JP6578895B2 - ネットワークシステム、及び、制御装置 - Google Patents
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本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、状態に関する情報を自動で送信する機能を有する印刷装置と通信可能な制御装置について、制御装置にインストールされた印刷制御プログラムの改変を抑制した上で、制御装置により、印刷装置の上記機能を有効とできるようにすることを目的とする。
本発明の構成によれば、メンテナンス用プログラムの機能に基づく管理部は、処理制御部が出力する制御コマンドに有効設定コマンドを付加して送信することにより、印刷装置における状態に関する情報を自動で送信する機能を有効とする。このため、印刷制御プログラムの改変を行うことなく、メンテナンス用プログラムの機能に基づく管理部により、制御装置は、印刷装置の上記の機能を有効とすることができる。
本発明の構成によれば、管理部は、印刷装置から受信したデータについて、処理制御部が処理すべきデータは、処理制御部に出力して、処理制御部に実行させることができる。また、管理部は、印刷装置から受信したデータについて、自身が処理すべきステータスデータは、処理制御部に出力することなく、ステータスデータに基づく処理を実行できる。
本発明の構成によれば、切断指示コマンドの後ろに有効設定コマンドを配置することにより、制御コマンドに含まれる1のコマンドと次のコマンドとの間に有効設定コマンドが配置されることを防止でき、正常に紙片が発行されない事態が発生することを防止できる。
本発明の構成によれば、メンテナンス用プログラムの機能に基づく管理部は、処理制御部が出力する制御コマンドに有効設定コマンドを付加して送信することにより、印刷装置における状態に関する情報を自動で送信する機能を有効とする。このため、印刷制御プログラムの改変を行うことなく、メンテナンス用プログラムの機能に基づく管理部により、制御装置は、印刷装置の上記の機能を有効とすることができる。
本発明の構成によれば、切断指示コマンドの後ろに有効設定コマンドを配置することにより、制御コマンドに含まれる1のコマンドと次のコマンドとの間に有効設定コマンドが配置されることを防止でき、正常に紙片が発行されない事態が発生することを防止できる。
本発明の構成によれば、切断指示コマンドの後ろに有効設定コマンドを配置することにより、制御コマンドに含まれる1のコマンドと次のコマンドとの間に有効設定コマンドが配置されることを防止でき、正常に紙片が発行されない事態が発生することを防止できる。
図1は、本実施形態に係るネットワークシステム1の構成を示す図である。ネットワークシステム1は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア、デパート、飲食店等の商品や、サービス等を提供し、当該提供に応じて会計が行われる店舗を運営する企業が利用するシステムである。
図1に示すように、ネットワークシステム1は、複数の店舗システム3と、メンテナンスサーバー7とを備える。
図1に示すように、店舗システム3は、ローカルネットワークLNを備える。ローカルネットワークLNには、1又は複数の制御装置8及び制御装置8に接続される印刷装置9と、POSサーバー10と、が接続される。
ローカルネットワークLNを介して行われる通信の通信規格は何でもよく、また、当該ローカルネットワークを介して行われる通信は有線通信でも無線通信でもよい。
制御装置8は、印刷装置9と通信し、印刷装置9を制御する装置である。後述するように、店舗システム3において、制御装置8は、レジカウンターで行われる会計に応じて、POSサーバー10から必要な情報を取得して会計処理を実行し、会計処理に基づいて、印刷装置9にレシート(紙片)を発行させる。印刷装置9により発行されたレシートは、レジ担当者によって顧客に引き渡される。
また、後述するように、制御装置8は、印刷装置9から、印刷装置9の状態に関する情報を取得し、メンテナンスサーバー7に通知する機能を有する。
POSサーバー10は、制御装置8が会計処理を行うのに必要な情報を記憶するサーバーである。
制御装置8、印刷装置9、及び、POSサーバー10の構成、機能、及び、機能に基づく処理の詳細については後述する。
また、店舗システム3の印刷装置9は、通信装置12の機能を利用して、ローカルネットワークLN、及び、グローバルネットワークGNを介して、メンテナンスサーバー7と通信可能である。
また、メンテナンスサーバー7と、印刷装置9との間では、VPN(Virtual Private Network)等の、暗号化に係る技術や、仮想専用線(物理的な専用線であってもよい。)に係る技術によりセキュアな通信が行われる。
図2に示すように、制御装置制御部30と、制御装置記憶部31と、制御装置通信部32と、制御装置デバイス通信部33とを備える。
制御装置制御部30は、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、制御装置8を制御する。
制御装置8には、会計処理を実行し、会計処理に基づいて印刷装置9に制御コマンドを送信して、印刷装置9を制御するPOSアプリケーションAP(印刷制御プログラム)がインストールされる。また、制御装置8には、メンテナンス実行部302(後述)に後述する各種処理を実行させるメンテナンス用プログラムMGがインストールされる。
