JP2010053704A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、燃料ポンプが気泡状の燃料蒸気を吸引し難い構成にして、エンジンへの燃料圧送効率が低下しないようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る燃料供給装置は、燃料タンク12内の燃料Fをベーパセパレータ20に供給して、そのベーパセパレータ20内で燃料Fと燃料蒸気Bとを分離し、燃料ポンプ43によりベーパセパレータ20内の燃料Fをエンジンに圧送する構成の燃料供給装置であって、ベーパセパレータ20に設けられており、燃料タンク12から供給される燃料を受ける入口ポート21と、ベーパセパレータ20の入口ポート21に設けられた燃料フィルタ28aと、燃料ポンプ43に設けられており、フィルタを介さずベーパセパレータ20内の燃料Fを直接的に吸引するように構成された燃料吸引口43eとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内の燃料をベーパセパレータに供給して、そのベーパセパレータ内で燃料と燃料蒸気とを分離し、燃料ポンプにより前記ベーパセパレータ内の燃料をエンジンに圧送する構成の燃料供給装置に関する。
これに関連する従来の燃料供給装置が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の燃料供給装置は、船外機の燃料供給装置であり、図4に示すように、密閉容器状に形成されたベーパセパレータ101とポンプ室103とを備えている。そして、ベーパセパレータ101の底部とポンプ室103の底部とが燃料流入路102を介して相互に連通している。前記ポンプ室103には、ベーパセパレータ101内の燃料をエンジンに圧送するための燃料ポンプ105が設置されている。また、燃料流入路102とポンプ室103との間には、燃料ポンプ105に吸引される燃料を濾過するためのストレーナ106が設けられている。さらに、ポンプ室103の出側には、燃料フィルタ107が設けられている。
上記構成により、ベーパセパレータ内の燃料が燃料流入路102、ストレーナ106を介して燃料ポンプ105に吸引され、その燃料ポンプ105によってエンジンに圧送される。
特開2002−339827号
しかし、上記した燃料供給装置では、高温時に燃料流入路102内で発生した気泡状の燃料蒸気や、ストレーナ106を通過する際に発生した気泡状の燃料蒸気の逃げ場がないため、これらの燃料蒸気がそのまま燃料ポンプ105に吸入される。このため、高温時に燃料ポンプの燃料圧送効率が低下して、エンジンの始動性が悪くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、燃料ポンプが気泡状の燃料蒸気を吸引し難い構成にして、エンジンへの燃料圧送効率が低下しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、燃料タンク内の燃料をベーパセパレータに供給して、そのベーパセパレータ内で燃料と燃料蒸気とを分離し、燃料ポンプにより前記ベーパセパレータ内の燃料をエンジンに圧送する構成の燃料供給装置であって、 前記ベーパセパレータに設けられており、前記燃料タンクから供給される燃料を受ける入口ポートと、前記ベーパセパレータの入口ポートに設けられた燃料フィルタと、前記燃料ポンプに設けられており、フィルタを介さず前記ベーパセパレータ内の燃料を直接的に吸引するように構成された燃料吸引口とを有することを特徴とする。
本発明によると、ベーパセパレータの入口ポートには燃料フィルタが設けられているため、その燃料フィルタによりベーパセパレータに供給される燃料が濾過される。このため、燃料ポンプがフィルタを介さず直接的にベーパセパレータ内の燃料を吸引しても、燃料ポンプのインペラに異物が噛み込む等のトラブルを防止できる。
また、入口ポートの燃料フィルタの部分等で燃料蒸気が発生しても、その燃料蒸気は燃料と共にベーパセパレータ内に供給される。ベーパセパレータ内では、気泡状の燃料蒸気が燃料に対して浮かび上がることで、前記燃料蒸気と燃料とが分離される。このため、燃料ポンプがベーパセパレータ内の燃料を直接的に吸引することで、燃料蒸気が前記燃料ポンプに吸引され難くなる。
