JP5880027B2 - 樹脂片の選別方法 - Google Patents

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Description

この発明は、主として破砕されたリサイクル樹脂原料を静電気により種類ごとに選別する静電選別装置に関するものである。
再資源化のために破砕された樹脂片を樹脂原料として再利用するためには、樹脂片を材質別に選別し回収することが求められる。このため、樹脂片を帯電させ、その材質による帯電状態の相違を利用して、それら帯電された樹脂片に電界をかけることにより選別する静電選別法が広く用いられている。
例えば、廃家電類より得られた樹脂混合原料(主としてPP(ポリプロピレン。以下PPと記載する場合もある)樹脂、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン。以下ABSと記載する場合もある)樹脂、PS(ポリスチレン。以下PSと記載する場合もある)樹脂よりなる)を選別回収する方法として、まず、比重選別法で比重の軽いPP樹脂を選別回収し、残るABS樹脂、PS樹脂(残渣のPP樹脂を含む)よりなる樹脂混合原料から静電選別法でABS樹脂、PS樹脂を回収する。あるいは、上記3成分系(ABS,PS,PP)から主たる2成分(ABS,PS)を静電選別法で取り出す場合、例えば静電選別処理を2段階に組合せ、一段目でABS樹脂を選別回収し、二段目でPSとPPの混合物からPS樹脂を回収する。この静電選別法は、特に、比重が近接し比重選別法だけでは分離回収が難しい破砕された樹脂片の混合物の選別処理に適している。
樹脂のリサイクルにおいて、選別精度の向上および樹脂回収量の増大は、マテリアルリサイクルの目的および事業面において極めて重要である。これらを実現するために、従来の樹脂選別装置の樹脂片帯電検出方法として、種類別に色分けされた樹脂片を、攪拌帯電させる帯電容器に監視窓を形成し、監視窓に張り付いた樹脂片をCCDカメラにより撮像し、画像処理部によりCCDカメラの画像データから監視窓に張り付いた樹脂片の種類を識別し、帯電判定部により画像処理部のデータから監視窓に張り付いた一種類の樹脂片が監視窓の面積の所定割合以上を占めた時に樹脂の帯電量が飽和状態近くになったと判断することにより、樹脂片を十分に帯電させ、選別対象物の種類や条件が変化しても、帯電不足による誤選別をなくし、精度良く確実に選別するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、別の樹脂選別装置では、合成樹脂を含む選別材料の帯電を促進する材料を内張りした輸送装置と帯電装置を用い、輸送中にも選別材料を帯電させながら輸送することで、帯電量が向上し、精度が高く、選別時間の短い樹脂選別装置を実現している(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−355578号公報(3頁19行〜4頁100行、図1、図2、図3) 特開平7−328482号公報(6頁26〜37行、8頁16〜28行)
しかしながら、上記従来の樹脂選別装置において、樹脂片を選別部に搬送する搬送部には、主として金属または樹脂が使用されている。搬送部に金属を用いた場合は、電気的な接地が明確になされていない場合でも、金属自体の電気的な抵抗値が低いことから、帯電させた樹脂片の電荷が金属部へ流出し帯電量が低下するといった問題があった。
また、搬送部に樹脂を用いた場合は、樹脂自体の電気的な抵抗値が大きいことから、樹脂と樹脂片が摩擦接触することにより樹脂が電荷を帯び、樹脂片や異物を静電的に吸着するため搬送の阻害を引き起こしていた。このような現象が生じた場合、樹脂片の帯電量が低下するため、選別効率が低下する問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、樹脂片の電荷流出を抑制または搬送する際に樹脂片と接触する部品の帯電を抑制することにより、樹脂片の選別効率の高い静電選別装置を提供することを目的としている。
この発明に係る樹脂片の選別方法は、樹脂片を帯電する帯電工程と、帯電工程で帯電した樹脂片を搬送する搬送工程と、搬送工程で搬送された樹脂片を静電界により選別する選別工程とを有し、搬送工程は、樹脂片に接する部分となる絶縁層と該絶縁層に重なり合う導電層とを備え、樹脂片を帯電した状態で搬送する振動フィーダを用いて樹脂片を搬送するとともに、搬送中に導電層を介して、樹脂片との摩擦により絶縁層に蓄積した電荷をアースに逃がすものである。
この発明に係る樹脂片の選別方法は、静電選別装置搬送部に絶縁部及び該絶縁部に対応する導電部を形成することで、樹脂片の電荷の流出および樹脂片や異物の吸着を防止することができ、選別効率の高い樹脂片の選別を行うことができる。
この発明の実施の形態1にかかる静電選別装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1にかかる静電選別装置の動作原理を示す図である。 この発明の実施の形態1にかかる静電選別装置の動作原理を示す図である。 この発明の実施の形態1にかかる搬送装置を示す断面図である。
実施の形態1.
