JP5875004B2 - 支柱構造 - Google Patents

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Description

本発明はテーブル等の家具あるいは陳列棚等の支柱構造であって、天板及び/または底板に支柱を立設するに際し、ワンタッチで支柱を着脱可能にするためにロック機構を設けた支柱構造に関する。詳しくは、テーブル等の家具あるいは陳列棚等の組立時に、支柱が天板及び/または底板に対し過度に締め付けられるのを防ぎつつ、不意の衝撃や振動等によって外れ難くするとともに、不使用時には支柱を天板及び/または底板から瞬時に分解可能とした支柱構造に関する。
従来から、着脱自在の脚、あるいは支柱を備えたテーブルが知られており、脚の上端に取着した座板を、ボルト、ナットを使ってテーブルの天板裏面に着脱自在に固定させる方法を採っていた。また、座卓等であれば、天板と脚を蝶番で連結し、脚を折畳み自在にする方法も行われて来た。一方、日本は土地が狭いこともあり、土地の広さや形状に合せて店舗が作られていく。そして、限られた広さの店舗にできるだけ多くの商品を並べる。そのために、テーブル、陳列棚等を配置して立体的に商品を並べて単位面積当たりの商品陳列の効率を上げることになる。また、陳列も年中固定したものではなく、例えば季節ごと、月ごと、あるいは週ごとに特売場を開設する等、店舗内のレイアウトが変わる。そのために、テーブル、陳列棚等の数が異なり、取り扱う商品アイテムも、陳列位置も必然的に変えざるをえない。そこで、リースのテーブル、陳列棚等を配置して変動するレイアウトに対応することになる。つまり、テーブル、陳列棚等は固定したものではなく、用が済んだら返却することになる。このため、テーブル、陳列棚等には、支柱を短時間で組み立てあるいは分解することが求められる。従来は、テーブル、陳列棚等の天板及び/または底板にナットを溶着し、かつ、支柱の先端にボルトを溶接して、天板及び/または底板に支柱を螺着する連結構造とする。また、用済み後は、螺子を緩めて支柱と天板及び/または底板とに分解する。
このようなテーブル、陳列棚等には数々の工夫がなされ、その中で次のような支柱構造に関する発明が提案されている。本件出願人は、先に、家具の脚取付構造について、不使用時には、家具本体からその脚部を簡単に取外せて、家具の保管・移動に便利であり、使用時には、極めて簡単かつ強固に脚部を取付けられるようにした、テーブル等の家具の脚取付け構造に関する発明を提案している(特許文献1)。この発明は、テーブル等の家具の脚部を、底板等の家具本体に着脱自在に取付ける為の構造であって、家具本体に固定させる基盤に、有底短筒状の嵌合突起を下向きに突設した固定部と、脚部の上端に設けられて、前記嵌合突起を緊密に挿嵌させる嵌合孔を備える被固定部とから成り、前記嵌合突起の底面には、筒の径方向に伸びるスリットを設けると共に、底面の上面は、前記スリットの両側端からそれぞれ筒周方向に上向きに緩やかに傾斜する斜面に形成し、前記嵌合孔の底部には、前記スリットに挿嵌させ得る形状を備えて、その上端に前記斜面に当接させる掛止部を設けた掛止部材を突設し、前記掛止部を前記スリットに挿通させたうえ、前記脚部をその軸周りに回動させると、前記掛止部が前記斜面を次第に締付けて、前記固定部と被固定部とが強固に係合される構成とする。
特許第3474265号公報
然るに、従来のテーブル、陳列棚等の支柱構造には、まとめると次のような問題点がある。
第一に、天板及び/または底板に支柱を固着するにあたり、構造が複雑であり、簡単に支柱を取外すことができない。そのために、テーブル、陳列棚等がリース物件の場合、天板と支柱を分解して運搬し易くしたいという顧客のニーズに対応できない。あるいは、展示場、特売場等で次のセールのための会場の準備をする際に、支柱と天板及び/または底板とを分解するために時間がかかる。この他、陳列棚は底板と支柱を溶接等により固着して分解できないものもある。その他、各支柱に1個以上のナットを締付けるので、螺脱する作業は甚だ繁雑であり、テーブル、陳列棚等の数量が多い場合は、多くの時間と人手を要する。そして、支柱を天板に折畳み式に取付けたものは、その構造上、固定強度に問題があり、大型のテーブルには適せず、また、脚が円柱形の場合は連結構造が複雑になってしまう。
第二に、支柱と天板及び/または底板との連結構造がナットとボルトの螺着構造の場合、分解するために螺子を緩める時間がかかり撤去作業がスムーズにいかない。また、何度も支柱と天板及び/または底板との分解を繰り返すうちに、螺子部の損傷あるいは摩耗によって螺子がゆるまず分解作業が容易でなく、組み立てあるいは分解の際の即時性に欠けていた。しかも、これらの連結金具は思いがけない衝撃によって、支柱が天板及び/または底板から外れる恐れがある。
