JP5863533B2 - 作業ライン - Google Patents

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Description

本発明は、複数の作業機が横方向に互いに離間して配設される作業ラインに関し、より詳細には、作業機に生じる振動の低減に関する。
作業機に生じる振動を低減する作業ラインの一例として、例えば、特許文献1に挙げられる発明が知られている。特許文献1に記載の作業ラインは、隣接する作業機にそれぞれ連携装置が設けられている。そして、連携装置同士を当接させることにより隣接する作業機同士の見かけ上の質量および剛性を高めて、隣接する作業機に生じる振動の低減を図っている。また、特許文献1には、連携装置によって作業機同士を連結させることにより、隣接する作業機に生じる振動を低減する方法も開示されている。
特開2007−329208号公報
しかしながら、作業機の可動部が大型化、高速化すると、作業機に生じる振動は大きくなるので、作業機に生じる振動の低減効果をさらに高める必要がある。また、連携装置によって作業機同士を連結させる方法では、例えば、作業機を移動させる際に作業機の連結を解除しなければならず、作業機の移動作業が煩雑になる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、作業機に生じる振動の低減効果を高めるとともに、作業機を容易に移動可能な作業ラインを提供することを課題とする。
請求項1に係る作業ラインは、複数の作業機が横方向に互いに離間して配設される作業ラインであって、隣接する前記作業機の少なくとも一方に前記横方向に進退可能に設けられた連携装置を備え、前記連携装置が前進して相手側連携装置または相手側作業機と当接して、前記連携装置の当接部が少なくとも前記横方向の力を伝達する。
請求項2に係る作業ラインは、請求項1に記載の作業ラインおいて、前記連携装置は、前記当接したときに弾性変形可能な緩衝部を有する。
請求項3に係る作業ラインは、請求項2に記載の作業ラインおいて、前記連携装置は、前記横方向に進退可能なロッド部を有するエアシリンダと、前記ロッド部の先端に前記緩衝部として設けられた弾性部材と、を備える。
請求項4に係る作業ラインは、請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業ラインおいて、前記複数の作業機の各々は、基台部と、当該基台部上に前記横方向と直角な縦方向に移動可能に装架された作業部と、を備える。
請求項5に係る作業ラインは、請求項4に記載の作業ラインおいて、前記作業部は、基板を実装位置に搬入出する基板搬送装置と、前記基板上に実装される部品を供給する部品供給装置と、前記横方向および前記縦方向に移動可能で前記部品供給装置から前記部品を吸着し前記実装位置に搬入された前記基板上に実装する部品移載装置と、を有する。
請求項1に係る作業ラインによれば、作業機が配設される方向に進退可能に設けられた連携装置を備えている。そして、連携装置が前進して相手側連携装置または相手側作業機と当接して、連携装置の当接部が少なくとも横方向の力を伝達する。これにより、隣接する作業機同士の見かけ上の質量および剛性を高めて作業機に生じる振動を低減させるとともに、連携装置が進退して当接部が力を伝達することによって作業機に生じる振動を低減させることができる。また、作業機を載設させる場合に、連携装置を進退させることにより作業機同士の配置間隔の誤差を吸収することができるので、作業機の配置作業が容易である。
請求項2に係る作業ラインによれば、連携装置は、相手側連携装置または相手側作業機と当接したときに弾性変形可能な緩衝部を有するので、連携装置が相手側連携装置または相手側作業機と当接して作業機に生じる振動を低減させるとともに、緩衝部が弾性変形して作業機に生じる振動を吸収することができる。緩衝部は、自己の作業機に生じる振動を吸収するとともに相手側の作業機に伝達する力を抑制するので、作業機に生じる振動の低減効果を高めることができる。
請求項3に係る作業ラインによれば、連携装置は、作業機が配設される方向に進退可能なロッド部を有するエアシリンダと、ロッド部の先端に緩衝部として設けられた弾性部材と、を備える。そのため、エアシリンダによるエアークッション効果によって作業機に生じる振動を低減させるとともに、弾性部材が弾性変形して作業機に生じる振動を吸収することができる。そのため、作業機に生じる振動の低減効果を高めることができる。
請求項4に係る作業ラインによれば、複数の作業機の各々は、基台部と、当該基台部上に作業機が配設される方向と直角な方向に移動可能に装架された作業部と、を備える。本発明に係る作業ラインは、連携装置を後退させることにより容易に作業機の連携を解除することができるので、作業機が連結装置によって固定されている場合と比べて、基台部に対する作業部の移動が容易である。
請求項5に係る作業ラインによれば、作業部が基板搬送装置、部品供給装置および部品移載装置を有する部品実装ラインである。モジュール化された複数の部品実装機は構造が同じであり、形状や寸法も同じである場合が多い。そのため、各部品実装機の固有振動数が同じになり、1つの部品実装機が振動を開始すると他の部品実装機が共振し、振幅が増大して可動部の位置決め精度が低下する。
