JP5871850B2 - 避難梯子及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、避難梯子及びその施工方法に関し、特に、高台である山,丘陵等の傾斜面に常に設置され、地震、津波および洪水等の災害発生時の緊急避難手段として用いられるに好適な、避難梯子及びその施工方法に関する。
本発明の背景となる従来の避難具の一例としては、例えば、一定間隔で設置された複数個の横材4が縦材3により連結されてなるはしご本体2と、被掛止め部Aに掛止められる吊り金具1とを備えた避難用はしごにおいて、上記吊り金具1に、被掛止め部Aの上方に配設される上辺部8とその基端部から下方に伸びる垂下部9とを有する吊り金具本体10と、この吊り金具本体8の上辺部8に沿ってスライド自在に支持され、かつ上記垂下部9に対向して下方に伸びる係止部材11とを設け、上記はしご本体2の縦材3を吊り金具本体10の垂下部9および上辺部8に沿わせるように設置するとともに、上記縦材3の先端部を上記係止部材11に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−332435号公報(図1及び図2) 特許第4421093号公報(図1)
これらの従来の避難用梯子は、建物の壁面に沿って垂下された状態で使用するものである。
現在、山や丘陵等の高台の傾斜面に、近道として設置できる緊急時の高台避難具が望まれている。
ところが、山や丘陵等の高台の傾斜面は、起伏に富んだ設置面が多く、従来の避難用梯子では柔軟に対応できない。
それゆえに、本発明の主たる目的は、設置面に沿って柔軟に対応できる避難梯子及びその施工方法を提供することである。
この発明の請求項1にかかる避難梯子は、鎖で構成された長尺部材と、前記長尺部材に取り付けられる踏部材と、前記長尺部材及び/又は踏部材と設置面との間間隔を保持させるために取り付けられる間隔保持部材とを備え、
前記長尺部材は、踏部材を架け渡すために、適宜な間隔をおいて分かれて並列された第1長尺部材と第2長尺部材とを有し、
前記長尺部材は、金属製の輪環体の第1鎖環と、該第1鎖環の環内に挿入されてつながれた金属製の第2鎖環とを有し、設置面の起伏に対応するように柔軟性を有するように、第1鎖環と第2鎖環とは交互に多数連続して連結され、
前記第1鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の裏面とを備え、
前記第2鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の外側の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の内側の裏面とを備え、
連結された第1鎖環と第2鎖環とは、第1鎖環の表面及び裏面と第2鎖環の表面及び裏面とが直交するように連結され、
前記踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される上側の第1踏部材と、前記上側の第1踏部材の下方において、第1踏部材と長尺部材の長手方向に間隔をあけて並列し且つ平行に、第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される下側の第2踏部材とを備え、
上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材とに固定される固定端を有し、該固定端は、平面部を備え、上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、固定端と対向して支持部を有し、該支持部は、踏部材の長手方向にのび、前記固定端の貫通孔は、支持部の貫通孔と直線状に並んで形成され、
前記間隔保持部材は、長尺部材の長手方向に沿ってのびる線状体ないしは板状体であって、一端と他端とを長尺部材に取り付けられるように形成され、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成され、
前記踏部材は、その一端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第1長尺部材に固定され、且つ、その他端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第2長尺部材に固定され、
前記平面部は、長尺部材に固定する領域に穿設された貫通孔にボルトが貫挿されて、第1長尺部材及び第2長尺部材に固定され、
該ボルトは、第1長尺部材及び第2長尺部材の第1鎖環の中空部に貫挿され、その頭部が第1鎖環の上側に連結された第2鎖環の側面に当接された固定端の平面部の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環の下側に連結された第2鎖環の側面に当接された支持部の貫通孔に貫挿され、固定端と支持部とによって鎖環を挟みつけて支持部の下面に当接されたナットで固定され、
間隔保持部材の第1固定端と第1踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第1固定端の貫通孔と、第1踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の一端が第1踏部材に固定されるとともに、間隔保持部材の第2固定端と第2踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第2固定端の貫通孔と、第2踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の他端が第2踏部材に固定され、
前記間隔保持部材によって支持された長尺部材及び/又は踏部材が設置面に沿って保持されるように、長尺部材が長手方向にのびて設置される、避難梯子である。
この発明の請求項2にかかる避難梯子においては、前記長尺部材は、設置面に設置する
ための吊り下げ部材を上部に備えた、請求項1に記載の避難梯子である。
この発明の請求項3にかかる避難梯子においては、前記間隔保持部材は、並列して上方から下方に向けてのびる長尺部材の間隔を昇降に適する幅に維持するための幅維持部材を架け渡された、請求項1又は請求項2に記載の避難梯子である。
この発明の請求項4にかかる避難梯子においては、前記間隔保持部材は、一端が上方の
踏部材の長尺部材への取り付け部位又はその近傍において取り付けられ、且つ他端が前記
上方の踏部材と隣接する下方の踏部材の長尺部材への取り付け部位又はその近傍において
取り付けられた、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の避難梯子である。
この発明の請求項5にかかる避難梯子においては、前記間隔保持部材は、側面視略U字
状又は略コの字状であって、一端及び他端より設置面に近い領域において、接合領域を形
成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の避難梯子である。
この発明の請求項6にかかる避難梯子においては、前記長尺部材及び/又は踏部材は、
設置面に留めるための留め部材を付設された、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
の避難梯子である。
この発明の請求項7にかかる避難梯子においては、並列される左右一対の長尺部材及び
間隔保持部材は、相似形である、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の避難梯子で
ある。
この発明の請求項にかかる避難梯子の施工方法は、 鎖で構成された長尺部材に取り付けられる踏部材と、前記長尺部材及び/又は踏部材と設置面との間に間隔を保持させるための間隔保持部材とを取り付けられる長尺部材を、上方から下方に向けてのばして設置面に取り付ける施工方法であって、
前記長尺部材は、踏部材を架け渡すために、適宜な間隔をおいて分かれて並列された第1長尺部材と第2長尺部材とを有し、
前記長尺部材は、金属製の輪環体の第1鎖環と、該第1鎖環の環内に挿入されてつながれた金属製の第2鎖環とを有し、設置面の起伏に対応するように柔軟性を有するように、第1鎖環と第2鎖環とは交互に多数連続して連結され、
前記第1鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の裏面とを備え、
前記第2鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の外側の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の内側の裏面とを備え、
連結された第1鎖環と第2鎖環とは、第1鎖環の表面及び裏面と第2鎖環の表面及び裏面とが直交するように連結され、
前記踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される上側の第1踏部材と、前記上側の第1踏部材の下方において、第1踏部材と長尺部材の長手方向に間隔をあけて並列し且つ平行に、第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される下側の第2踏部材とを備え、
上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材とに固定される固定端を有し、該固定端は、平面部を備え、上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、固定端と対向する支持部を有し、該支持部は、踏部材の長手方向にのび、前記固定端の貫通孔は、支持部の貫通孔と直線状に並んで形成され、
前記間隔保持部材は、長尺部材の上下方向に沿ってのびる線状体であって、一端と他端とを長尺部材に取り付けられるように形成され、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成され、
前記踏部材は、その一端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第1長尺部材に固定され、且つ、その他端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第2長尺部材に固定され、
前記平面部は、長尺部材に固定する領域に穿設された貫通孔にボルトが貫挿されて、第1長尺部材及び第2長尺部材に固定され、
該ボルトは、第1長尺部材及び第2長尺部材の第1鎖環の中空部に貫挿され、その頭部が第1鎖環の上側に連結された第2鎖環の側面に当接された固定端の平面部の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環の下側に連結された第2鎖環の側面に当接された支持部の貫通孔に貫挿され、固定端と支持部とによって鎖環を挟みつけて支持部の下面に当接されたナットで固定され、
間隔保持部材の第1固定端と第1踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第1固定端の貫通孔と、第1踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の一端が第1踏部材に固定されるとともに、間隔保持部材の第2固定端と第2踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第2固定端の貫通孔と、第2踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の他端が第2踏部材に固定され、
前記長尺部材の上部を設置面に取り付け、且つ前記間隔保持部材の接合領域を設置面に接合させることによって、長尺部材及び/又は踏部材を設置面に沿って保持させ、長尺部材を上下方向にのばして設置する、避難梯子の施工方法である。
