JP3947904B2 - ヘッド吐出特性維持装置及びそれを備えた記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に対しインク滴を吐出する記録ヘッドのインク吐出特性を一定な状態に維持するヘッド吐出特性維持装置及びそのヘッド吐出特性維持装置を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、主走査方向に往復移動するキャリッジに搭載されたプリントへッドと、印刷用紙等の記録媒体を副走査方向に間欠的に設定量ずつ送る記録媒体送り手段を備え、記録媒体を副走査方向に送りつつプリントヘッドを主走査方向に移動させ、プリントへッドから記録媒体にインク滴を吐出するように構成されている。
【0003】
通常、モノカラーのインクジェット式プリンタでは、プリントへッドが1つ搭載されている。また、フルカラーのインクジェット式プリンタでは、ブラックインクを吐出するブラックインク用プリントへッドと、イエロー、シアン、マゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用プリントヘッドとが搭載されている。
【0004】
このような構成のインクジェット式プリンタにおけるプリントヘッドには、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から記録媒体に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。従って、プリントヘッドのノズル開口におけるインク吐出特性が変動すると記録画像の品質に大きく影響するため、インク吐出特性は常に一定に維持される必要がある。
【0005】
このインク吐出特性は、ノズル開口におけるインクの蒸発乾燥による粘度上昇や固化、固形物による目詰まり、更には塵埃の付着や気泡混入等が原因となって変動する。そのため、インクジェット式プリンタには、上記各変動原因を排除してインク吐出特性を一定な状態に維持するためのへッド吐出特性維持装置が備えられている。
【0006】
このへッド吐出特性維持装置は、キャッピング装置、吸引ポンプ、ワイピング装置を備えている。キャッピング装置は、非記録時にプリントヘッドのノズル形成面を封止してノズル開口を外部と隔離するように構成されており、インクの蒸発乾燥を抑制して粘度上昇や固化を抑える機能を有している。また、キャッピング装置でノズル形成面を封止していても、ノズル開口の固形物による目詰まりやインク流路内への気泡の混入等を完全に防止することができないため、それらを完全に防止する目的で吸引ポンプが設けられている。
【0007】
吸引ポンプは、キャッピング装置がノズル形成面を封止している状態でノズル開口に負圧を作用させるように構成されており、インクをノズル開口から強制的に吸引排出させて固形物や気泡を除去する機能を有している。この吸引ポンプによるインクの強制的な吸引排出処理は、インクジェット式プリンタの長時間の休止後に記録動作を再開する場合や、ユーザーが記録画像の品質が低下したことを認識して操作パネルにある専用スイッチを操作した場含に通常は実行されるようになっている。
【0008】
また、吸引ポンプによるインクの強制的な吸引排出処理を行うと、プリンタへッドのノズル形成面にインクが飛び散って付着することがあると共に、各ノズル開口におけるインクのメニスカスが乱れる。さらに、プリントへッドのノズル形成面には経時的に異物が付着しやすいため、必要に応じてノズル形成面を払拭するワイピング装置が設けられている。
【0009】
ワイピング装置は、基端側がホルダーで挟持されたゴム等の弾性板からなるワイピング部材を有し、このワイピング部材の先端側の縁部分をノズル形成面に弾性的に押し付けつつ相対的に往動及び復動させてノズル形成面を清掃するように構成されており、ノズル形成面に付着したインクや異物の払拭の他に、各ノズル開口におけるインクのメニスカスを一様に整える、即ち安定させる機能を有している。
【0010】
従来のへッド吐出特性維持装置は、特開平11−138830号公報記載のように、駆動源であるモータの回転方向により1個の遊星ギアを用いてキャッピング装置及びワイピング装置の駆動と吸引ポンプの駆動とを切り替えている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のへッド吐出特性維持装置は、キャップの上下移動とワイパーの往復移動をモータの一方向回転で行っているため、キャップやワイパーの位置の初期化ができない。このため、キャップやワイパーの初期化位置を検知するためのフラグをキャップやワイパーを駆動するためのカムに設けてセンシングする必要がある。したがって、センサが必須となるので、装置の組立調整が煩雑となり、装置のコストが上昇する。
【0012】
