JP4362433B2 - コンロ - Google Patents
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Description
前記載置部に載置された被加熱物の底部に当接自在な温度検知部を備えた温度検出手段とが設けられたコンロに関する。
又、温度検出手段の検出温度が過熱防止用の設定温度に達すると、バーナの燃焼を停止させるようにして、被加熱物の過熱を防止することが可能なようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
又、前記温度検知部が前記上下可動部の上端部に設けられることにより、その温度検知部が載置部に載置された被加熱物の底部に当接されるように構成されて、前記温度検出手段が、前記上下可動部と前記温度検知部とにより構成されていた。
あるいは、前記載置状態検出手段が前記反射型の光センサやフォトインタラプタ型の光センサにて構成される場合にも、被加熱物載置状態連続検出異常が発生する場合がある。例えば、フォトインタラプタ型の光センサの場合は、発光部又は受光部が鍋等からあふれた煮汁により曇ると、前述のような異常が発生する場合がある。
例えば、バーナの燃焼中に載置部から被加熱物が移動されても、バーナの火力を低下させる処理が実行されなくなり、載置部に被加熱物が載置されていない状態でのバーナの燃焼炎により使用者に不安感や驚きを感じさせることを抑制し難くなる。
前記載置部に載置された被加熱物の底部に当接自在な温度検知部を備えた温度検出手段とが設けられたものであって、
第1特徴構成は、前記バーナの燃焼中における前記温度検出手段の検出温度の変化状況に基づいて、前記載置部に被加熱物が載置されている載置予測状態と前記載置部に被加熱物が載置されていない非載置予測状態とを推定する推定手段と、
前記載置状態検出手段が前記被加熱物載置状態を検出し、且つ、前記推定手段が前記非載置予測状態を推定する検出異常状態が発生するに伴って異常対策処理を実行する制御手段とが設けられている点を特徴とする。
そして、載置状態検出手段により被加熱物載置状態が検出され且つ推定手段により非載置予測状態が推定される検出異常状態が発生するに伴って、制御手段により、異常対策処理が実行される。
従って、被加熱物が載置部に載っているときよりも被加熱物が載置部に載っていないときの方が、温度検知部がバーナの火炎により直接的に加熱され易い等に起因して、被加熱物を載置部に載せたり載置部から移動させたりすると温度検出手段の検出温度が変動するので、その温度検出手段の検出温度の変化状況に基づいて、載置予測状態と非載置予測状態とを推定することが可能となる。
そして、載置状態検出手段により被加熱物載置状態が検出され且つ推定手段により非載置予測状態が推定される状態では、被加熱物が載置部から移動されたにも拘らず、載置状態検出手段により被加熱物載置状態が検出される状態(以下、載置状態連続検出異常と記載する場合がある)が発生している可能性がある。
そこで、載置状態検出手段により被加熱物載置状態が検出され且つ推定手段により非載置予測状態が推定される検出異常状態で発生するに伴って、制御手段により、異常対策処理を実行させるようにすると、載置状態連続検出異常となった載置状態検出手段の検出情報に基づいてバーナの作動の制御が継続されるのを回避することが可能となる。
従って、載置状態検出手段が異常になっても、そのように異常となった載置状態検出手段の検出情報に基づくバーナの作動の制御が継続されるのを回避し得るコンロを提供することができるようになった。
前記制御手段は、前記検出異常状態が異常判別用設定時間継続するときに、前記異常対策処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
つまり、被加熱物が載置部から移動されると、載置状態検出手段により直ぐに被加熱物非載置状態が検出されるのではなく、被加熱物非載置状態が検出されるまでに時間遅れが生じる虞があるので、前記検出異常状態が前記異常判別用設定時間継続するときに、異常対策処理が実行されるように構成することにより、載置状態検出手段が前記載置状態連続検出異常状態になっているのではなく、載置状態検出手段により被加熱物非載置状態が検出されるまでに時間遅れが生じているだけであるにも拘らず、異常対策処理が実行されるのを回避することが可能となる。
