JP4561123B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報に基づいてインク滴を記録媒体に吐出するインクジェット記録装置に関する。
画像情報に基づいてインクジェット記録ヘッドのインク吐出口からインク滴を用紙等の記録媒体に吐出し、画像を記録するインクジェット記録装置のノズル部の回復機構の一つとして、弾性ブレードで形成されたワイピング部材でノズル部を払拭するワイピング機構がある。
従来、このワイピング機構は、ノズル部の配列方向にワイピング部材が動作(いわゆるワイピング)し、各色のヘッドと各々接触することで、ノズル部に付着したインクを払拭しノズル部の吐出性能を維持している。さらに、払拭したインクによりワイピング部材が汚染されるのを防止するため、ワイピング動作毎にワイピング部材をインク吸収体に摺動させ、付着したインクを除去するクリーニング機構を有している。
例えば、特許文献1では、図15に示すように、各色毎にワイピング部材150を設け、各ワイピング部材150が同時にクリーニング部材(インク吸収体)152を摺動する構成となっており、クリーニング時において、ワイピング部材150を動作させるモータ(図示省略)の負荷上昇及び大きな負荷変動の原因となっている。
このため、大型モータが必要となり、メンテナンス装置154が大きくなってしまい、インクジェット記録装置の大型化を招いてしまう。また、クリーニング部材152において、ワイピング部材150が当接する当接部152Aでは、クリーニング部材152が吸収したインクの混色が発生し、他の色のインクがワイピング部材150へ再付着してノズル部の品質不良を発生させる恐れがある。
一方、特許文献2では、図16に示すように、各ワイピング部材160毎にクリーニング部材162を分割させているが、クリーニング部材162の吸収能力を考えると、個々のクリーニング部材162が大きくなってしまい、結果的にメンテナンス装置164が大きくなって、インクジェット記録装置の大型化を招いてしまう。
特開2000−200763号公報 特開平10−291324号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ワイピング部材を動作させるモータの負荷及び負荷変動を小さくし、また、他色のインクがワイピング部材へ再付着することを防止するインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
請求項に記載の発明は、インクジェット記録装置において、複数のインクジェット記録ヘッドと、1つの駆動装置により、前記複数のインクジェット記録ヘッドのインク吐出面に沿って往復移動する保持板に取り付けられ、各インク吐出面をワイピングする複数のワイピング部材と、各ワイピング部材の移動軌跡上に配置され、ワイピング部材を摺動させることでワイピング部材に付着したインクを除去する1つのクリーニング部材と、を備え、前記複数のインクジェット記録ヘッドは、前記保持板の移動方向に対し、直交するように配置され、前記複数のワイピング部材が前記保持板の移動方向において同じ位置に配置され、前記複数のワイピング部材が当接する前記クリーニング部材の当接領域が切欠き部で区画されて複数の当接部とされると共に該複数の当接部が前記保持板の移動方向において異なる位置とされて、前記複数のワイピング部材が前記複数の当接部に当接するタイミングを変えたことを特徴としている。
請求項に記載の発明では、1つの駆動装置により、複数のインクジェット記録ヘッドのインク吐出面に沿って往復移動する保持板に複数のワイピング部材を取付けており、該ワイピング部材の移動軌跡上には、ワイピング部材を摺動させることでワイピング部材に付着したインクを除去するクリーニング部材が配置されている。
このクリーニング部材のワイピング部材が当接する当接部が、保持板の移動方向の位置を変えることで、ワイピング部材が当接部に当接するタイミングを変える。
これにより、クリーニング時に駆動装置に一度に掛かる負荷トルクの量を分散させ、負荷変動を小さくして、駆動装置に大きな負荷トルクが掛からないようにする。したがって、駆動装置を小型化することができる。このため、メンテナンス装置を小型することができ、さらに、インクジェット記録装置の小型化を実現させることができる。
また、請求項に記載の発明では、クリーニング部材が1つの部材で形成され、各ワイピング部材が当接する当接領域を区画する切欠き部を設けることで、クリーニング部材をワイピング部材毎に設けなくても、クリーニング部材に吸収されたインクの混色を防止することができ、ワイピング部材が対応する色以外の他色のインクの再付着を防止することができる。このため、ワイピング部材の性能を維持することができ、ノズル部の品質安定を提供することができる。また、ワイピング部材毎にクリーニング部材を設けなくても良いため、クリーニング部材全体の大きさを小さくすることができ、インクジェット記録装置の小型化を実現させることができる。
本発明は、上記構成としたので、ワイピング部材がクリーニング部材に当接するタイミングを変えることで、クリーニング時に駆動装置に一度に掛かる負荷トルクの量を分散させ、負荷変動を小さくして、駆動装置に大きな負荷トルクが掛からないようにしている。これにより、駆動装置を小型化することができる。これにより、メンテナンス装置を小型することができ、さらに、インクジェット記録装置の小型化を実現させることができる。