また、ポンプの駆動も一方向のみの回転となるため、特にチューブポンプを用いる場合はチューブに対するプーリのレリースができず、プーリがチューブを押し潰した状態で放置されるおそれがある。このため、キャリッジを動かして遊星ギアをロックさせて上記レリース動作を行う必要がある。したがって、キャリッジを動かしてもキャッピングされたままとする機構が必要となるので、装置の組立調整が煩雑となり、装置のコストが上昇すると共に外形が大型化する。
【0013】
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易な構成で常に安定した動作でキャッピング、ワイピング及びポンプ駆動を行うことができるヘッド吐出特性維持装置及びそれを備えた記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明のヘッド吐出特性維持装置では、記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドのインク吐出特性を維持するヘッド吐出特性維持装置であって、前記記録ヘッドを払拭するワイピング手段と、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段と、前記キャッピング手段のキャップ内を吸引することが可能なチューブポンプと、前記ワイピング手段と前記キャッピング手段とに駆動力を伝達する2つの遊星ギア及び前記各遊星ギアを回転させる1つの回転手段と、前記回転手段に連結されていると共に前記各遊星ギアに噛み合わされた太陽ギア及び前記ワイピング手段と前記キャッピング手段に連結されていると共に前記各遊星ギアと噛み合わせ可能な欠歯ギアを有し、前記各遊星ギアの噛み合わせを切り替えることにより、前記回転手段の正転・逆転のどちらに対しても前記ワイピング手段と前記キャッピング手段と前記チューブポンプとを駆動することができる駆動手段とを備え、前記欠歯ギアは、前記ワイピング手段を移動させた状態にある場合、前記ワイピング手段から噛み合いが外れているように形成されており、前記キャッピング手段を上昇または下降させた状態にある場合、前記キャッピング手段から噛み合いが外れているように形成されており、前記回転手段を正転させて、前記遊星ギアと前記欠歯ギアとを噛み合わせた時は、前記ワイピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記ワイピング手段を移動させて前記記録ヘッドを払拭させてから、前記駆動手段からの駆動の伝達を切って前記ワイピング手段の移動を停止させ、さらに、前記キャッピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記キャッピング手段を上昇させて前記記録ヘッドを封止させてから、前記駆動手段からの駆動を切って前記キャッピング手段の上昇を停止させ、さらに、前記チューブポンプのみを作動させて、前記記録ヘッドを封止している前記キャッピング手段のキャップ内を吸引させ、前記回転手段を逆転させて、前記遊星ギアと前記欠歯ギアとを噛み合わせた時は、前記キャッピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記キャッピング手段を下降させて前記記録ヘッドから離間させてから、前記駆動手段からの駆動を切って前記キャッピング手段の下降を停止させ、さらに、前記ワイピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記ワイピング手段を移動させて前記記録ヘッドを払拭させてから、前記駆動手段からの駆動の伝達を切って前記ワイピング手段の移動を停止させ、さらに、前記チューブポンプのみを作動させて吸引しないようにすることを特徴としている。
【0015】
これにより、キャッピング手段のキャップの移動とワイピング手段のワイパーの移動を回転手段の正・逆の両回転で行うことができるため、キャップやワイパーの位置を容易に初期化することができる。したがって、従来のようにキャップやワイパーの初期化位置を検知するためのフラグをキャップやワイパーを駆動するためのカムに設けてセンシングする必要は無くなり、装置の組立調整の容易化及び装置のコストの低減化を図ることができる。さらに、吸引手段の駆動も両方向の回転となるため、特にチューブポンプを用いる場合はチューブに対するプーリのレリースを行うことができ、特別な機構等を用いなくてもプーリがチューブを押し潰した状態で放置されるような事態を防止することができる。また、ポンプを駆動させずにキャッピングが可能となるので、印字前後のキャッピング開閉時にもポンプチューブが潰されることはない。
【0016】
また、キャッピング手段のキャップの移動とワイピング手段のワイパーの移動を回転手段の正・逆の両回転で行うことができるため、キャップやワイパーの位置を容易に初期化することができる。したがって、従来のようにキャップやワイパーの初期化位置を検知するためのフラグをキャップやワイパーを駆動するためのカムに設けてセンシングする必要は無くなり、装置の組立調整の容易化及び装置のコストの低減化を図ることができる。さらに、欠歯ギアを遊星ギアにより欠歯部分まで所定角度回転させるのみで、キャップやワイパーを所定位置に確実に位置決めすることができる。
