JP4399338B2 - コンロ - Google Patents

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Description

本発明は、加熱用位置に位置する被加熱物を加熱するバーナと、
前記加熱用位置に前記被加熱物が存在するか否かを検出する被加熱物検出手段と、
前記被加熱物検出手段の検出情報に基づいて、被加熱物の非存在状態では前記バーナの燃焼を停止させる又は燃焼量を低下させる燃焼抑制処理を実行する燃焼制御手段とが設けられたコンロに関する。
かかるコンロは、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態では、バーナの燃焼を停止させる又は燃焼量を低下させる燃焼抑制処理を実行させることにより、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態ではバーナを燃焼させないあるいは大きな燃焼量で燃焼させないようにして、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態でのバーナの燃焼炎により、使用者に不安感や驚きを感じさせることを極力回避して快適に使用可能なようにしたものである。
前記燃焼抑制処理としては、例えば、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態でバーナの点火指令が指令されてもバーナを点火させない形態のもの、バーナの燃焼中に加熱用位置に被加熱物が存在しない状態となるとバーナの燃焼を停止させる形態のもの、及び、バーナの燃焼中に加熱用位置に被加熱物が存在しない状態となると燃焼量を低下させる形態のものがある。
そして、前記被加熱物検出手段は、例えば、以下のように構成されている。
即ち、上下可動体が、五徳に載置される被加熱物の底部が当接するのに伴って押し下げられて被加熱物の存在状態を検出するための存在検出位置と、その存在検出位置よりも上方であって被加熱物の非存在状態を検出するための非存在検出位置とにわたって上下動自在に、且つ、前記非存在検出位置に復帰付勢されるように設けられ、前記被加熱物検出手段は、前記上下可動部が前記存在検出位置に位置する状態を検出することにより被加熱物の存在状態を検出し、且つ、前記上下可動部が前記非存在検出位置に位置する状態を検出することにより被加熱物の非存在状態を検出するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、前記被加熱物検出手段が検出作用することになる被加熱物の加熱用位置は、前記五徳のやや上方から五徳上に至る上下範囲であって、その範囲に被加熱物が存在すると、被加熱物検出手段により、被加熱物の存在状態が検出されることになる。
特開平8−303785号公報
しかしながら、従来のコンロでは、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態では、上述したような形態にて燃焼抑制処理が実行されるので、以下に説明するように、コンロを使用し難かったり使用できない場合があり、使い勝手が悪いものであった。
例えば、燃焼抑制処理を、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態でバーナの点火指令が指令されてもバーナを点火させない形態にて実行する場合は、以下に説明するように使い勝手が悪かった。
即ち、煮物料理を行うときのように、被加熱物としての鍋を加熱用位置に位置させる前に先にバーナを点火させて火加減を確認してから、加熱用位置に被加熱物を位置させて使用する形態では、バーナを点火させることができず、使用できなかった。
又、被加熱物としての海苔を炙る形態、被加熱物としての網を用いて魚を焼く形態の場合、海苔や網は被加熱物検出手段を検出作用させることができないので、バーナを点火させることができず、使用できなかった。
又、鍋等の被加熱物では、底部に上方へ膨出した状態の凹み部分が生じたため、加熱用位置に位置させても被加熱物検出手段を検出作用させ難くなったものがある。
そのように底部に凹み部分が生じたため加熱用位置に位置させても被加熱物検出手段を検出作用させ難くなった被加熱物は、加熱用位置に位置させてもバーナを適切に燃焼させ難いので、使用し難かった。
又、燃焼抑制処理を、バーナの燃焼中に加熱用位置に被加熱物が存在しない状態となるとバーナの燃焼を停止させる形態、及び、バーナの燃焼中に加熱用位置に被加熱物が存在しない状態となると燃焼量を低下させる形態にて実行する場合は、以下に説明するように使い勝手が悪かった。
即ち、被加熱物としてのフライパンを五徳から上げたり五徳に載せたりして行う炒め物調理等のように、被加熱物を加熱用位置から移動させたり加熱用位置に位置させたりしながらバーナにより被加熱物を加熱する形態にて使用する場合は、被加熱物を加熱用位置から移動させると、バーナの燃焼が停止する又は燃焼量が低下するので、使用し難かった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用上の快適性を損なわないようにしながら、使い勝手を向上し得るコンロを提供することにある。
本発明のコンロは、加熱用位置に位置する被加熱物を加熱するバーナと、
前記加熱用位置に前記被加熱物が存在するか否かを検出する被加熱物検出手段と、
前記被加熱物検出手段の検出情報に基づいて、被加熱物の非存在状態では前記バーナの燃焼を停止させる又は燃焼量を低下させる燃焼抑制処理を実行する燃焼制御手段とが設けられたものであって、
第1特徴構成は、前記燃焼抑制処理の実行停止指令を指令する実行停止指令手段が設けられ、
前記燃焼制御手段は、前記実行停止指令手段により前記実行停止指令が指令されると、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成され
前記燃焼制御手段は、前記バーナの消火中において前記実行停止指令手段により前記実行停止指令が指令された場合には、その実行停止指令の指令後の経過時間が点火指令待ち用設定時間に達する間に、点消火指令手段により前記バーナの点火指令が指令されないと、前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
即ち、実行停止指令手段により燃焼抑制処理の実行停止指令が指令されると、燃焼抑制処理の実行が停止される。
つまり、燃焼抑制処理を実行させない状態で、コンロを使用することが可能となる。
従って、被加熱物を加熱用位置に位置させない状態でバーナを点火させることが可能となるので、被加熱物としての鍋を加熱用位置に位置させる前に先にバーナを点火させてから加熱用位置に被加熱物を位置させて使用する形態、被加熱物としての海苔を炙る形態、及び、被加熱物としての網を用いて魚を焼く形態での使用が可能となり、使い勝手が向上する。
又、底部に凹み部分が生じたため加熱用位置に位置させても被加熱物検出手段を検出作用させ難くなった被加熱物を用いても、バーナを適切に燃焼させることが可能となって、適切に使用することが可能となるので、使い勝手が向上する。
又、バーナの燃焼中に被加熱物が加熱用位置に存在しなくなっても、燃焼量を低下させることなくバーナの燃焼を継続させることが可能となって、被加熱物を加熱用位置から移動させたり加熱用位置に位置させたりしながらバーナにより被加熱物を加熱する形態にて使用し易くなるので、使い勝手が向上する。
そして、使用者は、前記実行停止指令手段を意識して操作することにより、燃焼抑制処理の実行を停止させることになるので、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態でのバーナの燃焼炎により使用者に不安感や驚きを感じさせることを極力回避することが可能となって、使用者は不安感や驚きを感じることなく快適に使用することが可能となる。
要するに、使用上の快適性を損なわないようにしながら、使い勝手を向上し得るコンロを提供することができるようになった。