従って、載置状態検出手段が異常状態になっていないにも拘らず異常対策処理が実行されるのを回避して、異常対策処理を的確に実行されるようにすることができるようになった。
前記制御手段が、前記異常対策処理として、前記バーナの燃焼を停止させる又は火力を低下させることを実行するように構成されている点を特徴とする。
つまり、載置状態連続検出異常が発生すると、バーナの燃焼が停止される又は火力が低下されるので、載置部に被加熱物が載置されていない状態でのバーナの燃焼炎により、使用者に不快感を感じさせることを抑制することが可能となった。
従って、載置状態検出手段が異常状態になると、使用者に不快感を感じさせることを抑制しながら、異常となった載置状態検出手段の検出情報に基づくバーナの作動の制御が継続されるのを回避することができるようになった。
前記制御手段が、前記載置状態検出手段が前記被加熱物非載置状態を検出すると、前記バーナの火力を低下させる燃焼抑制処理を実行し、且つ、前記載置状態検出手段が前記被加熱物載置状態を検出し且つ前記推定手段が前記載置予測状態を推定するときには、前記燃焼抑制処理を解除する燃焼抑制解除処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
前記制御手段が、前記燃焼抑制処理として、前記バーナの火力を低下させることを実行し、且つ、前記燃焼抑制解除処理として、前記バーナの火力を低下前の火力に戻すことを実行するように構成されている点を特徴とする。
前記載置状態検出手段が、
前記載置部に載置される被加熱物の底部が当接するのに伴って押し下げられて前記被加熱物載置状態を検出するための載置状態検出位置と、その載置状態検出位置よりも上方であって前記被加熱物非載置状態を検出するための非載置状態検出位置とにわたって上下動自在で、且つ、前記非載置状態検出位置に復帰付勢される上下可動部と、
その上下可動部が前記載置状態検出位置に位置する状態を検出することにより前記被加熱物載置状態を検出し、且つ、前記上下可動部が前記非載置状態検出位置に位置する状態を検出することにより前記被加熱物非載置状態を検出する検出部とを備えて構成され、
前記温度検出手段の前記温度検知部が、前記上下可動部の上端部に設けられている点を特徴とする。
一方、被加熱物を載置部から上げると、上下可動部がその上方への復帰付勢力により載置状態検出位置から非載置状態検出位置に復帰し、それに伴って、検出部により、上下可動部が非載置状態検出位置に位置する状態が検出されることにより、前記被加熱物非載置状態が検出され、又、温度検知部が被加熱物の底部から離間してその検出温度が変化するので、その変化状況に基づいて、推定手段により非載置予測状態が推定される。
そして、被加熱物が載置部に載せられたり載置部から移動されたりすることにより、上下可動部を載置状態検出位置と非載置状態検出位置とにわたって上下動させて、検出部により、上下可動部が載置状態検出位置に位置する状態と非載置状態検出位置に位置する状態とを検出させることにより、被加熱物載置状態と被加熱物非載置状態とを検出させるようにすることにより、例えば、上述のように光センサを用いて、非接触状態にて被加熱物載置状態と被加熱物非載置状態とを検出するように構成する場合に比べて、誤検出を抑制することが可能となって、被加熱物載置状態と被加熱物非載置状態とを適切に検出することが可能となる。
そして、そのように上下可動部が前記載置状態検出位置に位置したままで固着してしまうと、被加熱物が載置部から上げられても、検出部により被加熱物載置状態が検出される状態が継続することとなるが、温度検知部が被加熱物の底部に当接する状態から離間する状態になって検出温度が変化して、推定手段により非載置予測状態が推定されて、異常対策処理が実行されるので、異常となった載置状態検出手段の検出情報に基づくバーナの作動の制御が継続されるのを回避することが可能となる。
