JP5861377B2 - 記録装置、記録システム、及び記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置、記録システム、及び記録装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5861377B2
JP5861377B2 JP2011231416A JP2011231416A JP5861377B2 JP 5861377 B2 JP5861377 B2 JP 5861377B2 JP 2011231416 A JP2011231416 A JP 2011231416A JP 2011231416 A JP2011231416 A JP 2011231416A JP 5861377 B2 JP5861377 B2 JP 5861377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
notification
firmware
unit
version
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011231416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012166543A5 (ja
JP2012166543A (ja
Inventor
俊一 若狭
俊一 若狭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011231416A priority Critical patent/JP5861377B2/ja
Priority to CN201110446640.1A priority patent/CN102616018B/zh
Priority to US13/360,268 priority patent/US9132678B2/en
Publication of JP2012166543A publication Critical patent/JP2012166543A/ja
Publication of JP2012166543A5 publication Critical patent/JP2012166543A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5861377B2 publication Critical patent/JP5861377B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/40Details not directly involved in printing, e.g. machine management, management of the arrangement as a whole or of its constitutive parts
    • G06K15/4005Sharing resources or data with other data processing systems; Preparing such data
    • G06K15/402Sharing data concerning the arrangement's configuration or current state

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、記録媒体に記録を行う記録装置、記録装置と当該記録装置に接続可能な制御装置とを備える記録システム、及び記録装置の制御方法に関する。
従来、ファームウェアを実行可能な態様で記憶し、ファームウェアの機能により、記録に係る各種動作を実行する記録装置において、ファームウェアのバージョン情報を記憶するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。記憶されたバージョン情報は、例えば表示パネルに表示して、ファームウェアのバージョンを認識する際に利用される。
特開2009−149015号公報
上述した記録装置のように所定の構成要素(例えば、ファームウェア)の状態を示す管理情報(例えば、ファームウェアのバージョン情報)は、メーカー側で設定した情報であり、ユーザーにとっては必ずしも認識し易い表示形態とはなっていない。一方で管理情報は、構成要素の状態を示す情報であり、できる限り構成要素の状態に対応した値である必要がある。従って、管理情報の信頼性を確保しつつ、ユーザーの利便性を確保する必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、管理情報の信頼性を確保しつつ、ユーザーの利便性を確保することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、記録媒体に記録を行なう記録部と、前記記録部を制御する制御部と、前記制御部の制御に関する管理情報、及び前記管理情報と対応する報知情報を記憶する記憶部と、前記報知情報を変更する情報を入力する入力部と、前記記憶部に記憶された前記報知情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
ユーザーは自身の都合で、例えば、自身が理解しやすいような値や、管理しやすいような値に報知情報を書き換えることができる。このとき、管理情報と管理情報と対応した報知情報を記憶することにより、管理情報の信頼性を確保しつつ、ユーザーの利便性を確保することが可能となる。
また、前記憶部に記憶された前記管理情報が書き換えられ時、憶部に記憶された前記報知情報が変更されている場合は、前記報知情報を書き換えず、前記報知情報が更されていない場合は、書き換えられた前記管理情報に基づいて前記第2の記憶部に記憶され前記報知情報を変更する。
報知情報が書き換えられている場合は、構成要素の状態の変化に応じて報知情報を書き換えるよりも、構成要素の状態が変化した場合であっても、ユーザーの都合に応じて書き換えられた値を維持した方が、ユーザーにとって利便性が高い。
本発明の管理情報の変更時、ユーザーの指示によって報知情報が書き換えられている場合は、報知情報が変更されることなく、ユーザーによって書き換えられた後の値が維持されるためユーザーの利便性が向上する。一方書き換えられていない場合は、報知情報が、管理情報の変更に応じて変更されるため、不必要に報知情報の値が管理情報の値と乖離することが好適に防止される。これにより、管理情報の信頼性を確保しつつ、管理情報の内容を変更可能としたことによるユーザーの利便性を確保することができる。なお、管理情報としては、例えば、ファームウェアに関する情報や、通信に係る構成要素に関する情報、記録に係る設定に関する情報等がある。
通信に係る構成要素、例えば、通信に係るプログラムや、利用可能なプロトコル、インターフェイスの仕様、インターフェイスボードのバージョン等は変更される場合がある。また、記録に係る設定、例えば、フォントの情報や、記録速度、印字濃度等の設定も、状況に応じて変更される場合がある。
また、上記発明の記録装置であって、前記制御部は、ファームウェアが入力され、前記ファームウェアにより前記記録部を制御し、前記記憶部に記憶される前記管理情報は、前記ファームウェアに関する情報を含む。
記録装置の基本動作を制御するファームウェアは、新機能追加や、不具合解消のため、バージョンの変更を伴う書き換えやアップデートが行われる場合がある。
ファームウェアの変更時、ユーザーの指示によって既に報知情報が書き換えられている場合は、報知情報が変更されることなく、ユーザーによって書き換えられた後の値が維持されるためユーザーの利便性が向上する。一方書き換えられていない場合は、報知情報が、管理情報の変更に応じて変更されるため、不必要に報知情報の値が管理情報の値と乖離することが好適に防止され、これにより、管理情報の信頼性を確保しつつ、管理情報の内容を変更可能としたことによるユーザーの利便性を確保することができる。
また、上記発明の記録装置であって、前記出力部は、前記報知情報を前記記録部に出力し、前記記録部は前記出力部により出力された前記報知情報を前記記録媒体に記録する。
また、前記報知情報を表示する表示部を有し、前記出力部は、前記報知情報を前記表示部に出力する。
本発明の構成によれば、管理情報出力部により、ユーザーが自身の都合に応じて書き換えた報知情報については、書き換えた後の値が出力されるため、ユーザーは、出力された報知情報に基づいて、自身の都合を踏まえて、所定の構成要素の状態を容易に把握できる。
報知情報が記録された記録媒体を出力することにより、好適に報知情報の内容が報知可能となる。特に、記録媒体に記録される報知情報の値は、ユーザーによる書き換えが行われた後の値となっているため、ユーザーは、報知情報が記録された記録媒体を参照することにより、容易に、構成要素の状態を把握できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の記録システムは、記録媒体に記録を行なう記録部と、前記記録部を制御する制御部と、前記制御部の制御に関する管理情報、及び前記管理情報と対応する報知情報を記憶する記憶部と、前記報知情報を変更する情報を入力する入力部と、前記記憶部に記憶された前記報知情報を出力する出力部と、前記管理情報に係る情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
ユーザーは自身の都合で、例えば、自身が理解しやすいような値や、管理しやすいような値に報知情報を書き換えることができる。このとき、管理情報と管理情報と対応した報知情報を記憶することにより、管理情報の信頼性を確保しつつ、ユーザーの利便性を確保することが可能となる。
また、前記記憶部に記憶された前記管理情報が書き換えられ時、記記憶部に記憶された前記報知情報が前記入力部で入力された情報に基づいて変更されている場合は、前記報知情報を書き換えず、前記報知情報が更されていない場合は、書き換えられ前記管理情報に基づいて前記憶部に記憶された前記報知情報を変更する。