また、第1特徴構成によれば、バーナの消火中において、実行停止指令手段により燃焼抑制処理の実行停止指令を指令した場合には、その実行停止指令の指令後の経過時間が点火指令待ち用設定時間に達する間に、点消火指令手段によりバーナの点火指令が指令されないと、前記実行停止指令が自動的に解除されて、燃焼抑制処理が自動的に実行される。
つまり、バーナの消火中において、実行停止指令手段により燃焼抑制処理の実行停止指令を指令したものの、何らかの理由でバーナを点火しなかった場合、その指令後、点火指令待ち用設定時間が経過すると前記実行停止指令が自動的に解除されるので、次にバーナを点火させるときには、燃焼抑制処理が実行される状態となっている。
従って、燃焼抑制処理の実行が停止された状態であることを知らずにバーナが使用されるのを防止することが可能となるので、使用上の快適性を一層損なわないようにすることができるようになった。
第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記実行停止指令手段による前記実行停止指令を解除する解除指令を指令する解除指令手段が設けられ、
前記燃焼制御手段は、前記解除指令手段にて前記解除指令が指令されると、前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
即ち、解除指令手段にて解除指令を指令すると、燃焼抑制処理の実行の停止状態が解除されて、燃焼抑制処理が実行されることになる。
つまり、燃焼抑制処理の実行が停止された状態で使用しているときに、燃焼抑制処理の実行を停止させる必要がなくなると、解除指令手段により燃焼抑制処理の実行停止状態を解除することにより、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態となると燃焼抑制処理が実行される状態にして、快適に使用することができる。
特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
前記燃焼制御手段は、前記燃焼抑制処理の実行停止状態における前記バーナの燃焼継続時間が処理非実行制限用設定時間に達すると、前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
即ち、燃焼抑制処理の実行停止状態でのバーナの燃焼継続時間が処理非実行制限用設定時間に達すると、燃焼抑制処理の実行停止指令が自動的に解除されて、燃焼抑制処理が自動的に実行されるようになる。
つまり、燃焼抑制処理の実行停止状態にてバーナを燃焼させる形態での使用時間が自動的に制限されるので、そのような燃焼抑制処理の実行停止状態にてバーナを燃焼させる形態での使用時間が必要以上に長くなるのを制限して、そのような形態で長時間使用されるのを抑制することができる。
従って、使用上の快適性を一層損なわないようにすることができるようになった。
特徴構成は、上記第特徴構成に加えて、
前記燃焼制御手段は、前記バーナの前記燃焼継続時間が前記処理非実行制限用設定時間に達することに伴って、前記バーナを消火させるように構成されている点を特徴とする。
即ち、燃焼抑制処理の実行停止状態でのバーナの燃焼継続時間が処理非実行制限用設定時間に達すると、バーナが自動的に消火される。
つまり、燃焼抑制処理の実行停止状態にてバーナを燃焼させる形態での使用の継続時間がその使用を制限すべき時間に達すると、バーナが自動的に消火されるので、そのような燃焼抑制処理の実行停止状態にてバーナを燃焼させる形態での使用が解除されたことを、使用者に適切に認識させることが可能となる。
特徴構成は、上記第1〜第特徴構成のいずれかに加えて、
前記燃焼制御手段は、前記燃焼抑制処理の実行停止状態で前記バーナを燃焼させているときに、点消火指令手段により前記バーナの消火指令が指令されるに伴って、前記バーナを消火させ且つ前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
即ち、燃焼抑制処理の実行停止状態でバーナを燃焼させる形態で使用しているときに、点消火指令手段によりバーナの消火指令を指令すると、バーナが消火され、且つ、燃焼抑制処理の実行停止指令が解除されて燃焼抑制処理が自動的に実行されるようになる。
つまり、燃焼抑制処理の実行停止状態でバーナを燃焼させる形態で使用しているときに、点消火指令手段によりバーナの消火指令を指令してバーナを消火すると、燃焼抑制処理の実行停止指令が自動的に解除されて、次にバーナを燃焼させるときは、燃焼抑制処理が実行される状態となり、燃焼抑制処理の実行が停止されていることを忘れてバーナを燃焼させることが防止されるので、使用上の快適性を一層損なわないようにすることができるようになった。
特徴構成は、上記第1〜第特徴構成のいずれかに加えて、
被加熱物の温度を検出する被加熱物温度検出手段が設けられ、
前記燃焼制御手段は、前記燃焼抑制処理を実行する状態及び前記燃焼抑制処理の実行停止状態の夫々において前記被加熱物温度検出手段の検出温度が過熱防止用設定温度に達すると前記バーナを消火させる過熱防止用消火処理を実行するように構成され、
前記過熱防止用設定温度として、前記燃焼抑制処理の実行停止状態の方が前記燃焼抑制処理を実行する状態よりも高い温度が設定されている点を特徴とする。
即ち、燃焼抑制処理を実行する状態及び燃焼抑制処理の実行停止状態のいずれにおいても、被加熱物温度検出手段の検出温度が過熱防止用設定温度に達すると、過熱防止用消火処理が実行されて、バーナが消火されるので、焼き付き等を防止することができて、使い勝手を向上することができる。
そして、過熱防止用設定温度として、燃焼抑制処理の実行停止状態の方が燃焼抑制処理を実行する状態よりも高い温度が設定されているので、燃焼抑制処理の実行停止状態においては、燃焼抑制処理を実行する状態よりも高い温度での加熱が可能となる。
つまり、燃焼抑制処理の実行停止状態にて使用する場合は、炒め物調理等のように、より高温にて加熱するのが好ましい場合があるが、前記過熱防止用設定温度が高い温度に設定されているので、より高温での加熱が可能となり、使い勝手が一層向上する。
特徴構成は、上記第1〜第特徴構成のいずれかに加えて、
自動調理モードを指令する自動調理モード指令手段と、
前記自動調理モードの解除指令を押し操作により指令する自動調理モード解除指令手段とが設けられ、
前記燃焼制御手段は、前記自動調理モード指令手段により前記自動調理モードが指令されているときには、前記自動調理モードに対応して定められた加熱条件にて前記バーナの作動を制御し、且つ、前記自動調理モード解除指令手段にて前記解除指令が指令されると、前記自動調理モードを停止するように構成され、
前記自動調理モード解除指令手段の実行停止指令が停止判別用設定時間以上継続すると、前記燃焼制御手段が、前記燃焼抑制処理の実行停止指令が指令されたとして、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成されて、前記自動調理モード解除指令手段が、前記停止判別用設定時間以上押し操作することにより前記実行停止指令を指令する前記実行停止指令手段に兼用されるように構成されている点を特徴とする。
即ち、自動調理モード指令手段により自動調理モードを指令すると、自動調理モードが実行されて、自動調理モードに対応して定められた加熱条件にてバーナの作動が制御され、自動調理モード解除指令手段を停止判別用設定時間よりも短い時間押し操作すると、自動調理モードの解除指令が指令されて、自動調理モードが停止される。
そして、自動調理モード解除指令手段を前記停止判別用設定時間以上押し操作すると、燃焼抑制処理の実行停止指令が指令されて、燃焼抑制処理の実行が停止される。
つまり、自動調理モード解除指令手段を実行停止指令手段に兼用しているので、構成の簡略化により低廉化を図ることができる。
しかも、自動調理モード解除指令手段を実行停止指令手段に兼用するにしても、燃焼抑制処理の実行停止指令を指令するには、自動調理モードの解除指令を指令するときよりも長い時間押し操作する必要があるようにすることにより、誤って燃焼抑制処理の実行停止指令が指令されるのを防止すると共に、燃焼抑制処理の実行停止状態となることを使用者に強く意識付けることが可能となるので、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態でバーナが大きな燃焼量で燃焼することによって使用者が驚き感を感じるのを防止することが可能となって、使用上の快適性が損なわれるのを一層抑制することができるようになる。
