JP2004013782A - ファームウェアのダウンロード方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを簡素化する。
【解決手段】上位装置がカードリーダライタにファームウェアをダウンロードする際に用いるダウンロードファイル6に、ファームウェアのデータ15と、上位装置1がダウンロードする際にカードリーダ2に発行するべきコマンド13,14とを含めるようにしている。
【選択図】 図1
【解決手段】上位装置がカードリーダライタにファームウェアをダウンロードする際に用いるダウンロードファイル6に、ファームウェアのデータ15と、上位装置1がダウンロードする際にカードリーダ2に発行するべきコマンド13,14とを含めるようにしている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファームウェアのダウンロード方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、上位装置がカードリーダライタまたはカードリーダライタの周辺装置にファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
カードリーダライタ(以下、単にカードリーダとも呼ぶ。)のファームウェアのダウンロード手続き、及びカードリーダに接続されている周辺装置用のファームウェアのダウンロード手続きは、カードリーダと通信可能に接続される上位装置(ホストコンピュータ等)のプログラムによって制御されている。即ち、当該ダウンロードの処理手順は、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに記述されている。また、当該ダウンロードに必要なパラメータ等の可変情報も、当該ダウンロード制御プログラムに直接記述されている。また、カードリーダに接続されている周辺装置のファームウェアのダウンロード手続きは、各周辺装置固有の方法で行われている。このため、上位装置は、周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを備えている。
【0003】
ダウンロードによるプログラム書換可能なファームウェアは、一般に、書換え回数に制限があるフラッシュROM(Read Only Memory)に格納されるため、不要なダウンロードを回避する必要がある。そこで、上位装置は、ダウンロードファイル更新履歴とダウンロード実施履歴を管理することによって、カードリーダまたは周辺装置に対するダウンロードの要否を判定するようにしている。
【0004】
従来のカードリーダのファームウェアのダウンロード方法は、次の通りである。先ず、上位装置では、ダウンロードファイル更新履歴とダウンロード実施履歴から、ダウンロードの要否を判定する。ダウンロードが必要であると判定された場合は、上位装置はカードリーダをダウンロードモード(ファームウェアのダウンロードが可能な状態)に遷移させる。次に、上位装置は、カードリーダが備えるフラッシュROMの中の消去(イレース)すべき領域に関するパラメータを算出し、当該パラメータをセットしたイレースコマンドをカードリーダに発行する。カードリーダはイレースコマンドを実行し、これによりカードリーダが備えるフラッシュROMの中の指定された領域が消去される。次に、上位装置は、ダウンロードファイルを読み込む。従来のダウンロードファイルは、図4に示すデータ構造となっている。即ち、ダウンロードファイル100には、カードリーダにダウンロードするべきファームウェアのROMプログラムデータ101と、当該ダウンロードデータの末端に付されるEOF(End Of File mark、ファイル末端コード)102のみが記述されている。このファイルフォーマットは、ROMライタ等でプログラムデータ転送に用いられているメモリイメージデータフォーマット(インテルHEXフォーマット、モトローラフォーマット等)と同等である。上位装置は、このダウンロードファイル100を読み込み、ファームウェアのROMプログラムデータ101を通信プロトコルに適合した規定のデータ形式及びデータ長に整形し、当該整形したデータをダウンロードコマンドにセットしてダウンロードコマンドパケットとし、当該パケットをEOF102が検出されるまでカードリーダに対して発行する。当該パケットを受信したカードリーダはダウンロードコマンドを実行する。これによりカードリーダが備えるフラッシュROMの中の指定された領域にファームウェアのデータ101が格納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカードリーダ及びカードリーダに接続されている周辺装置のファームウェアのダウンロード方法では、次のような問題点がある。
【0006】
第1に、ダウンロードの処理手順は、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに記述されているので、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合は、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを修正しなければならない。このため、ダウンロードの手続きの変更を柔軟に行えない。
【0007】
第2に、当該ダウンロードに必要なパラメータ等の可変情報が、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに記述されているため、当該可変情報を変更するためには、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを変更しなければならない。このため、ダウンロードに必要なパラメータ等の可変情報の変更を柔軟に行えない。
【0008】
第3に、カードリーダに接続されている周辺装置のファームウェアのダウンロード手続きは、各デバイス固有の方法で行われているため、上位装置に周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを用意しなければならず、プログラムが複雑化してしまう。
【0009】
第4に、上位装置は、ダウンロードファイル更新履歴とダウンロード実施履歴を管理する機能を備えなければならず、当該履歴管理は、例えばカードリーダや周辺装置が交換されることまで配慮する必要があり、極めて煩雑である。
【0010】
そこで本発明は、上位装置のプログラムを簡素化でき、且つダウンロードの手続きやダウンロードに必要なパラメータ等の情報に変更が生じた場合でも、上位装置のプログラムの変更を不要とするファームウェアのダウンロード方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、上位装置がカードリーダライタにファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法において、該ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタに発行するべきコマンドとを含めるようにしている。
【0012】
