JP5863550B2 - 試料載置場所読取装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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本発明に係る試料載置場所読取装置は、複数の試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有する試料容器の載置場所を読み取る試料載置場所読取装置において、複数の試料容器は各試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有し、特定の試料容器の識別情報を記憶する識別情報記憶部と、載置された複数の試料容器を撮像する撮像部と、該撮像部にて撮像された画像に含まれる容器識別部の画像を復号することにより、前記複数の試料容器の載置場所をそれぞれ特定する載置場所特定部と、前記画像に含まれる容器識別部の識別情報と、前記識別情報記憶部が記憶する識別情報とを比較する比較部と、前記識別情報記憶部が記憶する識別情報に対応する容器識別部を有する試料容器を特定する試料特定部と、前記撮像部にて撮像された画像に、前記試料特定部にて特定された試料容器の載置場所を示す載置場所指摘画像を重畳させる指摘画像重畳部と、前記撮像部にて撮像された試料容器の画像上又は該試料容器の載置場所の画像上に、該試料容器の容器識別部に対応する試料情報を示す画像を重畳させる重畳部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、複数の試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有する試料容器の載置場所をコンピュータに特定させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、載置された複数の試料容器を撮像して得られた画像に含まれる容器識別部の画像を復号することにより、前記複数の試料容器の載置場所をそれぞれ特定する載置場所特定部と、前記画像に含まれる容器識別部の識別情報と、特定の試料容器の識別情報とを比較する比較部と、前記特定の識別情報に対応する容器識別部を有する試料容器を特定する試料特定部と、前記画像に、前記試料特定部にて特定された試料容器の載置場所を示す載置場所指摘画像を重畳させる指摘画像重畳部と、前記撮像部にて撮像された試料容器の画像上又は該試料容器の載置場所の画像上に、該試料容器の容器識別部に対応する試料情報を示す画像を重畳させる重畳部として機能させることを特徴とする。
そして、識別情報記憶部は、特定の試料容器の識別情報を記憶している。特定の試料容器は、例えば、使用者が合成実験に使用する予定の試薬が入った試料容器、廃棄する試料容器、特定の使用者が使用している試料容器、特定の用途の試料容器などである。比較部は、識別情報記憶部が記憶する識別情報と、容器識別部から復号した識別情報とを比較する。試料特定部は、両識別情報が一致している試料容器を特定し、指摘画像重畳部は特定した試料容器の載置場所を示す載置場所指摘画像を、試料容器を撮像した画像に重畳させる。
また、入出庫する対象の試料容器を載置し、又は取り出す前後で、該試料容器の載置位置を確認することができるため、試料容器の載置位置の誤り、取り出す試料容器の取り違いを防止することができる。
図1は、本実施の形態に係る試料管理装置(試料載置場所読取装置)の一構成例を示した模式図である。本発明の実施の形態に係る試料管理装置は、試料容器4の載置場所を管理する管理PC(Personal computer)1と、トレイ3に載置された複数の試料容器4を撮像する撮像装置2と、コードリーダ5とを備える。
更に、試料容器4が載置されていないことを示す空所識別コード部(空所識別部)34が各区画の上面に貼付されている。空所識別コード部34は、例えばデータマトリクス、QRコード(登録商標)等の二次元コードが印刷されたシールであり、各区画に貼付されている空所識別コード部34は同一のもので良い。なお、二次元コードは空所識別コード部34の一例であり、ある区画が空所であることを示すことができれば、その態様は限定されない。
更にまた、図1には一つのトレイ3のみを図示しているが、通常、複数のトレイ3を用いて試料容器4を保管しているため、複数の各トレイ3を識別する必要がある。そこで、トレイ3の上面であって、載置された試料容器4によって隠れ無い適宜箇所には、複数のトレイ3をそれぞれ識別するためのトレイ識別情報を符号化したトレイ識別コード部(収納筐識別部)33が設けられている。トレイ識別コード部33は、例えば指向性を有するバーコードである。なお、バーコードはトレイ識別コード部33の一例であり、複数あるトレイ3をそれぞれ識別し、トレイ3の位置及び方向を特定することが可能であれば、その形態は特に限定されない。なお、複数のトレイ3は、図示しない収納棚に収納されている。
