JP4442177B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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がワイパーWに摺動するので、クリーナCLとワイパーWとの摩耗によって、その寿命が短くなってしまう。特に、クリーナCLがウレタンのような柔軟性のある材料で構成されている場合では顕著になる。
また、前記ワイパが回動する液体噴射装置において、装置を小型化することができる。
また、例えば、増粘した液体を使用する液体噴射装置において、前記ワイパを複数回繰り返してクリーニングすることで前記ワイパに付着した液体や塵埃を確実に拭き取ることができる。
この液体噴射装置において、前記クリーナは、前記スライド部材に接続された支持部に把持して支持されていてもよい。
以下、本発明を具体化した液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタの一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
である。プリンタ1は、紙送りモータ2を備えた紙送り機構を有している。この紙送りモータ2は、図示しない駆動ローラを駆動して、副走査方向(y方向)にターゲットとしての記録紙Pを搬送する。
とする。
キャッピング装置17は、前記記録ヘッド13のノズル形成面に対向する位置に取り付けられている。キャッピング装置17は、前記取り付けケースCKに対して主走査方向(+x方向,−x方向)に摺動可能なクリーナ移動手段としてのスライド部材Sに支持されている。また、スライド部材Sは前記取り付けケースCKに対して上下方向(+z方向,−z方向)に移動可能である。
支持部Saは、その底部Sc上に図示しないバネを介してキャッピング装置17を支持している。キャッピング装置17は、その上部に前記インクを吸収するための吸収部材25aと該吸収部材25aの外周縁に沿って形成された封止部材25bとを備えている。封止部材25bはゴムなどの弾性素材で構成されている。また、封止部材25bは前記記録ヘッド13のノズル形成面全面を覆うことが可能な大きさに形成されている。尚、本実施形態の吸収部材25aは、たとえば、顔料インクや所謂クリアインクといった特殊インクのインクの種類に応じて複数の領域に分割されている。
いる歯部19Gaと歯が形成されていない非形成部19Gbとから構成されている。
する位置(特許請求の範囲に記載された「非摺接位置」に相当する)になり、前記ワイピング装置19が前記支持軸Sdを中心に回動してもそのワイパ19wに摺接不可能になる。また、図6(a)に示すように、スライド部材Sが摺動し前記規制部材CKaが第2当接面M2に当接する位置においてはクリーナ本体27は前記取り付けケースCKの側面CKbに接近する位置(特許請求の範囲に記載された「摺接位置」に相当する)になり、前記ワイピング装置19が前記支持軸Sdを中心に回動するとワイパ19wに摺接可能になる。
このカム面は、図5に示すように、第1のカム面C1、第2のカム面C2及び第3のカム面C3から構成されている。第1のカム面C1は、軸部32からの距離がほぼ等しくなるように形成され、その距離は比較的小さく設定されている。また、第2のカム面C2は、第1のカム面C1に連続して形成され、第1のカム面C1から離間するにつれて軸部32からの距離が徐々に大きくなるように形成されている。さらに、第3のカム面C3は、第1のカム面C1に連続して形成されるとともに、第2のカム面C2の反対側に設けられている。そして、第3のカム面C3は、第1のカム面C1から離間するにつれて軸部32からの距離が徐々に大きくなるように形成されている。
また、軸部32には、キャップ駆動歯車Qcが取り外し可能に嵌挿固着されており、第1のカムQg1及び第2のカムQg2との間に配置されている。キャップ駆動歯車Qcは、前記駆動モータ16と共に常に回転する第3の歯車G3の第2の伝達用歯車G34と噛合している。従って、欠歯歯車G31,G32の歯が第2の歯車G2の歯と噛合している場合に、駆動モータ16の回転力は、第2の伝達用歯車G34及び歯車付カム33の間欠歯車Qwを介して、ワイピング装置19を「進出位置」と「退避位置」との間で回動させる。また、駆動モータ16の回転力は、第2のカムQg2と歯車付カム33の第1のカムQg1とを介してスライド部材Sの位置決め部Srを上下方向に移動させる。