第三に、特許文献1の場合、脚部をその軸周りに回動させると、掛止部が斜面を次第に締付けて、固定部と被固定部とが強固に係合されるように構成されているが、掛止部及び斜面は金属からなる関係上、脚部を締め付け過ぎると、掛止部と斜面との間でカジリ等が生じ、脚部を家具本体から簡単かつ迅速に取外すことができなくなる。また、長年に亘る使用により掛止部が変形すると、締め付け力が弱まりガタツキが生じる。このような場合には、脚部を更に締まる方向へ回動させれば、所謂増し締めの作用により締め付け力は回復するが、この際も脚部を締め付け過ぎると掛止部と斜面との間でカジリ等が生じ、脚部を家具本体から簡単かつ迅速に取外すことができなくなる。しかも、掛止部の変形が大きくなると、脚部を締め付け方向へ回動させても掛止部が斜面を締め付けることが困難となり、状況によっては脚部がグルグルと回動したり、掛止部が斜面の終端部を通り越してスリットへ至り、当該スリットから抜脱することにより、脚部が家具本体から外れたりしかねない。
本発明は前記種々の問題点に鑑み、テーブル、陳列棚等を使用する際には天板及び/または底板に支柱を極めて簡単にかつ強固に取付け、不使用時には支柱を天板及び/または底板から取外し、保管・運搬の便を図るようにした支柱構造であって、支柱を天板及び/または底板に取付ける際に、支柱が過度に締め付けられるのを防いだ状態で強固な取付けを可能とするとともに、取外し時には迅速・容易に支柱の締め付けを解除可能とした支柱構造の提供を目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明は、固定部に回動部を嵌設する支柱構造において、前記固定部を構成する基盤が天板及び/または底板に固着され、前記基盤に短筒状の嵌合突起を突設し、この嵌合突起の底面に挿通穴を穿設するとともに、この挿通穴の両側に、それぞれ緩やかに傾斜する螺旋面を形成し、一方、前記回動部は支柱の端部に付設され、前記支柱のほぼ端部における直径方向に渡し板を橋絡し、この渡し板のほぼ中央にT字状のロック棒を立設し、前記固定部の嵌合突起が、底面の挿通穴に前記T字状のロック棒の係止棒を挿通した状態で、前記回動部における前記支柱の端部内周に挿嵌され、前記係止棒が、前記支柱の軸周りへの回動により前記螺旋面に対して締付けられた状態で、前記回動部が前記固定部に係止される支柱構造であって、前記螺旋面には、当該螺旋面に対し前記係止棒が必要以上に締め付けられるのを防ぐための溝または段部を、5度ないし15度の間隔で放射状に設けるようにした。
また、固定部は下方に凹状の第一基盤と上方に凹状の第二基盤とからなり、これらのそれぞれの凹み同士が向き合って形成される空洞には第二基盤側から第一基盤側へ向かって順に巻きバネ及び座金を配置するとともに、前記第一基盤に突設した嵌合突起底面の螺旋面には、当該螺旋面に対し前記係止棒が必要以上に締め付けられるのを防ぐための溝または段部を、5度ないし15度の間隔で放射状に設けるようにした。
更に、前記螺旋面の終端には、係止棒が大きく変形した際に、支柱が180度以上回動するのを防ぐためのストッパーを設けるのが好ましい。
また、前記係止棒の断面形状は、特に限定するものではないが、円形状とするのが好ましい。
更に、前記固定部は硬質の樹脂材料により形成するのが好ましい。
本発明の支柱構造によれば、以下に列挙するような実用上の優れた効果を奏する。第一に、天板及び/または底板に支柱を取付け、あるいは、取外すには、天板及び/または底板に固着された固定部の嵌合突起を、支柱の上端における回動部の内周に嵌め込んだ後、支柱を正、逆回転方向に回動させるだけで足りる。そのために、ボルト、ナットを使って支柱を固定する従来技術に比べて、支柱の着脱操作を遥かに簡単、迅速に殆どワンタッチ操作で行える。また、外したナットを保管する煩わしさも無くなる。その上、スパナ等の着脱用工具は一切使わなくても済む。そして、固定部と回動部とは、嵌合突起に形成した螺旋面(斜面)が呈する楔作用によってロック棒が螺旋面に食い込むので、十分な連結強度を確保でき、支柱のガタツキを防ぐことができる。更に、螺旋面には等角度(5度ないし15度)間隔で放射状に溝または段部を設けたので、ロック棒を螺旋面に対し段階的に締め付けることが可能となり、支柱と天板及び/または底板とを、過度の締め付けによるカジリ等が発生するのを防ぎつつ、強固に固着することができる。また、固定部を上下一対の凹状の第一,第二基盤により構成し、これらの凹部同士により形成される空洞内に巻きバネ及び座金を配置するようにしたので、前記巻きバネが緩衝材となり、かつ、第一基盤の螺旋面に設けた溝または段部の作用により、カジリ等の発生を防ぐことができる。しかも、ロック棒の係止棒の断面形状を、例えば円形状(丸棒)とすれば、前記係止棒の下面が螺旋面に設けた溝に係合しやすく、また、段部を乗り越えやすい。更に、螺旋面の終端にストッパーを設ければ、係止棒が大きく変形すること等により螺旋面との締め付けが不可能となった際に、支柱が180度以上回動して、前記係止棒が螺旋面の終端から挿通穴に至り、当該挿通穴から抜脱するのを防ぐことができる。その上、固定部を硬質の樹脂材料により形成すれば、前記固定部が取付けられる天板及び/または底板の軽量化を図ることが可能となる。
