JPH07219980A - テスト実行方式 - Google Patents

テスト実行方式

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JPH07219980A
JPH07219980A JP6010817A JP1081794A JPH07219980A JP H07219980 A JPH07219980 A JP H07219980A JP 6010817 A JP6010817 A JP 6010817A JP 1081794 A JP1081794 A JP 1081794A JP H07219980 A JPH07219980 A JP H07219980A
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JP
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test
test execution
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simulation
simulator
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JP6010817A
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Futoshi Koike
太 小池
Suketsugu Nagamatsu
祐嗣 永松
Ryuichiro Kodama
隆一郎 児玉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】実装置、装置シミュレータ双方を平行動作させ
てテストを実行することにより、制約の軽減とバグ摘出
支援を図り、テスト工程の工数を削減する。 【構成】テスト実行処理部204は、制御プログラム2
01、テストの条件を規定したテストデータ202を入
力として、テストを実行する。システム構成203を基
に、テスト実行処理部204は、装置シミュレーション
205、又は、実装置動作208を実施する。装置シミ
ュレーション205は、装置のハードウェア情報を規定
した装置情報206に基づいて実行され、その状況はシ
ミュレート状況表示207にビジュアル表現される。テ
スト実行処理部204は、装置シミュレーション20
5、及び、実装置動作208の双方とデータの授受が可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組込み型マイコンシス
テム開発のうち、特にテスト工程における工数を削減す
るのに好適なテスト実行方式に関する。
【0002】
【従来の技術】マイコンシステムにおけるテスト工程に
関し、例えば情報処理Vol.33 No.3(pp.230-239)記載の
「製造システム-工程の制御と管理-」のように、システ
ムの全ての装置の動作をプログラムでシミュレートし、
実機と同じ応答を返す装置シミュレータが知られてい
る。
【0003】上記の装置シミュレータは、通常実装置を
用いた実機テストを行なう前に、制御プログラムのテス
トに利用される。第一に、ハード、ソフトはそれぞれ独
立して開発が行われているため、実装置がない段階でテ
ストを行うことにより開発効率が向上すること、第二
に、装置シミュレータを利用してある程度制御プログラ
ムを検証した上で実装置によるテストを行うことによ
り、重度の故障テストに対する信頼度が向上し、テスト
用装置のためのコスト削減にもつながるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置シ
ミュレータを利用したテストには限界がある。温度やハ
ードウェア異常など、物理的要因が大きく影響するテス
トは、実装置でしかテスト実施ができない。この場合、
物理的要因に影響のある部分については、装置のハード
ウェアを利用し、残りの部分は装置シミュレータが利用
できるという方式が必要になる。また、高額な装置の場
合、テスト実行による故障は開発コスト増大につなが
る。そこで、故障に影響のある装置のハードウェア部分
については装置シミュレータを利用し、残りの部分を実
装置を利用してテストを行う方式が有効となる。さら
に、装置のハードウェアの一部のバグが他の部分に影響
を及ぼしてしまう場合、テストの続行が不可能となる。
その場合、バグ部分を装置シミュレータにより代用でき
れば、テスト工程の消化率低下を防ぐことが可能とな
る。
【0005】そこで、本発明の第一の目的は、実装置と
装置シミュレータを接続し、テスト実行におけるデータ
の相互授受を行い、実装置の一部の機構の動作を装置シ
ミュレータに置き換える、同様に、装置シミュレータの
動作の一部を実装置のそれに置き換えることが可能なテ
スト実行方式を提供することにある。
【0006】また、実装置が大規模になると、テストの
ための実装置初期化段取りに相当な手間がかかるのに比