請求項2の発明によると、燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整手段と、圧力調整手段において排出された燃料を前記ベーパセパレータに戻すリターン通路と、前記リターン通路に設けられた燃料フィルタとを有することを特徴とする。
本発明によると、リターン通路に設けられた燃料フィルタにより圧力調整手段等で発生した異物を除去できる。なお、前記燃料フィルタで燃料蒸気が発生しても、その燃料蒸気はベーパセパレータ内で燃料と分離される。
請求項3の発明によると、燃料ポンプの吐出口に設けられた燃料フィルタと、燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整手段と、前記圧力調整手段において排出された燃料を前記ベーパセパレータに戻すリターン通路とを有することを特徴とする。
本発明によると、燃料ポンプの吐出口に設けられた燃料フィルタにより、燃料ポンプで発生した異物を除去できる。
請求項4の発明によると、燃料ポンプの燃料吸引口は、リターン通路によって燃料が戻される位置よりも低い位置に設けられていることを特徴とする。
このため、前記リターン通路からベーパセパレータに戻された燃料中に気泡状の燃料蒸気が混在していても、その燃料蒸気が燃料ポンプに吸引されることがない。
本発明によると、燃料ポンプが気泡状の燃料蒸気を吸引し難い構成のため、燃料ポンプのエンジンへの燃料圧送効率が低下せず、高温時でもエンジンの始動性が悪化しない。
(実施形態1)
以下、図1から図3に基づいて本発明の実施形態1に係る燃料供給装置の説明を行なう。本実施形態に係る燃料供給装置は、船外機における燃料供給装置であり、図1に本実施形態に係る燃料供給装置の燃料系統図が示されている。また、図2、図3は変更例に係る燃料供給装置の燃料系統図である。
<燃料供給装置10の概要について>
燃料供給装置10は、船外機のエンジン(図示省略)に設けられた燃料噴射弁5に対して燃料F(ガソリン)を圧送するための装置である。燃料供給装置10は、図1に示すように、燃料Fを貯留する燃料タンク12と、ベーパセパレータ20と、燃料タンク12内の燃料Fをベーパセパレータ20に供給する燃料供給部30と、ベーパセパレータ20に貯留された燃料Fをエンジンの燃料噴射弁5に圧送する燃料圧送部40とから構成されている。
<ベーパセパレータ20について>
ベーパセパレータ20は、一定量の燃料Fを貯留可能に構成された密閉容器であり、燃料Fに対して気泡状の燃料蒸気Bを浮き上がらせることで、燃料Fから燃料蒸気Bを分離できるように構成されている。ベーパセパレータ20は、燃料Fが供給される入口ポート21と、燃料Fが送り出される出口ポート23と、リターン通路44が接続される戻りポート25と、燃料蒸気Bを排出するベーパ排出ポート27とを備えている。
前記ベーパ排出ポート27にはベーパ排出通路27tが接続されており、このベーパ排出通路27tを介してベーパセパレータ20内の蒸発燃料Bがエンジンの吸気通路(図示省略)に吸引される。
また、入口ポート21と戻りポート25には、不織布製の燃料フィルタ28a,28bが設けられている。ここで、燃料フィルタ28a,28bの最大通過粒径は、約17μmに設定されている。
さらに、ベーパセパレータ20には、入口ポート21を開閉するためのフロート式ニードル弁22が設けられている。
フロート式ニードル弁22は、ベーパセパレータ20内に貯留された燃料Fの液面を予め決められたレベルに保持するための弁であり、フロート22fと、リンク22rと、弁本体22vとから構成されている。リンク22rは、図1の紙面に対して垂直方向に延びる回転中心軸22cを介して上下回動自在な状態でベーパセパレータ20の内壁面に連結されている。また、リンク22rの先端側(回動自由端側)にはフロート22fが固定されている。さらに、リンク22rの途中位置、即ち、フロート22fと回転中心軸22cの間には弁本体22vが上向きの状態で取付けられている。弁本体22vは、入口ポート21の真下位置で、その入口ポート21とほぼ同軸となる位置に位置決めされている。
上記構成により、ベーパセパレータ20内の液面上昇に伴ってフロート22fが上方に変位すると、リンク22rが回転中心軸22cを中心に上方に回動する。これにより、弁本体22rが上方に変位してその弁本体22rの先端が入口ポート21に下方から挿入され、前記入口ポート21を閉鎖する。即ち、ベーパセパレータ20に対する燃料Fの供給が止められる。逆に、ベーパセパレータ20内の液面低下に伴ってフロート22fが下方に変位すると、リンク22rが回転中心軸22cを中心に下方に回動する。これにより、弁本体22rが下方に変位して入口ポート21を開放する。即ち、ベーパセパレータ20に対する燃料Fの供給が可能になる。