このような構成の部品実装ラインにおいても、連携装置が前進して相手側連携装置または相手側部品実装機と当接して、連携装置の当接部が少なくとも横方向の力を伝達する。そのため、部品実装機に生じる振動の低減効果が高く、可動部の移動速度を低下させることなく可動部の位置決め精度を維持することができる。したがって、可動部の移動速度を低下させて部品実装機に生じる振動を抑制する場合と比べて、各部品実装機において基板に部品を実装する際に要するタクトタイムを短縮することができる。
部品実装ライン1の全体構成の一例を示す斜視図である。 図1の部品実装機27、28を示す斜視図である。 第1実施形態に係り、連携装置8の構成の一例を示す構成図である。 連携装置8の一例を示す斜視図である。 第1実施形態に係り、連携装置8、8が互いに当接している状態を示すI−I’線断面図である。 基台部11の一例を示す一部切欠斜視図である。 基台部11に作業部9を搭載した状態を示す一部切欠側面図である。 第2実施形態に係り、連携装置8の構成の一例を示す構成図である。 第3実施形態に係り、図2のI−I’線断面図に相当する断面図である。 第4実施形態に係り、図2のI−I’線断面図に相当する断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各実施形態について共通する箇所には共通の符号を付して対応させることにより重複する説明を省略する。なお、各図は概念図であり、細部構造の寸法まで規定するものではない。
(1)第1実施形態
(部品実装ライン1)
作業ラインの一例として、部品実装ライン1について詳説する。図1は、部品実装ライン1の全体構成の一例を示す斜視図である。図2は、図1の部品実装機27、28を示す斜視図である。部品実装ライン1は、2台の同一構造の部品実装機を搭載した基台部11が4個列設されている。したがって、部品実装ライン1は、8台の部品実装機21〜28が直列に配されている。図1の紙面左方向奥側の部品実装機21を前段側、紙面右方向手前側の部品実装機28を後段側とするとき、基板は、前段側の部品実装機21から搬入されて、後段側の部品実装機28から搬出される。部品実装機21〜28において基板が順次搬送される間に基板に部品が装着される。
同図では、基板の搬送方向を横方向(矢印X方向)とし、水平面内で横方向(矢印X方向)に直交する方向を縦方向(矢印Y方向)とする。また、水平面の法線方向を高さ方向(矢印Z方向)とする。以下、後段側の部品実装機28を例に部品実装機の構成について説明する。そして、隣接する部品実装機27、28を例に部品実装機に伝達する力の低減方法について詳説する。なお、部品実装機21〜27は、部品実装機28と同様の構成を有している。
図2に示すように、部品実装機28は、基板搬送装置3、部品供給装置4、部品移載装置5、部品カメラ61、ノズル収容装置62、制御コンピュータ7および連携装置8を有しており、これらは作業部9に組み付けられている。作業部9は、基台部11に対して縦方向(矢印Y方向)に移動可能に装架されている。
(基板搬送装置3)
基板搬送装置3は、部品実装機28の縦方向(矢印Y方向)の中央付近に配設されており、第1搬送装置31および第2搬送装置32が並設された、いわゆるダブルコンベアタイプの搬送装置である。第1搬送装置31は、作業部9上に横方向(矢印X方向)と平行に並設される図示しない一対のガイドレールと、一対のガイドレールに案内され基板を載置して搬送する図示しない一対のコンベアベルトと、を有している。また、第1搬送装置31には、部品実装位置まで搬送された基板を作業部9側から押し上げて位置決めする図示しないクランプ装置が設けられている。第2搬送装置32は、第1搬送装置31と同様の構成を有している。
(部品供給装置4)
部品供給装置4は、部品実装機28の縦方向(矢印Y方向)の前部(同図の紙面左方向側)に設けられており、複数のカセット式フィーダ41が本体部上に着脱可能に取り付けられている。カセット式フィーダ41は部品収容部に相当する。カセット式フィーダ41は、フィーダ本体42と、フィーダ本体42に回転可能かつ着脱可能に装着された供給リール43と、フィーダ本体42の先端側(部品実装機28の中央寄り)に設けられた部品供給部44と、を備えている。
供給リール43は部品を供給する媒体であり、所定個数の部品を一定の間隔で保持した図示しないキャリアテープが巻回されている。キャリアテープの先端が部品供給部44まで引き出されて、キャリアテープごとに異なる部品が供給される。カセット式フィーダ41は、例えば、チップ部品などの比較的小型の部品を供給することができる。なお、部品収容部は、カセット式フィーダ41以外にも、例えば、トレイユニットを用いることができる。トレイユニットは、例えば、IC素子やLSI素子などの比較的大形の部品をトレイに収容した状態で供給することができる。
(部品移載装置5)
部品移載装置5は、横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に移動可能ないわゆるXYロボットタイプの移載装置である。部品移載装置5は、部品実装機28の縦方向(矢印Y方向)の後部(同図の紙面右方向奥側)から前部(同図の紙面左方向手前側)の部品供給装置4の上方にかけて配設されている。部品移載装置5は、ヘッド駆動機構51および部品装着ヘッド52を有している。
