JP5865072B2 - ガスコンロ - Google Patents
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Description
前記運転制御手段が、前記燃焼開始指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を開始し且つ前記燃焼停止指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を停止させる燃焼制御、及び、前記火力調節指令手段の火力調節指令に基づいて、前記コンロバーナの火力を、設定最大火力、設定最小火力、及び、前記設定最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる火力調節制御を実行するように構成されたガスコンロに関する。
このようなガスコンロの従来例として、コンロバーナの火力を、設定最大火力、設定最小火力、及び、設定最大火力と設定最小火力との間に設定された複数段階の中間火力に調節することに加えて、コンロバーナの火力を、設定最大火力と設定最小火力との間において、多段階に調節できるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
したがって、コンロバーナにて調理容器を加熱する場合には、炎が調理容器(例えば、鍋)の底部からはみ出すことがないような火力に調節することが望まれる。
前記運転制御手段が、前記燃焼開始指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を開始し且つ前記燃焼停止指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を停止させる燃焼制御、及び、前記火力調節指令手段の火力調節指令に基づいて、前記コンロバーナの火力を、設定最大火力、設定最小火力、及び、前記設定最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる火力調節制御を実行するように構成されたものであって、その第1特徴構成は、
火力低減運転モードを指令する火力低減指令手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記火力低減運転モードが指令された場合には、前記火力調節制御に代えて、前記コンロバーナの火力を、前記設定最大火力よりも小さな低減最大火力、前記設定最小火力、及び、前記低減最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の低減中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる低減火力調節制御を実行するように構成され、
前記低減中間火力の段数が、前記中間火力の段数よりも多い段数に設定されている点を特徴とする。
しかしながら、火力低減運転モードを指令しない場合は、主として、十分に大きな火力を用いる状態であって、必要に応じて、小さな火力に調節することがあるとしても、火力の大きさを迅速に大きく変更できることが望まれる使用状態であるから、火力の大きさを微調節できないようにすることによって、火力の大きさを迅速に大きく変更できるようにすることができるため、使い勝手の向上を図ることができるのである。
前記運転制御手段が、前記燃焼開始指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を開始し且つ前記燃焼停止指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を停止させる燃焼制御、及び、前記火力調節指令手段の火力調節指令に基づいて、前記コンロバーナの火力を、設定最大火力、設定最小火力、及び、前記設定最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる火力調節制御を実行するように構成されたものであって、その第2特徴構成は、
火力低減運転モードを指令する火力低減指令手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記火力低減運転モードが指令された場合には、前記火力調節制御に代えて、前記コンロバーナの火力を、前記設定最大火力よりも小さな低減最大火力、前記設定最小火力、及び、前記低減最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の低減中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる低減火力調節制御を実行するように構成され、
