JP5862347B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、電源を切っても情報を保持でき、省電力で書き込み、読み出しのできる不揮発性メモリとして、強誘電体メモリ(FeRAM;Ferroelectric Random Access Memory)が注目されている。
強誘電体メモリでは、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの強誘電体層を上部電極及び下部電極で挟んだ強誘電体キャパシタがメモリ素子として用いられている。
一方、他の部分、例えばロジック回路などの周辺回路の平滑容量に用いられるキャパシタでは、誘電体層にSiOが用いられている。この平滑容量用のキャパシタに、SiOよりも誘電率が大きい強誘電体を用いることで、キャパシタの面積を小さくすることができ、高集積化によるチップの面積縮小とコストダウンを実現できる。
このため、強誘電体キャパシタを、メモリ素子として用いるだけでなく、他の部分、例えばロジック回路などの周辺回路の平滑容量にも用いるようになってきている。
ところで、強誘電体キャパシタをメモリ素子として用いる場合と、他の部分、例えばロジック回路などの周辺回路の平滑容量に用いる場合とでは、要求される特性が異なる場合がある。
例えば、メモリ素子に用いる場合には、低電圧動作、大きなQsw、優れたリテンション特性及び良好なインプリント特性が要求される。このため、強誘電体層を薄くすることが試みられている。
一方、他の部分、例えばロジック回路などの周辺回路の平滑容量に用いる場合には、誘電率が大きく、絶縁破壊に強いことが要求される。このため、強誘電体層を厚くすることが試みられている。
そして、ある膜厚でメモリ素子に要求される特性と平滑容量に要求される特性の両方を満足することができれば良いが、高集積化が進むにつれて、これらを同時に満たすことが難しくなってきている。例えば、メモリ素子としては良好な特性を持つ強誘電体キャパシタであっても、平滑容量としては、絶縁破壊耐性が弱く、使えないといったことが生じてきている。
この場合、例えば、メモリ素子に用いられる、薄い強誘電体層を有する強誘電体キャパシタと、平滑容量に用いられる、厚い強誘電体層を有する強誘電体キャパシタとを、それぞれ別々の工程で製造することが考えられる。これを第1の製造方法という。
また、例えば、強誘電体キャパシタの製造工程の途中で、一部分をエッチングによって除去した後、その後の工程を進めることで、厚さの異なる強誘電体層を有する2種類の強誘電体キャパシタを製造することも考えられる。この製造方法は、追加される工程数が少なく、コスト面で有利である。これを第2の製造方法という。
特開2003−60054号公報 特開2007−281373号公報
しかしながら、上述の第1の製造方法では、製造工程や作業工数が増加し、コストアップにつながることになる。また、量産技術としては適当ではない。
また、上述の第2の製造方法では、メモリ素子に用いられる強誘電体キャパシタの形成領域に、エッチングされた領域が含まれることになる。つまり、強誘電体キャパシタの特性を考慮すると、厚い強誘電体層を有するキャパシタを平滑容量に用い、薄い強誘電体層を有するキャパシタをメモリ素子に用いることになる。このため、メモリ素子に用いられる強誘電体キャパシタを形成する領域においてエッチングを行なうことになるため、メモリ素子に用いられる強誘電体キャパシタの形成領域に、エッチングされた領域が含まれることになる。
一方、メモリ素子に用いられる強誘電体キャパシタでは、強誘電体層の厚さによって決まるリーク電流量以外にも、例えば反転電荷量などの必要な電気特性を満たす必要がある。
しかしながら、メモリ素子に用いられる強誘電体キャパシタの形成領域にエッチングされた領域が含まれる場合、メモリ素子に用いられる強誘電体キャパシタのみを製造する場合の従来の製造条件を用いると、必要な特性を満たすことができない。このため、新たなプロセス開発が必要となり、開発工数が増加し、コストアップにつながることになる。
そこで、製造工程をできるだけ変更することなく、コストを抑えながら、厚さの異なる強誘電体層を有する2種類のキャパシタを備える半導体装置を製造できるようにしたい。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後に、第1上部電極、第1強誘電体層、第2強誘電体層の最下層及び第1導電膜を覆うように、第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第1上部電極、第1強誘電体層及び第1導電膜を覆う保護層、並びに、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、保護層及び第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後に、第2上部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第1上部電極及び第1強誘電体膜を覆う保護層、並びに、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、保護層及び第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後に、第2上部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後、第2上部電極を形成する前に、少なくとも第1上部電極、第1強誘電体層、第1下部電極、第2強誘電体層の最下層及び第2下部電極を覆うように第2強誘電体膜を形成することによって、第1上部電極、第1強誘電体層及び第1下部電極を覆う保護層、並びに、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、保護層及び第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、第2上部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後に、第1上部電極、第1強誘電体層、第2強誘電体層の最下層及び第1導電膜を覆うように、第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、第3導電膜を形成した後に、第3導電膜を選択的に除去して、第2上部電極を形成し、第2上部電極を形成した後に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第1上部電極、第1強誘電体層及び第1導電膜を覆う保護層、並びに、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、保護層及び第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、第3導電膜を形成した後に、第3導電膜を選択的に除去して、第2上部電極を形成し、第2上部電極を形成した後に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第1上部電極及び第1強誘電体膜を覆う保護層、並びに、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、保護層及び第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後、第2上部電極を形成する前に、少なくとも第1上部電極、第1強誘電体層、第1下部電極、第2強誘電体層の最下層及び第2下部電極を覆うように第2強誘電体膜を形成することによって、第1上部電極、第1強誘電体層及び第1下部電極を覆う保護層、並びに、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、第3導電膜を形成した後に、第3導電膜を選択的に除去して、第2上部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後に、第1上部電極、第1強誘電体層、第2強誘電体層の最下層及び第1導電膜を覆うように、第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、第3導電膜を形成した後に、第3導電膜を選択的に除去して、第2上部電極を形成し、第2上部電極を形成した後に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、第3導電膜を形成した後に、第3導電膜を選択的に除去して、第2上部電極を形成し、第2上部電極を形成した後に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後、第2上部電極を形成する前に、少なくとも第2強誘電体層の最下層を覆うように第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、第3導電膜を形成した後に、第3導電膜を選択的に除去して、第2上部電極を形成し、第2上部電極を形成した後に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後に、第1上部電極、第1強誘電体層、第2強誘電体層の最下層及び第1導電膜を覆うように、第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後に、第2上部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後に、第2上部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、第1導電膜上に、第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、第2導電膜を選択的に除去して、第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、第1上部電極を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1強誘電体膜を選択的に除去して、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成し、第1強誘電体層及び第2強誘電体層の最下層を形成した後、第2強誘電体膜を形成する前に、第1導電膜を選択的に除去して、第1下部電極及び第2下部電極を形成し、第1下部電極及び第2下部電極を形成した後、第2上部電極を形成する前に、少なくとも第2強誘電体層の最下層を覆うように第2強誘電体膜を形成し、第2強誘電体膜を形成した後、第2上部電極を形成する前に、第2強誘電体膜を選択的に除去して、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、第2上部電極を形成することを要件とする。
