JP5863949B2 - 空調機試験システム、空調システムシミュレータ及びプログラム - Google Patents

空調機試験システム、空調システムシミュレータ及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、空調システムを試験するための技術に関する。
いわゆるビル用マルチエアコンと呼ばれる空調システムでは、室外ユニット(室外機)、室内ユニット(室内機)、個別リモコン、集中リモコン等の各機器が空調用ネットワークにより接続される。この種の空調システムでは、各機器単体での試験(単体試験)の完了後に、各機器を組み合わせたシステム試験(組み合わせ試験ともいう)が実施される。
システム試験は、実際の納入規模にかかわらず、当該空調システムにおける最大の規模を想定して行う必要がある。そうすると、例えば、250台程度の機器がネットワークに接続されたシステム試験用の空調システムを構築する必要がある。このため、従来では、室外機や室内機等の大型の機器においては、当該機器に内蔵される制御基板のみをネットワークに接続してシステム試験を実施していた。
しかしながら、上記従来のシステム試験では、以下の問題があった。
(1)空調機や室内機等の実際の機器を接続させないとはいえ、多くの制御基板をネットワークに接続させたシステム試験用の空調システムを構築する必要があるため、大きな作業スペースを必要とし、試験場所の確保が容易でなかった。
(2)各制御基板をネットワークに接続させる作業を要し、さらに、室外機や室内機が備える各種のセンサとのI/F処理においてエラーが発生しないように、センサに代えて抵抗器を取り付ける等の作業が各制御基板毎に必要とされていた。即ち、システム試験用の空調システムを構築するのに非常に手間がかかっていた。
これに対し、特許文献1では、コンピュータ上で空調機の動作をシミュレーションする技術が開示されている。
特許第4597716号公報
特許文献1に記載の空調機シミュレータは、シミュレーションの対象となる室外機、室内機や個別リモコン等の実際の機器(実機)のマイコン制御プログラムを流用したシミュレーションプログラムを搭載する。このシミュレーションプログラムは、実機のマイコン制御プログラムを、パーソナルコンピュータ等の空調機シミュレータで動作させるために変換したものであり、空調機シミュレータは、かかるシミュレーションプログラムを実行することで、当該実機の動作をシミュレーションする。
しかしながら、上記のシミュレーションプログラムは、実機のマイコン制御プログラムを流用したものであるとはいえ、本来の実機の動作にはない、シミュレーション用の動作処理も組み入れられている。したがって、システム試験の観点からは、この空調機シミュレータによるシミュレーションを実機の動作と同等に扱うには支障がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、実機の動作に極力即したシミュレーションを実現することで、実機を使用せずにシステム試験を実施できる空調機試験システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空調機試験システムは、
空調システムを構成する機器であって、試験対象となる被試験機の動作をシミュレーションする被試験機シミュレータと、
前記空調システムを構成する複数の機器の動作をシミュレーションする空調システムシミュレータと、を備え、
前記被試験機シミュレータは、
第1の制御部と、
ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記第1の制御部に送出する第1の操作受付部と、
前記被試験機に搭載される機器オブジェクトデータを記憶する第1のデータ記憶部と、
前記第1の制御部の制御の下、第1のネットワークを介して前記空調システムシミュレータとデータ通信を行う第1の通信部と、を備え、
前記第1の制御部は、
ユーザによる前記入力操作が示す内容と、前記空調システムシミュレータから送信されたデータと、前記第1のデータ記憶部に記憶されている前記機器オブジェクトデータと、に基づいて、前記被試験機の動作をシミュレーションする第1のシミュレーション処理部と、
前記空調システムシミュレータから送信されたデータを前記第1のシミュレーション処理部に供給すると共に、前記第1のシミュレーション処理部によって、前記空調システムシミュレータに送信すべきデータが生成された場合には、当該データを前記第1の通信部に供給する第1のデータ送受信部と、を備え、
前記空調システムシミュレータは、
第2の制御部と、
ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記第2の制御部に送出する第2の操作受付部と、
前記複数の機器それぞれに搭載される機器オブジェクトデータを記憶する第2のデータ記憶部と、
前記第2の制御部の制御の下、前記第1のネットワークを介して前記被試験機シミュレータとデータ通信を行う第2の通信部と、を備え、
前記第2の制御部は、複数の第2のシミュレーション処理部と、複数の第2のデータ送受信部と、を備え、
前記各第2のシミュレーション処理部は、
ユーザによって、自己がシミュレーションする機器に対して行われた前記入力操作が示す内容と、前記被試験機シミュレータから送信された、当該機器宛のデータと、前記第2のデータ記憶部に記憶されている、当該機器に対応する前記機器オブジェクトデータと、に基づいて、当該機器の動作をシミュレーションし、
前記各第2のデータ送受信部は、
前記被試験機シミュレータから送信された自己に対応する機器宛のデータを対応する前記第2のシミュレーション処理部に供給すると共に、対応する前記第2のシミュレーション処理部によって、前記被試験機シミュレータに送信すべきデータが生成された場合には、当該データを前記第2の通信部に供給する。
本発明によれば、空調システムを構成する実機の動作に極力即したシミュレーションを実現することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る空調機試験システムの構成を示す図である。 実施形態1の被試験機シミュレータの構成を示すブロック図である。 実施形態1の被試験機シミュレータが備えるデータ記憶部について説明するための図である。 実施形態1の被試験機シミュレータが備える制御部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1のシミュレーション条件設定画面の一例を示す図である。 実施形態1の機器アドレス設定画面の一例を示す図である。 実施形態1の通信設定画面の一例を示す図である。 実施形態1のセンサ設定画面の一例を示す図である。 実施形態1のLED設定画面の一例を示す図である。 実施形態1の試験操作画面の一例を示す図である。 実施形態1の環境条件設定画面の一例を示す図である。 実施形態1の試験データ設定画面の一例を示す図である。 実施形態1の空調システムシミュレータが備えるデータ記憶部について説明するための図である。 実施形態1の空調システムシミュレータが備える制御部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1の被試験機シミュレータにおけるシミュレーション動作の手順を示すフローチャートである。 実施形態1の被試験機シミュレータにおけるシミュレーション条件設定受付処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る空調機試験システムの構成を示す図である。 実施形態2の試験支援装置が備えるデータ記憶部について説明するための図である。 実施形態2の試験支援装置が備える制御部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態2のシミュレーション条件設定画面の一例を示す図である。 実施形態2の試験操作画面の一例を示す図である。 実施形態2において、“応答を受信できないケース”に対応するスクリプトの一例を示す図である。 実施形態2において、“応答を受信できないケース”での正常な通信シーケンスを示す図である。 実施形態2において、“応答を受信できないケース”での異常な通信シーケンスの例(その1)を示す図である。 実施形態2において、“応答を受信できないケース”での異常な通信シーケンスの例(その2)を示す図である。 実施形態2において、“応答を繰り返し受信するケース”に対応するスクリプトの一例を示す図である。 実施形態2において、“応答を繰り返し受信するケース”での正常な通信シーケンスを示す図である。 実施形態2において、“応答を繰り返し受信するケース”での異常な通信シーケンスの例(その1)を示す図である。 実施形態2において、“応答を繰り返し受信するケース”での異常な通信シーケンスの例(その2)を示す図である。 本発明の実施形態3に係る空調機試験システムの構成を示す図である。 実施形態3の被試験機シミュレータの構成を示すブロック図である。 実施形態3の被試験機シミュレータが備えるデータ記憶部について説明するための図である。 実施形態3の被試験機シミュレータが備える制御部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3の空調システムシミュレータが備えるデータ記憶部について説明するための図である。 実施形態3の空調システムシミュレータが備える制御部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3の試験支援装置が備えるデータ記憶部について説明するための図である。 実施形態3の試験支援装置が備えるが備える制御部の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3の試験操作画面の一例を示す図である。 実施形態3の環境条件設定画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る空調機試験システム1の構成を示すブロック図である。この空調機試験システム1は、複数の空調機(実機)から構成される空調システムの動作試験をシミュレーションにより実施するためのシステムである。空調機試験システム1は、被試験機シミュレータ2と、空調システムシミュレータ3とから構成される。被試験機シミュレータ2と空調システムシミュレータ3は、それぞれプロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4に接続される。空調用ネットワーク4の仕様は、実際の空調システムで採用される周知のネットワークと同様である。各プロトコル変換器5は、それぞれ被試験機シミュレータ2及び空調システムシミュレータ3から送信されるデータを空調用ネットワーク4に対応するように、通信プロトコルの変換を行う装置である。
被試験機シミュレータ2は、試験対象となる実機(被試験機)の動作をシミュレーションするための装置であり、図2に示すように、操作受付部20と、表示部21と、データ記憶部22と、外部入出力部23と、制御部24と、を備える。操作受付部20は、例えば、キーボード、マウス、キーパッド、タッチパッドやタッチパネル等を含んで構成され、ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に係る信号(操作信号)を制御部24に送出する。
