JP6793050B2 - 表面実装機 - Google Patents

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本明細書によって開示される技術は、表面実装機に関する。
例えば、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置として、特開2006−319168号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。
この電子部品実装装置は、Y方向に2つの搭載ヘッドが設けられており、各搭載ヘッドの移動範囲内には、部品吸着用のノズルを収納するノズルストッカがそれぞれ設けられている。
搭載ヘッドは、対応するノズルストッカにアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、電子部品に応じてノズル交換を行うようになっている。
特開2006−319168号公報
ところで、この種の電子部品実装装置のように、電子部品を搭載するヘッドユニット毎に部品吸着用のノズルを収納するノズル格納ユニットを設ける場合、ヘッドユニットの数が増加した場合、各ヘッドユニットが着脱するノズルを格納するノズル格納ユニットも増加することなり、部品点数が増加すると共に、生産コストが増加してしまう。また、ヘッドユニットに加え、ノズル格納ユニットを配置する場所も必要になり、装置が大型化してしまう。
本明細書では、部品点数を低減しつつ、複数のヘッドユニットにおいてノズル交換を可能にする技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、部品を基板に実装する表面実装機であって、前記部品を保持する吸着ノズルを複数収容するノズル格納ユニットと、前記部品を実装する前記基板と前記ノズル格納ユニットとの間を移動可能に設けられ、前記ノズル格納ユニットにおいて前記吸着ノズルを着脱する複数のヘッドユニットとを備え、前記ノズル格納ユニットは、前記ヘッドユニットが前記吸着ノズルの着脱の際に、移動可能とされている構成とした。
このような構成の表面実装機によると、複数のヘッドユニットにおいてノズル格納ユニットを共用するから、例えば、ぞれぞれのヘッドユニットにノズル格納ユニットを設ける場合に比べて、ノズル格納ユニットに関する部品点数を削減することができ、表面実装機の生産コストを低減させることができる。
また、ヘッドユニット毎にノズル格納ユニットを設ける場合に比べて、表面実装機が大型化することを抑制することができる。
本明細書によって開示される表面実装機は、以下の構成としてもよい。
前記ヘッドユニットは、異なる前記ヘッドユニットが進入しない占有領域のみを移動可能とされており、前記ノズル格納ユニットは、それぞれの前記占有領域の間を移動可能とされている構成とした。
このような構成によると、各ヘッドユニットの占有領域の間を移動可能となることで、ノズル格納ユニットを複数のヘッドユニットで共用させることができ、ノズル格納ユニットに関する部品点数を削減することができる。
前記ヘッドユニットは、互いに進入可能な共有領域に移動可能とされており、前記ノズル格納ユニットは、前記共有領域に移動可能とされている構成とした。
このような構成によると、複数のヘッドユニットが共通して移動可能な共通領域にノズル格納ユニットが移動することで、ノズル格納ユニットの移動範囲を低減しつつ、複数のヘッドユニットにおいてノズル格納ユニットを共用して使用することができる。
前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットが共用可能な前記吸着ノズルである共用ノズルを収容する構成としてもよい。
このような構成によると、複数のヘッドユニットで共用可能な共用ノズルを収容するから、吸着ノズルの数を削減することができ、表面実装機の生産コストをさらに低減させることができる。
さらに前記部品を供給する部品供給装置を備え、前記ヘッドユニットが前記吸着ノズルを交換して前記部品を実装する際には、前記ノズル格納ユニットは、前記ヘッドユニットが前記基板から前記ノズル格納ユニットを経て前記部品供給装置まで移動する距離が短くなるように移動する構成としてもよい。
このような構成によると、吸着ノズルを交換して部品を基板に実装する際に、ヘッドユニットの移動距離を短くすることができるから、実装時間の短縮を図ることができる。
前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットが共用可能な前記吸着ノズルである共用ノズルを使用する時期と、前記ノズル格納ユニットの移動時間とに基づいて移動する構成としてもよい。
このような構成によると、複数のヘッドユニットにおいて共用ノズルを使用する時期に合わせてノズル格納ユニットを移動させることができるから、複数のヘッドユニット間における共用ノズルの待ち時間を削減することができる。
前記ノズル格納ユニットは、それぞれの前記ヘッドユニットの使用頻度が高い前記吸着ノズルを対応する前記ヘッドユニット側に配置している構成としてもよい。
このような構成によると、吸着ノズルの配置が各ヘッドユニットの吸着ノズルを使用する頻度に基づいて吸着ノズルが配置されるから、ノズル格納ユニットの移動距離を短くすることができると共に、実装時間の短縮を図ることができる。
