JP2017093910A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017093910A
JP2017093910A JP2015230866A JP2015230866A JP2017093910A JP 2017093910 A JP2017093910 A JP 2017093910A JP 2015230866 A JP2015230866 A JP 2015230866A JP 2015230866 A JP2015230866 A JP 2015230866A JP 2017093910 A JP2017093910 A JP 2017093910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
determination
heating
grill
container
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015230866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6542652B2 (ja
Inventor
宏直 岡田
Hironao Okada
宏直 岡田
隆文 榊原
Takafumi Sakakibara
隆文 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2015230866A priority Critical patent/JP6542652B2/ja
Publication of JP2017093910A publication Critical patent/JP2017093910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6542652B2 publication Critical patent/JP6542652B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】誤って容器調理モードを選択した場合に、加熱容器の有無を正確に判定可能な加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱開始から第1判定時間、第1判定火力でグリルバーナを燃焼させたときの第1温度特性と、第1基準温度特性とを対比して、グリル庫内の加熱容器の有無を一次判定し、一次判定で加熱容器「無」と判断された場合、第1判定時間後、第2判定時間、グリルバーナを第1判定火力よりも弱めた第2判定火力で燃焼させたときの第2温度特性と、第2基準温度特性とを対比して、グリル庫内の加熱容器の有無を二次判定する。【選択図】図8

Description

本発明は、グリル庫内に調理物を収容した加熱容器を導入して自動調理が可能な加熱調理器に関する。
従来、調理物を加熱するグリル庫と、グリル庫内を加熱するグリルバーナと、グリル庫内の庫内温度を検知する温度センサとを有し、焼網を用いた調理以外に、調理物を収容した加熱容器をグリル庫内に導入して自動調理を行う容器調理モードを備えた加熱調理器が知られている。
この種の加熱調理器では、焼網を用いた調理を行うときに、誤って加熱容器を用いた自動調理が選択された場合を考慮して、加熱初期におけるグリル庫内の庫内温度の温度上昇幅に基づき、加熱容器の有無を判定することが提案されている(特許文献1)。また、排気通路に温度センサが設けられている場合、加熱容器の有無によって庫内温度の温度上昇特性に差が生じ難いため、加熱容器を用いた調理を行うときには、温度センサを覆う遮蔽板をグリル庫内に設け、焼網を用いた場合と加熱容器を用いた場合の温度上昇特性の違いを大きくすることが提案されている(特許文献2)。
特開2008−104545号公報 特開2010−42075号公報
しかしながら、加熱容器を用いた調理を行うにあたって、毎回、グリル庫内に遮蔽板を設置するのは煩雑であるだけでなく、遮蔽板の設置を忘れたり、遮蔽板を誤セットする場合もある。特許文献2の加熱調理器では、グリル庫内に加熱容器を所定位置に設置するための固定支持体に遮蔽板を一体化させているが、それによって固定支持体が大きくなり、グリル庫内への導入時に点火部品等を傷つけたり、加熱容器を用いた調理を行わないときのキッチン等での収納スペースが大きくなるという問題がある。さらに、加熱容器を用いた調理が繰り返される場合、遮蔽板も前回の調理によって加熱されるため、温度センサ近傍に設けられる遮蔽板からの輻射熱によって、加熱容器を用いた調理でも温度センサで検知される庫内温度の温度上昇幅が大きくなる。その結果、焼網を用いた場合と加熱容器を用いた場合との温度上昇特性の相違が小さくなり、加熱容器の有無を誤判定する可能性がある。従って、遮蔽板のような別部材を用いることなく、庫内温度に基づいて正確に加熱容器の有無を判定することが望まれる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、調理物を入れた加熱容器をグリル庫内に導入して自動調理を行う容器調理モードを選択可能な加熱調理器において、誤って容器調理モードが選択された場合でも、確実に加熱容器の有無を判断できるとともに、誤判定による自動調理の中止を防止して、円滑に自動調理を実行することにある。
