JP2005300302A - 照明装置および読み取り装置 - Google Patents

照明装置および読み取り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005300302A
JP2005300302A JP2004115432A JP2004115432A JP2005300302A JP 2005300302 A JP2005300302 A JP 2005300302A JP 2004115432 A JP2004115432 A JP 2004115432A JP 2004115432 A JP2004115432 A JP 2004115432A JP 2005300302 A JP2005300302 A JP 2005300302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
support frame
hole
light guide
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004115432A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Kurihara
芳文 栗原
Tsutomu Kobayashi
強 小林
Hirotoshi Miyauchi
宏敏 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2004115432A priority Critical patent/JP2005300302A/ja
Publication of JP2005300302A publication Critical patent/JP2005300302A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】読み取り用の貫通開口部が設けられ、従来品よりも小型・軽量であり、部品点数が少なく、組み立て・調整が容易で、製造コストを低く抑えることができる照明装置、およびこの照明装置を用い視認性に優れた読み取り装置を提供する。
【解決の手段】中央部に貫通孔を有しかつ一方の面に発光素子を配置した基板と、導光拡散体と、中央部に貫通孔を有しかつ貫通孔外縁部に前記導光拡散体を載置するための凹部を設けた支持枠と、からなる読み取り用貫通開口部を設けた照明装置であって、前記基板と前記支持枠とは、前記発光素子と前記支持枠の凹部に載置される前記導光拡散体とが対向配置されるよう密着されてなる照明装置およびこの照明装置を用いた読み取り装置を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は対象物を照明する照明装置および対象物に関する情報を読み取る読み取り装置に関する。
自動化学分析装置、製品の表面検査装置、電子部品実装装置などにおいて、検査対象物の状態をビデオカメラで観察したり、自動搬送される構成部品に表示された記号を識別するために、照明装置と撮像手段とを備えた読み取り装置や記号識別装置が用いられている。
特許文献1には、生体試料中の特定成分を分析するための自動化学分析装置において、特定の試薬容器のシール箔上に表示された記号を識別するための記号識別装置が記載されている。シール箔を覆うように構成された中心孔を有するドーム型ないし円柱型で例えば乳白色のプラスチック製の光拡散体と、この光拡散体の外側の下端面から10mmと20mmの高さに等間隔に置いた各5個の発光ダイオードとからなるシール箔照明装置が例示されている。上記の中心孔の上方にビデオカメラを置いて、シール箔上に表示された記号を識別することにより、それ以降の自動化学分析の手順が決められる。しかしながら、特許文献1には、光源と光拡散体の具体的な位置関係や組み立て方法が開示されておらず、組み立て・調整に困難が予想される。また、乳白色のプラスチック製ドーム型光拡散体のかさ高さと製造コストが懸念される。
特許文献2には、製品の表面検査のために中心孔を通じて製品を目視または撮影できるようにした照明装置が記載されている。中心孔を有し、発光面および導光面を設けてなる回転体形状をなす透明体と、この透明体の導光面の凹部に環状に一つずつ埋め込んだ複数のLEDとからなる照明装置が例示されている。また、その透明体の導光面および発光面以外の面に反射層を塗着することにより照明光度を増加させることや、LEDと透明体の隙間を透明シリコンによって充填することによりLED周辺の光の拡散作用を良好にすることが記載されている。しかしながら、特許文献2は、照明装置を薄型にできるという利点を有するが、回転形状をなす透明体にLEDを埋め込む凹部を形成する必要があり、また、LEDと透明体の隙間を透明シリコンによって充填する手間がかかる。