前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットによって着脱可能な予備の前記吸着ノズルである予備ノズルを収容する構成としてもよい。
このような構成によると、予備ノズルを複数のヘッドユニットで共用させることで、予備ノズルの数を削減することができ、表面実装機の生産コストをさらに低減させることができる。
前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットのうちの一の前記ヘッドユニットに着脱される前記吸着ノズルに不具合が生じた場合、異なる前記ヘッドユニットによって着脱される前記吸着ノズルを共用の前記吸着ノズルとして着脱可能な位置に移動する構成としてもよい。
このような構成によると、一のヘッドユニットで使用される吸着ノズルに不具合が生じた時に、異なるヘッドユニットで使用する吸着ノズルを代用することができるから、予備ノズルの数を削減することができると共に、実装時間が遅延することを抑制することができる。
本明細書によって開示される技術によれば、部品点数を低減しつつ、複数のヘッドユニットにおいてノズル交換を可能にすることができる。
実施形態1に係る表面実装機の平面図 表面実装機の正面図 ノズル交換装置の平面図 ヘッドユニットの実装領域を模式的に示した図 表面実装機の電気的構成図 ノズル格納ユニットの平面図 実施形態2に係るヘッドユニットの実装領域を模式的に示した図 ノズル格納ユニットの平面図 実施形態3に係る表面実装機の平面図 実施形態3に係るヘッドユニットの実装領域を模式的に示した図
<実施形態>
本明細書に開示された技術における一実施形態について図1から図6を参照して説明する。
本実施形態は、プリント基板(「プリント基板」の一例)P上に電子部品(「部品」の一例)Eを実装する表面実装機10を例示している。
表面実装機10は、図1に示すように、基台11と、基台11上に配置される一対の搬送コンベア12と、プリント基板P上に電子部品Eを実装するための部品実装装置20と、部品実装装置20に電子部品Eを供給するための複数の部品供給装置13と、部品実装装置20に設けられた後述する実装ヘッド32の吸着ノズル34を交換するための一対のノズル交換装置60とを備えて構成されている。なお、以下の説明において、左右方向とは、図1における左右方向を基準とし、前後方向とは、図1における上下方向を基準として図示手前側を前側とする。また、上下方向とは、図2における上下方向基準として説明する。
基台11は、図1に示すように、前後方向に長い平面視略矩形状をなしており、基台11上に一対の搬送コンベア12が前後に並んで設置されている。各搬送コンベア12の下方には、プリント基板P上に電子部品Eを実装する際に、プリント基板Pをバックアップするための図示しないバックアッププレート等が設けられている。
一対の搬送コンベア12は、図1に示すように、基台11の前後方向の略中央部を境に前後方向に並んで配されており、それぞれがプリント基板Pを右側である上流から左側である下流側に搬送する。各搬送コンベア12は、左右方向に循環駆動する一対のコンベアベルト15を有しており、一対のコンベアベルト15には、プリント基板Pが架設する形でセットされる。一対のコンベアベルト15に架設されたプリント基板Pは、コンベアベルト15によって右側(上流側)から基台11の左右方向略中央部よりも右側の実装領域WAに搬入され、右側の実装領域WAにおいて電子部品Eの実装作業がされた後、コンベアベルト15によって基台11の左右方向略中央部よりも左側(下流側)の左側の実装領域WAに搬送される。そして、左側の実装領域WAにおいて電子部品Eの実装作業がされた後、コンベアベルト15によって基台11の左側(下流側)に搬出されるようになっている。
複数の部品供給装置13は、図1に示すように、基台11の上下方向両端部に一対配されており、各部品供給装置13は、フィーダ型とされている。各部品供給装置13には、複数のフィーダ16が左右方向に整列した状態で取り付けられている。各フィーダ16は、複数の電子部品Eが収容された部品供給テープをリールから引き出す図示しない電動式の送出装置などを有しており、フィーダ16の端部から電子部品Eが一つずつ供給されるようになっている。
部品実装装置20は、図1および図2に示すように、ヘッド駆動装置40と、ヘッド駆動装置40に設けられた複数(本実施形態では4つ)のヘッドユニット30とを備えて構成されている。
ヘッド駆動装置40は、基台11上において各ヘッドユニット30を前後左右に移動させるものであって、図1および図2に示すように、基台11の左右方向両側に配置された一対の縦軸フレーム41と、一対の縦軸フレーム41に支持された4つの横軸フレーム43とを備えて構成されており、各横軸フレーム43にヘッドユニット30が取り付けられている。
一対の縦軸フレーム41は、前後方向に延びた形態をなしており、各縦軸フレーム41は、前後方向に2つ並んだヘッドユニット30に共通して設けられている。
各縦軸フレーム41には、一対の横軸フレーム43が前後方向に移動可能に取り付けられた縦軸ガイドレール42と、縦軸フレーム41と各横軸フレーム43とに亘って設けられた縦軸リニアモータ51とがそれぞれ取り付けられており、縦軸リニアモータ51が通電制御されることで、各横軸フレーム43を縦軸フレーム41に沿うように前後方向に移動させることができるようになっている。
