JP6153405B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式などを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体としての感光体や中間転写体にトナーで形成された画像(トナー像)が、転写部において転写手段によって記録用紙などの記録材に転写される。転写手段としては、コロナ帯電器や、像担持体に圧接されるローラ状の転写部材などが用いられる。
像担持体上のトナー像を記録材上に正確に転写して高画質を得るためには、転写部への記録材の突入が良好に行われることが重要であり、一般にその突入位置などの管理が行われている。そのために、記録材の搬送方向において転写部の上流側に、搬送手段によって搬送される記録材を転写部の良好な位置にガイドするためのガイド手段が設けられる。ガイド手段は、一般に、ガイド部材として記録材の一方の面側と他方の面側に配置された一対の搬送ガイドを有する。
また、転写部に対して所望の抵抗値、位置、角度などを保って記録材を突入させることが可能なように、上記搬送ガイドに対して薄いシート状のガイド部材であるガイドシートを設け、転写部の近傍まで記録材をガイドすることが行われている(特許文献1)。ガイドシートは、例えば、記録材の画像が転写される面側の搬送ガイドに対して、記録材の搬送方向における下流側に張り出すようにして固定される。
ガイドシートは、記録材が搬送される際に記録材によって摺擦されることで帯電しやすい。ガイドシートが帯電すると、放電により像担持体上のトナー像が飛び散って画像が乱れるなどして画像不良が発生することがある。そのため、導電性を付与したガイドシート(導電性シート部材)が用いられることがある。
特開2010−85491号公報
ガイドシートの導電性を確保するために、導電性両面テープを用いて搬送ガイド(第1のガイド部材)にガイドシート(第2のガイド部材)を固定し、ガイドシートを搬送ガイドを通じて電気的に接地(グランドに接続)することがある。
しかしながら、一般的に導電性両面テープは、非導電性両面テープよりも接着力が低いことが知られており、ガイドシートの一部に接着力不足による浮き、剥がれなどが発生することがある。そして、これに起因して、例えば上述のような画像不良の発生を招くことがある。
したがって、本発明の目的は、第1のガイド部材とこれに固定される第2のガイド部材との電気的な導通を確保しつつ、その固定部の浮き、剥がれなどの発生を抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に対して記録材を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される記録材をガイドするガイド手段と、を有する画像形成装置において、前記ガイド手段は、第1のガイド部材と、前記第1のガイド部材に固定された第2のガイド部材と、を有し、前記第2のガイド部材は、前記第1のガイド部材に、非導電性両面テープと導電性両面テープとによって固定されていることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、第1のガイド部材とこれに固定される第2のガイド部材との電気的な導通を確保しつつ、その固定部の浮き、剥がれなどの発生を抑制することができる。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の一実施例における二次転写部の周辺部の断面図である。 本発明の一実施例における搬送ガイド及びガイドシートの模式的な平面図及び側面図である。 本発明の他の実施例における搬送ガイド及びガイドシートの模式的な平面図及び側面図である。 ガイドシートにかかる力を説明するための模式的な側面図である。 本発明の更に他の実施例における二次転写部の周辺部の断面図である。 本発明の更に他の実施例における搬送ガイド及びガイドシートの模式的な平面図及び側面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像の形成が可能な、中間転写方式を採用したタンデム型のレーザービームプリンターである。
画像形成装置100は、装置本体Eに対して着脱自在な4個のプロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kを有する。これら4個のプロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kは、実質的に同一の構成を有するが、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーによる画像を形成する点で相違する。
以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表す図中符号の末尾のY、M、C、Kは省略して、当該要素について総括的に説明する。
