JP2011192107A - 制御装置、記録システム、制御装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】制御装置に接続された記録装置を交換した場合であっても、容易に、交換前の設定情報と、交換後の設定情報とを同様とすることができるようにする。
【解決手段】ホストコンピューター10は、設定セット40を記憶するプリンター12に接続され、プリンター12から取得した設定セット40をバックアップ用設定セット28として記憶し、記憶したバックアップ用設定セット28とプリンター12に記憶された設定セット40とを比較し、これら設定セットが相違する場合、バックアップ用設定セット28の内容により、設定セット40の内容を更新する設定情報復元部26と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録に関する設定情報を記憶した記録装置に接続された制御装置、記録装置と制御装置とを備える記録システム、制御装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、記録装置と制御装置とが接続され、記録装置に記録に関する各種設定が記憶された記録システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の記録装置は、制御装置の制御の下、記憶された各種設定に基づいて記録に係る動作を実行する。
特開2009−140166号公報
しかしながら、従来の記録システムでは、制御装置に接続される記録装置を交換した場合、交換後の記録装置によって、交換前の記録装置の記録結果と同様の記録結果を得るためには、交換後の記録装置における各種設定を、交換前の記録装置における各種設定と同様とするための設定を行う必要があり、この設定に要する作業が煩雑であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、制御装置に接続された記録装置を交換した場合であっても、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、制御装置であって、記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行すると共に、他の制御装置が接続された記録装置に接続され、前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶する設定情報バックアップ部と、この設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と、新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、これら設定情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新する設定情報復元部と、を備え、前記設定情報復元部は、前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較したときに、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら設定情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら設定情報が相違する場合は、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新することを特徴とする。
この構成によれば、制御装置は、自身に記憶されたバックアップ用設定情報と、記録装置に記憶された設定情報との比較に基づいて自身に接続された記録装置が交換されたことを検出でき、かつ、これら設定情報が相違する場合、すなわち、記録装置が交換されていた場合、バックアップ用設定情報の内容により、記録装置に記憶された設定情報の内容を自動で更新する。これにより、制御装置に接続された記録装置が交換された場合、交換後の記録装置に記憶された設定情報が、交換前の記録装置に記憶された設定情報に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができる。
さらに、上記構成によれば、記録装置の交換後、既に他の制御装置によって交換後の記録装置の設定情報が更新されている場合は、さらに重ねて設定情報を更新する処理が実行されないため、無駄な更新処理をすることがなく、スループットを上げることができる。
ここで、上記発明の制御装置であって、前記記録装置は、前記設定情報と、当該設定情報に基づいて生成され、当該設定情報を一意に示す識別情報とを対応づけて記憶し、前記設定情報バックアップ部は、前記バックアップ用設定情報と、当該バックアップ用設定情報に基づいて生成され、当該バックアップ用設定情報を一意に示す識別情報とを対応づけて記憶し、前記設定情報復元部は、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報と、新たに前記記録装置から取得した識別情報とを比較し、これら識別情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置に記憶された前記設定情報の内容を更新すると共に、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報により、前記記録装置に記憶された識別情報を更新するようにしてもよい。
この構成によれば、制御装置は、自身にバックアップ用設定情報と対応づけられて記憶された識別情報と、記録装置に設定情報と対応づけて記憶された識別情報との比較に基づいて、自身に接続された記録装置が交換されたことを検出でき、かつ、これら識別情報が相違する場合、すなわち、記録装置が交換されていた場合、バックアップ用設定情報の内容により、記録装置に記憶された設定情報を自動で更新する。このように識別情報のそれぞれを比較して記録装置の交換を検出するようにしたことにより、設定情報のそれぞれを比較する場合と比して、処理効率が向上する。さらに、制御装置に接続された記録装置が交換された場合、交換後の記録装置に記憶された設定情報が、交換前の記録装置に記憶された設定情報に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができる。
また、上記発明の制御装置であって、前記記録装置から新たに取得した前記設定情報を用いて、この設定情報を一意に示す識別情報を生成する識別情報生成部をさらに備え、前記設定情報バックアップ部は、前記バックアップ用設定情報と、前記識別情報生成部により生成された識別情報とを対応づけて記憶するようにしてもよい。
この構成によれば、設定情報バックアップ部が、バックアップ用設定情報と、このバックアップ用設定情報と対応した設定情報を一意に示す識別情報と、を対応づけて記憶することが可能となる。
また、上記発明の制御装置であって、前記設定情報復元部は、定期的に、前記記録装置に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報と前記バックアップ用設定情報と比較するようにしてもよい。