の方向に回転すると、前記第1、第2及び第3の歯車G1,G2,G3を介してキャップ駆動歯車Qcに回転力が伝達され制御軸Qが図中時計方向に回転する。即ち、第1及び第2のカムQg1,Qg2は図中時計方向に回転する。
吸引)し、前記廃液タンク5に排出する(ステップS1−6)。
(1)本実施形態によれば、メンテナンスユニット15は、そのスライド部材Sにクリーナ部材26を固設した。また、前記ワイピング装置19のギヤ支持部19Mの一部が、前記取り付けケースCKの側面CKbに設けられたL字状のストッパ部材Fに嵌挿されるようにした。さらに、ワイパ制御用ギヤ19Gの中心に形成された孔19Hに支持軸Sdを貫挿した。従って、前記ワイピング装置19が回動して進出位置に至るときはワイパ19wが前記クリーナ本体27に摺接しないようにすることができる。また、前記ワイピング装置19が回動して退避位置に至るときはワイパ19wが前記クリーナ本体27に摺接することができる。この結果、前記ワイピング装置19が回動して退避位置、進出位置に至る毎にクリーナ本体27がワイパ19wに摺接することがないので、その分、クリーナ
本体27の耐久性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化したプリンタの第2実施形態を図10に従って説明する。本実施形態においては、その駆動方法だけが異なっておりプリンタの構成は上記第1実施形態と同じである。従って、プリンタの構成については、その詳細な説明は省略する。
まず、上記第1の実施形態と同様にしてステップS1−1〜ステップS1−10を行う。その後、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動する。すると、スライド部材Sが下降し(ステップS1−11)、続いて、制御軸Qの間欠歯車Qwの歯部Qw1とワイパ制御用ギヤ19Gの歯部19Gaとが噛合して、前記支持軸Sdを回転中心として回動しワイピング装置19が退避位置に至る(ステップS1−12)。このとき、クリーナ本体27は摺接位置に移動しているので前記クリーナ本体27がワイパ19wを摺接し、同ワイパ19wに付着したインクや塵埃を拭き取る。
ップS2−1)、予め設定された回数に至っていると判断すれば(ステップS2−1にてNO)、前記第1実施形態で説明したステップS1−13及びステップS1−14を行い終了する。
以下、本発明を具体化したプリンタの第3実施形態を図11に従って説明する。本実施形態においては、その駆動方法だけが異なっておりプリンタの構成は上記第1実施形態と同じである。従って、プリンタの構成については、その詳細な説明は省略する。
上記第1の実施形態と同様にしてステップS1−1〜ステップS1−10を行う。その後、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動する。すると、スライド部材Sが下降する(ステップS1−11)。
このように、吸引ポンプ18の吸引動作を予め設定された回数だけ行った後に、クリーナ本体27によってワイパ19wに付着したインクや塵埃を拭き取るようにする。従って、第1実施形態のように、吸引ポンプ18の吸引動作を行った毎にクリーナ本体27とワイパ19wとの摺接するのではなく、吸引ポンプ18の吸引動作を予め設定された回数だけ行った後にクリーナ本体27とワイパ19wとの摺接するので、その摺接する回数を減らすことができる。この結果、クリーナ本体27とワイパ19wとの摺接によるクリーナ本体27の摩耗を低減させることができるので、第1の実施例に比較してさらにクリーナ本体27の耐久性を向上させることができる。
○上記各実施形態においては、記録ヘッド13を備えたキャリッジ10にインクカートリッジ12が搭載されたプリンタ1について説明した。これに代えて、キャリッジ10にインクカートリッジ12が搭載されていないプリンタ、すなわちオフキャリッジタイプのプリンタであってもよい。
Claims (4)
- 液体をターゲットに対して噴射する液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭するワイパと、
前記ワイパを摺接させて前記ワイパをクリーニングするクリーナと
を備えた液体噴射装置において、
前記ワイパを、前記ノズル形成面を払拭可能な第1の位置、前記ノズル形成面を払拭不能な第2の位置、及び前記ノズル形成面を払拭不能な位置であって且つ前記第2の位置とは異なる第3の位置に移動させるワイパ移動手段と、