表示部21は、例えば、CRTや液晶モニタ等を含んで構成され、制御部24の制御の下、ユーザ操作用の画面やシミュレーション結果等の表示を行う。外部入出力部23は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート等を含んで構成され、外部装置(例えば、空調システムシミュレータ3)に対してデータを出力し、また、外部装置からのデータを入力する。
データ記憶部22は、例えば、ROM(Read Only Memory)、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等を含んで構成され、当該被試験機シミュレータ2で使用されるプログラムや各種のデータ(詳細は後述する)を記憶する。
制御部24は、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、上記の各構成部の制御を行う。制御部24の機能の詳細については後述する。
データ記憶部22には、様々な汎用プログラムや各種のデータ等が記憶されるが、本発明の本実施形態特有の構成として、図3に示すように、機器オブジェクトデータ220と、シミュレーションプログラム221と、シミュレーション条件テーブル222と、が記憶されている。
機器オブジェクトデータ220は、被試験機(例えば、室内機、室外機等)から抽出されたデータであり、被試験機固有の情報や操作可能な制御項目等が含まれるデータである。
シミュレーションプログラム221は、被試験機の動作を被試験機シミュレータ2上でシミュレーションするためのプログラムであり、被試験機の機種毎に予め作成されたものである。
シミュレーション条件テーブル222は、被試験機をシミュレーションするのための条件が格納されるデータテーブルである。シミュレーション条件テーブル222に格納される条件は、上記シミュレーションプログラム221の起動後、ユーザにより設定入力される(詳細は後述する)。
制御部24は、本発明の本実施形態特有の構成として、機能的には、図4に示すように、ユーザI/F処理部240と、シミュレーション処理部241と、コマンド送受信部242と、試験データ送信部243と、を備える。これらの各機能部の機能は、CPUがデータ記憶部22に記憶されている上記のシミュレーションプログラム221を実行することで実現される。
ユーザI/F処理部240は、GUI(Graphical User Interface)によるユーザI/F画面を表示して、シミュレーションのための後述する様々な設定をユーザから受け付け、また、試験結果等を表示する。
より詳細には、ユーザI/F処理部240は、ユーザにより、操作受付部20を介して、上記のシミュレーションプログラム221を起動させるための所定操作が行われると、図5に示すような、シミュレーション条件設定画面501を表示部21を介して表示する。シミュレーション条件設定画面501は、被試験機をシミュレーションするための初期的条件(前提条件)を設定するための画面である。シミュレーション条件設定画面501は、図5に示すように、機器アドレス設定ボタン502、通信設定ボタン503、センサ設定ボタン504、LED設定ボタン505、OKボタン506、キャンセルボタン507等を含んで構成される。
ユーザにより、機器アドレス設定ボタン502が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、図6に示す機器アドレス設定画面601をシミュレーション条件設定画面501上にポップアップ表示する。機器アドレス設定画面601は、被試験機に割り当てるシミュレーション上の機器アドレスをユーザに設定させるための画面であり、機器アドレス入力フィールド602、OKボタン603、キャンセルボタン604等を含んで構成される。
機器アドレス入力フィールド602は、機器アドレスを入力するためのテキストボックスである。ユーザは、機器アドレス入力フィールド602に、操作受付部20を介して、所望の機器アドレス(図6の例では、“55”)を直接テキスト入力することができる。ユーザにより機器アドレスが入力され、OKボタン603が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが入力した機器アドレスを取得して、シミュレーション条件テーブル222に格納し、機器アドレス設定画面601を閉じる。一方、キャンセルボタン604が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが入力した機器アドレスを取得することなく、機器アドレス設定画面601を閉じる。
図5のシミュレーション条件設定画面501にて、ユーザにより、通信設定ボタン503が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、図7に示す通信設定画面701をシミュレーション条件設定画面501上にポップアップ表示する。通信設定画面701は、被試験機が備える制御基板でデータ通信の際に使用されるポートと、空調用ネットワーク4に接続させる被試験機シミュレータ2のポートと、をユーザに設定させるための画面である。図7に示すように、通信設定画面701は、実機側ポート指定フィールド702、シミュレータ側ポート指定フィールド703、OKボタン704、キャンセルボタン705等を含んで構成される。
実機側ポート指定フィールド702は、実機(被試験機)側のポートを指定するためのドロップダウンリストである。ユーザは、押下操作により実機側ポート指定フィールド702に表示されるポート名の一覧から、被試験機に対応するポート名(図7の例では、“UART2”)を選択することができる。シミュレータ側ポート指定フィールド703は、被試験機シミュレータ2のポートを指定するためのドロップダウンリストである。ユーザは、押下操作によりシミュレータ側ポート指定フィールド703に表示されるポート名の一覧から、所望のもの(図7の例では、“USB1”)を選択することができる。この例のように、本実施形態において、被試験機シミュレータ2では、空調用ネットワーク4に接続するポートとして、USBポートを使用する。
ユーザにより、実機側及びシミュレーション側それぞれのポート名が指定され、OKボタン704が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが指定した実機側及びシミュレーション側それぞれのポート名を取得して、シミュレーション条件テーブル222に格納し、通信設定画面701を閉じる。一方、キャンセルボタン705が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが指定したこれらのポート名を取得することなく、通信設定画面701を閉じる。
図5のシミュレーション条件設定画面501にて、ユーザにより、センサ設定ボタン504が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、図8に示すセンサ設定画面801をシミュレーション条件設定画面501上にポップアップ表示する。センサ設定画面801は、被試験機が備えるセンサ(例えば、温度センサ)の動作をシミュレーションするための条件をユーザに設定させるための画面である。図8に示すように、センサ設定画面801は、A/D変換回路指定フィールド802、特性入力フィールド803、OKボタン804、キャンセルボタン805等を含んで構成される。
A/D変換回路指定フィールド802は、被試験機が備える制御基板において、当該センサと接続するA/D変換回路を指定するためのドロップダウンリストである。ユーザは、押下操作によりA/D変換回路指定フィールド802に表示されるA/D変換回路名の一覧から、被試験機に対応するA/D変換回路名(図8の例では、“A/D2”)を選択することができる。
特性入力フィールド803は、当該センサ(この例では、温度センサ)の特性を入力するためのテキストボックスである。ユーザは、当該センサの特性として、当該センサの仕様から導出される、温度と出力電圧の関係を特性入力フィールド803に直接テキスト入力することができる。図8の例では、温度が10℃、15℃、20℃、25℃及び30℃の場合に、当該センサから出力される電圧がそれぞれ2.5V、2.2V、1.9V、1.6V及び1.3Vであることが示されている。
ユーザにより、上記の指定及び入力が行われ、OKボタン804が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが指定したA/D変換回路名及びセンサの特性を取得して、シミュレーション条件テーブル222に格納し、センサ設定画面801を閉じる。一方、キャンセルボタン805が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが指定及び入力した情報を取得することなく、センサ設定画面801を閉じる。
図5のシミュレーション条件設定501にて、ユーザにより、LED設定ボタン505が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、図9に示すLED設定画面901をシミュレーション条件設定画面501上にポップアップ表示する。LED設定画面901は、被試験機が備えるLEDの動作をシミュレーションするための条件をユーザに設定させるための画面である。図9に示すように、LED設定画面901は、LEDポート指定フィールド902、点灯条件指定フィールド903、OKボタン904、キャンセルボタン905等を含んで構成される。
LEDポート指定フィールド902は、被試験機が備える制御基板において、当該LEDと接続するI/Oポートを指定するためのドロップダウンリストである。ユーザは、押下操作によりLEDポート指定フィールド902に表示されるI/Oポート名の一覧から、被試験機に対応するI/Oポート名(図9の例では、“P3”)を選択することができる。
点灯条件指定フィールド903は、上記選択したI/Oポートに対応付けられたレジスタに、当該LEDを点灯させるために書き込まれる点灯指示情報を指定するためのドロップダウンリストである。ユーザは、押下操作により点灯条件指定フィールド903に一覧表示される点灯指示情報(例えば、“High”及び“Low”)から、被試験機の制御基板に対応する点灯指示情報(図9の例では、“High”)を選択することができる。この例では、当該制御基板において、ポートP3用のレジスタに“High”(例えば、1)が書き込まれることが、当該LEDに点灯を指示する意味であることが示されている。また、この場合、ポートP3用のレジスタに“Low”(例えば、0)が書き込まれることで、当該LEDに消灯を指示することができる。
ユーザにより、上記の指定が行われ、OKボタン904が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが指定したI/Oポート名及び点灯指示情報を取得して、シミュレーション条件テーブル222に格納し、LED設定画面901を閉じる。一方、キャンセルボタン905が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが指定したこれらの情報を取得することなく、LED設定画面901を閉じる。