この構成によれば、バックアップ用設定情報と、記録装置に記憶された設定情報とが定期的に比較される、すなわち、制御装置に接続された記録装置の交換が行われたことの検出が定期的に行われるため、制御部は、自身に接続された記録装置が交換されたことを確実に検出できる。
また、上記発明の制御装置であって、新たに前記記録装置が接続されたことを検出する接続検出部を備え、前記設定情報復元部は、前記接続検出部により新たに前記記録装置が接続されたことを検出した場合、前記記録装置に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報と前記バックアップ用設定情報と比較するようにしてもよい。
この構成によれば、制御装置に接続された記録装置が交換される度に、交換後の記録装置に記憶された設定情報が、交換前の記録装置に記憶された設定情報によって自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行する記録装置と、この記録装置に接続された複数の制御装置とを備える記録システムであって、前記記録装置は、前記設定情報と、当該設定情報に基づいて生成され、当該設定情報を一意に示す識別情報とを対応づけて記憶し、前記制御装置のそれぞれは、前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報に基づいて、この設定情報を一意に示す識別情報を生成する識別情報生成部と、前記記録装置から取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶すると共に、このバックアップ用設定情報と対応づけて、前記識別情報生成部により生成された識別情報を記憶する設定情報バックアップ部と、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報と、新たに前記記録装置から取得した識別情報とを比較し、これら識別情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置に記憶された前記設定情報の内容を更新すると共に、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報により、前記記録装置に記憶された識別情報を更新する設定情報復元部と、を備え、複数の前記制御装置の前記設定情報復元部のそれぞれは、前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と、交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報と、新たに前記記録装置から取得した識別情報とを比較したときに、他の前記制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら識別情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら識別情報が相違する場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新することを特徴とする。
この構成によれば、制御装置は、自身にバックアップ用設定情報と対応づけられて記憶された識別情報と、記録装置に設定情報と対応づけて記憶された識別情報との比較に基づいて、自身に接続された記録装置が交換されたことを検出でき、かつ、これら設定情報が相違する場合、バックアップ用設定情報の内容により、記録装置に記憶された設定情報を自動で更新する。このように識別情報のそれぞれを比較して記録装置の交換を検出するようにしたことにより、設定情報のそれぞれを比較する場合と比して、処理効率が向上する。さらに、制御装置に接続された記録装置が交換された場合、交換後の記録装置に記憶された設定情報が、交換前の記録装置に記憶された設定情報に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができる。
特に、上記構成によれば、複数の制御装置のそれぞれが、識別情報生成部を備えており、この識別情報生成部の機能により識別情報が生成されるため、各制御装置の間で、識別情報をやり取りすることなく、各制御装置において、1つの設定情報について、同一の識別情報を保持することができる。
さらに、上記構成によれば、記録装置の交換後、既に他の制御装置によって交換後の記録装置の設定情報が更新されている場合は、さらに重ねて設定情報を更新する処理が実行されないため、無駄な更新処理をすることがなく、スループットを上げることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行すると共に、他の制御装置が接続された記録装置に接続された制御装置を制御して、設定情報バックアップ部によって、前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶し、設定情報復元部によって、前記設定情報バックアップ部により記憶した前記バックアップ用設定情報と、新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、これら設定情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新し、前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら設定情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら設定情報が相違する場合は、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新することを特徴とする。
この制御方法によれば、制御装置は、自身に記憶されたバックアップ用設定情報と、記録装置に記憶された設定情報との比較に基づいて自身に接続された記録装置が交換されたことを検出でき、かつ、これら設定情報が相違する場合、すなわち、記録装置が交換されていた場合、バックアップ用設定情報の内容により、記録装置に記憶された設定情報の内容を自動で更新する。これにより、制御装置に接続された記録装置が交換された場合、交換後の記録装置に記憶された設定情報が、交換前の記録装置に記憶された設定情報に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができる。
