JP5888027B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、GaN系高電子移動度トランジスタ[GaN−HEMT(High Electron Mobility Transistor)]構造を備える半導体装置では、ソースインダクタンスの低減及び放熱のために、半導体基板を貫通したビアホールに配線を設けたビア配線構造が用いられる。
この場合、例えば図13に示すように、GaN−HEMT構造101の表面側にエッチングストッパー102を設け、SiC基板100の裏面側から、まず、SiC基板100をフッ素系ガスを用いてドライエッチングし、続けて、GaN−HEMT構造101を塩素系ガスを用いてドライエッチングして、ビアホール103を形成し、配線104を形成するのが一般的である。
そこで、図14、図15に示すように、表面側から塩素系ガスを用いてドライエッチングしてGaN−HEMT構造101に孔105を形成し、この孔105にエッチングストッパー102を設けた後、基板裏面側からフッ素系ガスを用いてドライエッチングしてSiC基板100にビアホール103を形成することが提案されている。なお、エッチングストッパーを、エッチングストッパー金属、コンタクト金属、コンタクト層、又は、金属層ともいう。
この場合、密着性が悪くならないようにし、歩留まりを向上させるために、図15に示すように、SiC基板100のビアホール103の径に対してGaN−HEMT構造101の孔105の径を大きくすることが考えられる。
このほか、SiC基板100をドライエッチングしてビアホール103を形成する場合、エッチングストッパーを構成する金属のフッ化によるコンタクト不良や摩耗による機械的強度の低下などが生じ、歩留まりが低下してしまう。
そこで、コストを抑えながら、歩留まりを向上させたい。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図1〜図8を参照しながら説明する。
具体的には、半絶縁性SiC基板上に結晶成長されたAlGaN/GaN結晶からなるGaN−HEMT構造を備える半導体装置の製造方法を例に挙げて説明する。
なお、半絶縁性SiC基板を、半絶縁性半導体基板又は半導体基板ともいう。また、GaN−HEMT構造を、GaN系半導体積層構造、窒化物半導体積層構造、化合物半導体積層構造、ウェハ、又は、GaN−HEMTエピタキシャルウェハともいう。
そして、このビアホール形成工程は、ドライエッチングによって、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が半絶縁性SiC基板1となるように、半絶縁性SiC基板1に第1の孔13Aを形成する工程[図2(D)参照]と、ウェットエッチングによって、エッチング底面の外周部の半絶縁性SiC基板1をマスクとして、GaN−HEMT構造4に第2の孔13Bを形成する工程[図3(A)参照]とを含む。
まず、図1(A)に示すように、例えば有機金属気相成長(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等によって、半絶縁性SiC基板1上に、図示しないバッファ層、GaNチャネル層2、n−AlGaNバリア層3を積層させて、これらの層によって構成されるGaN−HEMT構造4を形成する。
ここで、イオン注入によって素子分離領域を形成する場合、素子分離領域に例えばボロン等をイオン注入することによって、AlGaN/GaN界面に存在する二次元電子ガス(2DEG)を不活性化することで、素子分離領域を形成する。また、ドライエッチングによって素子分離領域を形成する場合、素子分離領域を例えば塩素系ガスを用いてドライエッチングしてメサ構造を形成することで、素子分離領域を形成する。
次に、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等で形成されるSiN膜8で表面のパッシベーションを行なう。ここでは、SiN膜8(パッシベーション膜)の厚さは、例えば200nmである。そして、電極にコンタクトするためのコンタクト領域のSiN膜8を、例えばSF6/CHF3混合ガスを用いたドライエッチングによって除去して開口する。
ここでは、まず、図1(A)に示すように、例えばフォトリソグラフィによってレジスト20をパターニングした後、エッチングストッパー9を形成する領域のSiN膜8を、例えばSF6/CHF3混合ガスを用いたドライエッチングによって除去して開口する。
なお、エッチングストッパー9は、金属からなる。また、エッチングストッパー9は、表面配線とビア配線及び裏面配線とを接続するコンタクトとしても機能する。つまり、エッチングストッパー9は、配線の一部を構成する。このため、エッチングストッパー9を、エッチングストッパー金属、コンタクト金属、配線金属、エッチングストッパー層、コンタクト層、金属層、配線層、又は、配線ともいう。
ここでは、まず、図1(C)に示すように、レジスト20を除去した後、全面にシードメタル11を形成する。
つまり、後述するように、金(Au)めっきを施して金配線10を形成するため、例えばスパッタによって、全面に例えばTi/Pt/Auからなる金配線めっき用シードメタル11を形成する。ここで、Ti層の厚さは、約10nmであり、Pt層の厚さは、約50nmであり、Au層の厚さは、約200nmである。