図5のシミュレーション条件設定画面501に戻り、ユーザにより、OKボタン506が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション条件テーブル222の格納内容をチェックし、ユーザにより全てのシミュレーション条件の設定が完了しているか否かを判定する。その結果、全てのシミュレーション条件の設定が完了している場合には、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション処理部241及びコマンド送受信部242を起動させると共に、シミュレーション条件設定画面501を閉じる。また、ユーザI/F処理部240は、図10に示すような、試験操作画面1001を表示する。
一方、全てのシミュレーション条件の設定が完了していない場合には、ユーザI/F処理部240は、その旨を示すエラーメッセージ画面を表示する。なお、ユーザI/F処理部240は、予め決められた必須の条件の設定(例えば、機器アドレスの設定と通信ポートの指定)が完了していれば、その他の条件の設定有無にかかわらず、シミュレーション処理部241及びコマンド送受信部242を起動させてもよい。
一方、シミュレーション条件設定画面501にて、ユーザにより、キャンセルボタン507が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション条件テーブル222の格納内容を削除する。そして、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション処理部241及びコマンド送受信部242を起動させることなく、シミュレーション条件設定画面501を閉じると共に、CPUによるシミュレーションプログラム221の実行を終了させる。
ユーザI/F処理部240は、シミュレーションの実行中において、上記の試験操作画面1001を表示する。試験操作画面1001は、ユーザから、試験を実施するための操作を受け付けたり、シミュレーション結果を表示するための画面である。図10に示すように、試験操作画面1001は、実機情報表示フィールド1002、環境条件設定ボタン1003、試験データ送信ボタン1004、LED状態表示フィールド1005、終了ボタン1006等を含んで構成される。
実機情報表示フィールド1002には、被試験機の機能種別(室内機、室外機など)と、先にユーザが機器アドレス設定画面601を介して設定した機器アドレスとが表示される。被試験機の機能種別を示す情報は、機器オブジェクトデータ220に含まれている。
環境条件設定ボタン1003は、被試験機のセンサにおける計測値の設定をユーザから受け付けるために使用されるボタンである。試験データ送信ボタン1004は、接続する他の装置(ここでは、空調システムシミュレータ3)に送信する試験用のデータの内容設定及び送信をユーザから受け付けるために使用されるボタンである。
LED状態フィールド1005には、シミュレーション処理部241によって通知される情報に基づいて、“LED:点灯”又は“LED:消灯”の何れかが表示される。
シミュレーション処理部241は、被試験機の動作のシミュレーション処理を行う。より詳細には、図4に示すように、シミュレーション処理部241は、基板シミュレーション部2410と、センサシミュレーション部2411と、LEDシミュレーション部2412と、を備える。
基板シミュレーション部2410は、機器オブジェクトデータ220に基づいて、被試験機が備える制御基板の動作をシミュレーションする。基板シミュレーション部2410は、このシミュレーションにおいて、当該制御基板と同様の処理により、外部からの情報を取得する。例えば、基板シミュレーション部2410は、後述するセンサシミュレーション部2411からの情報を、当該制御基板の仕様により予め決められたA/D変換回路(例えば、“A/D2”で示されるA/D変換回路)に対応するレジスタから取得する。
また、例えば、基板シミュレーション部2410は、後述するコマンド送受信部242からのデータ(例えば、制御コマンド等の実機間でやり取りされるデータ)を、当該制御基板の仕様により予め決められた通信ポート(例えば、“UART2”で示される通信ポート)に対応付けられた受信バッファから取得する。
また、基板シミュレーション部2410は、このシミュレーションにおいて、当該制御基板と同様の処理により、LEDの点灯や消灯の指示や、データの送信を行う。例えば、LEDの点灯あるいは消灯の指示が必要な場合、基板シミュレーション部2410は、当該制御基板の仕様により予め決められたI/O(例えば、“P3”で示されるI/Oポート)に対応するレジスタに点灯指示情報(例えば、“High”)又は消灯指示情報(例えば、“Low”)を書き込む。
また、例えば、制御コマンド等のデータの送信が必要な場合、基板シミュレーション部2410は、当該制御基板の仕様により予め決められた通信ポート(例えば、“UART2”で示されるUARTのポート)に対応する送信バッファに、生成した制御コマンド等を書き込む。
センサシミュレーション部2411は、ユーザによりセンサ設定画面801を介して設定されたセンサのシミュレーション条件と、後述する環境条件とに基づいて、被試験機が備えるセンサ(例えば、温度センサ)の動作をシミュレーションする。
ユーザは、図10の試験操作画面1001を介して、任意の環境条件(例えば、室内温度)を設定することができる。ユーザにより、試験操作画面1001の環境条件設定ボタン1003が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、図11に示す環境条件設定画面1101を試験操作画面1001上にポップアップ表示する。
環境条件設定画面1101は、被試験機が備えるセンサによって計測される室内温度をユーザに設定させるための画面である。図11に示すように、環境条件設定画面1101は、室内温度入力フィールド1102、OKボタン1103、キャンセルボタン1104等を含んで構成される。
室内温度入力フィールド1102は、室内温度を入力するためのテキストボックスである。ユーザは、室内温度入力フィールド1102に、操作受付部20を介して、所望の室内温度(図11の例では、“20”℃)を直接テキスト入力することができる。ユーザにより室内温度が入力され、OKボタン1103が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが入力した室内温度を取得して、センサシミュレーション部2411に供給する。一方、キャンセルボタン1104が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが入力した室内温度を取得することなく、環境条件設定画面1101を閉じる。
センサシミュレーション部2411は、ユーザI/F処理部240から室内温度の供給を受けると、先にユーザにより設定された温度センサ特性(図8参照)に基づいて、当該室内温度に対応する電圧値を取得し、取得した電圧値を、先にユーザにより設定されたA/D変換回路名(例えば、“A/D2”)に対応するレジスタに書き込む。設定された室内温度が20℃の場合、図8の例では、対応する電圧値として1.9[V]が取得され、上記レジスタに書き込まれる。これにより、基板シミュレーション部2410は、かかる電圧値を温度センサの計測結果として取得することができる。
LEDシミュレーション部2412は、ユーザにより設定されたLEDのシミュレーション条件と、基板シミュレーション部2410から出力される点灯指示情報又は消灯指示情報と、に基づいて、LEDの点灯又は消灯を指示する通知をユーザI/F処理部240に発行する。具体的には、LEDシミュレーション部2412は、ユーザにより設定されたI/Oポート(例えば、“P3”で示されるI/Oポート)に対応するレジスタを所定時間毎にチェックして、当該レジスタに書き込まれている情報(点灯指示情報又は消灯指示情報)を取り出し、これが点灯指示情報である場合には、ユーザI/F処理部240に対して、LEDの点灯を指示し、消灯指示情報である場合には、LEDの消灯を指示する。これにより、試験操作画面1001のLED状態フィールド1005には、“LED:点灯”又は“LED:消灯”の何れかが表示される。
コマンド送受信部242は、通信設定画面701(図7参照)にてユーザが設定した結果に基づいて、被試験機の制御基板においてデータ通信の際に使用されるポートと、空調用ネットワーク4に接続させる被試験機シミュレータ2のポート間のデータの授受を仲立ちする処理を行う。他のシミュレータ(ここでは、空調システムシミュレータ3)から空調用ネットワーク4上に出力されたデータ(例えば、制御コマンド等)は、プロトコル変換器5を介して外部入出力部23により取り込まれる。外部入出力部23により取り込まれたデータは、外部入出力部23が使用するポート、即ち、ユーザにより設定されたシミュレータ側のポート(例えば、“USB1”に対応するUSBのポート)の受信バッファに書き込まれる。
コマンド送受信部242は、この受信バッファからデータを取り出して、ユーザにより設定された制御基板側のポート(例えば、“UART2”で示される通信ポート)に対応する受信バッファに書き込む。
また、コマンド送受信部242は、基板シミュレーション部2410により、上述したようにして、制御コマンド等のデータが制御基板側の上記ポートに対応する送信バッファに書き込まれると、これを取り出して、シミュレータ側の上記ポートの送信バッファに書き込む。外部入出力部23は、この送信バッファに書き込まれたデータをプロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4上に出力する。空調用ネットワーク4上に出力されたデータは、他のシミュレータ(ここでは、空調システムシミュレータ3)によって受信される。
試験データ送信部243は、ユーザが任意に設定した試験データ(制御コマンド)を他のシミュレータ(ここでは、空調システムシミュレータ3)に送信する処理を行う。ユーザは、図10の試験操作画面1001を介して、任意の試験データを生成し、送信することができる。ユーザにより、試験操作画面1001の試験データ送信ボタン1004が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、図12に示す試験データ設定画面1201を試験操作画面1001上にポップアップ表示する。
図12に示すように、試験データ設定画面1201は、アドレス入力フィールド1202、運転種別指定フィールド1203、設定温度入力フィールド1204、OKボタン1205、キャンセルボタン1206等を含んで構成される。
アドレス入力フィールド1202は、制御コマンドの宛先となる相手側の実機の機器アドレスを入力するためのテキストボックスである。運転種別指定フィールド1203は、相手側の実機に指示する運転種別(暖房、冷房、送風など)を指定するためのドロップダウンリストである。設定温度入力フィールド1204は、相手側の実機に指示する設定温度を入力するためのテキストボックスである。