べ、計算機プログラムにより動作する装置シミュレータ
では、その初期化段取りは瞬時に行うことができる。逆
に、装置シミュレータでは、テストのための装置の微妙
な初期設定は困難であるが、実装置を直接操作する場
合、微妙な調整が可能となる。
【0007】そこで、本発明の第二の目的は、テストの
実行条件を、実装置、又は、装置シミュレータを直接操
作することにより設定可能なテスト実行方式を提供する
ことにある。
【0008】さらに、装置シミュレータのみによるテス
トでは、検出できないバグも存在する。これらのバグに
は、装置シミュレータでは模擬できない物理的要因によ
るもの、装置シミュレータ仕様のバグ、制御プログラム
のバグ等が考えられる。これらの場合、その後の実装置
のみによるテストで初めて検出されるわけだが、装置シ
ミュレートによるテストを通過してきただけに、これが
どのバグに起因するものであるかの判断が極めて困難と
なる。
【0009】そこで、本発明の第三の目的は、テスト実
行の際、実装置、装置シミュレータを同時に並行動作さ
せ、実装置からの出力と装置シミュレータからの出力の
相違を基にバグ修正に必要な情報をユーザに提示するこ
とにより、バグ要因の検出が支援可能なテスト実行方式
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のテスト実行方式は、(イ)実装置、及び、
装置シミュレータをネットワーク接続し、テスト実行の
際に実装置、及び、装置シミュレータ双方から送受信さ
れるデータの管理を行うステップを有することに特徴が
ある。また、(ロ)テスト実行の際、データの管理を行
うステップが実装置、装置シミュレータの双方の機構を
動作させることが可能なステップを有することに特徴が
ある。また、(ハ)テスト実行の際、実装置、又は、装
置シミュレータのどちらの機構を使用するかを規定する
ステップを有することに特徴がある。また、(ニ)実装
置の機構を直接操作することにより、テストの実行条件
設定を行うステップを有することに特徴がある。同様
に、(ホ)装置シミュレータの機構を操作することによ
り、テストの実行条件設定を行うステップを有すること
に特徴がある。また、(ヘ)テスト実行の際、実装置、
装置シミュレータの双方の同じ機構を並行に動作させる
ことが可能なステップを有することに特徴がある。ま
た、(ト)テスト実行の際、実装置、装置シミュレータ
の双方の同じ機構を並行に動作させることが可能なステ
ップを有することに特徴がある。また、(チ)実装置か
らの出力と装置シミュレータからの出力の差分情報を解
析するステップを有することに特徴がある。また、
(リ)差分情報の解析結果を基に、制御プログラムか
ら、影響のある部分を抽出するステップを有することに
特徴がある。さらに、(ヌ)差分情報の解析結果を基
に、装置のハードウェア情報を規定したファイルから、
影響のある部分を抽出するステップを有することに特徴
がある。
【0011】
【作用】本発明においては、まず実装置、及び、装置シ
ミュレータ双方の実行を管理するテスト実行処理部を有
している。これらはネットワ−クに接続されており、実
装置、装置シミュレ−タの入出力情報は、テスト実行処
理部において参照可能である。また。どの機構を使用す
るかの情報はシステム構成として与えられる。このシス
テム構成を基に、テスト実行処理部は使用される機構に
対して制御の振り分けを行う。これにより、第一の目的
が達成される。
【0012】また、本発明においては、テスト実行処理
部により実装置、及び、装置シミュレータの入出力が管
理されているため、実装置、又は、装置シミュレータに
対する操作を実施した場合、テスト実行処理部におい
て、それぞれの情報を入手可能である。従って、実装
置、及び、装置シミュレータを直接操作するこによりテ
スト条件設定が可能となり、第二の目的が達成される。
【0013】また、本発明においては、実装置、及び、
装置シミュレータ双方の実行を同時に行うことが可能で
ある。テスト実行処理部により実装置、及び、装置シミ
ュレータの入出力が管理されているため、実装置、及
び、装置シミュレータからの出力結果の差分情報の入手
は可能である。また、テストは装置を制御する制御プロ
グラムをテスト実行処理部が逐次解釈しながら実行され
る。装置シミュレータは、テスト実行処理部からの命令
により、装置のハードウェア情報を規定した装置情報か
ら特定の機構を動作させ、応答を返す。従って、実装
置、及び、装置シミュレータからの出力結果の差分情報
から、影響のある制御プログラム部分、並びに、装置情
報部分を抽出することが可能となり、第三の目的が達成
される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。なお、この実施例により本発明が限定されるもので
はない。図1は、本発明のテスト実行方式におけるハー
ドウェア構成図である。このテスト実行装置100にお
いて、101は処理装置、102は入力装置、103は
