JP5885042B2 - 氷片の破砕装置 - Google Patents
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Description
その一例として、環境試験室内で人工雪により吹雪を模擬して、吹雪を車両に向かって吹き出し、エンジンルーム内への雪の混入による不具合問題、足回り部品の凍結等の着氷問題に対処することが行われている。
吹雪発生装置は、フレーク状の氷片を製造する製氷機と、製造されたフレーク状の氷片を所定粒径の氷粒に砕氷する砕氷機と、砕氷された所定粒径の氷粒により模擬された人工雪を風洞内に搬送する配管と、配管の先端に設置され、車両の前部に向かって吹き出す吹き出しノズルとを有する。
このような環境試験室によれば、吹雪発生装置を利用して、風洞内において、吹雪を車両に向かって吹き出すことにより、自然環境・気象条件を模擬した環境試験を行うことが可能である。
その一方で、車両を配置する風洞内において、車両と気流の吹き出し口との距離が短い(1ないし2メートル程度)という制約があり、この短い距離の間で自然状態の吹雪を模擬して、車両に吹き付ける必要がある。
しかしながら、従来の砕氷機には、一対の破砕ドラムのドラム軸がそれぞれ、ケーシングの対向する内表面によって回転可能に支持されることから、一対の破砕ドラムのドラム軸方向の端面とケーシングの内面との間に隙間が存在することに起因して、以下のような技術的問題が存する。
すなわち、砕氷機による破砕後の氷粒の粒径にばらつきが生じ、雪環境下の環境試験を行う場合に、環境試験の試験精度の低下を招き、あるいは効率的な試験の実施が困難となる点である。
より詳細には、破砕中、ケーシング内に投入された氷片は、一対の破砕ドラムの間において最狭部から上方に溜り、ドラム軸方向に移動して、破砕されずに一対の破砕ドラムの端面とケーシングの内表面との隙間から最狭部をバイパスしようとする。このため、砕氷機による破砕された所定粒径の氷粒に、破砕されない氷片が混入し、氷粒の粒径にばらつきが生じる。氷粒の粒径のばらつきは、人工雪の性質に影響を与えるため、環境試験の試験精度の低下を招き、このようなバイパスを防止するために、たとえばケーシング内に所定量の氷片をバッチ的に投入するとすれば、効率的な試験の実施が困難となる。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、破砕により生成される氷粒を利用して、雪環境下の環境試験を行う場合に、環境試験の試験精度の低下を防止しつつ効率的な試験の実施を可能とする氷片の破砕装置を提供することにある。
氷片を内部に投入する投入開口部を有するケーシングと、
該ケーシング内で、互いに平行に外周面を対向させて所定の間隔を隔てて配置され、上方から最狭部に向かう向きに回転可能である一対の破砕ドラムであって、該一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より上のスペースに、投入される氷片を受けることが可能なように配置された一対の破砕ドラムと、を有し、
該一対の破砕ドラムのドラム軸はそれぞれ、前記ケーシングの対向する内表面によって回転可能に支持され、
前記一対の破砕ドラムのドラム軸方向の各端部には、前記ケーシングの内表面と前記一対の破砕ドラムの対応する端面との間の隙間を塞ぐように、前記一対の破砕ドラムの間の前記最狭部まわりに配置されたバイパス防止板材が設けられ、
前記バイパス防止板材は、前記一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より下方に及ぶように、前記ケーシングの内表面と前記一対の破砕ドラムの対応する端面との間に挟み込まれるように配置され、
前記バイパス防止板材のドラム軸方向に直交する向きの長さは、前記ケーシングの下部に設けられる排出開口部のドラム軸方向に直交する向きの長さより、少なくとも長く設定され、
前記ケーシングの外部には、前記排出開口部に連通する、破砕した氷片を搬送するための搬送管が設けられる、構成としている。
