JP3439288B2 - シミュレーション機能付き監視制御システム - Google Patents

シミュレーション機能付き監視制御システム

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JP3439288B2
JP3439288B2 JP24761695A JP24761695A JP3439288B2 JP 3439288 B2 JP3439288 B2 JP 3439288B2 JP 24761695 A JP24761695 A JP 24761695A JP 24761695 A JP24761695 A JP 24761695A JP 3439288 B2 JP3439288 B2 JP 3439288B2
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宏之 小嶌
純 玉置
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や公共施設等
の各種プラントの動作を監視制御する監視制御システム
に係わり、特に、プラントを構成する各種機器の動作を
直接制御する制御装置の動作を試験するシミュレーショ
ン機能付き監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば浄水場,下水処理場,清掃工場等
の各プラントの各施設は広範囲に分散している。したが
って、各施設の各機器の動作を直接制御する制御装置も
広範囲に分布している。その結果、各制御装置の各制御
対象(機器)に対する制御状態を集中監視する監視装置
と各制御装置とをLAN等のネットワークを介して接続
している。
【0003】図6はネットワークを利用した一般的な監
視制御システムの概略構成図である。LANの伝送路1
に対して1台の監視装置2と複数台の制御装置3が接続
されている。各制御装置3にはそれぞれ制御対象4が接
続されている。
【0004】各制御装置3は、制御対象4に設けられた
センサ4bから機器4aの動作状態を示すプロセス値P
Vを取込んで、内部に記憶している制御プログラムに従
って制御演算を実行する。そして、その演算結果を操作
量MVとして制御対象4の機器4aへ印加する。一方、
監視装置2は、LANの伝送路1を介して各制御装置3
の各制御対象4に対する制御状態を監視する。
【0005】このような監視制御システムにおいて、プ
ラントに新規の機器が導入された場合や、機器の仕様が
変更になった場合や、各機器に対する制御仕様が変更に
なった場合は、当然各制御装置3に組込んでいる制御プ
ログラムを変更したり、新規に作成する必要がある。
【0006】この変更又は作成された制御プログラムが
正常に動作することを検証する手法として、制御装置3
の制御対象4の信号線が接続される接続端子からこの制
御対象4の信号線を取外して、この接続端子に信号発生
器及び信号解析装置を接続する。そして、信号発生器か
らプロセス値PVに対応する信号を制御装置3へ印加
し、制御装置3から出力される演算結果としての操作量
MVを信号解析装置で観察して、プロセス値PVと操作
量MVとが正しく対応しているか否かを調べていた。
【0007】しかし、このようなマニアル手法で制御装
置3の動作を検証するためには多大の労力と時間が必要
である。そこで、図7に示すように、制御装置3に対し
て切換スイッチ6a,6bを介してシミュレータ5を接
続する手法が提唱されている。
【0008】このシミュレータ5は、例えば特開平5−
108411号公報にも記載されているように、一種の
コンピュータで構成されており、制御対象4の動作をシ
ミュレート(模擬演算)する。すなわち、実際の制御対
象4にほぼ等しい動作特性が記憶されており、入力され
た操作量MVに対応したプロセス値PVを動作特性から
求めて出力する。
【0009】制御装置3はあたかも実際の制御対象4が
接続されていた場合と同様の制御動作を行うので、信号
発生器及び信号解析装置を用いずに自動的に制御装置3
の動作試験を実行でき、監視装置2で制御装置3のシミ
ュレータ5が代行する制御対象4に対する制御状況を確
認できる。その結果、制御装置3の制御動作試験の作業
能率を大幅に向上できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すシミュレータ5を用いて制御装置3の動作試験を行
う手法において、まだ解消すべき次のような課題があ
る。前述したように、各制御装置3は広範囲に分散して
いるので、各制御装置3毎にシミュレータ5を取付ける
作業が繁雑になり、試験作業能率が低下する。
【0011】また、図7に示すように、制御装置3の制
御対象4の信号線が接続された信号端子から各信号線を
取外して切換スイッチ6a,6bを取付けて、この切換
スイッチ6a,6bを介してシミュレータ5を接続する
必要がある。
【0012】すなわち、試験者は、各制御装置3に対す
る試験を実施する毎に、各制御装置3の設置現場に赴