本発明は、グリル庫と、
グリル庫内を加熱するグリルバーナと、
グリル庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知部と、
調理物を入れた加熱容器をグリル庫内に導入して自動調理を行う容器調理モードを選択可能な調理モード選択部と、
庫内温度検知部で検知される庫内温度に基づき、加熱容器の有無を判定する容器判定部と、を有する加熱調理器であって、
調理モード選択部で容器調理モードが選択された場合、加熱開始から所定の第1判定時間、グリルバーナを所定の第1判定火力で燃焼させ、
第1判定時間における庫内温度検知部で検知された庫内温度に基づく第1温度特性と、グリル庫内の加熱容器の有無を判定するための第1基準温度特性とを対比して、グリル庫内の加熱容器の有無を一次判定し、
一次判定で加熱容器「無」と判断された場合、第1判定時間後、所定の第2判定時間、グリルバーナを第1判定火力よりも弱めた所定の第2判定火力で燃焼させるかまたはグリルバーナを消火させ、
第2判定時間における庫内温度検知部で検知された庫内温度に基づく第2温度特性と、グリル庫内の加熱容器の有無を判定するための第2基準温度特性とを対比して、グリル庫内の加熱容器の有無を二次判定する制御構成を備えた加熱調理器である。
上記加熱調理器によれば、調理モード選択部で容器調理モードが選択された場合、加熱開始から所定の第1判定時間は所定の第1判定火力でグリルバーナを燃焼させるから、グリル庫内の加熱容器の有無によって生じる第1温度特性の違いを一次判定することにより、加熱容器の有無を判定できる。
また、一次判定による加熱でグリル庫内の庫内温度は上昇しているが、焼網と加熱容器とは熱容量に大きな差があるから、グリルバーナの火力を第1判定火力よりも弱めた第2判定火力にすると、グリル庫内の加熱容器の有無によって生じる第2温度特性が顕著に異なってくる。従って、グリルバーナの火力を第2判定火力に弱めた後、所定の第2判定時間における第2温度特性の違いを二次判定することにより、グリル庫内の加熱容器の有無を確実に判定できる。
そして、上記加熱調理器によれば、一次判定で加熱容器「無」と判定された場合でも、直ちに調理を中止させることなく、二次判定で再度、加熱容器の有無を判定するから、一次判定で誤判定された場合の自動調理の不要な中止を回避できる。しかも、二次判定で、一次判定よりもグリルバーナの火力を弱めれば、二次判定中に過度に調理物の調理が進行することも防止でき、円滑に自動調理を継続させることができる。
上記加熱調理器において、好ましくは、
第1基準温度特性及び第2基準温度特性は、加熱開始時の庫内温度に基づいて設定される。
加熱開始時の庫内温度(以下、「初期温度」という)が低温の場合と高温の場合とでは、グリルバーナを一定の火力で燃焼させても温度特性が異なってくるから、上記加熱調理器によれば、加熱容器を用いた調理を連続して行う場合でも、正確に加熱容器の有無を判定することができる。
上記加熱調理器は、好ましくは、
グリルバーナとして、上下バーナを有し、
一次判定において、上下バーナいずれも強火力の第1判定火力とし、
二次判定において、下火バーナを消火させて、第1判定火力よりも弱めた第2判定火力とする。
上記加熱調理器によれば、一次判定において上下バーナの火力が強火力に設定されるから、早期に庫内温度を上昇させることができ、より短時間で容器調理モードの選択の誤りを判定することができる。また、上記加熱調理器によれば、二次判定において下火バーナを消火させるから、焼網または加熱容器の加熱を効果的に抑制でき、第2温度特性の違いを大きくすることができる。一方、二次判定で上火バーナを燃焼させれば、調理物の調理が過度に遅れることも防止できる。
上記加熱調理器は、好ましくは、
第2判定時間は、第1判定時間よりも短時間に設定される。
上記加熱調理器によれば、短時間で二次判定が行われるため、調理物の調理が過度に進行するのをさらに防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、調理物を入れた加熱容器をグリル庫内に導入して自動調理を行う容器調理モードが選択可能な加熱調理器において、加熱初期の一次判定だけでなく、一次判定後にグリルバーナの火力を弱めた二次判定を設けているから、グリル庫内の加熱容器の有無による温度特性の相違を明確にできる。これにより、庫内温度検知部への燃焼排気の影響を防止するための遮蔽板を用いることなく、確実に加熱容器の有無を判定できる。従って、本発明によれば、誤って容器調理モードが選択された場合に、自動調理を適切に中止できる。また、加熱容器を用いた調理が繰り返される場合でも、誤判定による自動調理の不要な中止を防止して、円滑に自動調理を継続させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示す概略斜視図である。 