JP5458410B2 - 縦葺き外装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根面上に太陽電池パネルを敷設したり、屋根の裏面側に吊り天井を架設するなどの正荷重が作用しても外装材が外れたり離脱することがなく安定な外観を維持することができる縦葺き外装構造に関する。
従来、梁上に固定したタイトフレーム等の固定具に折版屋根板を取り付け、クリップを挿着してキャップ部材を被着する折版屋根の施工方法が知られている。
この折版屋根は、上方から押圧するだけの簡易な操作にて折版屋根板やクリップ等の各部材を嵌め付け固定することができるものであって、例えば本願出願人も、特許文献1を提案し、電動ドリルやドライバー、スパナー、ハンマー等の工具を使用することなく、左右の折版屋根板の上下位置を高精度に規制し、屋根に正荷重や負荷重が作用したとしても外れたり離脱することがないクリップを有する折版屋根を開発した。
特公平7−37740号公報
しかしながら、前記特許文献1の折版屋根では、梁の直上部分には、タイトフレーム等の固定具が裏面側に配置されて折版屋根板を支持しているため、この梁の直上部分では屋根に正荷重や負荷重が作用した場合の耐性にも優れているが、梁の配設間隔においては折版屋根板の裏面側に部材が存在しないため、例えば正荷重を受けて左右の折版屋根板が開き易いという問題があった。なお、左右の折版屋根板が開いた場合には、キャップ材が外れたり、折版屋根板自体が固定具から外れるという事故を引き起こすおそれがあった。そして、近年では、屋根上に太陽電池パネルを敷設したいとする要望も増えているため、このような要望に対応できないという問題も生じていた。
そこで、本発明は、屋根に太陽電池パネルを敷設するなどの正荷重が作用しても外装材が外れたり離脱することがない縦葺き外装構造を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、上方に受支部を有する保持部材と、左右に高さの途中に係合部を備える立ち上がり部を有し、各立ち上がり部の先端には上方が解放する溝部を有する縦葺き外装材と、左右に隣接する縦葺き外装材に跨る横片部及びその対向間隔に配設される縦片部を有するクリップと、左右の縦葺き外装材間に被着するキャップ材とからなる縦葺き外装構造であって、所定間隔にて桁行き方向に配設される梁上に前記保持部材を固定し、固定した保持部材の受支部の左右に、それぞれ縦葺き外装材を弾性的に係合させて保持させると共に、梁の配設間隔において、各縦葺き外装材の対向間隔に前記クリップの縦片部を位置させ、溝部の上側左右の横片部に形成した係止部を係止させ、溝部の下側に、縦片部に形成した抜け止めを配置させて取り付け、隣接する左右の縦葺き外装材の立ち上がり部にキャップ材を弾性的に嵌合させてなることを特徴とする縦葺き外装構造に関するものである。
また、本発明は、前記縦葺き外装構造において、クリップの係止部は、横片部を下方へ折り曲げてその下端を折り返して形成されていることを特徴とする縦葺き外装構造をも提案するものである。
また、本発明は、前記縦葺き外装構造において、クリップの係止部は、横片部に切り込みを形成し、下方へ折り下げて形成されていることを特徴とする縦葺き外装構造をも提案するものである。
また、本発明は、前記縦葺き外装構造において、クリップの縦片部には、吊り具を接続していることを特徴とする縦葺き外装構造をも提案するものである。
さらに、本発明は、前記縦葺き外装構造における左右の縦葺き外装材の嵌合部に、流れ方向に沿う1つ以上の溝部を備える支持架台を嵌合させて固定し、該支持架台の溝部に上方に延在する取付具を取り付け、該取付具に外設部材を取り付けたことを特徴とする縦葺き外装構造をも提案するものである。
