これに限られるものではない。例えば、Si基板などの他の半導体基板を用いる場合、あるいは、他の化合物半導体積層構造を備える場合であっても同様の課題がある。
そこで、コストを抑えながら、歩留まりを向上させたい。
本半導体装置の製造方法は、第1の孔と、第1の孔よりも小さい径を有する第2の孔とを備えるビアホールを、表面側に化合物半導体積層構造を備える半導体基板の裏面側から形成する工程を含み、ビアホール形成工程は、ドライエッチングによって、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部が化合物半導体積層構造となり、エッチング底面の外周部が半導体基板となるように、半導体基板に第1の孔を形成する工程と、ウェットエッチングによって、エッチング底面の外周部の半導体基板をマスクとして、化合物半導体積層構造に第2の孔を形成する工程とを含むことを要件とする。
したがって、本半導体装置の製造方法によれば、コストを抑えながら、歩留まりを向上させることができるという利点がある。
(A)〜(D)は、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 (A)〜(D)は、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 (A)〜(D)は、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 (A)、(B)は、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法によって製造される半導体装置の構成を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は裏面図である。 第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法におけるビアホール(第1の孔)の形成方法及びこの形成方法によって形成されたビアホールの形状を説明するための模式的断面図である。 (A)、(B)は、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法におけるビアホール(第1の孔)の形成方法によって形成されたビアホールの走査型電子顕微鏡写真(SEM写真)を示す図である。 (A)、(B)は、比較例のビアホールの形成方法によって形成されたビアホールの形状を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法によって製造された半導体装置の構成を示す模式的断面図である。 (A)〜(D)は、第2実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 (A)〜(D)は、第2実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 (A)〜(D)は、第2実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 (A)は、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法によって製造された半導体装置の変形例の構成を示す模式的断面図であり、(B)は、第2実施形態にかかる半導体装置の製造方法によって製造された半導体装置の変形例の構成を示す模式的断面図である。 従来のビアホールの形成方法及びこの形成方法によって形成されたビアホールの形状を説明するための模式的断面図である。 従来のビアホールの形成方法及びこの形成方法によって形成されたビアホールの形状を説明するための模式的断面図である。 従来のビアホールの形成方法及びこの形成方法によって形成されたビアホールの形状を説明するための模式的断面図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図1〜図8を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる半導体装置は、例えばGaN系半導体などの窒化物半導体を用いた高耐圧で高速動作可能な半導体装置である。具体的には、GaN−HEMTを備える半導体装置である。このGaN−HEMTを備える半導体装置としては、例えばミリ波帯用モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC;Monolithic Microwave Integrated Circuit)がある。なお、これをGaN系デバイス又はGaN系電子デバイスともいう。
以下、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法として、GaN−HEMTを備える半導体装置の製造方法を例に挙げて説明する。
具体的には、半絶縁性SiC基板上に結晶成長されたAlGaN/GaN結晶からなるGaN−HEMT構造を備える半導体装置の製造方法を例に挙げて説明する。
なお、半絶縁性SiC基板を、半絶縁性半導体基板又は半導体基板ともいう。また、GaN−HEMT構造を、GaN系半導体積層構造、窒化物半導体積層構造、化合物半導体積層構造、ウェハ、又は、GaN−HEMTエピタキシャルウェハともいう。
本実施形態のGaN−HEMT構造を備える半導体装置の製造方法は、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13を、表面側にGaN−HEMT構造4を備える半絶縁性SiC基板1の裏面側から形成する工程を含む[図2(D)、図3(A)参照]。
そして、このビアホール形成工程は、ドライエッチングによって、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が半絶縁性SiC基板1となるように、半絶縁性SiC基板1に第1の孔13Aを形成する工程[図2(D)参照]と、ウェットエッチングによって、エッチング底面の外周部の半絶縁性SiC基板1をマスクとして、GaN−HEMT構造4に第2の孔13Bを形成する工程[図3(A)参照]とを含む。
以下、具体的に説明する。
