JP7426800B2 - 部品実装機 - Google Patents

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本明細書に開示する技術は、部品実装機に関する。
部品実装機の省スペース化を実現するために種々の提案がなされている。例えば、特許文献1に開示された部品実装機では、基板搬送方向に沿って並ぶ複数の基板を後方から押すことにより、複数の基板を一括で搬送する。これにより、基板の搬送中、基板同士が離間することなく、基板同士の相互の位置関係を維持する。したがって、基板同士の相互の位置関係を維持するための専用の治具を設ける必要はなく、コストを低減することができ、また、省スペース化が図られている。
特開2008-218654号公報
部品実装機の技術分野では、一般的に、異なる種類の基板を生産する場合、部品実装機内に設置されるユニットを移動させたり、取り換えたりする必要がある。例えば、生産する基板の寸法に応じて基板を搬送するコンベアの幅を調節したり、実装する電子部品の種類に応じてノズルを交換したりする必要がある。従来、コンベアや、ノズルを収容するノズルホルダ等の比較的大きなユニット(換言すると、実装作業中における設置位置が固定されており、一対のコンベアの間に配置されないユニット。以下、本明細書では、機内ユニットという。)は、作業者や専用の駆動機構によって移動又は取り換えが行われていた。このため、作業者がアクセスするためのスペースや当該駆動機構を設置するためのスペースを要し、装置が大型化するという問題があった。本明細書では、装置の大型化を抑制しつつ、機内ユニットを移動させることができる技術を提供する。
本明細書が開示する部品実装機は、基板に電子部品を実装する。前記部品実装機は、1又は複数の機内ユニットと、可動部と、制御部と、を備える。1又は複数の機内ユニットは、前記基板への前記電子部品の実装作業中における設置位置が固定されており、かつ、前記基板を搬送する一対のコンベアの間には配置されない。前記可動部は、前記機内ユニットとは別体であり、前記機内ユニットに対して相対移動可能であり、前記機内ユニットを前記設置位置から移動させるための移動機構を備える。前記制御部は、前記可動部の移動と前記移動機構の動作を制御する制御部であって、前記可動部を移動させると共に前記移動機構を動作させることにより、前記機内ユニットを前記設置位置から移動させる。
なお、本明細書では、「一対のコンベアの間に配置されない」とは、部品実装機の内部のうち、一対のコンベア及び機内ユニットを平面視したときに、一対のコンベアに挟まれた領域に機内ユニットが位置しないことを意味する。したがって、本明細書では、「一対のコンベア」は、「機内ユニット」に含まれる。
上記の部品実装機では、制御部が機内ユニットとは別体である可動部を移動させることにより、当該可動部に設けられた移動機構をともに移動させる。そして、制御部が移動機構を動作させることにより、機内ユニットを設置位置から移動させる。このように、上記の部品実装機では、機内ユニットを移動させるための機構(すなわち、可動部)が機内ユニットとは別に設けられているため、可動部を他の目的にも利用することができる。すなわち、上記の部品実装機では、機内ユニットを移動させるために手作業や専用の駆動機構を要さず、装置の大型化を抑制することができる。
実施例1に係る部品実装機の構成を模式的に示す図。 図1のII-II線における断面図。 実施例1の搬送装置の構成を模式的に示す図(ロック状態)。 実施例1の搬送装置の構成を模式的に示す図(非ロック状態)。 実施例1のコンベア移動機構の待機状態を示す図。 実施例1のコンベア移動機構の作動状態を示す図。 実施例1において、一対のコンベアの幅を変更している状態を示す図。 実施例2に係る部品実装機の構成を模式的に示す図。 実施例2のユニット移動機構の構成を模式的に示す図。 実施例2のノズルホルダの構成の一例を示す図。 併設された部品実装機間で機内ユニットを受け渡している状態を示す図。
本技術の一実施形態では、前記可動部は、前記電子部品を吸着するノズルを着脱可能とされたヘッドであってもよい。