また、請求項に記載の発明では、各ワイピング部材が当接する領域を区画する切欠き部をクリーニング部材に形成することで、クリーニング部材をワイピング部材毎に設けなくても、クリーニング部材に吸収されたインクの混色を防止することができ、ワイピング部材が対応する色以外の他色のインクの再付着を防止することができる。このため、ワイピング部材の性能を維持することができ、ノズル部の品質安定を提供することができる。また、ワイピング部材毎にクリーニング部材を設けなくても良いため、クリーニング部材全体の大きさを小さくすることができ、インクジェット記録装置の小型化を実現させることができる。
次に、本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置について説明する。まず、インクジェット記録装置の全体構成について説明を行なう。
図1には、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドメンテナンス装置(以下、メンテナンス装置と略す)20を備えたインクジェット記録装置12が示されている。また、図2及び図3には、メンテナンス装置20が示されており、図4〜図8には、メンテナンス装置20を構成しているワイピング装置10がそれぞれ示されている。
図1に示すように、このインクジェット記録装置12は、記録媒体P(例えば用紙等)を一定の方向に搬送する記録媒体搬送部材16と、この記録媒体Pの搬送経路に対向して、且つ記録媒体Pの搬送方向と垂直な方向に沿って設けられた1組のガイド部材18とを備えている。このガイド部材18によって記録ヘッドキャリッジ14が支持されている。
また、ガイド部材18の下で且つ記録媒体Pの搬送経路に隣接した位置にはメンテナンス装置20が配置されており、記録ヘッドキャリッジ14に対して、キャッピングやインクの吸引等のメンテナンス動作を行う。このメンテナンス動作は、図示しない制御回路によって、所定の条件やタイミングで行われるように制御されている。
メンテナンス装置20に対向する位置には、記録ヘッドキャリッジ14のホームポジションが設定されており、この位置を位置センサ22で検出するようになっている。上記した記録ヘッドキャリッジ14、記録媒体搬送部材16、ガイド部材18、メンテナンス装置20及び位置センサ22は、本体ハウジング24に保持されており、記録ヘッドキャリッジ14には、フレキシブル基板に形成された信号線を通じて画像情報が送られる。
なお、図面において、記録ヘッドキャリッジ14の移動方向(主走査方向)を矢印Mで、記録媒体Pの移動方向(副走査方向)を矢印Sでそれぞれ示す。
記録ヘッドキャリッジ14は、ガイド部材18に沿って移動可能に配設されたキャリッジフレーム26と、このキャリッジ26内の所定の収容部に収容された記録ヘッドユニット28とで構成されている。図4〜図8に概略的に示すように、記録ヘッドユニット28の下部は、内部にノズル33を有し、インク吐出面35(記録ヘッド部32の下面)にノズル33内のインクを吐出するインク吐出口37が形成された記録ヘッド部32とされている(なお、図4〜図8では図示の便宜上、ノズル33及びインク吐出口37を1つのみ示しているが、一般的な記録ヘッドユニット28ではノズル33及びインク吐出口37が複数設けられている)。
また、記録ヘッド部32の上方には、各記録ヘッド部32にインクを供給するサブインクタンク30が配置されており(図1参照)、サブインクタンク30と記録ヘッド部32とで記録ヘッドユニット28が構成されている。サブインクタンク30の数は、記録ヘッドユニット28の数と対応するようになっており、本実施形態では4つとされている。
従って、それぞれのサブインクタンク30ごとに記録ヘッドユニット28へ異なる色のインク(例えば、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))を供給してインク滴を吐出することで、フルカラーの画像を記録することが可能である。そして、図1に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置12は、記録媒体搬送部材16で記録媒体Pを搬送し、且つ、記録ヘッドキャリッジ14を往復動作させながら、画像情報に応じてインク滴を吐出し、記録媒体P上に画像を記録する。
一方、図2及び図3に示すように、メンテナンス装置20は、ホームポジションの下方に配置されるハウジング34を有している。ハウジング34内にはモータ36が配置されている。また、ハウジング34の側壁には、揺動アーム38が、その一端部38Aを中心として揺動可能に軸支されている。
モータ36の回転駆動力は、揺動アーム38の一端部38A側に作用するようになっており、モータ36が正転したときは、揺動アーム38は図3矢印S方向に揺動し、仮想線で示すように、揺動アーム38の他端部38Bがカム駆動用ギヤ列42と噛み合う。これにより、モータ36の回転駆動力が、カム駆動用ギヤ列42に作用する。さらにこの回転駆動力は、図4〜図8に示すように、複数のカム(図示省略)及びギヤを備えたカムシャフト44に伝達される。
