JP2005144690A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドキャップ、ワイパ、インク吸引ポンプを駆動するための動力伝達機構がコンパクトに構成された小型のインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】インクジェットヘッド5の保守動作を行うヘッドメンテナンス機構20が、インクジェットヘッド5のインクノズル面を払拭するワイパ27と、インクノズル面を封止するヘッドキャップ21と、ヘッドキャップ21からインクを吸引するためのチューブポンプ40とを備える。複数枚の用紙を一枚ずつ給送するオートシートフィーダ15により給送された用紙を搬送する搬送ローラと、ヘッドメンテナンス機構20とが、回転方向を正逆切換え可能な共通の紙送りモータ12に対して互いに反対の回転方向のもとで動作するように結合される。ヘッドメンテナンス機構20と紙送りモータ12との間には、回転方向切換え時に時間遅れを生じさせて結合する伝達遅延手段61が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インクジェットヘッドを搭載したキャリッジを印字幅方向に往復動させて印字を行うインクジェットプリンタに関し、特に、共通の回転駆動手段によってインクジェットヘッドの保守動作と用紙の給排紙動作を行わせる機構を備えたインクジェットプリンタに関するものである。
インクジェットプリンタにおいては、インクジェットヘッドによる印字領域から外れた位置にインクジェットヘッドの保守動作を行うヘッドメンテナンス機構を配置し、このヘッドメンテナンス機構によって、インクジェットヘッドのインクノズル面の汚れのワイピング、インクノズルの詰まりを防止するためのキャッピング、インクノズルから増粘状態のインクを吸引するインク吸引などを行うようにしている。
そこで、インクジェットヘッドのインクノズル面をキャッピングしたキャッピング位置および当該位置から退避した退避位置を往復移動可能なヘッドキャップと、前記ヘッドキャップからインクを吸引するためのインク吸引ポンプと、前記ヘッドキャップおよび前記インク吸引ポンプを駆動するための共通の回転駆動手段と、回転運動を前記ヘッドキャップの往復運動に変換するための円筒カムと、前記回転駆動手段から回転駆動力が伝達される前記インク吸引ポンプの駆動力入力要素であるポンプ歯車と、前記ポンプ歯車の回転を前記円筒カムに伝達する摩擦クラッチ機構とを有した構成のヘッドメンテナンス機構が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、従来のインクジェットプリンタでは、キャリッジの走行動作と用紙の給排紙動作以外に、上述したインクジェットヘッドの保守動作を実行させる駆動系が必要となるが、小型のプリンタにおいては、装置の小型化と低価格化を図るために、これらの給排紙動作とインクジェットヘッドの保守動作を共通の回転駆動手段によって実行させるような機構が採用されている。
この様な給排紙動作とインクジェットヘッドの保守動作を共通の回転駆動手段によって実行させる機構としては、例えば、回転方向を正逆切換え可能な単一の回転駆動手段に、用紙の排紙動作とインク吸引動作が上記駆動手段の逆回転方向のもとで実行されるように、用紙の給排紙手段を結合し、かつ回転方向切換え時に時間遅れを生じさせて結合する手段を介してインクの吸引手段を結合させるようにしたインクジェットプリンタが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−154686号公報 特開平10−202916号公報
ところで、上記特許文献2に記載されたインクジェットプリンタでは、図14に示したように、キャリッジモータ(図示せず)によりキャリッジ201を印刷領域の外側であるホームポジションに移動させる過程で、キャリッジ201がキャップ280を支持するスライダ256の当接片256aに当接し、キャップフレーム251のカム溝253に摺動自在に取り付けられたスライダ256を復帰バネ261に抗して終端部に向けて移動することにより、前記キャップ280が記録ヘッド205のノズル面に当接して封止するように構成されたキャッピングユニット209を備えている。また、キャッピングユニット209よりも印刷領域側に、クリーナユニット210が設けられている。
そこで、前記キャップフレーム251の長手方向がキャリッジ201の走行方向に向けて取り付けられたキャッピングユニット209は、スライダ256がキャップフレーム251に対して摺動するストローク(L)分だけプリンタ装置の幅方向寸法を拡大させ、装置の大型化を招くという問題があった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、ヘッドキャップ、ワイパ、インク吸引ポンプを駆動するための動力伝達機構がコンパクトに構成された小型のインクジェットプリンタを提供することである。
本発明の上記目的は、インクジェットヘッドを搭載したキャリッジを印字幅方向に往復動させて印字を行うインクジェットプリンタであって、前記インクジェットヘッドの保守動作を行うヘッドメンテナンス機構が、前記インクジェットヘッドのインクノズル面を払拭するワイピング手段と、前記インクノズル面を封止するキャッピング手段と、前記キャッピング手段からインクを吸引するためのインク吸引手段とを備えており、積層された複数枚の用紙を一枚ずつ給送する給紙装置により給送された用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記ヘッドメンテナンス機構とが、回転方向を正逆切換え可能な共通の回転駆動手段に対して互いに反対の回転方向のもとで動作するように結合されると共に、前記ヘッドメンテナンス機構と前記回転駆動手段との間には、回転方向切換え時に時間遅れを生じさせて結合する伝達遅延手段が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタにより達成される。
上記構成のインクジェットプリンタによれば、回転方向切換え時に時間遅れを生じて駆動力が伝達されるヘッドメンテナンス機構を、用紙搬送手段とともに単一の回転駆動手段に結合するようにしたので、用紙搬送手段及びヘッドメンテナンス機構の動力伝達機構をコンパクトにできる。
また、ヘッドメンテナンス機構への駆動力伝達遅れの間を利用して、インク吸引手段等のヘッドメンテナンス機構の動作に伴う負荷変動の影響を受けることなく用紙の給送及び搬送動作を精度良く行わせることができる。又、ヘッドメンテナンス機構への駆動力伝達遅れの間を利用して、搬送手段による用紙の頭だし処理に伴うバックフィード時にヘッドメンテナンス機構を動作させなくすることができる。
