JPH07237332A - インクジェットプリンタにおける駆動力切換え機構 - Google Patents

インクジェットプリンタにおける駆動力切換え機構

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JPH07237332A
JPH07237332A JP5451194A JP5451194A JPH07237332A JP H07237332 A JPH07237332 A JP H07237332A JP 5451194 A JP5451194 A JP 5451194A JP 5451194 A JP5451194 A JP 5451194A JP H07237332 A JPH07237332 A JP H07237332A
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JP
Japan
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driving force
pump
tube
ink jet
jet printer
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Withdrawn
Application number
JP5451194A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fujioka
聡 藤岡
Keiichi Oshima
敬一 大島
Kazuhisa Kawakami
和久 川上
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の小型モータによって、給紙と紙送りと
インク吸引の各動作を選択的に行わせ得るようにしたも
の。 【構成】 キャリッジの印字領域への移行により、切換
え機構40を介して切換え歯車11を紙送り用の伝達歯
車13に噛合わせ、またキャリッジ30の非印字領域へ
の進入により、切換え歯車11をポンプ駆動用の伝達歯
車18に噛合わせて記録ヘッド57からのインクの吸引
を可能にし、さらにこの状態で駆動モータ1をポンプレ
リース方向に回転させることにより自動給紙ローラを駆
動するようにして、1つの小型モータにより給紙と紙送
りとインクの吸引とを選択的に行わせるようにしたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録方
式を採る小型プリンタの駆動力切換え機構に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタでは、通常シー
トを搬送する紙送りローラの駆動力と、ノズルの詰まり
を防ぐインク吸引ポンプの駆動力をそれぞれ別個の駆動
モータに分担させるような構造が採られているため、簡
易なポータブル型のプリンタとして構成するには、小型
化、軽量化あるいは低コスト化といった面で多くの問題
を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
単一の小型モータを用い、かつこれの過大な負荷をかけ
ることなく、シートの搬送とインクの吸引を行わせるこ
とのできるインクジェットプリンタにおける新たな駆動
力切換え機構を提供することにある。
【0004】また、本発明の他の目的とするところは、
記録書込み手段に無理な力を作用させることなくこれら
の切換えを可能にすることにあり、またさらに、本発明
は、駆動モータの回転方向により、インクの吸引と給紙
動作を選択的に行わせるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのインクジェットプリンタに
おける駆動力切換え機構として、単一の駆動モータに連
なる駆動力伝達系統の一部に、記録書込み手段の非印字
領域への移行によりインク吸込み手段側の駆動力伝達手
段に、印字領域への移行により記録紙送り手段側の駆動
力伝達手段にそれぞれ選択的に切換える駆動力切換え手
段を設けて、インク吸込み手段と記録紙送り手段を別個
に動作させることができるようにしたものである。
【0006】また、この駆動力切換え手段を記録書込み
手段の移動方向と平行な向きに変位する部材を介して切
換え操作するようにして、記録書込み手段に無用な力が
作用しないようにしたものであり、さらには、インク吸
込み手段の一部に、ポンプレリース方向の回転時にのみ
駆動力を伝達する手段を介して給紙手段を結合させるこ
とにより、駆動モータの回転方向によって、インク吸込
み手段と給紙手段を別個に動作させることができるよう
にしたものである。
【0007】
【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図面はいずれもポータブルプリンタの駆動力切換え
機構として構成した本発明の一実施例を示したものであ
る。
【0008】この装置は大別して、正逆転可能な駆動モ
ータ1と、この駆動モータ1の駆動力を紙送りローラ1
7とチューブポンプ20と自動給紙ローラ31のそれぞ
れに伝達する駆動力伝達機構10と、非印字領域へのキ
ャリッジの進入と進出によりこの駆動力伝達機構10の
伝達経路を選択的に切換える切換え機構40とによって
構成されている。
【0009】つぎに上記した駆動力伝達機構10につい
て説明すると、駆動モータ1のピニオン2には、後述す
る切換え機構40のカム46によって軸方向に移動操作
される切換え歯車11が噛み合っている。
【0010】この切換え歯車11は、図1に示したよう
に、キャリッジ50が非印字領域から印字領域へ移動す
るのに伴って図中左方へと変位し、切換え歯車11と一
体のピニオン12を紙送り用の中間伝達歯車13と噛合
い、さらにそのピニオン14を介して紙送りローラ軸1
