JP5873837B2 - 光偏向器及び光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電潜像等の形成に用いられる光偏向器及びそれを備える光走査装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、画像データに対応して変調された光ビームを生成し、この光ビームを反射、偏向させ、感光体ドラムのような像担持体に偏向された光ビームを走査することにより静電潜像を形成する。光偏向器は、光ビームを反射、偏向させる機器である。光偏向器として、ポリゴンミラーの換わりに、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを用いる技術が提案されている。MEMSミラーは、走査の高速化及び低消費電力等の利点を有する。
MEMSミラーを用いる光偏向器は、トーションバーと、トーションバーの軸線周りに揺動可能なミラー部と、ミラー駆動部と、を備える。ミラー駆動部によって、ミラー部及びトーションバーを共振させた状態にし、この状態でミラー部に入射された光ビームを反射、偏向させて光ビームを走査する。
ミラー部をトーションバーの軸線周りに揺動させたとき、トーションバーと交差する方向において、ミラー部の両端はミラー部の中央に比べて、作用する慣性モーメントが大きくなる。従って、ミラー部を揺動させたときに、ミラー部が撓むことがある。この撓みを抑制するために、リブを設けた光偏向器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この光偏向器は、板状の可動部と、前記可動部上に形成され、光を反射する反射膜と、前記可動部を支持部材に対してX軸周りに揺動可能に支持する第1の軸部材と、前記可動部に配置されるリブと、から成る振動系と、前記可動部を前記支持部材に対して揺動運動させる駆動手段と、を備え、前記リブが、前記第1の軸部材に対し前記可動部の一方の面の慣性モーメントと他方の面の慣性モーメントが等しくなるように、前記一方及び他方の面のそれぞれに配置されている。
この光偏向器では、リブが、第1の軸部材(トーションバー)に対して、可動部の一方の面の慣性モーメントと他方の面の慣性モーメントが等しくなるように、可動部の一方及び他方の面のそれぞれに配置されている。これにより、反射膜が形成された可動部(ミラー部)を揺動させたときに、反射膜が形成された可動部が第1の軸部材を軸にした揺動以外の運動(例えば、上下運動)をするのを抑制している。
特開2010−54944号公報
しかし、この光偏光器は、可動部の両面にリブを設けている。可動部の両面にリブを設ける場合、可動部の一方の面にリブを設ける工程と、可動部の他方の面にリブを設ける工程とが必要となるので、光偏向器の製造工程の数が増えることになる。
本発明は、ミラー部をトーションバーの軸線周りに揺動させたときに、ミラー部の撓みを抑制し、かつ、ミラー部がトーションバーの軸線周りの揺動以外の運動をするのを抑制し、かつ、光偏向器の製造工程の数を減らすことができる光偏向器及び光走査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一局面に係る光偏向器は、固定部と、所定の揺動軸周りに揺動して、光を偏向するミラー部、前記固定部に固定支持され、前記揺動軸となる軸線を有するトーションバー、及び、前記ミラー部を支持し、前記トーションバーに固定された支持体を有する可動部とを備え、前記支持体は、前記ミラー部と当接する当接面と、該当接面と反対側の非当接面とを含み、前記支持体の前記当接面と前記非当接面との内、前記非当接面にのみ設けられ、前記支持体を補強し、かつ前記可動部の重心が前記軸線上に位置するように前記可動部の重心を調整する補強部材と、を備える。
本発明の一局面によれば、支持体の非当接面には、支持体を補強する補強部材が設けられている。これにより、ミラー部をトーションバーの軸線周りに揺動させたときに、ミラー部が撓むのを抑制することができる。
また、本発明の一局面によれば、トーションバー、支持体及びミラー部により構成される可動部の重心が、トーションバーの軸線上に位置するように、補強部材によって可動部の重心を調整している。これにより、支持体の当接面側と非当接面側とで慣性モーメントのバランスをとることができる。よって、ミラー部をトーションバーの軸線周りに揺動させたときに、ミラー部がトーションバーの軸線周りの揺動以外の運動をするのを抑制できる。
さらに、本発明の一局面によれば、補強部材は支持体の非当接面に設けられているが、当接面に設けられていないので、光偏向器の製造工程の数を減らすことができる。よって、光偏向器のコストを下げることが可能となる。
上記構成において、前記補強部材は、前記トーションバーと交差する方向に延び、かつ前記非当接面から突出したリブである。この構成は、補強部材の具体的な形態である。