更に、キャッピング手段も、インク吸引手段とともに用紙搬送手段と共通の回転駆動手段により動作するようにしたので、従来のようにキャリッジモータによりキャッピング手段を動作させる為に必要なキャリッジ走行方向に摺動するスライド機構が不要となり、プリンタ装置の幅方向寸法を拡大させず、小型化を図ることができる。
また、用紙の給送及び搬送動作とヘッドメンテナンス機構の動作を回転駆動手段の反対の回転方向のもとで実行させるようにしたので、印字中にはインク吸引動作を不能とすることができる。
尚、好ましくは、上記伝達遅延手段が、入力側歯車と、該入力側歯車に対して正逆方向の回転停止位置を予め設定して相対回転自在に配置された出力側歯車と、を備える。
この場合、伝達遅延手段をコンパクトで簡単な構成とすることができる。
また、好ましくは、上記ワイピング手段が、前記出力側歯車により回転駆動される円筒カムに形成された溝カムに従動して、ワイピング位置と退避位置との間で往復移動し、前記キャッピング手段が、前記円筒カムに形成されたカム溝に従動して、キャッピング位置と退避位置との間で往復移動し、前記インク吸引手段が、前記出力側歯車により回転駆動されるポンプ歯車の回転に応じてポンピング動作する。
この場合、ヘッドメンテナンス機構をコンパクトにまとめることができ、プリンタ装置の小型化を図ることができる。
また、好ましくは、上記円筒カムが、同軸上に配置されて一体回転する間欠歯車を有しており、この間欠歯車には、前記円筒カムの有限回転角度範囲内の所定の回転角度範囲において前記出力側歯車の回転力が伝達される。
この場合、ワイピング手段及びキャッピング手段が所定の動作を完了した際には、インク吸引手段と共通の出力側歯車により回転駆動されるにも関わらず、インク吸引手段を回転駆動する前記出力側歯車による回転力が伝達されず、円筒カムに対する過大な負荷や不用意な動作を生じることがない。
また、好ましくは、上記インク吸引手段は、前記ポンプ歯車が正逆方向の何れか一方に回転した場合にのみポンピング動作を行うチューブポンプである。
この場合、インク吸引手段が小型化し、ヘッドメンテナンス機構をコンパクトにまとめることができ、プリンタ装置の小型化を図ることができる。
本発明のインクジェットプリンタによれば、用紙搬送手段及びヘッドメンテナンス機構の動力伝達機構をコンパクトにできる。
また、ヘッドメンテナンス機構への駆動力伝達遅れの間を利用して、インク吸引手段等のヘッドメンテナンス機構の動作に伴う負荷変動の影響を受けることなく用紙の給送及び搬送動作を精度良く行わせることができる。又、ヘッドメンテナンス機構への駆動力伝達遅れの間を利用して、搬送手段による用紙の頭だし処理に伴うバックフィード時にヘッドメンテナンス機構を動作させなくすることができる。
更に、キャッピング手段も、インク吸引手段とともに用紙搬送手段と共通の回転駆動手段により動作するようにしたので、従来のようにキャリッジモータによりキャッピング手段を動作させる為に必要なキャリッジ走行方向に摺動するスライド機構が不要となり、プリンタ装置の幅方向寸法を拡大させず、小型化を図ることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタを詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ1において、キャリッジ4は、キャリッジモータ13にタイミングベルト3により接続されて、ガイド軸2に沿って往復移動するように構成されており、用紙Sと対向する面にはアクチュエータによりインクを加圧してノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェットヘッド5が設けられている。
そして、このインクジェットヘッド5に対して、プリンタ下部に配置したインクタンク7から可撓性のインクチューブ6を介してインクが供給される。
用紙ガイド110とプラテン112とによってプリンタ背面側に区画形成されたカセット装着部16には、用紙Sを収容した給紙カセット10が、着脱自在に装着される(図7、参照)。
そして、給紙カセット10内に収容された用紙Sは、紙送りモータ12に後述する回転伝達機構70等を介して接続するオートシートフィーダ(給紙装置)15と、歯車伝達機構90により回転駆動される搬送ローラ(用紙搬送手段)11及び14とにより、一定のピッチでキャリッジ4の移動方向と直交する方向に紙送りされる。
図2及び図3に示すように、印刷領域の外側には、インクジェットヘッド5のインクノズル面の汚れのワイピング、インクノズルの詰まりを防止するためのキャッピング、インクノズルから増粘状態のインクを吸引するインク吸引などを行うヘッドメンテナンス機構20が設けられている。
前記搬送ローラ11は、歯車伝達機構90を構成する歯車93を一端に有し、紙送りモータ12の軸上のピニオン91から減速歯車92を介して駆動されると共に、他端に設けた駆動歯車101が回転伝達機構70等を介してオートシートフィーダ15及びヘッドメンテナンス機構20を駆動する。前記搬送ローラ14は、一端に歯車95を有し、複数の伝達歯車94を介して紙送りモータ12により駆動される。
前記回転伝達機構70は、図3及び図4に示すように、搬送ローラ11の駆動力をオートシートフィーダ15及びヘッドメンテナンス機構20に分配する駆動力分配歯車72と、搬送ローラ11の他端に設けられた駆動歯車101の回転駆動力を駆動力分配歯車72に伝達する伝達歯車71と、駆動力分配歯車72の回転駆動力をオートシートフィーダ15に伝達するクラッチ機構80と、を備える。
前記伝達歯車71は、駆動力分配歯車72の中径歯車72bに噛合する大径歯車71aと、駆動歯車101に噛合する小径歯車71bとが、同軸上に一体成形されており、用紙ガイド110の側壁に突設された軸110aに装入されて回転自在とされている。
前記クラッチ機構80は、図4に示すように、駆動力分配歯車72に回転駆動される入力歯車73と、オートシートフィーダ15の給紙ローラ駆動軸115に連結される歯車81に回転駆動力を伝達する出力歯車75と、入力歯車73と対向する該出力歯車75の側面に揺動可能に支持された爪部材74と、爪部材74の係合部74cに係脱自在なストッパ部77aを備えた回動レバー77とを備えている。
前記入力歯車73は、前記駆動力分配歯車72の小径歯車72cに噛合する大径歯車73aと、出力歯車75と対向する該大径歯車73aの側面に同軸上に突設されたラチェット歯73bとから成る。