前記火力低減運転モードの解除指令を指令する解除指令手段が設けられ、
前記運転制御手段は、前記火力低減指令手段にて火力低減運転モードが指令されると、前記解除指令手段にて前記解除指令が指令されるまで、前記低減火力調節制御を継続して実行するように構成され、
前記コンロバーナにて加熱される調理容器の温度を検出する温度検出手段、及び、湯沸しモードを指令する湯沸しモード指令手段が設けられ、
前記運転制御手段が、
前記火力低減運転モードが指令されずかつ前記湯沸しモードが指令された状態において、前記燃焼開始指令が指令されると、前記コンロバーナの燃焼を開始し、その後、点火開始時の火力にて前記コンロバーナの燃焼を継続し、前記温度検出手段の検出温度に基づいて沸騰状態であることを判別すると湯沸し終了用の後処理を行う湯沸し運転を実行するように構成され、且つ、
前記火力低減運転モードが指令されかつ前記湯沸しモードが指令された状態において、前記燃焼開始指令が指令されると、前記コンロバーナの燃焼を開始し、その後、設定目標火力が記憶されている場合には前記設定目標火力にて、かつ、前記設定目標火力が記憶されていない場合には点火開始時の火力にて前記コンロバーナの燃焼を継続し、且つ、前記火力調節指令にて火力を調節した場合には調節した火力にて前記コンロバーナの燃焼を継続し、前記温度検出手段の検出温度に基づいて沸騰状態であることを判別すると湯沸し終了用の後処理を行う火力低減用湯沸し運転を実行するように構成され、かつ、
前記火力低減用湯沸し運転の実行中において、前記火力調節指令にて火力を調節した場合には、調節した火力を前記設定目標火力として記憶するように構成されている点を特徴とする。
したがって、熱効率の向上を望む場合には、火力低減運転モードを指令することによって、コンロバーナの最大火力が、設定最大火力よりも小さな低減最大火力となるため、炎が調理容器(例えば、鍋)の底部から大きくはみ出す状態で使用されることを回避して、熱効率の向上を図ることが可能となる。
また、十分に大きな火力を必要とする場合には、火力低減運転モードを指令しないことによって、コンロバーナの最大火力が、設定最大火力なるため、十分に大きな火力にて調理容器を加熱することが可能となる。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、設定最大火力を十分に大きな火力としながらも、熱効率が向上する状態で使用することが可能となるガスコンロを提供できる。
また、本発明の第2特徴構成によれば、火力低減指令手段にて火力低減運転モードが指令されると、解除指令手段にて解除指令が指令されるまで、低減火力調節制御が継続して実行されるものであるから、コンロバーナを使用するたびに、火力低減運転モードを指令する手間が省けるものとなって、使い勝手が良いものとなる。
ちなみに、湯沸し終了用の後処理としては、例えば、コンロバーナの燃焼を直ちに停止させる、あるいは、設定時間後にコンロバーナの燃焼を停止させる処理や、コンロバーナの火力を低下させる処理等がある。
また、沸き上がりを早くする状態で、湯沸しを行う場合には、火力低減運転モードを指令せずかつ湯沸しモードを指令した状態において、燃焼開始指令を指令することになる。つまり、点火開始時の火力は、設定最大火力又はその火力に近い最大側の火力であるから、火力低減運転モードを指令せずに湯沸しモードを指令したときには、沸き上がりを早くすることが可能となるのである。
本発明の第3特徴構成は、上記した第2特徴構成に加えて、
前記低減中間火力の段数が、前記中間火力の段数よりも多い段数に設定されている点を特徴とする。
すなわち、火力低減運転モードを指令した場合において、低減最大火力と設定最小火力との間に設定される低減中間火力の段数が、火力低減運転モードを指令しない場合において、設定最大火力と設定最小火力との間に設定される中間火力の段数よりも、多い段数に設定されるものであるから、火力低減運転モードにおいては、炎が調理容器の底部の大きさに対応する適正な火力となるように、火力の大きさを微調節できるため、熱効率の一層の向上を図ることできるものとなる。
これに対して、火力低減運転モードを指令しない場合においては、設定最大火力と設定最小火力との間に設定される中間火力の段数が、火力低減運転モードを指令する場合において、低減最大火力と設定最小火力との間に設定される低減中間火力の段数よりも、少ない段数に設定されるものとなる。