本半導体装置は、絶縁膜上に設けられ、第1下部電極と、1層構造の第1強誘電体層と、第1上部電極とを備える第1のキャパシタと、絶縁膜上の異なる領域に設けられ、第2下部電極と、多層構造の第2強誘電体層と、第2上部電極とを備える第2のキャパシタとを備え、第1下部電極と第2下部電極とは、同一の材料及び同一の厚さであり、第1強誘電体層と第2強誘電体層の最下層とは、同一の材料及び同一の厚さであり、第1上部電極、第1下部電極及び第2下部電極のそれぞれに接続されたコンタクトを備え、第2上部電極とコンタクトとは、同一の材料であることを要件とする。
したがって、本半導体装置及びその製造方法によれば、製造工程をできるだけ変更することなく、コストを抑えながら、厚さの異なる強誘電体層を有する2種類のキャパシタを備える半導体装置を製造できるという利点がある。
第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第1変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第1変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第2変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第2変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第3変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第3変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第4変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第4変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第5変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第1実施形態の第5変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第1変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第1変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第1変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第2変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第2変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第2変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第3変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第3変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第4変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第4変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第5変形例の半導体装置の製造方法を説明するための模式的断面図である。 第2実施形態の第5変形例の半導体装置の構成及びその製造方法を説明するための模式的断面図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる半導体装置及びその製造方法について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態にかかる半導体装置及びその製造方法について、図1〜図7を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる半導体装置は、例えば強誘電体メモリ(FeRAM)であり、図7に示すように、メモリセル中のメモリ素子として用いられるメモリ用強誘電体キャパシタ1と、他の部分、例えばロジック回路などの周辺回路の平滑容量として用いられる平滑用強誘電体キャパシタ2とを備える。つまり、後述するように、メモリ用強誘電体キャパシタ1と平滑用強誘電体キャパシタ2とは、強誘電体層の厚さが異なるため、本半導体装置は、厚さの異なる強誘電体層を有する2種類の強誘電体キャパシタを備える。
なお、メモリ用強誘電体キャパシタ1を、メモリ用キャパシタ、メモリ素子用キャパシタ、セルアレイキャパシタ、あるいは、第1のキャパシタともいう。また、平滑用強誘電体キャパシタ2を、平滑用キャパシタ、平滑容量用キャパシタ、平滑キャパシタ、あるいは、第2のキャパシタともいう。
本半導体装置は、半導体素子3上に形成された絶縁膜4上の一の領域にメモリ用キャパシタ1を備え、他の領域に平滑用キャパシタ2を備える。つまり、メモリ用キャパシタ1と平滑用キャパシタ2とは、同一の半導体素子3上に形成された同一の絶縁膜4上の異なる領域に設けられている。ここでは、半導体素子3は、トランジスタのプラグ電極3Aを備える。このプラグ電極3Aは例えばタングステンからなる。また、絶縁膜4は、例えばSiO膜とSiON膜との積層膜である。なお、半導体素子3を半導体基板ともいう。また、表面に絶縁膜4を備える半導体素子3をウェハともいう。
ここで、メモリ用キャパシタ1は、下部電極5と、強誘電体層6と、上部電極7とを備える。つまり、メモリ用キャパシタ1は、強誘電体層6を下部電極5と上部電極7とで挟んだキャパシタ構造を有する。なお、下部電極5を、メモリ用下部電極又は第1下部電極ともいう。また、強誘電体層6を、メモリ用強誘電体層又は第1強誘電体層ともいう。また、上部電極7を、メモリ用上部電極又は第1上部電極ともいう。
また、平滑用キャパシタ2は、下部電極8と、強誘電体層9と、上部電極10とを備える。つまり、平滑用キャパシタ2は、強誘電体層9を下部電極8と上部電極10とで挟んだキャパシタ構造を有する。なお、下部電極8を、平滑用下部電極又は第2下部電極ともいう。また、強誘電体層9を、平滑用強誘電体層又は第2強誘電体層ともいう。また、上部電極10を、平滑用上部電極又は第2上部電極ともいう。
本実施形態では、メモリ用下部電極5と平滑用下部電極8は、いずれも、例えば、厚さ約20nmのAlO層と厚さ約150nmのPt層を積層させたものである。このように、メモリ用下部電極5と平滑用下部電極8とは、同一の材料及び同一の厚さである。
また、本実施形態では、メモリ用強誘電体層6は、1層構造であり、例えば、厚さ約140nmのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)層である。また、平滑用強誘電体層9は、多層構造(ここでは2層構造)であり、例えば、厚さ約140nmのPZT層9Aと厚さ約50nmのPZT層9Bとを積層させたものである。このように、平滑用強誘電体層9の各層9A,9Bは、同一の材料である。また、メモリ用強誘電体層6と平滑用強誘電体層9の最下層9Aとは、同一の材料及び同一の厚さである。このため、メモリ用キャパシタ1と平滑用キャパシタ2とは、異なる厚さの強誘電体層6,9を有し、要求される特性が異なる。つまり、本半導体装置は、厚さの異なる強誘電体層6,9を有する2種類の強誘電体キャパシタ、即ち、要求される特性が異なる2種類の強誘電体キャパシタ1,2を備えることになる。
なお、メモリ用強誘電体層6の材料としては、メモリ素子に用いられる強誘電体キャパシタとして必要な特性を有するものであれば良く、PZTのほかに、例えば、LaドープPZT(PLZT)等のPZT系材料や、SrBiTa(SBT,Y1)、SrBi(TaNb)(SBTN,YZ)等のBi層状構造化合物等を用いることができる。
また、平滑用強誘電体層9の材料としては、平滑容量に用いられる強誘電体キャパシタとして必要な特性を有するものであれば良く、PZTのほかに、例えば、LaドープPZT(PLZT)等のPZT系材料や、SrBiTa(SBT,Y1)、SrBi(TaNb)(SBTN,YZ)等のBi層状構造化合物等を用いることができる。なお、ここでは、平滑用強誘電体層9を、2層構造にしているが、3層以上積層させた多層構造であっても良い。また、ここでは、平滑用強誘電体層9の各層9A,9Bを、同一材料としているが、誘電率が近い材料であれば、異なる材料としても良い。
なお、これらの強誘電体層6,9は、例えばゾルゲル法、スパッタ法、MOCVD法等によって形成することができる。具体的には、これらの方法によってアモルファス相の強誘電体膜を成膜した後、熱処理を施して結晶化することによってペロブスカイト構造を有する強誘電体層を形成することができる。
また、本実施形態では、メモリ用上部電極7は、例えば、厚さ約250nmのIrO層である。
なお、メモリ用上部電極7の材料としては、IrOのほかに、SrRuO(SRO)などを用いることができる。つまり、メモリ用上部電極7の材料としては、IrO、SrRuOなどの酸化物導電物質を用いることができる。このように、酸化物導電物質を上部電極の材料として用いることによって、疲労特性、劣化、信頼性を改善することができる。このほか、上部電極の材料として一般的に用いられるPtを用いても良い。但し、Ptを用いた上部電極は、リーク電流が小さく、かつ、ヒステリシスカーブが大きいなどの利点があるが、疲労特性が劣り、半導体デバイス製造工程での劣化が大きく、信頼性が乏しいため、上述のIrO、SrRuOなどの酸化物導電物質を用いるのが好ましい。なお、Ptを用いる場合の問題点、及び、IrO、SrRuOなどの酸化物導電物質を用いる場合の優位性については、例えば特許第3545279号公報、特開2001−196547号公報などに開示されている。
また、本実施形態では、少なくともメモリ用上部電極7を覆う保護層11を備える。ここでは、メモリ用上部電極7、メモリ用強誘電体層6及びメモリ用下部電極5を覆う保護層11を備える。この保護層11は、厚さ約50nmのPZT層である。つまり、保護層11と平滑用強誘電体層9の最下層以外の層9Bとは、同一の構造(ここでは同一の材料及び同一の厚さ)である。このように、平滑用上部電極10と平滑用下部電極8との間に挟まれた2層構造の平滑用強誘電体層9の上層9Bを構成する厚さ約50nmのPZT層によって、少なくともメモリ用上部電極7が覆われており、これが保護層11として機能するようになっている。この場合、厚さ約50nmのPZT層は、少なくともメモリ用キャパシタ1の上部電極7を覆ってこれを保護する保護層11となると同時に、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の下層9A(PZT層)の上に積層されて強誘電体層全体の膜厚を厚くする追加の強誘電体層9Bとなる。
このように、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くするために、強誘電体層9を2層構造とし、その上層9Bを少なくともメモリ用キャパシタ1の上部電極7を覆う保護層11として利用する。これにより、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くするために用いる2層構造の強誘電体層9の上層9Bを除去する工程が不要となり、工程数の増加を防ぎながら、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くすることが可能となる。