また、前側に配された横軸フレーム43の前後方向の移動範囲は、基台11における前側の部品供給装置13上から基台11の前後方向略中央部よりもやや前側までの範囲とされており、後側に配された横軸フレーム43の前後方向の移動範囲は、基台11における後側の部品供給装置13上から基台11の前後方向略中央部よりもやや後側までの範囲とされている。
一方、各横軸フレーム43は、縦軸フレーム41から基台11の内側に向かって左右方向に延びる片持ち状をなしており、横軸フレーム43には、横軸フレーム43に沿って設けられた横軸ガイドレール44と、ボールナットが螺合された横軸ボールねじ45と、横軸ボールねじ45の端部に設けられた横軸サーボモータ52とが取り付けられている。
横軸ガイドレール44には、ヘッドユニット30が左右方向に移動可能に取り付けられており、横軸サーボモータ52が通電制御されると、横軸ボールねじ45に沿ってボールナットが進退し、ボールナットに固定されたヘッドユニット30が横軸ガイドレール44を左右方向に移動するようになっている。
また、ヘッドユニット30は、横軸フレーム43の縦軸ガイドレール42側の端部から基台11の中央側の端部まで移動可能とされており、左右方向に隣り合う2つのヘッドユニット30が、横軸フレーム43の中央側の端部まで移動した状態で横軸フレーム43が前後方向に移動した場合でも、ヘッドユニット30同士が接触しないようになっている。
つまり、各ヘッドユニット30は、図4に示すように、基台11上を前後左右に4分割したそれぞれの実装領域(以下、「実装ステージ」ともいう)WA内を前後左右に移動可能とされており、各ヘッドユニット30の実装領域WAは、ヘッドユニット毎に独立した占有領域OAとされている。
ヘッドユニット30は、部品供給装置13から基台11上に供給される電子部品Eを取り出してプリント基板P上に実装するものであって、図2に示すように、箱形状をなすヘッドユニット本体31と、ヘッドユニット本体31から下方に突出した複数の実装ヘッド32とを有している。
複数の実装ヘッド32は、図2に示すように、ヘッドユニット本体31の下端部から下方に突出した形態で左右方向に7つ並んで配されており、各実装ヘッド32は、上下方向に延びるノズルシャフト33と、ノズルシャフト33の下端部に着脱可能に取り付けられた略円筒状の吸着ノズル34とを有している。
吸着ノズル34には、ノズルシャフト33が上方から内部に嵌合可能とされており、吸着ノズル34内にノズルシャフト33が嵌合されると、ノズルシャフト33に設けられた図示しない弾性保持片と吸着ノズル34に設けられた図示しない保持突起とが係合することで、吸着ノズル34がノズルシャフト33に保持されるようになっている。
そして、ノズルシャフト33に保持された吸着ノズル34には、ノズルシャフト33を通じてエア供給装置50から正圧および負圧が供給されるようになっており、吸着ノズル34に負圧が供給されると、吸着ノズル34の下端部に電子部品Eを吸着保持することができ、吸着ノズル34に正圧が供給されると、吸着ノズル34から電子部品Eが解放することができるようになっている。
また、吸着ノズル34は、小型の電子部品Eを吸着する吸着ノズル、大型の電子部品Eを吸着する大型吸着ノズルなどがあり、プリント基板Pに搭載する電子部品Eの種類や大きさに応じて吸着ノズル34を交換する。したがって、吸着ノズル34においてノズルシャフト33に保持される部分は、全ての吸着ノズル34において共通した形状となっており、各ヘッドユニット30において共通して着脱可能な吸着ノズル34を共用ノズル34Aとして使用することもできるようになっている。
また、各実装ヘッド32は、ヘッドユニット本体31においてノズルシャフト33毎に設けられた昇降サーボモータ53の駆動によって上下方向に昇降可能とされると共に、ヘッドユニット30に設けられたR軸サーボモータ54によって軸周りの回転動作が可能とされている。これにより、ヘッドユニット30は、部品供給装置13から供給される電子部品Eを吸着ノズル34によって吸着保持し、電子部品Eをプリント基板Pの実装位置に適切に配置することができるようになっている。
なお、ヘッドユニット30には、基板認識カメラ46が設けられており、この基板認識カメラ46は、ヘッドユニット30を移動させることで、プリント基板Pなど、基台11上の任意の位置の画像を撮像することができるようになっている。また、基台11上における部品供給装置13の近傍には、部品認識カメラ17が複数設けられており、各部品認識カメラ17は、吸着ノズル34が部品供給装置13において保持した電子部品Eの画像を撮像することができるようになっている。
一対のノズル交換装置60は、図1に示すように、搬送コンベア12と部品供給装置13との間にそれぞれ設けられている。
各ノズル交換装置60は、図1および図3に示すように、複数のノズル収容孔62を有する平面視略矩形状のノズル格納ユニット61を有しており、複数のノズル収容孔62はノズル格納ユニット61において、前後左右に整列して配されている。また、各ノズル収容孔62は、上方に向けて開口する有底の円孔であって、ノズル収容孔62内には、吸着ノズル34が上方から収容可能とされている。