き、接続作業を実施する必要があり、試験を行うための
準備作業が大掛かりになる。
【0013】なお、近年、各制御装置3に対してホスト
コンピュータから伝送路1を介して制御プログラムをダ
ウンロードすることも考えられ、各制御装置3の設置場
所に全く赴かなくても、試験を実施できることが望まれ
ている。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、制御装置に対して伝送路を介してシミュレ
ータを接続することによって、制御装置に対して実際に
接続作業を行うことなく、シミュレータと制御対象との
制御装置に対する接続切換を遠隔操作で実施でき、制御
装置に対する試験作業能率を大幅に向上できるシミュレ
ーション機能付き監視制御システムを提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明のシミュレーション機能付き監視制御システム
においては、ネットワークの伝送路に対して、制御対象
の動作を制御する制御装置と、この制御装置の制御対象
に対する制御状態を監視する監視装置と、制御対象の動
作をシミュレートするシミュレータとが接続されてい
る。
【0016】さらに、制御装置に対して、入力されたプ
ロセス値に対して制御プログラムに従って制御演算を実
施して演算結果を操作量として出力する制御装置本体
と、外部指令に応じて動作モードを実動モード又は試験
モードに設定する動作モード設定手段と、動作モードが
試験モードに設定されているとき、シミュレータから伝
送路を介して受信した模擬プロセス値を制御装置本体へ
入力し、この制御装置本体から出力された操作量を伝送
路を介してシミュレータへ送信する模擬試験手段と、動
作モードが実動モードに設定されているとき、制御対象
から入力された実プロセス値を制御装置本体へ入力し、
この制御装置本体から出力された操作量を制御対象へ出
力する実制御手段とを付加し、さらに、制御装置本体に
対して入出力されるプロセス値及び操作量を制御対象と
シミュレータとの間でソフト的に切換えている。
【0017】さらに、監視装置に対して、伝送路を介し
て制御装置における実動モード設定時及び試験モード設
定時における制御対象及びシミュレータに対する制御状
態を監視する監視手段を付加している。
【0018】また、別の発明のシミュレーション機能付
き監視制御システムにおいては、前記制御装置に対し
て、入力されたプロセス値に対して制御プログラムに従
って制御演算を実施して演算結果を操作量として出力す
る制御装置本体と、制御対象から入力された実プロセス
値を一時記憶する入力バッファと、シミュレータから伝
送路を介して受信した模擬プロセス値を一時記憶する受
信バッファと、外部指令に応じて動作モードを実動モー
ド又は試験モードに設定する動作モード設定手段と、動
作モードが試験モードに設定されているとき、受信バッ
ファに記憶された模擬プロセス値を制御装置本体へ入力
し、この制御装置本体から出力された操作量を伝送路を
介してシミュレータへ送信する模擬試験手段と、動作モ
ードが実動モードに設定されているとき、入力バッファ
に記憶された実プロセス値を制御装置本体へ入力し、こ
の制御装置本体から出力された操作量を前記制御対象へ
出力する実制御手段とを付加し、さらに、制御装置本体
に対して入出力されるプロセス値及び操作量を制御対象
とシミュレータとの間でソフト的に切換えている。
【0019】さらに、監視装置に対して、伝送路を介し
て制御装置における実動モード設定時及び試験モード設
定時における制御対象及びシミュレータに対する制御状
態を監視する監視手段を付加している。
【0020】このように構成されたシミュレーション機
能付き監視制御システムにおいては、制御対象の動作を
制御する制御装置は、制御対象の動作を制御する通常の
実動モードと、シミュレータを用いて動作試験を行う試
験モードとの2種類の動作モードが設定可能である。
【0021】そして、動作モードが実動モードの場合
は、制御対象から入力された実プロセス値に対して制御
演算か実施され、得られた操作量MVは制御対象へ出力
される。一方、動作モードが試験モードの場合は、伝送
路を介してシミュレータから受信した模擬プロセス値に
対して制御演算か実施され、得られた操作量MVは伝送
路を介してシミュレータへ送信される。
【0022】したがって、結果的にシミュレータと制御
対象との制御装置に対する接続切換がソフト的に遠隔操
作で切換え可能となる。また、制御対象の動作をシミュ
レートするシミュレータは伝送路に接続されているの
で、必ずしも、制御装置の近傍位置に設ける必要はな
く、監視装置近傍に設けることによって、試験作業を効
率的に実施できる。
【0023】また、別の発明においては、制御装置内
に、制御対象から入力された制御対象の動作状態を示す
実プロセス値を一時記憶する入力バッファと、伝送路を
介してシミュレータから受信した模擬プロセス値を一時
記憶する受信バッファが設けられている。
