JP5679363B2 - 粉粒体の分配装置 - Google Patents
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Description
その一例として、環境試験室内で人工雪により吹雪を模擬して、吹雪を車両に向かって吹き出し、エンジンルーム内への雪の混入による不具合問題、足回り部品の凍結等の着氷問題に対処することが行われている。
吹雪発生装置は、フレーク状の氷片を製造する製氷機と、製造されたフレーク状の氷片を所定粒径の氷粒に砕氷する砕氷機と、砕氷された所定粒径の氷粒により模擬された人工雪を風洞内に搬送する雪送管と、雪送管の先端に設置され、車両の前部に向かって吹き出す吹き出しノズルとを有する。
このような環境試験室によれば、吹雪発生装置を利用して、風洞内において、吹雪を車両に向かって吹き出すことにより、自然環境・気象条件を模擬した環境試験を行うことが可能である。
その一方で、車両を配置する風洞内において、車両と気流の吹き出し口との距離が短い(1ないし2メートル程度)という制約があり、この短い距離の間で自然状態の吹雪を模擬して、車両に吹き付ける必要がある。
より詳細には、吹き出しノズルから吹き出される氷粒は気流により車両に向かって搬送されるところ、静止車両に対して気流の速度を変えることにより、種々の速度で走行中の車両に対して吹雪が吹き出される状況を模擬している。この場合、気流の速度を変えることにより吹雪の濃度が自ずと変わってしまうのでは、適正な試験とならないので、吹雪の濃度を一定に維持する必要がある。
このため、製氷機により製氷され、砕氷機により砕氷された氷粒を雪送管により圧送する際、雪送管から、それぞれ先端部に吹き出しノズルを備えた複数の分岐管に氷粒を分配する必要があるところ、従来の氷粒の分配技術には、以下のような技術的問題が存する。
より詳細には、雪送管の断面上において、氷粒はその重さゆえに、断面の下方ほど濃度が高くなる傾向にあるから、雪送管の流出口に対して複数の分岐管を接続する際、それぞれの分岐管を流出口の一部区画と固定的に接続させるとすれば、流出口の一部区画のレベルに応じて、分岐管ごとに氷粒の分配量のばらつきが生じてしまう。この場合、雪送管の断面上における濃度分布の偏りは、圧送に利用する気流の速度を高めるほど低減することが可能であるが、気流の速度は、雪環境試験における重要なパラメータであり、試験条件に応じて制約なく設定可能なようにしておく必要がある。
この点、特許文献1には、粉粒体を内筒から分岐路に下方に向かって分配する粉粒体分配装置が開示され、分配装置内部の分岐路には、粉粒体の排出方向を切り替えるように回転可能な状態で位置決め固定されるローターが設けられ、いずれか一方の分岐路あるいは両方の分岐路に同時に分配することが可能とされている。
しかしながら、このようなローター式の粉粒体分配装置では、第1に、2つの分岐路に対してしか分配することができず、3つ以上の分岐路に対して分配することができない、第2に、両方の分岐路に同時に分配する際、ローターを一方向に回転するのでなく、回転を正逆に切り替えて回転させるものの、切り替えの始まりから終了までの間に、分配量が変動することが避けられない。
このような分配量のばらつきに関する技術的課題は、雪環境試験に用いる吹雪を分配する場合に限られず、配合飼料、食品製造、医薬品製造あるいは鉱業等の諸分野において、粉粒体の調合や配合が必要となる際、管内で粉粒体を気流を利用して圧送しながら、その途中で粉粒体を分配する場合に広く一般的に起こり得る技術的問題である。
管内で気流により粉粒体を圧送する本管と、それぞれの上流側端面が、該本管の下流側端面と平行に配置される複数の分岐管との間に配置される粉粒体の分配装置であって、
前記粉粒体の分配装置は、上流側端面および下流側端面それぞれが前記本管の下流側端面および該複数の分岐管それぞれの上流側端面と平行に配置された回転体と、該回転体をその軸線方向を中心に所定回転速度で回転させる回転駆動部とを有し、
該回転体はその内部に、該回転体を軸線方向に貫通する圧送流路を有し、
