JP2011240584A - 流体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体を受容する吸収部材として線状のものを用い、これを移動させる場合において、吸収部材の位置精度を確保しつつ、フラッシング位置と非フラッシング位置との間における吸収部材の移動を短時間で行うことができる流体噴射装置を提供する。
【解決手段】複数のノズル24からなるノズル列Lを有し、ノズル列Lから流体を噴射する流体噴射ヘッド21を備えた流体噴射装置1である。ノズル列Lに沿って延在して設けられ、ノズル24と対向する位置にてノズル24から噴射された流体を吸収する線状の吸収部材12と、吸収部材12と当接して吸収部材12をノズル24と対向する位置から退避させる退避部14と、を備えている。退避部14が吸収部材12と当接していないとき、吸収部材12はノズル24と対向する位置に位置決めされる。
【選択図】図5

Description

本発明は、流体噴射装置に関するものである。
従来から、インク滴を記録紙(媒体)に対して噴射させる流体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」という。)が広く知られている。このようなプリンタにおいては、記録ヘッドのノズルからインクが蒸発することによるインクの増粘や固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入などによりノズルに目詰まりを生じ、印刷不良を引き起こすという問題があった。そこで、通常、プリンタは、記録紙に対しての噴射とは別に、ノズル内のインクを強制的に吐出させるフラッシング動作を行うようになっている。
走査タイプのプリンタでは、記録ヘッドを記録領域以外のエリアに移動させてフラッシング動作を行うが、記録ヘッドが固定されたラインヘッドを備えるプリンタでは、フラッシング動作時に記録ヘッドを移動させることができない。そこで、例えば、記録紙の搬送ベルトの表面に設けられた吸収部材に向けてインクを吐出する方法が考えられている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1の技術では、搬送ベルト上に複数の吸収部材が記録紙のサイズに合わせて等間隔に配置されているため、フラッシング時においては記録紙間の隙間を狙ってインクを噴射しなければならず、記録紙のサイズや搬送速度に制約が生じてしまうという問題がある。また、平面形状の吸収部材に対してフラッシングを行うと、インク滴の吐出に伴う風圧によってミスト状のインクが散ってしまい、記録紙や搬送ベルト上を汚してしまうおそれもある。
特開2005−119284号公報
そこで、吸収部材として線状のものを用い、この線状の吸収部材をラインヘッドと記録紙(記録媒体)との間に配置し、これに向けてインクを噴射しフラッシングすることにより、インクを吸収部材に受容させることが考えられる。その場合に、この吸収部材については受容できるインク量に限界があるため、ある程度インクを受容させたら吸収部材を移動させ、吸収部材の新たな領域に向けてフラッシングを行い、再度インクの受容を行わせるようにすることが考えられる。
しかしながら、ノズル下方に配置した線状の吸収部材にフラッシングを行う場合、ノズルと吸収部材との位置合わせを厳密に行う必要がある。一方、印刷処理を行う場合、吸収部材をノズル下方から退避させる必要がある。近年、印刷処理速度が向上しており、当然ながらフラッシング処理に要する時間の短縮が望まれている。そこで、フラッシング位置と非フラッシング位置との間における吸収部材の移動速度を向上させつつ高精度に位置制御を行う技術の提供が望まれる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、流体を受容する吸収部材として線状のものを用い、これを移動させる場合において、吸収部材の位置精度を確保しつつ、フラッシング位置と非フラッシング位置との間における吸収部材の移動を短時間で行うことができる流体噴射装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の流体噴射装置は、複数のノズルからなるノズル列を有し、該ノズル列から流体を噴射する流体噴射ヘッドを備えた流体噴射装置であって、前記ノズル列に沿って延在して設けられ、前記ノズルと対向する位置にて前記ノズルから噴射された流体を吸収する線状の吸収部材と、前記吸収部材と当接して前記吸収部材を前記ノズルと対向する位置から退避させる退避部と、を備え、前記退避部が前記吸収部材と当接していないとき、前記吸収部材は前記ノズルと対向する位置に位置決めされることを特徴とする。
本発明の流体噴射装置によれば、退避部材が吸収部材と当接していないとき、ノズルと対向する位置に位置決めされているので、吸収部材の退避動作を慎重に行う必要が無くない。よって、退避部によって吸収部材を高速で移動できるので、吸収部材をフラッシング位置(ノズル下方)と非フラッシング位置(退避状態)との間において短時間で移動することができる。したがって、フラッシング処理に要する時間を短縮することができる。
また、上記流体噴射装置においては、前記退避部と前記吸収部材が当接していないとき、前記吸収部材を張り渡す位置決め部材を備え、前記位置決め部材は、前記流体噴射ヘッドを間に位置するように2つ配置され、前記退避部は、前記流体噴射ヘッドと前記位置決め部材の間において、前記吸収部材と当接するのが好ましい。
この構成によれば、流体噴射ヘッドの両側で吸収部材の位置決めをすることで位置決めをしやすくし、流体噴射ヘッドを位置決め部材に当接させた状態で退避させることで、位置決め部材の状態を変えずにノズルから吸収部材を退避させることができる。
また、上記流体噴射装置においては、前記吸収部材を複数有しており、前記退避部は、前記複数の吸収部材を一体的に前記ノズルの下方から退避させるのが好ましい。
この構成によれば、複数の吸収部材を一体的に退避させるため、退避部の構造を単純化することができ、コストを低減させることができる。
また、上記流体噴射装置においては、前記位置決め部材は螺旋形状を有する螺旋部材からなるのが好ましい。
この構成によれば、位置決めが螺旋部材からなるので、例えば吸収部材を螺旋部材に巻き付けることで螺旋部材内に吸収部材を挿通させることができる。よって、吸収部材を交換する際、位置決め部材に対する吸収部材の着脱作業を容易に行うことができる。
また、上記流体噴射装置においては、前記螺旋部材は、前記流体噴射ヘッドと反対側の端部が固定支持されているのが好ましい。
この構成によれば、螺旋部材は退避動作時に吸収部材の移動に伴って弾性変形するようになる。よって、退避動作時に吸収部材に加わる付加を低減することができ、吸収部材が切れるのを防止することができる。