プロセスカートリッジ7は、第1の像担持体としてのドラム型(円筒形)の電子写真感光体である感光ドラム1を有する。また、プロセスカートリッジ7は、感光ドラム1の周囲に、次の各手段を有する。まず、帯電手段としてのローラ状の帯電部材である帯電ローラ2を有する。次に、現像手段としての現像装置4を有する。次に、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置8を有する。現像装置4は、現像ローラ40、現像剤塗布ローラ41などを有している。また、ドラムクリーニング装置8は、クリーニングブレード、廃トナー容器などを有している。
また、装置本体Eにおいて、プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kの上方には、露光手段としてのスキャナユニット3が配置されている。スキャナユニット3は、画像信号に基づく露光を、各プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kの各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対して行う。
さらに、各プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kには、各現像装置4Y、4M、4C、4Kにトナーを補給するトナーユニット5Y、5M、5C、5Kが連結されている。トナーユニット5は、プロセスカートリッジ7及び装置本体Eに対して着脱可能とされている。
感光ドラム1は、帯電ローラ2によって所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に略一様に帯電された後、スキャナユニット3によって走査露光される。これにより、感光ドラム1に静電潜像(静電像)が形成される。この静電潜像は、現像装置4によって反転現像されて、トナー像が形成される。すなわち、略一様に帯電された後に露光されて電位の絶対値が低下した感光ドラム1の露光部(画像部)に、感光ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)のトナーが付着させられて、トナー像が形成される。
例えば、フルカラー画像の形成時には、上述の帯電、露光、現像の各工程が各プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kにおいて行われて、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kにそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。
各プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7Kの各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向するように、中間転写ユニット6が配置されている。中間転写ベルトユニット6は、第2の像担持体としての、無端状のベルトで構成された中間転写体である中間転写ベルト61を有する。中間転写ベルト61は、張架ローラとしての駆動ローラ62、二次転写対向ローラ63、テンションローラ64に張架されており、テンションローラ64が図中矢印B方向(中間転写ベルト61の内側から外側に向かう方向)に張力をかけている。また、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向して、中間転写ベルト61の内周面側に、一次転写手段としてのローラ状の転写部材である一次転写ローラ65Y、65M、65C、65Kが配置されている。一次転写ローラ65は、中間転写ベルト61を介して感光ドラム1に向けて押圧されており、中間転写ベルト61と感光ドラム1との接触部に一次転写部(一次転写ニップ)N1を形成している。一次転写ローラ65には、バイアス印加手段(図示せず)により一次転写バイアスが印加される。また、二次転写対向ローラ63に対向して、中間転写ベルト61の外周面側に、二次転写手段としてのローラ状の転写部材である二次転写ローラ16が配置されている。二次転写ローラ16は、中間転写ベルト61を介して二次転写対向ローラ63に向けて押圧されており、中間転写ベルト61と二次転写ローラ16との接触部に二次転写部(二次転写ニップ)N2を形成している。二次転写ローラ16には、バイアス印加手段(図示せず)により二次転写バイアスが印加される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、感光ドラム1が図中矢印D方向に回転することで、一次転写部N1に搬送される。そして、一次転写部N1において、一次転写ローラ65に現像時のトナーとは逆極性(本実施例では正極性)の一次転写バイアスが印加されることにより、感光ドラム1上のトナー像は図中矢印A方向に回転する中間転写ベルト61上に転写(一次転写)される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kからトナー像が順次に中間転写ベルト61に転写されて、4色のトナー像が重なった状態で二次転写部N2まで搬送される。
