JP4442177B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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本発明は、液体噴射装置に関する。
従来、液体をターゲットに噴射させる液体噴射装置として、インク滴を記録媒体に噴射させて画像等を印刷するインクジェット式プリンタがある。インクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という)は、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドと、記録媒体を副走査方向に設定された設定量毎に搬送する記録媒体搬送機構とを備えている。前記キャリッジにはインクタンクからのインクが供給され前記記録ヘッドに設けられたノズルから噴射される。
この種のプリンタにおいては、前記記録ヘッドのノズルの目詰まりや塵埃の付着を排除したり、ノズルでのインクの蒸発乾燥を防止したりすることで、同記録ヘッドの良好なインク噴射特性を維持させるためのメンテナンスユニットが設けられている。
図12は、従来のメンテナンスユニットのワイピング装置の駆動を説明するための図である。記録時においては、図12(a)に示すように、ワイパー支持体81が鎖線で示された記録ヘッドのノズル形成面位置Hより下方に位置し待避状態にある。ワイピング時においては、ワイピング装置80のワイパー支持体81が回転軸Rを中心に図中右回りに回動することで上昇し(図12(b))、ワイパー支持体81に支持されたワイパーWが図示しない記録ヘッドのノズル形成面に当接する位置し進出状態となる(図12(c))。このとき、ワイパーWは同ワイパーWに付着したインクや塵埃を払拭するためのクリーナCLに摺接されながら進出する。
この状態で、前記キャリッジが主走査方向(紙面に対して上下方向)に移動することで前記ワイパーWがノズル形成面に当接摺動し同ノズルに付着した払拭するようになっている。
また、前記ワイパーWがノズルに付着した払拭した後、即ち、図12(c)に示された状態から、図12(b)に示すようにワイパー支持体81が回転軸Rを中心に図中左回りに回動することで下降し、ワイパー支持体81に支持されたワイパーWが記録ヘッドのノズル形成面から離間して待避状態になる(図12(a))。このとき、前記ワイパー支持体81のガイド部Gに沿ってクリーナCLが案内されることで前記ワイパーWがクリーニング部材CLに摺動され同ワイパーWに付着したインクや埃塵等を払拭する。このように、ワイパー支持体81が回動する毎にワイパーWは前記クリーナCLにインク等が除去されるようになっている(特許文献1)。
特願2002−232463号
上記文献1に記載されたプリンタにおいては、待避時にクリーナCLに一旦払拭されたインクが、ワイパーWの進出時に同クリーナCLに摺接することで再度ワイパーWに付着してしまう。そして、そのインクが付着したワイパーWがノズル形成面を当接するため、同インクがノズル形成面に再度付着してしまうことがある。従って、ノズル形成面に付着したインクを確実に取り除くことができない。
また、前記したように、ワイパーWの進出時及び待避時の両方において、クリーナCL
がワイパーWに摺動するので、クリーナCLとワイパーWとの摩耗によって、その寿命が短くなってしまう。特に、クリーナCLがウレタンのような柔軟性のある材料で構成されている場合では顕著になる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、クリーナの耐久性を向上させることができるメンテナンス装置を備えた液体噴射装置を提供することにある。
本発明の液体噴射装置は、液体をターゲットに対して噴射する液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭するワイパと前記ワイパを摺接させて前記ワイパをクリーニングするクリーナと備えた液体噴射装置において、前記ワイパを、前記ノズル形成面を払拭可能な第1の位置、前記ノズル形成面を払拭不能な第2の位置、及び前記ノズル形成面を払拭不能な位置であって且つ前記第2の位置とは異なる第3の位置に移動させるワイパ移動手段と、前記クリーナを前記ワイパと摺接しない非摺接位置と前記第2の位置と前記第3の位置との間を移動する前記ワイパと摺接する摺接位置との間を往復動させるクリーナ移動手段と、をさらに備え、前記ワイパ移動手段は、駆動モータの回転に基づき回転する軸部と、前記軸部に一体回転可能に設けられる回転部とを有し、前記クリーナ移動手段は、前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面に当接するキャップを支持し、且つ前記液体噴射ヘッドの移動方向及び前記液体噴射ヘッドからの液体の噴射方向に沿った所定方向に移動可能なスライド部材と、前記スライド部材に接続される支持軸と、前記支持軸に一体回転可能に設けられ、且つ前記ワイパを前記第2の位置と前記第3の位置との間で回転させるためのワイパ制御用ギヤと、前記スライド部材に接続され、且つ前記ワイパを前記第2の位置と前記第1の位置との間で移動させる場合に前記回転部から伝達される動力によって前記スライド部材を前記所定方向に移動させるための位置決め部と、を有し、前記回転部は、前記ワイパ制御用ギヤに噛合可能な間欠歯車と、前記間欠歯車と共に回転し且つ外周面が前記位置決め部に当接するカムとを有し、前記カムの外周面は、前記回転部の回転方向における各位置と前記軸部との距離が互いに等しくなるように形成された円弧状の第1のカム面と、前記回転方向において前記第1のカム面に連続して形成されると共に、前記回転方向において前記第1のカム面から離間するに連れて前記軸部からの距離が徐々に長くなるように形成された第2のカム面と、を含んだ構成であり、前記ワイパ制御用ギヤは、前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間に位置する場合に前記回転部の間欠歯車と噛合する歯部を有し、前記位置決め部は、前記回転部の前記間欠歯車と前記ワイパ制御用ギヤの前記歯部とが噛合する場合には前記カムの前記第1のカム面に当接する一方、前記間欠歯車と前記歯部とが非噛合状態である場合には前記カムの前記第2のカム面に当接するように配置され、前記回転部の前記間欠歯車と前記ワイパ制御用ギヤの前記歯部とが噛合する場合には、前記回転部の回転によって前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間で回転し、前記間欠歯車と前記歯部とが非噛合状態である場合には、前記回転部の回転によって前記位置決め部に前記カムの前記第2のカム面が当接することにより、前記スライド部材に前記支持軸を介して支持される前記ワイパが前記第2の位置と前記第1の位置との間で前記所定方向に移動するようになっており、前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を払拭する場合には、前記ワイパが前記第1の位置に配置されると共に、前記クリーナが前記非摺接位置に配置されるように、前記各移動手段が駆動し、前記ワイパを用いた前記ノズル形成面の払拭が終了した後には、前記ワイパが前記第1の位置から前記第2の位置に向けて前記所定方向に移動すると共に、前記クリーナが前記非摺接位置から前記摺接位置に移動するように、前記各移動手段が駆動し、その後、前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間で複数回往復回転するように、前記ワイパ移動手段が駆動する