また、上記流体噴射装置においては、前記退避部は、前記位置決め部材から離間させた状態に前記吸収部材を前記ノズルの下方から退避させるのが好ましい。
この構成によれば、吸収部材が位置決め部材から離間した状態とされるので、退避時における吸収部材の移動ストロークを大きくすることができる。
また、上記流体噴射装置においては、前記位置決め部材は、前記退避部による退避状態の前記吸収部材を前記ノズルの下方へとガイドするガイド部と、前記ガイド部によりガイドされた前記吸収部材が嵌合する溝部と、を有するのが好ましい。
この構成によれば、位置決め部材から離間した状態で退避した吸収部材をノズル下方に良好に位置合わせすることができる。
また、上記流体噴射装置においては、前記ガイド部は、前記退避部により前記ノズルの下方から退避されている前記吸収部材に張力を付与するのが好ましい。
この構成によれば、吸収部材における張力に反発する力を利用することで吸収部材が溝部内に良好に導かれるようになる。よって、吸収部材をノズルの下方に精度良く位置合わせすることができる。
第1実施形態のプリンターの概略構成を示す斜視図。 ヘッドユニットの概略構成を示す斜視図。 記録ヘッドの概略構成を示す斜視図。 キャップユニットの概略構成を示す斜視図。 フラッシングユニットの概略構成を示す斜視図。 (a)、(b)は吸収部材を模式的に示す拡大図。 退避機構の構成を示す図。 退避機構の動作説明図。 プリンターの動作を説明するフローチャート図。 第二実施形態のプリンターにおける退避機構の概略構成図。 第三実施形態のプリンターにおける退避機構の概略構成図。 プリンターの変形例に係る構成を示す図。 プリンターの変形例に係る構成を示す図。
以下、図面を参照して本発明の流体噴射装置の第1実施形態を説明する。なお、以下の説明で用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
本実施形態では、流体噴射装置として、インクジェットプリンター(以下、単にプリンターと称す)について例示する。
(第一実施形態に係るプリンター)
図1はプリンターの概略構成斜視図、図2はヘッドユニットの概略構成斜視図、図3はヘッドユニットを構成する記録ヘッド(流体噴射ヘッド)の概略構成斜視図、図4はキャップユニットの概略構成斜視図である。
図1に示すように、プリンター1は、ヘッドユニット2と、記録紙(記録媒体)を搬送する搬送装置3と、記録紙を供給する給紙ユニット4と、ヘッドユニット2によって印字された記録紙を排出する排紙ユニット5と、ヘッドユニット2に対してメンテナンス処理を行うメンテナンス装置10と、を備えて構成されている。
搬送装置3は、ヘッドユニット2を構成する各記録ヘッド(流体噴射ヘッド)21(21A、21B、21C、21D、21E)のノズル面23との間に所定の間隔をあけた状態で、記録紙を保持するように構成されたものである。この搬送装置3は、駆動ローラー部131と、従動ローラー部132と、これらローラー部131、132との間に架け回された複数のベルトから構成された搬送ベルト部133と、を備えている。また、この搬送装置3における記録紙の搬送方向下流側(排紙ユニット5側)であって、排紙ユニット5との間に、記録紙を保持する保持部材134が設けられている。
駆動ローラー部131は、回転軸方向の一端側が不図示の駆動モーターに接続されたもので、駆動モーターによって回転駆動されるように構成されたものである。そして、この駆動ローラー部131の回転動力が搬送ベルト部133に伝達され、搬送ベルト部133が回転駆動するようになっている。駆動ローラー部131と駆動モーターとの間には、必要に応じて伝達ギアが設置される。従動ローラー部132は、いわゆるフリーローラーであり、搬送ベルト部133を支持するとともに、搬送ベルト部133(駆動ローラー部131)の回転駆動に従動して回転するようになっている。
排紙ユニット5は、排紙用ローラー51と、この排紙用ローラー51によって搬送された記録紙を保持する排紙トレー52と、を備えて構成されている。
ヘッドユニット2は、複数(本実施形態では5つ)の記録ヘッド21A〜21Eをユニット化することで構成されたもので、各記録ヘッド21A〜21Eの各ノズル24(図3参照)からは、複数色のインク(例えば、ブラックB、マゼンタM、イエローY、シアンCの各インク)が吐出されるようになっている。これら記録ヘッド21A〜21E(以下、記録ヘッド21と称す場合もある)は、取付板22に取付けられることでユニット化されている。すなわち、本実施形態に係るヘッドユニット2は、複数の記録ヘッド21が複数組み合わされたことにより、ヘッドユニット2の有効印字幅が記録紙の横幅(搬送方向と直交する幅)と略同等とされる、ラインヘッドユニットを構成している。なお、前記各記録ヘッド21A〜21Eにおけるそれぞれの構造自体は共通とされている。
図2に示すようにヘッドユニット2は、取付板22に形成された開口部25内に、各記録ヘッド21A〜21Eを配置したものである。具体的には、各記録ヘッド21A〜21Eが取付板22の裏面22b側に螺子止めされたことで、ノズル面23が前記開口部25を通って取付板22の表面22a側から突出した状態に配置されたものである。また、このヘッドユニット2は、前記取付板22が不図示のキャリッジに固定されたことにより、プリンター1に搭載されている。
本実施形態におけるヘッドユニット2は、前記キャリッジによって記録位置とメンテナンス位置との間(図1中の矢印で示す方向)で移動可能に構成されている。ここで、記録位置とは、搬送装置3に対向し且つ記録紙に対して記録を行う位置である。一方、メンテナンス位置とは、搬送装置3上から退避した位置であって、メンテナンス装置10と対向する位置である。このメンテナンス位置において、ヘッドユニット2に対するメンテナンス処理(吸引処理、ワイピング処理)が実施されるようになっている。
図3に示すように、ヘッドユニット2を構成する記録ヘッド21A〜21E(以下、単に記録ヘッド21と称す場合もある)は、複数のノズル24によって構成されるノズル列Lが複数列形成されたノズル面23を有するヘッド本体25Aと、このヘッド本体25Aが取付けられる支持部材28と、を備えて構成されている。
各記録ヘッド21A〜21Eは、4色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk))に対応したノズル列(L(Y)、L(M)、L(C)、L(Bk))を有しており、したがってノズル列Lを4列形成している。各ノズル列(L(Y)、L(M)、L(C)、L(Bk))において、これらノズル列(L(Y)、L(M)、L(C)、L(Bk))を構成するノズル24は、記録紙の搬送方向と交差する水平方向に配列されている。具体的には、記録紙の搬送方向と直交する水平方向に配列されている。そして、各記録ヘッド21A〜21Eは、それぞれのノズル列が、これら記録ヘッド21A〜21Eの配置方向において同じ色に対応するノズル列Lが一列になるように、配置されている。なお、各記録ヘッド21A〜21Eにおける各ノズル列(L(Y)、L(M)、L(C)、L(Bk))については、色毎に1列ずつ、合計4列形成されていてもよい。