前記出力歯車75は、前記給紙ローラ駆動軸115に連結される歯車81に噛合する歯車75cと、入力歯車73と対向する該歯車75cの側面に突設された支軸75aと、円弧状の案内溝75bとを備えている。
前記爪部材74は、出力歯車75の支軸75aに軸孔74aが揺動自在に軸支される略円環状の部材であり、内周面に突設されて入力歯車73のラチェット歯73bに係合可能な爪部74bと、外周面に突設されて回動レバー77のストッパ部77aに係合可能な係合部74cと、出力歯車75の案内溝75bに貫通される軸部74dと、を備えている。更に、一端が出力歯車75の図示しないバネ係止部に係止されると共に他端が軸部74dに係止されたねじりコイルバネ76によって、前記爪部材74は爪部74bがラチェット歯73bに係合する方向に常時付勢されている。
そして、これら入力歯車73、爪部材74及び出力歯車75は、爪部材74を揺動自在とするように積層して用紙ガイド110の側壁に突設された軸110cに装入され、回転自在とされている。
そこで、図6に示すように、爪部74bがラチェット歯73bに係合した状態で入力歯車73が正回転(図中、反時計回り回転)すると、入力歯車73と出力歯車75とは接続された状態となり回転を伝達することができる。尚、爪部74bがラチェット歯73bに係合した状態で入力歯車73が逆回転した際には、爪部74bがラチェット歯73bから逃げて回転を伝達することができない。
又、前記回動レバー77は、用紙ガイド110の側壁に突設された軸110bに装入される駆動力分配歯車72の軸部72dに嵌装され、一体回転可能に摩擦係合されている。該回動レバー77の回動端に形成されたキャリッジ当接部77bは、キャリッジ4が印刷領域の外側に位置する際、該キャリッジ4の当接部4aに当接することにより、ストッパ部77aが係合部74cから外れる方向の回動レバー77の回動を阻止する。
即ち、キャリッジ4が印刷領域外側のホームポジションに位置している際には、キャリッジ当接部77bが当接部4aに当接することにより、回動レバー77はストッパ部77aが爪部材74の係合部74cから外れる方向の回動を阻止されているので、クラッチ機構80は入力歯車73と出力歯車75とを接続することができず、回転を伝達することができない。
本実施形態のオートシートフィーダ15は、図7及び図8に示すように、給紙カセット10内に配設されたホッパ121、分離パッド123、用紙復帰レバー125、用紙押圧機構130及び給紙ローラ120により構成されている。
前記ホッパ121は、図7に示すように、給紙カセット10の底部に揺動自在に取り付けられた押上げ板であり、該給紙カセット10の用紙給紙口側の下面が後述する用紙押圧機構130の用紙押圧部材89によって給紙ローラ120側に付勢される。
そこで、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1のカセット装着部16には、ある程度の紙送り方向長さが必要なホッパを設ける必要がなく、プリンタ背面側にホッパが突出しないので、プリンタ本体の小型化を図ることができる。
また、上記給紙カセット10は、ホッパ121を給紙ローラ120側に付勢する為のバネ部材をカセット底部とホッパ121との間に設ける必要がなく、その分カセット厚みを薄くしてコンパクト化することができる。
前記分離パッド123は、図7及び図8に示すように、用紙ガイド110と共にカセット装着部16を区画形成しているプラテン112の後端縁に突設された一対の支持部113,113に揺動自在に軸支されている。そして、前記プラテン112との間に介装された圧縮コイルバネ116によって、揺動先端側は用紙Sの先端側に付勢されており、給紙ローラ120が用紙Sを送り出すことにより、用紙Sが分離パッド123の表面を押し、それにより分離パッド123が圧縮コイルバネ116のバネ力に抗して傾く。
尚、分離パッド123の両端から背面側に突設された一対の係止腕123a,123aがプラテン112の後端縁に当接することにより、該分離パッド123は揺動範囲が規制されている。
前記用紙復帰レバー125は、図7及び図8に示すように、プラテン112の後端縁に突設された一対の支持部114,114に軸部125bの両端が揺動自在に軸支されており、該軸部125bの両端部にはカセット装着部16の用紙搬送経路と交差するように一対の腕部125a,125aが延設されている。
そして、一対の腕部125a,125aは、図示しない引張りコイルバネによって用紙Sの先端側に付勢されており、軸部125bの径方向に突設した当接部125cが後述する用紙押圧機構130の揺動片86の揺動に応じて押圧付勢されることにより、前記用紙搬送経路に交差しない退避位置(図7に図示した位置)と、用紙搬送経路に交差する作用位置との間を変位する。
前記用紙押圧機構130は、図3及び図9に示すように、用紙ガイド110の側壁に設けた支持部110dにレバー軸部85aが回動自在に支持される用紙押圧レバー85と、該レバー軸部85aの一端部に設けられた従動アーム87をカム溝83に沿って従動させるカムホイール82と、前記レバー軸部85aの他端部に嵌装されて同軸上に相対回転可能に取り付けられる用紙押圧部材89とを備えている。
前記用紙押圧部材89は、レバー軸部85aの他端部近傍に設けられた揺動片86の長孔86a内に軸部89aが嵌挿されることによって、レバー軸部85aに対して所定の角度範囲内で同軸上に相対回転可能とされると共に、一端が揺動片86のバネ係止部86bに係止されたねじりコイルバネ88の他端を軸部89aに係止することによって、揺動片86に対して給紙ローラ120側に弾性付勢されている。
前記カムホイール82は、上述した歯車81と共に給紙ローラ駆動軸115の端部に連結されており、端面に形成されたカム溝83に沿って従動アーム87の先端に突設した係合突起87aを従動させることにより、給紙ローラ駆動軸115の回転に応じて従動アーム87を揺動し、レバー軸部85aを回動させる。尚、係合突起87aは、一端をフレーム111に固定された引張りコイルバネ117の他端に従動アーム87の先端が係止されることで、カムホイール82の中心軸に向かって常時付勢されている。
前記カム溝83は、図4及び図9に示すように、カムホイール82の端面に形成された環状溝であり、係合させた係合突起87aをカムホイール82の回転に伴って従動させ、半径方向に変位させることにより、用紙押圧レバー85を介して用紙押圧部材89を揺動させて上述した給紙カセット10内のホッパ121の下面を給紙ローラ120側に付勢する。