カムシャフト44のカム及びギヤは、後述するキャップホルダー48(図2参照)、バルブ58(図3参照)、及びワイパーブレード保持板70をそれぞれ所定のタイミングで昇降、開閉及び往復移動させるように、カムシャフト44の1回転について各動作が角度毎に割り付けられている。なお、カムシャフト44の回転角度は、図示しないフォトセンサーによって検出され、この情報に基づいて、制御回路がカムシャフト44の回転量(回転角度)を制御する。
これに対し、モータ36が逆転すると、図3に示すように、揺動アーム38は矢印Sと反対の方向に揺動し、実線で示すように、ポンプ駆動用ギヤ列46と噛み合うため、モータ36の回転駆動力がポンプ駆動用ギヤ列46に作用する。
なお、モータ36の回転(正転及び逆転)は、図示しない制御回路によって制御され、メンテナンス装置20による記録ヘッドユニット28への回復動作と、画像記録動作(インク滴の吐出や主走査及び副走査)とが同時に行われないようになっている。
ハウジング34の上部にはキャップホルダー48が昇降可能に設けられており、カムシャフト44の回転角度に応じて、図示しないカムから、同じく図示しないリンク機構を介して昇降させる力が作用するようになっている。このキャップホルダー48上に、記録ヘッド部32のそれぞれに対応する4つのキャップ50が配置されている。
これらのキャップ50は上部が開放された略直方体状に形成されており、記録ヘッドキャリッジ14がホームポジションに位置しているときにキャップホルダー48が上昇すると、対応する記録ヘッド部32(図4参照)ごとに、インク吐出口37を包囲するようにしてインク吐出面35に密着する。これにより、インク吐出口37からの不用意なインクの乾燥や、異物の混入等を防止し、記録ヘッドユニット28をインク滴の吐出に最適な状態に維持する。
図3に示すように、4つのキャップ50のうち、特定のキャップ50(本実施形態では、図中最下に位置するキャップ)は、その底部にチューブ52の一端が接続されており、インク吸引用キャップ50Bとされている。
また、チューブ52は、インクに対する耐性を備えた可撓性の材料によって構成されており、全体を所望の形状に湾曲させたり、部分的に押しつぶされることで内部が閉塞され、流体の流動を遮断したりできるようになっている。このチューブ52の中間にはバルブ58が設けられ、さらにバルブ58の他端側には、ポンプ駆動用ギヤ列46からの回転駆動力で駆動されるポンプ62が配置されている。バルブ58の開閉及びポンプ60の駆動・駆動停止が、カムシャフト44の回転角に応じた所定のタイミングで行われることで、インク吸引用キャップ50B内からインクを吸引することができる。
図2及び図4〜図8に示すように、ハウジング34の上部には、シャフト68が、記録ヘッドキャリッジ14の移動方向(矢印M)と直交する方向に沿って掛け渡されており、このシャフト68に沿って移動可能に、ワイパーブレード保持板70が配設されている。
このワイパーブレード保持板70には、図9及び図10に示すように、記録ヘッド部32のそれぞれのインク吐出面35に付着したインクを除去するためワイパーブレード72が設けられている。このワイパーブレード72は、各インク吐出面35に対応して4つのワイパーブレード72A、72B、72C、72Dで構成されており、ワイパーブレード72Aとワイパーブレード72Cを同一直線上に配置し、ワイパーブレード72Bとワイパーブレード72Dを同一直線上に配置している。
これにより、図11(A)、(B)に示すように、最初にワイパーブレード72A、72Cが、それぞれ対応する記録ヘッド部32のインク吐出面35に当接して摺動(ワイピング)し、次に、ワイパーブレード72B、72Dがそれぞれ対応する記録ヘッド部32のインク吐出面35をワイピングして、インク吐出面35に付着したインクや異物等を除去する。
一方、図4〜図8に詳細に示すように、カムシャフト44には、周方向に部分的にのみ歯が形成された第1歯欠けギヤ74及び第2歯欠けギヤ76が取り付けられている。第1歯欠けギヤ74と第2歯欠けギヤ76とは、カムシャフト44の軸方向の異なる位置で(図3参照)、且つ、軸方向に見てそれぞれの歯が重ならないように周方向に一定量ずらして取り付けられている。
また、第2歯欠けギヤ76は、第1歯欠けギヤ74よりも小径とされており、第1歯欠けギヤ74及び第2歯欠けギヤ76のそれぞれには、外周近傍から回転方向(矢印R1方向)の先端側に向かって膨出する押圧部78が形成されている。押圧部78は、第1歯欠けギヤ74及び第2歯欠けギヤ76が、それぞれ後述する小ギヤ82又はアイドラギヤ88と噛み合うときの最初の段階で、小ギヤ82又はアイドラギヤ88の歯を押圧して小ギヤ82又はアイドラギヤ88を積極的に回転させる。これにより、第1歯欠けギヤ74と小ギヤ82、及び第2歯欠けギヤ76とアイドラギヤ88との噛み合い不良が防止され、確実に噛み合うようになる。
また、ハウジング34内には、カムシャフト44と平行に、ギヤシャフト80が掛け渡されている。ギヤシャフト80には、図5に示すように第1歯欠けギヤ74とは噛み合うが、図6又は図7に示すように第2歯欠けギヤ76との間には隙間が生じて噛み合うことがないような位置及び大きさの小ギヤ82が取り付けられている。