ここでは、例えばフォトリソグラフィによって、配線10を形成する配線領域以外の領域にレジスト21が残るようにパターニングした後、例えば金めっきを施して金配線10を形成する。なお、金配線10を、金めっき配線又は金配線めっきともいう。ここで、金めっきは、例えば厚さが約1μmである。
次に、図2(B)に示すように、表面上に接着剤22をスピンコーティングし、例えばサファイア等のサポート基板(図示せず)に貼り付けた後(仮接着)、半絶縁性SiC基板1の厚さを薄くする。ここでは、半絶縁性SiC基板1の裏面を研磨して、基板の厚さを約100μm程度にする。
ここでは、まず、図2(C)に示すように、半絶縁性SiC基板1の裏面上に、ビアホール形成用メタルマスク12を形成する。
ここでは、例えばフォトリソグラフィによって、ビアホール13を形成するビアホール領域にレジスト(図示せず)が残るようにパターニングした後、例えばニッケルを電気めっきして、ニッケルめっきメタルマスク12を形成する。ここで、ビアホール領域、即ち、ビアホール13の直径は、約100μmである。また、ニッケルめっきは、例えば厚さが約3μm程度である。
次に、図2(D)に示すように、メタルマスク12を用いて、半絶縁性SiC基板1の裏面側から、ドライエッチングによって、半絶縁性SiC基板1にビアホール13を構成する第1の孔13Aを形成する。なお、第1の孔13Aは、半絶縁性SiC基板1に形成されるため、SiC基板ビアホールともいう。
具体的には、サポート基板側に例えばヘリウムを供給してウェハを冷却した状態で、かつ、圧力約5Paの低真空下で、ガス比約4のSF6/O2混合ガスを用いて、半絶縁性SiC基板1の裏面側から半絶縁性SiC基板1とGaN−HEMT構造4の界面まで半絶縁性SiC基板1をドライエッチングする。ここでは、上部電極パワーは約2kWであり、下部電極パワーは約0.25kWである。また、SiCエッチングレートは、約2μm/minである。
このようにしてドライエッチングを行なうことで、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が半絶縁性SiC基板1となる。
なお、半絶縁性SiC基板1のドライエッチングでは、圧力、基板温度、基板の伝導性などによって、ビアホール(第1の孔)13Aの形状が変わってしまう。
このようにして、半絶縁性SiC基板1の裏面側から、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成される。
ここでは、まず、図3(B)に示すように、半絶縁性SiC基板1の裏面側の全面、即ち、ビアホール13の側壁及び基板裏面の全面に、シードメタル16を形成する。ここでは、後述するように、金めっきを施して金めっきビア配線14及び金めっき裏面配線15を形成するため、例えばスパッタによって、半絶縁性SiC基板1の裏面側の全面に、例えばTi/Auからなる金配線めっき用シードメタル16を形成する。ここで、Ti層の厚さは、約50nmであり、Au層の厚さは約1μmである。
次に、図3(C)に示すように、シードメタル16上に、金配線、即ち、金ビア配線14及びこれに連なる金裏面配線15を形成する。
その後、図3(D)に示すように、図示しないサポート基板を剥離し、洗浄する。つまり、ウェハをサポート基板から剥離し、接着剤22を除去する。
ここで、このようにして製造される半導体装置は、以下のような構成を備える。
つまり、本実施形態の半導体装置は、図8に示すように、半絶縁性SiC基板1上に設けられたGaN−HEMT構造4の表面上にエッチングストッパー9を備え、半絶縁性SiC基板1の裏面側からエッチングストッパー9まで、即ち、半絶縁性SiC基板1及びGaN−HEMT構造4を貫通するように、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成されている。
つまり、まず、半絶縁性SiC基板1のビアホール13(第1の孔13A)の径に対してGaN−HEMT構造4のビアホール13(第2の孔13B)の径を小さくすることができるため、回路レイアウト(MMICレイアウト)の縮小による低コスト化を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図9〜図11を参照しながら説明する。
以下、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法として、GaN−HEMTを備える半導体装置の製造方法を例に挙げて説明する。
なお、高抵抗Si基板を、高抵抗半導体基板又は半導体基板ともいう。また、GaN−HEMT構造を、GaN系半導体積層構造、窒化物半導体積層構造、化合物半導体積層構造、又は、GaN−HEMTエピタキシャルウェハともいう。
そして、このビアホール形成工程は、ドライエッチングによって、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が高抵抗Si基板1Xとなるように、高抵抗Si基板1Xに第1の孔13Aを形成する工程[図10(D)参照]と、ウェットエッチングによって、エッチング底面の外周部の高抵抗Si基板1Xをマスクとして、GaN−HEMT構造4に第2の孔13Bを形成する工程[図11(A)参照]とを含む。