6上のノブ付き歯車15と噛合って紙送りローラ17に
駆動力を伝達する一方、図2に示したように、キャリッ
ジ50が印字領域から非印字領域へ移動するのに伴って
図中右方へ変位し、ポンプ駆動用の中間伝達歯車18と
噛合って、そのピニオン19を介して後述するチューブ
ポンプ20のポンプホイール21を駆動するように構成
されている。
【0011】ところで、図4はチューブポンプ20を示
したもので、このチューブポンプ20の円筒状ポンプ室
24の内部には、一端がキャップ25に他端が図示しな
い廃インクタンクに連通するチューブ26がその内壁に
沿ってリング状に嵌め込まれ、またこのポンプ室24に
回転自在に取付けた上記ポンプホイール21には、その
面に設けた渦巻状のカム溝22にローラ23が回転自在
にかつ摺動自在に装着されていて、ポンプホイール21
を図中時計方向に回転させた際には、外周寄りに移動し
たローラ23によりチューブ26を押し潰して内部のイ
ンクを廃インクタンク側へ排出し、またポンプホール2
1を反時計方向に回転させた際には、カム溝22により
ローラ23を中心側に移動させチューブ26との接触を
解いてポンプレリース状態にするよう構成されている。
【0012】このポンプホイール21には、その他端
に、一部がポンプ室24から露出するピニオン27が一
体的に形成され、さらにこのピニオン27には、図2に
示したように、自動給紙ローラ軸32に一方向回転クラ
ッチ33を介して取付けた給紙用の歯車34が噛み合っ
ていて、ポンプホイール21のポンプレリース方向回転
により自動給紙ローラ31に駆動モータ1の回転駆動力
を伝達させるように構成されている。
【0013】他方、上記した切換え機構40は、非印字
領域でのキャリッジの動きにより切換え歯車11を紙送
りローラ7側か、チューブポンプ20側かのいずれか一
方に切換え操作するもので、この切換え機構40の主要
部をなす操作部材42は、非印字領域においてキャリッ
ジガイド55の軸心と平行な向きに固定されたローラ支
持軸41上に回動自在に取付けられていて、キャリッジ
50に設けたレバー51と接触して支持軸41回りに回
動変位するよう構成されている。
【0014】この操作部材42には、レバー51の移動
領域に臨ませるようにして太鼓型のローラ43が軸支さ
れていて、キャリッジ50が非印字領域へ進入してきた
際には、このローラ43がレバー51先端の矢型部分5
2の上に乗上げることにより、このレバー51を介して
キャリッジ50をこの位置に拘止する一方、レバー51
上に乗上げたローラ43は、これと一体の操作部材42
を図3の鎖線位置へと反時計方向に回動させ、また、キ
ャリッジ50が非印字領域から印字領域へ移動した際に
は、操作部材42に作用する付勢バネ44によりローラ
43をレバー51の移動領域内へ位置させて復帰するよ
うに構成されている。
【0015】この操作部材51にはまた、その外端側
に、切換え歯車11の前面へ向けて延びるL字型のアー
ム45が立上り形成され、さらにこのアーム45の先端
部には、操作部材42が回動した際に、駆動モータ1の
駆動力を紙送りローラ17からチューブポンプ20へと
切換えるべく切換え歯車11を図中右方へ移動させるカ
ム46が形成されている。
【0016】なお、図中符号56はキャリッジ50上に
搭載されたインクジェットプリンタを示しており、また
57はそのヘッド面を示している。つぎにこのように構
成された装置の駆動力切換え動作について説明する。
【0017】所要の印字動作を終えてキャリッジ50が
非印字領域へ帰還すると、はじめに、キャリッジ50に
設けたレバー51は、復帰バネ44によりレバー51の
移動領域内に位置しているローラ43をその先端の矢型
部分52により押し上げて切換え部材42を図3の反時
計方向へと回動させ、そのアーム45先端のカム46に
より切換え歯車11を図2に示した位置へと図中右方へ
移動させて、これをポンプ駆動用中間伝達歯車18に噛
合わせる一方、これと一体のピニオン12を紙送り用中
間伝達歯車13から離間させて、自らは矢型部分52の
後端をローラ43に引掛けるようにしてキャリッジ50
をこの位置に拘止する。
【0018】したがって、この状態で駆動モータ1をポ
ンプレリース方向に回転させると、ポンプ駆動用中間伝
達歯車18を介して図4(a)の反時計方向に回転を始
めたポンプホイール21は、そのカム溝22によりロー
ラ23を中心方向に変位させ、チューブ26との接触を
解いた無負荷の状態で、これと一体のピニオン27と噛
合う歯車34を介して自動給紙ローラ31を回転させ、
図示しないトレイからシートをプラテンのもとへと送り
込む。
【0019】また、紙詰まり等が生じたような場合に
は、この状態のもとでべくノブ付き歯車15を手で回転
させる。これにより、この歯車15は駆動モータ1との
係合が解かれるため、紙送りローラ17を微かな力で回
転操作してシートを排出することができる。
【0020】そして、この状態でつぎに記録書込み動作
に入ると、これに先立って逆転を始めた駆動モータ1
は、ポンプホイール21を図4の時計方向に回転させ、
カム溝22に嵌合わされたローラ23を外周方向に変位
させてチューブ26を押し潰し、ここに生じた負圧によ
りヘッド面57に吸着したキャップ25を介してノズル
内のインクを吸引しつつヘッドを再生する。
【0021】一方、この一連の動作の後にキャリッジ5
0が印字領域へ向けて移動すると、レバー51による押
上げ力を解かれた切換え部材42は、支持軸41回りに
時計方向に回動復帰し、図1に示したように、アーム4
5先端のカム46により切換え歯車11を図中左方へ移
動させて、そのピニオン12を紙送り用中間伝達歯車1
3に噛合わせる。したがって この状態で駆動モータ1
を作動させると、駆動モータ1はポンプ駆動の負荷を受
けることなくこの回転を切換え歯車11から紙送り用中