本発明の実施例1に係るテーブルの斜視図である。 (a)は図1のX−X線における固定金具の断面図、(b)は実施例1において支柱を天板に固定する動作を示す説明図である。 固定金具を分解して示す斜視図である。 (a)は固定金具を構成する基盤の平面図、(b)は同断面図、(c)は同要部拡大断面図である。 (a)は本発明の実施例2に係る固定金具の断面図、(b)は実施例2において支柱を天板に固定する動作を示す説明図である。 同固定金具を分解して示す説明図である。 (a)は他の実施形態に係る基盤の平面図、(b)は同要部拡大断面図である。 本発明の実施例3に係るテーブルを示す斜視図である。 (a)は同テーブルの天板を示す平面図、(b)は同テーブルの底板を示す平面図である。 本発明の実施例4に係る陳列棚を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1ないし図10を参照しながら具体的に説明する。
先ず、本発明の実施例1について、図1ないし図4を参照しながら説明する。図1は実施例1におけるテーブルの斜視図である。図2は固定金具の断面図である。図3は固定金具を分解して示す斜視図である。図4は固定金具を構成する基盤の説明図である。
以下、各種のイベント会場等で使われるテーブルに本発明の支柱構造を適用した実施例について、図面を参照しながら説明する。図1に示すテーブル100の4本の支柱2は、固定金具6を使用して天板1の裏面の4ヶ所にそれぞれ着脱自在に連結され、また、支柱2の下端には高さ調整用のアジャスター4が設けられている。
図2に固定金具6の断面図を、図3に固定金具6の分解斜視図をそれぞれ示す。図2(a)及び図3で示すように、固定金具6は固定部610と回動部620とから構成される。固定部610は図2で示す如く天板1の裏面に固定され、所定厚さの基盤61と、前記基盤61の中央において裏面側(下側)に凹んだ有底短筒状の嵌合突起62と、前記嵌合突起62の底面63中央部に穿孔された挿通穴64とから構成される。一方、回動部620は円筒管からなる支柱2の上端部に形成され、前記支柱2の上端部から所定寸法だけ内側に入った位置において、内周面に対して直角に橋絡状に固着した所定厚さの渡し板65と、前記支柱2の上端部と渡し板65との間において形成される嵌合穴66と、前記渡し板65の中央に立設したT字状のロック棒67とから構成される。
図4に基盤61を示す。基盤61は、矩形状の上面611と、その中央部において裏面側(図4(b)における下側)へ凹む傾斜面613を有し、上面611の周縁部に螺用穴612を複数(図4(a)においては8ヶ所)設けている。なお、基盤61の上面611は矩形状とする代わりに円形状としてもよい。傾斜面613が上面611から裏面側(図4(b)における下側)へ短筒状に突設されて嵌合突起62をなし、この嵌合突起62の底面63中央には径方向に沿って挿通穴64が穿設されている。挿通穴64は、中央部の丸穴641と、これに交差する径方向の長穴642から構成される。前記嵌合突起62の底面63は、前記挿通穴64を挟んでそれぞれ相反する方向に緩やかに捩れて傾斜する螺旋面S1,S1となっている。即ち、図4(a)において挿通穴64の上側に位置する底面63は、右端側から矢印Y1の方向に緩やかに捩れて傾斜しながら上昇する螺旋面S1となっており、一方、挿通穴64の下側に位置する底面63は、左端側から矢印Y2の方向に緩やかに捩れて傾斜しながら上昇する螺旋面S1となっている。また、前記螺旋面S1,S1には、等角度間隔で丸穴641の中心方向から放射状に複数の溝631が設けられている。前記溝631は、図4(a)で示す中心線CLから時計方向及び反時計方向にそれぞれ角度θ1だけ離れた範囲に設けられ、各溝631,631間には角度θ2の間隔が設けられている。ここで、角度θ1は例えば30度であり、角度θ2は例えば5度ないし15度である。また、前記溝631の断面形状は、図4(c)で示す如く円弧状,U字状,V字状等の凹形状とする。更に、前記螺旋面S1の最も高い位置となる終端部には、半球状のストッパー632が突設されている。前記溝631及びストッパー632は、嵌合突起62をプレス成形等により形成する際に同時に形成することができ、また、溝631は切削等により形成するようにしてもよい。
図2(a)及び図3に回動部620を示す。回動部620は、円筒管からなる支柱2の上端部内周に設けられている。前記支柱2の上端部から所定寸法だけ内側に入った位置には所定厚さの渡し板65が、支柱2の内周面に対して直角に橋絡状に固着されており、前記渡し板65と支柱2上端部との間に形成される空間が、基盤61の嵌合突起62が嵌合する嵌合穴66となる。なお、前記渡し板65の形状は、図3で示すような楕円形状に代えて円形状、即ち、支柱2の内周面を塞ぐような形状であってもよい。前記渡し板65の中央部にはT字状のロック棒67が立設されている。前記ロック棒67は、水平な細長い金属製の係止棒671と、前記係止棒671の中央に垂直に固着した短い金属製の垂直棒672とによってT字状に構成され、前記垂直棒672の根元が前記渡し板65の中央部に固着されている。ここで、前記垂直棒672の長さは、前記係止棒671を基盤61の挿通穴64の長穴642に挿通した際に、前記係止棒671の下面が螺旋面S1の上に辛うじて突出する程度に設定する。前記係止棒671の断面形状は、円形状(丸棒)とするのが好ましいが、これ以外に楕円形状や多角形状等、種々の形状を採用することができる。係止棒671の断面形状を円形状(丸棒)とすれば、前記係止棒671が螺旋面S1に沿って摺動する際に動きが円滑となり、かつ、螺旋面S1に設けた溝631に係合しやすくなる。