さらに、ギヤシャフト80には、第1歯欠けギヤ74及び第2歯欠けギヤ76のいずれとも噛み合わない位置に、小ギヤ82よりも大径の大ギヤ84が取り付けられている。大ギヤ84は、その上方に配置されたピニオン86と噛み合っている。従って、小ギヤ82が回転するとギヤシャフト80を介して大ギヤ84も回転し、さらにピニオン86も回転する。
小ギヤ82の下方には、ギヤシャフト80と平行な軸周りに回転可能に、1つのアイドラギヤ88が配置され、小ギヤ82と噛み合っている。アイドラギヤ88は、カムシャフト44の矢印R1方向の回転に伴って第1歯欠けギヤ74が接近しても、この第1歯欠けギヤ74が噛み合うことはないが(図6参照)、第1歯欠けギヤ74が近傍を通過した後にさらにカムシャフト44が回転すると、第2歯欠けギヤ76が噛み合うような位置及び形状とされている(図7参照)。
このため、カムシャフト44の回転は、第1歯欠けギヤ74、小ギヤ82及び大ギヤ84を介してピニオン86に伝達される場合と、アイドラギヤ88、第1歯欠けギヤ74、小ギヤ82及び大ギヤ84を介してピニオン86に伝達される場合、の2つの場合が存在することとなる。そして、後者、すなわち第2歯欠けギヤ76からアイドラギヤ88、小ギヤ82及び大ギヤ84へと伝達される回転運動の回転方向は、前者、すなわち第1歯欠けギヤ74から(アイドラギヤ88を介することなく)小ギヤ82及び大ギヤ84へと伝達される回転運動の回転方向と逆になる。
以下、第1歯欠けギヤ74から小ギヤ82及び大ギヤ84を介して伝達されるピニオン86の回転を正回転、第2歯欠けギヤ76からアイドラギヤ88、小ギヤ82及び大ギヤ84を介して伝達されるピニオン86の回転を逆回転ということとする。
ところで、ワイパーブレード保持板70の下部には、シャフト68と平行なラック90がワイパーブレード保持板70と一体で形成されており、このラック90は、ピニオン86と噛み合っている。従って、ピニオン86の回転運動がラック90によって、シャフト68に沿った方向への直線運動に変換され、ワイパーブレード保持板70がシャフト68に沿って移動する。
ラック90の長さは、ワイパーブレード72が図4に示す初期位置から移動(往動作)したときに、インク吐出面35をワイピングし(図5参照)、さらに、図6に示すようにインク吐出面35よりも後方側(図4〜図8において左側)の所定位置へ至る十分な長さとされている。
また、図10に示すように、ワイパーブレード72の先端面は、インク吐出面35よりも若干高い位置に設けられており、ワイパーブレード72がインク吐出面35に当接した状態で、ワイパーブレード72の先端部が撓み、インク吐出面35を摺動する。これにより、インク吐出面35に付着したインクがワイパーブレード72に吸収され、インク吐出面35に付着したインクが除去される。
一方、図4〜図8に示すように、ラック90の歯数は、第1歯欠けギヤ74から小ギヤ82及び大ギヤ84を介してピニオン86に作用した回転運動によるピニオン86の回転歯数及び、第2歯欠けギヤ76からアイドラギヤ88、小ギヤ82及び大ギヤ84を介してピニオン86に作用した回転運動によるピニオン86の回転歯数よりも少なくなるように設定されている。
従って、ピニオン86の正回転によってワイパーブレード保持板70が往動作(矢印A方向への移動)すると、ワイパーブレード72が所定位置に至った状態でラック90とピニオン86との噛み合いが解消され、ピニオン86は正回転を続けるので、正方向に空回りすることとなる。これと同様に、ピニオン86の逆回転によってワイパーブレード保持板70が復動作(矢印Aと反対方向への移動)すると、ワイパーブレード72が初期位置に至った状態でラック90とピニオン86との噛み合いが解消され、ピニオン86は逆回転を続けるので、逆方向に空回りする。
ところで、ハウジング34の前壁34Fには、フロントアブソーバー92が設けられている。また、シャフト68の後端側には、リヤアブソーバー94が設けられている。フロントアブソーバー92及びリヤアブソーバー94はそれぞれ、シャフト68の長手方向に移動可能なスライダー96と、このスライダーをシャフト68のハウジング34の前後方向中央に向かって付勢するコイルばね98とで構成されている。
ピニオン86の正回転によってワイパーブレード保持板70が往動作し、後方側の所定位置に達すると、図6に示すように、ワイパーブレード保持板70がリヤアブソーバー94のスライダー96に接触し、スライダー96を押圧するため、ワイパーブレード保持板70の移動(往動作)が制限される。
この状態ではピニオン86は空回りするので、過度にワイパーブレード保持板70がスライダー96を押圧することはない。また、コイルばね98からの弾性力をワイパーブレード保持板70が受けるため、ラック90はピニオン86から大きく離間してしまうことなく、ピニオン86に対して常に隣接した位置(噛み合い可能な位置)に維持されるようになっている。
これと同様に、ピニオン86の逆回転によってワイパーブレード保持板70が復動作し、初期位置に達すると、図8に示すように、ワイパーブレード保持板70がフロントアブソーバー92のスライダー96に接触し、スライダー96を押圧するため、ワイパーブレード保持板70の移動(復動作)が制限される。