破砕中、投入された氷片は、一対の破砕ドラムの間において最狭部から上方に溜るところ、一対の破砕ドラムのドラム軸はそれぞれ、ケーシングの対向する内表面によって回転可能に支持されることから、その一部が、ドラム軸方向に移動して、破砕されずに一対の破砕ドラムの端面とケーシングの内表面との隙間から最狭部をバイパスしようとするが、一対の破砕ドラムのドラム軸方向の各端部には、一対の破砕ドラムの端面それぞれとケーシングの対応する内表面との間の隙間を塞ぐように配置されたバイパス防止板材が設けられることから、このような氷片のバイパスを有効に防止し、以て、破砕されない氷片が混入することなしに氷粒径のばらつきの小さい人工雪を製造することが可能である。
前記バイパス防止板材は、前記隙間以上の板厚を有し、その側面部は、前記最狭部に向かって延びる逆三角形の形状を有し、
前記バイパス防止板材の上部に位置する底辺は、前記隙間の延び方向に沿う前記投入開口部の長さより長く設定されるのがよい。
さらに、前記バイパス防止板材は、前記一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より上で、前記ケーシングの対応する内表面に取り付けられるのでもよい。
さらにまた、前記バイパス防止板材の高さは、前記ケーシングの内部に投入される氷片の量と、前記一対の破砕ドラムの破砕処理量に応じて、決定されるのがよい。
加えて、前記バイパス防止板材の最上部のレベルは、前記一対の破砕ドラムの最上部のレベル以上に設定されるのがよい。
加えて、氷片は前記投入開口部より連続的に前記ケーシング内に投入され、前記氷片の破砕装置により所定粒径に破砕された氷粒は、人工雪を模擬した環境試験に利用されるのでもよい。
まず、雪環境試験システムについて説明すれば、図1に示すように、雪環境試験システム10は、氷粒からなる人工雪を利用し、人工雪をその背後からの気流に乗せて吹雪を模擬して、試験供試体である車両Vに向かって吹き付けるように構成され、そのために、吹雪供給システム12と、気流供給システム14とを有する。
特に、氷粒の粒径および水分含有率が主な影響因子である所定の雪質を具備する吹雪を必要量用いて、車両Vに向かって連続的に吹き付ける際、車両Vの高さ全体に拡散し、場合により車両Vの高さ方向に所望の吹雪濃度分布を実現できるようにするために、所定の温度および湿度管理のもとで、人工雪として利用する氷粒群を試験直前に製造して迅速に供給することが要求される。
送風機25によって送風された気流は、いったん気流全体としての風速(動圧)を低下させて中間胴部における圧力(静圧)を上昇させた後、縮流胴314を通過させることで、測定するのに必要十分な風量(風速)の気流を吹出し口316から測定室300に吹き出すことができるようにしている。
また、吹雪試験用の回流型風洞16の場合、試験後の雪を分離回収するために、車両Vの下流に、別途雪補修装置38を設けているが、いずれにせよ、雪の重力落下あるいは慣性効果により雪を分離させるのに、車両Vの下流に、敢えて気流を整流させない領域を設けている。
人工雪の分配装置34を湿雪装置32の上流側に設置するのは、人工雪の分配装置34を下流側に設置すると、湿雪化した雪が分配装置34に送られて、分配装置34内に付着して、詰まりを生じることがあり、それを防止するためである。
より詳細には、吹雪が拡散プレート74(後に説明)により拡散されて車両Vに向かって吹き付けられる際、圧送空気の圧送速度が高いと、吹き出しノズル36の部分の吹雪のみ吹雪の速度が高くなり、自然の吹雪から逸脱する一方、送風機25から吹き出される気流の速度を変えることにより、拡散される吹雪全体の速度を一様に変動させることが可能であり、特に静止車両Vにより、走行車両を模擬する場合に、送風機25から吹き出される気流の速度を変動させるのが有利である。
この点で、風洞16は、いわゆる空力風洞16でなく、簡易的な風洞16とすることから、吹き出しノズル36と車両Vの前部との距離は、約1メートルないし3メートルであるところ、この短い距離の間で、吹き出しノズル36より吹き出す吹雪が、車両Vの前部において高さ全体に亘って拡散するようにしている。