又、温度検知部を上下可動部に設けて、載置状態検出手段と温度検出手段とで上下可動部を共用することにより、構成の簡略化を図って低廉化を図ることができる。
従って、低廉化を図り、又、被加熱物載置状態と被加熱物非載置状態とを適切に検出することができながら、異常となった載置状態検出手段の検出情報に基づくバーナの作動の制御が継続されるのを回避することができるようになった。
前記推定手段は、前記温度検出手段の検出温度の変化状況が、非載置予測用温度上昇条件を満たす状態で前記検出温度が上昇する変化状況のときは、前記非載置予測状態を推定し、且つ、前記温度検出手段の検出温度の変化状況が、前記非載置予測用温度上昇条件よりも緩やかな載置予測用温度上昇条件を満たす状態で前記検出温度が上昇する変化状況のとき、又は、前記検出温度が下降する状態から載置予測用設定時間に載置予測用設定温度以上上昇する状態に転じた変化状況のときは、前記載置予測状態を推定するように構成されている点を特徴とする。
一方、被加熱物が載置部に載せられると、温度検知部が被加熱物の底部に当接するので、温度検知部の検出温度の変化状況は、例えば、温度検知部から被加熱物の底部に熱が伝導することにより、検出温度が下降する状態から上昇する状態に転じる変化状況となり、あるいは、被加熱部が載置部から移動されていたときよりも熱容量が大きくなることにより、被加熱物が載置部から移動されたときの上昇よりも緩やかな上昇の変化状況となる。
そして、そのように設定した非載置予測用温度上昇条件を用いて、非載置予測状態を推定し、又、そのように設定した載置予測用温度上昇条件、又は、載置予測用設定時間及び載置予測用設定温度を用いて、載置予測状態を推定するようにすることにより、非載置予測状態及び載置予測状態を的確に推定することが可能となる。
従って、非載置予測状態及び載置予測状態を的確に推定するために好適な手段を提供することができるようになった。
図1及び図2に示すように、ガスコンロは、3つのコンロバーナ1a,1b,1c、及び、グリルバーナ2を備えるグリル部3を備えたビルトインタイプのガスコンロにて構成されており、3つのコンロバーナ1a,1b,1cは標準バーナ1aと、小バーナ1bと、高火力バーナ1cとによって構成されている。
又、トッププレート5の裏面側に、標準バーナ1a、小バーナ1b及び高火力バーナ1c夫々の火力、並びに、グリルバーナ2の点消火状態を表示する天面表示部70が、トッププレート5を通して視認可能なように設けられている。
この載置状態検出部Dは、五徳6に載置される被加熱物の底部が当接するのに伴って押し下げられて前記被加熱物載置状態を検出するための載置状態検出位置とその載置状態検出位置よりも上方であって前記被加熱物非載置状態を検出するための非載置状態検出位置とにわたって上下動自在で、且つ、前記非載置状態検出位置に復帰付勢される上下可動部9bを備えた伸縮機構9と、その上下可動部9bが前記載置状態検出位置に位置する状態を検出することにより前記被加熱物載置状態を検出し、且つ、上下可動部9bが前記非載置状態検出位置に位置する状態を検出することにより前記被加熱物非載置状態を検出する検出部としての被加熱物検出スイッチ10を備えて構成されている。
つまり、被加熱物検出スイッチ10がON(オン)状態で、上下可動部9bが前記載置状態検出位置に位置する状態が検出されて前記被加熱物載置状態が検出され、被加熱物検出スイッチ10がOFF(オフ)状態で、上下可動部9bが前記非載置状態検出位置に位置する状態が検出されて前記被加熱物非載置状態が検出される構成となっている。
そして、その小バーナ1bの伸縮機構9の上下可動部9bの上端部にも、温度センサ11が設けられていて、小バーナ1bにも、標準バーナ1a及び高火力バーナ1cと同様に、温度検出部Tが設けられている。
つまり、前記回転操作部31及び点消火スイッチ32により、点消火指令部28が構成されている。
前記天面火力表示部71は、前面火力表示部36と同構成であり、複数のLEDランプ72をレベルメータとして用いて回転操作部31にて設定された火力の大きさを火力の大きさに応じた数のLEDランプ72を点灯させて表示する構成となっている。又、前記グリル燃焼表示部73は、1個のLEDランプ74から構成され、グリルバーナ2を点火させるとその燃焼状態をLEDランプ74を点灯させて表示する構成となっている。