本発明の構成によれば、管理情報の変更時、ユーザーの指示によって報知情報が書き換えられている場合は、報知情報が変更されることなく、ユーザーによって書き換えられた後の値が維持されるためユーザーの利便性が向上する。一方、書き換えられていない場合は、報知情報が、管理情報の変更に応じて変更されるため、不必要に報知情報の値が管理情報の値と乖離することが好適に防止される。これにより、管理情報の信頼性を確保しつつ、管理情報の内容を変更可能としたことによるユーザーの利便性を確保することができる。なお、管理情報としては、例えば、ファームウェアに関する情報や、通信に係る構成要素に関する情報、記録に係る設定に関する情報等がある。さらに、制御装置により、報知情報が表示部に表示されるため、ユーザーは、自身の都合に応じて書き換えた報知情報を容易に参照可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明の記録装置の制御方法は、記録媒体に記録する記録部を制御するファームウェアを更新し、前記ファームウェアの更新に基づいて、制御に関する管理情報を書き換え、前記ファームウェアを更新した後、前記ファームウェアに関する情報を含む報知情報の出力が要求されたとき、前記報知情報が入力部で入力された情報に基づいて変更されている場合には前記入力部で入力された情報に基づいて変更された前記報知情報を出力し、前記ファームウェアの前記報知情報が入力部により変更されていない場合には書き換えられた前記管理情報に基づく前記報知情報を出力することを特徴とする。
本発明の記録装置の制御方法によれば、管理情報の変更時、ユーザーの指示によって報知情報が書き換えられている場合は、報知情報が変更されることなく、ユーザーによって書き換えられた後の値が維持されるためユーザーの利便性が向上する。一方、書き換えられていない場合は、報知情報が、管理情報の変更に応じて変更されるため、不必要に報知情報の値が管理情報の値と乖離することが好適に防止される。これにより、管理情報の信頼性を確保しつつ、管理情報の内容を変更可能としたことによるユーザーの利便性を確保することができる。なお、管理情報としては、例えば、ファームウェアに関する情報や、通信に係る構成要素に関する情報、記録に係る設定に関する情報等がある。
本発明によれば、管理情報の信頼性を確保しつつ、管理情報の内容を変更可能としたことによるユーザーの利便性を確保できる。
本実施形態に係る記録システムの機能的構成を示すブロック図である。 Aは実際管理情報データ(管理情報データ)を示し、Bは報知用管理情報データ(報知情報データ)を示す図。 書換指示用ウインドウの一例を示す図である。 プリンターの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る記録システム1の構成を示すブロック図である。
この図1に示すように、記録システム1は、ホストコンピューター11(制御装置)と、ホストコンピューター11に対して通信可能に接続されたプリンター12(記録装置)と、を備えている。
ホストコンピューター11は、例えば、小売店等の店頭に設置され、売上登録処理及び精算処理を行う販売時点管理システム(POSシステム)を搭載したPOS端末装置であり、取引毎にプリンター12によってレシートを発行する。レシートを発行するとは、プリンター12によって、取引における商品の購入に関する情報や、店舗のロゴ等を含む所定の画像を感熱ロール紙(記録媒体)に記録した上で、感熱ロール紙を切断して1つの紙片であるレシートを形成することをいう。
図1に示すように、ホストコンピューター11は、ホスト側制御部13と、ホスト側入力部14と、ホスト側表示部15と、インターフェイス部16と、ホスト側記憶部17と、を備えている。
ホスト側制御部13は、ホストコンピューター11を中枢的に制御するものであり、各種プログラムを実行するCPU、CPUにより実行される基本制御プログラム等を記憶するROM、CPUが実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するRAM、その他周辺回路等を備えている。ホスト側制御部13は、POSアプリケーション実行部20と、プリンタードライバー実行部21と、を備えているが、これらについては、後述する。
ホスト側入力部14は、オペレーターに操作される売上登録キー等の各種キーを備えたキーボードや、マウス、バーコードスキャナー、カードリーダー等の各種デバイスが接続され、各種デバイスに対する操作を検出する。検出された操作は、操作信号としてホスト側制御部13に出力する。また、各種デバイスの検出値をホスト側制御部13に出力する。
ホスト側表示部15は、液晶ディスプレイ等の表示パネルを備え、ホスト側制御部13の制御の下、売上登録処理及び精算処理の処理内容等の各種情報を表示パネルに表示する。
インターフェイス部16は、ホスト側制御部13の制御の下、プリンター12との間で通信規格に準拠した通信を行う。
ホスト側記憶部17は、ハードディスクや、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
また、プリンター12(記録装置)は、ホストコンピューター11の制御に従って、ロール状に巻かれた感熱ロール紙(記録媒体)を、搬送機構(不図示)により搬送しつつ、この感熱ロール紙の記録面にラインサーマルヘッド(不図示)によって熱を与えることにより文字や画像を記録し、切断機構(不図示)により所定の位置で感熱ロール紙を切断することによってレシートを発行するサーマルラインプリンターである。
図1に示すように、プリンター12は、プリンター側制御部30(制御部)と、インターフェイス部31と、プリントエンジン32と、プリンター側記憶部33(記憶部)と、を備えている。
プリンター側制御部30は、プリンター12の各部を中枢的に制御するものであり、上述したホスト側制御部13と同様、CPUや、ROM、RAMその他の周辺回路を備えている。
プリンター側制御部30は、ファームウェア実行部35を備えている。ファームウェア実行部35は、プリンター側記憶部33に記憶されたファームウェア37を読み出して実行することにより、プリンター12の各部を制御する。ファームウェア37とは、プリンター12に記録に係る動作を含む各種動作を実行させるためのソフトウェアである。
インターフェイス部31は、プリンター側制御部30の制御の下、ホストコンピューター11との間で、通信規格に準拠した通信を行う。
プリントエンジン32は、プリンター側制御部30の制御の下、用紙端センサーや用紙残量センサー等の各種センサーの検出値を監視する。また、上述したラインサーマルヘッドのほか、感熱ロール紙を搬送するプラテンローラーを駆動するための搬送モーターや、上述した切断機構が備えるカッターを駆動するためのカッター駆動モーターを動作させる。感熱ロール紙に画像を記録し、画像を記録した感熱ロール紙を切断することによりレシートを発行する。上述したファームウェア実行部35は、ファームウェア37を読み出して実行することにより、プリントエンジン32を制御する。
プリンター側記憶部33は、ハードディスクや、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。プリンター側記憶部33には、ファームウェア37が記憶される。プリンター側記憶部33に記憶された実際管理情報データ38(管理情報)、及び、報知用管理情報データ39(報知情報)については、後述する。
次いで、POSアプリケーション実行部20、及び、プリンタードライバー実行部21の説明を通して、1つのレシートを発行する際の記録システム1の基本的な動作について説明する。
POSアプリケーション実行部20は、ホストコンピューター11に予めインストールされたPOSアプリケーションを実行する。取引毎に、例えば所定のサーバーにアクセスする等して、取引において購入された商品を示す情報や、商品の単価を示す情報、購入金額を示す情報等のレシートに記載すべき情報を取得する。取得した情報に基づいてレシートに記録すべき画像に係る印刷データを生成し、プリンタードライバー実行部21に出力する。
プリンタードライバー実行部21は、ホストコンピューター11に予めインストールされたプリンタードライバーを実行することにより、POSアプリケーション実行部20から入力された印刷データに基づいて、プリンター12のコマンド仕様に対応した制御コマンドを生成し、プリンター12のプリンター側制御部30に出力する。この制御コマンドには、搬送機構に感熱ロール紙を搬送させるコマンドや、ラインサーマルヘッドを駆動させて画像を記録させるコマンド、切断機構に感熱ロール紙を切断させるコマンド等が含まれている。
制御コマンドが入力されたプリンター側制御部30のファームウェア実行部35は、制御コマンドに従って、プリントエンジン32を制御して、レシートの発行に係る各種動作を実行する。
次いで、プリンター側記憶部33が記憶する実際管理情報データ38、及び、報知用管理情報データ39について説明する。
図2(A)は、実際管理情報データ38を模式的に示す図であり、図2(B)は、報知用管理情報データ39を模式的に示す図である。
図2(A)に示すように、実際管理情報データ38には、少なくとも、実際ファームバージョン数値情報と、実際ファームバージョン文字列情報と、実際機種IDと、実際オリジナルIDと、実際ROMバージョン情報とが含まれている。
実際ファームバージョン数値情報とは、プリンターにインストールされている実際のファームウェア37のバージョンを数値によって示す情報である。バージョンを示す数値とは、ファームウェア37がいわゆる第何版であるかを示す数値のことであり、一般に、「10.00」のように、小数点を利用した数字の並びによって表される。