間伝達歯車13へ、さらにノブ付き歯車15に伝えて紙
送りローラ17に所要の紙送りを行わせる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、単一
の駆動モータに連なる駆動力伝達系統の一部に、記録書
込み手段の移動の向きに応じて紙送り手段側とインク吸
引手段側に選択的に駆動力を伝達する切換え手段を設け
たので、記録書込み手段が印字位置にあるときには紙送
り手段を、非印字位置にあるときにはインク吸引手段を
と、それぞれ独立に駆動させることにより、可及的に小
型のモータの使用を可能にすることができて、この種の
プリンタをより軽量にかつ、より安価に構成することが
できる。
【0023】しかも、切換え手段を記録書込み手段の移
動方向に変位する部材を介して切換えるようにしたの
で、記録書込み手段に特別な負荷をかけることなく、駆
動力を円滑に切換え操作することができる。
【0024】またさらに、インク吸引手段のポンプレリ
ース方向の回転時に給紙手段を駆動するように構成した
ので、切換え手段と駆動モータの回転方向切換えとの組
合わせによって、単一の駆動モータに大きな負荷をかけ
ることなく、紙送りと給紙とインクの吸引という3つの
動作を選択的に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙送り側へ切換えた状態をもって示した本発明
の一実施例をなす装置の側面図である。
【図2】ポンプ側へ切換えた状態をもって示した同上装
置の側面図である。
【図3】同上装置の正面図である。
【図4】(a)(b)はチューブポンプの正面図と断面
を示した側面図である。
【符号の説明】
1 駆動モータ 10 駆動力伝達機構 11 切換え歯車 13 紙送り用中間伝達歯車 17 紙送りローラ 18 ポンプ用中間伝達歯車 20 チューブポンプ 31 自動給紙ローラ 33 一方向クラッチ 40 切換え機構 45 アーム 46 カム 50 キャリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の駆動モータに連なる駆動力伝達系
    統の一部に、記録書込み手段の非印字領域への移行によ
    りインク吸込み手段側の駆動力伝達手段に、印字領域へ
    の移行により記録紙送り手段側の駆動力伝達手段に、そ
    れぞれ選択的に切換えられて結合する駆動力切換え手段
    を配設したことを特徴とするインクジェットプリンタに
    おける駆動力切換え機構。
  2. 【請求項2】 上記インク吸込み手段として、回転の向
    きによりチューブを押圧するポンピング状態とチューブ
    と離隔するポンプレリース状態とに切換わるチューブポ
    ンプを用いるとともに、該チューブポンプの回転部材の
    一部に、上記ポンプレリース方向の回転時にのみ駆動力
    を伝達する手段を介して給紙手段を結合させたことを特
    徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタにおけ
    る駆動力切換え機構。
  3. 【請求項3】 上記駆動力切換え手段を上記記録書込み
    手段の移動方向と平行な向きに変位する部材を介して選
    択的に切換え操作されるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のインクジェットプリンタにおける駆動力切
    換え機構。
  4. 【請求項4】 上記記録紙送り手段側の駆動力伝達手段
    の一部に、手で操作し得る部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1または3記載のインクジェットプリンタにお
    ける駆動力切換え機構。
JP5451194A 1994-02-28 1994-02-28 インクジェットプリンタにおける駆動力切換え機構 Withdrawn JPH07237332A (ja)

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JP5451194A JPH07237332A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 インクジェットプリンタにおける駆動力切換え機構

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JP5451194A JPH07237332A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 インクジェットプリンタにおける駆動力切換え機構

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JP5451194A Withdrawn JPH07237332A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 インクジェットプリンタにおける駆動力切換え機構

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JP (1) JPH07237332A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11170570A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11170570A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置

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Effective date: 20010508