つまり、燃焼制御部Hは、前面火力表示部36及び天面火力表示部71を同様に制御するように構成され、例えば、標準バーナ1aに対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号が火力3に対応する場合は、前面火力表示部36を構成するLEDランプ35を3個点灯させ、且つ、天面表示部71を構成するLEDランプ72を3個点灯させる。
尚、本発明に係る制御は、前記標準バーナ1a及び前記高火力バーナ1cを対象にして実行するので、前記小バーナ1b及び前記グリルバーナ2を対象にした燃焼制御部Hの制御動作の説明は省略する。
又、標準バーナ1a及び高火力バーナ1c夫々を対象にした燃焼制御部Hの制御動作は同様であるので、以下では、標準バーナ1aを対象にした制御動作について説明して、高火力バーナ1cを対象にした制御動作の説明は省略する。
又、前記元ガス電磁弁13は、標準バーナ1a、小バーナ1b、高火力バーナ1c及びグリルバーナ2のうちの少なくとも一つに対応する点消火スイッチ32がON状態のときは開弁し、標準バーナ1a、小バーナ1b、高火力バーナ1c及びグリルバーナ2夫々に対応する点消火スイッチ32の全てがOFF状態のときは、閉弁状態に維持するものであり、以下の説明では、この元ガス電磁弁13の制御については説明を省略する。
又、前記載置予測用温度上昇条件は、1秒間に3°C未満の温度上昇が10秒継続する条件に設定されている。
又、前記検出温度が下降する状態としては、1秒前から1°C以上温度が低下する温度下降条件に設定され、前記載置予測用設定時間は1秒間に、前記載置予測用設定温度は1°Cに夫々設定されている。
更に、燃焼制御部Hは、前記検出異常状態が異常判別用設定時間Ts1継続するときに、前記異常対策処理を実行するように構成されている。
ちなみに、前記異常判別用設定時間Ts1としては、例えば、30秒に設定されている。
そして、この実施形態では、燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理として、標準バーナ1aの火力を低下させることを実行し、且つ、前記燃焼抑制解除処理として、標準バーナ1aの火力を低下前の火力に戻すことを実行するように構成されている。
先ず、図10に基づいて説明する。
電源スイッチ40がオンされて、電源(図示省略)から電力が供給されると、燃焼制御部Hは、点消火スイッチ32がON状態か否かを判別し、点消火スイッチ32がON状態のときは、被加熱物検出スイッチ10がON状態か否かを判別する(ステップ#1〜3)。
ステップ#3で被加熱物検出スイッチ10がON状態のときは、流量制御弁18を開弁させ、点火プラグ7に駆動信号を与えて点火作動させることにより、標準バーナ1aを点火させる点火処理を行い、ロータリーエンコーダ33から出力される前記パルス信号に応じた段階の火力になるように流量制御弁18の開度を調節することにより、火力調節処理を行う(ステップ#4,5)。
標準バーナ1aの点火後、最初に実行する推定処理では、載置予測状態か非載置予測状態かを推定可能になるように時間が経過しておらず、載置予測状態及び非載置予測状態のいずれも推定することができないので、デフォルト(Default)として載置予測状態を設定する(ステップ#71,76)。
そして、燃焼制御部Hは、デフォルトとして載置予測状態を設定した以降は、ステップ#72にて、前回の推定処理結果が載置予測状態か否かを判別し、前回の推定処理結果が載置予測状態のときは、温度検出部Tの検出温度の変化状況が、前記非載置予測用温度上昇条件を満たす状態で前記検出温度が上昇する変化状況か否か(即ち、1秒間に3°C以上の温度上昇が2秒間継続するか、又は、1秒間に6°C以上温度が上昇するか否か)を判別し、その変化状況であると判別したときは非載置予測状態を推定し、その変化状況ではないと判別したときは載置予測状態であると推定する(ステップ#73,74,76)。