まず、上述の第1実施形態の場合と同様に、図9(A)に示すように、例えばMOCVD法等によって、高抵抗Si基板1X上に、バッファ層30、GaNチャネル層2、n−AlGaNバリア層3を積層させて、これらの層によって構成されるGaN−HEMT構造4(ウェハ)を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、例えばTi/Alからなるソース電極5及びドレイン電極6を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、GaN−HEMT構造4上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、例えばNi/Auからなるゲート電極7を形成する。
次に、電極に接続されるように、その一部分がエッチングストッパーとして機能する表面配線10Xを形成する。
ここでは、まず、上述の第1実施形態の場合と同様に、表面配線10Xのエッチングストッパーとして機能する部分を形成する領域のSiN膜8を除去して開口する。
次に、図9(C)に示すように、例えばフォトリソグラフィによって、配線形成領域にレジスト31を残すようにパターニングし、図9(D)に示すように、例えばドライエッチングによって、配線形成領域以外の領域に形成されている配線用金属10A、10Bを除去する。
ここでは、ビアホール13が形成される領域の表面側、即ち、GaN−HEMT構造4の表面上(ここではn−AlGaNバリア層3上)に、表面配線10Xの一部分が形成されている。つまり、ビアホール13が形成される領域の表面側のGaN−HEMT構造4上に、表面配線10Xを構成するTi層10Aが形成されている。このTi層10Aは、基板裏面側からGaN−HEMT構造4にビアホール13(第2の孔13B)を形成するためのウェットエッチングの際にエッチングストッパーとして機能する。このため、Ti層10Aを、エッチングストッパーともいう。この場合、エッチングストッパーは、金属からなる。なお、Ti層10Aを、エッチングストッパー金属、配線金属、エッチングストッパー層、金属層、又は、配線層ともいう。また、Al層10Bを、アルミニウム配線ともいう。
次に、図10(C)、図10(D)、図11(A)に示すように、上述のようにして作製された、表面側にGaN−HEMT構造4を備える高抵抗Si基板1Xの裏面側から、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13を形成する。
次に、図10(D)に示すように、メタルマスク12を用いて、高抵抗Si基板1Xの裏面側から、ドライエッチングによって、高抵抗Si基板1Xにビアホール13を構成する第1の孔13Aを形成する。なお、第1の孔13Aは、高抵抗Si基板1Xに形成されるため、Si基板ビアホールともいう。
そして、このようなエッチング底面が曲面になる現象を利用して、エッチング底面の中央部が高抵抗Si基板1XとGaN−HEMT構造4の界面に到達し、エッチング底面の中央部にGaN−HEMT構造4が露出したら、エッチングが停止するように制御する。
このように、エッチング底面が曲面となり、エッチング底面の中央部がGaN−HEMT構造4となり、エッチング底面の外周部が高抵抗Si基板1Xとなるように、高抵抗Si基板1Xの裏面側から高抵抗Si基板1Xをドライエッチングして、高抵抗Si基板1Xに第1の孔13Aを形成する。
このようにして、高抵抗Si基板1Xの裏面側から、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成される。
ここでは、まず、図11(B)に示すように、高抵抗Si基板1Xの裏面側の全面、即ち、ビアホール13の側壁及び基板裏面の全面に、シードメタル16Xを形成する。ここでは、後述するように、銅めっきを施して銅めっきビア配線14X及び銅めっき裏面配線15Xを形成するため、例えばスパッタによって、高抵抗Si基板1Xの裏面側の全面に、例えばTa/Cuからなる銅配線めっき用シードメタル16Xを形成する。ここで、Ta層の厚さは、約50nmであり、Cu層の厚さは約1μmである。
次に、図11(C)に示すように、シードメタル16X上に、銅配線、即ち、銅ビア配線14X及びこれに連なる銅裏面配線15Xを形成する。
その後、上述の第1実施形態の場合と同様に、図11(D)に示すように、図示しないサポート基板を剥離し、洗浄する。つまり、ウェハをサポート基板から剥離し、接着剤22を除去する。
ここで、このようにして製造される半導体装置は、以下のような構成を備える。
つまり、本実施形態の半導体装置は、高抵抗Si基板1X上に設けられたGaN−HEMT構造4の表面上にエッチングストッパー10Aを備え、高抵抗Si基板1Xの裏面側からエッチングストッパー10Aまで、即ち、高抵抗Si基板1X及びGaN−HEMT構造4を貫通するように、第1の孔13Aと、第1の孔13Aよりも小さい径を有する第2の孔13Bとを備えるビアホール13が形成されている。
したがって、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、上述の第1実施形態の場合と同様に、コストを抑えながら、歩留まりを向上させることができるという利点がある。
[その他]
なお、本発明は、上述した各実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