次に、図面を用いて、この発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本発明の実施の形態1における静電選別装置1を示す概略図である。図において、帯電装置2は選別対象となる樹脂片3a,3bをそれぞれ異なる電荷に帯電させる。供給装置4は帯電装置2に樹脂片3a,3bを供給する。搬送量を計測する計測装置6が設けられた振動フィーダ等の搬送装置5は搬送部を形成し、導電部である導電層5aと導電部に対応する絶縁部である絶縁層5bの2層構造を有し、帯電部である帯電装置2により帯電された樹脂片3a,3bを搬送し、選別部である分離用静電界を形成する正電極7aと接地電極7bからなる一対の選別電極7間を通過するように落下させる。
なお、導電部と絶縁部は層状構造として説明しているが、例えば、絶縁部を層状構造とし、導電部を線状構造または網目状構造としても良い。また、ここでいう導電部と絶縁部との対応関係とは、導電部と絶縁部が層状構造の場合は、直接重なり合う構造であっても、間に他層を挟む構造であってもよい。また、全体が重なり合う構造であっても、その一部が重なり合う構造であっても構わない。
制御装置9は、計測装置6から搬送量情報により、電源8から正電極7aに印加する電圧、供給装置4から供給される樹脂片量、及び、帯電装置2の帯電時間等を制御して、搬送装置5で搬送される樹脂片3a,3bの量を調整する。樹脂片3a,3bは一対の選別電極7間を通過する間に力を受け、それぞれの回収容器10a,10bに回収される。一方、樹脂片3aであるか樹脂片3bであるかが明らかでないものは、回収容器10cに回収される。
次に、この発明の実施の形態における静電選別装置の動作原理について、図を用いて具体的に説明する。ここでは、例えば、樹脂片3aがポリスチレン樹脂(以下、PS樹脂とも記載する)、樹脂片3bがアクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂(以下、ABS樹脂とも記載する)である場合について説明する。樹脂の摩擦帯電列に従って、ABS樹脂はプラス(+)に帯電され、PS樹脂はマイナス(−)に帯電される。
供給装置4から帯電装置2に投入された樹脂片3a,3bは、傾斜された帯電装置2内で回転攪拌され、摩擦により樹脂片3bはプラス(+)に帯電され、樹脂片3aはマイナス(−)に帯電される。帯電された樹脂片3a,3bは、帯電装置2から排出され振動フィーダにより構成される搬送装置5上に均等に広げられながら正電極7aと接地電極7bから構成される選別電極7間に投入される。
図2は、この発明の実施の形態1における静電選別装置の選別原理を示した図である。図に示すように、正電極7aと接地電極7bの間に形成される分離用静電界を通過する間にプラス(+)に帯電した樹脂片3bは、接地電極7b側に引かれながら落下していき、回収容器10bに回収される。一方、マイナス(−)に帯電した樹脂片3aは、正電極7a側に引かれながら落下して、回収容器10aに回収される。
また、図3に、この発明の実施の形態1における静電選別装置において、十分に帯電されなかった樹脂片3a,3b、または、帯電されない樹脂片である無帯電片3cが回収される原理について示す。これらの微帯電片もしくは無帯電片は、落下時に選別に必要なクーロン力を受けられず、そのまま落下して回収容器10aと回収容器10bの間に置かれた回収容器10cで回収される。無帯電片3cとしては、ゴム樹脂等があげられる。なお、ここでは、樹脂片の回収に独立の容器を用いているが、一つの容器内を壁等で仕切ったものを用いてもよく。また、特に回収する必要がないものは、容器等を用いなくてもそのまま廃却するような構成をとっても構わない。
静電選別装置1で選別される樹脂片は、通常廃却家電から回収されたものを加工して得られる。例えば、樹脂片の径を8mm以下に粉砕し、2mmのふるいをかけた樹脂混合物で、ABS樹脂の含有量が約35%、PS樹脂の含有量が約55%、残留ポリプロピレン樹脂(以下、PP樹脂とも記載する)の含有量が約10%であるものを選別回収する場合、帯電装置2で10分以上撹拌すると樹脂片同士の摩擦によりABS樹脂はプラス(+)に帯電し、PS樹脂と残留PP樹脂はマイナス(−)に帯電する。
帯電装置2から排出された樹脂片を振動輸送式による搬送装置5により分離用静電界に搬送し、200kV/m以上の静電界を発生させた選別電極7間を通過させると、樹脂片3bであるABS樹脂がプラス(+)帯電物の回収容器10bに回収され、樹脂片3aであるPS樹脂と残留PP樹脂がマイナス(−)帯電物の回収容器10aに回収される。