従って、低廉化を図りながら、使用上の快適性を一層損なわないようにすることができるようになった。
特徴構成は、上記第1〜第特徴構成のいずれかに加えて、
前記燃焼制御手段は、前記バーナの燃焼中に前記燃焼抑制処理の実行により前記バーナの燃焼量を低下させた状態において、前記実行停止指令手段により前記実行停止指令が指令されると、前記バーナの燃焼量を低下させた状態を維持する状態で、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成されている点を特徴とする。
即ち、バーナの燃焼中に燃焼抑制処理が実行されてバーナの燃焼量が低下されているときに、実行停止指令手段により前記実行停止指令を指令すると、バーナの燃焼量の低下状態が維持される状態で、燃焼抑制処理の実行が停止される。
つまり、被加熱物を加熱用位置から移動させるに伴って、燃焼抑制処理の実行によりバーナの燃焼量が低下されて使い勝手が悪くなったので、使用者が、そのような燃焼抑制処の実行を停止すべく、実行停止指令手段により前記実行停止指令を指令すると、バーナの燃焼量の低下状態が維持される状態にて、燃焼抑制処理の実行停止状態となり、それ以降は、使用者の操作によるバーナの燃焼量の変更調節等が可能となり、使い勝手が良くなる。
そして、バーナの燃焼量の低下状態が維持される状態にて、燃焼抑制処理の実行停止状態となるので、加熱用位置に被加熱物が存在しない状態でのバーナの燃焼炎により使用者に不安感や驚きを感じさせることを極力回避することが可能となる。
従って、使用中にバーナの燃焼量が低下されて使い勝手が低下したときには、使用上の快適性を損なわないようにしながら、使い勝手が良い状態に切り換えることが可能なようにすることができた。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2に示すように、ガスコンロは、3つのコンロバーナ1a,1b,1c、及び、グリルバーナ2を備えるグリル部3を備えたビルトインタイプのガスコンロにて構成されており、3つのコンロバーナ1a,1b,1cは標準バーナ1aと、小バーナ1bと、高火力バーナ1cとによって構成されている。
又、図1に示すように、グリル部3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4が形成され、ガラス製のトッププレート5にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート5の上部に、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cに対する被加熱物(鍋など)を受け止め支持するための五徳6が載置支持されている。
又、トッププレート5の裏面側に、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々の火力、並びに、グリルバーナ2の点消火状態を表示する天面表示部70が、トッププレート5を通して視認可能なように設けられている。
又、図1及び図2に示すように、ガスコンロ前側面には、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cとグリルバーナ2との点火及び消火や火力調節と各種の設定とを指令する手動操作部Sが設けられ、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成された燃焼制御部H(燃焼制御手段の一例)が、その手動操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cとグリルバーナ2を制御するように構成されている。又、ガスコンロ前側面には自動復帰型の押し操作式の電源スイッチ40も設けられている。
図2に示すように、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々には、点火プラグ7及び着火状態を検出する熱電対8が設けられており、グリルバーナ2は上面バーナ2aと左右一対の下面バーナ2b,2cとを備えた両面バーナにて構成されて、上面バーナ2a及び左右一対の下面バーナ2b,2cの夫々にも点火プラグ7及び着火状態を検出するための熱電対8等が備えられている。
又、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cの夫々には、図2及び図3に示すように(但し、図3では標準バーナ1aについて示す)、伸び方向に復帰付勢された伸縮機構9が、下端側が固定された状態で上下方向に伸縮自在に設けられている。
この伸縮機構9は、図3に示すように、ケーシングに対して固定された案内支持部9aと、五徳6に載置される被加熱物の底部が当接するのに伴って押し下げられて被加熱物の存在状態を検出するための存在検出位置と、その存在検出位置よりも上方であって被加熱物の非存在状態を検出するための非存在検出位置とにわたって上下動自在で、且つ、前記非存在検出位置にバネ(図示省略)にて復帰付勢されるように前記案内支持部9aに支持された上下可動部9bとを備えて構成してある。
そして、五徳6上に被加熱物が載置されていないときは、上下可動部9bが、復帰付勢力により、上端が五徳6における被加熱物を受け止める上端部よりも突出する状態の前記非存在検出位置に復帰する伸状態となり、五徳6上に被加熱物が載置されるに伴って、上下可動部9bが被加熱物の底部により押し下げられて前記存在検出位置に位置する縮状態となる。
そして、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cの夫々に対応する伸縮機構9に対して、上下可動部9bが前記存在検出位置に位置する状態を検出することにより被加熱物の存在状態を検出し、且つ、上下可動部9bが前記非存在検出位置に位置する状態を検出することにより被加熱物の非存在状態を検出するように、被加熱物検出手段としての被加熱物検出スイッチ10を設けてある。
前記被加熱物検出スイッチ10は、伸縮機構9の上下可動部9bが五徳6上に載置される被加熱物により押し下げられて前記存在検出位置に位置するとオンし、五徳6上に載置された被加熱物が上げられて上下可動部9bが上方に復帰して前記非存在検出位置に位置するとオフになるように設けられている。
つまり、被加熱物検出スイッチ10がオンの状態で、上下可動部9bが前記存在検出位置に位置する状態が検出されて加熱物の存在状態が検出され、被加熱物検出スイッチ10がオフの状態で、上下可動部9bが前記非存在検出位置に位置する状態が検出されて被加熱物の非存在状態が検出される構成となっている。
つまり、前記加熱用位置は、五徳6のやや上方から五徳6上に至る上下範囲であって、その範囲に被加熱物が存在すると、被加熱物検出スイッチ10がオン状態になって、上下可動部9bが前記存在検出位置に位置する状態が検出されて被加熱物の存在状態が検出される位置である。
更に、図2に示すように、前記小バーナ1bにも、標準バーナ1a高火力バーナ1c夫々と同様に、前記伸縮機構9が設けられている。
そして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応する伸縮機構9の上下可動部9bの上端部内には、温度センサ11が設けられ、五徳6上に載置された被加熱物の底部が上下可動部9bの上端に当接した状態で、この温度センサ11により被加熱物の温度を検出するように構成されている。又、図示を省略するが、グリル部3には、グリル庫内の温度を検出する温度センサが設けられている。