支持部材28には、ノズル面23の長手方向の両側に張り出し部26、26が形成されており、これら張り出し部26、26には、記録ヘッド21を前記取付板22の裏面22bに螺子止めするための貫通孔27が形成されている。これにより、複数の記録ヘッド21が取付板22に取付けられ、前記ヘッドユニット2が構成されている(図1参照)。
メンテナンス装置10は、ヘッドユニット2に対して吸引処理を行うキャップユニット6と、フラッシング動作により吐出されたインクを受けるためのフラッシングユニット11と、を有して構成されている。
図4に示すようにキャップユニット6は、前記ヘッドユニット2に対してメンテナンス処理を行うもので、各記録ヘッド21A〜21Eに対応する複数(本実施形態では5つ)のキャップ部61A〜61Eがユニット化されたことにより、構成されたものである。このキャップユニット6は、ヘッドユニット2の記録エリアから外れた場所に配置されている。
各キャップ部61A〜61E(以下、単にキャップ部61と称す場合もある)は、記録ヘッド21A〜21Eの各々にそれぞれ対応して設けられたもので、各記録ヘッド21A〜21Eのノズル面23に当接可能に構成されたものである。このような構成のもとにキャップ部61A〜61Eは、記録ヘッド21A〜21Eの各ノズル面23にそれぞれ密着することにより、各ノズル面23のノズル24からインク(流体)を排出させる吸引動作を、良好に行うことができるようになっている。
また、これら各キャップ部61A〜61Eは、キャップ本体67と、キャップ本体67の上面に枠状に設けられ、記録ヘッド21に当接されるシール部材62と、記録ヘッド21のノズル面23を払拭するワイピング処理時に用いられるワイプ部材63と、これらキャップ本体67及びワイプ部材63を一体的に保持する筐体部64と、を備えている。
筐体部64の底部には、筐体部64をベース部材69に保持するための保持部65が2つ(1つは不図示)形成されている。これら保持部65は平面視において筐体部64における対角をなす位置に配置されている。保持部65の各々には、筐体部64をベース部材69に螺子止め固定するための螺子が挿入される貫通孔65bが形成されている。
フラッシングユニット11は、ヘッドユニット2の底面側を示す図5に示すように、フラッシング動作時に吐出されたインク滴(流体)を吸収する吸収部材12と、これら吸収部材12を支持する支持機構9と、を備えて構成されている。
吸収部材12は、各ノズル24から吐出されたインク滴を吸収する線状のもので、本実施形態では1つのヘッドユニット2に対して4本設けられている。各吸収部材12は、それぞれ、対応するノズル列(L(Y)、L(M)、L(C)、L(Bk))に沿って延在した状態に配置され、かつ、各ノズル面23と記録紙の搬送領域との間に配置されている。なお、各吸収部材12はノズル24の直下(下方)に配置された状態とされている。
この吸収部材12は、例えば糸材などによって形成されたもので、インクを効率よく吸収、保持(受容)できるものが好適に用いられる。具体的には、SUS304、ナイロン、親水性コートを施したナイロン、アラミド、絹、綿、ポリエステル、超高分子量ポリエチレン、ポリアリレート、ザイロン(商品名)等の繊維、あるいはこれらの複数を含む複合繊維から吸収部材12を形成することができる。
より詳細には、前記繊維あるいは複合繊維から形成される繊維束が、撚り合わされるあるいは束ねられることによって吸収部材12が形成可能である。
図6は、吸収部材12の一例を示す模式図であり、(a)が断面図、(b)が平面図である。これらの図に示すように、吸収部材12は、例えば、繊維から形成される繊維束12aが2本撚り合わされることによって形成される。
また、他の例としては、SUS304からなる繊維束が複数本撚り合わされた線状部材、ナイロンからなる繊維束が複数本撚り合わされた線状部材、親水性コートが施されたナイロンからなる繊維束が複数本撚り合わされた線状部材、アラミドからなる繊維束が複数本撚り合わされた線状部材、絹からなる繊維束が複数本撚り合わされた線状部材、綿からなる繊維束が複数本撚り合わされた線状部材、ベリーマ(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材、ソアリオン(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材、ハミロン03T(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材、ダイニーマハミロンDB−8(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材、ベクトランハミロンVB−30からなる繊維束が束ねられた線状部材、ハミロンS−5コアケブラースリーブポリエステル(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材、ハミロンS−212コアカブラースリーブポリエステル(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材、ハミロンSZ−10コアザイロンスリーブポリエステル(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材、ハミロンVB−3ベクトラン(商品名)からなる繊維束が束ねられた線状部材が、吸収部材12として好適に用いられる。
ナイロンの繊維を用いた吸収部材12は、汎用水糸として広く用いられるナイロンによって形成されているため、安価なものとなる。
SUS材の金属繊維を用いた吸収部材12は、耐腐食性に優れるため多様なインクを吸収可能となると共に、樹脂と比較して磨耗性が高いため繰り返しの使用が可能となる。
超高分子ポリエチレンの繊維を用いた吸収部材12は、切断強度及び耐薬品性が高く、有機溶剤や酸、アルカリに強いものとなる。このように、超高分子ポリエチレンの繊維を用いた吸収部材12は、切断強度が高いため、強いテンションで引っ張ることが可能となり、撓みを抑止することができる。このため、例えば、吸収部材12の径を太くして吸収容量を増加させたり、また吸収部材12の径を太くしない場合にはヘッド21A〜21Eから記録紙の搬送領域までの距離を狭くし印刷精度を向上させることができる。また、ザイロンやアラミドの繊維を用いた吸収部材12も、超高分子ポリエチレンの繊維を用いた吸収部材12と同様の効果を期待できる。
綿の繊維を用いた吸収部材12は、インク吸収性に優れたものとなる。
このような吸収部材12では、滴下されたインクが表面張力によって繊維間及び繊維束12a間に形成される谷部12b(図6参照)に保持されるため、インクが吸収・受容される。