そこで、カム溝83は、図4に示したように、従動する係合突起87aを介して初期位置において用紙押圧部材89を待機状態とする待機領域83aと、カムホイール82の回転に伴って用紙押圧部材89をホッパ押圧状態とする押圧領域83bと、を連続して備えている。
従って、用紙押圧部材89は、給紙ローラ駆動軸115の給紙動作に合わせてカムホイール82が1回転する間に、先端が給紙ローラ120側に一往復揺動させられるように構成されている。
前記給紙ローラ120は、図4及び図7,8に示すように、円弧部120aと弦部120bとを有し、かつ用紙Sとの間で高い摩擦力を生じるように断面D字型の給紙ローラとして形成され、給紙ローラ駆動軸115に取り付けられ、上述した搬送ローラ11、回転伝達機構70及び歯車81を介して紙送りモータ12により給紙動作時に1回転するように構成されている。
前記ヘッドメンテナンス機構20は、図3及び図10に示すように、インクジェットヘッド5のインクノズル面を封止するためのヘッドキャップ(キャッピング手段)21と、インクノズル面を払拭するためのワイパ(ワイピング手段)27と、ヘッドキャップ21から残留インクを吸引するためのチューブポンプ(インク吸引手段)40とを備えている。
また、これらヘッドキャップ21、ワイパ27およびチューブポンプ40は、給紙ローラ120及び搬送ローラ11を駆動する共通の回転駆動手段である紙送りモータ12により回転駆動される。そこで、搬送ローラ11の駆動歯車101から駆動力分配歯車72を介して入力された紙送りモータ12の回転力をヘッドキャップ21、ワイパ27およびチューブポンプ40に伝達する動力伝達機構100を備えている。これらの各部分は、プリンタ本体に着脱可能なハウジング41に取り付けられている。
前記動力伝達機構100は、図10及び図11に示すように、円筒カム58を備えており、この円筒カム58の外周面には円周方向に向けて所定の深さのカム溝60が形成されている。カム溝60には、円筒カム58の回転に伴って当該カム溝60に沿って摺動可能な状態でヘッドキャップ移動用のキャップ側移動ピン25cが係合される。
前記円筒カム58は、間欠歯車56の軸部56bに略円盤状のカムホイール57を嵌装することにより構成されており、互いの対向面には前記カム溝60を構成するカム面が形成されている。
更に、カムホイール57におけるカム面が形成された側面と反対側の側面には、係合したワイパ移動用のワイパ側移動ピン30eが円筒カム58の回転に伴って摺動可能な溝カム59が形成されている(図13参照)。又、間欠歯車56におけるカム面が形成された側面と反対側の側面には、同軸状態でチューブポンプ40の駆動力入力要素であるポンプ歯車55が対峙している。
ポンプ歯車55における間欠歯車56と反対側の側面には、チューブポンプ40が同軸状態で配置されており、このチューブポンプ40の中心軸51aはポンプ歯車55および円筒カム58の中心を貫通して突出している。
この中心軸51aは、その基端がハウジング41のポンプ収容室42に対して回転自在な状態で支持され、先端がポンプ収容室42の開口部を覆うカバー45に形成した軸孔45aに回転自在な状態で差し込まれている。
カムホイール57の中心孔57aに装着されてカバー45との間に圧縮状態で介装された圧縮コイルばね65は、円筒カム58を所定のばね力でチューブポンプ40側に付勢しており、互いに対向する間欠歯車56の摺接面56cとポンプ歯車55の摺接面55bとは常に密着させられている。
そこで、間欠歯車56とポンプ歯車55との間に摩擦力以上の負荷が作用すると、これらの間には滑りが発生するので、間欠歯車56とポンプ歯車55とは相対回転することができる。
そして、前記ポンプ歯車55は、回転方向切換え時に時間遅れを生じさせて結合する伝達遅延手段61を介して上記駆動力分配歯車72に連結されている。
伝達遅延手段61は、駆動力分配歯車72の大径歯車72aに噛み合っている入力側歯車64と、この入力側歯車64と対峙して係合されている中間伝達ホイール63が同軸状態に一体成形された出力側歯車62とを備えており、この出力側歯車62がポンプ歯車55のギア部55aに噛み合っている。
更に、前記円筒カム58を構成する間欠歯車56は、その摺接面56c側の外周面に略340度程度の角度範囲に亘ってギア部56aが形成されており、この間欠歯車56のギア部56aも出力側歯車62に噛み合い可能である。
また、図12(a)に示すように、入力側歯車64の中間伝達ホイール63と対向する面には、略C状の係合溝64aが凹設されると共に、中間伝達ホイール63の入力側歯車64と対向する面には、前記係合溝64aに係合する突起63aが突設されており、当該出力側歯車62は、入力側歯車64に対して正逆方向の回転停止位置が予め設定されている。
これにより、入力側歯車64が回転して、図12(b)に示すように、その係合溝64aの周方向端部が中間伝達ホイール63の突起63aに当接するまでは中間伝達ホイール63には伝達されない。
即ち、駆動力分配歯車72の回転方向が切り替わると、入力側歯車64と出力側歯車62との間には約1回転(例えば、330度)分の回転伝達遅れが生じるように構成された伝達遅延手段61は、コンパクトで簡単な構成とされている。
また、上述した円筒カム58は、間欠歯車56のギア部56aが出力側歯車62に噛み合っている状態では、伝達遅延手段61を介して駆動力分配歯車72の回転が伝達されるが、間欠歯車56のギア部56aが出力側歯車62に噛み合っていない状態では、駆動力分配歯車72の回転が伝達されないので、時計回り及び反時計回りの回転停止位置が予め設定された有限回転(例えば、角度範囲が約340度)とされる。
即ち、上記間欠歯車55には、円筒カム58の有限回転角度範囲内の所定の回転角度範囲においてのみ前記出力側歯車62の回転力が伝達される。
このように構成された動力伝達機構100では、搬送ローラ11の駆動歯車101から駆動力分配歯車72を介して入力された紙送りモータ12の回転が、伝達遅延手段61を介してポンプ歯車55に伝達される。また、円筒カム58の間欠歯車56が出力側歯車62に噛み合っている状態では、円筒カム58にも紙送りモータ12の回転が伝達される。
円筒カム58が回転すると、定まった位置において端面の溝カム59に係合しているワイパ側移動ピン30eが、円筒カム58の半径方向に移動してワイピング動作する。
また、円筒カム58が更に回転すると、定まった位置において周面のカム溝60に係合しているキャップ側移動ピン25cが、円筒カム58の回転軸線の方向(図10及び図11の左右方向)に移動してキャッピング動作する。そして、キャッピング状態にあるヘッドキャップ21からは、チューブポンプ40によってインクの吸引が行われる。