このような構成では、ヘッドを移動させるための機構を、ノズルを用いた電子部品の実装、及び、機内ユニットの移動に併用することができる。
本技術の一実施形態では、前記機内ユニットは、前記一対のコンベアであってもよい。前記一対のコンベアの少なくとも一方は、平面視したときに前記基板の搬送方向と垂直な方向に移動可能であってもよい。前記制御部が、前記移動機構を前記少なくとも一方のコンベアに当接させると共に前記ヘッドを移動させ、前記一対のコンベアの幅を変えてもよい。
このような構成では、ヘッドを移動させるための機構を用いて、一対のコンベアの幅を変えることができる。したがって、ある種類の基板の生産から寸法が異なる種類の基板の生産に切り換える際に、コンベアの幅を基板の寸法に適合させることができる。
本技術の一実施形態では、前記部品実装機は、前記少なくとも一方のコンベアの移動を制限するロック機構をさらに備えていてもよい。前記移動機構は、前記一対のコンベアに接触不可能な待機状態と、前記一対のコンベアに接触可能な作動状態と、に切換可能であってもよい。前記ロック機構は、前記移動機構が前記待機状態から前記作動状態に切り換えられたときに、前記少なくとも一方のコンベアの移動の制限を解除してもよい。
このような構成では、移動機構が待機状態である間は、ロック機構がコンベアの移動を制限する。このため、コンベアの意図しない移動(平面視における搬送方向と垂直な方向の移動)を抑制することができる。
本技術の一実施形態では、前記一対のコンベアに、前記一対のコンベアの位置決めを行うためのアライメントマークが設けられていてもよい。前記ヘッドは、前記アライメントマークを撮像するカメラを備えてもよい。前記制御部は、前記カメラにより撮像された前記アライメントマークの位置に基づいて前記ヘッドを移動させることにより、前記一対のコンベアの幅を調節してもよい。
このような構成では、アライメントマークの位置に基づいてコンベアの幅が調節されるため、より正確にコンベアの幅を制御することができる。
本技術の一実施形態では、前記機内ユニットは、前記ノズルを収容し、前記ヘッドとの間で前記ノズルの受け渡しを行うノズルホルダ、前記ノズルに吸着された前記電子部品を撮像するパーツカメラ、及び部品廃棄ボックスのうちの少なくとも一種であってもよい。前記制御部は、前記移動機構により前記機内ユニットを支持させた状態で前記ヘッドを移動させることにより、前記ヘッドとともに前記機内ユニットを移動させてもよい。
このような構成では、ヘッドを移動させるための機構を用いて、従来では困難であったノズルホルダ、パーツカメラ、部品廃棄ボックスといった比較的大きな機内ユニットの移動を実現することができる。したがって、機内ユニットを移動させるための手作業や専用の駆動機構を要さず、装置の大型化を抑制することができる。
本技術の一実施形態では、前記部品実装機は、前記機内ユニットを収容する機内ユニット収容部をさらに備えてもよい。前記制御部は、前記移動機構により、前記設置位置に設置された前記機内ユニットを前記機内ユニット収容部に収容し、前記機内ユニット収容部に収容された新たな機内ユニットを前記設置位置に設置してもよい。
このような構成では、機内ユニットの交換の必要が生じた場合に、自動で機内ユニットを交換することができる。
本技術の一実施形態では、前記機内ユニットは、前記移動機構と嵌合可能な嵌合部を備えてもよい。前記機内ユニットは、前記移動機構が前記嵌合部に嵌合することにより支持されてもよい。
このような構成では、機内ユニットを簡易な構成によりヘッドで支持及び移動させることができる。
本技術の一実施形態では、前記ヘッドは、前記機内ユニットを撮像するためのカメラを備えてもよい。前記制御部は、前記カメラにより撮像された前記機内ユニットの位置に基づいて前記ヘッドを移動させることにより、前記機内ユニットに対して前記移動機構の位置決めを行ってもよい。
このような構成では、撮像された機内ユニットの位置に基づいてヘッドの位置(すなわち、機内ユニットに対する移動機構の位置)が調節されるため、移動機構をより正確に機内ユニットに対してアクセスさせることができる。
(実施例1)