この状態においてもピニオン86は空回りするので、過度にワイパーブレード保持板70がスライダー96を押圧することはない。また、コイルばね98からの弾性力をワイパーブレード保持板70が受けるため、ラック90はピニオン86から大きく離間してしまうことなく、ピニオン86に対して常に隣接した位置(噛み合い可能な位置)に維持されるようになっている。
フロントアブソーバー92の下方位置には、板ばねによって構成されたストッパ100がハウジング34に取り付けられている。ストッパ100には、上方に向かって屈曲された係合部100Fが形成されている。これに対応して、ワイパーブレード保持板70の底面には、係合部100Fが係合する係合凹部70Hが形成されている。係合凹部70Hの位置は、図4に示すようにワイパーブレード保持板70が初期位置にあるときに係合部100Fが係合する位置とされているため、この係合によってワイパーブレード保持板70が初期維持で固定され、不用意に移動しないようになる。
なお、係合部100Fの係合力が、ピニオン86の回転によってワイパーブレード保持板70に作用する移動力よりも小さくなるように、ストッパ100の形状や物性が決められている。また、係合部100Fが係合凹部70Hに係合した状態においても、フロントアブソーバー92のコイルばね96からの弾性力によってワイパーブレード保持板70が一定範囲で移動可能となるように、係合部100F及び係合凹部70Hの形状及び位置が決められている。
リヤアブソーバー94の斜め上方には、インクを吸収可能な材料(例えば、多孔性のスポンジ等)によって構成されたブレードクリーナー102が設けられている。このブレードクリーナー102は、図9及び図10に示すように、ワイパーブレード保持板70の移動軌跡上に配置されており、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dの移動軌跡上に開口部102Aが形成されている。そして、隣り合う開口部102Aの間には切欠き部102Bが形成されており、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dが当接する領域を仕切っている。
さらに、ブレードクリーナー102は、ワイパーブレード72の先端面よりも若干低い位置に設けられており、ブレードクリーナー102の当接部102Cにワイパーブレード72が当接した状態で、ワイパーブレード72の先端部が撓み、ブレードクリーナー102を摺動する。これにより、ワイパーブレード72に付着したインクがブレードクリーナー102に吸収されると共に、掻き取られて、ワイパーブレード72に付着したインクが除去される。
次に、本発明の実施形態のインクジェット記録装置12及びメンテナンス装置20の作用を説明する。
図1に示すように、画像情報に応じて記録ヘッドユニット28からインク滴を吐出しながら、記録ヘッドキャリッジ14が主走査方向に、記録媒体Pが副走査方向にそれぞれ移動することで、記録媒体P上に画像が記録される。
このとき、図4に示すように、ワイパーブレード保持板70は初期位置にあるため、画像の記録に影響を与えることはない。しかも、ストッパ100の係合部100Fが係合凹部70Hに係合しており、ワイパーブレード保持板70は初期位置に固定されているため、不用意にワイパーブレード保持板70が移動してしまうということもない。
記録ヘッドユニット28が、メンテナンスを必要とする所定の状態になると、図示しない制御回路は、記録ヘッドキャリッジ14をホームポジションへと移動させる。そして、図示しない制御回路は、図3に示すモータ36を正転させる。揺動アーム38が矢印S方向に揺動することで、モータ36の回転駆動力は、カム駆動用ギヤ列42を介して、カムシャフト44に伝達される。
これにより、まず、図5に示すように、第1歯欠けギヤ74が小ギヤ82と噛み合うため、ピニオン86が正回転し、ラック90を介して、ワイパーブレード保持板70に往動作させる力が作用する。係合部100Fの係合力は、ピニオン86の回転によってワイパーブレード保持板70に作用する移動力よりも小さく設定されているので、この係合が解消され、ワイパーブレード保持板70が往動作する。
ここで、図9及び図10に示すように、ワイパーブレード72Aとワイパーブレード72Cを同一直線上に配置し、ワイパーブレード72Bとワイパーブレード72Dを同一直線上に配置している。このため、最初にワイパーブレード72A、72Cが、それぞれ対応する記録ヘッド部32のインク吐出面35をワイピングし、次に、ワイパーブレード72B、72Dがそれぞれ対応する記録ヘッド部32のインク吐出面35をワイピングして、インク吐出面35に付着したインクや異物等を除去する(図11(A)、(B)参照)。
このように、ワイパーブレード72A、72Cとワイパーブレード72B、72Dとで、インク吐出面35に当接するタイミングをズラすことで、ワイパーブレード72がインク吐出面35に当接したときに生じるモータ36への負荷を分散させることができる。
つまり、ワイピング時にモータ36に一度に掛かる負荷トルクの量を分散させ、負荷変動を小さくして、ワイピング時においてモータ36に大きな負荷トルクが掛からないようにしている。