つまり、一般に、メモリ用キャパシタと平滑用キャパシタとで強誘電体層の膜厚を変えようとすると、メモリ用キャパシタ形成領域の強誘電体層の一部を除去するか、又は、平滑用キャパシタ形成領域の強誘電体膜の膜厚を厚くする必要がある。このため、工程数が増えて、製造コストが上昇することになる。これに対し、本実施形態では、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くするために用いる2層構造の強誘電体層9の上層9Bを、少なくともメモリ用キャパシタ1の上部電極7を覆う保護層11として利用する。これにより、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くするために用いる2層構造の強誘電体層9の上層9Bを除去する工程が不要となり、工程数の増加を防ぎながら、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くすることが可能となる。また、メモリ用キャパシタ1と比較して平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くすることができるため、リーク電流を低減することができる。
この結果、従来のように、厚さの異なる強誘電体層を有する2種類の強誘電体キャパシタを別々の工程で製造したり、薄い強誘電体層を有するメモリ用キャパシタを形成するためにエッチングしたりする必要がなくなる。このため、製造工程をできるだけ変更することなく、コストを抑えながら、厚さの異なる強誘電体層6,9を有する2種類の強誘電体キャパシタ1,2を製造することが可能となる。つまり、要求される特性の異なる2種類の強誘電体キャパシタ1,2を、それぞれ、必要な特性を有するものとして作り分けることが可能となる。特に、メモリ用キャパシタ1の製造工程はメモリ用キャパシタ1のみを製造する場合に対して変更せず、メモリ用キャパシタ形成領域にはエッチング領域は含まれないため、例えばリーク電流量や反転電荷量などのメモリ用キャパシタ1の特性が劣化しないようにすることができる。
また、本実施形態では、メモリ用上部電極7、メモリ用下部電極5、平滑用下部電極8、半導体素子3に備えられるトランジスタのプラグ電極3Aのそれぞれに接続されたコンタクト12〜15を備える。つまり、メモリ用キャパシタ1及び平滑用キャパシタ2は、層間絶縁膜16によって覆われている。そして、この層間絶縁膜16に形成されたコンタクトホール17〜20及び開口部21を埋め込んで形成された複数のコンタクト12〜15及び平滑用上部電極10を備える。これらのコンタクト12〜15は、TiN層(シード層)とW層を積層させたものである。同様に、平滑用上部電極10も、TiN層(シード層)とW層を積層させたものである。このように、平滑用上部電極10とコンタクト12〜15とは、同一の材料である。また、これらの複数のコンタクト12〜15及び平滑用上部電極10には、例えばAlからなる配線(金属配線)22が接続されている。
次に、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図1〜図7を参照しながら説明する。
まず、図1に示すように、半導体素子3上に形成された絶縁膜4上に、全面に、後の工程で選択的に除去されてメモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8となる第1導電膜23を形成する。なお、第1導電膜23を下部電極膜ともいう。ここでは、第1導電膜23として、例えばスパッタ法によって、例えば厚さ約20nmのAlO膜と厚さ約150nmのPt膜を積層させた積層膜を形成する。
次に、第1導電膜23上に、全面に、後の工程で選択的に除去されてメモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)となる第1強誘電体膜24を形成する。ここでは、第1強誘電体膜24として、例えばスパッタ法によって、例えば厚さ約140nmのPZT膜を形成する。
次に、第1強誘電体膜24上に、全面に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7となる第2導電膜25を形成する。なお、第2導電膜25を上部電極膜ともいう。ここでは、第2導電膜25として、例えばスパッタ法によって、例えば厚さ約250nmのIrO膜を形成する。
次に、図2に示すように、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成する。
ここでは、メモリ用キャパシタ1の上部電極形成領域を覆い、それ以外の領域(平滑用キャパシタ形成領域を含む)を覆わないように、例えばフォトレジストでエッチング用マスクをパターニングする。そして、例えばICPエッチャーでAr/Clガスを用いてエッチングを行なう。このようにして、第2導電膜25を選択的にエッチングし、メモリ用キャパシタ1の上部電極形成領域のみに第2導電膜25を残して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成する。この場合、平滑用キャパシタ形成領域では、第2導電膜25は残されずに除去される。つまり、平滑用キャパシタ2の上部電極は形成されない。
次に、図3に示すように、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成する。
ここでは、メモリ用キャパシタ1の強誘電体層形成領域及び平滑用キャパシタ2の強誘電体層形成領域のみを覆うように、例えばフォトレジストでエッチング用マスクをパターニングする。そして、例えばICPエッチャーでAr/Clガスを用いてエッチングを行なう。このようにして、第1強誘電体膜24を選択的にエッチングし、メモリ用キャパシタ1の強誘電体層形成領域及び平滑用キャパシタ2の強誘電体層形成領域のみに第1強誘電体膜24を残して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成する。
次に、図4に示すように、全面に、後の工程で選択的に除去されてメモリ用キャパシタ1の上部電極7、強誘電体層6及び下部電極5となる第1導電膜23を覆う保護層11、並びに、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)となる第2強誘電体膜26を形成する。ここでは、第2強誘電体膜26として、例えばスパッタ法によって、例えば厚さ約50nmのPZT膜を形成する。
次に、図5に示すように、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、強誘電体層6及び下部電極5となる第1導電膜23を覆う保護層11、並びに、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成する。
ここでは、メモリ用キャパシタ1の保護層形成領域及び平滑用キャパシタ2の強誘電体層形成領域のみを覆うように、例えばフォトレジストでエッチング用マスクをパターニングする。そして、例えばICPエッチャーでAr/Clガスを用いてエッチングを行なう。このようにして、第2強誘電体膜26を選択的にエッチングし、メモリ用キャパシタ1の保護層形成領域及び平滑用キャパシタ2の強誘電体層形成領域のみに第2強誘電体膜26を残して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、強誘電体層6及び下部電極5となる第1導電膜23を覆う保護層11、並びに、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を同時に形成する。
つまり、平滑用キャパシタ形成領域に2層構造の強誘電体層9が形成され、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚が厚くされると同時に、メモリ用キャパシタ形成領域に表面を覆う保護層11が形成される。
このように、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くするために用いる2層構造の強誘電体層9の上層9Bを、メモリ用キャパシタ1の表面を覆う保護層11として利用する。このため、メモリ用キャパシタ形成領域において、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くするために用いる2層構造の強誘電体層9の上層9Bを除去する工程が不要となり、工程数の増加を防ぎながら、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚を厚くすることが可能となる。
この結果、従来のように、厚さの異なる強誘電体層を有する2種類の強誘電体キャパシタを別々の工程で製造したり、薄い強誘電体層を有するメモリ用キャパシタを形成するためにエッチングしたりする必要がなくなる。このため、製造工程をできるだけ変更することなく、コストを抑えながら、厚さの異なる強誘電体層6,9を有する2種類の強誘電体キャパシタ1,2を製造することが可能となる。つまり、要求される特性の異なる2種類の強誘電体キャパシタ1,2を、それぞれ、必要な特性を有するものとして作り分けることが可能となる。
次に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成する。
ここでは、メモリ用キャパシタ1の下部電極形成領域及び平滑用キャパシタ2の下部電極形成領域のみを覆うように、例えばフォトレジストでエッチング用マスクをパターニングする。そして、例えばICPエッチャーでAr/Clガスを用いてエッチングを行なう。このようにして、第1導電膜23を選択的にエッチングし、メモリ用キャパシタ1の下部電極形成領域及び平滑用キャパシタ2の下部電極形成領域のみに第1導電膜23を残して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成する。
次に、図6に示すように、表面全体を覆うように層間絶縁膜16を形成する。ここでは、表面全体に、例えばTEOSを用いたプラズマCVD法によってSiO膜(酸化ケイ素膜)を形成した後、例えばCMP法を用いて平坦化する。このようにして、例えば厚さ約720nmのSiO膜からなる層間絶縁膜16を形成する。
次に、層間絶縁膜16に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、下部電極5、平滑用キャパシタ2の下部電極8、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタ(バルクトランジスタ)のプラグ電極3Aのそれぞれに達するコンタクトホール17〜20を形成する。また、層間絶縁膜16に、平滑用キャパシタ1の多層構造の強誘電体層9(ここでは2層構造の上層9B)に達する開口部21を形成する。なお、コンタクトホール17〜20をビアホールともいう。