これによれば、クリーナ移動手段が非摺接位置にいるとき、ワイパを待機位置から払拭位置に移動させて前記ワイパをクリーニングしないようした。また、クリーナ移動手段が摺接位置にいるとき、ワイパを払拭位置から待機位置に移動させて前記ワイパをクリーニングするようした。この結果、前記ワイパが回動する毎にワイパを前記クリーナに摺接することはないので、クリーナの耐久性を向上させることができる。
また、前記クリーナ移動手段の移動をスライド部材の移動に伴って行わせることができる。
また、前記ワイパが回動する液体噴射装置において、装置を小型化することができる。
また、例えば、増粘した液体を使用する液体噴射装置において、前記ワイパを複数回繰り返してクリーニングすることで前記ワイパに付着した液体や塵埃を確実に拭き取ることができる。
この液体噴射装置において、前記クリーナ移動手段は、前記液体噴射ヘッド、もしくはヘッド支持部材と係合して前記クリーナを前記摺接位置から前記非摺接位置に案内するようにしてもよい。
の液体噴射装置において、前記クリーナはスポンジ状のウレタンで構成されていてもよい。
これによれば、前記ワイパに付着した液体や塵埃等を確実に払拭することができる。
この液体噴射装置において、前記クリーナは、前記スライド部材に接続された支持部に把持して支持されていてもよい。
これによれば、クリーナを接着剤といった化学材料を使用することなくスライド部材に接続することができる。この結果、クリーナに付着したインクが接着剤といった化学材料と反応し同クリーナを変質させることはない。この結果、クリーナの特性が劣化することはない。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタの一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1は、インクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)の全体斜視図
である。プリンタ1は、紙送りモータ2を備えた紙送り機構を有している。この紙送りモータ2は、図示しない駆動ローラを駆動して、副走査方向(y方向)にターゲットとしての記録紙Pを搬送する。
また、プリンタ1はフレーム3を備えている。このフレーム3には、主走査方向(x方向)に延びるプラテン4が配設されている。プラテン4は、記録紙Pを支持する支持台である。プラテン4の上面には前記紙送りモータ2の駆動により搬送された記録紙Pが導かれて支持される。プラテン4の下方には、使用したインク(廃インク)を貯留する廃液タンク5が備えられている。
また、フレーム3には、駆動プーリ6及び従動プーリ7が設けられている。駆動プーリ6には正逆回転可能なキャリッジモータ8が接続されている。駆動プーリ6及び従動プーリ7にはタイミングベルト9が掛け装されており、該タイミングベルト9にはヘッド支持部材としてのキャリッジ10が連結されている。さらに、フレーム3には、前記プラテン4と平行に延設されたガイド部材11が架設されている。このガイド部材11は、キャリッジ10を摺動可能に支持している。従って、キャリッジ10は駆動プーリ6の駆動によりガイド部材11に支持されながら、正及び負の主走査方向(+x方向及び−x方向)に往復移動可能となっている。
一方、キャリッジ10は、インクカートリッジ12を着脱可能に搭載している。インクカートリッジ12は、複数に区画された収容室を有しており、各収容室には液体としての各インクがそれぞれ収容されている。また、キャリッジ10は、その下面に液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド13を備えている。この記録ヘッド13はプラテン4と対向している。
記録ヘッド13は、その下面に開口した図示しない複数のノズルを備えたノズル形成面が形成されている。各ノズルには圧電素子(図示略)が配設されている。前記インクカートリッジ12からは記録ヘッド13にインクが供給される。そして、前記圧電素子の駆動に伴って前記ノズルの吐出口から所定量のインクがプラテン4に支持された前記記録紙Pに対して墳出される。
また、前記フレーム3は、その一側部であって非印刷領域(ホームポジション)にメンテナンスユニット15が備えられている。メンテナンスユニット15は、記録ヘッド13の良好なインク墳出特性を維持するためのメンテナンスを施すものである。
図2は、メンテナンスユニット15の全体斜視図である。図3は、メンテナンスユニット15の一部分解斜視図である。メンテナンスユニット15は、取り付けケースCKを介して前記フレーム3に取り付けられている。メンテナンスユニット15は、駆動モータ16(図3参照)、キャップとしてのキャッピング装置17、吸引ポンプ18、ワイピング装置19及びキャリッジロック装置20を備えている。
駆動モータ16は、図3に示すように、取り付けケースCK内であって吸引ポンプ18とキャリッジロック装置20との間に配設されている。駆動モータ16は、正逆回転制御可能なモータである。また、本実施形態の駆動モータ16はステッピングモータである。即ち、駆動モータ16は図示しない制御装置に電気的に接続され、同制御装置から供給される制御信号によって駆動モータ16の回転軸Roを正回転方向(CW回転方向)又は逆回転方向(CCW回転方向)に制御する。また、駆動モータ16は前記制御信号によって回転軸Roの回転位置を制御する。尚、本明細書においては、駆動モータ16を負の主走査方向(−x方向)に見て前記回転軸Roの回転方向が時計回り方向である場合を正回転方向(CW回転方向)とし、反時計回り方向である場合を逆回転方向(CCW回転方向)
とする。
前記回転軸Roは、吸引ポンプ18側及びキャリッジロック装置20側の両方(+x方向と−x方向の両方)に突出している。駆動モータ16は、その吸引ポンプ18側の回転軸Roの先端に第1の駆動ギヤKG1を備えている。
駆動モータ16と吸引ポンプ18との間には第1、第2及び第3の歯車G1,G2,G3が設けられている。第1の歯車G1はその大歯車部G1aが前記第1の駆動ギヤKG1と噛合するように前記取り付けケースCKの所定の位置に回転可能に軸支されている。第2の歯車G2は、吸引ポンプ18の回転軸Rpに回転不能に軸支されるとともに前記第1の歯車G1の小歯車部G1bに噛合されている。従って、吸引ポンプ18は、第1の駆動ギヤKG1、第1の歯車G1及び第2の歯車G2を介して駆動モータ16と駆動連結されている。その結果、吸引ポンプ18は、駆動モータ16の正逆回転に基づいて正逆転駆動する。