したがって、ダウンロードファイルにダウンロードするファームウェアのデータだけではなく、上位装置がダウンロードを実行する際に発行すべきコマンドを列挙することにより、ダウンロードの手続きもダウンロードファイルに含めることが可能になる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに、ダウンロードファイルを解釈する機能を持たせる必要がなくなり、当該ダウンロード制御プログラムを簡素化することができる。さらに、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置のダウンロード制御プログラムを変更する必要がなくなる。加えて、ROMプログラムデータは事前処理した上でダウンロードファイルに収録されているため、上位装置によるROMプログラムデータの整形処理が不要となる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のファームウェアのダウンロード方法において、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしている。
【0014】
したがって、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報もダウンロードファイルに包含することにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを一層簡素化することができる。しかも、当該パラメータ等の情報に変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを変更する必要がなくなる。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のファームウェアのダウンロード方法において、ダウンロードファイル中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしている。
【0016】
したがって、上位装置は、ダウンロードファイル中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報と、カードリーダライタに対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較するという簡易的方法で、ダウンロードの要否判定を行うことができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、上位装置がカードリーダライタの周辺装置にファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法において、該ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、ファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタまたは周辺装置に発行するべきコマンドとを含めるようにしている。
【0018】
したがって、上位装置は、周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを用意する必要はなく、例えば1つの共通のダウンロード制御プログラムと、周辺装置毎のダウンロードファイルを有すれば足りる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムの一層の簡素化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0020】
図1から図3に本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示す。本実施形態では、上位装置1がカードリーダライタ2(以下、単にカードリーダ2とも呼ぶ。)にファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする際に用いるダウンロードファイル6に、事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータ15と、上位装置1がダウンロードする際にカードリーダ2に発行するべきコマンド13,14とを含めるようにしている。
【0021】
図1に、ダウンロードファイル6のデータ構造の一例を示す。本実施形態のダウンロードファイル6には、1行目にダウンロードファイル6中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報12が記述されており、2行目にイレースコマンド13が記述されており、3行目以降にダウンロードコマンド14と事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータ15とが記述されており、最終行には通常のテキストファイルと同様のEOF(End Of File mark、ファイル末端コード)16が記述されている。
【0022】
レビジョン情報12は、ダウンロードファイル6中におけるROMプログラムデータの改訂情報である。レビジョン情報12のフォーマット(形式)は、例えば本実施形態では、上位装置1がカードリーダ2に対してファームウェアのレビジョン取得コマンドを発行した場合に得られるカードリーダ2からのレスポンス(応答)と、同一フォーマットとしている。このように同一フォーマットとすることで、上位装置1が備えるダウンロードファイル6のレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとの比較が容易に行える。レビジョン取得コマンドは、カードリーダ2が現在有しているファームウェアの改訂情報を取得するためのコマンドである。したがって、上位装置1は、上位装置1が有するダウンロードファイル6のレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較することで、カードリーダ2が現在有しているファームウェアがダウンロードファイル6に係るファームウェアよりも新しいか又は古いか或いは同等かを判定することができる。例えば本実施形態では、上位装置1が備えるダウンロードファイル6のレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとが一致しない場合に、ダウンロードを実行するようにしている。
【0023】
イレースコマンド13は、カードリーダ2が備える書き換え可能な不揮発性メモリ9の中の指定した領域を消去(イレース)するためのコマンドである。ここで、ダウンロードファイル6には、コマンドのみならず、ダウンロードに必要となるパラメータ等の情報をも、記述するようにしても良い。例えば本実施形態では、カードリーダ2が備える書き換え可能な不揮発性メモリ9の中の消去すべき領域に関するパラメータを、イレースコマンド13と共にダウンロードファイル6に記述するようにしている。
【0024】
例えば本実施形態においては、ダウンロードファイル6中の各行のファームウェアのROMプログラムデータ15は、それぞれ上位装置1とカードリーダ2との間の通信プロトコルに適合した規定のデータ形式およびデータ長に予め整形されており(即ち、事前処理が施されており)、且つそれぞれダウンロードコマンド14にセットされている。ダウンロードコマンド14と規定のデータ形式およびデータ長に整形されたファームウェアのROMプログラムデータ15との組は、ファームウェアのダウンロード対象となるROMプログラムの全データに相当する分だけダウンロードファイル6中に記述されている。
【0025】
本実施形態のダウンロードファイル6のデータ構造によれば、上位装置1は、ダウンロードファイル6を1行毎に読み込み、読み込んだ1行をコマンドとしてカードリーダ2に発行することができる。したがって、上位装置1のダウンロード制御プログラム4にはイレースコマンドやダウンロードコマンドを記述する必要はなく、また上位装置1はファームウェアのデータを規定のデータ形式およびデータ長に整形する必要はない。
