JP7360662B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに関するものである。
特許文献1の加熱調理器は、本体ケース内におけるコンロバーナの中央部に、五徳上に調理容器が載置されているか否かを検出する鍋検知センサが設けられている。本体ケースの内部には、加熱調理器全体の動作を制御する制御回路が組み込まれている。制御回路は、鍋検知センサによって、五徳上に調理容器が載置されていない「鍋なし」状態が検出された場合に、対応するバーナの火力を設定より小さくする加熱制限動作を制御する回路構成を有している。
特開2018-194217号公報
特許文献1の加熱調理器は、「鍋なし」状態で加熱制限動作が行われる場合、メンテナンス時などにおいて作業者が不便に感じる虞がある。例えば、バーナを点火させて火力などを確認する場合には、「鍋なし」状態を解除するために、五徳上に鍋などの調理容器を載置する必要がある。また、五徳や本体ケースの天板を外した状態であると、「鍋なし」状態を解除するために、別途、専用の冶具を用意する必要がある。
本発明は、上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、載置部に被加熱物が載置されていない場合にガスバーナの点火の制限又は火力の制限を行う機能を備えたガスコンロにおいて、メンテナンス時などでの利便性を向上させ得る技術を提供することを目的とするものである。
本発明のガスコンロは、
被加熱物が載置される載置部と、
前記載置部に載置される前記被加熱物を加熱するガスバーナと、
前記載置部に前記被加熱物が載置されていること又は載置されていないことを検出する検出部と、
前記ガスバーナの点火操作及び消火操作に使用される点火操作部と、
前記ガスバーナの火力を調整する操作に用いられる調整操作部と、
設定操作に用いられる設定操作部と、
前記ガスバーナの点火又は火力を制御し、前記設定操作部の操作に応じて通常モードの制御と解除モードの制御とを切り替える制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記通常モードの制御を行う場合において前記載置部に前記被加熱物が載置されていない場合には、前記載置部に対応する前記ガスバーナの点火の制限又は火力の制限を行い、
前記解除モードの制御を行う場合において前記載置部に前記被加熱物が載置されていない場合には、前記点火の制限又は前記火力の制限を解除する。
上記のガスコンロは、設定操作部を操作することで、通常モードの制御と解除モードの制御とを切り替えることができる。制御部は、通常モードの制御を行う場合において載置部に被加熱物が載置されていない場合には、ガスバーナの点火の制限又はガスバーナの火力の制限を行う。よって、通常モードのときには、載置部に被加熱物が載置されていない状態で意図せずにガスバーナが点火されたり、意図せずに火力が強められたりすることを防ぐことができる。一方、制御部は、設定操作部の操作に応じて解除モードに切り替えた場合、上記のような制約を解除することができ、載置部に被加熱物が載置されていない場合であっても点火の制限又は火力の制限がなされないようにすることができる。よって、解除モードに切り替えられるように設定操作部を操作すれば、通常モード時に被加熱物が載置されている状態で行い得る動作と同等の動作を、被加熱物が載置されていない状態でも行うことができる。このような機能は、例えば、メンテナンスの際にガスバーナを点火させる必要がある場合などにおいて特に有利になり、被加熱物や専用の冶具などを用意しなくても、通常モード時と同等の動作を行えるようになる。
本発明のガスコンロにおいて、制御部は、通常モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態でその載置部に対応する点火操作部に対して点火操作がなされた場合には、その点火操作部に対応するガスバーナを点火させず、解除モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態でその載置部に対応する点火操作部に対して点火操作がなされた場合には、点火操作部に対応するガスバーナを点火させるように動作してもよい。
このような構成によれば、通常モード時には、被加熱物が載置されていない状態で意図せずに点火してしまうことを防ぐことができ、解除モード時には、点火させたいタイミングで点火が制限されてしまうことを防ぐことができる。
本発明のガスコンロにおいて、制御部は、通常モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態でその載置部に対応する点火操作部に対して点火操作がなされた場合には、その点火操作部に対応するガスバーナを点火させた後、そのガスバーナの火力を次第に小さくする火力制限動作を行い、解除モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態でその載置部に対応する点火操作部に対して点火操作がなされた場合には、点火操作部に対応するガスバーナを点火させた後、調整操作部の操作に応じてガスバーナの火力を制御するように動作してもよい。