この発明の請求項にかかる避難梯子の施工方法は、長尺部材の下方において、設置面に置かれた第1長尺部材に踏部材の一端を固定し、且つ、前記第1長尺部材と間隔をおいて設置面に置かれた第2長尺部材に前記踏部材の他端を固定する踏部材固定第1ステップと、前記踏部材固定第1ステップに続いて、前記踏部材との間に適宜な間隔をおいて、別の踏部材の一端を設置面に置かれた第1長尺部材に固定し、且つ、前記別の踏部材の他端を前記第1長尺部材と間隔をおいて設置面に置かれた第2長尺部材に固定する踏部材固定第2ステップと、前記踏部材固定第1ステップと前記踏部材固定第2ステップとによって長尺部材に固定された踏部材と該踏部材とは別の踏部材との間に架け渡すように、踏部材と該踏部材とは別の踏部材の一端において又はその近傍において、間隔保持部材の一端を固定するとともに、踏部材と該踏部材とは別の踏部材の他端において又はその近傍において、間隔保持部材の他端を固定する間隔保持部材固定ステップと、長尺部材を設置面において上方に向けてのばす長尺部材伸展ステップと、順次踏部材固定第1ステップと踏部材固定第2ステップと間隔保持部材固定ステップとを繰り返す、踏部材及び間隔保持部材の反復固定ステップと、長尺部材の上部を設置面に取り付けられる、長尺部材上部固定ステップとを含む、請求項に記載の避難梯子の施工方法である。
請求項1の発明によれば、鎖で構成された長尺部材と、前記長尺部材に取り付けられる踏部材と、前記長尺部材及び/又は踏部材と設置面との間間隔を保持させるために取り付けられる間隔保持部材とを備え、
前記長尺部材は、踏部材を架け渡すために、適宜な間隔をおいて分かれて並列された第1長尺部材と第2長尺部材とを有し、
前記長尺部材は、金属製の輪環体の第1鎖環と、該第1鎖環の環内に挿入されてつながれた金属製の第2鎖環とを有し、設置面の起伏に対応するように柔軟性を有するように、第1鎖環と第2鎖環とは交互に多数連続して連結され、
前記第1鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の裏面とを備え、
前記第2鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の外側の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の内側の裏面とを備え、
連結された第1鎖環と第2鎖環とは、第1鎖環の表面及び裏面と第2鎖環の表面及び裏面とが直交するように連結され、
前記踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される上側の第1踏部材と、前記上側の第1踏部材の下方において、第1踏部材と長尺部材の長手方向に間隔をあけて並列し且つ平行に、第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される下側の第2踏部材とを備え、
上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材とに固定される固定端を有し、該固定端は、平面部を備え、上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、固定端と対向して支持部を有し、該支持部は、踏部材の長手方向にのび、前記固定端の貫通孔は、支持部の貫通孔と直線状に並んで形成され、
前記間隔保持部材は、長尺部材の長手方向に沿ってのびる線状体ないしは板状体であって、一端と他端とを長尺部材に取り付けられるように形成され、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成され、
前記踏部材は、その一端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第1長尺部材に固定され、且つ、その他端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第2長尺部材に固定され、
前記平面部は、長尺部材に固定する領域に穿設された貫通孔にボルトが貫挿されて、第1長尺部材及び第2長尺部材に固定され、
該ボルトは、第1長尺部材及び第2長尺部材の第1鎖環の中空部に貫挿され、その頭部が第1鎖環の上側に連結された第2鎖環の側面に当接された固定端の平面部の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環の下側に連結された第2鎖環の側面に当接された支持部の貫通孔に貫挿され、固定端と支持部とによって鎖環を挟みつけて支持部の下面に当接されたナットで固定され、
間隔保持部材の第1固定端と第1踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第1固定端の貫通孔と、第1踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の一端が第1踏部材に固定されるとともに、間隔保持部材の第2固定端と第2踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第2固定端の貫通孔と、第2踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の他端が第2踏部材に固定され、
前記間隔保持部材によって支持された長尺部材及び/又は踏部材が設置面に沿って保持されるように、長尺部材が長手方向にのびて設置されるので、設置面に沿って柔軟に対応できる避難梯子を提供することをできる。
請求項2の発明によれば、前記長尺部材は、設置面に設置するための吊り下げ部材を上
部に備えているので、設置面の上部に避難梯子を取り付け、垂れ下げることをできる。
請求項3の発明によれば、前記間隔保持部材は、並列して上方から下
方に向けてのびる長尺部材の間隔を昇降に適する幅に維持するための幅維持部材を架け渡
されているので、避難梯子を確実に昇降することをできる。
請求項4の発明によれば、前記間隔保持部材は、一端が上方の踏部材の長尺部材への取
り付け部位又はその近傍において取り付けられ、且つ他端が前記上方の踏部材と隣接する
下方の踏部材の長尺部材への取り付け部位又はその近傍において取り付けられているので
、設置面に沿って柔軟に対応して避難梯子を設置することをできる。
請求項5の発明によれば、前記間隔保持部材は、側面視略U字状又は略コの字状であっ
て、一端及び他端より設置面に近い領域において、接合領域を形成されているので、
請求項6の発明によれば、前記長尺部材及び/又は踏部材は、設置面に留めるための留
め部材を付設されているので、設置面に沿って柔軟に対応して避難梯子を設置することを
できる。
請求項7の発明によれば、並列される左右一対の長尺部材及び間隔保持部材は、相似形
であるので、設置面に沿って柔軟に対応して避難梯子を設置することをできる。
請求項8の発明によれば、鎖で構成された長尺部材に取り付けられる踏部材と、前記長尺部材及び/又は踏部材と設置面との間に間隔を保持させるための間隔保持部材とを取り付けられる長尺部材を、上方から下方に向けてのばして設置面に取り付ける施工方法であって、
前記長尺部材は、踏部材を架け渡すために、適宜な間隔をおいて分かれて並列された第1長尺部材と第2長尺部材とを有し、
前記長尺部材は、金属製の輪環体の第1鎖環と、該第1鎖環の環内に挿入されてつながれた金属製の第2鎖環とを有し、設置面の起伏に対応するように柔軟性を有するように、第1鎖環と第2鎖環とは交互に多数連続して連結され、
前記第1鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の裏面とを備え、
前記第2鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の外側の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の内側の裏面とを備え、
連結された第1鎖環と第2鎖環とは、第1鎖環の表面及び裏面と第2鎖環の表面及び裏面とが直交するように連結され、
前記踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される上側の第1踏部材と、前記上側の第1踏部材の下方において、第1踏部材と長尺部材の長手方向に間隔をあけて並列し且つ平行に、第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される下側の第2踏部材とを備え、
上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材とに固定される固定端を有し、該固定端は、平面部を備え、上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、固定端と対向する支持部を有し、該支持部は、踏部材の長手方向にのび、前記固定端の貫通孔は、支持部の貫通孔と直線状に並んで形成され、
前記間隔保持部材は、長尺部材の上下方向に沿ってのびる線状体であって、一端と他端とを長尺部材に取り付けられるように形成され、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成され、
前記踏部材は、その一端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第1長尺部材に固定され、且つ、その他端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第2長尺部材に固定され、
前記平面部は、長尺部材に固定する領域に穿設された貫通孔にボルトが貫挿されて、第1長尺部材及び第2長尺部材に固定され、
該ボルトは、第1長尺部材及び第2長尺部材の第1鎖環の中空部に貫挿され、その頭部が第1鎖環の上側に連結された第2鎖環の側面に当接された固定端の平面部の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環の下側に連結された第2鎖環の側面に当接された支持部の貫通孔に貫挿され、固定端と支持部とによって鎖環を挟みつけて支持部の下面に当接されたナットで固定され、
間隔保持部材の第1固定端と第1踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第1固定端の貫通孔と、第1踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の一端が第1踏部材に固定されるとともに、間隔保持部材の第2固定端と第2踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第2固定端の貫通孔と、第2踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の他端が第2踏部材に固定され、
前記長尺部材の上部を設置面に取り付け、且つ前記間隔保持部材の接合領域を設置面に接合させることによって、長尺部材及び/又は踏部材を設置面に沿って保持させ、長尺部材を上下方向にのばして設置するので、設置面に沿って柔軟に対応できる避難梯子の施工方法を提供することをできる。
請求項9の発明によれば、長尺部材の下方において、設置面に置かれた第1長尺部材
に踏部材の一端を固定し、且つ、前記第1長尺部材と間隔をおいて設置面に置かれた第2
長尺部材に前記踏部材の他端を固定する踏部材固定第1ステップと、前記踏部材固定第1
ステップに続いて、前記踏部材との間に適宜な間隔をおいて、別の踏部材の一端を設置面
に置かれた第1長尺部材に固定し、且つ、前記別の踏部材の他端を前記第1長尺部材と間
隔をおいて設置面に置かれた第2長尺部材に固定する踏部材固定第2ステップと、前記踏
部材固定第1ステップと前記踏部材固定第2ステップとによって長尺部材に固定された踏
部材と該踏部材とは別の踏部材との間に架け渡すように、踏部材と該踏部材とは別の踏部
材の一端において又はその近傍において、間隔保持部材の一端を固定するとともに、踏部
材と該踏部材とは別の踏部材の他端において又はその近傍において、間隔保持部材の他端
を固定する間隔保持部材固定ステップと、長尺部材を設置面において上方に向けてのばす
長尺部材伸展ステップと、順次踏部材固定第1ステップと踏部材固定第2ステップと間隔
保持部材固定ステップとを繰り返す、踏部材及び間隔保持部材の反復固定ステップと、長
尺部材の上部を設置面に取り付けられる、長尺部材上部固定ステップとを含むので、設置