給搬送装置13は、記録材Pを収納する記録材カセット11内から記録材Pを送り出す供給ローラ9と、送り出された記録材Pを搬送する搬送ローラ10と、を有する。そして、給搬送装置13から搬送された記録材Pは、レジストローラ対17によってトナー像と同期がとられて搬送された後、ガイド手段としての転写前ガイド部15によって案内されながら二次転写部N2に搬送される。
そして、二次転写部N2において、二次転写ローラ16に現像時のトナーとは逆極性(本実施例では正極性)のバイアスが印加されることにより、二次転写部N2に搬送されてきた記録材Pに、中間転写ベルト61上のトナー像が転写(二次転写)される。
トナー像が転写された記録材Pは、定着手段としての定着装置14に搬送され、定着ローラ141と加圧ローラ142とによって加熱、加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像が定着された記録材Pは、排出ローラ対20によって排出トレー21に排出される。
一方、一次転写工程後に感光ドラム1の表面に残ったトナーは、ドラムクリーニング装置8においてクリーニングブレードによって感光ドラム1上から除去され、廃トナー容器に回収される。また、二次転写工程後に中間転写ベルト61の表面に残ったトナーは、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置22によって中間転写ベルト61上から除去される。そして、中間転写ベルト61上から除去されたトナーは廃トナー搬送路23を通過して、廃トナー回収容器24へと回収される。
本実施例では、各プロセスカートリッジ7Y、7M、7C、7K、スキャナユニット3、中間転写ユニット6、二次転写ローラ16などによって、記録材Pに画像を形成する画像形成手段が構成される。また、給搬送装置13、レジストローラ対17などによって、画像形成手段に対して記録材Pを搬送する搬送手段が構成される。
2.転写前ガイド部
次に、転写前ガイド部10について説明する。図2は、本実施例における2次転写部N2の周辺部を拡大して示す断面図である。
本実施例では、搬送手段によって搬送される記録材Pを二次転写部N2へとガイドするガイド手段としての転写前ガイド部15は、ガイド部材としての表側搬送ガイド150と、裏側搬送ガイド155と、を有する。レジストローラ対17によって二次転写部N2へと搬送される記録材Pは、表側搬送ガイド150と裏側搬送ガイド155との間を通過する。表側搬送ガイド150は、そこを通過した直後に二次転写部N2においてトナー像が転写される側の記録材Pの面側に配置され、裏側搬送ガイド155は、その反対側の記録材Pの面側に配置されている。以下、特に詳しく説明する表側搬送ガイドを、単に「搬送ガイド」ともいう。
そして、本実施例では、搬送ガイド150には、シート状のガイド部材(シート部材)であるガイドシート151が固定されている。ガイドシート151は、詳しくは後述するようにして、記録材Pの搬送方向Pthにおいて搬送ガイド150から下流側に張り出すように搬送ガイド150に固定されている。
記録材Pは、2次転写部N2に突入する際に中間転写ベルト61の表面に対してより衝撃が少なくスムーズに侵入させるために、薄いシート状の部材で形成されたガイドシート151により、中間転写ベルト61の表面の直前まで案内される。このときガイドシート151は、繰り返し搬送される記録材Pにより摺擦され、帯電する場合がある。そして、ガイドシート151が帯電することにより、二次転写部N2で転写されている画像が飛び散るなどといった画像不良を発生させてしまう場合がある。このガイドシート151の帯電による影響を低減するために、ガイドシート151に導電性を付与し、搬送ガイド150を通じて図示しないエンジングラウンドへ電気的に接続して、ガイドシート151を電気的に接地する場合がある。本実施例では、後述して詳しく説明するようにして、ガイドシート151は、搬送ガイド150を介して電気的に接地される。
なお、搬送ガイド150は、本実施例では導電性材料としての金属で構成されている。ただし、搬送ガイド150は金属で構成されることに限定されるものではなく、導電性の合成樹脂で構成されていてもよい。また、搬送ガイド150は、その全体が導電性であることに限定されるものではなく、詳しくは後述するようにして導電性両面テープで固定されるガイドシート151を電気的に接地できるように構成されていればよい。
また、ガイドシート151としては、合成樹脂製のフィルムの表層に導電層を任意の成膜方法(スパッタリング加工など)により形成したものや、合成樹脂製のフィルム自体が導電性を有するもの(導電性シート部材)を好適に用いることができる。例えば、ポリエステルフィルムの表面に酸化インジウム錫(ITO)等をスパッタリング加工して表層に導電性を付与したフィルム、導電性の超高分子量ポリエチレンフィルムなどが挙げられる(特許文献1)。また、ガイドシート151は、SUS(ステンレススチール)などの金属製であってもよい。一般に、ガイドシート151の厚さ100〜150μm程度が好適である。