特に、実際管理情報データ38に含まれる実際ファームバージョン数値情報は、プリンター側記憶部33に記憶されたファームウェア37の実際のバージョンを示す値となっている。かつ、ファームウェア37の書き換えやアップデート等に伴って、ファームウェア37のバージョンが変更された場合、変更後のファームウェア37のバージョンを示す構成となっている。詳述すると、実際管理情報データ38に含まれる実際ファームバージョン数値情報は、ファームウェア37の書き換えやアップデート等に伴って、プリンターにインストールされたファームウェア37のバージョンが変更された場合、プリンター側制御部30は、変更後のバージョンを示す値となるよう自動で上書きする。これにより、実際管理情報データ38に含まれる実際ファームバージョン数値情報が、インストールされたファームウェア37の実際のバージョンを数値によって示している状態が維持される。
実際ファームバージョン文字列情報とは、ファームウェア37のバージョンを文字列によって示す情報である。ファームウェア37のバージョンは、「版」を示す数値として表されるほか、数字以外の文字を含む文字列からなる名称として表される場合があり、当該文字列からなる名称が、バージョンを示す文字列に該当する。
特に、実際管理情報データ38に含まれる実際ファームバージョン文字列情報は、プリンター側記憶部33に記憶されたファームウェア37の実際のバージョンを示す値となっている。かつ、ファームウェア37の書き換えやアップデート等に伴って、ファームウェア37のバージョンが変更された場合、変更後のファームウェア37のバージョンを示す構成となっている。
実際機種IDとは、プリンター12の機種を示す識別情報である。特に、実際管理情報データ38に含まれる実際機種IDは、プリンター12の機種IDを示す値となっている。
実際オリジナルIDとは、プリンター12が、所定のプリンターを改良等することによって開発、製造されたものである場合における、開発、製造の元となった所定のプリンターの機種IDである。例えば、図2に示すようにプリンター12が、機種IDが10000のプリンターの上位機種として開発された場合には、機種ID、10000が、実際オリジナルIDに該当する。
実際ROMバージョン情報とは、プリンター側制御部30が備えるROMのバージョンを示す情報である。特に、実際管理情報データ38に含まれる実際ROMバージョン情報は、ROMの実際のバージョンを示す値となっている。
これら実際機種ID、実際オリジナルID、及び、実際ROMバージョン情報のそれぞれは、固定値であり、それぞれプリンター12の製造時に記憶される。
実際管理情報データ38は、データの書き換えのためのアクセスが制限されている記憶領域に記憶される。また、ユーザーその他の権限のない作業者(以下、単に「ユーザー」という)にアドレスが公開されていない記憶領域に記憶される。ユーザーの指示によっては、その値を変更することが不可能となっている。このため、実際管理情報データ38に含まれる各情報が改変されることが制限され、各情報の信頼性が担保されている。
なお、プリンター12を製造するメーカーや、販売時点管理システム(POSシステム)を構築するシステムインテグレーターに属するサービスマン等、所定の権限を有する者は、ホストコンピューター11を操作して表示パネルに実際管理情報データ38に含まれる各情報の値を表示させることができる。また、プリンター12に専用の端末を接続した上で当該専用の端末を操作して、当該端末の表示パネルに実際管理情報データ38に含まれる各情報の値を表示させたりする等して、各情報を参照可能であり、かつ、各情報の値を書き換えることができる。
また、実際管理情報データ38に含まれる各情報は、感熱ロール紙への記録に供する構成要素の実際の状態を示す情報である管理情報に該当する。すなわち、実際ファームバージョン数値情報、及び、実際ファームバージョン文字列情報は、記録媒体への記録を実現する構成要素たるファームウェア37の実際の状態(実際のバージョン)を示す情報である。また、実際機種ID、及び、実際オリジナルIDは、構成要素たるプリンター12本体の実際の状態(実際機種ID、実際オリジナルID)を示す情報である。また、実際ROMバージョン情報は、構成要素たるROMの実際の状態(ROMのバージョン)を示す情報である。
図2(B)に示すように、報知用管理情報データ39には、少なくとも、報知用ファームバージョン数値情報と、報知用ファームバージョン文字列情報と、報知用機種IDと、報知用オリジナルIDと、報知用ROMバージョン情報とが含まれている。
報知用ファームバージョン数値情報とは、後述する管理情報出力部40によって、ファームウェア37のバージョンを示す数値が所定の態様で報知される際に参照されるデータである。つまり、ファームウェア37のバージョンを示す数値が報知される場合、報知用ファームバージョン数値情報が示す値が報知され、ユーザーは、報知用ファームバージョン数値情報が示す値を、ファームウェア37のバージョンを示す数値として認識することとなる。後述するように、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報は、ユーザーの指示によりその内容が書き換え可能である。
また、報知用ファームバージョン文字列情報とは、後述する管理情報出力部40によって、ファームウェア37のバージョンを示す文字列が所定の態様で報知される際に参照されるデータである。同様に、報知用機種ID、報知用オリジナルID、及び、報知用ROMバージョン情報のそれぞれは、後述する管理情報出力部40によって、実際機種ID、実際オリジナルID、及び、実際ROMバージョン情報が所定の態様で報知される際に参照されるデータである。後述するように、これら報知用ファームバージョン文字列情報、報知用機種ID、報知用オリジナルID、及び、報知用ROMバージョン情報のそれぞれは、ユーザーの指示によりその内容が書き換え可能である。
なお、報知用管理情報データ39に含まれる各情報は、報知用管理情報(報知情報)に該当する。
報知用管理情報データ39に含まれる各情報は、ユーザーの指示によりその内容が書き換え可能である。
詳述すると、プリンタードライバー実行部21は、報知用管理情報データ39に含まれる各情報の書き換えを指示するためのウインドウである書換指示用ウインドウ45を表示パネルに表示する機能を有している。
図3は、書換指示用ウインドウ45の一例を模式的に示す図である。
図3に示すように、書換指示用ウインドウ45には、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報、報知用ファームバージョン文字列情報、報知用機種ID、報知用オリジナルID、及び、報知用ROMバージョン情報のそれぞれに対応して、チェックボックス46が設けられている。チェックボックス46は、書き換えを行う情報を特定するための入力ボックスであり、ユーザーは、書き換えを行う情報に対応するチェックボックス46にチェックを入れる。
また、書換指示用ウインドウ45では、報知用管理情報データ39に含まれる各情報のそれぞれの変更前の値(現在の値)が表示される変更前値表示欄47が設けられており、この変更前値表示欄47に、各情報の変更前の値が表示される。プリンタードライバー実行部21は、ファームウェア実行部35との通信を介して、報知用管理情報データ39を取得し、取得した報知用管理情報データ39に基づいて、変更前値表示欄47のそれぞれに、適切な値を表示する。
また、書換指示用ウインドウ45では、報知用管理情報データ39に含まれる各情報について、変更後の値を入力するための入力欄48が設けられている。ユーザーは、値を変更しようとしている情報については、対応する入力欄48に変更後の値を入力する。
ここで、書換指示用ウインドウ45を利用して報知用管理情報データ39に含まれる情報のうち、報知用ファームバージョン数値情報を書き換える場合における、プリンタードライバー実行部21、及び、ファームウェア実行部35の動作について説明する。この場合、ユーザーは、報知用ファームバージョン数値情報に対応するチェックボックス46にチェックを入れ、かつ、対応する入力欄48に変更後の報知用ファームバージョン数値情報の値を入力した上で、変更の指示を確定する確定ボタン49を操作する。
確定ボタン49が操作されたことをトリガーとして、プリンタードライバー実行部21は、報知用管理情報データ39における報知用ファームバージョン数値情報の値を、ユーザーによって入力欄48に入力された値によって書き換えることを指示するコマンドを生成し、ファームウェア実行部35に出力する。ファームウェア実行部35は、ファームウェア実行部35の図示しない入力部に入力されたコマンドに基づいて、報知用管理情報データ39に含まれる情報のうち、報知用ファームバージョン数値情報について、ユーザーによって入力された値により、その値を書き換える。
このように、報知用管理情報データ39に含まれる各情報については、ユーザーの指示により、その値を書き換え可能である。
次いで、ファームウェア37の書き換えが行われた場合におけるプリンター12の動作について説明する。
図4は、ファームウェア37の書き換えが正常に実行された後の、プリンター12の動作を示すフローチャートである。
なお、以下説明する動作において、情報変更部42の機能は、CPUがファームウェア37を実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
また、ファームウェア37の書き換えとは、プリンターにインストールされるファームウェア37のアップデート等、ファームウェア37の改変、特に、バージョンの変更を伴うファームウェア37の改変を広く含む概念である。
また、ファームウェア37の書き換えに伴って、実際機種ID、実際オリジナルID、及び、実際ROMバージョン情報の実際の値は、変更されないものとする。