吹き出し口102は、車両Vの高さ全体に亘ってカバーするように高さ方向に間隔を隔てて、複数設けられ、各々の吹き出し口102から吹き出される雪の量を互いに独立に調整可能とし、車両Vの高さに応じて、吹雪の濃度分布を調整可能とした。
氷片の破砕装置26は、氷片を内部に投入する開口部102を有するケーシング104と、ケーシング104内に配置される一対の破砕ドラム106とを有する。
より詳細には、ロータリーフィーダー46は、複数枚の回転羽根(図示せず)を放射状に配設したロータがケーシング104内で回転する際、ホッパー等から落下する粉粒体を隣設する羽根間にためて回転し、下側の排出口から落とすようにしている。より具体的には、ロータにおいて、複数の回転羽根を、ケーシング104を介して支持されたロータリーシャフトを中心に放射状に配設し、隣設する回転羽根の間に粉粒体を詰めるためのロータポケットを形成しており、たとえば、駆動モータ(図示せず)によりロータリーシャフトを駆動するようしている。
このために、図4に示すように、一対の破砕ドラム106の水平投影上の外輪郭とケーシング104の内表面116との間には、必然的に隙間が形成され、氷片が一対の破砕ドラム106に供給される際、氷片には最狭部110を通らずにこの隙間を介してバイパスしようとするものがある。特に、一対の破砕ドラム106の間において、最狭部110の上方にスパイラル式振り分けローラー(図示せず)が設けられる場合には、それにより、一対の破砕ドラム106の間の最狭部110より上のスペースに受けられる氷片は、一対の破砕ドラム106のドラム軸線方向に振り分けられるようにしている。このため、最狭部110より上のスペースに溜まる氷片は、ドラム軸線方向に均されるものの、一対の破砕ドラム106それぞれのドラム軸線方向の端面118とケーシング104の内表面116との間からよりバイパスしやすくなる。
一対の破砕ドラム106は、一対の破砕ドラム106の間の最狭部110より上のスペースに、投入される氷片を受けることが可能なように配置される。最狭部110の間隔は、氷片を破砕して氷粒にするのに必要な粒径がどれぐらいであるかにより決定される。
突歯は、三角錐の底面が二等辺三角形をなし、長辺からなる二等辺がドラム円周方向に、短辺がドラムの円周方向と直角をなすように、ドラムの外周面上に形成されている。特に、短辺と三角錐の頂点が形成する三角形状の切削面は、回転方向に対して例えば6°程度後退させてドラムの外周面に形成されるのが好ましい。
より詳細には、搬送管170は、ケーシング104内において、一対の破砕ドラム106の最狭部110の下方に、ドラム軸方向に延びる向きに形成され(図3において、表裏方向)、ケーシング104のドラム軸を回転可能に支持する両側面にはそれぞれ、搬送管170を密封可能に貫通する開口172が設けられる。
図4に示すように、搬送管170は、一対の破砕ドラム106それぞれの最狭部110より下方レベルの外周面108がその内壁面の一部を形成するように設けられる。より具体的には、搬送管170は、一対の破砕ドラム106の最狭部110に向かって、最狭部110より下方レベルの外周面108を覆うように下方から設けられる細長プレート150により、形成される。
このように、一対の破砕ドラム106の外周面108を利用して、搬送管170を形成することにより、搬送管170を一対の破砕ドラム106の直下方に設けることが可能であり、それにより、ケーシング104内において、破砕された氷粒の及ぶ領域を制限することが可能であり、ケーシング104内での氷粒の付着のリスクを低減することができる。
両バイパス防止板材120は、その構造は同じであるので、一方について、以下説明する。
バイパス防止板材120は、開口部160を有し、開口部160が搬送管170に連通するように配置される。
まず、各系統において、製氷機22において製氷された氷片は、氷温安定化コンベア24により搬送されて、氷片の砕氷機26に送られる。
開口部102を通じてケーシング104内部に投入された氷片は、ロータリーフィーダー46により分量化して受け入れられて、一対の破砕ドラム106に送られ、一対の破砕ドラム106の間の最狭部110より上のスペースに受けられ、上方から最狭部110の向きに回転する一対の破砕ドラム106により、最狭部110に向かって送られ、最狭部110において、所定粒径に破砕される。