まず、図1(A)に示すように、例えば有機金属気相成長(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等によって、半絶縁性SiC基板1上に、図示しないバッファ層、GaNチャネル層2、n−AlGaNバリア層3を積層させて、これらの層によって構成されるGaN−HEMT構造4を形成する。
ここでは、バッファ層は、例えば厚さが約1μmである。また、GaNチャネル層2は、例えば厚さが約0.5μmである。また、n−AlGaNバリア層3は、例えば、厚さが約25nmであり、シリコンがドーピングされている。また、GaN−HEMT構造4を構成する各層の表面、即ち、デバイス表面側は、Ga面となり、GaN−HEMT構造4を構成する各層の裏面、即ち、基板裏面側は、N面となる。なお、Ga面は、(0001)の面方位を有する結晶面、即ち、(0001)面である。また、N面は、(000−1)の面方位を有する結晶面、即ち、(000−1)面である。なお、GaNチャネル層2を、電子走行層ともいう。また、n−AlGaNバリア層3を、電子供給層ともいう。
次に、例えばフォトリソグラフィによって、素子分離領域以外の領域にレジストを残すようにパターニングし、例えばイオン注入又はドライエッチングによって、図示しない素子分離領域を形成する。
ここで、イオン注入によって素子分離領域を形成する場合、素子分離領域に例えばボロン等をイオン注入することによって、AlGaN/GaN界面に存在する二次元電子ガス(2DEG)を不活性化することで、素子分離領域を形成する。また、ドライエッチングによって素子分離領域を形成する場合、素子分離領域を例えば塩素系ガスを用いてドライエッチングしてメサ構造を形成することで、素子分離領域を形成する。
次に、例えばフォトリソグラフィ及び蒸着・リフトオフによって、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、例えばTi/Alからなるソース電極5及びドレイン電極6を形成する。ここでは、例えば、Tiの厚さは約30nm程度であり、Alの厚さは約300nm程度である。そして、オーミックコンタクトを取るために、例えば約600℃程度でラピットサーマルアニール(RTA)を行なう。
次に、例えばフォトリソグラフィ及び蒸着・リフトオフによって、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、例えばNi/Auからなるゲート電極7を形成する。ここでは、例えば、Ni層の厚さは約100nm程度であり、Au層の厚さは約300nm程度である。
次に、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等で形成されるSiN膜8で表面のパッシベーションを行なう。ここでは、SiN膜8(パッシベーション膜)の厚さは、例えば200nmである。そして、電極にコンタクトするためのコンタクト領域のSiN膜8を、例えばSF/CHF混合ガスを用いたドライエッチングによって除去して開口する。
次に、ビアホール13が形成される領域の表面側、即ち、GaN−HEMT構造4の表面上に、基板裏面側からビアホール13を形成するためのウェットエッチングの際に用いられるエッチングストッパー9を形成する。
ここでは、まず、図1(A)に示すように、例えばフォトリソグラフィによってレジスト20をパターニングした後、エッチングストッパー9を形成する領域のSiN膜8を、例えばSF/CHF混合ガスを用いたドライエッチングによって除去して開口する。
次に、図1(B)に示すように、例えば蒸着・リフトオフによって、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、例えばTi/Auからなるエッチングストッパー9を形成する。ここでは、例えば、Ti層の厚さは約20nm程度であり、Au層の厚さは約3500nm程度である。
なお、エッチングストッパー9は、金属からなる。また、エッチングストッパー9は、表面配線とビア配線及び裏面配線とを接続するコンタクトとしても機能する。つまり、エッチングストッパー9は、配線の一部を構成する。このため、エッチングストッパー9を、エッチングストッパー金属、コンタクト金属、配線金属、エッチングストッパー層、コンタクト層、金属層、配線層、又は、配線ともいう。
次に、電極やエッチングストッパー9に接続されるように表面配線10を形成する。
ここでは、まず、図1(C)に示すように、レジスト20を除去した後、全面にシードメタル11を形成する。
つまり、後述するように、金(Au)めっきを施して金配線10を形成するため、例えばスパッタによって、全面に例えばTi/Pt/Auからなる金配線めっき用シードメタル11を形成する。ここで、Ti層の厚さは、約10nmであり、Pt層の厚さは、約50nmであり、Au層の厚さは、約200nmである。
次に、図1(D)に示すように、シードメタル11上に、表面配線としての金配線10を形成する。
ここでは、例えばフォトリソグラフィによって、配線10を形成する配線領域以外の領域にレジスト21が残るようにパターニングした後、例えば金めっきを施して金配線10を形成する。なお、金配線10を、金めっき配線又は金配線めっきともいう。ここで、金めっきは、例えば厚さが約1μmである。
その後、図2(A)に示すように、レジスト21を剥離し、例えばイオンミリングによってシードメタル11を除去する。
次に、図2(B)に示すように、表面上に接着剤22をスピンコーティングし、例えばサファイア等のサポート基板(図示せず)に貼り付けた後(仮接着)、半絶縁性SiC基板1の厚さを薄くする。ここでは、半絶縁性SiC基板1の裏面を研磨して、基板の厚さを約100μm程度にする。
次に、図2(C)、図2(D)、図3(A)に示すように、上述のようにして作製された、表面側にGaN−HEMT構造4を備える半絶縁性SiC基板1の裏面側から、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13を形成する。
ここでは、まず、図2(C)に示すように、半絶縁性SiC基板1の裏面上に、ビアホール形成用メタルマスク12を形成する。