【0017】
また、前記ワイピング手段は、前記記録ヘッドに対して縦方向に払拭することを特徴としている。これにより、縦方向、すなわち記録ヘッドに形成されているインクを吐出するためのノズル列に対して平行な副走査方向に払拭することができる。
【0018】
また、前記欠歯ギアは、前記ワイピング手段を駆動するワイパーギア、前記キャッピング手段を駆動するキャップギア及び前記各遊星ギアにそれぞれ噛み合う4連ギアで構成されていることを特徴としている。これにより、各遊星ギアの回転をワイパーギアとキャップギアの両ギアにそれぞれ確実に伝達することができるので、キャップやワイパーの位置決め精度を向上させることができ、かつキャッピング、ワイピングを独立して動作させることができる。
【0019】
また、前記ワイパーギアには前記ワイピング手段を前記記録ヘッドに対して水平に移動させるレバー及びカム機構が設けられ、前記キャップギアには前記キャッピング手段を前記記録ヘッドに対して垂直に移動させるカム機構が設けられていることを特徴としている。これにより、本発明を従来のレバーやカム機構を有するワイピング手段及びキャッピング手段に適用することができるので、設計変更等の手間を簡略化することができる。
【0020】
また、記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドを有する記録装置において、上記各ヘッド吐出特性維持装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用を奏する記録装置を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態に係るユニット化されたへッド吐出特性維持装置の構成例を示す平面図であり、図3は、そのへッド吐出特性維持装置の側面図である。図1に示すインクジェット式プリンタは、例えば用紙幅が594mm(JIS規格のA1判)や728mm(JIS規格のB1判)といった比較的大型のサイズの印刷用紙にまで印刷できる大型のプリンタである。
【0023】
このインクジェット式プリンタは、上から斜め下の手前に向かって給紙部11、記録部12及び排紙部13と配置されている。印刷用紙は、給紙部11から記録部12、そして排紙部13に送られる過程で所定の印刷が実行されて外部に排出される。印刷時の用紙搬送路14は、水平面に対して例えば65度の傾斜をもって形成されている。駆動ベルト15によりガイド軸16に沿って主走査方向に往復移動するキャリッジ17に搭載されたプリントへッド18のノズル形成面も、用紙搬送路14に平行となるように例えば65度に傾斜して配設されている。
【0024】
キャリッジ17のホームポジションとなる部分には、プリントへッド18のインク吐出特性を一定な状態に維持するためのヘッド吐出特性維持装置100が配設されている。そして、キャリッジ17がホームポジションに位置している状態のときにへッド吐出特性維持装置100によって、プリントへッド18のインク吐出特性を維持する処理が行われるようになっている。
【0025】
ヘッド吐出特性維持装置100は、図2及び図3に示すように、必要に応じてノズル形成面をいわゆる縦方向、すなわち図示矢印aで示す副走査方向に払拭するワイピング手段110、非記録時にプリントへッド18のノズル形成面に押し付けられてノズル開口を封止するキャッピング手段130、ノズル開口の目詰まりや混入した気泡を除去するためにインクを強制的に吸引排出する吸引手段150及びワイピング手段110、キャッピング手段130及び吸引手段150を駆動する駆動手段170が2枚のサイドフレーム101、102の間に配設され、ほぼ箱形にユニット化されている。
【0026】
ワイピング手段110とキャッピング手段130はプリントへッド18の副走査方向に並設されており、吸引手段150はワイピング手段110の略下方に配設されている。そして、ワイピング手段110とキャッピング手段130と吸引手段150が連動可能なように駆動手段170が配設されている。すなわち、駆動手段170は、ワイピング手段110を図2及び図3の矢印aで示す縦方向に移動させ、キャッピング手段130を図3の矢印bで示す上下方向に移動させ、吸引手段150を動作させるように構成されている。
【0027】
ワイピング手段110は、図2及び図3に示すように、ワイパー111及びワイパーホルダー112を備えている。ワイパー111は、ゴムにより略矩形平板状に形成されている。そして、先端部がプリントへッド18のノズル形成面に対して擦れるようになっている。これにより、ワイパー111はノズル形成面に付着しているインクを払拭することができる。なお、インクの種類によってはワイパー111をフェルトあるいはプラスチック等により形成してもよい。