前記標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cとグリルバーナ2とへのガス供給構成について説明すると、図2に示すように、元ガス供給路12には元ガス電磁弁13が設けられ、この元ガス供給路12から、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、グリルバーナ用分岐路14dの4系統に分岐しており、グリルバーナ2へのグリルバーナ用分岐路14dは、さらに、上面バーナ用の分岐路と下面バーナ用分岐路とに分岐してそれらの分岐路には夫々、オリフィスof付きの流路15と開閉式電磁弁16を備えたバイパス路17が設けられている。そして、標準バーナ用分岐路14a、小バーナ用分岐路14b、高火力バーナ用分岐路14c、及び、グリルバーナ用分岐路14dの夫々には、ステッピングモータ19(図4参照)の駆動によってガス量を調整して前記各バーナの燃焼量(火力)を調整する流量制御弁18が備えられている。
この流量制御弁18は、図4に示すように、駆動源としてのステッピングモータ19と、このステッピングモータ19の回転操作をスライド移動操作に変更させるネジ送り式の移動操作機構20と、ガス通過用の挿通孔21が形成されたスライド閉子22と、複数のガス通過用の調整孔23を形成した流量調整板24等を備えて構成されている。そして、前記スライド閉子22と流量調整板24とによってガス量を変更可能な流量調整部25が構成されている。つまり、図4に示すようにガス流路を遮蔽する状態でスライド閉子22と流量調整板24とがバネ26によって圧接される状態で相対的にスライド自在に設けられ、ステッピングモータ19を駆動することでスライド閉子22をスライド移動させながら、図5に示すように、スライド閉子22に形成された挿通孔21が流量調整板24の調整孔23と重なり合う面積合計を変更させることで、バーナへのガス供給量を変更調整自在な構成となっている。尚、前記スライド閉子22のスライド移動量はスライド移動検出センサ27によって検出される構成となっている。
次に、前記手動操作部Sの構成について説明する。図1、図6及び図7に示すように、ガスコンロ前側面には、手動操作部Sとして、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1cの夫々に対応して、バーナ1a,1b,1cの点火指令を指令する点火指令状態とバーナ1a,1b,1cの消火指令を指令する消火指令状態とに切り換え自在な指令手段としての人為操作式の点消火指令部28、バーナ1a,1b,1cの燃焼量(火力)の調節を指令する人為操作式の燃焼量調節操作部29、及び、調理の設定を指令する設定入力パネル50が設けられ、並びに、グリルバーナ2に対して、点火及び消火や火力調整を指令するための設定入力パネル60が設けられている。これら3つの点消火指令部28及び3つの燃焼量調節操作部29は同じ構成であるから、そのうちの標準バーナ1aに対する加熱状態調節部28を代表として構成を以下に説明し、他のものについては説明を省略する。又、設定入力パネル50及び設定入力パネル60は開閉式になっている。
図6及び図7に示すように、点火指令及び消火指令を指令する押し操作式の点消火スイッチ32がガスコンロの前面パネル38の内部に設けられ、前面パネル38に形成した挿通孔39を通して裏面側から挿通する状態で円筒状の回転操作部31が設けられている。そして、この回転操作部31は、その回転軸心方向の移動により、前記点消火スイッチ32を消火指令を指令する消火指令状態に操作する消火指令用に押し込み位置と、その押し込み位置よりも突出して点消火スイッチ32を点火指令を指令する点火指令状態に操作する点火指令用の突出位置とに切り換え自在に構成され、且つ、前記突出位置にて前記燃焼量を調整すべく回転操作自在に構成されている。
説明を加えると、回転操作部31は、押し操作される毎に回転軸心方向に移動して、図示しない位置保持機構によって、前面パネル38とほぼ面一になる押し込み位置と前方に突出する突出位置とに切り換え自在に構成され、回転操作部31が前記突出位置に切り換えられているときに、正転方向及び逆転方向の夫々にその軸心周りで回動操作可能となるように構成されている。そして、この回転操作部31が押し込み位置に切り換えられるとそれに伴って点消火スイッチ32がOFF(オフ)状態となり、回転操作部31が突出位置に切り替えられるとそれに伴って点消火スイッチ32がON(オン)状態となるように連動して切り換わる構成となっている。図2に示すように、この点消火スイッチ32の切り換え信号は燃焼制御部Hに入力されており、燃焼制御部Hはこの点消火スイッチ32がON状態に切り換わると標準バーナ1aに対する点火作動を開始し、OFF状態に切り換わると標準バーナ1aの燃焼作動を停止するように構成されている。
つまり、前記回転操作部31及び点消火スイッチ32により、点消火指令部28が構成されている。
又、前記前面パネル38の内部には、回転操作部31の回転操作に伴ってパルス信号を出力するパルス発生手段としてのロータリーエンコーダ33が設けられている。つまり、このロータリーエンコーダ33の操作軸34に前記回転操作部31が一体回動自在に且つ軸心方向での相対移動を許容する状態で接続されている。このロータリーエンコーダ33は、回転操作部31の一方向への回転操作に伴って2つのパルス信号のうちの一方のパルス信号が他方のパルス信号より位相が進み、回転操作部31の他方向への回転操作に伴って前記他方のパルス信号が前記一方のパルス信号より位相が進む状態で、回転操作部31の回転操作に伴って互いに異なる位相の2つのパルス信号を出力するように構成されている。つまり、このロータリーエンコーダ33は、2つの出力端子を備えており、その2つの出力端子から上述したような位相の異なるパルス信号が出力される構成である。このようなロータリーエンコーダ33は周知のものであるから詳細な構成についての説明は省略する。
図8に示すように、前記前面パネル38の外面側において前記各回転操作部31の周囲には火力を表示する複数のLEDランプ35を並べる状態で火力を表示する前面火力表示部36が設けられている。この前面火力表示部36は複数のLEDランプ35をレベルメータとして用いて、回転操作部31にて設定された燃焼量(火力)の大きさを燃焼量の大きさに応じた数のLEDランプ35を点灯させて表示する構成となっている。この実施形態では、火力の大きさが最小火力から最大火力まで、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cでは5段階に変更調整でき、小バーナ1cでは3段階に変更調整できる構成となっているので、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cの夫々に対応する前面火力表示部36は、5個のLEDランプ35にて構成され、小バーナ1cに対応する前面火力表示部36は、3個のLEDランプ35にて構成されている。
つまり、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cの夫々は、その燃焼量を5段階の設定燃焼量に調節できるように構成され、又、小バーナ1cは、その燃焼量を3段階の設定燃焼量に調節できるように構成されている。
図1及び図9に示すように、前記天面表示部70は、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応する3個の天面火力表示部71と、グリルバーナ2に対応するグリル燃焼表示部73とから構成されている。
前記天面火力表示部71は、前面火力表示部36と同構成であり、複数のLEDランプ72をレベルメータとして用いて回転操作部31にて設定された燃焼量(火力)の大きさを燃焼量の大きさに応じた数のLEDランプ72を点灯させて表示する構成となっている。又、前記グリル燃焼表示部73は、1個のLEDランプ74から構成され、グリルバーナ2を点火させるとその燃焼状態をLEDランプ74を点灯させて表示する構成となっている。