また、上記制御方法によれば、記録装置の交換後、既に他の制御装置によって交換後の記録装置の設定情報が更新されている場合は、さらに重ねて設定情報を更新する処理が実行されないため、無駄な更新処理をすることがなく、スループットを上げることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行すると共に、他の制御装置が接続された記録装置に接続された制御装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶する設定情報バックアップ部と、この設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と、新たに記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、これら設定情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新すると共に、前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較したときに、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら設定情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら設定情報が相違する場合は、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新する設定情報復元部と、として機能させることを特徴とする。
このプログラムを実行すれば、制御装置は、自身に記憶されたバックアップ用設定情報と、記録装置に記憶された設定情報との比較に基づいて自身に接続された記録装置が交換されたことを検出でき、かつ、これら設定情報が相違する場合、すなわち、記録装置が交換されていた場合、バックアップ用設定情報の内容により、記録装置に記憶された設定情報の内容を自動で更新する。これにより、制御装置に接続された記録装置が交換された場合、交換後の記録装置に記憶された設定情報が、交換前の記録装置に記憶された設定情報に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができる。
また、記録装置は複数の制御装置に接続可能であり、既に他の制御装置により更新されている場合は、さらに重ねて設定情報を更新しないので、無駄な更新処理をすることがなく、スループットを上げることができる。
さらに、記録装置の交換後、既に他の制御装置によって交換後の記録装置の設定情報が更新されている場合は、さらに重ねて設定情報を更新する処理が実行されないため、無駄な更新処理をすることがなく、スループットを上げることができる。
本発明によれば、設定情報を記憶した記録装置を交換した場合であっても、容易に、交換前の記録装置における設定情報と、交換後の記録装置における設定情報とを同様とすることができる。さらに、記録装置の交換後、既に他の制御装置によって交換後の記録装置の設定情報が更新されている場合は、さらに重ねて設定情報を更新する処理が実行されないため、無駄な更新処理をすることがなく、スループットを上げることができる。
第1実施形態に係るPOSシステムの機能的構成を示すブロック図。 設定情報復元部の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るPOSシステムの機能的構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るPOSシステム1a(記録システム)の機能的構成を示すブロック図である。
POSシステム1aは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に適用され、店舗に来店した顧客の代金の支払いに応じてレシートを発行するシステムであり、図1に示すように、複数のホストコンピューター10a、10b、10c(制御装置)と、POSサーバー11と1台のプリンター12(記録装置)とを備えており、これら装置が、例えばイーサネット(登録商標)の規格に準拠した通信ケーブルや、ハブ、ルーター等のネットワーク機器を介して通信可能に接続され、LANが構成されている。なお、ホストコンピューター10a、10b、10cの構成は略同一であり、以下の説明においてこれらホストコンピューター10a、10b、10cを特に区別しない場合は、ホストコンピューター10と称する。
POSサーバー11は、ネットワークを介してホストコンピューター10に通信可能に接続されており、店舗で販売している商品の商品コードや、名称、金額等のレシートの発行のために必要となる情報を示すデータをデータベースとして記憶する。ホストコンピューター10は、レシートの発行に際し、適宜、POSサーバー11に記憶されたデータベースを参照し、必要な情報を取得する。
ホストコンピューター10は、制御部15と、表示部16と、入力部17と、インターフェイス部18と、記憶部19と、を備えている。
制御部15は、ホストコンピューター10の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行部としてのCPUや、このCPUに実行される基本制御プログラムや、この基本制御プログラムに係るデータ等を不揮発的に記憶するROM、CPUに実行されるプログラムやこのプログラムに係るデータ等を一時的に記憶するRAM、その他の周辺回路等を備えている。この制御部15は、現在の日時(日付、時刻)を計時する機能を有している。
図1に示すように、制御部15は、POSアプリケーション実行部20と、プリンタードライバー実行部21と、設定情報取得部22と、識別情報生成部23と、設定情報バックアップ部24と、識別情報出力部25と、設定情報復元部26と、を備えているが、これらについては後述する。
表示部16は、液晶ディスプレーパネルや、有機ELパネル等の表示パネル27を備え、制御部15の制御の下、表示パネル27に各種情報を表示する。
入力部17は、キーボードや、マウス、バーコードリーダー、カードリーダー等の入力デバイスに接続され、これら入力デバイスの出力信号を制御部15に出力する。バーコードリーダーは商品の包装紙等に記録されたバーコードの読み取りに利用され、カードリーダーはクレジットカードや、会員カード等に記録された情報の読み取りに利用される。バーコードリーダーやカードリーダー等の入力デバイスを用いて取得した情報は、レシートの発行に係る処理に用いられる。
インターフェイス部18は、制御部15の制御の下、プリンター12や、POSサーバー11との間で通信規格に準拠した通信を行う。
記憶部19は、各種データを書き換え可能に記憶する部位であり、ハードディスクや、EEPROM等の記憶装置を備えている。記憶部19には、バックアップ用設定セット28(バックアップ用設定情報)、及び、ホスト側識別ID29(バックアップ用設定情報を一意に示す識別情報)が記憶されるが、これらについては後述する。
一方、プリンター12は、ロール状に巻かれた感熱記録紙である感熱ロール紙を、ローラー状のプラテンにより搬送し、この感熱ロール紙の記録面に、発熱素子を備えたラインサーマルヘッドによって熱を与えることによりモノクロ又は多色で文字や画像を記録するサーマルヘッド式プリンターである。なお、本実施形態では、プリンター12は、サーマルヘッド式プリンターであるが、インクジェット式プリンター等の他の記録方式のプリンターであってもよい。
図1に示すように、プリンター12は、プリンター側制御部30と、プリンター側表示部31と、プリンター側入力部32と、プリントエンジン33と、エンジンコントローラー34と、プリンター側記憶部35と、インターフェイス部36と、を備えている。
プリンター側制御部30は、プリンター12を中枢的に制御するものであり、上述した制御部15と同様、CPUやROM、RAMその他の周辺回路等を備えている。