なお、基盤61の嵌合突起62底面63に穿設した挿通穴64の丸穴641は、ロック棒67の垂直棒672を挿通したり、この状態で支柱2を回動させたりする際に支障のない大きさに設定し、また、挿通穴64の長穴642は、ロック棒67の係止棒671を挿通する際に支障のない大きさに設定する。
ここで、テーブル100の製品仕様の例を示す。天板1は木製であり、一枚板、合板、あるいは廃棄材を使用したパーティクルボードを芯材とした合板等を使用し、他にステンレス鋼等の金属材料や、ポリエチレン,ポリプロピレン等の樹脂材料等を使用してもよい。支柱2はステンレス鋼,アルミニウム合金等の金属製の円筒管を使用する。基盤61はステンレス鋼等の金属材料を使用し、他にポリプロピレン,ABS樹脂,繊維強化プラスチック(FRP)等の硬質の樹脂材料を使用してもよい。ステンレス鋼等の金属材料を使用する場合は板材をプレス成形等して基盤61を形成し、樹脂材料を使用する場合は射出成形や圧縮成形等により基盤61を形成する。
次に、実施例1の作用について説明する。基盤61において、嵌合突起62の底面63は、挿通穴64を挟んでそれぞれ相反する方向に緩やかに捩れて傾斜する螺旋面S1,S1となっている。即ち、図4(a)における挿通穴64の上側に位置する底面63は、右端側から矢印Y1の方向に緩やかに捩れて傾斜しながら上昇する螺旋面S1となっており、一方、挿通穴64の下側に位置する底面63は、左端側から矢印Y2の方向に緩やかに捩れて傾斜しながら上昇する螺旋面S1となっている。ここで、螺旋面S1の傾斜角度の範囲は例えば1度ないし8度とするのが好ましい。この傾斜角度の範囲では、係止棒671が螺旋面S1に対し容易に締め付けられる。また、係止棒671は、その下面が螺旋面S1に放射状に設けた複数の溝631のいずれかと係合することにより、過度に締め付けられるのを防いだ状態で、前記螺旋面S1に対して強固に締め付けられ(噛み合い)、不意の衝撃や振動等によって前記係止棒671が螺旋面S1から離れ難くなる。即ち、支柱2をテーブル100の天板1に強固に固着することが可能となる。
支柱2を天板1から取外す場合は、例えば、天板1を裏返した状態で、支柱2の径方向に貫通する小穴21(図1参照)に梃子となるドライバーや細い棒等を挿入して、前記支柱2を緩む方向(反時計方向)に回動させる。これにより係止棒671と螺旋面S1に設けた所定の溝631との係合、即ち、係止棒671と螺旋面S1との締め付け(噛み合い)が解除されるとともに、前記係止棒671が挿通穴64の長穴642と合致する位置まで回動すると、支柱2と基盤61とのロック状態が解除されて、前記支柱2を天板1から容易に取外すことができる。このとき、係止棒671と螺旋面S1との間には、過度の締め付けによるカジリ等が生じていないので、支柱2を緩む方向に回動させて係止棒671と螺旋面S1との締め付けを解除することにより、前記支柱2を天板1から容易に取外すことができる。
取外した支柱2を改めて天板1に取付ける場合は、図2(b)で示すように、天板1に固着した基盤61の嵌合突起62を支柱2の先端部に形成した嵌合穴66に挿嵌すると同時に、ロック棒67の係止棒671を挿通穴64の長穴642に挿通し、螺旋面S1の上面に突出させる。この状態で支柱2を締まる方向(時計方向)に回動させると、係止棒671は螺旋面S1に沿って摺動し、螺子の締め付け原理を利用して当該螺旋面S1に対し次第に締め付けられる。そして、係止棒671の下面が、螺旋面S1に放射状に設けた複数の溝631のいずれかと係合すると、これが抵抗となって、支柱2はそれ以上締まる方向へと回動するのを阻止されるとともに、係止棒671が螺旋面S1に対して強固に締め付けられる(噛み合う)結果、前記支柱2は天板1に対し不意の衝撃や振動等による回動を阻止した状態で強固に取付けられる(図2(a)参照)。即ち、係止棒671は螺旋面S1に対し、カジリ等が発生せず、かつ、不意の衝撃や振動等により回動することのない最適な締め付け力で締め付けられる。このように、支柱2を所定方向へ僅かに回動させることで、螺子の締め付け原理を利用して、係止棒671と螺旋面S1とが次第に締め付けられるとともに、前記係止棒671の下面が螺旋面S1に設けた所定の溝631と係合することにより過度の締め付けを防いだ状態で強固に噛み合い、支柱2と天板1とをほぼワンタッチに近い操作で強固に固着することができるので、テーブル100を引き摺ること等によって衝撃や振動等が加わっても、支柱2が天板1から外れるようなことがない。