つまり、まず、半絶縁性SiC基板1の裏面の全面に、図示しないシードメタルを形成する。ここでは、後述するように、ニッケル(Ni)めっきを施してニッケルめっきメタルマスク12を形成するため、例えばスパッタによって、半絶縁性SiC基板1の裏面の全面に、例えばTa/Cuからなるニッケルめっき用シードメタルを形成する。ここで、Ta層の厚さは、約20nmであり、Cu層の厚さは約、200nmである。
次に、シードメタル上に、ニッケルめっきメタルマスク12を形成する。
ここでは、例えばフォトリソグラフィによって、ビアホール13を形成するビアホール領域にレジスト(図示せず)が残るようにパターニングした後、例えばニッケルを電気めっきして、ニッケルめっきメタルマスク12を形成する。ここで、ビアホール領域、即ち、ビアホール13の直径は、約100μmである。また、ニッケルめっきは、例えば厚さが約3μm程度である。
その後、レジストを剥離し、例えばイオンミリングによってニッケルめっき用シードメタルを除去する。
次に、図2(D)に示すように、メタルマスク12を用いて、半絶縁性SiC基板1の裏面側から、ドライエッチングによって、半絶縁性SiC基板1にビアホール13を構成する第1の孔13Aを形成する。なお、第1の孔13Aは、半絶縁性SiC基板1に形成されるため、SiC基板ビアホールともいう。
ここでは、冷却状態、かつ、約3Pa以上の圧力状態で、半絶縁性SiC基板1の裏面側から、半絶縁性SiC基板1を貫通するように、半絶縁性SiC基板1をドライエッチングする。なお、約3Pa以上の圧力状態を低真空状態という。
具体的には、サポート基板側に例えばヘリウムを供給してウェハを冷却した状態で、かつ、圧力約5Paの低真空下で、ガス比約4のSF/O混合ガスを用いて、半絶縁性SiC基板1の裏面側から半絶縁性SiC基板1とGaN−HEMT構造4の界面まで半絶縁性SiC基板1をドライエッチングする。ここでは、上部電極パワーは約2kWであり、下部電極パワーは約0.25kWである。また、SiCエッチングレートは、約2μm/minである。
このようなエッチング条件でドライエッチングを行なうと、図5に示すように、エッチング副生成物がエッチングによって形成される孔13Aの側壁に堆積し、この堆積物23が側壁のエッチングを阻害する。このため、孔13Aの底面(エッチング底面)の外周部にマイクロトレンチは形成されない。また、半絶縁性SiC基板1の場合、導電性SiC基板よりも孔13Aの側壁のネガティブチャージングが強くなるため、イオン軌道が孔13Aの側壁側に曲げられ、孔13Aの底面に到達するイオン密度が外周部よりも中央部で多くなる。これにより、図5、図6(A)に示すように、エッチングによって形成される孔13Aの側壁はほぼ垂直となり、その底面は中央部が凹んだ曲面となる(丸くなる)。また、孔13Aの側壁には堆積物23が形成される。また、堆積物23を取り除いて露出させた孔13Aの側壁には、図6(A)、図6(B)に示すように、孔13Aの深さ方向に直線状に延びる凹凸ができる。なお、図6(B)は、孔13Aの底面を上方から撮影したSEM写真であり、図6(B)中、上側に孔13Aの側壁の凹凸が見られ、図6(B)中、下側、即ち、孔13Aの底面の中央部にGaN−HEMT構造4が露出しており、これらの中間、即ち、孔13Aの底面の外周部に半絶縁性SiC基板1が露出していることが分かる。
そして、このようなエッチング底面が曲面になる現象を利用して、エッチング底面の中央部が半絶縁性SiC基板1とGaN−HEMT構造4の界面に到達し、エッチング底面の中央部にGaN−HEMT構造4が露出したら、エッチングが停止するように制御する。
このようにしてドライエッチングを行なうことで、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が半絶縁性SiC基板1となる。
このように、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が半絶縁性SiC基板1となるように、半絶縁性SiC基板1の裏面側から半絶縁性SiC基板1をドライエッチングして、半絶縁性SiC基板1に第1の孔13Aを形成する。
なお、半絶縁性SiC基板1のドライエッチングでは、圧力、基板温度、基板の伝導性などによって、ビアホール(第1の孔)13Aの形状が変わってしまう。
例えば、ウェハを冷却しないでドライエッチングすると、ビアホール(第1の孔)13Aの形状は、図7(A)に示すようになる。つまり、ウェハを冷却しないで、圧力約12Paの低真空下で、ガス比約8のSF/O混合ガスを用いて、半絶縁性SiC基板をドライエッチングする。ここでは、上部電極パワーは約2kWであり、下部電極パワーは約0.2kWである。また、SiCエッチングレートは、約2.9μm/minである。この場合、ウェハ、即ち、半絶縁性SiC基板1が高温となるため、エッチング副生成物は容易に脱離する。また、ラジカルによる化学的エッチングが進むため、メタルマスク12に対しアンダーカットとなり、エッチングによって形成される孔13Aの側壁がテーパー形状になる。また、孔13Aの底面はフラットになる。この場合、孔13Aの側壁には堆積物は形成されない。また、孔13Aの側壁には凹凸はできない。
また、例えば、高真空状態でドライエッチングすると、ビアホール(第1の孔)13Aの形状は、図7(B)に示すようになる。つまり、サポート基板側に例えばヘリウムを供給してウェハを冷却した状態で、かつ、圧力約0.5Paの高真空下で、ガス比約20のSF/O混合ガスを用いて、半絶縁性SiC基板1をドライエッチングする。ここでは、上部電極パワーは約2kWであり、下部電極パワーは約0.2kWである。また、SiCエッチングレートは、約1.47μm/minである。この場合、エッチング副生成物の脱離が促進され、エッチングによって形成される孔13Aの側壁に堆積物ができにくい。一方、基板温度が低いとラジカルによる化学的エッチングが起こりにくい。また、半絶縁性SiC基板1の場合、導電性SiC基板よりも孔13Aの側壁のネガティブチャージングが強くなるため、イオン軌道が孔13Aの側壁側に曲げられる。このため、孔13Aの底面の外周部にマイクロトレンチ(ノッチ)13Xが形成される。また、エッチングによって形成される孔13Aの側壁はほぼ垂直になる。この場合、孔13Aの側壁には堆積物は形成されない。また、孔13Aの側壁には凹凸はできない。