【0026】
上位装置1とカードリーダ2とは、通信インタフェース(例えばRS232C,USB(Universal Serial Bus)等)を介して、通信可能に接続されている。また、カードリーダ2と周辺装置3とは、通信インタフェース(例えばRS232C,USB等)を介して、通信可能に接続されている。
【0027】
上位装置1が備える外部記憶装置5(例えばハードディスク等)には、カードリーダ2用のダウンロードファイル6と、周辺装置3用のダウンロードファイル7とが格納されている。また、上位装置1は、ダウンロード制御プログラム4が格納された図示しない不揮発性メモリと、ダウンロード制御プログラム4を実行する図示しないCPU(中央処理演算装置)とを備えている。上位装置1は、ダウンロード制御プログラム4により、カードリーダ2及び周辺装置3のファームウェアのダウンロードを制御する。そして、カードリーダ2が備えるCPU8が上位装置1が発行するコマンドを解釈することにより、カードリーダ2が備える書き換え可能な不揮発性メモリ9(例えばフラッシュROM)の対象エリア9aに、カードリーダ2用のファームウェアがダウンロードされる。また、カードリーダ2が備えるCPU8及び周辺装置3が備えるCPU10が上位装置1が発行するコマンドを解釈することにより、周辺装置3が備える不揮発性メモリ11(例えばフラッシュROM)の対象エリア11aに、周辺装置3用のファームウェアがダウンロードされる。
【0028】
次に、カードリーダ2に対してファームウェアのダウンロードを行なう場合における上位装置1の処理の一例を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。先ず、上位装置1は、ダウンロードファイル6の1行目を読み込み、レビジョン情報12を読み取る(ステップ1)。次に、上位装置1は、カードリーダ2に対してレビジョン取得コマンドを発行する(ステップ2)。そして、上位装置1は、ダウンロードファイル6から読み取ったレビジョン情報12と、レビジョン取得コマンドに対するカードリーダ2からの応答とを比較する(ステップ3)。当該比較の結果、一致していれば(ステップ3;Yes)、上位装置1は、ダウンロード不要と判断し、ダウンロード処理を終了する。
【0029】
一方、当該比較の結果、不一致であれば(ステップ3;No)、上位装置1は、ダウンロード処理を実行するべく、カードリーダ2に対して初期化コマンドを発行する(ステップ4)。そして、上位装置1は、初期化コマンドに対するカードリーダ2のレスポンスから、カードリーダ2がダウンロードモード(ファームウェアのダウンロードが可能な状態)であるか否か判定する(ステップ5)。当該判定の結果、カードリーダ2がダウンロードモードでなければ(ステップ5;No)、上位装置1はカードリーダ2に対してモード切替コマンドを発行し(ステップ6)、カードリーダ2をダウンロードモードに遷移させ、再度、カードリーダ2に対して初期化コマンドを発行する(ステップ4)。
【0030】
カードリーダ2がダウンロードモードであれば(ステップ5;Yes)、上位装置1は、ダウンロードファイル6の2行目以降を1行毎に読み込む(ステップ7)。そして、上位装置1は、読み込んだ1行が最終行(EOF16)であるか否か、判定する(ステップ8)。
【0031】
当該判定の結果、読み込んだ1行が最終行(EOF16)でなければ(ステップ8;No)、当該読み込んだダウンロードファイル6の1行をコマンドとしてカードリーダ2に対して発行する。例えば、当該読み込んだ1行がダウンロードファイル6の2行目であれば、イレースコマンド13がカードリーダ2に対して発行される。カードリーダ2は当該イレースコマンド13を実行し、これによりカードリーダ2が備えるフラッシュROM9の中の指定された領域9aが消去される。また、読み込んだ1行がダウンロードファイル6の3行目以降であれば、ダウンロードコマンド14が整形されたファームウェアのROMプログラムデータ15と共にカードリーダ2に対して発行される。カードリーダ2はダウンロードコマンド14を実行し、これによりカードリーダ2が備えるフラッシュROM9の中の指定された領域にファームウェアのROMプログラムデータ15が格納される。
【0032】
上位装置1は、カードリーダ2の応答に基づいてコマンドが正常に実行されたか確認する(ステップ10)。カードリーダ2の応答が正常応答であれば(ステップ10;Yes)、ダウンロードファイル6の次の行を読み込む(ステップ7)。尚、例えばカウンタを用いて、次に読み込むべきダウンロードファイル6の行を管理するようにしても良い。例えば、ダウンロードファイル6から1行読み込む度に当該カウンタに1を加算し、当該カウンタを参照することで、次に読み込むべき行の位置を把握できるようにする。一方、カードリーダ2の応答が異常応答であれば(ステップ10;No)、上位装置1は、ダウンロード失敗と判断し、ダウンロード処理を終了する。
【0033】
ダウンロードファイル6から読み込んだ1行が最終行(EOF16)となると(ステップ8;Yes)、ダウンロードは正常終了となる。ダウンロード正常終了後、カードリーダ2を再起動する必要があれば(ステップ11;Yes)、上位装置1はカードリーダ2に対して再起動コマンドを発行する(ステップ12)。一方、カードリーダ2を再起動する必要がなければ(ステップ11;No)、上位装置1はカードリーダ2に対してモード切替コマンドを発行し(ステップ13)、カードリーダ2を通常動作モードに遷移させる。そして、上位装置1は、カードリーダ2に対して初期化コマンドを発行し(ステップ14)、その後、通常の動作を行う(ステップ15)。
【0034】
本発明のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードファイル6に、ダウンロードするファームウェアのデータだけではなく、上位装置1がダウンロードを実行する際に発行するべきコマンドを記述したので、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を簡素化することができる。さらに、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合も、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を変更する必要はなく、ダウンロードファイル6のみを変更すれば足りる。
【0035】
更に、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報もダウンロードファイル6に包含することにより、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を一層簡素化することができる。しかも、当該パラメータ等の情報に変更が生じた場合も、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を変更する必要はなく、ダウンロードファイル6のみを変更すれば足りる。
【0036】
更に、レビジョン情報12をダウンロードファイル6内に記述することにより、上位装置1は、上位装置1が備えるダウンロードファイル6中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較するという簡易的方法で、ダウンロードの要否判定を行うことができる。
【0037】