図12の例では、機器アドレス“3”の室内機に対して、暖房20℃の運転を指示することが示されている。このようにしてユーザにより試験データ(制御コマンド)の内容が設定され、OKコマンド1205が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザにより設定された試験データの内容を試験データ送信部243に通知する。
試験データ送信部243は、通知された試験データの内容に基づいて、制御コマンドを生成する。ここで生成される制御コマンドのフォーマットは、実際の空調システムにおいて使用される制御コマンドのフォーマットと同一である。試験データ送信部243は、生成した制御コマンドを、先にユーザにより設定されたシミュレータ側のポート(例えば、“USB1”に対応するUSBのポート)の送信バッファに書き込む。
外部入出力部23は、自己が使用する上記ポートの送信バッファに書き込まれた制御コマンドをプロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4上に出力する。これにより、かかる制御コマンドは、空調システムシミュレータ3によって受信される。
試験データ設定画面1201にて、ユーザによりキャンセルボタン1206が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、ユーザが設定した試験データの内容を試験データ送信部243に通知することなく、試験データ設定画面1201を閉じる。
図10の試験操作画面1001に戻り、ユーザにより、終了ボタン1006が押下操作されると、ユーザI/F処理部240は、試験操作画面1001を閉じると共に、CPUによるシミュレーションプログラム221の実行を終了させる。
続いて、空調システムシミュレータ3について説明する。空調システムシミュレータ3は、前述した被試験機が属する空調システムにおける他の複数の実機(試験機)の動作をシミュレーションするための装置である。
空調システムシミュレータ3は、被試験機シミュレータ2と同様の構成を有する。即ち、図2に示すように、操作受付部20と、表示部21と、データ記憶部22と、外部入出力部23と、制御部24と、を備える。
図13に示すように、空調システムシミュレータ3のデータ記憶部22には、被試験機シミュレータ2の場合と異なり、複数の機器オブジェクトデータ2201〜Nと、複数のシミュレーションプログラム2211〜Mと、複数のシミュレーション条件テーブル2221〜Nと、が記憶されている。
機器オブジェクトデータ2201〜Nの各々は、シミュレーションする各試験機に対応する。また、シミュレーション条件テーブル2221〜Nの各々には、各試験機をシミュレーションするのための条件が格納される。本実施形態では、N(2以上の整数)台の試験機がシミュレーションの対象となる。
シミュレーションプログラム2211〜Mの各々は、シミュレーションする試験機の機種毎に予め作成されたものである。本実施形態では、シミュレーションする試験機の機種の総数は、M(2以上の整数)である。
空調システムシミュレータ3では、ユーザは、各試験機のシミュレーションの実行を開始させる際、シミュレーションプログラム2211〜Mの中から当該試験機の機種に対応するシミュレーションプログラム221を選択して起動させる。そして、前述した被試験機シミュレータ2の場合と同様に、シミュレーション条件設定画面501を介して、当該試験機をシミュレーションするための初期的条件(前提条件)を設定する。ユーザはかかる操作をシミュレーション対象となる全試験機に対して行う。
ユーザにより以上の操作が行われると、空調システムシミュレータ3の制御部24の機能構成は、図14に示すようなものとなる。このように、シミュレーション対象となる全試験機について、初期的条件の設定が完了すると、空調システムシミュレータ3の制御部24は、機能的には、複数のユーザI/F処理部2401〜Nと、複数のシミュレーション処理部2411〜Nと、複数のコマンド送受信部2421〜Nと、複数の試験データ送信部2431〜Nと、を備える構成となる。
即ち、各ユーザI/F処理部240、各シミュレーション処理部241、各コマンド送受信部242及び各試験データ送信部243は、一の試験機の動作をシミュレーションする処理を実行する。この場合、各試験機に対応したN個の試験操作画面1001(図10参照)が表示部21に表示されることになる。
空調システムシミュレータ3において、各試験操作画面1001を介したユーザ操作に伴う各処理については、前述した被試験機シミュレータ2の場合と同様である。
続いて、以上のように構成された空調機試験システム1を用いた被試験機の動作試験の一例について説明する。この試験例では、ユーザは、特定の試験機(機器アドレス“3”の室内機)に暖房運転を指示した場合に、室内温度<設定温度で、被試験機(機器アドレス“55”の室外機)の運転が開始されることを確認する。なお、この試験を行う前提として、被試験機シミュレータ2において、被試験機をシミュレーションするための初期的条件の設定が完了し、試験操作画面1001が表示されているものとする。同様に、空調システムシミュレータ3においては、各試験機毎に、シミュレーションするための初期的条件の設定が完了し、対応する試験操作画面1001が試験機の台数分表示されているものとする。
上記の状況の下、先ず、ユーザは、空調システムシミュレータ3において、機器アドレス“3”に対応する試験操作画面1001を操作して、環境条件設定画面1101(図11参照)を表示させ、かかる画面にて室内温度を25℃に設定する。これにより、機器アドレス“3”に対応するシミュレーション処理部241のセンサシミュレーション部2411は、室内温度“25℃”に対応する電圧値(例えば、1.6[V])を計測結果として、前述したようにして、基板シミュレーション部2410に出力する。
次に、ユーザは、被試験機シミュレータ2において、試験操作画面1001を操作して、試験データ送信画面1201(図12参照)を表示させる。そして、ユーザは、かかる画面にて、機器アドレス“3”の室内機に対して、暖房20℃の運転を指示する設定を行い、OKボタン1205を押下操作する。そうすると、前述したように、試験データ送信部243により、設定された運転指示内容に対応する制御コマンドが生成され、生成された制御コマンドは、被試験機シミュレータ2の外部入出力部23により、プロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4上に出力される。
かかる制御コマンドは、空調システムシミュレータ3によって受信され、機器アドレス“3”に対応する基板シミュレーション部2410によって、当該制御コマンドの内容、即ち、暖房20℃の運転指示が認識される。しかし、この場合、室内温度>設定温度なので、当該基板シミュレーション部2410は、かかる運転指示に対する動作を直ちに実行せず保留状態にする。
次に、ユーザは、空調システムシミュレータ3において、機器アドレス“3”に対応する試験操作画面1001を操作して、環境条件設定画面1101(図11参照)にて室内温度を15℃に設定する。これにより、機器アドレス“3”に対応するセンサシミュレーション部2411は、室内温度“15℃”に対応する電圧値(例えば、2.2[V])を計測結果として、基板シミュレーション部2410に出力する。
機器アドレス“3”に対応する基板シミュレーション部2410は、室内温度<設定温度になったことを検出し、機器アドレス“55”の室外機(即ち、被試験機)に対して、暖房20℃の運転を要求する制御コマンドを生成し、前述したように、制御基板側のポート(例えば、“UART2”で示される通信ポート)に対応する送信バッファに書き込む。
機器アドレス“3”に対応するコマンド送受信部242は、上記の送信バッファに書き込まれた制御コマンドを取り出し、シミュレータ側のポートの送信バッファに書き込む。外部入出力部23は、この送信バッファに書き込まれたデータをプロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4上に出力する。空調用ネットワーク4上に出力された制御コマンドは、被試験機シミュレータ2によって受信される。被試験機シミュレータ2の基板シミュレーション部2410は、当該制御コマンドの内容、即ち、暖房20℃の運転要求を認識し、この要求に従った暖房運転に関する処理を実行する。基板シミュレーション部2410は、暖房運転動作を行っていることをユーザに報知するため、当該制御基板の仕様上、予め決められたI/O(例えば、“P3”で示されるI/Oポート)に対応するレジスタに点灯指示情報(例えば、“High”)を書き込む。
上記レジスタに点灯指示情報が書き込まれると、前述したようにして、LEDシミュレーション部2412は、ユーザI/F処理部240に対して、LEDの点灯を指示する。ユーザI/F処理部240は、かかる指示を受けると、試験操作画面1001のLED状態フィールド1005に“LED:点灯”と表示する。これにより、ユーザは、被試験機(即ち、機器アドレス“55”の室外機)が正常に暖房運転動作を開始したことを確認できる。
図15は、被試験機シミュレータ2におけるシミュレーション動作の手順を示すフローチャートである。ユーザにより、操作受付部20を介して、シミュレーションプログラム221を起動させるための所定操作が行われると(ステップS101;YES)、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション条件設定画面501(図5参照)を表示部21を介して表示し(ステップS102)、シミュレーション条件設定受付処理を実行する(ステップS103)。
図16は、このシミュレーション条件設定受付処理の手順を示すフローチャートである。ユーザにより、シミュレーション条件設定画面501の機器アドレス設定ボタン502が押下操作されると(ステップS201;YES)、ユーザI/F処理部240は、前述したようにして、ユーザから機器アドレスの設定を受け付ける(ステップS202)。
ユーザにより、シミュレーション条件設定画面501の通信設定ボタン503が押下操作されると(ステップS203;YES)、ユーザI/F処理部240は、前述したようにして、ユーザから通信に使用するポートの設定を受け付ける(ステップS204)。
ユーザにより、シミュレーション条件設定画面501のセンサ設定ボタン504が押下操作されると(ステップS205;YES)、ユーザI/F処理部240は、前述したようにして、ユーザからセンサのシミュレーション条件の設定を受け付ける(ステップS206)。
ユーザにより、シミュレーション条件設定画面501のLED設定ボタン505が押下操作されると(ステップS207;YES)、ユーザI/F処理部240は、前述したようにして、ユーザからLEDのシミュレーション条件の設定を受け付ける(ステップS208)。
ユーザにより、シミュレーション条件設定画面501のOKボタン506が押下操作されると(ステップS209;YES)、I/F処理部240は、ユーザにより全てのシミュレーション条件の設定が完了しているか否かを判定する(ステップ210)。その結果、全てのシミュレーション条件の設定が完了している場合には(ステップ210;YES)、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション処理の実行要否を示すシミュレーション実行フラグをONにし(ステップS211)、シミュレーション条件設定画面501を閉じる(ステップS214)。