これに対し、上述の実施形態のように、冷却状態、かつ、約3Pa以上の圧力状態で、半絶縁性SiC基板1をドライエッチングすることで、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が半絶縁性SiC基板1となる[図2(D)、図5、図6参照]。つまり、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が半絶縁性SiC基板1となるように、半絶縁性SiC基板1をドライエッチングして、半絶縁性SiC基板1に第1の孔13Aを形成することができる。
次に、図3(A)に示すように、上述の第1の孔13Aの底面、即ち、上述のドライエッチングを行なった後のエッチング底面の外周部の半絶縁性SiC基板1をマスクとして、ウェットエッチングによって、半絶縁性SiC基板1の裏面側から、GaN−HEMT構造4にビアホール13を構成する第2の孔13Bを形成する。なお、第2の孔13Bは、GaN−HEMT構造4に形成されるため、GaN−HEMT構造ビアホールともいう。
ここでは、例えばTMAH、KOH、NaOHなどのアルカリ溶液中でGaN−HEMT構造4をウェットエッチングする。つまり、例えばTMAH、KOH、NaOHなどのアルカリ溶液を用いて、半絶縁性SiC基板1の裏面側からエッチングストッパー9までGaN−HEMT構造4を貫通するように、GaN−HEMT構造4をウェットエッチングする。なお、通常、アルカリ溶液を用いたGaN系半導体のウェットエッチングでは、Ga面側からはエッチングが進まないが、N面側からは容易にエッチングが進む。本実施形態では、GaN−HEMT構造4を構成する各層の表面、即ち、デバイス表面側がGa面となり、GaN−HEMT構造4を構成する各層の裏面、即ち、基板裏面側がN面となっている。このため、上述の第1の孔13Aの底面の中央部には、GaN−HEMT構造4のN面(ここではバッファ層のN面)が露出することになる。このため、このようなアルカリ溶液を用いて、半絶縁性SiC基板1の裏面側からGaN−HEMT構造4をウェットエッチングする場合、エッチングは容易に進むことになる。
特に、上述のドライエッチングを行なった後のエッチング底面の外周部に残っている半絶縁性SiC基板1をマスクとしてウェットエッチングを行なうため、GaN−HEMT構造4に形成される第2の孔13Bの径は、半絶縁性SiC基板1に形成される第1の孔13Aの径よりも小さくなる。
このようにして、半絶縁性SiC基板1の裏面側から、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成される。
次に、図3(B)〜図3(D)に示すように、半絶縁性SiC基板1の裏面側に、ビア配線14及び裏面配線15を形成する。
ここでは、まず、図3(B)に示すように、半絶縁性SiC基板1の裏面側の全面、即ち、ビアホール13の側壁及び基板裏面の全面に、シードメタル16を形成する。ここでは、後述するように、金めっきを施して金めっきビア配線14及び金めっき裏面配線15を形成するため、例えばスパッタによって、半絶縁性SiC基板1の裏面側の全面に、例えばTi/Auからなる金配線めっき用シードメタル16を形成する。ここで、Ti層の厚さは、約50nmであり、Au層の厚さは約1μmである。
なお、ここでは、メタルマスク12を残したまま、半絶縁性SiC基板1の裏面上に設けられたメタルマスク12上にシードメタル16を形成しているが、これに限られるものではなく、シードメタル16を形成する前にメタルマスク12は除去し、半絶縁性SiC基板1の裏面上にシードメタル16を形成しても良い。
次に、図3(C)に示すように、シードメタル16上に、金配線、即ち、金ビア配線14及びこれに連なる金裏面配線15を形成する。
ここでは、ビアホール13の側壁及び基板裏面の全面に形成されたシードメタル16上に、例えば金めっきを施して金ビア配線14及びこれに連なる金裏面配線15を形成する。ここで、金めっきは、例えば厚さが基板裏面で約10μmである。これにより、本実施形態では、図4(A)、図4(B)に示すように、基板裏面側に設けられる裏面配線15が、ビアホール13に形成されたビア配線14及びエッチングストッパー9を介して、表面配線10としてのソース接続配線に電気的に接続されることになる。なお、図4(A)中、点線で示した領域は活性領域17である。
このようにして、ビア配線構造が形成される。つまり、ソースインダクタンスの低減及び放熱のために、半絶縁性SiC基板1及びGaN−HEMT構造4を貫通したビアホール13に配線14を設けたビア配線構造が形成される。
その後、図3(D)に示すように、図示しないサポート基板を剥離し、洗浄する。つまり、ウェハをサポート基板から剥離し、接着剤22を除去する。
このようにして、本実施形態にかかる半導体装置を製造することができる。
ここで、このようにして製造される半導体装置は、以下のような構成を備える。
つまり、本実施形態の半導体装置は、図8に示すように、半絶縁性SiC基板1上に設けられたGaN−HEMT構造4の表面上にエッチングストッパー9を備え、半絶縁性SiC基板1の裏面側からエッチングストッパー9まで、即ち、半絶縁性SiC基板1及びGaN−HEMT構造4を貫通するように、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成されている。
具体的には、図3(D)に示すように、半絶縁性SiC基板1上に、図示しないバッファ層、GaNチャネル層2、n−AlGaNバリア層3を積層させたGaN−HEMT構造4を備える。また、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、ソース電極5、ドレイン電極6、ゲート電極7及びエッチングストッパー9を備える。また、表面がSiNパッシベーション膜8で覆われており、表面配線10が電極及びエッチングストッパー9に接続されている。また、半絶縁性SiC基板1の裏面側からエッチングストッパー9まで、即ち、半絶縁性SiC基板1及びGaN−HEMT構造4を貫通するように、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成されている。