3.ガイドシートの固定方法
次に、本実施例における搬送ガイド(第1のガイド部材)150へのガイドシート(第2のガイド部材)151の固定方法について詳細に説明する。図3は、本実施例における搬送ガイド150及びガイドシート151を転写前ガイド部15を通過する記録材Pの平面と略直交する方向に見た模式的な平面図、及び該平面図中の矢印F、G方向に見た模式的な側面図である。
なお、記録材Pの搬送方向を単に「搬送方向」ともいい、該搬送方向と交差(典型的には略直交)する方向を単に「記録材の幅方向」ともいう。また、記録材Pの幅方向において記録材Pの通過する領域を「通紙領域」、通過しない領域を「非通紙領域」ともいう。
本実施例では、図3に示すように、転写前ガイド部15を通過する記録材Pの平面と略直交する方向に見た場合、転写搬送ガイド150及びガイドシート151は記録材Pの幅方向に長い略矩形形状とされている。ガイドシート151は、搬送ガイド150の記録材Pが通過する側の面の、搬送方向Pthにおける下流の端部側に固定されている。上述のように、ガイドシート151は、搬送ガイド150の搬送方向Pthにおける下流側の端部よりも下流側に一部が張り出している。
そして、本実施例では、ガイドシート151は、搬送ガイド150に、非導電性両面テープ152と、導電性両面テープ153と、によって貼り付けられて固定されている。より詳細には、本実施例では、非導電性両面テープ152と導電性両面テープ153とは、搬送方向Pthにおいて少なくとも一部が重なるように、記録材Pの幅方向における異なる位置で、それぞれガイドシート151を搬送ガイド150に固定する。特に、本実施例では、非導電性両面テープ152と導電性両面テープ153とは、搬送方向Pthにおいて略全部が重なるように、記録材Pの幅方向に略一直線に配置される。
このとき、導電性両面テープ153は、画像形成装置100で使用可能な記録材Pのうち幅方向の長さが最大のものの同方向の長さ(最大通紙幅)Pmaxより外側の位置のみで、ガイドシート151を搬送ガイド150に貼り付けて固定する。本実施例では、導電性両面テープ153は、記録材Pの幅方向においてガイドシート151の一方の端部近傍に配置される。なお、記録材Pの幅方向においてガイドシート151の両端部側に導電性両面テープ153を配置してもよい。
一方、非導電性両面テープ152は、少なくとも最大通紙幅Pmaxの内側で、ガイドシート151を搬送ガイド150に貼り付けて固定する。なお、非導電性両面テープ152は、最大通紙幅Pmaxの内側の位置のみに配置される必要はなく、記録材Pの幅方向のいずれかの端部側で最大通紙幅Pmaxより外側まで延在していてよい。本実施例では、非導電性両面テープ152は、記録材Pの幅方向の両端部側で最大通紙幅Pmaxの外側まで延在する。
このように、本実施例では、非導電性両面テープ153は、記録材Pの幅方向において少なくとも当該画像形成装置100で用いられる記録材Pのうち幅方向の長さが最大の記録材Pが通過する領域の内側で、ガイドシート151を搬送ガイド150に固定する。一方、導電性両面テープ153は、記録材Pの幅方向において、当該画像形成装置100で用いられる記録材Pのうち幅方向の長さが最大の記録材Pが通過する領域の外側で、ガイドシート151を搬送ガイド150に固定する。なお、本実施例では、非導電性両面テープ152、導電性両面テープ153は、それぞれ一体的に連続したものであるが、所望に応じて非導電性両面テープ152、導電性両面テープ153の一方又は両方が複数に分割されていてもよい。
ガイドシート151は、導電性両面テープ153によって、搬送ガイド150と電気的に接続されている。一方、非導電性両面テープ152は、非導電性で、かつ、導電性両面テープ153より接着力(粘着力、粘着強度)が高い。これにより、ガイドシート151と搬送ガイド150との電気的な導通を確保しつつ、通紙領域内では非導電性両面テープ152によって接着力を高く維持することが可能である。そのため、記録材Pとの摺擦、突入ショック、紙粉などの発生があっても、画像形成装置100の寿命を通じて、ガイドシート151の搬送ガイド150からの浮きや剥がれが発生することを抑制することができる。
通紙領域内では、記録材Pがガイドシート151を繰り返し摺擦するので、通紙領域内において相対的に接着力の高い(強い)非導電性両面テープ152を用いて特にガイドシート151を搬送ガイド150に強固に固定することは重要である。一方、非通紙領域では、通紙領域と比較して固定部にかかる負荷は小さいので、相対的に接着力の低い(弱い)導電性両面テープ153を用いても実用上十分にガイドシート151を搬送ガイド150に固定することができる。
なお、本実施例では、搬送ガイド150のガイドシート151が貼り付けられる面は平坦とされているが、これに限定されるものではない。両面テープによる貼り付けが可能であれば、任意の形状の面であってよい。