部品装着ヘッド52は複数種類有し、操作者は、部品装着ヘッド52の種類を選択して部品移載装置5に取り付けることができる。ヘッド駆動機構51は、部品装着ヘッド52を横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に駆動することができる。なお、第1搬送装置31および第2搬送装置32で交互に基板を搬入および搬出して、部品移載装置5で交互に部品の装着を行うことができる。
(部品カメラ61、ノズル収容装置62)
部品カメラ61は、部品装着ヘッド52の吸着ノズルが吸着した部品の適否および部品の吸着状態の良否を判定することができる。部品カメラ61は、部品供給部44と第1搬送装置31との間の作業部9上に配設されている。また、部品カメラ61に隣接して、作業部9上にノズル収容装置62が配設されている。
ノズル収容装置62は、複数のノズル保持穴を有し、ノズル保持穴に吸着ノズルを収容することができる。ノズル収容装置62では、吸着ノズルを交換することができる。吸着ノズルを交換する際は、部品装着ヘッド52がノズル収容装置62に移動して、不要になった吸着ノズルをノズル収容装置62に戻す。そして、交換する吸着ノズルをノズル収容装置62から取り出して、部品装着ヘッド52に搭載する。
(制御コンピュータ7)
制御コンピュータ7は、上部のカバー91の前側上部に配設されており、図示しないマイクロコンピュータを有している。マイクロコンピュータは、CPU、メモリおよび通信インターフェースを備えており、これらは、バスを介して接続されている。制御ブロックとして捉えると、マイクロコンピュータは、表示制御部、通信制御部および実装制御部を有している。表示制御部は、部品の装着状況、部品実装機28の状態などをモニタに表示することができる。
各部品実装機21〜28の各制御コンピュータ7および図示しないホストコンピュータは、有線または無線の通信回線で接続されている。通信回線は、例えば、LANを用いることができる。通信制御部は、他の部品実装機21〜27およびホストコンピュータとの間の通信を制御することができ、各種データおよび制御信号を送受信することができる。各種データには、基板に装着する部品の部品情報、部品収容情報、部品の装着順序、部品の装着位置、部品装着ヘッド52の種別および吸着ノズルの種別などが含まれる。
各部品実装機21〜28の通信制御部は、ホストコンピュータが作成した部品の装着プログラムを通信回線を介してダウンロードすることができ、各部品実装機21〜28の実装制御部は、装着プログラムを実行することにより、他の部品実装機と協働して基板に部品を装着することができる。なお、ホストコンピュータの代わりに、部品実装機21〜28のうちの任意の部品実装機が部品の装着プログラムを作成して、他の部品実装機に部品の装着プログラムを送信することもできる。
実装制御部は、部品の装着プログラムに基づいて、基板搬送装置3、部品供給装置4および部品移載装置5を駆動して、基板に部品を装着することができる。実装制御部の指令により、部品移載装置5の部品装着ヘッド52は、まず部品供給装置4に移動して部品を吸着する。そして、部品装着ヘッド52は、部品カメラ61の撮像部に移動して、部品カメラ61は、部品の吸着状態を撮像する。そして、部品カメラ61の画像判定部は、吸着した部品の適否および部品の吸着状態の良否を判定する。
次に、部品装着ヘッド52は、基板搬送装置3によって位置決めされた基板の所定の装着位置に移動して部品を装着し、最後に部品供給装置4に戻る。各部品実装機21〜28で、同様の工程を繰り返すことにより、各部品実装機21〜28に配分された部品種の部品を基板に装着することができる。各部品実装機21〜28において、基板に部品を実装する際に要する時間をタクトタイムという。
(連携装置8)
図3は、連携装置8の構成の一例を示す構成図である。部品実装機28は、隣接する部品実装機27に対して横方向(矢印X方向)に進退可能な連携装置8、8を備えている。また、部品実装機27は、隣接する部品実装機28に対して横方向(矢印X方向)に進退可能な連携装置8、8を備えている。部品実装機27が備える連携装置8、8と、部品実装機28が備える連携装置8、8と、は、それぞれ横方向(矢印X方向)に対向している。各連携装置8は、図2に示す上方のフレーム92に配設されている。なお、同図では、連携装置8、8の一部を模式的に記載している。
図3に示すように、連携装置8は、エアシリンダ81および弾性部材82を備えている。連携装置8は、配管83を介して部品実装機27、28の外部に設けられる減圧弁84、電磁弁85およびエアー源86に接続されている。縦方向(矢印Y方向)に隣接する連携装置8、8のエアシリンダ81、81は、共通の配管83で連通されており、減圧弁84、電磁弁85およびエアー源86を共有している。なお、減圧弁84は、必要に応じて設けられ、エアー源86は、部品実装機27、28毎に設けられている。
部品実装機27は、隣接する部品実装機26に対して横方向(矢印X方向)に進退可能な破線で示す連携装置8、8を取り付け可能になっている。部品実装機28は、部品実装機27と反対側に増設または移動される部品実装機に対して、横方向(矢印X方向)に進退可能な破線で示す連携装置8、8を取り付け可能になっている。同図に示すように、破線で示すエアシリンダ81および弾性部材82以外の配管83、減圧弁84、電磁弁85およびエアー源86は既設されており、他の部品実装機との入れ替えや部品実装機の増設または減設に容易に対応することができる。例えば、部品実装機27、28を入れ替える場合、部品実装機27、28において、それぞれ実線で示すエアシリンダ81および弾性部材82を、破線で示すエアシリンダ81および弾性部材82と入れ替える。