燃焼制御部Hは、ステップ#8にて、前記被加熱物存在状態を判別すると、後述する移動時火力低下処理の実行中でないときは、点消火スイッチ32のON状態が継続し、且つ、前記被加熱物存在状態を判別する状態が継続する間は、即ち、前記検出異常状態及び前記被加熱物非存在状態のいずれも判別しない間は、火力調節操作部29により手動火力変更指令が指令されると、標準バーナ1aの火力を指令された火力に変更調節するように流量制御弁18の開度を調節することにより、火力変更処理を実行しながら、標準バーナ1aの燃焼を継続させる(ステップ#6〜11)。
又、燃焼制御部Hは、上述のようにステップ#6〜11の処理の実行により標準バーナ1aの燃焼を継続させている状態において、点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に切り換えられると(ステップ#6)、流量制御弁18を閉弁することにより消火処理を行って(ステップ#20)、ステップ#1に戻る。
尚、ステップ#9にて移動時火力低下処理の実行中であると判別したときの処理は、後述する。
そして、燃焼制御部Hは、前記異常対策処理として、標準バーナ1aの火力を低下させることを実行するように構成されている。
即ち、燃焼制御部Hは、ステップ#8,12にて、前記被加熱物非存在状態であると判別すると、直ちに、ステップ#31にて、標準バーナ1aの火力を前記5段階の火力のうちの最下段の火力1よりも1段上の火力2の移動時火力に低下させるように流量制御弁18の開度を調節することにより、移動時火力低下処理を実行し、前記被加熱物非存在状態になった時点からの経過時間T2が移動時消火判別用設定時間Ts2に達するまでは、前記被加熱物非存在状態(即ち、前記被加熱物存在状態及び前記検出異常状態のいずれも判別しない状態)が継続し且つ点消火スイッチ32のON状態が継続している間は、火力調節操作部29により手動火力変更指令が指令されてもその火力変更指令を無効にして火力変更処理を実行しない状態で、標準バーナ1aの燃焼を継続する(ステップ#31〜34,6〜8,12)。
ちなみに、前記移動時消火判別用設定時間Ts2は、例えば60秒に設定する。
そして、燃焼制御部Hは、前記燃焼抑制処理として、標準バーナ1aの火力を低下させることを実行し、且つ、前記燃焼抑制解除処理として、標準バーナ1aの火力を低下前の火力に戻すことを実行するように構成されている。
そして、燃焼制御部Hは、前記異常対策処理として、標準バーナ1aの火力を低下させることを実行するように構成されている。
次に別実施形態を説明する。
(イ) 前記燃焼制御部Hを構成するに、上記の実施形態においては、前記検出異常状態が前記異常判別用設定時間Ts1継続するときに、前記異常対策処理を実行するように構成したが、これに代えて、前記検出異常状態が発生すると、直ちに前記異常対策処理を実行するように構成しても良い。
この場合の燃焼制御部Hの制御動作を図13のフローチャートに基づいて説明する。
即ち、燃焼制御部Hは、ステップ#12にて、検出異常状態であると判別すると、直ちに、バーナ1a,1cを消火させる異常時消火処理を実行し、スピーカ37に、「故障が発生しました」等の異常情報を報知させ、並びに、バーナ1a1cに対応する前面火力表示部36及び天面火力表示部71を同様に点滅させる警報処理を実行し、点消火スイッチ32がON状態であることによる点火指令を無効にして(ステップ#23〜25)、点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に切り換えられてリセットされるのを待ち、リセットされると、ステップ#1に戻って、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に切り換えられるのを待つ。
尚、図13に示すフローチャートにおいて、上述したステップ#23〜25の処理以外の処理は、図10ないし図12にて示す上記の実施形態と同様であるので説明を省略する。
又、前記非載置予測用温度上昇条件及び前記載置予測用温度上昇条件夫々の具体的な設定例は、上記の実施形態において例示した設定例に限定されるものではなく、対象とするコンロに適合するように設定することが可能である。