また、吸収部材12の表面に滴下したインクは、一部が直接吸収部材12の内部に浸透し、残りが繊維束12a間に形成される谷部12bを伝う。そして、吸収部材12の内部に浸透したインクは、吸収部材12の内部において一部が徐々に吸収部材12の延在方向に移動し吸収部材12の延在方向に分散して保持される。吸収部材12の谷部12bを伝うインクは、谷部12bを伝いながら、徐々にその一部が吸収部材12の内部に浸透し、残りが谷部12bに残存し、これによって吸収部材12の延在方向に分散して保持される。つまり、吸収部材12の表面に滴下したインクは、長期的には全てが滴下された箇所に留まるわけではなく、滴下された箇所の周囲に分散して吸収される。
なお、実際にプリンター1に設置する吸収部材12の形成材料については、吸インク性、保持インク性、引張強度、耐インク性、成形性(けばやほつれの発生量)、ねじれ性、コスト等を考慮して適宜に選択される。
また、吸収部材12のインク吸収量は、吸収部材12の繊維間に保持できるインク量と谷部12bに保持できるインク量の合計である。このため、このインク吸収量が、吸収部材12の交換頻度等を考慮して、フラッシングによって吐出されるインク量よりも十分に大きくなるように、吸収部材12の形成材料が選択される。
なお、吸収部材12の繊維間に保持できるインク量及び谷部12bに保持できるインク量は、インクと繊維との接触角、インクの表面張力に依存する繊維隙間における毛細管力によって規定することができる。つまり、細い繊維を用いて形成することで繊維間の隙間を多くし、全体として繊維の表面積を増加することにより、吸収部材12の断面積が同一であっても、吸収部材12はより多量のインクを吸収することができるようになる。したがって、繊維間の隙間をより多くするため、繊維束12aを形成する繊維として、マイクロファイバー(極細繊維)を用いるようにしてもよい。
ただし、吸収部材12のインク保持力は、繊維間の隙間が大きくなって毛細管力が低下することで低減する。このため、繊維間の隙間については、吸収部材12におけるインク保持力が吸収部材12の移動によってインクが垂れない程度となるように、設定する必要がある。
また、吸収部材12の太さについては、例えば前記ノズル24の径(ノズル径)に対して、5〜75倍程度の太さ(径)とされる。一般的なプリンターでは、各記録ヘッド21A〜21Eにおける各ノズル面23と記録紙との間のギャップが1mm〜2mm程度、ノズル径が約0.02mmとなっている。したがって、吸収部材12は、直径が0.5mm以下であれば、各ノズル面23や記録紙に接触することなくこれらの間に配置させることができ、かつ0.2mm以上であれば、部品の誤差を考慮しても、吐出されたインク滴を確実に捕捉することができるようになる。そのため、吸収部材12は太さ(径)が0.2mm〜0.5mm程度、すなわちノズル径に対して10〜25倍程度であるのが好ましい。なお、吸収部材12の断面形状は、必ずしも円形である必要はなく、多角形等であってもよい。ここで、吸収部材は完全な円形に作るのは難しいので、円形とは略円形も含む。
また、吸収部材12の長さについては、ヘッドユニット2の有効印字幅に対して十分な長さを有しているのが好ましい。本実施形態のプリンター1では、後述するように吸収部材12の使用済み(インク吸収済み)の領域が順次巻き取られ、吸収部材12のほぼ全領域においてインクが吸収された際に、吸収部材12全体が取り替えられる構成が採用されている。そのため、吸収部材12の取替え期間を実用に耐え得る時間とするべく、吸収部材12の長さは、ヘッドユニット2の有効印字幅の数百倍程度であるのが好ましい。
このような構成からなる吸収部材12は、図5に示すように支持機構9によって支持されている。支持機構9は、走行機構13と退避機構(退避部)14とを備えて構成されたもので、本実施形態ではヘッドユニット2の両側、すなわち記録ヘッド21の配列方向における一方側と他方側とにそれぞれが設けられている。なお、図5では、ヘッドユニット2の一部を省略し、記録ヘッド21を二つのみ示している。また、このヘッドユニット2を構成する記録ヘッド21については、ノズル列Lが(Y)、(M)、(C)、(Bk)の色毎に1列ずつ、合計4列形成されているものを示している。
走行機構13及び退避機構14は、ヘッドユニット2の両側に配設された一対の支持基板15A、15Bに設けられたもので、吸収部材12を記録ヘッド21のノズル列Lに沿ってその一方側から他方側に向かって走行させるものである。本実施形態では、前記したように吸収部材12が4本設けられているため、これに対応して走行機構13も四つ設けられている。なお、吸収部材12の数については4本に限ることなく、例えば記録ヘッド21のノズル列Lの数分だけ設けるようにしてもよく、その場合に、走行機構13についても、吸収部材12の数に対応してその数分だけ設けるようにしてもよい。
この走行機構13は、一方側の支持基板15Aに送出リール16を備え、他方側の支持基板15Bに巻取リール17を備えて構成されたものである。送出リール16は、吸収部材12を予め所定長さ巻き取ったもので、この状態から、吸収部材12を巻き出すことでヘッドユニット2側に送り出すものである。巻取リール17は、送出リール16から送り出された吸収部材12を巻き取るものである。なお、送出リール16および巻取リール17には、これらをそれぞれ駆動させるための送出モーター(不図示)が設けられている。
また、支持基板15Aには、各吸収部材12を対応するノズル列のノズル24の直下に配置するための位置決めを行うローラー(位置決め部材)42が取り付けられている。ローラー42はヘッドユニット2に対して精度よく取り付けられている。また、支持基板15Aには、各送出リール16と各ローラー42との間において吸収部材12に掛け渡されるローラー18が取り付けられている。なお、ローラー18には、その一端側にコイルバネからなる圧縮バネ(不図示)が連結されている。これにより、吸収部材12には、付勢力が付与されることで所定の張力が付与された状態となっている。
一方、支持基板15Bには、ヘッドユニット2側にローラー43が設けられており、ヘッドユニット2を通過した吸収部材12は、このローラー43を周回して巻取リール17に巻き取られている。このローラー(位置決め部材)43は、各吸収部材12を対応するノズル列のノズル24の直下に配置するための位置決めを行うためのものである。ローラー43はヘッドユニット2に対して精度よく取り付けられている。このように本実施形態では、ローラー42、43がヘッドユニット2(記録ヘッド21)の両側に配置されているので、吸収部材12のノズル24に対する位置決めをしやすくしている。
また、支持基板15Bには、各巻取リール17と各ローラー43との間において吸収部材12に掛け渡されるローラー19が取り付けられている。なお、ローラー19には、送り出し側に設けられたローラー18と同様、その一端側にコイルバネからなる圧縮バネ(不図示)が連結されており、これにより吸収部材12に所定の張力を付与するようにしている。
