JP5776131B2 - 粉粒体の供給装置 - Google Patents
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Description
その一例として、環境試験室内で人工雪により吹雪を模擬して、吹雪を車両に向かって吹き出し、エンジンルーム内への雪の混入による不具合問題、足回り部品の凍結等の着氷問題に対処することが行われている。
吹雪発生装置は、フレーク状の氷を製造する製氷機と、製造されたフレーク状の氷を所定粒径の氷粒に砕氷する砕氷機と、砕氷された所定粒径の氷粒により模擬された人工雪を風洞内に搬送する圧送配管と、圧送配管の先端に設置され、車両の前部に向かって吹き出す吹き出しノズルとを有する。
このような環境試験室によれば、吹雪発生装置を利用して、風洞内において、吹雪を車両に向かって吹き出すことにより、自然環境・気象条件を模擬した環境試験を行うことが可能である。
その一方で、車両を配置する風洞内において、車両と気流の吹き出し口との距離が短い(1ないし2メートル程度)という制約があり、この短い距離の間で自然状態の吹雪を模擬して、車両に吹き付ける必要がある。
しかしながら、このような砕氷機には、以下のような技術的問題が存する。
第1に、破砕により粒化された氷が破砕機の内面に付着し、所望量の氷粒の搬送が困難となる点である。より詳細には、ケ−シング内において、一対の破砕ドラムを収納する上部ハウジング部と、ロータリーフィーダーを収納する下部ハウジング部との間には、中間ハウジングが設けられ、この中間ハウジングの内部が氷粒の搬送路を構成するところ、氷粒が搬送路の内面に付着し、場合により搬送路を閉塞し、ロータリーフィーダーにより氷粒を送るのが困難となることがある。
第2に、特に圧送において、粒化された氷を気流を利用して圧送する場合に、気流が搬送路内を逆流して吹き上がり、同様にケ−シング内での所望量の氷粒の搬送が困難となったり、気流による圧送が間欠的となり、氷粒の連続的な搬送が困難となる点である。より詳細には、圧送配管内の気流は、ケーシング内より通常高圧であることから、排出口を通じて上方に逆流し、それにより氷粒の吹き上がりが生じたり、あるいは排出口を通じての氷粒の圧送配管への供給が間欠的となり、吹き出しノズルからの連続的な吹雪の供給が困難となる。これにより、雪環境試験において、精確な試験データを得るのが困難となる。
このような分配量のばらつきに関する技術的課題は、環境試験に用いる人工雪を生成するために氷を破砕して粒化する際、多数の氷粒が搬送路の内面に付着する場合に限られず、配合飼料、食品製造、医薬品製造あるいは鉱業等の諸分野において、粉粒体の調合や配合が必要となる際、粒化あるいは粉化すべき材料を上方から下方に搬送しながら、その途中で破砕して粒化あるいは粉化する場合に広く一般的に起こり得る技術的問題である。
本発明の目的は、雪環境試験において吹雪を模擬する際、上方から投入される氷を破砕して氷粒として下方に送り、空気圧送して吹雪として吹き出す際、装置内部での氷粒の付着および吹き上がりを防止しつつ、氷粉の連続的な空気圧送を可能にする粉粒体の供給装置を提供する。
ロータリーシャフトが水平に配置され、上方から投入される粉粒化すべき材料を分量化して回転式に下方に供給するロータリーフィーダーと、
それぞれのドラム軸線が水平かつ互いに平行となるように、互いの外周面を対向させて所定の間隔を隔てて配置され、それぞれ上方から最狭部に向かう向きに回転可能である一対の破砕ドラムであって、該一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より上のスペースに、前記ロータリーフィーダーから供給される粉粒化すべき材料を受けることが可能なように、前記ロータリーフィーダーの下方に配置された一対の破砕ドラムと、
前記ロータリーフィーダーと前記一対の破砕ドラムとを内部に設けたケーシングとを有し、
該ケーシングは、前記ロータリーフィーダーの外周面との間に所定環状隙間を形成するように、前記ロータリーフィーダーを収納する上部ハウジング部と、前記一対の破砕ドラムそれぞれの前記最狭部と反対側の外周面との間に所定隙間を形成するように、前記一対の破砕ドラムを収納する下部ハウジング部とを有し、該上部ハウジング部の上部には、粉粒化すべき材料を投入する流入開口が設けられ、該下部ハウジング部の下部には、粉粒体を流出する流出開口が設けられ、