図2は、図1の加熱調理器の概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の操作部の一例を示す説明図であり、(a)は、焼網調理モードを、(b)は、容器調理モードを示す。 図4は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示す回路図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器における、グリル庫内に導入される調理器具の相違による加熱時間と庫内温度との関係を示す相関図であり、(a)は、初期温度が30℃の場合を、(b)は、初期温度が100℃の場合を、(c)は、初期温度が200℃の場合を示す。 図6は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器における、グリル庫内に導入される調理器具の相違による初期温度と第1温度差との関係を示す相関図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器における、グリル庫内に導入される調理器具の相違による初期温度と第2温度差との関係を示す相関図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器で容器調理モードが選択された場合の制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本実施の形態に係る加熱調理器を具体的に説明する。
図1は、ガスコンロに適用した本実施の形態の加熱調理器の一例を示す概略斜視図であり、図2は、その概略縦断面図である。図1に示すように、ガスコンロは、天板30の上面に複数のコンロバーナ31,32,33を備え、コンロ本体3の内部には、グリル庫2が設けられている。グリル庫2内には、金属製の線材からなる焼網15や金属製または陶器製の加熱容器5などの調理器具が収容される。このガスコンロでは、焼網15と加熱容器5とは入れ替えて使用されるため、図2では、加熱容器5を用いた例を示す。天板30上面の前方には、運転状態や調理モード、さらに調理条件等を表示する液晶表示部300が配設されており、表示盤が視認できるように構成されている。なお、本明細書では、グリル扉21とグリル庫2の奥側とが対向する方向を前後方向、グリル庫2の幅方向を左右方向、グリル庫2の高さ方向を上下方向という。
図2に示すように、グリル庫2の前面開口部100には、前後にスライド開閉するグリル扉21が設けられている。グリル扉21の後面部下方には、グリル庫2内へ向かって連結板210が延設されており、連結板210に、汁受け皿16を載置した金属製の線材からなる支持枠18が連結されている。支持枠18には、前後辺をそれぞれ上方に突出させ、焼網15または加熱容器5を設置するための容器支持体19を下方から支持する前後の支持部180が設けられている。容器支持体19は、略矩形状の金属製の枠体であり、支持枠18の前後の支持部180に容器支持体19の前後部を載置させた状態で、容器支持体19の枠体内に加熱容器5を落とし込み、左右の支持枠部に加熱容器5本体の左右の把持部を載置させることにより、グリル庫2内で加熱容器5が所定位置に設置される。これにより、グリル扉21を手前に引くことで、加熱容器5及び汁受け皿16がグリル庫2の前方に引き出され、グリル扉21を後方に押すことで、加熱容器5及び汁受け皿16がグリル庫2内に収容されるように構成されている。
グリル庫2内の上壁の中央部には、加熱容器5を上方から加熱するための上火バーナ56が設けられている。また、グリル庫2内の左右の側壁の中央部より下方位置には、加熱容器5を側方及び下方から加熱するための下火バーナ55が設けられている。なお、下火バーナ55は、一方の側壁にのみ設けられてもよい。グリル庫2の奥端には排気ダクト17が連設されており、排気ダクト17が排気通路13となっている。
グリル庫2の後壁の左右中央部には、第1温度センサ14aと、その下方に、第2温度センサ14bが配設されている。これら第1及び第2温度センサ14a,14bにより、グリル庫2内の庫内温度が検知され、庫内温度の検知信号は後述する制御装置Cに出力される。本実施の形態のガスコンロでは、第1温度センサ14aで検知された庫内温度に基づき自動調理の制御が実行され、第2温度センサ14bで検知される庫内温度に基づき発火防止の制御が実行される。
図1に戻って、グリル扉21の右側に位置する操作部23には、電源スイッチ29とコンロバーナ31,32,33の点・消火と火力調整機能を兼備した点消火スイッチ24,25,26が配設されている。一方、グリル扉21の左側に形成された操作部36には、上下バーナ56,55の点・消火と火力調整機能を兼備したグリル用スイッチ37と、その下方にカンガルー式の操作ユニット38とが設けられている。