図4に示すように、プリンターにインストールされるファームウェア37の書き換えが実行された場合、まず、プリンター12のプリンター側制御部30のファームウェア実行部35は、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報について、ユーザーによる書き換えが行われているか否かを判別する(ステップSA1)。「報知用ファームバージョン数値情報について、ユーザーによる書き換えが行われている」とは、ファームウェア37の書き換えが実行される前に、上述した書換指示用ウインドウ45を利用してユーザーが少なくとも1回、報知用ファームバージョン数値情報の値を書き換えている、ということである。
ステップSA1の処理は、以下のようにして行われる。
すなわち、後述するように、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報は、ユーザーの指示によりその値が変更されない限り、実際のファームウェア37のバージョンを示す数値となっている。ユーザーの指示によりその値が変更されていない場合は、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報の値と、実際管理情報データ38に含まれる実際ファームバージョン数値情報の値とが一致している状態となる。これを踏まえ、ステップSA1において、ファームウェア実行部35は、ファームウェア37の書き換えが実行される前に、実際管理情報データ38に含まれる実際ファームバージョン数値情報の値と、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報の値とを比較する。これら値が一致する場合は、ユーザーによって報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられていないと判別する。一方、これら値が不一致の場合は、ユーザーによって報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられていると判別する。
なお、報知用管理情報データ39に含まれる各情報について、書き換えが行われたか否かをフラグによって管理する構成とし、フラグの状態に基づいて、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられたか否かを判別するようにしてもよい。
ここで、ユーザーは、例えば、以下の目的を持って報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報の値を書き換えるものと考えられる。
すなわち、ユーザーは、報知用ファームバージョン数値情報を、ファームウェア37のバージョンを示す値として自身が理解しやすい値に書き換えたり、また、自身が管理しやすい値に書き換えたりする。例えば、ファームウェア37のバージョンを示す数値を、小数点を用いて表すよりも、ハイフンを用いて表した方が分かりやすいと考えたユーザーは、報知用ファームバージョン数値情報について、値「10.00」を値「10−00」へと書き換える。また例えば、ファームウェア37の書き換えが実行された回数によって、ファームウェア37のバージョンを管理したいとするユーザーは、ファームウェア37の書き換えが1度も行われていない場合は、報知用ファームバージョン数値情報の値を値「0」と書き換える。もしくはファームウェア37の書き換えが1度も行われていない場合は、報知用ファームバージョン数値情報の値を値「2」と書き換える。
このように、ユーザーが、自身にとって理解、管理しやすい値に報知用ファームバージョン数値情報を書き換えることにより、後述する管理情報出力部40によって、報知用ファームバージョン数値情報が報知された際に、ユーザーがその内容を容易に理解することが可能となる。
ステップSA1における判別の結果、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられていない場合(ステップSA2:NO)、ファームウェア実行部35の情報変更部42は、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報の値を、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す数値によって上書きする(ステップSA3)。なお、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す数値は、ファームウェア37の書き換えに伴って、プリンター側記憶部33の報知用管理情報を記憶する記憶領域とは異なる所定の記憶領域に記憶されており、情報変更部42は、当該所定の記憶領域を参照して、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す数値を取得する。
一方、ステップSA1における判別の結果、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられている場合(ステップSA2:YES)、ファームウェア実行部35の情報変更部42は、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報の値を、上書きすることなく、その値を維持する(ステップSA4)。
このように、本実施形態では、ファームウェア37の書き換えに際し、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられていない場合は、報知用ファームバージョン数値情報の値がファームウェア37の実際のバージョンを示す数値によって上書きされる。一方、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられている場合は、報知用ファームバージョン数値情報の値は上書きされない。これは以下の理由による。
すなわち、上述したように、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられている場合、ユーザーは、報知用ファームバージョン数値情報の値を、自身にとっての理解容易性、管理容易性を考慮した値としているものと想定される。従って、ファームウェア37の書き換えが行われた場合において、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられている場合は、書き換えに応じて報知用ファームバージョン数値情報を改変するよりも、ユーザーの理解容易性、管理容易性が考慮された値を維持した方が、ユーザーの利便性が高い。これを踏まえ、本実施形態では、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられている場合は、報知用ファームバージョン数値情報の値は上書きされない。
なお、この場合、報知用ファームバージョン数値情報の値が、一時的に実際のファームウェア37のバージョンに対応していない値となる状態が現出する可能性がある。しかしながら、報知用ファームバージョン数値情報の書き換えを行ったユーザーは、ファームウェア37の書き換えに伴って、報知用ファームバージョン数値情報の値を、書き換え後のファームウェア37の実態を踏まえた上で、理解容易性、管理容易性を考慮した値に書き換える可能性が高く、上記状態は解消する。
また、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられていない場合は、今後も、ユーザーが報知用ファームバージョン数値情報の値を書き換えない可能性がある。
これを踏まえ、本実施形態では、ファームウェア37の書き換えを行なう時、ファームウェア37の書き換え前にユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられていない場合は、報知用ファームバージョン数値情報の値を、ファームウェア37の実際のバージョンを示す数値によって上書きする。これにより、ユーザーによって報知用ファームバージョン数値情報の値の書き換えが行われない状況下でも、報知用ファームバージョン数値情報の値が、ファームウェア37の実際のバージョンを示す数値となっている状態を維持し、ユーザーの利便性を向上する。さらに、不必要に、報知用ファームバージョン数値情報の値が、実際のバージョンの数値と乖離している状況が現出することを防止できる。
さて、前掲図4に戻り、ステップSA3、又は、ステップSA4の処理を実行した後、ファームウェア実行部35は、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン文字列情報がユーザーによって書き換えられているか否かを判別する(ステップSA5)。当該判別は、ステップSA1における判別と同様の方法により実行される。
ステップSA5における判別の結果、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン文字列情報が書き換えられていない場合(ステップSA6:NO)、ファームウェア実行部35の情報変更部42は、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン文字列情報の値を、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す文字列によって上書きする(ステップSA7)。なお、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す文字列は、ファームウェア37の書き換えに伴って、プリンター側記憶部33の所定の記憶領域に記憶されており、情報変更部42は、当該所定の記憶領域を参照して、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す文字列を取得する。