前記一対の破砕ドラムにより破砕された後の粉粒化された材料が、前記流出開口から前記ケーシング内に逆流しないように、前記ケーシング内において、前記ロータリフィーダーと前記一対の破砕ドラムとの間のスペースの圧力を前記下部ハウジング内の圧力より同圧以上とする、構成としている。
このとき、ロータリーフィーダーを収納するケーシングの上部ハウジング部とロータリーフィーダーの外周面との間には、所定環状隙間が形成され、一方一対の破砕ドラムを収納するケーシングの下部ハウジング部と、一対の破砕ドラムそれぞれの最狭部と反対側の外周面との間には、所定隙間が形成されており、ロータリーフィーダーおよび一対の破砕ドラムをケーシング内で回転可能にしつつ、ロータリーフィーダーおよび一対の破砕ドラムそれぞれの回転により、粉粒化すべき材料あるいは粉粒体が上方へ戻るのを抑制している。
それとともに、ケーシング内で一対の破砕ドラムをロータリーフィーダーの下方に配置し、ケーシング内において、ロータリフィーダーと一対の破砕ドラムとの間のスペースの圧力を下部ハウジング内の圧力より同圧以上とすることにより、ケーシング内で材料が粉粒化されているケーシング内の領域を一対の破砕ドラムから流出開口に至る部分に制限するとともに、圧送管内の気流が流出開口からケーシング内に逆流しないようにすることが可能となり、粉粒化すべき材料を上方から下方に向けて送り、破砕して粉粒化する際、たとえば、ケーシング内で一対の破砕ドラムとロータリーフィーダーとの間の流路が閉塞されて、搬送不能となったり、粉粒体の流出開口から上方への逆流、あるいは流路が閉塞されないとしても、所望量の粉粒体の搬送が困難となったりするのを未然に防止することが可能である。
さらにまた、前記圧送管の前記流出開口より上流側部位と前記スペースとを連通可能に接続する分岐管をさらに有し、前記分岐管には、昇圧ポンプが設けられ、それにより前記分岐管により前記スペース内に送られる気流を前記圧送管内を流れる気流より高圧とするのでもよい。
加えて、前記分岐管は、昇圧された気流が前記スペース内において下方に向くように、前記スペースに相当する前記ケーシングの部分に接続されるのでもよい。
さらに、粉粒化すべき材料は、前記流入開口から連続的に投入され、粉粒体は前記圧送管により連続的に圧送され、前記吹き出しノズルより吹雪が連続的に吹き出されるのでもよい。
さらにまた、前記一対の破砕ドラムは、高速回転の破砕ドラムと、低速回転の送りドラムとを有するのでもよい。
加えて、前記一対の破砕ドラムの間において、前記最狭部の上方にスパイラル式振り分けローラーがさらに設けられるのでもよい。
まず、雪環境試験システムについて説明すれば、図1に示すように、雪環境試験システム10は、氷粒からなる人工雪を利用し、人工雪をその背後からの気流に乗せて吹雪を模擬して、試験供試体である車両Vに向かって吹き付けるように構成され、そのために、吹雪供給システム12と、気流供給システム14とを有する。
特に、氷粒の粒径および水分含有率が主な影響因子である所定の雪質を具備する吹雪を必要量用いて、車両Vに向かって連続的に吹き付ける際、車両Vの高さ全体に拡散し、場合により車両Vの高さ方向に所望の吹雪濃度分布を実現できるようにするために、所定の温度および湿度管理のもとで、人工雪として利用する氷粒群を試験直前に製造して迅速に供給することが要求される。
送風機25によって送風された気流は、いったん気流全体としての風速(動圧)を低下させて中間胴部における圧力(静圧)を上昇させた後、縮流胴314を通過させることで、測定するのに必要十分な風量(風速)の気流を吹出し口316から測定室300に吹き出すことができるようにしている。
また、吹雪試験用の回流型風洞16の場合、試験後の雪を分離回収するために、車両Vの下流に、別途雪補修装置38を設けているが、いずれにせよ、雪の重力落下あるいは慣性効果により雪を分離させるのに、車両Vの下流に、敢えて気流を整流させない領域を設けている。
人工雪の分配装置34を湿雪装置32の上流側に設置するのは、人工雪の分配装置34を下流側に設置すると、湿雪化した雪が分配装置34に送られて、分配装置34内に付着して、詰まりを生じることがあり、それを防止するためである。
この点、吹雪は、ブロアー28による圧送空気により各吹き出しノズル36から吹き出される雪が、送風機25から吹き出される気流に乗って車両Vに向かって吹き付けられるところ、圧送空気の圧送速度は、雪供給管40内での雪の詰まりを生じない限り、なるべく低速であるのが好ましく、吹雪の速度は、送風機25から吹き出される気流により模擬するのが好ましい。
