JP5861474B2 - ポンプ装置 - Google Patents

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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive

Description

本発明は、ポンプ装置に関し、特に可撓性のチューブを押圧して回転するチューブポンプを備えるポンプ装置に関する。
例えば、媒体(用紙)に液体を噴射して画像等の記録処理を施す液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置には、液体噴射ヘッドから液体を適正に噴射させる噴射特性を維持するためのヘッドメンテナンス機構が備えられている。
ヘッドメンテナンス機構では、種々の噴射特性を維持するため、例えば、液体噴射ヘッドを吸引キャップによってキャピングして、増粘した液体をノズルから吸引ポンプによって吸引することによって、噴射特性を回復させることが行われる。このとき、吸引ポンプとして、駆動源(モーター)によって回転駆動されるポンプ軸を中心に回転(公転)する回転部材が可撓性チューブを押圧しつつ回転する構成を有する所謂チューブポンプが多用されている。
そして、液体噴射装置では、例えば特許文献1に記載されているように、モーター(紙送りモーター)をチューブポンプ(インク吸引手段)の駆動源と共通使用させ、装置を小型化する技術が提案されている。すなわち、チューブポンプをモーターの一方向の回転によって動作させ、モーターの他方向の回転によって用紙を搬送させる構成とされている。
特開2005−144690号公報
ところで、チューブポンプは、周知のように、チューブポンプのポンプ軸が、定められた一方向に回転することによって、ポンプ軸回りに公転する回転部材がチューブポンプの回転軸中心から遠ざかるように遠心して可撓性のチューブを押圧する。そして、回転部材はこの遠心した状態を維持しながら一方向に回転することによって、可撓性のチューブを押圧しつつ回転する。この回転部材の押圧回転によって可撓性のチューブ内の流体が一方向に押し出されることによって吸引動作が行われ、チューブポンプは吸引ポンプとして機能する。
従って、増粘した液体をノズルから吸引する場合、例えば正回転してチューブポンプの回転部材を定められた一方向に回転させて吸引動作を行っていたモーターが、一旦回転を停止した場合、チューブポンプは回転部材の一方向への回転が停止して吸引動作が停止される。このとき、チューブポンプにおける回転部材は、押圧された可撓性チューブの反力によって一方向と反対の逆方向に回転され、遠心状態が解除される場合がある。この結果、チューブポンプにおいて、可撓性チューブの押圧状態すなわち吸引動作が可能な吸引動作状態が維持されずに解除されてしまう。このため、再び回転部材を一方向に回転させてチューブを押圧し、増粘した液体をノズルから吸引する場合、回転部材を遠心させて吸引動作が可能な押圧状態になるまで回転部材を回転させる必要があり、この回転に起因してインクの吸引量が安定しないという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主な目的は、吸引動作の停止状態において回転部材が吸引ポンプの吸引動作と逆方向に回転してしまうのを防止し、吸引動作状態が維持されるポンプ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のポンプ装置は、固定軸と、前記固定軸に巻き付けられた巻き付き部を有し、前記固定軸に対して当該巻き付き部の巻き径が大きくなる巻き弛み方向への回転が許容される一方で、前記巻き付き部の巻き径が小さくなる巻き絞まり方向への回転が規制される回転規制部材と、前記回転規制部材の前記巻き付き部の一端が固定されるとともに、駆動源の駆動力が伝達されることにより前記固定軸を中心に回動可能な被回転駆動部材と、前記被回転駆動部材の回動に伴って駆動される回転部材が、可撓性を有するチューブを押圧しながら回転することにより吸引動作を行う吸引ポンプと、前記被回転駆動部材に前記駆動源の駆動力を伝達する駆動力伝達部材と、を備え、前記吸引ポンプは、前記駆動力伝達部材が前記駆動力を前記被回転駆動部材に伝達しない状態で前記被回転駆動部材が前記吸引動作を行う回転方向とは逆方向に回転するとき、前記回転規制部材が前記巻き付き部の前記巻き絞まり方向に回転する。