次に、図10を参照して本実施形態のヘッドキャップ21の構造を説明する。
ヘッドキャップ21は、インクジェットヘッド5のインクノズル面に対峙している上側が開口している箱形のキャップ本体22と、このキャップ本体22を上側開口から受け入れた状態で保持しているキャップホルダ24と、このキャップホルダ24を収容するハウジング41のキャップ収容室43に対して該キャップホルダ24を上下方向に進退自在な状態で支持するキャップ従動レバー25とを備えている。
前記キャップ本体22にはインク吸収体23が装着されており、ここに回収されたインクは、キャップ本体22の底板部分に形成したインク取り出し口から排出される。キャップホルダ24とキャップ本体22との間には、圧縮コイルバネ26が介装されており、上下方向に所定量だけ移動可能な状態で取り付けられているキャップ本体22は、インクジェットヘッド5のインクノズル面に対して弾性的に接触することができる。
前記キャップ従動レバー25は、キャップホルダ24の長手方向両端部に突設された軸部24aを枢支する係止部25bが先端に形成された一対の水平腕25a,25aと、該水平腕25aに対して略垂直に延びて前記円筒カム58のカム溝60に係合するキャップ側移動ピン25cが先端に突設された従動子25dとを備える。そして、キャップ従動レバー25は、長手方向両端部に突設した軸部25eがそれぞれハウジング41の係止部42aに枢支される。
そこで、本実施形態のヘッドキャップ21によれば、従動子25dの先端に突設されたキャップ側移動ピン25cがカム溝60に従動して円筒カム58の回転軸線方向に変位することにより、軸部25eを中心に回動させられたキャップ従動レバー25の水平腕25aがキャップ収容室43に対して該キャップホルダ24を上下方向に進退動させることができる。
次に、図10を参照して本実施形態のワイパ27の構造を説明する。
ワイパ27は、矩形状を有するゴム製のワイパブレード29と、これを保持しているブレードホルダ28と、このブレードホルダ28を収容するハウジング41のブレード収容室44に対して該ブレードホルダ28を上下方向に進退自在な状態で支持するブレード従動レバー30とを備えている。
前記ブレード従動レバー30は、円筒カム58の回転軸線と平行な回転軸線を中心に回転自在にハウジング41の下部に取り付けられる胴部30aと、該胴部30aの一端から半径方向外方に延びてブレードホルダ28の係合孔28aに係合する係合突起30cが先端に突設された作動子30bと、前記胴部30aの他端から半径方向外方に延びて前記円筒カム58の溝カム59に係合するワイパ側移動ピン30eが先端に突設された従動子30dとを備える。
そこで、本実施形態のワイパ27によれば、従動子30dの先端に突設されたワイパ側移動ピン30eが溝カム59に従動して円筒カム58の半径方向に移動することにより、胴部30aを中心に回動させられたワイパ27の作動子30bは、ワイパブレード29がインクジェットヘッド5のインクノズル面をワイピング可能なワイピング位置及びワイパクリーニング位置と、退避位置との間で、ブレードホルダ28を往復移動させることができる。
尚、前記ワイパクリーニング位置とは、ワイパブレード29をワイピング位置よりも大きくインクジェットヘッド5側へ突出させ、インクジェットヘッド5の近傍に係合させることにより、ワイパブレード29自体をクリーニング可能とする位置である。
次に、図10を主に参照して本実施形態のチューブポンプ40の構造を説明する。
チューブポンプ40は、ハウジング41に形成されたポンプ収容室42に回転自在な状態で挿入される回転体51を備えている。この回転体51は、中心軸51aと、その下端に形成された下端板51cと、中心軸51aの中程の位置に形成されたローラ駆動円盤51bを備えている。下端板51cとローラ駆動円盤51bの間には一対のローラ52,52が回転自在の状態で取り付けられている。
これらローラ52,52とハウジング側のポンプ収容室42の内周面の間にはインクチューブ53が引きまわされている。インクチューブ53の一端はヘッドキャップ21のインク取り出し口に連通しており、他端は不図示のインク回収部に連通している。
そして、対峙する前記ローラ駆動円盤51bと上記ポンプ歯車55の双方の対向面には、円周方向の一箇所の位置に係合突起(図示せず)が突設されており、例えば320度回転すると、これらが係合してポンプ歯車55とチューブポンプ40が一体回転するようになっている。
また、ローラ駆動円盤51bにはローラ52,52の中心軸をガイドする円弧状ガイド溝が形成されており、チューブポンプ40が正方向に回転すると、一対のローラ42,42は半径方向の外方に移動して、インクチューブ53を押し潰しながら公転する。これによりインク吸引動作(ポンピング動作)が行われる。逆に、チューブポンプ40が逆方向に回転すると、一対のローラ42,42は半径方向の内方に退避するので、インクチューブ53が押し潰されていないレリーズ状態とされる。
次に、図10,11及び図13を参照して、本実施形態のヘッドメンテナンス機構20の円筒カム58に形成されている溝カム59及びカム溝60について詳細に説明する。
前記溝カム59は、図13に示すように、上述した間欠歯車56の作用により角度範囲が約340度の有限回転とされた円筒カム58の側面に形成された環状溝であり、係合させたワイパ側移動ピン30eを円筒カム58の回転に伴って作動領域C0内で従動させ、半径方向に変位させることにより、ブレード従動レバー30を介してブレードホルダ28を退避位置とワイピング位置との間で往復移動させる。
そして、溝カム59は、従動するワイパ側移動ピン30eを介して作動領域C0の開始側端においてワイパ27を退避位置とするワイパ退避領域C1と、ワイパ27をワイピング位置とするワイピング領域C2と、ワイパ27をワイパクリーニング位置とするワイパクリーニング領域C3と、作動領域C0の終了側端においてワイパ27を退避位置とするワイパ退避領域C4と、を連続して備えている。
前記カム溝60は、図11(a),(b)に示すように、円筒カム58の周面に形成された略一巻の螺旋状溝であり、係合させたキャップ側移動ピン25cを円筒カム58の回転に伴って溝内で従動させ、円筒カム58の回転軸線方向に変位させることにより、キャップ従動レバー25を介してキャップホルダ24を退避位置とキャップ位置との間で往復移動させる。
そこで、カム溝60は、図11(a)に示すように、従動するキャップ側移動ピン25cを介して溝の開始端側においてヘッドキャップ21を退避位置とするキャップ退避領域60aと、溝の終了端側においてヘッドキャップ21をキャップ位置とするキャッピング領域60bと、を備えている。