しかしながら、火力低減運転モードを指令しない場合は、主として、十分に大きな火力を用いる状態であって、必要に応じて、小さな火力に調節することがあるとしても、火力の大きさを迅速に大きく変更できることが望まれる使用状態であるから、火力の大きさを微調節できないようにすることによって、火力の大きさを迅速に大きく変更できるようにすることができるため、使い勝手の向上を図ることができるのである。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記第2特徴構成による作用効果に加えて、熱効率の一層の向上を図り、しかも、使い勝手を向上させることができるガスコンロを提供できる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、例示するガスコンロは、コンロ本体の上面部に、3つのコンロバーナ1として、左側に配設される高火力バーナ1A、右側に配設される標準バーナ1B、及び、横幅方向の中央の奥側箇所に配設される小火力バーナ1Cが装備され、コンロ本体の内部のグリル部Gに、グリルバーナ2(図2参照)を備える状態に構成され、そして、キッチンカウンターに組み込まれるビルトインタイプに構成されている。
また、トッププレート3の上部には、3つのコンロバーナ1の夫々にて加熱される鍋等の調理容器を載置するための五徳5が設けられている。
尚、以下の記載において、高火力用の操作具6A、小火力用の操作具6C、及び、標準用の操作具6Bを区別して記載する必要がないときには、操作具6A〜6Cと記載する。
図4に示すように、点消火スイッチ7A〜7Cの検出情報は、運転制御手段としての運転制御部Hに入力されている。
これらのロータリーエンコーダ8A〜8Cは、各操作具6A〜6Cの一方向への回転操作に伴って2つのパルス信号のうちの一方のパルス信号が他方のパルス信号より位相が進み、各操作具6A〜6Cの他方向への回転操作に伴って他方のパルス信号が前記一方のパルス信号より位相が進む状態で、各操作具6A〜6Cの回転操作に伴って互いに異なる位相の2つのパルス信号を出力するように構成されている。
運転制御部Hは、各ロータリーエンコーダ8A〜8Cのパルス信号に基づいて、各操作具6A〜6Cが右方向に設定角度回転されるごとに、火力調節指令として、1段階の火力増加指令が指令されたと判断し、また、各操作具6A〜6Cが左方向に設定角度回転されるごとに、火力調節指令として、1段階の火力減少指令が指令されたと判断するように構成されている。
尚、図示はしないが、各操作具6A〜6Cに対してクリック感を付与する付与手段が、各操作具6A〜6Cが左方向及び右方向に設定角度回転されるごとにクリック感を付与する状態で設けられており、各操作具6A〜6Cを左方向及び右方向に設定角度ずつ回転操作することが行い易いようになっている。
そして、図4に示すように、このコンロ用設定操作部Dの設定情報が、運転制御部Hに入力されている。
そして、このグリル用設定操作部Eの設定情報に基づいて、運転制御部Hが、グリルバーナ2の燃焼を制御されるように構成されているが、本実施形態では、グリルバーナ2の燃焼制御についての詳細な説明は省略する。
尚、グリルバーナ2は、一般に、被加熱物を上方から加熱する上バーナと被加熱物を下方から加熱する下バーナとを備えさせることになるが、本実施形態では、上バーナのみが備えられるものとして説明する。
ちなみに、本実施形態においては、コンロ用流量調節弁19A〜19Cが、3つのコンロバーナ1の火力を調節する火力調節手段に相当する。
尚、グリルバーナ2として、上バーナと下バーナとを備えさせる場合には、夫々のバーナに対して、点火プラグB及び着火センサFが装備されることになる。
ちなみに、図3は、3つのコンロバーナ1のうちの、標準バーナ1Bを代表として例示するものである。
この被加熱物検出センサSは、上下方向に伸縮自在でかつ上方に復帰付勢された伸縮体S1を備えて、この伸縮体S1が被加熱物に押されて下方に移動したことを伸縮検知部S2にて検出することにより被加熱物の存在を検出するように構成され、また、伸縮体S1の上端部に設けた温度検知部S3が、調理容器に接触してその温度を検出するように構成されている。
尚、本実施形態においては、温度検知部S3が、調理容器としての鍋等の温度を検出する温度検出手段に相当する。