この構成によれば、被回転駆動部材の吸引動作と反対方向へは、巻き絞まる状態になる回転規制部材によって回転が規制されるので、吸引動作が停止された状態において、吸引ポンプは、回転部材がチューブを押圧した状態すなわち吸引動作状態が維持される。
本発明のポンプ装置において、前記回転規制部材の前記巻き付き部には、前記被回転駆動部材に固定された前記一端とは反対側の他端に、前記駆動力伝達部材が当接可能な当接部が設けられ、前記駆動力伝達部材は、前記回転規制部材の前記当接部に当接して前記回転規制部材を前記巻き付き部の巻き径が大きくなる巻き弛み方向に回転させ、前記吸引動作を行う回転方向とは逆方向に前記被回転駆動部材を回転させる。
この構成によれば、吸引ポンプにおいて回転部材がチューブを押圧した状態を解除させる場合、回転規制部材における巻き付き部の他端側を固定軸に対して巻き弛み状態で被回転駆動部材を回転させるので、低負荷で被回転駆動部材を回転させることができる。
本発明のポンプ装置において、前記吸引ポンプは、前記被回転駆動部材が、前記駆動力伝達部材から前記駆動力が伝達されて前記回転規制部材が有する前記巻き付き部の前記巻き弛み方向に回転する際に、前記吸引動作を行う。
この構成によれば、吸引ポンプは、被回転駆動部材が駆動源から伝達される駆動力によって回転させられて吸引動作を行う際に、回転規制部材を固定軸に対して巻き弛み状態で回転させるので低負荷で吸引ポンプの吸引動作を行うことができる。
本発明のポンプ装置において、前記駆動力伝達部材は、回転することで前記被回転駆動部材に前記駆動源の駆動力を伝達して前記吸引ポンプの吸引動作を行わせたのち、前記吸引動作を行う回転方向とは逆方向に回転させる前記駆動源の駆動力を前記被回転駆動部材に対して伝達するまでの間に、前記駆動源の駆動力を前記被回転駆動部材に伝達しない状態で回転する伝達不能回転範囲を有している。
この構成によれば、吸引ポンプにおいて回転部材がチューブを押圧した状態を維持したままで、駆動源の駆動力を吸引動作以外に利用することができる。従って、伝達不能回転範囲における駆動源の駆動力を他の動作に割り当てることができるとともに、再び吸引動作をさせる場合に直ちに吸引動作を行わせることができる。
本発明のポンプ装置において、前記回転規制部材は、螺旋状に少なくとも一回巻かれたコイル部を前記巻き付き部として有する。
この構成によれば、簡単な構造で回転規制部材を構成することができる。
本発明に係る一実施形態としてのポンプ装置を有するメンテナンス装置の概略構成を示す斜視図。 実施形態のポンプ装置の主要部を一方向から見た斜視図。 実施形態のポンプ装置における被回転駆動部材と駆動力伝達部材および回転規制部材の構成を示す分解斜視図。 実施形態のポンプ装置における被回転駆動部材と駆動力伝達部材および回転規制部材の構成を示す分解斜視図。 吸引ポンプへ回転を伝達する被回転駆動部材の回転挙動を示す斜視図。 被回転駆動部材の回転挙動を示す図で、(a)は吸引動作状態を示す模式図、(b)は吸引動作状態における回転規制部材の動作を示す模式図。 被回転駆動部材の回転挙動を示す図で、(a)は吸引動作停止状態から吸引動作解除状態に移るまでの回転状態を示す模式図、(b)は吸引動作解除状態に移る際の回転規制部材の動作を示す模式図。
以下、本発明を、液体としてのインクを噴射する液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンター(以下、「プリンター」と略す場合もある)において、液体噴射ヘッドをメンテナンスする際に用いられるポンプ装置に具体化した一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、プリンターでは、媒体としての用紙Pに対して、液体噴射ヘッド12を対向させ、液体噴射ヘッド12に設けられたノズル13からインクを噴射して用紙Pに画像等を印刷する。従って、ノズル13からインクが印刷される画像に応じて正しく噴射されるように液体噴射ヘッド12が所定のタイミングでメンテナンスされる。すなわち、プリンターには用紙Pの印刷領域外においてヘッドメンテナンス装置が配置され、このメンテナンス装置の配置位置まで液体噴射ヘッド12が移動される。そして、液体噴射ヘッド12において増粘したインクなどがノズル13から吸い出されることによってメンテナンスが行われる。