以下、図面を参照して、実施例1の部品実装機10について説明する。部品実装機10は、基板2に電子部品4を実装する装置である。部品実装機10は、表面実装機やチップマウンタと称される。通常、部品実装機10は、はんだ印刷機及び基板検査機といった他の基板作業機とともに併設され、一連の実装ラインを構成する。
図1及び図2に示すように、部品実装機10は、部品フィーダ12と、フィーダ保持部14と、ヘッド16と、ヘッド移動機構19と、搬送装置20と、ロック機構21(図5参照)、撮像ユニット22と、パーツカメラ23と、ノズル収容部24と、ノズルホルダ26と、部品廃棄ボックス28と、タッチパネル30と、制御部32を備える。
各々の部品フィーダ12は、複数の電子部品4を収容している。部品フィーダ12は、フィーダ保持部14に着脱可能に取り付けられ、ヘッド16へ電子部品4を供給する。部品フィーダ12の具体的な構成は特に限定されず、例えば、巻テープ上に複数の電子部品4を収容するテープ式フィーダ、トレイ上に複数の電子部品4を収容するトレイ式フィーダ、又は、容器内に複数の電子部品4をランダムに収容するバルク式フィーダのいずれであってもよい。
フィーダ保持部14は、複数のスロットを有しており、複数のスロットのそれぞれには、部品フィーダ12が着脱可能に設置される。フィーダ保持部14は、部品実装機10に固定されたものであってもよいし、部品実装機10に対して着脱可能なものであってもよい。
ヘッド16は、電子部品4を吸着するノズル6を着脱可能に構成されている。ヘッド16は、移動ベース17に固定されている。ヘッド16は、装着したノズル6をZ方向(すなわち、鉛直方向)に移動させるためのアクチュエータ(不図示)を備えており、部品フィーダ12や基板2に対してノズル6を近接及び離反させる。例えば、ヘッド16は、部品フィーダ12から電子部品4をノズル6によって吸着するとともに、ノズル6に吸着された電子部品4を基板2上に実装することができる。なお、ヘッド16は、単一のノズル6を着脱可能な構成に限られず、複数のノズル6を着脱可能であってもよい。
ヘッド移動機構19は、移動ベース17をX方向及びY方向(すなわち、水平方向)に移動させるロボットである。ヘッド移動機構19は、移動ベース17を案内するガイドレールや、移動ベース17をガイドレールに沿って移動させるアクチュエータ等によって構成される。ヘッド移動機構19は、部品フィーダ12及び搬送装置20の上方に配置されている。
搬送装置20は、基板2の搬入、支持及び搬出を行う。搬送装置20は、基板2をX方向に搬送する。本実施例では、搬送装置20は、一対のコンベア20a、20bと、搬送装置20に取り付けられるとともに、基板2を下方から支持する支持装置(不図示)と、搬送装置20を駆動するアクチュエータ(不図示)と、レール20c(図3及び図4参照)によって構成される。コンベア20aは、フィーダ保持部14側に設けられている。コンベア20bは、コンベア20aに対してフィーダ保持部14とは反対側に設けられている。コンベア20bは、平面視したときにコンベア20aに対して基板の搬送方向と垂直な方向(すなわち、Y方向)に移動可能に構成されている。具体的には、図3に示すように、コンベア20bの下側にレール20cが設けられており、コンベア20bは、レール20c上を移動可能に構成されている。すなわち、コンベア20bがコンベア20aに対してレール20cに案内されて移動することにより、コンベア20a、20bの間の幅が可変となるように構成されている。これにより、搬送装置20は、様々な種類の寸法の基板2を搬送することができる。また、搬送装置20には、アライメントマーク50が設けられている。アライメントマーク50が設けられる位置は特に限定されず、後述するカメラ22bにより撮像可能な範囲(例えば、コンベア20bの上面)に設けられていればよい。
図3及び図4に示すように、ロック機構21は、コンベア20bに取り付けられている。ロック機構21は、コンベア20bのY方向への移動を制限するためのアクチュエータである。ロック機構21は、レール20cに当接(係合)してコンベア20bの移動を制限するロック状態(図3に示す状態)と、レール20cから離間してコンベア20bの移動を許容する非ロック状態(図4に示す状態)に切換可能に構成されている。なお、ロック機構21の構成は上記に限られず、レール20cに対するコンベア20bの移動を制限及び許容する状態に切換可能な構成であればよい。