更に、図10,11及び図13を参照して、上記ヘッドメンテナンス機構20の動作を説明する。
上述したヘッドメンテナンス機構20においては、紙送りモータ12を逆回転(但し、前記搬送ローラ11を用紙送り方向に回転させる方向を正回転とする。)させると、伝達遅延手段61の出力側歯車62に駆動された円筒カム58が反時計回り(図13中、矢印X1方向)に回転し、溝カム59に係合しているワイパ側移動ピン30eが、ワイパ退避領域C1からワイピング領域C2及びワイパクリーニング領域C3を経て、ワイパ退避領域C4に達するので、ワイパ27がワイピング位置及びワイパクリーニング位置を経て、再び退避位置に移動する。
そして、ワイパ27が退避位置に移動すると略同時に、今度はカム溝60に係合しているキャップ側移動ピン25cが、キャッピング領域60bに達するので、ヘッドキャップ21がキャップ位置に移動する。
更に、円筒カム58が約340度回転させられると、出力側歯車62が間欠歯車56におけるギア部56aの終端56eに達し、当該出力側歯車62との噛み合いが解除されるので、円筒カム58がそれ以上反時計回りに回転させられることは無く、ヘッドキャップ21はキャップ位置に保持される。
一方、円筒カム58と同時に反時計回りに回転させられたポンプ歯車55は、320度回転した後にローラ駆動円盤51bと係合してチューブポンプ40を回転駆動するので、該チューブポンプ40はヘッドキャップ21がキャップ位置に確実に移動した後にインク吸引動作を行うことができる。この結果、インクノズルの増粘状態のインクやヘッドキャップ21内に残留しているインクが、吸引されて外部に排出される。尚、ポンプ歯車55の反時計回りの回転が停止すると、チューブポンプ40のインク吸引動作も止まる。
次に、紙送りモータ12の回転方向を切換えて正回転させることにより、間欠歯車56の終端56eに位置している前記出力側歯車62が逆回転すると、当該出力側歯車62は間欠歯車56のギア部56aと再び噛み合うことができるので、円筒カム58を時計回り(図13中、矢印X2方向)に回転させる。すると、カム溝60に係合しているキャップ側移動ピン25cが、キャップ退避領域60aに達するので、ヘッドキャップ21が退避位置に戻る。
そして、ヘッドキャップ21が退避位置に戻ると略同時に、今度は溝カム59に係合しているワイパ側移動ピン30eが、ワイパ退避領域C4からワイパクリーニング領域C3及びワイピング領域C2を経て、ワイパ退避領域C1に達するので、ワイパ27もワイパクリーニング位置及びワイピング位置を経て、再び退避位置に戻る。
更に、円筒カム58が約340度逆回転させられると、出力側歯車62が間欠歯車56におけるギア部56aの始端56dに達し、当該出力側歯車62との噛み合いが解除されるので、円筒カム58がそれ以上時計回りに回転させられることは無く、ワイパ27は退避位置に保持される。
即ち、ワイパ27及びヘッドキャップ21が所定の動作を完了した際には、チューブポンプ40と共通の出力側歯車62により回転駆動されるにも関わらず、チューブポンプ40を回転駆動する前記出力側歯車62による回転力が伝達されず、円筒カム58に対する過大な負荷や不用意な動作を生じることがない。
尚、円筒カム58と同時に時計回りに逆回転させられたポンプ歯車55は、320度逆回転した後にローラ駆動円盤51bと係合してチューブポンプ40を逆方向に回転するが、該チューブポンプ40はレリーズ状態となるのでインク吸引動作は行われない。
ところで、上述したヘッドメンテナンス機構20が動作する際には、キャリッジ4が印刷領域外側のホームポジションに位置しており、クラッチ機構80は入力歯車73と出力歯車75とを非接続とするので、紙送りモータ12の回転がオートシートフィーダ15に伝達されることはない。従って、ヘッドメンテナンス機構20を動作させる為の紙送りモータ12の回転によって、オートシートフィーダ15の給紙動作が作動してしまう虞はない。
次に、上述の如き構成のインクジェットプリンタ1の動作を説明する。尚、以下の説明において、搬送ローラ11が用紙送り方向に回転する紙送りモータ12の回転方向を正回転とする。
先ず、ヘッドメンテナンス機構20を設けたホームポジションにキャリッジ4が位置している状態で、紙送りモータ12を正回転させる。
すると、上述したようにヘッドメンテナンス機構20におけるヘッドキャップ21が退避位置に戻ると共に、ワイパ27もワイパクリーニング位置及びワイピング位置を経て退避位置に戻るので、タイミングを合わせてキャリッジモータ13を駆動し、キャリッジ4をホームポジションから印刷領域に移動させる。
そして、紙送りモータ12を若干逆回転させてから正回転させることにより、オートシートフィーダ15のクラッチ機構80により入力歯車73と出力歯車75とを接続し、紙送りモータ12の回転を歯車81に伝達する。
即ち、初期状態にあるクラッチ機構80の爪部材74は、図5に示すように、係合部74cが回動レバー77のストッパ部77aに係合し、爪部74bが入力歯車73のラチェット歯73bに非係合とされている。
そこで、この状態から紙送りモータ12を若干逆回転させると、駆動力分配歯車72が反時計回りに回転すると同時に、一体回転可能に摩擦係合された回動レバー77も反時計回りに回転するので、係合部74cとストッパ部77aとの係合が解除される。すると、爪部材74は、図6に示すように、コイルバネ76の付勢力によって爪部74bがラチェット歯73bに係合する方向に回動させられる。
その後、紙送りモータ12を正回転させると、駆動力分配歯車72が時計回りに回転すると同時に、回動レバー77も時計回りに回転するが、爪部74bがラチェット歯73bに係合する方向に回動した分だけ係合部74cはストッパ部77aに対して先送りされており、係合部74cとストッパ部77aとは非係合となるので、爪部74bがラチェット歯73bに係合したクラッチ機構80は、入力歯車73と出力歯車75とを接続した状態とすることができる。
次いで、紙送りモータ12を正回転させると、出力歯車75が歯車81を介して給紙ローラ駆動軸115に回転駆動力を伝達し、給紙ローラ120及びカムホイール82を回転させる。
そこで、図7及び図9に示すように、オートシートフィーダ15が作動すると、カムホイール82が時計回りに回転され、端面に形成されたカム溝83に沿って従動アーム87を揺動し、レバー軸部85aを反時計回りに回動させることにより、用紙押圧レバー85を介して用紙押圧部材89を反時計回りに揺動させて、上述した給紙カセット10内のホッパ121の下面を給紙ローラ120側に付勢する。