具体的に、メンテナンス装置は、昇降機構15によって上昇し液体噴射ヘッド12に対してノズル13を囲むように当接するキャップ14と、一端がキャップ14に接続され他端が廃液容器18に挿入された可撓性を有するチューブ16とを備えている。また、キャップ14と廃液容器18との間におけるチューブ16の中間部に配設され、キャップ14側から廃液容器18側へ向かってキャップ14内を吸引するための吸引ポンプ17と、吸引ポンプ17を駆動する駆動機構19とを備えている。メンテナンス装置において、この吸引ポンプ17と駆動機構19とによってポンプ装置11が構成される。なお、駆動機構19は、駆動源としてのモーター20によって駆動される。
吸引ポンプ17は、所謂チューブポンプであり、ポンプ軸78を挟んで互いに反対の位置に設けられた2つの回転部材としてのローラー73が、ポンプケース77の内壁77aに沿って配設されることによって略半円状に湾曲したチューブ16を、押圧しつつ回転することによって吸引ポンプとして機能する。
すなわち、ポンプ軸78には、ポンプ軸78と一体に回転する回転板76が固定され、この回転板76に、回転板76と一体に回転する2つのホイール板75が、ポンプ軸78を挟んで対向する位置にそれぞれ取り付けられている。ホイール板75は、ポンプ軸78の軸線方向において所定の間隔を空けて配設された2枚の側板を有し、それぞれの側板には、ポンプ軸78の軸線方向において重なる屈曲長孔74がそれぞれ設けられている。屈曲長孔74は、ポンプ軸78から徐々に離れるように長手方向が形成された長孔部位74bと、長孔部位74bと連続形成され、長孔部位74bに対して屈曲するとともに、ポンプ軸78から最も離れた短孔部位74aとを有して形成されている。
ローラー73は、その両側のローラー軸73aが屈曲長孔74のそれぞれに挿入されて保持されるとともに、ローラー軸73aは屈曲長孔74を摺動可能とされている。そして、ホイール板75が、チューブ16に沿ってキャップ14との接続側から廃液容器18への挿入側へ移動する回転方向へ回転する際、この回転によって、ローラー73は、ローラー軸73aが屈曲長孔74を摺動して長孔部位74bから短孔部位74aに移動する構成とされている。この結果、ローラー73は、ポンプ軸78から離れる方向に移動(遠心)してチューブ16を押圧しつつCW回転し、吸引ポンプとして動作する。なお、本実施形態では、以下の説明において、この方向への回転をCW回転とし、その反対方向への回転をCCW回転として説明する。
一方、ローラー73がチューブ16に沿って廃液容器18への挿入側からキャップ14との接続側へ移動する回転方向、すなわちCCW回転方向へホイール板75が回転する際、このCCW回転によって、ローラー73は、ローラー軸73aが屈曲長孔74を摺動して短孔部位74aから長孔部位74bに移動する構成とされている。すなわち、ローラー73は、ポンプ軸78に近づく方向に移動してチューブ16の押圧状態を解除し、吸引したインクが再び廃液容器18側からキャップ14側へ戻らない構成とされている。換言すれば、ホイール板75がCCW回転しなければ、ローラー73はチューブ16を押圧した押圧状態、すなわち吸引動作状態が解除されることなく維持される。
そこで、本実施形態では、吸引ポンプ17と駆動機構19とによって構成されるポンプ装置11において、吸引動作の停止時にホイール板75つまりポンプ軸78がCCW回転せずに停止状態を維持する駆動機構19が構成されている。以下、この駆動機構19について図2を参照して説明する。なお、図2において、一部の歯車については、それらに形成される歯の図示が省略されている。
図2に示すように、本実施形態の駆動機構19は、その伝達係合部55(図4参照)が吸引ポンプ17のポンプ軸78(図1参照)と連結された被回転駆動部材25に、モーター20の回転を伝達する。すなわち、駆動機構19は、モーター20の回転軸端に取り付けられたピニオン21と、このピニオン21に噛み合って回転される中間歯車22と、この中間歯車22に設けられた小径歯車(不図示)に噛み合って回転される伝達歯車23と、この伝達歯車23によって回転される回転伝達部材24とを有している。この回転伝達部材24が被回転駆動部材25に対して回転を伝達する。