上記構成において、前記支持体は、前記トーションバーと交差する方向に延びる第1の支持部材と、前記第1の支持部材と対向して配置され、前記トーションバーと交差する方向に延びる第2の支持部材と、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とをつなぐ第3の支持部材と、前記トーションバーに対して前記第3の支持部材と対称に配置され、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とをつなぐ第4の支持部材とを含み、前記第1の支持部材、前記第2の支持部材、前記第3の支持部材及び前記第4の支持部材で規定される空間部を有しており、前記トーションバーは、前記第1の支持部材の中央で前記第1の支持部材に固定された第1のトーションバーと、前記第2の支持部材の中央で前記第2の支持部材に固定された第2のトーションバーと、を含み、前記リブは、前記第1の支持部材の前記非当接面側に設けられた第1のリブと、前記第2の支持部材の前記非当接面側に設けられた第2のリブと、を含む。
この構成によれば、支持体は、第1の支持部材、第2の支持部材、第3の支持部材及び第4の支持部材によって構成され、これらの支持部材で規定される空間部を有する。このため、薄板状の支持体に比べて、支持体を軽量化できる。
第1の支持部材は、その中央で第1のトーションバーと固定されている。このため、ミラー部を揺動させたときに、第1の支持部材に作用する慣性モーメントは、第1のトーションバーから離れるにしたがって大きくなる。同様に、第2の支持部材は、その中央で第2のトーションバーと固定されているので、ミラー部を揺動させたときに、第2の支持部材に作用する慣性モーメントは、第2のトーションバーから離れるにしたがって大きくなる。
よって、第1の支持部材及び第2の支持部材は、第3の支持部材及び第4の支持部材と比べて、ミラー部を揺動させた際に撓みやすい。第1の支持部材及び第2の支持部材が撓めば、支持体が撓むので、その結果、ミラー部が撓むことになる。
ミラー部が撓むのを抑制するために、第1の支持部材、第2の支持部材、第3の支持部材及び第4の支持部材の全部にリブを設けると、支持体の質量が大きくなる。
そこで、この構成では、第1の支持部材において、支持体の非当接面側に第1のリブを設け、第2の支持部材において、支持体の非当接面側に第2のリブを設けているが、第3の支持部材及び第4の支持部材にリブを設けていない。
以上より、この構成によれば、支持体を軽量化しつつ、ミラー部を揺動させたときにミラー部が撓むのを抑制することができる。
上記構成において、前記第1のトーションバーの厚さは、前記第1の支持部材の厚さと前記第1のリブの厚さとの合計値より小さくされており、前記第2のトーションバーの厚さは、前記第2の支持部材の厚さと前記第2のリブの厚さとの合計値より小さくされている。
第1のトーションバーの厚さを、第1の支持部材の厚さと第1のリブの厚さとの合計値にすると、第1のトーションバーの剛性が大きくなる。同様に、第2のトーションバーの厚さを、第2の支持部材の厚さと第2のリブの厚さとの合計値にすると、第2のトーションバーの剛性が大きくなる。これにより、ミラー部が揺動する角度(偏向角の最大値)が小さくなる。
そこで、この構成では、第1のトーションバーの厚さを、第1の支持部材の厚さと第1のリブの厚さとの合計値より小さくし、第2のトーションバーの厚さを、第2の支持部材の厚さと第2のリブの厚さとの合計値より小さくしている。これにより、ミラー部が揺動する角度を大きくしている。
上記構成において、前記第1の支持部材、前記第2の支持部材、前記第3の支持部材、前記第4の支持部材、前記第1のトーションバー及び前記第2のトーションバーは、それぞれ、前記当接面側に向いた平面部を有し、前記各平面部は、同一平面内に位置している。
この構成によれば、支持体の当接面側において、第1の支持部材、第2の支持部材、第3の支持部材、第4の支持部材、第1のトーションバー及び第2のトーションバーは、同一平面上に位置している。従って、SOI(Silicon on Insulator)基板等の基板を選択的にエッチングして、これらを形成する場合、基板の両面でなく、他方の面を選択的にエッチングすればよい。よって、この構成によれば、光偏向器の製造工程の数を少なくすることができる。
上記構成において、前記補強部材の質量と前記ミラー部の質量とは、同じである。この構成によれば、支持体の一方の面側の質量と他方の面側の質量とが同じになるので、トーションバー、支持体及びミラー部により構成される可動部の重心が、トーションバーの軸線上に位置するように、可動部の重心を調整することができる。
ここでの同じ質量とは、リブの質量が、ミラー部の質量と完全に同一又は略同一の意味である。略同一とは、ミラー部をトーションバーの軸線周りに揺動させたときに、ミラー部がトーションバーの軸線周りの揺動以外の運動をするのを抑制できる範囲である。
上記構成において、前記支持体によって支持された前記ミラー部を、前記トーションバーの前記軸線周りに揺動させる駆動力を、圧電素子を用いて生成するミラー駆動部を備える。この構成は、トーションバーの軸線周りにミラー部を揺動させる方式として、圧電素子を用いたものである。
本発明の他の局面に係る光走査装置は、本発明の一局面に係る光偏向器と、前記ミラー部に光ビームを照射する光源と、を備える。
本発明の他の局面によれば、本発明の一局面に係る光偏向器を備えるので、本発明の一局面と同じ作用効果を有する。