また、上述の各実施形態では、化合物半導体積層構造として、GaN−HEMT構造4を備えるものを例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、他の構造を備えるものであっても良い。例えば、他のトランジスタ構造を備えるものであっても良いし、他のGaN系半導体積層構造を備えるものであっても良いし、他の窒化物半導体積層構造を備えるものであっても良いし、他の化合物半導体積層構造を備えるものであっても良い。例えば、上述の各実施形態では、窒化物半導体層にAlGaN、GaNを用いた場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、InGaN,InAlN,InAlGaNなどを用いても良く、この場合にも同様な効果が得られる。
また、上述の第1実施形態では、GaN−HEMT構造4の表面に接するエッチングストッパー9をTi/Auからなるものとし、上述の第2実施形態では、表面配線10Xを構成するTi層10Aがエッチングストッパーとして機能するようにしているが、これに限られるものではない。つまり、エッチングストッパー又はエッチングストッパーとして機能する金属層は、アルカリ溶液に溶けない金属を用いたものであれば良い。例えば、エッチングストッパーは、Ti、Au、Pt、Ni、W及びTaのいずれかの金属の単体、又は、これらのいずれかの金属を含む合金からなるものであれば良い。つまり、エッチングストッパーは、Ti、Au、Pt、Ni、W及びTaのいずれか一種の金属を含むものであれば良い。また、エッチングストッパーは、単層構造であっても良いし、多層構造であっても良い。
また、上述の第1実施形態では、Ti/Auからなるエッチングストッパー9を設け、上述の第2実施形態では、表面配線10Xを構成するTi層10Aをエッチングストッパーとして用いているが、これに限られるものではない。例えば図12(A)に示すように、上述の第1実施形態のものにおいて、エッチングストッパー9を設けずに、ソース電極5の下方の領域にビアホール13を形成することとし、Ti/Alからなるソース電極5のTi層をエッチングストッパーとして用いても良い。この場合、ソース電極5の一部がエッチングストッパーとして機能することになる。また、例えば図12(B)に示すように、上述の第2実施形態のものにおいて、表面配線10Xを構成するTi層10Aをエッチングストッパーとして用いるのに代えて、ソース電極5の下方の領域にビアホール13を形成することとし、Ti/Alからなるソース電極5のTi層をエッチングストッパーとして用いても良い。
1X 高抵抗Si基板(半導体基板)
2 GaNチャネル層
3 n−AlGaNバリア層
4 GaN−HEMT構造(化合物半導体積層構造)
5 ソース電極
6 ドレイン電極
7 ゲート電極
8 SiN膜(パッシベーション膜)
9 エッチングストッパー
10、10X 表面配線
10A Ti層(配線用金属;エッチングストッパー)
10B Al層(配線用金属)
11 シードメタル
12 ビアホール形成用メタルマスク
13 ビアホール
13A 第1の孔
13B 第2の孔
14、14X ビア配線
15、15X 裏面配線
16、16X シードメタル
17 活性領域
20 レジスト
21 レジスト
22 接着剤
23 堆積物
30 バッファ層
31 レジスト
Claims (4)
- 第1の孔と、前記第1の孔よりも小さい径を有する第2の孔とを備えるビアホールを、表面側に化合物半導体積層構造を備える半導体基板の裏面側から形成する工程を含み、
前記ビアホール形成工程は、
ドライエッチングによって、エッチング底面が曲面となり、前記エッチング底面の中央部が前記化合物半導体積層構造となり、前記エッチング底面の外周部が前記半導体基板となるように、前記半導体基板に前記第1の孔を形成する工程と、
ウェットエッチングによって、前記エッチング底面の前記外周部の前記半導体基板をマスクとして、前記化合物半導体積層構造に前記第2の孔を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記半導体基板は、半絶縁性SiC基板又は高抵抗Si基板であり、
前記第1の孔を形成する工程において、冷却状態、かつ、3Pa以上の圧力状態でドライエッチングを行なって、前記半絶縁性SiC基板又は前記高抵抗Si基板に前記第1の孔を形成することを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記化合物半導体積層構造は、窒化物半導体積層構造であり、
前記第2の孔を形成する工程において、アルカリ溶液を用いたウェットエッチングによって、前記窒化物半導体積層構造に前記第2の孔を形成することを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記窒化物半導体積層構造の表面上に、前記アルカリ溶液に溶けない金属を用いたエッチングストッパーを備え、
前記第2の孔を形成する工程において、前記アルカリ溶液を用いて前記エッチングストッパーまで前記窒化物半導体積層構造をウェットエッチングすることを特徴とする、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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