また、運転制御部Hは、コンロ用設定操作部Dに設けたエコモード指令スイッチ23Aにて、上記した火力低減運転モードとしてのエコモードが指令されると、低減火力調節制御を実行するように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、エコモード指令スイッチ23Aが、火力低減運転モードを指令する火力低減指令手段に相当する。
ちなみに、本実施形態においては、解除指令スイッチ23Bが、火力低減運転モードの解除指令を指令する解除指令手段に相当する。
尚、運転制御部Hは、点火処理を行うときに、元ガス弁18が閉じているときには、この元ガス弁18を開き操作することになる。
尚、運転制御部Hは、消火処理を行うときに、3つのコンロバーナ1及びグリルバーナ2の全てが消火される状態になるときには、元ガス弁18を閉じ操作することになる。
標準バーナ1Bを代表にして説明すると、図7に示すように、標準バーナ1Bの火力として、設定最大火力P5、設定最小火力P1、および、設定最大火力P5と設定最小火力P1との間の3段階の中間火力P2〜P4が設定されている。
尚、上述の火力調節制御が実行されるモードを、以下、通常モードと呼称する。
すなわち、高火力バーナ1Aは、標準バーナ1Bと同様に5段階に火力が調節されることになる。但し、高火力バーナ1Aの最大火力は、標準バーナ1Bの設定最大火力P5よりも大きく設定され、最小火力は、標準バーナ1Bの設定最小火力P1と同じ大きさに設定されている。
小火力バーナ1Cは、3段階に火力が調節され、そして、最大火力は、標準バーナ1Bの設定最大火力P5よりも小さく設定され、最小火力は、標準バーナ1Bの設定最小火力P1よりも小さく設定されている。
また、高火力バーナ1Aの点火処理における点火用流量は、最大火力よりも一段階低い火力に対応する流量である。
小火力バーナ1Cの点火処理における点火用流量は、最大火力に対応する流量である。
標準バーナ1Bを代表にして説明すると、図7に示すように、標準バーナ1Bの火力として、上述した設定最大火力P5よりも小さな火力に設定された低減最大火力Q17、上述した設定最小火力P1と同じ大きさの低減最小火力Q1、および、低減最大火力Q17と低減最小火力Q1との間の15段階の低減中間火力Q2〜Q16が設定されている。
すなわち、高火力バーナ1Aは、標準バーナ1Bと同様に17段階に火力が調節されることになるが、エコモードにおける最大火力は、通常モードにおける最大火力よりも小さく設定され、エコモードの最小火力は、通常モードにおける最小火力と同じ大きさに設定されている。
尚、エコモードにおける低減最大火力Q17にて標準バーナ1Bの点火を行うことができる場合には、低減最大火力Q17に対応する流量を点火用流量として、標準バーナ1Bを点火させてもよい。
すなわち、図1に示すように、高火力バーナ1Aに対する操作具6Aの上部に相当する箇所に、5個のLEDランプ24Aが並置され、また、図1及び図6に示すように、標準バーナ1Bに対する操作具6Bの上部に相当する箇所に、5個のLEDランプ24Bが並設され、さらに、図1に示すように、小バーナ1Cに対する操作具6Aの上部に相当する箇所に、3個のLEDランプ24Cが並置されている。
標準バーナ1Bを代表にして説明すると、通常モードにおいては、火力が設定最小火力P1のときには、5個のLEDランプ24Bのうちの左端のLEDランプ24Bが点灯されることになり、そして、火力が大きな段階になるほど、右側のLEDランプ24Bの点灯が順次追加されることによって、火力の大きさが表示されるようになっている。
すなわち、火力が低減最小火力Q1と小さい側から5段目の低減中間火力Q5との間の低減中間火力Q2〜Q4であるときには、左端のLEDランプ24Bと左側から2つめのLEDランプ24Bとが点滅され、火力が小さい側から5段目の低減中間火力Q5と9段目の低減中間火力Q9との間の低減中間火力Q6〜Q8であるときには、左側から2つ目のLEDランプ24Bと左側から3つめのLEDランプ24Bとが点滅される。
高火力バーナ1Aに対する調理入力部D2と、標準バーナ1Bに対する調理入力部D3とは同様に構成されるものであって、標準バーナ1Bに対する調理入力部D3を代表として説明する。
つまり、調理入力部D3には、調理メニュー選択するスイッチとして、揚げものモードを指令する揚げものスイッチ26A、炊飯モードを指令する炊飯スイッチ26B、湯沸しモードを指令する湯沸しスイッチ26C、及び、設定を取り消すための取消スイッチ26Dが設けられ、さらに、上述したエコモード指令スイッチ23A及び解除指令スイッチ23Bが設けられている。