本発明によれば、ミラー部をトーションバーの軸線周りに揺動させたときに、ミラー部の撓みを抑制し、かつ、ミラー部がトーションバーの軸線周りの揺動以外の運動をするのを抑制でき、かつ、光偏向器の製造工程の数を減らすことができる。
本実施形態に係る光偏向器を適用した画像形成装置の内部構造の概略を示す図である。 図1に示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置に備えられる光走査装置を構成する光学部品の配置関係を示す図である。 本実施形態に係る光偏向器の斜視図である。 図4に示す光偏向器をA1−A2線に沿って切断した断面図である。 図5と同じ断面において、一方側のミラー駆動部のPZT薄膜が伸び、他方側のミラー駆動部のPZT薄膜が縮んだ状態を示す図である。 本実施形態に係る光偏向器に備えられるミラー部、トーションバー、支持体、第1のリブ及び第2のリブを備える可動部を、ミラー部の表面(光ビームの反射偏向面)側から見た斜視図である。 上記可動部を、ミラー部の裏面側から見た斜視図である。 図7に示す可動部をB1−B2線に沿って切断した拡大断面図である。 図7に示す可動部をC1−C2線に沿って切断した拡大断面図である。 図7に示す可動部をD1−D2線に沿って切断した拡大断面図である。 図9のEで示す部分を拡大した断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る光偏向器を適用した画像形成装置1の内部構造の概略を示す図である。画像形成装置1は、例えば、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリの機能を有するデジタル複合機に適用することができる。画像形成装置1は、装置本体100、装置本体100の上に配置された原稿読取部200、原稿読取部200の上に配置された原稿給送部300及び装置本体100の上部前面に配置された操作部400を備える。
原稿給送部300は、自動原稿送り装置として機能し、原稿載置部301に置かれた複数枚の原稿を連続的に原稿読取部200に送ることができる。
原稿読取部200は、露光ランプ等を搭載したキャリッジ201、ガラス等の透明部材により構成された原稿台203、不図示のCCD(Charge Coupled Device)センサー及び原稿読取スリット205を備える。原稿台203に載置された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿台203の長手方向に移動させながらCCDセンサーにより原稿を読み取る。これに対して、原稿給送部300から給送された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿読取スリット205と対向する位置に移動させて、原稿給送部300から送られてきた原稿を、原稿読取スリット205を通してCCDセンサーにより読み取る。CCDセンサーは読み取った原稿を画像データとして出力する。
装置本体100は、用紙貯留部101、画像形成部103及び定着部105を備える。用紙貯留部101は、装置本体100の最下部に配置されており、用紙の束を貯留することができる用紙トレイ107を備える。用紙トレイ107に貯留された用紙の束において、最上位の用紙がピックアップローラー109の駆動により、用紙搬送路111へ向けて送出される。用紙は、用紙搬送路111を通って、画像形成部103へ搬送される。
画像形成部103は、搬送されてきた用紙にトナー像を形成する。画像形成部103は、感光体ドラム113、光走査装置115、現像部117及び転写部119を備える。光走査装置115は、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)に対応して変調された光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム113の周面に照射する。これにより、感光体ドラム113の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム113の周面に現像部117からトナーを供給することにより、周面には画像データに対応するトナー像が形成される。このトナー像は、転写部119によって先ほど説明した用紙貯留部101から搬送されてきた用紙に転写される。
トナー像が転写された用紙は、定着部105に送られる。定着部105において、トナー像と用紙に熱と圧力が加えられて、トナー像は用紙に定着される。用紙は、スタックトレイ121又は排紙トレイ123に排紙される。
操作部400は、操作キー部401と表示部403を備える。表示部403は、タッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。ユーザーは、画面を見ながらソフトキーを操作することによって、コピー等の機能の実行に必要な設定等をする。
操作キー部401には、ハードキーからなる操作キーが設けられている。具体的にはスタートキー405、テンキー407、ストップキー409、リセットキー411、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリを切り換えるための機能切換キー413等が設けられている。
