本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、「一面」、「他面」、「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために用いられるものであり、構成要素が前記用語によって限定されるものではない。以下、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を不明瞭にする可能性がある係る公知技術についての詳細な説明は省略する。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
<第1実施例>
図1は、本発明の第1実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図1を参照すると、本発明の第1実施例による撮像レンズ100は、物体側から順に配置される第1レンズ110と、第2レンズ120と、第3レンズ130と、第4レンズ140と、第5レンズ150と、第6レンズ160と、を含んでなる。また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100は、前記第1レンズ110から前記第6レンズ160のうち何れか一つより物体側または像面側に近く位置される絞り105をさらに含むものである。
まず、物体(被写体)の映像を獲得するために、物体の映像情報に該当する光は、第1レンズ110、絞り105、第2レンズ120、第3レンズ130、第4レンズ140、第5レンズ150、第6レンズ160及びフィルタ170を順に通過して、受光素子180に入射される。
ここで、第1レンズ110は、正(+)のパワー(power)を有し、物体側に凸の形態に形成される。
また、第2レンズ120は、正(+)のパワーを有するように形成される。
さらに、第3レンズ130は、負(−)のパワーを有するように形成される。
また、第4レンズ140は、正(+)のパワーを有するように形成される。
ここで、第3レンズ130及び第4レンズ140のうち少なくとも何れか一つ以上は、V<30の範囲のアッベ数(V)(Abbe number)を有するように形成されて、色収差を顕著に低減することができる。しかし、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、第3レンズ130及び第4レンズ140のうち少なくとも何れか一つ以上は、20<V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差をさらに顕著に低減することができる。
また、第5レンズ150は、正(+)のパワーを有し、物体側及び像面側に凸の形態に形成されることができる。この際、第5レンズ150は、物体側の面または像面側の面のうち少なくとも一つの面に変曲点を有するように形成される。
さらに、第6レンズ160は、負(−)のパワーを有し、像面側の面に変曲点を有するように形成される。
ここで、第1レンズ110、第2レンズ120、第3レンズ130、第4レンズ140、第5レンズ150及び第6レンズ160は、非球面に形成されることができるが、本発明がこれに限定されるものではない。
また、絞り105は、第1レンズ110から第5レンズ150のうち何れか一つより物体側または像面側に近く配置されており、入射光を選択的に収斂して焦点距離を調節する。この際、一例として、絞り105は第1レンズ110より物体側または像面側に近く配置されることができる。また、他の例として、絞り105は第1レンズ110の物体側の面と第3レンズ130の物体側の面との間に配置されることができる。しかし、本発明の第1実施例による絞り105の位置は、一例及び他の例に限定されない。
また、フィルタ170は、赤外線遮断フィルタ(IR cut filter)からなることができるが、本発明の第1実施例によるフィルタ170の種類がこれに限定されるものではない。
この際、赤外線遮断フィルタは、外部光から放出される輻射熱が前記受光素子180に伝達されないように遮断する機能をする。
即ち、赤外線遮断フィルタは、可視光線は透過させ、赤外線は反射させて外部に放出させる構造を有する。
また、像が結ばれる面を含む受光素子180は、被写体映像に対応する光信号を電気的信号に変換するイメージセンサからなることができる。この際、イメージセンサは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサであることができるが、本発明の受光素子が必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の第1実施例による撮像レンズ100は、次の表1に示す光学特性を有する。
前記表1に示されたように、本発明の第1実施例による撮像レンズ100の前記第1レンズ110(L1)、前記第2レンズ120(L2)、前記第3レンズ130(L3)、前記第4レンズ140(L4)、前記第5レンズ150(L5)及び前記第6レンズ160(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表1に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ100の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り105(S1)を意味する。
ここで、絞り105が第1レンズ110の物体側の面に配置されているが、本発明の第1実施例による絞り105の位置はこれに限定されない。また、本発明の撮像レンズ100が絞り105を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表2は、本発明の第1実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表1及び表2に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り105(S1)であって、平面(flat)であるため非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ170であり、S16は受光素子180であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
また、本発明の第1実施例における非球面係数値は、次の数式1で求めることができる。
Z:レンズの頂点から光軸方向への距離
c:レンズの基本曲率
Y:光軸に垂直な方向への距離
K:コーニック定数(Conic Constant)
A、B、C、D、E:非球面係数(Aspheric Constant)
また、本発明の第1実施例による前記撮像レンズ100の全体焦点距離をF、第1レンズ110、第2レンズ120、第3レンズ130、第4レンズ140、第5レンズ150及び第6レンズ160の焦点距離をそれぞれF1、F2、F3、F4、F5及びF6としたときに、それぞれの値は、次の表3のとおりである。
本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第1レンズ110の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.95<TTL/F<1.35 (1)
前記条件式(1)は、本発明の第1実施例による撮像レンズ100のTTLとパワー(Power)の関係式であり、前記条件式(1)を満たすことにより、テレフォト(Telephoto)タイプが可能な撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例によると、第1レンズ110の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
1.15<TTL/F<1.45 (2)
前記条件式(2)を満たすことにより、商品性がより良好であり、光学的性能をより容易に確保できるだけでなく、よりスリム(slim)な撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例によると、第1レンズ110と第2レンズ120の合成焦点距離をF12、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.5<F/F12<2.5 (3)
前記条件式(3)は、本発明の第1実施例による第1レンズ110と前記第2レンズ120のパワーの関係式であり、条件式(3)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ100が設計される場合、軸上性能が劣化して商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(3)を満たすことにより、軸上性能が向上して商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ100を形成することができる。
尚、本発明の第1実施例による撮像レンズ100の第3レンズ130と第4レンズ140の合成焦点距離をF34、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
−2.5<F/F34<−0.4 (4)
前記条件式(4)は、本発明の第1実施例による第3レンズ130と第4レンズ140のパワーの関係式であり、条件式(4)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ100が設計される場合、色収差及び軸外収差が発生する。
従って、前記条件式(4)を満たすことにより、色収差及び軸外収差を補正することができて商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第1レンズ110の焦点距離をF1、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<F/F1<1.5 (5)
前記条件式(5)は、本発明の第1実施例による第1レンズ110のパワーの関係式であり、条件式(5)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ100が設計される場合、屈折力が減少して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(5)を満たすことにより、屈折力の減少を防止して敏感度が良好な撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第3レンズ130の焦点距離をF3、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F3|<2.5 (6)
前記条件式(6)は、本発明の第1実施例による第3レンズ130のパワーの関係式であり、条件式(6)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ100が設計される場合、屈折力が分散して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(6)を満たすことにより、屈折力の分散を防止して敏感度が良好な撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第5レンズ150の焦点距離をF5、第6レンズ160の焦点距離をF6、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.3<F/F5+F/F6<6.0 (7)
前記条件式(7)は、本発明の第1実施例による第5レンズ150及び第6レンズ160のパワーの関係式であり、前記条件式(7)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第1レンズ110の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、イメージハイト(Image Height)をImgHとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.35<TTL/2ImgH<0.95 (8)
前記条件式(8)は、第1実施例による撮像レンズ100のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(8)を満たすことにより、スリムな形態に撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例によると、撮像レンズ100の視野角をFOV(Field Of View)としたときに、次の条件式を満たすことができる。
65<FOV<88 (9)
前記条件式(9)は、本発明の第1実施例による撮像レンズ100の視野角に係る関係式であり、前記条件式(9)を満たすことにより、スリムでかつ準広角の形態に撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第1レンズ110と第2レンズ120のアッベ数の平均(average)をv12、第3レンズ130と第4レンズ140のアッベ数の平均をv34としたときに、次の条件式を満たすことができる。
10<v12−v34<45 (10)
前記条件式(10)は、本発明の第1実施例による第1レンズ110と第2レンズ120及び第3レンズ130と第4レンズ140の分散に係る関係式であり、前記条件式(10)を満たすことにより、色収差を効果的に低減させることができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第3レンズ130の焦点距離をF3、第4レンズ140の焦点距離をF4、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F/F3|+|F/F4|<3 (11)
前記条件式(11)は、本発明の第1実施例による第3レンズ130及び第4レンズ140の屈折力に係る関係式であり、前記条件式(11)を満たすことにより、収差を低減させることができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第1レンズ110の像面側の面の曲率半径をr12、撮像レンズ100の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.15<r12/F<0.9 (12)
前記条件式(12)は、本発明の第1実施例による第1レンズ110の像面側の面の曲率半径に係るパワーの関係式であり、前記条件式(12)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第1レンズ110の焦点距離をF1、第3レンズ130の焦点距離をF3としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F1/F3|<25 (13)
前記条件式(13)は、本発明の第1実施例による第1レンズ110及び第3レンズ130のパワーの関係式であり、前記条件式(13)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第5レンズ150の物体側の面の曲率半径をr9、第5レンズ150の像面側の面の曲率半径をr10としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|(r9−r10)/(r9+r10)|<6 (14)
前記条件式(14)は、本発明の第1実施例による第5レンズ150のパワーの関係式であり、前記条件式(14)を満たすことにより、正(+)のパワーを有する第5レンズ150を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、撮像レンズ100の全体焦点距離をF、第1レンズ110の焦点距離をF1、第2レンズ120の焦点距離をF2としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F1|+|F/F2|<4 (15)