該圧送流路は、前記上流側端面に、前記本管の下流側端面に設けられる流出開口に近接対向して非接触式に配置される取り入れ口を備え、前記下流側端面に、前記複数の分岐管それぞれの上流側端面に設けられる流入開口に近接対向して非接触式に配置される排出口とを備え、
前記排出口は、前記回転体の回転による前記排出口の通過軌跡上に前記複数の分岐管それぞれの流入開口が位置するように設けられる、構成としている。
より具体的には、圧送される粉粒体は気流とともに本管の流出開口から流出し、回転駆動部により回転体の軸線方向を中心に所定回転速度で回転する回転体の内部の圧送流路に取り入れ口から流入し、排出口から流出して、排出口と近接対向して配置される複数の分岐管それぞれの流入開口から複数の分岐管それぞれに分配される。
この場合、排出口は、回転体の回転による排出口の通過軌跡上に複数の分岐管それぞれの流入開口が位置するように設けられることから、回転中の回転体の圧送流路の排出口と位置合わせされる複数の分岐管それぞれの流入開口が順次切り替えられることにより、気流により圧送される粉粒体を本管から複数の分岐管に分配する際、分岐管ごとの粉粒体の分配量の偏りを低減することが可能である。
さらに、前記圧送流路は、前記回転体の内部に、複数設けられ、それぞれの圧送流路は、前記回転体の軸線方向に平行に設けられるのがよい。
さらにまた、前記圧送流路は、前記回転体の内部に、単一に設けられ、前記取り入れ口は、前記回転体の軸線を中心とし、前記排出口は、前記回転体の軸線方向から偏心配置されるのがよい。
さらに、粉粒体は、自然雪であり、該複数の分岐管それぞれの下流側の端部には、吹雪の吹き出しノズルが設けられるのでもよい。
さらにまた、粉粒体は、所定湿度および所定温度の冷風を利用して生成される人工結晶雪であり、該複数の分岐管それぞれの下流側の端部には、吹雪の吹き出しノズルが設けられるのでもよい。
さらに、前記複数の分岐管それぞれの上流側端部には、張出環状フランジが設けられ、該張出環状フランジは、前記回転体のまわりに前記本管に向かって突出するリング部を有し、該リング部の内周面と前記回転体の外周面との間に、ベアリングおよびオイルシールが設けられ、前記本管の下流側端部には、張出環状フランジが設けられ、該張出環状フランジは、前記回転体のまわりに前記複数の分岐管に向かって突出するリング部を有し、該リング部の内周面と前記回転体の外周面との間に、ベアリングおよびオイルシールが設けられるのがよい。
まず、雪環境試験システムについて説明すれば、図1に示すように、雪環境試験システム10は、氷粒からなる人工雪を利用し、人工雪をその背後からの気流に乗せて吹雪を模擬して、試験供試体である車両Vに向かって吹き付けるように構成され、そのために、吹雪供給システム12と、気流供給システム14とを有する。
特に、氷粒の粒径および水分含有率が主な影響因子である所定の雪質を具備する吹雪を必要量用いて、車両Vに向かって連続的に吹き付ける際、車両Vの高さ全体に拡散し、場合により車両Vの高さ方向に所望の吹雪濃度分布を実現できるようにするために、所定の温度および湿度管理のもとで、人工雪として利用する氷粒群を試験直前に製造して迅速に供給することが要求される。
送風機25によって送風された気流は、いったん気流全体としての風速(動圧)を低下させて中間胴部における圧力(静圧)を上昇させた後、縮流胴314を通過させることで、測定するのに必要十分な風量(風速)の気流を吹出し口316から測定室300に吹き出すことができるようにしている。
また、吹雪試験用の回流型風洞16の場合、試験後の雪を分離回収するために、車両Vの下流に、別途雪補修装置38を設けているが、いずれにせよ、雪の重力落下あるいは慣性効果により雪を分離させるのに、車両Vの下流に、敢えて気流を整流させない領域を設けている。
人工雪の分配装置34を湿雪装置32の上流側に設置するのは、人工雪の分配装置34を下流側に設置すると、湿雪化した雪が分配装置34に送られて、分配装置34内に付着して、詰まりを生じることがあり、それを防止するためである。