さて、ノズル交換装置60におけるノズル格納ユニット61は、左右方向に隣り合うヘッドユニット30の占有領域OAの間を左右方向に移動可能とされている。
詳細には、ノズル格納ユニット61には、ノズル格納ユニット61を左右方向に移動させるユニット駆動部65が設けられている。
ユニット駆動部65は、図3に示すように、左右方向に対向する一対の位置決め部66と、一対の位置決め部66間において前後方向に対向した形態で配置された一対のガイド部67と、ノズル格納ユニット61の端部に固定されたアクチュエータ部68とを備えて構成されている。
一対のガイド部67間の寸法は、ノズル格納ユニット61の前後方向の長さ寸法とほぼ同じに設定されており、一対のガイド部67の間には、ノズル格納ユニット61を適合して配置することができるようになっている。
一対の位置決め部66は、左右方向に隣り合うヘッドユニット30の占有領域OA内にそれぞれ配置されており、ノズル格納ユニット61の左右方向のいずれか一方の端部が位置決め部66に当接することで、図3に示すように、ノズル格納ユニット61が位置決め部66によって占有領域OA内に位置決めされるようになっている。
アクチュエータ部68は、ノズル格納ユニット61が先端に固定されたプランジャ69を左右方向駆動させる直動式のソレノイドであって、アクチュエータ部68のスイッチをオン状態にして通電すると、図3に示すように、ノズル格納ユニット61が右側の位置決め部66に当接した右側交換位置WPRから左側の位置決め部66に当接した左側交換位置WPLまで左方に向かって移動する。そして、スイッチがオフ状態にされてアクチュエータ部68への通電が停止されると、アクチュエータ部68に設けられた図示しないばね部材によってプランジャ69が右側に向かって移動し、ノズル格納ユニット61が右側交換位置WPRに移動するようになっている。
一方、ノズル格納ユニット61におけるノズル収容孔62には、図6に示すように、左右方向に隣り合うヘッドユニット30において共用する吸着ノズル34である共用ノズル34Aと、ヘッドユニット30においてそれぞれ専用に使用される吸着ノズル34である専用ノズル34Bとが収容可能とされている。また、吸着ノズル34に故障など不具合が生じた場合に備えて、予備の吸着ノズル34であるスペアノズル(「予備ノズル」の一例)34Cが収容可能とされている。
詳細には、ノズル格納ユニット61の最前列のノズル収容孔62にスペアノズル34Cが配置されており、スペアノズル34Cよりも後方の部分では、左右方向略中央部を中心に右側(上流側)に右側のヘッドユニット30による使用頻度が高い右側専用ノズル34BR、左側(下流側)に左側のヘッドユニット30による使用頻度が高い左側専用ノズル34BLが配置され、左右方向略中央部に共用ノズル34Aが配置されている。
次に、表面実装機10の電気的構成について、図5を参照して説明する。
表面実装機10は、制御部110によって全体が制御統括されており、制御部110は、CPUなどにより構成される演算処理部111を備えている。演算処理部111には、モータ制御部112、記憶部113、画像処理部114、外部入出力部115、部品供給装置制御部116、管理装置通信部117、交換装置制御部118、操作部119などが接続されている。
記憶部113には、電子部品Eなどを実装するための実装プログラム、各実装ヘッド32の吸着ノズル34を交換するノズル交換プログラム、各種データなどが記憶されている。各種データには、生産が予定されているプリント基板Pの生産枚数や品種に関する基板情報、部品供給装置13に収容された電子部品Eの数や種類に関する情報などが含まれている。
画像処理部114は、基板認識カメラ46や部品認識カメラ17から出力される画像信号が取り込まれるようになっており、取り込んだ画像信号に基づいて画像を生成する。
外部入出力部115は、いわゆるインターフェースであって、表面実装機10におけるエア供給装置50の圧力センサなどの各種センサ類47から出力される検出信号が取り込まれる。また、外部入出力部115は、演算処理部111から出力される制御信号をエア供給装置50や各種アクチュエータ類48に出力する。
部品供給装置制御部116は、部品供給装置13に接続されており、部品供給装置13を統括して制御する。
管理装置通信部117は、管理装置90と通信可能に接続されており、管理装置90は、生産予定のプリント基板Pの種類に基づいて最適化プログラムを実行し、電子部品Eを実装する順番などを事前に決定する。
交換装置制御部118は、ノズル交換装置60に接続されており、ノズル交換装置60におけるユニット駆動部65を制御し、各ヘッドユニット30の占有領域OA内においてノズル格納ユニット61を移動させる。
操作部119は、液晶モニタなどの図示しない表示装置、キーボードやマウスなどの図示しない入力装置などを備えており、作業者からの入力の受付や作業者への出力を行う。
モータ制御部112は、記憶部113に記憶されている実装プログラムに基づいて、縦軸リニアモータ51、横軸サーボモータ52、昇降サーボモータ53、R軸サーボモータ54、搬送コンベア12などを制御し、電子部品Eを実装する。また、モータ制御部112は、実装プログラムと共に、記憶部113に記憶されているノズル交換プログラムを実行し、電子部品Eの種類や大きさに応じて実装ヘッド32の吸着ノズル34を交換する。