ここで、導電性両面テープ(導電性両面粘着テープ)153は、一般に、金属箔、導電布など導電性基材の両面に、金属粉などの導電性フィラー(導電性粒子)を混ぜた導電粘着剤を塗布して構成されている。導電性基材としての例えば金属箔としては、銅箔、アルミニウム箔、ステンレス箔、ニッケル箔などが用いられる。導電性フィラーとしては、銅、銀、ニッケルなどの金属粉末、カーボン粉末などが用いられる。導電性両面テープ153は、例えばガイドシート151を搬送ガイド150を介して電気的に接地するために、ガイドシート151と搬送ガイド150との電気的な導通を確保するのに十分に電気抵抗が低ければよい。当該用途に好適な導電性両面テープが市場にて入手可能である。
一方、非導電性両面テープ(非導電性両面粘着テープ)152は、所謂、通常の両面テープであり、基材や粘着剤が導電性を有していない。非導電性両面テープ152としては、導電性両面テープ153よりも接着力が高いものを市場にて入手可能である。なお、両面テープの接着力は、例えば、JIS−Z0237の粘着テープ・粘着シートの試験方法の180度引き剥がし粘着力の測定に準じて、所定の試験機、所定の条件で測定したもので比較できる。市販の両面テープであれば、引き剥がし粘着力の公称値などに基づいて、十分に導電性両面テープ153よりも接着力の高い非導電性両面テープ152を選択できる。
以上、本実施例によれば、搬送ガイド150とこれに固定されるガイドシート151との電気的な導通を確保しつつ、その固定部の浮き、剥がれなどの発生を抑制することができる。より詳細には、本実施例では、非通紙領域で導電性両面テープ153を用いてガイドシート151を接地し、かつ、通紙領域で接着力の高い非導電性両面テープ152を用いてガイドシート151の固定支持をより強固にする。これにより、ガイドシート151の搬送ガイド150からの浮きや剥がれの発生を特に通紙領域内では厳に抑制し、かつ、非通紙部では導電性両面テープ153によりガイドシート151を接地させることができる。したがって、長期にわたりガイドシート151の搬送ガイド150への良好な固定状態を維持して、画像不良が抑制された良好な画像を形成することが可能となる。
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、実施例1の画像形成装置のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
本実施例では、ガイドシート151を搬送ガイド150に貼り付ける非導電性両面テープ152と導電性両面テープ153の配置が実施例1とは異なる。
画像形成装置100の小型化を実現するなどために、記録材Pの幅方向におけるサイズを低減することが望まれることがある。そのために、最大通紙幅Pmaxに対して搬送ガイド150及びガイドシート151の記録材Pの幅方向の長さを可及的に短くすることが望まれることがある。
例えば、このような場合に、最大通紙幅Pmaxの内側において、相対的に接着力の高い非導電性両面テープ152を搬送方向Pthの上流側へ配置し、相対的に接着力の低い導電性両面テープ153を下流側へ配置する。これにより、記録材Pとの摺擦、突入ショック、紙粉などの発生があっても、画像形成装置100の寿命を通じて、ガイドシート151の搬送ガイド150からの浮きや剥がれが発生することを抑制することができる。
これは、次のような理由による。図5に示すように、搬送方向Pthの下流側では、ガイドシート151は、記録材Pが通過する際に、搬送ガイド150へ押しつけられる側の力を受けるため、搬送ガイド150から剥がれにくい状態となる。したがって、搬送方向Pthの下流側を固定する両面テープは、相対的に接着力が低い導電性両面テープ153でも問題が無い。一方、搬送方向Pthの上流側では、ガイドシート151は、てこの原理によって、搬送ガイド150から剥がれる方向に力が加わる。記録材Pが通過する際に、搬送ガイド150による支持が無くなる境界面を支点に、搬送方向Pthの下流側のガイドシート151の先端部に記録材Pからの力が加わるからである。そのため、搬送方向Pthの上流側を固定する両面テープは、相対的に接着力の高い非導電性両面テープ152で固定されることが望まれる。なお、導電性両面テープ153を通紙領域内に配置しても問題はない。
このように、本実施例では、非導電性両面テープ152と導電性両面テープ153とは、記録材Pの幅方向において少なくとも一部が重なるように、搬送方向Pthにおける異なる位置で、それぞれガイドシート151を搬送ガイド150に固定する。そして、本実施例では、非導電性両面テープ152は、搬送方向Pthにおいて上流側に配置され、導電性両面テープ153は、同方向において下流側に配置される。また、本実施例では、非導電性両面テープ152及び導電性両面テープ153は、少なくとも最大通紙幅Pmaxの内側で、それぞれガイドシート151を搬送ガイド150に固定する。