表示装置、104はメモリ、105は外部記憶装置、1
06は実装置である。これらの装置はネットワークで接
続されており、どの装置からもアクセスが可能である。
【0015】図2は、図1のテスト実行装置100の機
能構成図である。制御プログラム201には、装置を制
御するためのソフトウェア、テストデータ202はシス
テムのテスト工程で行われるテスト項目、及び、テスト
条件が定義されている。図3に例示するように、テスト
データ202は、テスト項目定義テーブル301により
各テスト項目を定義する。テスト項目には、複数の装置
やテストサンプルに対してテスト条件を設定する必要が
あり、これらはテスト条件定義テーブル302に規定さ
れる。このテスト条件定義テーブル302には、テスト
実行時における各装置やテストサンプルの初期設定、テ
ストを行うにあたっての制約条件、テスト中のどのタイ
ミングでテストを実施するかを規定する発効条件、及
び、テストの判定条件が規定され、テストの結果はテス
ト項目定義テーブル301に格納される。テストの対象
となる装置の情報、テストサンプルの情報については、
それぞれ装置情報206、テストサンプル定義テーブル
303の参照がテスト条件定義テーブル302から可能
である。テストサンプル定義テーブル303では、全て
のテストサンプルを属性定義テーブル304により、そ
の名称、値が規定される。
【0016】図2に戻り、システム構成203では、テ
スト実行の際、必要となる機構の構成を定義する。図4
に例示されるように、システム構成203は、システム
構成定義テーブル401により、テスト項目毎に、使用
される機構がシミュレータ部品を利用するべきか、実装
置部品を利用すべきかを定義する。
【0017】図2に戻り、テスト実行処理部204は、
テストの実行を司る部分である。制御プログラム20
1、テストデータ202、及び、システム構成203を
入力とし、テスト項目に応じて、実装置、装置シミュレ
ータの動作の管理を行う。図5にテスト実行のフローチ
ャートを示す。ステップ501では、制御プログラム2
01から、1ステップを読み込み、解釈する。ステップ
502では、解釈された制御プログラムの命令に関連す
るテスト条件をテストデータ202から検索し、テスト
実行に必要な設定等の解析を行う。ステップ503で
は、システム構成203から、テストの実行を、実装置
により行うものか、装置シミュレータにより行うものか
を判断する。ステップ504では、テスト実行を装置シ
ミュレータを使用するものであるならステップ205に
進み、そうでなければ、ステップ208に進む。ステッ
プ205では、装置シミュレータを動作させる。図6に
装置シミュレーションのフローチャートを示す。ステッ
プ601では、装置情報206から、装置シミュレート
に必要な装置の情報を入手する。図7に例示するよう
に、装置情報206は組込み型マイクロコンピュータシ
ステムのハードウェア構成を規定した情報である。装置
情報206は、個々の装置情報を定義する装置情報定義
テーブル701と、個々の装置情報の形状を定義する形
状定義テーブル702と、個々の装置情報で行われるI
/O命令を定義するI/O定義テーブル703とから成
る。形状定義テーブル702は、シミュレートの際、表
示画面上で装置を簡単なグラフィックモデルとしてアニ
メーション表示するための情報として、形状の定義、初
期設定位置、動作形態が規定され、その動作状況はシミ
ュレート状況表示207において表示される。また、I
/O定義テーブル703には、シミュレートにより実機
と同じ応答を返すためのI/O命令の詳細が規定されて
いる。
【0018】図6に戻り、ステップ602では制御プロ
グラムも命令に従って、機構制御のシミュレートの実行
を行う。ステップ603では、ステップ602における
シミュレート実行に伴う装置情報の変更を行い、同時に
ステップ207においてそのシミュレート状況表示を行
う。最後にステップ604では、命令実行による返り値
の設定を行い、テスト実行処理部にその値を返す。図5
に戻り、ステップ208では、実装置を動作させる。ス
テップ505では、制御プログラムが終了か否かを判断
し、終了であれば処理を完了し、終了でなければステッ
プ501へ進む。
【0019】図8にテスト実行状況の例示図を示す。テ
スト実行はシステム構成203の記述に基づいて装置シ
ミュレーションによる機構のテスト801と実装置の機
構を利用したテスト802により1つのテストが実施さ
れる。装置シミュレーション801と実装置802との
データ通信はネットワーク803を介して行われ、テス
ト処理実行部804によりそのテストの管理が行われ
る。
【0020】以上の実施例で述べたように、装置シミュ
レーション205、及び、実装置動作208の双方の入
出力管理を行うテスト実行処理部204を、また、装置
シミュレータ、又は、実装置のどちらの機構を使用する
かを規定したシステム構成203を設けることにより、
テストの状況に応じて実装置、又は、装置シミュレータ
