JP5869226B2 - 燃料ポンプ - Google Patents

燃料ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP5869226B2
JP5869226B2 JP2011074942A JP2011074942A JP5869226B2 JP 5869226 B2 JP5869226 B2 JP 5869226B2 JP 2011074942 A JP2011074942 A JP 2011074942A JP 2011074942 A JP2011074942 A JP 2011074942A JP 5869226 B2 JP5869226 B2 JP 5869226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
suction filter
suction
vibration
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011074942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012207616A (ja
Inventor
壮登 山田
壮登 山田
明彦 浜崎
明彦 浜崎
友哉 河野
友哉 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011074942A priority Critical patent/JP5869226B2/ja
Publication of JP2012207616A publication Critical patent/JP2012207616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5869226B2 publication Critical patent/JP5869226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

この発明は、燃料ポンプに係り、特に燃料フィルタを振動させてダストをふるい落とすことにより目詰まりを防止するようにしたものに関する。
燃料ポンプのフィルタは、燃料中に含まれるダストにより目詰まりするので、これを除去するため、燃料フィルタに超音波振動子を取付けて、燃料フィルタが目詰まりしたときに超音波振動子を振動させて燃料フィルタに付着したダストをふるい落とし、燃料ポンプの性能を改善するものがあるう特許文献1参照)。
実開昭59−154315号公報
ところで、上記公知例のように、超音波振動子を振動させてダストをふるい落とす形式では、振動発生手段の駆動源として、特別に超音波振動子を設けなければならないからコスト高になるので、より廉価な手段が求められている。そこで、このような特別の駆動源を用いずに振動を発生できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載された発明は、燃料タンク内の燃料をエンジンに供給する燃料ポンプにおいて、
前記燃料ポンプ(2)は、その吸い込み口(25a)に設けたサクションフィルタ(5)と、燃料ポンプ(2)から吐出される燃料が所定圧を超えるとき燃料の一部を前記サクションフィルタ(5)の近傍へリターン流として戻す圧力レギュレータ(8)とを備え
前記吸い込み口(25a)へ吸引される燃料流又は前記圧力レギュレータ(8)のリターン流である燃料流により前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動付与手段(例えば、実施例の回転体30)を設けるとともに、
前記振動付与手段は、前記燃料ポンプの吸い込み口に取付けられた回転体(30)であり、この回転体は、前記吸い込み口から吸引される燃料流によって回転するインペラー(34)と、このインペラーに設けられた偏心ウエイトからなることを特徴とする。
請求項に記載された発明は、燃料タンク内の燃料をエンジンに供給する燃料ポンプにおいて、前記燃料ポンプ(2)は、その吸い込み口(25a)に設けたサクションフィルタ(5)と、燃料ポンプ(2)から吐出される燃料が所定圧を超えるとき燃料の一部を前記サクションフィルタ(5)の近傍へリターン流として戻す圧力レギュレータ(8)とを備え、前記吸い込み口(25a)へ吸引される燃料流又は前記圧力レギュレータ(8)のリターン流である燃料流により前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動付与手段を設けるとともに、
前記振動付与手段は、圧力レギュレータから排出される燃料流を前記サクションフィルタに向かってリターン流として噴出させることにより、前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動発生の駆動源とし
さらに、前記サクションフィルタの一端を前記サクションフィルタより外側に張り出した前記圧力レギュレータから排出される燃料流を受ける加振部を有し、他端を前記サクションフィルタにバネ部材を介して一体に取付けた振動体を設けたことを特徴とする。