すなわち、伝達歯車23と回転伝達部材24、および被回転駆動部材25は、ポンプ装置11において回転しないように固定された固定軸70に取り付けられ、固定軸70を中心にそれぞれCW回転およびCCW回転が可能とされている。そして、被回転駆動部材25はホイール形状を有し、そのホイール外周の一部に設けられた突起部52に対して、同じくホイール形状を有する回転伝達部材24のホイール外周に設けられた突起部42が当接することによって、被回転駆動部材25は回転伝達部材24によって回転させられる。従って、本実施形態では、伝達歯車23と回転伝達部材24とが、モーター20の駆動力を回転することで伝達する駆動力伝達部材として機能する。
なお、本実施形態のメンテナンス装置では、ポンプ装置11の駆動機構19における中間歯車22の回転が、さらに中間歯車26,27,28に伝達されるように構成され、中間歯車28と一体で回転するカム29によって、吸引動作以外の動作が行われる。具体的には、モーター20の回転によって伝達歯車23がCW回転するとき、被回転駆動部材25が回転伝達部材24によってCW回転させられ吸引ポンプ17の吸引動作が行われる。そして、伝達歯車23がCCW回転するとき、吸引動作以外の動作(例えば、昇降機構15の駆動や、不図示のワイパーの駆動など)が行われる。
従って、本実施形態では、伝達歯車23がCW回転した後CCW回転しても、所定の回転角度内において、被回転駆動部材25がCCW回転せず回転停止状態が維持される構成が、伝達歯車23、回転伝達部材24、および被回転駆動部材25との間に設けられている。この構成について、図3および図4を参照して説明する。なお、図4は、図3の視点とは反対側の視点から見た分解斜視図である。
図3および図4に示すように、固定軸70は、相対的に外径が小さい細軸部71と外径が大きい太軸部72とが設けられた段差を有する円柱軸で形成されている。この固定軸70の太軸部72には、回転規制部材として機能するコイルばね60が巻き付けられている。コイルばね60は、円形あるいは多角形の断面を有する線材が少なくとも一回螺旋状に巻かれた巻き付き部としてのコイル部62と、そのコイル部62の巻き始めと巻き終わりとなる線材のそれぞれの端部において固定軸70の径方向に向くように曲げ起こされた一端としての曲げ起し部61と、他端としての曲げ起し部63と、を有している。
本実施形態では、コイルばね60におけるコイル部62は、線材が互いに密な状態で左ねじの螺旋状に巻かれるとともに、太軸部72の外径との間に隙間が生じないように巻き付けられている。なお、コイルばね60は、固定軸70(太軸部72)に直接巻き付けられるのではなく、コイル部62の巻き径となる内径が、太軸部72の外径とほぼ同じ寸法で形成されたのち、太軸部72へ挿通された状態も、巻き付けられた状態であるものとする。
固定軸70におけるコイルばね60が挿通された太軸部72側の軸端部には、被回転駆動部材25が固定軸70を中心に回動自在に取り付けられ、この取り付けられる被回転駆動部材25に対して、コイルばね60における一方の曲げ起し部61が固定される。すなわち、被回転駆動部材25には、コイルばね60の曲げ起し部61が入り込んで固定される固定部として機能するスリット孔51が、その一部に形成された略円柱形状の凹部57が設けられている。なお、被回転駆動部材25が固定軸70に取り付けられた状態で、コイルばね60のコイル部62は凹部57において被回転駆動部材25とは非接触状態となっている。また、被回転駆動部材25には、固定軸70の太軸部72側の軸端部が挿入されていて、被回転駆動部材25は固定軸70を中心として回転可能である。
固定軸70に取り付けられた被回転駆動部材25は、凹部57とは反対側に、吸引ポンプ17のポンプ軸78の軸端部と噛み合うように係合して被回転駆動部材25の回転をポンプ軸78の回転へ伝達する伝達係合部55が形成されている。