プリンター側表示部31は、プリンター12の動作状態等の各種情報を表示する液晶パネルや有機ELパネル等のプリンター側表示パネル37を備え、プリンター側制御部30の制御の下、プリンター側表示パネル37に各種情報を表示する。
プリンター側入力部32は、プリンター12に設けられた操作スイッチ39に接続され、操作スイッチ39に対する操作を検出し操作信号としてプリンター側制御部30に出力する。
プリントエンジン33は、プリンター側制御部30の制御の下、上述したラインサーマルヘッド及びプラテンを含む各部により感熱ロール紙への印刷を実行する。
エンジンコントローラー34は、プリンター側制御部30の制御の下、プリントエンジン33を制御して、感熱ロール紙に文字や画像を記録させる。
プリンター側記憶部35は、フラッシュメモリーやハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。プリンター側記憶部35には、プリンター12の動作を制御するためのファームウェアが記憶されるほか、設定セット40(設定情報)、及び、プリンター側識別ID38(設定情報を一意に示す識別情報)が記憶される。これら設定セット40及びプリンター側識別ID38については、後述する。
ここで、POSアプリケーション実行部20及びプリンタードライバー実行部21の説明を通して、POSシステム1aがレシートを発行する際の基本的な動作について説明する。
POSアプリケーション実行部20は、ホストコンピューター10に予めインストールされたPOSアプリケーションを実行することにより、取引毎に、適宜POSサーバー11にアクセスした上で、取引において購入された商品を示す情報や、商品の単価を示す情報、購入金額を示す情報等のレシートに記載すべき情報を取得し、取得した情報に基づいてレシートに記録すべき画像に係る印刷データを生成し、プリンタードライバー実行部21に出力する。
プリンタードライバー実行部21は、ホストコンピューター10に予めインストールされたプリンタードライバーを実行することにより、POSアプリケーション実行部20から入力された印刷データに基づいて、プリンター12のコマンド仕様に対応した印刷コマンドを生成し、プリンター側制御部30に出力する。この印刷コマンドには、搬送機構に感熱ロール紙を搬送させるコマンドや、ラインサーマルヘッドを駆動させるコマンド、切断機構に感熱ロール紙を切断させるコマンド等の、プリンター12にレシートを発行させるための各種コマンドが含まれている。
印刷コマンドが入力されたプリンター側制御部30は、プリンター側記憶部35に記憶された設定セット40を参照した上で、この印刷コマンドに基づいて各部を制御し、レシートを発行する。
このレシートの発行の際に、プリンター側制御部30によって参照される設定セット40とは、プリンター12の記録に係る各種設定が記述されたデータのことである。記録に係る各種設定とは、例えば、記録濃度や、記録スピード、感熱ロール紙のロール幅、行間の大きさ等、レシートの発行に関する設定のことである。また、プリンター12にフォントデータや、ロゴマークが記憶され、これらフォントデータやロゴマークが利用されてプリンター12によって記録が実行される場合は、プリンター12の記録に係る各種設定には、これらフォントデータやロゴマークが含まれる。
印刷コマンドが入力されたプリンター側制御部30は、レシートの発行に際し、設定セット40に記述された各種設定が反映された状態でレシートを発行するべく、設定セット40を参照した上で、印刷コマンドに基づいて各部を制御し、レシートを発行する。
ユーザーは、プリンター12のプリンター側記憶部35に記憶された設定セット40の内容を以下の方法により変更可能である。
すなわち、ユーザーは、プリンター12にインストールされたファームウェアの機能により、プリンター12に設けられたプリンター側表示パネル37を参照しつつ、操作スイッチ39を操作して、各種設定の変更を指示することができ、プリンター側制御部30は、当該設定の変更の指示を反映して設定セット40の内容を更新する。
また、ユーザーは、ホストコンピューター10にインストールされたPOSアプリケーションの機能により、表示パネル27を参照しつつ、マウスやキーボード等を操作して、各種設定の変更を指示することができ、制御部15は、プリンター側制御部30と通信し、当該設定の変更の指示を反映して設定セット40の内容を更新する。
次いで、制御部15が備える設定情報取得部22、識別情報生成部23、設定情報バックアップ部24、識別情報出力部25、及び、設定情報復元部26のそれぞれについて説明する。なお、これら各部の機能は、制御部15のCPUが各種プログラムを読み出して実行する等、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
まず、設定情報取得部22について説明する。
設定情報取得部22は、所定のタイミングで、プリンター側制御部30と通信し、プリンター側記憶部35に記憶された設定セット40を取得する。所定のタイミングとは、本実施形態では、ユーザーによって設定セット40の内容が更新されたタイミングのことであり、ユーザーは、上述した手法によりプリンター側記憶部35に記憶された設定セット40の内容を更新した場合、マウスやキーボード等の入力デバイスを操作して、ホストコンピューター10a、10b、10cのそれぞれに設定セット40の取得を指示する。当該指示が入力されたホストコンピューター10の制御部15は、プリンター側制御部30と通信し、プリンター側記憶部35に記憶された設定セット40を取得する。
なお、詳細は後述するが、設定情報取得部22によって取得された設定セット40は、設定情報バックアップ部24により、バックアップ用設定セット28として記憶部19に記憶されることとなるが、ユーザーによって設定セット40の内容が更新されたタイミングで、設定情報取得部22によって設定セット40が取得される構成のため、ユーザーによって設定セット40の内容が更新された場合であっても、プリンター12に記憶された設定セット40の内容と、ホストコンピューター10に記憶されたバックアップ用設定セット28の内容との同一性が維持されることとなる。一方で、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が、新たなプリンター12に交換された場合には、プリンター12に記憶された設定セット40の内容と、ホストコンピューター10に記憶されたバックアップ用設定セット28の内容との同一性が損なわれることとなる。
次いで、識別情報生成部23について説明する。
識別情報生成部23は、設定情報取得部22がプリンター12から取得した設定セット40に基づいて、当該設定セット40を一意に示す識別IDを生成する。
本実施形態では、識別情報生成部23は、既存のCRC方式を利用して、設定セット40から所定の生成多項式によりCRC符号を算出し、このCRC符号を識別IDとする。