前記条件式(15)は、本発明の第1実施例による撮像レンズ100全体のパワーを決定する関係式であり、前記条件式(15)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第1レンズ110の焦点距離をF1、第2レンズ120の焦点距離をF2、第3レンズ130の焦点距離をF3、第4レンズ140の焦点距離をF4としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<(|F1|+|F2|)/(|F3|+|F4|)<30 (16)
前記条件式(16)は、本発明の第1実施例による第1レンズ110、第2レンズ120、第3レンズ130及び第4レンズ140のパワーの関係式であり、前記条件式(16)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、撮像レンズ100の全体焦点距離をF、第4レンズ140の焦点距離をF4、第5レンズ150の焦点距離をF5、第6レンズ160の焦点距離をF6としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.20<|F/F4|+|F/F5|+|F/F6|<7.5 (17)
前記条件式(17)は、本発明の第1実施例による第4レンズ140、第5レンズ150及び第6レンズ160のパワーの関係式であり、前記条件式(17)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、撮像レンズ100の全体焦点距離をF、光軸上で第1レンズ110の物体側の面と第6レンズ160の像面側の面との間の距離をDLとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.7<DL/F<1.2 (18)
前記条件式(18)を満たすことにより、コンパクト(compact)な撮像レンズ100を形成することができる。
また、本発明の第1実施例による撮像レンズ100において、第4レンズ140のアッベ数をv4、第5レンズ150のアッベ数をv5としたときに、次の条件式を満たすことができる。
42<v4+v5<115 (19)
前記条件式(19)は、本発明の第1実施例による第4レンズ140と第5レンズ150の分散に係る関係式であり、前記条件式(19)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ100を形成することができる。
図2及び図3は、本発明の第1実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図2及び図3は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図2は、本発明の第1実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。また、図3は、本発明の第1実施例によるコマ収差(Coma Aberration)を測定したグラフである。
図2に示したように、球面収差を測定したグラフは各波長による球面収差を示す。ここで、各波長が垂直軸に隣接して示されることから、球面収差特性に優れていることが分かる。
また、非点収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE、垂直軸)及びフォーカス(FOCUS、水平軸)位置によるx軸光の方向成分(X)とy軸光の方向成分(Y)の収差特性を示す。ここで、X、Yが互いに隣接して示されることから、イメージのぼけがなく、解像力の劣化現象が生じないことが分かる。
また、歪曲収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE)による歪曲(Distortion、水平軸)特性を示す。ここで、歪曲度が主に歪曲(Distortion、水平軸)の−1〜+1の間に位置していることから、実際に歪曲が殆どないことが分かる。
図3に示したように、コマ収差を測定したグラフは、像面の高さによって各波長によるタンジェンシャル(Tangential)及びサジタル(Sagittal)の収差特性を示す。この際、各波長が水平軸上に隣接して示されることから、横色収差が小さく現われることが分かる。
<第2実施例>
図4は、本発明の第2実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図4を参照すると、本発明の第2実施例による撮像レンズ200は、物体側から順に配置される第1レンズ210と、第2レンズ220と、第3レンズ230と、第4レンズ240と、第5レンズ250と、第6レンズ260と、を含んでなる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200は、前記第1レンズ210から前記第6レンズ260のうち何れか一つより物体側または像面側に近く位置される絞り205をさらに含むことができる。
まず、物体(被写体)の映像を獲得するために、物体の映像情報に該当する光は、第1レンズ210、絞り205、第2レンズ220、第3レンズ230、第4レンズ240、第5レンズ250、第6レンズ260及びフィルタ270を順に通過して、受光素子280に入射される。
ここで、第1レンズ210は正(+)のパワーを有し、物体側に凸の形態に形成される。
また、第2レンズ220は正(+)のパワーを有するように形成される。
さらに、第3レンズ230及び第4レンズ240は、それぞれ負(−)のパワーを有するように形成されることができるが、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、第3レンズ230及び第4レンズ240がそれぞれ正(+)のパワーを有するように形成されることができる。
ここで、第3レンズ230及び第4レンズ240のうち少なくとも何れか一つ以上は、V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差を顕著に低減することができる。しかし、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、第3レンズ230及び第4レンズ240のうち少なくとも何れか一つ以上は、20<V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差をさらに顕著に低減することができる。
また、第5レンズ250は、正(+)のパワーを有し、物体側及び像面側に凸の形態に形成されることができる。この際、第5レンズ250は、物体側の面または像面側の面のうち少なくとも一つの面に変曲点を有するように形成される。
さらに、第6レンズ260は、負(−)のパワーを有し、像面側に凹に形成され、像面側の面に変曲点を有するように形成される。
ここで、第1レンズ210、第2レンズ220、第3レンズ230、第4レンズ240、第5レンズ250及び第6レンズ260は、非球面に形成されることができるが、本発明がこれに限定されるものではない。
また、絞り205は、第1レンズ210から第5レンズ250のうち何れか一つより物体側または像面側に近く配置されており、入射光を選択的に収斂して焦点距離を調節する。この際、一例として、絞り205は、第1レンズ210より物体側または像面側に近く配置されることができる。また、他の例として、絞り205は第1レンズ210の物体側の面と第3レンズ230の物体側の面との間に配置されることができる。しかし、本発明の第2実施例による絞り205の位置は、一例及び他の例に限定されない。
また、フィルタ270は、赤外線遮断フィルタ(IR cut filter)からなることができるが、本発明の第2実施例によるフィルタ270の種類がこれに限定されるものではない。
この際、赤外線遮断フィルタは、外部光から放出される輻射熱が前記受光素子280に伝達されないように遮断する機能をする。
即ち、赤外線遮断フィルタは、可視光線は透過させ、赤外線は反射させて外部に放出させる構造を有する。
また、像が結ばれる面を含む受光素子280は、被写体映像に対応する光信号を電気的信号に変換するイメージセンサからなることができる。この際、イメージセンサは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサであることができるが、本発明の受光素子が必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の第2実施例による撮像レンズ200は、次の表4に示す光学特性を有する。
前記表4に図示されたように、本発明の第2実施例による撮像レンズ200の前記第1レンズ210(L1)、前記第2レンズ220(L2)、前記第3レンズ230(L3)、前記第4レンズ240(L4)、前記第5レンズ250(L5)及び前記第6レンズ260(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表4に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ200の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り205(S1)を意味する。
ここで、絞り205が第1レンズ210の物体側の面に配置されているが、本発明の第2実施例による絞り205の位置は、これに限定されない。また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200が絞り205を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表5は、本発明の第2実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表4及び表5に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り205(S1)であって、平面であるため非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ270であり、S16は受光素子280であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
また、本発明の第2実施例による前記撮像レンズ200の全体焦点距離をF、第1レンズ210、第2レンズ220、第3レンズ230、第4レンズ240、第5レンズ250及び第6レンズ260の焦点距離をそれぞれF1、F2、F3、F4、F5及びF6としたときに、それぞれの値は、次の表6のとおりである。
本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第1レンズ210の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.95<TTL/F<1.35 (1)
前記条件式(1)は、本発明の第2実施例による撮像レンズ200のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(1)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例によると、第1レンズ210の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
1.15<TTL/F<1.45 (2)
従って、前記条件式(2)を満たすことにより、商品性がより良好であり、光学的性能をより容易に確保できるだけでなく、よりスリムな撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例によると、第1レンズ210と第2レンズ220の合成焦点距離をF12、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.5<F/F12<2.5 (3)
前記条件式(3)は、本発明の第2実施例による第1レンズ210と前記第2レンズ220のパワーの関係式であり、条件式(3)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ200が設計される場合、軸上性能が劣化して商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(3)を満たすことにより、軸上性能が向上して商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ200を形成することができる。
尚、本発明の第2実施例による撮像レンズ200の第3レンズ230と第4レンズ240の合成焦点距離をF34、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
−2.5<F/F34<−0.4 (4)
前記条件式(4)は、本発明の第2実施例による第3レンズ230と第4レンズ240のパワーの関係式であり、条件式(4)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ200が設計される場合、色収差及び軸外収差が適切に補正できなくて商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(4)を満たすことにより、商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第1レンズ210の焦点距離をF1、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<F/F1<1.5 (5)
前記条件式(5)は、本発明の第2実施例による第1レンズ210のパワーの関係式であり、条件式(5)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ200が設計される場合、屈折力が減少して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(5)を満たすことにより、屈折力の減少を防止して敏感度が良好な撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第3レンズ230の焦点距離をF3、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F3|<2.5 (6)
前記条件式(6)は、本発明の第2実施例による第3レンズ230のパワーの関係式であり、条件式(6)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ200が設計される場合、屈折力が分散して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(6)を満たすことにより、屈折力の分散を防止して敏感度が良好な撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第5レンズ250の焦点距離をF5、第6レンズ260の焦点距離をF6、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.3<F/F5+F/F6<6.0 (7)
前記条件式(7)は、本発明の第2実施例による第5レンズ250及び第6レンズ260のパワーの関係式であり、前記条件式(7)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第1レンズ210の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、イメージハイトをImgHとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.35<TTL/2ImgH<0.95 (8)
前記条件式(8)は、本発明の第2実施例による撮像レンズ200のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(8)を満たすことにより、スリムな形態に撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200の視野角をFOV(Field Of View)としたときに、次の条件式を満たすことができる。
65<FOV<88 (9)