面に沿って柔軟に対応できる避難梯子の施工方法を提供することをできる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明に係る避難梯子の実施形態を示す平面図解図である。 図1図示避難梯子の使用状態を示す断面図解図である。 図1図示避難梯子の要部の構成を示す平面図解図である。 図1図示避難梯子の要部の構成を示す平面図解図である。 図1図示避難梯子の要部の構成を示す平面図解図である。 図1図示避難梯子の要部の構成を示す平面図解図である。 (a)は図3AI−I断面図であり、(b)は図3AII−II断面図であり、(c)は図3AIII−III断面図である。 (a)は図3BIb−Ib断面図であり、(b)は図3BIIb−IIb断面図であり、(c)は図3BIIIb−IIIb断面図である。 (a)は図3CIc−Ic断面図であり、(b)は図3CIIc−IIc断面図であり、(c)は図3CIIIc−IIIc断面図である。 (a)は図3DId−Id断面図であり、(b)は図3DIId−IId断面図であり、(c)は図3DIIId−IIId断面図である。 図1図示避難梯子の変形例の平面図解図である。 図5図示避難梯子のA部の構成を示す平面図解図である。 図5図示避難梯子のB部の構成を示す平面図解図である。 図5図示避難梯子のC部の構成を示す平面図解図である。 図5図示避難梯子のD部の構成を示す平面図解図である。 (a)は図6AI−I断面図であり、(b)は図6AII−II断面図であり、(c)は図6AIII−III断面図である。 (a)は図6BIb−Ib断面図であり、(b)は図6BIIb−IIb断面図であり、(c)は図6BIIIb−IIIb断面図である。 (a)は図6CIc−Ic断面図であり、(b)は図6CIIc−IIc断面図であり、(c)は図6CIIIc−IIIc断面図である。 (a)は図6DId−Id断面図であり、(b)は図6DIId−IId断面図であり、(c)は図6DIIId−IIId断面図である。 図5図示避難梯子の変形例の断面図解図である。 本発明に係る避難梯子の別の実施形態を示す平面図解図である。 図9図示避難梯子の使用状態を示す断面図解図である。 図9図示避難梯子のB部の構成を示す平面図解図である。 図9図示避難梯子のE部の構成を示す平面図解図である。 (a)は図11AIV−IV断面図であり、(b)は図11AV−V断面図であり、(c)は図11AVI−VI断面図である。 (a)は図11BIe−Ie断面図であり、(b)は図11BIIe−IIe断面図であり、(c)は図11BIIIe−IIIe断面図である。 図9C部及び図9D部拡大平面図解図である。 本発明に係る避難梯子の別の実施形態を示す平面図解図である。 図14図示避難梯子の使用状態を示す断面図解図である。 図14E部拡大図解図である。 図14F部拡大図解図である。
本発明の一実施の形態である津波緊急時に高台に避難するための避難梯子10は、上方から下方に向けてのびる長手方向を有する長尺部材12と、前記長尺部材12に取り付けられる踏部材14と、前記長尺部材12及び/又は踏部材14と設置面との間に間隔を保持させるための間隔保持部材16とを備える。
避難梯子10は、高台である山、丘陵等の傾斜面の設置面に、常に設置される。
前記長尺部材12は、山や丘陵等の高台の傾斜面である設置面の起伏に対応するように柔軟性を有する、チェーン(鎖)で構成される。
長尺部材12は、踏部材14を架け渡すために、左右に適宜な間隔をおいて分かれて並列されて、第1長尺部材20と第2長尺部材22とを備えている。
第1長尺部材20と第2長尺部材22とは、それぞれ相似形である。
長尺部材12は、金属製の輪環体の第1鎖環24と、該第1鎖環24の環内に挿入されてつながれた第2鎖環26とを有し、第1鎖環24と第2鎖環26とは交互に多数連続して連結されている。
第1鎖環24は、輪環体の中央の中空部24cののびる方向と直交する、輪環体の手前側の表面24aと中空部24cののびる方向と直交する、輪環体の向こう側の裏面24bとを備えている。
第2鎖環26は、輪環体の中央の中空部26cののびる方向と直交する、輪環体の外側の表面26aと中空部26cののびる方向と直交する、輪環体の内側の裏面26bとを備えている。
連結された第1鎖環24と第2鎖環26とは、第1鎖環24の表面24a及び裏面24bと第2鎖環26の表面26a及び裏面26bとが直交するように連結されている。
前記踏部材14は、梯子を昇降する者が踏むためのもので、足で踏む踏部が長尺部材12の長手方向に間隔をあけて並列して、水平に長尺部材12に取り付けられる、棒状体又は板状体である。
踏部材14は、スチール、ステンレス、軽合金、合成樹脂等の軽量で強靭な材料からなる。
踏部材14は、その一端が、第1鎖環24の表面24aすなわち中空部24cののびる方向と直交する表側の面と平行で、第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26と第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26との間に跨って、右側の長尺部材12に固定され、且つ、その他端が、第1鎖環24の表面24aすなわち中空部24cののびる方向と直交する表側の面と平行で、第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26と第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26との間に跨って、左側の長尺部材12に固定されている。
踏部材14は、その踏部の一端に第1長尺部材20に固定するための固定端30と、その踏部の他端に第2長尺部材22に固定するための固定端40とを備える。
固定端30及び固定端40は、踏部材14の踏部の長手方向にのびる。
踏部材14は、第1長尺部材20と第2長尺部材22との間に架け渡される上側の第1踏部材141と、前記上側の第1踏部材141の下方において、第1踏部材141と平行に第1長尺部材20と第2長尺部材22との間に架け渡される下側の第2踏部材142とを備え、それぞれ、その一端に第1長尺部材20に固定するための固定端301及び固定端302と、その他端に第2長尺部材22に固定するための固定端401及び固定端402とを備える。
上側の第1踏部材141の固定端301は、その平面部32の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部32の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部32は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔34にボルト70が貫挿されて、第1長尺部材20に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に、固定端301と対向する支持部50が当接される。
支持部50は、踏部材14の踏部の一端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔54を穿設されている。支持部50は、第1踏部材141の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定端301の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部50の貫通孔54に貫挿される。固定端301の貫通孔34は、支持部50の貫通孔54と直線状に並び、固定端301と支持部50とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部50の下面に当接されたナット72で固定される。
固定端301と支持部50との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定端301と支持部50との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
上側の踏部材141の固定端401は、その平面部42の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部42の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部42は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔44にボルト70が貫挿されて、第2長尺部材22に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に、固定端401と対向する支持部60が当接される。
支持部60は、踏部材14の踏部の他端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔64を穿設されている。支持部60は、第1踏部材141の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定端401の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部60の貫通孔64に貫挿される。固定端401の貫通孔44は、支持部60の貫通孔64と直線状に並び、固定端401と支持部60とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部60の下面に当接されたナット72で固定される。
固定端401と支持部60との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定端401と支持部60との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
固定端301は、前記貫通孔34とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔36に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
固定端401は、前記貫通孔44とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔46に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
前記第2踏部材142の下側に並列された、前記第1踏部材141とは別の第2踏部材142は、その踏部の一端に第1長尺部材20に固定するための固定端302と、その踏部の他端に第2長尺部材22に固定するための固定端402とを備える。
下側の第2踏部材142の固定端302は、その平面部32の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部32の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部32は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔34にボルト70が貫挿されて、第1長尺部材20に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に、固定端302と対向する支持部50が当接される。
支持部50は、踏部材14の踏部の一端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔54を穿設されている。支持部50は、第2踏部材142の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定端302の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部50の貫通孔54に貫挿される。固定端302の貫通孔34は、支持部50の貫通孔54と直線状に並び、固定端302と支持部50とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部50の下面に当接されたナット72で固定される。
固定端302と支持部50との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定端302と支持部50との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
下側の第2踏部材142の固定端402は、その平面部42の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部42の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部42は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔44にボルト70が貫挿されて、第2長尺部材22に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に、固定端402と対向する支持部60が当接される。