特に、本実施形態では、ホストコンピューター10a〜10cの識別情報生成部23のそれぞれは、設定セット40から「同一」の生成多項式によりCRC符号を算出し、このCRC符号を識別IDとする。従って、ホストコンピューター10a〜10cの識別情報生成部23のそれぞれが、同一の設定セット40に基づいて識別IDを生成した場合、各識別IDの値は、完全に一致する。つまり、本実施形態では、ホストコンピューター10a〜10cのそれぞれを通信させて識別IDを一致させることなく、各識別IDの値を完全に一致させることができる。これにより、例えば、ホストコンピューター10a〜10cのそれぞれを通信させて識別IDを一致させるようなプログラムを開発し、各ホストコンピューター10a〜10cにインストールする必要が無くなり、開発容易性が向上すると共に、各ホストコンピューター10a〜10cの間における通信量を削減し、通信効率を向上することができる。
次いで、設定情報バックアップ部24について説明する。
設定情報バックアップ部24は、設定情報取得部22が取得した設定セット40を、バックアップ用設定セット28として記憶部19に記憶すると共に、このバックアップ用設定セット28と対応づけて、識別情報生成部23により生成された識別IDをホスト側識別ID29として記憶部19に記憶する。
なお、バックアップ用設定セット28とは、設定情報取得部22が取得した設定セット40について、制御部15が参照可能、かつ、記憶部19に1つのまとまったデータとして記憶可能なデータ形式のファイルに変換したものであり、設定セット40の内容と、バックアップ用設定セット28の内容との同一性は維持される。また、制御部15は、バックアップ用設定セット28に基づいて、設定セット40(プリンター12が参照可能なデータ形式のデータ)を生成することが可能である。
なお、本実施形態では、設定情報バックアップ部24は、バックアップ用設定セット28、及び、ホスト側識別ID29のそれぞれを別のデータとして記憶部19に記憶するが、バックアップ用設定セット28が任意の情報を付加できるフィールドを有するデータ形式の場合は、当該フィールドに識別情報生成部23により生成されたホスト側識別ID29を格納するようにしてもよい。
次いで、識別情報出力部25について説明する。
識別情報出力部25は、識別情報生成部23により生成された識別IDをプリンター側制御部30に出力する。
識別情報出力部25から識別IDが入力されたプリンター側制御部30は、この識別IDを、プリンター側識別ID38として、設定セット40と対応づけて記憶する。
ここで、上述したように、ユーザーによって設定セット40の内容が更新された場合、設定情報取得部22により更新後の設定セット40が取得され、識別情報生成部23により識別IDが生成される。そして、識別情報出力部25は、識別情報生成部23により生成された識別IDをプリンター側制御部30に出力し、プリンター側制御部30は、入力された識別IDを、プリンター側識別ID38として、設定セット40と対応づけて記憶する。これにより、ユーザーによる設定セット40の内容の変更前、変更後にかかわらず、プリンター側記憶部35には、設定セット40と、この設定セット40を一意に示すプリンター側識別ID38とが対応づけて記憶されている状態が維持されることとなる。
さらに、上述したように、設定情報バックアップ部24は、設定情報取得部22が取得した設定セット40を、バックアップ用設定セット28として記憶部19に記憶すると共に、このバックアップ用設定セット28と対応づけて、識別情報生成部23により生成された識別IDをホスト側識別ID29として記憶部19に記憶するため、プリンター12が交換されていない限りにおいては、バックアップ用設定セット28と設定セット40との同一性が維持されると共に、ホスト側識別ID29の値と、プリンター側識別ID38の値とが一致する。
次いで、設定情報復元部26について説明する。
設定情報復元部26は、定期的に、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換されていないかどうかを判別し、プリンター12が新たなプリンター12に交換されている場合は、交換後の新たなプリンター12に記憶された設定セット40の内容が、交換前のプリンター12に記憶された設定セット40の内容と同一となるように、交換後の新たなプリンター12に記憶された設定セット40の内容を変更する。
特に、本実施形態では、ホストコンピューター10a〜10cのいずれかの設定情報復元部26により、交換後の新たなプリンター12に記憶された設定セット40の内容が変更された場合は、他のホストコンピューター10によって重複して設定40の内容の変更が行われない構成とされ、これにより、スループットの向上を図っている。
以下、フローチャートを用いて設定情報復元部26の動作について説明する。
図2は、設定情報復元部26の動作を示すフローチャートである。
まず、設定情報復元部26は、予め定められた所定の時刻が到来したか否かを判別する(ステップSA1)。これは、設定情報復元部26によって、定期的に、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換されていないかどうかを判別することによって、プリンター12が交換された場合、そのことを確実に検出するためである。なお、本実施形態では、ステップSA1において所定の時刻が到来したか否かを判別しているが、例えば、所定の時間毎にプリンター12の交換の有無を判別する場合は、所定の時間が経過したか否かを判別するようにする等、POSシステム1が適用される店舗の環境等に応じてステップSA1の処理の内容を適切に変更してもよい。
予め定められた所定の時刻が到来した場合(ステップSA1:YES)、設定情報復元部26は、プリンター側制御部30と通信し、プリンター側記憶部35に記憶されたプリンター側識別ID38を取得すると共に、取得したプリンター側識別ID38と、記憶部19に記憶されたホスト側識別ID29とを比較する(ステップSA2)。
次いで、設定情報復元部26は、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29との比較の結果、これら識別IDが一致したか否かを判別する(ステップSA3)。
ここで、上述したように、プリンター12が交換されていない限りにおいては、ホスト側識別ID29の値と、プリンター側識別ID38の値とが一致するため、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致している場合には、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12の交換が行われておらず、ホストコンピューター10にプリンター12が接続された状態が維持されている場合がある。
さらに、プリンター12の交換が行われた場合であっても、以下の場合には、ホスト側識別ID29の値と、プリンター側識別ID38の値とが一致する。すなわち、プリンター12の交換が行われた後に、他のホストコンピューター10の設定情報復元部26によって、後述するステップSA4及びステップSA5の処理が実行されることにより、既に、設定セット40、及び、プリンター側識別ID38が更新されている場合である。