筐体21の両側壁の内面には、撮像部22による撮像領域を照明する照明部23がそれぞれ設けられている。照明部23は、例えば、トレイ3及び該トレイ3に載置された複数の試料容器4を上側から照明する発光ダイオードである。具体的には、長尺の基板に複数の発光ダイオードが並設されており、該基板が筐体21の側壁に取り付けられている。照明部23には、発光ダイオードの明るさを調整する照明制御部23aが接続されている。
撮像部22及び照明制御部23aは、図示しない通信インタフェースを有しており、該通信インタフェースを介して管理PC1と有線ケーブルで接続されている。撮像部22は、管理PC1から送信された制御データに基づいて、撮像部22のピント調整、コントラスト調整を行い、照明制御部23aは照明部23の明るさ調整などを行う。撮像条件の調整後、撮像部22は、トレイ3を撮像し、撮像した動画の画像のデータを管理PC1へ送信する。
管理PC1は、該管理PC1の各構成部の動作を制御するCPU11を備えたコンピュータである。CPU11には、バスを介してROM12、RAM13、入力部14、表示部15、第1インタフェース16、第2インタフェース17a、第3インタフェース17b及び記憶部18が接続されている。
RAM13は、CPU11の演算処理を実行する際に生ずる各種データを一時記憶するDRAM、SRAM等の揮発性メモリである。
入力部14は、管理PC1を操作するためのキーボード、マウス等で構成されており、試料容器4の入出庫、廃棄などの指示を受け付ける。
表示部15は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT等で構成されており、撮像部22にて撮像された画像等を表示する。
第1インタフェース16は、撮像部22の動作を制御するための制御データを撮像装置2へ送信し、撮像部22にて撮像された画像のデータを受信するインタフェースであり、各種データの送受信はCPU11によって制御される。
第2インタフェース17aは、照明制御部23aへ制御データを送信し、照明部23の動作を制御するためのインタフェースである。
第3インタフェース17bは、コードリーダ5によって読み取った情報を受信するインタフェースであり、各種データの送受信はCPU11によって制御される。
記憶部18は、コンピュータを、試料管理装置を構成する管理PC1として機能させるためのコンピュータプログラム19aを記憶するハードディスク、不揮発性半導体メモリ等である。また、記憶部18は、試料容器4の載置場所、つまり、試料が載置されているトレイ3及び区画を示した試料情報18aと、複数種類の各トレイ3がどのように区画されているのかを示した区画位置情報18bと、複数のトレイ3それぞれが収納されている棚の場所を示したトレイ棚情報18cと、特定の試料容器4を指摘するための識別情報を含む特定試料情報18dとを記憶する。各情報の詳細は後述する。
なお、コンピュータプログラム19aは、CPU11が図示しない外部記憶装置の動作を制御することによって、該コンピュータプログラム19aをコンピュータ読み取り可能に記録したCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray Disc)等の記録媒体19から読み出され、記憶部18に記憶される。また、言うまでもなく、光ディスク及び光ディスクドライブは、記録媒体19及び外部記憶装置の一例であり、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、半導体メモリ等にコンピュータプログラム19aをコンピュータ読み取り可能に記録し、前記外部記憶装置にて読み出すように構成しても良い。また、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータから本発明に係るコンピュータプログラム19aをダウンロードするようにしても良い。