一方、固定軸70における細軸部71側には、太軸部72側に取り付けられた被回転駆動部材25と対向するように、回転伝達部材24が、その軸孔47に細軸部71が軸通しされ、固定軸70を中心に回動自在に取り付けられる。取り付けられる回転伝達部材24は、被回転駆動部材25と対向する側において、固定軸70を中心に回転したとき被回転駆動部材25の突起部52と回転方向において当接する突起部42が、その外周部分に設けられている。また、回転伝達部材24には、被回転駆動部材25と対向する側において凹部46が形成され、この凹部46には、回転したときコイルばね60における他方の曲げ起し部63と当接する凸部43が軸孔47の中心方向に向かって突出形成されている。一方、回転伝達部材24は被回転駆動部材25と対向する側と反対側の面に固定軸70の軸線方向に突出する突起部41が、その外周部分に形成されている。
さらに、固定軸70における細軸部71側には、先に取り付けられた回転伝達部材24と対向するように、伝達歯車23が、その軸孔37に細軸部71が軸通しされ、固定軸70を中心に回動自在に取り付けられる。取り付けられる伝達歯車23には、回転伝達部材24と対向する側に凹部34が形成され、この凹部34には、回転したとき回転伝達部材24の突起部41と当接する凸部31が軸孔37の中心方向に向かって突出形成されている。従って、伝達歯車23の回転は、凸部31と突起部41との当接によって回転伝達部材24に伝達される構成とされている。
本実施形態では、伝達歯車23の回転が伝達されて回転する回転伝達部材24が、CW回転する場合は、被回転駆動部材25はコイルばね60が一緒に回転してCW回転する。また、回転伝達部材24がCCW回転する場合は、被回転駆動部材25はコイルばね60とともにCCW回転する。一方、回転伝達部材24がCCW回転しても伝達歯車23の回転を被回転駆動部材25に伝達しない状態において被回転駆動部材25だけがCCW回転しようとすると、コイルばね60が回転を拘束して、CCW回転しない。このように、本実施形態では、コイルばね60が変則的な一方向クラッチとして作用する。
次に、このコイルばね60の作用を含め、本実施形態における作用について図5、図6(a)(b)、図7(a)(b)を参照して説明する。なお、図5では、説明の都合上、回転伝達部材24および被回転駆動部材25を、固定軸70から取り外した状態で図示している。
まず、被回転駆動部材25がCW回転する場合について説明する。
図5に示すように、突起部52が回転伝達部材24の突起部42に押されて回転力が伝達されると、回転伝達部材24と一緒にCW回転しようとする。このとき、被回転駆動部材25に固定されたコイルばね60の曲げ起し部61は、固定軸70(太軸部72)においてコイル部62の巻き径が大きくなる巻き弛み方向へ回転するので、コイルばね60はCW回転が許容される。従って被回転駆動部材25は回転伝達部材24と一緒にCW回転する。この結果、ポンプ軸78がCW回転してローラー73がチューブ16をポンプケース77との間で押圧しつつ回転する。なお、本実施形態では、吸引ポンプ17は、ポンプ軸78の軸線方向に沿って2本のチューブ16が配設され、それらを押圧しつつ回転する構成とされている。
ここでの被回転駆動部材25の回転挙動について図6(a)(b)を参照して説明する。
図6(a)に示すように、モーター20の回転に伴って伝達歯車23がCW回転すると、凸部31が突起部41に当接したのち、この当接状態を維持しながら突起部41を押すことによって回転伝達部材24をCW回転させる。このCW回転によって、回転伝達部材24の突起部42が被回転駆動部材25の突起部52に当接して被回転駆動部材25をCW回転させようとする。このとき、凸部43はコイル部62の曲げ起し部63には当接しない位置関係となる。一方、図6(b)に示すように、被回転駆動部材25のスリット孔51に固定されたコイルばね60の曲げ起し部61は、被回転駆動部材25の回転とともにCW回転されるので、コイル部62の内径が大きくなって太軸部72(固定軸70)との間で滑りつつCW回転を開始する。
すると、図6(a)に示すように、このコイル部62の回転に伴って他方の曲げ起し部63も曲げ起し部61に続いてCW回転する。この結果、曲げ起し部63は、CW回転する回転伝達部材24に設けられた凸部43が当接してCW回転させられることはない。従って、曲げ起し部63にはコイル部62が巻き絞まる方向への力が作用しないので、コイルばね60は、曲げ起し部61のCW回転によってコイル部62の内径が大きくなって太軸部72(固定軸70)との間で滑りつつCW回転する。もとより、凸部43と曲げ起し部63とは、CW回転においてこのように当接することなく離れるように、それぞれ回転伝達部材24およびコイルばね60において形成されている。