図4は、連携装置8の一例を示す斜視図である。図5は、連携装置8、8が互いに当接している状態を示すI−I’線断面図であり、連携装置8以外の内部機構は記載が省略されている。
図5に示すように、部品実装機27側のエアシリンダ81は、シリンダ本体部81a、ピストン部81bおよびロッド部81cを有している。シリンダ本体部81aの内部には、ピストン部81bが横方向(矢印X方向)に摺動可能に嵌合されている。ピストン部81bの横方向一端側(矢印X1方向側)には、ロッド部81cが一体に形成されており、ロッド部81cは、シリンダ本体部81aに設けられる貫通孔81dを通ってシリンダ本体部81aの外部に延伸されている。なお、ピストン部81bは、ばね等の弾性部材によって矢印X2方向に付勢されている。また、ピストン部81bの横方向他端側(矢印X2方向側)の側面81b1と、シリンダ本体部81aの内壁と、で囲まれる領域をエアー室8Aとする。
ロッド部81cの先端には、直方体形状の弾性部材82が設けられている。弾性部材82は、例えば、樹脂やゴムなどの弾性材料から形成することができる。特に、弾性部材82がゴム製であると弾性力が高く好適である。また、弾性部材82は、例えば、制振ゴムなどの制振性が高い弾性材料を用いると好適である。
シリンダ本体部81aの上面には、配管83と接続可能なポート81eが設けられている。図3に示すように、配管83の一方は、シリンダ本体部81aのポート81eに連通され、配管83の他方は、減圧弁84、電磁弁85を介してエアー源86に接続されている。減圧弁84は、制御コンピュータ7からの指令に基づいて、エアー源86から供給される圧縮空気のエアー圧を所望のエアー圧に設定することができる。また、減圧弁84は、圧縮空気の流量が変動してもエアー圧を一定に維持することができる。
電磁弁85は、4ポートを備える電磁弁であり、エアー源86は第1入力ポート851に接続され、減圧弁84は第1出力ポート853に接続されている。第2入力ポート852および第2出力ポート854は未接続になっている。電磁弁85のソレノイドに電圧が印加されていない状態では、エアー源86からの圧縮空気の供給が阻止されている。このとき、第1出力ポート853と第2入力ポート852とが連通されており、配管83、減圧弁84および電磁弁85を介してエアシリンダ81内の圧縮空気が排気されている。
一方、電磁弁85のソレノイドに電圧が印加されると、第1入力ポート851と第1出力ポート853とが連通され、エアー源86から電磁弁85、減圧弁84および配管83を介してエアシリンダ81に圧縮空気が供給される。電磁弁85のソレノイドに対する電圧の印加は、制御コンピュータ7からの指令に基づいて行われる。
図3では、実線で示すエアシリンダ81および弾性部材82を制御する側の電磁弁85を電磁弁85aで示し、破線で示すエアシリンダ81および弾性部材82を制御する側の電磁弁85を電磁弁85bで示し、これらを区別している。また、エアー源86は、図示しない圧縮機(エアーコンプレッサ)を有しており、圧縮機を駆動することにより、エアシリンダ81に圧縮空気を供給することができる。
図5に示すように、例えば、部品実装機27側のエアシリンダ81のエアー室8Aに圧縮空気が供給されてエアー室8Aの室圧が増加すると、ピストン部81b、ロッド部81cおよび弾性部材82は、矢印X1方向に移動する。一方、エアー室8A内の圧縮空気が排出されてエアー室8Aの室圧が減少すると、エアシリンダ81のばね等の弾性部材の復元力によって、ピストン部81b、ロッド部81cおよび弾性部材82は、矢印X2方向に移動する。
同図では、ピストン部81bの横方向(矢印X方向)の可動距離を可動距離L1で示し、エアー室8Aの横方向(矢印X方向)長をエアー室長L2で示している。エアー室長L2は、ピストン部81bの可動距離L1より大きく設定されている。
部品実装機28側の連携装置8は、部品実装機27側の連携装置8と同様の構成を有している。弾性部材82が相手側部材と当接する面を当接面82aとすると、部品実装機27側の連携装置8および部品実装機28側の連携装置8は、当接面82aを境界面として鏡像関係にある。そのため、部品実装機28側のエアシリンダ81は、部品実装機27側のエアシリンダ81と比べて、ピストン部81b、ロッド部81cおよび弾性部材82の移動方向が逆方向になる。
部品実装機21〜28による部品の実装を開始する前に、制御コンピュータ7は、部品実装機27側の電磁弁85aおよび部品実装機28側の電磁弁85aの各ソレノイドに電圧を印加する。部品実装機27側の電磁弁85aのソレノイドに電圧が印加されると、部品実装機27側のエアー源86から電磁弁85a、減圧弁84および配管83を介して、部品実装機27側のエアシリンダ81に圧縮空気が供給される。これにより、部品実装機27側のエアシリンダ81のエアー室8Aに圧縮空気が供給され、エアー室8Aの室圧が増加して、ピストン部81b、ロッド部81cおよび弾性部材82が矢印X1方向に移動する。