【0028】
ワイパーホルダー112は、プラスチックにより略矩形平板状に形成されている。そして、上端部からワイパー111の先端部が突き出る形でワイパー111を保持しながら、後述する駆動手段170を構成するワイパー移動手段180により図2及び図3の矢印aで示す縦方向に移動するようになっている。
【0029】
キャッピング手段130は、図2及び図3に示すように、キャップ131及びキャップホルダー132を備えている。キャップ131は、ゴムにより略直方体状に形成されている。そして、上部に設けられている窪み131aがプリントへッド18のノズル形成面に押し付けられるようになっている。これにより、キャッピング手段130はノズル開口を封止することができる。
【0030】
キャップホルダー132は、プラスチックにより略直方体状に形成されている。そして、上面からキャップ131の上縁部が突き出る形でキャップ131を保持しながら、後述する駆動手段170を構成するキャップ移動手段185により図3の矢印bで示す上下方向に移動するようになっている。
【0031】
吸引手段150は、一般的な脈動ポンプであり、回転方向に一定間隔で取り付けられた複数のローラでキャップ131に接続されたチューブTの一定範囲を連続的に押すことにより、チューブ内の空気を送り出してプリントへッド18のインクを強制的に吸引排出するようになっている。これにより、吸引手段150はノズル開口の目詰まりや混入した気泡を除去することができる。
【0032】
駆動手段170は、図3及びワイピング手段110とキャッピング手段130を取り除いた図4に示すように、正逆転切替手段171、ワイパー移動手段180、キャップ移動手段185及びポンプ駆動手段190を備えている。正逆転切替手段171は、サイドフレーム101の外側に出るように配設された駆動力伝達ギア172と、この駆動力伝達ギア172の軸173と同軸に配設された太陽ギア174と、この太陽ギア174に噛み合うように略L字状の遊星レバー175に配設された正転用遊星ギア176及び逆転用遊星ギア177と、各遊星ギア176、177と噛み合わせ可能な欠歯ギア178を備えている。
【0033】
欠歯ギア178は、正転用遊星ギア176、逆転用遊星ギア177、後述するワイパー移動手段180を構成するワイパーギア181及びキャップ移動手段185を構成するキャップギア186とそれぞれ噛み合う4連の第1〜第4欠歯ギア178a、178b、178c、178dで構成されている。
【0034】
駆動力伝達ギア172は、図示しない回転手段であるモータの回転を伝達するようになっている。そして、この駆動力伝達ギア172の回転方向、すなわちモータの回転方向により遊星レバー175を介して正転用遊星ギア176あるいは逆転用遊星ギア177のどちらかが第1欠歯ギア178aあるいは第2欠歯ギア178bと噛み合い、太陽ギア174を介して回転を伝達するようになっている。
【0035】
ワイパー移動手段180は、ワイパーギア181、レバー182及びカム機構183を備えている。ワイパーギア181は、第3欠歯ギア178cと噛み合うように配置されている。カム機構183は、レバー182の一端側面に一体的に設けられたピン183aと、ワイパーホルダー112に設けられた溝183bで構成されている。そして、レバー182の一端は、ピン183aが溝183b内に差し込まれることにより係止され、他端がワイパーギア181と同軸上に配設されている。
【0036】
キャップ移動手段185は、キャップギア186及びカム機構187を備えている。キャップギア186は、第4欠歯ギア178dと噛み合うように配置されている。カム機構187は、キャップギア186の外周側面に一体的に設けられたピン187aと、キャップホルダー132に設けられ、ピン187aが差し込まれている溝187bで構成されている。
【0037】
ポンプ駆動手段190は、駆動力伝達ギア172の軸173と同軸に配設されたポンプ伝達ホイール191及びポンプホイール192を備えている。ポンプ伝達ホイール191は、吸引手段150とワイピング手段110及びキャッピング手段130との間にタイムラグを設けてからポンプホイール192を回転するようになっている。
【0038】
このような構成において、モータの駆動力は、駆動力伝達ギア172から太陽ギア174を経て、遊星レバー175の回転により噛み合う正転用遊星ギア176または逆転用遊星ギア177から第1欠歯ギア178aまたは第2欠歯ギア178bに伝達され、さらに第3欠歯ギア178c及び第4欠歯ギア178dを介してワイパーギア181及びキャップギア186に伝達され、またポンプ伝達ホイール191を介してポンプホイール192に伝達されるようになっている。これにより、ワイピング手段110を縦方向に移動させ、キャッピング手段130を上下方向に移動させ、吸引手段150を動作させることができる。