このような構成によれば、通常モード時には、被加熱物が載置されていない状態で意図せずに強火力で維持されてしてしまうことを防ぐことができる。一方、自由に火力を調整したい場合(例えば、火力変更が必要となるメンテナンス等)には、解除モードに切り替えられるように設定操作部を操作すれば、火力が制限されてしまうことを防ぐことができる。また、載置部に被加熱物が載置されていない状態でガスバーナの点火を行うと、通常モードでは、ガスバーナの火力が次第に小さくなるため、通常モードであることを把握しやすくなる。
本発明によれば、載置部に被加熱物が載置されていない場合にガスバーナの点火の制限又は火力の制限を行う機能を備えたガスコンロにおいて、メンテナンス時などでの利便性を向上させ得る。
図1は、第1実施形態のガスコンロを概略的に例示する斜視図である。 図2は、第1実施形態のガスコンロの各ガスバーナへのガス供給路等を概念的に示す説明図である。 図3は、第1実施形態のガスコンロの電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図4は、第1実施形態の操作パネルの構成を例示する説明図である。 図5は、第1実施形態のガスコンロでの制御の流れを例示するフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(全体構成)
図1に示すガスコンロ1は、調理鍋等の調理器具を加熱可能なビルトインコンロとして構成されている。ガスコンロ1は、コンロ本体1Aの上面を構成する天板2(トッププレート)から露出するように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、がそれぞれ設けられ、その左右のこんろ部4A,4Bの間で後方寄りに小こんろ部4Cが設けられている。天板2の下方においてコンロ本体1Aの内部中央付近にはグリル庫3が設けられている。グリル庫3は、調理対象物を収容し、グリルバーナ(ガスバーナ54:図2)によって加熱調理する部分である。このグリル庫3は、コンロ本体1Aの前面部に設けられたグリル扉3Bによって開閉可能とされている。
図1のように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3には、図2で示すガスバーナ51,52,53,54がそれぞれ設けられている。図2のように、複数のガスバーナ51,52,53,54には、複数の分岐供給路61,62,63,64がそれぞれ接続され、これら分岐供給路61,62,63,64は、共通供給路60から分岐する構成をなす。共通供給路60は、ガスバーナ51,52,53,54への共通のガス経路であり、複数の分岐供給路61,62,63,64は、共通供給路60から分岐するとともに各ガスバーナ51,52,53,54に向けてガスを導くように配設された供給路である。
共通供給路60には、共通供給路60を開閉する元電磁弁N1が設けられる。共通供給路60から分岐してガスバーナ51に続く分岐供給路61には、分岐供給路61を開閉可能な電磁弁(安全弁)51Gと、分岐供給路61を開閉可能な閉止弁51Fと、ガスバーナ51へのガス供給量を調整可能な火力調整弁51Eとが設けられている。共通供給路60から分岐してガスバーナ52に続く分岐供給路62には、分岐供給路62を開閉可能な電磁弁(安全弁)52Gと、分岐供給路62を開閉可能な閉止弁52Fと、ガスバーナ52へのガス供給量を調整可能な火力調整弁52Eとが設けられている。共通供給路60から分岐してガスバーナ53に続く分岐供給路63には、分岐供給路63を開閉可能な電磁弁(安全弁)53Gと、分岐供給路63を開閉可能な閉止弁53Fと、ガスバーナ53へのガス供給量を調整可能な火力調整弁53Eとが設けられている。
ガスバーナ51,52,53の各周囲には、それぞれ五徳8A,8B,8Cが設けられている。五徳8A,8B,8Cは、載置部の一例に相当する。ガスコンロ1の使用時に、五徳8A,8B,8Cの各上部にフライパン、鍋等の調理容器(被加熱物)が載置される。ガスバーナ51,52,53は、それぞれ五徳8A,8B,8C上に載置される調理容器を加熱する。
グリル庫3のガスバーナ54(グリルバーナ)は、グリル庫3内に収容された調理対象物を加熱するガスバーナであり、グリル庫3内において上側に配置される上バーナ54Aと、グリル庫3内において上バーナ54Aよりも下側に配置される下バーナ54Bとを備える。共通供給路60から分岐してガスバーナ54にガスを導く分岐供給路64には、更に、分岐供給路64から分岐して上バーナ54Aにガスを導く第1供給路65Aと、分岐供給路64から分岐して下バーナ54Bにガスを導く第2供給路65Bとが接続されている。分岐供給路64には、分岐供給路64を開閉可能な電磁弁(安全弁)54Gと閉止弁54Fとが設けられ、第1供給路65Aには複数の電磁弁54H,54Jが設けられ、第2供給路65Bには電磁弁54Kが設けられている。
図1に示すように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3にそれぞれ対応するように4つの回転操作部6A,6B,6C,6Dが設けられている。図1の例では、回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれも、使用者が押す毎に退避位置と突出位置とに切り替わるようになっている。