静電選別装置1を構成している帯電装置2および振動フィーダ等の搬送装置5は、導電部である導電体から構成される層と絶縁部である絶縁体から構成される層の少なくとも二層の構造を有する。もちろん、導電層と絶縁層が繰り返すような多層構造であっても、導電層と絶縁層とのサンドイッチ構造であってもよく、また、これらの組み合わせからなる構造であっても構わない。ただし、樹脂片と接する部分は絶縁部(絶縁層)で構成される必要がある。
従来の静電選別装置を構成している帯電装置および振動フィーダ等の搬送装置は、樹脂片と接触する部分に、主として金属材料、例えばステンレスまたはアルミニウム、もしくは、樹脂材料、例えばABS樹脂またはPP樹脂が用いられていた。
そのため、帯電装置および搬送装置が金属材料で製造されている場合は、帯電した樹脂片の電荷が金属材料へ流出し、樹脂片の帯電量が低下するといった問題があった。一方、樹脂材料で製造されている場合は、樹脂片との連続的な摩擦により帯電装置および搬送装置の表面が帯電し、樹脂片や異物が付着し、樹脂片の搬送不良や帯電を阻害するといった問題が発生していた。
図4は、この発明の実施の形態1にかかる搬送装置の一部を示した断面図である。図を用いてこの発明の実施の形態1の搬送装置の効果について説明する。この発明の実施の形態1にかかる搬送装置は、樹脂片と接触する部分に絶縁性材料からなる絶縁層を用い、絶縁層と重なる部分に導電性材料からなる導電層を有する二層構造をもつ。ここでは、簡単のために搬送装置が二層構造を有する場合について説明するが、搬送装置同様に帯電装置が二層構造を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
このように樹脂片と接触する部分を絶縁層5bで構成することで、帯電された樹脂片の電荷流出を防止することができる。さらに絶縁層5bと重なる部分を有するように導電層5aがあるため、絶縁層5bに樹脂片との摩擦などによりわずかに蓄積する電荷が導電層5aを介してアースに逃げることができるため、絶縁層5bの帯電を防止することが可能である。その結果、絶縁層5bの帯電によって生じる樹脂片や異物の吸着を防止でき、吸着した樹脂片や異物による搬送不具合や帯電の阻害を防止できる。この絶縁層としては、例えば、酸化シリコン、酸化アルミニウム、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)、PS、PP、ABS、ポリカーボネート、または、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などを用い、導電層としては、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、または、真鍮などの銅合金などを用いれば良い。
また、絶縁層5bが樹脂片と接触すればよいため、長期的な設備の可動に耐えうるステンレス製の振動フィーダ等の搬送装置5に、樹脂フィルムを接着剤もしくは両面テープなどを用いて貼り付けたり、アルミニウム板や鉄板に溶射法を用いてセラミック層をコートしたものを機械的に取り付けて振動フィーダ等の搬送装置5を構成しても構わない。さらに、一面にアルマイト処理を施したアルミニウム板を用いてもよい。
さらに、導電層5aを接地することにより、絶縁層5bから流入した電荷がアースへ放出されるため、絶縁層5bの帯電抑制効果を永続的なものとすることが可能となる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、静電選別装置の帯電装置もしくは搬送装置に用いる一般的な構成について述べたが、通常の静電選別装置の時間当たりの樹脂処理量は、おおよそ100kgから600kgである。この量の樹脂片を搬送する場合、振動フィーダ等の搬送装置5のサイズにもよるが、搬送方向に対して幅が2mの絶縁性である搬送装置5を使用すると、搬送装置5に蓄積する電荷が飽和する飽和時間は約30時間である。そのため、飽和時間より十分短い時間で、蓄積する電荷を放出させれば、絶縁材への電荷蓄積を防止できる。
上記実施の形態1で示した絶縁層5bと導電層5aからなる材料を用いた場合は、絶縁層5bの電気抵抗値と誘電率から流出する時間が決定される。そこで、電気抵抗値をR(Ω)、静電容量をC(C)とし、電荷が流出する時間を示す時定数をτとすると、τ=(R×C)0.5となる。一般的な静電選別装置を本発明の実施の形態1に係る静電選別装置に置き換えた場合、τが20時間以下であれば、本発明の効果が顕著に得られる。
実施の形態3.