一方、ステップSA6における判別の結果、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン文字列情報が書き換えられている場合(ステップSA6:YES)、ファームウェア実行部35の情報変更部42は、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン文字列情報の値を、上書きすることなく、その値を維持する(ステップSA8)。
これらステップSA7、及び、ステップSA8の処理は、上述したステップSA3、及び、ステップSA4の処理と同様の目的の下、実行される。
ステップSA7、又は、ステップSA8の処理の実行後、ファームウェア実行部35は、実際管理情報データ38に含まれる実際ファームバージョン数値情報、及び、実際ファームバージョン文字列情報を、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンの数値、及び、実際のバージョンの文字列を示す値によって上書きする(ステップSA9)。これにより、実際管理情報データ38の実際ファームバージョン数値情報、及び、実際ファームバージョン文字列情報の値が、実際のファームウェア37のバージョンに即した値である状態が維持される。
以上、図4のフローチャートでは、報知用ファームバージョン数値情報、及び、報知用ファームバージョン文字列情報を例にしてプリンター12の動作を説明した。報知用管理情報データ39に含まれる他の情報である報知用機種ID、報知用オリジナルID、及び、報知用ROMバージョン情報についても、報知用ファームバージョン数値情報、及び、報知用ファームバージョン文字列情報と同様の観点から上書きを行うべきか否かが判別される。判別結果に基づいて、情報変更部42により実際の状態に即して上書きが実行されるか、もしくは、上書きの実行を回避する。
詳述すると、上述したように、実際管理情報データ38に含まれる実際機種ID、実際オリジナルID、及び、実際ROMバージョン情報は、所定の権限を有する者により書き換えは可能である。当該権限を有する者により実際機種IDが書き換えられた場合は、書き換え後の実際機種IDがプリンター12の実際の実際機種IDとなる。同様に、実際オリジナルID、実際ROMバージョン情報が書き換えられた場合は、書き換え後の実際オリジナルID、実際ROMバージョン情報がプリンター12の実際の実際オリジナルID、実際ROMバージョン情報となる。
そして、例えば、実際管理情報データ38に含まれる実際機種IDが書き換えられた場合、ファームウェア実行部35は、図4のステップSA1で説明した方法と同様の方法により、報知用管理情報データ39に含まれる報知用機種IDについて、ユーザーの指示により書き換えが行われているか否かを判別する。ユーザーの指示により書き換えが行われている場合は、ユーザーが自身の理解容易性、管理容易性を考慮して報知用機種IDの書き換えを行っていると考えられる。ユーザーの利便性を向上すべく、情報変更部42は、報知用機種IDの上書きを実行しない。一方、ユーザーの指示により書き換えが行われていない場合は、報知用機種IDを、実際の実際機種IDと一致すべく、情報変更部42は、報知用機種IDの値を、書き換え後の実際の機種IDによって上書きする。
次いで、プリンター12のプリンター側制御部30のファームウェア実行部35が備える管理情報出力部40について説明する。
管理情報出力部40は、セルフテスト時に、報知用管理情報データ39の各情報を以下の態様により報知する。
セルフテストとは、プリンター12単独の機能により、プリンター12のファームウェア37に関する情報や、通信に係る構成要素に関する情報、記録に係る設定に関する情報、等の各種設定情報を感熱ロール紙に記録する機能のことである。
通信に係る構成要素に関する情報とは、例えば、通信に係るプログラムや、利用可能なプロトコル、インターフェイスの仕様、インターフェイスボードのバージョン等のことである。また、記録に係る設定とは、プリンター12によって記録される文字のフォントの情報や、記録速度、印字濃度等の設定のことである。
このセルフテストは、プリンター12に何らかのエラーが発生しているときに当該エラー発生の原因究明を行う場合や、プリンター12とホストコンピューター11とが接続されていない状況において各種設定情報を確認する場合等に実行される。
セルフテスト時、感熱ロール紙には、管理情報出力部40の機能により、少なくとも、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報、文字列に係る情報、機種IDに係る情報、オリジナルIDに係る情報、及び、ROMのバージョンに係る情報が記録される。
詳述すると、セルフテストの実行が指示されると、管理情報出力部40は、報知用管理情報データ39を参照し、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報、報知用ファームバージョン文字列情報、報知用機種ID、報知用オリジナルID、及び、報知用ROMバージョン情報を取得する。そして、管理情報出力部40は、プリントエンジン32を制御して、これら情報を感熱ロール紙へ記録する。すなわち、セルフテストにおいて、感熱ロール紙には、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報、文字列に係る情報、機種IDに係る情報、オリジナルIDに係る情報、及び、ROMのバージョンに係る情報として、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報、報知用ファームバージョン文字列情報、報知用機種ID、報知用オリジナルID、及び、報知用ROMバージョン情報のそれぞれの値が記録される。
上述したように、報知用管理情報データ39に含まれる各情報は、ユーザーの指示により書き換えが可能であり、ユーザーは、自身の理解容易性、管理容易性を考慮して、各情報の値を書き換えている。そして、本実施形態では、セルフテストにおいて、管理情報出力部40は、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報の値を感熱ロール紙に記録する。
このため、ユーザーによって報知用ファームバージョン数値情報の値が書き換えられている場合、セルフテストでは、感熱ロール紙に、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として、ユーザーによる書き換え後の報知用ファームバージョン数値情報の値が表示される。ユーザーは、感熱ロール紙を参照することにより、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報を容易、かつ、スムーズに把握できる。
これは、本実施形態のように、ファームウェア37のバージョンの数値を実際管理情報データ38で記憶するのとは別に、バージョンの数値をユーザーによって書き換え自由な状態で報知用管理情報データ39によって記憶する。そしてファームウェア37のバージョンの数値に係る情報を報知する際は、報知用管理情報データ39に基づいて報知する構成としたことにより奏する効果である。このことは、報知用管理情報データ39に含まれる他の情報についても同様である。
また、管理情報出力部40は、ホストコンピューター11のプリンタードライバー実行部21と協働して、以下の態様で、報知用管理情報データ39の各情報を報知する。
すなわち、プリンタードライバー実行部21は、ユーザーの指示に応じて、少なくとも、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報、文字列に係る情報、機種IDに係る情報、オリジナルIDに係る情報、及び、ROMのバージョンに係る情報が表示されたウインドウを表示パネルに表示する機能を有している。
当該ウインドウの表示がユーザーによって指示された場合、プリンタードライバー実行部21は、報知用管理情報データ39に含まれる各情報の応答を要求する旨のコマンドを管理情報出力部40に出力する。当該コマンドが入力された管理情報出力部40は、報知用管理情報データ39を参照して、当該データに含まれる各情報を取得し、取得した各情報をプリンタードライバー実行部21に出力する。
プリンタードライバー実行部21は、取得した報知用管理情報データ39に含まれる各情報に基づいて、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として報知用ファームバージョン数値情報の値を表示する。また、ファームウェア37のバージョンの文字列に係る情報として報知用ファームバージョン文字列情報を、機種IDに係る情報として報知用機種IDの値を、オリジナルIDに係る情報として報知用オリジナルIDを、そして、ROMのバージョンに係る情報として報知用ROMバージョン情報を、それぞれウインドウ内に表示する。
このように、ウインドウに、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として報知用ファームバージョン数値情報の値が表示されることの効果は、セルフテスト時、感熱ロール紙にファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として報知用ファームバージョン数値情報の値が記録されることの効果と同様である。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンター12は、記録媒体たる感熱ロール紙への記録に供する構成要素の状態を示す管理情報、具体的には、ファームウェア37のバージョンを数値によって示す情報、文字列によって示す情報、機種ID、オリジナルID、及び、ROMバージョン情報について、各構成要素の実際の状態を示す情報を含む実際管理情報データ38、及び、各情報を報知する際に参照される情報を含む報知用管理情報データ39を記憶するプリンター側記憶部33を備えている。