【0024】そして、動作モードが実動モードの場合は
入力バッファに記憶されている実プロセス値を用い、動
作モードが試験モードの場合は受信バッファに記憶され
てる模擬プロセス値を用いる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態に係わるシミュレーシ
ョン機能付き監視制御システムの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0026】例えばLAN(ローカル・エリア・ネット
ワーク)の伝送路11に対して、1台の監視装置12と
複数台の制御装置13と1台のシミュレータ14とが接
続されている。
【0027】制御装置13は制御装置本体15と入出力
制御部16とで構成されている。入出力制御部16には
制御対象17及びLANの伝送路11が接続されてい
る。この制御対象17は、図2に示すように、電動弁や
ポンプ等の複数の機器18と、開度,速度,流量等の各
機器18の動作状態を検出する複数のセンサ19とで構
成されている。各機器18は制御装置13の入出力制御
部16の接続端子20を介して出力される開/閉,増/
減等の各操作量MVに基づいて動作する。また、各セン
サ19は検出した開度,速度,流量等を実プロセス値P
Vとして制御装置13の入出力制御部16の接続端子2
1へ送出する。
【0028】シミュレータ14内には、図2に示すよう
に、各制御装置13毎に、該当制御装置13に接続され
た制御対象17を構成する各機器18及び各センサ19
の動作を模擬する複数の単位シミュレータユニット14
a,14bが収納されている。具体的には、各単位シミ
ュレータユニット14a,14b内には該当する機器1
8の動作特性が記憶され、操作量MVが入力されると、
この操作量MVに対応する模擬プロセス値PVを前記動
作特性から読取って出力する。
【0029】すなわち、シミュレータ14は伝送路11
を介して制御装置13から操作量MVが入力されると、
この操作量MVに対応する模擬プロセス値PVを伝送路
11を介して操作量MVの送信元の制御装置13へ返信
する。
【0030】前記各制御装置13は、図3に示すよう
に、コンピュータ等の一種の情報制御装置で構成されて
いる。バスライン22に対して、LANの伝送路11に
接続された送受信部23、制御対象17からの信号線が
接続される接続端子21に接続された入力I/F(イン
タフェース)24、同じく信号線を介して制御対象17
に接続される接続端子20に接続された出力I/F(イ
ンタフェース)25,制御プログラムが記憶された制御
プログラムメモリ26,各種制御処理を実行するCPU
27、各種可変データを記憶するRAM28及びタイマ
29が接続されている。
【0031】前記RAM28内には、動作モードが試験
モードに設定されていることを示す試験モードフラグを
記憶するフラグメモリ30、実際の制御対象17から接
続端子21を介して入力I/F24を介して入力された
実プロセス値PVを一時記憶する入力バッファ31、シ
ミュレータ14から伝送路11を介して送受信部23で
受信した模擬プロセス値PVを一時記憶する受信バッフ
ァ32等が形成されている。
【0032】前記送受信部23はシミュレータ14から
模擬プロセス値PVを受信すると、直ちにRAM28の
受信バッファ32へ書込む。また、入力I/F24は接
続端子21を介して制御対象17から実プロセス値PV
が入力されると、直ちにRAM28の入力バッファ31
へ書込む。すなわち、入力バッファ31及び受信バッフ
ァ32には制御対象17及びシミュレータ14から得ら
れる最新のプロセス値PVが記憶されている。
【0033】そして、制御プログラムメモリ26及びC
PU27は、入力されたプロセス値PVに対して制御プ
ログラムに従って制御演算を実施して演算結果を操作量
MVとして出力する制御装置本体15を構成する。
【0034】また、送受信部23,入力I/F24,出
力I/F25,RAM28及びCPU27は、制御装置
本体15に対する入出力値(PV,MV)を、制御対象
17とシミュレータ14との間でソフト的に切換える入
出力制御部16を構成する。
【0035】そして、前記CPU27は、監視装置12
又はシミュレータ14から各種指令が入力すると、図4
に示す流れ図に従って動作を行う。すなわち、流れ図が
開始され、P(プログラム・ステップ)1にて指令が入
力され、その指令が試験開始指令の場合は(P2)、フ
ラグメモリ30の試験モードフラグを1に設定する(P
3)。また、入力指令が試験終了指令の場合は(P
4)、フラグメモリ30の試験モードフラグを0に解除
する(P5)。
【0036】また、前記CPU27は、タイマ29から
例えば1秒等の規定微小時間ΔT毎の時間割込信号が入
力すると、図5に示す時間割込処理を実行する。時間割
込処理が開始されると、S(ステップ)1にてフラグメ
モリ30の試験モードフラグの状態を調べる。1に設定
されていれば、この制御装置13の動作モードは試験モ