図3に示すように、操作ユニット38には、タッチパネル式の操作部380が設けられている。操作部380には、グリル庫2内の焼網15上に魚などの調理物を載置して、自動調理する焼網調理モードやグリル庫2内に調理物を収容した加熱容器5を設置し、自動調理する容器調理モードなどの所定の自動調理モードを選択するオートメニュースイッチ381(調理モード選択部)と、各自動調理モードの中から調理の種類を選択する調理選択スイッチ382と、各自動調理モードでの調理物の焼き加減や仕上がりを設定するための焼上げ条件選択スイッチ383と、表示部384とを備えている。具体的には、図3に示すように、オートメニュースイッチ381が操作されるごとに、焼網15を用いる焼網調理モード、加熱容器5を用いる容器調理モードなどが択一的に選択されて点灯表示される。また、調理選択スイッチ382が操作されるごとに、焼網調理モードの場合には、干物、姿焼き、切身が択一的に選択されて表示部384に点灯表示され(図3(a))、容器調理モードの場合には、グラタン、肉じゃが、タイマ設定が択一的に選択されて表示部384に点灯表示される(図3(b))。さらに、焼上げ条件選択スイッチ383が操作されるごとに、焼網調理モードの場合には、強め、標準、弱めの焼き加減が択一的に選択されて表示部384に点灯表示され、容器調理モードの場合には、同様に、強め、標準、弱めの仕上がりが択一的に選択されて表示部384に点灯表示される。
図4は、本実施の形態のガスコンロの回路図である。なお、制御装置Cは、上下バーナ56,55だけでなく、コンロバーナ31,32,33の燃焼も制御するが、以下では上下バーナ56,55についてのみ説明し、コンロバーナ31,32,33については説明を省略する。
図4に示すように、上下バーナ56,55にはそれぞれ、ガス供給管550から分岐した分岐管551,561が接続されており、ガス供給管550には、元弁V1、ガバナG、及び電磁安全弁V2が介設されている。分岐管551,561にはそれぞれ、図示しないステッピングモータの作動によってオリフィスを調整して燃料ガスの流量を変更する火力調整板T1,T2が設けられており、火力調整板T1,T2の下流側にはラッチ弁V3,V4が設けられている。これらの元弁V1、電磁安全弁V2、ラッチ弁V3,V4や、ステッピングモータは、制御装置Cでその動作が制御される。具体的には、元弁V1及び電磁安全弁V2を開閉させると、上下バーナ56,55の両方に燃料ガスが供給または停止される。また、ステッピングモータを作動させて火力調整板T1,T2のオリフィスを調整することにより、上下バーナ56,55の火力がそれぞれ強火力と弱火力との間で変更される。さらに、ラッチ弁V3,V4を閉弁させることにより、上下バーナ56,55への燃料ガスの供給がそれぞれ遮断される。また、上下バーナ56,55の各炎孔近傍には、イグナイタ600から高電圧を印加させることによって火花放電する点火電極501,601と、炎センサ502,602とが配設されている。
制御装置Cには、上記第1及び第2温度センサ14a,14b、電源スイッチ29、グリル用スイッチ37、元弁V1、電磁安全弁V2、ステッピングモータ、ラッチ弁V3,V4、液晶表示部300、操作部380、イグナイタ600、及び炎センサ502,602などが電気配線を介して接続されている。
図示しないが、グリル庫2を制御する制御装置Cには、制御プログラムが格納されたマイクロコンピュータが組み込まれている。マイクロコンピュータは、機能構成として、容器調理モードが選択された場合に、第1温度センサ14aによって検知される庫内温度に基づき加熱容器5の有無を判定する容器判定部や、元弁V1、電磁安全弁V2、ステッピングモータ、及びラッチ弁V3,V4を作動させて上下バーナ56,55の火力を制御する燃焼制御部、タイマなどを有している。また、マイクロコンピュータのメモリには、容器調理モードが選択された場合に、容器調理モードの条件に応じた、一次判定及び二次判定で加熱容器5の有無を判定するための上下バーナ56,55の第1及び第2判定火力Pa,Pb、第1及び第2判定時間ta,tb、並びに初期温度T0に応じた第1及び第2基準温度特性である第1及び第2基準温度差Y1,Y2や、全調理時間、さらには二次判定後の上下バーナ56,55の火力等のデータテーブルが格納されている。
本実施の形態のガスコンロにおいて、容器調理モードが選択された場合の加熱容器5の有無の判定方法を概略的に説明すると、容器調理モードが選択されると、まず加熱容器5の有無が一次判定される。この一次判定では、上下バーナ56,55の火力を第1判定火力Pa(例えば、上下バーナ56,55いずれも強火力)とし、所定の第1判定時間ta(例えば、5分間)時の庫内温度Taと初期温度T0との第1温度差(Ta−T0)が、初期温度T0に応じた所定の第1基準温度差Y1以下であれば、加熱容器「有」と判定され、第1基準温度差Y1より大きければ、加熱容器「無」と判定される。