特に、ビアホール13を構成する第1の孔13Aの側壁はほぼ垂直となり、底面は中央部が凹んだ曲面となる(図5、図6参照)。また、ビアホール13を構成する第1の孔13Aの側壁には堆積物が形成されている(図5参照)。なお、堆積物を取り除いた場合には、露出したビアホール13を構成する第1の孔13Aの側壁にビアホール13の深さ方向に直線状に延びる凹凸ができている(図6参照)。そして、ビアホール13を構成する第1の孔13Aの底面の中央部に連なるようにビアホール13を構成する第2の孔13Bが接続されている。このビアホール13を構成する第1の孔13Aと第2の孔13Bとの接続面の位置と、半絶縁性SiC基板1とGaN−HEMT構造4との界面の位置とは一致している。また、ビアホール13を構成する第1の孔13Aの底面の外周部には半絶縁性SiC基板1が露出している。また、半絶縁性SiC基板1の裏面側にビア配線14及び裏面配線15を備える。
したがって、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、コストを抑えながら、歩留まりを向上させることができるという利点がある。
つまり、まず、半絶縁性SiC基板1のビアホール13(第1の孔13A)の径に対してGaN−HEMT構造4のビアホール13(第2の孔13B)の径を小さくすることができるため、回路レイアウト(MMICレイアウト)の縮小による低コスト化を図ることができる。
また、従来は表面側からGaN−HEMT構造に形成した孔にエッチングストッパーを設けていたのに対し、本実施形態では、孔にエッチングストッパーを設けずに、GaN−HEMT構造4の表面上にエッチングストッパー9を設け、基板裏面側から半絶縁性SiC基板1及びGaN−HEMT構造4を貫通するようにビアホール13を形成する。このため、従来の課題、即ち、SiC基板のドライエッチング中の熱によるウェハの反りによって、エッチングストッパーと孔の側壁との密着性が悪くなり、例えば金めっき液漏れ等が生じ、歩留まりが低下してしまうという課題を解決することができる。つまり、エッチングストッパー9とGaN−HEMT構造4との密着性が良くなり、例えば金めっき液漏れ等が生じることがなく、歩留まりを向上させることができる。
また、本実施形態では、基板裏面側から半絶縁性SiC基板1及びGaN−HEMT構造4を貫通するようにビアホール13を形成するが、半絶縁性SiC基板1にドライエッチングによってビアホール13(第1の孔13A)を形成し、GaN−HEMT構造4にビアホール13(第2の孔13B)を形成する。このため、従来の課題、即ち、基板裏面側からSiC基板とGaN−HEMT構造を連続してドライエッチングしてビアホールを形成すると、フッ素系ガスと塩素系ガスとが混在してしまい、エッチングレートが不安定になり、歩留まりが低下してしまうという課題を解決することができ、歩留まりを向上させることができる。
また、本実施形態では、ウェットエッチングによってGaN−HEMT構造4にビアホール13(第2の孔13B)を形成しており、GaN−HEMT構造4の表面上に設けられたエッチングストッパー9を、ウェットエッチングのエッチングストッパーとして用いる。このため、従来の課題、即ち、SiC基板をドライエッチングしてビアホールを形成する場合に、エッチングストッパーを構成する金属のフッ化によるコンタクト不良や摩耗による機械的強度の低下などが生じ、歩留まりが低下してしまうという課題を解決することができる。つまり、エッチングストッパー9を構成する金属の電気的特性、機械的強度を向上させることができ、歩留まりを向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図9〜図11を参照しながら説明する。
本実施形態では、上述の第1実施形態のものに対し、半導体基板として高抵抗Si基板を用いている点、高抵抗Si基板に対するビアホールの形成方法、表面配線にAl配線を用いている点、ビア配線及び裏面配線にCu配線を用いている点が異なる。
以下、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法として、GaN−HEMTを備える半導体装置の製造方法を例に挙げて説明する。
具体的には、高抵抗Si基板上に結晶成長されたAlGaN/GaN結晶からなるGaN−HEMT構造を備える半導体装置の製造方法を例に挙げて説明する。
なお、高抵抗Si基板を、高抵抗半導体基板又は半導体基板ともいう。また、GaN−HEMT構造を、GaN系半導体積層構造、窒化物半導体積層構造、化合物半導体積層構造、又は、GaN−HEMTエピタキシャルウェハともいう。
本実施形態のGaN−HEMT構造を備える半導体装置の製造方法は、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13を、表面側にGaN−HEMT構造4を備える高抵抗Si基板1Xの裏面側から形成する工程を含む[図10(D)、図11(A)参照]。
そして、このビアホール形成工程は、ドライエッチングによって、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が高抵抗Si基板1Xとなるように、高抵抗Si基板1Xに第1の孔13Aを形成する工程[図10(D)参照]と、ウェットエッチングによって、エッチング底面の外周部の高抵抗Si基板1Xをマスクとして、GaN−HEMT構造4に第2の孔13Bを形成する工程[図11(A)参照]とを含む。
以下、具体的に説明する。
まず、上述の第1実施形態の場合と同様に、図9(A)に示すように、例えばMOCVD法等によって、高抵抗Si基板1X上に、バッファ層30、GaNチャネル層2、n−AlGaNバリア層3を積層させて、これらの層によって構成されるGaN−HEMT構造4(ウェハ)を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、図示しない素子分離領域を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、例えばTi/Alからなるソース電極5及びドレイン電極6を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、例えばNi/Auからなるゲート電極7を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、SiN膜8で表面のパッシベーションを行ない、コンタクト領域のSiN膜8を除去して開口する。