さらに、プリンター12は、感熱ロール紙への記録に供する構成要素の状態の変化時(例えば、ファームウェア37のバージョンの変更を伴う書き換えの実行時)に、報知用管理情報データ39に含まれる情報(例えば、報知用ファームバージョン数値情報、報知用ファームバージョン文字列情報)が、ユーザー変更を指示する入力に応じて書き換えられていない場合は、当該情報を、変化後の実際の状態を示す情報(例えば、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す情報)によって上書きする。一方、書き換えられている場合は、報知用管理情報データ39に含まれる情報を上書きしない情報変更部42を備えている。
ここで、ユーザーは自身の都合、例えば、自身が理解しやすいような値や、管理しやすいような値に報知用管理情報データ39に含まれる情報を書き換えることがある。報知用管理情報データ39に含まれる情報が書き換えられている場合は、構成要素の状態の変化に応じて報知用管理情報データ39に含まれる情報を書き換えるよりも、構成要素の状態が変化した場合であっても、ユーザーの都合に応じて書き換えられた値を維持した方が、ユーザーにとって利便性が高いと言える。
これを踏まえ、上記構成によれば、所定の構成要素の状態の変化時、ユーザーの指示によって報知用管理情報データ39に含まれる当該所定の構成要素に係る情報が書き換えられている場合は、当該情報が上書きされることなく、ユーザーによって書き換えられた後の値が維持されるためユーザーの利便性が向上する。一方、ユーザーによって書き換えられていない場合は、当該情報が、当該所定の構成要素の実際の状態を示す値によって上書きされるため、不必要に報知用管理情報データ39に含まれる情報の値が、当該所定の構成要素の実際の状態を示す値と乖離することが好適に防止される。これにより、報知用管理情報データ39に含まれる各情報の信頼性を確保しつつ、報知用管理情報データ39に含まれる各情報を変更可能としたことによるユーザーの利便性を確保することができる。
また、本実施形態では、プリンター12は、プリンター側記憶部33に記憶された報知用管理情報データ39に基づいて、報知用管理情報データ39に含まれる情報を、所定の態様で出力する管理情報出力部40をさらに備えている。
これによれば、管理情報出力部40により、ユーザーが自身の都合に応じて書き換えた報知用管理情報データ39に含まれる情報については、ユーザーが書き換えた後の値として出力されるため、ユーザーは、出力された情報に基づいて、自身の都合を踏まえて、所定の構成要素の状態を容易に把握できる。
また、本実施形態では、セルフテスト時において、管理情報出力部40は、感熱ロール紙に、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報、文字列に係る情報、機種IDに係る情報、オリジナルIDに係る情報、及び、ROMのバージョンに係る情報として、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報、報知用ファームバージョン文字列情報、報知用機種ID、報知用オリジナルID、及び、報知用ROMバージョン情報のそれぞれの値を記録する。
このため、ユーザーによって報知用ファームバージョン数値情報の値が書き換えられている場合、セルフテストでは、感熱ロール紙に、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として、ユーザーによる書き換え後の報知用ファームバージョン数値情報の値が表示されることとなり、ユーザーは、感熱ロール紙を参照することにより、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報を容易、かつ、スムーズに把握できる。
これは、本実施形態のように、プリンターにインストールされるファームウェア37のバージョンの数値を実際管理情報データ38で記憶するのとは別に、バージョンの数値をユーザーによって書き換え自由な状態で報知用管理情報データ39によって記憶すると共に、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報を報知する際は、報知用管理情報データ39に基づいて報知する構成としたことにより奏する効果である。このことは、報知用管理情報データ39に含まれる他の情報についても同様である。
また、本実施形態では、プリンター側記憶部33には、ファームウェア37のバージョンを示す情報について、ファームウェア37の実際のバージョンを示す情報(実際ファームバージョン数値情報、実際ファームバージョン文字列情報)が含まれた実際管理情報データ38、及び、ファームウェア37のバージョンを示す情報を報知する際に参照される情報(報知用ファームバージョン数値情報、報知用ファームバージョン文字列情報)を含む報知用管理情報データ39が記憶される。そして、情報変更部42は、ファームウェア37の書き換え時に、報知用管理情報データ39に含まれる情報が、変更を指示する入力に応じて書き換えられていない場合は、報知用管理情報データ39に含まれるバージョンに係る情報を、書き換え後のファームウェア37の実際のバージョンを示す情報によって上書きする。一方、書き換えられている場合は、報知用管理情報データ39に含まれるバージョンに係る情報を上書きせず、その値を維持する。
ここで、プリンター12の基本動作制御用のファームウェア37は、新機能追加や、不具合解消のため、そのバージョンの変更を伴う書き換えやアップデートが行われる場合がある。ファームウェア37の書き換えがあった場合であっても、報知用管理情報データ39に含まれる各情報の内容を、ユーザーによる書き換えの有無に応じた適切な値とすることができる。
また、本実施形態では、ホストコンピューター11のプリンタードライバー実行部21と協働して、ホスト側表示部15に報知用管理情報データ39の各情報を報知する。
すなわち、プリンタードライバー実行部21は、ユーザーの指示に応じて、少なくとも、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報、文字列に係る情報、機種IDに係る情報、オリジナルIDに係る情報、及び、ROMのバージョンに係る情報が表示されたウインドウを表示パネルに表示する機能を有している。当該ウインドウの表示がユーザーによって指示された場合、プリンタードライバー実行部21は、報知用管理情報データ39に含まれる各情報の応答を要求する旨のコマンドを管理情報出力部40に出力する。当該コマンドが入力された管理情報出力部40は、報知用管理情報データ39を参照して、当該データに含まれる各情報を取得し、取得した各情報をプリンタードライバー実行部21に出力する。プリンタードライバー実行部21は、取得した報知用管理情報データ39に含まれる各情報に基づいて、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として報知用ファームバージョン数値情報の値を、ファームウェア37のバージョンの文字列に係る情報として報知用ファームバージョン文字列情報を、機種IDに係る情報として報知用機種IDの値を、オリジナルIDに係る情報として報知用オリジナルIDを、そして、ROMのバージョンに係る情報として報知用ROMバージョン情報を、それぞれウインドウ内に表示する。
このように、ウインドウに、ファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として報知用ファームバージョン数値情報の値が表示されることの効果は、セルフテスト時、感熱ロール紙にファームウェア37のバージョンの数値に係る情報として報知用ファームバージョン数値情報の値が記録されることの効果と同様である。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、プリンター12に液晶表示パネル等の各種表示パネルを設け、例えば、ファームウェアのバージョンを示す情報を表示させる旨のユーザーの指示に応じて、報知用管理情報データ39に含まれる報知用ファームバージョン数値情報、報知用ファームバージョン文字列情報を取得し、これら情報の値を出力するようにしてもよい。
また、本実施形態では、管理情報として、ファームウェア37のバージョンを数値によって示す情報、文字列によって示す情報、機種ID、オリジナルID、及び、ROMバージョン情報を例として挙げて説明したが、管理情報はこれに限らない。すなわち、管理情報とは、記録媒体への記録に供する構成要素の状態を示す情報を広く含む概念である。より具体的には、上述した実施形態では、セルフテストにおいて、通信に係る構成要素に関する情報や、記録に係る設定に関する情報が、感熱ロール紙に記録されるが、これを踏まえ、これら情報を管理情報としてもよい。すなわち、通信に係る構成要素に関する情報について、実際の通信に係る構成要素の状態を示す情報と共に、報知用の情報を記憶し、また、実際の記録に係る設定に関する情報と共に、報知用の情報を記憶するようにしてもよい。
また、本実施形態では、プリンター12は、サーマルプリンターであったが、プリンター12は、サーマルプリンターに限らず、インクジェットプリンターや、ドットインパクトプリンターであってもよいことは勿論である。
(変形例)
(1)上述の実施形態では、ユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられている場合、報知用ファームバージョン数値情報の値は上書きされない。この時、報知用ファームバージョン数値情報の値が、時的にプリンターにインストールされたファームウェア37のバージョンに対応していない値となる状態が現出する可能性がある。これを回避するために、ファームウェア37が新たにインストールされたとき、ファームウェア37がインストールされたことを表示部等に表示させても良い。特にユーザーの指示により報知用ファームバージョン数値情報が書き換えられている場合、インストールされたファームウェア37のバージョンが変更したことを表示部や書換指示用ウィンドウに表示する。この表示によりユーザーに対して新たにインストールしたファームウェア37に対応する報知情報の変更を促すことができる。これにより、インストールされたファームウェア37のバージョンと対応していない報知用ファームバージョン数値情報の値が入力されている状態を速やかに避けることができる。