次に、図7に示すように、コンタクトホール17〜20及び開口部21を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15及び平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する。ここでは、層間絶縁膜16の表面上に、例えばCVD法によって、TiNからなる膜、Wからなる膜を順に積層させて、金属材料からなる膜(金属膜;導電膜)を形成する。その後、不要部分を例えばCMP法で除去する。これにより、コンタクトホール17〜20及び開口部21が金属材料(導電性材料)で埋め込まれて、コンタクト12〜15及び平滑用キャパシタ2の上部電極10が形成される。そして、これらのコンタクト12〜15及び平滑用キャパシタ2の上部電極10に接続されるように、例えばAlからなる配線(金属配線)22が形成される。このため、平滑用キャパシタ2の上部電極10は、コンタクト12〜15と同一の材料からなる。なお、コンタクト12〜15をビアともいう。また、ここでは、金属材料を用いているが、金属材料以外の導電性材料を用いても良い。
このようにして、厚さの異なる強誘電体層6,9を有するメモリ用キャパシタ1と平滑用キャパシタ2とを、同一の半導体素子3上に形成された同一の絶縁膜4上に形成することができる。
その後、通常の半導体装置の製造工程を経て、本実施形態にかかる半導体装置が製造される。
したがって、本実施形態にかかる半導体装置及びその製造方法によれば、製造工程をできるだけ変更することなく、コストを抑えながら、厚さの異なる強誘電体層6,9を有する2種類のキャパシタ1,2を備える半導体装置を製造できるという利点がある。
なお、上述の実施形態(図2〜図7参照)では、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成し、次いで、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成した後に、全面に第2強誘電体膜26を形成し、この第2強誘電体膜26を選択的に除去して、保護層11及び平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、次に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成し、その後に、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしているが、これに限られるものではなく、メモリ用キャパシタの上部電極を形成した後に、平滑用キャパシタの多層構造の強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、この第2強誘電体膜を形成した後に、平滑用キャパシタの上部電極を形成するようにすれば良い。
つまり、上述の実施形態では、第1上部電極7を形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後に、第1上部電極7、第1強誘電体層6、第2強誘電体層9の最下層9A及び第1導電膜23を覆うように、第2強誘電体膜26を形成し、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第1上部電極7、第1強誘電体層6及び第1導電膜23を覆う保護層11、並びに、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後に、第2上部電極10を形成するようにしているが、これに限られるものではなく、第1のキャパシタの第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、この第2強誘電体膜を形成した後に、第2のキャパシタの第2上部電極を形成するようにすれば良い。
例えば図8に示すように、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成した後に、全面に第2強誘電体膜26を形成し、その後に、図9に示すように、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7及び強誘電体層6となる第1強誘電体膜24を覆う保護層11、並びに、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、次いで、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成し、次に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成し、その後に、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしても良い。なお、これを第1実施形態の第1変形例という。
つまり、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第1上部電極7及び第1強誘電体膜24を覆う保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後に、第2上部電極10を形成するようにしても良い。
このような製造方法によって製造された半導体装置では、図9に示すように、保護層11が、メモリ用キャパシタ1の上部電極7(第1上部電極)の上面及び側面、並びに、強誘電体層6の上面を覆い、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bが、最下層9Aの上面を覆うものとなる。これに対し、上述の実施形態の製造方法によって製造された半導体装置では、図7に示すように、保護層11が、メモリ用キャパシタ1の上部電極7(第1上部電極)の上面及び側面、強誘電体層6の上面及び側面、並びに、下部電極5の上面を覆い、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bが、最下層9Aの上面及び側面を覆うものとなる。このように、保護層11は、少なくとも第1上部電極7を覆うものであれば良い。
また、例えば図10に示すように、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成し、次いで、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成し、次に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成した後に、全面に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、強誘電体層6及び下部電極5を覆う保護層11、並びに、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)となる第2強誘電体膜26を形成し、その後に、図11に示すように、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしても良い。なお、これを第1実施形態の第2変形例という。
つまり、第1上部電極7を形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、少なくとも第1上部電極7、第1強誘電体層6、第1下部電極5、第2強誘電体層9の最下層9A及び第2下部電極8を覆うように第2強誘電体膜26を形成することによって、第1上部電極7、第1強誘電体層6及び第1下部電極5を覆う保護層11、並びに、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後に、第2上部電極10を形成するようにしても良い。
このような製造方法によって製造された半導体装置では、図11に示すように、保護層11が、メモリ用キャパシタ1の上部電極7(第1上部電極)の上面及び側面、強誘電体層6の上面及び側面、並びに、下部電極5の上面及び側面を覆い、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bが、最下層9Aの上面及び側面、並びに、下部電極8の上面及び側面を覆うものとなる。これに対し、上述の実施形態の製造方法によって製造された半導体装置では、図7に示すように、保護層11が、メモリ用キャパシタ1の上部電極7(第1上部電極)の上面及び側面、強誘電体層6の上面及び側面、並びに、下部電極5の上面を覆い、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bが、最下層9Aの上面及び側面を覆うものとなる。このように、保護層11は、少なくとも第1上部電極7を覆うものであれば良い。
これらの第1実施形態、その第1変形例及び第2変形例のように、追加の強誘電体膜である第2強誘電体膜26を形成する工程は、第2導電膜25を選択的に除去してメモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成した後、第1強誘電体膜24を選択的に除去してメモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成した後、及び、第1導電膜23を選択的に除去してメモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成した後のいずれかで行なうようにすれば良い。
ところで、上述の第1実施形態、その第1変形例及び第2変形例では、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する前に、表面全体を覆うように層間絶縁膜16を形成し、この層間絶縁膜16に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、下部電極5、平滑用キャパシタ2の下部電極8、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタ(バルクトランジスタ)のプラグ電極3Aに達するコンタクトホール17〜20、及び、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9(ここでは2層構造の上層9B)に達する開口部21を形成し、次いで、コンタクトホール17〜20及び開口部21を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15及び平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしているが、これに限られるものではない。
つまり、第2上部電極10を形成する前に、少なくとも第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bの表面を覆う層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜16を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、層間絶縁膜16に、第1上部電極7、第1下部電極5及び第2下部電極8に達するコンタクトホール17〜19、並びに、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bに達する開口部21を形成し、コンタクトホール17〜19及び開口部21を形成した後に、コンタクトホール17〜19及び開口部21を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜14及び第2上部電極10を形成するようにしているが、これに限られるものではない。