次に、被回転駆動部材25がCCW回転する場合について説明する。
図5に戻り、突起部52が回転伝達部材24の突起部42に押される状態が停止し、被回転駆動部材25のCW回転が停止した状態では、前述するように、チューブ16を押圧しているローラー73がチューブ16から受ける反力によって被回転駆動部材25に対してCCW回転させようとする力が働くことがある。このとき、被回転駆動部材25に固定されたコイルばね60の曲げ起し部61に対してもCCW回転させるように力が働くことになる。この力の働きによってコイルばね60における曲げ起し部61がCCW回転しようとすると、固定軸70(太軸部72)においてコイル部62の巻き径が小さくなる巻き絞まり状態となるので、コイルばね60はCCW回転しない状態に拘束される。すなわち、回転伝達部材24が伝達歯車23の回転を被回転駆動部材25に伝達しない状態で、被回転駆動部材25だけが吸引動作行う回転方向とは逆方向にCCW回転しようとすると、コイルばね60が回転を拘束する。
さらに、本実施形態では、被回転駆動部材25のCW回転が停止された後、伝達歯車23が所定の回転角度分CCW回転された後に、被回転駆動部材25がCCW回転を開始する。すなわち、ポンプ装置11では、伝達歯車23は、この所定の回転角度分を、モーター20の駆動力を被回転駆動部材25に伝達しない状態で回転する伝達不能回転範囲として有している。
ここでの被回転駆動部材25の回転挙動について図7(a)(b)を参照して説明する。
図7(a)に示すように、モーター20の回転に伴って伝達歯車23がCW回転からCCW回転に移ると、伝達歯車23は、凸部31が、CW回転時に回転伝達部材24の突起部41に当接していた状態(図中二点鎖線)から、突起部41に対してその反対側に当接する状態になるまで角度α分CCW回転する。
その後、伝達歯車23は、凸部31を突起部41に当接させながらCCW回転を継続し、回転伝達部材24の凸部43がCW回転時における位置(図中二点鎖線)からコイルばね60の曲げ起し部63と当接する状態になるまで角度β分さらにCCW回転する。すなわち、コイルばね60の曲げ起し部63は回転伝達部材24の凸部43に対して当接可能な当接部として機能する。そして、伝達歯車23は、CW回転の停止後、角度αと角度βとを加えた所定の角度分CCW回転するまで、コイルばね60の曲げ起し部63と当接しない状態が維持される。もとより、この回転伝達部材24が伝達歯車23のCCW回転を被回転駆動部材25に伝達しない伝達不能回転範囲を回転している状態において、被回転駆動部材25が吸引動作と逆方向のCCW回転しようとしも、コイルばね60によって回転が拘束される。
その後、回転伝達部材24が続いてCCW回転すると、回転伝達部材24の凸部43が曲げ起し部63をCCW回転させようとする。このとき、コイルばね60において曲げ起し部63がCCW回転されることによって、コイル部62は、その内径が大きくなるので、太軸部72(固定軸70)との間で滑りつつCCW回転を開始する。
すると、図7(b)に示すように、このコイル部62の回転に伴って他方の曲げ起し部61も曲げ起し部63に続いてCCW回転を開始する。この結果、曲げ起し部61は、被回転駆動部材25のスリット孔51に固定されているため、被回転駆動部材25をCCW回転させる。こうして、被回転駆動部材25はコイルばね60の回転とともにCCW回転を開始する。
なお、本実施形態では、被回転駆動部材25はCCW回転に際して、CCW回転する回転伝達部材24に設けられた突起部42が被回転駆動部材25の突起部52に当接しない位置(例えば角度γ(γ>0度)離れた位置)を維持してCCW回転する。従って、曲げ起し部61に対してコイル部62が巻き絞まる方向への力が作用しないので、コイルばね60は、曲げ起し部63のCCW回転によってコイル部62の内径が大きくなって太軸部72(固定軸70)との間で滑りつつCW回転する。従って、突起部42は、凸部43に対して、CCW回転においてこのように突起部52と当接することなく離れるように、回転伝達部材24において形成されている。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)被回転駆動部材25の吸引動作を行う回転方向とは逆方向のCCW回転は、巻き絞まる状態になるコイルばね60によって回転が規制されるので、吸引動作が停止された状態において、吸引ポンプ17は、ローラー73がチューブ16を押圧した状態すなわち吸引動作状態が維持される。