次いで、本実施の形態のガスコンロでは、上記一次判定で加熱容器「無」と判定されても、直ちに上下バーナ56,55を消火することなく、加熱容器5の有無が二次判定される。この二次判定では、上下バーナ56,55の火力を第2判定火力Pb(例えば、上火バーナ56を強火力、下火バーナ55を消火)とし、所定の第2判定時間tb(例えば、1分間)時の庫内温度Tbと第1判定時間ta時の庫内温度Taとの第2温度差(Tb−Ta)が、初期温度T0に応じた所定の第2基準温度差Y2より大きければ、加熱容器「有」と判定され、第2基準温度差Y2以下であれば、加熱容器「無」と判定される。
図5は、グリル庫2内に異なる調理器具を導入して上記一次判定及び二次判定における火力Pa,Pbで上下バーナ56,55を燃焼させ、その後、上下バーナ56,55を強火力で燃焼させたときの初期温度T0の相違による庫内温度の変化を示す。図5において、(a)は、初期温度T0が30℃、(b)は、初期温度T0が100℃、(c)は、初期温度T0が200℃の場合の測定結果である。また、各測定結果において、実線は、焼網15を導入したときの庫内温度の変化を、破線は、上記遮蔽板のない容器支持体19及び加熱容器5を導入したときの庫内温度の変化を、一点鎖線は、従来(特許文献2)の遮蔽板を一体化させた容器支持体及び加熱容器5を導入したときの庫内温度の変化を示す。なお、初期温度T0が高温の場合の評価は、繰り返しグリル庫2を利用した調理が行われる場合を考慮して、同一の調理器具を用いた。
図5に示すように、焼網15を使用した場合の庫内温度(実線)と、加熱容器5を使用した場合の庫内温度(破線及び一点鎖線)とでは、初期温度T0が低温の場合、加熱初期の一次判定において大きな温度差が生じることが分かる。特に、初期温度T0が低温の場合、遮蔽板を有する容器支持体を用いた場合の庫内温度と焼網15を用いた場合の庫内温度との相違は、遮蔽板のない容器支持体19を用いた場合のそれよりも大きく、加熱容器5の有無の判定に好ましい。しかしながら、初期温度T0が高くなるほど、遮蔽板を一体化させた容器支持体を用いた場合の庫内温度と焼網15を使用した場合の庫内温度との相違は小さくなり、第1判定時間ta終了近辺では、両者は略同程度の庫内温度となることが分かる。これは、遮蔽板を有する容器支持体を用いて調理が繰り返される場合、前回の調理によってグリル庫2内に導入される遮蔽板も加熱され、短時間内に調理が連続して行われると、第1温度センサ14aに近接配置される遮蔽板からの輻射熱によって高温の庫内温度が検知されてしまうためである。その結果、遮蔽板を有する容器支持体を用いて容器調理モードでの調理が繰り返されると、本来、第1温度センサ14aが高温の燃焼排気に晒されるのを防止するために設けた遮蔽板によって加熱容器5の有無が誤判定される可能性がある。
しかしながら、一次判定後に実行される二次判定で、上下バーナ56,55の火力を第1判定火力Paよりも小火力の第2判定火力Pbに弱めた場合、加熱容器5を用いた場合の庫内温度の変化は、焼網15を用いた場合のそれよりも小さいことが分かる。これは、金属線材からなる焼網15は熱容量が小さく、上下バーナ56,55の火力の変化が庫内温度にリニアに影響するのに対し、加熱容器5は熱容量が大きく、上下バーナ56,55の火力を弱めても、一次判定における加熱による熱量によって庫内温度の低下が抑制されるためである。また、初期温度T0が高温になると、遮蔽板のない容器支持体19を用いた場合の庫内温度と焼網15を用いた場合の庫内温度との相違は、遮蔽板を有する容器支持体を用いた場合のそれよりも、大きくなることが分かる。これは、遮蔽板からの輻射熱の影響がないためである。従って、初期温度T0が高温であっても、すなわち容器調理モードでの調理が繰り返される場合でも、焼網15を用いた場合と加熱容器5を用いた場合との温度特性の相違が顕著になり、確実に加熱容器5の有無を判定できる。
図6は、グリル庫2内に焼網5または遮蔽板のない容器支持体19及び加熱容器5を導入したときの初期温度T0の相違による第1温度差(Ta−T0)の変化を示し、図7は、同様に、第2温度差(Tb−Ta)の変化を示す。図6に示すように、焼網15を使用した場合と、加熱容器5を使用した場合とでは、第1温度差(Ta−T0)が異なる。
このため、本実施の形態のガスコンロでは、第1温度差(Ta−T0)が、第1基準温度差Y1(例えば、Y1=−0.42×T0+98.8)を超えるかどうかに基づき、加熱容器5の有無が判定されるように設定されている。これにより、加熱初期における加熱容器5の有無を初期温度T0に応じて正確に判定することができる。なお、図6では、単一の一次式により第1基準温度差Y1が設定されているが、焼網15を用いた場合と加熱容器5を用いた場合の第1温度差(Ta−T0)の相違に応じて2種以上の一次式による第1基準温度差Y1が設定されてもよいし、二次式による第1基準温度差Y1が設定されてもよい。
また、図7に示すように、焼網15を使用した場合と、加熱容器5を使用した場合とでは、第2温度差(Tb−Ta)が異なる。これは、既述したように、火力を第2判定火力Pbに弱めることによって、焼網15の場合、加熱容器5の場合よりも庫内温度が大きく低下するためである。