第3の歯車G3は、欠歯を有した2つの欠歯歯車G31,G32と欠歯を有しない2つの伝達用歯車G33,G34とが互いにその回転軸を共通とするように前記取り付けケースCKの所定の位置に回転可能に軸支されている。第1の伝達用歯車G33及び2つの欠歯歯車G31,G32が前記第2の歯車G2に噛合するように、駆動モータ16側からG34→G32→G31→G33の順に重ね合わされることで構成されている。
第1の伝達用歯車G33は、第1の欠歯歯車G31に対して自由に回転可能に重ね合わされて回転可能に回転軸に軸支されている。第1の欠歯歯車G31と第2の欠歯歯車G32とは、その互いの欠歯部がほぼ同じ位置になるように重ね合わされ、互いにほぼ同期して回転するように回転可能に回転軸に軸支されている。第2の欠歯歯車G32は前記第2の伝達用歯車G34を同期させ回転させるように重ね合わされて回転可能に回転軸に軸支されている。
従って、欠歯歯車G31,G32の欠歯部が前記第2の歯車G2に向かい合っているとき、駆動モータ16の回転力は前記第1及び第2の歯車G1,G2を介して第1の伝達用歯車G33にのみ伝達され欠歯歯車G31,G32には伝達されない。つまり、前記したように、第1の伝達用歯車G33は第1の欠歯歯車G31に対して自由に回転可能に重ね合わされているので、前記第1の伝達用歯車G33のみが駆動モータ16の回転に応じて回転し、第2の伝達用歯車G34は回転しない。従って、欠歯歯車G31,G32の欠歯部が前記第2の歯車G2に向かい合っている場合、駆動モータ16の回転に応じて吸引ポンプ18のみが駆動制御されるとともに、第1の伝達用歯車G33が回転する。
一方、欠歯歯車G31,G32の歯が前記第2の歯車G2の歯と噛合している場合、第1の伝達用歯車G33及び欠歯歯車G31,G32のそれぞれは前記第2の歯車G2に同期して回転する。この場合、第2の欠歯歯車G32によって第2の伝達用歯車G34にも駆動モータ16の回転力が伝達され同駆動モータ16と同期して正又は逆回転制御される。つまり、吸引ポンプ18の回転軸Rp及び第1の伝達用歯車G33は、駆動モータ16が駆動している期間は常時回転する。これに対して、第2の伝達用歯車G34は、欠歯歯車G31,G32の歯が第2の歯車G2と噛合している場合に駆動モータ16の駆動に伴って正又は逆方向に所定の角度だけ回転する。
一方、駆動モータ16とキャリッジロック装置20との間には図示しない駆動制御機構が設けられ、前記駆動モータ16が駆動する所定のタイミングでキャリッジロック装置20に設けられたロック部材20a(図2参照)が上下方向(+z方向,−z方向)に往復移動するようになっている。
図4は、キャッピング装置17及びワイピング装置19の斜視図である。図5は、ワイピング装置19及び制御軸Qを負の主走査方向(−x方向)へみたときの斜視図である。
キャッピング装置17は、前記記録ヘッド13のノズル形成面に対向する位置に取り付けられている。キャッピング装置17は、前記取り付けケースCKに対して主走査方向(+x方向,−x方向)に摺動可能なクリーナ移動手段としてのスライド部材Sに支持されている。また、スライド部材Sは前記取り付けケースCKに対して上下方向(+z方向,−z方向)に移動可能である。
スライド部材Sは、その上部が開口された有底略直方体形状を成す支持部Saと、該支持部Saの正の主走査方向(+x方向)側に接続した規制部Sbとから構成されている。
支持部Saは、その底部Sc上に図示しないバネを介してキャッピング装置17を支持している。キャッピング装置17は、その上部に前記インクを吸収するための吸収部材25aと該吸収部材25aの外周縁に沿って形成された封止部材25bとを備えている。封止部材25bはゴムなどの弾性素材で構成されている。また、封止部材25bは前記記録ヘッド13のノズル形成面全面を覆うことが可能な大きさに形成されている。尚、本実施形態の吸収部材25aは、たとえば、顔料インクや所謂クリアインクといった特殊インクのインクの種類に応じて複数の領域に分割されている。
規制部Sbは、前記支持部Sa側に設けられた第1当接面M1と、該第1当接面M1から距離Loを隔てて同支持部Saに対向する側に設けられた第2当接面M2とを備えている。第1当接面M1と第2当接面M2と間には前記取り付けケースCKに接続された規制部材CKaが貫通して突出している。前記取り付けケースCKは、スプリングを介してスライド部材Sに連結されている。スプリングは、スライド部材Sを前記取り付けケースCKに対して負の主走査方向(−x方向)に付勢している。
また、規制部Sbはその右端部に上方(+z方向)にストッパーStを突出形成している。前記ストッパーStは、その高さが前記キャリッジ10の側壁に当接するように設定している。従って、前記キャリッジ10が正の主走査方向(+x方向)に移動しその側壁がストッパーStに当接するとスライド部材S全体が正の主走査方向(+x方向)に摺動する。そして、前記距離Loだけ摺動すると前記規制部材CKaが第1当接面M1に当接し、キャリッジ10とともにスライド部材Sの正の主走査方向(+x方向)への摺動が規制される。また、前記規制部材CKaが第1当接面M1に当接した状態からキャリッジ10が負の主走査方向(−x方向)に移動すると、前記スプリングの付勢によってスライド部材S全体が負の主走査方向(−x方向)に摺動する。そして、前記距離Loだけ摺動すると規制部Sbが第2当接面M2に当接しスライド部材Sの負の主走査方向(−x方向)への摺動が規制される。
ワイピング装置19は、前記スライド部材Sの支持部Sa側に取り付けられている。ワイピング装置19は、弾性部材で構成されたワイパ19wと該ワイパ19wを支持するワイパ支持部材19sとから構成されている。ワイパ19wは本実施形態においては長方形を成している。また、ワイパ19wは、その長手方向の長さaoが前記記録ヘッド13のノズル形成面を一掃して払拭することが可能な長さに形成されている。さらに、本実施形態のワイパ19wは、前記記録ヘッド13のノズル形成面に付着したインクを効果的に掻き取ることができるようにその上縁部が正の主走査方向(+x方向)に向くように湾曲状を成している。
ワイパ支持部材19sには、図5に示すように、ギヤ支持部19Mを介してワイパ制御用ギヤ19Gが接続されている。ギヤ支持部19Mは板状の形状を成しワイパ制御用ギヤ19Gの外周囲より大きく形成されている。ワイパ制御用ギヤ19Gは、歯が形成されて
いる歯部19Gaと歯が形成されていない非形成部19Gbとから構成されている。
ワイパ制御用ギヤ19Gは、その中心に形成された孔19Hに前記スライド部材Sの所定の位置から主走査方向(x方向)に平行して突出した支持軸Sdが貫挿されている。ワイパ制御用ギヤ19Gは、この支持軸Sdに沿って移動可能に支持されている。また、ワイパ支持部材19sは支持軸Sdを中心として同支持軸Sdに回転可能に軸支されている。
図6(a),(b)は、それぞれ前記メンテナンスユニット15の上面図である。図6(a)に示すように、ワイピング装置19は、そのワイパ制御用ギヤ19Gが前記キャッピング装置17側に位置する向きに、即ち、前記ギヤ支持部19Mが前記取り付けケースCKの前記ストッパーStと対向する側面CKbに位置するように前記支持軸Sdに回転可能に軸支されている。