一方で、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致していない場合は、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が新たなプリンター12に交換されているということである。詳述すると、新たなプリンター12が、交換の前において他のPOSシステム1aで利用されていた場合、当該新たなプリンター12のプリンター側記憶部35には、当該他のPOSシステム1aにおいて利用されていた時の設定セット40と、当該設定セット40を一意に示すプリンター側識別ID38とが対応づけて記憶されている。このため、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致しない。また、新たなプリンター12が、交換前に未だ使用されていないプリンター12である場合、当該新たなプリンター12のプリンター側記憶部35には、デフォルトの設定セット40と、当該設定セット40を一意に示すプリンター側識別ID38、もしくは、デフォルト値のプリンター側識別ID38とが対応づけて記憶されている。このため、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致しない。
ステップSA3において、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致したと判別した場合(ステップSA3:YES)、設定情報復元部26は、処理を終了する。
このように、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致する場合には、設定セット40、及び、プリンター側識別ID38の更新(ステップSA4及びステップSA5)の処理を行うことなく処理を終了することにより以下の効果を奏することができる。すなわち、プリンター12の交換が行われた後に、他のホストコンピューター10の設定情報復元部26によって、後述するステップSA4及びステップSA5の処理が実行されることにより、既に、設定セット40、及び、プリンター側識別ID38が更新されている場合においては、ホストコンピューター10によって、設定セット40、及び、プリンター側識別ID38の更新に係る処理が重複して行われないこととなり、無駄な処理が実行されることを防止でき、スループットを向上することができる。
一方、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致していないと判別した場合(ステップSA3:NO)、設定情報復元部26は、記憶部19に記憶されたバックアップ用設定セット28に基づいて設定セット40(プリンター側制御部30が参照可能なデータ形式のデータ)を生成し、プリンター12と通信し、生成した設定セット40によってプリンター側記憶部35に記憶された設定セット40を上書き更新する(ステップSA4)。さらに、設定情報復元部26は、バックアップ用設定セット28と対応づけて記憶されたホスト側識別ID29の値によって、プリンター側記憶部35に記憶されたプリンター側識別ID38の値を更新する(ステップSA5)。
このように、本実施形態では、設定情報復元部26は、プリンター側識別ID38と、ホスト側識別ID29とが一致していない場合、すなわち、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換された場合、記憶部19に記憶されたバックアップ用設定セット28に基づいて設定セット40を生成し、生成した設定セット40によってプリンター側記憶部35に記憶された設定セット40を上書き更新する。これにより、ユーザーが、煩雑な作業を行うことなく、交換後の新たなプリンター12のプリンター側記憶部35に記憶された設定セット40の内容と、交換前のプリンター12のプリンター側記憶部35に記憶された設定セット40の内容とを一致させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、プリンター12は、設定セット40と、この設定セット40を一意に示すプリンター側識別ID38とを対応づけて記憶する。
さらに、ホストコンピューター10は、バックアップ用設定セット28と、このバックアップ用設定セット28の元となった設定セット40を一意に示すホスト側識別ID29とを対応づけて記憶する。
そして、ホストコンピューター10の制御部15の設定情報復元部26は、設定情報バックアップ部24によりバックアップ用設定セット28と対応づけて記憶されたホスト側識別ID29と、プリンター12により設定セット40と対応づけて記憶されたプリンター側識別ID38とを比較し、これら識別情報が相違する場合、バックアップ用設定セット28に基づいて生成された設定セット40により、プリンター12に記憶された設定セット40を更新すると共に、ホスト側識別ID29の値により、プリンター側識別ID38の値を更新する。
これによれば、ホストコンピューター10は、ホスト側識別ID29と、プリンター側識別ID38との比較に基づいて、自身に接続されたプリンター12が交換されたことを検出でき、かつ、これら識別IDが相違する場合、バックアップ用設定セット28に基づいて生成された設定セット40により、プリンター12のプリンター側記憶部35に記憶された設定セット40を自動で更新する。このように識別IDのそれぞれを比較してプリンター12の交換を検出するようにしたことにより、バックアップ用設定セット28から生成されるべき設定セット40と、プリンター12のプリンター側記憶部35に現在記憶されている設定セット40とを比較することによって、プリンター12の交換を検出する場合と比して、処理効率が向上する。さらに、プリンター12が交換された場合、交換後の新たなプリンター12に記憶された設定セット40が、交換前のプリンター12に記憶された設定セット40に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に交換前のプリンター12における設定セット40と、交換後の新たなプリンター12における設定セット40の内容を同様とすることができる。
さらに、補運実施形態によれば、プリンター12の交換が行われた後に、他のホストコンピューター10の設定情報復元部26によって、既に、設定セット40、及び、プリンター側識別ID38が更新されている場合においては、ホストコンピューター10によって、設定セット40、及び、プリンター側識別ID38の更新に係る処理が重複して行われないこととなり、無駄な処理が実行されることを防止でき、スループットを向上することができる。
なお、本実施形態では、処理効率の向上を図るため、ホスト側識別ID29とプリンター側識別ID38との比較により、プリンター12の交換を検出する構成となっているが、これを、バックアップ用設定セット28から生成されるべき設定セット40と、プリンター12のプリンター側記憶部35に現在記憶されている設定セット40とを比較することによって、プリンター12の交換を検出する構成としてもよい。この構成であっても、比較するデータ量が大きくなり、これに起因して処理効率が低下するものの、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態では、ホストコンピューター10は、プリンター12から取得した設定セット40に基づいて、この設定セット40を一意に示す識別IDを生成する識別情報生成部を備えており、設定情報バックアップ部24は、プリンター12から取得した設定セット40をバックアップ用設定セット28として記憶すると共に、このバックアップ用設定セット28と対応づけて識別情報生成部23により生成された識別IDをホスト側識別ID29として記憶する。