支持部60は、踏部材14の踏部の他端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔64を穿設されている。支持部60は、第2踏部材142の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定端402の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部60の貫通孔64に貫挿される。固定端402の貫通孔44は、支持部60の貫通孔64と直線状に並び、固定端402と支持部60とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部60の下面に当接されたナット72で固定される。
固定端402と支持部60との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定端402と支持部60との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
固定端302は、前記貫通孔34とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔36に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
固定端402は、前記貫通孔44とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔46に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
前記間隔保持部材16は、長尺部材12の長手方向に沿ってのびる線状体ないしは板状体であって、一端と他端とを長尺部材12に取り付けられ、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成されている。
この実施の形態の間隔保持部材16は、側面視略U字状の湾曲部90を備え、湾曲部90の一端及び他端より設置面に近い領域において、接合領域を形成されている。湾曲部90は、長尺部材12とは離れる方向に向けて湾曲している。
前記間隔保持部材16は、一端が上方の踏部材14の長尺部材12への取り付け部位又はその近傍において取り付けられ、且つ他端が前記上方の踏部材14と隣接する下方の踏部材14の長尺部材12への取り付け部位又はその近傍において取り付けられている。
間隔保持部材16は、湾曲部90の一端に、第1長尺部材20に固定するための第1固定端92を備え、且つ湾曲部90の他端に、第1長尺部材20に固定するための第2固定端94を備える。第1固定端92と第2固定端94との間隔は、第1踏部材141と第2踏部材142との間隔に略々一致する長さの間隔である。第1固定端92は、ボルト70を嵌挿するための貫通孔96を穿設されており、第2固定端94は、ボルト70を嵌挿するための貫通孔98を穿設されている。
湾曲部90は、その頂部の近傍に、設置面に接し合うための接合領域を形成されている。
間隔保持部材16の一端の第1固定端92は、板状体であって、上方の踏部材14を取り付けるための前記支持部50の側方に並設されるように形成されている。間隔保持部材16は、第1固定端92を第1踏部材141の固定端301にスペーサ74を介して取り付けることによって、間隔保持部材16を長尺部材12の第1長尺部材20に固定されるように構成されている。
間隔保持部材16の他端の第2固定端94は、板状体であって、前記踏部材14とは別の下方の踏部材14を取り付けるための前記支持部60の側方に並設されるように形成されている。間隔保持部材16は、第2固定端94を第2踏部材142の固定端302にスペーサ74を介して取り付けることによって、間隔保持部材16を長尺部材12の第1長尺部材20に固定されるように構成されている。
間隔保持部材16は、踏部材14の一方端の固定端30側に取り付けられる間隔保持部材16と、踏部材14の他方端の固定端40側に取り付けられる間隔保持部材16とは、同じ構造である。
第1長尺部材20側に取り付けられる間隔保持部材16は、間隔保持部材16の第1固定端92と第1踏部材141の固定端301とを対向させ且つスペーサ74を介在させて、ボルト70を第1踏部材141の固定端301の貫通孔36及び間隔保持部材16の第1固定端92の貫通孔96に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第1踏部材141に固定されるとともに、間隔保持部材16の第2固定端94と第2踏部材142の固定端302とを対向させ且つスペーサ74を介在させて、ボルト70を第2踏部材142の固定端302の貫通孔36及び間隔保持部材16の第2固定端94の貫通孔98に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第2踏部材142に固定される。
第2長尺部材22側に取り付けられる間隔保持部材16は、間隔保持部材16の第1固定端92と第1踏部材141の固定端401とを対向させ且つスペーサ74を介在させて、ボルト70を第1踏部材141の固定端401の貫通孔36及び間隔保持部材16の第1固定端92の貫通孔96に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第1踏部材141に固定されるとともに、間隔保持部材16の第2固定端94と第2踏部材142の固定端402とを対向させ且つスペーサ74を介在させて、ボルト70を第2踏部材142の固定端402の貫通孔36及び間隔保持部材16の第2固定端94の貫通孔98に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第2踏部材142に固定される。
間隔保持部材16は、湾曲部90が長尺部材12の長手方向に沿ってのびるように長尺部材12に取り付けられ、前記間隔保持部材16によって支持された長尺部材12及び/又は踏部材14は、設置面に沿って保持されるように、間隔保持部材16と長尺部材12とが長尺部材12の長手方向にのびて設置されている。
前記長尺部材12は、設置面に設置するための吊り下げ部材110を上部に備えている。
吊り下げ部材110は、設置面に打ち込まれる杭部112と、杭部112に長尺部材12の上部の第2鎖環26を連結するための回動連結部114と、該回動連結部114を杭部112に回動自在に取り付けるための回動軸部116とを有している。
回動連結部114に連結された長尺部材12は、設置面の形状、傾斜等に対応して柔軟に垂れ下がりの角度を決定できる。
具体的には、回動連結部114は、第1鎖環24又は第2鎖環26を連結される。
前記長尺部材12及び/又は踏部材14は、設置面に留めるための留め部材120を付設されている。
留め部材120は、前記吊り下げ部材110と同様な構造を備えており、間隔保持部材16の第1固定端92に、ボルト70により取り付けられる。
設置面に打ち込まれる杭部122と、杭部122に連結鎖部128を連結するための回動連結部124と、該回動連結部124を杭部122に回動自在に取り付けるための回動軸部126と、回動連結部124と、間隔保持部材16の第1固定端92のボルト70との間を連結するための連結鎖部128とを有している。
留め部材120は、第1長尺部材20と第2長尺部材22のいずれも、設置面に固定するために、略々左右対称に、第1長尺部材20及び第2長尺部材22に取り付けられる。
踏部材14及び/又は間隔保持部材16は、並列して上方から下方に向けてのびる長尺部材12の間隔を昇降に適する幅に維持するための幅維持部材180を架け渡されている。
具体的には、幅維持部材180は、踏部材14と略々同じ長さを備えた板状体であって、その長手方向を踏部材14と平行になるように、第1長尺部材20側の間隔保持部材16と第2長尺部材22側の間隔保持部材16との間に架け渡されている。
次に、前記避難梯子10を、設置面に設置する避難梯子10の施工方法について説明する。
この避難梯子10の施工方法は、長尺部材12に取り付けられる踏部材14と、前記長尺部材12及び/又は踏部材14と設置面との間に間隔を保持させるための間隔保持部材16とを取り付けられる長尺部材12を、上方から下方に向けてのばして設置面に取り付ける施工方法であって、前記長尺部材12は、設置面の起伏に対応するように柔軟性を有し、前記踏部材14は、間隔をあけて上下方向に並列して、長尺部材12に取り付けられ、前記間隔保持部材16は、長尺部材12の上下方向に沿ってのびる線状体であって、一端と他端とを長尺部材12に取り付けられ、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成され、前記長尺部材12の上部を設置面に取り付け、且つ前記間隔保持部材16の接合領域を設置面に接合させることによって、長尺部材12及び/又は踏部材14を設置面に沿って保持させ、長尺部材12を上下方向にのばして設置する施工方法である。
具体的には、次のような手順に従って避難梯子10を設置する。
長尺部材12の下方において、設置面に置かれた第1長尺部材20に踏部材14の一端を固定し、且つ、前記第1長尺部材20と間隔をおいて設置面に置かれた第2長尺部材22に前記踏部材14の他端を固定する踏部材固定第1ステップS1と、前記踏部材固定第1ステップS1に続いて、前記踏部材14との間に適宜な間隔をおいて、別の踏部材14の一端を設置面に置かれた第1長尺部材20に固定し、且つ、前記別の踏部材14の他端を前記第1長尺部材20と間隔をおいて設置面に置かれた第2長尺部材22に固定する踏部材固定第2ステップS2と、前記踏部材固定第1ステップS1と前記踏部材固定第2ステップS2とによって長尺部材12に固定された踏部材14と該踏部材14とは別の踏部材14との間に架け渡すように、踏部材14と該踏部材14とは別の踏部材14の一端において又はその近傍において、間隔保持部材16の一端を固定するとともに、踏部材14と該踏部材14とは別の踏部材14の他端において又はその近傍において、間隔保持部材16の他端を固定する間隔保持部材固定ステップS3と、長尺部材12を設置面において上方に向けてのばす長尺部材伸展ステップS4と、順次踏部材固定第1ステップS1と踏部材固定第2ステップS2と間隔保持部材固定ステップS3とを繰り返す、踏部材14及び間隔保持部材16の反復固定ステップS5と、長尺部材12の上部を設置面に取り付けられる、長尺部材上部固定ステップS6とを含む。
この発明は、前記実施の形態の避難梯子10に限定されることなく、この発明の思想に基づき種々変更することができる。
前記図1図示実施の形態の避難梯子10の変形例である避難梯子2010について、主として図5〜図7に基づいて説明する。
本発明の一実施の形態である図1図示避難梯子10の変形例である避難梯子2010は、上方から下方に向けてのびる長手方向を有する長尺部材12と、前記長尺部材12に取り付けられる踏部材14と、前記長尺部材12及び/又は踏部材14と設置面との間に間隔を保持させるための間隔保持部材16とを備える。
前記長尺部材12は、山や丘陵等の高台の傾斜面である設置面の起伏に対応するように柔軟性を有する、チェーン(鎖)で構成される。
長尺部材12は、踏部材14を架け渡すために、左右に適宜な間隔をおいて分かれて並列されて、第1長尺部材20と第2長尺部材22とを備えている。
第1長尺部材20と第2長尺部材22とは、それぞれ相似形である。
長尺部材12は、金属製の輪環体の第1鎖環24と、該第1鎖環24の環内に挿入されてつながれた第2鎖環26とを有し、第1鎖環24と第2鎖環26とは交互に多数連続して連結されている。
第1鎖環24は、輪環体の中央の中空部24cののびる方向と直交する、輪環体の手前側の表面24aと中空部24cののびる方向と直交する、輪環体の向こう側の裏面24bとを備えている。
第2鎖環26は、輪環体の中央の中空部26cののびる方向と直交する、輪環体の外側の表面26aと中空部26cののびる方向と直交する、輪環体の内側の裏面26bとを備えている。
連結された第1鎖環24と第2鎖環26とは、第1鎖環24の表面24a及び裏面24bと第2鎖環26の表面26a及び裏面26bとが直交するように連結されている。
前記踏部材14は、長尺部材12の長手方向に間隔をあけて並列して、水平に長尺部材12に取り付けられる、板状体である。
踏部材14は、スチール、ステンレス、軽合金、合成樹脂等の軽量で強靭な材料からなる。