また、前記ギヤ支持部19Mはその一部が、前記側面CKbに設けられたL字状のストッパ部材Fに嵌挿されている。従って、図6(b)に示すようにスライド部材Sが正の主走査方向(+x方向)へ摺動すると、支持軸Sdはワイパ制御用ギヤ19Gに沿って相対的に移動可能になっているので、前記ストッパ部材Fに前記ギヤ支持部19Mの一部が当接することでワイピング装置19は正の主走査方向(+x方向)へ摺動せずスライド部材Sのみが摺動する。
また、スライド部材Sが負の主走査方向(−x方向)へ摺動すると、前記側面CKbに前記ギヤ支持部19Mが当接することでワイピング装置19は負の主走査方向(−x方向)へ摺動せずスライド部材Sのみが摺動する。
また、ワイピング装置19は前記支持軸Sdを回転中心としてワイパ19wの長手方向が副走査方向(y方向)と並行となる位置(以下、これを「進出位置」という)と副走査方向(y方向)と垂直となる位置、即ちz方向と並行となる位置(以下、これを「退避位置」という)との間の90°の範囲で回動制御されるようになっている。
また、前記スライド部材Sには、図4に示すように、クリーナとしてのクリーナ部材26が接続されている。クリーナ部材26はそのクリーナ本体27が係止手段28によってスライド部材Sに固設されている。
詳述すると、図4に示すように、係止手段28は、貫通孔Hoを有する板状の支持部としての把持部28aと棒状を成す係止部材28bとで構成されている。そして、スライド部材Sと把持部28aとの間にクリーナ本体27を把持し、さらに貫通孔Hoに係止部材28bを嵌入することで同クリーナ本体27がスライド部材Sに固設されている。このようにすることで、クリーナ部材26を接着剤といった化学材料を使用することなくスライド部材Sに機械的に接続することができる。このようにすることで、クリーナ本体27をスライド部材Sの移動に伴って行わせることができる。尚、係止部材28bは、図4に示すように、同係止部材28bの上に板をつけたような形状でも良く、この場合はクリーナ本体27を上からも挟み込むことでしっかりと固定することができる。
従って、前記クリーナ部材26はスライド部材Sの移動に伴って(即ち、前記記録ヘッド13に係合して)主走査方向(+x方向又は−x方向)に移動するが、前記ワイパ制御用ギヤ19Gが支持軸Sdに沿って相対的に移動可能になっているので前記ワイピング装置19とともに主走査方向(+x方向又は−x方向)には移動しない。その結果、図6(b)に示すように、スライド部材Sが摺動し前記規制部材CKaが第1当接面M1に当接する位置においては、クリーナ本体27は前記取り付けケースCKの側面CKbから離間
する位置(特許請求の範囲に記載された「非摺接位置」に相当する)になり、前記ワイピング装置19が前記支持軸Sdを中心に回動してもそのワイパ19wに摺接不可能になる。また、図6(a)に示すように、スライド部材Sが摺動し前記規制部材CKaが第2当接面M2に当接する位置においてはクリーナ本体27は前記取り付けケースCKの側面CKbに接近する位置(特許請求の範囲に記載された「摺接位置」に相当する)になり、前記ワイピング装置19が前記支持軸Sdを中心に回動するとワイパ19wに摺接可能になる。
また、本実施形態のクリーナ本体27はウレタンといったスポンジ状の弾力性に優れた材料で構成されている。従って、ワイパ19wの上縁部の形状が湾曲状であってもクリーナ本体27を確実に摺接することができる。この結果、クリーナ本体27はワイパ19wに付着したインクや塵埃といった付着物を確実に拭き取ることができる。
さらに、図4に示すように、前記スライド部材Sより下方の所定の位置には、前記主走査方向(x方向)を軸方向とするワイパ移動手段または制御手段としての制御軸Qが備えられている。
制御軸Qは、図5に示すように、軸部32を備えており、この軸部32の端部32a,32bは取り付けケースCKに回転可能に支持されている。軸部32の途中には歯車付カム33が一体に形成されている。歯車付カム33は、軸部32の端部32a側に形成された間欠歯車Qwと、その間欠歯車Qwに一体に形成された第1のカムQg1とを備えている。間欠歯車Qwは、図3に示すように、歯が形成されている歯部Qw1と歯が形成されていない非形成部Qw2とを備えている。間欠歯車Qwは、軸部32が回転した際に、ワイパ制御用ギヤ19Gの歯部19Gaと噛合して、ワイピング装置19を、支持軸Sdを中心として所定の角度だけ回動させる。つまり、ワイピング装置19を「進出位置」と「退避位置」との間で回動させる。
第1のカムQg1は、略楕円形状に形成されており、その外周面はスライド部材Sに固設された2つの位置決め部Srのうち一方が摺動するカム面となっている。
このカム面は、図5に示すように、第1のカム面C1、第2のカム面C2及び第3のカム面C3から構成されている。第1のカム面C1は、軸部32からの距離がほぼ等しくなるように形成され、その距離は比較的小さく設定されている。また、第2のカム面C2は、第1のカム面C1に連続して形成され、第1のカム面C1から離間するにつれて軸部32からの距離が徐々に大きくなるように形成されている。さらに、第3のカム面C3は、第1のカム面C1に連続して形成されるとともに、第2のカム面C2の反対側に設けられている。そして、第3のカム面C3は、第1のカム面C1から離間するにつれて軸部32からの距離が徐々に大きくなるように形成されている。
また、第1のカムQg1は、間欠歯車Qwと反対側の面にカム溝Gを備えている。カム溝Gは、第1のカムQg1の外周面の形状にほぼ沿うように形成されている。このカム溝Gには、スライド部材Sに設けられた2つのガイド軸Sqのうち一方が嵌挿されるようになっている。
軸部32の端部32bには、第2のカムQg2が取り外し可能に設けられている。第2のカムQg2は、第1のカムQg1と同じ形状に形成され軸部32に回転不能に固着されている。スライド部材Sに設けられた他方の位置決め部Srは、第2のカムQg2の外周面を摺動する。そして、第2のカムQg2は、第1のカムQg1と同じ様にカム溝Gを備えている。カム溝Gには、スライド部材Sの下面に設けられたガイド軸Sqのうち一方が嵌挿される。
スライド部材Sは、その位置決め部Srが、常に、第1及び第2のカムQg1,Qg2の外周面と当接した状態になるように取り付けケースCKに回転支持されている。
また、軸部32には、キャップ駆動歯車Qcが取り外し可能に嵌挿固着されており、第1のカムQg1及び第2のカムQg2との間に配置されている。キャップ駆動歯車Qcは、前記駆動モータ16と共に常に回転する第3の歯車G3の第2の伝達用歯車G34と噛合している。従って、欠歯歯車G31,G32の歯が第2の歯車G2の歯と噛合している場合に、駆動モータ16の回転力は、第2の伝達用歯車G34及び歯車付カム33の間欠歯車Qwを介して、ワイピング装置19を「進出位置」と「退避位置」との間で回動させる。また、駆動モータ16の回転力は、第2のカムQg2と歯車付カム33の第1のカムQg1とを介してスライド部材Sの位置決め部Srを上下方向に移動させる。
図7及び図8は、制御軸Qとワイピング装置19との関係を説明するための説明図である。図7及び図8は、制御軸Q及びワイピング装置19を正の主走査方向(+x方向)から負の主走査方向(−x方向)へ見た図である。