退避機構14は、非フラッシング動作時(例えば、印刷動作時或いはキャップ動作時等)に吸収部材12をノズル24の直下から退避させるためのものである。図7は退避機構14の構成を示す図であり、図8は退避機構の動作を説明するための図である。なお、本図においては、図示を簡略化し、記録ヘッド21を1個のみ示している。
退避機構14は、図7に示すように、一端側と他端側との間で折り曲げられた折曲部30aを有するレバー部30と、レバー部30の一端側に取り付けられたローラー31と、レバー部30の他端側に当接することで上記ローラー31の位置を変位させるカム機構32と、を備えている。レバー部30は、折曲部30aに設けられた回転軸33を中心として回転可能とされている。レバー部30には、コイルバネからなる引張りバネ34が取り付けられており、この引張りバネ34は支持基板15Aに固定されている。また、ローラー31は、後述するように吸収部材12をノズル24の直下から退避させる際に当該吸収部材12の一部分を係止するための凹部31aが外周面に沿って形成されている。
カム機構32は中心軸32a周りに回転する円板カム35を有し、円板カム35は中心軸32aからの径が一定とされる第1の外周部35aと、中心軸32aからの半径が上記第1の外周部35aに対して大きく設定された第2の外周部35bとを有している。第2の外周部35bは、両端部が第1の外周部35aと連続して形成されており、一端側から他端側に向かって中心軸32aからの径が次第に増加して、中央部で最大となり、そののち次第に減少して第1の外周部35aへと接続するようになっている。
支持機構9は、退避機構14の非駆動時において円板カム35(カム機構32)の第1の外周部35aをレバー部30に当接させるようにしている。なお、以下の説明においては、退避機構14の非駆動時における円板カム35の位置を便宜上初期位置と称す。このとき、レバー部30は図7に示すように引張りバネ34の付勢力によって吸収部材12とローラー31とが離間した状態となっている。これにより、吸収部材12は、ノズル24の直下に配置された状態となっている。
一方、支持機構9は、退避機構14を駆動する際、円板カム35(カム機構32)を回転させることで第2の外周部35bをレバー部30に当接させるようにしている。このとき、レバー部30は図8に示すように円板カム35の第2の外周部35bに沿って押し上げられることとなり、回転軸33を中心として時計回りに回転するようになっている。
このとき、レバー部30の一端側に取り付けられたローラー31が吸収部材12に当接するようになる。そして、吸収部材12はローラー31の外周面に設けられた凹部31aに係止されることでローラー31と一体的に移動することとなる。よって、退避機構14は、吸収部材12をノズル24の直下から退避した退避位置に移動させる。ここで、吸収部材12における退避位置とは、ノズル列L(ノズル列Lを構成する複数のノズル24)とは対向しない(平面視して重ならない)状態であって、記録動作時に各ノズル24から吐出された記録用のインク滴が吸収部材12に吸収されることのない位置である。なお、ここでノズル列Lと吸収部材12とが対向するとは、必ずしもノズル24の中心と吸収部材12の中心とが平面視した状態で重なることのみを意味するのではなく、平面視した状態で吸収部材12の幅の中にノズル24が位置する状態のことを言う。このような状態であれば、ノズル24から吐出されたインクを吸収部材12は吸収することができる。なお、一方のローラー31は、ローラー42とローラー42に最も近いヘッドとの間で吸収部材12に当接し、他方のローラー31はローラー43とローラー43に最も近いヘッドとの間で吸収部材12に当接する。
本実施形態に係るプリンター1は、このような退避機構14を備えることでノズル24からインク滴を吐出した場合でも、インク滴が吸収部材12に接触することが無く、良好なインク噴射動作を行うことが可能となる。なお、本実施形態においては、退避機構14によりノズル24の直下から退避された状態においても、吸収部材12がローラー42に当接した状態となっている。
一方、支持機構9は、プリンター1がフラッシング動作を行う場合、退避機構14の駆動を解除する。具体的に、円板カム35(カム機構32)を時計回りに回転させることで初期位置に戻す。ここで、退避機構14が駆動した状態においては、レバー部30に連結された引張りバネ34がさらに伸びているため、レバー部30により強い付勢力を付与した状態となっている。そのため、カム機構32を初期位置に戻す際、引張りバネ34の付勢力によってレバー部30は円板カム35の外周面(第2の外周部35b及び第1の外周部35a)に沿ってスムーズに移動するようになる。よって、円板カム35の駆動のみでレバー部30を移動させることができる。このとき、ローラー31の凹部31aに係止される吸収部材12は、レバー部30の移動と共にノズル24の下方へと移動する。そして、レバー部30が初期位置に戻ることで、ローラー31は吸収部材12から離間する。本実施形態においては、吸収部材12はローラー31によりノズル24に対する位置決めがされているので、レバー部30が退避位置から初期位置に戻ることで吸収部材12はノズル24の直下に良好に配置されることとなっている。なお、図8の説明では、支持基板15A側に設けられた退避機構14を例に説明しているが、支持基板15B側に設けられた退避機構14もノズル24の直下から吸収部材12を退避させるようになっている。
なお、図1では、ヘッドユニット2、メンテナンス装置10及びフラッシングユニット11を1組のみ図示している。しかし、実際には、記録紙の搬送方向にもう1組のヘッドユニット2、メンテナンス装置10及びフラッシングユニット11を配置している。
これらの2組は、機構的には同一の構成を有しているが、記録紙の搬送方向と直交する水平方向(ヘッド21A〜21Eの配列方向)にずれて配置されている。より詳細には、記録紙の搬送方向に見て、1組目のヘッドユニット2が備えるヘッド21A〜21E間に2組目のヘッドユニット2が備えるヘッド21A〜21Eが配置されている。
このように、2組のヘッドユニット2、メンテナンス装置10及びフラッシングユニット11を記録紙の搬送方向と直交する水平方向にずれて配置することにより、全体的にはヘッド21A〜21Eが千鳥配置されることとなり、有効印字幅の全領域にインクを吐出することが可能となる。