しかしながら、一対の破砕ドラム106のドラム軸方向の各端部には、ケーシング104の内表面116と一対の破砕ドラム106の端面118との間の隙間Cを塞ぐように配置されたバイパス防止板材120が設けられることから、このような氷片のバイパスを有効に防止し、以て、破砕されない氷片が混入することなしに氷粒径のばらつきの小さい人工雪を製造することが可能である。
なお、変形例として、図1に示すように、吹雪供給システム12を3系統設けずに、図8に示すように、単一系統として、それに応じて、氷片の砕氷機26を1機設けるのでもよい。
破砕中、投入された氷片は、一対の破砕ドラム106の間において最狭部110から上方に溜るところ、一対の破砕ドラム106のドラム軸はそれぞれ、ケーシング104の対向する内表面116によって回転可能に支持されることから、その一部が、ドラム軸方向に移動して、破砕されずに一対の破砕ドラム106の端面118とケーシング104の内表面116との隙間から最狭部110をバイパスしようとするが、一対の破砕ドラム106のドラム軸方向の各端部には、一対の破砕ドラム106の端面118それぞれとケーシング104の対応する内表面116との間の隙間を塞ぐように配置されたバイパス防止板材120が設けられることから、このような氷片のバイパスを有効に防止し、以て、破砕されない氷片が混入することなしに氷粒径のばらつきの小さい人工雪を製造することが可能である。
この場合、バイパス防止板材120の形状は、たとえば矩形状でもよく、その幅、すなわち、バイパス防止板材120のドラム軸方向に直交する向きの長さL3は、ケーシング104の下部に設けられる排出開口部174のドラム軸方向に直交する向きL4の長さより、少なくとも長く設定する必要がある。
本実施形態の特徴部分は、バイパス防止板材120の一対の破砕ドラム106に対する上下位置関係にあり、第1実施形態においては、バイパス防止板材120は、一対の破砕ドラム106の最狭部110の下方に位置したが、本実施形態においては、バイパス防止板材120は、一対の破砕ドラム106の最狭部110の上方に位置するものとしている。
より詳細には、バイパス防止板材120は、隙間C以上の板厚を有し、その側面部122は、最狭部110に向かって延びる逆三角形の形状を有する。
なお、バイパス防止板材120の下端部は、ほぼ水平にカットした形状に構成する場合もあるし、アールを付する場合もあり、必ずしも最狭部110の直前まで延ばす必要はない。
バイパス防止板材120の高さは、ケーシング104の内部に投入される氷片の量と、一対の破砕ドラム106の破砕処理量に応じて、決定されるが、図7に示すように、バイパス防止板材120の最上部のレベルは、一対の破砕ドラム106の最上部のレベル以上に設定されるのが好ましい。なお、バイパス防止板材120は、氷片のバイパスを防止できる限り、その材質に制約はなく、金属製、樹脂製でもよい。
たとえば、第1実施形態において、一対の破砕ドラム106は、ケーシング104の開口部102から投入される氷片をロータリーフィーダー46が受け入れるものとして説明したが、それに限定されることなく、パイパス防止部材120により氷片のバイパス防止が有効に作用する限り、一対の破砕ドラム106の下方にロータリーフィーダー46を配置してもよい。
また、たとえば、第2実施形態において、バイパス防止板材120を別体のものとして説明したが、それに限定されることなく、氷片のバイパスを有効に防止可能である限り、バイパス防止板材120は、一対の破砕ドラム106の間の最狭部110より上で、ケーシング104の対応する内表面116に対して、たとえば内表面116から一対の破砕ドラム106の対応する端面118に向かって突出する盛り上がり部として形成するのでもよい。
10 雪環境試験システム
12 吹雪供給システム
14 気流供給システム
16 風洞
18 低温室
20 製氷室
22 製氷機
24 氷温安定化コンベア
26 砕氷機
28 ブロアー
30 冷却器
32 湿雪装置
34 分配装置
36 吹き出しノズル
38 吹雪捕集装置
40 雪供給管
42 吸引口