この点、吹雪は、ブロアー28による圧送空気により各吹き出しノズル36から吹き出される雪が、送風機25から吹き出される気流に乗って車両Vに向かって吹き付けられるところ、圧送空気の圧送速度は、雪供給管40内での雪の詰まりを生じない限り、なるべく低速であるのが好ましく、吹雪の速度は、送風機25から吹き出される気流により模擬するのが好ましい。
より詳細には、吹雪が拡散プレート74(後に説明)により拡散されて車両Vに向かって吹き付けられる際、圧送空気の圧送速度が高いと、吹き出しノズル36の部分の吹雪のみ吹雪の速度が高くなり、自然の吹雪から逸脱する一方、送風機25から吹き出される気流の速度を変えることにより、拡散される吹雪全体の速度を一様に変動させることが可能であり、特に静止車両Vにより、走行車両を模擬する場合に、送風機25から吹き出される気流の速度を変動させるのが有利である。
この点で、風洞16は、いわゆる空力風洞16でなく、簡易的な風洞16とすることから、吹き出しノズル36と車両Vの前部との距離は、約1メートルないし3メートルであるところ、この短い距離の間で、吹き出しノズル36より吹き出す吹雪が、車両Vの前部において高さ全体に亘って拡散するようにしている。
吹き出し口102は、車両Vの高さ全体に亘ってカバーするように高さ方向に間隔を隔てて、複数設けられ、各々の吹き出し口102から吹き出される雪の量を互いに独立に調整可能とし、車両Vの高さに応じて、吹雪の濃度分布を調整可能とした。
図3および図4に示すように、回転体110は、円柱状であり、その内部に回転体110を軸線方向に貫通する圧送流路114を有する。
図2、図5および図6に示すように、圧送流路114は、上流側端面に、雪供給管40の下流側端面106に設けられる流出開口116に近接対向して非接触式に配置される取り入れ口118を備え、下流側端面に、複数の分岐管58それぞれの上流側端面104に設けられる流入開口120に近接対向して非接触式に配置される排出口122を備える。取り入れ口118および排出口122は、円形開口でよい。
図7および図8に示すように、排出口122は、回転体110の回転による排出口122の通過軌跡上に複数の分岐管58それぞれの流入開口120が位置するように設けられる。
雪供給管40の内径よりも各分岐管58の内径を小さく設定し、回転体110内の圧送流路114が雪供給管40側の取り入れ口118から分岐管58側の排出口122に向かって先細に形成されている。しかしながら、雪供給管40内を流れる気流速度、雪供給管40内を気流により圧送される人工雪の量、あるいは分岐管58の配設数によっては、各分岐管58の内径を雪供給管40の内径とほぼ同じあるいは大きくする場合もあり、この場合には、回転体内の圧送流路114は、取り入れ口118と排出口122の間を同一径あるいは取り入れ口118から排出口122に向かって先太に形成する。
また、複数の分岐管58の流入開口120は、取り入れ口118および排出口122とは異なり、圧送される人工雪が分岐管内で詰まりを生じない観点から、非円形開口の必要があり、図8に示すように、扇形形状(それぞれ中心角度120°)、あるいは、図9に示すように、回転体110の回転による排出口122の通過軌跡上に位置する限度で、小判状の開口として、回転中の排出口122との連通時間を確保してもよい。分岐管内での詰まりを防止することにより、人工雪の分配に伴う脈動の発生も防止することが可能である。
回転体110の回転速度は、人工雪を圧送する気流の気流速度に応じて設定される。より具体的には、気流速度が高いほど人工雪が圧送流路114を通過する時間が短いことから、回転体110の回転により複数の分岐管58に人工雪を分配するためには、回転速度を高める必要があり、また排出口122が分岐管58から隣り合う分岐管58に移動する時間を短縮し、1つの分岐管58において間欠的な人工雪の分配を連続化するためにも回転速度を高める必要がある。
回転体110の上流側端面104および下流側端面106それぞれは、円形であり、雪供給管40の下流側端面106および複数の分岐管58それぞれの流入開口120を包摂する領域と同じ大きさを有し、圧送流路114は、直線状流路である。