ところで、上述したファームウェアのダウンロード方法は、カードリーダ2に接続される周辺装置3のファームウェアのダウンロードにも適用することが可能である。この場合、例えば上位装置1には、図2のステップ1〜ステップ3と対応する周辺装置3に対するダウンロード要否確認機能と、図2のステップ4〜ステップ6と対応する周辺装置3に対するダウンロードモード遷移機能と、を備えるようにする。そして、周辺装置3用のダウンロードファイル7に、ファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置1が当該ダウンロードをする際にカードリーダ2または周辺装置3に発行するべきコマンドとを記述する。この場合も、上位装置1がダウンロードファイル7を1行毎に読み込み、当該読み込んだ1行をコマンドとして実行できるように、ファームウェアのROMプログラムデータを各行毎に通信プロトコルに適合した規定のデータ形式及びデータ長に整形しておく(即ち事前処理を施す)ことが好ましい。また、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報も、ダウンロードファイル7に含めることが好ましい。また、ダウンロードファイル7中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報も、ダウンロードファイル7に含めることが好ましい。
【0038】
ここで、周辺装置3のファームウェアのダウンロード手続きは、各周辺装置3固有の方法で行われ得るが、このような周辺装置3固有の手続は、コマンドやパラメータ等の情報として、各周辺装置3用のダウンロードファイル7に記述することができる。したがって、上位装置1は、周辺装置3毎の独立したダウンロード制御プログラム4を用意する必要はなく、例えば1つの共通のダウンロード制御プログラム4と、周辺装置3毎のダウンロードファイル7を用意すれば足りる。これにより、上位装置1が備えるダウンロード制御プログラム4の一層の簡素化を図ることができる。尚、図3に示す例では、周辺装置3は1つしか記載されていないが、周辺装置3は複数あっても良い。
【0039】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、図2のステップ1〜ステップ3に対応するダウンロード要否確認機能を実現するコマンドやパラメータ等の情報、図2のステップ4〜ステップ6に対応するダウンロードモード遷移機能を実現するコマンドやパラメータ等の情報を、ダウンロードファイル6に更に記述して、上位装置1がダウンロードファイル6内に記述されたコマンドを実行するだけで、ファームウェアのダウンロード作業を完了することができるようにしても良い。また、カードリーダ2用のダウンロードファイル6と周辺装置3用のダウンロードファイル7とを1つのダウンロードファイルとして、或いは複数の周辺装置3用ダウンロードファイル7を1つのダウンロードファイルとして、上位装置1が1つのダウンロードファイル内に記述されたコマンドを実行するだけで、カードリーダ2及びカードリーダ2に接続された周辺装置3のすべてのファームウェアのダウンロード作業を一度に完了することができるようにしても良い。また、本発明のファームウェアのダウンロード方法は必ずしもカードリーダ2及びその周辺装置3への適用に限定されるものではなく、場合によっては、上位装置に接続され、上位装置によりファームウェアのダウンロードを受ける他の情報処理装置に適用しても良い。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタに発行するべきコマンドとを含めるようにしているので、ダウンロードの手続きをダウンロードファイルに含めることが可能になる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに、ダウンロードファイルを解釈する機能を持たせる必要がなくなり、当該ダウンロード制御プログラムを簡素化することができる。さらに、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置のダウンロード制御プログラムを変更する必要はない。加えて、ROMプログラムデータは事前処理した上でダウンロードファイルに収録されているため、上位装置によるROMプログラムデータの整形処理が不要となる。
【0041】
さらに、請求項2記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしているので、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを一層簡素化することができる。しかも、当該パラメータ等の情報に変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを変更する必要はない。
【0042】
さらに、請求項3記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードファイル中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしているので、上位装置は、ダウンロードファイルのレビジョン情報と、カードリーダライタに対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較するという簡易的方法で、ダウンロードの要否判定を行うことができる。
【0043】
さらに、請求項4記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、カードリーダライタの周辺装置のダウンロードに用いるダウンロードファイルに、ファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタまたは周辺装置に発行するべきコマンドとを含めるようにしているので、上位装置は、周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを用意する必要はなく、例えば1つの共通のダウンロード制御プログラムと、周辺装置毎のダウンロードファイルを有すれば足りる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムの一層の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示し、ダウンロードファイルのデータ構造の一例を示す概念図である。
【図2】本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示し、上位装置の処理の一例を示す概略フローチャートである。
【図3】本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示す概略ブロック図である。
【図4】従来のダウンロードファイルのデータ構造を示す概念図である。
【符号の説明】
1 上位装置
2 カードリーダ(カードリーダライタ)
3 周辺装置
4 ダウンロード制御用プログラム
6 カードリーダ用のダウンロードファイル
7 周辺装置用のダウンロードファイル
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファームウェアのダウンロード方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、上位装置がカードリーダライタまたはカードリーダライタの周辺装置にファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