前記条件式(9)は、本発明の第2実施例による撮像レンズ200の視野角に係る関係式であり、前記条件式(9)を満たすことにより、スリムでかつ準広角の形態に撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第1レンズ210と第2レンズ220のアッベ数の平均をv12、第3レンズ230と第4レンズ240のアッベ数の平均をv34としたときに、次の条件式を満たすことができる。
10<v12−v34<45 (10)
前記条件式(10)は、本発明の第2実施例による第1レンズ210と第2レンズ220及び第3レンズ230と第4レンズ240の分散に係る関係式であり、前記条件式(10)を満たすことにより、色収差を効果的に低減させることができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第3レンズ230の焦点距離をF3、第4レンズ240の焦点距離をF4、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F/F3|+|F/F4|<3 (11)
前記条件式(11)は、本発明の第2実施例による第3レンズ230及び第4レンズ240の屈折力に係る関係式であり、前記条件式(11)を満たすことにより、収差を低減させることができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第1レンズ210の像面側の面の曲率半径をr12、撮像レンズ200の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.15<r12/F<0.9 (12)
前記条件式(12)は、本発明の第2実施例による第1レンズ210の像面側の面の曲率半径に係るパワーの関係式であり、前記条件式(12)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第1レンズ210の焦点距離をF1、第3レンズ230の焦点距離をF3としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F1/F3|<25 (13)
前記条件式(13)は、本発明の第2実施例による第1レンズ210及び第3レンズ230のパワーの関係式であり、前記条件式(13)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第5レンズ250の物体側の面の曲率半径をr9、第5レンズ250の像面側の面の曲率半径をr10としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|(r9−r10)/(r9+r10)|<6 (14)
前記条件式(14)は、本発明の第2実施例による第5レンズ250のパワーの関係式であり、前記条件式(14)を満たすことにより、正(+)のパワーを有する第5レンズ250を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、撮像レンズ200の全体焦点距離をF、第1レンズ210の焦点距離をF1、第2レンズ220の焦点距離をF2としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F1|+|F/F2|<4 (15)
前記条件式(15)は、本発明の第2実施例による撮像レンズ200全体のパワーを決定する関係式であり、前記条件式(15)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第1レンズ210の焦点距離をF1、第2レンズ220の焦点距離をF2、第3レンズ230の焦点距離をF3、第4レンズ240の焦点距離をF4としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<(|F1|+|F2|)/(|F3|+|F4|)<30 (16)
前記条件式(16)は、本発明の第2実施例による第1レンズ210、第2レンズ220、第3レンズ230及び第4レンズ240のパワーの関係式であり、前記条件式(16)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、撮像レンズ200の全体焦点距離をF、第4レンズ240の焦点距離をF4、第5レンズ250の焦点距離をF5、第6レンズ260の焦点距離をF6としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.20<|F/F4|+|F/F5|+|F/F6|<7.5 (17)
前記条件式(17)は、本発明の第2実施例による第4レンズ240、第5レンズ250及び第6レンズ260のパワーの関係式であり、前記条件式(17)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、撮像レンズ200の全体焦点距離をF、光軸上で第1レンズ210の物体側の面と第6レンズ260の像面側の面との間の距離をDLとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.7<DL/F<1.2 (18)
前記条件式(18)を満たすことにより、コンパクト(compact)な撮像レンズ200を形成することができる。
また、本発明の第2実施例による撮像レンズ200において、第4レンズ240のアッベ数をv4、第5レンズ250のアッベ数をv5としたときに、次の条件式を満たすことができる。
42<v4+v5<115 (19)
前記条件式(19)は、本発明の第2実施例による第4レンズ240と第5レンズ250の分散に係る関係式であり、前記条件式(19)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ200を形成することができる。
図5及び図6は、本発明の第2実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図5及び図6は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図5は、本発明の第2実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。また、図6は、本発明の第2実施例によるコマ収差(Coma Aberration)を測定したグラフである。
図5に示したように、球面収差を測定したグラフは各波長による球面収差を示す。ここで、各波長が垂直軸に隣接して示されることから、球面収差特性に優れていることが分かる。
また、非点収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE、垂直軸)及びフォーカス(FOCUS、水平軸)位置によるx軸光の方向成分(X)とy軸光の方向成分(Y)の収差特性を示す。ここで、X、Yが互いに隣接して示されることから、イメージのぼけがなく、解像力の劣化現象が生じないことが分かる。
また、歪曲収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE)による歪曲(Distortion、水平軸)特性を示す。ここで、歪曲度が主に歪曲(Distortion、水平軸)の−1〜+1の間に位置していることから、実際に歪曲が殆どないことが分かる。
図6に示したように、コマ収差を測定したグラフは、像面の高さによって各波長によるタンジェンシャル(Tangential)及びサジタル(Sagittal)の収差特性を示す。この際、各波長が水平軸上に隣接して示されることから、横色収差が小さく現われることが分かる。
<第3実施例>
図7は、本発明の第3実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図7を参照すると、本発明の第3実施例による撮像レンズ300は、物体側から順に配置される第1レンズ310と、第2レンズ320と、第3レンズ330と、第4レンズ340と、第5レンズ350と、第6レンズ360と、を含んでなる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300は、前記第1レンズ310から前記第6レンズ360のうち何れか一つより物体側または像面側に近く位置される絞り305をさらに含むことができる。
まず、物体(被写体)の映像を獲得するために、物体の映像情報に該当する光は、第1レンズ310、絞り305、第2レンズ320、第3レンズ330、第4レンズ340、第5レンズ350、第6レンズ360及びフィルタ370を順に通過して、受光素子380に入射される。
ここで、第1レンズ310は、正(+)のパワーを有し、物体側に凸の形態に形成される。
また、第2レンズ320は、正(+)のパワーを有するように形成される。
さらに、第3レンズ330は、正(+)のパワーを有するように形成される。
また、第4レンズ340は、負(−)のパワーを有するように形成される。
ここで、第3レンズ330及び第4レンズ340のうち少なくとも何れか一つ以上は、V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差を顕著に低減することができる。しかし、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、第3レンズ330及び第4レンズ340のうち少なくとも何れか一つ以上は、20<V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差をさらに顕著に低減することができる。
また、第5レンズ350は、正(+)のパワーを有し、物体側及び像面側に凸の形態に形成されることができる。この際、第5レンズ350は、物体側の面または像面側の面のうち少なくとも一つの面に変曲点を有するように形成される。
さらに、第6レンズ360は、負(−)のパワーを有し、像面側に凹に形成され、像面側の面に変曲点を有するように形成される。
ここで、第1レンズ310、第2レンズ320、第3レンズ330、第4レンズ340、第5レンズ350及び第6レンズ360は、非球面に形成されることができるが、本発明がこれに限定されるものではない。
また、絞り305は、第1レンズ310から第5レンズ350のうち何れか一つより物体側または像面側に近く配置されており、入射光を選択的に収斂して焦点距離を調節する。この際、一例として、絞り305は第1レンズ310より物体側または像面側に近く配置されることができる。また、他の例として、絞り305は、第1レンズ310の物体側の面と第3レンズ330の物体側の面との間に配置されることができる。しかし、本発明の第3実施例による絞り305の位置は、一例及び他の例に限定されない。
また、フィルタ370は、赤外線遮断フィルタ(IR cut filter)からなることができるが、本発明の第3実施例によるフィルタ370の種類がこれに限定されるものではない。
この際、赤外線遮断フィルタは、外部光から放出される輻射熱が前記受光素子380に伝達されないように遮断する機能をする。
即ち、赤外線遮断フィルタは、可視光線は透過させ、赤外線は反射させて外部に放出させる構造を有する。
また、像が結ばれる面を含む受光素子380は、被写体映像に対応する光信号を電気的信号に変換するイメージセンサからなることができる。この際、イメージセンサは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサであることができるが、本発明の受光素子が必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の第3実施例による撮像レンズ300は、次の表7に示す光学特性を有する。
前記表7に図示されたように、本発明の第3実施例による撮像レンズ300の前記第1レンズ310(L1)、前記第2レンズ320(L2)、前記第3レンズ330(L3)、前記第4レンズ340(L4)、前記第5レンズ350(L5)及び前記第6レンズ360(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表7に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ300の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り305(S1)を意味する。
ここで、絞り305が第1レンズ310の物体側の面に配置されているが、本発明の第3実施例による絞り305の位置は、これに限定されない。また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300が絞り305を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表8は、本発明の第3実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表7及び表8に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り305(S1)であって、平面であるため非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ370であり、S16は受光素子380であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
また、本発明の第3実施例による前記撮像レンズ300の全体焦点距離をF、第1レンズ310、第2レンズ320、第3レンズ330、第4レンズ340、第5レンズ350及び第6レンズ360の焦点距離をそれぞれF1、F2、F3、F4、F5及びF6としたときに、それぞれの値は、次の表9のとおりである。
本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第1レンズ310の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.95<TTL/F<1.35 (1)
前記条件式(1)は、本発明の第3実施例による撮像レンズ300のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(1)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例によると、第1レンズ310の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
1.15<TTL/F<1.45 (2)
前記条件式(2)を満たすことにより、商品性がより良好であり、光学的性能をより容易に確保できるだけでなく、よりスリムな撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例によると、第1レンズ310と第2レンズ320の合成焦点距離をF12、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.5<F/F12<2.5(3)
前記条件式(3)は、本発明の第3実施例による第1レンズ310と第2レンズ320のパワーの関係式であり、条件式(3)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ300が設計される場合、軸上性能が劣化して商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(3)を満たすことにより、軸上性能が向上して商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ300を形成することができる。
尚、本発明の第3実施例による撮像レンズ300の第3レンズ330と第4レンズ340の合成焦点距離をF34、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
−2.5<F/F34<−0.4(4)
前記条件式(4)は、本発明の第3実施例による第3レンズ330と第4レンズ340のパワーの関係式であり、条件式(4)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ300が設計される場合、色収差及び軸外収差が発生して商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(4)を満たすことにより、色収差及び軸外収差を補正することができて商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第1レンズ310の焦点距離をF1、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<F/F1<1.5 (5)