44 空気ダクト
46 ロータリーフィーダー
102 開口部
104 ケーシング
106 一対の破砕ドラム
108 外周面
110 最狭部
112 送りドラム
116 内表面
118 端面
120 バイパス防止板材
122 側面部
121 等辺
124 底辺
150 細長プレート
160 開口
170 搬送管
172 開口
174 排出開口部
300 測定室
302 第1屈曲胴
304 第2屈曲胴
306 第3屈曲胴
308 第4屈曲胴
310 第2拡散胴
312 整流胴
314 縮流胴
316 吹き出し口
Claims (8)
- 氷片を内部に投入する投入開口部を有するケーシングと、
該ケーシング内で、互いに平行に外周面を対向させて所定の間隔を隔てて配置され、上方から最狭部に向かう向きに回転可能である一対の破砕ドラムであって、投入される氷片を該一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より上のスペースに受けることが可能なように配置された一対の破砕ドラムと、を有し、
該一対の破砕ドラムのドラム軸はそれぞれ、前記ケーシングの対向する内表面によって回転可能に支持され、
前記一対の破砕ドラムのドラム軸方向の各端部には、前記ケーシングの内表面と前記一対の破砕ドラムの対応する端面との間の隙間を塞ぐように、前記一対の破砕ドラムに亘って前記最狭部まわりに配置されたバイパス防止板材が設けられ、
前記バイパス防止板材は、前記一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より下方に及ぶように、前記ケーシングの内表面と前記一対の破砕ドラムの対応する端面との間に挟み込まれるように配置され、
前記一対の破砕ドラムにより破砕された氷片を排出する排出開口部が、排出開口部のドラム軸方向の中心線が前記最狭部の真下に位置するように、前記ケーシングの下部に設けられ、
前記バイパス防止板材のドラム軸方向に直交し、かつ水平方向の長さは、前記排出開口部のドラム軸方向に直交する向きの長さより、少なくとも長く設定され、
前記ケーシングの外部には、前記排出開口部に連通する、破砕した氷片を搬送するための搬送管が設けられる、
ことを特徴とする氷片の破砕装置。 - 前記バイパス防止板材は、前記一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より上に配置され、
前記バイパス防止板材は、前記隙間以上の板厚を有し、その側面部は、前記最狭部に向か
って延びる逆三角形の形状を有し、
前記バイパス防止板材の上部に位置する底辺は、前記隙間の延び方向に沿う前記投入開口
部の長さより長く設定される、請求項1に記載の氷片の破砕装置。 - 前記バイパス防止板材は、前記一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より上で、前記
ケーシングの対応する内表面に取り付けられる、請求項2に記載の氷片の破砕装置。 - 前記バイパス防止板材の高さは、前記ケーシングの内部に投入される氷片の量と、前記一
対の破砕ドラムの破砕処理量に応じて、決定される、請求項2に記載の氷片の破砕装置。 - 前記バイパス防止板材の最上部のレベルは、前記一対の破砕ドラムの最上部のレベル以上
に設定される、請求項4に記載の氷片の破砕装置。 - 前記バイパス防止板材は、前記ケーシングの内表面と前記一対の破砕ドラムの対応する端
面との間隔以上の厚みを有するポリウレタンエラストマー製であり、それにより、前記一
対の破砕ドラムの回転とともに、前記バイパス防止板材の厚みが前記間隔に適合するよう
にされる、請求項1に記載の氷片の破砕装置。 - 前記一対の破砕ドラムは、高速回転の破砕ドラムと、低速回転の送りドラムとを有する、
請求項1に記載の氷片の破砕装置。 - 氷片は前記投入開口部より連続的に前記ケーシング内に投入され、前記氷片の破砕装置に
より所定粒径に破砕された氷粒は、人工雪を模擬した環境試験に利用される、請求項1に
記載の氷片の破砕装置。
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