図4(a)、(b)は、本実施例における搬送ガイド150及びガイドシート151の模式的な平面図及び側面図である。図4(a)に示す例では、非導電性両面テープ152と導電性両面テープ153とは、記録材Pの幅方向において略全部が重なるように、搬送方向Pthにおいて2列に配置される。一方、図4(b)の例では、非導電性両面テープ152と導電性両面テープ153とは、記録材Pの幅方向において一方の端部側の一部が重なるように配置される。なお、図4(b)に示す例では、非導電性両面テープ152は更に、搬送方向Pthにおいて少なくとも一部が重なるように、記録材Pの幅方向における異なる位置で、ガイドシート151を搬送ガイド150に固定している。この場合、図4(b)に示すように、導電性両面テープ153と搬送方向Pthにおいて重なる部分と、記録材Pの幅方向において重なる部分とは、一体的に連続していることが、より強固にガイドシート151を搬送ガイド150に固定できる点で好ましい。なお、非導電性両面テープ152及び導電性両面テープ153は、最大通紙幅Pmaxの内側の位置のみに配置される必要はなく、図4(a)、(b)に示すように、記録材Pの幅方向のいずれかの端部側で最大通紙幅Pmaxより外側まで延在していてよい。
図6は、本実施例の変形例を示す二次転写部N2の近傍の断面図である。また、図7は、本変形例の搬送ガイド150及びガイドシート151の模式的な平面図及び側面である。
本変形例では、搬送ガイド150は、記録材Pの幅方向に延在する屈曲部Beにおいて屈曲しており、ガイドシート151は、屈曲部Beをまたぐようにして、搬送ガイド150における屈曲部Beの凸側の面に固定されている。そして、非導電性両面テープ153は、少なくとも屈曲部Beに対して搬送方向Pthにおいて上流側に配置される。また、導電性両面テープ152は、屈曲部Beに対して搬送方向Pthにおいて下流側に配置される。なお、本実施例では、非導電性両面テープ152は、屈曲部Beに対して搬送方向Pthの下流側にも配置されている。そして、屈曲部Beに対して上流側と下流側にそれぞれ配置される非導電性両面テープ152は、屈曲部Beをまたぐようにして一体的に連続している。これにより、より強固にガイドシート151を搬送ガイド150に固定することができる。
つまり、画像形成装置100は、装置本体Eの高さを低減するために、図6に示すように、レジストローラ対17から二次転写対向ローラ63にかけての高さHを縮めるような構成とされる場合がある。例えば、このような場合において、搬送ガイド150に屈曲部Beを設け、その上にガイドシート151が貼り付けられる場合がある。搬送ガイド150が屈曲部Beを有する場合、ガイドシート151の弾性力が働くなどして、搬送ガイド150が平坦な場合よりも、搬送方向Pthにおいて屈曲部Beの上流側でガイドシート151が搬送ガイド150から剥がれやすくなることがある。このような場合に、搬送ガイド150及びガイドシート151の記録材Pの幅方向のサイズを低減しつつ、ガイドシート151を搬送ガイド150に強固に固定するのには、本変形例の構成が有効である。
以上、本実施例によれば、搬送方向Pthの上流側で発生しやすいガイドシート151の浮き、剥がれの発生を特に厳に抑制し、かつ、下流側では通紙領域であっても導電性両面テープ153によりガイドシート151を接地させることができる。したがって、長期にわたりガイドシート151の搬送ガイド150への良好な固定状態を維持して、画像不良が抑制された良好な画像を形成することが可能となる。
その他
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、本発明をガイド手段としての転写前ガイド部に適用したが、画像形成装置における記録材の搬送経路内の他のガイド手段においてシート状のガイド部材を両面テープを用いて固定する場合にも同様に適用すること可能である。
1 感光ドラム(第1の像担持体)
15 転写前ガイド部
16 二次転写ローラ
61 中間転写ベルト(第2の像担持体)
150 搬送ガイド
151 ガイドシート
152 非導電性両面テープ
153 導電性両面テープ
N2 二次転写部

Claims (14)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、記録材を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される記録材をガイドするガイド手段と、を有する画像形成装置において、