圧送流路114により圧送される人工雪が、圧送流路114の内周面128に付着しないように、圧送流路114の内周面128は、樹脂製であり、圧送流路114内で人工雪を圧送する気流速度は、人工雪の内周面128への付着力を上回る剥離力が生じるような速度に設定する。
変形例として、図11に示すように、リング部126Aに大気開放穴135を設けてもよい。これにより、ベアリング132Aが片圧となって、ベアリング内に水が浸入するのを防止することが可能であり、この場合には、外側のオイルシール134Aを省略することが可能である。なお、リング部126Bについても、同様である。
より具体的には、まず、製氷機122によって製氷された氷片が砕氷機26によって砕氷され、所定粒径の氷粒となり、雪供給管40により気流により試験体である車両Vに向けて気流により圧送される。
より具体的には、3系統それぞれにおいて、雪供給管40から車両の幅方向に所定間隔を隔てて、全体で車両の幅全体をカバーするように配置された複数の分岐管58それぞれに分配される。
この場合、排出口122は、回転体110の回転による排出口122の通過軌跡上に複数の分岐管58それぞれの流入開口120が位置するように設けられることから、回転中の回転体110の圧送流路114の排出口122と位置合わせされる複数の分岐管58それぞれの流入開口120が順次切り替えられることにより、気流により圧送される雪を雪供給管40から複数の分岐管58に分配する際、分岐管58ごとの雪の分配量の偏りを低減することが可能である。
この場合、各吹き出しノズル36から吹き出される吹雪の量にばらつきが少なく、また各吹き出しノズル36からの吹き出しが間欠的でなく、試験実施に支障のない範囲で連続的にすることが可能であることから、自然の吹雪の再現に近づけた適正な雪環境試験を実施することが可能である。
さらなる変形例として、図12に示すように、試験条件によっては、雪供給管40に対して単一の分配装置34を設け、分配装置34に対して3つの分岐管58を設け、それぞれの分岐管58の先端に吹き出しノズル36を車両Vの幅の中央部に、車両Vの高さ方向に所定間隔を隔てて設けてもよい。
試験条件
(1) 分配対象:氷粒、粒径 0.1〜1mm
(2) 回転数:1200rpm
(3) 雪供給管:径60mm
(4) 分岐管:6本、径32mm
(5) 気流速度:15〜20m/s
(6) 回転体110の全長:25cm
試験結果を図13に示す。実線は1回目、点線は2回目の結果を示す。いずれも場合も、6本の分岐管58において、分配量が−5%ないし+5%のばらつきの範囲に収まっていることが確認されており、本発明の粉粒体の分配装置34による粉粒体の均一な分配が達成可能なことを確認した。
たとえば、本実施形態において、分配対象である粉粒体として人工雪の場合として、人工雪を雪供給管40から複数の分岐管58に圧送形式で分配して、複数の分岐管58それぞれの先端に設けられた吹き出しノズル36から吹雪を模擬する場合を説明したが、それに限定されることなく、圧送形式の粉粒体を一様に分配する必要性がある限り、どのような粉体あるいは粒体にも有効である。
たとえば、本実施形態において、分配すべき粉粒体として、氷片を破砕することにより形成される人工湿雪であるものとして説明したが、それに限定されることなく、自然雪であったり、あるいは所定湿度および所定温度の冷風を利用して生成される人工結晶雪であってもよく、これらは湿雪でなくてもよい。
X 回転軸線
10 雪環境試験システム
12 吹雪供給システム
14 気流供給システム
16 風洞
18 低温室
20 製氷室
22 製氷機
24 氷温安定化コンベア
26 砕氷機
28 ブロアー
30 冷却器
32 湿雪装置
34 分配装置
36 吹き出しノズル
38 吹雪捕集装置
40 雪供給管
42 吸引口
44 空気ダクト
46 ロータリーフィーダー
48 破砕ドラム
104 上流側端面
105 上流側端面
106 下流側端面
107 下流側端面
110 回転体
114 圧送流路
116 流出開口
118 取り入れ口
120 流入開口
122 排出口
128 内周面
132 ベアリング