踏部材14は、その一端が、第1鎖環24の表面24aすなわち中空部24cののびる方向と直交する表側の面と平行で、第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26と第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26との間に跨って、右側の長尺部材12に固定され、且つ、その他端が、第1鎖環24の表面24aすなわち中空部24cののびる方向と直交する表側の面と平行で、第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26と第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26との間に跨って、左側の長尺部材12に固定されている。
踏部材14は、その踏部の一端を第1長尺部材20に固定するための固定片1030と、その踏部の他端を第2長尺部材22に固定するための固定片1040とを備える。
踏部材14は、第1長尺部材20と第2長尺部材22との間に架け渡される上側の第1踏部材141と、前記上側の第1踏部材141の下方において、第1踏部材141と平行に第1長尺部材20と第2長尺部材22との間に架け渡される下側の第2踏部材142とを備え、それぞれ、その一端を第1長尺部材20に固定するための固定片10301及び固定片10302と、その他端を第2長尺部材22に固定するための固定片10401及び固定片10402とを備える。
上側の第1踏部材141の固定片10301は、その平面部1032の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部1032の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部1032は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔1034にボルト70が貫挿されて、第1長尺部材20に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に支持部1050が当接される。
支持部1050は、踏部材14の踏部の一端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔54を穿設されている。支持部1050は、踏部材14の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定片10301の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部1050の貫通孔54に貫挿される。固定片10301の貫通孔1034は、支持部1050の貫通孔54と直線状に並び、固定片10301と支持部1050とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部1050の下面に当接されたナット72で固定される。
固定片10301と支持部1050との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定片10301と支持部1050との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
上側の踏部材141の固定片10401は、その平面部1042の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部1042の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部1042は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔1044にボルト70が貫挿されて、第2長尺部材22に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に支持部1060が当接される。
支持部1060は、踏部材14の踏部の他端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔64を穿設されている。支持部1060は、踏部材14の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定片10401の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部1060の貫通孔64に貫挿される。固定片10401の貫通孔1044は、支持部1060の貫通孔64と直線状に並び、固定片10401と支持部1060とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部1060の下面に当接されたナット72で固定される。
固定片10401と支持部1060との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定片10401と支持部1060との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
支持部1050は、前記貫通孔54とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔56に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
支持部1060は、前記貫通孔64とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔66に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
前記第2踏部材142の下側に並列された、前記第1踏部材141とは別の第2踏部材142は、その踏部の一端に第1長尺部材20に固定するための固定片10302と、その踏部の他端に第2長尺部材22に固定するための固定片10402とを備える。
下側の第2踏部材142の固定片10302は、その平面部1032の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部1032の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部1032は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔1034にボルト70が貫挿されて、第1長尺部材20に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に支持部1050が当接される。
支持部1050は、踏部材14の踏部の一端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔54を穿設されている。支持部1050は、第2踏部材142の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定片10302の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部1050の貫通孔54に貫挿される。固定片10302の貫通孔1034は、支持部1050の貫通孔54と直線状に並び、固定片10302と支持部1050とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部1050の下面に当接されたナット72で固定される。
固定片10302と支持部1050との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定片10302と支持部1050との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
下側の第2踏部材142の固定片10402は、その平面部1042の上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その平面部1042の下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備える。平面部1042は、長尺部材12に固定する領域に穿設された貫通孔1044にボルト70が貫挿されて、第2長尺部材22に固定される。
第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に支持部1060が当接される。
支持部1060は、踏部材14の踏部の他端に突設されており、その上部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接され、その下部が第1鎖環24の下側に連結された第2鎖環26の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔64を穿設されている。支持部1060は、第2踏部材142の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト70は、第1長尺部材20の第1鎖環24の中空部24cに貫挿され、その頭部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された固定片10402の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環24の上側に連結された第2鎖環26の側面に当接された支持部1060の貫通孔64に貫挿される。固定片10402の貫通孔1044は、支持部1060の貫通孔64と直線状に並び、固定片10402と支持部1060とによって第2鎖環26を挟みつけて支持部1060の下面に当接されたナット72で固定される。
固定片10402と支持部1060との間にはスペーサ74が介在される。
スペーサ74は、固定片10402と支持部1060との間の間隔を、ボルト70及びナット72で締め付けて長尺部材12に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ74は、ボルト70を貫挿するための貫通孔76を有している。
支持部1050は、前記貫通孔54とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔56に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
支持部1060は、前記貫通孔64とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材16を固定する領域に穿設された貫通孔66に、ボルト70が貫挿されて、間隔保持部材16の一端と連結される。
前記間隔保持部材16は、長尺部材12の長手方向に沿ってのびる線状体ないしは板状体であって、一端と他端とを長尺部材12に取り付けられ、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成されている。
この変形例の間隔保持部材16は、側面視略U字状の湾曲部90を備え、湾曲部90の一端及び他端より設置面に近い領域において、接合領域を形成されている。湾曲部90は、長尺部材12とは離れる方向に向けて湾曲している。
前記間隔保持部材16は、一端が上方の踏部材14の長尺部材12への取り付け部位又はその近傍において取り付けられ、且つ他端が前記上方の踏部材14と隣接する下方の踏部材14の長尺部材12への取り付け部位又はその近傍において取り付けられている。
間隔保持部材16は、湾曲部90の一端に、第1長尺部材20に固定するための第1固定端92を備え、且つ湾曲部90の他端に、第1長尺部材20に固定するための第2固定端94を備える。第1固定端92と第2固定端94との間隔は、第1踏部材141と第2踏部材142との間隔に略々一致する長さの間隔である。第1固定端92は、ボルト70を嵌挿するための貫通孔96を穿設されており、第2固定端94は、ボルト70を嵌挿するための貫通孔98を穿設されている。
湾曲部90は、その頂部の近傍に、設置面に接し合うための接合領域を形成されている。
間隔保持部材16の一端の第1固定端92は、板状体であって、湾曲部90と一体的に形成されている。
そして、第1固定端92は、上方の踏部材14を長尺部材12に取り付けるための前記支持部1050の踏部とは反対側の先端に形成されている間隔保持部材16の取り付け領域に取り付けられ、支持部1050を第1長尺部材20に固定することによって、間隔保持部材16を長尺部材12の第1長尺部材20に固定されるように構成されている。
間隔保持部材16の他端の第2固定端94は、板状体であって、湾曲部90と一体的に形成されている。