そして、燃焼制御部Hは、図2に示すように、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号に基づいて、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対する燃料供給量を調整するように標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対する流量制御弁18の作動を制御するよう構成されている。つまり、燃焼制御部Hは、ロータリーエンコーダ33から出力される前記パルス信号に基づいて、回転操作部31の回転操作方向並びに回転操作量を判別するとともに、その判別した回転操作方向並びに回転操作量に対応させて標準バーナ1a等の燃焼量を調整することになるが、そのとき、ロータリーエンコーダ33から出力される2つのパルス信号のデータを予め定めた設定単位時間毎に繰り返し読み込み、その読み込まれた前記2つのパルス信号のデータにおけるデータパターンに基づいて、回転操作部31の回転操作方向並びに回転操作量を判別するように構成されている。
つまり、前記回転操作部31及びロータリーエンコーダ33により、前記燃焼量調節操作部29が構成されている。
又、図2に示すように、燃焼制御部Hは、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号に基づいて、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々の火力を標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々に対応する前面火力表示部36及び天面火力表示部71にて表示するように構成されている。
つまり、燃焼制御部Hは、前面火力表示部36及び天面火力表示部71を同様に制御するように構成され、例えば、標準バーナ1aに対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号が火力3に対応する場合は、前面火力表示部36を構成するLEDランプ35を3個点灯させ、且つ、天面表示部71を構成するLEDランプ72を3個点灯させる。
又、図2に示すように、このガスコンロには各種情報を音声にて報知する報知手段としてのスピーカ37が備えられており、燃焼制御部Hは、各種情報をこのスピーカ37により報知させるように構成されている。
図10に示すように、前記標準バーナ1a及び高火力バーナ1c夫々に対応する前記設定パネル50には、自動調理モードとしての湯沸しモード、揚げものモードの夫々を指令する自動調理モード指令手段としての湯沸しモードスイッチ51、揚げものモードスイッチ52、その湯沸しモード、揚げものモードの解除指令を押し操作により指令する自動調理モード解除指令手段としての取消スイッチ53、及び、各種情報を表示する表示パネル54が設けられている。
以下、前記燃焼制御部Hの制御動作について説明する。
尚、本発明に係る制御は、前記標準バーナ1a及び前記高火力バーナ1cを対象にして実行するので、前記小バーナ1b及び前記グリルバーナ2を対象にした燃焼制御部Hの制御動作の説明は省略する。
又、標準バーナ1a及び高火力バーナ1c夫々を対象にした燃焼制御部Hの制御動作は同様であるので、以下では、標準バーナ1aを対象にした制御動作について説明して、高火力バーナ1cを対象にした制御動作の説明は省略する。
又、前記元ガス電磁弁13は、標準バーナ1a、小バーナ1b、高火力バーナ1c及びグリルバーナ2のうちの少なくとも一つに対応する点消火スイッチ32がON状態のときは開弁し、標準バーナ1a、小バーナ1b、高火力バーナ1c及びグリルバーナ2夫々に対応する点消火スイッチ32の全てがOFF状態のときは、閉弁状態に維持するので、以下の説明では、この元ガス電磁弁13の制御については説明を省略する。
前記燃焼制御部Hは、前記標準バーナ1aの作動の制御を前記被加熱物検出手段としての被加熱物検出スイッチ10の信号(ONかOFFか)に基づいて燃焼抑制処理を実行するセンサーモードと、標準バーナ1aの作動の制御を被加熱物検出スイッチ10の信号に拘らず燃焼抑制処理を実行しないセンサー切モードとを択一的に切り換え可能なように構成されている。
前記センサーモードでは、詳細は後述するが、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられても、被加熱物検出スイッチ10がOFF状態の場合は、標準バーナ1aを燃焼させずに標準バーナ1aの消火状態を維持し、又、標準バーナ1aの燃焼中に、被加熱物検出スイッチ10がON状態からOFF状態になると、標準バーナ1aの燃焼量を低下させる。
つまり、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられたときに、被加熱物検出スイッチ10がOFF状態の場合は標準バーナ1aを燃焼させずに標準バーナ1aの消火状態を維持する処理、及び、標準バーナ1aの燃焼中に被加熱物検出スイッチ10がOFF状態になると、標準バーナ1aの燃焼量を低下させる処理は、被加熱物検出手段10の検出情報に基づいて、被加熱物の非存在状態では標準バーナの燃焼を停止させる又は燃焼量を低下させる燃焼抑制処理に相当するものであり、前記燃焼制御部Hは、センサーモードにおいて前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている。
又、前記燃焼制御部Hは、通常はセンサーモードを実行することになるが、前記取消スイッチ53が停止判別用設定時間(例えば3秒間)以上押し操作されると、センサーモードの実行を停止してセンサー切モードを実行するように構成され、又、そのセンサー切モードの実行中に、前記取消スイッチ53が前記停止判別用設定時間より短い時間押し操作されると、センサー切モードを停止して、センサーモードを実行するように構成されている。
つまり、前記取消スイッチ53は、センサーモード、即ち、燃焼抑制処理の実行停止指令を指令する実行停止指令手段D1、及び、その実行停止指令手段D1による前記実行停止指令を解除する解除指令を指令する解除指令手段D2に相当する。
つまり、燃焼制御部Hは、前記実行停止指令手段D1により前記実行停止指令が指令されると、前記燃焼抑制処理の実行を停止し、又、前記解除指令手段D2にて前記解除指令が指令されると、前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている。
又、燃焼制御部Hは、センサーモードを実行している状態において、湯沸しモードスイッチ51が押し操作されると前記湯沸しモードを実行し、揚げものモードスイッチ52が押し操作されると前記揚げものモードを実行し、その湯沸しモード又は揚げものモードの実行中に、前記取消スイッチ53が前記停止判別用設定時間より短い時間押し操作されると、湯沸しモード又は揚げものモードを停止するように構成されている。
つまり、上述したように、前記湯沸しモードスイッチ51及び揚げものモードスイッチ52は、自動調理モードを指令する自動調理モード指令手段に相当し、取消スイッチ53は、自動調理モードの解除指令を押し操作により指令する自動調理モード解除指令手段に相当するので、燃焼制御部Hは、前記自動調理モード指令手段51,52により前記自動調理モードが指令されているときには、前記自動調理モードに対応して定められた加熱条件にて標準バーナ1aの作動を制御し、且つ、前記自動調理モード解除指令手段53にて前記解除指令が指令されると、前記自動調理モードを停止するように構成されている。
又、前記自動調理モード解除指令手段53の実行停止指令が停止判別用設定時間以上継続すると、燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理の実行停止指令が指令されたとして、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成されて、前記自動調理モード解除指令手段53が、前記停止判別用設定時間以上押し操作することにより前記実行停止指令を指令する前記実行停止指令手段D1に兼用されるように構成されている。
前記湯沸しモード及び前記揚げものモードについて簡単に説明する。
前記湯沸しモードとしては、沸騰後、保温用設定時間(例えば5分間)保温した後、標準バーナ1aを消火する湯沸し保温モードと、沸騰後、標準バーナ1aを消火する湯沸かし自動消火モードがあり、前記湯沸しモードスイッチ51を押す毎に、表示パネル54に湯沸し保温モードと湯沸かし自動消火モードとが交互に表示されて、表示されたモードが指令されるように構成されている。