図7(a)に示すように、前記位置決め部Srが第1のカム面C1を当接しているとき(即ち、各第1のカムC1が上方(+z方向)に向いているとき)、ワイピング装置19が前記退避位置になるように予め位置決めされている。
そして、前記駆動モータ16の回転軸RoがCW回転の方向に回転すると、前記第1、第2及び第3の歯車G1,G2,G3を介してキャップ駆動歯車Qcに回転力が伝達され制御軸Qが図中反時計方向に回転する。この時、図7(a)に示す状態から、第1及び第2のカムQg1,Qg2は図中反時計方向に回転する。
すると、間欠歯車Qwの歯部Qw1がワイパ制御用ギヤ19Gの歯部19Gaと噛合し、ワイピング装置19が図中時計回りの方向に回転し進出位置に至る。また、このとき、スライド部材Sと一体形成された各位置決め部Srが第1のカム面C1を摺動する。前記第1のカム面C1は回転軸からの距離が短く、ほぼ等しくなるように形成されているため、スライド部材Sは押し上げられることなく、比較的低い位置に保たれる。このとき、前記キャッピング装置17は記録ヘッド13と当接不可能な高さ(非キャップ用位置)に配置される。
さらに、前記駆動モータ16の回転軸RoをCW回転の方向に回転させて前記制御軸Qをさらに図中反時計方向に回転させると、位置決め部Srが第2のカム面C2を第1のカム面C1側と反対側に向かって摺動する。このとき、第2のカム面C2は軸部32からの距離が徐々に大きくなるように形成されているため、図7(b)に示すように、位置決め部Sr、即ち、ワイピング装置19及びスライド部材Sは上方へ押し上げられる。そして、ワイパ19wの上縁部が、記録ヘッド13のノズル形成面の高さ位置(鎖線Hで示す)より高い位置、即ち、ワイパ19wがノズル形成面を払拭可能な位置(これを以下、作用位置といい、特許請求の範囲に記載された「払拭位置」に相当する)まで案内される。また、この状態においては、第2のカム面C2と第3のカム面C3とのカムプロフィールの相違に基づいて前記キャッピング装置17は記録ヘッド13と当接不可能な高さであって、キャッピング装置17は記録ヘッド13をキャップすることはない。
その後、前記各ガイド軸Sqがカム溝Gに形成された第1の当接面N1に当接するタイミングで前記第1及び第2の欠歯歯車G31,G32の欠歯部が第2の歯車G2に向かい合い駆動モータ16の回転力が第2の伝達用歯車G34(キャップ駆動歯車Qc)に伝達されなくなり、前記制御軸Qの回転が停止する。
この状態(図8(a)に示す状態)から前記駆動モータ16の回転軸RoがCCW回転
の方向に回転すると、前記第1、第2及び第3の歯車G1,G2,G3を介してキャップ駆動歯車Qcに回転力が伝達され制御軸Qが図中時計方向に回転する。即ち、第1及び第2のカムQg1,Qg2は図中時計方向に回転する。
すると、スライド部材Sと一体形成された各位置決め部Srが第1のカム面C1を摺動する。第1のカム面C1は軸部32からの距離が徐々に小さくなるように形成されているため、スライド部材Sは押し下げられる。つまり、ワイピング装置19が前記進出位置を保持したままスライド部材Sは押し下げられる。このとき、ワイパ19wの上縁部は鎖線Hで示した記録ヘッド13のノズル形成面より低い位置(これを以下、非作用位置といい、特許請求の範囲に記載された「待機状態」に相当する)に案内される。このとき、間欠歯車Qwの歯部Qw1が再びワイパ制御用ギヤ19Gの歯部19Gaと噛合する。
さらに、前記駆動モータ16の回転軸RoがCCW回転の方向に回転すると、制御軸Qが時計方向に回転する。そして、第1及び第2のカムQg1,Qg2は時計方向に回転する。このとき、間欠歯車Qwの歯部Qw1が再びワイパ制御用ギヤ19Gの歯部19Gaと噛合するため、ワイピング装置19が図中反時計回りの方向に回転し退避位置に至る。
さらに、図7(a)に示す状態から、制御軸Qが時計方向に回転すると、第1及び第2のカムQg1,Qg2は時計方向にさらに回転する。すると、位置決め部Srが第3のカム面C3を第1のカム面C1側と反対側に向かって摺動する。そして、前記各ガイド軸Sqが第3のカム面C3に沿って形成された第2の当接面N2に当接するタイミングで前記第3の歯車G3の第1及び第2の欠歯歯車G31,G32の欠歯部が第2の歯車G2に当接し回転が停止する。
このとき、第3のカム面C3は軸部32からの距離が徐々に大きくなるように形成されているため、図8(b)に示すように、スライド部材Sは上方へ押し上げられる。つまり、ワイピング装置19が前記退避位置を保持したままワイピング装置19及びスライド部材Sは上方へ押し上げられる(図示略)。このとき、スライド部材Sはその前記キャッピング装置17が記録ヘッド13と当接可能な高さ(これを以下、キャップ用位置という)に配置される。この結果、キャッピング装置17は、ホームポジションに移動した記録ヘッド13のノズル形成面に密着可能となる。
このように、スライド部材Sが下方へ押し下げられ非作用位置にいるとき、ワイピング装置19が進出位置及び退避位置に回動する。また、ワイピング装置19が進出位置に至った状態でスライド部材Sが上方へ押し上げられて非作用位置から作用位置に配置される。また、ワイピング装置19が進出位置に至った状態でスライド部材Sが下方へ押し下げられて作用位置から非作用位置に配置される。そして、それからワイピング装置19が進出位置から退避位置に回動する。
吸引ポンプ18は、図2に示すように、チューブポンプであって可撓性のチューブUを備えている。このチューブUは前記廃液タンク5に連結されている。また、吸引ポンプ18は、大気開閉制御バルブ装置VBを介して前記キャッピング装置17に連結されている。
大気開閉制御バルブ装置VBは、図4に示すように、略直方体を成しており、前記スライド部材Sに並設するように前記取り付けケースCKに接続されている。尚、図4では、チューブUを省略している。大気開閉制御バルブ装置VBにおいて、副走査方向(y方向)に向かって前記スライド部材Sに突設形成された突設部21と対向する側面29にはバルブスイッチ30が設けられている。また、大気開閉制御バルブ装置VBは、その内部に図示しない大気バルブを備えている。
バルブスイッチ30は、スライド部材Sが移動して前記スライド部材Sの突設部21と離間することでオンになり大気バルブを閉じるようになっている。この結果、大気がキャッピング装置17に供給されなくなる。また、バルブスイッチ30は、スライド部材Sが移動して前記突設部21によって押圧されることでオフになり、大気バルブが開くようになっている。この結果、大気バルブが開いて大気がキャッピング装置17に供給される。
また、吸引ポンプ18は、前記駆動モータ16が逆回転方向(CCW回転方向)のとき吸引動作を行い、正回転方向(CW回転方向)のとき吸引動作は行わないように構成されている。前記大気バルブが閉じた状態で吸引ポンプ18が吸引動作状態になると、前記管を介してキャッピング装置17内に負圧を供し、その結果、吸収部材25aに吸収されたインクを吸引される。そして、吸引されたインクを、前記チューブUを介して前記廃液タンク5に排出する。