また、ワイパーブレード72の移動軌跡上には、ブレードクリーナー102が配置されており、図11(C)、(D)に示すように、最初にワイパーブレード72A、72Cが、それぞれ対応するブレードクリーナー102の当接部102Cに当接して摺動し、ワイパーブレード72A、72Cがブレードクリーナー102の当接部102Cを摺動し終えた後、ワイパーブレード72B、72Dがそれぞれブレードクリーナー102の当接部102Cを摺動する。各ワイパーブレード72はブレードクリーナー102の当接部102Cを摺動し終えると、対応する開口部102A内に配置され、この状態でワイパーブレード72の先端部は復元する(図11(E)参照)。
このように、ワイパーブレード72A、72Cとワイパーブレード72B、72Dとで、ブレードクリーナー102に当接するタイミングをズラすことで、ワイパーブレード72がブレードクリーナー102の当接部102Cに当接したときに生じるモータへの負荷を分散させることができる。
つまり、クリーニング時にモータ36に一度に掛かる負荷トルクの量を分散させ、負荷変動を小さくして、クリーニング時においてモータ36に大きな負荷トルクが掛からないようにしている。
特に、ワイパーブレード72A、72Cがブレードクリーナー102の当接部102Cを摺動し終えた後、ワイパーブレード72B、72Dをそれぞれブレードクリーナー102の当接部102Cに摺動させるようにしているため、ワイパーブレード72がブレードクリーナー102に当接したときに掛かるモータ36への負荷トルクの量を二分させることができ、4つのワイパーブレード72が同時にブレードクリーナー102に当接した場合と比較して、モータ36に掛かる負荷トルクは約半分になる。これにより、モータ36の小型化を実現させることが可能となり、メンテナンス装置20を小型化できると共に、インクジェット記録装置12を小型化することができる。
また、ブレードクリーナー102に形成された開口部102A間に切欠き部102Bを形成し、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dが当接する当接部102Cの領域を仕切ることで、一つのブレードクリーナー102であってもブレードクリーナー102に吸収されたインクの混色を防止することができ、ワイパーブレード72に対応する以外の他の色のインクが再付着することを防止することができる。このため、ワイパーブレード72の性能を維持することができ、記録ヘッド部32の品質安定を提供することができる。
また、ブレードクリーナー102を一つにすることで、ワイパーブレード72A、72B、72C、72D毎にブレードクリーナーを設ける場合と比較して、ブレードクリーナーの大きさを小さくすることができ、メンテナンス装置20を小型化できると共に、インクジェット記録装置12の小型化を実現させることができる。
一方、ワイパーブレード72がブレードクリーナー102を摺動し終えると、図6に示すように、ワイパーブレード保持板70はリヤアブソーバー94に接触し、リヤアブソーバー94のコイルばね98が圧縮される。このとき、ラック90とピニオン86との噛み合いは解消されており、ピニオン86は空回りするため、ワイパーブレード保持板70は必要以上に移動しない。
このため、ワイパーブレード保持板70の移動領域を広く確保する必要がなく、メンテナンス装置20を小型化でき、インクジェット記録装置12としても小型化可能となる。また、リヤアブソーバー94のコイルばね98からの弾性力を受けて、ラック90がピニオン86に対して常に隣接した位置(噛み合い可能な位置)に維持される。
カムシャフト44がさらに回転すると、第1歯欠けギヤ74と小ギヤ82との噛み合いは解消されるが、次いで図7に示すように、第2歯欠けギヤ76がアイドラギヤ88と噛み合うため、ピニオン86が逆回転する。ラック90がピニオン86に対して常に隣接した位置(噛み合い可能な位置)に維持されているので、ピニオン86の逆回転によって、この逆回転の初期段階から確実にラック90と噛み合ってワイパーブレード保持板70が復動作する。
図8に示すようにワイパーブレード保持板70が初期位置に戻ると、フロントアブソーバー92にワイパーブレード保持板70が接触し、フロントアブソーバー92のコイルばね98が圧縮される。
このとき、ラック90とピニオン86との噛み合いは解消されており、ピニオン86は空回りするため、ワイパーブレード保持板70は必要以上に移動することはなく、メンテナンス装置20及びインクジェット記録装置12として小型化できる。また、フロントアブソーバー92のコイルばね98からの弾性力を受けて、ラック90がピニオン86に対して常に隣接した位置(噛み合い可能な位置)に維持される。このため、次にワイピング動作を開始するときに、ピニオン86が確実にラック90と噛み合って、ワイパーブレード保持板70が往動作する。
このようにしてワイピング動作が終了した後、モータ36の正転によってさらにカムシャフト44が回転すると、図2に示すキャップホルダー48が上昇し、キャップ50が記録ヘッド部32のインク吐出面35に当接して密着する。これにより、記録ヘッド部32のノズル33(インク吐出口37)の周囲が封止されるため、記録ヘッドユニット28からの不用意な異物の混入やインクの乾燥が防止される。