ここで、このように2組のヘッドユニット2で千鳥状に配置された2組のヘッド21A〜21Eにおいて、記録紙の搬送方向と直交する水平方向にてずれて隣り合うヘッド間では、それぞれのノズル列Lを構成する各ノズル24間のピッチが、一定に形成されている。すなわち、ずれて隣り合うヘッドは、これらヘッド間の、互いに内側の端部に位置するノズル24、24間のピッチが、同一のヘッド内の隣り合うノズル24、24間のピッチと同一になるように配置されている。ただし、これらずれて隣り合うヘッドは、該ヘッド間の、互いに内側の端部側に位置する一つ又は複数のノズル24が、該ヘッド間にて記録紙の搬送方向に沿って一列又は複数列で並ぶように、配置されていてもよい。このように配置した場合には、ヘッド間にて一列又は複数列で並んだノズル24、24のうちの、一方のヘッドのノズル24からは、流体が噴射されないように構成するのが好ましい。このように構成することにより、使用する各ノズル24間のピッチが一定になる。
なお、ヘッド21A〜21Eを記録紙の搬送方向と直交する方向に連接して配列する場合には、ヘッドユニット2、メンテナンス装置10及びフラッシングユニット11が1組のみとしてもよい。この場合には、ヘッド21A〜21E間に十分な隙間が形成されないため、メンテナンス装置10が備えるキャップ部61A〜61Eをヘッド21A〜21Eごとに設けることが難しい。このため、全てのヘッド21A〜21Eのノズル24が囲える単一のキャップ部を用いることが好ましい。
次に、上述のフラッシング動作に関連する本実施形態のプリンター1の動作について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。また、本実施形態のプリンター1の動作は、不図示の制御装置によって統括されている。
プリンター1は、印刷動作を行うに際し、退避機構14を駆動させて図8(b)に示したように複数の吸収部材12を退避位置へと移動させる(ステップS1)。具体的には、退避機構14のカム機構32を駆動することで、円板カム35によりレバー部30(ローラー31)を時計回りに駆動することで、ノズル列L(ノズル24)と対向していた吸収部材12をノズル列Lと対向する位置から退避させる(図8参照)。このとき、吸収部材12はローラー42に当接した状態となっている。
また、プリンター1は、印刷処理後、フラッシング処理を行うに際し、退避機構14を初期位置に戻す(ステップS2)。具体的には、円板カム35によりレバー部30(ローラー31)を反時計回りに駆動することで、図7に示したように吸収部材12をノズル列L(ノズル24)に対向させる。本実施形態においては、ローラー42、43はノズル24に対して位置決めがされているため、レバー部30が初期位置に戻ることでローラー30が吸収部材12から離れ、吸収部材12がローラー42、43のみによって張られた状態になると、吸収部材12はノズル24の直下に精度良く配置される。
プリンター1は、ヘッドユニット2に対するフラッシング処理を実行し(ステップS3)、各記録ヘッド21A〜21Eの各ノズル列L(ノズル24)から、対向する吸収部材12に対してインク滴を噴射させる(例えば10滴程度)。ノズル列Lから吐出されたインク滴はノズル24の直下に位置合わせされた吸収部材12に確実に吸収される。
プリンター1は、ヘッドユニット2のフラッシング処理を実行している間、送出リール16及び巻取リール17を駆動させて各吸収部材12を移動させることにより、吸収部材12におけるインクを吸収した部分の巻き取り動作を行う(ステップS4)。これにより、ノズル列Lから吐出されたインク滴は、吸収部材12のインクを含まない新しい部分に常に吐出されることになるので吸収部材12内にすばやく吸収される。
なお、ノズル径に対して吸収部材12の断面最大寸法を75倍くらい確保できる場合には、吸収部材12のインク吸収量が極めて大きくなる。このため、フラッシング動作を行いながら吸収部材12の巻取り動作を行わなくても良い。例えば、吸収部材12の同一箇所に100滴くらいのインクを吐出してもインクが垂れない場合には、フラッシング動作を10回行ってから吸収部材12を巻き取るようにしても良い。
本実施形態では、送出リール16及び巻取リール17における吸収部材12の巻取り速度をインクの吐出量に応じて調整し、吐出量が多いときには吸収部材12が飽和しないように巻取り速度を高めて、インクの吸収漏れが生じないように高速で巻き取るようにする。
プリンター1は、フラッシング処理の終了後、印刷処理を行う場合、ステップS1に戻る。
本実施形態によれば、記録ヘッド21と記録紙8との間に線状の吸収部材12を配置し、線状の吸収部材12を移動して記録ヘッド21のノズルに対向させてフラッシング時のインクを吸収することができるので、ヘッドユニット2を移動させることなくフラッシング動作を実行することが可能となる。ヘッドユニット2を移動させずに済むことから、フラッシング動作を適切な時期に短時間で行うことができる。
また、プリンター1は、印刷動作を行う場合、退避機構14により吸収部材12をノズル24の直下から簡便且つ確実に退避させることができる。本実施形態では、吸収部材12をノズル24の直下から退避させた場合においても、吸収部材12はローラー42、43に当接した状態となっている。そのため、プリンター1は、退避機構14による吸収部材12の移動の際に吸収部材12がローラー42、43から外れることはないので、吸収部材12の移動を慎重に行う必要が無く、高速で行うことができる。よって、フラッシング処理に要する時間を短縮することができる。
また、細い線状部材のため、移動距離も短く、短時間が移動も済む。例えば、印字時にノズル列間に対応する位置に配置させておくことも可能である。
また、吸収部材12として、線状部材を用いることによって、インクが吸収部材12に滴下される際に、吸収部材12の周囲における上昇気流の発生を抑制し、ヘッド21A〜21Eにインクが付着することを防止することができる。このため、吸収部材12をヘッド21A〜21Eに近接させることが可能となり、インクが揮発することによって生じ、ヘッド21A〜21E等の汚染の原因となるミストの発生を抑制することができる。
また、フラッシング時に吐出対象となるのが線状の吸収部材12であるため、吸収部材12への吐出時の風圧の影響によるドット抜けが生じにくい。また、フラッシング時に吐出されたインク滴はノズル24の近くで吸収部材12に全て吸収されるため、記録紙や搬送ベルト部133上が汚れてしまうのを防止できる。
また、吐出されるインク量に応じて吸収部材12の巻き取り速度を変化させることにより、吸収部材12がインクで飽和しないうちに巻き取ることが可能である。これにより、フラッシングインクを漏らすことなく吸収部材12内に確実に吸収させることができる。
以上述べたように、本実施形態に係るプリンター1は、簡単な構成で高速にフラッシング動作を実行することができるので、印刷能力が向上する。
なお、上記では、フラッシング動作中に吸収部材12を随時巻き取るようにしたが、吐出されるインク量が少なくて巻き取る必要がない場合は、吸収部材12を停止させておいてもよい。