カードリーダライタ(以下、単にカードリーダとも呼ぶ。)のファームウェアのダウンロード手続き、及びカードリーダに接続されている周辺装置用のファームウェアのダウンロード手続きは、カードリーダと通信可能に接続される上位装置(ホストコンピュータ等)のプログラムによって制御されている。即ち、当該ダウンロードの処理手順は、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに記述されている。また、当該ダウンロードに必要なパラメータ等の可変情報も、当該ダウンロード制御プログラムに直接記述されている。また、カードリーダに接続されている周辺装置のファームウェアのダウンロード手続きは、各周辺装置固有の方法で行われている。このため、上位装置は、周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを備えている。
【0003】
ダウンロードによるプログラム書換可能なファームウェアは、一般に、書換え回数に制限があるフラッシュROM(Read Only Memory)に格納されるため、不要なダウンロードを回避する必要がある。そこで、上位装置は、ダウンロードファイル更新履歴とダウンロード実施履歴を管理することによって、カードリーダまたは周辺装置に対するダウンロードの要否を判定するようにしている。
【0004】
従来のカードリーダのファームウェアのダウンロード方法は、次の通りである。先ず、上位装置では、ダウンロードファイル更新履歴とダウンロード実施履歴から、ダウンロードの要否を判定する。ダウンロードが必要であると判定された場合は、上位装置はカードリーダをダウンロードモード(ファームウェアのダウンロードが可能な状態)に遷移させる。次に、上位装置は、カードリーダが備えるフラッシュROMの中の消去(イレース)すべき領域に関するパラメータを算出し、当該パラメータをセットしたイレースコマンドをカードリーダに発行する。カードリーダはイレースコマンドを実行し、これによりカードリーダが備えるフラッシュROMの中の指定された領域が消去される。次に、上位装置は、ダウンロードファイルを読み込む。従来のダウンロードファイルは、図4に示すデータ構造となっている。即ち、ダウンロードファイル100には、カードリーダにダウンロードするべきファームウェアのROMプログラムデータ101と、当該ダウンロードデータの末端に付されるEOF(End Of File mark、ファイル末端コード)102のみが記述されている。このファイルフォーマットは、ROMライタ等でプログラムデータ転送に用いられているメモリイメージデータフォーマット(インテルHEXフォーマット、モトローラフォーマット等)と同等である。上位装置は、このダウンロードファイル100を読み込み、ファームウェアのROMプログラムデータ101を通信プロトコルに適合した規定のデータ形式及びデータ長に整形し、当該整形したデータをダウンロードコマンドにセットしてダウンロードコマンドパケットとし、当該パケットをEOF102が検出されるまでカードリーダに対して発行する。当該パケットを受信したカードリーダはダウンロードコマンドを実行する。これによりカードリーダが備えるフラッシュROMの中の指定された領域にファームウェアのデータ101が格納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカードリーダ及びカードリーダに接続されている周辺装置のファームウェアのダウンロード方法では、次のような問題点がある。
【0006】
第1に、ダウンロードの処理手順は、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに記述されているので、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合は、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを修正しなければならない。このため、ダウンロードの手続きの変更を柔軟に行えない。
【0007】
第2に、当該ダウンロードに必要なパラメータ等の可変情報が、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに記述されているため、当該可変情報を変更するためには、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを変更しなければならない。このため、ダウンロードに必要なパラメータ等の可変情報の変更を柔軟に行えない。
【0008】
第3に、カードリーダに接続されている周辺装置のファームウェアのダウンロード手続きは、各デバイス固有の方法で行われているため、上位装置に周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを用意しなければならず、プログラムが複雑化してしまう。
【0009】
第4に、上位装置は、ダウンロードファイル更新履歴とダウンロード実施履歴を管理する機能を備えなければならず、当該履歴管理は、例えばカードリーダや周辺装置が交換されることまで配慮する必要があり、極めて煩雑である。
【0010】
そこで本発明は、上位装置のプログラムを簡素化でき、且つダウンロードの手続きやダウンロードに必要なパラメータ等の情報に変更が生じた場合でも、上位装置のプログラムの変更を不要とするファームウェアのダウンロード方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、上位装置がカードリーダライタにファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法において、該ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタに発行するべきコマンドとを含めるようにしている。
【0012】
したがって、ダウンロードファイルにダウンロードするファームウェアのデータだけではなく、上位装置がダウンロードを実行する際に発行すべきコマンドを列挙することにより、ダウンロードの手続きもダウンロードファイルに含めることが可能になる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに、ダウンロードファイルを解釈する機能を持たせる必要がなくなり、当該ダウンロード制御プログラムを簡素化することができる。さらに、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置のダウンロード制御プログラムを変更する必要がなくなる。加えて、ROMプログラムデータは事前処理した上でダウンロードファイルに収録されているため、上位装置によるROMプログラムデータの整形処理が不要となる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のファームウェアのダウンロード方法において、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしている。
【0014】
したがって、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報もダウンロードファイルに包含することにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを一層簡素化することができる。しかも、当該パラメータ等の情報に変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを変更する必要がなくなる。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のファームウェアのダウンロード方法において、ダウンロードファイル中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしている。