請求項に記載された発明は、上記請求項において、前記加振部に重量を増すためのウエイトを取付けたことを特徴とする。
請求項に記載された発明は、燃料タンク内の燃料をエンジンに供給する燃料ポンプにおいて、前記燃料ポンプ(2)は、その吸い込み口(25a)に設けたサクションフィルタ(5)と、燃料ポンプ(2)から吐出される燃料が所定圧を超えるとき燃料の一部を前記サクションフィルタ(5)の近傍へリターン流として戻す圧力レギュレータ(8)とを備え、前記吸い込み口(25a)へ吸引される燃料流又は前記圧力レギュレータ(8)のリターン流である燃料流により前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動付与手段を設けるとともに、
前記振動付与手段は、圧力レギュレータから排出される燃料流を前記サクションフィルタに向かってリターン流として噴出させることにより、前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動発生の駆動源とし、
さらに、前記サクションフィルタの一端に、前記圧力レギュレータからの排出燃料流によって回転するインペラーと、このインペラーと一体に回転する偏心ウエイトからなる回転体(例えば、実施例の回転体60)を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、燃料ポンプにより生ずる燃料流によりサクションフィルタを振動させるので、サクションフィルタを振動させるための動力を別途確保する必要がない。したがって、構造が簡単になり、部品点数を削源できコストダウンが可能になる。
また、燃料ポンプにより生ずる燃料流により回転する回転体を、インペラーと偏心ウエイトだけで構成し、前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動発生源としたので、既存の燃料ポンプを改良することなく取付けでき、安価に製造できる。
請求項に記載した発明によれば、振動付与手段が圧力レギュレータから排出される燃料流を前記サクションフィルタに向かって噴出させることであるため、
圧力レギュレータからの燃料流で振動を発生させることができ、サクションフィルタを振動させるための動力を別途確保する必要がないから、駆動源としての特別な部品を付加することなく、安価にできる。
そのうえ、サクションフィルタへバネ部材を介して一体に取付け振動体を設けたので、振動体の振動でサクションフィルタを振動させることができる。しかも、バネ部材により振動を大きくすることができる。
請求項に記載した発明によれば、加振部へウエイトを設けて重量を大きくすることにより、加振部の振動を大きくさせることができる。また、車両の振動が伝わり、より大きく振動することができる。
請求項に記載した発明によれば、振動発生源が、圧力レギュレータにより生ずる燃料流により回転するインペラーと偏心ウエイトだけで構成されるので、既存のポンプを改良することなく取付けることができ、安価に製造できる。
本実施形態に係るインタンク形式の燃料ポンプを模式的に示す図 サクションフィルタとポンプ本体部の接続部を示す断面図 サクションフィルタとポンプ本体部の組付けを説明する分解図 第1実施例に係る回転体の斜視図 上記回転体の平面図 参考例に係る図2と同様の図 実施例に係る模式図 実施例に係る模式図 実施例に係る模式図 実施例に係る模式図 実施例に係る模式図
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るインタンク形式の燃料ポンプを模式的に示すものであり、簡略表示した燃料タンク1内には燃料ポンプ2が内蔵されている。燃料ポンプ2は例えば燃料タンク1の底部へ取付けられる。
燃料ポンプ2は、ベースプレート3と筒状のケース4を一体化して密閉空間を形成し、この内部空間にサクションフィルタ5、ポンプ本体部6、二次フィルタ7、圧力レギュレータ8を収容してある。9はベースプレート3から外部へ突出する吐出パイプであり、燃料ホース10を介して燃料噴射ノズル11へ燃料を送るようになっている。燃料噴射ノズル11は図示しないエンジンの吸気口へ燃料を供給する。
サクションフィルタ5はポンプ本体部6の下部に接続し、ベースプレート3近傍のケース4に形成された開口(図示省略)より燃料ポンプ2内へ入った燃料をポンプ本体部6が吸入するとき、サクションフィルタ5にて燃料中のダスト等の目詰まり物質を濾過するようになっている。
ポンプ本体部6は燃料をサクションフィルタ5から吸入するとともに、吸入した燃料を高圧にして二次フィルタ7へ送り返す。図中の太線で示す矢線は燃料の流れである。
二次フィルタ7はポンプ本体部6から送出された燃料中の微細なダストを濾過する。二次フィルタ7には吐出パイプ9及び圧力レギュレータ8が接続され、二次フィルタ7から吐出された燃料が所定圧のときは、矢示Aのように、吐出パイプ9から燃料噴射ノズル11へ送出される。