次に、前記のように構成されたメンテナンスユニット15の駆動方法について図9に従って説明する。図9は、メンテナンスユニット15の駆動方法を説明するためのフローチャートである。
まず、キャリッジ10が前記ガイド部材11に沿って正の主走査方向(+x方向)に摺動し前記フレーム3の非印刷領域(ホームポジション)に位置すると、同キャリッジ10の側面が前記ストッパーStに当接しスライド部材Sが正の主走査方向(+x方向)に移動して停止する。つまり、の結果、記録ヘッド13のノズル形成面がメンテナンスユニット15のキャッピング装置17に対向する位置(キャップ位置)に配置される(ステップS1−1)。
この状態においては、図6(b)に示したように、クリーナ本体27はスライド部材Sの移動に伴って(即ち、前記記録ヘッド13と係合して)前記ワイパ19wに非摺接位置に案内されている。また、前記バルブスイッチ20Sがオン状態になり、キャッピング装置17には大気が供給されなくなる。
そして、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動することで、図8(b)に示したように、スライド部材Sが押し上げられ前記キャップ用位置に至る。この結果、前記キャッピング装置17の封止部材25bが記録ヘッド13のノズル形成面に当接しキャップする(ステップS1−2)。このとき、前記したように、キャッピング装置17がバネを介して前記スライド部材Sの底部Scに支持されているので、前記スライド部材Sはキャッピング装置17を全方向に微動できる。従って、キャッピング装置17は前記記録ヘッド13のノズル形成面を確実に封止することができる。
また、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動するので吸引ポンプ18が吸引動作を行い、前記キャッピング装置17とノズル形成面との間に負圧を与える(ステップS1−3)。この結果、ノズル形成面に付着したインクを吸収部材25aに吸収させることができる。
続いて、駆動モータ16を本実施形態においては約3秒間停止させた後(ステップS1−4)、キャリッジ10が負の主走査方向(−x方向)に所定量移動する。この間、クリーナ本体27は、若干移動するがワイパ19wに接触可能な位置まで移動しない。すると、バルブスイッチ20Sがオフになり、大気バルブが開く(ステップS1−5)。その結果、大気がキャッピング装置17に供給され前記キャッピング装置17とノズル形成面との間の負圧が解除される。この状態で、駆動モータ16を再度逆回転方向(CCW方向)に回転するように駆動させることで、前記吸収部材25aに吸収されたインクを吸引(空
吸引)し、前記廃液タンク5に排出する(ステップS1−6)。
続いて、駆動モータ16がCW回転方向に駆動する(ステップS1−7)。すると、スライド部材Sが押し下げられ、記録ヘッド13のノズル形成面からキャッピング装置17が離間しキャップが解除される。その後、継続して前記駆動モータ16がCW回転方向に駆動すると、図7(a)に示すたように、ワイピング装置19が進出位置になる(ステップS1−8)。このとき、クリーナ本体27は前記取り付けケースCKの側面CKbから離間する位置にあるのでワイパ19wは前記クリーナ本体27に摺接しない。
さらに、前記駆動モータ16がCW回転方向に駆動すると、図7(b)に示したように、スライド部材Sが上方向(+z方向)に押し上げられ、前記ワイパ19wがノズル形成面に摺接可能な位置に至る(ステップS1−9)。
この状態で、キャリッジ10が負の副走査方向(−y方向)へ移動する。すると、そして、前記ワイパ19wが記録ヘッド13のノズル形成面を摺動する。この結果、ワイパ19wが前記ノズル形成面に付着したインクや塵埃を払拭することができる(ステップS1−10)。また、このとき、スライド部材Sが負の副走査方向(−y方向)へ移動するので、クリーナ本体27はスライド部材Sの移動に伴って(即ち、前記記録ヘッド13と係合して)前記ワイパ19wに摺接位置に案内されている。
その後、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動する。すると、ワイピング装置19が下降し(ステップS1−11)、続いて、制御軸Qの間欠歯車Qwの歯部Qw1とワイパ制御用ギヤ19Gの歯部19Gaとが噛合して、前記支持軸Sdを回転中心として回動しワイピング装置19が退避位置に至る(ステップS1−12)。このとき、前記クリーナ本体27は前記取り付けケースCKの側面CKbに接近した位置(摺接位置)にあるので前記クリーナ本体27にワイパ19wが摺接し、同ワイパ19wに付着したインクや塵埃が拭き取られる。
その後、キャリッジ10が印刷領域にて印刷を実行した後、再び、キャリッジ10がキャップ位置に移動し(ステップS1−13)、上記と同様にして、前記スライド部材Sが押し上げられキャッピング装置17がノズル形成面をキャップする(ステップS1−14)。
上記のように、前記ワイピング装置19が回動して進出位置に至るときはワイパ19wが前記クリーナ本体27に摺接しないようにすることができる。また、前記ワイピング装置19が回動して退避位置に至るときはワイパ19wが前記クリーナ本体27に摺接することができる。従って、従来のように前記ワイピング装置が回動して退避位置、進出位置に至る毎にクリーナ本体27とワイパ19wとが摺接することがないので、その分、クリーナ本体27の耐久性を向上させることができる。
本実施形態のプリンタによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、メンテナンスユニット15は、そのスライド部材Sにクリーナ部材26を固設した。また、前記ワイピング装置19のギヤ支持部19Mの一部が、前記取り付けケースCKの側面CKbに設けられたL字状のストッパ部材Fに嵌挿されるようにした。さらに、ワイパ制御用ギヤ19Gの中心に形成された孔19Hに支持軸Sdを貫挿した。従って、前記ワイピング装置19が回動して進出位置に至るときはワイパ19wが前記クリーナ本体27に摺接しないようにすることができる。また、前記ワイピング装置19が回動して退避位置に至るときはワイパ19wが前記クリーナ本体27に摺接することができる。この結果、前記ワイピング装置19が回動して退避位置、進出位置に至る毎にクリーナ本体27がワイパ19wに摺接することがないので、その分、クリーナ
本体27の耐久性を向上させることができる。
(2)本実施形態によれば、メンテナンスユニット15は、その係止手段28が貫通孔Hoを有する把持部28aと係止部材28bとで構成され、スライド部材Sと把持部28aとの間にクリーナ本体27を把持して貫通孔Hoに係止部材28bを挿入することで同クリーナ本体27をスライド部材Sに機械的に固着するようにした。従って、クリーナ部材26を接着剤といった化学材料を使用することなくスライド部材Sに接続することができる。この結果、クリーナ本体27に付着したインクが接着剤といった化学材料と反応し同クリーナ本体27が変質することはないので、クリーナの特性が劣化することはない。