一方、全てのシミュレーション条件の設定が完了していない場合には(ステップ210;NO)、ユーザI/F処理部240は、その旨を示すエラーメッセージ画面を表示する等してユーザに報知する。そして、ユーザI/F処理部240の処理は、ステップS201に戻る。
ユーザにより、シミュレーション条件設定画面501のキャンセルボタン507が押下操作されると(ステップS212;YES)、ユーザI/F処理部240は、上記のシミュレーション実行フラグをOFFにし(ステップS213)、シミュレーション条件設定画面501を閉じる(ステップS214)。
図15のフローチャートに戻り、ステップS104では、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション実行フラグがONであるか否かを判定する。シミュレーション実行フラグがOFFの場合(ステップS104;NO)、ユーザI/F処理部240は、CPUによるシミュレーションプログラム221の実行を終了させる(ステップS108)。一方、シミュレーション実行フラグがONの場合(ステップS104;YES)、ユーザI/F処理部240は、シミュレーション処理部241及びコマンド送受信部242を起動させる(ステップS105)。また、ユーザI/F処理部240は、試験操作画面1001(図10参照)を表示する(ステップS106)。
これにより、シミュレーション処理部241による被試験機の動作ミュレーションが開始される。また、ユーザは、試験操作画面1001を介して、任意の試験条件を設定することができる。
ユーザにより、試験操作画面1001の終了ボタン1006が押下操作されると(ステップS107;YES)、ユーザI/F処理部240は、CPUによるシミュレーションプログラム221の実行を終了させる(ステップS108)
空調システムシミュレータ3におけるシミュレーション動作の手順は、上述した被試験機シミュレータ2の場合と同様である。空調システムシミュレータ3では、ユーザは、各試験機毎に、対応するシミュレーションプログラム221を起動させ、上述した被試験機シミュレータ2の場合と同様に、シミュレーション条件設定画面501を介して、当該試験機をシミュレーションするための初期的条件を設定すればよい。
以上説明したように、本実施形態の空調機試験システム1によれば、シミュレータ上で、空調システムを構成する各実機の動作をシミュレーションする。したがって、空調システムを構築が容易であり、大きな作業スペースを必要としない。
また、被試験機シミュレータ2及び空調システムシミュレータ3の双方において、実機から抽出した機器オブジェクトデータを加工せずにそのまま使用して、シミュレーションを行うため、実機の動作に極力即したシミュレーションを実現することが可能となる。
また、基板シミュレーション部2410は、シミュレーション用の特別な動作を行わず、実機の制御基板の動作を忠実に模擬する。例えば、基板シミュレーション部2410は、情報の入出力に関して、実際の制御基板の仕様上のポートに予め対応付けたレジスタやバッファを使用するため、シミュレーション用の特別な処理は一切行わない。このため、実機の制御基板の動作を忠実に模擬することができる。
また、センサシミュレーション部2411及びLEDシミュレーション部2412のそれぞれにより、センサ及びLEDといった制御基板に接続される周辺機器の動作をシミュレーションすることができる。このため、実機の動作をより一層忠実に模擬することができ、動作試験の質を向上させることができる。
また、シミュレーションの実行中、ユーザから、任意の環境条件(例えば、室内温度)の設定を受け付けることができ、さらに、ユーザが任意に設定した試験データ(制御コマンド)を他のシミュレータに送信することもできる。したがって、試験における利便性及び作業性の向上が図れる。
なお、本実施形態では、空調機が備えるセンサとして、温度センサを例示したが、これはあくまで一例である。例えば、被試験機シミュレータ2や空調システムシミュレータ3のシミュレーション処理部241のセンサシミュレーション部2411において、湿度センサの動作がシミュレーションされる構成にしてもよい。
また、被試験機シミュレータ2と空調システムシミュレータ3間のデータ通信が、LAN(Local Area Network)等の一般的なコンピュータネットワークを介して行われるように構成してもよい。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2に係る空調機試験システムについて説明する。なお、以下の説明において、実施形態1の空調機試験システム1と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図17は、実施形態2の空調機試験システム1Aの構成を示すブロック図である。この空調機試験システム1Aは、実施形態1の空調機試験システム1に、さらに試験支援装置6が追加された構成となっている。試験支援装置6は、被試験機シミュレータ2及び空調システムシミュレータ3と同様、プロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4に接続される。
試験支援装置6は、被試験機との間のシミュレーション上における通信試験の実施を支援するための装置である。試験支援装置6は、被試験機シミュレータ2及び空調システムシミュレータ3と同様の構成を有する。即ち、図2に示すように、操作受付部20と、表示部21と、データ記憶部22と、外部入出力部23と、制御部24と、を備える。
試験支援装置6のデータ記憶部22には、様々な汎用プログラムや各種のデータ等が記憶されるが、本発明の本実施形態特有の構成として、図18に示すように、シミュレーションプログラム223が記憶されている。シミュレーションプログラム223は、被試験機との間で、シミュレーション上の通信動作を行うためのプログラムである。
試験支援装置6の制御部24は、本発明の本実施形態特有の構成として、機能的には、図19に示すように、ユーザI/F処理部244と、シミュレーション処理部245と、を備える。これらの各機能部の機能は、CPUがデータ記憶部22に記憶されている上記のシミュレーションプログラム223を実行することで実現される。
ユーザI/F処理部244は、ユーザにより、操作受付部20を介して、上記のシミュレーションプログラム223を起動させるための所定操作が行われると、図20に示すような、シミュレーション条件設定画面2001を表示部21を介して表示する。シミュレーション条件設定画面2001は、シミュレーションの初期的条件(前提条件)をユーザに設定させるための画面である。図20に示すように、シミュレーション条件設定画面2001は、機器アドレス入力フィールド2002、ポート指定フィールド2003、OKボタン2004、キャンセルボタン2005等を含んで構成される。
機器アドレス入力フィールド2002は、被試験機と通信を行うため、試験支援装置6に割り振る機器アドレスを入力するためのテキストボックスである。ユーザは、機器アドレス入力フィールド2002に、操作受付部20を介して、所望の機器アドレス(図20の例では、“55”)を直接テキスト入力することができる。
ポート指定フィールド2003は、空調用ネットワーク4に接続させる試験支援装置6のポートを指定するためのドロップダウンリストである。ユーザは、押下操作によりポート指定フィールド2003に表示されるポート名の一覧から、所望のもの(図20の例では、“USB1”)を選択することができる。
ユーザにより、機器アドレスの入力及びポート名の指定が完了し、OKボタン2004が押下操作されると、ユーザI/F処理部244は、ユーザが入力及び指定した機器アドレス及びポート名を取得して、シミュレーション処理部245に通知し、シミュレーション条件設定画面2001を閉じる。そして、I/F処理部244は、図21に示すような試験操作画面2101を表示する。
一方、キャンセルボタン2005が押下操作されると、ユーザI/F処理部244は、ユーザが入力及び指定した機器アドレス及びポート名を取得することなく、シミュレーション条件設定画面2001を閉じ、CPUによるシミュレーションプログラム223の実行を終了させる。
試験操作画面2101は、ユーザから、通信試験を実施するための操作を受け付けるための画面であり、相手側機器アドレス入力フィールド2102、試験ケース指定フィールド2103、OKボタン2104、終了ボタン2105等を含んで構成される。相手側機器アドレス入力フィールド2102は、通信相手の機器アドレスを入力するためのテキストボックスである。ユーザは、相手側機器アドレス入力フィールド2102に、被試験機に割り振られた機器アドレス(図21の例では、“10”)を直接テキスト入力することができる。
試験ケース指定フィールド2103は、試験ケースを指定するためのドロップダウンリストである。ユーザは、押下操作により試験ケース指定フィールド2103に表示される試験ケース名の一覧から、所望のもの(図21の例では、“応答を受信できないケース”)を選択することができる。“応答を受信できないケース”とは、「被試験機からの要求を示す制御コマンド受信時には、Ackのみ送信する」という試験ケースであり、即ち、当該被試験機は、応答を示す制御コマンドを受信できない試験ケースを意味する。
ユーザにより、相手側機器アドレスの入力及び試験ケース名の指定が完了し、OKボタン2104が押下操作されると、ユーザI/F処理部244は、相手側機器アドレスと試験ケース名をシミュレーション処理部245に供給する。一方、ユーザにより、終了ボタン2105が押下操作されると、ユーザI/F処理部244は、試験操作画面2101を閉じると共に、CPUによるシミュレーションプログラム223の実行を終了させる。
シミュレーション処理部245は、ユーザI/F処理部244から相手側機器アドレスと試験ケース名の供給を受けると、それらに基づいて、図22に示すようなスクリプトを生成する。図22は、ユーザにより、相手側機器アドレスとして“10”が入力され、試験ケースとして“応答を受信できないケース”が指定された場合のスクリプトの例を示す。そして、シミュレーション処理部245は、生成したスクリプトに従って、被試験機(即ち、被試験機シミュレータ2)との間でデータ通信を行う。
シミュレーション処理部245は、被試験機との通信の結果から、通信シーケンスが正常であったか否かを判定し、その判定結果をユーザI/F処理部244に通知する。かかる通知を受けると、ユーザI/F処理部244は、シミュレーション処理部245の判定結果を示す画面(図示せず)を試験操作画面2101上にポップアップ表示する。
例えば、“応答を受信できないケース”では、図23Aに示すように、被試験機から要求を示す制御コマンドが3回再送されるのが正しい通信シーケンスであるものとする。したがって、図23Bに示すように、被試験機から要求を示す制御コマンドが4回以上再送されたり、図23Cに示すように、1回しか再送されなかったりした場合は、シミュレーション処理部245は、当該試験での通信シーケンスが異常であったと判定する。