ちなみに、本実施形態においては、湯沸しスイッチ26Cは、湯沸しモード指令手段に相当する。
そして、調理入力部D3には、設定されたモードが自動消火モードであることを点灯にて表示する自動消火表示部29Aと、設定されたモードが5分保温モードであることを点灯にて表示する5分保温表示部29Bとが設けられている。
湯沸し終了用の後処理は、上記した自動消火モードに対応する処理と、上記した5分保温モードに対応する処理である。
その後、温度検知部S3の検出温度が1℃上昇するのに要する単位温度上昇時間が、上述の沸騰判別用時間以上になると、沸騰状態であると判別するように構成されている。
すなわち、エコモードが指令されずかつ湯沸しモードが指令された状態において、点火指令が指令されると、標準バーナ1Bの燃焼を開始し、その後、点火開始時の火力にて標準バーナ1Bの燃焼を継続し、温度検知部S3の検出温度に基づいて沸騰状態であることを判別すると湯沸し終了用の後処理を行う湯沸し運転を実行するように構成されている。
図8に示すように、先ず、標準バーナ1Bが燃焼中であるか否かを判別し(#1)、燃焼中であると判別したときには、#9の処理に移行する。
つまり、本実施形態においては、エコモードの設定及び解除は、標準バーナ1Bが燃焼していないときに行えるようになっている。
尚、本実施形態における自動運転処理としては、湯沸し運転処理が設定された場合について後述する。
この火力調節処理については後述する。
尚、図示はしないが、この火力調節処理に合わせて、標準バーナ1Bに対応するLEDランプ24Bを作動させる表示制御が実行されることになる。
先ず、5分保温モードにおける保温中であるか否かが判別され(#31)、保温中の場合には、#42の処理に移行することになる。
#32の処理にてエコモードであると判別した場合には、次に、標準バーナ1Bの点火処理後において、設定目標火力が記憶されているときにはその設定目標火力に自動的に変更する火力自動調節が、済んでいるか否かを判別し(#33)、済んでいるときには、#36の処理に移行する。
ちなみに、この火力自動調節は、標準バーナ1Bを点火させた直後の1回だけ行われるものである。
#36の処理にて、火力調節指令(火力増加指令、火力減少指令)があると判別した場合には、低減火力調節制御に対応する低減火力調節処理を実行し(#37)、その後、調節した火力を設定目標火力として記憶する処理を実行する(#38)。
ちなみに、湯沸し運転処理中において、低減火力調節処理が行われると、その処理によって調節された火力が、設定目標火力として、順次更新記憶されることになる。
図8に示す運転処理の#12の処理に移行することになる。
#39の処理にて沸騰状態であると判別したときには、続いて、5分保温モードであるか否かを判別し(#40)、5分保温モードでないと判別したときには、標準バーナ1Bを消火する消火処理を実行し(#43)、その後、図8に示す運転処理の#12の処理に移行することになる。
また、#42にて保温用時間が経過していると判別したときには、標準バーナ1Bを消火する消火処理を実行し(#43)、その後、図8に示す運転処理の#12の処理に移行する。
以下、別実施形態を列記する。
また、通常モードにおいて火力を調節する段数よりも、エコモードにおいて火力を調節する段数を多くする場合においても、例えば、通常モードの5段階に対して、エコモードにおいては、10段階や20段階にする等、通常モードにおける火力の調節段数やエコモードにおける火力の調節段数は種々変更できるものである。
6B 火力調節指令手段、点消火指令手段
19B 火力調節手段
23A 火力低減指令手段
23B 解除指令手段
26C 湯沸しモード指令手段
H 運転制御手段
P5 設定最大火力
P1 設定最小火力
Q17 低減最大火力
S3 温度検出手段
Claims (3)
- 調理容器を加熱するコンロバーナと、前記コンロバーナの火力を調節する火力調節手段と、火力調節指令を指令する火力調節指令手段と、前記コンロバーナの燃焼開始指令及び燃焼停止指令を指令する点消火指令手段、前記コンロバーナの燃焼を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、前記燃焼開始指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を開始し且つ前記燃焼停止指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を停止させる燃焼制御、及び、前記火力調節指令手段の火力調節指令に基づいて、前記コンロバーナの火力を、設定最大火力、設定最小火力、及び、前記設定最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる火力調節制御を実行するように構成されたガスコンロであって、