本発明の縦葺き外装構造は、梁の配設間隔において、縦葺き外装材の対向間隔にクリップの縦片部を位置させ、立ち上がり部の先端に設けた溝部に左右の係止部を係止させて取り付けた構成であるから、太陽電池パネルなどの正荷重が作用しても左右の縦葺き外装材が開くことがなく、そのためキャップ材が外れたり、縦葺き外装材自体が外れることもない。したがって、太陽電池パネル以外の外設部材を支持する場合や、室内側へ天井材や照明具などを配置する場合等にも左右の縦葺き外装材の開きを起こすことなく容易に対応することができるものである。
また、クリップの縦片部には、抜け止めが設けられているので、溝部の下側に抜け止めが、上側に係止部が配置される状態となり、左右の溝部をクリップにて上下から挟み込むように一体化することができ、溝部間の開きを防止する上、縦葺き外装材の上下位置を高精度に規制することができる。
また、クリップの係止部が、縦方向の縦片部の上端から外側へ延在する横片部を下方へ折り曲げてその下端を折り返して形成されている場合、略U字状の係止部となり、係止部自体が強度が高いため、左右の縦葺き外装材の開きが確実に防止されるものとなる。
また、クリップの係止部は、縦方向の縦片部の上端から外側へ延在する横片部に切り込みを形成し、下方へ折り下げて形成されている場合、縦葺き外装材の溝部に折り下げ片の先端が確実に当接するように容易に調整することができる。
また、クリップの縦片部に、吊り具を接続している場合、例えば室内側へ天井材(吊り天井)などを配置させることができる。
さらに、前記縦葺き外装構造における左右の縦葺き外装材の嵌合部に、流れ方向に沿う1つ以上の溝部を備える支持架台を嵌合させて固定し、該支持架台の溝部に上方に延在する取付具を取り付け、該取付具に外設部材を取り付ける場合、外設部材として太陽電池パネルや緑化構造などの積載荷重が比較的大きいものにも適用したものとなる。なお、この場合、キャップ材を支持架台が兼ねるものでもよい。
(a)本発明の縦葺き外装構造の第1実施例(梁の直上の状態)を示す断面図、(b)梁の配設間隔においてクリップを係止した状態を示す断面図(支持架台を兼ねるキャップ材を省略した)、(c)用いたクリップの斜視図である。 (a)本発明の縦葺き外装構造の第2実施例(梁の配設間隔においてクリップを係止した状態)を示す断面図、(b)用いたクリップの斜視図である。 (a)本発明の縦葺き外装構造の第3実施例(梁の配設間隔においてクリップを係止した状態)を示す断面図、(b)用いたクリップの斜視図である。 前記第1実施例の縦葺き外装構造に天井材を含む天井構造を吊架した状態を示す断面図である。
本発明の縦葺き外装構造は、上方に受支部を有する保持部材と、左右に高さの途中に係合部を備える立ち上がり部を有し、各立ち上がり部の先端には上方が解放する溝部を有する縦葺き外装材と、左右に隣接する縦葺き外装材に跨る横片部及び縦方向の縦片部を有するクリップと、左右の縦葺き外装材間に被着するキャップ材とからなる。そして、クリップの横片部には、縦葺き外装材の溝部に係止する係止部が設けられている。
前記縦葺き外装材は、金属板を屈曲成形した長尺材で、面板部の左右側縁に上方に向かって幅広となる様に傾斜する立ち上がり部を左右に設けた略逆梯形状で、左右の立ち上がり部の高さの途中に係合部が形成され、立ち上がり部の先端付近には上方が解放する溝部が形成される構成であればそれ以外の構成は特に限定するものではない。
また、前記係合部は、後述する保持部材の受支部に弾性的に係合するものであり、前記溝部は、後述するクリップの係止部が係止するものである。
前記保持部材は、上方に受支部を有して梁上に固定されるものであれば特にその具体的構成は限定するものではない。後述する図示実施例のように一般にタイトフレームと称される門型状のフレームである下側保持部材と、受支部を有する上側保持部材とを組み合わせた構成でも良い。
また、受支部は、前記縦葺き外装材の立ち上がり部(係合部)を弾性的に係合させて保持させるものであり、前記縦葺き外装材の左右の溝部を弾性的に係合(嵌入)させる受溝部を備えていることが望ましい。
なお、後述する図示実施例のように下側保持部材(タイトフレーム)は帯状鋼材を折り曲げ加工して形成されるが、上側保持部材は、少なくとも前記縦葺き外装材と同程度、望ましくはそれより高強度の金属板材をプレス等により屈曲形成してもよいし、押出成形にて作製してもよい。