所定圧を超えるときは、矢示Bのように圧力レギュレータ8により燃料の一部がサクションフィルタ5の近傍へリターン流として戻され、燃料の圧力を低下させることにより吐出パイプ9へ供給される燃料を所定圧に維持する。
図2はサクションフィルタ5とポンプ本体部6の接続部を示す断面図、図3は、サクションフィルタ5とポンプ本体部6の組付けを説明する分解図である。
図2に示すように、サクションフィルタ5はフィルタ部材で構成された中空体であり、上方へ突出する吐出ノズル12へポンプ本体部6の底部から下方へ突出する吸入ノズル26が嵌合することにより、吸入ノズル26の軸心部に形成された吸入通路25がサクションフィルタ5の内部空間と連通している。吸入通路25がサクションフィルタ5は吸入通路25先端の吸い込み口25aへ接続して取付けられている。
ポンプ本体部6は、ハウジング20内にブラシレスモータとして構成されたモータ部(図示省略)を備え、そのロータの回転中心であるロータ軸21(燃料ポンプの回転軸)がインペラー22と一体になっており、ロータの回転により、インペラー22が一体回転して、キャップ部23の吸入ポート24から燃料を吸入し、二次フィルタ7へ送る。キャップ部23はインペラー22下方のハウジング下部に設けられ、吸入ポート24と連通する吸入通路25からサクションフィルタ5を経て燃料を吸入する。
図3に示すように、サクションフィルタ5は略三角形状をなし、そのコーナー部に吐出ノズル12が上方へ一体に突出形成されている。吐出ノズル12は筒状をなし、側壁に係合穴13が設けられている。
一方、ポンプ本体部6の底部からは、吐出ノズル12へ嵌合し得る外径の吸入ノズル26が下方へ突出し、外周部に係止爪27が一体に設けられている。吸入ノズル26は先端側が小径部26aをなし、ここにO−リング28を外装するようになっている。
小径部26aにO−リング28を外装してから、吸入ノズル26を吐出ノズル12へ嵌合すると、係止爪27が係合穴13へ係合することにより、スナップアクションで吐出ノズル12が吸入通路25へ係合し、サクションフィルタ5とポンプ本体部6をワンタッチで結合一体化できる。
但し、このようなサクションフィルタ5とポンプ本体部6の結合形式は一例であり、公知の種々な形式を適宜採用できる。
次に、サクションフィルタの振動装置に関する第1実施例を説明する。この例は振動発生源をサクションフィルタ内部に設けた例である。
図2において、サクションフィルタ5内の吐出ノズル12近傍部に回転体30が収容され、支軸31を中心にしてサクションフィルタ5内部から吸入通路25へ向かう燃料の流れによって回転するとともに、回転によって振動を発生させ、この振動によりサクションフィルタ5を振動させるようになっている。
回転体30は中心部に偏心ウエイト32が一体化されており、この偏心ウエイト32の中心部がベアリング33を介して支軸31の回りに回転自在になっている。
なお、回転体30が回転するとき、回転中心軸線Cが軸振れするよう、支軸31に対して多少のガタを許容して支持させてもよい。
支軸31の一端部はポンプ本体部6又はサクションフィルタ5へ固定されている。この実施例では、吸入通路25の軸心部を上方へ延び、キャップ部23の吸入ポート24近傍に設けられたボス29へネジ止めされている。支軸31の周囲における吸入通路25は燃料の吸入に十分な通路面積を確保して、吸入ポート24へ連通している。
図4は回転体30の斜視図、図5は平面図である。回転体30は偏心ウエイト32の外周側に複数(多数)の羽を放射状に形成したインペラー34が一体に設けられている。インペラー34は軽合金や樹脂等、比較的軽量な適宜材料より形成されている。
インペラー34の各羽は、中心部側で偏心ウエイト32の外周部へ一体化されている。
偏心ウエイト32は、重量の大きな金属等の適宜材料からなり、例えば略半円状の小径部と大径部を向かい合わせにして一体化させたような、分銅形状に類似したものであり、支軸31と同心の中心を、重心に対して大きくずれるように偏心させたものである。
この偏心ウエイト32により回転体30の回転時に回転中心軸線Cが軸振れして振動を発生するようになっている。
次に作用を説明する。インペラー22の回転によりサクションフィルタ5内に吸入通路25へ向かう燃料の流れ(図2及び図4の矢示a)が生じると、この流れにより、回転体30が回転中心軸線Cの回りに回転する(図5の矢示b)。
ところが、回転体30には偏心ウエイト32が設けられているため、回転体30は回転中心軸線Cに対して、図2及び図4に示す矢示cのように上下へ振れながら回転し、これによって回転体30は振動を発生する。
この振動は支軸31を介してポンプ本体部6へ伝達され、さらに吸入ズル26から吐出ズル12へ伝達されることにより、サクションフィルタ5の表面を振動させるため、サクションフィルタ5の表面に付着したダスト15(図2)を落下させる。これにより、サクションフィルタ5の目詰まりを防ぎ、ポンプ本体部6の性能を高めることができる。