図3の電気的構成で示すように、回転操作部6A,6B,6C,6Dにそれぞれ対応するように点火スイッチ30A,30B,30C,30Dがそれぞれ設けられ、点火スイッチ30A,30B,30C,30Dにそれぞれ対応するように点火信号入力回路40A,40B,40C,40Dがそれぞれ設けられている。更に、回転操作部6A,6B,6C,6Dにそれぞれ対応するように変位検出部32A,32B,32C,32Dがそれぞれ設けられ、変位検出部32A,32B,32C,32Dにそれぞれ対応するように火力信号入力回路42A,42B,42C,42Dがそれぞれ設けられている。回転操作部6A,6B,6C,6Dのいずれにおいても、回転操作部の変位(回転位置)を対応する変位検出部が検出し、この変位検出部に対応する火力信号入力回路から変位検出部が検出した変位(回転位置)に応じた信号が制御回路10に与えられる。
本構成では、回転操作部6A,6B,6C及び点火スイッチ30A,30B,30Cが点火操作部の一例に相当する。具体的には、回転操作部6A及び点火スイッチ30Aがガスバーナ51に対応する点火操作部であり、回転操作部6B及び点火スイッチ30Bがガスバーナ52に対応する点火操作部であり、回転操作部6C及び点火スイッチ30Cがガスバーナ53に対応する点火操作部である。
ガスバーナ51に対応する点火操作部(回転操作部6A及び点火スイッチ30A)は、回転操作部6Aに対して所定の点火操作(例えば、回転操作部6Aが退避位置にある状態(ガスバーナ51が消火している状態)での押圧操作)がなされた場合にガスバーナ51を点火するための信号を点火信号入力回路40Aと協働して制御回路10に与え、回転操作部6Aに対して所定の消火操作(例えば、回転操作部61Aが突出位置にある状態(ガスバーナ51が点火している状態)での押圧操作)がなされた場合にガスバーナ51を消火するための信号を点火信号入力回路40Aと協働して制御回路10に与えるように機能する。通常モードのときには、制御回路10は、ガスバーナ51を点火するための信号に応じてガスバーナ51を点火するための制御を行い、ガスバーナ51を消火するための信号に応じてガスバーナ51を消火するための制御を行う。
ガスバーナ52に対応する点火操作部(回転操作部6B及び点火スイッチ30B)は、回転操作部6Bに対して所定の点火操作(例えば、回転操作部6Bが退避位置にある状態(ガスバーナ52が消火している状態)での押圧操作)がなされた場合にガスバーナ52を点火するための信号を点火信号入力回路40Bと協働して制御回路10に与え、回転操作部6Bに対して所定の消火操作(例えば、回転操作部61Bが突出位置にある状態(ガスバーナ52が点火している状態)での押圧操作)がなされた場合にガスバーナ52を消火するための信号を点火信号入力回路40Bと協働して制御回路10に与えるように機能する。通常モードのときには、制御回路10は、ガスバーナ52を点火するための信号に応じてガスバーナ52を点火するための制御を行い、ガスバーナ52を消火するための信号に応じてガスバーナ52を消火するための制御を行う。
ガスバーナ53に対応する点火操作部(回転操作部6C及び点火スイッチ30C)は、回転操作部6Cに対して所定の点火操作(例えば、回転操作部6Cが退避位置にある状態(ガスバーナ53が消火している状態)での押圧操作)がなされた場合にガスバーナ53を点火するための信号を点火信号入力回路40Cと協働して制御回路10に与え、回転操作部6Cに対して所定の消火操作(例えば、回転操作部61Cが突出位置にある状態(ガスバーナ53が点火している状態)での押圧操作)がなされた場合にガスバーナ53を消火するための信号を点火信号入力回路40Cと協働して制御回路10に与えるように機能する。通常モードのときには、制御回路10は、ガスバーナ53を点火するための信号に応じてガスバーナ53を点火するための制御を行い、ガスバーナ53を消火するための信号に応じてガスバーナ53を消火するための制御を行う。
回転操作部6A,6B,6Cは、調整操作部の一例に相当する。回転操作部6Aは、ガスバーナ51の火力を調整する操作に用いられ、回転操作部6Bは、ガスバーナ52の火力を調整する操作に用いられ、回転操作部6Cは、ガスバーナ53の火力を調整する操作に用いられる。
具体的には、回転操作部6Aの変位を、回転操作部6Aに対応する変位検出部32Aが検出し、この変位検出部32Aに対応する火力信号入力回路42Aから変位検出部32Aが検出した変位(回転位置)に応じた信号が制御回路10に与えられる。制御回路10は、通常モードにおいてガスバーナ51の点火中には、ガスバーナ51の火力を火力信号入力回路42Aから与えられる信号に応じた火力(回転操作部6Aの変位に応じた火力)とするように火力調整弁51Eを制御する。
また、回転操作部6Bの変位を、回転操作部6Bに対応する変位検出部32Bが検出し、この変位検出部32Bに対応する火力信号入力回路42Bから変位検出部32Bが検出した変位(回転位置)に応じた信号が制御回路10に与えられる。制御回路10は、通常モードにおいてガスバーナ52の点火中には、ガスバーナ52の火力を火力信号入力回路42Bから与えられる信号に応じた火力(回転操作部6Bの変位に応じた火力)とするように火力調整弁52Eを制御する。
また、回転操作部6Cの変位を、回転操作部6Cに対応する変位検出部32Cが検出し、この変位検出部32Cに対応する火力信号入力回路42Cから変位検出部32Cが検出した変位(回転位置)に応じた信号が制御回路10に与えられる。制御回路10は、通常モードにおいてガスバーナ53の点火中には、ガスバーナ53の火力を火力信号入力回路42Cから与えられる信号に応じた火力(回転操作部6Cの変位に応じた火力)とするように火力調整弁53Eを制御する。