の機構の振り分けが可能となる。これにより、テストに
おける制約を軽減することができ、テスト工程の消化率
低下を防ぐことが可能となる。
【0021】実装置が大規模になると、テストのための
実装置初期化段取りに相当な手間がかかるのに比べ、計
算機プログラムにより動作する装置シミュレータでは、
その初期化段取りは瞬時に行うことができる。一方、装
置シミュレータでは、テストのための装置の微妙な初期
設定は困難であるが、実装置を直接操作する場合、微妙
な調整が可能となる。
【0022】この様な場合、テストの条件設定はテスト
データ202によるものだけでなく、実装置、又は、装
置シミュレータを直接操作することにより行うと効率が
よい。
【0023】次に説明する本発明の第二の実施例は、こ
の問題を考慮したものであり、テストの実行条件を、実
装置、又は、装置シミュレータを直接操作することによ
り設定可能とするものである。
【0024】第二実施例のハードウェア構成は、図1と
同様である。機能構成は図2に替えて図9に示すものと
なる。なお、図2と同一の番号を付けたもの(201〜
208)は図2のものと同一である。新たに設けられた
テスト条件設定901は、テストデータ202によるテ
スト条件の設定だけでなく、装置シミュレーション20
5、又は、実装置208を直接操作することにより、テ
スト実行のための条件を設定するものである。
【0025】図10にテスト条件設定のフローチャート
を示す。ステップ1001では、テスト実行処理を中断
する。勿論、テスト実行開始以前であるなら、テスト実
行開始以前の状態からフローチャートは開始される。ス
テップ1002では、装置シミュレータ、又は、実装置
を直接操作することにより、テスト条件を設定する。図
11に実装置操作によるテスト条件設定の例示図を示
す。1101に示されるように、テスト実行処理部から
のメッセージに従い、実装置を直接操作する。1102
では実装置におけるあるアームの初期設定位置を設定し
ている。これにより、テストデータ202による設定で
は困難な実装置の微調整が可能となる。また、図12に
装置シミュレータ操作によるテスト条件設定の例示図を
示す。1201に示されるように、テスト実行処理部か
らのメッセージに従い、装置シミュレータを直接操作す
る。1202ではシミュレート状況表示207により、
オブジェクトとして表示される装置の機構の初期設定位
置を設定している。これにより、複雑な実装置機構の操
作を容易に行うことが可能となる。
【0026】図10に戻り、ステップ1003では、ス
テップ1002で設定されたテストに関する情報から、
テストデータ202の変更を行う。ステップ1004で
は、ステップ1001で中断されていたテスト実行処理
を再開する。ステップ1005では、テスト条件再設定
の必要か否かを判断し、必要であればステップ1001
に戻り、必要でなければ処理を終了する。
【0027】以上の実施例で述べたように、テストの実
行条件を、実装置、又は、装置シミュレータの直接操作
により設定することにより、正確なテスト実施と共に、
テスト消化率向上が期待できる。ところで、装置シミュ
レータのみによるテストでは、検出できないバグも存在
する。これらのバグには、装置シミュレータでは模擬で
きない物理的要因によるもの、装置シミュレータ仕様の
バグ、制御プログラムのバグ等が考えられる。これらの
場合、その後の実装置のみによるテストで初めて検出さ
れるわけだが、装置シミュレートによるテストを通過し
てきただけに、これがどのバグに起因するものであるか
の判断が極めて困難となる。
【0028】次に説明する本発明の第三の実施例は、こ
の問題を考慮したものであり、テスト実行の際、実装
置、装置シミュレータを同時に並行動作させ、実装置か
らの出力と装置シミュレータからの出力の相違を基にバ
グ修正に必要な情報をユーザに提示することにより、バ
グ要因の検出支援を行うものである。
【0029】第三実施例のハードウェア構成は、図1と
同様である。機能構成は図9に替えて図13に示すもの
となる。なお、図9と同一の番号を付けたもの(201
〜203、205〜208、901)は図9のものと同
一である。新たに設けられたテスト実行処理部1301
は、図2におけるテスト実行処理部204に装置シミュ
レーション205、及び、実装置動作208を同時に実
行させる処理を加えたものである。また、テスト実行履
歴1302は、テスト実行時にやり取りされるデータ
と、実行中の制御プログラム201との対応を逐次記録
していく。また、差分情報抽出1303は、装置シミュ
レーション205、及び、実装置動作208の同時実行
により、相違が生じたデータ結果から、それに影響を及
ぼした部分を制御プログラム201、及び、装置情報2
06から抽出する処理を行うものである。
【0030】図14にテスト実行のフローチャートを示
す。なお、ステップ501〜505は、図5のものと同
様の処理を行う。ステップ1401では、実行されるテ
ストに使用される装置機構が実装置、装置シミュレータ