例えば、上述の第1実施形態に対する変形例として、図12に示すように、第2強誘電体膜26を形成した後、この第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、次いで、図13に示すように、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成し、次に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、保護層11及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、その後に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成するようにしても良い。なお、これを第1実施形態の第3変形例という。
つまり、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、次いで、第3導電膜27を形成した後に、第3導電膜27を選択的に除去して、第2上部電極10を形成し、この第2上部電極10を形成した後に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成するようにしても良い。
この場合、メモリ用キャパシタ(第1のキャパシタ)1及び平滑用キャパシタ(第2のキャパシタ)2を形成した後に、表面を覆う層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜16に、第1上部電極7、第1下部電極5、第2下部電極8、第2上部電極10、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタ(バルクトランジスタ)のプラグ電極3Aのそれぞれに達するコンタクトホール17〜20、28を形成し、コンタクトホール17〜20、28を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15、29を形成するようにすれば良い。
また、第3導電膜27は、上述の第2導電膜25と同様に形成し、同様に選択的に除去するようにすれば良い。つまり、平滑用キャパシタ2の上部電極10は、メモリ用キャパシタ1の上部電極7と同様に、例えば、厚さ約250nmのIrO層とすれば良い。なお、これらの上部電極7,10の材料としては、IrOのほかに、SrRuO(SRO)などを用いることができる。つまり、上部電極7,10の材料としては、IrO、SrRuOなどの酸化物導電物質を用いることができる。この場合、平滑用キャパシタ2の上部電極10とコンタクト12〜15、29とは、異なる材料となり、同一の材料ではなくなる。そして、半導体装置は、メモリ用キャパシタ1の上部電極7及び下部電極5、並びに、平滑用キャパシタ2の上部電極10及び下部電極8のそれぞれに接続されたコンタクト12〜15、29を備えるものとなる。
また、例えば、上述の第1実施形態の第1変形例の変形例として、図14に示すように、第2強誘電体膜26を形成した後、この第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、次いで、図15に示すように、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成し、次に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、保護層11及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、その後に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタの1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成し、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成するようにしても良い。なお、これを第1実施形態の第4変形例という。
つまり、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、次いで、第3導電膜27を形成した後に、第3導電膜27を選択的に除去して、第2上部電極10を形成し、この第2上部電極10を形成した後に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、保護層11及び第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成するようにしても良い。
この場合、メモリ用キャパシタ(第1のキャパシタ)1及び平滑用キャパシタ(第2のキャパシタ)2を形成した後に、表面を覆う層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜16に、第1上部電極7、第1下部電極5、第2下部電極8、第2上部電極10、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタ(バルクトランジスタ)のプラグ電極3Aのそれぞれに達するコンタクトホール17〜20、28を形成し、コンタクトホール17〜20、28を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15、29を形成するようにすれば良い。また、第3導電膜27は、上述の第3変形例の場合と同様に、上述の第2導電膜25と同様に形成し、同様に選択的に除去するようにすれば良い。
また、例えば、上述の第1実施形態の第2変形例の変形例として、図16に示すように、第2強誘電体膜26を形成した後に、第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、第3導電膜27を形成した後に、図17に示すように、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしても良い。なお、これを第1実施形態の第5変形例という。
つまり、第1上部電極7を形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、少なくとも第1上部電極7、第1強誘電体層6、第1下部電極5、第2強誘電体層9の最下層9A及び第2下部電極8を覆うように第2強誘電体膜26を形成することによって、第1上部電極7、第1強誘電体層6及び第1下部電極5を覆う保護層11、並びに、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、第3導電膜27を形成した後に、第3導電膜27を選択的に除去して、第2上部電極10を形成するようにしても良い。
この場合、メモリ用キャパシタ(第1のキャパシタ)1及び平滑用キャパシタ(第2のキャパシタ)2を形成した後に、表面を覆う層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜16に、第1上部電極7、第1下部電極5、第2下部電極8、第2上部電極10、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタのプラグ電極3Aのそれぞれに達するコンタクトホール17〜20、28を形成し、コンタクトホール17〜20、28を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15、29を形成するようにすれば良い。また、第3導電膜27は、上述の第3変形例の場合と同様に、上述の第2導電膜25と同様に形成し、同様に選択的に除去するようにすれば良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかる半導体装置及びその製造方法について、図18〜図22を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる半導体装置は、上述の第1実施形態(図7参照)のものに対し、図22に示すように、メモリ用キャパシタ1に保護層11が設けられていない点が異なる。また、平滑用キャパシタ2の上部電極10が異なる。
本実施形態では、平滑用キャパシタ2の上部電極10は、メモリ用キャパシタ1の上部電極7と同様に、例えば、厚さ約250nmのIrO層である。なお、これらの上部電極10,7の材料としては、IrOのほかに、SrRuO(SRO)などを用いることができる。つまり、上部電極10,7の材料としては、IrO、SrRuOなどの酸化物導電物質を用いることができる。
また、本実施形態では、メモリ用上部電極7、メモリ用下部電極5、平滑用上部電極10、平滑用下部電極8、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタのプラグ電極3Aのそれぞれに接続されたコンタクト12〜15、29を備える。これらのコンタクト12〜15、29は、上述の第1実施形態の場合と同様に、TiN層(シード層)とW層を積層させたものである。このように、平滑用上部電極(第2上部電極)10とコンタクト12〜15、29とは、異なる材料であって、同一の材料ではない。
なお、その他の構成の詳細は、上述の第1実施形態の場合と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図18〜図22を参照しながら説明する。
本半導体装置の製造方法は、上述の第1実施形態(図1〜図7参照)のものに対し、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成する際に、メモリ用キャパシタ形成領域には第2強誘電体膜26を残さないようにし、保護層11が形成されないようにしている点が異なる。また、第2強誘電体膜26を形成した後、この第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成する前に、第2強誘電体膜26上に、第3導電膜27を形成し、次いで、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する点が異なる。
つまり、まず、上述の第1実施形態の場合と同様に、半導体素子3上に形成された絶縁膜4上に第1導電膜23を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、第1導電膜23上に第1強誘電体膜24を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、第1強誘電体膜24上に第2導電膜25を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、図18に示すように、全面に、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)となる第2強誘電体膜26を形成する。