次に、電極に接続されるように、その一部分がエッチングストッパーとして機能する表面配線10Xを形成する。
ここでは、まず、上述の第1実施形態の場合と同様に、表面配線10Xのエッチングストッパーとして機能する部分を形成する領域のSiN膜8を除去して開口する。
次に、図9(B)に示すように、例えばスパッタ法によって、全面に、例えばTi/Alからなる配線用金属10A、10Bを形成する。ここでは、例えば、Ti層10Aの厚さは約50nm程度であり、Al層10Bの厚さは約1μm程度である。
次に、図9(C)に示すように、例えばフォトリソグラフィによって、配線形成領域にレジスト31を残すようにパターニングし、図9(D)に示すように、例えばドライエッチングによって、配線形成領域以外の領域に形成されている配線用金属10A、10Bを除去する。
その後、図10(A)に示すように、レジスト31を剥離し、例えばTi/Alからなり、その一部分がエッチングストッパーとして機能する表面配線10Xが形成される。
ここでは、ビアホール13が形成される領域の表面側、即ち、GaN−HEMT構造4の表面上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、表面配線10Xの一部分が形成されている。つまり、ビアホール13が形成される領域の表面側のGaN−HEMT構造4上に、表面配線10Xを構成するTi層10Aが形成されている。このTi層10Aは、基板裏面側からGaN−HEMT構造4にビアホール13(第2の孔13B)を形成するためのウェットエッチングの際にエッチングストッパーとして機能する。このため、Ti層10Aを、エッチングストッパーともいう。この場合、エッチングストッパーは、金属からなる。なお、Ti層10Aを、エッチングストッパー金属、配線金属、エッチングストッパー層、金属層、又は、配線層ともいう。また、Al層10Bを、アルミニウム配線ともいう。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、図10(B)に示すように、表面上に接着剤22をスピンコーティングし、例えばサファイア等のサポート基板(図示せず)に貼り付けた後(仮接着)、高抵抗Si基板1Xの厚さを薄くする。
次に、図10(C)、図10(D)、図11(A)に示すように、上述のようにして作製された、表面側にGaN−HEMT構造4を備える高抵抗Si基板1Xの裏面側から、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13を形成する。
ここでは、まず、上述の第1実施形態の場合と同様に、図10(C)に示すように、高抵抗Si基板1Xの裏面上に、ビアホール形成用メタルマスク12を形成する。
次に、図10(D)に示すように、メタルマスク12を用いて、高抵抗Si基板1Xの裏面側から、ドライエッチングによって、高抵抗Si基板1Xにビアホール13を構成する第1の孔13Aを形成する。なお、第1の孔13Aは、高抵抗Si基板1Xに形成されるため、Si基板ビアホールともいう。
ここでは、いわゆるBoschプロセスを用いて、高抵抗Si基板1Xの裏面側から、高抵抗Si基板1Xを貫通するように、高抵抗Si基板1Xをドライエッチングする。つまり、SFによる高抵抗Si基板1Xのエッチングと、Cによって形成されたフロロカーボン膜によるエッチングによって形成される孔13Aの側壁の保護(デポジション)を繰り返しながら、高抵抗Si基板1Xの裏面側から高抵抗Si基板1XとGaN−HEMT構造4の界面まで高抵抗Si基板1Xをエッチングする。ここでは、約6秒ごとにエッチングとデポジションを繰り返しながらエッチングし、平均エッチングレートは約3μm/minで、基板を構成するSiとメタルマスク12を構成するNiの選択比は約200以上である。
このようしてドライエッチングを行なうと、エッチングによって形成される孔13Aの側壁はほぼ垂直となり、その底面(エッチング底面)は中央部が凹んだ曲面となる(丸くなる)。
そして、このようなエッチング底面が曲面になる現象を利用して、エッチング底面の中央部が高抵抗Si基板1XとGaN−HEMT構造4の界面に到達し、エッチング底面の中央部にGaN−HEMT構造4が露出したら、エッチングが停止するように制御する。
このようにしてドライエッチングを行なうことで、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が高抵抗Si基板1Xとなる。
このように、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が高抵抗Si基板1Xとなるように、高抵抗Si基板1Xの裏面側から高抵抗Si基板1Xをドライエッチングして、高抵抗Si基板1Xに第1の孔13Aを形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、図11(A)に示すように、上述の第1の孔13Aの底面、即ち、上述のドライエッチングを行なった後のエッチング底面の外周部の高抵抗Si基板1Xをマスクとして、ウェットエッチングによって、高抵抗Si基板1Xの裏面側から、GaN−HEMT構造4にビアホール13を構成する第2の孔13Bを形成する。なお、第2の孔13Bは、GaN−HEMT構造4に形成されるため、GaN−HEMT構造ビアホールともいう。
ここでは、例えばTMAH、KOH、NaOHなどのアルカリ溶液中でGaN−HEMT構造4をウェットエッチングする。つまり、例えばTMAH、KOH、NaOHなどのアルカリ溶液を用いて、高抵抗Si基板1Xの裏面側からエッチングストッパーとしてのTi層10AまでGaN−HEMT構造4を貫通するように、GaN−HEMT構造4をウェットエッチングする。