スタートキー405は、コピー、ファクシミリ送信等の動作を開始させるキーである。テンキー407は、コピー部数、ファクシミリ番号等の数字を入力するキーである。ストップキー409は、コピー動作等を途中で中止させるキーである。リセットキー411は、設定された内容を初期設定状態に戻すキーである。
機能切換キー413は、コピーキー及び送信キー等を備えており、コピー機能、送信機能等を相互に切り替えるキーである。コピーキーを操作すれば、コピーの初期画面が表示部403に表示される。送信キーを操作すれば、ファクシミリ送信及びメール送信の初期画面が表示部403に表示される。
図2は、図1に示す画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500及び通信部600がバスによって相互に接続された構成を有する。装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300及び操作部400に関しては既に説明したので、説明を省略する。
制御部500は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び画像メモリー等を備える。CPUは、画像形成装置1を動作させるために必要な制御を、装置本体100等の画像形成装置1の上記構成要素に対して実行する。ROMは、画像形成装置1の動作の制御に必要なソフトウェアを記憶している。RAMは、ソフトウェアの実行時に発生するデータの一時的な記憶及びアプリケーションソフトの記憶等に利用される。画像メモリーは、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)を一時的に記憶する。
通信部600は、ファクシミリ通信部601及びネットワークI/F部603を備える。ファクシミリ通信部601は、相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)及びファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備える。ファクシミリ通信部601は、電話回線605に接続される。
ネットワークI/F部603は、LAN(Local Area Network)607に接続される。ネットワークI/F部603は、LAN607に接続されたパソコン等の端末装置との間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
図3は、光走査装置115を構成する光学部品の配置関係を示す図である。光走査装置115は、光源31、光偏向器10及び二つの走査レンズ33,35等を備える。光源31は、例えば、レーザーダイオードであり、画像データに対応して変調された光ビームLBを射出する。
光源31と光偏向器10との光路上には、コリメーターレンズ37及びシリンドリカルレンズ39が配置されている。コリメーターレンズ37は、光源31から射出された光ビームLBを平行光にする。シリンドリカルレンズ39は、平行光にされた光ビームLBを線状に集光する。線状に集光された光ビームLBは、光偏向器10に入射される。
光偏向器10と感光体ドラム113との光路上には、走査レンズ33と走査レンズ35が配置されている。光偏向器10のミラー部11に入射された光ビームLBは、ミラー部11で反射、偏向されて、走査レンズ33,35により感光体ドラム113に結像される。すなわち、光ビームLBを感光体ドラム113に走査することにより、感光体ドラム113に静電潜像が形成される。
光走査装置115はさらに、BDレンズ41及びBDセンサー43を備える。感光体ドラム113の一方の側部113aから他方の側部113bへ向けて、光ビームLBが感光体ドラム113を走査し、有効走査範囲Rを超えた光ビームLBは、BDレンズ41で集光されてBDセンサー43で受光される。BD(Beam Detect)センサー43は、感光体ドラム113に走査(主走査)を開始する基準となるBD信号を生成する。
次に、本実施形態に係る光偏向器10について説明する。図4は、本実施形態に係る光偏向器10の斜視図であり、図5は、図4に示す光偏向器10をA1−A2線に沿って切断した断面図である。本実施形態に係る光偏向器10は、圧電駆動型のMEMSミラーである。但し、光偏向器10に用いることができるMEMSミラーは、圧電駆動型に限定されない。
光偏向器10は、ミラー部11、フレーム13、トーションバー15、ミラー駆動部17a,17b,17c,17d及び支持体31を備える。
フレーム13の形状は、長方形である。フレーム13は、長手方向に延びる一対の辺部13a,13bと、長手方向と直交する方向に延びる一対の辺部13c,13dと、辺部13cと辺部13dとをつなぐ梁19,21(固定部)とにより構成される。フレーム13の中心部には、ミラー部11が配置されている。ミラー部11は、短軸方向がフレーム13の長手方向と合致した楕円形状を有する。