図5及び図6に示すように、ヘッド16は、コンベア移動機構18を備える。コンベア移動機構18は、コンベア20bを設置位置から移動させるために用いられ、コンベア20bをY方向に移動させることで、一対のコンベア20a、20bの幅を変更する。本実施例では、コンベア移動機構18は、エアシリンダにより構成されている。コンベア移動機構18は、シリンダ18a内にピストンロッド18bが収容される待機状態(図5に示す状態)と、シリンダ18aからピストンロッド18bが突出する作動状態(図6に示す状態)と、に切換可能に構成されている。制御部32が、コンベア移動機構18へのエアの供給を制御することにより、エアシリンダが待機状態と作動状態に切り換えられる。
撮像ユニット22は、移動ベース17に取り付けられている。このため、ヘッド16が移動すると、撮像ユニット22も一体となって移動する。撮像ユニット22は、カメラ支持部22aと、カメラ22bを備えている。カメラ22bは、ヘッド16の側方に配置されている。カメラ22bは、撮像光軸が下方を向くように配置されている。本実施例では、カメラ22bは、コンベア20bに設けられたアライメントマーク50を撮像する。
パーツカメラ23は、部品フィーダ12と搬送装置20との間に配置されている。パーツカメラ23は、撮像光軸が上方を向くように配置されている。パーツカメラ23は、ノズル6に吸着された電子部品4の下面を撮像する。これにより、制御部32は、ノズル6に吸着された電子部品4の姿勢を把握することができる。
ノズル収容部24は、部品フィーダ12と搬送装置20との間に配置されている。ノズル収容部24は、複数のノズル6を収容可能であり、ヘッド16との間でノズル6の受け渡しを行う。詳細には、各ノズル6は、ノズル収容部24に取り付けられたノズルホルダ26に収容されている。ノズルホルダ26には、複数の種類のノズル6が収容可能となっている。ノズルホルダ26は、ノズル収容部24に対して着脱可能であり、例えばノズルホルダ26内のノズル6を交換するときに、ノズル収容部24から取り外される。
部品廃棄ボックス28(以下、廃棄ボックス28という。)は、部品フィーダ12と搬送装置20との間に配置されている。廃棄ボックス28には、部品フィーダ12から供給される電子部品4に異常が生じたときに、その異常を生じた電子部品4(例えば、不良品)が廃棄される。制御部32は、ノズル6が異常を生じた電子部品4を吸着すると、ヘッド移動機構19によってヘッド16を廃棄ボックス28の上方に位置決めする。そして、ノズル6を廃棄ボックス28に向かって下降させ、電子部品4の吸引を停止する。これにより、電子部品4がノズル6から落下し、廃棄ボックス28に廃棄される。
タッチパネル30は、作業者に各種の情報を提供する表示装置であるとともに、作業者からの指示や情報を受け付けるユーザインターフェースである。
制御部32は、CPU、ROM、RAMを備えるコンピュータにより構成されている。制御部32は、各部品フィーダ12、フィーダ保持部14、ヘッド16、移動ベース17、コンベア移動機構18、搬送装置20、ロック機構21、撮像ユニット22、パーツカメラ23、ノズル収容部24、ノズルホルダ26、廃棄ボックス28、及び、タッチパネル30と通信可能に接続されている。制御部32は、上記各部を制御することにより、一対のコンベア20a、20bの幅を変更する処理(以下、幅変え処理という。)等を実行する。
続いて、コンベア20a、20bの幅変え処理についてより詳細に説明する。部品実装機の技術分野では、生産する基板の種類が変わると、コンベア20a、20bの幅を基板の寸法に合わせて調節する必要がある。本実施例では、生産する基板の種類が変わる際に、制御部32が、コンベア移動機構18を待機状態から作動状態に切り換えるとともに、ロック機構21によるコンベア20bの移動の制限を解除する。すなわち、制御部32は、ピストンロッド18bをシリンダ18aから突出させた状態とするとともに、コンベア20bを移動可能な状態とする。