また、例えば、試験操作画面2101にて、ユーザにより、相手側機器アドレスとして“10”が入力され、試験ケースとして、“応答を繰り返し受信するケース”が選択されると、シミュレーション処理部245は、図24に示すようなスクリプトを生成する。ここで、“応答を繰り返し受信するケース”とは、「被試験機からの要求を示す制御コマンドに対して、応答を繰り返し送信する」という試験ケースであり、即ち、当該被試験機は、要求を示す制御コマンドを送信した相手先から、その応答を繰り返し受信する試験ケースを意味する。
この試験ケースでは、図25Aに示すように、試験支援装置6からの繰り返しの応答に対して、被試験機からAckが3回再送されるのが正しい通信シーケンスであるものとする。したがって、図25Bに示すように、被試験機からAckが4回以上再送されたり、図25Cに示すように、1回しか再送されなかったりした場合は、シミュレーション処理部245は、当該試験での通信シーケンスが異常であったと判定する。
続いて、以上のように構成された空調機試験システム1Aを用いた被試験機の通信試験の一例について説明する。この試験例では、ユーザにより、試験支援装置6の機器アドレスとして“55”が割り振られ、また、機器アドレス“10”の試験機に対して、試験ケース“応答を受信できないケース”が指定されているものとする。また、被試験機シミュレータ2は、機器アドレスが“10”の室内機の動作をシミュレーション中であるものとする。
先ず、ユーザは、被試験機シミュレータ2において、試験操作画面1001を操作して、環境条件設定画面1101(図11参照)を表示させ、かかる画面にて室内温度を25℃に設定する。次に、ユーザは、空調システムシミュレータ3において、機器アドレス“55”の室外機に対応する試験操作画面1001を操作して、試験データ送信画面1201(図12参照)を表示させる。そして、ユーザは、かかる画面にて、機器アドレス“10”の室内機に対して、暖房20℃の運転を指示する設定を行い、OKボタン1205を押下操作する。これにより、暖房20℃の運転を指示する制御コマンドが被試験機シミュレータ2に送信される。なお、ユーザは、機器アドレス“55”の室外機以外の試験機に対応する試験操作画面1001を介して、上記の制御コマンドを送信する操作を行ってもよい。
被試験機シミュレータ2によって、かかる制御コマンドが受信されると、基板シミュレーション部2410によって、当該制御コマンドの内容、即ち、暖房20℃の運転指示が認識される。しかし、この場合、室内温度>設定温度なので、当該基板シミュレーション部2410は、かかる運転指示に対する動作を直ちに実行せず保留状態にする。
次に、ユーザは、空調システムシミュレータ3において、機器アドレス“55”の室外機に対応する試験操作画面1001の終了ボタン1006を押下操作して、当該室外機に対応するシミュレーションの実行を終了する。
次に、ユーザは、被試験機シミュレータ2において、試験操作画面1001を操作して、環境条件設定画面1101(図11参照)にて室内温度を15℃に設定する。これにより、センサシミュレーション部2411は、室内温度“15℃”に対応する電圧値(例えば、2.2[V])を計測結果として、基板シミュレーション部2410に出力する。基板シミュレーション部2410は、室内温度<設定温度になったことを検出し、機器アドレス“55”の室外機に対して、暖房20℃の運転を要求する制御コマンドを生成し、制御基板側のポート(例えば、“UART2”で示される通信ポート)に対応する送信バッファに書き込む。
この送信バッファに書き込まれた制御コマンドは、被試験機シミュレータ2のコマンド送受信部242及び外部入出力部23により、空調用ネットワーク4上に出力される。かかる制御コマンドは、試験支援装置6によって受信される。
試験支援装置6のシミュレーション処理部245は、生成したスクリプトに従って、被試験機(被試験機シミュレータ2)とデータのやり取りを行う。具体的には、この試験ケースでは、被試験機シミュレータ2からの制御コマンドを受信しても、Ackのみを送信し、応答を示す制御コマンドを送信しない。
試験支援装置6のシミュレーション処理部245は、被試験機とのデータのやり取りの結果から、通信シーケンスが正常であったか否かを判定し、その判定結果をユーザI/F処理部244に通知する。ユーザI/F処理部244は、シミュレーション処理部245による判定結果を示す画面(図示せず)を試験操作画面2101上にポップアップ表示する。
このように、本実施形態の空調機試験システム1Aによれば、被試験機との間で、シミュレーション上における任意の通信試験を実行することができる。したがって、従来のように、実機を使用したシステム試験では実現することが困難であった異常係の通信試験を容易に行うことができる。
(実施形態3)
続いて、本発明の実施形態3に係る空調機試験システムについて説明する。なお、以下の説明において、実施形態1の空調機試験システム1及び実施形態2の空調機試験システム1Aと共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図26は、実施形態3の空調機試験システム1Bの構成を示すブロック図である。この空調機試験システム1Bは、実施形態1の空調機試験システム1及び実施形態2の空調機試験システム1Aと同様、複数の空調機(実機)から構成される空調システムの動作試験をシミュレーションにより実施するためのシステムである。
空調機試験システム1Bは、被試験機シミュレータ2Aと、空調システムシミュレータ3Aと、試験支援装置6Aと、から構成される。これらは、それぞれプロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4に接続されると共に、LAN等の所定のネットワーク7にも接続される。
被試験機シミュレータ2Aは、試験対象となる実機(被試験機)の動作をシミュレーションするための装置であり、図27に示すように、操作受付部20と、表示部21と、データ記憶部22と、外部入出力部23と、制御部24と、通信部25と、を備える。通信部25は、例えば、ネットワークカード等の通信インタフェースを含んで構成され、制御部24の制御の下、ネットワーク7を介して、試験支援装置6A等と所定の通信方式に則った通信を行う。
被試験機シミュレータ2Aのデータ記憶部22には、様々な汎用プログラムや各種のデータ等が記憶されるが、本発明の本実施形態特有の構成として、図28に示すように、機器オブジェクトデータ220と、シミュレーションプログラム221Aと、シミュレーション条件テーブル222と、が記憶されている。
シミュレーションプログラム221Aは、被試験機の動作を被試験機シミュレータ2上でシミュレーションするためのプログラムであり、被試験機の機種毎に予め作成されたものである。
制御部24は、本発明の本実施形態特有の構成として、機能的には、図29に示すように、ユーザI/F処理部240と、シミュレーション処理部241Aと、コマンド送受信部242と、遠隔操作I/F部246と、を備える。これらの各機能部の機能は、CPUがデータ記憶部22に記憶されている上記のシミュレーションプログラム221Aを実行することで実現される。
シミュレーション処理部241Aは、被試験機の動作のシミュレーション処理を行う。より詳細には、図29に示すように、シミュレーション処理部241Aは、基板シミュレーション部2410と、センサシミュレーション部2411Aと、LEDシミュレーション部2412Aと、を備える。
センサシミュレーション部2411Aは、実施形態1及び2のセンサシミュレーション部2411とほぼ同様の機能を有する。但し、センサシミュレーション部2411Aは、試験支援装置6Aによって遠隔設定された環境条件(例えば、室内温度)の測定結果(例えば、電圧値)も出力する。
LEDシミュレーション部2412Aは、実施形態1及び2のLEDシミュレーション部2412とほぼ同様の機能を有する。但し、LEDシミュレーション部2412Aは、ユーザI/F処理部240のみならず、後述する遠隔操作I/F部246にも、LEDの点灯又は消灯を指示する通知を発行する。
遠隔操作I/F部246は、通信部25を介して、試験支援装置6Aからの環境条件設定情報を受信すると、かかる環境条件設定情報から設定内容(例えば、室内温度)を抽出し、センサシミュレーション部2411Aに供給する。また、遠隔操作I/F部246は、LEDシミュレーション部2412AからLEDの点灯又は消灯を指示する通知を受けると、その指示内容と、被試験機の機器アドレスと、を含めたLED状態情報を生成し、通信部25を介して、試験支援装置6Aに送信する。
シミュレーション処理部241Aの上記以外の機能については、実施形態1及び2のシミュレーション処理部241と同様である。
続いて、空調システムシミュレータ3Aについて説明する。空調システムシミュレータ3Aは、被試験機が属する空調システムにおける他の複数の空調機(試験機)の動作をシミュレーションするための装置である。
空調システムシミュレータ3Aは、被試験機シミュレータ2Aと同様の構成を有する。即ち、図29に示すように、操作受付部20と、表示部21と、データ記憶部22と、外部入出力部23と、制御部24と、通信部25と、を備える。
図30に示すように、空調システムシミュレータ3Aのデータ記憶部22には、被試験機シミュレータ2Aの場合と異なり、複数の機器オブジェクトデータ2201〜Nと、複数のシミュレーションプログラム221A1〜Mと、複数のシミュレーション条件テーブル2221〜Nと、が記憶されている。
機器オブジェクトデータ2201〜Nの各々は、シミュレーションする各試験機に対応する。また、シミュレーション条件テーブル2221〜Nの各々には、各試験機をシミュレーションするのための条件が格納される。本実施形態では、N(2以上の整数)台の試験機がシミュレーションの対象となる。
シミュレーションプログラム221A1〜Mの各々は、シミュレーションする試験機の機種毎に予め作成されたものである。本実施形態では、シミュレーションする試験機の機種の総数は、M(2以上の整数)である。
空調システムシミュレータ3Aでは、ユーザは、各試験機のシミュレーションの実行を開始させる際、シミュレーションプログラム221A1〜Mの中から当該試験機の機種に対応するシミュレーションプログラム221Aを選択して起動させる。そして、ユーザは、被試験機シミュレータ2Aの場合と同様に、シミュレーション条件設定画面501を介して、当該試験機をシミュレーションするための初期的条件(前提条件)を設定する。ユーザはかかる操作をシミュレーション対象となる全試験機に対して行う。
ユーザにより以上の操作が行われると、空調システムシミュレータ3Aの制御部24の機能構成は、図31に示すようなものとなる。このように、シミュレーション対象となる全試験機について、初期的条件の設定が完了すると、空調システムシミュレータ3Aの制御部24は、機能的には、複数のユーザI/F処理部2401〜Nと、複数のシミュレーション処理部241A1〜Nと、複数のコマンド送受信部2421〜Nと、遠隔操作I/F部246と、を備える構成となる。
即ち、各ユーザI/F処理部240、各シミュレーション処理部241A及び各コマンド送受信部242の各々は、一の試験機の動作をシミュレーションする処理を実行する。この場合、各試験機に対応したN個の試験操作画面1001(図10参照)が表示部21に表示されることになる。
空調システムシミュレータ3Aにおいて、各試験操作画面1001を介したユーザ操作に伴う各処理については、被試験機シミュレータ2Aの場合と同様である。