このとき、サクションフィルタ5の振動に際して、振動発生源となる回転体30の回転はポンプ本体6によって発生される燃料の吸引流れを利用するため、回転体30自体の駆動源を何ら必要としない。このため、構造が簡単で安価な構成を得ることができる。
次に、参考例を説明する。この参考例は、ポンプ本体を直接振動させるものであり、ポンプ本体のインペラー22に偏心ウエイトを設けたものであり、サクションフィルタ5の回転体30を省略した点で前実施例と相違している。図6は図2に対応する図であり、インペラー22の構成及び回転体30が省略されているが、他の構成はほぼ同じである。したがって、共通部には共通符号を用い、原則として重複説明を省略する。
この参考例におけるインペラー22は、中心部に偏心ウエイト42を設けてある。
偏心ウエイト42は図4及び5に示す偏心ウエイト32と同様のものである。このようにすると、ロータ軸21によりインペラー22が回転するとき、偏心ウエイト42によりインペラー22が軸振れする方向に振動し、この振動はロータ軸21から吸入ノズル26へ伝達され、さらに、吐出ノズル12を介してサクションフィルタ5へ伝達され、サクションフィルタ5の表面を振動させてダスト15を落下させる。
このように、インペラー22に偏心ウエイト42を設けることにより、インペラー22の回転を軸振れさせることができ、その結果、振動源として利用できる。この場合も、インペラー22の回転は、当初から備わっているモーターによって行われるから、振動発生のための特別な駆動源は不要になる。しかも、回転体としてポンプ本体6に当初から備わっているインペラー22を利用するから、振動発生のための特別な回転体を不要にできるから、さらに構造が簡単になり、部品点数を削源してコストダウンが可能になる。
また、インペラー22の回転軸を延長させて、この延長部に偏心ウエイト42を設けるようにしてもよい。
次に、第2施例を説明する。この例及び次の例はともに圧力レギュレータ8のリターン流を振動発生の駆動源に利用するものである。
図7はサクションフィルタ5と圧力レギュレータ8の近傍部を模式的に示す図である。圧力レギュレータ8のハウジング50の底部に形成された吐出口51が設けられている。吐出口51は圧力レギュレータ8のリターン流路をなし、サクションフィルタ5から延出する板バネ52の自由端53近傍を指向するよう配置されている。
板バネ52の自由端53は加振部をなす。板バネ52の他端である固定端54側はサクションフィルタ5と一体化されている。
このようにすると、圧力レギュレータ8のリターン流Bが吐出口51から板バネ52の自由端53へ突き当たり、この流れにより、板バネ52がd矢示方向へ上下に振動する。その結果、サクションフィルタ5は板バネ52の振動により振動し、表面に付着したダスト15を落下させることができる。しかも、板バネ52で直接サクションフィルタ5を振動させるので、ポンプ本体を介さずに直接サクションフィルタ5を効率よく振動させることができる。なお、リターン流Bはその後、サクションフィルタ5内へ入り、D矢示のようにポンプ本体6へ吸引される。
板バネ52のバネの強さや材料は、圧力レギュレータ8の平均的なリターン流の強さに応じて最適な振動を生じるように適宜設定できる。
また、板バネ52の自由端53側における突出長さも振動に影響し、長いほど大きな振幅が得られるので、この長さも適宜設定できる。
この場合にも、圧力レギュレータ8のリターン流を利用して、特別な駆動源を設けることなく振動させることができる。
なお、加振部をなす板バネ52の自由端53にウエイト55を設けることもできる。このようにすると、ウエイト55の付加により、板バネ52の自由端53における重量が増加するため、自由短53における振動を増幅させて、より大きく振動させることができる。また、車両の振動が伝わることでも振動するので、これによってもより大きく振動することができる。
さらに、単一の板バネでなく自由端53と固定端54との間を別体の各種バネ部材で連結したものでもよい。
次に、第実施例を説明する。
この例も、前実施例同様に圧力レギュレータ8のリターン流を振動発生に利用するものであるが、図8に示すように、吐出口51の指向方向に回転体60が配置され、吐出口51から吐出されるリターン流Bによって回転されるようになっている。
この回転体60は第1実施例(図1〜5)における回転体30と同様のものであり、インペラー34と、偏心ウエイト32によって振動するようになっている。また、回転体60はサクションフィルタ5と一体化されているため、回転体60の振動はサクションフィルタ5へ直接伝達される。
このため、圧力レギュレータ8のリターン流Bを利用してサクションフィルタ5の表面に付着したダスト15を落下させることができる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。
例えば、サクションフィルタ5の内部へ回転体を設け、サクションフィルタ5を直接振動させることもできる。図9に模式的に示す第実施例のように、吐出ノズル12からサクションフィルタ5の内部へ支持部70を一体に突出させ、その先端部へ設けた支軸71に回転体30を支持させてもよい。このようにすると、回転体30の回転振動を支持部70から直接サクションフィルタ5の表面へ伝達できる。