火力低減運転モードを指令する火力低減指令手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記火力低減運転モードが指令された場合には、前記火力調節制御に代えて、前記コンロバーナの火力を、前記設定最大火力よりも小さな低減最大火力、前記設定最小火力、及び、前記低減最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の低減中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる低減火力調節制御を実行するように構成され、
前記低減中間火力の段数が、前記中間火力の段数よりも多い段数に設定されているガスコンロ。 - 調理容器を加熱するコンロバーナと、前記コンロバーナの火力を調節する火力調節手段と、火力調節指令を指令する火力調節指令手段と、前記コンロバーナの燃焼開始指令及び燃焼停止指令を指令する点消火指令手段、前記コンロバーナの燃焼を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、前記燃焼開始指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を開始し且つ前記燃焼停止指令に基づいて、前記コンロバーナの燃焼を停止させる燃焼制御、及び、前記火力調節指令手段の火力調節指令に基づいて、前記コンロバーナの火力を、設定最大火力、設定最小火力、及び、前記設定最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる火力調節制御を実行するように構成されたガスコンロであって、
火力低減運転モードを指令する火力低減指令手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記火力低減運転モードが指令された場合には、前記火力調節制御に代えて、前記コンロバーナの火力を、前記設定最大火力よりも小さな低減最大火力、前記設定最小火力、及び、前記低減最大火力と前記設定最小火力との間に設定された複数段階の低減中間火力に調節すべく、前記火力調節手段を作動させる低減火力調節制御を実行するように構成され、
前記火力低減運転モードの解除指令を指令する解除指令手段が設けられ、
前記運転制御手段は、前記火力低減指令手段にて火力低減運転モードが指令されると、前記解除指令手段にて前記解除指令が指令されるまで、前記低減火力調節制御を継続して実行するように構成され、
前記コンロバーナにて加熱される調理容器の温度を検出する温度検出手段、及び、湯沸しモードを指令する湯沸しモード指令手段が設けられ、
前記運転制御手段が、
前記火力低減運転モードが指令されずかつ前記湯沸しモードが指令された状態において、前記燃焼開始指令が指令されると、前記コンロバーナの燃焼を開始し、その後、点火開始時の火力にて前記コンロバーナの燃焼を継続し、前記温度検出手段の検出温度に基づいて沸騰状態であることを判別すると湯沸し終了用の後処理を行う湯沸し運転を実行するように構成され、且つ、
前記火力低減運転モードが指令されかつ前記湯沸しモードが指令された状態において、前記燃焼開始指令が指令されると、前記コンロバーナの燃焼を開始し、その後、設定目標火力が記憶されている場合には前記設定目標火力にて、かつ、前記設定目標火力が記憶されていない場合には点火開始時の火力にて前記コンロバーナの燃焼を継続し、且つ、前記火力調節指令にて火力を調節した場合には調節した火力にて前記コンロバーナの燃焼を継続し、前記温度検出手段の検出温度に基づいて沸騰状態であることを判別すると湯沸し終了用の後処理を行う火力低減用湯沸し運転を実行するように構成され、かつ、
前記火力低減用湯沸し運転の実行中において、前記火力調節指令にて火力を調節した場合には、調節した火力を前記設定目標火力として記憶するように構成されているガスコンロ。 - 前記低減中間火力の段数が、前記中間火力の段数よりも多い段数に設定されている請求項2記載のガスコンロ。
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