JPH11227179A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH11227179A
JPH11227179A JP5009898A JP5009898A JPH11227179A JP H11227179 A JPH11227179 A JP H11227179A JP 5009898 A JP5009898 A JP 5009898A JP 5009898 A JP5009898 A JP 5009898A JP H11227179 A JPH11227179 A JP H11227179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
cam
switching
ink
displaced
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5009898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Igarashi
人志 五十嵐
Tatsuya Seshimo
龍哉 瀬下
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP5009898A priority Critical patent/JPH11227179A/ja
Publication of JPH11227179A publication Critical patent/JPH11227179A/ja
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  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙送り系とインクシステム系への駆動力切換
えをキャリッジの移動により安定的に行い得るようにす
ること。 【解決手段】 キャリッジ5のホームポジションへの移
行により変位するキャッピング用スライダ35により、
切換え歯車30を段違い扇型カム歯車20の2つのセク
タ歯車22、23のいずれかに噛合わせてこれを正転及
び反転させ、この段違い扇型カム歯車20に設けた山型
カム24によりディスエンゲージ歯車40を軸方向に変
位させて、紙送り系の中間歯車50かインクシステム系
の中間歯車60かのいずれか一方に駆動力を伝えるよう
にしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタに関し、より詳しくは、1つのモータで紙送りとイ
ンクの吸引とを選択的に行い得るようにしたインクジェ
ットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタでは、一定時間
以上印字動作がなされないとノズル先端のインクが乾燥
してノズルの目詰りを生じてしまうため、記録ヘッドを
キャップで覆ういわゆるキャッピングを行う必要があ
り、また、ノズルに目詰りが生じたような場合には、記
録ヘッドをキャップで覆った上、吸引ポンプでノズルか
らインクを強制的に吸引して記録ヘッドの機能を回復さ
せる、いわゆるポンピングを行う必要がある。
【0003】また、インク吐出面に付着した紙粉等を落
とすために、ノズル面をフエルトやシリコン系のヘラで
摺接するいわゆるクリーニング動作を行う必要があり、
さらに、印字動作中によっては特定のノズルからインク
を吐出させないような場合ももあって、このような状態
が続くと特定のノズル先端のインクが乾燥してノズルの
目詰りが生じるため、定期的に全ノズルからインクを吐
出させるいわゆるフラッシングを行う必要がある。
【0004】このようなキャッピング処理、ポンピング
処理、クリーニング処理およびフラッシング処理は、キ
ャリッジが非印字領域、つまりホームポジションにある
ときになされ、この位置でキャリッジが印字領域側に移
動しないようにして行なう。
【0005】一方、紙送り動作とインクの吸引動作とを
単一のモータで選択的に切り替えて行なうようにしたプ
リンタもあるが、このようなプリンタでは、キャリッジ
がホームポジションのある特定の位置にあるときにのみ
モータの動力が吸引ポンプに伝達され、それ以外の位置
にあるときには、モータの動力が紙送り手段に伝達され
るようになっている。
【0006】ところが、このようなインクジェットプリ
ンタでは、吸引ポンプを駆動する際にキャリッジを特定
の位置に停止させておかなければならないため、キャリ
ッジの自由度が低く、単一のモータで上述したような幾
つかの処理を行なわせられないといった不都合を有して
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
紙送り動作とポンプの吸引動作に際してのキャリッジの
自由度を高めることのできる新たなインクジェットプリ
ンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのインクジェットプリンタと
して、軸方向に変位して紙送り系とインクシステム系の
ぞれぞれに駆動力を切換え伝達する切換え伝達歯車と、
位相を異にするセクタ歯車を軸方向に段違い状に形成
し、かつ切換え伝達歯車を軸方向に変位させるカムを各
セクタ歯車と関連して形成させたカム歯車と、キャリッ
ジのホームポジションへの移動によりキャッピング操作
を行うべく変位するスライド部材と、このスライド部材
とともに変位してセクタ歯車のいずれか一方に噛合って
カム歯車を正転及び反転させる切換え歯車とを備えたも
のである。
【0009】
【作用】このように構成したことにより、キャリッジの
ホームポジションへの移行によって変位するスライド部
材により切換え歯車をカム歯車の2つのセクタ歯車のい
ずれか一方に噛合わせてこれを正転及び反転させ、この
カム歯車に設けたカムにより切換え伝達歯車を軸方向に
変位させて、紙送り系かインクシステム系のいずれか一
方に駆動力を伝えるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面は紙送り系とインクシステム系のい
ずれかに駆動力を伝達する切換え機構についての本発明
の一実施例を示したものである。
【0011】はじめに、この切換え機構の概要を図1、
図2をもとに説明すると、図において符号10で示した