(2)吸引ポンプ17においてローラー73がチューブ16を押圧した状態を解除させる場合、コイルばね60における曲げ起し部63側を固定軸70に対して巻き弛み状態となるように被回転駆動部材25を回転させるので、低負荷で被回転駆動部材25を回転させることができる。従って、モーター20の駆動力(負荷)を吸引ポンプ17の駆動動作以外の他の動作に割り当てることができる。
(3)吸引ポンプ17は、被回転駆動部材25がモーター20から伝達される駆動力によってCW回転させられて吸引動作を行う際に、コイルばね60を固定軸70に対して巻き弛み状態で回転させるので低負荷で吸引ポンプの吸引動作を行うことができる。
(4)吸引ポンプ17においてローラー73がチューブ16を押圧した状態を維持したままで、モーター20の駆動力を吸引動作以外に利用することができる。従って、被回転駆動部材25に回転駆動が伝達されない伝達不能回転範囲、つまり伝達歯車23の回転範囲においてモーター20の駆動力を他の動作に割り当てることができるとともに、再び吸引動作をさせる場合に直ちに吸引動作を行わせることができる。
(5)螺旋状に少なくとも一回巻かれたコイル部62を巻き付き部として有するコイルばね60で回転規制部材を実現しているので、簡単な構造で回転規制部材を構成することができる。
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、コイルばね60におけるコイル部62の線材の巻き方向は、必ずしも左ねじの方向でなくてもよい。例えば、吸引ポンプ17の吸引動作が、ポンプ軸78の回転方向が上記実施形態と逆の方向への回転、つまりCW回転ではなくCCW回転のときに行われる構成の場合は、上記実施形態において、コイル部62の線材の巻き方向は右ねじの方向としてもよい。
・上記実施形態において、回転規制部材は、必ずしもコイルばね60に限らない。例えば、固定軸70(太軸部72)に対して半周以上巻きつけられた円筒面を巻き付き部として有し、固定軸70の軸線と交差する方向の断面形状がCリング形状を呈する板状部材であってもよい。
・上記実施形態において、伝達歯車23と回転伝達部材24とが駆動力伝達部材として機能することとしたが、必ずしもこれに限らず、伝達歯車23と回転伝達部材24とが一体化された部材としてもよい。なお、この場合、伝達不能回転範囲は、上記実施形態における角度α分少ない角度範囲となる。
・上記実施形態において、モーター20の駆動力を被回転駆動部材25に伝達しない状態で回転する伝達不能回転範囲を、必ずしも有さなくもよい。例えば、図2において、中間歯車22の回転が伝達歯車23に対して伝達歯車23をCW回転方向へ回転させる場合のみ回転が伝達される構成とされている場合は、伝達歯車23あるいは回転伝達部材24に伝達不能回転範囲を設けなくてもよい。
・上記実施形態において、回転伝達部材24は、必ずしもコイルばね60の曲げ起し部63に当接してコイルばね60をCCW方向に回転させなくてもよい。例えば、吸引ポンプ17において、チューブ16の押圧状態を解除する必要がない場合は、吸引動作を行う回転方向とは逆方向に被回転駆動部材25を回転させる必要がないので、コイルばね60をCCW方向に回転させなくてもよい。
・上記実施形態において、吸引ポンプ17は、ポンプ軸78の軸線方向に沿って2本のチューブ16が配設され、それらを押圧しつつ回転する構成としたが、必ずしもこれに限らず、チューブ16は少なくとも1本配設されていればよい。また、ポンプケース77に沿って配設されるチューブ16も半円形状でなくほぼ全周がローラー73に押圧されるようにほぼ円形に配設されていてもよい。
・上記実施形態において、駆動力伝達部材として伝達歯車23および回転伝達部材24などの回転部材によって構成したが、必ずしもこれに限らず、回転ではなく例えばラックなどの往復移動することで被回転駆動部材を回転させるスライド部材によって、駆動力伝達部材を構成してもよい。すなわち往復移動するラックに設けられた歯を被回転駆動部材25に設けられた歯と噛み合わせることによって被回転駆動部材25を回転させ、モーター20の駆動力を伝達させることが可能である。