図2のように、上バーナ54Aにガスを導く主経路として第1供給路65Aが構成され、この第1供給路65Aに設けられた電磁弁54Jを迂回するように、電磁弁54Jの経路と並列の経路であるバイパス路66Aが設けられている。電磁弁54Hが開放した状態で電磁弁54Jが閉じているときには分岐供給路64によって導かれたガスはバイパス路66Aを通って上バーナ54Aに供給される。また、電磁弁54H,54Jがいずれも開いているときには分岐供給路64によって導かれたガスは第1供給路65A又はバイパス路66Aを通って上バーナ54Aに供給される。また、下バーナ54Bにガスを導く主経路として第2供給路65Bが構成され、この第2供給路65Bに設けられた電磁弁54Kを迂回するように、電磁弁54Kの経路と並列の経路であるバイパス路66Bが設けられている。電磁弁54Kが閉じているときには分岐供給路64によって導かれたガスはバイパス路66Bを通って下バーナ54Bに供給される。また、電磁弁54Kが開いているときには分岐供給路64によって導かれたガスは第2供給路65B又はバイパス路66Bを通って下バーナ54Bに供給される。
図2、図3のように、各ガスバーナ51,52,53,54A,54Bのそれぞれに隣接して熱電対51C,52C,53C,54C、54Dがそれぞれ設けられ、熱電対51C,52C,53C,54C、54Dのそれぞれに対応して温度信号入力回路44A,44B,44C,44D,44Eがそれぞれ設けられている。温度信号入力回路44A,44B,44C,44D,44Eはいずれも、対応する熱電対で生じた起電力に応じた信号を制御回路10に入力する。
各ガスバーナ51,52,53,54のそれぞれに隣接してイグナイタ26A,26B,26C,26Dがそれぞれ設けられ、イグナイタ26A,26B,26C,26Dのそれぞれに対応してイグナイタ回路46A,46B,46C,46Dがそれぞれ設けられている。例えば、ガスバーナ51に対応してイグナイタ26Aが設けられている。回転操作部6Aに対して外部からの点火操作(点火スイッチ30Aに対する点火操作)がなされると、通常モードのときにはこの点火操作に応じて制御回路10からイグナイタ回路46Aに点火指示が与えられ、イグナイタ回路46Aは、この点火指示に応じてイグナイタ26Aを駆動し、イグナイタ26Aで火花を放電させてガスバーナ51に点火する。同様に、ガスバーナ52に対応してイグナイタ26Bが設けられている。回転操作部6Bに対して外部からの点火操作(点火スイッチ30Bに対する点火操作)がなされると、通常モードのときにはこの点火操作に応じて制御回路10からイグナイタ回路46Bに点火指示が与えられ、イグナイタ回路46Bは、この点火指示に応じてイグナイタ26Bを駆動し、イグナイタ26Bで火花を放電させてガスバーナ52に点火する。同様に、ガスバーナ53に対応してイグナイタ26Cが設けられている。回転操作部6Cに対して外部からの点火操作(点火スイッチ30Cに対する点火操作)がなされると、通常モードのときにはこの点火操作に応じて制御回路10からイグナイタ回路46Cに点火指示が与えられ、イグナイタ回路46Cは、この点火指示に応じてイグナイタ26Cを駆動し、イグナイタ26Cで火花を放電させてガスバーナ53に点火する。
サーミスタ16は、温度センサの一例に相当し、グリル庫3の内部又はグリル庫3からの排気が流れる排気路内の温度を検出する。サーミスタ16はグリル庫3又はグリル庫3から外部に通じる排気路内の所定位置に配置され、サーミスタ16が設置された位置の温度に応じた検出値を生成する。なお、制御回路10とサーミスタ16の間には、図示しないサーミスタ入力回路が設けられ、サーミスタ入力回路は、サーミスタ16で生成された検出値に対応する電圧信号(例えば、検出値そのもの、或いは検出値を増幅した増幅信号など)を制御回路10に与える。
操作パネル18は、設定操作部の一例に相当し、図4に示すように、複数のボタンを備えた操作パネルとして構成され、自動調理モードでの調理開始を指示するための操作を行い得る部分である。操作パネル18は、右側パネル18Aと、左側パネル18Bと、を備えている。右側パネル18Aは、右こんろ部4Aに関する操作を行うパネルである。左側パネル18Bは、左こんろ部4Bに関する操作を行うパネルである。例えば、左側パネル18Bは、表示部18Cと、ボタン18D,18Eと、を備えている。表示部18Cは、例えば、7セグメントの表示ディスプレイとして構成され、加熱温度や加熱時間などを表示する。ボタン18D,18Eは、加熱温度や加熱時間などを調整するためのボタンである。
制御回路10は、制御部の一例に相当し、例えばマイクロコンピュータとして構成されており、図3のように、CPU10A、ROM10B、RAM10Cなどを備え、更に、図示しないタイマ、I/Oインタフェイスなどを備える。また、図示はしていないが、制御回路10の内部又は外部に不揮発性メモリを設けてもよい。
制御回路10は、ガスバーナ51,52,53,54の点火又は火力を制御し、操作パネル18の操作に応じて後述する「通常モード」の制御と「解除モード」の制御とを切り替える。制御回路10は、上述した各電磁弁(図3では図示を省略)、イグナイタ26A,26B,26C,26D、複数の表示装置21,22,23,24、ブザー装置12、音声装置14などを制御し得る。