このため、本実施の形態のガスコンロでは、第2温度差(Tb−Ta)が、第2基準温度差Y2(例えば、Y2=−0.11×T0−4.07)を超えるかどうかに基づき、加熱容器5の有無が判定されるように設定されている。これにより、一次判定で加熱容器5の有無が誤判定されても、初期温度T0に応じて、グリル庫2内に加熱容器5が導入されているかどうかを確実に判定できる。なお、二次判定においても、第2温度差(Tb−Ta)の相違に応じて、同様に、2種以上の一次式または二次式による第2基準温度差Y2が設定されてもよい。
図8は、本実施の形態のガスコンロにおける、容器調理モードが選択された場合の加熱容器5の有無を判定する制御プログラムを示すフローチャートである。
まず、オートメニュースイッチ381で容器調理モードの選択を受け付け、さらに調理選択スイッチ382で調理の種類が、焼上げ条件選択スイッチ383で調理物の仕上がりが選択され、グリル用スイッチ37がオンされると、上下バーナ56,55が点火されて、所定の第1判定火力Pa(例えば、いずれも強火力)で燃焼が開始される(ステップST1〜ST5)。
上下バーナ56,55の燃焼が開始されると、タイマを起動し、初期温度T0が読み込まれ(ステップST6)、選択された容器調理モードの調理条件及び初期温度T0に基づき、第1判定時間ta、第2判定時間tb、第1基準温度差Y1、第2基準温度差Y2等の各種設定値が読み込まれる(ステップST7)。
次いで、第1判定時間ta(例えば、5分間)が経過すると(ステップST8で、Yes)、第1判定時間ta時の庫内温度Taと初期温度T0との第1温度差(Ta−T0)と、初期温度T0に応じた第1基準温度差Y1とが比較される(ステップST9)。
このとき、第1温度差(Ta−T0)が第1基準温度差Y1以下であれば(ステップST9で、Yes)、所定の第1判定火力Paで上下バーナ56,55を燃焼させても庫内温度が上昇し難いから、加熱容器「有」と判定され(ステップST10)、選択された調理条件に従って、自動調理が継続される(ステップST11)。一方、第1温度差(Ta−T0)が第1基準温度差Y1を超えていれば(ステップST9で、No)、上下バーナ56,55の燃焼により短時間内に庫内温度が上昇しているため、加熱容器「無」と判定される(ステップST12)。
一次判定で、加熱容器「無」と判定されると、上下バーナ56,55の火力が所定の第2判定火力Pb(例えば、上火バーナが強火、下火バーナを消火)に弱められる(ステップST13)。そして、上下バーナ56,55の火力が第2判定火力Pbに変更され、第1判定時間ta後から所定の第2判定時間tb(例えば、1分間)が経過すると(ステップST14で、Yes)、第2判定時間tb時の庫内温度Tbと第1判定時間ta時の庫内温度Taとの第2温度差(Tb−Ta)と、初期温度T0に応じた第2基準温度差Y2とが比較される(ステップST15)。
このとき、第2温度差(Tb−Ta)が第2基準温度差Y2を超えていれば(ステップST15で、Yes)、所定の第2判定火力Pbに火力を弱めても、庫内温度の変化が小さいから、加熱容器「有」と判定され(ステップST10)、選択された調理条件に従って、自動調理が継続される(ステップST11)。一方、第2温度差(Tb−Ta)が第2基準温度差Y2以下であれば(ステップST15で、No)、第2判定火力Pbに火力を弱めることにより、大きく庫内温度が変化しているから、再度、加熱容器「無」と判定され、上下バーナ56,55を消火して自動調理を強制的に終了し、液晶表示部300や図示しないスピーカから容器調理モードの誤選択を報知させる(ステップST16〜18)。
以上のように、本実施の形態のガスコンロによれば、容器調理モードが選択された場合、加熱初期の一次判定だけでなく、一次判定後に火力を弱めた二次判定を設けているから、グリル庫2内の加熱容器5の有無による温度特性の相違を明確にできる。これにより、第1温度センサ14aへの燃焼排気の影響を防止するための遮蔽板を用いることなく、確実に加熱容器5の有無を判定できる。従って、誤って容器調理モードが選択された場合に、自動調理を適切に中止できる。また、遮蔽板のない固定支持体19を用いることができるため、グリル庫2内に加熱容器5を導入するときに点火部品等の損傷も防止できるし、不使用時の収納スペースも小さくできる。さらに、容器調理モードでの調理が繰り返される場合でも、加熱容器5の有無の誤判定による自動調理の不要な中止を防止して、円滑に自動調理を継続させることができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、第1判定火力は、上下バーナをいずれも強火力とし、第2判定火力は、上火バーナを強火力とし、下火バーナを消火させているが、グリルバーナ全体の火力として、第1判定火力を弱めた第2判定火力であれば、各バーナの火力は適宜選択できる。例えば、二次判定において、上下バーナをいずれも弱火力にしてもよいし、上下バーナをいずれも消火させてもよい。ただし、上火バーナよりも能力の大きな下火バーナを用いる場合、下火バーナを消火させれば、焼網を用いた場合と加熱容器を用いた場合の庫内温度の温度差を大きくすることができる。また、能力の小さい上火バーナを燃焼させておくことにより、庫内温度の過度の低下が抑えられるため、円滑に自動調理を継続させることができる。