駆動モータには、その軸と一体のピニオン11に駆動減
速歯車12を介して切換え歯車30が噛合っていて、キ
ャリッジにより押圧されて変位するキャッピング用スラ
イダとともに変位するこの切換え歯車30により段違い
扇型カム歯車20を正転及び反転操作してその山型カム
24により駆動減速歯車12と噛合うディスエンゲージ
歯車40を進退動させることにより、給紙系中間歯車5
0かインクシステム系中間歯車のいずれか一方に駆動力
を伝えるように構成されている。
【0012】つぎに、これをより詳しく説明すると、駆
動モータ10のピニオン11と噛合う駆動減速歯車12
とともに中間フレーム1に軸支された段違い扇型カム歯
車20は、中間フレーム1に立設した回動角規制用の軸
27に円弧状の溝21を嵌合させることにより、一定角
度で右旋動及び左旋動するよう2安定バネ25に付勢さ
れた状態で取付けられている。
【0013】この段違い扇型カム歯車20には、周面に
2段のセクタ歯車22、23が位相をずらせ、かつ段違
い状に形成されていて、軸方向に変位する上記した切換
え歯車30とこれらの歯車22、23との噛み合いによ
って、いずれか一方に回動するように構成され、また、
この一面には円弧状の溝21を取囲むようにして一方が
軸方向に突き出した山型カム24が設けられていて、こ
の山型カム24によって、切換え伝達歯車をなすディス
エンゲージ歯車40を軸方向に進退動させるように構成
されている。
【0014】一方、この段違い扇型カム歯車20を回動
操作する切換え歯車30は、駆動中間歯車17を介して
駆動減速歯車12と噛合う2段歯車18の軸方向に長い
小径歯車部18aと噛合った状態で、一方は軸36に設
けた度決めリング37により段違い扇型カム歯車20と
は噛合わない位置に、他方は2段歯車18の大径歯車部
18bの側面に当接して段違い扇型カム歯車20の外側
のセクタ歯車23と噛合う位置を占めるように軸方向に
摺動可能に取付けられている。
【0015】この切換え歯車30は、ホームポジション
側、つまり図の右側に長く延びたボス部31と一体的に
形成されていて、このボス部31には、キャリッジ5の
一部に当接してホームポジション側へ変位するキャッピ
ング用のスライダ35が摺動自在に取付けられ、常時
は、ボス部31に固定したバネ受け32との間に介装し
た圧縮バネ33に付勢されて、切換え歯車30を非噛合
い位置へ移動させるべく印字領域側へ変位している。
【0016】これに対して、段違い扇型カム歯車20の
回動により給紙系中間歯車50とインクシステム系中間
歯車60とに選択的に駆動力を伝達するディスエンゲー
ジ歯車40は、駆動減速歯車12に一体的に形成された
軸方向に長いピニオン13と常時噛合った状態で、回転
角規制用の軸27に摺動自在に取付けられている。
【0017】このディスエンゲージ歯車40は、印字領
域側のフレーム2との間に介在した図示しないバネによ
って常時段違い扇型カム歯車20側に付勢されていて、
段違い扇型カム歯車20の山型カム24に押されて突出
した状態では、図3に示したように、小径の歯車部40
aをフレーム2の印字領域側へ突出させて、これをフレ
ーム2に設けた伝達歯車50に噛合わせて紙送り中間歯
車51に駆動力を伝達し、また、段違い扇型カム歯車2
0の面に当接して引込んだ状態のもとでは、その大径の
歯車部40bをポンプ中間歯車60に噛合わせ、中間伝
達歯車61を介してインクシステム系の歯車63に駆動
力を伝えるように構成されている。
【0018】つぎにこのように構成された装置による駆
動力切換えの各動作を図3、図4をもとに説明する。
【0019】記録書込みを行うべくキャリッジ5がホー
ムポジションから印字領域へと移動すると、キャリッジ
5による押圧力を解かれたキャッピング用スライダ35
は、図3(a)に示したように、圧縮バネ33に付勢さ
れて切換え歯車30とともに印字領域側、つまり図の左
方へと移動変位する。
【0020】そして、この移動の過程でキャリッジ5を
印字領域の直前で一旦停止させると、キャッピング用ス
ライダ35は、切換え歯車30を段違い扇型カム歯車2
0の内側のセクタ歯車22に噛合わせ、駆動減速輪列1
2を介して駆動モータ10に駆動されて回転する切換え
歯車23により段違い扇型カム歯車20を図1に示した
位置から約45°正転させ、さらに、これを2安定バネ
25によりこの回動終端位置に保持させて、その表面に
突設した山型カム24によりディスエンゲージ歯車40
を印字領域側、つまり図中左方へ軸方向に変位させる。
【0021】このため、駆動減速輪列12と噛合うディ
スエンゲージ歯車40は、先端の小径歯車部40aを印
字領域側へ突出させ、フレーム2に軸支した伝達歯車5
0と噛合わせて紙送り歯車51に駆動力を伝達する一
方、大径の歯車部49bとポンプ中間歯車60との噛合
いを解き、中間伝達歯車61を介して結合したインクシ
ステム系歯車63への駆動力を断つ。
【0022】このようにして、最後にキャリッジ5を印
字領域側に移動させれば、キャッピング用スライダ35
はさらに図中左方へ移動して、図3(b)に示したよう
に、切換え歯車30と段違い扇型カム歯車20との噛合
いが断たれた安定状態に入り、紙送り系へ所要の駆動力
を伝えて記録書込み動作が行われる。
【0023】一方、特定のノズルのみを用いて記録書込
みを行ったあとでフラッシング処理をする場合には、図
3(b)に示したように、キャッピング用スライダ35
と当接する直前の位置までキャリッジ5をホームポジシ
ョン側へ移動させ、ポンプへの駆動力を断った状態のも
とで、全てのノズルからインクを吐出させて記録ヘッド
の回復を図る。
【0024】他方、所要の記録書込みを終えてキャリッ
ジ5をホームポジションへ移動させると、キャッピング
用スライダ35はキャリッジ5に押されて、外方、つま
り図中右方へ移動変位し、図示しない通気孔を開放した
状態でノズル面をキャップで覆う。
【0025】そして、キャッピング用スライダ35とと
もに図中右方へ移動した切換え歯車30を2段歯車18
の大径歯車部18bの一側に当接させて、段違い扇型カ
ム歯車20の外側のセクタ歯車23と噛合わせ、この段
違い扇型カム歯車を約45°逆転させた上、2安定バネ
25によりこの位置を保持させて、ディスエンゲージ歯
車40を山型カム24より落とし込んで小径歯車部40