<燃料供給部30について>
燃料供給部30は、燃料タンク12内の燃料Fをベーパセパレータ20に供給する部分であり、プライミングポンプ31と、低圧ポンプ33と、ストレーナ35と、ベーパセパレータ20の入口ポート21に接続される燃料供給通路32とから構成されている。
プライミングポンプ31は、エンジンの始動時に燃料タンク12内の燃料Fを低圧ポンプ33に供給するための手動ポンプであり、弾性変形可能なボール状のポンプ本体31mと、ポンプ本体31mの入口に設けられた逆支弁31vとを備えている。これにより、手動でポンプ本体31mの内容積を増減させることで、燃料タンク12内の燃料Fを汲み上げて低圧ポンプ33に送ることが可能になる。
低圧ポンプ33は電動式のポンプであり、プライミングポンプ31により燃料タンク12内の燃料Fが供給された後は、その燃料タンク12内の燃料Fを連続してベーパセパレータ20に供給できるように構成されている。
ストレーナ35は、主に燃料タンク12内の異物がベーパセパレータ20に入り込むのを防止する網状濾材であり、最大通過粒径が約30μmに設定されている。
<燃料圧送部40について>
燃料圧送部40は、ベーパセパレータ20に貯留された燃料Fをエンジンの燃料噴射弁5に圧送する部分であり、燃料ポンプ43と、プレッシャレギュレータ45と、燃料圧送管41及びリターン通路44とから構成されている。
燃料ポンプ43は、ベーパセパレータ20内の燃料Fを高圧(約250kPa)でエンジンの燃料噴射弁5に圧送する電動ポンプである。燃料ポンプ43は、ベーパセパレータ20内に設置されており、その燃料ポンプ43の吸入口(図示省略)に燃料吸引管43tが接続されている。そして、燃料吸引管43tの先端に形成された燃料吸引口43eがベーパセパレータ20の底部近傍に位置決めされている。また、燃料ポンプ43の吐出口43hは、吐出用内管42によってベーパセパレータ20の出口ポート23に接続されており、前記出口ポート23に燃料圧送管41が接続されている。燃料圧送管41は、燃料ポンプ43から吐出された燃料Fを燃料噴射弁5まで導く配管であり、出口ポート23の近傍に分岐部41wを備えている。そして、燃料圧送管41の分岐部41wにプレッシャレギュレータ45が接続されている。
プレッシャレギュレータ45は、燃料噴射弁5に圧送される燃料Fの圧力(燃圧)を一定値に保持するための圧力調整手段である。プレッシャレギュレータ45は、燃料圧送管41内の燃圧が一定値を超えたときに、燃料圧送管41内の燃料Fの一部を逃がすことで、前記燃圧を一定値に保持できるように構成されている。プレッシャレギュレータ45にはリターン通路44が接続されており、そのリターン通路44によってプレッシャレギュレータ45により逃がされた燃料Fをベーパセパレータ20に戻せるように構成されている。ここで、リターン通路44が接続されるベーパセパレータ20の戻りポート25の燃料吐出口25hの位置は、燃料ポンプ43の燃料吸引管43tの燃料吸引口43eよりも高い位置に位置決めされている。
<燃料供給装置10の動作について>
先ず、エンジンを始動させる前にプライミングポンプ31を操作して燃料タンク12内の燃料Fを低圧ポンプ33に供給する。この状態でエンジンを始動させることにより、低圧ポンプ33の働きで燃料タンク12内の燃料Fがベーパセパレータ20内に供給される。燃料タンク12内の燃料Fは、燃料供給部30のストレーナ35によって濾過された後、ベーパセパレータ20の入口ポート21に設けられた燃料フィルタ28aで再び濾過され、ベーパセパレータ20内に供給される。
ベーパセパレータ20内の燃料Fは、燃料ポンプ43によって燃料圧送管41から燃料噴射弁5に圧送される。このとき、燃料圧送管41内の燃圧はプレッシャレギュレータ45によって一定値に保持される。そして、プレッシャレギュレータ45から排出された燃料Fがリターン通路44、戻りポート25を通ってベーパセパレータ20内に戻される。このとき、リターン通路44からベーパセパレータ20内に戻される燃料Fは戻りポート25に設けられた燃料フィルタ28bによって濾過される。