(2)また、新たなファームウェア37がインストールされた旨を表示するのではなく、新たなファームウェア37がインストールされたとき、書換指示用ウィンドウを表示させても良い。新たなファームウェア37がインストールされた際に書換指示用ウィンドウを表示させることにより、報知用ファームウェアバージョン数値情報の変更を促すことができる。
(3)インストールされたバージョン毎に対応するそれぞれの報知用バージョン数値情報を記憶し、記憶したバージョンごとのそれぞれの報知用バージョン数値情報を表示させても良い。ファームウェア37をインストールするときに、報知用バージョン数値情報を書き換えなくとも、変更履歴を記憶しておくことにより、インストールされているファームウェアのバージョンと報知用バージョン数値情報との関係を把握することが可能となる。
上記の変形例は、ファームウェアのバージョンとそれに対応する報知用バージョン数値情報を例として挙げたがこれに限定されない。管理情報と報知情報の両方を記憶する構成の場合、管理情報、報知情報として記憶されるデータであれば、適用可能である。
1…記録システム、11…ホストコンピューター(制御装置)、12…プリンター(記録装置)、21…プリンタードライバー実行部、30…プリンター側制御部、33…プリンター側記憶部(管理情報記憶部)、35…ファームウェア実行部、37…ファームウェア、38…実際管理情報データ(実際管理情報)、39…報知用管理情報データ(報知用管理情報)、40…管理情報出力部、42…情報変更部。

Claims (7)

  1. 記録媒体に記録を行なう記録部と、
    前記記録部を制御する制御部と、
    前記制御部の制御に関する管理情報、及び前記管理情報と対応する報知情報を記憶する記憶部と、
    前記報知情報を変更する情報を入力する入力部と、
    前記記憶部に記憶された前記報知情報を出力する出力部と、を備え
    前記記憶部に記憶された前記管理情報が書き換えられる時、
    前記記憶部に記憶された前記報知情報が前記入力部で入力された情報に基づいて変更されている場合は、前記報知情報を書き換えず、
    前記報知情報が変更されていない場合は、書き換えられる前記管理情報に基づいて前記記憶部に記憶された前記報知情報を変更することを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御部は、ファームウェアが入力され、前記ファームウェアにより前記記録部を制御し、
    前記記憶部に記憶される前記管理情報は、前記ファームウェアに関する情報を含む請求項に記載の記録装置。
  3. 前記出力部は、前記報知情報を前記記録部に出力し、
    前記記録部は前記出力部により出力された前記報知情報を前記記録媒体に記録する請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記報知情報を表示する表示部を有し、
    前記出力部は、前記報知情報を前記表示部に出力する請求項1に記載の記録装置。
  5. 記録媒体に記録を行なう記録部と、
    前記記録部を制御する制御部と、
    前記制御部の制御に関する管理情報、及び前記管理情報と対応する報知情報を記憶する記憶部と、
    前記報知情報を変更する情報を入力する入力部と、
    前記記憶部に記憶された前記報知情報を出力する出力部と、
    前記管理情報に係る情報を送信する送信部と、を備え、
    前記記憶部に記憶された前記管理情報が書き換えられる時、
    前記記憶部に記憶された前記報知情報が前記入力部で入力された情報に基づいて変更されている場合は、前記報知情報を書き換えず、
    前記報知情報が変更されていない場合は、書き換えられる前記管理情報に基づいて前記記憶部に記憶された前記報知情報を変更することを特徴とする記録システム。
  6. 前記記憶部に記憶された前記管理情報が書き換えられる時、
    前記記憶部に記憶された前記報知情報が前記入力部で入力された情報に基づいて変更されている場合は、前記報知情報を書き換えず、
    前記報知情報が前記入力部により変更されていない場合は、書き換えられる前記管理情報に基づいて前記記憶部に記憶された前記報知情報を変更する請求項に記載の記録システム。
  7. 記録媒体に記録する記録部を制御するファームウェアを更新し、
    前記ファームウェアの更新に基づいて、制御に関する管理情報を書き換え、
    前記ファームウェアを更新した後、前記ファームウェアに関する情報を含む報知情報の出力が要求されたとき、前記報知情報が入力部で入力された情報に基づいて変更されている場合には前記入力部で入力された情報に基づいて変更された前記報知情報を出力し、前記ファームウェアの前記報知情報が入力部により変更されていない場合には書き換えられた前記管理情報に基づく前記報知情報を出力することを特徴とする記録装置の制御方法。
JP2011231416A 2011-01-27 2011-10-21 記録装置、記録システム、及び記録装置の制御方法 Expired - Fee Related JP5861377B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011231416A JP5861377B2 (ja) 2011-01-27 2011-10-21 記録装置、記録システム、及び記録装置の制御方法
CN201110446640.1A CN102616018B (zh) 2011-01-27 2011-12-28 记录装置、记录系统及记录装置的控制方法
US13/360,268 US9132678B2 (en) 2011-01-27 2012-01-27 Recording device, recording system, and method of controlling recording device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011014866 2011-01-27
JP2011014866 2011-01-27
JP2011231416A JP5861377B2 (ja) 2011-01-27 2011-10-21 記録装置、記録システム、及び記録装置の制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012166543A JP2012166543A (ja) 2012-09-06
JP2012166543A5 JP2012166543A5 (ja) 2014-11-06
JP5861377B2 true JP5861377B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=46556372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011231416A Expired - Fee Related JP5861377B2 (ja) 2011-01-27 2011-10-21 記録装置、記録システム、及び記録装置の制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9132678B2 (ja)
JP (1) JP5861377B2 (ja)
CN (1) CN102616018B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11068596B2 (en) * 2019-05-10 2021-07-20 Dell Products L.P. Information handling system with mechanism for reporting status of persistent memory firmware update

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3975644B2 (ja) * 2000-03-28 2007-09-12 富士ゼロックス株式会社 画像入出力装置、端末装置、ドライババージョン管理方法、及び、ファームウェアバージョン管理方法
JP4035528B2 (ja) * 2000-10-19 2008-01-23 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP2003025688A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Fujitsu Ltd プリンタのファームウエアインストール方法、プリンタ及びプリンタシステム
US20030063305A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-03 Mcintyre C. Kevin Method and system for saving and restoring printer control panel settings
JP2003216378A (ja) * 2001-11-15 2003-07-31 Canon Inc 情報処理装置及び方法及びコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2004074423A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置
CN100409166C (zh) * 2003-02-28 2008-08-06 松下电器产业株式会社 接收装置、打印装置和固件更新系统