次に、第2強誘電体膜26上に、全面に、平滑用キャパシタ2の上部電極10となる第3導電膜27を形成する。なお、第3導電膜27を上部電極膜ともいう。ここでは、第3導電膜27として、例えばスパッタ法によって、例えば厚さ約250nmのIrO膜を形成する。
次に、図19に示すように、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する。
ここでは、平滑用キャパシタ2の上部電極形成領域を覆い、それ以外の領域(メモリ用キャパシタ形成領域を含む)を覆わないように、例えばフォトレジストでエッチング用マスクをパターニングする。そして、例えばICPエッチャーでAr/Clガスを用いてエッチングを行なう。このようにして、第3導電膜27を選択的にエッチングし、平滑用キャパシタ2の上部電極形成領域のみに第3導電膜27を残して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する。この場合、メモリ用キャパシタ形成領域では、第3導電膜27は残されずに除去される。
次に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成する。
ここでは、平滑用キャパシタ2の強誘電体層形成領域のみを覆うように、例えばフォトレジストでエッチング用マスクをパターニングする。そして、例えばICPエッチャーでAr/Clガスを用いてエッチングを行なう。このようにして、第2強誘電体膜26を選択的にエッチングし、平滑用キャパシタ2の強誘電体層形成領域のみに第2強誘電体膜26を残して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成する。つまり、平滑用キャパシタ形成領域に2層構造の強誘電体層9が形成され、平滑用キャパシタ2の強誘電体層9の膜厚が厚くされる。
この結果、従来のように、厚さの異なる強誘電体層を有する2種類の強誘電体キャパシタを別々の工程で製造したり、薄い強誘電体層を有するメモリ用キャパシタを形成するためにエッチングしたりする必要がなくなる。このため、製造工程をできるだけ変更することなく、コストを抑えながら、厚さの異なる強誘電体層6,9を有する2種類の強誘電体キャパシタ1,2を製造することが可能となる。つまり、要求される特性の異なる2種類の強誘電体キャパシタ1,2を、それぞれ、必要な特性を有するものとして作り分けることが可能となる。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、図20に示すように、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成する。
次に、上述の第1実施形態の場合と同様に、図21に示すように、表面全体を覆うように層間絶縁膜16を形成する。その後、層間絶縁膜16を平坦化する。
次に、層間絶縁膜16に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7及び下部電極5、平滑用キャパシタ2の上部電極10及び下部電極8、並びに、半導体素子3に含まれるトランジスタのプラグ電極3のそれぞれに達するコンタクトホール17〜20、28を形成する。なお、コンタクトホール17〜20、28をビアホールともいう。
次に、図22に示すように、コンタクトホール17〜20、28を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15、29を形成する。ここでは、層間絶縁膜16の表面上に、例えばCVD法によって、TiNからなる膜、Wからなる膜を順に積層させて、金属材料からなる膜(金属膜;導電膜)を形成する。その後、不要部分を例えばCMP法で除去する。これにより、コンタクトホール17〜20、28が金属材料(導電性材料)で埋め込まれて、コンタクト12〜15、29が形成される。そして、これらのコンタクト12〜15、29に接続されるように、例えばAlからなる配線(金属配線)22が形成される。なお、コンタクト12〜15、29をビアともいう。
このようにして、厚さの異なる強誘電体層6,9を有するメモリ用キャパシタ1と平滑用キャパシタ2とを、同一の半導体素子3上に形成された同一の絶縁膜4上に形成することができる。
その後、通常の半導体装置の製造工程を経て、本実施形態にかかる半導体装置が製造される。
なお、その他の製造方法の詳細は、上述の第1実施形態の場合と同様であるため、ここではその説明を省略する。
したがって、本実施形態にかかる半導体装置及びその製造方法によれば、製造工程をできるだけ変更することなく、コストを抑えながら、厚さの異なる強誘電体層6,9を有する2種類のキャパシタ1,2を備える半導体装置を製造できるという利点がある。
なお、上述の実施形態では、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成し、次いで、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層24及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成した後に、全面に第2強誘電体膜26及び第3導電膜27を順に形成し、次いで、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成し、次に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、その後に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成するようにしているが、これに限られるものではなく、メモリ用キャパシタの上部電極を形成した後に、平滑用キャパシタの多層構造の強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、この第2強誘電体膜を形成した後に、平滑用キャパシタの上部電極を形成するようにすれば良い。
つまり、上述の実施形態では、第1上部電極7を形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後に、第1上部電極7、第1強誘電体層6、第2強誘電体層9の最下層9A及び第1導電膜23を覆うように、第2強誘電体膜26を形成し、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、第3導電膜27を形成した後に、第3導電膜27を選択的に除去して、第2上部電極10を形成し、第2上部電極10を形成した後に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成するようにしているが、これに限られるものではなく、メモリ用キャパシタ(第1のキャパシタ)1の第1上部電極を形成した後に、第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、この第2強誘電体膜を形成した後に、平滑用キャパシタ(第2のキャパシタ)の第2上部電極を形成するようにすれば良い。
例えば図23に示すように、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成した後に、全面に第2強誘電体膜26及び第3導電膜27を順に形成し、次いで、図24に示すように、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成し、次に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、その後に、図25に示すように、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成し、次に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成し、その後、同様に、層間絶縁膜16、コンタクトホール17〜20、28、コンタクト12〜15、29を形成するようにしても良い。なお、これを第2実施形態の第1変形例という。
つまり、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、第3導電膜27を形成した後に、第3導電膜27を選択的に除去して、第2上部電極10を形成し、第2上部電極10を形成した後に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成するようにしても良い。その後、同様に、表面を覆う層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜26に、第1上部電極7、第1下部電極7、第2下部電極8及び第2上部電極10のそれぞれに達するコンタクトホール17〜20を形成し、コンタクトホール17〜20を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15を形成するようにすれば良い。
また、例えば図26に示すように、第2導電膜25を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成し、次いで、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成し、次に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成した後に、全面に第2強誘電体膜26及び第3導電膜27を順に形成し、次いで、図27に示すように、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成し、次に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、その後、同様に、図28に示すように、層間絶縁膜16、コンタクトホール17〜20、28、コンタクト12〜15、29を形成するようにしても良い。なお、これを第2実施形態の第2変形例という。
つまり、第1上部電極7を形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、少なくとも第2強誘電体層9の最下層9Aを覆うように第2強誘電体膜26を形成し、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、第3導電膜27を形成した後に、第3導電膜27を選択的に除去して、第2上部電極10を形成し、第2上部電極10を形成した後に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成するようにしても良い。その後、同様に、表面を覆う層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜16に、第1上部電極7、第1下部電極5、第2下部電極8及び第2上部電極10のそれぞれに達するコンタクトホール17〜20を形成し、コンタクトホール17〜20を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15を形成するようにすれば良い。