共に使用するか否かを判断する。共に使用するのであれ
ばステップ1402に進み、そうでなければ、ステップ
1403に進む。ステップ1402では、装置シミュレ
ーション205、及び、実装置動作208の双方を同時
に実行させる。ステップ1404では、実装置機構、及
び、装置シミュレータ機構の動作履歴をテスト実行履歴
に記録する。図15にテスト実行履歴の例示図を示す。
テスト実行履歴データテーブル1501には、機構動作
時刻を基準として、その時刻に実行中の制御プログラム
文、動作中の実装置機構、および、装置シミュレータ機
構をそれぞれ対応付けて記録される。ある時刻における
実装置動作機構は実装置データテーブル1502により
参照できる。実装置データテーブル1502には、機構
ごとに入力データ、出力データが記録される。同様に、
装置シミュレータ機構に関しては、装置シミュレータデ
ータテーブル1503に記録される。装置シミュレータ
機構に関する情報は、装置情報206から参照できる。
図16にテスト実行履歴生成のフローチャートを示す。
ステップ1601では、機構動作時点での時刻を記録す
る。また、ステップ1602では、現在実行中のプログ
ラムカウンタを時刻と対応づけて記録する。また、ステ
ップ1603では、実装置データテーブル1502に動
作機構名称、入力データ、及び、出力データを記録す
る。さらに、ステップ1604では、装置シミュレータ
データテーブル1503に、ステップ1603と同様に
動作機構名称、入力データ、出力データを記録する。
【0031】図14に戻り、ステップ1303では、ス
テップ1402におけるテスト同時実行の結果に相異が
生じた場合、テスト実行履歴1302を基に、テスト実
行に影響を及ぼした部分を制御プログラム201、及
び、装置情報206から抽出する。図17に差分情報抽
出のフローチャートを示す。ステップ1701では、テ
スト実行履歴1302から、装置シミュレーション20
5、及び、実装置動作208の双方同時に実行による出
力データの照合を行う。ステップ1702では、ステッ
プ1701において照合された出力データが異なるか否
かを判断する。異なればステップ1703に進み、そう
でなければ処理を終了する。ステップ1703では、現
在のプログラムカウンタから、テスト実行履歴に記録さ
れた制御プログラム文を検索し、ユ−ザに提示する。ス
テップ1704では、ステップ1703において検索さ
れた制御プログラム文中で参照されている変数を抽出す
る。ステップ1705では、ステップ1704において
抽出された変数に関し、その変数の値を操作するプログ
ラム文を制御プログラムから検索する。検索にあたって
は、その変数に値を代入している文、及び、その変数の
値の変更に影響のある文全てが対象となる。ステップ1
706では、ステップ1705において検索されたプロ
グラム文を提示する。ステップ1707では、ステップ
1705において検索されたプログラム文に対応した実
装置機構、及び、装置シミュレータ機構に対する入力デ
ータ、出力データを提示する。ステップ1708では、
ステップ1703、ステップ1706、及び、ステップ
1707において提示された情報を基に、ユ−ザが不具
合を修正する。提示された情報は、実装置、及び、装置
シミュレータからの出力データの相違の原因となるもの
に限定されるため、効率良く不具合の究明が可能とな
る。図18に差分情報提示の例示図を示す。あるテスト
実行の結果、装置シミュレーション1801と実装置1
802からのデータが異なる場合、テスト実行処理部1
803に示すようにそのテスト結果とそれに関連する制
御プログラム、及び、装置情報の詳細、並びに、支援情
報を提示する。ユーザはこれらの提示された情報を基
に、制御プログラム、及び、装置情報に修正を加える。
図14に戻り、ステップ1403では、システム構成2
03の情報に従って機構を動作させ、テストの実行を行
う。
【0032】
【発明の効果】本発明のテスト実行方式によれば、テス
トの性質、又は、開発の進行状況により、実装置の機
構、装置シミュレータの機構が振り分けられるため、制
約の少ないテスト実行が可能となる。
【0033】また、本発明のテスト実行方式によれば、
実装置を直接操作することによりテスト条件の設定を行
うため、精度の高いテストが実施できる。また、装置シ
ミュレータを直接操作することによりテスト条件の設定
を行うため、複雑な機構の設定が容易になる。
【0034】また、本発明のテスト実行方式によれば、
実装置、及び装置シミュレータの同時実行による出力の
差分情報からバグ要因をユーザに提供するので、デバッ
グの高効率化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテスト実行方式を実施するテスト実行
装置のハードウェア構成図である。
【図2】図1のテスト実行装置100の機能構成図であ
る。
【図3】テストデータの例示図である。
【図4】システム構成の例示図である。