これによれば、設定情報バックアップ部24が、バックアップ用設定セット28と、このバックアップ用設定セット28と対応した設定セット40を一意に示すホスト側識別ID29と、を対応づけて記憶することが可能となる。
また、本実施形態では、設定情報復元部26は、定期的に、ホスト側識別ID29と、プリンター側識別ID38とを比較する。
これによれば、設定情報復元部26は、プリンター12が交換されたことを確実に検出できる。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。
図3は、第2実施形態に係るPOSシステム1bの機能的構成を示すブロック図である。
なお、この図では、ホストコンピューター10b及びホストコンピューター10cについては省略している。
図1のPOSシステム1aと、図3のPOSシステム1bとの比較によって明らかなように、本実施形態に係るホストコンピューター10の制御部15は、接続検出部50を備えている。
接続検出部50は、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換され、新たなプリンター12が接続された場合に、そのことを検出するものである。本実施形態では、インターフェイス部18は、USBポートからの入力値に基づいて、USBポートを介して新たなプリンター12が接続されたことを検出できる構成となっており、接続検出部50は、インターフェイス部18の検出値に基づいて、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換され、新たなプリンター12が接続されたことを検出する。
次いで、図2を援用して、本実施形態に係る設定情報復元部26の動作について説明する。
図2を参照し、本実施形態に係る設定情報復元部26は、ステップSA1における処理が、第1実施形態に係る設定情報復元部26と異なっている。
すなわち、本実施形態に係る設定情報復元部26は、ステップSA1において、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換され、新たなプリンター12が接続されたことを接続検出部50が検出したか否かを監視する。そして、接続検出部50により、そのことが検出された場合(ステップSA1:YES)、設定情報復元部26は、処理手順をステップSA2へ移行する。
このような動作を実行することにより、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換される度に、交換後の新たなプリンター12に記憶された設定セット40が、交換前のプリンター12に記憶された設定セット40に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に交換前のプリンター12における設定セット40の内容と、交換後の新たなプリンター12における設定セット40の内容を同様とすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、ホストコンピューター10の制御部15は、接続されたプリンター12が交換され、新たなプリンター12が接続されたことを検出する接続検出部50を備えており、設定情報復元部26は、接続検出部50により新たにプリンター12が接続されたことを検出した場合、ホスト側識別ID29とプリンター側識別ID38とを比較する。
これによれば、ホストコンピューター10に接続されたプリンター12が交換される度に、交換後の新たなプリンター12に記憶された設定セット40が、交換前のプリンター12に記憶された設定セット40に自動で上書き更新されることとなり、煩雑な作業を行うことなく、容易に交換前のプリンター12における設定セット40の内容と、交換後の新たなプリンター12における設定セット40の内容を同様とすることができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、1台のプリンター12に対し、3台のホストコンピューター10a〜10cが接続されたシステムを例として説明したが、各装置の台数はこれに限らない。すなわち、プリンター12とホストコンピューター10とが1対多の関係で接続されている記録システムに広く本発明を適用可能である。
1a、1b、1c…POSシステム(記録システム)、10、10a、10b、10c…ホストコンピューター(制御装置)、12…プリンター(記録システム)、15…制御部、23…識別情報生成部、24…設定情報バックアップ部、26…設定情報復元部、28…バックアップ用設定セット(バックアップ用設定情報)、29…ホスト側識別ID(識別情報)、38…プリンター側識別ID(識別情報)、40…設定セット(設定情報)、50…接続検出部。

Claims (8)

  1. 記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行すると共に、他の制御装置が接続された記録装置に接続され、
    前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶する設定情報バックアップ部と、
    この設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と、新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、これら設定情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新する設定情報復元部と、を備え、
    前記設定情報復元部は、
    前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較したときに、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら設定情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら設定情報が相違する場合は、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新することを特徴とする制御装置。
  2. 前記記録装置は、前記設定情報と、当該設定情報に基づいて生成され、当該設定情報を一意に示す識別情報とを対応づけて記憶し、
    前記設定情報バックアップ部は、前記バックアップ用設定情報と、当該バックアップ用設定情報に基づいて生成され、当該バックアップ用設定情報を一意に示す識別情報とを対応づけて記憶し、
    前記設定情報復元部は、
