JP2007055042A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像記録装置を駆動する制御プログラムのバージョンアップの際、ユーザがパネル操作部で設定した内容を初期化すること無く、バージョンアップ後も設定を引き継ぐ。
【解決手段】ROM73(第1の不揮発性記憶装置)には、印刷部77を駆動するための制御プログラムとともに、各種設定項目について選択可能な複数の選択肢データを格納している。不揮発性メモリ76(第2の不揮発性記憶装置)には、パネル操作部75で各種設定項目についてユーザにより選択された選択肢に対応する設定値を記憶する。制御プログラムのバージョンアップ時、不揮発性メモリ76内の各種設定項目の設定値が、バージョンアップ前後で同じ選択肢データに対応づけられているか否かを確認し、そうでなければ、バージョンアップ後の同じ選択肢データに対応づけられている設定値で現在の設定値を置き換えるように不揮発性メモリ76の内容を更新する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像記録装置に関し、特に制御プログラムのバージョンアップ時にパネル操作部における各種設定を引き継ぐことができる画像記録装置に関するものである。
画像記録装置は、ホストコンピュータ等の外部装置から与えられた画像データを印刷する場合に、外部装置上のプリンタドライバや、画像記録装置上のパネル操作部の設定に従って、紙種、インク乾燥時間、後端処理方法、印刷品位などの様々な設定を印刷結果に反映させる。プリンタドライバの各種設定は、ホストコンピュータ上に保存されるが、画像記録装置上のパネル操作部の各種設定は、画像記録装置上の不揮発性メモリに記憶される。不揮発性メモリに記録された情報は、電源が入っていない状態でも消去されることはないので、画像記録装置は、電源投入時に、この不揮発性メモリから情報を読み取れば、前回使用時の設定をそのまま引き継ぐことができ、電源を投入する度に新たに設定し直す必要はない。
不揮発性メモリは出来るだけ小容量で充分な機能を発揮させることが必要であり、不揮発性メモリに各種設定項目の設定値データを書き込む場合は、図1に示すように、各種設定値を整数型の数値(図の例では“3”、“1”、“2”、“3”)に置き換えて記憶することが多い。設定値データテーブル10の各記憶領域11,12,13,14は予め各種設定項目に割り当てられている。この例では、記憶領域11,12,13,14は、それぞれ、紙種、インク乾燥時間、後端処理方法、印刷品位の各設定項目に割り当てられている。
画像記録装置は、電源投入時に不揮発性メモリの各記憶領域の設定値データテーブル10の設定値(数値)を読み取り、図2から図5に示すような各種設定の参照テーブルを参照して、その参照テーブルの設定値を、対応する設定内容(設定項目の一つの選択肢)に置き換えて印刷結果に反映させる。具体的には、図2は設定値をこれに対応する紙種に変換する紙種テーブル20、図3は設定値をこれに対応するインク乾燥時間に変換するインク乾燥時間テーブル30、図4は設定値をこれに対応する後端処理方法に変換する後端処理方法テーブル40、図5は設定値をこれに対応する印刷品位に変換する印刷品位テーブル50を示している。このように参照テーブルは設定項目毎に設けられ、複数の選択肢を定義している。また、各参照テーブル内の設定値の並び順は、パネル操作部に表示する順番と一致させておくのが一番単純な方法である。
参照テーブル内の選択肢の並び順を、パネル操作部に表示する各設定項目の順番と一致させた場合、画像記録装置を駆動するファームウェアプログラムのバージョンアップを行う際に、パネル操作部の選択肢に増減があったときには、バージョンアップ後の電源投入時に参照する参照テーブルの内容がバージョンアップ前と変化してしまう。例えば、図2に示した紙種テーブル20が図6に示すような紙種テーブル20aにバージョンアップされた場合を想定する。この例では、設定値“3”がバージョンアップ前の紙種テーブル20では選択肢“Film”に割り当てられていたのに対し、バージョンアップ後の紙種テーブル20aでは選択肢“PhotoPaper”に割り当てられ、元の設定値“3”以降の設定項目の項目番号は繰り下がっている。
そのため、バージョンアップの前後で紙種の設定が変化してしまい、前バージョンでのパネル操作部の設定内容が正しく引き継がれないという問題が生じる。このような場合、従来技術では、バージョンアップの際に設定を引き継ぐことの出来ない設定は初期化するしかなかった。