また、ロック棒67はステンレス鋼等の金属からなる係止棒671と垂直棒672とによってT字状に構成されているが、長期に亘って繰り返し使用するうちに係止棒671が上方へ反ること等によりY字状に変形することが考えられる。このような場合でも、支柱2の回動角度を大きくすることにより、所謂増し締めの作用によって支柱2と天板1との強固な固着状態を維持することができる。即ち、係止棒671が上方へ反る等の変形をした場合、当初は十分な締め付け力が得られた締め付け位置においてもガタツキが生じるようになるが、螺旋面S1は嵌合突起62の底面63に、ほぼ180度の範囲で形成されているので、支柱2をガタツキの生じている状態から更に締まる方向へ回動させれば、所謂増し締めの作用により再び十分な締め付け力が得られるようになる。しかも、螺旋面S1には所定角度毎に放射状に複数の溝631が設けてあり、前記のように支柱2を締まる方向へ回動させた場合、係止棒671の下面が、変形の度合に対応した所定の溝631、即ち、当初係合していた溝631よりも螺旋面S1の終端方向に位置する所定の溝631と係合することで、これが抵抗となって、支柱2がそれ以上締まる方向へ回動するのを阻止されるため、係止棒671が螺旋面S1に対して必要以上に締め付けられることがない。即ち、係止棒671は、変形の度合に応じて係合する溝631が段階的に変化し、かつ、所定の溝631と係合することで支柱2がそれ以上締まる方向へ回動するのを阻止して、係止棒671が螺旋面S1に対して必要以上に締め付けられないようにしているので、係止棒671と螺旋面S1との間でカジリ等が生じて支柱2と天板1との迅速な分解が困難になるのを防ぐことができる。なお、螺旋面S1の終端部にはストッパー632が設けてあるので、係止棒671の変形が大きくなり、支柱2が螺旋面S1の範囲を超えて(180度以上)回動してしまうような状態となっても、係止棒671がストッパー632と当接することにより、前記係止棒671が螺旋面S1の終端部を越えて長穴642へ至り、前記長穴642から抜脱するのを阻止できる結果、不意の衝撃や振動等によって支柱2と天板1との固着が解除されるのを防ぐことができる。
このように、本発明においては、螺旋面S1に等角度間隔で放射状に溝631を設けたので、支柱2を締まる方向へ回動させると、係止棒671は所定の溝631と係合するまで螺旋面S1に沿って摺動するとともに、前記係止棒671が所定の溝631と係合すると、これが抵抗となって、支柱2は締まる方向への回動が阻止される。即ち、係止棒671が所定の溝631に係合するまでは、前記係止棒671と螺旋面S1との締め付けが緩い状態であり、前記係止棒671が所定の溝631と係合することで、これが抵抗となって、支柱2は締まる方向への回動が阻止され、係止棒671と螺旋面S1とは最適な締め付け力でありながら強固に締め付けられる。これにより、係止棒671は螺旋面S1に対し過度に締め付けられることがないので、カジリ等が発生して支柱2を迅速に分解できないという問題は生じない。一方で、係止棒671と螺旋面S1とは強固に締め付けられているので、不意の衝撃や振動等によって支柱2が天板1から外れることもない。なお、上記の点については、係止棒671に変形が生じた場合も同様である。即ち、係止棒671に変形が生じた場合は、前記係止棒671に変形が生じていない場合よりも支柱2を更に締まる方向へ回動し、所謂増し締めを行うことで、係止棒671は、変形が生じていない場合に係合していた所定の溝631よりも螺旋面S1の終端方向に位置する所定の溝631と係合し、これが抵抗となって、支柱2の締まる方向への回動が阻止される結果、螺旋面S1に対して最適な締め付け力でありながら強固に締め付けられる。つまり、係止棒671の変形度合に応じて係合する溝631が変わることで、係止棒671は螺旋面S1に対して常に最適な締め付け力でありながら強固に締め付けられる。
以上のように、本発明の固定金具6を備えたテーブル100によれば、特売場等を開設し、しかる後に期間が過ぎたら支柱2を瞬時に天板1から取外して分解し、速やかに次の会場の準備へ移ることができる。また、支柱2の回動動作を軽い力で行うためには、支柱2の先端部近傍に小穴21を設けておき、この小穴21に挿入した梃子となるドライバーや細い棒等を回動するとよい。
本発明の実施例2について、図5,6を参照しながら説明する。図5は実施例2における固定金具を示す断面図である。図6は同じく固定金具を分解して示す断面図である。実施例2と実施例1との主たる相違点は、固定金具6における固定部610の構造にある。
図5(a)及び図6で示すように、実施例2における固定部610は、上方へ凹む第二基盤71に下方へ凹む第一基盤61を、それぞれの凹み同士を向き合せることによって、貝が蓋を閉じ合せたような状態で構成されている。即ち、上方の第二基盤71は天板1の窪みに収まり、これに第一基盤61が下方から向き合うように天板1に螺着され、その凹み同士が向き合うことにより空洞80が形成される。前記空洞80には、第二基盤71の凹状の底面72と接するように、円錐台状の巻きバネ81の大径側が収まり、この巻きバネ81の小径側には円盤状の金属板からなる座金82が配置される。第二基盤71は、ステンレス鋼等からなる金属板材をプレス成形することにより形成される他、ポリプロピレン,ABS樹脂,FRP等の樹脂材料を射出成形等することによっても形成することができる。