【0016】
したがって、上位装置は、ダウンロードファイル中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報と、カードリーダライタに対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較するという簡易的方法で、ダウンロードの要否判定を行うことができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、上位装置がカードリーダライタの周辺装置にファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法において、該ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、ファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタまたは周辺装置に発行するべきコマンドとを含めるようにしている。
【0018】
したがって、上位装置は、周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを用意する必要はなく、例えば1つの共通のダウンロード制御プログラムと、周辺装置毎のダウンロードファイルを有すれば足りる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムの一層の簡素化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0020】
図1から図3に本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示す。本実施形態では、上位装置1がカードリーダライタ2(以下、単にカードリーダ2とも呼ぶ。)にファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする際に用いるダウンロードファイル6に、事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータ15と、上位装置1がダウンロードする際にカードリーダ2に発行するべきコマンド13,14とを含めるようにしている。
【0021】
図1に、ダウンロードファイル6のデータ構造の一例を示す。本実施形態のダウンロードファイル6には、1行目にダウンロードファイル6中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報12が記述されており、2行目にイレースコマンド13が記述されており、3行目以降にダウンロードコマンド14と事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータ15とが記述されており、最終行には通常のテキストファイルと同様のEOF(End Of File mark、ファイル末端コード)16が記述されている。
【0022】
レビジョン情報12は、ダウンロードファイル6中におけるROMプログラムデータの改訂情報である。レビジョン情報12のフォーマット(形式)は、例えば本実施形態では、上位装置1がカードリーダ2に対してファームウェアのレビジョン取得コマンドを発行した場合に得られるカードリーダ2からのレスポンス(応答)と、同一フォーマットとしている。このように同一フォーマットとすることで、上位装置1が備えるダウンロードファイル6のレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとの比較が容易に行える。レビジョン取得コマンドは、カードリーダ2が現在有しているファームウェアの改訂情報を取得するためのコマンドである。したがって、上位装置1は、上位装置1が有するダウンロードファイル6のレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較することで、カードリーダ2が現在有しているファームウェアがダウンロードファイル6に係るファームウェアよりも新しいか又は古いか或いは同等かを判定することができる。例えば本実施形態では、上位装置1が備えるダウンロードファイル6のレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとが一致しない場合に、ダウンロードを実行するようにしている。
【0023】
イレースコマンド13は、カードリーダ2が備える書き換え可能な不揮発性メモリ9の中の指定した領域を消去(イレース)するためのコマンドである。ここで、ダウンロードファイル6には、コマンドのみならず、ダウンロードに必要となるパラメータ等の情報をも、記述するようにしても良い。例えば本実施形態では、カードリーダ2が備える書き換え可能な不揮発性メモリ9の中の消去すべき領域に関するパラメータを、イレースコマンド13と共にダウンロードファイル6に記述するようにしている。
【0024】
例えば本実施形態においては、ダウンロードファイル6中の各行のファームウェアのROMプログラムデータ15は、それぞれ上位装置1とカードリーダ2との間の通信プロトコルに適合した規定のデータ形式およびデータ長に予め整形されており(即ち、事前処理が施されており)、且つそれぞれダウンロードコマンド14にセットされている。ダウンロードコマンド14と規定のデータ形式およびデータ長に整形されたファームウェアのROMプログラムデータ15との組は、ファームウェアのダウンロード対象となるROMプログラムの全データに相当する分だけダウンロードファイル6中に記述されている。
【0025】
本実施形態のダウンロードファイル6のデータ構造によれば、上位装置1は、ダウンロードファイル6を1行毎に読み込み、読み込んだ1行をコマンドとしてカードリーダ2に発行することができる。したがって、上位装置1のダウンロード制御プログラム4にはイレースコマンドやダウンロードコマンドを記述する必要はなく、また上位装置1はファームウェアのデータを規定のデータ形式およびデータ長に整形する必要はない。
【0026】
上位装置1とカードリーダ2とは、通信インタフェース(例えばRS232C,USB(Universal Serial Bus)等)を介して、通信可能に接続されている。また、カードリーダ2と周辺装置3とは、通信インタフェース(例えばRS232C,USB等)を介して、通信可能に接続されている。
【0027】
上位装置1が備える外部記憶装置5(例えばハードディスク等)には、カードリーダ2用のダウンロードファイル6と、周辺装置3用のダウンロードファイル7とが格納されている。また、上位装置1は、ダウンロード制御プログラム4が格納された図示しない不揮発性メモリと、ダウンロード制御プログラム4を実行する図示しないCPU(中央処理演算装置)とを備えている。上位装置1は、ダウンロード制御プログラム4により、カードリーダ2及び周辺装置3のファームウェアのダウンロードを制御する。そして、カードリーダ2が備えるCPU8が上位装置1が発行するコマンドを解釈することにより、カードリーダ2が備える書き換え可能な不揮発性メモリ9(例えばフラッシュROM)の対象エリア9aに、カードリーダ2用のファームウェアがダウンロードされる。また、カードリーダ2が備えるCPU8及び周辺装置3が備えるCPU10が上位装置1が発行するコマンドを解釈することにより、周辺装置3が備える不揮発性メモリ11(例えばフラッシュROM)の対象エリア11aに、周辺装置3用のファームウェアがダウンロードされる。