より詳細には、吹雪が拡散プレート74(後に説明)により拡散されて車両Vに向かって吹き付けられる際、圧送空気の圧送速度が高いと、吹き出しノズル36の部分の吹雪のみ吹雪の速度が高くなり、自然の吹雪から逸脱する一方、送風機25から吹き出される気流の速度を変えることにより、拡散される吹雪全体の速度を一様に変動させることが可能であり、特に静止車両Vにより、走行車両を模擬する場合に、送風機25から吹き出される気流の速度を変動させるのが有利である。
この点で、風洞16は、いわゆる空力風洞16でなく、簡易的な風洞16とすることから、吹き出しノズル36と車両Vの前部との距離は、約1メートルないし3メートルであるところ、この短い距離の間で、吹き出しノズル36より吹き出す吹雪が、車両Vの前部において高さ全体に亘って拡散するようにしている。
吹き出し口102は、車両Vの高さ全体に亘ってカバーするように高さ方向に間隔を隔てて、複数設けられ、各々の吹き出し口102から吹き出される雪の量を互いに独立に調整可能とし、車両Vの高さに応じて、吹雪の濃度分布を調整可能とした。
より詳細には、ロータリーフィーダー102は、複数枚の回転羽根110を放射状に配設したロータがケーシング106内で回転する際、ホッパー等から落下する粉粒体を隣設する羽根間にためて回転し、下側の流出開口113から落とすようにしている。より具体的には、ロータにおいて、複数の回転羽根110を、ケーシング106を介して支持されたロータリーシャフト108を中心に放射状に配設し、隣設する回転羽根110の間に粉粒体を詰めるためのロータポケット111を形成しており、たとえば、駆動モータ(図示せず)によりロータリーシャフト108を駆動するようしている。
さらに、一対の破砕ドラム104の間において、最狭部112の上方にスパイラル式振り分けローラー(図示せず)が設けられ、それにより、一対の破砕ドラム104の間の最狭部112より上のスペースに受けられる氷は、一対の破砕ドラム104のドラム軸線方向に振り分けられるようにしている。
突歯は、三角錐の底面が二等辺三角形をなし、長辺からなる二等辺がドラム円周方向に、短辺がドラムの円周方向と直角をなすように、ドラムの外周面上に形成されている。特に、短辺と三角錐の頂点が形成する三角形状の切削面は、回転方向に対して例えば6°程度後退させてドラムの外周面に形成されるのが好ましい。
これらの三角錐形状の突歯が、ドラムの外周面上で連設されて突歯列を形成し、一方の破砕ドラムにおいて、突歯列は、ドラムの回転軸線方向に互いに数mmの間隔を開けて複数列形成され、同様の構造をした送りドラムとで一対をなし、互いに反対方向に同期回転することでフレーク状氷を砕氷化し、人工雪を生成する。なお、人工雪の大きさ、すなわち砕氷して形成される氷粒の大きさは、両ドラム間のクリアランスαを調節することにより調整する。
上部ハウジング部116は、ロータリーフィーダー102の外周面との間に所定環状隙間122を形成するように、ロータリーフィーダー102を収納し、下部ハウジング部118は、一対の破砕ドラム104それぞれの最狭部112と反対側の外周面との間に所定隙間を形成するように、一対の破砕ドラム104を収納し、中間ハウジング部120は、上部ハウジング部116と下部ハウジング部118との間に、ロータリーフィーダー102より供給された粉粒化すべき材料を下方に案内するようにしている。
圧送管107は、流出開口113に連通するように、一対の破砕ドラム104の下方に配置され、圧送管107内において、粉粒体が気流により圧送されるようにしている。
粉粒化すべき材料は、氷であり、一対の破砕ドラム104により破砕されて氷粒状の人工雪とされ、圧送管107の下流側端部には、吹雪の吹き出しノズル36が設けられ、粉粒化すべき氷は、流入開口115から連続的に投入され、粉粒体である氷粒は圧送管107により連続的に圧送され、分配装置34により分配され、分配された氷粒は、湿雪装置32によって所定の水分含有率を有する湿雪とされ、吹き出しノズル36より吹雪が連続的に吹き出されるようにしている。
圧送管107内の気流が流出開口113からケーシング106内に逆流することにより、破砕後の氷粒が上方に逆流しないように、中間ハウジング部120内の圧力を下部ハウジング部118内の圧力より高圧とするようにしている。そのための構成としては、圧送管107の流出開口113より上流側部位と中間ハウジング部120とを連通可能に接続する分岐管122をさらに有し、分岐管122には、昇圧ポンプ124が設けられ、それにより分岐管122により中間ハウジング部120内に送られる気流を圧送管107内を流れる気流より高圧としている。