なお、第一基盤61の構成は実施例1における基盤61と同様であり、また、回動部620の構成も実施例1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、実施例2の作用について説明する。図5(a)で示すように、天板1に支柱2を取付けて使用している時は、巻きバネ81の反発力によって座金82を介してロック棒67の水平な係止棒671が第一基盤61の螺旋面S1に押し付けられ、かつ、係止棒671の下面が螺旋面S1に設けた所定の溝631に係合した状態で、支柱2は天板1に対し強固に固着されている。支柱2を天板1から取外す場合は、例えば天板1を裏返した状態で、支柱2の径方向に貫通する小穴21(図1参照)に梃子となるドライバーや細い棒等を挿入し、前記支柱2を緩む方向(反時計方向)へ回動させる。これにより、螺旋面S1に設けた溝631と係止棒671との係合が外れ、前記係止棒671と螺旋面S1とのロック状態が解除される。そして、支柱2の回動により係止棒671が第一基盤61の挿通穴64の位置に到達すると、前記係止棒671は巻きバネ81によって外部へ押し出される途中で、長穴642の内周面に噛み合う。この状態を保ちつつ更に支柱2を回動すると、係止棒671は長穴642の内周面に噛み合ったまま梃子の原理で緩みながら、遂には巻きバネ81の復元力によって挿通穴64の長穴642から外部に押し出され、支柱2が天板1から外れる。即ち、第一基盤61の螺旋面S1に係止棒671が食い込んだロック状態が解除されて、支柱2をテーブル100の天板1から容易に取外すことができる。
一方、取外した支柱2を改めて天板1に取付ける場合は、図5(b)で示すように、天板1に固着した第一基盤61の嵌合突起62を支柱2の先端部に形成した嵌合穴66に挿嵌すると同時に、ロック棒67の係止棒671を挿通穴64の長穴642に挿通し、第一基盤61と第二基盤71とで形成される空洞80内に突出させ、前記空洞80内に配置した座金82に当接させる。この状態で支柱2を締まる方向(時計方向)に回動させると、係止棒671は第二基盤71と座金82との間に介挿された巻きバネ81に押し戻されながら螺旋面S1を摺動し、螺子の締め付け原理を利用して当該螺旋面S1に対し次第に締め付けられる(食い込む)とともに、係止棒671の下面が螺旋面S1に設けた所定の溝631に係合すると、これが抵抗となって、支柱2はそれ以上締まる方向への回動が阻止されるので、前記係止棒671と螺旋面S1とは必要以上の締め付け力が加わるのを防ぎつつ、強固に噛み合った状態でロックされる(図5(a)参照)。即ち、支柱2を所定方向へ僅かに回動させることで、係止棒671と螺旋面S1とは必要以上に締め付け力が加わるのを防ぎつつ、強固に締め付けられる(噛み合う)ので、支柱2と天板1とをほぼワンタッチで強固に固着できる。従って、不意の衝撃や振動等により支柱2が天板1から外れたり、ガタツキが生じたりするのを確実に防ぐことができる。また、第一基盤61には実施例1と同様、螺旋面S1に放射状に複数の溝631が設けられ、所定の溝631に係止棒671が係合することで、これが抵抗となって、支柱2が締まる方向へ回動するのを阻止される結果、前記係止棒671と螺旋面S1とが必要以上に締め付けられないようになっており、しかも、第一基盤61と第二基盤71とによって形成される空洞80内に配置した巻きバネ81が緩衝材となることで、係止棒671と螺旋面S1との間にカジリ等が発生するのを防ぎ、支柱2と天板1とを迅速に分解することを可能とする。なお、係止棒671が変形した場合においても、上記の効果だけでなく、実施例1と同様の効果を奏する。
なお、実施例1,2において、(第一)基盤61については他の実施態様が考えられる。以下、図7を参照しながら説明する。(第一)基盤61における嵌合突起62の底面63は、その中央部に穿設した挿通穴64を挟んで、それぞれ相反する方向に緩やかに捩れて傾斜する螺旋面S2,S2となっている。即ち、図7(a)における挿通穴64の上側に位置する底面63は、右端側から矢印W1の方向に緩やかに捩れて傾斜しながら上昇する螺旋面S2となっており、一方、挿通穴64の下側に位置する底面63は、左端側から矢印W2の方向に緩やかに捩れて傾斜しながら上昇する螺旋面S2となっている。ここで、螺旋面S2は、図7(a)に示す中心線CLから矢印W1,W2の方向へ角度θ3の間は一定の角度で緩やかに傾斜するが、それ以降は角度θ4毎に段部633を設けて階段状となし(図7(b)参照)、更に、中心線CLから角度θ5の間は再び一定の角度で緩やかに傾斜する。なお、ここで角度θ3,θ5は例えば30度であり、また角度θ4は例えば5度ないし15度である。また、前記螺旋面S2の最も高い位置となる終端部には、半球状のストッパー632が突設されている。前記段部633及びストッパー632は、嵌合突起62をプレス成形等により形成する際に同時に形成することができる。