これらの第2実施形態、その第1変形例及び第2変形例のように、追加の強誘電体膜である第2強誘電体膜26を形成する工程は、第2導電膜25を選択的に除去してメモリ用キャパシタ1の上部電極7を形成した後、第1強誘電体膜24を選択的に除去してメモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成した後、及び、第1導電膜23を選択的に除去してメモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成した後のいずれかで行なうようにすれば良い。
ところで、上述の第2実施形態、その第1変形例及び第2変形例では、第2強誘電体膜26を形成した後、この第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、次いで、第3導電膜27を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしているが、これに限られるものではない。
つまり、第2強誘電体膜26を形成した後、この第2強誘電体膜26上に第3導電膜27を形成し、第3導電膜27を形成した後に、第3導電膜27を選択的に除去して、第2上部電極10を形成するようにしているが、これに限られるものではない。
例えば、上述の第2実施形態に対する変形例として、図29に示すように、第2強誘電体膜26を形成した後、その上に第3導電膜27を形成せずに、図30に示すように、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、次いで、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成し、その後に、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしても良い。なお、これを第2実施形態の第3変形例という。
つまり、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後に、第2上部電極10を形成するようにしても良い。
この場合、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する前に、表面全体を覆うように層間絶縁膜16を形成し、この層間絶縁膜16に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、下部電極5、平滑用キャパシタ2の下部電極8、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタのプラグ電極3Aに達するコンタクトホール17〜20、及び、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9(ここでは2層構造の上層9B)に達する開口部21を形成し、次いで、コンタクトホール17〜20及び開口部21を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15及び平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにすれば良い。
つまり、第2上部電極10を形成する前に、少なくとも第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bの表面を覆う層間絶縁膜16を形成し、層間絶縁膜16を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、層間絶縁膜16に、第1上部電極7、第1下部電極5及び第2下部電極8に達するコンタクトホール17〜19、並びに、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bに達する開口部21を形成し、コンタクトホール17〜19及び開口部21を形成した後に、コンタクトホール17〜19及び開口部21を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15及び第2上部電極10を形成するようにすれば良い。
また、例えば、上述の第2実施形態の第1変形例に対する変形例として、図31に示すように、第2強誘電体膜26を形成した後、その上に第3導電膜27を形成せずに、図32に示すように、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、次いで、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の1層構造の強誘電体層6及び平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A(ここでは2層構造の下層)を形成し、次に、第1導電膜23を選択的に除去して、メモリ用キャパシタ1の下部電極5及び平滑用キャパシタ2の下部電極8を形成し、その後に、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしても良い。なお、これを第2実施形態の第4変形例という。
つまり、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後に、第2上部電極10を形成するようにしても良い。
この場合、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する前に、表面全体を覆うように層間絶縁膜16を形成し、この層間絶縁膜16に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、下部電極5、平滑用キャパシタ2の下部電極8、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタのプラグ電極3Aに達するコンタクトホール17〜20、及び、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9(ここでは2層構造の上層9B)に達する開口部21を形成し、次いで、コンタクトホール17〜20及び開口部21を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15及び平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにすれば良い。
また、例えば、上述の第2実施形態の第2変形例に対する変形例として、図33に示すように、第2強誘電体膜26を形成した後、その上に第3導電膜27を形成せずに、図34に示すように、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9の最下層9A以外の層9B(ここでは2層構造の上層)を形成し、その後に、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにしても良い。なお、これを第2実施形態の第5変形例という。
つまり、第1上部電極7を形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1強誘電体膜24を選択的に除去して、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成し、第1強誘電体層6及び第2強誘電体層9の最下層9Aを形成した後、第2強誘電体膜26を形成する前に、第1導電膜23を選択的に除去して、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成し、第1下部電極5及び第2下部電極8を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、少なくとも第2強誘電体層9の最下層9Aを覆うように第2強誘電体膜26を形成し、第2強誘電体膜26を形成した後、第2上部電極10を形成する前に、第2強誘電体膜26を選択的に除去して、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成し、第2強誘電体層9の最下層9A以外の層9Bを形成した後に、第2上部電極10を形成するようにしても良い。
この場合、平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成する前に、表面全体を覆うように層間絶縁膜16を形成し、この層間絶縁膜16に、メモリ用キャパシタ1の上部電極7、下部電極5、平滑用キャパシタ2の下部電極8、及び、半導体素子3に含まれるトランジスタのプラグ電極3Aに達するコンタクトホール17〜20、及び、平滑用キャパシタ2の多層構造の強誘電体層9(ここでは2層構造の上層9B)に達する開口部21を形成し、次いで、コンタクトホール17〜20及び開口部21を金属材料(導電性材料)で埋め込んで、コンタクト12〜15及び平滑用キャパシタ2の上部電極10を形成するようにすれば良い。
[その他]
なお、本発明は、上述した各実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
以下、上述の各実施形態及び変形例に関し、更に、付記を開示する。
(付記1)
絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1導電膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極及び前記第1強誘電体膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第1下部電極、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第2下部電極を覆うように前記第2強誘電体膜を形成することによって、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1下部電極を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1導電膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極及び前記第1強誘電体膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第1下部電極、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第2下部電極を覆うように前記第2強誘電体膜を形成することによって、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1下部電極を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第2強誘電体層の最下層を覆うように前記第2強誘電体膜を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第2強誘電体層の最下層を覆うように前記第2強誘電体膜を形成し、
前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第2強誘電体層の最下層以外の層の表面を覆う層間絶縁膜を形成し、