以下に、本実施形態の表面実装機10が、実装プログラムによってプリント基板Pに電子部品Eを実装した後、ノズル交換プログラムに基づいて、実装ヘッド32の吸着ノズル34を交換するノズル交換処理について説明する。
ヘッドユニット30の各実装ヘッド32が部品供給装置13とプリント基板Pとの間を往復移動することでプリント基板Pへの電子部品Eの実装が行われ、電子部品Eの実装後、実装ヘッド32の吸着ノズル34を交換する場合、モータ制御部112は、ノズル交換プログラムにより、まず、ヘッドユニット30をノズル交換装置60の上方に移動させる。
ここで、例えば、右前に配置されたヘッドユニット30において吸着ノズル34を交換する際に、図1に示すように、前側のノズル交換装置60のノズル格納ユニット61が左側交換位置WPL(左前に配置されたヘッドユニット30の占有領域OA内)に配置されている場合、交換装置制御部118は、モータ制御部112がヘッドユニット30を移動させる前に、ユニット駆動部65のアクチュエータ部68の通電を停止し、プランジャ69を右側に向かって移動させることでノズル格納ユニット61を右前のヘッドユニット30における占有領域OA内の右側交換位置WPRに移動させる。
一方、例えば、左前のヘッドユニット30において吸着ノズル34を交換する際に、前側のノズル交換装置60のノズル格納ユニット61が右側交換位置WPR(右前のヘッドユニット30の占有領域OA内)に配置されている場合、交換装置制御部118は、モータ制御部112がヘッドユニット30を移動させる前に、ユニット駆動部65のアクチュエータ部68に通電を行い、プランジャ69を左側に向かって移動させることでノズル格納ユニット61を左前のヘッドユニット30における占有領域OA内の左側交換位置WPLに移動させる。
つまり、吸着ノズル34を交換する前に先立ってノズル格納ユニット61を、ノズル交換を行うヘッドユニット30側の交換位置に移動させる。
なお、後側のノズル交換装置60も、前側のノズル交換装置60と同様に、吸着ノズル34を交換する前に先立ってノズル格納ユニット61を、交換を行うヘッドユニット30側の交換位置に移動させる。
次に、モータ制御部112は、昇降サーボモータ53により実装ヘッド32のノズルシャフト33を降下させて吸着ノズル34をノズル収容孔62内に収容し、吸着ノズル34に設けられた図示しない引っ掛け部とノズル格納ユニット61に設けられた図示しない押さえ部とを係合させる。
吸着ノズル34の引っ掛け部とノズル格納ユニット61の押さえ部とが係合したところで、交換装置制御部118は、ノズル交換プログラムにより、ノズル収容孔62内に収容された吸着ノズル34をロックする。そして、吸着ノズル34のロックが完了したところで、モータ制御部112が昇降サーボモータ53によりノズルシャフト33を上昇させ、ノズルシャフト33の弾性保持片と吸着ノズル34の保持突起との係合を解除する。これにより、吸着ノズル34がノズルシャフト33から取り外され、取り外された吸着ノズル34がノズル格納ユニット61に保持される。
次に、ノズルシャフト33に吸着ノズル34を装着する場合、モータ制御部112は、ヘッドユニット30を移動させ、吸着ノズル34が取り外されたノズルシャフト33を交換用の吸着ノズル34が収容されたノズル収容孔62上に移動させる。
そして、モータ制御部112は、ノズルシャフト33を降下させ、ノズルシャフト33を交換用の吸着ノズル34内に嵌合させることで、ノズルシャフト33の弾性保持片と吸着ノズル34の保持突起とを係合させる。
次に、交換装置制御部118がノズル格納ユニット61における吸着ノズル34のロックを解除し、モータ制御部112がノズルシャフト33を上昇させることで、ノズルシャフト33に吸着ノズル34が装着される。
一方、管理装置通信部117では、ノズル格納ユニット61が左側交換位置WPLと右側交換位置WPRとの間を移動することに伴って、生産予定のプリント基板Pに電子部品Eを実装する前に、管理装置90によるノズル交換最適化プログラムを用いて、隣り合うヘッドユニット30間における共用ノズル34Aの交換タイミングを最適化する。
具体的には、隣り合うヘッドユニット30において、ノズル格納ユニット61が左側交換位置WPLと右側交換位置WPRとの間を移動する移動時間を、一方のヘッドユニット30が共用ノズル34Aを使用する使用時期(共用ノズル34Aを装着している時間を含む)に加えた期間の間、他方のヘッドユニット30が共用ノズル34Aを使用しないように、他方のヘッドユニット30の共用ノズル34Aの使用する時期をずらしてノズル格納ユニット61を移動させるように最適化する。
言い換えると、ノズル格納ユニット61は、それぞれのヘッドユニット30が共用ノズル34Aを使用する使用時期と、ノズル格納ユニット61の移動時期との重複が少なくなるように移動するようになっている。
また、管理装置90は、スペアノズル34Cを全て使い切るなどスペアノズル34Cが不足した場合に、隣り合うヘッドユニット30が専用ノズル34Bとして使用する吸着ノズル34の一部を共用ノズル34Aに切り替えるように制御すると共に最適化するようになっている。
具体的には、図6に示すように、ノズル格納ユニット61において、スペアノズル34Cを全て使い切った状態において、左側専用ノズル34BLと同じ種類の吸着ノズル34を右側のヘッドユニット30に装着する必要がある場合、例えば、最後列の左から2番目の左側専用ノズル34BLを隣り合うヘッドユニット30が共通して使用する共用ノズル34Aとして利用できるように制御する。