図2において、B方向に流れる気流P2は、高圧気体流入口131がある中間ハウジング部120からロータリーフィーダ102を通過して流入開口115より逆流しようとするが、気流中に砕氷機によって形成された人工雪を含まないので、逆流しても不具合を生じさせるものでない。このようなB方向の流れをなるべく生じさせず、主流をA方向の下方の流れとする場合には、昇圧された気流が中間ハウジング部120内において下方に向くように、分岐管122を中間ハウジング部120に対して接続すればよい。
なお、破砕後の氷粒の上方への逆流を防止する観点からは、中間ハウジング部120内の圧力を下部ハウジング部118内の圧力より同圧以上とすれば十分であり、必ずしも昇圧ポンプ124を設ける必要はない。
まず、各系統において、製氷機122によって製氷された氷は、氷温安定化コンベア24により供給装置26の流入開口115まで搬送される。
次いで、流入開口115から投入された粉粒化すべき材料である氷は、まずロータリーフィーダー102により分量化して回転式に下方に供給され、中間ハウジング部120を介して、ロータリーフィーダー102の下方に配置された一対の破砕ドラム104の間の最狭部112より上のスペースに、受けられ、一対の破砕ドラム104の最狭部112を通過する際、破砕されて粉粒化されて氷粒となるとともに、下方に送られ、流出開口113より流出するようにしている。
このとき、ロータリーフィーダー102を収納するケーシング106の上部ハウジング部116とロータリーフィーダー102の外周面との間には、所定環状隙間122が形成され、一方一対の破砕ドラム104を収納するケーシング106の下部ハウジング部118と、一対の破砕ドラム104それぞれの最狭部112と反対側の外周面との間には、所定隙間が形成されており、ロータリーフィーダー102および一対の破砕ドラム104をケーシング106内で回転可能にしつつ、ロータリーフィーダー102および一対の破砕ドラム104それぞれの回転により、粉粒化すべき材料あるいは粉粒体が上方へ戻るのを抑制している。
以上のように、各系統において、製氷機122によって製氷された氷が砕氷機26によって砕氷され、所定粒径の氷粒となり、雪供給管40により気流により圧送され、分配装置34により分配された後、湿雪装置32によって所定の水分含有率を有する湿雪とされ、さらに雪供給管40により、試験体である車両Vに向けて気流により圧送される。
より具体的には、各系統において、それぞれの分岐管58の先端の吹き出しノズル36から分配された湿雪が吹き出され、吹き出しノズル36の背後からの送風に乗せて車両に向かって吹雪として吹き付けられる。
このように、雪環境試験において吹雪を模擬する際、上方から投入される氷を破砕して氷粒として下方に送り、空気圧送して吹雪として吹き出す際、供給装置内部での氷粒の付着および吹き上がりを防止しつつ、氷粉の連続的な空気圧送が可能となる。
なお、変形例として、図1に示すように、吹雪供給システム12を3系統設けずに、図3に示すように、単一系統として、それに応じて、粉粒体の供給装置100を1機設けるのでもよい。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは変更が可能である。
たとえば、本実施形態において、上部ハウジング部と下部ハウジング部との間に、ロータリーフィーダーより供給された粉粒化すべき材料を一対の破砕ドラムの間の最狭部より上のスペースに向けて下方に案内する中間ハウジング部を有するものとして説明したが、それに限定されることなく、ケーシング内で、ロータリーフィーダーを上方、一対の破砕ドラムを下方に配置するとともに、ロータリーフィーダーと一対の破砕ドラムとの間のスペース内の圧力が下部ハウジング内の圧力より同圧以上として、ケーシング内で破砕あるいは粉粒化した領域を制限するとともに、下部ハウジングの流出開口から逆流を防止することが可能である限り、このような中間ハウジング部を省略してもよい。
たとえば、本実施形態において、粉体の供給装置により破砕した氷粒を搬送空気を利用して圧送する場合として説明したが、それに限定されることなく、上方から投入される粉粒化すべき材料を破砕して粉粒体として下方に送る際、ケーシング内で、ロータリーフィーダーを上方、一対の破砕ドラムを下方に配置することにより、搬送空気を利用して圧送せずに、そのまま重力落下により搬送してもよい。