図1のように、表示装置21,22,23,24のそれぞれが、回転操作部6A,6B,6C,6Dのそれぞれに対応して設けられている。ブザー装置12は、圧電ブザー装置などの公知のブザー装置として構成されている。音声装置14は、メロディ、メッセージなどの音声を発する装置であり、例えば、スピーカやスピーカに対して音声信号を与える駆動回路などを備え、制御回路10からの指示に対応した音声を発するように動作する。また、上述した電気部品を含め、様々な電気部品に電力を供給するように電源回路48が設けられている。電源回路48は電池ボックスに収容された2つの乾電池49からの電力供給を受け、所定の電源電圧を生成する機能を有しており、電源回路48で生成された電源電圧は、図示しない経路を介して様々な電気部品に供給される。
載置センサ71,72,73は、検出部の一例に相当し、五徳8A,8B,8Cに調理容器が載置されていること又は載置されていないことを検出する。載置センサ71,72,73は、例えば、鍋底温度センサ81,82,83(図1参照)の下方位置に設けられている。鍋底温度センサ81,82,83は、五徳8A,8B,8C上に載置された調理容器の底部に接触して調理容器の底部の温度を検出する。載置センサ71,72,73は、例えば磁気センサとして構成されている。例えば載置センサ71は、五徳8A上に調理容器が載置され、鍋底温度センサ81が押下げられたときに、磁界の変化に基づき、制御回路10に所定の第1信号(五徳8A上に調理容器が載置されていることを示す載置信号)を出力する。一方で、載置センサ71は、五徳8A上に調理容器が載置されておらず、鍋底温度センサ81が押下げられていないときに、磁界の変化を検出せず、制御回路10に所定の第1信号を出力しない。この場合、載置センサ71は、制御回路10に対して第1信号とは異なる第2信号(五徳8A上に調理容器が載置されていないことを示す非載置信号)を出力する。同様に、載置センサ72は、五徳8B上に調理容器が載置され、鍋底温度センサ82が押下げられたときに、磁界の変化に基づき、制御回路10に所定の第1信号(五徳8B上に調理容器が載置されていることを示す載置信号)を出力する。一方で、載置センサ72は、五徳8B上に調理容器が載置されておらず、鍋底温度センサ82が押下げられていないときに、磁界の変化を検出せず、制御回路10に所定の第1信号を出力しない。この場合、載置センサ72は、制御回路10に対して第1信号とは異なる第2信号(五徳8B上に調理容器が載置されていないことを示す非載置信号)を出力する。なお、載置センサ73も同様の構成及び機能を有し、五徳8C上に調理容器が載置されているときには制御回路10に対して第1信号(載置信号)を出力し、五徳8C上に調理容器が載置されていないときには制御回路10に対して第2信号(非載置信号)を出力する。
(通常モードへの切り替え処理)
次に、通常モードへの切り替え処理について説明する。
後述する「解除モード」から「通常モード」への切り替え条件は、例えば、「「解除モード」のときに操作パネル18に対して所定の第1切替操作(例えば、後述の第2切替操作とは異なる操作)がなされたこと」であってもよく、「ガスコンロ1が一旦電源オフ状態となった後に再び電源オン状態となったこと」であってもよい。制御回路10(制御部)は、「通常モード」へ切り替える条件が成立した場合、「通常モード」であることを示す情報をメモリ(例えばRAM10Cなど)に記憶し、「解除モード」であることを示す情報は消去する。このような記憶動作によって、「通常モード」の設定が完了し、その後は、「解除モード」に切り替えられるまでは「通常モード」が継続することになる。なお、このような「通常モードへの切り替え処理」は、図5で示す制御とは別の制御として並行して行うことができる。
なお、上述した第1切替操作は、上述した操作に限定されず、その他のボタン(電源点火スイッチや操作パネル18のその他のボタンなど)を所定操作することなどによっても行うようにしてもよい。
(解除モードへの切り替え処理)
次に、解除モードへの切り替え処理について説明する。
ガスコンロ1では、ガスコンロ1の電源がオン状態となっているときに、図4で示す操作パネル18を操作することで「通常モード」から「解除モード」へ切り替えることができるようになっている。例えば、ガスコンロ1の電源がオン状態で「通常モード」のときに、操作パネル18に対して所定の第2切替操作(例えば、左側パネル18Bのボタン18D,18Eを同時に数秒間長押しする操作)がなされたときに、制御回路10(制御部)は、制御モードを「通常モード」から「解除モード」に切り替える。制御回路10は、「解除モード」の制御に切り替えた場合、「解除モード」であることを示す情報をメモリ(例えばRAM10Cなど)に記憶し、「通常モード」であることを示す情報はメモリから消去する。このような記憶動作によって、「解除モード」への切り替えが完了し、その後は、「通常モード」に切り替えられるまでは「解除モード」が継続することになる。なお、このような「解除モードへの切り替え処理」は、図5で示す制御とは別の制御として並行して行うことができる。
なお、第2切替操作は、上述した操作に限定されず、その他のボタン(電源点火スイッチや操作パネル18のその他のボタンなど)を所定操作することなどによっても行うようにしてもよい。
「通常モード」から「解除モード」への切り替えは、ガスコンロ1のメンテナンスなどを行うときに有効である。ガスコンロ1のメンテナンス内容として、例えば、ガスバーナ51,52,53の点火が正常に行われるか否かの確認、電磁弁が正常に開閉するか否かの確認、ガスバーナ51,52,53の火力が正常に調整できるか否かの確認などがある。