又、前記検出温度が下降する状態として設定する温度下降条件、前記載置予測用設定時間及び前記載置予測用設定温度夫々の具体的な設定例も、上記の実施形態において例示した設定例に限定されるものではなく、対象とするコンロに適合するように設定することが可能である。
例えば、前記上下可動部9bの両横側方に振り分けて配置した磁石とリードスイッチ、及び、前記上下可動部9bが押し下げられると前記磁石と前記リードスイッチとの間に位置し且つ前記上下可動部9bが上方に復帰すると前記磁石と前記リードスイッチとの間から退出するように前記上下可動部9bに取り付けた磁性体にて構成することが可能である。
6 載置部
9b 上下可動部
10 検出部
11 温度検知部
D 載置状態検出手段
E 推定手段
H 制御手段
T 温度検出手段
Claims (7)
- バーナにて加熱する被加熱物を載置する載置部に被加熱物が載置されている被加熱物載置状態と前記載置部に被加熱物が載置されていない被加熱物非載置状態とを検出する載置状態検出手段と、
前記載置部に載置された被加熱物の底部に当接自在な温度検知部を備えた温度検出手段とが設けられたコンロであって、
前記バーナの燃焼中における前記温度検出手段の検出温度の変化状況に基づいて、前記載置部に被加熱物が載置されている載置予測状態と前記載置部に被加熱物が載置されていない非載置予測状態とを推定する推定手段と、
前記載置状態検出手段が前記被加熱物載置状態を検出し、且つ、前記推定手段が前記非載置予測状態を推定する検出異常状態が発生するに伴って異常対策処理を実行する制御手段とが設けられているコンロ。 - 前記制御手段は、前記検出異常状態が異常判別用設定時間継続するときに、前記異常対策処理を実行するように構成されている請求項1記載のコンロ。
- 前記制御手段が、前記異常対策処理として、前記バーナの燃焼を停止させる又は火力を低下させることを実行するように構成されている請求項1又は2記載のコンロ。
- 前記制御手段が、前記載置状態検出手段が前記被加熱物非載置状態を検出すると、前記バーナの火力を低下させる燃焼抑制処理を実行し、且つ、前記載置状態検出手段が前記被加熱物載置状態を検出し且つ前記推定手段が前記載置予測状態を推定するときには、前記燃焼抑制処理を解除する燃焼抑制解除処理を実行するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロ。
- 前記制御手段が、前記燃焼抑制処理として、前記バーナの火力を低下させることを実行し、且つ、前記燃焼抑制解除処理として、前記バーナの火力を低下前の火力に戻すことを実行するように構成されている請求項4記載のコンロ。
- 前記載置状態検出手段が、
前記載置部に載置される被加熱物の底部が当接するのに伴って押し下げられて前記被加熱物載置状態を検出するための載置状態検出位置と、その載置状態検出位置よりも上方であって前記被加熱物非載置状態を検出するための非載置状態検出位置とにわたって上下動自在で、且つ、前記非載置状態検出位置に復帰付勢される上下可動部と、
その上下可動部が前記載置状態検出位置に位置する状態を検出することにより前記被加熱物載置状態を検出し、且つ、前記上下可動部が前記非載置状態検出位置に位置する状態を検出することにより前記被加熱物非載置状態を検出する検出部とを備えて構成され、
前記温度検出手段の前記温度検知部が、前記上下可動部の上端部に設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンロ。 - 前記推定手段は、前記温度検出手段の検出温度の変化状況が、非載置予測用温度上昇条件を満たす状態で前記検出温度が上昇する変化状況のときは、前記非載置予測状態を推定し、且つ、前記温度検出手段の検出温度の変化状況が、前記非載置予測用温度上昇条件よりも緩やかな載置予測用温度上昇条件を満たす状態で前記検出温度が上昇する変化状況のとき、又は、前記検出温度が下降する状態から載置予測用設定時間に載置予測用設定温度以上上昇する状態に転じた変化状況のときは、前記載置予測状態を推定するように構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンロ。
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