前記条件式(5)は、本発明の第3実施例による第1レンズ310のパワーの関係式であり、条件式(5)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ300が設計される場合、屈折力が減少して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(5)を満たすことにより、屈折力の減少を防止して敏感度が良好な撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第3レンズ330の焦点距離をF3、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F3|<2.5 (6)
前記条件式(6)は、本発明の第3実施例による第3レンズ330のパワーの関係式であり、条件式(6)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ300が設計される場合、屈折力が分散して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(6)を満たすことにより、屈折力の分散を防止して敏感度が良好な撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第5レンズ350の焦点距離をF5、第6レンズ360の焦点距離をF6、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.3<F/F5+F/F6<6.0 (7)
前記条件式(7)は、本発明の第3実施例による第5レンズ350及び第6レンズ360のパワーの関係式であり、前記条件式(7)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第1レンズ310の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、イメージハイトをImgHとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.35<TTL/2ImgH<0.95 (8)
前記条件式(8)は、本発明の第3実施例による撮像レンズ300のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(8)を満たすことにより、スリムな形態に撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例によると、撮像レンズ300の視野角をFOV(Field Of View)としたときに、次の条件式を満たすことができる。
65<FOV<88 (9)
前記条件式(9)は、本発明の第3実施例による撮像レンズ300の視野角に係る関係式であり、前記条件式(9)を満たすことにより、スリムでかつ準広角の形態に撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第1レンズ310と第2レンズ320のアッベ数の平均をv12、第3レンズ330と第4レンズ340のアッベ数の平均をv34としたときに、次の条件式を満たすことができる。
10<v12−v34<45 (10)
前記条件式(10)は、本発明の第3実施例による第1レンズ310と第2レンズ320及び第3レンズ330と第4レンズ340の分散に係る関係式であり、前記条件式(10)を満たすことにより、色収差を効果的に低減させることができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第3レンズ330の焦点距離をF3、第4レンズ340の焦点距離をF4、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F/F3|+|F/F4|<3 (11)
前記条件式(11)は、本発明の第3実施例による第3レンズ330及び第4レンズ340の屈折力に係る関係式であり、前記条件式(11)を満たすことにより、収差を低減させることができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第1レンズ310の像面側の面の曲率半径をr12、撮像レンズ300の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.15<r12/F<0.9 (12)
前記条件式(12)は、本発明の第3実施例による第1レンズ310の像面側の面の曲率半径に係るパワーの関係式であり、前記条件式(12)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第1レンズ310の焦点距離をF1、第3レンズ330の焦点距離をF3としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F1/F3|<25 (13)
前記条件式(13)は、本発明の第3実施例による第1レンズ310及び第3レンズ330のパワーの関係式であり、前記条件式(13)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第5レンズ350の物体側の面の曲率半径をr9、第5レンズ350の像面側の面の曲率半径をr10としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|(r9−r10)/(r9+r10)|<6 (14)
前記条件式(14)は、本発明の第3実施例による第5レンズ350のパワーの関係式であり、前記条件式(14)を満たすことにより、正(+)のパワーを有する第5レンズ350を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、撮像レンズ300の全体焦点距離をF、第1レンズ310の焦点距離をF1、第2レンズ320の焦点距離をF2としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F1|+|F/F2|<4 (15)
前記条件式(15)は、本発明の第3実施例による撮像レンズ300全体のパワーを決定する関係式であり、前記条件式(15)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第1レンズ310の焦点距離をF1、第2レンズ320の焦点距離をF2、第3レンズ330の焦点距離をF3、第4レンズ340の焦点距離をF4としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<(|F1|+|F2|)/(|F3|+|F4|)<30 (16)
前記条件式(16)は、本発明の第3実施例による第1レンズ310、第2レンズ320、第3レンズ330及び第4レンズ340のパワーの関係式であり、前記条件式(16)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、撮像レンズ300の全体焦点距離をF、第4レンズ340の焦点距離をF4、第5レンズ350の焦点距離をF5、第6レンズ360の焦点距離をF6としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.20<|F/F4|+|F/F5|+|F/F6|<7.5 (17)
前記条件式(17)は、本発明の第3実施例による第4レンズ340、第5レンズ350及び第6レンズ360のパワーの関係式であり、前記条件式(17)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、撮像レンズ300の全体焦点距離をF、光軸上で第1レンズ310の物体側の面と第6レンズ360の像面側の面との間の距離をDLとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.7<DL/F<1.2 (18)
前記条件式(18)を満たすことにより、コンパクト(compact)な撮像レンズ300を形成することができる。
また、本発明の第3実施例による撮像レンズ300において、第4レンズ340のアッベ数をv4、第5レンズ350のアッベ数をv5としたときに、次の条件式を満たすことができる。
42<v4+v5<115 (19)
前記条件式(19)は、本発明の第3実施例による第4レンズ340と第5レンズ350の分散に係る関係式であり、前記条件式(19)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ300を形成することができる。
図8及び図9は、本発明の第3実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図8及び図9は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図8は、本発明の第3実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。また、図9は、本発明の第3実施例によるコマ収差(Coma Aberration)を測定したグラフである。
図8に示したように、球面収差を測定したグラフは各波長による球面収差を示す。ここで、各波長が垂直軸に隣接して示されることから、球面収差特性に優れていることが分かる。
尚、非点収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE、垂直軸)及びフォーカス(FOCUS、水平軸)位置によるx軸光の方向成分(X)とy軸光の方向成分(Y)の収差特性を示す。ここで、X、Yが互いに隣接して示されることから、イメージのぼけがなく、解像力の劣化現象が生じないことが分かる。
また、歪曲収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE)による歪曲(Distortion、水平軸)特性を示す。ここで、歪曲度が主に歪曲(Distortion、水平軸)の−1〜+1の間に位置していることから、実際に歪曲が殆どないことが分かる。
図9に示したように、コマ収差を測定したグラフは、像面の高さによって各波長によるタンジェンシャル(Tangential)及びサジタル(Sagittal)の収差特性を示す。この際、各波長が水平軸上に隣接して示されることから、横色収差が小さく現われることが分かる。
<第4実施例>
図10は、本発明の第4実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図12を参照すると、本発明の第4実施例による撮像レンズ400は、物体側から順に配置される第1レンズ410と、第2レンズ420と、第3レンズ430と、第4レンズ440と、第5レンズ450と、第6レンズ460と、を含んでなる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400は、前記第1レンズ410から前記第6レンズ460のうち何れか一つより物体側または像面側に近く位置される絞り405をさらに含むことができる。
まず、物体(被写体)の映像を獲得するために、物体の映像情報に該当する光は、第1レンズ410、絞り405、第2レンズ420、第3レンズ430、第4レンズ440、第5レンズ450、第6レンズ460、及びフィルタ470を順に通過し、受光素子480に入射される。
ここで、第1レンズ410は、正(+)のパワーを有し、物体側に凸の形態に形成される。
また、第2レンズ420は、正(+)のパワーを有するように形成される。
さらに、第3レンズ430及び第4レンズ440は、正(+)または負(−)のパワーを有するように形成されることができる。
ここで、第3レンズ430及び第4レンズ440のうち少なくとも何れか一つ以上は、V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差を顕著に低減することができる。しかし、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、第3レンズ430及び第4レンズ440のうち少なくとも何れか一つ以上は、20<V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差をさらに顕著に低減することができる。
また、第5レンズ450は、正(+)のパワーを有し、物体側に凹に、像面側に凸の形態に形成されることができる。この際、第5レンズ450は、物体側の面または像面側の面のうち少なくとも一つの面に変曲点を有するように形成される。
さらに、第6レンズ460は、負(−)のパワーを有し、像面側に凹に形成され、像面側の面に変曲点を有するように形成される。
ここで、第1レンズ410、第2レンズ420、第3レンズ430、第4レンズ440、第5レンズ450及び第6レンズ460は、非球面に形成されることができるが、本発明がこれに限定されるものではない。
また、絞り405は、第1レンズ410から第5レンズ450のうち何れか一つより物体側または像面側に近く配置されており、入射光を選択的に収斂して焦点距離を調節する。この際、一例として、絞り405は、第1レンズ410より物体側または像面側に近く配置されることができる。また、他の例として、絞り405は、第1レンズ410の物体側の面と第3レンズ430の物体側の面との間に配置されることができる。しかし、本発明の第4実施例による絞り405の位置は、一例及び他の例に限定されない。
また、フィルタ470は、赤外線遮断フィルタ(IR cut filter)からなることができるが、本発明の第4実施例によるフィルタ470の種類がこれに限定されるものではない。
この際、赤外線遮断フィルタは、外部光から放出される輻射熱が前記受光素子480に伝達されないように遮断する機能をする。
即ち、赤外線遮断フィルタは、可視光線は透過させ、赤外線は反射させて外部に放出させる構造を有する。
また、像が結ばれる面を含む受光素子480は、被写体映像に対応する光信号を電気的信号に変換するイメージセンサからなることができる。この際、イメージセンサは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサであることができるが、本発明の受光素子が必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の第4実施例による撮像レンズ400は、次の表10に示す光学特性を有する。
前記表10に図示されたように、第4実施例による撮像レンズ400の前記第1レンズ410(L1)、前記第2レンズ420(L2)、前記第3レンズ430(L3)、前記第4レンズ440(L4)、前記第5レンズ450(L5)及び前記第6レンズ460(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表10に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ400の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り405(S1)を意味する。
ここで、絞り405が第1レンズ410の物体側の面に配置されているが、本発明の第4実施例による絞り405の位置は、これに限定されない。また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400が絞り405を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表11は、本発明の第4実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表10及び表11に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り405(S1)であって、平面であるため非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ470であり、S16は受光素子480であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