134 オイルシール
135 大気開放穴
300 測定室
302 第1屈曲胴
304 第2屈曲胴
306 第3屈曲胴
308 第4屈曲胴
310 第2拡散胴
312 整流胴
314 縮流胴
316 吹き出し口
Claims (10)
- 管内で気流により粉粒体を圧送する本管と、それぞれの上流側端面が、該本管の下流側端面と平行に配置される複数の分岐管との間に配置される粉粒体の分配装置であって、
前記粉粒体の分配装置は、上流側端面および下流側端面それぞれが前記本管の下流側端面および該複数の分岐管それぞれの上流側端面と平行に配置された回転体と、該回転体をそ
の軸線方向を中心に所定回転速度で回転させる回転駆動部とを有し、
該回転体はその内部に、該回転体を軸線方向に貫通する圧送流路を有し、
圧送流路は、前記上流側端面に、前記本管の下流側端面に設けられる流出開口に近接対向して非接触式に配置される取り入れ口を備え、前記下流側端面に、前記複数の分岐管それぞれの上流側端面に設けられる流入開口に近接対向して非接触式に配置される排出口とを備え、該圧送流路は、該取り入れ口から該排出口に向かって先細に構成され、
前記排出口は、前記回転体の回転による前記排出口の通過軌跡上に前記複数の分岐管それぞれの流入開口が位置するように設けられる、ことを特徴とする粉粒体の分配装置。 - 前記回転体の前記上流側端面および前記下流側端面それぞれは、円形であり、前
記本管の前記下流側端面および前記複数の分岐管それぞれの流入開口を包摂する領域と同
じ大きさを有し、前記圧送流路は、直線状流路である、請求項1に記載の粉粒体の分配装
置。 - 前記圧送流路は、前記回転体の内部に、複数設けられ、それぞれの圧送流路は、前記回転
体の軸線方向に平行に設けられる、請求項2に記載の粉粒体の分配装置。 - 前記圧送流路は、前記回転体の内部に、単一に設けられ、前記取り入れ口は、前記回転体
の軸線を中心とし、前記排出口は、前記回転体の軸線方向から偏心配置される、請求項2
に記載の粉粒体の分配装置。 - 粉粒体は、氷片を破砕することにより形成される人工雪であり、該複数の分岐管それぞれ
の下流側の端部には、吹雪の吹き出しノズルが設けられる、請求項1ないし請求項4のい
ずれか1項に記載の粉粒体の分配装置。 - 粉粒体は、自然雪であり、該複数の分岐管それぞれの下流側の端部には、吹雪の吹き出し
ノズルが設けられる、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の粉粒体の分配装置
。 - 粉粒体は、所定湿度および所定温度の冷風を利用して生成される人工結晶雪であり、該複
数の分岐管それぞれの下流側の端部には、吹雪の吹き出しノズルが設けられる、請求項1
ないし請求項4のいずれか1項に記載の粉粒体の分配装置。 - 前記回転体の回転速度は、粉粒体を圧送する気流の気流速度に応じて設定される
、請求項1に記載の粉粒体の分配装置。 - 前記複数の分岐管それぞれの上流側端部には、張出環状フランジが設けられ、該張出環状
フランジは、前記回転体のまわりに前記本管に向かって突出するリング部を有し、該リン
グ部の内周面と前記回転体の外周面との間に、ベアリングおよびオイルシールが設けられ
、前記本管の下流側端部には、張出環状フランジが設けられ、該張出環状フランジは、前
記回転体のまわりに前記複数の分岐管に向かって突出するリング部を有し、該リング部の
内周面と前記回転体の外周面との間に、ベアリングおよびオイルシールが設けられる、請
求項1に記載の粉粒体の分配装置。 - 前記圧送流路により圧送される人工雪あるいは自然雪が、前記圧送流路の内周面に付着し
ないように、前記圧送流路の内周面は、樹脂製であり、前記圧送流路内で粉粒体を圧送す
る気流速度は、人工雪あるいは自然雪の前記内周面への付着力を上回る剥離力が生じるよ
うな速度に設定する、請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の粉粒体の分配装置
。
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