続いて、試験支援装置6Aについて説明する。試験支援装置6Aは、被試験機の動作試験を支援するための装置である。試験支援装置6Aは、被試験機シミュレータ2A及び空調システムシミュレータ3Aと同様の構成を有する。即ち、図27に示すように、操作受付部20と、表示部21と、データ記憶部22と、外部入出力部23と、制御部24と、通信部25と、を備える。
試験支援装置6Aのデータ記憶部22には、様々な汎用プログラムや各種のデータ等が記憶されるが、本発明の本実施形態特有の構成として、図32に示すように、試験支援プログラム224が記憶されている。試験支援プログラム224は、被試験機の動作試験を支援するためのプログラムである。
試験支援装置6Aの制御部24は、本発明の本実施形態特有の構成として、機能的には、図33に示すように、ユーザI/F処理部247と、環境条件設定情報送信部248と、試験データ送信部249と、制御コマンド傍受部250と、LED状態情報取得部251と、を備える。これらの各機能部の機能は、CPUがデータ記憶部22に記憶されている上記の試験支援プログラム224を実行することで実現される。
ユーザI/F処理部247は、ユーザにより、操作受付部20を介して、上記の試験支援プログラム224を起動させるための所定操作が行われると、図34に示すような、試験操作画面3401を表示部21を介して表示する。試験操作画面3401は、図34に示すように、環境条件設定ボタン3402、試験データ送信ボタン3403、終了ボタン3404等を含んで構成される。
環境条件設定ボタン3402は、被試験機又は試験機のセンサにおける計測値の設定をユーザから受け付けるために使用されるボタンである。試験データ送信ボタン3403は、被試験機又は試験機に送信する試験用のデータの内容設定及び送信をユーザから受け付けるために使用されるボタンである。
終了ボタン3404は、CPUによる試験支援プログラム224の実行を終了させるために使用されるボタンである。
ユーザにより、環境条件設定ボタン3402が押下操作されると、ユーザI/F処理部247は、図35に示す環境条件設定画面3501を試験操作画面3401上にポップアップ表示する。環境条件設定画面3501は、被試験機又は試験機に対して、各々が備えるセンサによって計測される室内温度をユーザに設定させるための画面である。
図35に示すように、環境条件設定画面3501は、宛先アドレス入力フィールド3502と、室内温度入力フィールド3503、OKボタン3504、キャンセルボタン3505等を含んで構成される。宛先アドレス入力フィールド3502は、室内温度の遠隔設定対象となる実機の機器アドレスを入力するためのテキストボックスである。室内温度入力フィールド3503は、室内温度を入力するためのテキストボックスである。
ユーザにより機器アドレス及び室内温度が入力され、OKボタン3504が押下操作されると、ユーザI/F処理部247は、ユーザが入力した機器アドレス及び室内温度を取得して、環境条件設定情報送信部248に供給する。環境条件設定情報送信部248は、ユーザI/F処理部247から供給された機器アドレス及び室内温度に基づいて、前述した環境条件設定情報を生成する。そして、環境条件設定情報送信部248は、生成した環境条件設定情報を通信部25を介してネットワーク7上に送出する。かかる環境条件設定情報は、被試験機シミュレータ2A又は空調システムシミュレータ3Aの遠隔操作I/F部246によって受信される。遠隔操作I/F部246は、受信した環境条件設定情報から、機器アドレスと、設定内容(例えば、室内温度)とを抽出し、抽出した機器アドレスに対応するシミュレーション処理部241Aのセンサシミュレーション部2411Aに、抽出した設定内容を供給する。
一方、キャンセルボタン3505が押下操作されると、ユーザI/F処理部247は、ユーザが入力した宛先アドレス及び室内温度を取得することなく、環境条件設定画面3501を閉じる。
試験操作画面3401にて、ユーザにより、試験データ送信ボタン3403が押下操作されると、ユーザI/F処理部247は、図12に示す試験データ設定画面1201を試験操作画面3401上にポップアップ表示する。試験データ設定画面1201の画面仕様は、前述した通りである。試験データ設定画面1201にて、ユーザにより試験データ(制御コマンド)の内容が設定され、OKコマンド1205が押下操作されると、ユーザI/F処理部247は、ユーザにより設定された試験データの内容を試験データ送信部249に通知する。
試験データ送信部249は、通知された試験データの内容に基づいて、制御コマンドを生成する。ここで生成される制御コマンドのフォーマットは、実際の空調システムにおいて使用される制御コマンドのフォーマットと同一である。試験データ送信部249は、生成した制御コマンドを、空調用ネットワーク4にプロトコル変換器5を介して接続するポート(例えば、“USB1”に対応するUSBのポート)の送信バッファに書き込む。
外部入出力部23は、自己が使用する上記ポートの送信バッファに書き込まれた制御コマンドをプロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4上に出力する。これにより、かかる制御コマンドは、被試験機シミュレータ2A又は空調システムシミュレータ3Aによって受信され、対応する基板シミュレーション部2410に供給される。
制御コマンド傍受部250は、空調用ネットワーク4上を流れる制御コマンドを外部入出力部23を介して傍受し、傍受した制御コマンドをユーザI/F処理部247に供給する。ユーザI/F処理部247は、制御コマンド傍受部250から供給された制御コマンドの内容を表示部21を介して所定態様で表示する。
LED状態情報取得部251は、被試験機シミュレータ2A又は空調システムシミュレータ3Aの遠隔操作I/F部246から送信されたLED状態情報を通信部25を介して受信する。LED状態情報取得部251は、受信したLED状態情報をユーザI/F処理部247に供給する。ユーザI/F処理部247は、LED状態情報取得部251から供給されたLED状態情報の内容を表示部21を介して所定態様で表示する。
続いて、以上のように構成された空調機試験システム1Bを用いた被試験機の動作試験の一例について説明する。この試験例では、ユーザは、特定の試験機(機器アドレス“3”の室内機)に暖房運転を指示した場合に、室内温度<設定温度で、被試験機(機器アドレス“55”の室外機)の運転が開始されることを確認する。なお、この試験を行う前提として、被試験機シミュレータ2Aにおいて、被試験機をシミュレーションするための初期的条件の設定が完了し、試験操作画面1001が表示されているものとする。同様に、空調システムシミュレータ3Aにおいては、各試験機毎に、シミュレーションするための初期的条件の設定が完了し、対応する試験操作画面1001が試験機の台数分表示されているものとする。
上記の状況の下、先ず、ユーザは、試験支援装置6Aにおいて、試験操作画面3401(図34参照)の環境条件設定ボタン3402を押下操作して、環境条件設定画面3501(図35参照)を表示させ、かかる画面にて、宛先アドレスとして“3”を設定し、また、室内温度を25℃に設定する。
これにより、空調システムシミュレータ3Aにおける機器アドレス“3”に対応するセンサシミュレーション部2411Aは、室内温度“25℃”に対応する電圧値(例えば、1.6[V])を計測結果として、機器アドレス“3”に対応する基板シミュレーション部2410に出力する。
次に、ユーザは、試験操作画面3401の試験データ送信ボタン3403を押下操作して、試験データ設定画面1201(図12参照)を表示させる。そして、ユーザは、かかる画面にて、機器アドレス“3”の室内機に対して、暖房20℃の運転を指示する設定を行い、OKボタン1205を押下操作する。そうすると、前述したように、試験データ送信部249により、設定された運転指示内容に対応する制御コマンドが生成され、生成された制御コマンドは、試験支援装置6Aの外部入出力部23により、プロトコル変換器5を介して空調用ネットワーク4上に出力される。
かかる制御コマンドは、空調システムシミュレータ3Aによって受信され、機器アドレス“3”に対応する基板シミュレーション部2410によって、当該制御コマンドの内容、即ち、暖房20℃の運転指示が認識される。しかし、この場合、室内温度>設定温度なので、当該基板シミュレーション部2410は、かかる運転指示に対する動作を直ちに実行せず保留状態にする。
次に、ユーザは、試験支援装置6Aにおいて、試験操作画面3401を操作して、再度、環境条件設定画面3501を表示させ、かかる画面にて、宛先アドレスとして“3”を設定し、また、室内温度を15℃に設定する。
これにより、空調システムシミュレータ3Aにおける機器アドレス“3”に対応するセンサシミュレーション部2411Aは、室内温度“15℃”に対応する電圧値(例えば、2.2[V])を計測結果として、機器アドレス“3”に対応する基板シミュレーション部2410に出力する。
機器アドレス“3”に対応する基板シミュレーション部2410は、室内温度<設定温度になったことを検出し、機器アドレス“55”の室外機(即ち、被試験機)に対して、暖房20℃の運転を要求する制御コマンドを生成し、前述したように、制御基板側のポート(例えば、“UART2”で示される通信ポート)に対応する送信バッファに書き込む。
この送信バッファに書き込まれた制御コマンドは、機器アドレス“3”に対応するコマンド送受信部242と、外部入出力部23とにより、空調用ネットワーク4上に出力される。かかる制御コマンドは、被試験機シミュレータ2Aによって受信されると共に、試験支援装置6Aの制御コマンド傍受部250により傍受される。
被試験機シミュレータ2Aに受信された制御コマンドは、基板シミュレーション部2410によって解析され、暖房20℃の運転要求が認識される。そして、被試験機シミュレータ2Aの基板シミュレーション部2410は、この要求に従った暖房運転に関する処理を実行する。この基板シミュレーション部2410は、暖房運転動作を行っていることをユーザに報知するため、当該制御基板の仕様上、予め決められたI/O(例えば、“P3”で示されるI/Oポート)に対応するレジスタに点灯指示情報(例えば、“High”)を書き込む。
上記レジスタに点灯指示情報が書き込まれると、LEDシミュレーション部2412Aは、遠隔操作I/F部246に対して、LEDの点灯を指示する通知を発行する。遠隔操作I/F部246は、LEDシミュレーション部2412Aから、かかる通知を受けると、LEDの点灯を指示する旨と、被試験機の機器アドレス(ここでは、“55”)と、を含めたLED状態情報を生成し、通信部25を介して、試験支援装置6Aに送信する。
試験支援装置6AのLED状態情報取得部251は、被試験機シミュレータ2Aの遠隔操作I/F部246から送信されたLED状態情報を通信部25を介して受信する。LED状態情報取得部251は、受信したLED状態情報をユーザI/F処理部247に供給する。ユーザI/F処理部247は、LED状態情報取得部251から供給されたLED状態情報の内容に従って、被試験機のLEDの状態(ここでは、点灯していること)を表示する。