    前記ガイド手段は、第1のガイド部材と、前記第1のガイド部材に固定された第2のガイド部材と、を有し、前記第2のガイド部材は、前記第1のガイド部材に、非導電性両面テープと導電性両面テープとによって固定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記非導電性両面テープと前記導電性両面テープとは、記録材の搬送方向において少なくとも一部が重なるように、記録材の搬送方向と交差する方向における異なる位置で、それぞれ前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材に固定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記非導電性両面テープは、記録材の搬送方向と交差する方向において、少なくとも当該画像形成装置で用いられる記録材のうち同方向の長さが最大の記録材が通過する領域の内側で、前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材に固定し、
    前記導電性両面テープは、記録材の搬送方向と交差する方向において、当該画像形成装置で用いられる記録材のうち同方向の長さが最大の記録材が通過する領域の外側で、前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材に固定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記非導電性両面テープと前記導電性両面テープとは、記録材の搬送方向と交差する方向において少なくとも一部が重なるように、記録材の搬送方向における異なる位置で、それぞれ前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材に固定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記非導電性両面テープは、記録材の搬送方向において上流側に配置され、前記導電性両面テープは、同方向において下流側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記非導電性両面テープは更に、記録材の搬送方向において少なくとも一部が重なるように、記録材の搬送方向と交差する方向における異なる位置で、前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材に固定すること特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録材の搬送方向と交差する方向において前記導電性両面テープと重なるように配置された前記非導電性両面テープと、前記記録材の搬送方向において前記導電性両面テープと重なるように配置された前記非導電性両面テープとは、一体的に連続していることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1のガイド部材は、記録材の搬送方向と交差する方向に延在する屈曲部において屈曲しており、
    前記第2のガイド部材は、前記屈曲部をまたぐようにして前記第1のガイド部材に固定されており、
    前記非導電性両面テープは、少なくとも前記屈曲部に対して記録材の搬送方向において上流側に配置され、前記導電性両面テープは、前記屈曲部に対して記録材の搬送方向において下流側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 前記非導電性両面テープは更に、前記屈曲部に対して記録材の搬送方向において下流側に配置され、前記屈曲部に対して上流側に配置される前記非導電性両面テープと前記屈曲部に対して下流側に配置される前記非導電性両面テープとは、前記屈曲部をまたぐようにして一体的に連続していることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記非導電性両面テープ及び前記導電性両面テープは、記録材の搬送方向と交差する方向において、少なくとも当該画像形成装置で用いられる記録材のうち同方向の長さが最大の記録材が通過する領域の内側で、それぞれ前記第2のガイド部材を前記第1のガイド部材に固定することを特徴とする請求項4〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成手段は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写手段と、を有し、前記ガイド手段は、前記転写手段により前記像担持体から記録材へトナー像を転写する位置に記録材をガイドすることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2のガイド部材は、シート部材であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第2のガイド部材は、記録材の搬送方向において前記第1のガイド部材から下流側に張り出すように前記第1のガイド部材に固定されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2のガイド部材は、前記第1のガイド部材を介して電気的に接地されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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