本発明では、画像記録装置を駆動する制御プログラムのバージョンアップの際、ユーザがパネル操作部で設定した内容を初期化すること無く、バージョンアップ後も設定を引き継ぐことができる画像記録装置を提供する。
本発明による画像記録装置は、画像データに基づいて画像を印刷する印刷手段と、この印刷手段を駆動するための制御プログラムとともに、ユーザによる各種設定項目について選択可能な複数の選択肢データを格納した第1の不揮発性記憶装置と、各種設定項目についてユーザにより選択された選択肢に対応する設定値を記憶する第2の不揮発性記憶装置と、前記制御プログラムのバージョンアップの制御を行う制御手段とを備えている。前記制御手段は、前記第1の不揮発性記憶装置に記憶された制御プログラムをバージョンアップする際に、前記第2の不揮発性記憶装置に記憶された各種設定項目の設定値が、前記バージョンアップ前後で同じ選択肢データに対応づけられているか否かを確認し、同じ選択肢データに対応づけられていない場合には、バージョンアップ後の同じ選択肢データに対応づけられている設定値で現在の設定値を置き換えるように前記第2の不揮発性記憶装置の内容を更新する。
このように制御プログラムをバージョンアップする際に、第2の不揮発性記憶装置に記憶されている、各種設定項目についてユーザにより選択された選択肢に対応する設定値がバージョンアップ前後で同じ選択肢データに対応づけられているか否かを確認する。もし、同じ選択肢データに対応づけられていないことが確認された場合には、バージョンアップ後の同じ選択肢データに対応づけられている設定値で現在の設定値を置き換えるように前記第2の不揮発性記憶装置の内容を更新する。これにより、バージョンアップ前後で選択肢の個数や順序が変わって不一致が生じても、バージョンアップ前の設定がバージョンアップ後の設定に正しく引き継がれる。
より具体的には、画像記録装置は、ユーザによる各種設定が入力されるパネル操作部を有し、前記第2の不揮発性記憶装置は前記パネル操作部から入力された各選択肢に対応する設定値を記憶する。
前記選択肢データは前記制御プログラムを含むファイルのヘッダ領域に格納されてもよいし、前記選択肢データのポインタが前記制御プログラムを含むファイルのヘッダ領域に格納され、前記選択肢データは各ポインタに対応して前記第1の不揮発性記憶装置の任意の位置に格納されてもよい。
好ましくは、前記第2の不揮発性記憶装置に記憶される設定値は整数型の数値データであり、前記第1の不揮発性記憶装置に記憶される選択肢データは、各種設定毎の各設定値に対応する選択肢を表す文字データである。
本発明による方法では、ファームウェアプログラムのバージョンアップの際に、各設定項目の選択肢に増減があっても、現在のユーザ設定を初期化することなく適切に引き継ぐことができる。その結果、バージョンアップ後に、意図した設定と異なる設定による記録動作が行われ、無駄に用紙や記録剤(インクやトナー等)が消費されることを防止することができる。また、ユーザによる再設定の操作を不要とすることができる。
以下、本発明による画像記録装置の実施の形態について詳細に説明する。
図7は本実施の形態に係る画像記録装置の概略構成を示すブロック図である。CPU71は、装置全体の動作を制御する中央処理装置であり、バス78を介して他の各部と接続される。RAM72は、CPU71の作業領域およびデータの一時記憶領域として利用されるメモリである。ROM73は、画像記録装置を駆動するためのファームウェアプログラム(制御プログラム)や、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムが書き込まれている不揮発性のメモリであり、CPU71により使用される。インタフェース部(I/F)74は、コンピュータ端末装置等の外部装置と接続するためのインタフェース部であり、これを介して印刷指示および画像データが転送されてくる。パネル操作部75は、ユーザが画像記録装置の各種設定を行ったり、その確認を行ったりするための入力および表示を行う部位である。不揮発性メモリ76は、画像記録装置の各種設定を格納するための不揮発的に格納する再書き込み可能なEEPROMやフラッシュROMのようなメモリであり、具体的には図2〜図6に示したような各種テーブルを格納する。印刷部77は、用紙等の印刷対象物に画像を記録するための印刷部である。
図8は本発明の画像記録装置を駆動するファームウェアプログラム(a)84およびファームウェアプログラム(b)94を格納したROM73の内部構造を示す図である。