次いで、図7に示すように、制御部32は、ヘッド16を移動させることにより、ピストンロッド18bをコンベア20bに当接させる。そして、ピストンロッド18bがコンベア20bに当接した状態で、矢印200に示すように、ヘッド16をY方向に移動させる。これにより、コンベア20bがピストンロッド18bに押されて、コンベア20bがレール20c上を矢印210に示す方向に移動する。このとき、制御部32は、カメラ22bの撮像画像に基づいて、コンベア20bの位置を調節する。すなわち、制御部32は、アライメントマーク50を撮像したときのヘッド16のY座標(Y方向の位置)と、撮像された画像内のアライメントマーク50のY座標(Y方向の位置)とからコンベア20bのY座標(Y方向の位置)を算出し、コンベア20bの位置が所望の位置となるようにヘッド16を駆動することにより、コンベア20a、20bの幅を調節する。
コンベア20bの移動が終了すると、制御部32は、コンベア移動機構18を作動状態から待機状態へ切り換えるとともに、ロック機構21をロック状態に切り換えてコンベア20bの移動を制限する。以上の処理を実行することによって、コンベア20a、20bの幅変えが行われる。
上述したように、本実施例では、ヘッド16を移動させるための機構を用いて、一対のコンベア20a、20bの間の幅を変更することができる。したがって、ある種類の基板の生産から寸法が異なる種類の基板の生産に切り換える際に、コンベア20a、20bの幅を基板の寸法に適合させることができる。このため、コンベア20a、20bの幅変えのための専用の駆動機構を別途設けることを要さず、装置の大型化を抑制することができる。
また、従来では、専用の駆動機構を用いてコンベア20a、20bの幅変えを行った後に、ヘッド16に設けられたカメラ22bによりコンベア20bが位置に位置決めされたか否かを確認していた。このため、作業時間が長くなるという問題があった。しかしながら、本実施例では、アライメントマーク50の検出と、コンベア20bの位置決めとを、ヘッド16を用いて並行して実行することができる。このため、従来よりも作業時間を短縮することができる。
なお、上述した実施例では、コンベア移動機構18がヘッド16に設けられていたが、コンベア移動機構18は、他の可動要素に取り付けられてもよい。
なお、上述した実施例1では、コンベア移動機構18がエアシリンダにより構成されていた。しかしながら、コンベア移動機構18の構成は特に限定されず、ヘッド16を移動させたときにコンベア20bに当接可能な構成であればよい。
(対応関係)
ヘッド16が、「可動部」の一例である。コンベア移動機構18が、「移動機構」の一例である。カメラ22bが、「カメラ」の一例である。
(実施例2)
次に、実施例2の部品実装機100について説明する。以下では、実施例1と異なる構成について説明し、実施例1と同様の構成についてはその説明を省略する。図8に示すように、部品実装機100は、実施例1のコンベア移動機構18に代えて、ユニット移動機構118を備える。また、部品実装機100は、機内ユニット収容部110を備える。
機内ユニット収容部110は、部品実装機100のタッチパネル30側に配置されている。すなわち、機内ユニット収容部110は、作業者がアクセスし易い位置に配置されている。機内ユニット収容部110は、予備の機内ユニット(パーツカメラ23、ノズルホルダ26、廃棄ボックス28)を収容する。
ユニット移動機構118は、パーツカメラ23、ノズルホルダ26及び廃棄ボックス28を設置位置から移動させるための部材である。図9に示すように、本実施例では、ユニット移動機構118は、軸部118aと、軸部118aの下端部分に周方向に設けられた複数の支持片118bと、を有する。ユニット移動機構118は、軸部118a周りに回転可能に構成されている。
本実施例では、制御部32は、実施例1において説明した各部や、ユニット移動機構118を制御することにより、機内ユニット(パーツカメラ23、ノズルホルダ26、廃棄ボックス28)を設置位置から移動させる。以下では、機内ユニットを移動させる一例として、ノズルホルダ26を設置位置から移動させる場合について説明する。