また、本発明の第4実施例による前記撮像レンズ400の全体焦点距離をF、第1レンズ410、第2レンズ420、第3レンズ430、第4レンズ440、第5レンズ450及び第6レンズ460の焦点距離をそれぞれF1、F2、F3、F4、F5及びF6としたときに、それぞれの値は、次の表12のとおりである。
本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第1レンズ410の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.95<TTL/F<1.35 (1)
前記条件式(1)は、本発明の第4実施例による撮像レンズ400のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(1)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例によると、第1レンズ410の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
1.15<TTL/F<1.45 (2)
前記条件式(2)を満たすことにより、商品性がより良好であり、光学的性能をより容易に確保できるだけでなく、よりスリムな撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例によると、第1レンズ410と第2レンズ420の合成焦点距離をF12、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.5<F/F12<2.5 (3)
前記条件式(3)は、本発明の第4実施例による第1レンズ410と前記第2レンズ420のパワーの関係式であり、条件式(3)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ400が設計される場合、軸上性能が劣化して商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(3)を満たすことにより、軸上性能が向上して商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ400を形成することができる。
尚、本発明の第4実施例による撮像レンズ400の第3レンズ430と第4レンズ440の合成焦点距離をF34、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
−2.5<F/F34<−0.4 (4)
前記条件式(4)は、本発明の第4実施例による第3レンズ430と第4レンズ440のパワーの関係式であり、条件式(4)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ400が設計される場合、色収差及び軸外収差の補正が適切になされず商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(4)を満たすことにより、商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第1レンズ410の焦点距離をF1、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<F/F1<1.5 (5)
前記条件式(5)は、本発明の第4実施例による第1レンズ410のパワーの関係式であり、条件式(5)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ400が設計される場合、屈折力が減少して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(5)を満たすことにより、屈折力の減少を防止して敏感度が良好な撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第3レンズ430の焦点距離をF3、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F3|<2.5 (6)
前記条件式(6)は、本発明の第4実施例による第3レンズ430のパワーの関係式であり、条件式(6)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ400が設計される場合、屈折力が分散して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(6)を満たすことにより、屈折力の分散を防止して敏感度が良好な撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第5レンズ450の焦点距離をF5、第6レンズ460の焦点距離をF6、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.3<F/F5+F/F6<6.0 (7)
前記条件式(7)は、本発明の第4実施例による第5レンズ450及び第6レンズ460のパワーの関係式であり、前記条件式(7)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第1レンズ410の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、イメージハイトをImgHとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.35<TTL/2ImgH<0.95 (8)
前記条件式(8)は、本発明の第4実施例による撮像レンズ400のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(8)を満たすことにより、スリムな形態に撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例によると、撮像レンズ400の視野角をFOV(Field Of View)としたときに、次の条件式を満たすことができる。
65<FOV<88 (9)
前記条件式(9)は、本発明の第4実施例による撮像レンズ400の視野角に係る関係式であり、前記条件式(9)を満たすことにより、スリムでかつ準広角の形態に撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第1レンズ410と第2レンズ420のアッベ数の平均をv12、第3レンズ430と第4レンズ440のアッベ数の平均をv34としたときに、次の条件式を満たすことができる。
10<v12−v34<45 (10)
前記条件式(10)は、本発明の第4実施例による第1レンズ410と第2レンズ420及び第3レンズ430と第4レンズ440の分散に係る関係式であり、前記条件式(10)を満たすことにより、色収差を効果的に低減させることができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第3レンズ430の焦点距離をF3、第4レンズ440の焦点距離をF4、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F/F3|+|F/F4|<3 (11)
前記条件式(11)は、本発明の第4実施例による第3レンズ430及び第4レンズ440の屈折力に係る関係式であり、前記条件式(11)を満たすことにより、収差を低減させることができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第1レンズ410の像面側の面の曲率半径をr12、撮像レンズ400の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.15<r12/F<0.9 (12)
前記条件式(12)は、本発明の第4実施例による第1レンズ410の像面側の面の曲率半径に係るパワーの関係式であり、前記条件式(12)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第1レンズ410の焦点距離をF1、第3レンズ430の焦点距離をF3としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F1/F3|<25 (13)
前記条件式(13)は、本発明の第4実施例による第1レンズ410及び第3レンズ430のパワーの関係式であり、前記条件式(13)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第5レンズ450の物体側の面の曲率半径をr9、第5レンズ450の像面側の面の曲率半径をr10としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|(r9−r10)/(r9+r10)|<6 (14)
前記条件式(14)は、本発明の第4実施例による第5レンズ450のパワーの関係式であり、前記条件式(14)を満たすことにより、正(+)のパワーを有する第5レンズ450を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、撮像レンズ400の全体焦点距離をF、第1レンズ410の焦点距離をF1、第2レンズ420の焦点距離をF2としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F1|+|F/F2|<4 (15)
前記条件式(15)は、本発明の第4実施例による撮像レンズ400全体のパワーを決定する関係式であり、前記条件式(15)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第1レンズ410の焦点距離をF1、第2レンズ420の焦点距離をF2、第3レンズ430の焦点距離をF3、第4レンズ440の焦点距離をF4としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<(|F1|+|F2|)/(|F3|+|F4|)<30 (16)
前記条件式(16)は、本発明の第4実施例による第1レンズ410、第2レンズ420、第3レンズ430及び第4レンズ440のパワーの関係式であり、前記条件式(16)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、撮像レンズ400の全体焦点距離をF、第4レンズ440の焦点距離をF4、第5レンズ450の焦点距離をF5、第6レンズ460の焦点距離をF6としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.20<|F/F4|+|F/F5|+|F/F6|<7.5 (17)
前記条件式(17)は、本発明の第4実施例による第4レンズ440、第5レンズ450及び第6レンズ460のパワーの関係式であり、前記条件式(17)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、撮像レンズ400の全体焦点距離をF、光軸上で第1レンズ410の物体側の面と第6レンズ460の像面側の面との間の距離をDLとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.7<DL/F<1.2 (18)
前記条件式(18)を満たすことにより、コンパクト(compact)な撮像レンズ400を形成することができる。
また、本発明の第4実施例による撮像レンズ400において、第4レンズ440のアッベ数をv4、第5レンズ450のアッベ数をv5としたときに、次の条件式を満たすことができる。
42<v4+v5<115 (19)
前記条件式(19)は、本発明の第4実施例による第4レンズ440と第5レンズ450の分散に係る関係式であり、前記条件式(19)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ400を形成することができる。
図11及び図12は、本発明の第4実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図11及び図12は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図11は、本発明の第4実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。また、図12は、本発明の第4実施例によるコマ収差(Coma Aberration)を測定したグラフである。
図11に示したように、球面収差を測定したグラフは各波長による球面収差を示す。ここで、各波長が垂直軸に隣接して示されることから、球面収差特性に優れていることが分かる。
尚、非点収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE、垂直軸)及びフォーカス(FOCUS、水平軸)位置によるx軸光の方向成分(X)とy軸光の方向成分(Y)の収差特性を示す。ここで、X、Yが互いに隣接して示されることから、イメージのぼけがなく、解像力の劣化現象が生じないことが分かる。
また、歪曲収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE)による歪曲(Distortion、水平軸)特性を示す。ここで、歪曲度が主に歪曲(Distortion、水平軸)の−1〜+1の間に位置していることから、実際に歪曲が殆どないことが分かる。
図12に示したように、コマ収差を測定したグラフは、像面の高さによって各波長によるタンジェンシャル(Tangential)及びサジタル(Sagittal)の収差特性を示す。この際、各波長が水平軸上に隣接して示されることから、横色収差が小さく現われることが分かる。
<第5実施例>
図13は、本発明の第5実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図13を参照すると、本発明の第5実施例による撮像レンズ500は、物体側から順に配置される第1レンズ510と、第2レンズ520と、第3レンズ530と、第4レンズ540と、第5レンズ550と、第6レンズ560と、を含んでなる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500は、前記第1レンズ510から前記第6レンズ560のうち何れか一つより物体側または像面側に近く位置される絞り505をさらに含むことができる。
まず、物体(被写体)の映像を獲得するために、物体の映像情報に該当する光は、第1レンズ510、絞り505、第2レンズ520、第3レンズ530、第4レンズ540、第5レンズ550、第6レンズ560、及びフィルタ570を順に通過し、受光素子580に入射される。
ここで、第1レンズ510は正(+)のパワーを有し、物体側に凸の形態に形成される。
また、第2レンズ520は正(+)のパワーを有するように形成される。
さらに、第3レンズ530及び第4レンズ540は、正(+)または負(−)のパワーを有するように形成されることができる。
ここで、第3レンズ530及び第4レンズ540のうち少なくとも何れか一つ以上は、V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差を顕著に低減することができる。しかし、本発明が必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、第3レンズ530及び第4レンズ540のうち少なくとも何れか一つ以上は、20<V<30の範囲のアッベ数(V)を有するように形成されて、色収差をさらに顕著に低減することができる。
また、第5レンズ550は、負(−)のパワーを有し、物体側に凹の形態に形成されることができる。この際、第5レンズ550は、物体側の面または像面側の面のうち少なくとも一つの面に変曲点を有するように形成されることができる。
さらに、第6レンズ560は、負(−)のパワーを有し、像面側に凹に形成され、像面側の面に変曲点を有するように形成される。
ここで、第1レンズ510、第2レンズ520、第3レンズ530、第4レンズ540、第5レンズ550及び第6レンズ560は非球面に形成されることができるが、本発明がこれに限定されるものではない。