「登録日時」列は、新たに試料容器4が初めてトレイ3に載置されたときの日時を格納する。「トレイ識別コード」列は、試料容器4が載置されているトレイ3に貼付されているトレイ識別コード部33から読み取られたトレイ識別コードを格納する。「載置位置」列は、試料容器4が載置されている区画を特定する記号を格納する。図5に示した例ではトレイ3の区画は、アルファベット1文字と、数字1文字の組み合わせで特定されている。「試料識別コード」列は、試料容器4に貼付された試料識別コード部41から読み取られた情報を格納する。「化学物質名」列は、試料容器4に入れられた試料の内容を示した化学物質名を格納する。「分子式」列は、試料容器4に入れられた試料の内容を表示した分子式を格納する。「化学構造式」列は、試料容器4に入れられた試料の内容を表示した化学構造式を格納する。「入出庫状況」列は、該当する試料容器4がトレイ3に載置されて収納棚に収納されている入庫状態か、トレイ3から試料容器4が持ち出された出庫状態かを示す情報を格納する。「廃棄期限」列は、試料容器4に入れられた試料の廃棄期限が登録されている。
なお、一例として、特定試料情報18dを記憶部18が記憶する例を説明したが、特定試料情報18dをRAM13、その他の記憶装置に記憶させるように構成しても良い。
図6及び図7は、CPU11の処理手順を示したフローチャートである。管理PC1のCPU11は、記憶部18が記憶するコンピュータプログラム19aをRAM13に読み出して実行することによって、以下の処理を実行する。使用者は、入力部14にて検索対象の設定を行うことができ、管理PC1のCPU11は、入力部14にて検索対象の設定を受け付ける(ステップS11)。検索対象としては、例えば、新規入庫する試料容器4、出庫する試料容器4、入庫すべき試料容器4、廃棄すべき試料容器4などの設定を行う。
なお、初めてステップS21を実行する場合、第2画像を記憶していないため、否と判定される。第1画像のトレイ3が、第2画像のトレイ3と同じであると判定した場合(ステップS21:YES)、CPU11は、処理をステップS13へ戻す。
なお、ここでは、入庫対象、廃棄対象等の一種類のカテゴリーに属する試料容器4を、一種類の載置場所指摘画像で指摘する構成を説明したが、他種類のカテゴリーに属する試料容器4を、カテゴリー毎に異なる複数種類の載置場所指摘画像によって表示するように構成しても良い。具体的には、CPU11は、第1のカテゴリーに属する試料容器4の載置場所を指摘するための第1載置場所指摘画像をトレイ3の撮像画像に重畳する手段と、第2のカテゴリーに属する試料容器4の載置場所を指摘するための第2載置場所指摘画像をトレイ3の撮像画像に重畳する手段として機能する。第2載置場所指摘画像は、第1載置場所指摘画像と異なる。
また、図9及び図10に示すように、撮像部22にて撮像された動画70の各区画の画像上に、該区画に載置されている試料容器4の試料識別コード部41に対応する試料情報、好適には化学物質名又は化学構造式の画像71、72が重畳表示される。試料管理装置の使用者は、画面に表示されたトレイ3の画像、化学物質名又は化学構造式の画像71、72などを用いて所望の試料容器4を探し当てることができる。
なお、検索対象となっていない試料容器4が誤って取り出された場合、誤った試料容器4が取り出されたことを通知、例えば誤った試料容器4が取り出されたことを示す警告画像を表示部15に表示するように構成しても良い。具体的には、CPU11は、試料容器4が載置されている区画を特定する処理を定期的に又は常時実施することにより、試料容器4が取り出された区画を特定し、試料容器4が取り出された区画が、検索対象の試料容器4が載置された区画であるか否かを判定し、否と判定した場合、誤った試料容器4が取り出されたことを通知する処理を実行する。
なお、本実施の形態では、試料容器4を上側から撮像するように構成してあるため、試料容器4を各区画に載置することで空所識別コード部34を覆い隠すことができ、上述の効果を実現できる。
図11は、変形例1に係る空所識別部134の一例を示した説明図である。図11に示すように、空所識別部134は、円弧と、丸状の点で構成されている。以下、主に試料容器104の特定に係るCPU11の動作を説明する。管理PC1のCPU11は、試料識別コード部41の読み取りに失敗した場合、円弧及び点からなる空所識別部134をトレイ103の画像から判別することによって、空所の区画を判別する。
ところで、ある区画に試料容器104が載置されているにも拘わらず、撮像条件が良好では無かったために、試料識別コード部41の読み取りに失敗している場合、該区画の空所識別部134は当然に読み取ることができず、空所識別部134の読み取りに時間を浪費してしまうことがある。そこで、CPU11は、空所識別部134の読み取りにも失敗した場合、前記区画の画像に試料容器104の特徴部分42、例えば試料容器104の輪郭に対応する円環の曲線が含まれているか否かを判別する。CPU11は、前記区画の画像に含まれる特徴部分42を判別した場合、該区画には試料容器104があると認識し、この区画に対する空所の特定処理を停止する。管理PC1のCPU11は、撮像条件が変更された後、空所では無い区画であって、未だ試料識別コード部41が読み取られていない区画の画像から、再び、試料識別コード部41の読み取りを実行する。