部品実装機28側の電磁弁85aのソレノイドに電圧が印加されると、部品実装機28側のエアー源86から電磁弁85a、減圧弁84および配管83を介して、部品実装機28側のエアシリンダ81に圧縮空気が供給される。これにより、部品実装機28側のエアシリンダ81のエアー室8Aに圧縮空気が供給され、エアー室8Aの室圧が増加して、ピストン部81b、ロッド部81cおよび弾性部材82が矢印X2方向に移動する。
図5は、部品実装機27側の弾性部材82と部品実装機28側の弾性部材82とが圧縮空気によって押圧されながら当接している状態を示している。つまり、部品実装機27側のエアー室8Aの室圧と、部品実装機28側のエアー室8Aの室圧と、は同じ室圧に設定されている。この状態で、例えば、部品実装機27側の可動部(例えば、部品装着ヘッド52)の移動によって部品実装機27側のフレーム92が矢印X1方向に移動(振動)したとする。これにより、部品実装機28側の弾性部材82は加圧され、部品実装機28側の弾性部材82、ロッド部81cおよびピストン部81bは、矢印X1方向に移動しようとする。
このとき、部品実装機27側の弾性部材82と、部品実装機28側の弾性部材82と、が当接面82aにおいて互いに弾性変形する。これにより、部品実装機27に生じる振動を吸収するとともに、部品実装機27から部品実装機28に伝達する横方向(矢印X方向)、縦方向(矢印Y方向)および高さ方向(矢印Z方向)の力を吸収する。さらに、部品実装機27側のエアー室8Aに供給される圧縮空気および部品実装機28側のエアー室8Aに供給される圧縮空気のエアークッション効果によって、部品実装機27に生じる振動が低減されるとともに、部品実装機27から部品実装機28に伝達する横方向(矢印X方向)、縦方向(矢印Y方向)および高さ方向(矢印Z方向)の力が低減される。
同図に示すように、エアー室長L2は、ピストン部81bの可動距離L1より大きく設定されているので、ピストン部81bの側面81b1と、シリンダ本体部81aの内壁の底面81a1と、の当接が防止されている。したがって、圧縮空気による十分なエアークッション効果を得ることができ、部品実装機27から部品実装機28に伝達する力を低減することができる。また、ピストン部81bの側面81b1と、シリンダ本体部81aの底面81a1と、の当接が防止されているので、ピストン部81bとシリンダ本体部81aの底面81a1との接触疲労を防止することができ、エアシリンダ81の耐久性が向上する。
部品実装機27側のフレーム92が矢印X2方向に移動(振動)した場合、部品実装機28側の弾性部材82に対する押圧は減少して、部品実装機27から部品実装機28に伝達する力は小さくなる。また、部品実装機28側の可動部(例えば、部品装着ヘッド52)の移動によって、部品実装機28側のフレーム92が移動(振動)する場合も同様であり、既述の効果と同様の効果が得られる。
部品実装機27は、隣接する部品実装機26との間に同様の連携装置8、8、8、8を設けることもできる。これにより、部品実装機27側のフレーム92が矢印X2方向に移動(振動)したときに生じる振動を低減させるとともに、部品実装機27から部品実装機26に伝達する力を低減させることができる。この場合、部品実装機27には、図3の破線で示すエアシリンダ81および弾性部材82を増設する。そして、部品実装機26には、部品実装機27と対向する側にエアシリンダ81および弾性部材82を増設する。
部品実装機21と部品実装機22との間、部品実装機23と部品実装機24との間および部品実装機25と部品実装機26との間においても、図3に示す構成と同様の構成の連携装置8、8、8、8が設けられている。これにより、各部品実装機21〜26は、部品実装機27、28について既述した効果と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、部品実装機21〜28が配設される横方向(矢印X方向)に進退可能に設けられた連携装置8を備えている。そして、連携装置8が前進して相手側連携装置8と当接して、連携装置8の当接部が少なくとも横方向(矢印X方向)の力を伝達する。これにより、隣接する部品実装機同士の見かけ上の質量および剛性を高めて部品実装機に生じる振動を低減させるとともに、連携装置8が進退して当接部が力を伝達することによって部品実装機に生じる振動を低減させることができる。なお、連携装置8の当接部は、横方向(矢印X方向)だけでなく、縦方向(矢印Y方向)や高さ方向(矢印Z方向)の力を伝達することができる。連携装置8の当接部が複数の方向の力を伝達することにより、部品実装機に生じる振動の低減効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態では、連携装置8は、相手側連携装置8と当接したときに弾性変形可能な弾性部材82(緩衝部)を有するので、連携装置8が相手側連携装置8と当接して部品実装機に生じる振動を低減させるとともに、弾性部材82(緩衝部)が弾性変形して部品実装機に生じる振動を吸収することができる。弾性部材82(緩衝部)は、自己の部品実装機に生じる振動を吸収するとともに相手側の部品実装機に伝達する力を抑制するので、部品実装機に生じる振動の低減効果を高めることができる。
さらに、本実施形態では、連携装置8は、部品実装機21〜28が配設される横方向(矢印X方向)に進退可能なロッド部81cを有するエアシリンダ81と、ロッド部81cの先端に緩衝部として設けられた弾性部材82と、を備える。そのため、エアシリンダ81によるエアークッション効果によって部品実装機に生じる振動を低減させるとともに、弾性部材82(緩衝部)が弾性変形して部品実装機に生じる振動を吸収することができる。そのため、部品実装機に生じる振動の低減効果を高めることができる。
(基台部11)
部品実装機27、28は基台部11に着脱可能に取り付けられている。部品実装機27の基台部11と部品実装機28の基台部11とは一体に形成されている。基台部11は、設置部12に載設される。図6は、基台部11の一例を示す一部切欠斜視図である。図7は、基台部11に作業部9を搭載した状態を示す一部切欠側面図である。
図6に示すように、基台部11の上面には、4つのレール部962、962、962、962が設けられている。各レール部962には、ガイドレール960が縦方向(矢印Y方向)に並設されている。4つのレール部962は、2つのレール対964、964に分けることができ、レール対964、964がそれぞれ部品実装機27、28を案内する。また、基台部11は、各レール対964について、基台部11の後部のガイドレール960、960の間に、係止部材としてのストッパ966を備えている。
基台部11は、各レール対964について、基台部11の縦方向(矢印Y方向)の略中央部のガイドレール960、960の間に、付勢装置970を備えている。付勢装置970は、レバー972および回動装置974を有している。レバー972は、基台部11に回動可能に設けられる付勢部材である。回動装置974は、レバー972を回動させる付勢部材駆動装置である。回動装置974は、例えば、エアシリンダにより構成することができる。
図7に示すように、ピストンロッド978の伸縮によりレバー972が回動して、レバー972の自由端部に設けられる係合部980が、基台部11の上面から上方へ突出する付勢位置(固定位置)と、基台部11の上面から下方へ収納された退避位置(解除位置)と、に移動可能になっている。部品実装機27、28はそれぞれ、レール対964、964に案内されて、縦方向(矢印Y方向)に相対移動可能になっている。
各部品実装機27、28には、作業部9の下部に4つずつ2列に並設される合計8つの車輪990が軸受を介して回転可能に保持されている。また、作業部9の下部には、後端部の2つの車輪列の間に、被係止部材としての当接部材992が設けられている。また、縦方向(矢印Y方向)の略中央部には、被付勢部材としての突部994が設けられている。部品実装機27、28の基台部11への取り付け時には、車輪990がガイドレール960上に載置され、各車輪990が転動しつつ部品実装機27、28を後進させる。なお、ガイドレール960は、横方向(矢印X方向)の外側部分が上方に突出する形状になっており、各車輪990の脱輪が防止されている。
部品実装機27の基台部11への取り付け時には、レバー972は退避位置へ退避されており、当接部材992がストッパ966に当接した状態で付勢位置へ回動されて、係合部980が突部994に係合して部品実装機27を後方へ付勢する。これにより、当接部材992がストッパ966に押し付けられ、部品実装機27の縦方向(矢印Y方向)の移動が規制されて基台部11に固定される。部品実装機28を基台部11に取り付ける場合も同様である。一方、レバー972を退避位置へ回動させ、部品実装機27、28の基台部11に対する固定を解除すると、部品実装機27、28を前方へ移動させることができる。
本実施形態では、部品実装機21〜28の各々は、基台部11と、基台部11上に部品実装機21〜28が配設される横方向(矢印X方向)と直角な方向である縦方向(矢印Y方向)に移動可能に装架された作業部9と、を備える。本実施形態の部品実装ライン1は、連携装置8を後退させることにより容易に部品実装機21〜28の連携を解除することができるので、部品実装機21〜28が連結装置によって固定されている場合と比べて、基台部11に対する部品実装機21〜28の移動が容易である。
さらに、本実施形態では、作業部9が基板搬送装置3、部品供給装置4および部品移載装置5を有する部品実装ライン1である。そして、モジュール化された部品実装機21〜28は構造が同じであり、形状や寸法も同じである。そのため、各部品実装機21〜28の固有振動数が同じになり、1つの部品実装機が振動を開始すると他の部品実装機が共振し、振幅が増大して可動部の位置決め精度が低下する可能性がある。
このような構成の部品実装ライン1においても、連携装置8が前進して相手側連携装置8と当接して、連携装置8の当接部が少なくとも横方向(矢印X方向)の力を伝達する。そのため、部品実装機21〜28に生じる振動の低減効果が高く、例えば、部品装着ヘッド52(可動部)の移動速度を低下させることなく、部品装着ヘッド52(可動部)の位置決め精度を維持することができる。したがって、部品装着ヘッド52(可動部)の移動速度を低下させて部品実装機21〜28に生じる振動を抑制する場合と比べて、各部品実装機21〜28において基板に部品を実装する際に要するタクトタイムを短縮することができる。