また、絞り505は、第1レンズ510から第5レンズ550のうち何れか一つより物体側または像面側に近く配置されており、入射光を選択的に収斂して焦点距離を調節する。この際、一例として、絞り505は第1レンズ510より物体側または像面側に近く配置されることができる。また、他の例として、絞り505は第1レンズ510の物体側の面と第3レンズ530の物体側の面との間に配置されることができる。しかし、本発明の第5実施例による絞り505の位置は一例及び他の例に限定されない。
また、フィルタ570は赤外線遮断フィルタ(IR cut filter)からなることができるが、本発明の第5実施例によるフィルタ570の種類がこれに限定されるものではない。
この際、赤外線遮断フィルタは、外部光から放出される輻射熱が前記受光素子580に伝達されないように遮断する機能をする。
即ち、赤外線遮断フィルタは、可視光線は透過させ、赤外線は反射させて外部に放出させる構造を有する。
また、像が結ばれる面を含む受光素子580は、被写体映像に対応する光信号を電気的信号に変換するイメージセンサからなることができる。この際、イメージセンサは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサであることができるが、本発明の受光素子が必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の第5実施例による撮像レンズ500は、次の表13に示す光学特性を有する。
前記表13に図示されたように、第5実施例による撮像レンズ500の前記第1レンズ510(L1)、前記第2レンズ520(L2)、前記第3レンズ530(L3)、前記第4レンズ540(L4)、前記第5レンズ550(L5)及び前記第6レンズ560(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表13に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ500の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り505(S1)を意味する。
ここで、絞り505が第1レンズ510の物体側の面に配置されているが、本発明の第5実施例による絞り505の位置はこれに限定されない。また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500が絞り505を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表14は、本発明の第5実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表13及び表14に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り505(S1)であって、平面であるため非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ570であり、S16は受光素子580であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
また、本発明の第5実施例による前記撮像レンズ500の全体焦点距離をF、第1レンズ510、第2レンズ520、第3レンズ530、第4レンズ540、第5レンズ550及び第6レンズ560の焦点距離をそれぞれF1、F2、F3、F4、F5及びF6としたときに、それぞれの値は、次の表15のとおりである。
本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第1レンズ510の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.95<TTL/F<1.35 (1)
前記条件式(1)は、本発明の第5実施例による撮像レンズ500のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(1)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例によると、第1レンズ510の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
1.15<TTL/F<1.45 (2)
前記条件式(2)を満たすことにより、商品性がより良好であり、光学的性能をより容易に確保できるだけでなく、よりスリムな撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例によると、第1レンズ510と第2レンズ520の合成焦点距離をF12、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.5<F/F12<2.5 (3)
前記条件式(3)は、本発明の第5実施例による第1レンズ510と前記第2レンズ520のパワーの関係式であり、条件式(3)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ500が設計される場合、軸上性能が劣化して商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(3)を満たすことにより、軸上性能が向上して商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ500を形成することができる。
尚、本発明の第5実施例による撮像レンズ500の第3レンズ530と第4レンズ540の合成焦点距離をF34、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
−2.5<F/F34<−0.4 (4)
前記条件式(4)は、本発明の第5実施例による第3レンズ530と第4レンズ540のパワーの関係式であり、条件式(4)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ500が設計される場合、色収差及び軸外収差の補正が適切になされず商品性が劣り、光学的性能を確保することが困難となる。
従って、前記条件式(4)を満たすことにより、商品性が良好であり、光学的性能を容易に確保できる撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第1レンズ510の焦点距離をF1、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<F/F1<1.5 (5)
前記条件式(5)は、本発明の第5実施例による第1レンズ510のパワーの関係式であり、条件式(5)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ500が設計される場合、屈折力が減少して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(5)を満たすことにより、屈折力の減少を防止して敏感度が良好な撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第3レンズ530の焦点距離をF3、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F3|<2.5 (6)
前記条件式(6)は、本発明の第5実施例による第3レンズ530のパワーの関係式であり、条件式(6)より小さいかまたは大きい値に撮像レンズ500が設計される場合、屈折力が分散して敏感度が低下する。
従って、前記条件式(6)を満たすことにより、屈折力の分散を防止して敏感度が良好な撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第5レンズ550の焦点距離をF5、第6レンズ560の焦点距離をF6、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.3<F/F5+F/F6<6.0 (7)
前記条件式(7)は、本発明の第5実施例による第5レンズ550及び第6レンズ560のパワーの関係式であり、前記条件式(7)を満たすことにより、テレフォトタイプが可能な撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第1レンズ510の物体側の入射面から像面までの距離をTTL、イメージハイトをImgHとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.35<TTL/2ImgH<0.95 (8)
前記条件式(8)は、本発明の第5実施例による撮像レンズ500のTTLとパワーの関係式であり、前記条件式(8)を満たすことにより、スリムな形態に撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例によると、撮像レンズ500の視野角をFOV(Field Of View)としたときに、次の条件式を満たすことができる。
65<FOV<88 (9)
前記条件式(9)は、本発明の第5実施例による撮像レンズ500の視野角に係る関係式であり、前記条件式(9)を満たすことにより、スリムでかつ準広角の形態に撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第1レンズ510と第2レンズ520のアッベ数の平均をv12、第3レンズ530と第4レンズ540のアッベ数の平均をv34としたときに、次の条件式を満たすことができる。
10<v12−v34<45 (10)
前記条件式(10)は、本発明の第5実施例による第1レンズ510と第2レンズ520及び第3レンズ530と第4レンズ540の分散に係る関係式であり、前記条件式(10)を満たすことにより、色収差を効果的に低減させることができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第3レンズ530の焦点距離をF3、第4レンズ540の焦点距離をF4、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F/F3|+|F/F4|<3 (11)
前記条件式(11)は、本発明の第5実施例による第3レンズ530及び第4レンズ540の屈折力に係る関係式であり、前記条件式(11)を満たすことにより、収差を低減させることができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第1レンズ510の像面側の面の曲率半径をr12、撮像レンズ500の全体焦点距離をFとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.15<r12/F<0.9 (12)
前記条件式(12)は、本発明の第5実施例による第1レンズ510の像面側の面の曲率半径に係るパワーの関係式であり、前記条件式(12)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第1レンズ510の焦点距離をF1、第3レンズ530の焦点距離をF3としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|F1/F3|<25 (13)
前記条件式(13)は、本発明の第5実施例による第1レンズ510及び第3レンズ530のパワーの関係式であり、前記条件式(13)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第5レンズ550の物体側の面の曲率半径をr9、第5レンズ550の像面側の面の曲率半径をr10としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<|(r9−r10)/(r9+r10)|<6 (14)
前記条件式(14)は、本発明の第5実施例による第5レンズ550のパワーの関係式であり、前記条件式(14)を満たすことにより、正(+)のパワーを有する第5レンズ550を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、撮像レンズ500の全体焦点距離をF、第1レンズ510の焦点距離をF1、第2レンズ520の焦点距離をF2としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.2<|F/F1|+|F/F2|<4 (15)
前記条件式(15)は、本発明の第5実施例による撮像レンズ500全体のパワーを決定する関係式であり、前記条件式(15)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第1レンズ510の焦点距離をF1、第2レンズ520の焦点距離をF2、第3レンズ530の焦点距離をF3、第4レンズ540の焦点距離をF4としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0<(|F1|+|F2|)/(|F3|+|F4|)<30 (16)
前記条件式(16)は、本発明の第5実施例による第1レンズ510、第2レンズ520、第3レンズ530及び第4レンズ540のパワーの関係式であり、前記条件式(16)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、撮像レンズ500の全体焦点距離をF、第4レンズ540の焦点距離をF4、第5レンズ550の焦点距離をF5、第6レンズ560の焦点距離をF6としたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.20<|F/F4|+|F/F5|+|F/F6|<7.5 (17)
前記条件式(17)は、本発明の第5実施例による第4レンズ540、第5レンズ550及び第6レンズ560のパワーの関係式であり、前記条件式(17)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、撮像レンズ500の全体焦点距離をF、光軸上で第1レンズ510の物体側の面と第6レンズ560の像面側の面との間の距離をDLとしたときに、次の条件式を満たすことができる。
0.7<DL/F<1.2 (18)
前記条件式(18)を満たすことにより、コンパクト(compact)な撮像レンズ500を形成することができる。
また、本発明の第5実施例による撮像レンズ500において、第4レンズ540のアッベ数をv4、第5レンズ550のアッベ数をv5としたときに、次の条件式を満たすことができる。
42<v4+v5<115 (19)
前記条件式(19)は、本発明の第5実施例による第4レンズ540と第5レンズ550の分散に係る関係式であり、前記条件式(19)を満たすことにより、光学特性に優れた撮像レンズ500を形成することができる。
図14及び図15は、本発明の第5実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図14及び図15は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図14は、本発明の第5実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。また、図15は、本発明の第5実施例によるコマ収差(Coma Aberration)を測定したグラフである。
図14に示したように、球面収差を測定したグラフは各波長による球面収差を示す。ここで、各波長が垂直軸に隣接して示されることから、球面収差特性に優れていることが分かる。
尚、非点収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE、垂直軸)及びフォーカス(FOCUS、水平軸)位置によるx軸光の方向成分(X)とy軸光の方向成分(Y)の収差特性を示す。ここで、X、Yが互いに隣接して示されることから、イメージのぼけがなく、解像力の劣化現象が生じないことが分かる。
また、歪曲収差を測定したグラフは、物体側からみたときの像面高さ(ANGLE)による歪曲(Distortion、水平軸)特性を示す。ここで、歪曲度が主に歪曲(Distortion、水平軸)の−1〜+1の間に位置していることから、実際に歪曲が殆どないことが分かる。