(3)本実施形態によれば、従来のように、ワイピング装置19が回動して退避位置、進出位置に至る毎にクリーナ本体27がワイパ19wに摺接する場合と比較してクリーナ本体27がワイパ19wに摺接する回数が少ないので、その分、クリーナ本体27がワイパ19wに摺接する際に生じるインクの飛び散りを抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、メンテナンスユニット15は、その係止手段28が貫通孔Hoを有する把持部28aと係止部材28bとで構成され、スライド部材Sと把持部28aとの間にクリーナ本体27を把持して貫通孔Hoに係止部材28bを挿入することで同クリーナ本体27をスライド部材Sに機械的に固着するようにした。従って、クリーナ本体27をスライド部材Sの移動に伴って行わせることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化したプリンタの第2実施形態を図10に従って説明する。本実施形態においては、その駆動方法だけが異なっておりプリンタの構成は上記第1実施形態と同じである。従って、プリンタの構成については、その詳細な説明は省略する。
図10は、第2の実施形態におけるメンテナンスユニット15の駆動方法を説明するためのフローチャートである。
まず、上記第1の実施形態と同様にしてステップS1−1〜ステップS1−10を行う。その後、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動する。すると、スライド部材Sが下降し(ステップS1−11)、続いて、制御軸Qの間欠歯車Qwの歯部Qw1とワイパ制御用ギヤ19Gの歯部19Gaとが噛合して、前記支持軸Sdを回転中心として回動しワイピング装置19が退避位置に至る(ステップS1−12)。このとき、クリーナ本体27は摺接位置に移動しているので前記クリーナ本体27がワイパ19wを摺接し、同ワイパ19wに付着したインクや塵埃を拭き取る。
そして、前記制御装置がワイパ19wのクリーニング回数をカウントする。そして、前記制御装置は、このカウントされた回数が予め設定された回数に至ったか否かを判断し(ステップS2−1)、予め設定された回数に至っていなければ(ステップS2−1にてYES)、前記駆動モータ16をCW回転方向に駆動させる。すると、ワイピング装置19の位置が進出位置に至る(ステップS2−2)。このとき、スライド部材Sが負の副走査方向(−y方向)へ移動し、図6(b)に示したように、前記ワイパ19wは前記クリーナ本体27に摺接可能なので、前記クリーナ本体27がワイパ19wを摺接し、同ワイパ19wに付着したインクや塵埃を拭き取ることができる。
その後、再び前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動して、ワイピング装置19を退避位置にする(ステップS1−12)。このとき、クリーナ本体27は摺接位置に移動しているので前記クリーナ本体27が再度ワイパ19wを摺接し、同ワイパ19wに付着したインクや塵埃を拭き取る。そして、ワイパ19wのクリーニング回数をカウントする。そして、このカウントされた回数が予め設定された回数に至ったか否かを判断し(ステ
ップS2−1)、予め設定された回数に至っていると判断すれば(ステップS2−1にてNO)、前記第1実施形態で説明したステップS1−13及びステップS1−14を行い終了する。
このようにすることでワイパ19wを予め設定された回数だけクリーナ本体27を繰り返して摺接することができるので、ワイパ19wに付着したインクや塵埃を確実に拭き取ることができる。これは、特に、増粘したインクを使用するプリンタにおいては効果的である。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化したプリンタの第3実施形態を図11に従って説明する。本実施形態においては、その駆動方法だけが異なっておりプリンタの構成は上記第1実施形態と同じである。従って、プリンタの構成については、その詳細な説明は省略する。
図11は、第3の実施形態におけるメンテナンスユニット15の駆動方法を説明するためのフローチャートである。
上記第1の実施形態と同様にしてステップS1−1〜ステップS1−10を行う。その後、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動する。すると、スライド部材Sが下降する(ステップS1−11)。
そして、前記制御装置が前記吸引ポンプ18の吸引動作の回数をカウントする。そして前記制御装置は、このカウントされた回数が予め設定された回数に至ったか否かを判断し(ステップS3−1)、予め設定された回数に至っていなければインク吸引が必要と判断され(ステップS3−1にてYES)、前記駆動モータ16をCCW回転方向に駆動させることなく(即ち、ワイパ19wを前記クリーナ本体27に摺接させることなく)、キャリッジ10が負の走査方向(−x方向)へ移動し、再び印刷領域にて印刷を実行する。
その後、再びキャリッジ10が前記ガイド部材11に沿って正の主走査方向(+x方向)に摺動し前記フレーム3の非印刷領域(ホームポジション)に位置すると、前記駆動モータ16がCCW回転方向に駆動する。すると、スライド部材Sが押し上げられ前記封止部材25bが記録ヘッド13のノズル形成面に当接しキャップして再度、吸引動作を実行する(ステップS1−1)。
前記制御装置は、このカウントされた回数が予め設定された回数に至ったか否かを判断し(ステップS3−1)、予め設定された回数に至っていればインク吸引が不必要と判断され(ステップS3−1にてNO)、前記制御装置は前記駆動モータ16をCCW回転方向に駆動させて前記ワイパ19wを前記クリーナ本体27に摺接させて同ワイパ19wに付着したインクや塵埃を拭き取る。
その後、キャリッジ10がキャップ位置に移動し、上記と同様にして、前記スライド部材Sが押し上げられキャッピング装置17がノズル形成面をキャップする。
このように、吸引ポンプ18の吸引動作を予め設定された回数だけ行った後に、クリーナ本体27によってワイパ19wに付着したインクや塵埃を拭き取るようにする。従って、第1実施形態のように、吸引ポンプ18の吸引動作を行った毎にクリーナ本体27とワイパ19wとの摺接するのではなく、吸引ポンプ18の吸引動作を予め設定された回数だけ行った後にクリーナ本体27とワイパ19wとの摺接するので、その摺接する回数を減らすことができる。この結果、クリーナ本体27とワイパ19wとの摺接によるクリーナ本体27の摩耗を低減させることができるので、第1の実施例に比較してさらにクリーナ本体27の耐久性を向上させることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記各実施形態においては、記録ヘッド13を備えたキャリッジ10にインクカートリッジ12が搭載されたプリンタ1について説明した。これに代えて、キャリッジ10にインクカートリッジ12が搭載されていないプリンタ、すなわちオフキャリッジタイプのプリンタであってもよい。
○上記各実地形態では、液体噴射装置として、インクを噴射するプリンタ(ファクシミリ、コピア等を含む印刷装置)について説明したが、他の液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