図10に示すように、ノズルホルダ26には、嵌合部26aが設けられている。嵌合部26aの開口は、ユニット移動機構118を平面視したときの軸部118a及び支持片118bの投影形状と略同じ形状を有している。平面視したときの嵌合部26aの開口は、当該投影形状よりもわずかに面積が大きい。すなわち、軸部118a及び支持片118bは、嵌合部26aの開口を通過することができる。
ノズルホルダ26を設置位置から移動させる際には、まず、カメラ22bによりノズルホルダ26を撮像する。これにより、ノズルホルダ26の正確な位置が検出される。そして、制御部32は、ヘッド16を移動させることにより、ユニット移動機構118を嵌合部26aの上方(すなわち、ユニット移動機構118が嵌合部26aの開口を通過可能な位置)に位置決めする。次いで、制御部32は、ヘッド16をノズルホルダ26に向かって下降させ、嵌合部26a内に支持片118bを挿入する。制御部32は、支持片118bが嵌合部26a内に挿入された状態でユニット移動機構118を軸部118a周りに回転させる。これにより、支持片118bが、嵌合部26aの内面に当接し、ノズルホルダ26を支持することができる。その後、制御部32は、ヘッド16を上昇させることによりユニット移動機構118によってノズルホルダ26を持ち上げ、ヘッド16を移動させてノズルホルダ26を所望の位置まで移動させることができる。
基板の生産過程において、使用すべきノズル6を交換する必要が生じる場合がある。このような場合には、現在装着されているノズルホルダ26を、使用すべきノズル6が収容されているノズルホルダ26に交換する必要がある。その際には、上述した方法により、現在装着されているノズルホルダ26を機内ユニット収容部110に移動させる。そして、予め機内ユニット収容部110に収容しておいた新たなノズルホルダ(すなわち、次の生産に用いるノズル6が収容されたノズルホルダ26)を同様の方法により持ち上げて移動させ、ノズル収容部24に設置する。これにより、ノズルホルダ26の交換を自動で行うことができる。
上述したように、本実施例では、ヘッド16を移動させるための機構を用いて、従来では困難であった比較的大きな機内ユニットの移動を実現することができる。したがって、機内ユニットを設置位置から移動させるために手作業や専用の駆動機構を要さず、装置の大型化を抑制することができる。
なお、パーツカメラ23や廃棄ボックス28を設置位置から移動させる場合には、パーツカメラ23及び廃棄ボックス28にノズルホルダ26の嵌合部26aと同様の嵌合部を設ければよい。これにより、ヘッド16を利用してパーツカメラ23や廃棄ボックス28を設置位置から移動させることができる。
また、上述した実施例では、支持片118bによって機内ユニットを支持することにより機内ユニットを設置位置から移動させた。しかしながら、機内ユニットを移動させるためのユニット移動機構118の構成は、特に限定されない。例えば、ユニット移動機構118は、磁力により機内ユニットを吸着する構成であってもよいし、負圧(吸引)により機内ユニットを吸着する構成であってもよい。
また、機内ユニットを移動させる位置は部品実装機100の内部に限られない。例えば、図11に示すように、併設された2つの部品実装機100において、機内ユニット(例えば、ノズルホルダ26)を一方の部品実装機100から他方の部品実装機100へ受け渡してもよい。この場合、機内ユニットに少なくとも2つの嵌合部を設ければよい。
なお、上述した実施例では、ユニット移動機構118がヘッド16に設けられていたが、ユニット移動機構118は、他の可動要素に取り付けられてもよい。
(対応関係)
ヘッド16が、「可動部」の一例である。ユニット移動機構118が、「移動機構」の一例である。カメラ22bが、「カメラ」の一例である。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:基板
4:電子部品
6:ノズル
10:部品実装機
12:部品フィーダ
14:フィーダ保持部
16:ヘッド
17:移動ベース
18:コンベア移動機構
18a:シリンダ
18b:ピストンロッド
19:ヘッド移動機構