また、記録動作時において、複数の吸収部材12を記録ヘッド21のノズル面23と対向しない位置まで大幅に退避させても良い。さらに、キャップユニットによるキャッピング時も同様に退避させることにより、記録ヘッド21のノズル面23をキャップ部61によって良好にキャッピングすることができる。
なお、吸収部材として幅狭のテープ状部材(布など)を用いれば、記録ヘッド21とキャップ部61との間に吸収部材を介在させた状態であってもノズル面23を良好に封止することが可能である。
また、本実施形態のプリンター1によれば、線状の吸収部材12(線状部材からなる吸収部材)をノズル列と対向させた状態(ノズル24から噴射されたインクの飛行経路に配置した状態)にすることで、各ノズル24から吐出されたインクを吸収部材12において吸収することが可能である。また、線状の吸収部材12のため、僅かな移動で吸収部材12を飛行経路から退避する位置に移動することができる。このため、本実施形態のプリンター1によれば、短時間でメンテナンスを終了できる。
(第二実施形態)
以下に示す第ニ実施形態のプリンターの基本構成は、上記第一実施形態と略同様であるが、吸収部材12をノズル24の直下から退避させる退避機構の構成が異なっている。よって以下では、先の実施形態と異なる部分について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、上記実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。図10は、第ニ実施形態のプリンターにおける退避機構の概略を示す断面図である。なお、図10においては、図を見やすくするため、1個の記録ヘッド21の一つのノズル列Lに対応する吸収部材12のみを図示している。
本実施形態の退避機構(退避部)114は、図10(a),(b)に示すように吸収部材12に対して進退可能とされ、支持基板15Aに設けられる進退部材115を含む。なお、図10では図示を省略しているものの、進退部材115は吸収部材12の各々に対応して、合計4個設けられている。
退避機構114は、プリンター1のフラッシング処理時においては、吸収部材12に非接触な位置(初期位置)に待機している。進退部材115は吸収部材12に当接することで吸収部材12をノズル24の直下から退避させる。本実施形態では、吸収部材12が進退部材115によりノズル24の直下から退避された際、吸収部材12がローラー42から離間した状態となっている。なお、進退部材115としては、吸収部材12を係止することでノズル24の直下から移動できるものであれば種々のものを採用可能であり、本実施形態では例えば移動可能なピン部材を用いた。
本実施形態では、上述のように退避機構114によりローラー42から離間する位置まで吸収部材12が退避されるので、吸収部材12の移動ストロークを十分確保することができる。
プリンター1は、フラッシング動作を行う場合、退避機構114の駆動を解除する。具体的に退避機構114は、進退部材115を初期位置に戻す。このとき、吸収部材12はローラー42に再度掛け渡されることでノズル24に対して良好に位置合わせされた状態となる。
本実施形態においても、プリンター1は、吸収部材12におけるノズル24に対する位置精度を確保しつつ、退避機構114により吸収部材12をノズル24の直下から簡便且つ確実に退避させることができる。よって、フラッシング処理に要する時間を短縮できる。
なお、本実施形態においては、吸収部材12は記録ヘッド21のノズル面23に平面視した状態で重ならない位置まで退避させる必要は無く、少なくともノズル24の直下に重ならず、印刷処理時にノズル24から吐出したインク滴が接触しない位置(例えば隣接するノズル列Lの間)まで吸収部材12を移動させる構成としてもよい。このようにすれば、進退部材115による吸収部材12の移動距離を抑えることができる。
(第三実施形態)
以下に示す第三実施形態のプリンターの基本構成は、上記第二実施形態と略同様であるが、位置決め部材として吸収部材12をノズル24の直下にガイドするガイド部を備えたものを用いる点で異なっている。以下では、先の実施形態と異なる部分について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、上記実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。図11は、第三実施形態のプリンターにおける位置決め部材の概略を示す図である。なお、図11においては、図を見やすくするため、1個の記録ヘッド21の一つのノズル列Lに対応する吸収部材12のみを図示している。
本実施形態の位置決め部材242は、例えば金属製のワイヤー等を折り曲げることで成形された部材であり、図11(a)、(b)に示すようにノズル24の直下に対応した位置に形成された凹部(溝部)243と、この凹部243に連続する湾曲部244と、を有している。なお、位置決め部材242はヘッドユニット2に取り付けられており、上記凹部143がノズル列Lに対応した位置に固定されている。
吸収部材12は、この凹部243に嵌合されることでノズル24に対する位置決めがされた状態となる。湾曲部244は記録ヘッド21のノズル24の直下から離間するに従って次第に上方へと湾曲する形状を有している。退避機構214によりノズル24の直下から退避された吸収部材12は湾曲部244に沿って移動可能となっている。このとき、吸収部材12には所定の張力が付与されるようになっている。湾曲部244は退避状態の吸収部材12をノズル24の直下へとガイドするガイド部としての機能を有している。なお、図示を省略しているものの、位置決め部材242は他の吸収部材12の各々に対しても設けられている。この場合、各吸収部材12に対応する位置決め部材242は、互いが接触しないようにノズル列Lのノズル24の配列方向において位置を違えて配置されている。
また、本実施形態の位置決め部材242では、凹部143の両側に湾曲部144を形成している。これにより、吸収部材12を記録ヘッド21のノズル列Lの配列方向を挟む両方向のいずれ側に退避させる場合にも対応している。なお、吸収部材12をノズル列Lの配列方向に対する一方向側にのみ退避させる場合には、湾曲部244を凹部143の一方側のみに設ければよい。このようにすれば、位置決め部材242を小型化することができ、吸収部材12が狭ピッチで配置されるような小型のプリンターにおいても適用可能となる。
本実施形態においては、図11(b)に示すように、第二実施形態と同様、進退部材115により吸収部材12をノズル24の直下から移動させる。吸収部材12は、進退部材115の移動に伴って凹部143から外れた後、湾曲部144に沿って移動する。進退部材115により退避された吸収部材12は、ノズル面23よりも上方に位置することで上述のように所定の張力が付与された状態となっている。