上記実施の形態1で示した導電層5aの構成は、一般的には先に述べた導電性材料の板形状のものを、曲げ加工や切欠加工により作製される。その上に、絶縁層5bを接着加工や両面テープにより貼り付け加工されるのが簡便である。または、アルマイト処理を施したアルミ板の場合は、曲げ加工や切欠加工などのみで実現できる。さらに、軽量化が望まれる場合は、樹脂製の構造体に導電性材料で作製された金属箔を貼り付けて、その上に絶縁層5bを固定する場合もある。
ここで、絶縁層5bと導電層5aが十分な剛性を持ち、ボルト固定やばね材料などによる押さえ固定のみでも電荷を流出できる密着性を実現できる場合は、接着加工や貼り付け加工を省略することが出来る。
導電層を用いない搬送機にて選別対象となる樹脂を搬送する場合、絶縁層がプラス帯電(+)したとすると、マイナス帯電(−)する樹脂はプラス帯電した絶縁層に貼り付き、搬送が困難となる。また、長時間プラス帯電した絶縁層とマイナス帯電した樹脂が密着することで、電荷の移動が発生し、樹脂の帯電量が失われ、樹脂の選別効率が低下する問題が発生する。これらの現象は、τを短くする構成を選択することで、確認できない程度まで、影響を小さくすることが可能である。
例えば、選別樹脂にABS樹脂とPS樹脂を使用し、絶縁層に酸化アルミニウム、導電層にアルミニウムを用いた場合、酸化アルミニウムとプラスに帯電したABS樹脂が接触した場合、ABS樹脂はさらにプラス側の帯電を得ることができ、酸化アルミニウムはマイナスの帯電となる。一方、酸化アルミニウムとマイナスに帯電したPS樹脂が接触した場合、PS樹脂はさらにマイナス側の帯電を得ることができる。ここで、帯電した酸化アルミニウムは電荷が飽和してくると、それぞれの樹脂に逆の電荷移動を誘発し、帯電量を低下させる懸念があるが、導電層を併設することで、酸化アルミニウムの帯電量を減少させることが可能となり、永続的な帯電量増加効果を得ることが可能となる。
さらに、絶縁層5bがABS樹脂と摩擦接触した場合にプラス(+)帯電し、絶縁層5bがPS樹脂と摩擦接触した場合にマイナス(−)帯電するような材料で構成されれば、ABS樹脂およびPS樹脂をより効果的に選別することができる。
ここで、プラス帯電(+)する樹脂としては、ABS樹脂があり、マイナス(−)帯電する樹脂としては、PS樹脂がある。そのため、絶縁層5bには酸化アルミニウム、ABS樹脂、または、PS樹脂などを使用するとよい。
以上記載したように本発明の実施の形態における静電選別装置では、樹脂片の帯電低下を抑制することが可能であり、樹脂片の回収量を著しく向上することができる。
また、上記実施の形態では、搬送装置を振動フィーダとして説明したが、ベルトコンベア方式による搬送装置であってもよい。
また、上記実施の形態では、樹脂としてABS樹脂とPS樹脂とを選別する場合について述べたが他の樹脂であってもよく、さらに、ゴム等帯電が可能な材質のものにも適用が可能である。
1 静電選別装置、2 帯電装置、3a 樹脂片、3b 樹脂片、3c 無帯電片、4 供給装置、5 搬送装置、6 計測装置、7 選別電極、7a 正電極、7b 接地電極、8 電源、9 制御装置、10a 回収容器、10b 回収容器、10c 回収容器

Claims (3)

  1. 樹脂片を帯電する帯電工程と、
    前記帯電工程で帯電した樹脂片を搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程で搬送された樹脂片を静電界により選別する選別工程とを有し、
    前記搬送工程は、
    樹脂片に接する部分となる絶縁層と該絶縁層に重なり合う導電層とを備え、樹脂片を帯電した状態で搬送する振動フィーダを用いて樹脂片を搬送するとともに、
    搬送中に前記導電層を介して、樹脂片との摩擦により前記絶縁層に蓄積した電荷をアースに逃がすことを特徴とする樹脂片の選別方法
  2. 前記搬送部はアルミニウム板にアルマイト処理を施したものであることを特徴とする請求項1に記載の樹脂片の選別方法
  3. 前記電荷が前記絶縁層から流出する時間を示す時定数が20時間以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂片の選別方法
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