部品装着ヘッド52(可動部)は、部品実装機21〜28の上方に配設されており、横方向(矢印X方向)および縦方向(矢印Y方向)に移動する。そのため、部品実装機21〜28の上方に生じる振動は、部品実装機21〜28の下方に生じる振動と比べて大きくなる。連携装置8は、部品実装機21〜28の上方のフレーム92に配設されているので、部品実装機21〜28に生じる振動の低減効果が高められる。なお、可動部は、部品装着ヘッド52に限定されるものではなく、例えば、基板搬送装置3のコンベアベルトなど種々の可動部、駆動装置についても既述の効果と同様の効果を得ることができる。
(2)第2実施形態
本実施形態は、第1実施形態と比べて、連携装置8が相手側の部品実装機と当接している点が異なる。第1実施形態と共通する箇所には共通の符号を付して対応させることにより重複する説明を省略する。図8は、連携装置8の構成の一例を示す構成図である。同図に示すように、部品実装機27側の連携装置8、8の弾性部材82、82は、それぞれ部品実装機28側のフレーム92と当接している。また、部品実装機28側の連携装置8、8の弾性部材82、82は、それぞれ部品実装機27側のフレーム92と当接している。上記以外は、第1実施形態と同様である。
例えば、部品実装機27側の可動部(例えば、部品装着ヘッド52)の移動によって、部品実装機27側のフレーム92が矢印X1方向に移動(振動)したとする。これにより、部品実装機27側の弾性部材82は加圧され、部品実装機27側の弾性部材82、ロッド部81cおよびピストン部81bは、矢印X2方向に移動しようとする。このとき、部品実装機27側の弾性部材82が弾性変形して、部品実装機27に生じる振動を吸収するとともに、部品実装機27から部品実装機28に伝達する横方向(矢印X方向)、縦方向(矢印Y方向)および高さ方向(矢印Z方向)の力を吸収する。さらに、部品実装機27側のエアシリンダ81のエアー室8Aに供給される圧縮空気のエアークッション効果によって、部品実装機27に生じる振動が低減されるとともに、部品実装機27から部品実装機28に伝達する横方向(矢印X方向)、縦方向(矢印Y方向)および高さ方向(矢印Z方向)の力が低減される。
また、部品実装機27側のフレーム92が矢印X1方向に移動(振動)すると、部品実装機28側の弾性部材82は加圧され、部品実装機28側の弾性部材82、ロッド部81cおよびピストン部81bは、矢印X1方向に移動しようとする。このとき、部品実装機28側の弾性部材82が弾性変形して、部品実装機27に生じる振動を吸収するとともに、部品実装機27から部品実装機28に伝達する横方向(矢印X方向)、縦方向(矢印Y方向)および高さ方向(矢印Z方向)の力を吸収する。さらに、部品実装機28側のエアシリンダ81のエアー室8Aに供給される圧縮空気のエアークッション効果によって、部品実装機27に生じる振動が低減されるとともに、部品実装機27から部品実装機28に伝達する横方向(矢印X方向)、縦方向(矢印Y方向)および高さ方向(矢印Z方向)の力が低減される。
部品実装機27側のフレーム92が矢印X2方向に移動(振動)した場合、部品実装機27側の弾性部材82および部品実装機28側の弾性部材82に対する押圧は減少して、部品実装機27から部品実装機28に伝達する力は小さくなる。また、部品実装機28側の可動部(例えば、部品装着ヘッド52)の移動によって、部品実装機28側のフレーム92が移動(振動)する場合も同様であり、既述の効果と同様の効果が得られる。
部品実装機27は、隣接する部品実装機26との間に同様の連携装置8、8、8、8を設けることもできる。これにより、部品実装機27側のフレーム92が矢印X2方向に移動(振動)したときに生じる振動を低減させるとともに、部品実装機27から部品実装機26に伝達する力を低減させることができる。この場合、部品実装機27には、図8の破線で示すエアシリンダ81および弾性部材82を増設する。そして、部品実装機26には、部品実装機27側にエアシリンダ81および弾性部材82を増設する。
部品実装機21と部品実装機22との間、部品実装機23と部品実装機24との間および部品実装機25と部品実装機26との間においても、図8に示す構成と同様の構成の連携装置8、8、8、8が設けられている。これにより、各部品実装機21〜26は、部品実装機27、28について既述した効果と同様の効果を得ることができる。
(3)第3実施形態
本実施形態は、第2実施形態と比べて、部品実装機21〜28が基台部11を介さないで直接、設置部12に載設されている点が異なる。第1実施形態および第2実施形態と共通する箇所には共通の符号を付して対応させることにより重複する説明を省略する。図9は、図2のI−I’線断面図に相当する断面図であり、連携装置8以外の内部機構は記載が省略されている。また、同図では、部品実装機27と部品実装機28との間の横方向(矢印X方向)距離をL3で示している。
第1実施形態および第2実施形態では、部品実装機27、28の基台部11への取り付けの際に、レール対964、964がそれぞれ部品実装機27、28を案内する。そのため、部品実装機27、28の横方向距離L3を所定距離に設定することは容易である。一方、基台部11を介さないで直接、部品実装機27、28を設置部12に載設する場合は、部品実装機27、28の横方向距離L3を所定距離と誤差なく設定することは容易でない。本実施形態では、部品実装機27、28を載設する際に、連携装置8を進退させて、部品実装機27、28同士の配置間隔の誤差を解消する。具体的には、弾性部材82が部品実装機27のフレーム92を押圧しながら、部品実装機27を移動させる。これらのことは、部品実装機21〜26についても同様である。