図8(a)のROM73はヘッダ領域82とファームウェアプログラム(a)84とブートプログラム85を有する。この例ではヘッダ領域82はファームウェアプログラム(a)84を含むファイルのヘッダ情報が格納される領域である。ヘッダ領域82には、ヘッダ領域内部83に示すようにパネル操作部75で行う各種設定項目の設定値とこれに対応する選択肢とをアスキー文字列(文字データ)で格納してある(例として設定項目:紙種(MEDIA_TYPE)のみを示してある)。ヘッダ領域内部83(および後述の93)に記憶する選択肢は本発明における「各種設定の選択肢データ」を構成している。文字データを用いることにより、各設定項目の選択肢データを一意的に表すとともに、操作パネル上でユーザに分かる形式での選択肢の表示にもそのまま利用可能である。
図8(b)のROM73aの基本構造はROM73と同じであり、ヘッダ領域92とファームウェアプログラム(b)94とブートプログラム85に分かれている。ヘッダ領域92には、ヘッダ領域内部93に示すようにパネル操作部75で行う各種設定項目の設定値とこれに対応する選択肢データとをアスキー文字列で格納してある(例として設定項目:紙種(MEDIA_TYPE)のみ記述)。
バージョンアップ時には、画像記録装置内の基板上に搭載されたROM73をROM73aに交換するか、ROMとして再書き込み可能なものを用いる場合には、その内容のみを書き替える。
現在、図8で示すROM73が画像記録装置に装着されており、画像記録装置はファームウェアプログラム(a)84で駆動しており、不揮発性メモリ76の内部は図1のようになっているものとする。ヘッダ領域内部83によると、ファームウェアプログラム(a)84の紙種(MEDIA_TYPE)の選択肢はn+1種類である。また、ヘッダ領域内部93によると、ファームウェアプログラム(b)94の紙種(MEIDA_TYPE)の選択肢はm+1種類である。
図10は、ROM73のファームウェアプログラム(a)84をファームウェアプログラム(b)94に書き換えるための処理のフローチャートである。このフローチャートの処理の実行手順を表すプログラムは、ROM(メモリ)内に格納されたブートプログラムであり、これをCPUが解釈実行することにより、この処理が実現される。
前述のようにROM73をROM73aに交換する場合と、ROM73の内容を書き替えてROM73aとして用いる場合とがありうる。図10の処理は、後者の場合を想定しており、ROM73aのヘッダ領域内部93およびファームウェアプログラム(b)94は外部から一旦、RAM72内の所定の領域に取り込まれるものとする。また、前者(ROM交換)の場合は、交換前にROM73のヘッダ領域内部83およびファームウェアプログラム(a)84を不揮発性メモリ76内の所定の領域に待避してからROM73を取り外し、ROM73aを搭載するものとする。
まず、ブートプログラム85が、ROM73内のファームウェアプログラム(a)84と、待避されているファームウェアプログラム(b)94のそれぞれのファイルのヘッダ領域82,92に格納されているアスキー文字列を比較する(S101)。
ファームウェアプログラム(a)84とファームウェアプログラム(b)94のヘッダ領域82,92に格納されているアスキー文字列が等しい場合は、ファームウェアプログラム(a)84をファームウェアプログラム(b)94に書き換えて終了する(S108)。
ファームウェアプログラム(a)84とファームウェアプログラム(b)94のヘッダ領域82,92に格納されているアスキー文字列に差異がある場合は、ブートプログラム85が各設定項目毎に、図1に示す不揮発性メモリ76の記憶領域11〜14の一つを参照し(例えば紙種設定から)、その現在の設定値(例えば「3」)を認識する(S102)。
次に、ファームウェアプログラム(a)84が格納されたROM73のヘッダ領域内部83をブートプログラム85が参照し、当該設定項目(例えば紙種)についての不揮発性メモリ76の設定値に該当する選択肢を求める(S103)。すなわち、例えば紙種の設定項目の設定値「3」が選択肢「Film」に該当することを認識する。
次に、ブートプログラム85が書き換えるファームウェアプログラム(b)94が格納されたROM73aのヘッダ領域内部93を参照し、当該設定項目についてプログラム(a)と同じ選択肢の設定値を求める(S104)。すなわち、ROM73aのヘッダ領域内部93において例えば紙種の設定項目の選択肢「Film」に対応する設定値が「4」であることを認識する。
ファームウェアプログラム(a)84とファームウェアプログラム(b)94の当該設定項目の同じ選択肢「Film」の設定値が同じ場合は(S105,Yes)、S102に戻り、次の設定項目(例えばインク乾燥時間など)について同じ処理を繰り返す。