ードであるので、受信バッファ32に記憶されている模
擬プロセス値PVを読取り(S2)、この模擬プロセス
値PVを送受信部23及び伝送路11を介して監視装置
12へ送信して、監視装置12上にモニタ表示させる
(S3)。
【0037】次に、制御プログラムメモリ26に記憶さ
れている制御プログラムを用いてこの模擬プロセス値P
Vに対して制御演算を実行する(S4)。演算結果を操
作量MVとして送受信部23及び伝送路11を介してシ
ミュレータ14へ送信する(S5)。その後、同一操作
量MVを送受信部23及び伝送路11を介して監視装置
12へ送信して、監視装置12上にモニタ表示させる
(S6)。
【0038】S1にて、フラグメモリ30から読取った
試験モードフラグが0に解除された状態であれば、この
制御装置13の動作モードは実動モードであるので、入
バッファ31に記憶されている実プロセス値PVを読
取り(S7)、この実プロセス値PVを送受信部23及
び伝送路11を介して監視装置12へ送信して、監視装
置12上にモニタ表示させる(S8)。
【0039】次に、制御プログラムメモリ26に記憶さ
れている制御プログラムを用いてこの実プロセス値PV
に対して制御演算を実行する(S9)。演算結果を操作
量MVとして出力I/F25及び接続端子20を介して
制御対象17へ出力する(S10)。その後、同一操作
量MVを送受信部23及び伝送路11を介して監視装置
12へ送信して、監視装置12上にモニタ表示させる
(S11)。
【0040】このように構成されたシミュレーション機
能付き監視制御システムにおいては、制御対象17の動
作をシミュレートするシミュレータ14は、この制御対
象17を直接制御する制御装置13に直接接続されてい
なくて、LANの伝送路11に接続される。
【0041】そして制御対象17の動作を制御する制御
装置13は、制御対象17の動作を制御する通常の実動
モードと、シミュレータ14を用いて制御動作試験を行
う試験モードとの2種類の動作モードが設定可能であ
る。
【0042】そして、動作モードが実動モードの場合
は、入力バッファ31に記憶されている実プロセス値P
Vに対して制御演算が実施され、得られた操作量MVは
接続端子20を介して制御対象17へ出力される。
【0043】一方、動作モードが試験モードの場合は、
受信バッファ32に記憶されている模擬プロセス値PV
に対して制御演算が実施され、得られた操作量MVは伝
送路11を介してシミュレータ14へ送信される。
【0044】したがって、制御装置13を実際の制御対
象17に対して接続端子20,21を介して信号線で接
続した状態で、この制御装置13に対する入出力信号を
制御対象17とシミュレータ14との間で自由に接続変
えが可能となる。
【0045】したがって、操作者としては、制御装置1
3の動作モードを例えば監視装置12から遠隔操作で、
試験モードに変更することによって、自動的に制御装置
13の制御動作試験を実施できる。そして、監視装置1
2の画面上で試験結果を観察できる。
【0046】すなわち、従来手法のように、試験者が、
各制御装置13に対する試験を実施する毎に、各制御装
置13の設置現場に赴き、接続作業を実施する必要がな
いので、試験を行うための準備作業が簡素化され、試験
作業が簡略化される。
【0047】また、シミュレータ14を必ずしも制御装
置13近傍に設置する必要はなく、監視装置12近傍に
配設することによって、試験者は試験作業を効率的に実
施できる。
【0048】さらに、各制御装置13に対してホストコ
ンピュータから伝送路11を介して制御プログラムをダ
ウンロードする場合には、各制御装置13の設置場所に
全く赴かなくても、該当制御プログラムに対する制御動
作試験を実施でき、試験作業能率をさらに向上できる。
【0049】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態においては、図3に示すよ
うに、制御対象17から入力した実プロセス値を一旦入
力バッフア31へ記憶させると共に、シミュレータ14
から受信した模擬プロセス値を一旦受信バッファ32に
記憶させている。
【0050】しかし、この入力バッフア31及び受信バ
ッファ32は必ずしも必要でなくて、実動モード時に入
力I/F24を介して制御対象17の実プロセス値を実
時間(オンタイム)で直接読取り、かつ、試験モード時
に送受信部23を介してシミュレータ14の模擬プロセ
ス値を実時間(オンタイム)で直接読取ることも可能で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシミュレー
ション機能付き監視制御システムにおいては、制御装置
に対してLAN等の伝送路を介してシミュレータを接続
している。したがって、制御装置に対して実際に接続切
換作業を行うことなく、シミュレータと制御対象との制
御装置に対する接続切換をソフト的に遠隔操作で実施で