(2)上記実施の形態では、第1及び第2基準温度特性として、第1及び第2温度差を用いたが、他の温度特性、例えば、第1及び第2判定時間における庫内温度に基づく温度勾配によって加熱容器の有無を判定してもよい。
(3)上記実施の形態では、自動調理モードとして焼網調理モードと容器調理モードの両方を有する加熱調理器について説明したが、容器調理モードのみを有する加熱調理器にも本発明を適用することができる。
2 グリル庫
5 加熱容器
14a 第1温度センサ(庫内温度検知部)
381 オートメニュースイッチ(調理モード選択部)
55 下火バーナ
56 上火バーナ

Claims (4)

  1. グリル庫と、
    グリル庫内を加熱するグリルバーナと、
    グリル庫内の庫内温度を検知する庫内温度検知部と、
    調理物を入れた加熱容器をグリル庫内に導入して自動調理を行う容器調理モードを選択可能な調理モード選択部と、
    庫内温度検知部で検知される庫内温度に基づき、加熱容器の有無を判定する容器判定部と、を有する加熱調理器であって、
    調理モード選択部で容器調理モードが選択された場合、加熱開始から所定の第1判定時間、グリルバーナを所定の第1判定火力で燃焼させ、
    第1判定時間における庫内温度検知部で検知された庫内温度に基づく第1温度特性と、グリル庫内の加熱容器の有無を判定するための第1基準温度特性とを対比して、グリル庫内の加熱容器の有無を一次判定し、
    一次判定で加熱容器「無」と判断された場合、第1判定時間後、所定の第2判定時間、グリルバーナを第1判定火力よりも弱めた所定の第2判定火力で燃焼させるかまたはグリルバーナを消火させ、
    第2判定時間における庫内温度検知部で検知された庫内温度に基づく第2温度特性と、グリル庫内の加熱容器の有無を判定するための第2基準温度特性とを対比して、グリル庫内の加熱容器の有無を二次判定する制御構成を備えた加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    第1基準温度特性及び第2基準温度特性は、加熱開始時の庫内温度に基づいて設定される加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    グリルバーナとして、上下バーナを有し、
    一次判定において、上下バーナいずれも強火力の第1判定火力とし、
    二次判定において、下火バーナを消火させて、第1判定火力よりも弱めた第2判定火力とする加熱調理器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    第2判定時間は、第1判定時間よりも短時間に設定されている加熱調理器。

JP2015230866A 2015-11-26 2015-11-26 加熱調理器 Active JP6542652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230866A JP6542652B2 (ja) 2015-11-26 2015-11-26 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015230866A JP6542652B2 (ja) 2015-11-26 2015-11-26 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017093910A true JP2017093910A (ja) 2017-06-01
JP6542652B2 JP6542652B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=58804448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015230866A Active JP6542652B2 (ja) 2015-11-26 2015-11-26 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6542652B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017121418A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 リンナイ株式会社 加熱調理器
JP2019000146A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 リンナイ株式会社 加熱調理器
CN110403479A (zh) * 2019-09-03 2019-11-05 珠海格力电器股份有限公司 一种烹饪器具的控制方法、烹饪器具及存储介质
CN114115429A (zh) * 2020-09-01 2022-03-01 云米互联科技(广东)有限公司 烘烤控制方法、电加热烤箱及存储介质