トーションバー15は、一方向に回転軸(ねじれ回転軸)となる軸線を有する。トーションバー15は、共通する軸線に沿って延びる第1のトーションバー15aと第2のトーションバー15bとを含む。第1のトーションバー15a及び第2のトーションバー15bは、ミラー部11の楕円の短軸方向に延びている。第1のトーションバー15aの一端は、梁19により固定支持され、第2のトーションバー15bの一端は、梁21により固定支持されている。
梁19と辺部13aとの間には、空間部33が形成され、梁21と辺部13bとの間には、空間部35が形成されている。
第1のトーションバー15aの他端及び第2のトーションバー15bの他端には、ミラー部11を支持する支持体31が固定されている。支持体31は、フレーム13内に配置されている。支持体31の形状は長方形であり、支持体31の長手方向とフレーム13の長手方向とは直交する。梁19,21(固定部)は、支持体31によって支持されたミラー部11が、トーションバー15の軸線周りに揺動可能に、トーションバー15を固定支持する。
以上のように、ミラー部11は、所定の揺動軸周りに揺動して、光を偏向し、トーションバー15は、固定部(梁19,21)に固定支持され、揺動軸となる軸線AXを有し、支持体31は、ミラー部11を支持し、トーションバー15に固定されている。
梁19上には、トーションバー15より辺部13c側にミラー駆動部17aが形成され、トーションバー15より辺部13d側にミラー駆動部17bが形成されている。梁21上には、トーションバー15より辺部13c側にミラー駆動部17cが形成され、トーションバー15より辺部13d側にミラー駆動部17dが形成されている。
ミラー駆動部17aは、図5に示すように、下部電極23、PZT薄膜25及び上部電極27により構成される。ミラー駆動部17b,17c,17dは、ミラー駆動部17aと同じ構成を有する。以下、ミラー駆動部17a,17b,17c,17dを区別する必要がなければ、ミラー駆動部17と記載する。
図6は、図5と同じ断面において、ミラー駆動部17a,17cのPZT薄膜25が伸び、かつミラー駆動部17b,17dのPZT薄膜25が縮むように、ミラー駆動部17に駆動電圧を印加した状態を示す図である。図6では梁19,21が撓んでおり、これによりトーションバー15と一緒にミラー部11が傾いている。
以下、ミラー駆動部17a,17cのPZT薄膜25が伸び、かつミラー駆動部17b,17dのPZT薄膜25が縮む動作を第1の動作とし、ミラー駆動部17a,17cのPZT薄膜25が縮み、かつミラー駆動部17b,17dのPZT薄膜25が伸びる動作を第2の動作として説明する。第1の動作と第2の動作とが交互に繰り返されるように、ミラー駆動部17に対し駆動電圧を印加して梁19,21を撓ませることにより、支持体31によって支持されたミラー部11がトーションバー15の軸線周りに揺動し、偏向角θが変動する。尚、図4に示す符号NLは、ミラー部11が揺動していないときのミラー部11の法線を示している。
駆動電圧の周波数をミラー部11の共振周波数と一致させると、ミラー部11が共振し、偏向角θの最大値を大きくすることができる。ミラー部11を共振させた状態で、ミラー部11で光ビームを反射、偏向させることにより、光ビームを感光体ドラム113に走査する。
図7は、光偏向器10に備えられるミラー部11、トーションバー15、支持体31、第1のリブ39a及び第2のリブ39bを備える可動部37を、ミラー部11の表面11a(光ビームの反射偏向面)側から見た斜視図である。図8は、この可動部37を、ミラー部11の裏面11b側から見た斜視図である。
ミラー部11の表面11a側は、支持体31の一方の面32a側となり、ミラー部11の裏面11b側は、支持体31の一方の面32aに支持されている。
支持体31は、長方形のフレーム状の形状を有しており、長方形を構成する4つの辺となる第1の支持部材31a、第2の支持部材31b、第3の支持部材31c及び第4の支持部材31dを備える。
第1の支持部材31aと第2の支持部材31bは、トーションバー15が延びる方向と交差する方向に直線状に延びており、対向して配置されている。
第3の支持部材31cと第4の支持部材31dは、トーションバー15が延びる方向と同じ方向に直線状に延びており、トーションバー15に対して対称に配置されている。
第1の支持部材31a、第2の支持部材31b、第3の支持部材31c及び第4の支持部材31dによって、空間部41が規定されている。空間部41を設けることにより、支持体31を軽量化している。但し、支持体31は空間部41を有することなく、薄板状の形状でもよい。
以上のように、支持体31は、トーションバー15と交差する方向に延びる第1の支持部材31aと、第1の支持部材31aと対向して配置され、トーションバー15と交差する方向に延びる第2の支持部材31bと、第1の支持部材31aと第2の支持部材31bとをつなぐ第3の支持部材31cと、トーションバー15の軸に対して第3の支持部材31cと対称に配置され、第1の支持部材31aと第2の支持部材31bとをつなぐ第4の支持部材31dと、を含む。
支持体31は、さらに、空間部41に配置された第5の支持部材31eを備える。第5の支持部材31eは、本体部311、第1の接続部312及び第2の接続部313を含む。本体部311は、第5の支持部材31eの本体であり、円形状の中抜きが形成されている。これにより、支持体31を軽量化している。