前記クリップは、左右に隣接する縦葺き外装材に跨って配設される横片部と、左右の立ち上がり部の対向間隔に配される縦方向の縦片部とを有し、前記横片部には、前記縦葺き外装材の溝部に係止する係止部を備える構成であればそれ以外の構成については特に限定するものではない。例えば後述する図示実施例のように縦片部は、下端を折り返した二重縦面状に形成してもよく、また後述する図示実施例のように前記係止部は、横片部に適宜に設ければよく、例えば横片部を下方へ折り曲げてその下端を折り返して略U字状に形成してもよいし、横片部に切欠を形成し、下方へ折り下げて形成してもよい。
このクリップは、少なくとも前記縦葺き外装材と同程度、望ましくはそれより高強度の金属板材をプレス等により屈曲形成してもよいし、押出成形にて作製してもよい。尤も高強度であっても高重量であればクリップの挿着箇所に正荷重としての不要な負担を与えるので、軽量で高強度の素材を用いることがさらに望ましい。
前記キャップ材は、隣接する左右の縦葺き外装材の立ち上がり部に弾性的に嵌合するものであれば、それ以外の構成は特に限定するものではなく、例えば前記縦葺き外装材と同様に金属板を屈曲成形した長尺材でもよいし、後述する図示実施例のように太陽電池パネル等の外設部材を支持する支持架台を兼ねる押出成形品、メッキ鋼板、ステンレス鋼板等のプレス加工品及びセラミック等より形成したものでもよい。
また、前記支持架台を兼ねるキャップ材としては、後述する図示実施例のように流れ方向に沿う1つ以上の溝部を備え、左右の縦葺き外装材の嵌合部に、嵌合させて取り付けることができ、前記溝部には、上方に延在する取付具を取り付けることができ、該取付具に外設部材を取り付けられるものが望ましい。
本発明では、既に説明した前記特許文献1などと同様に、所定間隔にて桁行き方向に配設される梁上に前記保持部材を固定し、固定した保持部材の受支部に、左右からそれぞれ縦葺き外装材を臨ませ、各立ち上がり部を弾性的に係合させて保持させ、隣接する左右の縦葺き外装材の立ち上がり部にキャップ材を弾性的に嵌合させる構成を前提構成とする。
そして、本発明の従来にない特徴は、梁の配設間隔において、各立ち上がり部の対向間隔に前記クリップの縦片部を位置させ、溝部に左右の係止部を係止させて取り付けた構成である。そのため、太陽電池パネルなどの正荷重が作用しても左右の溝部が開く、即ち左右の縦葺き外装材が開くことがなく、そのためキャップ材が外れたり、縦葺き外装材自体が外れることもなく、外設部材をその上に設置する態様にも、裏面側へ吊り金具を配設する態様にも適応することができる。
なお、梁の配設間隔には、クリップを複数挿着するようにしてもよく、例えば一つであれば配設間隔の中間付近に、二つであれば配設間隔を三等分したポイント付近に挿着することが望ましい。
クリップの係止部については、前記縦葺き外装材の溝部に係止するものであれば特に限定するものではないが、後述する図示実施例(図1)のように縦方向の縦片部の上端から外側へ延在する横片部を下方へ折り曲げてその下端を折り返して係止部とした場合には、略U字状の係止部となり、係止部自体の強度が高いため、左右の縦葺き外装材の開きが確実に防止されるものとなる。
また、後述する図示実施例(図2)のように縦方向の縦片部の上端から外側へ延在する横片部に切り込みを形成し、下方へ折り下げて係止部とした場合には、縦葺き外装材の溝部に折り下げ片の先端が確実に当接するように容易に調整することができる。
クリップの縦片部については、後述する図示実施例(図1)のように抜け止めを設けてもよく、この場合、溝部の下側に抜け止めが配置され、上側に横片部及び係止部が配置される状態となり、左右の溝部をクリップにて上下から挟み込むように一体化することができ、溝部間の開きを防止するばかりでなく、縦葺き外装材の上下位置を高精度に規制することができる。