【図5】テスト実行のフローチャートである。
【図6】装置シミュレーションのフローチャートであ
る。
【図7】装置情報の例示図である。
【図8】テスト実行状況の例示図である。
【図9】本発明の第二実施例における図2相当図であ
る。
【図10】テスト条件設定のフローチャートである。
【図11】テスト条件設定(実装置)の例示図である。
【図12】テスト条件設定(装置シミュレータ)の例示
図である。
【図13】本発明の第三実施例における図2相当図であ
る。
【図14】テスト実行のフローチャートである。
【図15】テスト実行履歴の例示図である。
【図16】テスト実行履歴のフローチャートである。
【図17】差分情報抽出のフローチャートである。
【図18】差分情報提示の例示図である。
【符号の説明】
201:制御プログラム、202:テストデータ、20
3:システム構成、204:テスト実行処理部、20
5:装置シミュレーション、206:装置情報、20
7:シミュレート状況表示、208:実装置動作、90
1:テスト条件設定、1301:テスト実行処理部、1
302:テスト実行履歴、1303:差分情報抽出。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータによって制御する装置をテス
    トするシステムにおいて、装置開発におけるテストを効
    率的に行うためのテスト実行方式であって、 実際の装置と該装置の動作をシミュレートするシステム
    との双方の動作管理を行い、テスト内容に応じて、装置
    の機構を実装置、又は、装置シミュレーションに切り替
    えてテスト実行を行うステップからなることを特徴とす
    るテスト実行方式。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のテスト実行方式であっ
    て、テスト実行の条件設定を、実装置を直接操作するこ
    とにより行うステップからなることを特徴とするテスト
    実行方式。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のテスト実行方式であっ
    て、テスト実行の条件設定を、装置シミュレータを操作
    することにより行うステップからなることを特徴とする
    テスト実行方式。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一つに記載のテ
    スト実行方式であって、実装置、及び、装置シミュレー
    ションを同時に実行させるステップと、実装置、及び、
    装置シミュレーションの出力結果から差分情報を解析す
    るステップと、解析された差分情報から、装置を制御す
    る制御プログラムに影響する部分を抽出するステップ
    と、抽出された制御プログラム部分をユーザに提示する
    ステップからなることを特徴とするテスト実行方式。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のテスト実行方式であっ
    て、実装置、及び、装置シミュレーションの出力結果か
    ら差分情報を解析するステップが、解析された差分情報
    から、装置シミュレーションの際に参照される、装置の
    ハードウェアの動作を規定した装置情報に影響する部分
    を抽出するステップと、抽出された装置情報部分をユー
    ザに提示するステップを有することを特徴とするテスト
    実行方式。
  6. 【請求項6】請求項4又は5のいずれか一つに記載のテ
    スト実行方式であって、提示された情報から、制御プロ
    グラム、及び、装置情報を改造させるステップからなる
    ことを特徴とするテスト実行方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009289156A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Kimura Unity Co Ltd シミュレーション装置
JP2013161309A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Toshiba Corp シミュレータのソフトリプレース装置、方法、及びプログラム
US8826239B2 (en) 2010-10-06 2014-09-02 International Business Machines Corporation Asynchronous code testing in integrated development environment (IDE)
JPWO2013145270A1 (ja) * 2012-03-30 2015-08-03 三菱電機株式会社 空調機試験システム、空調システムシミュレータ及びプログラム

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