以上説明したように、本実施形態の空調機試験システム1Bによれば、試験支援装置6Aにより、被試験機シミュレータ2A又は空調システムシミュレータ3Aでシミュレーションされる実機に対応する室内温度等の環境条件を遠隔設定することができる。また、試験支援装置6Aにより、試験データの設定及び送信ができると共に、各実機におけるLEDの点灯有無を確認できる。このように、試験支援装置6Aを介して、環境条件の遠隔設定、試験の実行、その結果の確認等ができるため、試験における利便性及び作業性のさらなる向上が図れる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記各実施形態の被試験機シミュレータ2,2A、空調システムシミュレータ3,3A、試験支援装置6,6Aがそれぞれ実行したプログラムを、既存のパーソナルコンピュータ(PC)等に適用することで、当該PCを上記各実施形態の被試験機シミュレータ2,2A、空調システムシミュレータ3,3A、試験支援装置6,6Aとして機能させることも可能である。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよい。あるいは、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置等に上記プログラムを格納しておき、かかるサーバ装置から、当該通信ネットワークを介して、上記プログラムを搬送波に重畳させて配信してもよい。
この場合、上述した本発明に係る機能を、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などでは、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体等に格納してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、多数の空調機で構成される空調システムの試験に好適に採用され得る。
1、1A、1B 空調機試験システム
2、2A 被試験機シミュレータ
3、3A 空調システムシミュレータ
4 空調用ネットワーク
5 プロトコル変換器
6、6A 試験支援装置
7 ネットワーク
20 操作受付部
21 表示部
22 データ記憶部
23 外部入出力部
24 制御部
25 通信部
220 機器オブジェクトデータ
221、221A、223 シミュレーションプログラム
222 シミュレーション条件テーブル
240、244、247 ユーザI/F処理部
241、241A、245 シミュレーション処理部
242 コマンド送受信部
243 試験データ送信部
246 遠隔操作I/F部
248 環境条件設定情報送信部
249 試験データ送信部
250 制御コマンド傍受部
251 LED状態情報取得部
2410 基板シミュレーション部
2411、2411A センサシミュレーション部
2412、2412A LEDシミュレーション部

Claims (9)

  1. 空調システムを構成する機器であって、試験対象となる被試験機の動作をシミュレーションする被試験機シミュレータと、
    前記空調システムを構成する複数の機器の動作をシミュレーションする空調システムシミュレータと、を備え、
    前記被試験機シミュレータは、
    第1の制御部と、
    ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記第1の制御部に送出する第1の操作受付部と、
    前記被試験機に搭載される機器オブジェクトデータを記憶する第1のデータ記憶部と、
    前記第1の制御部の制御の下、第1のネットワークを介して前記空調システムシミュレータとデータ通信を行う第1の通信部と、を備え、
    前記第1の制御部は、
    ユーザによる前記入力操作が示す内容と、前記空調システムシミュレータから送信されたデータと、前記第1のデータ記憶部に記憶されている前記機器オブジェクトデータと、に基づいて、前記被試験機の動作をシミュレーションする第1のシミュレーション処理部と、
    前記空調システムシミュレータから送信されたデータを前記第1のシミュレーション処理部に供給すると共に、前記第1のシミュレーション処理部によって、前記空調システムシミュレータに送信すべきデータが生成された場合には、当該データを前記第1の通信部に供給する第1のデータ送受信部と、を備え、
    前記空調システムシミュレータは、
    第2の制御部と、
    ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記第2の制御部に送出する第2の操作受付部と、
    前記複数の機器それぞれに搭載される機器オブジェクトデータを記憶する第2のデータ記憶部と、
    前記第2の制御部の制御の下、前記第1のネットワークを介して前記被試験機シミュレータとデータ通信を行う第2の通信部と、を備え、
    前記第2の制御部は、複数の第2のシミュレーション処理部と、複数の第2のデータ送受信部と、を備え、
    前記各第2のシミュレーション処理部は、
    ユーザによって、自己がシミュレーションする機器に対して行われた前記入力操作が示す内容と、前記被試験機シミュレータから送信された、当該機器宛のデータと、前記第2のデータ記憶部に記憶されている、当該機器に対応する前記機器オブジェクトデータと、に基づいて、当該機器の動作をシミュレーションし、
    前記各第2のデータ送受信部は、
    前記被試験機シミュレータから送信された自己に対応する機器宛のデータを対応する前記第2のシミュレーション処理部に供給すると共に、対応する前記第2のシミュレーション処理部によって、前記被試験機シミュレータに送信すべきデータが生成された場合には、当該データを前記第2の通信部に供給する空調機試験システム。
  2. 前記第1のシミュレーション処理部は、
    前記被試験機が備える制御基板の動作をシミュレーションする第1の基板シミュレーション部と、
    前記制御基板に接続される所定の周辺機器の動作をシミュレーションする第1の周辺機器シミュレーション部と、を備え、
    前記各第2のシミュレーション処理部は、
    当該機器が備える制御基板の動作をシミュレーションする第2の基板シミュレーション部と、
    前記制御基板に接続される所定の周辺機器の動作をシミュレーションする第2の周辺機器シミュレーション部と、を備える請求項1に記載の空調機試験システム。
  3. 前記第1の基板シミュレーション部は、情報の入出力を行う場合、前記被試験機が備える制御基板の仕様上のポートに予め対応付けたレジスタ又はバッファを使用し、
    前記第2の基板シミュレーション部は、情報の入出力を行う場合、当該機器が備える制御基板の仕様上のポートに予め対応付けたレジスタ又はバッファを使用する請求項2に記載の空調機試験システム。
  4. 前記第1のシミュレーション処理部が備える前記第1の周辺機器シミュレーション部は、所定の環境条件を検出するセンサの動作をシミュレーションし、
    前記各第2のシミュレーション処理部が備える前記第2の周辺機器シミュレーション部は、前記環境条件を検出するセンサの動作をシミュレーションする請求項2又は3に記載の空調機試験システム。
  5. 前記第1の制御部は、ユーザによる前記環境条件の設定を受け付ける第1の環境条件設定部をさらに備え、
    前記第2の制御部は、前記各機器毎に、ユーザによる前記環境条件の設定を受け付ける第2の環境条件設定部をさらに備える請求項4に記載の空調機試験システム。
  6. 試験支援装置をさらに備え、
    前記試験支援装置は、
    第3の制御部と、
    ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記第3の制御部に送出する第3の操作受付部と、
    前記第3の制御部の制御の下、前記第1のネットワークを介して前記被試験機シミュレータとデータ通信を行う第3の通信部と、を備え、
    前記第3の制御部は、
    ユーザによる前記入力操作が示す内容に基づいて、前記被試験機との間の通信試験の内容を決定し、前記決定した通信試験の内容に基づいて、前記第3の通信部を介して前記被試験機シミュレータとデータ通信を行う請求項1乃至5の何れか1項に記載の空調機試験システム。
  7. 試験支援装置をさらに備え、
    前記試験支援装置は、
    第4の制御部と、
    ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記第4の制御部に送出する第4の操作受付部と、
    前記第4の制御部の制御の下、第2のネットワークを介して前記被試験機シミュレータ及び前記空調システムシミュレータとデータ通信を行う第4の通信部と、を備え、
    前記第4の制御部は、
    ユーザによる指定された機器に対する前記環境条件の設定を受け付け、前記指定された機器を識別する情報と、前記設定された環境条件と、を含む環境条件設定情報を前記第2のネットワーク上に送出する請求項4に記載の空調機試験システム。
  8. 制御部と、
    ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記制御部に送出する操作受付部と、
    空調システムを構成する複数の機器それぞれに搭載される機器オブジェクトデータを記憶するデータ記憶部と、
    前記制御部の制御の下、所定のネットワークを介して他の装置とデータ通信を行う通信部と、を備え、
    前記制御部は、複数のシミュレーション処理部と、複数のデータ送受信部と、を備え、
    前記各シミュレーション処理部は、
    ユーザによって、自己がシミュレーションする機器に対して行われた前記入力操作が示す内容と、前記他の装置から送信された、当該機器宛のデータと、前記データ記憶部に記憶されている、当該機器に対応する前記機器オブジェクトデータと、に基づいて、当該機器の動作をシミュレーションし、
    前記各データ送受信部は、
    前記他の装置から送信された自己に対応する機器宛のデータを対応する前記シミュレーション処理部に供給すると共に、対応する前記シミュレーション処理部によって、前記他の装置に送信すべきデータが生成された場合には、当該データを前記通信部に供給する空調システムシミュレータ。
  9. 制御部と、
    ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を前記制御部に送出する操作受付部と、
    空調システムを構成する機器に搭載される機器オブジェクトデータを記憶するデータ記憶部と、
    前記制御部の制御の下、所定のネットワークを介して他の装置とデータ通信を行う通信部と、を備えるコンピュータを、
    ユーザによる前記入力操作が示す内容と、前記他の装置から送信されたデータと、前記データ記憶部に記憶されている前記機器オブジェクトデータと、に基づいて、前記機器の動作をシミュレーションするシミュレーション処理部、
    前記他の装置から送信されたデータを前記シミュレーション処理部に供給すると共に、前記シミュレーション処理部によって、前記他の装置に送信すべきデータが生成された場合には、当該データを前記通信部に供給するデータ送受信部として機能させるプログラム。
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