図15に示したように、コマ収差を測定したグラフは、像面の高さによって各波長によるタンジェンシャル(Tangential)及びサジタル(Sagittal)の収差特性を示す。この際、各波長が水平軸上に隣接して示されることから、横色収差が小さく現われることが分かる。
<第6実施例>
図16は、本発明の第6実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図16を参照すると、本発明の第6実施例による撮像レンズ600は、次の表16に示す光学特性を有する。
前記表16に図示されたように、本発明の第6実施例による撮像レンズ600の前記第1レンズ610(L1)、前記第2レンズ620(L2)、前記第3レンズ630(L3)、前記第4レンズ640(L4)、前記第5レンズ650(L5)及び前記第6レンズ660(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表16に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ600の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り605(S1)を意味する。
ここで、絞り605が第1レンズ610の物体側の面に配置されているが、本発明の第6実施例による絞り605の位置はこれに限定されない。また、本発明の第6実施例による撮像レンズ600が絞り605を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表17は、本発明の第6実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表16及び表17に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り605(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ670であり、S16は受光素子680であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図17は、本発明の第6実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図17は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図17は、本発明の第6実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第7実施例>
図18は、本発明の第7実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図18を参照すると、本発明の第7実施例による撮像レンズ700は、次の表18に示す光学特性を有する。
前記表18に図示されたように、本発明の第7実施例による撮像レンズ700の前記第1レンズ710(L1)、前記第2レンズ720(L2)、前記第3レンズ730(L3)、前記第4レンズ740(L4)、前記第5レンズ750(L5)及び前記第6レンズ760(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表18に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ700の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り705(S1)を意味する。
ここで、絞り705が第1レンズ710の物体側の面に配置されているが、本発明の第7実施例による絞り705の位置は、これに限定されない。また、本発明の第7実施例による撮像レンズ700が絞り705を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表19は、本発明の第7実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表18及び表19に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り705(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ770であり、S16は受光素子780であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図19は、本発明の第7実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図19は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図19は、本発明の第7実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第8実施例>
図20は、本発明の第8実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図20を参照すると、本発明の第8実施例による撮像レンズ800は、次の表20に示す光学特性を有する。
前記表20に図示されたように、本発明の第8実施例による撮像レンズ800の前記第1レンズ810(L1)、前記第2レンズ820(L2)、前記第3レンズ830(L3)、前記第4レンズ840(L4)、前記第5レンズ850(L5)及び前記第6レンズ860(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表20に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ800の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り805(S1)を意味する。
ここで、絞り805が第1レンズ810の物体側の面に配置されているが、本発明の第8実施例による絞り805の位置は、これに限定されない。また、本発明の第8実施例による撮像レンズ800が絞り805を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表21は、本発明の第8実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表20及び表21に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り805(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ870であり、S16は受光素子880であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図21は、本発明の第8実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図21は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図21は、本発明の第8実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第9実施例>
図22は、本発明の第9実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図22を参照すると、本発明の第9実施例による撮像レンズ900は、次の表22に示す光学特性を有する。
前記表22に図示されたように、本発明の第9実施例による撮像レンズ900の前記第1レンズ910(L1)、前記第2レンズ920(L2)、前記第3レンズ930(L3)、前記第4レンズ940(L4)、前記第5レンズ950(L5)及び前記第6レンズ960(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表22に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ900の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り905(S1)を意味する。
ここで、絞り905が第1レンズ910の物体側の面に配置されているが、本発明の第9実施例による絞り905の位置は、これに限定されない。また、本発明の第9実施例による撮像レンズ900が絞り905を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表23は、本発明の第9実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表22及び表23に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り905(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ970であり、S16は受光素子980であるイメージセンサであって、平面であるため、非球面係数値がない。
図23は、本発明の第9実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図23は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図23は、本発明の第9実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第10実施例>
図10は、本発明の第10実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図10を参照すると、本発明の第10実施例による撮像レンズ1000は、次の表24に示す光学特性を有する。
前記表24に図示されたように、本発明の第10実施例による撮像レンズ1000の前記第1レンズ1010(L1)、前記第2レンズ1020(L2)、前記第3レンズ1030(L3)、前記第4レンズ1040(L4)、前記第5レンズ1050(L5)及び前記第6レンズ1060(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表24に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1000の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1005(S1)を意味する。
ここで、絞り1005が第1レンズ1010の物体側の面に配置されているが、本発明の第10実施例による絞り1005の位置はこれに限定されない。また、本発明の第10実施例による撮像レンズ1000が絞り1005を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表25は、本発明の第10実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表24及び表25に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り1005(S1)であって、平面であるため非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1070であり、S16は受光素子1080であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図25は、本発明の第10実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図25は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図25は、本発明の第10実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第11実施例>
図26は、本発明の第11実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図26を参照すると、本発明の第11実施例による撮像レンズ1100は、次の表26に示す光学特性を有する。
前記表26に図示されたように、本発明の第11実施例による撮像レンズ1100の前記第1レンズ1110(L1)、前記第2レンズ1120(L2)、前記第3レンズ1130(L3)、前記第4レンズ1140(L4)、前記第5レンズ1150(L5)及び前記第6レンズ1160(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表26に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1100の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1105(S1)を意味する。
ここで、絞り1105が第1レンズ1110の物体側の面に配置されているが、本発明の第11実施例による絞り1105の位置は、これに限定されない。また、本発明の第11実施例による撮像レンズ1100が絞り1105を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表27は、本発明の第11実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表26及び表27に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1105(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1170であり、S16は受光素子1180であるイメージセンサであって、平面であるため、非球面係数値がない。
図27は、本発明の第11実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図27は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図27は、本発明の第11実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第12実施例>
図28は、本発明の第12実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図28を参照すると、本発明の第12実施例による撮像レンズ1200は、次の表28に示す光学特性を有する。
前記表28に図示されたように、本発明の第12実施例による撮像レンズ1200の前記第1レンズ1210(L1)、前記第2レンズ1220(L2)、前記第3レンズ1230(L3)、前記第4レンズ1240(L4)、前記第5レンズ1250(L5)及び前記第6レンズ1260(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表28に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1200の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1205(S1)を意味する。
ここで、絞り1205が第1レンズ1210の物体側の面に配置されているが、本発明の第12実施例による絞り1205の位置は、これに限定されない。また、本発明の第12実施例による撮像レンズ1200が絞り1205を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表29は、本発明の第12実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表28及び表29に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1205(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1270であり、S16は受光素子1280であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図29は、本発明の第12実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図29は多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図29は、本発明の第12実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第13実施例>