たとえば、本実施形態において、粉粒化すべき材料として氷を対象として、氷を破砕して氷粒として圧送し、環境試験システムにおいて吹雪を模擬するのに利用する場合として説明したが、それに限定されることなく、材料を粉粒化する際、粉粒体の供給によりハウジング内の目詰まりを生じ得る限り、どのような材料でもよい。
10 雪環境試験システム
12 吹雪供給システム
14 気流供給システム
16 風洞
18 低温室
20 製氷室
22 製氷機
24 氷温安定化コンベア
26 砕氷機
28 ブロアー
30 冷却器
32 湿雪装置
34 分配装置
36 吹き出しノズル
38 吹雪捕集装置
40 雪供給管
42 吸引口
44 空気ダクト
100 粉粒体の供給装置
102 ロータリーフィーダー
104 一対の破砕ドラム
106 ケーシング
107 圧送管
108 ロータリーシャフト
112 最狭部
113 流出開口
115 流入開口
116 上部ハウジング部
118 下部ハウジング部
120 中間ハウジング部
122 環状隙間
131 高圧気体流入口
300 測定室
302 第1屈曲胴
304 第2屈曲胴
306 第3屈曲胴
308 第4屈曲胴
310 第2拡散胴
312 整流胴
314 縮流胴
316 吹き出し口
Claims (7)
- ロータリーシャフトが水平に配置され、上方から投入される粉粒化すべき材料を分量化し
て回転式に下方に供給するロータリーフィーダーと、
それぞれのドラム軸線が水平かつ互いに平行となるように、互いの外周面を対向させて所
定の間隔を隔てて配置され、それぞれ上方から最狭部に向かう向きに回転可能である一対
の破砕ドラムであって、該一対の破砕ドラムの間の前記最狭部より上のスペースに、前記
ロータリーフィーダーから供給される粉粒化すべき材料を受けることが可能なように、前
記ロータリーフィーダーの下方に配置された一対の破砕ドラムと、
前記ロータリーフィーダーと前記一対の破砕ドラムとを内部に設けたケーシングとを有し
、
該ケーシングは、前記ロータリーフィーダーの外周面との間に所定環状隙間を形成するよ
うに、前記ロータリーフィーダーを収納する上部ハウジング部と、前記一対の破砕ドラム
それぞれの前記最狭部と反対側の外周面との間に所定隙間を形成するように、前記一対の
破砕ドラムを収納する下部ハウジング部とを有し、該上部ハウジング部の上部には、粉粒
化すべき材料を投入する流入開口が設けられ、該下部ハウジング部の下部には、粉粒体を
流出する流出開口が設けられ、
前記一対の破砕ドラムにより破砕された後の粉粒化された材料が、前記流出開口から前記
ケーシング内に逆流しないように、前記ケーシング内において、前記ロータリフィーダー
と前記一対の破砕ドラムとの間のスペースの圧力を前記下部ハウジング内の圧力より同圧
以上とし、
さらに、前記流出開口に連通するように、前記一対の破砕ドラムの下方に配置される圧送
管が設けられ、該圧送管内において、粉粒体が気流により圧送されるようにし、
粉粒化すべき材料は、前記流入開口から連続的に投入され、粉粒体は前記圧送管により連
続的に圧送される、
ことを特徴とする粉粒体の供給装置。 - 前記圧送管の前記流出開口より上流側部位と前記スペースとを連通可能に接続する
分岐管をさらに有し、前記分岐管には、昇圧ポンプが設けられ、それにより前記分岐管に
より前記スペース内に送られる気流を前記圧送管内を流れる気流より高圧とする、請求項
1に記載の粉粒体の供給装置。 - 前記分岐管は、昇圧された気流が前記スペース内において下方に向くように、前記スペー
スに相当する前記ケーシングの部分に接続される、請求項2に記載の粉粒体の供給装置。 - 粉粒化すべき材料は、氷であり、前記一対の破砕ドラムにより破砕されて氷粒状の人工雪
とされ、該圧送管の下流側端部には、吹雪の吹き出しノズルが設けられる、請求項2また
は3に記載の粉粒体の供給装置。 - 前記一対の破砕ドラムは、高速回転の破砕ドラムと、低速回転の送りドラムとを有する請
求項1に記載の粉粒体の供給装置。 - さらに、前記一対の破砕ドラムの間において、前記最狭部の上方にスパイラル式振り分け
ローラーが設けられる、請求項1に記載の粉粒体の供給装置。 - 前記上部ハウジングは、水平方向に延びる円筒状であり、前記下部ハウジングは、それぞ
れ水平方向に延びる円筒が、互いの中心間距離をそれぞれの半径の和よりも小さい状態で
連結されることにより構成される、請求項1に記載の粉粒体の供給装置。
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