き、制御装置に対する試験作業能率を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わるシミュレーショ
ン機能付き監視制御システムの概略構成を示すブロック
【図2】 同監視制御システムのシミュレータと制御装
置及び監視対象との関係を示す図
【図3】 同制御装置の概略構成を示すブロック図
【図4】 同制御装置の動作を示す流れ図
【図5】 同じく同制御装置の動作を示す流れ図
【図6】 一般的な監視制御システムの概略構成を示す
ブロック図
【図7】 従来のシミュレータの制御装置に対する接続
法を示す図
【符号の説明】
11…伝送路、12…監視装置、13…制御装置、14
…シミュレータ、15…制御装置本体、16…入出力制
御部、17…制御対象、18…機器、19…センサ、2
0,21…接続端子、23…送受信部、24…入力I/
F、25…出力I/F、26…制御プログラムメモリ、
27…CPU、28…RAM、29…タイマ、30…フ
ラグメモリ、31…入力バッファ、32…受信バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/00 - 23/02 G05B 13/04 G05B 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークの伝送路に対して、制御対
    象の動作を制御する制御装置と、この制御装置の前記制
    御対象に対する制御状態を監視する監視装置と、前記制
    御対象の動作をシミュレートするシミュレータとを接続
    してなるシミュレーション機能付き監視制御システムで
    あって、 前記制御装置は、 入力されたプロセス値に対して制御プログラムに従って
    制御演算を実施して演算結果を操作量として出力する制
    御装置本体と、 外部指令に応じて動作モードを実動モード又は試験モー
    ドに設定する動作モード設定手段と、 前記動作モードが試験モードに設定されているとき、前
    記シミュレータから前記伝送路を介して受信した模擬プ
    ロセス値を前記制御装置本体へ入力し、この制御装置本
    体から出力された操作量を前記伝送路を介して前記シミ
    ュレータへ送信する模擬試験手段と、 前記動作モードが実動モードに設定されているとき、前
    記制御対象から入力された実プロセス値を前記制御装置
    本体へ入力し、この制御装置本体から出力された操作量
    を前記制御対象へ出力する実制御手段とを有し、前記制御装置本体に対して入出力されるプロセス値及び
    操作量を前記制御対象と前記シミュレータとの間でソフ
    ト的に切換え、 前記監視装置は、前記伝送路を介して前記制御装置にお
    ける実動モード設定時及び試験モード設定時における前
    記制御対象及びシミュレータに対する制御状態を監視す
    る監視手段を有することを特徴とするシミュレーション
    機能付き監視制御システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークの伝送路に対して、制御対
    象の動作を制御する制御装置と、この制御装置の前記制
    御対象に対する制御状態を監視する監視装置と、前記制
    御対象の動作をシミュレートするシミュレータとを接続
    してなるシミュレーション機能付き監視制御システムで
    あって、 前記制御装置は、 入力されたプロセス値に対して制御プログラムに従って
    制御演算を実施して演算結果を操作量として出力する制
    御装置本体と、 前記制御対象から入力された実プロセス値を一時記憶す
    る入力バッファと、 前記シミュレータから前記伝送路を介して受信した模擬
    プロセス値を一時記憶する受信バッファと、 外部指令に応じて動作モードを実動モード又は試験モー
    ドに設定する動作モード設定手段と、 前記動作モードが試験モードに設定されているとき、前
    記受信バッファに記憶された模擬プロセス値を前記制御
    装置本体へ入力し、この制御装置本体から出力された操
    作量を前記伝送路を介して前記シミュレータへ送信する
    模擬試験手段と、 前記動作モードが実動モードに設定されているとき、前
    記入力バッファに記憶された実プロセス値を前記制御装
    置本体へ入力し、この制御装置本体から出力された操作
    量を前記制御対象へ出力する実制御手段とを有し、前記制御装置本体に対して入出力されるプロセス値及び
    操作量を前記制御対象と前記シミュレータとの間でソフ
    ト的に切換え、 前記監視装置は、前記伝送路を介して前記制御装置にお
    ける実動モード設定時及び試験モード設定時における前
    記制御対象及びシミュレータに対する制御状態を監視す
    る監視手段を有することを特徴とするシミュレーション
    機能付き監視制御システム。
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