このように、螺旋面S2の一部に所定角度毎に段部633を設けて階段状とすることにより、係止棒671は螺旋面S2に対し段階的に締め付けられ、良好にロックされる。即ち、支柱2を締まる方向に回動すると、係止棒671は螺旋面S2を摺動し、螺子の締め付け原理を利用して当該螺旋面S2に対し次第に締め付けられるとともに、前記螺旋面S2に設けた段部633を乗り越えることで締め付け力が段階的に増大する。そして、前記係止棒671が所定の段部633を乗り越えられずに当該段部633と当接すると、これが抵抗となって、支柱2は締まる方向への回動が阻止される。即ち、係止棒671は、螺旋面S2に対する締め付けが緩い場合には段部633を乗り越え、最適な締め付け力になると段部633を乗り越えられずに当該段部633と当接し、これが抵抗となって、支柱2の締まる方向への回動を阻止するので、前記係止棒671と螺旋面S2とは必要以上の締め付け力が加わるのを防ぎつつ、強固に噛み合った状態でロックされる。
また、係止棒671が変形した場合には、支柱2を、係止棒671に変形がない場合よりも更に締まる方向へ回動し、所謂増し締めを行うことにより、係止棒671は螺旋面S2を摺動し、螺子の締め付け原理を利用して当該螺旋面S2に対して次第に締め付けられるとともに、前記係止棒671は変形がない場合に当接していた段部633をも乗り越え、更にいくつかの段部633を乗り越えることで螺旋面S2に対する締め付け力が段階的に増大する。そして、前記係止棒671が所定の段部633を乗り越えられずに当該段部633と当接すると、これが抵抗となって、支柱2は締まる方向への回動が阻止されるので、前記係止棒671と螺旋面S2とは必要以上の締め付け力が加わるのを防ぎつつ、強固に噛み合った状態でロックされる。この実施態様によれば、支柱2を天板1に瞬時に、かつ、強固に固着することができるので、予期しない衝撃や振動等が加わることによって、支柱2と天板1とのロック状態が解除され、テーブル100が分解するようなことが発生しない。また、係止棒671は螺旋面S2に設けた段部633を乗り越えることで、前記螺旋面S2に対し段階的に締め付けられ、かつ、所定の段部633を乗り越えられずに当接することで、これが抵抗となって、支柱2の締まる方向への回動を阻止する結果、前記螺旋面S2との間に必要以上の締め付け力が加わることがないので、前記係止棒671と螺旋面S2との間でカジリ等が発生することで支柱2と天板1とを迅速に分解することが困難となる問題を確実に防ぐことができる。
本発明の実施例3について、図8,9を参照しながら説明する。図8は実施例3におけるテーブルの斜視図、図9(a)は天板の裏面図、同図(b)は底板の平面図である。実施例3と実施例1,2との主たる相違点は、支柱2の上端部に固定金具6を使用して天板1を固着する一方、支柱2の下端部に固定金具6を使用して底板3を固着するようにした点にある。
図8で示すように、実施例3におけるテーブル200は、実施例1または2と同様の固定金具6を使用することによって、支柱2の上端部に天板1を固着するとともに、下端部に底板3を固着することにより構成される。そして、使用後は天板1、支柱2及び底板3の3体へと瞬時に分解して切り離すことができるので、運搬や保管に都合がよい。図9(a)で示すように、天板1の裏面側中央には、矩形状の(第一)基盤61が螺着されており、前記(第一)基盤61に支柱2の上端部が、当該上端部に設けた回転部620を介して固着される。また、天板1の裏面側には中央部から放射状に4本のフラットバー11が貼設され、天板1の剛性強度を補強している。なお、(第一)基盤61及びフラットバー11は、天板1の裏面を掘り下げて外見的な出っ張りをなくした状態で設けられている。一方、図9(b)で示すように、底板3の中央には裏面側と連通する透孔31が穿孔され、この透孔31には底板3の裏面側に固定した(第一)基盤61の嵌合突起62が臨んでおり、前記(第一)基盤61に支柱2の下端部が、当該下端部に設けた回転部620を介して固着される。なお、(第一)基盤61は、その嵌合突起62が透孔31を通って僅かに底板3表面(上面)側に突出する状態で、底板3裏面に固定されている。このように構成されたテーブル200においても、実施例1または2と同様の固定金具6を使用することにより、支柱2の上端部を天板1に、下端部を底板3にそれぞれ容易に、かつ、強固に固着することができるとともに、不使用時には、テーブル200を瞬時に天板1、支柱2及び底板3に分解することができる。
本発明の実施例4について、図10を参照しながら説明する。図10は実施例4における陳列棚の斜視図である。実施例4と実施例1ないし3との主たる相違点は、固定金具6を使用して支柱2を底板3に固着するようにした点にある。
図10で示すように、実施例4における陳列棚300は、左右の各支柱2,2を有し、実施例1または2と同様の固定金具6を使用して、前記各支柱2,2の下端部を底板3にそれぞれ固着する。即ち、底板3には固定金具6の(第一)基盤61が螺着等により固定され、前記(第一)基盤61に支柱2の下端部が、当該下端部に設けた回転部620を介して着脱自在に固着される。そして、前記左右の各支柱2,2に、その軸方向(上下方向)に穿設した複数のスリット22を利用して、棚板5を多段に架設することにより陳列棚300が構成される。このように構成した陳列棚300においても、実施例1または2と同様の固定金具6を使用することにより、支柱2を底板3に対して容易に、かつ、強固に固着することができるとともに、不使用時には瞬時に支柱2と底板3とを分解することができる。