【0028】
次に、カードリーダ2に対してファームウェアのダウンロードを行なう場合における上位装置1の処理の一例を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。先ず、上位装置1は、ダウンロードファイル6の1行目を読み込み、レビジョン情報12を読み取る(ステップ1)。次に、上位装置1は、カードリーダ2に対してレビジョン取得コマンドを発行する(ステップ2)。そして、上位装置1は、ダウンロードファイル6から読み取ったレビジョン情報12と、レビジョン取得コマンドに対するカードリーダ2からの応答とを比較する(ステップ3)。当該比較の結果、一致していれば(ステップ3;Yes)、上位装置1は、ダウンロード不要と判断し、ダウンロード処理を終了する。
【0029】
一方、当該比較の結果、不一致であれば(ステップ3;No)、上位装置1は、ダウンロード処理を実行するべく、カードリーダ2に対して初期化コマンドを発行する(ステップ4)。そして、上位装置1は、初期化コマンドに対するカードリーダ2のレスポンスから、カードリーダ2がダウンロードモード(ファームウェアのダウンロードが可能な状態)であるか否か判定する(ステップ5)。当該判定の結果、カードリーダ2がダウンロードモードでなければ(ステップ5;No)、上位装置1はカードリーダ2に対してモード切替コマンドを発行し(ステップ6)、カードリーダ2をダウンロードモードに遷移させ、再度、カードリーダ2に対して初期化コマンドを発行する(ステップ4)。
【0030】
カードリーダ2がダウンロードモードであれば(ステップ5;Yes)、上位装置1は、ダウンロードファイル6の2行目以降を1行毎に読み込む(ステップ7)。そして、上位装置1は、読み込んだ1行が最終行(EOF16)であるか否か、判定する(ステップ8)。
【0031】
当該判定の結果、読み込んだ1行が最終行(EOF16)でなければ(ステップ8;No)、当該読み込んだダウンロードファイル6の1行をコマンドとしてカードリーダ2に対して発行する。例えば、当該読み込んだ1行がダウンロードファイル6の2行目であれば、イレースコマンド13がカードリーダ2に対して発行される。カードリーダ2は当該イレースコマンド13を実行し、これによりカードリーダ2が備えるフラッシュROM9の中の指定された領域9aが消去される。また、読み込んだ1行がダウンロードファイル6の3行目以降であれば、ダウンロードコマンド14が整形されたファームウェアのROMプログラムデータ15と共にカードリーダ2に対して発行される。カードリーダ2はダウンロードコマンド14を実行し、これによりカードリーダ2が備えるフラッシュROM9の中の指定された領域にファームウェアのROMプログラムデータ15が格納される。
【0032】
上位装置1は、カードリーダ2の応答に基づいてコマンドが正常に実行されたか確認する(ステップ10)。カードリーダ2の応答が正常応答であれば(ステップ10;Yes)、ダウンロードファイル6の次の行を読み込む(ステップ7)。尚、例えばカウンタを用いて、次に読み込むべきダウンロードファイル6の行を管理するようにしても良い。例えば、ダウンロードファイル6から1行読み込む度に当該カウンタに1を加算し、当該カウンタを参照することで、次に読み込むべき行の位置を把握できるようにする。一方、カードリーダ2の応答が異常応答であれば(ステップ10;No)、上位装置1は、ダウンロード失敗と判断し、ダウンロード処理を終了する。
【0033】
ダウンロードファイル6から読み込んだ1行が最終行(EOF16)となると(ステップ8;Yes)、ダウンロードは正常終了となる。ダウンロード正常終了後、カードリーダ2を再起動する必要があれば(ステップ11;Yes)、上位装置1はカードリーダ2に対して再起動コマンドを発行する(ステップ12)。一方、カードリーダ2を再起動する必要がなければ(ステップ11;No)、上位装置1はカードリーダ2に対してモード切替コマンドを発行し(ステップ13)、カードリーダ2を通常動作モードに遷移させる。そして、上位装置1は、カードリーダ2に対して初期化コマンドを発行し(ステップ14)、その後、通常の動作を行う(ステップ15)。
【0034】
本発明のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードファイル6に、ダウンロードするファームウェアのデータだけではなく、上位装置1がダウンロードを実行する際に発行するべきコマンドを記述したので、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を簡素化することができる。さらに、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合も、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を変更する必要はなく、ダウンロードファイル6のみを変更すれば足りる。
【0035】
更に、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報もダウンロードファイル6に包含することにより、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を一層簡素化することができる。しかも、当該パラメータ等の情報に変更が生じた場合も、上位装置1のダウンロード制御プログラム4を変更する必要はなく、ダウンロードファイル6のみを変更すれば足りる。
【0036】
更に、レビジョン情報12をダウンロードファイル6内に記述することにより、上位装置1は、上位装置1が備えるダウンロードファイル6中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報12と、カードリーダ2に対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較するという簡易的方法で、ダウンロードの要否判定を行うことができる。
【0037】
ところで、上述したファームウェアのダウンロード方法は、カードリーダ2に接続される周辺装置3のファームウェアのダウンロードにも適用することが可能である。この場合、例えば上位装置1には、図2のステップ1〜ステップ3と対応する周辺装置3に対するダウンロード要否確認機能と、図2のステップ4〜ステップ6と対応する周辺装置3に対するダウンロードモード遷移機能と、を備えるようにする。そして、周辺装置3用のダウンロードファイル7に、ファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置1が当該ダウンロードをする際にカードリーダ2または周辺装置3に発行するべきコマンドとを記述する。この場合も、上位装置1がダウンロードファイル7を1行毎に読み込み、当該読み込んだ1行をコマンドとして実行できるように、ファームウェアのROMプログラムデータを各行毎に通信プロトコルに適合した規定のデータ形式及びデータ長に整形しておく(即ち事前処理を施す)ことが好ましい。また、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報も、ダウンロードファイル7に含めることが好ましい。また、ダウンロードファイル7中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報も、ダウンロードファイル7に含めることが好ましい。