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104545A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Tokyo Gas Co Ltd グリル付加熱調理器
JP2009050487A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
JP2010042075A (ja) * 2008-08-09 2010-02-25 Rinnai Corp グリル装置
JP2010159899A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2015006219A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 リンナイ株式会社 加熱調理器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104545A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Tokyo Gas Co Ltd グリル付加熱調理器
JP2009050487A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
JP2010042075A (ja) * 2008-08-09 2010-02-25 Rinnai Corp グリル装置
JP2010159899A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Rinnai Corp ガスコンロ
JP2015006219A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 リンナイ株式会社 加熱調理器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017121418A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 リンナイ株式会社 加熱調理器
JP2019000146A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 リンナイ株式会社 加熱調理器
CN110403479A (zh) * 2019-09-03 2019-11-05 珠海格力电器股份有限公司 一种烹饪器具的控制方法、烹饪器具及存储介质
CN110403479B (zh) * 2019-09-03 2020-11-27 珠海格力电器股份有限公司 一种烹饪器具的控制方法、烹饪器具及存储介质
CN114115429A (zh) * 2020-09-01 2022-03-01 云米互联科技(广东)有限公司 烘烤控制方法、电加热烤箱及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP6542652B2 (ja) 2019-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6542652B2 (ja) 加熱調理器
JP6579961B2 (ja) 加熱調理器
JP6697938B2 (ja) 加熱調理器
JP5940575B2 (ja) 加熱調理器
JP5906218B2 (ja) 加熱調理器
JP6857558B2 (ja) 加熱調理器
JP5342186B2 (ja) グリルを備えた加熱調理器
JP5127678B2 (ja) 加熱調理器
JP6400989B2 (ja) グリル装置
JP2017150724A (ja) ガスコンロ
JP5292087B2 (ja) 加熱調理器
JP4977590B2 (ja) ガス調理器
JP4098760B2 (ja) グリル装置
US10935248B2 (en) Method of operating an ignition element of a gas burner
JP5711774B2 (ja) グリルを備えた加熱調理器
JP4359215B2 (ja) コンロ
JP5996586B2 (ja) 加熱調理器
JP4229794B2 (ja) グリル用着火検出装置
JP6824568B2 (ja) ガスコンロ
JP5785974B2 (ja) 加熱調理器
JP7320381B2 (ja) 加熱調理器
JP7280743B2 (ja) グリル装置及びガスこんろ
JP2019190746A (ja) 加熱調理器
KR20130055091A (ko) 가스레인지에서 압력밥솥 자동검지에 따른 과열방지방법
JP2017209212A (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6542652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250