US7249353B2 (en) * 2003-04-17 2007-07-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image-formation device firmware having modular upgrade capability
JP2007055042A (ja) 2005-08-23 2007-03-08 Canon Finetech Inc 画像記録装置
US7814480B2 (en) * 2005-09-05 2010-10-12 Seiko Epson Corporation Control software updating technique for a network apparatus
JP2007157014A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Konica Minolta Business Technologies Inc データ処理装置
US20080109093A1 (en) * 2006-02-27 2008-05-08 Yasutaka Maeda Control Device, Device Control System, Device Control Program, Computer-Readable Recording Medium Containing the Device Control Program, and Setting Check Data Creation Method
JP2007301866A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Sony Corp 電子機器、印刷装置、プログラム及び消耗品
JP2008009493A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2008071077A (ja) 2006-09-13 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成装置のファームウェア更新方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
US20080127159A1 (en) * 2006-10-02 2008-05-29 Mark Van Regenmorter Multi-function peripheral device capable of independent firmware updating
KR101296682B1 (ko) 2006-12-29 2013-08-16 삼성전자주식회사 드라이버 버전에 따라 파라미터를 설정하는 화상형성장치및 호스트장치와 그 방법
JP2008181228A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Sony Corp 管理システムおよび管理方法、端末装置、管理サーバ、並びにプログラム
US9112891B2 (en) * 2007-02-02 2015-08-18 Sharp Laboratories Of America, Inc. Remote firmware management for electronic devices
JP4389231B2 (ja) * 2007-02-22 2009-12-24 セイコーエプソン株式会社 印刷ジョブ管理システム、デフォルトプリンタ決定装置
JP4355815B2 (ja) * 2007-04-04 2009-11-04 シャープ株式会社 画像処理装置
US8606765B2 (en) * 2007-11-30 2013-12-10 Red Hat, Inc. Systems and methods for updating software appliances
JP5015753B2 (ja) 2007-12-21 2012-08-29 株式会社リコー 画像形成装置
JP4858434B2 (ja) * 2007-12-27 2012-01-18 ブラザー工業株式会社 印刷システム及び印刷システムの制御プログラム
JP2010009164A (ja) 2008-06-25 2010-01-14 Kyocera Mita Corp 記録装置、画像形成装置、及びオプション装置
JP4831147B2 (ja) 2008-09-04 2011-12-07 ブラザー工業株式会社 デバイスドライバ、及び記録媒体
US20100169877A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Erik Nils Ackerman Method Of Updating A Printing Device Via Syndication Services
US8892699B2 (en) * 2008-12-31 2014-11-18 Schneider Electric USA, Inc. Automatic firmware updates for intelligent electronic devices
JP2010181927A (ja) 2009-02-03 2010-08-19 Seiko Epson Corp 印刷設定システムおよび印刷設定方法
JP5369794B2 (ja) * 2009-03-17 2013-12-18 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2011043896A (ja) 2009-08-19 2011-03-03 Fuji Xerox Co Ltd 情報書き換え装置、情報書き換えシステムおよびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US9132678B2 (en) 2015-09-15
CN102616018B (zh) 2015-08-26
US20120198430A1 (en) 2012-08-02
CN102616018A (zh) 2012-08-01
JP2012166543A (ja) 2012-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9906659B2 (en) Printer for printing product information received from external device
EP2637146A2 (en) Control system, and control method of a control system
JP5728946B2 (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP5861377B2 (ja) 記録装置、記録システム、及び記録装置の制御方法
JP5842335B2 (ja) 画像記録装置、画像記録装置の制御方法、及び、プログラム
WO2014091707A1 (ja) レシート印刷システム、レシート印刷システムの制御方法、及び、制御装置
JP5377545B2 (ja) 商品販売データ処理装置、商品販売データ処理システム及び画面制御プログラム
JP6172333B2 (ja) プログラム、及び、情報処理装置の制御方法
JP2012123704A (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP6712152B2 (ja) レシート発行装置、制御方法、及びプログラム
JP6056262B2 (ja) 記録装置、端末装置、記録システム、及び、記録装置の制御方法
JP2014006637A (ja) クレジット処理装置およびそのプログラム
JP2011192107A (ja) 制御装置、記録システム、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP2013257805A (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP6920800B2 (ja) 決済装置、プログラムおよびログ記録方法
JP2002333969A (ja) 画像記録装置を管理する情報処理装置、管理サーバ、管理システムおよびそれらの制御方法
JP6003265B2 (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP6205295B2 (ja) ラベル発行装置及びその制御プログラム
JP5987415B2 (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム
US20110052295A1 (en) Label printing device and label printing method
JP6088990B2 (ja) ラベルプリンタおよびその制御プログラム
JP5857656B2 (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP2012141808A (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP5838742B2 (ja) 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
JP2013129066A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140917

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140917

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5861377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees