JP4479718B2 - 回転体、駆動変換装置、クリーニング装置及びインクジェット式プリンタ - Google Patents
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すなわち、駆動変換装置には大きな負荷が加わるため、ワイピング装置や吸引ポンプをより確実に駆動させるためには、大きな駆動力が必要となる。大きな駆動力を発生するためには、より大きなモータを用いることが必要となる。しかしながら、一方で駆動変換装置の小型化、ひいてはプリンタの小型化を図る上で、大きなモータを用いることが難しかった。
これによれば、欠歯歯車を円環形状にしたので、欠歯歯車を軽くすることができ、欠歯歯車がこれに噛み合う他の歯車に噛み合う状態に調整される際、他の正逆回転する歯車に加わる負荷をさらに小さくすることができる。
これによれば、回転部材の回転により、位置決め部材を軸線方向に移動させる。従って、簡単な構成で、位置決め部材を昇降させることができる。凹部に凸部が遊嵌されたときに生じる隙間を、欠歯歯車の歯の1ピッチ分にして、回転部材の回転ロスを最小限にすることができることから、回転部材、ひいては位置決め部材を複雑かつ高精度に駆動制御することができる。
これによれば、液体を噴射する記録ヘッドのクリーニング装置が、長期間にわたって高精度に良好なクリーニングを行うので、液体噴射ヘッドを長期間にわたって良好な状態とすることができる。従って、インクジェット式プリンタは、長期間にわたって所定のインクをより確実に噴射することができる。
以下、本発明を具体化した液体噴射装置の第1実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
持された第1ギヤ38及び第2ギヤ39を介して、第3ギヤ40に駆動連結されている。この第3ギヤ40は、ケースK1の収容部Kcに収容された前記吸引ポンプ33の回転軸33aの先端部に固着されている。従って、駆動モータ31が回転されることによって、第3ギヤ40が回転し吸引ポンプ33は回転駆動される。第3ギヤ40は、ケースK1に回転可能に支持された第4ギヤ41(これが駆動歯車に相当)及び従動ギヤ42(これが全歯歯車に相当)を介して、図示しない昇降機構に対して駆動モータ31の回転を伝達し、キャッピング装置32を昇降動作させるようになっている。
、180度よりも大きな角度の扇形状をした回転規制溝53が形成されており、この回転規制溝53には係止部材54が摺動可能に嵌合されている。この係止部材54は、図2に示すように、ケースK1の円筒カム収容部Kdの底面に固着されている。従って、係止部材54は、円筒カム34が回動すると、回転規制溝53の端部53a,53b(図6及び図7参照)に当接して円筒カム34の回動を規制する。
れている。また、図7に示すように欠歯歯車51の歯51aが形成されている端部Eに位置する歯51aは、前記回転規制溝53の端部53aに係止部材54が当接しているクリーニング動作開始時に、前記第4ギヤ41とほぼ対向する位置に形成されている。すなわち、第4ギヤ41がr1方向に回転すると、すぐに欠歯歯車51の歯51aが噛み合って、欠歯歯車51がr2方向に回転する状態となっている。
4が当接すると、位置決め部材62aがカム溝52の上側案内部52cのエンド壁面(段部S1,S2)に当接する。また、位置決め部材62aがカム溝52の下側案内部52a→傾斜案内部52b→上側案内部52cと移動する範囲において、前記欠歯歯車51は第4ギヤ41に噛み合い、位置決め部材62aが上側案内部52cのエンド壁面に到達する前に、欠歯歯車51は第4ギヤ41と噛み合わなくなる。
印刷を行う場合には、プリンタ11は、紙送りモータ12を駆動して、プラテン14及び記録ヘッド25との間に紙Pを導く。そして、同プリンタ11は、キャリッジモータ18を駆動してキャリッジ20をx方向及び反x方向に往復移動させながら、圧電素子を駆動してインクカートリッジ23,24から供給されるインクを記録ヘッド25のノズルから紙Pに向けて噴射する。そして、キャリッジ20が往復移動できる範囲で記録ヘッド25の噴射が終了すると、プリンタ11は、紙送りモータ12を駆動して、紙Pを前方に所定量だけ搬送する。その後、再びプリンタ11は、キャリッジモータ18及び圧電素子を駆動して、キャリッジ20を移動させながら記録ヘッド25からインクを噴射する。これを繰り返すことにより紙Pに印刷が行われる。
して、欠歯歯車51が回転すると、欠歯歯車51は、その凸部60が凹所59のr2方向の壁面に当接するまで第2溝形成部材56に対して相対回転した後、第1溝形成部材55及び第2溝形成部材56と一体となって回転する。すなわち、円筒カム34がr2方向に回転されて、カム溝52が回転する。これにより、ワイパ支持部材61の位置決め部材62aが、嵌合されているカム溝52の下側案内部52aから傾斜案内部52bを経て上側案内部52cに至り、ワイパ部材63が上昇される。
部材56及びその上方の従動ギヤ42が回転していても、欠歯歯車51のみが一時停止する。つまり、常に第4ギヤ41と噛みあって反r1方向に回転している従動ギヤ42及び慣性力により回転する第2溝形成部材56に対して、欠歯歯車51はr1方向に相対回転する。
(1)本実施形態では、位置決め部材62aが下側案内部52aから上側案内部52cに、又は上側案内部52cから下側案内部52aに移動するときに、欠歯歯車51が第4ギヤ41と噛み合って駆動力を受ける。このため、欠歯歯車51にインクが付着して負荷が大きくなっても、位置決め部材62aが傾斜案内部52bを移動するときには、第4ギヤ41の回転力をより確実に受けるため、円筒カム34をより確実に回転させることができ、ワイパ部材63の昇降をより確実に行うことができる。
円板形状の場合に比べて欠歯歯車51が軽くなっている。このため、欠歯歯車51が第4ギヤ41と噛み合う負荷をより少なくすることができる。従って、負荷がより少なくなるので、欠歯歯車51を第4ギヤ41に、よりスムーズに噛み合わすことができ、欠歯歯車51をより長寿命とすることができる。
動ギヤ42を、欠歯歯車51に整合するように設けた。従って、従動ギヤ42を配置するために要する水平空間を小さくすることができる。また、欠歯歯車51に下側が噛み合い、かつ従動ギヤ42に上側が噛み合う第4ギヤ41の形状を上側、下側とも同じ径としてもよいので、すなわち第4ギヤ41を複雑な形状とする必要がないので、構造を簡単にすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図10〜図12に基づいて説明する。本実施形態においては、説明の便宜上、第1実施形態と差異のある箇所について詳細に説明し、同一の部分に関しては、同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態では、図10〜図12に示すように、上記した第1実施形態の欠歯歯車51の変形例を欠歯歯車71に具体化したものである。従って、前記プリンタ11は、欠歯歯車71を除いて第1実施形態と同様の動作をするようになっている。図10〜12は、本実施形態の円筒カムの欠歯歯車71を説明するための底面図である。
ヤ42は、円筒カム34に対して相対回転可能で、かつ同円筒カム34の回転軸心Cと中心として回転するようになっている。
図10に示すように、第1実施形態と同様に、欠歯歯車71と第4ギヤ41に噛み合っていない状態から、駆動モータ31が逆回転に切り換わると、第4ギヤ41が反r1方向に回転する。この第4ギヤ41の回転力を従動ギヤ42を介して受けることによって、欠歯歯車71は反r2方向に回転する。そして欠歯歯車71の歯71aが第4ギヤ41に対向する位置まで回転し噛み合おうとする。
本実施形態によれば、上記した第1実施形態の効果に加え、次のような効果を得ることができる。
(変更例)
なお、上記した発明の実施の形態は以下のように変更してもよい。
○欠歯歯車51を円筒カム34の上側以外、例えば下側に設けること。
6に形成すること。
○欠歯歯車51及び従動ギヤ42の径の大きさを異なるようにすること。この場合、欠歯歯車51が噛み合う第4ギヤ41の下側と、従動ギヤ42が噛み合う第4ギヤ41の上側とを異なる径の2つのギヤを整合して第4ギヤ41として配置すればよい。
○欠歯歯車51を備えた円筒カム34を、ワイパ部材63を昇降させる以外の機構に用いること。例えば、図示しないキャップ支持部材46を昇降させる機構に円筒カム34を用いて、円筒カム34を回動させることによりキャップ45を昇降させるようにしてもよい。
(A)請求項3又は4に記載の駆動変換装置において、前記回転部材の回転を規制する規制部材が設けられていることを特徴とする駆動変換装置。
Claims (6)
- 外周の一部に歯が形成されている欠歯歯車と、
この欠歯歯車が正逆回転することにともなって正逆回転する回転部材と
から構成される回転体であって、
前記欠歯歯車及び回転部材の一方に凸部が設けられているとともに、その他方には、前記凸部が遊嵌される凹部が設けられており、
前記凹部に前記凸部を遊嵌させることにより、前記欠歯歯車を、前記回転部材に対して所定範囲内でのみの相対回転が許容されるように連結させるとともに、前記凹部に前記凸部が遊嵌されたときに生じる隙間を、前記欠歯歯車の歯の1ピッチ分にしたことを特徴とする回転体。 - 請求項1に記載の回転体において、
前記欠歯歯車を円環形状にしたことを特徴とする回転体。 - 請求項1又は2に記載の回転体と、
この回転体の前記欠歯歯車に並設され、その欠歯歯車と噛合する正逆回転する駆動歯車と噛合して正逆回転する外周の全面に歯が形成されている全歯歯車と、
この全歯歯車を前記欠歯歯車の側面に押圧し、その全歯歯車の回転力を前記欠歯歯車に付与する付勢手段とを備え、
前記欠歯歯車を、前記全歯歯車の回転力により、前記駆動歯車との噛合が外れた状態から前記駆動歯車と噛合する方向に回転させることを特徴とする駆動変換装置。 - 請求項3に記載の駆動変換装置において、
前記回転体の回転部材の外周面には、回転部材の正逆回転に伴って位置決め部材を軸線方向に案内するカム溝が形成されていることを特徴とする駆動変換装置。 - 液体を噴射する複数のノズルが形成されている液体噴射ヘッドを払拭清掃するワイパ部材と、このワイパ部材を支持するワイパ部材を支持するワイパ支持部材と、を有するワイピング手段を備えたクリーニング装置において、
請求項4に記載した駆動変換装置を設け、
この駆動変換装置の位置決め部材が前記ワイパ支持部材に連結されており、
前記駆動変換装置の回転体が正逆回転することにより、前記位置決め部材が昇降されて前記ワイパ部材が昇降されることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項5に記載のクリーニング装置を備えたことを特徴とするインクジェット式プリンタ。
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