そして、第2固定端94は、前記踏部材14とは別の下方の踏部材14を長尺部材12に取り付けるための前記支持部1050の踏部とは反対側の先端に形成されている間隔保持部材16の取り付け領域に取り付けられ、支持部1050を第1長尺部材20に固定することによって、間隔保持部材16を長尺部材12の第1長尺部材20に固定されるように構成されている。
間隔保持部材16は、踏部材14の一方端の支持部1050側に取り付けられる間隔保持部材16と、踏部材14の他方端の支持部1060側に取り付けられる間隔保持部材16とは、同じ構造である。
第1長尺部材20側に取り付けられる間隔保持部材16は、間隔保持部材16の第1固定端92と第1踏部材141の支持部1050とを対向させて、ボルト70を第1踏部材141の支持部1050の貫通孔56及び間隔保持部材16の第1固定端92の貫通孔96に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第1踏部材141に固定されるとともに、間隔保持部材16の第2固定端94と第2踏部材142の支持部1050とを対向させて、ボルト70を第2踏部材142の支持部1050の貫通孔56及び間隔保持部材16の第2固定端94の貫通孔98に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第2踏部材142に固定される。
第2長尺部材22側に取り付けられる間隔保持部材16は、間隔保持部材16の第1固定端92と第1踏部材141の支持部1060とを対向させて、ボルト70を第1踏部材141の支持部1060の貫通孔66及び間隔保持部材16の第1固定端92の貫通孔96に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第1踏部材141に固定されるとともに、間隔保持部材16の第2固定端94と第2踏部材142の支持部1060とを対向させて、ボルト70を第2踏部材142の支持部1060の貫通孔66及び間隔保持部材16の第2固定端94の貫通孔98に貫挿させて、ナット72によって締め付け、第2踏部材142に固定される。
間隔保持部材16は、湾曲部90が長尺部材12の長手方向に沿ってのびるように長尺部材12に取り付けられ、前記間隔保持部材16によって支持された長尺部材12及び/又は踏部材14が設置面に沿って保持されるように、間隔保持部材16と長尺部材12とが長尺部材12の長手方向にのびて設置されている。
長尺部材12は、支持部1050及び支持部1060の向こう側に当接させてもよく、図8に示すように、手前側に当接させてもよい。
固定片1030及び固定片1040は、長尺部材12の手前側に当接させてもよく、図8に示すように、向こう側に当接させてもよい。
次に、別の実施の形態である避難梯子210について、主として図9〜図13に基づいて説明する。
この実施の形態の避難梯子210は、間隔保持部材216が、側面視略コの字状であって、一端及び他端より設置面に近い領域において、接合領域を形成されている。
そして、踏部材214及び/又は間隔保持部材216は、並列して上方から下方に向けてのびる長尺部材212の間隔を昇降に適する幅に維持するための幅維持部材380を架け渡されている。
具体的には、幅維持部材380は、踏部材214と略々同じ長さを備えた板状体であって、その長手方向を踏部材214と平行になるように、第1長尺部材220側の間隔保持部材216と第2長尺部材222側の間隔保持部材216との間に架け渡されている。
更に、この実施の形態の避難梯子210は、長尺部材212に沿って昇降する人が手で握るための把持部材360を付設されている。
把持部材360は、人が手で握るための握持部362と、握持部362を長尺部材212に連結するための握持部連結部材364と、握持部連結部材364を長尺部材212に取り付けるための握持部固定部366とを備える。
把持部材360は、人が踏部材214を踏んで昇降するときに、人が手で持つことによって身体を支えることができるように構成されている。
引き続き、図9図示実施の形態について、説明する。
本発明の一実施の形態である津波緊急時に高台に避難するための避難梯子210は、上方から下方に向けてのびる長手方向を有する長尺部材212と、前記長尺部材212に取り付けられる踏部材214と、前記長尺部材212及び/又は踏部材214と設置面との間に間隔を保持させるための間隔保持部材216とを備える。
前記長尺部材212は、山や丘陵等の高台の傾斜面である設置面の起伏に対応するように柔軟性を有する、チェーン(鎖)で構成される。
長尺部材212は、踏部材214を架け渡すために、左右に適宜な間隔をおいて分かれて並列されて、第1長尺部材220と第2長尺部材222とを備えている。
第1長尺部材220と第2長尺部材222とは、それぞれ相似形である。
長尺部材212は、金属製の輪環体の第1鎖環224と、該第1鎖環224の環内に挿入されてつながれた第2鎖環226とを有し、第1鎖環224と第2鎖環226とは交互に多数連続して連結されている。
第1鎖環224は、輪環体の中央の中空部224cののびる方向と直交する、輪環体の手前側の表面224aと中空部224cののびる方向と直交する、輪環体の向こう側の裏面224bとを備えている。
第2鎖環226は、輪環体の中央の中空部226cののびる方向と直交する、輪環体の外側の表面226aと中空部226cののびる方向と直交する、輪環体の内側の裏面226bとを備えている。
連結された第1鎖環224と第2鎖環226とは、第1鎖環224の表面224a及び裏面224bと第2鎖環226の表面226a及び裏面226bとが直交するように連結されている。
前記踏部材214は、長尺部材212の長手方向に間隔をあけて並列して、水平に長尺部材212に取り付けられる、板状体である。
踏部材214は、スチール、ステンレス、軽合金、合成樹脂等の軽量で強靭な材料からなる。
踏部材214は、その一端が、第1鎖環224の表面224aすなわち中空部224cののびる方向と直交する表側の面と平行で、第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226と第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226との間に跨って、右側の長尺部材212に固定され、且つ、その他端が、第1鎖環224の表面224aすなわち中空部224cののびる方向と直交する表側の面と平行で、第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226と第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226との間に跨って、左側の長尺部材212に固定されている。
踏部材214は、その踏部の一端に第1長尺部材220に固定するための固定端230と、その踏部の他端に第2長尺部材222に固定するための固定端240とを備える。
固定端230及び固定端240は、踏部材214の踏部の長手方向にのびる。
踏部材214は、第1長尺部材220と第2長尺部材222との間に架け渡される上側の第1踏部材2141と、前記上側の第1踏部材2141の下方において、第1踏部材2141と平行に第1長尺部材220と第2長尺部材222との間に架け渡される下側の第2踏部材2142とを備え、それぞれ、その一端に第1長尺部材220に固定するための固定端2301及び固定端2302と、その他端に第2長尺部材222に固定するための固定端2401及び固定端2402とを備える。
上側の第1踏部材2141の固定端2301は、その平面部232の上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その平面部232の下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備える。平面部232は、長尺部材212に固定する領域に穿設された貫通孔234にボルト270が貫挿されて、第1長尺部材220に固定される。
第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に、固定端2301と対向する支持部250が当接される。
支持部250は、踏部材214の踏部の一端に突設されており、その上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔254を穿設されている。支持部250は、第1踏部材2141の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト270は、第1長尺部材220の第1鎖環224の中空部224cに貫挿され、その頭部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接された固定端2301の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接された支持部250の貫通孔254に貫挿される。固定端2301の貫通孔234は、支持部250の貫通孔254と直線状に並び、固定端2301と支持部250とによって第2鎖環226を挟みつけて支持部250の下面に当接されたナット272で固定される。
固定端2301と支持部250との間にはスペーサ274が介在される。
スペーサ274は、固定端2301と支持部250との間の間隔を、ボルト270及びナット272で締め付けて長尺部材212に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ274は、ボルト270を貫挿するための貫通孔276を有している。
上側の踏部材2141の固定端2401は、その平面部242の上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その平面部242の下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備える。平面部242は、長尺部材212に固定する領域に穿設された貫通孔244にボルト270が貫挿されて、第2長尺部材222に固定される。
第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に、固定端2401と対向する支持部260が当接される。
支持部260は、踏部材214の踏部の他端に突設されており、その上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔264を穿設されている。支持部260は、第2踏部材2142の踏部の長手方向にのびる。
該ボルト270は、第1長尺部材220の第1鎖環224の中空部224cに貫挿され、その頭部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接された固定端2401の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接された支持部260の貫通孔264に貫挿される。固定端2401の貫通孔244は、支持部260の貫通孔264と直線状に並び、固定端2401と支持部260とによって第2鎖環226を挟みつけて支持部260の下面に当接されたナット272で固定される。
固定端2401と支持部260との間にはスペーサ274が介在される。
スペーサ274は、固定端2401と支持部260との間の間隔を、ボルト270及びナット272で締め付けて長尺部材212に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ274は、ボルト270を貫挿するための貫通孔276を有している。
固定端2301は、前記貫通孔234とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材216を固定する領域に穿設された貫通孔236に、ボルト270が貫挿されて、間隔保持部材216の一端と連結される。
固定端2401は、前記貫通孔244とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材216を固定する領域に穿設された貫通孔246に、ボルト270が貫挿されて、間隔保持部材216の一端と連結される。
前記第2踏部材2142の下側に並列された、前記第1踏部材2141とは別の第2踏部材2142は、その踏部の一端に第1長尺部材220に固定するための固定端2302と、その踏部の他端に第2長尺部材222に固定するための固定端2402とを備える。