そして、燃焼制御部Hは、前記湯沸し保温モードにおいては、前記温度センサ11の検出温度に基づいて沸騰を検知すると、標準バーナ1aの燃焼量を低下させるように流量制御弁18の開度を調節し、その後、前記保温用設定時間が経過すると、流量制御弁18を閉弁して標準バーナ1aを消火させる。
又、燃焼制御部Hは、沸かし自動消火モードにおいては、前記温度センサ11の検出温度に基づいて沸騰を検知すると、流量制御弁18を閉弁して標準バーナ1aを消火させる。
前記揚げものモードにおいては、加熱目標温度を複数段階に設定することができ、その加熱目標温度は、前記揚げものモードスイッチ52を押す毎に変更されて、前記表示パネル54に表示される。
そして、燃焼制御部Hは、前記揚げものモードにおいては、前記温度センサ11の検出温度が前記揚げものモードスイッチ52にて設定された加熱目標温度になるように、流量制御弁18を開度を調節して、標準バーナ1aの燃焼量を調節する。
又、燃焼制御部Hは、前記センサーモード及び前記センサー切モードのいずれにおいても、ハイカット温調処理を実行するように構成されている。
燃焼制御部Hは、このハイカット温調処理においては、前記温度センサ11の検出温度が過熱防止用設定温度としてのハイカット温度に対して設定温度差低い温度に設定される維持用温度になると、温度センサ11の検出温度を維持用温度に維持すべく標準バーナ1aの燃焼量を調節するように流量制御弁18の開度を調節するハイカット用燃焼量調節処理、及び、温度センサ11の検出温度が前記ハイカット温度に達すると標準バーナ1aを消火させる過熱防止用消火処理を実行する。
そして、前記ハイカット温度として、前記センサーモード実行時用の通常ハイカット温度と、センサー切モード実行時用であって、前記通常ハイカット温度よりも高い高温ハイカット温度を設定してある。ちなみに、前記通常ハイカット温度は、例えば275°C程度に設定され、前記高温ハイカット温度は、例えば315°C程度に設定される。
つまり、燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理を実行する状態及び前記燃焼抑制処理の実行停止状態の夫々において前記温度センサ11の検出温度が過熱防止用設定温度に達すると標準バーナ1aを消火させる過熱防止用消火処理を実行するように構成され、前記過熱防止用設定温度として、前記燃焼抑制処理の実行停止状態の方が前記燃焼抑制処理を実行する状態よりも高い温度が設定されている。
次に、図11ないし図13に示すフローチャートに基づいて、前記燃焼制御部Hの制御動作について説明する。
先ず、図11に基づいて説明する。
燃焼制御部Hは、前記取消スイッチ53が前記停止判別用設定時間以上押し操作されてセンサーモード、即ち、燃焼抑制処理の実行停止指令が指令されると、センサー切りモードを設定し、前記表示パネル54に「センサー切」と表示する共に、スピーカ37により「センサー解除しました」と報知させることにより、センサー切モードに入ったこと、即ち、燃焼抑制処理の実行が停止されていることを示す情報を報知し、前記実行停止指令の指令後の経過時間T1の計測を開始して、その経過時間T1が点火指令待ち用設定時間Ts1に達するまでに前記取消スイッチ53が前記停止判別用設定時間より短い時間押し操作されて前記解除指令が指令されたり、前記経過時間T1が前記点火指令待ち用設定時間Ts1に達すると(ステップ#1〜7)、センサー切りモードを解除し(ステップ#20)、前記表示パネル54の「センサー切」の表示を解除すると共に、スピーカ37により「センサー設定しました」と報知させることにより、センサーモードに入ったこと、即ち、燃焼抑制処理の実行が可能な状態になったことを報知して(ステップ#21)、リターンする。ちなみに、前記停止判別用設定時間は、例えば3分間に設定する。
つまり、燃焼制御部Hは、標準バーナ1aの消火中において前記実行停止指令手段D1により前記実行停止指令が指令された場合には、その実行停止指令の指令後の経過時間T1が点火指令待ち用設定時間Ts1に達する間に、点消火指令手段28により標準バーナ1aの点火指令が指令されないと、前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている。
又、燃焼制御部Hは、前記経過時間T1が前記点火指令待ち用設定時間Ts1に達するまでに(ステップ#7)、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられたり(ステップ#8)、取消スイッチ53により前記実行停止指令が指令されることなく、消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられると(ステップ#1、2、8)、センサー切モードが設定されているか否かを判別して(ステップ#9)、センサー切モードが設定されているときは、ステップ#10以降のセンサー切モード制御を実行し、センサー切モードが設定されていないときは、ステップ#30のセンサーモード制御を実行する。
燃焼制御部Hは、センサー切モード制御では、流量制御弁18を開弁させ、点火プラグ7に駆動信号を与えて点火作動させることにより、標準バーナ1aを点火させる点火処理を行い、ハイカット温度を高温ハイカット温度に設定し、センサー切モードの開始時からの経過時間、即ち、燃焼抑制処理の実行停止状態における標準バーナ1aの燃焼継続時間T2の計測を開始し、ロータリーエンコーダ33から出力される前記パルス信号に応じた段階の火力となるように流量制御弁18の開度を調節することにより、燃焼量調節処理を行い、温度センサ11の温度が前記維持用温度以上のときは前記ハイカット温調処理を実行し、温度センサ11の温度が前記維持用温度よりも低いときは前記ハイカット温調処理を実行せずに、前記燃焼抑制処理実行停止状態での標準バーナ1aの燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達しているか否かを判別する(ステップ#10〜16)。
燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理実行停止状態での標準バーナ1aの燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達するまでの間、前記取消スイッチ53から前記解除指令が指令されず且つ点消火スイッチ32のON状態が継続している場合は、ステップ#12〜18までのステップを繰り返して、センサー切モードを継続する。
そのセンサー切モードの継続中は、前記被加熱物検出スイッチ10がオフになっても、前記燃焼抑制処理は行われない。
燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理実行停止状態での標準バーナ1aの燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達するまでの間に、前記取消スイッチ53から前記解除指令が指令されるか(ステップ#17)、点消火スイッチ32がOFF状態に切り換えられるか(ステップ#18)、あるいは、前記燃焼抑制処理実行停止状態での標準バーナ1aの燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達すると(ステップ#16)、センサー切モードの実行を停止する。
即ち、点消火スイッチ32がOFF状態に切り換えられると(ステップ#18)、又は、前記燃焼抑制処理実行停止状態での標準バーナ1aの燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達すると(ステップ#16)、消火処理を実行し、センサー切モードを解除し、前記表示パネル54の「センサー切」の表示を解除すると共に、スピーカ37により「センサー設定しました」と報知させることにより、燃焼抑制処理が実行される状態になったことを報知して(ステップ#19〜21)、リターンする。
又、前記取消スイッチ53から前記解除指令が指令されると(ステップ#17)、後述するセンサーモード制御のステップ#34にジャンプして、センサーモードを実行する。