この際、用紙押圧レバー85の揺動片86が、用紙復帰レバー125の当接部125cを押圧付勢して一対の腕部125a,125aを用紙搬送経路に交差しない退避位置(図7に図示した位置)に変位させる。
又、用紙押圧部材89は、レバー軸部85aに対して所定の角度範囲内で同軸上に相対回転可能とされると共に、揺動片86に対して給紙ローラ120側に弾性付勢されているので、給紙カセット10内の用紙Sの収容量変化に応じて揺動角度を変えることができ、用紙Sの収容量変化に関わらず給紙ローラ120側への付勢力を一定にでき、用紙Sに対する給紙ローラ120の接触圧力が一定になる。
そして、用紙押圧部材89が反時計回りに揺動すると同時に、給紙ローラ120が時計回りに回転されることにより、図7に示したように、該用紙押圧部材89により押し上げられた用紙Sの表面に、給紙ローラ120の円弧部120aが押し付けられる。給紙ローラ120が回転を継続すると、この用紙Sが分離パッド123に向けて送られる。
この様にして円弧部120aの回転により先端を分離パッド123に向けて送られた用紙Sは、確実に1枚に分離された後に、搬送ローラ11に向けて送り出される。
そして、給紙ローラ120により送り出された用紙Sの先端が、搬送ローラ11のニップ部に達すると、該用紙Sは搬送ローラ11により紙送りされる。
この後、給紙ローラ駆動軸115に回動されたカムホイール82がカム溝83に沿って従動アーム87を揺動し、レバー軸部85aを時計回りに回動させることにより、用紙押圧レバー85を介して用紙押圧部材89を時計回りに揺動させるので、給紙カセット10内のホッパ121の下面に対する付勢が解除されると共に、給紙ローラ駆動軸115に回動された給紙ローラ120の円弧部120aが用紙Sと接触しない状態となる。
又、用紙押圧部材89が時計回りに揺動すると、用紙復帰レバー125の当接部125cに対する用紙押圧レバー85の揺動片86の押圧付勢も解除されるので、一対の腕部125a,125aは用紙搬送経路に交差する作用位置(図8、参照)に変位する。そこで、分離されていない複数枚の用紙Sが給紙カセット10内のホッパ121上に押し戻される。
そして、出力歯車75と共に爪部材74が1回転すると、係合部74cが回動レバー77のストッパ部77aに係合してクラッチ機構80の係合が解除されるので、給紙ローラ120及びカムホイール82は、1回転すると元の状態にリセットされて次の給紙に備える。
即ち、給紙ローラ120及びカムホイール82は、1回の給紙動作時に1回転のみするように構成されており、用紙押圧部材89もカムホイール82が1回転する間に、先端が給紙ローラ120側に一往復揺動のみさせられるように構成されている。
次に、紙送りモータ12を逆回転させて搬送ローラ11により用紙Sの先端を所定の位置に位置決めした後、紙送りモータ12を正回転させて用紙の位置決めとバックラッシュ取りを実行する。
この様なバックフィード時、駆動力分配歯車72から伝達遅延手段61の入力側歯車64に伝達された回転は、該伝達遅延手段61の約1回転(例えば、330度)分の回転伝達遅れ作用によって出力側歯車62に伝達されないので、紙送りモータ12がヘッドメンテナンス機構20を動作させることはなく、該紙送りモータ12には用紙Sを給紙搬送するに必要な負荷だけが作用する。
また、給紙から用紙位置決めまでの動作中の逆転動作による伝達遅れの紙送りモータ12の回転量よりも、正転時の回転数を多く設定することにより、印刷開始時には伝達遅れを解消することができる。これにより、印刷中における紙送りモータ12及び搬送ローラ11への負荷変動を少なくでき、高い精度で安定に紙送りを行うことができる。
この様にして用紙Sがセットされて印刷が開始されると、インクジェットヘッド5が1行の印刷が終了する度に、紙送りモータ12は正回転して1行分の紙送りを実行する。
尚、このような紙送りモータ12の連続した正回転により、入力側歯車64が約1回転分以上回転すると、伝達遅延手段61の回転伝達遅れは機能せずに出力側歯車62が円筒カム58を時計回り(図13中、矢印X2方向)に回転駆動する。しかしながら、間欠歯車56におけるギア部56aの始端56dに達した出力側歯車62は、カムホイール57を回転駆動せず、ポンプ歯車55を時計回りに回転させても、チューブポンプ40はレリーズ状態となってポンプとして機能しないので、紙送りモータ12に無用な負荷を与えることはない。
紙送りモータ12が正回転し、またキャリッジ4が印字領域内を往復動してインクジェットヘッド5が印刷を行っている状態の下では、ヘッドキャップ21及びワイパ27は退避位置にあり、キャリッジ4より下方に位置させられているから、インクジェットヘッド5がヘッドメンテナンス機構20の上方に移動してきた場合にでも、両部材は接触することがない。
印字動作が終了すると、キャリッジモータ13によりキャリッジ4をホームポジションに移動させる。その後、紙送りモータ12を逆回転させ、出力側歯車62を介して円筒カム58を反時計回り(図13中、矢印X1方向)に回転させることにより、ヘッドキャップ21をキャップ位置に移動し、インクジェットヘッド5のインクノズル面を封止する。この時ワイパ27は、ワイピング位置、ワイパクリーニング位置を経て退避位置に移動する。
一方、出力側歯車62を介して円筒カム58と同時に反時計回りに回転させられたポンプ歯車55は、320度回転するまでローラ駆動円盤51bと係合しないため、キャッピング動作が終了しても、チューブポンプ40はレリーズ状態を保持している。そのため、ヘッドキャップ21内は大気と連通しているので、ヘッドキャップ21の開閉によるヘッドキャップ21内の圧力変動によるインクジェットヘッド5のインクノズルのメニスカスを壊すことがない。
また、ホームポジションにキャリッジ4が位置している状態で、紙送りモータ12を正回転させると、ヘッドキャップ21が退避位置に移動し、続いてワイパ27がワイパクリーニング位置を経てワイピング位置に達する。この時点で紙送りモータ12を停止し、キャリッジモータ13を駆動してキャリッジ4をホームポジションから印刷領域に移動させることにより、インクジェッドヘッド5のインクノズル面をワイピングする。
そして、紙送りモータ12を更に正回転させてワイパ27を退避位置に移動させた後、キャリッジモータ13を駆動しキャリッジ4をホームポジションに移動させる。続いて、紙送りモータ12を逆回転させて、ヘッドキャップ21をキャップ位置に移動し、インクジェットヘッド5のインクノズル面を封止する。