下側の第2踏部材2142の固定端2302は、その平面部232の上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その平面部232の下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備える。平面部232は、長尺部材212に固定する領域に穿設された貫通孔234にボルト270が貫挿されて、第1長尺部材220に固定される。
第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に、固定端2302と対向する支持部250が当接される。
支持部250は、踏部材214の踏部の一端に突設されており、その上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔254を穿設されている。
該ボルト270は、第1長尺部材220の第1鎖環224の中空部224cに貫挿され、その頭部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接された固定端2302の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接された支持部250の貫通孔254に貫挿される。固定端2302の貫通孔234は、支持部250の貫通孔254と直線状に並び、固定端2302と支持部250とによって第2鎖環226を挟みつけて支持部250の下面に当接されたナット272で固定される。
固定端2302と支持部250との間にはスペーサ274が介在される。
スペーサ274は、固定端2302と支持部250との間の間隔を、ボルト270及びナット272で締め付けて長尺部材212に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ274は、ボルト270を貫挿するための貫通孔276を有している。
下側の第2踏部材2142の固定端2402は、その平面部242の上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その平面部242の下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備える。平面部242は、長尺部材212に固定する領域に穿設された貫通孔244にボルト270が貫挿されて、第2長尺部材222に固定される。
第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に、固定端2402と対向する支持部260が当接される。
支持部260は、踏部材214の踏部の他端に突設されており、その上部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接され、その下部が第1鎖環224の下側に連結された第2鎖環226の側面に当接される広さを備え、その中央に貫通孔264を穿設されている。
該ボルト270は、第1長尺部材220の第1鎖環224の中空部224cに貫挿され、その頭部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接された固定端2402の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環224の上側に連結された第2鎖環226の側面に当接された支持部260の貫通孔264に貫挿される。固定端2402の貫通孔244は、支持部260の貫通孔264と直線状に並び、固定端2402と支持部260とによって第2鎖環226を挟みつけて支持部260の下面に当接されたナット272で固定される。
固定端2402と支持部260との間にはスペーサ274が介在される。
スペーサ274は、固定端2402と支持部260との間の間隔を、ボルト270及びナット272で締め付けて長尺部材212に固定するに適する間隔にするための高さを備える。
スペーサ274は、ボルト270を貫挿するための貫通孔276を有している。
固定端2302は、前記貫通孔234とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材216を固定する領域に穿設された貫通孔236に、ボルト270が貫挿されて、間隔保持部材216の一端と連結される。
固定端2402は、前記貫通孔244とは間隔をおいた先端側の間隔保持部材216を固定する領域に穿設された貫通孔246に、ボルト270が貫挿されて、間隔保持部材216の一端と連結される。
前記間隔保持部材216は、長尺部材212の長手方向に沿ってのびる線状体ないしは板状体であって、一端と他端とを長尺部材212に取り付けられ、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成されている。
この実施の形態の間隔保持部材216は、側面視略コ字状の屈曲部290を備え、屈曲部290の一端及び他端より設置面に近い領域である、上側の隅角部及び下側の隅角部並びに上側の隅角部と下側の隅角部との間において、接合領域を形成されている。屈曲部290は、長尺部材212とは離れる方向に向けて屈曲している。
前記間隔保持部材216は、一端が上方の踏部材214の長尺部材212への取り付け部位又はその近傍において取り付けられ、且つ他端が前記上方の踏部材214と隣接する下方の踏部材214の長尺部材212への取り付け部位又はその近傍において取り付けられている。
間隔保持部材216は、屈曲部290の一端に、第1長尺部材220に固定するための第1固定端292を備え、且つ屈曲部290の他端に、第1長尺部材220に固定するための第2固定端294を備える。第1固定端292と第2固定端294との間隔は、第1踏部材2141と第2踏部材2142との間隔に略々一致する長さの間隔である。第1固定端292は、ボルト270を嵌挿するための貫通孔296を穿設されており、第2固定端294は、ボルト270を嵌挿するための貫通孔298を穿設されている。
屈曲部290は、その頂部の近傍に、設置面に接し合うための接合領域を形成されている。
間隔保持部材216の一端の第1固定端292は、板状体であって、上方の踏部材214を取り付けるための前記支持部250の側方に並設されるように形成されている。間隔保持部材216は、第1固定端292を第1踏部材2141の固定端2301にスペーサ274を介して取り付けることによって、間隔保持部材216を長尺部材212の第1長尺部材220に固定されるように構成されている。
間隔保持部材216の他端の第2固定端294は、板状体であって、前記踏部材214とは別の下方の踏部材214を取り付けるための前記支持部260の側方に並設されるように形成されている。間隔保持部材216は、第2固定端294を第2踏部材2142の固定端2302にスペーサ274を介して取り付けることによって、間隔保持部材216を長尺部材212の第1長尺部材220に固定されるように構成されている。
間隔保持部材216は、踏部材214の一方端の固定端230側に取り付けられる間隔保持部材216と、踏部材214の他方端の固定端240側に取り付けられる間隔保持部材216とは、同じ構造である。
第1長尺部材220側に取り付けられる間隔保持部材216は、間隔保持部材216の第1固定端292と第1踏部材2141の固定端2301とを対向させ且つスペーサ274を介在させて、ボルト270を第1踏部材2141の固定端2301の貫通孔236及び間隔保持部材216の第1固定端292の貫通孔296に貫挿させて、ナット272によって締め付け、第1踏部材2141に固定されるとともに、間隔保持部材216の第2固定端294と第2踏部材2142の固定端2302とを対向させ且つスペーサ274を介在させて、ボルト270を第2踏部材2142の固定端2302の貫通孔236及び間隔保持部材216の第2固定端294の貫通孔298に貫挿させて、ナット272によって締め付け、第2踏部材2142に固定される。
第2長尺部材222側に取り付けられる間隔保持部材216は、間隔保持部材216の第1固定端292と第1踏部材2141の固定端2401とを対向させ且つスペーサ274を介在させて、ボルト270を第1踏部材2141の固定端2401の貫通孔236及び間隔保持部材216の第1固定端292の貫通孔296に貫挿させて、ナット272によって締め付け、第1踏部材2141に固定されるとともに、間隔保持部材216の第2固定端294と第2踏部材2142の固定端2402とを対向させ且つスペーサ274を介在させて、ボルト270を第2踏部材2142の固定端2402の貫通孔236及び間隔保持部材216の第2固定端294の貫通孔298に貫挿させて、ナット272によって締め付け、第2踏部材2142に固定される。
間隔保持部材216は、屈曲部290が長尺部材212の長手方向に沿ってのびるように長尺部材212に取り付けられ、前記間隔保持部材216によって支持された長尺部材212及び/又は踏部材214は、設置面に沿って保持されるように、間隔保持部材216と長尺部材212とが長尺部材212の長手方向にのびて設置されている。
前記長尺部材212は、設置面に設置するための吊り下げ部材310を上部に備えている。
吊り下げ部材310は、設置面に打ち込まれる杭部312と、杭部312に長尺部材212の上部の第2鎖環226を連結するための回動連結部314と、該回動連結部314を杭部312に回動自在に取り付けるための回動軸部316とを有している。
回動連結部314に連結された長尺部材212は、設置面の形状、傾斜等に対応して柔軟に垂れ下がりの角度を決定できる。
具体的には、回動連結部314は、第1鎖環224又は第2鎖環226を連結される。
前記長尺部材212及び/又は踏部材214は、設置面に留めるための留め部材320を付設されている。
留め部材320は、前記吊り下げ部材310と同様な構造を備えており、長尺部材212の第2鎖環226に、シャックル等の連結具329により取り付けられる。
設置面に打ち込まれる杭部322と、杭部322に連結鎖部328を連結するための回動連結部324と、該回動連結部324を杭部322に回動自在に取り付けるための回動軸部326と、回動連結部324と連結具329との間を連結するための連結鎖部328とを有している。
留め部材320は、第1長尺部材220と第2長尺部材222のいずれも、設置面に固定するために、略々左右対称に、第1長尺部材220及び第2長尺部材222に取り付けられる。
踏部材214及び/又は間隔保持部材216は、並列して上方から下方に向けてのびる長尺部材212の間隔を昇降に適する幅に維持するための幅維持部材380を架け渡されている。
具体的には、幅維持部材380は、踏部材214と略々同じ長さを備えた板状体であって、その長手方向を踏部材214と平行になるように、第1長尺部材220側の間隔保持部材216と第2長尺部材222側の間隔保持部材216との間に架け渡されている。
前記図1図示実施の形態の避難梯子10と関連する避難梯子410について、主と
して図14〜図17に基づいて説明する。
長尺部材412は、踏部材14及び間隔保持部材16を備えない態様で、設置面に吊り
下げられる構造であって、設置面に取り付けられる吊り下げ部510より下方において、
設置面に留めるための留め部材520を付設され、且つ、長尺部材412に沿って昇降す
る人が手で握るための把持部材560を付設されるものであってもよい。
把持部材560は、人が手で握るための握持部562と、握持部562を長尺部材41
2に連結するための握持部連結部材564と、握持部連結部材564を長尺部材412に
取り付けるための握持部固定部566とを備える。
把持部材560は、人が長尺部材412にすがりついてのぼるときに、人が手で握るこ
とによって身体を支えることができるように構成されている。
10,210,410,2010 避難梯子
12,212,412 長尺部材
14,214 踏部材
141 第1踏部材
142 第2踏部材
16,216 間隔保持部材
20,220 第1長尺部材
22,222 第2長尺部材
24,224 第1鎖環
24a,224a (第1鎖環の)表面
24b,224b (第1鎖環の)裏面
24c,224c (第1鎖環の)中空部
26,226 第2鎖環
26a,226a (第2鎖環の)表面
26b,226b (第2鎖環の)裏面
26c,226c (第2鎖環の)中空部
30,40,230,240 固定端
301,401,2301,2401 (第1踏部材の)固定端
302,402,2302,2402 (第2踏部材の)固定端
32,42,232,242,1032,1042 平面部