低圧ポンプ33によって燃料Fがベーパセパレータ20に供給され、ベーパセパレータ20内の液面が予め決められたレベルまで上昇すると、フロート式ニードル弁22がベーパセパレータ20の入口ポート21を閉鎖する。これにより、ベーパセパレータ20に対する燃料Fの供給が止められる。また、エンジンが燃料Fを消費して、ベーパセパレータ20内の液面が予め決められたレベルより低下すると、フロート式ニードル弁22がベーパセパレータ20の入口ポート21を開放する。これにより、再び、ベーパセパレータ20内に燃料Fが供給され、予め決められたレベルまで液面が上昇する。このように、フロート式ニードル弁22によってベーパセパレータ20内の液面が予め決められたレベルに保持される。
さらに、高温時に、ベーパセパレータ20に供給された燃料F中で燃料蒸気Bが発生すると、ベーパセパレータ20内で燃料蒸気Bが燃料Fに対して気泡となって浮かび上がり、前記燃料Fから分離される。そして、ベーパセパレータ20の上部空間に溜まった燃料蒸気Bがベーパ排出ポート27、ベーパ排出通路27tを介してエンジンの吸気通路に吸引される。このため、ベーパセパレータ20に貯留されている燃料F中に燃料蒸気Bが混じることはほとんどない。ここで、前記燃料ポンプ43は、燃料吸引管43tを介してベーパセパレータ20の底部近傍から燃料Fを吸引する構成のため、燃料ポンプ43は燃料蒸気Bが混じらない燃料Fを吸引して圧送することができる。
<本実施形態に係る燃料供給装置10の長所について>
本実施形態に係る燃料供給装置10によると、ベーパセパレータ20の入口ポート21には燃料フィルタ28aが設けられているため、その燃料フィルタ28aによりベーパセパレータ20に供給される燃料Fが濾過される。このため、燃料ポンプ43がフィルタ等を介さず直接的にベーパセパレータ20内の燃料Fを吸引しても、燃料ポンプ43のインペラに異物が噛み込む等のトラブルを防止できる。
また、入口ポート21の燃料フィルタ28aの部分等で燃料蒸気Bが発生しても、その燃料蒸気Bは燃料Fと共にベーパセパレータ20内に供給される。ベーパセパレータ20内では、気泡状の燃料蒸気Bが燃料Fに対して浮かび上がることで、前記燃料蒸気Bと燃料Fとが分離される。このため、燃料ポンプ43がベーパセパレータ20内の燃料Fを直接的に吸引することで、燃料蒸気Bが燃料ポンプ43に吸引され難くなる。このため、燃料ポンプ43のエンジンへの燃料圧送効率が低下することがなく、高温時にエンジンの始動性が悪化することがない。
また、リターン通路44に燃料フィルタ28bが設けられているため、その燃料フィルタ28bによりプレッシャレギュレータ45等で発生した異物を除去できる。ここで、燃料フィルタ28bにおいて燃料蒸気Bが発生しても、その燃料蒸気Bはベーパセパレータ20内で燃料Fと分離される。
<変更例>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、図1に示すように、ベーパセパレータ20の戻りポート25に燃料フィルタ28aを設ける例を示したが、図2に示すように、ベーパセパレータ20の出口ポート23に燃料フィルタ28cを設けることも可能である。これにより、燃料ポンプ43で発生した異物を前記燃料フィルタ28cにより除去することができる。
また、本実施形態では、ベーパセパレータ20の入口ポート21に燃料フィルタ28aを設ける例を示したが、図3(A)に示すように、燃料ポンプ43の吸引口の部分に袋状の燃料フィルタ50を設けることも可能である。この場合、燃料フィルタ50の上部に気泡状の燃料蒸気Bが溜まるため、燃料フィルタ50の上端部には燃料蒸気Bを上方に逃がすための逃がし弁53が設けられれている。逃がし弁53は、燃料Fに対する燃料蒸気Bの浮力を受けたときに開くことで燃料蒸気Bを逃がし、その他の場合は閉じられる構成の逆支弁である。
逃がし弁53は、例えば、図3(B)に示すように、流路を備える縦向きテーパ凹面53tと、その縦向きテーパ凹面53tに収納された球状の浮き子53kとから構成するのが好ましい。この逃がし弁53では、前記浮き子53kが燃料蒸気Bに押し上げられ、その浮き子53kがテーパ凹面53tから離れることで流路が開かれる。また、浮き子53kが自重でテーパ凹面53tに接触している状態で、流路が閉じられる。