特許文献3には、特許文献2と同様に製品の外観検査のために中心開口を通じて製品を目視または撮影できるようにした照明装置が記載されている。中央開口を包囲するように多数の発光体を環状に配列した発光体の複数列と、それぞれの発光体列に対応した環状の透明体層の複数を積層したものとからなり、透明体層の光射出面を、検査対象を取り囲むように形成した照明装置が例示されている。また、透明体層の積層面を反射層で形成することにより光の減衰を抑制することや、各発光体列の光量を独立に調節可能とすることにより立体対象物の検査を確実にすることが記載されている。しかしながら、特許文献3は、いろいろな形状の立体対象物を確実に検査するためには、優れた機能を有すると認められるが、環状の透明体層を複数積層したり、各発光体列の光量を独立に調節するというのでは、製造コストがかかりすぎる。検出対象物の形があまり変化しないものや、平面上に表示された記号を識別するなど一定の目的に使用する場合は、もっと構造が簡単で合目的的な照明装置が求められる。
特許文献4には、電子部品実装装置などにおいて回路基板上のマークや電子部品を正確に認識するための照明装置・認識装置が記載されている。検出用の貫通孔を有するケースに貫通孔を有する固定板を設け、この固定板に環状に配置された光源と、同じケースに固定され、光源と検出対象物との間に位置する貫通孔を有する拡散板とからなる照明装置が例示されている。また、いろいろな表面状態や形状の検出対象物を認識するために、拡散板を通る拡散光だけでなく、指向性光を検出対象物に供給するために環状の反射板をケースの上部内面に設けることが記載されている。しかしながら、特許文献4は、指向性光の反射光を検出対象物に供給するために、ケースに一定の空間的余裕を確保する必要があり、装置のかさ高さにつながる。また、拡散光だけを利用しようとする場合は、光の分散による光量不足が懸念される。
要するに、上述した照明装置の共通点は、検出用の貫通孔を設け、光源および拡散体を主要な構成要素とし、光量を有効に利用するために反射体を適宜設けるということである。
特許2881826号公報
特許3118503号公報 特開2002−214143号公報 特開2004−69612号公報
本発明の目的は、読み取り用の貫通開口部が設けられ、従来品よりも小型・軽量であり、部品点数が少なく、組み立て・調整が容易で、製造コストを低く抑えることができる照明装置、およびこの照明装置を用い視認性に優れた読み取り装置を提供することにある。
本願発明者らは、上記目的を達成するため、光源、拡散体および反射体に関して鋭意検討を行った結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、中央部に貫通孔を有しかつ一方の面に発光素子を配置した基板と、導光拡散体と、中央部に貫通孔を有しかつ貫通孔外縁部に前記導光拡散体を載置するための凹部を設けた支持枠と、からなる読み取り用貫通開口部を設けた照明装置であって、前記基板と前記支持枠とは、前記発光素子と前記支持枠の凹部に載置される前記導光拡散体とが対向配置されるよう密着されてなる照明装置である。
また本発明は、このような照明装置と、当該照明装置で照明される対象物を前記貫通開口部を介して撮像する撮像手段と、を備えた読み取り装置であって、前記導光拡散体から発し前記対象物で反射された鏡面反射光成分が前記撮像装置の視野の外を通過するように、前記照明装置と前記撮像手段とが配置された、あるいは前記照明装置の支持枠の貫通孔の径を前記導光拡散体の内側の径よりも小さく形成した読み取り装置である。以下本発明を詳細に説明する。
本発明においては、中央部に貫通孔を有する基板であって、かつ、基板の一方の面に光源としてLED(Light Emission Diode)チップなどの発光素子を本発明の目的を逸脱しない範囲で任意の位置に配置した基板を採用した。また、この発光素子に電気を供給するため、基板には配線が施されたプリント基板であることが好ましい。基板上に実装された発光素子は、光源の小型化・軽量化・薄型化に有利である。また、製品の製造再現性を高め、組み立て工程を簡素化する。
基板に設けられる貫通孔の大きさ、または支持枠の貫通孔の大きさにより、一度に観察または撮影される検査対象物の範囲が決定される。ただし、光源である発光素子を基板の貫通孔の周縁部に実装するので、貫通孔を大きく取りすぎると検査対象物と光源との距離が遠くなり、角度がつき過ぎて有効に照明できなくなることがある。このため、必要最小限の観察・撮影範囲を確保して、基板の貫通孔の大きさは最小限にとどめるのが好ましい。
貫通孔を通して見た視野に収まらないほど検査対象物の全長が長いものに対しては、本発明の照明装置または検査対象物を観察方向と直角に移動可能とすることにより撮影範囲をスキャンすればよい。
また、本発明の目的を逸脱しない限り貫通孔の形状には制限はなく、加工のしやすさから通常は円形状が好ましいが、照明装置で照明される検査対象物の上面形状により多角形、楕円形、長方形など自由に設計することができ、その場合にも検査対象物の上面形状と同じ形状であることが好ましい。
設置される発光素子の個数は、貫通孔や発光素子の大きさ、形状、検査対象物との距離、検査に必要な光量などに依存する。LEDチップ等の発光素子の実装配置形態は、貫通孔の形に沿い適宜間隔を置いて1列に配置してもよいし、強い光量を必要とする場合は、同心円、同心多角形状に多重に配置することもできる。
環状の導光拡散体は、個々のLEDチップ等の発光素子からの光を導光・拡散させて、均一な照明光を得るために用いられる。この導光拡散体は、発光素子の配置工程における製造再現性のばらつきを吸収する作用を有する。たとえば、複数の発光素子を基板の貫通孔の周囲に円形状に配置する場合、環状の導光拡散体が発光素子の発光面をカバーする位置にありさえすれば、すべての発光素子が完全な円の上にのっている必要はない。また発光素子を貫通孔のふちぎりぎりに配置するのではなく、貫通孔から離れた位置に余裕をもって適宜配置することもできる。
通常、基板上に発光素子を半田付け等により固定する位置決め精度は、環状の導光拡散体の製造における寸法出し精度に劣るため、導光拡散体を基板上の発光素子と組み合わせて照明用光源を形成するとよい。
環状の導光拡散体の形状は、加工のしやすさから断面が長方形のワッシャ状のリング状が好適である。光拡散効果が失われない限り、リングの高さを数mmと薄く加工されたものを用いれば、照明光量の増加と装置の薄型化のために有利である。
材質は透明または半透明の各種樹脂で成型することができる。各種樹脂のうち光透過拡散性と成型性に優れた硬質塩化ビニル樹脂がとくに好ましい。
導光拡散体を発光素子の発光面に対向配置させるために、本発明では、支持枠と称される成型体が用いられる。この支持枠は、環状の導光拡散体を載置するための凹部を有し、この凹部の底面に貫通孔が設けられる。
導光拡散体を支える凹部底面および凹部側面は、必須ではないが光反射拡散面を形成していてもよい。このことにより、高輝度LEDランプに比べて比較的光度の低いLEDチップ等の発光素子の光量を、貫通孔中央の延長上に置かれた検査対象物に効果的に供給することができる。また、支持枠が有する貫通孔の形状は、照明装置で照明される検査対象物の上面形状と同じ形状であることが好ましい。
支持枠が有する貫通孔の径は、導光拡散体の内側の径よりも小さいことが好ましい。このことにより、検査対象物より鏡面反射する光が後述する撮像手段へ入るのを回避することができる。
支持枠の材質は、上記の凹部および貫通孔が形成できればとくに制限はないが、各種樹脂製のものが好ましい。良好な光反射拡散面を得るためにとくに好ましい例として、白色の硬質塩化ビニル製の成型品があげられる。
支持枠は、導光拡散体からの光を遮光できる材料であることが好ましい。このことにより、検査対象物より鏡面反射する光が後述する撮像手段へ入るのを回避することができる。
支持枠の凹部の深さは、基板から突起して実装され得るLEDチップ等の発光素子の突起部の高さと導光拡散体の高さとを合わせた高さにほぼ等しくし、かつ導光拡散体が支持枠の凹部に嵌入されるようにしておくことが望ましい。この支持枠と基板とをねじ等で固定することにより組み立てが容易にできる。組み立てられた照明装置は、光透明拡散体が支持枠の中で不安定にぐらついたりすることがなくなる。このことにより、この照明装置を自由な姿勢に保って使用することが可能になる。すなわち、検査対象物を上から見下ろす落射照明だけでなく、検査対象物の底部をモニターするといった使い方を可能にする。
本発明の照明装置は、上記した中央部に貫通孔を有しかつ一方の面に発光素子を配置した基板と、導光拡散体と、中央部に貫通孔を有しかつ貫通孔外縁部に導光拡散体を載置するための凹部を設けた支持枠とを、発光素子と支持枠の凹部に載置される導光拡散体とが対向配置されるよう密着されるように構成されている。このことにより、小型化、軽量化が可能となり、また、組み立て・調整が容易となるという優れた効果を奏することができる。
本発明に係る照明装置と、この照明装置の貫通開口部を介して撮像する撮像手段とを組み合わせることにより、対象物上に表示された記号やコードを読み取る読み取り装置を構成することができる。
図1に本発明の読み取り装置の構成と作用を説明する図面を示す。図1において、発光素子の一例であるLEDチップ3から発した光ビームが導光拡散体4を通って対象物表面8で鏡面反射する状況を想定する。LEDチップ3の位置は、そこを発した光ビームが直接対象物に入射することのないように、導光拡散体4をLEDチップ3の前に対向配置させておきさえすればよい。
この図1では、導光拡散体4を貫通孔から離れた奥まった位置に配置した状況が示されている。LEDチップ3から発した光の大部分は対向する導光拡散体4の内部に進行し(3本の矢線で図示)、内部または表面で拡散または乱反射し、導光拡散体4そのものが間接的な光源となる。
図中破線L1は、導光拡散体4から発する光ビームのうち、対象物8への入射光が最も小さくなり得る導光拡散体4のへりの部位から発し、支持枠5の内側のふち10によって反射することなく対象物8に入射し、そこを鏡面反射して撮像装置7に至る仮想的な光ビームの経路を表す。支持枠5の貫通孔6を大きく広げる、すなわち支持枠内側のふち10の張り出しが不十分である場合を想定している。この場合、照明された対象物8の表面の光沢、テカリ等によりたとえば対象物8の表面に印刷された印字部と背景部との反射レベルが区別できなくなるといった事態が起こりうる。
これを防ぐために、支持枠5の支持枠内側のふち10を内側に張り出す構成とすることにより、導光拡散体のへりの部位から発し、支持枠5の貫通孔のふちをかすめて対象物表面に至り、鏡面反射する光ビームL2が撮像装置7の視野の外を通過するようにする。こうすることにより導光拡散体4から発した光が対象物8に入射する入射光のうち、入射角の小さい成分は支持枠内側のふち10により遮蔽されるため、鏡面反射光成分が撮像装置7の視野に直接入ることはない。撮像装置7から見た対象物8の表面形状が凸面をなしているとき、また撮像装置7が対象物に近いほど、対象物が照明装置に近いほど、支持枠内側のふち10の張り出しを大きくすればよい。ただし、支持枠内側のふち10の張り出しを大きくする、つまり支持枠5の貫通孔6を小さくしすぎると検査対象物8への光量が不足してしまうので、支持枠5の貫通孔6の大きさは、最終的には検査対象物8の最適な画像が得られるように決められる。
本発明の読み取り装置は、上記の照明装置と撮像手段とを備えており、導光拡散体から発し前記対象物で反射された鏡面反射光成分が前記撮像装置の視野の外を通過するように、照明装置と撮像手段とが配置された、あるいは照明装置の支持枠の貫通孔の径を導光拡散体の内側の径よりも小さく形成した装置構成となっている。
撮像手段としては白黒およびカラーのCMOSカメラやCCDカメラが例示できる。たとえば金属製の枠体に本発明にかかる照明装置と撮像手段を固定して利用することができる。撮像手段には、記号識別のための演算を実行し、識別された情報によって自動化学分析装置等の動作を支配する制御装置を接続することができる。
本発明においては、光源として、貫通孔を設けたプリント基板等の基板の貫通孔周縁部に複数個実装されたLEDチップ等の発光素子を配置した構成としたので、照明装置の小型化・軽量化・薄型化に効果的である。
導光拡散体を基板上の発光素子と組み合わせて照明用光源としたので、導光拡散体が発光素子の配置工程における製造再現性のばらつきを吸収し、光源の配置調整工程を不要とすることができる。
本発明に係る読み取り装置においては、導光拡散体から発し対象物で反射された鏡面反射光成分が撮像装置の視野の外を通過するように、支持枠の貫通孔のふちを内側に張り出す構成としたので、照明された対象物表面の光沢、テカリ等による誤認識を防ぐことができる。
本発明に係る照明装置および記号識別装置を実施するための最良の形態の一つを図面に基づいて詳細に説明する。図1に、本発明に係る照明装置11の側断面図、および撮像装置7を加えた記号識別装置を示し、対象物8との位置関係を示す。プリント基板1には貫通孔2が設けられ、その貫通孔の周囲にLEDチップ3が複数個取り付けられている。ここで、円環状の導光拡散体4は、貫通孔6を備えた支持枠5によって支えられ、LEDチップ3に対向配置されている。
導光拡散体4の高さとLEDチップ3の出っ張り高さとの合計は、支持枠の深さとほぼ等しいか、わずかに小さい。また、円環状の光拡散体4の外径は支持枠の円筒状凹部の内径にほぼ等しいか、わずかに小さく、導光拡散体4は支持枠5に嵌入されている。この例では、支持枠5の貫通孔のふち10はLEDチップ3よりも、そしてさらに導光拡散体4の内壁よりも内側に張り出している。このように支持枠5の貫通孔のふち10を内側に張り出したことは、LEDチップ3からの光を貫通孔中央の延長上に置かれた検査対象物8に効果的に指向させる効果、鏡面反射光成分L2が撮像装置の視野の外を通過するようにさせる効果だけでなく、視野を検査対象物8に集中させ、余計なものを視野に入れて認識誤差を生じることを防止する効果をも有する。
撮像装置7に自動露出カメラを用いて、たとえば黒い検査台の上の対象物8の有無を判別する場合、試薬カップが存在しないとき、黒い被写体を黒とカメラに認識させるために、白い支持枠を構図に取り入れて露出レベルを調整することも行われる。図1には示していないが、プリント基板1と導光拡散体4とは互いにねじ止めするのが好適である。
図2に、プリント基板1に実装したLEDチップ3の配置形態を例示するために、支持枠5を取りはずした照明装置11の、対象物8の側から見た平面図を示す。ここではプリント基板1に直径18mmの貫通孔2が設けられている。導光拡散体4を通じて透けて見える8個のLEDチップ3が、貫通孔2を囲んで正八角形状に配置されている。光源に要する光量によりLEDチップ3の個数は適宜増減することができる。図示していない支持枠と互いにねじ止めするための取り付け穴9がプリント基板1の4隅に設けられている。
図3に、本発明を利用して検査する対象物8の一例として、試薬容器の上部に表示された試薬名の記号およびドットコードを示す。
本発明に係る読み取り装置を、生体試料中の特定成分を分析するための自動化学分析装置における特定の試薬カップのシール箔上に表示された記号を識別するための記号識別装置として使用する場合の動作を図4に示したフローチャートに従って説明する。
図1に示した読み取り装置の撮像装置7に、図示しないがビデオ信号処理装置を接続し、さらに、図示しないが自動化学分析装置全体の動作を制御する制御装置を接続する。
図4において、まず読み取り装置は直下に搬送されてくる試薬カップの有無を判断する(S1)。ビデオ信号処理装置は、撮像装置から得られた画像の一定領域の白黒諧調のレベルを計算し、あらかじめ設定された基準レベルとの比較により試薬カップの有無を判断する。測定レベルが基準レベルに達していなければ試薬カップなしと判断し、試薬カップがないときの処理すなわちそのタイミングでは測定を行わない旨の信号を制御装置に送る(S5)。
試薬カップありの場合、ビデオ信号処理装置は、撮像装置から得られた画像の別の一定領域の白黒諧調のレベルを計算し、あらかじめ設定された別の基準レベルとの比較により試薬カップがすでに開栓されているかどうかの状態を判断する(S2)。
測定レベルが基準レベルに達していなければ試薬カップは開栓済みの使用済みカップであると判断し、使用できる試薬カップがないときの処理すなわちそのタイミングでは測定を行わない旨の信号を制御装置に送る(S6)。
試薬カップありと判断した場合、ビデオ信号処理装置は画像解析を行う。まず、図3に示した下側の横棒により読み取る方向を決定し、試薬カップ表面に印字されているドットから試薬の種類を表すコードおよびロットを識別する。つぎに、識別されたドットコードのパリティチェックや、認識したコードおよびロットと制御装置上のライブラリとの照合などにより、読み取り異常と判断されたときは、そのタイミングでは測定を行わない読み取り異常処理が実行される(S7)。
読み取りが正常に行われたときは読み取ったコードおよびロットに従い測定が行われる(S4)。
本発明に係る照明装置の側断面図、および撮像装置を加えた読み取り装置の構成および作用を説明する説明図である。 本発明に係る照明装置のうち支持枠を取りはずし、対象物側から見た平面図であって、LEDチップの配置の一形態を示す図である。 検査対象物の一例として、試薬カップ上に表示された試薬名を表す記号およびドットコードを示す図である。 本発明に係る読み取り装置を、自動化学分析装置における特定の試薬カップのシール箔上に表示された記号を識別するために使用する場合の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 プリント基板
2 プリント基板に設けられた貫通孔
3 LEDチップ
4 環状の導光拡散体
5 支持枠
6 支持枠の貫通孔
7 撮像装置
8 検査対象物
9 支持枠取り付け穴
10 支持枠内側のふち
11 照明装置
L1 鏡面反射して撮像装置に至る仮想的な光ビーム
L2 鏡面反射して撮像装置の視野の外を通過する光ビーム

Claims (9)

  1. 中央部に貫通孔を有しかつ一方の面に発光素子を配置した基板と、導光拡散体と、中央部に貫通孔を有しかつ貫通孔外縁部に前記導光拡散体を載置するための凹部を設けた支持枠と、からなる読み取り用貫通開口部を設けた照明装置であって、前記基板と前記支持枠とは、前記発光素子と前記支持枠の凹部に載置される前記導光拡散体とが対向配置されるよう密着されてなる照明装置。
  2. 前記支持枠が有する貫通孔の径が、いずれも前記導光拡散体の内側の径よりも小さい請求項1記載の照明装置。
  3. 前記基板が、前記発光素子へ電気を供給するための配線が施されたプリント基板である請求項1又は請求項2記載の照明装置。
  4. 前記支持枠が、前記発光素子からの光を遮光できる材料からなる請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記基板が有する貫通孔及び前記支持枠が有する貫通孔の形状が、いずれも前記照明装置で照明される対象物の上面形状と同じ形状である請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記導光拡散体の形状が、リング状である請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記発光素子が、LEDチップである請求項1〜6のいずれかに記載の照明装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の照明装置と、当該照明装置で照明される対象物を前記貫通開口部を介して撮像する撮像手段と、を備えた読み取り装置であって、前記導光拡散体から発し前記対象物で反射された鏡面反射光成分が前記撮像装置の視野の外を通過するように、前記照明装置と前記撮像手段とが配置された読み取り装置。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載の照明装置と、当該照明装置で照明される対象物を前記貫通開口部を介して撮像する撮像手段と、を備えた読み取り装置であって、前記導光拡散体から発し前記対象物で反射された鏡面反射光成分が前記撮像装置の視野の外を通過するように、前記照明装置の支持枠の貫通孔の径を前記導光拡散体の内側の径よりも小さく形成した読み取り装置。
JP2004115432A 2004-04-09 2004-04-09 照明装置および読み取り装置 Pending JP2005300302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004115432A JP2005300302A (ja) 2004-04-09 2004-04-09 照明装置および読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004115432A JP2005300302A (ja) 2004-04-09 2004-04-09 照明装置および読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005300302A true JP2005300302A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35332008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004115432A Pending JP2005300302A (ja) 2004-04-09 2004-04-09 照明装置および読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005300302A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502961A (ja) * 2006-09-01 2010-01-28 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 臨床サンプル容器のための同定システム
JP2011047837A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Jfe Steel Corp リング照明装置およびリング照明装置を用いた表面検査装置
JP2011153912A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Tosoh Corp 画像読み取り装置
JP2012199227A (ja) * 2011-03-21 2012-10-18 Zhongshan Weiqiang Technology Co Ltd Led導光板照明器具モジュール
JP2013228233A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Tsubakimoto Chain Co 試料載置場所読取装置及びコンピュータプログラム
WO2019150993A1 (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 コニカミノルタ株式会社 判定装置、および判定方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502961A (ja) * 2006-09-01 2010-01-28 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 臨床サンプル容器のための同定システム
JP2011047837A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Jfe Steel Corp リング照明装置およびリング照明装置を用いた表面検査装置
JP2011153912A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Tosoh Corp 画像読み取り装置
JP2012199227A (ja) * 2011-03-21 2012-10-18 Zhongshan Weiqiang Technology Co Ltd Led導光板照明器具モジュール
JP2013228233A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Tsubakimoto Chain Co 試料載置場所読取装置及びコンピュータプログラム
WO2019150993A1 (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 コニカミノルタ株式会社 判定装置、および判定方法
JPWO2019150993A1 (ja) * 2018-01-30 2021-01-07 コニカミノルタ株式会社 判定装置、および判定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003503701A (ja) 照明モジュール
JP3472750B2 (ja) 表面検査装置
EP1278853A2 (en) Listeria monocytogenes genome, polypeptides and uses
JP2007057421A (ja) リング照明装置
CN109073197A (zh) 照明装置和检查设备
JP2017219487A (ja) 欠陥検査方法及びその装置
JP3704157B2 (ja) 電子部品検出用散乱前景照明を具える装置、及びそのような検出装置を設けられた部品取り付け機械
JP2005158490A (ja) 画像処理検査用リング状照明装置
JP2005300302A (ja) 照明装置および読み取り装置
JP2017207380A (ja) 表面欠陥検査装置
JP6117324B2 (ja) 撮像装置および照明装置
US20020135757A1 (en) LCC device inspection module
KR101124567B1 (ko) 하이브리드 조명부를 포함하는 웨이퍼 검사 장치
JP4564677B2 (ja) 発光ダイオード照明光源
KR20020078595A (ko) 씨씨디 카메라의 조명장치
KR20070068169A (ko) 비전 검사 시스템
JP4038157B2 (ja) 光照射装置
JP2002139439A (ja) 検査用拡散光源
JPH06207811A (ja) 光学測定用測定点部材
JP2009216720A (ja) Led搭載用台座
KR100627053B1 (ko) 실장기용 부품인식 조명장치
JPH07174539A (ja) 画像処理装置
KR102336094B1 (ko) 다이의 방향을 결정하기 위한 장치
KR100905103B1 (ko) 전자부품 검사용 광원
JP4117789B2 (ja) 表面検査用面光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100209