ちなみに、前記処理非実行制限用設定時間Ts2は、例えば30分程度に設定する。
つまり、燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理の実行停止状態における標準バーナ1aの燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達すると、前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている。
又、燃焼制御部Hは、標準バーナ1aの前記燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達することに伴って、標準バーナ1aを消火させるように構成されている。
又、燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理の実行停止状態で標準バーナ1aを燃焼させているときに、点消火指令手段32により標準バーナ1aの消火指令が指令されるに伴って、標準バーナ1aを消火させ且つ前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている。
次に、図12に基づいて、前記センサーモード制御について、説明する。
前記センサーモード制御では、燃焼制御部Hは、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられたときに、被加熱物検出スイッチ10がOFF状態の場合は、点消火スイッチ32がON状態であることによる点火指令を無効にして、点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に切り換えられてリセットされるのを待ち、リセットされると、図11に示すメインのフローチャートのステップ#1に戻って、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられるのを待ち、被加熱物検出スイッチ10がON状態の場合は、点火処理を行う(ステップ#31〜33)。
つまり、上述のように、標準バーナ1aの消火中に点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられたときに、被加熱物検出スイッチ10がOFF状態の場合は、点火処理を実行せずに標準バーナ1aを消火状態に維持する処理、つまり、前記燃焼抑制処理を実行する。
燃焼制御部Hは、ステップ#33での点火処理の後は、ハイカット温度を通常ハイカット温度に設定し、被加熱物検出スイッチ10がON状態、点消火スイッチ32がON状態、取消スイッチ53から前記実行停止指令が指令されない状態が継続する間は、自動調理モード指令手段51,52により自動調理モードが指令されると指令された自動調理モード(湯沸しモード又は揚げものモード)を実行し、自動調理モードが指令されないときは、ロータリーエンコーダ33から出力される前記パルス信号に応じた段階の火力に対応する燃焼量になるように流量制御弁18の開度を調節することにより、燃焼量調節処理を行い、温度センサ11の温度が前記維持用温度以上のときは前記ハイカット温調処理を実行するという一連の制御を継続し(ステップ#35〜42)、その間に、点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に切り換えられると(ステップ#41)、消火処理を実行してリターンし、取消スイッチ53から前記実行停止指令が指令されると(ステップ#42)、図11に示すフローチャートのステップ#11に戻って前記センサー切モードを実行し、被加熱物検出スイッチ10がOFF状態になると(ステップ#40)、燃焼中被加熱物無し時制御を実行する(ステップ#50)。
次に、図13に基づいて、前記燃焼中被加熱物無し時制御について、説明する。
燃焼制御部Hは、標準バーナ1aの燃焼中に、被加熱物検出スイッチ10がOFF状態になると、直ちに、標準バーナ1aの燃焼量を前記5段階の火力のうちの最下段の火力1よりも1段上の火力2に対応する不存在時燃焼量に低下させるように流量制御弁18の開度を調節することにより、不存在時燃焼量低下処理を実行し、標準バーナ1aに対応する前面火力表示部36及び天面火力表示部71を同様に点滅させることにより、加熱用位置に被加熱物が位置しない状態で標準バーナ1aが燃焼しているという異常状態であることを報知する(ステップ#51,52)。
つまり、標準バーナ1aの燃焼中に被加熱物検出スイッチ10がOFF状態になると、直ちに標準バーナ1aの燃焼量を不存在時燃焼量に低下させる処理、つまり、前記燃焼抑制処理を実行する。
続いて、燃焼制御部Hは、標準バーナ1aの燃焼中に被加熱物検出スイッチ10がOFF状態になった後の経過時間T3が不存在判別用設定時間Ts3に達するまでは、被加熱物検出スイッチ10のOFF状態が継続し且つ点消火スイッチ32のON状態が継続し且つ取消スイッチ53から前記実行停止指令が指令されない状態が継続している間は、標準バーナ1aの燃焼量を前記不存在時燃焼量に低下させている状態を継続し(ステップ#53〜55、59)、その間において、被加熱物検出スイッチ10がON状態になると、標準バーナ1aの燃焼量を前記不存在時燃焼量低下処理前の燃焼量に戻すように流量制御弁18の開度を調節して(ステップ#57)、図12に示すセンサーモード制御のステップ#35に戻って、センサーモードを継続し、点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に切り換えられると、消火処理を実行して(ステップ#56)、メインのフローチャートのステップ#1に戻って、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられるのを待ち、取消スイッチ53から前記実行停止指令が指令されると、図11に示すフローチャートのステップ#11に戻って前記センサー切モードを実行する。
つまり、燃焼制御部Hは、標準バーナ1aの燃焼中に前記燃焼抑制処理の実行により標準バーナ1aの燃焼量を低下させた状態において、前記実行停止指令手段D1により前記実行停止指令が指令されると、標準バーナ1aの燃焼量を低下させた状態を維持する状態で、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成されている。
又、燃焼制御部Hは、前記経過時間T3が不存在判別用設定時間Ts3に達しても、被加熱物検出スイッチ10のOFF状態が継続している場合は(ステップ#53)、スピーカ37により、例えば、「安全装置が働きました」の如き警報を報知させ(ステップ#58)、消火処理を実行して(ステップ#56)、メインのフローチャートのステップ#1に戻って、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられるのを待つ。
ちなみに、前記不存在判別用設定時間Ts3は、例えば60秒に設定する。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 上記の実施形態においては、自動調理モード解除指令手段53を解除指令手段D1に兼用する場合について例示したが、専用の解除指令手段D1を設けても良い。
(ロ) 上記の実施形態においては、前記燃焼抑制処理の実行停止状態においても前記過熱防止用消火処理が実行されるように構成する場合について例示したが、前記燃焼抑制処理の実行停止状態においては、前記過熱防止用消火処理が実行されないようにして、より高温の加熱が可能なようにしても良い。
(ハ) 上記の実施形態においては、燃焼抑制処理実行停止状態でのバーナ1a、1bの燃焼継続時間T2が前記処理非実行制限用設定時間Ts2に達すると、バーナ1a,1bを消火させ且つ前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成する場合について例示したが、バーナ1a,1bの燃焼を継続させた状態で、前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成しても良い。