・上記実施形態では、ポンプ装置11を、インクを噴射するインクジェット式のプリンターに備えられるメンテナンス装置に用いられるポンプ装置において具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に用いられるポンプ装置において具体化してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に用いられるポンプ装置に流用可能である。なお、液滴とは、前記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。あるいは、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に用いられるポンプ装置に本発明を適用することができる。
11…ポンプ装置、16…チューブ、17…吸引ポンプ、20…駆動源としてのモーター、23…駆動力伝達部材としての伝達歯車、24…駆動力伝達部材としての回転伝達部材、25…被回転駆動部材、60…回転規制部材としてのコイルばね、62…巻き付き部としてのコイル部、63…当接部としての曲げ起し部、70…固定軸、73…回転部材としてのローラー。

Claims (5)

  1. 固定軸と、
    前記固定軸に巻き付けられた巻き付き部を有し、前記固定軸に対して当該巻き付き部の巻き径が大きくなる巻き弛み方向への回転が許容される一方で、前記巻き付き部の巻き径が小さくなる巻き絞まり方向への回転が規制される回転規制部材と、
    前記回転規制部材の前記巻き付き部の一端が固定されるとともに、駆動源の駆動力が伝達されることにより前記固定軸を中心に回動可能な被回転駆動部材と、
    前記被回転駆動部材の回動に伴って駆動される回転部材が、可撓性を有するチューブを押圧しながら回転することにより吸引動作を行う吸引ポンプと、
    前記被回転駆動部材に前記駆動源の駆動力を伝達する駆動力伝達部材と、
    を備え、
    前記吸引ポンプは、前記駆動力伝達部材が前記駆動力を前記被回転駆動部材に伝達しない状態で前記被回転駆動部材が前記吸引動作を行う回転方向とは逆方向に回転するとき、前記回転規制部材が前記巻き付き部の前記巻き絞まり方向に回転することを特徴とするポンプ装置。
  2. 請求項1に記載のポンプ装置において、
    前記回転規制部材の前記巻き付き部には、前記被回転駆動部材に固定された前記一端とは反対側の他端に、前記駆動力伝達部材が当接可能な当接部が設けられ、
    前記駆動力伝達部材は、前記回転規制部材の前記当接部に当接して前記回転規制部材を前記巻き付き部の巻き径が大きくなる巻き弛み方向に回転させ、前記吸引動作を行う回転方向とは逆方向に前記被回転駆動部材を回転させることを特徴とするポンプ装置。
  3. 請求項1または2に記載のポンプ装置において、
    前記吸引ポンプは、
    前記被回転駆動部材が、前記駆動力伝達部材から前記駆動力が伝達されて前記回転規制部材が有する前記巻き付き部の前記巻き弛み方向に回転する際に、前記吸引動作を行うことを特徴とするポンプ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のポンプ装置において、
    前記駆動力伝達部材は、
    回転することで前記被回転駆動部材に前記駆動源の駆動力を伝達して前記吸引ポンプの吸引動作を行わせたのち、前記吸引動作を行う回転方向とは逆方向に回転させる前記駆動源の駆動力を前記被回転駆動部材に対して伝達するまでの間に、前記駆動源の駆動力を前記被回転駆動部材に伝達しない状態で回転する伝達不能回転範囲を有していることを特徴とするポンプ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のポンプ装置において、
    前記回転規制部材は、螺旋状に少なくとも一回巻かれたコイル部を前記巻き付き部として有することを特徴とするポンプ装置。
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