前記層間絶縁膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記層間絶縁膜に、前記第1上部電極、前記第1下部電極及び前記第2下部電極のそれぞれに達するコンタクトホール、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層に達する開口部を形成し、
前記コンタクトホール及び前記開口部を形成した後に、前記コンタクトホール及び開口部を導電性材料で埋め込んで、コンタクト及び前記第2上部電極を形成することを特徴とする、付記1〜4、11〜13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記15)
表面を覆う層間絶縁膜を形成し、
前記層間絶縁膜に、前記第1上部電極、前記第1下部電極、前記第2下部電極及び前記第2上部電極のそれぞれに達するコンタクトホールを形成し、
前記コンタクトホールを導電性材料で埋め込んで、コンタクトを形成することを特徴とする、付記1、5〜10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)
絶縁膜上に設けられ、第1下部電極と、1層構造の第1強誘電体層と、第1上部電極とを備える第1のキャパシタと、
前記絶縁膜上の異なる領域に設けられ、第2下部電極と、多層構造の第2強誘電体層と、第2上部電極とを備える第2のキャパシタとを備え、
前記第1下部電極と前記第2下部電極とは、同一の材料及び同一の厚さであり、
前記第1強誘電体層と前記第2強誘電体層の最下層とは、同一の材料及び同一の厚さであることを特徴とする半導体装置。
(付記17)
少なくとも前記第1上部電極を覆う保護層を備え、
前記保護層と前記第2強誘電体層の最下層以外の層とは、同一の構造であることを特徴とする、付記16に記載の半導体装置。
(付記18)
前記第1上部電極、前記第1下部電極及び前記第2下部電極のそれぞれに接続されたコンタクトを備え、
前記第2上部電極と前記コンタクトとは、同一の材料であることを特徴とする、付記16又は17に記載の半導体装置。
(付記19)
前記第2強誘電体層の各層は、同一の材料であることを特徴とする、付記16〜18いずれか1項に記載の半導体装置。
(付記20)
前記第1のキャパシタは、メモリ用キャパシタであり、
前記第2のキャパシタは、平滑用キャパシタであることを特徴とする、付記16〜19のいずれか1項に記載の半導体装置。
1 メモリ用キャパシタ(第1のキャパシタ)
2 平滑用キャパシタ(第2のキャパシタ)
3 半導体素子
3A プラグ電極
4 絶縁膜
5 下部電極(第1下部電極)
6 強誘電体層(第1強誘電体層)
7 上部電極(第1上部電極)
8 下部電極(第2下部電極)
9 強誘電体層(第2強誘電体層)
9A 2層構造の下層(最下層)
9B 2層構造の上層(最下層以外の層)
10 上部電極(第2上部電極)
11 保護層
12〜15、29 コンタクト
16 層間絶縁膜
17〜20、28 コンタクトホール
21 開口部
22 配線
23 第1導電膜
24 第1強誘電体膜
25 第2導電膜
26 第2強誘電体膜
27 第3導電膜

Claims (16)

  1. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1導電膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極及び前記第1強誘電体膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第1下部電極、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第2下部電極を覆うように前記第2強誘電体膜を形成することによって、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1下部電極を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
    前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
    前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1導電膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
    前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
    前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1上部電極及び前記第1強誘電体膜を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記保護層及び前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第1下部電極、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第2下部電極を覆うように前記第2強誘電体膜を形成することによって、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層及び前記第1下部電極を覆う保護層、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
    前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
    前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
    前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
    前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
    前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第2強誘電体層の最下層を覆うように前記第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜上に第3導電膜を形成し、
    前記第3導電膜を形成した後に、前記第3導電膜を選択的に除去して、前記第2上部電極を形成し、
    前記第2上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後に、前記第1上部電極、前記第1強誘電体層、前記第2強誘電体層の最下層及び前記第1導電膜を覆うように、前記第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 絶縁膜上に、第1のキャパシタの第1下部電極及び第2のキャパシタの第2下部電極となる第1導電膜を形成し、
    前記第1導電膜上に、前記第1のキャパシタの1層構造の第1強誘電体層及び前記第2のキャパシタの多層構造の第2強誘電体層の最下層となる第1強誘電体膜を形成し、
    前記第1強誘電体膜上に、第2導電膜を形成し、
    前記第2導電膜を選択的に除去して、前記第1のキャパシタの第1上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後に、前記第2強誘電体層の最下層以外の層となる第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後に、前記第2のキャパシタの第2上部電極を形成し、
    前記第1上部電極を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1強誘電体膜を選択的に除去して、前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成し、
    前記第1強誘電体層及び前記第2強誘電体層の最下層を形成した後、前記第2強誘電体膜を形成する前に、前記第1導電膜を選択的に除去して、前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成し、
    前記第1下部電極及び前記第2下部電極を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第2強誘電体層の最下層を覆うように前記第2強誘電体膜を形成し、
    前記第2強誘電体膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記第2強誘電体膜を選択的に除去して、前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成し、
    前記第2強誘電体層の最下層以外の層を形成した後に、前記第2上部電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記第2上部電極を形成する前に、少なくとも前記第2強誘電体層の最下層以外の層の表面を覆う層間絶縁膜を形成し、
    前記層間絶縁膜を形成した後、前記第2上部電極を形成する前に、前記層間絶縁膜に、前記第1上部電極、前記第1下部電極及び前記第2下部電極のそれぞれに達するコンタクトホール、並びに、前記第2強誘電体層の最下層以外の層に達する開口部を形成し、
    前記コンタクトホール及び前記開口部を形成した後に、前記コンタクトホール及び開口部を導電性材料で埋め込んで、コンタクト及び前記第2上部電極を形成することを特徴とする、請求項1〜3、10〜12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 表面を覆う層間絶縁膜を形成し、
    前記層間絶縁膜に、前記第1上部電極、前記第1下部電極、前記第2下部電極及び前記第2上部電極のそれぞれに達するコンタクトホールを形成し、
    前記コンタクトホールを導電性材料で埋め込んで、コンタクトを形成することを特徴とする、請求項4〜9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 絶縁膜上に設けられ、第1下部電極と、1層構造の第1強誘電体層と、第1上部電極とを備える第1のキャパシタと、
    前記絶縁膜上の異なる領域に設けられ、第2下部電極と、多層構造の第2強誘電体層と、第2上部電極とを備える第2のキャパシタとを備え、
    前記第1下部電極と前記第2下部電極とは、同一の材料及び同一の厚さであり、
    前記第1強誘電体層と前記第2強誘電体層の最下層とは、同一の材料及び同一の厚さであり、
    前記第1上部電極、前記第1下部電極及び前記第2下部電極のそれぞれに接続されたコンタクトを備え、
    前記第2上部電極と前記コンタクトとは、同一の材料であることを特徴とする半導体装置。
  16. 少なくとも前記第1上部電極を覆う保護層を備え、
    前記保護層と前記第2強誘電体層の最下層以外の層とは、同一の構造であることを特徴とする、請求項15に記載の半導体装置
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