インクジェット式プリンタの全体斜視図である。 メンテナンスユニットの全体斜視図である。 メンテナンスユニットの一部分解斜視図である。 キャッピング装置の斜視図である。 ワイピング装置及び制御軸の斜視図である。 (a)は、スライド部材が負の主走査方向へ摺動した場合のメンテナンスユニットの上面図である。(b)は、スライド部材が正の主走査方向へ摺動した場合のメンテナンスユニットの上面図である。 制御軸とワイピング装置との関係を説明するための説明図である。(a)は、ワイピング部材が退避位置にあってキャッピング装置が非キャップ位置にある場合の図である。(b)は、ワイピング部材が進出位置にあってキャッピング装置が非キャップ位置にある場合の図である。 制御軸とワイピング装置との関係を説明するための説明図である。(a)は、ワイピング部材が進出位置にあってキャッピング装置が非キャップ位置にある場合の図である。(b)は、ワイピング部材が退避位置にあってキャッピング装置がキャップ位置にある場合の図である。 第1の実施形態のメンテナンスユニットの駆動を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態のメンテナンスユニットの駆動を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態のメンテナンスユニットの駆動を説明するためのフローチャートである。 (a),(b)及び(c)は、それぞれ従来のメンテナンスユニットのワイピング装置の駆動を説明するための図である。
符号の説明
P…ターゲットとしての記録紙、10…ヘッド支持部材としてのキャリッジ、13…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、17…キャップとしてキャッピング装置、Q…ワイパ移動手段または制御手段としての制御軸、S…移動手段としてのスライド部材、19w…ワイパ、18…吸引ポンプ、1…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、26…クリーナとしてのクリーナ部材。

Claims (4)

  1. 液体をターゲットに対して噴射する液体噴射ヘッドのノズル形成面を払拭するワイパと
    前記ワイパを摺接させて前記ワイパをクリーニングするクリーナと
    備えた液体噴射装置において、
    前記ワイパを、前記ノズル形成面を払拭可能な第1の位置、前記ノズル形成面を払拭不能な第2の位置、及び前記ノズル形成面を払拭不能な位置であって且つ前記第2の位置とは異なる第3の位置に移動させるワイパ移動手段と、
    前記クリーナを前記ワイパと摺接しない非摺接位置と前記第2の位置と前記第3の位置との間を移動する前記ワイパと摺接する摺接位置との間を往復動させるクリーナ移動手段と、をさらに備え、
    前記ワイパ移動手段は、駆動モータの回転に基づき回転する軸部と、前記軸部に一体回転可能に設けられる回転部とを有し、
    前記クリーナ移動手段は、
    前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面に当接するキャップを支持し、且つ前記液体噴射ヘッドの移動方向及び前記液体噴射ヘッドからの液体の噴射方向に沿った所定方向に移動可能なスライド部材と、
    前記スライド部材に接続される支持軸と、
    前記支持軸に一体回転可能に設けられ、且つ前記ワイパを前記第2の位置と前記第3の位置との間で回転させるためのワイパ制御用ギヤと、
    前記スライド部材に接続され、且つ前記ワイパを前記第2の位置と前記第1の位置との間で移動させる場合に前記回転部から伝達される動力によって前記スライド部材を前記所定方向に移動させるための位置決め部と、を有し、
    前記回転部は、前記ワイパ制御用ギヤに噛合可能な間欠歯車と、前記間欠歯車と共に回転し且つ外周面が前記位置決め部に当接するカムとを有し、
    前記カムの外周面は、前記回転部の回転方向における各位置と前記軸部との距離が互いに等しくなるように形成された円弧状の第1のカム面と、前記回転方向において前記第1のカム面に連続して形成されると共に、前記回転方向において前記第1のカム面から離間するに連れて前記軸部からの距離が徐々に長くなるように形成された第2のカム面と、を含んだ構成であり、
    前記ワイパ制御用ギヤは、前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間に位置する場合に前記回転部の間欠歯車と噛合する歯部を有し、
    前記位置決め部は、前記回転部の前記間欠歯車と前記ワイパ制御用ギヤの前記歯部とが噛合する場合には前記カムの前記第1のカム面に当接する一方、前記間欠歯車と前記歯部とが非噛合状態である場合には前記カムの前記第2のカム面に当接するように配置され、
    前記回転部の前記間欠歯車と前記ワイパ制御用ギヤの前記歯部とが噛合する場合には、前記回転部の回転によって前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間で回転し、
    前記間欠歯車と前記歯部とが非噛合状態である場合には、前記回転部の回転によって前記位置決め部に前記カムの前記第2のカム面が当接することにより、前記スライド部材に前記支持軸を介して支持される前記ワイパが前記第2の位置と前記第1の位置との間で前記所定方向に移動するようになっており、
    前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を払拭する場合には、前記ワイパが前記第1の位置に配置されると共に、前記クリーナが前記非摺接位置に配置されるように、前記各移動手段が駆動し、
    前記ワイパを用いた前記ノズル形成面の払拭が終了した後には、前記ワイパが前記第1の位置から前記第2の位置に向けて前記所定方向に移動すると共に、前記クリーナが前記非摺接位置から前記摺接位置に移動するように、前記各移動手段が駆動し、
    その後、前記ワイパが前記第2の位置と前記第3の位置との間で複数回往復回転するように、前記ワイパ移動手段が駆動することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記クリーナ移動手段は、前記液体噴射ヘッド、もしくはヘッド支持部材と係合して前記クリーナを前記摺接位置から前記非摺接位置に案内することを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
    前記クリーナはスポンジ状のウレタンで構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項2または3に記載の液体噴射装置において、
    前記クリーナは、前記スライド部材に接続された支持部に圧着支持されていることを特徴とする液体噴射装置。
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