    前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報と、新たに前記記録装置から取得した識別情報とを比較し、これら識別情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置に記憶された前記設定情報の内容を更新すると共に、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報により、前記記録装置に記憶された識別情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記記録装置から新たに取得した前記設定情報を用いて、この設定情報を一意に示す識別情報を生成する識別情報生成部をさらに備え、
    前記設定情報バックアップ部は、前記バックアップ用設定情報と、前記識別情報生成部により生成された識別情報とを対応づけて記憶することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記設定情報復元部は、定期的に、前記記録装置に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報と前記バックアップ用設定情報と比較することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 新たに前記記録装置が接続されたことを検出する接続検出部を備え、
    前記設定情報復元部は、前記接続検出部により新たに前記記録装置が接続されたことを検出した場合、前記記録装置に記憶された前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報と前記バックアップ用設定情報と比較することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の制御装置。
  6. 記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行する記録装置と、
    この記録装置に接続された複数の制御装置とを備える記録システムであって、
    前記記録装置は、前記設定情報と、当該設定情報に基づいて生成され、当該設定情報を一意に示す識別情報とを対応づけて記憶し、
    前記制御装置のそれぞれは、
    前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報に基づいて、この設定情報を一意に示す識別情報を生成する識別情報生成部と、
    前記記録装置から取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶すると共に、このバックアップ用設定情報と対応づけて、前記識別情報生成部により生成された識別情報を記憶する設定情報バックアップ部と、
    前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報と、新たに前記記録装置から取得した識別情報とを比較し、これら識別情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置に記憶された前記設定情報の内容を更新すると共に、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報により、前記記録装置に記憶された識別情報を更新する設定情報復元部と、を備え、
    複数の前記制御装置の前記設定情報復元部のそれぞれは、
    前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と、交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された識別情報と、新たに前記記録装置から取得した識別情報とを比較したときに、他の前記制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら識別情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら識別情報が相違する場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新することを特徴とする記録システム。
  7. 記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行すると共に、他の制御装置が接続された記録装置に接続された制御装置を制御して、
    設定情報バックアップ部によって、前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶し、
    設定情報復元部によって、前記設定情報バックアップ部により記憶した前記バックアップ用設定情報と、新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、これら設定情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新し、
    前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら設定情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら設定情報が相違する場合は、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新することを特徴とする制御装置の制御方法。
  8. 記録に関する設定情報を記憶し、前記設定情報に基づいて記録を実行すると共に、他の制御装置が接続された記録装置に接続された制御装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記記録装置から前記設定情報を取得し、取得した前記設定情報をバックアップ用設定情報として記憶する設定情報バックアップ部と、
    この設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と、新たに記録装置から取得した前記設定情報とを比較し、これら設定情報が相違する場合、前記バックアップ用設定情報の内容により、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新すると共に、
    前記記録装置の交換に伴って、交換前の前記記録装置の前記設定情報と交換後の前記記録装置の設定情報との間に変更があった後に、前記設定情報バックアップ部により記憶された前記バックアップ用設定情報と新たに前記記録装置から取得した前記設定情報とを比較したときに、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われることによりこれら設定情報が相違しない場合は前記記録装置の前記設定情報の内容を更新せず、一方、前記他の制御装置の前記設定情報復元部によって前記設定情報の内容の更新が行われておらず、これら設定情報が相違する場合は、前記記録装置の前記設定情報の内容を更新する設定情報復元部と、として機能させることを特徴とするプログラム。
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