本実施形態では、部品実装機21〜28を載設させる場合に、連携装置8を進退させることにより部品実装機21〜28同士の配置間隔の誤差を吸収することができるので、部品実装機21〜28の配置作業が容易である。なお、連携装置8は、隣接する部品実装機の一方のみに設けることもできる。また、連携装置8は、隣接する部品実装機のそれぞれに設けることもでき、相互の配置間隔を調整することができる。
(4)第4実施形態
本実施形態は、第1実施形態と比べて、基台部11に搭載される部品実装機の数が異なる。第1実施形態と共通する箇所には共通の符号を付して対応させることにより重複する説明を省略する。図10は、図2のI−I’線断面図に相当する断面図であり、連携装置8以外の内部機構は記載が省略されている。
本実施形態では、部品実装ライン1は、4台の同一構造の部品実装機を搭載した基台部11が2個列設されている。同図は、4台の部品実装機25〜28が1つの基台部11に列設されていることを示している。同図に示すように、隣接する部品実装機25、26を1つのペアとし、隣接する部品実装機27、28を1つのペアとしている。そして、部品実装機25は、部品実装機26側に連携装置8を備えており、部品実装機24側には連携装置8を備えていない。また、部品実装機26は、部品実装機25側に連携装置8を備えており、部品実装機27側には連携装置8を備えていない。部品実装機27、28のペアについても同様である。
このように、隣接する2つの部品実装機を1つのペアとして、そのペア内で連携装置8、8を設けることにより、ペア内の部品実装機に伝達する力を低減して、基台部11に列設される他のペアの部品実装機に伝達する力を抑制することができる。このことは、部品実装機21〜24を搭載する基台部11についても同様であり、連携装置8の設置数を適度にしつつ、部品実装ライン1全体の振動の低減を図ることができる。
なお、1つの基台部11に搭載される部品実装機の数は、4つに限定されるものではなく、6つ以上の偶数個の部品実装機を1つの基台部11に搭載することもできる。また、1つのペア内の隣接する部品実装機の一方のみに連携装置8を設けることもできる。これらのことは、第2実施形態についても同様であり、連携装置8の弾性部材82は、相手側の部品実装機のフレーム92と当接させることもできる。
(5)その他
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施することができる。例えば、作業ラインは、部品実装ライン1に限定されるものではなく、作業機は、部品実装機に限定されるものではない。例えば、作業機は、スクリーン印刷機、流体塗布機、はんだリフロー炉または基板検査機などであっても良い。また、作業ラインは、これらの作業機を組み合わせて構成することもできる。
連携装置8は、隣接する作業機の一方の作業機のみに設けることもできる。また、縦方向(矢印Y方向)に配設される連携装置8の数は、2つに限定されず、1つであっても、3つ以上であっても良い。また、縦方向(矢印Y方向)に連携装置8を複数設ける場合は、一部の連携装置8については、連携装置8と相手側連携装置8とを当接させ、残りの連携装置8については、連携装置8と相手側作業機のフレームとを当接させることもできる。つまり、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせた実施形態とすることもできる。なお、連携装置8は、エアシリンダに限定されるものではなく、油圧シリンダなどの種々のアクチュエータを用いることができる。
1:作業ライン、
21〜28:部品実装機(作業機)、
3:基板搬送装置、4:部品供給装置、5:部品移載装置、
8:連携装置、
81:エアシリンダ、81c:ロッド部、82:弾性部材(緩衝部)、
9:作業部、
11:基台部

Claims (5)

  1. 複数の作業機が横方向に互いに離間して配設される作業ラインであって、
    隣接する前記作業機の少なくとも一方に前記横方向に進退可能に設けられた連携装置を備え、
    前記連携装置が前進して相手側連携装置または相手側作業機と当接して、前記連携装置の当接部が少なくとも前記横方向の力を伝達する作業ライン。
  2. 前記連携装置は、前記当接したときに弾性変形可能な緩衝部を有する請求項1に記載の作業ライン。
  3. 前記連携装置は、前記横方向に進退可能なロッド部を有するエアシリンダと、前記ロッド部の先端に前記緩衝部として設けられた弾性部材と、を備える請求項2に記載の作業ライン。
  4. 前記複数の作業機の各々は、基台部と、当該基台部上に前記横方向と直角な縦方向に移動可能に装架された作業部と、を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業ライン。
  5. 前記作業部は、基板を実装位置に搬入出する基板搬送装置と、前記基板上に実装される部品を供給する部品供給装置と、前記横方向および前記縦方向に移動可能で前記部品供給装置から前記部品を吸着し前記実装位置に搬入された前記基板上に実装する部品移載装置と、を有する請求項4に記載の作業ライン。
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