aと伝達歯車51との噛合いを解いて紙送り中間歯車5
0への駆動力伝達を断つとともに、大径歯車部40bと
ポンプ中間歯車60とを噛合わせ、中間伝達歯車61を
介してインクシステム系歯車63へ回転駆動力を伝え
る。
【0026】これにより、空吸引を始めたポンプは、キ
ャップ内に残留するインクを吸引してこれを排インクタ
ンクへ排出する。
【0027】そして、この処理を終えてキャリッジ5を
さらにホームポジション側へ移動させると、これに押圧
されたキャッピング用スライダ35はさらに左方へと変
位し、キャップに連通する通孔を閉塞してポンプにより
ノズル内のインクを吸引してその回復を図る。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、キャ
リッジに押されてキャッピング操作を行うスライド部材
と連動して、カム歯車に設けた位相を異にする段違い状
のセクタのいずれか一方と噛合う切換え歯車により切換
え伝達歯車を軸方向に変位させて、紙送り系とインクシ
ステム系のいずれか一方に駆動を切換えて伝達するよう
にしたので、紙送り動作とポンプ動作を、キャリッジの
移動と単一のモータとによって切換え操作することがで
きるとともに、単にスライダ部材を若干変位させるだけ
で、各系への駆動力切換えを伴なうことなく空吸引とイ
ンクの吸引、あるいは記録書込みとフラッシング処理の
全てをも同時に行わすことができる。
【0029】またさらに、このカム歯車に2安定バネを
作用させたことにより正転方向及び反転方向終端部での
位置決めを確実にして、紙送り系及びインクシステム系
への駆動力伝達をより安定的に行わすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す駆動力切換え機構の側
面図である。
【図2】同上駆動力切換え機構を上方から示した図であ
る。
【図3】(a)及び(b)は、空吸引時とインク吸引時
の各切換え部材の位置を示した図である。
【図4】(a)及び(b)は、フラッシング処理時と記
録書込み時の各切換え部材の位置を示す図である。
【符号の説明】
5 キャリッジ 10 駆動モータ 12 減速中間歯車 20 段違い扇型カム歯車 22、23 セクタ歯車 24 山型カム 25 2安定バネ 30 切換え歯車 35 キャッピング用スライダ 40 ディスエンゲージ歯車 50 給紙系中間歯車 60 ポンプ中間歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 23/02 B41J 3/04 102Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に変位して紙送り系とインクシス
    テム系のぞれぞれに駆動力を切換え伝達する切換え伝達
    歯車と、 位相を異にするセクタ歯車を軸方向に段違い状に形成
    し、かつ上記切換え伝達歯車を軸方向に変位させるカム
    を上記各セクタ歯車と関連して形成させたカム歯車と、 キャリッジのホームポジションへの移動によりキャッピ
    ング操作を行うべく変位するスライド部材と、 該スライド部材とともに変位して上記セクタ歯車のいず
    れか一方に噛合って上記カム歯車を正転及び反転させる
    切換え歯車と、 を備えたインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 上記カム歯車に作用してその正転方向及
    び反転方向の各終端で位置決めする2安定バネ部材を設
    けた請求項1記載のインクジェットプリンタ。
JP5009898A 1998-02-16 1998-02-16 インクジェットプリンタ Withdrawn JPH11227179A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5009898A JPH11227179A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 インクジェットプリンタ

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JP5009898A JPH11227179A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 インクジェットプリンタ

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JPH11227179A true JPH11227179A (ja) 1999-08-24

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ID=12849606

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JP5009898A Withdrawn JPH11227179A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 インクジェットプリンタ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009274304A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Seiko Epson Corp 動力伝達切換装置、記録装置
JP2010046889A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Seiko Epson Corp 記録装置
US7699432B2 (en) 2001-09-05 2010-04-20 Marvell International Technology Ltd. Method and system of capping that employs a treadmill belt

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Date Code Title Description
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Effective date: 20050510