第1の接続部312は、本体部311の長軸上に配置され、本体部311の一方の端部と第3の支持部材31cの中央とをつないでいる。第2の接続部313は、本体部311の長軸上に配置され、本体部311の他方の端部と第4の支持部材31dの中央とをつないでいる。
トーションバー15は、前述したように、第1のトーションバー15a及び第2のトーションバー15bによって構成される。第1のトーションバー15aと第2のトーションバー15bとは、同じ方向に延びて、間隔を設けて配置されている。この間隔を含む領域に支持体31が配置されている。第1のトーションバー15aは、第1の支持部材31aの中央で第1の支持部材31aに固定されている。第2のトーションバー15bは、第2の支持部材31bの中央で第2の支持部材31bに固定されている。
図7に示すように、第1の支持部材31a、第2の支持部材31b、第3の支持部材31c、第4の支持部材31d、第5の支持部材31e、第1のトーションバー15a及び第2のトーションバー15bは、それぞれ、支持体31の一方の面32a側を向いた平面部を有し、各平面部は、同一平面内に位置している。これらは、同じ高さ(言い換えれば、同じ厚さ)を有する。
支持体31の一方の面32aに、ミラー部11が設けられている。ミラー部11は、接着剤を用いて第3の支持部材31c、第4の支持部材31d及び第5の支持部材31eに貼り付けられ、又は、陽極接合によって第3の支持部材31c、第4の支持部材31d及び第5の支持部材31eに接合される。
支持体31の他方の面32b側には、トーションバー15と交差する方向に延びるリブである第1のリブ39a(補強部材)及び第2のリブ39b(補強部材)が設けられている。第1のリブ39aは、第1の支持部材31aに設けられており、第2のリブ39bは、第2の支持部材31bに設けられている。
第1のリブ39a及び第2のリブ39bについて、詳細に説明する。図9は、図7に示す可動部37をB1−B2線に沿って切断した拡大断面図である。図10は、図7に示す可動部37をC1−C2線に沿って切断した拡大断面図である。図11は、図7に示す可動部37をD1−D2線に沿って切断した拡大断面図である。
図7〜図11を参照して、支持体31(第1の支持部材31a、第2の支持部材31b、第3の支持部材31c、第4の支持部材31d、第5の支持部材31e)とトーションバー15(第1のトーションバー15a、第2のトーションバー15b)とは、同じ厚さを有している。図9に示すように、第1のリブ39aは、支持体31の他方の面側32bにおいて、第1の支持部材31aと連続的に形成され、支持体31から突き出した部分である。第2のリブ39bは、支持体31の他方の面側32bにおいて、第2の支持部材31bと連続的に形成され、支持体31から突き出した部分である。
言い換えれば、支持体31は、ミラー部11と当接する当接面(一方の面32a)と、該当接面に対して反対側の非当接面(他方の面32b)とを含む。第1のリブ39aは、トーションバー15と交差する方向に延び、かつ非当接面側に突出するように第1の支持部材31aに設けられている。第2のリブ39bは、トーションバー15と交差する方向に延び、かつ非当接面側に突出するように第2の支持部材31bに設けられている。
第1の支持部材31a、第2の支持部材31b、第1のリブ39a、第2のリブ39bは、それぞれ、同じ長さである。また、これらは、それぞれ、同じ幅である。第1のリブ39aの質量と第2のリブ39bの質量とは、同じである。第1のリブ39aと第2のリブ39bとの合計質量は、ミラー部11の質量と同じである。
図12は、図9のEで示す部分を拡大した断面図である。SOI(Silicon on Insulator)基板43は、シリコン層45とシリコン層49とでシリコン酸化膜47を挟んだ構造を有する。シリコン層45及びシリコン酸化膜47により、支持体31及びトーションバー15が構成される。シリコン層49により、第1のリブ39a及び第2のリブ39bが構成される。トーションバー15、支持体31、第1のリブ39a及び第2のリブ39bは、SOI基板43を、選択的にエッチングして形成されたものである。
なお、第1のリブ39a、第2のリブ39bをそれぞれ、第1の支持部材31a、第2の支持部材31bに、接着剤によって貼り付けた構造でもよいし、陽極接合によって接合した構造でもよい。
第1のリブ39a及び第2のリブ39bは、支持体31の一方の面32a(ミラー部11と当接する当接面)と他方の面32b(当接面に対して反対側の非当接面)のうち他方の面32bにのみ設けられ、支持体31を補強し、かつトーションバー15、支持体31及びミラー部11により構成される可動部37の重心が軸線AX上に位置するように可動部37の重心を調整する補強部材として機能する。
本実施形態の主な効果を説明する。図7及び図8を参照して、第1の支持部材31aは、その中央で第1のトーションバー15aと固定されている。このため、ミラー部11をトーションバー15の軸線AX周りに揺動させたときに、第1の支持部材31aに作用する慣性モーメントは、第1のトーションバー15aから離れるにしたがって大きくなる。同様に、第2の支持部材31bは、その中央で第2のトーションバー15bと固定されているので、ミラー部11をトーションバー15の軸線AX周りに揺動させたときに、第2の支持部材31bに作用する慣性モーメントは、第2のトーションバー15bから離れるにしたがって大きくなる。