従って、上述した本実施形態のインクジェットプリンタ1によれば、回転方向切換え時に時間遅れを生じて駆動力が伝達されるヘッドメンテナンス機構20を、給紙ローラ120及び搬送ローラ11とともに単一の紙送りモータ12に結合するようにしたので、給紙ローラ120及び搬送ローラ11を駆動する回転伝達機構70や、ヘッドメンテナンス機構20を駆動する動力伝達機構100をコンパクトにできる。
また、伝達遅延手段61によるヘッドメンテナンス機構20への駆動力伝達遅れの間を利用することにより、チューブポンプ40等のヘッドメンテナンス機構20の動作に伴う負荷変動の影響を受けることなく、オートシートフィーダ15及び搬送ローラ11による用紙Sの給送及び搬送動作を精度良く行わせることができる。
又、これらオートシートフィーダ15及び搬送ローラ11による用紙Sの頭だし処理に伴うバックフィード時にヘッドメンテナンス機構20を動作させなくすることができ、紙送りモータ12に無用な負荷を与えたり、ワイパ27やヘッドキャップ21の不用意な動きがインクジェットヘッド5との接触を招いたりすることがなく、信頼性を高めることができる。
更に、上記インクジェットプリンタ1においては、ヘッドキャップ21も、チューブポンプ40とともに給紙ローラ120及び搬送ローラ11と共通の紙送りモータ12により動作するようにしたので、図14に示した従来のインクジェットプリンタのように、キャリッジモータによりキャップ280を動作させる為に必要なキャリッジ走行方向に摺動するスライド機構が不要となり、プリンタ装置の幅方向寸法を拡大させず、小型化を図ることができる。
また、上記インクジェットプリンタ1においては、オートシートフィーダ15及び搬送ローラ11による用紙Sの搬送動作とヘッドメンテナンス機構20の動作を紙送りモータ12の反対の回転方向のもとで実行させるようにしたので、印字中にはチューブポンプ40のインク吸引動作を不能とすることができ、印字中の紙送りモータ12に無用な負荷を与えることはなく、高精度の紙送りと印字が可能となる。
尚、本発明のインクジェットプリンタに係るワイピング手段、キャッピング手段、インク吸引手段等のヘッドメンテナンス機構や、用紙搬送手段や、回転駆動手段や、伝達遅延手段等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの正面側斜視図である。 図1に示したインクジェットプリンタの背面側斜視図である。 図2に示したインクジェットプリンタの要部分解斜視図である。 図3に示した給紙装置の分解斜視図である。 図3に示した給紙装置の回転伝達機構を説明する為の部分断面図である。 図3に示した給紙装置の回転伝達機構を説明する為の部分断面図である。 図3に示した用紙押圧機構を説明する為の部分断面図である。 図7に示した用紙押圧機構を説明する為の要部斜視図である。 図7に示した用紙押圧機構を説明する為の要部斜視図である。 図3に示したインク吸引手段の分解斜視図である。 図10に示した円筒カム及び伝達遅延手段を説明する為の正面図である。 (a)は中間伝達ホイール及び入力側歯車のそれぞれ対向する面を示す正面図であり、(b)は図11 図10に示したカムホイールの溝カムを説明する為の正面図である。 従来のインクジェットプリンタを説明する平面図及び正面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
4 キャリッジ
5 インクジェットヘッド
11 搬送ローラ(用紙搬送手段)
12 紙送りモータ(回転駆動手段)
15 オートシートフィーダ(給紙装置)
20 ヘッドメンテナンス機構
21 ヘッドキャップ(キャッピング手段)
27 ワイパ(ワイピング手段)
40 チューブポンプ(インク吸引手段)
55 間欠歯車
58 円筒カム
59 溝カム
60 カム溝
61 伝達遅延手段
62 出力側歯車
64 入力側歯車
70 回転伝達機構
80 クラッチ機構
90 歯車伝達機構
100 動力伝達機構
120 給紙ローラ
130 用紙押圧機構

Claims (5)

  1. インクジェットヘッドを搭載したキャリッジを印字幅方向に往復動させて印字を行うインクジェットプリンタであって、
    前記インクジェットヘッドの保守動作を行うヘッドメンテナンス機構が、前記インクジェットヘッドのインクノズル面を払拭するワイピング手段と、前記インクノズル面を封止するキャッピング手段と、前記キャッピング手段からインクを吸引するためのインク吸引手段とを備えており、
    積層された複数枚の用紙を一枚ずつ給送する給紙装置により給送された用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記ヘッドメンテナンス機構とが、回転方向を正逆切換え可能な共通の回転駆動手段に対して互いに反対の回転方向のもとで動作するように結合されると共に、 前記ヘッドメンテナンス機構と前記回転駆動手段との間には、回転方向切換え時に時間遅れを生じさせて結合する伝達遅延手段が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記伝達遅延手段が、入力側歯車と、該入力側歯車に対して正逆方向の回転停止位置を予め設定して相対回転自在に配置された出力側歯車と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記ワイピング手段が、前記出力側歯車により回転駆動される円筒カムに形成された溝カムに従動して、ワイピング位置と退避位置との間で往復移動し、
    前記キャッピング手段が、前記円筒カムに形成されたカム溝に従動して、キャッピング位置と退避位置との間で往復移動し、
    前記インク吸引手段が、前記出力側歯車により回転駆動されるポンプ歯車の回転に応じてポンピング動作することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記円筒カムが、同軸上に配置されて一体回転する間欠歯車を有しており、この間欠歯車には、前記円筒カムの有限回転角度範囲内の所定の回転角度範囲において前記出力側歯車の回転力が伝達されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記インク吸引手段は、前記ポンプ歯車が正逆方向の何れか一方に回転した場合にのみポンピング動作を行うチューブポンプであることを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェットプリンタ。
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