【0039】
以上のような構成のワイピング手段110、キャッピング手段130、吸引手段150及び駆動手段170を備えたヘッド吐出特性維持装置100の全体動作を図5〜図17を参照して説明する。なお、各図のうち図5はヘッド吐出特性維持装置100の動作例を示すタイムチャート、図6〜図11はモータが正転時の動作、図12〜図17はモータが逆転時の動作を示す図である。
【0040】
図5に示す正転の場合では、図6に示すように、キャッピング手段130は最下端に位置しており、キャップ131は「開」の状態、すなわちキャッピングしていない状態にある。また、ワイピング手段110は図示最左方に位置しており、ワイパー111は「セット」の状態、すなわち図示右方向へのワイピング可能な状態にある。また、吸引手段150であるポンプのローラはチューブに対し「レリース」の状態、すなわち吸引していない状態にある(開始時点t1)。
【0041】
この状態から、モータが正転方向に駆動して遊星レバー175を回転させると、図7に示すように、正転用遊星ギア176が第1欠歯ギア178aに噛み合う。そして、太陽ギア174の回転力が正転用遊星ギア176から第1欠歯ギア178a、さらに第3欠歯ギア178cからワイパーギア181に伝達され、レバー182が旋回してカム機構183によりワイパーホルダー112が図示右方へ移動開始する(時点t4)。そして、ワイパー111がプリントヘッド18のノズル形成面を払拭する。
【0042】
そして、第3欠歯ギア178cの欠歯部にワイパーギア181が達して噛み合いが外れるとワイパーギア181は空転するので、図8に示すように、ワイパーホルダー112の移動が停止する。このとき、ワイピング手段110は図示最右方に位置しており、ワイパー111は「リセット」の状態、すなわち図示右方向へのワイピング完了の状態にある(時点t5)。
【0043】
なお、時点t1〜t5の間、第4欠歯ギア178dも回転するが、欠歯のためキャップギア186には動力は伝達されず、キャップ131は最下方の位置のまま動かない。
【0044】
さらに、モータが正転方向に駆動して駆動力伝達ギア172が回転すると、図8に示すように、太陽ギア174の回転力が正転用遊星ギア176から第1欠歯ギア178a、さらに第4欠歯ギア178dからキャップギア186に伝達され、カム機構187によりキャップホルダー132が上昇開始する(時点t6)。そして、図9に示すように、キャップ131がプリントヘッド18に近付いていき、図10に示すように、キャップ131がプリントヘッド18のノズル形成面を封止する。
【0045】
そして、第4欠歯ギア178dの欠歯部にキャップギア186が達して噛み合いが外れるとキャップギア186は空転するので、図11に示すように、キャップホルダー132の上昇は停止する。このとき、キャッピング手段130は最上端に位置しており、キャップ131は「閉」の状態、すなわちキャッピングしている状態にある(時点t7)。
【0046】
この状態から、モータが正転方向にさらに駆動して駆動力伝達ギア172が回転すると、ポンプ伝達ホイール191を介してポンプホイール192が回転開始して吸引手段150が作動する。このときはポンプのローラはチューブに対し「噛み込み」の状態、すなわち吸引している状態にある(時点t8、t9)。このように、ワイピング手段110及びキャッピング手段130が動作中はポンプに動力が伝達されないようになっている。
【0047】
一方、図5に示す逆転の場合では、図12に示すように、キャッピング手段130は最上端に位置しており、キャップ131は「閉」の状態、すなわちキャッピングしている状態にある。また、ワイピング手段110は図示最右方に位置しており、ワイパー111は「リセット」の状態、すなわち図示左方向へのワイピング可能な状態にある。また、吸引手段150であるポンプのローラはチューブに対し「噛み込み」の状態、すなわち吸引している状態にある(開始時点t10)。
【0048】
この状態から、モータが逆転方向に駆動して遊星レバー175を回転させると、図12に示すように、逆転用遊星ギア177が第2欠歯ギア178bに噛み合う。そして、太陽ギア174の回転力が逆転用遊星ギア177から第2欠歯ギア178b、さらに第4欠歯ギア178dからキャップギア186に伝達され、カム機構187によりキャップホルダー132が下降開始する(時点t7)。そして、図13及び図14に示すように、キャップ131がプリントヘッド18のノズル形成面から次第に離間していく。
【0049】
そして、第4欠歯ギア178dの欠歯部にキャップギア186が達して噛み合いが外れるとキャップギア186は空転するので、図15に示すように、キャップホルダー132の下降は停止する。このとき、キャッピング手段130は最下端に位置しており、キャップ131は「開」の状態、すなわちキャッピングしていない状態にある(時点t6)。
【0050】