ファームウェアプログラム(a)84とファームウェアプログラム(b)94の当該設定項目の同じ選択肢(例えば「Film」)の設定値が異なる場合は、図9に示すように、ブートプログラム85がファームウェアプログラム(b)94の設定値(この例では「4」)を不揮発性メモリ76の当該設定項目の記憶領域(この例では記憶領域11)に書き込む(S106)。
全ての設定項目について処理が終了していなければ(S107,No)、S102に戻り、次の設定項目(例えばインク乾燥時間など)について同じ処理を繰り返す。全ての設定項目について処理が終了した場合は(S107,Yes)、ブートプログラム85がファームウェアプログラム(a)をファームウェアプログラム(b)に書き換えて全てのバージョンアップ処理を終了する(S108)。ROM交換の場合には、S108において実際のROMの交換作業を行う。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。先の実施の形態ではヘッダ領域にアスキー文字列で各種設定の選択肢と設定値を格納するようにしたが、本実施の形態では、ファームウェアプログラム内に含められた当該設定情報へのポインタをヘッダ領域に格納する方法について説明する。
図11は第2の実施の形態において画像記録装置を駆動するファームウェアプログラム(a)114およびファームウェアプログラム(b)124を格納したROM73bの内部構造を示す図である。
図11(a)のROM73bは、ヘッダ領域112とファームウェアプログラム(a)114とブートプログラム85を有する。ヘッダ領域112には、ヘッダ領域内部113に示すようにパネル操作部で行う各種設定に対するポインタのみを格納しておく。それぞれのポインタはファームウェアプログラム(a)114内の各種設定の選択肢データであるファームウェアプログラム(a)内部115を指し示す。他の構成は第1の実施の形態と同様であり、重複した説明は省略する。
図11(b)のROM73cの基本構造はROM73bと同じであり、ヘッダ領域122とファームウェアプログラム(b)124とブートプログラム85を有する。ヘッダ領域122には、ヘッダ領域内部123に示すようにパネル操作部で行う各種設定に対するポインタのみを格納しておく。それぞれのポインタはプログラム(a)124の各種設定の選択肢データであるファームウェアプログラム(b)内部125を指し示す(例として設定項目:紙種(MEDIA_TYPE)のみ記述)。
今、図11で示すROM73bが画像記録装置に装着されており、画像記録装置はファームウェアプログラム(a)114で駆動しており、不揮発性メモリ76の内部は図1のようになっているものとする。ヘッダ領域内部113の設定項目:紙種(MEDIA_TYPE)へのポインタによると、ファームウェアプログラム(a)114の紙種(MEDIA_TYPE)の選択肢はn+1種類である。また、ヘッダ領域内部123の設定項目:紙種(MEDIA_TYPE)へのポインタによると、ファームウェアプログラム(b)124の紙種(MEIDA_TYPE)の選択肢はm+1種類である。
なお、ポインタで指示される設定情報の記憶位置はファームウェアプログラムの内部としたが、ROM内の任意の位置であってよい。
図12は、ROM73bのファームウェアプログラム(a)114をファームウェアプログラム(b)124に書き換えるための処理のフローチャートである。このフローチャートの処理の実行手順を表すプログラムは、ROM(メモリ)73内に格納されたブートプログラム85であり、これをCPUが解釈実行することにより、この処理が実現される。
前述のようにROM73bをROM73cに交換する場合と、ROM73bの内容を書き替えてROM73cとして用いる場合とがありうる。図12の処理は、後者の場合を想定しており、ROM73cのヘッダ領域内部93およびファームウェアプログラム(b)124は外部から一旦、RAM72内の所定の領域に取り込まれるものとする。また、前者(ROM交換)の場合は、交換前にROM73bのヘッダ領域内部83およびファームウェアプログラム(a)114を不揮発性メモリ76内の所定の領域に待避してからROM73bを取り外し、ROM73cを搭載するものとする。
まず、ブートプログラム85がファームウェアプログラム(a)114とファームウェアプログラム(b)124のそれぞれのファイルのヘッダ領域112,122に格納されているポインタが指し示すファームウェアプログラム(a)114とファームウェアプログラム(b)124内の各設定項目の選択肢を比較する(S131)(図11の例では、ファームウェアプログラム(a)内部115とファームウェアプログラム(b)内部125を比較する)。ファームウェアプログラム(a)114とファームウェアプログラム(b)124の各設定項目の選択肢が等しい場合は、ファームウェアプログラム(a)114をファームウェアプログラム(b)124に書き換えて終了する(S138)。