さらに、図3に示すモータ36の正転によってカムシャフト44が回転するとバルブ58が閉状態となる。これにより、チューブ52は中間部分において遮断され、内部を流体が流動しなくなる。このようにチューブ52が遮断された状態で、図示しない制御回路は、モータ36を逆転させる。
モータ36が逆転すると、揺動アーム38が矢印Sと反対方向に揺動し、モータ36の回転駆動力がポンプ駆動用ギヤ列46を介してポンプ62に伝達されるため、ポンプ62が駆動する。そして、ポンプ62の駆動が所定時間に達すると、制御回路は、再度モータ36を正転させる。これにより、揺動アーム38が矢印S方向に揺動し、ポンプ62の駆動が停止する。
次いで、カムシャフト44が回転し、バルブ58が開状態となる。これにより、負圧がインク吸引用キャップ50B内に作用するため、図4に示す記録ヘッドユニット28内(特にノズル33内)から、インクを吸引することができる。吸引されたインクは、排インクとして、チューブ54の他端側に設けられた排出インクタンク(図示省略)に排出される。
そして、モータ36がさらに正転するとキャップホルダー48が下降するため、キャップ50が記録ヘッドユニット28から離間する。もちろん、記録ヘッドユニット28からのインクの乾燥や異物の混入を定常的に防止するために、キャップホルダー48を下降させないようにし、キャップ50を記録ヘッドユニット28に密着させた状態に維持してもよい。
なお、本実施形態では、図9及び図10に示すように、ワイパーブレード72Aとワイパーブレード72Cを同一直線上に配置し、ワイパーブレード72Bとワイパーブレード72Dを同一直線上に配置したが、モータ36に掛かるトルクを軽減させることができれば良いため、これに限るものではない。
例えば、図12に示すように、ワイパーブレード72Aとワイパーブレード72Dを同一直線上に配置し、ワイパーブレード72Bとワイパーブレード72Cを同一直線上に配置しても良い。
また、図13に示すように、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dを、互いに同一直線上に配置されないようにして、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dが、記録ヘッド部32のインク吐出面35に当接するタイミング及びブレードクリーナー102の当接部102Cに当接するタイミングを全てズラすようにしても良い。
この場合、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dのストロークは同じであるため、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dに対応する開口部102Aの長さを変えることで、当接部102Cの幅を変えることなく(モータ36に掛かるトルク量を変えることなく)、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dを移動させることができる。
ここで、開口部102Aの面積が大きくなると、当接部102Cの反対側の幅は狭くなってしまうが、当接部102Cの反対側の幅を、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dで同じにするようにブレードクリーナー102の形状を変えても良い。
また、ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dの配置のみに限らず、ブレードクリーナー102の形状を変えることで、ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dがブレードクリーナー102に接触するタイミングを変えても良い。
ところで、インク吐出面35の表面にはインク乾燥防止用の被覆層が形成されているため、この被覆層が傷付かないようにしてインク吐出面35をワイピングしなければならない。このため、ワイパーブレード72がインク吐出面35を摺動するときの摺動力が、ブレードクリーナー102を摺動するときと比較してかなり小さい場合は、少なくとも、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dがブレードクリーナー102の当接部102Cに当接するタイミングをズラすことで、モータ36に与える負荷を大幅に軽減させることができると考えられる。
例えば、図14に示すように、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dを同一直線上に配置した状態で、ブレードクリーナー102の当接部102Cの位置をワイパーブレード保持板70に対して接離させる。これにより、各ワイパーブレード72A、72B、72C、72Dがインク吐出面35に当接するタイミングは全て同じであるが、少なくともワイパーブレード72A、72B、72C、72Dがブレードクリーナー102の当接部102Cに当接するタイミングをズラすことができる。