前記クリーナを、前記ワイパと摺接しない非摺接位置と前記第2の位置と前記第3の位置との間を移動する前記ワイパと摺接する摺接位置との間を往復動させるクリーナ移動手段と、をさらに備え、
前記ワイパ移動手段は、駆動モータの回転に基づき回転する軸部と、前記軸部に一体回転可能に設けられる回転部とを有し、
前記クリーナ移動手段は、
前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面に当接するキャップを支持し、且つ前記液体噴射ヘッドの移動方向及び前記液体噴射ヘッドからの液体の噴射方向に沿った所定方向に移動可能なスライド部材と、
前記スライド部材に接続される支持軸と、
前記支持軸に一体回転可能に設けられ、且つ前記ワイパを前記第2の位置と前記第3の位置との間で回転させるためのワイパ制御用ギヤと、
前記スライド部材に接続され、且つ前記ワイパを前記第2の位置と前記第1の位置との間で移動させる場合に前記回転部から伝達される動力によって前記スライド部材を前記所定方向に移動させるための位置決め部と、を有し、
前記回転部は、前記ワイパ制御用ギヤに噛合可能な間欠歯車と、前記間欠歯車と共に回転し且つ外周面が前記位置決め部に当接するカムとを有し、
前記カムの外周面は、前記回転部の回転方向における各位置と前記軸部との距離が互いに等しくなるように形成された円弧状の第1のカム面と、前記回転方向において前記第1のカム面に連続して形成されると共に、前記回転方向において前記第1のカム面から離間するに連れて前記軸部からの距離が徐々に長くなるように形成された第2のカム面と、を含んだ構成であり、
前記ワイパ制御用ギヤは、前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間に位置する場合に前記回転部の間欠歯車と噛合する歯部を有し、
前記位置決め部は、前記回転部の前記間欠歯車と前記ワイパ制御用ギヤの前記歯部とが噛合する場合には前記カムの前記第1のカム面に当接する一方、前記間欠歯車と前記歯部とが非噛合状態である場合には前記カムの前記第2のカム面に当接するように配置され、
前記回転部の前記間欠歯車と前記ワイパ制御用ギヤの前記歯部とが噛合する場合には、前記回転部の回転によって前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間で回転し、
前記間欠歯車と前記歯部とが非噛合状態である場合には、前記回転部の回転によって前記位置決め部に前記カムの前記第2のカム面が当接することにより、前記スライド部材に前記支持軸を介して支持される前記ワイパが前記第2の位置と前記第1の位置との間で前記所定方向に移動するようになっており、
前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を払拭する場合には、前記ワイパが前記第1の位置に配置されると共に、前記クリーナが前記非摺接位置に配置されるように、前記各移動手段が駆動し、
前記ワイパを用いた前記ノズル形成面の払拭が終了した後には、前記ワイパが前記第1の位置から前記第2の位置に向けて前記所定方向に移動すると共に、前記クリーナが前記非摺接位置から前記摺接位置に移動するように、前記各移動手段が駆動し、
その後、前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間で複数回往復回転するように、前記ワイパ移動手段が駆動することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記クリーナ移動手段は、前記液体噴射ヘッド、もしくはヘッド支持部材と係合して前記クリーナを前記摺接位置から前記非摺接位置に案内することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記クリーナはスポンジ状のウレタンで構成されていることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項2または3に記載の液体噴射装置において、
前記クリーナは、前記スライド部材に接続された支持部に圧着支持されていることを特徴とする液体噴射装置。
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