特に、上述のドライエッチングを行なった後のエッチング底面の外周部に残っている高抵抗Si基板1Xをマスクとしてウェットエッチングを行なうため、GaN−HEMT構造4に形成される第2の孔13Bの径は、高抵抗Si基板1Xに形成される第1の孔13Aの径よりも小さくなる。
このようにして、高抵抗Si基板1Xの裏面側から、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成される。
次に、図11(B)〜図11(D)に示すように、高抵抗Si基板1Xの裏面側に、ビア配線14X及び裏面配線15Xを形成する。
ここでは、まず、図11(B)に示すように、高抵抗Si基板1Xの裏面側の全面、即ち、ビアホール13の側壁及び基板裏面の全面に、シードメタル16Xを形成する。ここでは、後述するように、銅めっきを施して銅めっきビア配線14X及び銅めっき裏面配線15Xを形成するため、例えばスパッタによって、高抵抗Si基板1Xの裏面側の全面に、例えばTa/Cuからなる銅配線めっき用シードメタル16Xを形成する。ここで、Ta層の厚さは、約50nmであり、Cu層の厚さは約1μmである。
なお、ここでは、メタルマスク12を残したまま、高抵抗Si基板1Xの裏面上に設けられたメタルマスク12上にシードメタル16Xを形成しているが、これに限られるものではなく、シードメタル16Xを形成する前にメタルマスク12は除去し、高抵抗Si基板1Xの裏面上にシードメタル16Xを形成しても良い。
次に、図11(C)に示すように、シードメタル16X上に、銅配線、即ち、銅ビア配線14X及びこれに連なる銅裏面配線15Xを形成する。
ここでは、ビアホール13の側壁及び基板裏面の全面に形成されたシードメタル16X上に、例えば銅めっき(ここでは銅電気めっき)を施して銅ビア配線14X及びこれに連なる銅裏面配線15Xを形成する。ここで、銅めっきは、例えば厚さが基板裏面で約20μmである。なお、いわゆるダマシンプロセスのように、銅電気めっきによって銅で埋め込んだ後、裏面平坦化のために、例えばCMP(化学機械研磨)を行なっても良い。これにより、基板裏面側に設けられる裏面配線15Xがビア配線14Xを介して表面配線10Xに電気的に接続されることになる。
このようにして、ビア配線構造が形成される。つまり、ソースインダクタンスの低減及び放熱のために、高抵抗Si基板1X及びGaN−HEMT構造4を貫通したビアホール13に配線14Xを設けたビア配線構造が形成される。
その後、上述の第1実施形態の場合と同様に、図11(D)に示すように、図示しないサポート基板を剥離し、洗浄する。つまり、ウェハをサポート基板から剥離し、接着剤22を除去する。
このようにして、本実施形態にかかる半導体装置を製造することができる。
ここで、このようにして製造される半導体装置は、以下のような構成を備える。
つまり、本実施形態の半導体装置は、高抵抗Si基板1X上に設けられたGaN−HEMT構造4の表面上にエッチングストッパー10Aを備え、高抵抗Si基板1Xの裏面側からエッチングストッパー10Aまで、即ち、高抵抗Si基板1X及びGaN−HEMT構造4を貫通するように、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成されている。
具体的には、図11(D)に示すように、高抵抗Si基板1X上に、バッファ層30、GaNチャネル層2、n−AlGaNバリア層3を積層させたGaN−HEMT構造4を備える。また、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、ソース電極5、ドレイン電極6及びゲート電極7を備える。また、表面がSiNパッシベーション膜8で覆われており、表面配線10Xが電極に接続されている。また、高抵抗Si基板1Xの裏面側から表面配線10Xを構成するTi層10Aまで、即ち、高抵抗Si板1X及びGaN−HEMT構造4を貫通するように、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成されている。
特に、ビアホール13を構成する第1の孔13Aの側壁はほぼ垂直となり、底面は中央部が凹んだ曲面となる。そして、ビアホール13を構成する第1の孔13Aの底面の中央部に連なるようにビアホール13を構成する第2の孔13Bが接続されている。このビアホール13を構成する第1の孔13Aと第2の孔13Bとの接続面の位置と、高抵抗Si基板1XとGaN−HEMT構造4との界面の位置とは一致している。また、ビアホール13を構成する第1の孔13Aの底面の外周部には高抵抗Si基板1Xが露出している。また、高抵抗Si基板1Xの裏面側にビア配線14X及び裏面配線15Xを備える。
なお、その他の詳細は、上述の第1実施形態の場合と同じであるため、ここではその説明を省略する。
したがって、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、上述の第1実施形態の場合と同様に、コストを抑えながら、歩留まりを向上させることができるという利点がある。
[その他]
なお、本発明は、上述した各実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上述の各実施形態では、半導体基板として、半絶縁性SiC基板1又は高抵抗Si基板1Xを用いる場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、他の半絶縁性半導体基板、他の高抵抗半導体基板などの他の半導体基板であっても良い。
また、上述の各実施形態では、化合物半導体積層構造として、GaN−HEMT構造4を備えるものを例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、他の構造を備えるものであっても良い。例えば、他のトランジスタ構造を備えるものであっても良いし、他のGaN系半導体積層構造を備えるものであっても良いし、他の窒化物半導体積層構造を備えるものであっても良いし、他の化合物半導体積層構造を備えるものであっても良い。例えば、上述の各実施形態では、窒化物半導体層にAlGaN、GaNを用いた場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、InGaN,InAlN,InAlGaNなどを用いても良く、この場合にも同様な効果が得られる。