また、後述する図示実施例(図2)のようにクリップの縦片部に穴を形成するなどして吊り具を接続した場合には、室内側へ天井材(吊り天井)などを配置(吊架)させることができる。
さらに、前記縦葺き外装構造における左右の縦葺き外装材の嵌合部に、流れ方向に沿う1つ以上の溝部を備える支持架台を嵌合させて固定し、該支持架台の溝部に上方に延在する取付具を取り付け、該取付具に外設部材を取り付ける場合には、外装構造に外設部材の積載荷重が作用するが、太陽電池パネルや緑化構造などの積載荷重が比較的大きいものにも適用したものとなる。後述する図示実施例のようにこの態様における支持架台が前記キャップ材を兼ねるものでもよい。
図1に示す本発明の縦葺き外装構造の第1実施例は、保持部材3と、縦葺き外装材(以下、単に外装材という)4と、クリップ1と、キャップ材5とからなり、所定間隔にて桁行き方向に配設される梁2上に前記保持部材3を固定し、固定した保持部材3の受支部3Bに、左右からそれぞれ外装材4,4を臨ませ、各立ち上がり部42を弾性的に係合させて保持させると共に、梁2,2の配設間隔において、各立ち上がり部42の対向間隔に前記クリップ1の縦片部12を位置させ、溝部44に左右の横片部11に設けた係止部111を係止させて取り付け、隣接する左右の外装材4,4の立ち上がり部42,42に支持架台を兼ねるキャップ材5を弾性的に嵌合させてなる構成である。
前記外装材4は、金属板を屈曲成形材で、面板部41の左右側縁に上方に向かって幅広となる様に傾斜する立ち上がり部42,42を左右に設けた略逆梯形状で、左右の立ち上がり部42の高さの途中に係合部421が形成され、立ち上がり部42の先端付近には保持部材3の受支部3Bに裏面を支持される載置部分43を介して上方が解放する断面略U字状の溝部44が形成されている。
また、前記係合部421は、後述する保持部材3の受支部35(被係合部353)に弾性的に係合するものであり、前記溝部44は、後述するクリップ1の係止部111が係止するものである。
前記保持部材3(符号3は図示していない)は、一般にタイトフレームと称される門型状のフレームである下側保持部材3Aと、受支部を有する上側保持部材3Bとをボルトナット3cにて一体的に組み合わせた構成である。
下側保持部材(タイトフレーム)は、帯状鋼材を折り曲げ加工して形成され、上面部31の左右に下方に向かって幅広となる様に脚部32,32を設け、各脚部32の下端に水平な固定片33が形成されている。
上側保持部材3Bは、前記外装材4と同程度か、それより高強度の金属板材をプレス等により屈曲加工して形成され、取付片34の前後に直立する受片状の受支部35,35が設けられ、各受支部35の上端中央に上端が開口する受溝部351を設けると共に、前記受支部35の上端から前後方向(流れ方向)に延在する受部分352を設けた構成である。また、この受支部35は、左右が張り出した略扇状であって、左右の張り出し部分の基端下方の隅部空間が前記外装材4の係合部421が係合する被係合部353である。
そして、前記下側保持部材3Aの上面部31の下面に、前記上側保持部材3Bの取付片34の上面を当接させてボルトナット3cにて連結して保持部材3を構成している。
前記クリップ1は、左右に隣接する外装材4,4に跨る横片部11,11及びその対向間隔に配設される縦片部12を有する構成であって、前記横片部11には外装材4の溝部44に係止する係止部111が設けられている。
図示実施例のクリップ1は、図1(c)に示すように縦片部12が下端を折り返し部分とする二重縦面状に形成され、横片部11,11は前記縦片部12の上端から外側(左右)へ延在するように形成され、この横片部11,11の基端部付近を下方へ折り曲げてその下端を折り返して略U字状に係止部111,111を形成した構成である。また、縦片部12の水下側の端縁を左右に逆三角形状に開いて抜け止め13,13としている。なお、この抜け止め13,13は、水下側の端縁に限らず、水上側の端縁にも同様に設けるようにしてもよい。