【0038】
ここで、周辺装置3のファームウェアのダウンロード手続きは、各周辺装置3固有の方法で行われ得るが、このような周辺装置3固有の手続は、コマンドやパラメータ等の情報として、各周辺装置3用のダウンロードファイル7に記述することができる。したがって、上位装置1は、周辺装置3毎の独立したダウンロード制御プログラム4を用意する必要はなく、例えば1つの共通のダウンロード制御プログラム4と、周辺装置3毎のダウンロードファイル7を用意すれば足りる。これにより、上位装置1が備えるダウンロード制御プログラム4の一層の簡素化を図ることができる。尚、図3に示す例では、周辺装置3は1つしか記載されていないが、周辺装置3は複数あっても良い。
【0039】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、図2のステップ1〜ステップ3に対応するダウンロード要否確認機能を実現するコマンドやパラメータ等の情報、図2のステップ4〜ステップ6に対応するダウンロードモード遷移機能を実現するコマンドやパラメータ等の情報を、ダウンロードファイル6に更に記述して、上位装置1がダウンロードファイル6内に記述されたコマンドを実行するだけで、ファームウェアのダウンロード作業を完了することができるようにしても良い。また、カードリーダ2用のダウンロードファイル6と周辺装置3用のダウンロードファイル7とを1つのダウンロードファイルとして、或いは複数の周辺装置3用ダウンロードファイル7を1つのダウンロードファイルとして、上位装置1が1つのダウンロードファイル内に記述されたコマンドを実行するだけで、カードリーダ2及びカードリーダ2に接続された周辺装置3のすべてのファームウェアのダウンロード作業を一度に完了することができるようにしても良い。また、本発明のファームウェアのダウンロード方法は必ずしもカードリーダ2及びその周辺装置3への適用に限定されるものではなく、場合によっては、上位装置に接続され、上位装置によりファームウェアのダウンロードを受ける他の情報処理装置に適用しても良い。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、事前処理を施したファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタに発行するべきコマンドとを含めるようにしているので、ダウンロードの手続きをダウンロードファイルに含めることが可能になる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムに、ダウンロードファイルを解釈する機能を持たせる必要がなくなり、当該ダウンロード制御プログラムを簡素化することができる。さらに、ダウンロードの手続きに変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置のダウンロード制御プログラムを変更する必要はない。加えて、ROMプログラムデータは事前処理した上でダウンロードファイルに収録されているため、上位装置によるROMプログラムデータの整形処理が不要となる。
【0041】
さらに、請求項2記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードに必要なパラメータ等の情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしているので、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを一層簡素化することができる。しかも、当該パラメータ等の情報に変更が生じた場合は、ダウンロードファイルのみを変更すれば足り、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムを変更する必要はない。
【0042】
さらに、請求項3記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、ダウンロードファイル中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報も、ダウンロードファイルに含めるようにしているので、上位装置は、ダウンロードファイルのレビジョン情報と、カードリーダライタに対して発行したレビジョン取得コマンドのレスポンスとを比較するという簡易的方法で、ダウンロードの要否判定を行うことができる。
【0043】
さらに、請求項4記載のファームウェアのダウンロード方法によれば、カードリーダライタの周辺装置のダウンロードに用いるダウンロードファイルに、ファームウェアのROMプログラムデータと、上位装置が当該ダウンロードをする際にカードリーダライタまたは周辺装置に発行するべきコマンドとを含めるようにしているので、上位装置は、周辺装置毎の独立したダウンロード制御プログラムを用意する必要はなく、例えば1つの共通のダウンロード制御プログラムと、周辺装置毎のダウンロードファイルを有すれば足りる。これにより、上位装置が備えるダウンロード制御プログラムの一層の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示し、ダウンロードファイルのデータ構造の一例を示す概念図である。
【図2】本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示し、上位装置の処理の一例を示す概略フローチャートである。
【図3】本発明のファームウェアのダウンロード方法の実施の一形態を示す概略ブロック図である。
【図4】従来のダウンロードファイルのデータ構造を示す概念図である。
【符号の説明】
1 上位装置
2 カードリーダ(カードリーダライタ)
3 周辺装置
4 ダウンロード制御用プログラム
6 カードリーダ用のダウンロードファイル
7 周辺装置用のダウンロードファイル
Claims (4)
- 上位装置がカードリーダライタにファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法において、該ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、事前処理を施した前記ファームウェアのROMプログラムデータと、前記上位装置が前記ダウンロードをする際に前記カードリーダライタに発行するべきコマンドとを含めたことを特徴とするファームウェアのダウンロード方法。
- 前記ダウンロードに必要なパラメータ等の情報も、前記ダウンロードファイルに含めたことを特徴とする請求項1記載のファームウェアのダウンロード方法。
- 前記ダウンロードファイル中におけるROMプログラムデータのレビジョン情報も、前記ダウンロードファイルに含めたことを特徴とする請求項1または2に記載のファームウェアのダウンロード方法。
- 上位装置がカードリーダライタの周辺装置にファームウェアのROMプログラムデータをダウンロードする方法において、該ダウンロードに用いるダウンロードファイルに、前記ファームウェアのROMプログラムデータと、前記上位装置が前記ダウンロードをする際に前記カードリーダライタまたは前記周辺装置に発行するべきコマンドとを含めたことを特徴とするファームウェアのダウンロード方法。
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