本実施形態は、以上のような構成であって、続いて、表面実装機10の作用および効果について説明する。
本実施形態のノズル交換装置60によると、ノズル格納ユニット61を、交換を行うヘッドユニット30側に移動させて各ヘッドユニット30における実装ヘッド32の吸着ノズル34を交換することができるから、例えば、ノズル交換装置60をヘッドユニット30毎に設置する場合に比べて、ノズル交換装置60に関する部品点数を削減することができる。これにより、表面実装機10の生産コストを削減することができると共に、ヘッドユニット30毎にノズル格納ユニット61を設ける場合に比べて、表面実装機10が大型化することを抑制することができる。
また、ノズル格納ユニット61には、隣り合うヘッドユニット30において共用する共用ノズル34Aを収容しているから、使用頻度が低い吸着ノズル34をそれぞれのヘッドユニット30毎に設置する場合に比べて、使用頻度が低い吸着ノズル34の数を削減することができ、さらに、表面実装機10の生産コストを削減することができる。
ところで、隣り合うヘッドユニット30においてノズル交換装置60を共用すると、ヘッドユニット30において吸着ノズル34を交換する際に、ノズル格納ユニット61が交換位置に配置されておらず、吸着ノズル34の交換に待ち時間が生じることが懸念される。
ところが、本実施形態によると、吸着ノズル34を交換する前に先立って、吸着ノズル34を交換するヘッドユニット30側の交換位置にノズル格納ユニット61を移動させるから、例えば、ヘッドユニット30を移動させた後に、ノズル格納ユニット61を移動させる場合に比べて、ヘッドユニット30がノズル格納ユニット61を待つ時間を短縮することができる。
さらに、本実施形態によると、各ヘッドユニット30の実装領域WAが、ヘッドユニット30毎に独立した占有領域OAとされているものの、隣り合うヘッドユニット30の占有領域OAの間をノズル格納ユニット61が移動可能となっているから、基台11上に隣り合うヘッドユニット30同士が共通して移動可能な共有スペースを設けなくとも、各ヘッドユニット30において吸着ノズル34を交換することができる。これにより、表面実装機10が大型化することを抑制しつつ、複数のヘッドユニット30が1つのノズル格納ユニット61において吸着ノズル34を交換することができる。
また、本実施形態によると、管理装置90が生産予定のプリント基板Pに電子部品Eを実装する際に、予め、隣り合うヘッドユニット30において、一方のヘッドユニット30が共用ノズル34Aを使用している時期に、ノズル格納ユニット61が移動する時間を加えた期間の間、他方のヘッドユニット30が共用ノズル34Aを使用しないように、他方のヘッドユニット30の共用ノズル34Aの使用する時期をずらしてノズル格納ユニット61を移動させるように最適化するから、隣り合うヘッドユニット30において共用ノズル34Aの待ち時間を削減することができる。
さらに、ノズル格納ユニット61の最前列のノズル収容孔62には、吸着ノズル34に不具合が生じた場合に備えて、予備の吸着ノズル34であるスペアノズル34Cを収容しているから、複数のヘッドユニット30間でスペアノズル34Cを共有化することができる。
つまり、各ヘッドユニット30の占有領域OA内にスペアノズル34Cを配置するスペア格納部を設けなくとも、各ヘッドユニット30においてスペアノズル34Cを使用することができるから、ヘッドユニット30毎にスペア格納部を設ける場合に比べて、スペアノズル34Cの数を削減することができると共に、表面実装機10が大型化することを抑制することができる。
ところで、ノズル格納ユニット61にスペアノズル34Cが収容されているものの、スペアノズル34Cを全て使い切るなどスペアノズル34Cが不足した場合には、吸着ノズル34の不具合によって実装作業ができなくなってしまうことが懸念される。
ところが、本実施形態によると、管理装置90は、スペアノズル34Cを全て使い切るなどスペアノズル34Cが不足した場合に、図6に示すように、隣り合うヘッドユニット30が専用ノズル34Bとして使用する吸着ノズル34の一部を共用ノズル34Aに切り替えるように制御するから、スペアノズル34Cが不足したことに伴って実装作業が停止することを防ぐことができる。
さらに、本実施形態のノズル格納ユニット61は、左右方向略中央部よりも右側(上流側)に右側のヘッドユニット30による使用頻度が高い右側専用ノズル34BRが配置されると共に、左側(下流側)に左側のヘッドユニット30による使用頻度が高い左側専用ノズル34BLが配置され、左右方向略中央部には共用ノズル34Aが配置されている。したがって、例えば、左右の専用ノズル34Bが反対側の隅に配置されていたり、共用ノズル34Aが一側に偏って配置されていたりする場合に比べて、ヘッドユニット30を左右方向に移動させる距離が短くすることができる。これにより、表面実装機10の稼働時におけるヘッドユニット30の移動経路を短縮、ひいては、実装時間の短縮を図ることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について図7および図8を参照して説明する。
実施形態2の表面実装機210は、実施形態1におけるヘッドユニット30の実装領域WAとノズル交換装置60とが異なったものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態2は、図7および図8に示すように、隣り合うヘッドユニット30が、互いに相手側のヘッドユニット30が進入可能な共有領域CAを有している。
共有領域CAは、左右に隣り合う実装領域WAにおいて相手側の端部とされている。
一方、実施形態2のノズル交換装置260のユニット駆動部265は、基台11に固定された図示しない固定子に対してノズル格納ユニット261を可動子として可動させるリニアモータによって構成されており、図示しない一対の位置決め部間においてノズル格納ユニット261を任意の場所に移動させることができるようになっている。
したがって、図7に示すように、共有領域CAに配されるプリント基板Pに対して相手側のヘッドユニット30の実装ヘッド32が電子部品Eを実装できるようになっている。これにより、ノズル格納ユニット261の移動範囲を低減しつつ、左右方向に隣り合うヘッドユニット30においてノズル格納ユニット261を共用して使用することができるようになっている。
また、例えば、右側のヘッドユニット30が共有領域CAにおいて左側の実装領域WAに配置されたプリント基板Pに電子部品Eを実装した後、吸着ノズル34を取り替え、その後に部品供給装置13にて電子部品Eを取り出す場合、図7に示すように、プリント基板Pに電子部品Eを実装したヘッドユニット30と、次に取り出す電子部品Eとの間にノズル格納ユニット261を移動させることができるようになっている。
つまり、実装後のヘッドユニット30と次の電子部品Eが供給される位置との間の任意の場所にノズル格納ユニット261を配置することで、プリント基板Pに電子部品Eを実装した後に、ヘッドユニット30が、右側交換位置WPRまでヘッドユニット30を移動させる経路W1を通らずに、直線経路W2を通して吸着ノズル34を交換することができる。これにより、ヘッドユニット30の移動距離を短くし、実装時間の短縮を図ることができる。
なお、本実施形態では、実装後のヘッドユニット30と次の電子部品Eが供給される位置とを直線で結んだ直線経路W2にノズル格納ユニット261を配置しているが、実装時間を短縮できれば、ノズル格納ユニット261を直線経路W2の近傍に配置してもよい。
<実施形態3>
次に、実施形態3について図9および図10を参照して説明する。
実施形態3の表面実装機310は、実施形態1におけるヘッドユニット30の実装領域WAとノズル交換装置60とが異なったものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態3は、図10に示すように、左右および前後に隣り合うヘッドユニット30が、互いに相手側のヘッドユニット30が進入可能な共有領域CAを有している。
共有領域CAは、各実装領域WAにおいて相手側の端部に設けられており、例えば、右前のヘッドユニット30の実装領域WAの場合、後側端部と左側端部とに共有領域CAが設けられている。
また、ヘッドユニット30は、図9に示すように、横軸フレーム43の縦軸ガイドレール42側の端部から基台11の中央側の端部よりもやや突出した位置まで移動可能とされている。
つまり、前側に配された横軸フレーム43の前後方向の移動範囲は、基台11における前側の部品供給装置13上から基台11の前後方向略中央部までとされ、後側に配された横軸フレーム43の前後方向の移動範囲は、基台11における後側の部品供給装置13上から基台11の前後方向略中央部までとされており、これにより、前後左右に隣り合う実装領域WAの端部に共有領域CAが設けられている。
一方、実施形態3のノズル交換装置360は、図9に示すように、基台11の左右方向略中央部における一対の搬送コンベア12の間に設けられている。ノズル交換装置360のノズル格納ユニット361は、一対の搬送コンベア12の間において左右方向に延びる横軸ガイドレール371と、横軸ガイドレール371と共に配置された図示しないリニアモータとによって左右方向に移動可能とされ、左右のヘッド駆動装置40間において前後方向に延びる縦軸ガイドレール372と、縦軸ガイドレール372と共に配置された図示しないリニアモータとよって前後方向に移動可能とされている。
すなわち、本実施形態によると、1台のノズル交換装置360のノズル格納ユニット361に4つのヘッドユニット30用の吸着ノズル34を収容することで、各ヘッドユニット30において吸着ノズル34の交換を実施することができる。
これにより、例えば、ノズル交換装置360をヘッドユニット30毎に設置する場合に比べて、格段にノズル交換装置360に関する部品点数を削減することができ、表面実装機310の生産コストを削減することができる。また、表面実装機310が大型化することをさらに抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、部品実装装置20に4つのヘッドユニット30が設けられた構成にした。しかしながら、これに限らず、部品実装装置に設けられるヘッドユニットは2つや3つであってもよい。
(2)上記実施形態では、ヘッドユニット30を、実装ヘッド32が左右方向に一列に並んだ、いわゆるインライン型に構成した。しかしながら、これに限らず、ヘッドユニットは、実装ヘッドが円形状に並んだ、いわゆるロータリ型に構成してもよい。