このように構成することによって、試料容器104の載置場所をより高速に読み取ることができる。
図12は、試料容器4及び載置方法の他の例を示した斜視図、図13は、試料容器4の斜視図である。変形例2に係る試料容器4は扁平略直方体形状であり、内部には縦横に区画された多数の試料容器部が形成されている。試料容器4の側面には、該試料容器4を識別するための識別情報を符号化した試料識別コード部41が設けられている。
変形例2に係る試料管理装置は、図12に示すように上下左右に載置された複数の試料容器4を撮像装置222にて撮像し、実施の形態と同様の処理を実行するように構成されている。但し、変形例2においては、トレイ3が存在しないため、トレイ3の識別は行わない。CPU11は、撮像した画像に含まれる各試料容器4の試料識別コード部41を復号し、特定の試料容器4を特定し、特定された試料容器4の載置場所を示す載置場所指摘画像273を、撮像画像した動画270(図14参照)の画像に重畳させる処理を実行する。
2 撮像装置
3 トレイ
4 試料容器
5 コードリーダ
21 筐体
22 撮像部
23 照明部
23a 照明制御部
11 CPU
14 入力部
15 表示部
18 記憶部
18d 特定試料情報
30 底部
31 側壁
32 仕切り
33 トレイ識別コード部
34 空所識別コード部
41 試料識別コード部
70,270 動画
71 化学物質名の画像
72 化学構造式の画像
73,273 載置場所指摘画像
222 撮像装置
Claims (11)
- 複数の試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有し、載置場所を仕切りで区画してある収納筐に載置された試料容器の載置場所を読み取る試料載置場所読取装置において、
特定の試料容器の識別情報を記憶する識別情報記憶部と、
載置された複数の試料容器を撮像する撮像部と、
該撮像部にて撮像された画像に含まれる容器識別部の画像を復号することにより、前記複数の試料容器の載置場所をそれぞれ特定する載置場所特定部と、
前記画像に含まれる容器識別部の識別情報と、前記識別情報記憶部が記憶する識別情報とを比較する比較部と、
前記識別情報記憶部が記憶する識別情報に対応する容器識別部を有する試料容器を特定する試料特定部と、
前記撮像部にて撮像された画像に、前記試料特定部にて特定された試料容器の載置場所を示す載置場所指摘画像を重畳させる指摘画像重畳部と
を備え、
前記載置場所特定部は、
前記撮像部にて撮像された画像における各区画に、前記容器識別部の中心部が含まれているか否かを判定する判定部を備え、
一の区画に前記容器識別部の中心部が含まれている場合、該容器識別部に対応する試料容器の載置場所として該一の区画を特定するようにしてある
ことを特徴とする試料載置場所読取装置。 - 複数の試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有する試料容器の載置場所を読み取る試料載置場所読取装置において、
複数の試料容器は各試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有し、
特定の試料容器の識別情報を記憶する識別情報記憶部と、
載置された複数の試料容器を撮像する撮像部と、
該撮像部にて撮像された画像に含まれる容器識別部の画像を復号することにより、前記複数の試料容器の載置場所をそれぞれ特定する載置場所特定部と、
前記画像に含まれる容器識別部の識別情報と、前記識別情報記憶部が記憶する識別情報とを比較する比較部と、
前記識別情報記憶部が記憶する識別情報に対応する容器識別部を有する試料容器を特定する試料特定部と、
前記撮像部にて撮像された画像に、前記試料特定部にて特定された試料容器の載置場所を示す載置場所指摘画像を重畳させる指摘画像重畳部と、
前記撮像部にて撮像された試料容器の画像上又は該試料容器の載置場所の画像上に、該試料容器の容器識別部に対応する試料情報を示す画像を重畳させる重畳部と
を備えることを特徴とする試料載置場所読取装置。 - 前記撮像部にて撮像される画像は動画である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の試料載置場所読取装置。 - 複数の試料容器の載置場所を仕切りで区画してあり、識別情報を符号化した収納筐識別部を有する収納筐と、
前記撮像部にて撮像された動画の画像に含まれる収納筐識別部の画像を復号する復号部と
を備え、
前記試料特定部は、
前記復号部によって復号された識別情報が変化した場合、試料容器を特定するようにしてある
ことを特徴とする請求項3に記載の試料載置場所読取装置。 - 前記収納筐識別部は指向性を有し、
所定の位置及び向きに配された前記収納筐を撮像して得られる画像における各区画の位置を示した区画位置情報を記憶する区画位置記憶部と、
前記撮像部にて撮像された収納筐識別部の画像に基づいて、前記収納筐が配された位置及び向きを特定する収納筐位置特定部と
を備え、
前記載置場所特定部は、
前記収納筐位置特定部にて特定された位置及び方向、前記区画位置記憶部が記憶する区画位置情報、並びに前記撮像部にて撮像された画像における容器識別部の位置に基づいて、前記複数の試料容器が載置されている区画を特定するようにしてある
ことを特徴とする請求項4に記載の試料載置場所読取装置。 - 前記収納筐は、
試料容器が配されていないことを示す空所識別部を各区画の上側に有し、
前記撮像部にて撮像された画像に含まれる空所識別部を判別することにより、前記複数の試料容器が載置されていない区画を特定する空所特定部を備える
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の試料載置場所読取装置。 - 試料容器は、
該試料容器が前記区画に載置されていることを示す特徴部分を有し、
前記空所特定部は、前記撮像部にて撮像された画像に含まれる試料容器の特徴部分を判別することにより、空所で無い区画を特定するようにしてあり、
前記載置場所特定部は、空所では無い区画の画像に含まれる容器識別部を再度判別するようにしてある
ことを特徴とする請求項6に記載の試料載置場所読取装置。 - 載置された複数の試料容器を照明する照明部を備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の試料載置場所読取装置。 - 前記撮像部による撮像条件を変更する撮像条件変更部を備え、
前記撮像部は、
異なる複数の撮像条件下で前記試料容器を撮像するようにしてあり、
前記載置場所特定部は、
異なる複数の撮像条件下で撮像された画像に基づいて、前記複数の試料容器の載置場所をそれぞれ特定するようにしてある
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の試料載置場所読取装置。 - 複数の試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有し、載置場所を仕切りで区画してある収納筐に載置された試料容器の載置場所をコンピュータに特定させるコンピュータプログラムにおいて、
前記コンピュータを、載置された複数の試料容器を撮像して得られた画像に含まれる容器識別部の画像を復号することにより、前記複数の試料容器の載置場所をそれぞれ特定する載置場所特定部と、前記画像に含まれる容器識別部の識別情報と、特定の試料容器の識別情報とを比較する比較部と、前記特定の識別情報に対応する容器識別部を有する試料容器を特定する試料特定部と、前記画像に、前記試料特定部にて特定された試料容器の載置場所を示す載置場所指摘画像を重畳させる指摘画像重畳部として機能させ、前記載置場所特定部は、撮像して得られた画像における各区画に、前記容器識別部の中心部が含まれているか否かを判定し、一の区画に前記容器識別部の中心部が含まれている場合、該容器識別部に対応する試料容器の載置場所として該一の区画を特定するようにしてあることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 複数の試料容器を識別するための識別情報を符号化した容器識別部を有する試料容器の載置場所をコンピュータに特定させるコンピュータプログラムにおいて、
前記コンピュータを、載置された複数の試料容器を撮像して得られた画像に含まれる容器識別部の画像を復号することにより、前記複数の試料容器の載置場所をそれぞれ特定する載置場所特定部と、前記画像に含まれる容器識別部の識別情報と、特定の試料容器の識別情報とを比較する比較部と、前記特定の識別情報に対応する容器識別部を有する試料容器を特定する試料特定部と、前記画像に、前記試料特定部にて特定された試料容器の載置場所を示す載置場所指摘画像を重畳させる指摘画像重畳部と、撮像して得られた試料容器の画像上又は該試料容器の載置場所の画像上に、該試料容器の容器識別部に対応する試料情報を示す画像を重畳させる重畳部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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