34,44,234,244,1034,1044 (固定端の)貫通孔
36,46,236,246 貫通孔
54,64,56,66,254,264 (支持部の)貫通孔
50,60,250,260,1050,1060 支持部
70,270 ボルト
72,272 ナット
74,274 スペーサ
76,276 (スペーサの)貫通孔
90 湾曲部
92,292 (間隔保持部材の)第1固定端
94,294 (間隔保持部材の)第2固定端
96,296 (第1固定端の)貫通孔
98,298 (第2固定端の)貫通孔
110,310 吊り下げ部材
112,122,312,322 杭部
114,124,314,324 回動連結部
116,126,316,326 回動軸部
120,320,520 留め部材
128,328 連結鎖部
180,380 幅維持部材
290 屈曲部
329 連結具
360,560 把持部材
362,562 握持部
364,564 握持部連結部材
366,566 握持部固定部
1030,1040 固定片
10301,10401 (第1踏部材の)固定片
10302,10402 (第2踏部材の)固定片
510 吊り下げ部
S1 踏部材固定第1ステップ
S2 踏部材固定第2ステップ
S3 間隔保持部材固定ステップ
S4 長尺部材伸展ステップ
S5 反復固定ステップ
S6 長尺部材上部固定ステップ

Claims (9)

  1. 鎖で構成された長尺部材と、前記長尺部材に取り付けられる踏部材と、前記長尺部材及び/又は踏部材と設置面との間間隔を保持させるために取り付けられる間隔保持部材とを備え、
    前記長尺部材は、踏部材を架け渡すために、適宜な間隔をおいて分かれて並列された第1長尺部材と第2長尺部材とを有し、
    前記長尺部材は、金属製の輪環体の第1鎖環と、該第1鎖環の環内に挿入されてつながれた金属製の第2鎖環とを有し、設置面の起伏に対応するように柔軟性を有するように、第1鎖環と第2鎖環とは交互に多数連続して連結され、
    前記第1鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の裏面とを備え、
    前記第2鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の外側の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の内側の裏面とを備え、
    連結された第1鎖環と第2鎖環とは、第1鎖環の表面及び裏面と第2鎖環の表面及び裏面とが直交するように連結され、
    前記踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される上側の第1踏部材と、前記上側の第1踏部材の下方において、第1踏部材と長尺部材の長手方向に間隔をあけて並列し且つ平行に、第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される下側の第2踏部材とを備え、
    上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材とに固定される固定端を有し、該固定端は、平面部を備え、上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、固定端と対向して支持部を有し、該支持部は、踏部材の長手方向にのび、前記固定端の貫通孔は、支持部の貫通孔と直線状に並んで形成され、
    前記間隔保持部材は、長尺部材の長手方向に沿ってのびる線状体ないしは板状体であって、一端と他端とを長尺部材に取り付けられるように形成され、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成され、
    前記踏部材は、その一端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第1長尺部材に固定され、且つ、その他端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第2長尺部材に固定され、
    前記平面部は、長尺部材に固定する領域に穿設された貫通孔にボルトが貫挿されて、第1長尺部材及び第2長尺部材に固定され、
    該ボルトは、第1長尺部材及び第2長尺部材の第1鎖環の中空部に貫挿され、その頭部が第1鎖環の上側に連結された第2鎖環の側面に当接された固定端の平面部の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環の下側に連結された第2鎖環の側面に当接された支持部の貫通孔に貫挿され、固定端と支持部とによって鎖環を挟みつけて支持部の下面に当接されたナットで固定され、
    間隔保持部材の第1固定端と第1踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第1固定端の貫通孔と、第1踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の一端が第1踏部材に固定されるとともに、間隔保持部材の第2固定端と第2踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第2固定端の貫通孔と、第2踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の他端が第2踏部材に固定され、
    前記間隔保持部材によって支持された長尺部材及び/又は踏部材が設置面に沿って保持されるように、長尺部材が長手方向にのびて設置される、避難梯子。
  2. 前記長尺部材は、設置面に設置するための吊り下げ部材を上部に備えた、請求項1に記載の避難梯子。
  3. 前記間隔保持部材は、並列して上方から下方に向けてのびる長尺部材の間隔を昇降に適する幅に維持するための幅維持部材を架け渡された、請求項1又は請求項2に記載の避難梯子。
  4. 前記間隔保持部材は、一端が上方の踏部材の長尺部材への取り付け部位又はその近傍において取り付けられ、且つ他端が前記上方の踏部材と隣接する下方の踏部材の長尺部材への取り付け部位又はその近傍において取り付けられた、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の避難梯子。
  5. 前記間隔保持部材は、
    側面視略U字状又は略コの字状であって、一端及び他端より設置面に近い領域において、接合領域を形成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の避難梯子。
  6. 前記長尺部材及び/又は踏部材は、設置面に留めるための留め部材を付設された、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の避難梯子。
  7. 並列される左右一対の長尺部材及び間隔保持部材は、相似形である、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の避難梯子
  8. 鎖で構成された長尺部材に取り付けられる踏部材と、前記長尺部材及び/又は踏部材と設置面との間に間隔を保持させるための間隔保持部材とを取り付けられる長尺部材を、上方から下方に向けてのばして設置面に取り付ける施工方法であって、
    前記長尺部材は、踏部材を架け渡すために、適宜な間隔をおいて分かれて並列された第1長尺部材と第2長尺部材とを有し、
    前記長尺部材は、金属製の輪環体の第1鎖環と、該第1鎖環の環内に挿入されてつながれた金属製の第2鎖環とを有し、設置面の起伏に対応するように柔軟性を有するように、第1鎖環と第2鎖環とは交互に多数連続して連結され、
    前記第1鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の裏面とを備え、
    前記第2鎖環は、輪環体の中央の中空部ののびる方向と直交する輪環体の外側の表面と、中空部ののびる方向と直交する輪環体の内側の裏面とを備え、
    連結された第1鎖環と第2鎖環とは、第1鎖環の表面及び裏面と第2鎖環の表面及び裏面とが直交するように連結され、
    前記踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される上側の第1踏部材と、前記上側の第1踏部材の下方において、第1踏部材と長尺部材の長手方向に間隔をあけて並列し且つ平行に、第1長尺部材と第2長尺部材との間に架け渡される下側の第2踏部材とを備え、
    上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、前記第1長尺部材と第2長尺部材とに固定される固定端を有し、該固定端は、平面部を備え、上側の第1踏部材及び下側の第2踏部材は、固定端と対向する支持部を有し、該支持部は、踏部材の長手方向にのび、前記固定端の貫通孔は、支持部の貫通孔と直線状に並んで形成され、
    前記間隔保持部材は、長尺部材の上下方向に沿ってのびる線状体であって、一端と他端とを長尺部材に取り付けられるように形成され、前記一端と他端との間に、設置面に接し合うための湾曲状及び/又は直線状の接合領域を形成され、
    前記踏部材は、その一端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第1長尺部材に固定され、且つ、その他端の固定端が、第1鎖環の中空部ののびる方向と直交する表面と平行で、第1鎖環の上側に連結された第2鎖環と第1鎖環の下側に連結された第2鎖環との間に跨って、第2長尺部材に固定され、
    前記平面部は、長尺部材に固定する領域に穿設された貫通孔にボルトが貫挿されて、第1長尺部材及び第2長尺部材に固定され、
    該ボルトは、第1長尺部材及び第2長尺部材の第1鎖環の中空部に貫挿され、その頭部が第1鎖環の上側に連結された第2鎖環の側面に当接された固定端の平面部の上面に当接され、その下部の雄ネジ部が第1鎖環の下側に連結された第2鎖環の側面に当接された支持部の貫通孔に貫挿され、固定端と支持部とによって鎖環を挟みつけて支持部の下面に当接されたナットで固定され、
    間隔保持部材の第1固定端と第1踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第1固定端の貫通孔と、第1踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の一端が第1踏部材に固定されるとともに、間隔保持部材の第2固定端と第2踏部材の固定端又は支持部とを対向させ、間隔保持部材の第2固定端の貫通孔と、第2踏部材の固定端の貫通孔又は支持部の貫通孔とにボルトを貫挿させ且つナットによって締め付け、間隔保持部材の他端が第2踏部材に固定され、
    前記長尺部材の上部を設置面に取り付け、且つ前記間隔保持部材の接合領域を設置面に接合させることによって、長尺部材及び/又は踏部材を設置面に沿って保持させ、長尺部材を上下方向にのばして設置する、避難梯子の施工方法
  9. 尺部材の下方において、設置面に置かれた第1長尺部材に踏部材の一端を固定し、且つ、前記第1長尺部材と間隔をおいて設置面に置かれた第2長尺部材に前記踏部材の他端を固定する踏部材固定第1ステップと、
    前記踏部材固定第1ステップに続いて、前記踏部材との間に適宜な間隔をおいて、別の踏部材の一端を設置面に置かれた第1長尺部材に固定し、且つ、前記別の踏部材の他端を前記第1長尺部材と間隔をおいて設置面に置かれた第2長尺部材に固定する踏部材固定第2ステップと、
    前記踏部材固定第1ステップと前記踏部材固定第2ステップとによって長尺部材に固定された踏部材と該踏部材とは別の踏部材との間に架け渡すように、踏部材と該踏部材とは別の踏部材の一端において又はその近傍において、間隔保持部材の一端を固定するとともに、踏部材と該踏部材とは別の踏部材の他端において又はその近傍において、間隔保持部材の他端を固定する間隔保持部材固定ステップと、
    長尺部材を設置面において上方に向けてのばす長尺部材伸展ステップと、
    順次踏部材固定第1ステップと踏部材固定第2ステップと間隔保持部材固定ステップとを繰り返す、踏部材及び間隔保持部材の反復固定ステップと、
    長尺部材の上部を設置面に取り付けられる、長尺部材上部固定ステップとを含む、請求項に記載の避難梯子の施工方法。
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