ファームウェアプログラム(a)114とファームウェアプログラム(b)124の設定項目の選択肢(アスキー文字列)に差異がある場合は、ブートプログラム85が各設定項目毎に、図1に示す不揮発性メモリ76の記憶領域11〜14の一つを参照し(例えば紙種設定から行う)、現在の設定値(例えば「3」)を認識する(S132)。次に、ファームウェアプログラム(a)114が格納されたROM73bの設定内容をブートプログラム85が参照し、当該設定項目についての現在の不揮発性メモリの設定値に該当する選択肢を求める(S133)。すなわち、例えば紙種の設定値「3」が選択肢「Film」に該当することを認識する。
次に、ブートプログラム85が書き換えるファームウェアプログラム(b)124の設定内容を参照し、プログラム(a)内の当該設定項目の選択肢と同じ選択肢の設定値を求める(S134)。すなわち、例えば選択肢「Film」が紙種の設定項目の設定値「4」に該当することを認識する(S134)。
ファームウェアプログラム(a)114とファームウェアプログラム(b)124の当該設定項目の同じ選択肢(例えば「Film」)の設定値が同じ場合はS132に戻り、次の設定項目(例えばインク乾燥時間など)について同じ処理を繰り返す。
ファームウェアプログラム(a)114とファームウェアプログラム(b)124の当該設定項目の同じ選択肢(例えば「Film」)の設定値が異なる場合は、ブートプログラム85がファームウェアプログラム(b)124の当該設定項目の設定値(この例では「4」)を不揮発性メモリ76の当該設定項目の該当する記憶領域(この例では11)に書き込む(S136)。
全ての設定項目について処理が終了していなければ、S132に戻り、次の設定項目(例えばインク乾燥時間など)について同じ処理を繰り返す(S137)。
全ての設定項目について処理が終了した場合は、ブートプログラム85がファームウェアプログラム(a)114をファームウェアプログラム(b)124に書き換えて全てのバージョンアップ処理を終了する(S138)。ROM交換の場合には、S138において実際のROMの交換作業を行う。
第2の実施の形態では、ファームウェアプログラム内で各設定項目の選択肢データを格納しているメモリへのポインタのみをヘッダ領域に格納しておく構成なので、ヘッダ領域の容量を第1の実施の形態に比べて抑制することができる。
本発明は画像記録装置について説明したが、その記録方式は特に限定するものではない。また、必ずしも画像記録装置に限るものではなく、ユーザ設定情報を不揮発性記憶装置に記録している任意の装置に適用することができる。
第1の不揮発性記憶装置と第2の不揮発性記憶装置は別々の記憶装置(73,76)として示したが、単一の最書き込み可能な不揮発性記憶装置の異なる記憶領域であってもよい。
本発明の実施の形態における設定値テーブルを示した図である。 本発明の実施の形態において設定値を対応する紙種項目に変換する紙種テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態において設定値を対応するインク乾燥時間項目に変換するインク乾燥時間テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態において設定値を対応する後端処理方法項目に変換する後端処理方法テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態において設定値を対応する印刷品位に変換する印刷品位テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態において更新後の紙種テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像記録装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の画像記録装置を駆動するファームウェアプログラム(a)およびファームウェアプログラム(b)を格納したROMの内部構造を示す図である。 本発明の実施の形態におけるファームウェアプログラムのバージョンアップ前後の設定値データテーブルの変化の説明図である。 ROMのファームウェアプログラム(a)をファームウェアプログラム(b)に書き換えるための処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において画像記録装置を駆動するファームウェアプログラムを格納したROMの内部構造を示す図である。 本発明の実施の形態においてファームウェアプログラム(a)をファームウェアプログラム(b)に書き換えるための処理のフローチャートである。