(ガスコンロでの制御)
次に、ガスコンロ1での制御について説明する。
制御回路10は、例えばガスコンロ1において電源が投入されたことを条件として図5で示す制御を開始する。制御回路10は、図5の制御を開始した直後に、まず、ステップS11において通常モードに設定する。ステップS11の処理は、上述した「通常モードへの切り替え処理」と同様であり、「通常モード」であることを示す情報をメモリ(例えばRAM10Cなど)に記憶し、「解除モード」であることを示す情報はメモリから消去する。
制御回路10は、ステップS11の後、ステップS12の処理を行い、解除モードとなったか否かを判定する。具体的には、メモリ(例えばRAM)内に記憶されている情報が「通常モード」であることを示す情報であるか「解除モード」であることを示す情報であるかを判定する。
制御回路10は、ステップS12において、メモリ(例えばRAM)内に記憶されている情報が「通常モード」であることを示す情報であると判定した場合(即ち、解除モードになっていないと判定した場合)、ステップS13において通常モードの制御を行う。ステップS13では、それまでに「通常モード」が継続していた場合には、「通常モード」を維持し、それまで「解除モード」であった場合には、制御を「通常モード」に切り替える。
制御回路10は、「通常モード」に設定されている状態(通常モードの制御を行う場合)では、五徳8A,8B,8C(載置部)の少なくともいずれかに被加熱物が載置されていない場合に、被加熱物が載置されていない載置部に対応するガスバーナを点火させないように点火の制限を行う。例えば、全ての五徳8A,8B,8C(載置部)に被加熱物(鍋などの調理容器等)が載置されていない場合には、全てのガスバーナ51,52,53の点火の制限を行い、全てのガスバーナ51,52,53を点火させないようにする。或いは、五徳8A(載置部)のみに被加熱物が載置されていない場合には、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火させないように点火制限を行う。逆に、被加熱物が載置されている載置部に対応するガスバーナについては、上記点火制限を行わない。例えば、五徳8A(載置部)に被加熱物が載置されている場合において、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火させるための点火操作部に対して点火操作がなされた場合、ガスバーナ51を点火させる。
制御回路10は、ステップS12において、メモリ(例えばRAM)内に記憶されている情報が「解除モード」であることを示す情報であると判定した場合(即ち、解除モードになっていると判定した場合)、ステップS14において解除モードの制御を行う。ステップS14では、それまでに「解除モード」が継続していた場合には、「解除モード」を維持し、それまで「通常モード」であった場合には、制御を「解除モード」に切り替える。
制御回路10は、「解除モード」に設定されている状態(解除モードの制御を行う場合)では、五徳8A,8B,8C(載置部)の少なくともいずれかに被加熱物が載置されていない場合であっても、被加熱物が載置されていない載置部に対応するガスバーナに対して点火の制限は行わない。例えば、全ての五徳8A,8B,8C(載置部)に被加熱物(鍋などの調理容器等)が載置されていない場合であっても、全てのガスバーナ51,52,53に対して点火の制限は行わず、各ガスバーナに対応する点火操作部に対して点火操作が行われた場合に、点火操作が行われた点火操作部に対応するガスバーナを点火する。例えば、五徳8A(載置部)に被加熱物が載置されていない場合に、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火させるための点火操作部に対して点火操作がなされた場合、ガスバーナ51を点火させる。
ここで、本構成の効果を例示する。
ガスコンロ1は、操作パネル18(設定操作部)を操作することで、通常モードの制御と解除モードの制御とを切り替えることができるようになっている。制御回路10(制御部)は、通常モードの制御を行う場合において五徳8A,8B,8C(載置部)の少なくともいずれかに被加熱物が載置されていない場合には、被加熱物が載置されていない載置部に対応するガスバーナ(その載置部に載置される被加熱物を加熱するためのガスバーナ)の点火の制限を行う。例えば、全ての五徳8A,8B,8C(載置部)に被加熱物が載置されていない場合には、全てのガスバーナ51,52,53の点火の制限を行う。また、五徳8A(載置部)のみに被加熱物が載置されていない場合には、五徳8Aに対応するガスバーナ51の点火の制限を行う。
よって、通常モードのときには、載置部に被加熱物が載置されていない状態で、その載置部に対応するガスバーナが意図せずに点火されたりすることを防ぐことができる。
一方で、制御回路10(制御部)は、操作パネル18(設定操作部)の操作に応じて解除モードに切り替えた場合、上記のような制約を解除することができる。つまり、いずれかの載置部に被加熱物が載置されていない場合であっても、その載置部に対応するガスバーナにおいて点火の制限がなされないようにすることができる。
よって、解除モードに切り替えられるように操作パネル18(設定操作部)を操作すれば、通常モード時に被加熱物が載置されている状態で行い得る動作と同等の動作を、被加熱物が載置されていない状態でも行うことができる。このような機能は、例えば、メンテナンスの際にガスバーナを点火させる必要がある場合などにおいて特に有利になり、被加熱物や専用の冶具などを用意しなくても、通常モード時と同等の動作を行えるようになる。
制御回路10(制御部)は、通常モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態で、その載置部に対応するガスバーナ(その載置部に載置される被加熱物を加熱するためのガスバーナ)を点火するための点火操作部に対して点火操作がなされた場合、その点火操作部の操作によって点火がなされるべきガスバーナを点火させないようにすることができる。例えば、制御回路10(制御部)通常モードの制御を行う場合において、五徳8A~8Cの全てに被加熱物が載置されていない状態で、五徳8A~8Cのいずれかに対応するガスバーナ(ガスバーナ51~53のいずれか)を点火するための点火操作部に対して点火操作がなされた場合、五徳8A~8Cの全てに対応するガスバーナ(ガスバーナ51~53の全て)を点火させないようにすることができる。或いは、制御回路10(制御部)は、通常モードの制御を行う場合において、五徳8Aに被加熱物が載置されていない状態で、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火するための点火操作部(回転操作部6A及び点火スイッチ30A)に対して点火操作がなされた場合、その点火操作部(回転操作部6A及び点火スイッチ30A)によって点火がなされるべきガスバーナ51を点火させないようにすることができる。
一方で、解除モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態でその載置部に対応するガスバーナを点火するための点火操作部に対して点火操作がなされた場合には、その点火操作部によって点火がなされるべきガスバーナを点火させるように動作することができる。例えば、制御回路10(制御部)解除モードの制御を行う場合において、五徳8A~8Cの全てに被加熱物が載置されていない状態で、五徳8A~8Cのいずれかに対応するガスバーナ(ガスバーナ51~53のいずれか)を点火するための点火操作部に対して点火操作がなされた場合、点火操作がなされた点火操作部に対応するガスバーナを点火させるように動作することができる。或いは、制御回路10(制御部)は、解除モードの制御を行う場合において、五徳8Aに被加熱物が載置されていない状態で、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火するための点火操作部(回転操作部6A及び点火スイッチ30A)に対して点火操作がなされた場合、その点火操作部によって点火がなされるべきガスバーナ51を点火させるように動作することができる。
このような構成によれば、通常モード時には、被加熱物が載置されていない状態で意図せずに点火してしまうことを防ぐことができ、解除モード時には、点火させたいタイミングで点火が制限されてしまうことを防ぐことができる。
なお、通常モード時には、上述の点火制限に代えて火力制限を行うようにしてもよい。
この場合、制御回路10(制御部)は、通常モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態で、その載置部に対応するガスバーナを点火するための点火操作部に対して点火操作がなされた場合、その載置部に対応するガスバーナを点火するように制御を行い、点火直後から或いは点火して一定時間が経過した後から、そのガスバーナに対応する調整操作部の変位にかかわらず、そのガスバーナの火力をそのガスバーナにおいて予め定められた最小火力とするように火力制限を行ってもよい。このような火力制限は、そのガスバーナの点火中にのみ行えば良い。例えば、制御回路10(制御部)は、ステップS13のような通常モードの制御を行う場合において、五徳8Aに被加熱物が載置されていない状態で、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火するための点火操作部(回転操作部6A及び点火スイッチ30A)に対して点火操作がなされた場合、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火した後、ガスバーナ51の点火状態が継続している間は、回転操作部6A(調整操作部)がどのような変位であってもガスバーナ51の火力をそのガスバーナ51において予め定められた最小火力とするように火力制限を行ってもよい。
一方で、制御回路10(制御部)は、ステップS14のような解除モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態で点火操作部に対して点火操作がなされた場合には、点火操作部に対応するガスバーナを点火させるように動作することができ、そのガスバーナの火力を、対応する回転操作部の変位に応じた火力に制御することができる。例えば、制御回路10(制御部)は、解除モードの制御を行う場合において、五徳8Aに被加熱物が載置されていない状態で、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火するための点火操作部(回転操作部6A及び点火スイッチ30A)に対して点火操作がなされた場合、五徳8Aに対応するガスバーナ51を点火させることができ、ガスバーナ51が点火状態のときのガスバーナ51の火力を、対応する回転操作部6Aの変位に応じた火力に変更することができる(例えば、最小火力以上の火力にも変更することができる)。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態では、「通常モード」時に、五徳8A,8B,8Cに調理容器が載置されていない場合、ガスバーナ51,52,53の点火制限や火力制限を行う一例を示したが、この例に限定されない。
制御回路10(制御部)は、通常モードの制御を行う場合において、載置部に被加熱物が載置されていない状態で、その載置部に対応するガスバーナ(その載置部に載置された被加熱物を加熱するためのガスバーナ)を点火するための点火操作部に対して点火操作がなされた場合、その点火操作部によって点火がなされるべきガスバーナを最小火力状態よりも大きい火力状態(中火力状態又は大火力状態など)で点火するように制御を行い、その後、そのガスバーナの火力を最小火力まで次第に小さくするように火力制限動作を行うようにしてもよい。そして、そのガスバーナが最小火力となった後には、そのガスバーナに対応する調整操作部の変位にかかわらず、そのガスバーナの火力を最小火力で維持するように火力制限を行ってもよい。このような火力制限は、そのガスバーナの点火中にのみ行えば良い。例えば、制御回路10(制御部)は、ステップS13のような通常モードの制御を行う場合において、五徳8Aに被加熱物が載置されていない状態で、五徳8Aに対応するガスバーナ51(五徳8Aに載置された被加熱物を加熱するためのガスバーナ)を点火するための点火操作部(回転操作部6A及び点火スイッチ30A)に対して点火操作がなされた場合、その点火操作部によって点火がなされるべきガスバーナ51を最小火力状態よりも大きい火力状態(中火力状態又は大火力状態など)で点火した後、そのガスバーナ51の火力を最小火力まで次第に小さくするように火力制限動作を行うようにしてもよい。そして、そのガスバーナ51が最小火力となった後には、ガスバーナ51の点火状態が継続している間は、回転操作部6A(調整操作部)がどのような変位であってもガスバーナ51の火力をそのガスバーナ51において予め定められた最小火力で維持するように火力制限を行ってもよい。
このような構成によれば、通常モード時には、被加熱物が載置されていない状態で意図せずに強火力で維持されてしてしまうことを防ぐことができる。一方、自由に火力を調整したい場合(例えば、火力変更が必要となるメンテナンス等)には、解除モードに切り替えられるように設定操作部を操作すれば、火力が制限されてしまうことを防ぐことができる。また、載置部に被加熱物が載置されていない状態でガスバーナの点火を行うと、通常モードでは、ガスバーナの火力が次第に小さくなるため、通常モードであることを把握しやすくなる。ガスバーナの火力を次第に小さくする制御は、連続的に小さくしてもよく、段階的に小さくしてもよい。
1…ガスコンロ
6A,6B,6C,6D…回転操作部(調整操作部、点火操作部)
8A,8B,8C…五徳(載置部)
10…制御回路(制御部)
18…操作パネル(設定操作部)
30A,30B,30C,30D…点火スイッチ(点火操作部)
51,52,53…ガスバーナ
71,72,73…載置センサ(検出部)

Claims (1)

  1. 被加熱物が載置される載置部と、
    前記載置部に載置される前記被加熱物を加熱するガスバーナと、
    前記載置部に前記被加熱物が載置されていること又は載置されていないことを検出する検出部と、
    前記ガスバーナの点火操作及び消火操作に使用される点火操作部と、
    前記ガスバーナの火力を調整する操作に用いられる調整操作部と、
    設定操作に用いられる設定操作部と、
    前記ガスバーナの点火又は火力を制御し、前記設定操作部の操作に応じて通常モードの制御と、前記ガスバーナの点火が正常に行われるか否かの確認を含むメンテナンス時のモードである解除モードの制御とを切り替える制御部と、
    を備えたガスコンロであって、
    前記制御部は、
    当該ガスコンロの電源がオン状態になっているときの前記通常モード中に前記設定操作部に対して所定の複数のボタンを同時に長押しする第2切替操作がなされた場合に前記解除モードに切り替え、前記解除モード中に前記設定操作部に対して第1切替操作がなされた場合に前記通常モードに切り替え、
    当該ガスコンロの電源がオン状態になっているときの前記解除モード中に当該ガスコンロの電源がオフになり、その後に当該ガスコンロの電源がオン状態になった場合には前記通常モードとし、
    前記通常モードの制御を行う場合において、前記載置部に前記被加熱物が載置されていない状態で前記載置部に対応する前記点火操作部に対して前記点火操作がなされた場合には、前記点火操作部に対応する前記ガスバーナを点火させず、
    前記解除モードの制御を行う場合において、前記載置部に前記被加熱物が載置されていない状態で前記載置部に対応する前記点火操作部に対して前記点火操作がなされた場合には、前記点火操作部に対応する前記ガスバーナを点火させる
    ガスコンロ。
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