前記キャップ材5は、太陽電池パネルをその上に支持させる支持架台を兼ね、断面が略門状の長尺材であって、その上面521が略水平状の中空枠部52の略中央に、流れ方向に沿うように延在して上方が解放する溝部51が形成され、この中空枠部52から左右の下方へ拡開状に形成された脚片53,53は、取り付ける外装材4,4の外側に沿うものであり、この脚片53,53の下端よりやや上方に、内側上方へ向かう跳ね上げ片状の嵌合固定部531,531が形成されている。
なお、図中の7は、上向きボルトである取付具を示し、ボルトの頭部の径は溝部51の開口幅より小さいが、平面視が平行四辺形状の規制片を留め金として溝部51内に配置させることにより、この規制片が、溝部51の開口幅より広く内部幅より狭い幅と開口幅より狭い幅とを有するため、溝部51の任意の位置に配置させることができ、溝部51の内部にて回転させて、溝部51に対して摺動等して任意の位置に調整でき、この規制片は上方へ引っ張られた際に抜け止め作用が果たされる。
これらの各部材からなる本発明の縦葺き外装構造は、梁2の直上では、前記保持部材3にて外装材4を保持するが、梁2,2の配設間隔において、左右に隣接する外装材4,4の対向間隔に上方から前記クリップ1を挿着するように配設し、その対向間隔にクリップ1の縦片部12を位置させ、載置部分43,43を横片部11,11が覆うように、且つ溝部44,44に左右の係止部111,111を係止させて取り付けた。
したがって、図示しない太陽電池パネルなどの正荷重が作用しても、左右の外装材4,4が開くことがなく、そのためキャップ材5が外れたり、外装材4自体が外れることもない。したがって、太陽電池パネル以外の外設部材を支持する場合や、室内側へ天井材や照明具などを配置する場合等にも左右の外装材4,4の開きを起こすことなく容易に対応することができる。
また、この第1実施例におけるクリップ1は、横片部11や係止部111が下方への落ち止めとなることは説明するまでもないが、縦片部12に抜け止め13,13が設けられているので、前述のように上方から挿着するように配した際に、逆三角形状の抜け止め13,13の上端が溝部44,44の裏面側に至った時点で、上方への抜け止め作用も果たされるものとなる。したがって、左右の溝部44,44をクリップ1にて上下から挟み込むように一体化することができ、溝部44,44間の開きを防止するばかりでなく、外装材4,4の上下位置を高精度に規制することができる。
さらに、この第1実施例におけるクリップ1の係止部111は、横片部11を下方へ折り曲げてその下端を折り返して形成された略U字状であるため、係止部111自体が強度が高いため、左右の外装材4,4の開きが確実に防止されるものとなる。
図2に示す本発明の縦葺き外装構造の第2実施例は、クリップ1'の横片部11,11はそれぞれ平坦状であるが、その基端付近に切り込みを形成し、下方へ折り下げて係止部111'としたものであり、より具体的には、横片部11,11にそれぞれ流れ方向に平行な2本の切り込みを形成し、切り込み間の片を略鉛直状に下方へ折り下げて係止部111'を形成した。また、縦片部12には、やや下方よりに円形状の通孔121が形成されている。
図3に示す本発明の縦葺き外装構造の第3実施例は、クリップ1"の横片部11,11はそれぞれ平坦状であるが、その基端付近に切り込みを形成し、下方へ折り下げて係止部111"としたものであり、より具体的には横片部11,11にそれぞれ流れ方向へその先端を流れ方向へ略L字状の切り込みを形成し、切り込み間の片をやや外側下方へ折り下げて係止部111"を形成した。また、縦片部12には、やや下方よりに円形状の通孔121が形成されている。
そして、これら第2実施例も第3実施例も、前記クリップ1',1"の係止部111',111"の構成以外については前記第1実施例と全く同様であり、図面に同一符号を付して説明を省略する。
前記第2実施例のクリップ1'の係止部111'も前記第3実施例のクリップ1"の係止部111"も、外装材4の溝部44に折り下げ片の先端が当接するように容易に折り曲げることができる。したがって、溝部44に折り下げ片の先端を確実に当接させるように容易に折り曲げ調整することができる。