(ニ) 上記の実施形態においては、バーナ1a,1cの燃焼中に被加熱物検出手段10が被加熱物の非存在状態を検出したときの前記燃焼抑制処理として、前記バーナ1a,1cの燃焼量を前記不存在時燃焼量に低下させる形態を例示したが、前記バーナ1a,1cを消火させる形態を採用しても良い。
この場合は、被加熱物検出手段10が被加熱物の非存在状態を検出したことに基づいてバーナ1a,1cが消火されて、その消火状態が維持されている間に、被加熱物検出手段10が被加熱物の存在状態を検出すると、バーナ1a,1cを点火させるように構成することになる。
(ホ) 前記燃焼抑制処理としては、バーナ1a,1bの消火中に実行するものとして、例えば、上述した如き、被加熱物検出手段10が被加熱物の非存在状態を検出する状態では点火指令が指令されてもバーナ1a,1bを点火させない形態があり、又、バーナ1a,1cの燃焼中に実行するものとして、例えば、上述した如き、被加熱物検出手段10が被加熱物の非存在状態を検出するとバーナ1a,1cの燃焼量を低下させる形態、及び、被加熱物検出手段10が被加熱物の非存在状態を検出するとバーナ1a,1cを消火させる形態があり、更には、被加熱物検出手段10が被加熱物の非存在状態を検出するとバーナ1a,1cの燃焼量を低下させた後、所定時間の経過後に消火させる形態がある。
そして、前記燃焼抑制処理としては、バーナ1a,1bの消火中に実行するものとバーナ1a,1cの燃焼中に実行するもののいずれか一方、又は、両方を実行するように構成することが可能である。尚、バーナ1a,1cの燃焼中に実行するものは、前述した3形態のうちからいずれか1形態を選択して実行することになる。
(ヘ) 前記被加熱物検出手段の具体構成としては、上記の実施形態において例示した被加熱物検出スイッチ10に限定されるものではない。
例えば、前記上下可動部9bの両横側方に振り分けて配置した磁石とリードスイッチ、及び、前記上下可動部9bが押し下げられると前記磁石と前記リードスイッチとの間に位置し且つ前記上下可動部9bが上方に復帰すると前記磁石と前記リードスイッチとの間から退出するように前記上下可動部9bに取り付けた磁性体にて構成することが可能である。
あるいは、投射光が加熱用位置に位置する被加熱物により反射されることにより、あるいは、投射光が加熱用位置に位置する被加熱物により遮蔽されることにより、被加熱物の存在を検出するように構成した光センサにて構成することが可能である。
あるいは、五徳6上に被加熱物が載置されることにより検出重量が変動するように配置したロードセンサにて構成することが可能である。
コンロの斜視図 コンロの制御構成を示すブロック図 コンロのバーナ付近の縦断面図 流量制御弁の構成を示す図 流量制御弁の要部を示す図 点消火指令部及び燃焼量調節操作部の構成を示す図 点消火指令部及び燃焼量調節操作部の操作状態を説明する図 前面火力表示部を示す図 天面表示部を示す図 設定入力パネルのパネル面を示す図 制御動作のフローチャートを示す図 制御動作のフローチャートを示す図 制御動作のフローチャートを示す図
符号の説明
1a,1c バーナ
10 被加熱物検出手段
11 被加熱物温度検出手段
32 点消火指令手段
51,52 自動調理モード指令手段
53 自動調理モード解除手段
H 燃焼制御手段
D1 実行停止指令手段
D2 解除指令手段

Claims (8)

  1. 加熱用位置に位置する被加熱物を加熱するバーナと、
    前記加熱用位置に前記被加熱物が存在するか否かを検出する被加熱物検出手段と、
    前記被加熱物検出手段の検出情報に基づいて、被加熱物の非存在状態では前記バーナの燃焼を停止させる又は燃焼量を低下させる燃焼抑制処理を実行する燃焼制御手段とが設けられたコンロであって、
    前記燃焼抑制処理の実行停止指令を指令する実行停止指令手段が設けられ、
    前記燃焼制御手段は、前記実行停止指令手段により前記実行停止指令が指令されると、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成され
    前記燃焼制御手段は、前記バーナの消火中において前記実行停止指令手段により前記実行停止指令が指令された場合には、その実行停止指令の指令後の経過時間が点火指令待ち用設定時間に達する間に、点消火指令手段により前記バーナの点火指令が指令されないと、前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されているコンロ。
  2. 前記実行停止指令手段による前記実行停止指令を解除する解除指令を指令する解除指令手段が設けられ、
    前記燃焼制御手段は、前記解除指令手段にて前記解除指令が指令されると、前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている請求項1記載のコンロ。
  3. 前記燃焼制御手段は、前記燃焼抑制処理の実行停止状態における前記バーナの燃焼継続時間が処理非実行制限用設定時間に達すると、前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている請求項1又は2に記載のコンロ。
  4. 前記燃焼制御手段は、前記バーナの前記燃焼継続時間が前記処理非実行制限用設定時間に達することに伴って、前記バーナを消火させるように構成されている請求項3記載のコンロ。
  5. 前記燃焼制御手段は、前記燃焼抑制処理の実行停止状態で前記バーナを燃焼させているときに、点消火指令手段により前記バーナの消火指令が指令されるに伴って、前記バーナを消火させ且つ前記実行停止指令を解除して前記燃焼抑制処理を実行するように構成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のコンロ。
  6. 被加熱物の温度を検出する被加熱物温度検出手段が設けられ、
    前記燃焼制御手段は、前記燃焼抑制処理を実行する状態及び前記燃焼抑制処理の実行停止状態の夫々において前記被加熱物温度検出手段の検出温度が過熱防止用設定温度に達すると前記バーナを消火させる過熱防止用消火処理を実行するように構成され、
    前記過熱防止用設定温度として、前記燃焼抑制処理の実行停止状態の方が前記燃焼抑制処理を実行する状態よりも高い温度が設定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンロ。
  7. 自動調理モードを指令する自動調理モード指令手段と、
    前記自動調理モードの解除指令を押し操作により指令する自動調理モード解除指令手段とが設けられ、
    前記燃焼制御手段は、前記自動調理モード指令手段により前記自動調理モードが指令されているときには、前記自動調理モードに対応して定められた加熱条件にて前記バーナの作動を制御し、且つ、前記自動調理モード解除指令手段にて前記解除指令が指令されると、前記自動調理モードを停止するように構成され、
    前記自動調理モード解除指令手段の実行停止指令が停止判別用設定時間以上継続すると、前記燃焼制御手段が、前記燃焼抑制処理の実行停止指令が指令されたとして、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成されて、前記自動調理モード解除指令手段が、前記停止判別用設定時間以上押し操作することにより前記実行停止指令を指令する前記実行停止指令手段に兼用されるように構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンロ。
  8. 記燃焼制御手段は、前記バーナの燃焼中に前記燃焼抑制処理の実行により前記バーナの燃焼量を低下させた状態において、前記実行停止指令手段により前記実行停止指令が指令されると、前記バーナの燃焼量を低下させた状態を維持する状態で、前記燃焼抑制処理の実行を停止するように構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンロ。
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