さらに、モータが逆転方向に駆動して駆動力伝達ギア172が回転すると、図15及び図16に示すように、太陽ギア174の回転力が逆転用遊星ギア177から第2欠歯ギア178b、さらに第3欠歯ギア178cからワイパーギア181に伝達され、レバー182が旋回してカム機構183によりワイパーホルダー112が図示左方へ移動開始する(時点t5)。そして、ワイパー111がプリントヘッド18のノズル形成面を払拭する。
【0051】
そして、第3欠歯ギア178cの欠歯部にワイパーギア181が達して噛み合いが外れるとワイパーギア181は空転するので、図17に示すように、ワイパーホルダー112の移動が停止する。このとき、ワイピング手段110は図示最左方に位置しており、ワイパー111は「セット」の状態、すなわち図示左方向へのワイピング完了の状態にある(時点t4)。
【0052】
この状態から、モータが逆転方向にさらに駆動して駆動力伝達ギア172が回転すると、ポンプ伝達ホイール191を介してポンプホイール192が回転し始め、ポンプのローラはチューブに対し「レリース」の状態、すなわち吸引していない状態になり、モータの回転を停止する(時点t3、t2)。このように、ワイピング手段110及びキャッピング手段130が動作中はポンプに動力が伝達されないようになっている。
【0053】
なお、上述した実施形態では、キャッピング手段130及び吸引手段150を1つ備えたヘッド吐出特性維持装置100について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば2つのキャッピング手段130及び吸引手段150を備えたヘッド吐出特性維持装置であっても同様に構成することができ、同様の効果を得ることができる。
【0054】
また、上述した実施形態では、プリンタを例に説明したが、これに限られるものではなく、記録媒体の搬送案内部を有する記録装置、例えばファクシミリ装置やコピー装置等にも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るヘッド吐出特性維持装置及びそれを備えた記録装置によれば、キャッピング手段のキャップの移動とワイピング手段のワイパーの移動を回転手段の正・逆の両回転で行うことができるようになる。このため、キャップやワイパーの位置を容易に初期化することができるので、従来のようにキャップやワイパーの初期化位置を検知するためのフラグをキャップやワイパーを駆動するためのカムに設けてセンシングする必要は無くなり、装置の組立調整の容易化及び装置のコストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るユニット化されたへッド吐出特性維持装置の構成例を示す平面図である。
【図3】図2のへッド吐出特性維持装置の側面図である。
【図4】図2のへッド吐出特性維持装置のワイピング手段とキャッピング手段を取り除いた平面図である。
【図5】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作例を示すタイムチャートである。
【図6】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第1の図である。
【図7】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第2の図である。
【図8】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第3の図である。
【図9】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第4の図である。
【図10】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第5の図である。
【図11】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第6の図である。
【図12】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第7の図である。
【図13】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第8の図である。
【図14】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第9の図である。
【図15】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第10の図である。
【図16】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第11の図である。
【図17】図2のヘッド吐出特性維持装置の動作を示す第12の図である。
【符号の説明】
18 プリントヘッド
100 へッド吐出特性維持装置