さらに、支軸71を省略させることもできる。この場合は、図10の第実施例に示すように、断面略コ字状をなす環状のガイドレール72を設け、このガイドレール73内に回転体30の外周部を遊嵌させる。このようにすると、回転体30は支軸なしに回転でき、支軸及びベアリングを省略できる。また、回転体30が軸振れ振動することにより、ガイドレール72を叩き、これが振動として支持部70から直接サクションフィルタ5の表面へ伝達され、サクションフィルタ5の表面を振動させることができる。
また、図11の第実施例に示すように、回転体80の回転軸線C方向における厚みEを不均一にすること等によって回転中心軸線Cを重心Wから偏心させれば、別体の偏心ウエイトを設けることなく、回転体を回転振動させることができる。さらに、このような重量の偏心は、回転体80の厚み変化ばかりでなく、均一な厚みであっても、外周部等へ部分的にウエイトを配置したり、羽の構成材料を質量の異なる組合せにして重量を偏らせるようにすれば、回転体80の厚みを変化せずに周方向における重量分布を不均一にして振動を発生させることができる。
1:燃料タンク、2:燃料ポンプ、5:サクションフィルタ、6:ポンプ本体、8:圧力レギュレータ、15:ダスト、21:モータ部、24:インペラー、25:吸入通路、25a:吸い込み口、30:回転体、32:偏心ウエイト、34:インペラー、42:偏心ウエイト、51:吐出口、52:板バネ、53:自由短(加振部)、55:ウエイト、60:回転体

Claims (4)

  1. 燃料タンク内の燃料をエンジンに供給する燃料ポンプにおいて、
    前記燃料ポンプ(2)は、その吸い込み口(25a)に設けたサクションフィルタ(5)と、燃料ポンプ(2)から吐出される燃料が所定圧を超えるとき燃料の一部を前記サクションフィルタ(5)の近傍へリターン流として戻す圧力レギュレータ(8)とを備え、
    前記吸い込み口(25a)へ吸引される燃料流又は前記圧力レギュレータ(8)のリターン流である燃料流により前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動付与手段を設けるとともに、
    前記振動付与手段は、前記燃料ポンプの吸い込み口(25a)に取付けられた回転体(30)であり、この回転体は、前記吸い込み口(25a)から吸引される燃料流によって回転するインペラー(34)と、このインペラーに設けられた偏心ウエイト(32)からなることを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 燃料タンク内の燃料をエンジンに供給する燃料ポンプにおいて、
    前記燃料ポンプ(2)は、その吸い込み口(25a)に設けたサクションフィルタ(5)と、燃料ポンプ(2)から吐出される燃料が所定圧を超えるとき燃料の一部を前記サクションフィルタ(5)の近傍へリターン流として戻す圧力レギュレータ(8)とを備え、
    前記吸い込み口(25a)へ吸引される燃料流又は前記圧力レギュレータ(8)のリターン流である燃料流により前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動付与手段を設けるとともに、
    前記振動付与手段は、圧力レギュレータ(8)からリターン流として排出される燃料流を前記サクションフィルタ(5)に向かって噴出させることにより、前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動発生の駆動源とし、
    さらに、前記サクションフィルタ(5)の一端を前記サクションフィルタより外側に張り出した前記圧力レギュレータ(8)から排出される燃料流を受ける加振部(53)を有し、他端(54)を前記サクションフィルタ(5)にバネ部材(52)を介して一体に取付けた振動体を設けたことを特徴とする燃料ポンプ。
  3. 前記加振部(53)に重量を増すためのウエイト(55)を取付けたことを特徴とする請求項2に記載の燃料ポンプ。
  4. 燃料タンク内の燃料をエンジンに供給する燃料ポンプにおいて、
    前記燃料ポンプ(2)は、その吸い込み口(25a)に設けたサクションフィルタ(5)と、燃料ポンプ(2)から吐出される燃料が所定圧を超えるとき燃料の一部を前記サクションフィルタ(5)の近傍へリターン流として戻す圧力レギュレータ(8)とを備え、
    前記吸い込み口(25a)へ吸引される燃料流又は前記圧力レギュレータ(8)のリターン流である燃料流により前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動付与手段を設けるとともに、
    前記振動付与手段は、圧力レギュレータ(8)からリターン流として排出される燃料流を前記サクションフィルタ(5)に向かって噴出させることにより、前記サクションフィルタ(5)を振動させる振動発生の駆動源とし、