また、上述の第1実施形態と第2実施形態では、基板を代え、さらに、基板に対するビアホールの形成方法を代えているが、例えば、上述の第2実施形態において、上述の第1実施形態の基板に対するビアホールの形成方法を適用しても良いし、上述の第1実施形態において、上述の第2実施形態の基板に対するビアホールの形成方法を適用しても良い。
また、上述の第1実施形態では、GaN−HEMT構造4の表面に接するエッチングストッパー9をTi/Auからなるものとし、上述の第2実施形態では、表面配線10Xを構成するTi層10Aがエッチングストッパーとして機能するようにしているが、これに限られるものではない。つまり、エッチングストッパー又はエッチングストッパーとして機能する金属層は、アルカリ溶液に溶けない金属を用いたものであれば良い。例えば、エッチングストッパーは、Ti、Au、Pt、Ni、W及びTaのいずれかの金属の単体、又は、これらのいずれかの金属を含む合金からなるものであれば良い。つまり、エッチングストッパーは、Ti、Au、Pt、Ni、W及びTaのいずれか一種の金属を含むものであれば良い。また、エッチングストッパーは、単層構造であっても良いし、多層構造であっても良い。
また、上述の第1実施形態では、表面配線10、ビア配線14及び裏面配線15を、いずれもAu配線とし、上述の第2実施形態では、表面配線10Xを、Ti/Alからなるものとし、ビア配線14X及び裏面配線15Xを、Cu配線としているが、これに限られるものではなく、これらの配線は、Au、Cu、Alのいずれかの金属を用いて構成すれば良い。例えば、上述の第1実施形態のものにおいて、Cu配線やAl配線を用いても良いし、上述の第2実施形態のものにおいて、Au配線を用いても良い。
また、エッチングストッパーとして機能する金属と配線金属との間に、これらの相互反応を防ぐために、バリアメタルを設けても良い。
また、上述の第1実施形態では、Ti/Auからなるエッチングストッパー9を設け、上述の第2実施形態では、表面配線10Xを構成するTi層10Aをエッチングストッパーとして用いているが、これに限られるものではない。例えば図12(A)に示すように、上述の第1実施形態のものにおいて、エッチングストッパー9を設けずに、ソース電極5の下方の領域にビアホール13を形成することとし、Ti/Alからなるソース電極5のTi層をエッチングストッパーとして用いても良い。この場合、ソース電極5の一部がエッチングストッパーとして機能することになる。また、例えば図12(B)に示すように、上述の第2実施形態のものにおいて、表面配線10Xを構成するTi層10Aをエッチングストッパーとして用いるのに代えて、ソース電極5の下方の領域にビアホール13を形成することとし、Ti/Alからなるソース電極5のTi層をエッチングストッパーとして用いても良い。
また、上述の各実施形態のビア配線構造を備える半導体装置を用いることによって、より信頼性の高い高周波高出力増幅器を実現することが可能である。また、このような高周波高出力増幅器を用いて送信・受信モジュールを実現することによって、より信頼性の高い通信システム、レーダーシステム、センサー、電波妨害器等のシステム機器を実現することが可能になる。
1 半絶縁性SiC基板(半導体基板)
1X 高抵抗Si基板(半導体基板)
2 GaNチャネル層
3 n−AlGaNバリア層
4 GaN−HEMT構造(化合物半導体積層構造)
5 ソース電極
6 ドレイン電極
7 ゲート電極
8 SiN膜(パッシベーション膜)
9 エッチングストッパー
10、10X 表面配線
10A Ti層(配線用金属;エッチングストッパー)
10B Al層(配線用金属)
11 シードメタル
12 ビアホール形成用メタルマスク
13 ビアホール
13A 第1の孔
13B 第2の孔
14、14X ビア配線
15、15X 裏面配線
16、16X シードメタル
17 活性領域
20 レジスト
21 レジスト
22 接着剤
23 堆積物
30 バッファ層
31 レジスト

Claims (4)

  1. 第1の孔と、前記第1の孔よりも小さい径を有する第2の孔とを備えるビアホールを、表面側に化合物半導体積層構造を備える半導体基板の裏面側から形成する工程を含み、
    前記ビアホール形成工程は、
    ドライエッチングによって、エッチング底面が曲面となり、前記エッチング底面の中央部が前記化合物半導体積層構造となり、前記エッチング底面の外周部が前記半導体基板となるように、前記半導体基板に前記第1の孔を形成する工程と、
    ウェットエッチングによって、前記エッチング底面の前記外周部の前記半導体基板をマスクとして、前記化合物半導体積層構造に前記第2の孔を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板は、半絶縁性SiC基板又は高抵抗Si基板であり、
    前記第1の孔を形成する工程において、冷却状態、かつ、3Pa以上の圧力状態でドライエッチングを行なって、前記半絶縁性SiC基板又は前記高抵抗Si基板に前記第1の孔を形成することを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記化合物半導体積層構造は、窒化物半導体積層構造であり、
    前記第2の孔を形成する工程において、アルカリ溶液を用いたウェットエッチングによって、前記窒化物半導体積層構造に前記第2の孔を形成することを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記窒化物半導体積層構造の表面上に、前記アルカリ溶液に溶けない金属を用いたエッチングストッパーを備え、
    前記第2の孔を形成する工程において、前記アルカリ溶液を用いて前記エッチングストッパーまで前記窒化物半導体積層構造をウェットエッチングすることを特徴とする、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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