図30は、本発明の第13実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図30を参照すると、本発明の第13実施例による撮像レンズ1300は、次の表30に示す光学特性を有する。
前記表30に図示されたように、本発明の第13実施例による撮像レンズ1300の前記第1レンズ1310(L1)、前記第2レンズ1320(L2)、前記第3レンズ1330(L3)、前記第4レンズ1340(L4)、前記第5レンズ1350(L5)及び前記第6レンズ1360(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表30に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1300の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1305(S1)を意味する。
ここで、絞り1305が第1レンズ1310の物体側の面に配置されているが、本発明の第13実施例による絞り1305の位置はこれに限定されない。また、本発明の第13実施例による撮像レンズ1300が絞り1305を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表31は、本発明の第13実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表30及び表31に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1305(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1370であり、S16は受光素子1380であるイメージセンサであって、平面であるため、非球面係数値がない。
図31は、本発明の第13実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図31は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図31は、本発明の第13実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第14実施例>
図32は、本発明の第14実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図32を参照すると、本発明の第14実施例による撮像レンズ1400は、次の表32に示す光学特性を有する。
前記表32に図示されたように、本発明の第14実施例による撮像レンズ1400の前記第1レンズ1410(L1)、前記第2レンズ1420(L2)、前記第3レンズ1430(L3)、前記第4レンズ1440(L4)、前記第5レンズ1450(L5)及び前記第6レンズ1460(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表32に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1400の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1405(S1)を意味する。
ここで、絞り1405が第1レンズ1410の物体側の面に配置されているが、本発明の第14実施例による絞り1405の位置はこれに限定されない。また、本発明の第14実施例による撮像レンズ1400が絞り1405を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表33は、本発明の第14実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表32及び表33に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1405(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1470であり、S16は受光素子1480であるイメージセンサであって、平面であるため、非球面係数値がない。
図33は、本発明の第14実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図33は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図33は、本発明の第14実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第15実施例>
図34は、本発明の第15実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図34を参照すると、本発明の第15実施例による撮像レンズ1500は、次の表34に示す光学特性を有する。
前記表34に図示されたように、本発明の第15実施例による撮像レンズ1500の前記第1レンズ1510(L1)、前記第2レンズ1520(L2)、前記第3レンズ1530(L3)、前記第4レンズ1540(L4)、前記第5レンズ1550(L5)及び前記第6レンズ1560(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表34に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1500の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1505(S1)を意味する。
ここで、絞り1505が第1レンズ1510の物体側の面に配置されているが、本発明の第15実施例による絞り1505の位置は、これに限定されない。また、本発明の第15実施例による撮像レンズ1500が絞り1505を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表35は、本発明の第15実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表34及び表35に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1505(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1570であり、S16は受光素子1580であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図35は、本発明の第15実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図35は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図35は、本発明の第15実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第16実施例>
図36は、本発明の第16実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図36を参照すると、本発明の第16実施例による撮像レンズ1600は、次の表36に示す光学特性を有する。
前記表36に図示されたように、本発明の第16実施例による撮像レンズ1600の前記第1レンズ1610(L1)、前記第2レンズ1620(L2)、前記第3レンズ1630(L3)、前記第4レンズ1640(L4)、前記第5レンズ1650(L5)及び前記第6レンズ1660(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表36に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1600の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1605(S1)を意味する。
ここで、絞り1605が第1レンズ1610の物体側の面に配置されているが、本発明の第16実施例による絞り1605の位置は、これに限定されない。また、本発明の第16実施例による撮像レンズ1600が絞り1605を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表37は、本発明の第16実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表36及び表37に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1605(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1670であり、S16は受光素子1680であるイメージセンサであって、平面であるため、非球面係数値がない。
図37は、本発明の第16実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図37は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図37は、本発明の第16実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第17実施例>
図38は、本発明の第17実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図38を参照すると、本発明の第17実施例による撮像レンズ1700は、次の表41に示す光学特性を有する。
前記表38に図示されたように、本発明の第17実施例による撮像レンズ1700の前記第1レンズ1710(L1)、前記第2レンズ1720(L2)、前記第3レンズ1730(L3)、前記第4レンズ1740(L4)、前記第5レンズ1750(L5)及び前記第6レンズ1760(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表38に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1700の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1705(S1)を意味する。
ここで、絞り1705が第1レンズ1710の物体側の面に配置されているが、本発明の第17実施例による絞り1705の位置はこれに限定されない。また、本発明の第17実施例による撮像レンズ1700が絞り1705を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表39は、本発明の第17実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表38及び表39に記載されたように、S1は光量を調節するために用いられる開口絞り1705(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1770であり、S16は受光素子1780であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図39は、本発明の第17実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図39は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図39は、本発明の第17実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第18実施例>
図40は、本発明の第18実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図40を参照すると、本発明の第18実施例による撮像レンズ1800は、次の表40に示す光学特性を有する。
前記表40に図示されたように、本発明の第18実施例による撮像レンズ1800の前記第1レンズ1810(L1)、前記第2レンズ1820(L2)、前記第3レンズ1830(L3)、前記第4レンズ1840(L4)、前記第5レンズ1850(L5)及び前記第6レンズ1860(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表40に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1800の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1805(S1)を意味する。
ここで、絞り1806が第1レンズ1810の物体側の面に配置されているが、本発明の第18実施例による絞り1805の位置はこれに限定されない。また、本発明の第18実施例による撮像レンズ1800が絞り1805を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表41は、本発明の第18実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表40及び表41に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1805(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1870であり、S16は受光素子1880であるイメージセンサであって、平面であるため、非球面係数値がない。
図41は、本発明の第18実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図41は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図41は、本発明の第18実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
<第19実施例>
図42は、本発明の第19実施例による撮像レンズの内部構造を概略的に示した側断面図である。
図42を参照すると、本発明の第19実施例による撮像レンズ1900は、次の表42に示す光学特性を有する。
前記表42に図示されたように、本発明の第19実施例による撮像レンズ1900の前記第1レンズ1910(L1)、前記第2レンズ1920(L2)、前記第3レンズ1930(L3)、前記第4レンズ1940(L4)、前記第5レンズ1950(L5)及び前記第6レンズ1960(L6)は、全ての面が非球面である。
また、前記表42に記載の「−」値は、定義されていない値を意味する。
また、前記S1は、本発明の実施例において撮像レンズ1900の光量を決定づける面を意味し、前記S1の備考に記載の「Stop」は、光量を調節するために用いられる前記開口絞り1905(S1)を意味する。
ここで、絞り1905が第1レンズ1910の物体側の面に配置されているが、本発明の第19実施例による絞り1905の位置はこれに限定されない。また、本発明の第19実施例による撮像レンズ1900が絞り1905を必ず含むと限定されるものではない。
下記の表43は、本発明の第19実施例による非球面レンズの非球面係数値である。
前記表42及び表43に記載されたように、S1は、光量を調節するために用いられる開口絞り1905(S1)であって、平面であるため、非球面係数値がない。
また、S14及びS15はフィルタ1970であり、S16は受光素子1980であるイメージセンサであって、平面であるため非球面係数値がない。
図43は、本発明の第19実施例による収差特性を示したグラフである。この際、図43は、多数の波長を多数の色で表示して収差特性を示す。
ここで、図43は、本発明の第19実施例による球面収差(Longitudinal Spherical Aberration)、非点収差(Astigmatic Field Curves)、及び歪曲収差(Distortion)を測定したグラフである。
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。