(3)上記実施形態1では、ノズル交換装置60、260,360を搬送コンベア12と部品供給装置13との間に設けた構成にした。しかしながら、これに限らず、ノズル交換装置を一対の搬送コンベアの間に設ける構成してもよい。
10、210、310:表面実装機
13:部品供給装置
30:ヘッドユニット
34:吸着ノズル
34A:共用ノズル
34C:スペアノズル(「予備ノズル」の一例)
61、261、361:ノズル格納ユニット
CA:共有領域
E:電子部品(「部品」の一例)
OA:占有領域
P:基板(「プリント基板」の一例)

Claims (10)

  1. 部品を基板に実装する表面実装機であって、
    基板搬送方向に前記基板を搬送する搬送コンベアと、
    部品を保持する吸着ノズルを複数収容し、ユニット駆動部により前記搬送コンベアとは独立して前記基板搬送方向に移動可能であるノズル格納ユニットと、
    ヘッド駆動装置により前記搬送コンベア及び前記ノズル格納ユニットとは独立して前記基板搬送方向及び前記基板搬送方向に直交する直交方向に移動可能であり、前記搬送コンベアにより搬送される前記基板に対する実装作業を分担して行う複数のヘッドユニットと、を備え、
    前記複数のヘッドユニットは、
    前記基板搬送方向の上流側に位置する第1実装領域を移動する第1ヘッドユニットと、前記基板搬送方向の下流側に位置する第2実装領域を前記第1ヘッドユニットとは独立して移動可能な第2ヘッドユニットと、を含み、
    前記ノズル格納ユニットは、
    前記第1ヘッドユニットが前記吸着ノズルを着脱する場合に、前記第2実装領域に位置しているときには、前記基板搬送方向に移動して前記第2実装領域から前記第1実装領域に移動し、
    前記第2ヘッドユニットが前記吸着ノズルを着脱する場合に、前記第1実装領域に位置しているときには、前記基板搬送方向に移動して前記第1実装領域から前記第2実装領域に移動する、表面実装機。
  2. 前記第1実装領域及び前記第2実装領域は、他方の前記ヘッドユニットが進入しない占有領域である、請求項1に記載の表面実装機。
  3. 前記第1実装領域及び前記第2実装領域は、2つの実装領域の境界部分に、他方のヘッドユニットが進入可能な共有領域を有しており、
    前記ノズル格納ユニットは、前記基板搬送方向への移動により、前記共有領域に移動可能とされている請求項1に記載の表面実装機。
  4. 前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットが共用可能な前記吸着ノズルである共用ノズルを収容する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表面実装機。
  5. さらに前記部品を供給する部品供給装置を備え、
    前記ヘッドユニットが前記吸着ノズルを交換して前記部品を実装する際には、前記ノズル格納ユニットは、前記ヘッドユニットが前記基板から前記ノズル格納ユニットを経て前記部品供給装置まで移動する距離が短くなるように移動する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表面実装機。
  6. 前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットが共用可能な前記吸着ノズルである共用ノズルをそれぞれの前記ヘッドユニットが使用する使用時期と、前記ノズル格納ユニットが移動する移動時期との重複が少なくなるように移動する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表面実装機。
  7. 前記ノズル格納ユニットは、それぞれの前記ヘッドユニットの使用頻度が高い前記吸着ノズルを対応する前記ヘッドユニット側に配置している請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表面実装機。
  8. 前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットによって着脱可能な予備の前記吸着ノズルである予備ノズルを収容する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の表面実装機。
  9. 前記ノズル格納ユニットは、前記複数のヘッドユニットのうちの一の前記ヘッドユニットに着脱される前記吸着ノズルに不具合が生じた場合、異なる前記ヘッドユニットによって着脱される前記吸着ノズルを共用の前記吸着ノズルとして着脱可能な位置に移動する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の表面実装機。
  10. 前記ノズル交換ユニットは、前記第1ヘッドユニット又は前記第2ヘッドユニットが、前記吸着ノズルを交換するに先立って、交換作業を行うヘッドユニット側の実装領域に含まれる交換位置に移動する、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の表面実装機。
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