    さらに、前記サクションフィルタ(5)の一端に、前記圧力レギュレータ(8)からの排出燃料流によって回転するインペラー(34)と、前記インペラーと一体に回転する偏心ウエイト(32)からなる回転体(60)を設けたことを特徴とする燃料ポンプ。
JP2011074942A 2011-03-30 2011-03-30 燃料ポンプ Active JP5869226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011074942A JP5869226B2 (ja) 2011-03-30 2011-03-30 燃料ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011074942A JP5869226B2 (ja) 2011-03-30 2011-03-30 燃料ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012207616A JP2012207616A (ja) 2012-10-25
JP5869226B2 true JP5869226B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=47187556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011074942A Active JP5869226B2 (ja) 2011-03-30 2011-03-30 燃料ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5869226B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112284666B (zh) * 2020-10-13 2023-09-12 上海弗列加滤清器有限公司 一种燃油滤清器振动试验工装及燃油滤清器振动试验方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154315U (ja) * 1983-03-30 1984-10-16 ヤマハ発動機株式会社 燃料フイルタ
JPS6071321U (ja) * 1983-10-20 1985-05-20 いすゞ自動車株式会社 燃料フイルタ−
ITRE20040099A1 (it) * 2004-08-03 2004-11-03 Ufi Filters Spa Filtro per carburante con dispositivo anticongelamento
JP4711854B2 (ja) * 2006-02-27 2011-06-29 株式会社ケーヒン 自動二輪車用の燃料供給装置
JP2010053704A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Aisan Ind Co Ltd 燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012207616A (ja) 2012-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5498773B2 (ja) 回転電機
JP5733494B2 (ja) 水栓装置
JP2012510404A (ja) 自動車のための液体容器
JP5869226B2 (ja) 燃料ポンプ
JP2004028050A (ja) 燃料供給装置
JP2009264641A (ja) 水微粒化装置とそれを用いた加湿装置
JP5745879B2 (ja) 燃料供給装置
JP5770811B2 (ja) 孔付リング及びそれを装着したナノバブル生成装置
JP5731575B2 (ja) 清掃機
JP6175965B2 (ja) 燃料供給装置
US20090101117A1 (en) Fuel supply devices
KR100375136B1 (ko) 연료공급장치의 연료펌프모듈용 제트펌프 필터장치
JP5430894B2 (ja) 回転霧化塗装機
JP2004124844A (ja) 燃料供給装置
JP2009079586A (ja) 燃料ポンプ用インペラ、燃料ポンプおよび燃料供給装置
KR20120094026A (ko) 유체 압축기 또는 펌프 장치
JP2009180155A (ja) 小型ポンプ
JP4978247B2 (ja) 燃料ポンプ
JP6419137B2 (ja) 燃料供給装置
JP5190653B2 (ja) 圧縮機
JPH0133223B2 (ja)
JP2019148178A (ja) 遠心ファン
JP2011092484A (ja) ミスト発生装置
JP6347505B2 (ja) ミスト発生装置
JP6519400B2 (ja) 燃料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5869226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150