符号の説明
10,10a…設定値データ
11…紙種(MEDIA_TYPE)設定の記憶領域
12…インク乾燥時間(DRY_TIME)設定の記憶領域
13…後端処理(CUT_TYPE)設定の記憶領域
14…印刷品位(PRINT_MODE)設定の記憶領域
20,20a…紙種テーブル
30…インク乾燥時間テーブル
40…後端処理方法テーブル
50…印刷品位テーブル
71…CPU
72…RAM
73…ファームウェアプログラム(a)が格納されたROM
73a…ファームウェアプログラム(b)が格納されたROM
73b…ファームウェアプログラム(a)が格納されたROM
73c…ファームウェアプログラム(b)が格納されたROM
74…I/F
75…パネル操作部
76…不揮発性メモリ
77…印刷部
82…ヘッダ領域
83…ヘッダ領域内部
84…ファームウェアプログラム(a)
85…ブートプログラム
92…ヘッダ領域
93…ヘッダ領域内部
94…ファームウェアプログラム(b)
112…ヘッダ領域
113…ヘッダ領域内部
114…ファームウェアプログラム(a)
115…ファームウェアプログラム(a)の内部
122…ヘッダ領域
123…ヘッダ領域内部
124…ファームウェアプログラム(b)
125…ファームウェアプログラム(b)の内部

Claims (5)

  1. 画像データに基づいて画像を印刷する印刷手段と、
    この印刷手段を駆動するための制御プログラムとともに、ユーザによる各種設定項目について選択可能な複数の選択肢データを格納した第1の不揮発性記憶装置と、
    各種設定項目についてユーザにより選択された選択肢に対応する設定値を記憶する第2の不揮発性記憶装置と、
    前記制御プログラムのバージョンアップの制御を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1の不揮発性記憶装置に記憶された制御プログラムをバージョンアップする際に、前記第2の不揮発性記憶装置に記憶された各種設定項目の設定値が、前記バージョンアップ前後で同じ選択肢データに対応づけられているか否かを確認し、同じ選択肢データに対応づけられていない場合には、バージョンアップ後の同じ選択肢データに対応づけられている設定値で現在の設定値を置き換えるように前記第2の不揮発性記憶装置の内容を更新する
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. ユーザによる各種設定が入力されるパネル操作部を有し、前記第2の不揮発性記憶装置は前記パネル操作部から入力された各選択肢に対応する設定値を記憶することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記選択肢データは前記制御プログラムを含むファイルのヘッダ領域に格納されることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 前記選択肢データのポインタが前記制御プログラムを含むファイルのヘッダ領域に格納され、前記選択肢データは各ポインタに対応して前記第1の不揮発性記憶装置の任意の位置に格納されることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  5. 前記第2の不揮発性記憶装置に記憶される設定値は整数型の数値データであり、前記第1の不揮発性記憶装置に記憶される選択肢データは、各種設定毎の各設定値に対応する選択肢を表す文字データであることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
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US9132678B2 (en) 2011-01-27 2015-09-15 Seiko Epson Corporation Recording device, recording system, and method of controlling recording device

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