これに対して、第3の支持部材31c及び第4の支持部材31dが延びる向きは、トーションバー15が延びる向きと同じである。よって、第1の支持部材31a及び第2の支持部材31bは、第3の支持部材31c及び第4の支持部材31dと比べて、ミラー部11を揺動させた際に撓みやすい。第1の支持部材31a及び第2の支持部材31bが撓めば、支持体31が撓むので、その結果、ミラー部11が撓むことになる。
ミラー部11が撓むのを抑制するために、第1の支持部材31a、第2の支持部材31b、第3の支持部材31c及び第4の支持部材31dの全部にリブを設けると、支持体31の質量が大きくなる。
そこで、本実施形態では、トーションバー15と交差する方向に延びる第1の支持部材31aに、トーションバー15と交差する方向に延びる第1のリブ39aを設け、トーションバー15と交差する方向に延びる第2の支持部材31bに、トーションバー15と交差する方向に延びる第2のリブ39bを設けている。
以上より、本実施形態によれば、支持体31を軽量化しつつ、ミラー部11を揺動させたときに、ミラー部11が撓むのを抑制できる。
ミラー部11は、第1の支持部材31a及び第2の支持部材31bに取り付けられておらず、第3の支持部材31c、第4の支持部材31d及び第5の支持部材31eに取り付けられている。従って、第1の支持部材31a及び第2の支持部材31bに多少の撓みが発生しても、その撓みは、ミラー部11に直接伝わらないので、ミラー部11の撓みを小さくすることができる。
そして、本実施形態によれば、支持体31の一方の面32a(ミラー部11と当接する当接面)にミラー部11を設け、他方の面32b(当接面に対して反対側の非当接面)に第1のリブ39a及び第2のリブ39bを設け、第1のリブ39aと第2のリブ39bとの合計質量を、ミラー部11の質量と同じにしている。これにより、支持体31の一方の面32a側の質量と他方の面32b側の質量とが同じになるので、トーションバー15等により構成される可動部37の重心が、トーションバー15の軸線AX上に位置するように、可動部37の重心を調整できる。よって、支持体31の一方の面32a側と他方の面32b側とで慣性モーメントのバランスをとることができる。
すなわち、図9に示すように、ミラー部11、支持体31、第1のリブ39a、第2のリブ39b、第1のトーションバー15a及び第2のトーションバー15bによって構成される可動部37の重心を、第1のトーションバー15a及び第2のトーションバー15bの中心軸である軸線AX上に位置させることができる。よって、ミラー部11をトーションバー15の軸線AX周りに揺動させたときに、ミラー部11がトーションバー15の軸線AX周りの揺動以外の運動をするのを抑制できる。
ここでの同じ質量とは、第1のリブ39aと第2のリブ39bとの合計質量が、ミラー部11の質量と完全に同一又は略同一の意味である。略同一とは、ミラー部11をトーションバー15の軸線AX周りに揺動させたときに、ミラー部11がトーションバー15の軸線AX周りの揺動以外の運動をするのを抑制できる範囲である。
さらに、本実施形態によれば、図7及び図8に示すように、リブ(第1のリブ39a、第2のリブ39b)は、支持体31の他方の面32b(非当接面)に設けられており、一方の面32a(当接面)に設けられていない。そして、図7及び図8に示すように、支持体31の一方の面32a側において、第1の支持部材31a、第2の支持部材31b、第3の支持部材31c、第4の支持部材31d、第5の支持部材31e、第1のトーションバー15a及び第2のトーションバー15bの表面は、同一平面上に位置している。従って、SOI基板43の両方の面をエッチングする必要がなく、一方の面を選択的にエッチングすることによって、リブを形成できるので、光偏向器10の製造工程の数を減らすことができる。よって、光偏向器10のコストを下げることが可能となる。
図12に示すように、SOI基板43のシリコン層45及びシリコン酸化膜47により、支持体31及びトーションバー15が構成される。SOI基板43のシリコン層49により、第1のリブ39a及び第2のリブ39bが構成される。このため、第1のリブ39aの厚さ及び第2のリブ39bの厚さを、シリコン層49の厚さにすることができるので、第1のリブ39aの厚さ及び第2のリブ39bの厚さの精度(つまり、第1のリブ39aと第2のリブ39bとの合計質量の精度)を高くすることができる。
図9を参照して、例えば、第1のトーションバー15aの厚さを、第1の支持部材31aの厚さと第1のリブ39aの厚さとの合計値にすると、第1のトーションバー15aの剛性が大きくなる。同様に、第2のトーションバー15bの厚さを、第2の支持部材31bの厚さと第2のリブ39bの厚さとの合計値にすると、第2のトーションバー15bの剛性が大きくなる。これにより、ミラー部11が揺動する角度(すなわち、図4に示す偏向角θの最大値)が小さくなる。