101 サイドフレーム
102 サイドフレーム
110 ワイピング手段
111 ワイパー
112 ワイパーホルダー
130 キャッピング手段
131 キャップ
132 キャップホルダー
150 吸引手段
170 駆動手段
171 正逆転切替手段
172 駆動力伝達ギア
173 軸
174 太陽ギア
175 遊星レバー
176 正転用遊星ギア
177 逆転用遊星ギア
178 欠歯ギア
178a 第1欠歯ギア
178b 第2欠歯ギア
178c 第3欠歯ギア
178d 第4欠歯ギア
180 ワイパー移動手段
181 ワイパーギア
182 レバー
183 カム機構
185 キャップ移動機構
186 キャップギア
187 カム機構
190 ポンプ駆動手段
191 ポンプ伝達ホイール
192 ポンプホイール
Claims (5)
- 記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドのインク吐出特性を維持するヘッド吐出特性維持装置であって、
前記記録ヘッドを払拭するワイピング手段と、
前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段と、
前記キャッピング手段のキャップ内を吸引することが可能なチューブポンプと、
前記ワイピング手段と前記キャッピング手段とに駆動力を伝達する2つの遊星ギア及び前記各遊星ギアを回転させる1つの回転手段と、
前記回転手段に連結されていると共に前記各遊星ギアに噛み合わされた太陽ギア及び前記ワイピング手段と前記キャッピング手段に連結されていると共に前記各遊星ギアと噛み合わせ可能な欠歯ギアを有し、前記各遊星ギアの噛み合わせを切り替えることにより、前記回転手段の正転・逆転のどちらに対しても前記ワイピング手段と前記キャッピング手段と前記チューブポンプとを駆動することができる駆動手段とを備え、
前記欠歯ギアは、
前記ワイピング手段を移動させた状態にある場合、前記ワイピング手段から噛み合いが外れているように形成されており、
前記キャッピング手段を上昇または下降させた状態にある場合、前記キャッピング手段から噛み合いが外れているように形成されており、
前記回転手段を正転させて、前記遊星ギアと前記欠歯ギアとを噛み合わせた時は、
前記ワイピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記ワイピング手段を移動させて前記記録ヘッドを払拭させてから、前記駆動手段からの駆動の伝達を切って前記ワイピング手段の移動を停止させ、
さらに、前記キャッピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記キャッピング手段を上昇させて前記記録ヘッドを封止させてから、前記駆動手段からの駆動を切って前記キャッピング手段の上昇を停止させ、
さらに、前記チューブポンプのみを作動させて、前記記録ヘッドを封止している前記キャッピング手段のキャップ内を吸引させ、
前記回転手段を逆転させて、前記遊星ギアと前記欠歯ギアとを噛み合わせた時は、
前記キャッピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記キャッピング手段を下降させて前記記録ヘッドから離間させてから、前記駆動手段からの駆動を切って前記キャッピング手段の下降を停止させ、
さらに、前記ワイピング手段のみに前記駆動手段からの駆動を伝達させ、前記ワイピング手段を移動させて前記記録ヘッドを払拭させてから、前記駆動手段からの駆動の伝達を切って前記ワイピング手段の移動を停止させ、
さらに、前記チューブポンプのみを作動させて吸引しないようにすることを特徴とするヘッド吐出特性維持装置。 - 前記ワイピング手段は、前記記録ヘッドに対して縦方向に払拭することを特徴とする請求項1に記載のヘッド吐出特性維持装置。
- 前記欠歯ギアは、前記ワイピング手段を駆動するワイパーギア、前記キャッピング手段を駆動するキャップギア及び前記各遊星ギアにそれぞれ噛み合う4連ギアで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッド吐出特性維持装置。
- 前記ワイパーギアには前記ワイピング手段を前記記録ヘッドに対して水平に移動させるレバー及びカム機構が設けられ、前記キャップギアには前記キャッピング手段を前記記録ヘッドに対して垂直に移動させるカム機構が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のヘッド吐出特性維持装置。
- 記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドを有する記録装置において、
請求項1〜4の何れか一項に記載のヘッド吐出特性維持装置を備えたことを特徴とする記録装置。
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