20:搬送装置
20a、20b:コンベア
21:ロック機構
22:撮像ユニット
23:パーツカメラ
24:ノズル収容部
26:ノズルホルダ
26a:嵌合部
28:部品廃棄ボックス
30:タッチパネル
32:制御部
50:アライメントマーク
100:部品実装機
110:機内ユニット収容部
118:ユニット移動機構
118a:軸部
118b:支持片

Claims (8)

  1. 基板に電子部品を実装する部品実装機であって、
    前記基板への前記電子部品の実装作業中における設置位置が固定されており、かつ、前記基板を搬送する一対のコンベアの間には配置されない、1又は複数の機内ユニットと、
    前記機内ユニットとは別体であり、前記機内ユニットに対して相対移動可能であり、前記機内ユニットを前記設置位置から移動させるための移動機構を備える可動部と、
    前記可動部の移動と前記移動機構の動作を制御する制御部であって、前記可動部を移動させると共に前記移動機構を動作させることにより、前記機内ユニットを前記設置位置から移動させる、前記制御部と、を備え、
    前記可動部は、前記電子部品を吸着するノズルを着脱可能とされたヘッドである、
    部品実装機。
  2. 前記機内ユニットは、前記一対のコンベアであり、
    前記一対のコンベアの少なくとも一方は、平面視したときに前記基板の搬送方向と垂直な方向に移動可能であり、
    前記制御部が、前記移動機構を前記少なくとも一方のコンベアに当接させると共に前記ヘッドを移動させ、前記一対のコンベアの幅を変える、請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記部品実装機は、前記少なくとも一方のコンベアの移動を制限するロック機構をさらに備えており、
    前記移動機構は、前記一対のコンベアに接触不可能な待機状態と、前記一対のコンベアに接触可能な作動状態と、に切換可能であり、
    前記ロック機構は、前記移動機構が前記待機状態から前記作動状態に切り換えられたときに、前記少なくとも一方のコンベアの移動の制限を解除する、請求項1又は2に記載の部品実装機。
  4. 前記一対のコンベアに、前記一対のコンベアの位置決めを行うためのアライメントマークが設けられており、
    前記ヘッドは、前記アライメントマークを撮像するカメラを備えており、
    前記制御部は、前記カメラにより撮像された前記アライメントマークの位置に基づいて前記ヘッドを移動させることにより、前記一対のコンベアの幅を調節する、請求項2又は3に記載の部品実装機。
  5. 前記機内ユニットは、前記ノズルを収容し、前記ヘッドとの間で前記ノズルの受け渡しを行うノズルホルダ、前記ノズルに吸着された前記電子部品を撮像するパーツカメラ、及び部品廃棄ボックスのうちの少なくとも一種であり、
    前記制御部は、前記移動機構により前記機内ユニットを支持させた状態で前記ヘッドを移動させることにより、前記ヘッドとともに前記機内ユニットを移動させる、請求項1に記載の部品実装機。
  6. 前記部品実装機は、前記機内ユニットを収容する機内ユニット収容部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記移動機構により、前記設置位置に設置された前記機内ユニットを前記機内ユニット収容部に収容し、前記機内ユニット収容部に収容された新たな機内ユニットを前記設置位置に設置する、請求項5に記載の部品実装機。
  7. 前記機内ユニットは、前記移動機構と嵌合可能な嵌合部を備えており、
    前記機内ユニットは、前記移動機構が前記嵌合部に嵌合することにより支持される、請求項5又は6に記載の部品実装機。
  8. 前記ヘッドは、前記機内ユニットを撮像するためのカメラを備えており、
    前記制御部は、前記カメラにより撮像された前記機内ユニットの位置に基づいて前記ヘッドを移動させることにより、前記機内ユニットに対して前記移動機構の位置決めを行う、請求項5~のいずれか一項に記載の部品実装機。
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