本発明は、テーブル等の家具や陳列棚等に限らず、作業台や机等にも適用することが可能である。
100、200 テーブル
300 陳列棚
1 天板
2 支柱
21 小穴
22 スリット
3 底板
5 棚板
6 固定金具
610 固定部
620 回動部
61 基盤(第一基盤)
611 上面
612 螺用穴
613 傾斜面
62 嵌合突起
63 底面
631 溝
632 ストッパー
633 段部
64 挿通穴
641 丸穴
642 長穴
65 渡し板
66 嵌合穴
67 ロック棒
671 係止棒
672 垂直棒
71 第二基盤
72 底面
80 空洞
81 巻きバネ
82 座金
S1,S2 螺旋面

Claims (7)

  1. 固定部に回動部を嵌設する支柱構造において、
    前記固定部を構成する基盤が天板及び/または底板に固着され、
    前記基盤に短筒状の嵌合突起を突設し、
    この嵌合突起の底面に挿通穴を穿設するとともに、
    この挿通穴の両側に、それぞれ緩やかに傾斜する螺旋面を形成し、
    一方、前記回動部は支柱の端部に付設され、
    前記支柱のほぼ端部における直径方向に渡し板を橋絡し、
    この渡し板のほぼ中央にT字状のロック棒を立設し、
    前記固定部の嵌合突起が、底面の挿通穴に前記T字状のロック棒の係止棒を挿通した状態で、前記回動部における前記支柱の端部内周に挿嵌され、
    前記係止棒が、前記支柱の軸周りへの回動により前記螺旋面に対して締付けられた状態で、前記回動部が前記固定部に係止される支柱構造であって、
    前記螺旋面には、当該螺旋面に対し前記係止棒が必要以上に締め付けられるのを防ぐための溝を、5度ないし15度の間隔で放射状に設けた
    ことを特徴とする支柱構造。
  2. 前記固定部は凹状の第一基盤と凹状の第二基盤とからなり、
    これらのそれぞれの凹み同士が向き合って形成される空洞には、第二基盤側から第一基盤側へ向かって順に巻きバネ及び座金を配置するとともに、
    前記第一基盤には嵌合突起を突設し、
    この嵌合突起の底面には挿通穴を穿設し、
    この挿通穴の両側に、それぞれ緩やかに傾斜する螺旋面を形成し、
    前記螺旋面には、当該螺旋面に対し前記係止棒が必要以上に締め付けられるのを防ぐための溝を、5度ないし15度の間隔で放射状に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の支柱構造。
  3. 固定部に回動部を嵌設する支柱構造において、
    前記固定部を構成する基盤が天板及び/または底板に固着され、
    前記基盤に短筒状の嵌合突起を突設し、
    この嵌合突起の底面に挿通穴を穿設するとともに、
    この挿通穴の両側に、それぞれ緩やかに傾斜する螺旋面を形成し、
    一方、前記回動部は支柱の端部に付設され、
    前記支柱のほぼ端部における直径方向に渡し板を橋絡し、
    この渡し板のほぼ中央にT字状のロック棒を立設し、
    前記固定部の嵌合突起が、底面の挿通穴に前記T字状のロック棒の係止棒を挿通した状態で、前記回動部における前記支柱の端部内周に挿嵌され、
    前記係止棒が、前記支柱の軸周りへの回動により前記螺旋面に対して締付けられた状態で、前記回動部が前記固定部に係止される支柱構造であって、
    前記螺旋面には、当該螺旋面に対し前記係止棒が必要以上に締め付けられるのを防ぐための段部を、5度ないし15度の間隔で放射状に設けた
    ことを特徴とする支柱構造。
  4. 前記固定部は凹状の第一基盤と凹状の第二基盤とからなり、
    これらのそれぞれの凹み同士が向き合って形成される空洞には、第二基盤側から第一基盤側へ向かって順に巻きバネ及び座金を配置するとともに、
    前記第一基盤には嵌合突起を突設し、
    この嵌合突起の底面には挿通穴を穿設し、
    この挿通穴の両側に、それぞれ緩やかに傾斜する螺旋面を形成し、
    前記螺旋面には、当該螺旋面に対し前記係止棒が必要以上に締め付けられるのを防ぐための段部を、5度ないし15度の間隔で放射状に設けた
    ことを特徴とする請求項3記載の支柱構造。
  5. 前記螺旋面の終端には、係止棒が大きく変形した際に、支柱が180度以上回動するのを防ぐためのストッパーを設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の支柱構造。
  6. 前記係止棒の断面形状は円形状であることを特徴とする請求項1または3に記載の支柱構造。
  7. 前記固定部が硬質の樹脂材料からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の支柱構造。
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