また、本実施形態では、複数のキャップ50のうち、特定のインク吸引用キャップ50Bに対応した記録ヘッドユニット28のみからインクを吸引できるようにしている。従って、記録ヘッドキャリッジ14をキャップ50の配列方向(主走査方向)に所定量だけ移動させて、インクを吸引すべき記録ヘッドユニット28をインク吸引用キャップ50Bの上方に位置させるようにすることで、全ての記録ヘッドユニット28からインクを吸引できる。もちろん、キャップ50の全てをインク吸引用キャップ50Bとし、記録ヘッドキャリッジ14を移動させることなく全ての記録ヘッドユニット28からインクを吸引できるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のメンテナンス装置20では、カムシャフト68に取り付けられた第1歯欠けギヤ74から小ギヤ82及び大ギヤ84を介することでピニオン86を正回転させる回転駆動系と、同じくカムシャフト68に取り付けられた第2歯欠けギヤ76からアイドラギヤ88、小ギヤ82及び大ギヤ84を介することでピニオン86を逆転させる回転駆動系と、を有している。
このため、ピニオン86の正回転と逆回転とを切り替えるため(すなわち、ワイパーブレード72(ワイパーブレード保持板70)の往動作と復動作とを切り替えるため)にモータ36を回転方向を変換する必要がなく、モータ36の回転方向は一方向のみで良く、制御が容易になる。また、上記のように、モータ36の逆回転を利用して他の装置や部材を駆動する(上記の例ではポンプ62を駆動している)ことも可能となるので、相対的にモータ(回転駆動源)の数を少なくすることができる。
なお、アイドラギヤ88の数としては1つに限定されないが、上記したようにピニオン86を逆転させるためには、奇数個とされている必要がある。本実施形態のように1個とすると、部品点数が少なくなると共に構成が簡略化できるので、好ましい。
また、本発明のワイピング装置10としては、必ずしもメンテナンス装置20に組み込まれている必要はなく、メンテナンス装置20と別体でインクジェット記録装置12に設けられていてもよい。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイピング装置を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイピング装置を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイピング装置を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイピング装置を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイピング装置を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイパーブレードの配置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイパーブレードを示す概略側面図である。 (A)〜(E)は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置のワイパーブレードの動作を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置の変形例を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置の他の変形例を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置の他の変形例を示す概略平面図である。 従来のインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置を示す斜視図である(特許文献1)。 従来のインクジェット記録装置に備えられたメンテナンス装置を示す斜視図である(特許文献2)。
符号の説明
12 インクジェット記録装置
72 ワイパーブレード(ワイピング部材)
72A ワイパーブレード(ワイピング部材)
72B ワイパーブレード(ワイピング部材)
72C ワイパーブレード(ワイピング部材)
72D ワイパーブレード(ワイピング部材)
102 ブレードクリーナー(クリーニング部材)
102A 開口部
102B 切欠き部

Claims (1)

  1. 複数のインクジェット記録ヘッドと、
    1つの駆動装置により、前記複数のインクジェット記録ヘッドのインク吐出面に沿って往復移動する保持板に取り付けられ、各インク吐出面をワイピングする複数のワイピング部材と、
    各ワイピング部材の移動軌跡上に配置され、ワイピング部材を摺動させることでワイピング部材に付着したインクを除去する1つのクリーニング部材と、を備え、
    前記複数のインクジェット記録ヘッドは、前記保持板の移動方向に対し、直交するように配置され、
    前記複数のワイピング部材が前記保持板の移動方向において同じ位置に配置され、
    前記複数のワイピング部材が当接する前記クリーニング部材の当接領域が切欠き部で区画されて複数の当接部とされると共に該複数の当接部が前記保持板の移動方向において異なる位置とされて、前記複数のワイピング部材が前記複数の当接部に当接するタイミングを変えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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