なお、これらのクリップ1',1"には、係止部111',111"を図示上の手前側の端縁から切り込みを形成して設けたが、これに限定するものではなく、奥側の端縁から切り込みを形成して同様に係止部111',111"を設けてもよく、手前側の端縁と奥側の端縁の両方に設けるものであってもよい
また、前記第2実施例のクリップ1'にも前記第3実施例のクリップ1"にも通孔121を設けたので、例えば室内側へ天井材(吊り天井)などを配置させることができる。
図4は、前記第1実施例のクリップ1の縦片部12に設けた円形状の通孔121に、ボルトナットにてL字状の金具7Aが固定され、該金具7Aを介して下方へ延在する吊りボルト7Bを接続している。この吊りボルト7Bは、H鋼として示した梁2よりも下方へ臨んでおり、その下端にハンガー7Cが取り付けられ、該ハンガー7Cに天井材8を含む天井構造を吊架した構成である。
すなわちこの図4の実施例では、クリップ6の縦片部12(に設けた通孔121)に、吊り具(吊りボルト7B)を接続し、室内側へ天井材8を含む天井構造などを配置させた構成である。
そして、本発明の縦葺き外装構造は、吊り天井(天井材8等)の荷重が作用しても、左右の外装材4,4が開くことがなく、外装材4自体が外れることもなく、対応することができる。
1,1',1" クリップ
11 横片部
111,111',111" 係止部
12 縦片部
121 通孔
2 梁
3 保持部材
3A 下部保持部材
3B 上部保持部材
32 脚部
33 固定片
35 受支部
351 受溝部
352 受部分
353 被係合部
4 外装材
41 面板部
42 立ち上がり部
421 係合部
43 載置部分
44 溝部
4c 横桟(桟木)
5 支持部材
5 キャップ材(支持架台兼用)
51 溝部
52 中空枠部
53 脚片
531 嵌合固定部
6 取付具

Claims (5)

  1. 上方に受支部を有する保持部材と、左右に高さの途中に係合部を備える立ち上がり部を有し、各立ち上がり部の先端には上方が解放する溝部を有する縦葺き外装材と、左右に隣接する縦葺き外装材に跨る横片部及びその対向間隔に配設される縦片部を有するクリップと、左右の縦葺き外装材間に被着するキャップ材とからなる縦葺き外装構造であって、
    所定間隔にて桁行き方向に配設される梁上に前記保持部材を固定し、固定した保持部材の受支部の左右に、それぞれ縦葺き外装材を弾性的に係合させて保持させると共に、梁の配設間隔において、各縦葺き外装材の対向間隔に前記クリップの縦片部を位置させ、溝部の上側左右の横片部に形成した係止部を係止させ、溝部の下側に、縦片部に形成した抜け止めを配置させて取り付け、さらに隣接する左右の縦葺き外装材の立ち上がり部にキャップ材を弾性的に嵌合させてなることを特徴とする縦葺き外装構造。
  2. クリップの係止部は、横片部を下方へ折り曲げてその下端を折り返して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦葺き外装構造。
  3. クリップの係止部は、横片部に切り込みを形成し、下方へ折り下げて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦葺き外装構造。
  4. クリップの縦片部には、吊り具を接続していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の縦葺き外装構造。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の縦葺き外装構造における左右の縦葺き外装材の嵌合部に、流れ方向に沿う1つ以上の溝部を備える支持架台を嵌合させて固定し、該支持架台の溝部に上方に延在する取付具を取り付け、該取付具に外設部材を取り付けたことを特徴とする縦葺き外装構造。
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