プリンター1は、フラッシング動作を行う場合、進退部材115の駆動を解除し、進退部材115を初期位置に戻す。このとき、吸収部材12は上述した張力の働きにより湾曲部144に沿って凹部143へとスムーズに導かれることとなる。すなわち、湾曲部144は退避状態の吸収部材12をノズル24の直下へとガイドするガイド部として機能する。よって、吸収部材12は、ノズル24の直下に精度良く配置されるようになる。
以上、図面を参照して本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記第一、第二実施形態ではノズル列Lに対する吸収部材12の位置決めをローラー42により行う場合について説明したが、図12(a)に示すようにノズル列Lの延在方向に沿って、対向配置され、吸収部材12を挿通させるための孔が形成された位置決め部材142を用いてもよい。なお、図12においては、図を見やすくするため、ヘッドユニット2(記録ヘッド21)における一つのノズル列Lに対応した1本の吸収部材12のみを図示している。また、位置決め部材142としては、この形状に限定されず、図12(b)に示すように切欠143が形成されたものであってもよい。この場合、切欠143は、吸収部材12の退避方向と反対側の面に形成されている。これにより、吸収部材12が上記退避機構14,114により退避された場合であっても、吸収部材12が切欠143から外れるといった不具合の発生を防止することができる。
また、図13(a)に示すように、位置決め部材152としては、螺旋形状を有するバネ部材(螺旋部材)153を用いることができる。なお、図13においては、図を見やすくするため、ヘッドユニット2(記録ヘッド21)における一つのノズル列Lに対応した1本の吸収部材12のみを図示している。この場合、吸収部材12はバネ部材153内に挿通された状態とされる。
吸収部材12をバネ部材153内に挿通させる場合、例えば吸収部材12をバネ部材153に巻きつけることでバネ部材153内に吸収部材12を簡便に挿通させることができる。よって、吸収部材12を交換する際、位置決め部材152に対する吸収部材12の着脱作業を容易に行うことができる。
なお、バネ部材153は支持基板15A,15Bに取り付けられている。この場合、図13(b)に示すようにバネ部材153におけるヘッドユニット2と反対側の端部が支持基板15A,15Bに固定支持されている。この構成によれば、退避機構14,114により吸収部材12がノズル24の直下から退避された際、吸収部材12の移動に伴ってバネ部材153が変位するようになる。よって、吸収部材12の一部分に集中的に力が働くことで吸収部材12が切れるといった不具合の発生を防止できる。
また、前記実施形態においては、吸収部材12がノズル列に平行に沿う構成について説明したが、本発明では、必ずしも吸収部材12の延在方向とノズル列の延在方向とが完全に平行になるようにする必要はない。つまり、本発明において、ノズル列に沿って延在するとは、ノズル列と完全に平行となる状態のみに限定されるものではなく、フラッシング時に吸収部材12がインク滴(流体)を受けられる範囲内であればよい。
また、前記実施形態においては、本発明をラインヘッド方式のプリンターに適用した構成について説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、シリアル方式のプリンターに適用することもできる。
また、前記実施形態においては、吸収部材12が常にヘッドと記録紙(媒体)との間を移動する構成について説明したが、本発明では、吸収部材12を退避させる際に、ヘッドの直下から外れた領域(例えば、ヘッドの側方)に移動させる構成を採用してもよい。
また、前記実施形態では、本発明の流体噴射装置をインクジェット式のプリンターに適用しているが、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に適用してもよい。すなわち、微小量の液滴を吐出する流体噴射ヘッド等を備える各種の流体噴射装置に適用可能である。なお、液滴とは、前記流体噴射装置から吐出される流体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう流体とは、流体噴射装置が噴射させることができるような材料であれよい。
例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての流体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、流体の代表的な例としては、前記実施形態で説明したようなインクが挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種流体組成物を包含するものとする。
流体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む流体を噴射する流体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置を採用してもよい。
L…ノズル列、1…プリンター(流体噴射装置)、11…フラッシングユニット(流体吸収ユニット)、12…吸収部材、14,114…退避機構(退避部)、24…ノズル、21…記録ヘッド(流体噴射ヘッド)、42,43…ローラー(位置決め部材)、142,152…位置決め部材、153…バネ部材(螺旋部材)、242…位置決め部材、243…凹部(溝部)、244…湾曲部(ガイド部)

Claims (3)

  1. 複数のノズルからなるノズル列を有し、該ノズル列から流体を噴射する流体噴射ヘッドを備えた流体噴射装置であって、
    前記ノズル列に沿って延在して設けられ、前記ノズルと対向する位置にて前記ノズルから噴射された流体を吸収する線状の吸収部材と、
    前記吸収部材と当接して前記吸収部材を前記ノズルと対向する位置から退避させる退避部と、
    を備え、
    前記退避部が前記吸収部材と当接していないとき、前記吸収部材は前記ノズルと対向する位置に位置決めされることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記退避部と前記吸収部材が当接していないとき、前記吸収部材を張り渡す位置決め部材を備え、
    前記位置決め部材は、前記流体噴射ヘッドを間に位置するように2つ配置され、
    前記退避部は、前記流体噴射ヘッドと前記位置決め部材の間において、前記吸収部材と当接することを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. 前記吸収部材を複数有しており、前記退避部は、前記複数の吸収部材を一体的に前記ノズルの下方から退避させることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体噴射装置。
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