そこで、本実施形態では、図9に示すように、第1のトーションバー15aの厚さを、第1の支持部材31aの厚さと第1のリブ39aの厚さとの合計値より小さくし、第2のトーションバー15bの厚さを、第2の支持部材31bの厚さと第2のリブ39bの厚さとの合計値より小さくしている。これにより、ミラー部11が揺動する角度を大きくしている。
1 画像形成装置
10 光偏向器
11 ミラー部
11a ミラー部の表面
11b ミラー部の裏面
15 トーションバー
15a 第1のトーションバー
15b 第2のトーションバー
17(17a,17b,17c,17d) ミラー駆動部
19,21 梁(固定部)
31 支持体
31a 第1の支持部材
31b 第2の支持部材
31c 第3の支持部材
31d 第4の支持部材
31e 第5の支持部材
32a 支持体の一方の面
32b 支持体の他方の面
37 可動部
39a 第1のリブ(補強部材)
39b 第2のリブ(補強部材)
41 空間部
43 SOI基板
115 光走査装置
311 第5の支持部材の本体部
312 第5の支持部材の第1の接続部
313 第5の支持部材の第2の接続部

Claims (8)

  1. 固定部と、
    所定の揺動軸周りに揺動して、光を偏向するミラー部、前記固定部に固定支持され、前記揺動軸となる軸線を有するトーションバー、及び、前記ミラー部を支持し、前記トーションバーに固定された支持体を有する可動部とを備え、
    前記支持体は、前記ミラー部と当接する当接面と、該当接面と反対側の非当接面とを含み、
    前記支持体の前記当接面と前記非当接面との内、前記非当接面にのみ設けられ、前記支持体を補強し、かつ前記可動部の重心が前記軸線上に位置するように前記可動部の重心を調整する補強部材と、を備え、
    前記支持体は、前記トーションバーが延びる方向と交差する方向に延びる第1の支持部材及び第2の支持部材、並びに、前記トーションバーが延びる方向と同じ方向に延びており、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とをつなぐ第3の支持部材及び第4の支持部材を含み、
    前記ミラー部は、前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材に取り付けられておらず、前記第3の支持部材及び前記第4の支持部材に取り付けられており、
    前記トーションバーは、前記第1の支持部材に固定された第1のトーションバーと、前記第2の支持部材に固定された第2のトーションバーとで構成され、
    前記トーションバーは、前記第3の支持部材及び前記第4の支持部材が固定されておらず、
    前記可動部は、さらに、
    前記第1の支持部材の前記非当接面側に設けられ、前記補強部材となる第1のリブと、前記第2の支持部材の前記非当接面側に設けられ、前記補強部材となる第2のリブと、を含む光偏向器。
  2. 前記第1のリブ及び前記第2のリブは、前記トーションバーと交差する方向に延び、かつ前記非当接面から突出している請求項1に記載の光偏向器。
  3. 前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とは、対向して配置され、
    前記第3の支持部材と前記第4の支持部材とは、前記トーションバーに対して対称に配置され、
    前記第1の支持部材、前記第2の支持部材、前記第3の支持部材及び前記第4の支持部材で空間部が規定されており、
    前記第1のトーションバーは、前記第1の支持部材の中央で前記第1の支持部材に固定され、
    前記第2のトーションバーは、前記第2の支持部材の中央で前記第2の支持部材に固定されている請求項1又は2に記載の光偏向器。
  4. 前記第1のトーションバーの厚さは、前記第1の支持部材の厚さと前記第1のリブの厚さとの合計値より小さくされており、
    前記第2のトーションバーの厚さは、前記第2の支持部材の厚さと前記第2のリブの厚さとの合計値より小さくされている請求項1〜3のいずれか一項に記載の光偏向器。
  5. 前記第1の支持部材、前記第2の支持部材、前記第3の支持部材、前記第4の支持部材、前記第1のトーションバー及び前記第2のトーションバーは、それぞれ、前記当接面側に向いた平面部を有し、前記各平面部は、同一平面内に位置している請求項1〜4のいずれか一項に記載の光偏向器。
  6. 前記補強部材の質量と前記ミラー部の質量とは、同じである請求項1〜5のいずれか一項に記載の光偏向器。
  7. 前記支持体によって支持された前記ミラー部を、前記トーションバーの前記軸線周りに揺動させる駆動力を、圧電素子を用いて生成するミラー駆動部を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の光偏向器。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光偏向器と、
    前記ミラー部に光ビームを照射する光源と、を備える光走査装置。
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