また、逃がし弁53を、図3(B)に示すように、上下方向に貫通した貫通孔53h(流路)と、その貫通孔53hに通された軸部53jと、軸部53jの上端に固定された傘状の弁本体53vとから構成することも可能である。これにより、浮力で貫通孔53hを通ろうとする燃料蒸気Bに弁本体53vが押し上げられることで、その貫通孔53hが開かれる。また、弁本体53vが自重で下降し、貫通孔53hの周縁に当接した状態でその貫通孔53hが閉じられる。
さらに、逃がし弁53を、図3(C)に示すように、貫通孔53hと、その貫通孔53hの端部に上下回動可能に連結された板状の弁本体53bとから構成することも可能である。これにより、浮力で貫通孔53hを通ろうとする燃料蒸気Bに弁本体53bが押され、上方に回動することで貫通孔53hが開かれる。また、弁本体53bが自重で貫通孔53hと重なる位置まで下回動した状態でその貫通孔53hが閉じられる。
また、本実施形態では、燃料ポンプ43をベーパセパレータ20内に設ける例を示したが、燃料ポンプ43をベーパセパレータ20の外に配置してベーパセパレータ20内の燃料Fを吸引できるように構成することも可能である。
また、ベーパセパレータ20の液面をフロート式ニードル弁22により制御する例を示したが、液面検出器の信号で低圧ポンプ33の電源を入り、切りし、前記液面を制御する構成も可能である。
本発明の実施形態1に係る燃料供給装置を表す燃料系統図である。 変更例に係る燃料供給装置の燃料系統図である。 変更例に係る燃料供給装置の燃料系統図(A図)、燃料フィルタの逃がし弁を表す模式図(B図、C図、D図)である。 従来の燃料供給装置におけるベーパセパレータ等の縦断面図である。
符号の説明
12・・・・燃料タンク
20・・・・ベーパセパレータ
21・・・・入口ポート
23・・・・出口ポート
25・・・・戻りポート
28a ・・・燃料フィルタ
28b ・・・燃料フィルタ
28c・・・燃料フィルタ
43・・・・燃料ポンプ
43e ・・・燃料吸引口
43t・・・燃料吸引管
44・・・・リターン通路
45・・・・プレッシャレギュレータ(圧力調整手段)
B・・・・・燃料蒸気
F・・・・・燃料

Claims (4)

  1. 燃料タンク内の燃料をベーパセパレータに供給して、そのベーパセパレータ内で燃料と燃料蒸気とを分離し、燃料ポンプにより前記ベーパセパレータ内の燃料をエンジンに圧送する構成の燃料供給装置であって、
    前記ベーパセパレータに設けられており、前記燃料タンクから供給される燃料を受ける入口ポートと、
    前記ベーパセパレータの入口ポートに設けられた燃料フィルタと、
    前記燃料ポンプに設けられており、フィルタを介さず前記ベーパセパレータ内の燃料を直接的に吸引するように構成された燃料吸引口と、
    を有することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載された燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整手段と、
    前記圧力調整手段において排出された燃料を前記ベーパセパレータに戻すリターン通路と、
    前記リターン通路に設けられた燃料フィルタと、
    を有することを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1に記載された燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプの吐出口に設けられた燃料フィルタと、
    前記燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整手段と、
    前記圧力調整手段において排出された燃料を前記ベーパセパレータに戻すリターン通路と、
    を有することを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載された燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプの燃料吸引口は、前記リターン通路によって燃料が戻される位置よりも低い位置に設けられていることを特徴とする燃料供給装置。
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CN113446139A (zh) * 2021-07-26 2021-09-28 郑龙浩 一种汽车燃油泵

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