制御装置制御部30は、インストールされたPOSアプリケーションAPを読み出して実行することにより処理を実行するPOSアプリケーション実行部301(処理制御部)を備える。
制御装置制御部30は、インストールされたメンテナンス用プログラムMGを読み出して実行することにより処理を実行するメンテナンス実行部302(管理部)を備える。
制御装置通信部32は、制御装置制御部30の制御で、所定の通信プロトコルに従って、ローカルネットワークLNを介して、ローカルネットワークLNに接続された機器(他の制御装置8、印刷装置9、POSサーバー10、及び、通信装置12を含む。)と通信する。
また、制御装置通信部32は、制御装置制御部30の制御で、通信装置12を制御して、ローカルネットワークLN及びグローバルネットワークGNを介して、グローバルネットワークGNに接続された機器(メンテナンスサーバー7を含む。)と所定の通信プロトコルに従って通信する。
制御装置デバイス通信部33は、USBの規格に従ったポートや、USB以外のシリアル通信規格に従ったポート、その他通信規格に従ったポートを有するインターフェースボードを備える。制御装置デバイス通信部33は、制御装置制御部30の制御で、インターフェースに接続されたデバイスと通信する。なお、制御装置デバイス通信部33が無線通信機能を備え、デバイスと無線通信する構成でもよい。
カスタマーディスプレーCDは、液晶ディスプレー等の表示装置であり、制御装置制御部30の制御で、各種情報を表示する。カスタマーディスプレーCDに表示された情報は、レジカウンターで会計を行う顧客が視認できる。
キャッシュドロアーKSは、現金を収容するトレイや、トレイをロックし、ロックを解除する機構、トレイを引き出す機構等を備え、制御装置制御部30の制御で、ロックを解除し、トレイを引き出す。
ディスプレーDPは、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、制御装置制御部30の制御で、各種情報を表示する。ディスプレーDPに表示された情報は、レジカウンターでレジを行うレジ担当者が視認できる。
図2に示すように、印刷装置9は、印刷装置制御部40と、印刷装置印刷部41と、印刷装置記憶部42と、印刷装置通信部43と、印刷装置デバイス通信部44と、を備える。
印刷装置制御部40は、印刷制御部401を備える。印刷制御部401は、CPUによりファームウェア、その他のプログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとにより処理を実行する。印刷制御部401については後述する。
印刷装置印刷部41は、印刷装置9の筐体に収容されたロール紙を搬送する搬送機構のほか、印刷ヘッドを有しロール紙に画像を印刷する印刷機構、カッターを有しロール紙を切断する切断機構等を備える。印刷装置印刷部41は、印刷装置制御部40の制御で、搬送機構によりロール紙を搬送しつつ、印刷機構によりロール紙にレシートに係る画像を印刷し、切断機構により所定の位置でロール紙を切断して、レシートを発行する。
印刷装置通信部43は、印刷装置制御部40の制御で、ローカルネットワークLNにアクセスし、ローカルネットワークLNに接続された機器(制御装置8、及び、POSサーバー10を含む。)と通信する。
図3は、会計が行われた場合の制御装置8、及び、印刷装置9の動作を示すフローチャートであり、(A)は制御装置8の動作を示し、(B)は印刷装置9の動作を示す。
なお、図3を用いた説明では、説明の便宜のため、制御装置8のPOSアプリケーション実行部301が生成する制御コマンドに、後述する有効設定コマンドが付加されないものとする。
詳述すると、会計に際し、レジ担当者は、顧客が購入した商品に付されたバーコードをバーコードスキャナーBSにより読み取る。POSアプリケーション実行部301は、バーコードスキャナーBSの読み取り結果に基づいて、商品の商品コードを取得し、適宜、POSサーバー10の商品マスター511を参照して、商品の単価等の会計処理に必要な商品に関する情報を取得する。POSアプリケーション実行部301は、取得した商品に関する情報に基づいて、カスタマーディスプレーCDや、ディスプレーDPに商品に関する情報を表示する。また、POSアプリケーション実行部301は、取得した商品に関する情報に基づいて、合計金額の計算や、釣銭の計算を行って会計を確定し、カスタマーディスプレーCDや、ディスプレーDPに計算結果を示す情報を表示し、また、キャッシュドロアーKSを制御する。
次いで、POSアプリケーション実行部301は、制御装置通信部32を制御して、生成した制御コマンドを印刷装置9に送信する(ステップSA3)。
次いで、印刷制御部401は、受信した制御コマンドに基づいて、印刷装置印刷部41を制御して、レシートを発行する(ステップSB2)。
発行されたレシートは、レジ担当者によって、顧客に引き渡される。
以下、印刷装置9の自動状態送信機能について詳述する。
本実施形態で挙げる監視項目は、一例であり、他の監視項目が存在してもよい。
印刷ヘッド監視項目について、印刷制御部401は、図示しないセンサーからの入力等に基づいて、印刷ヘッドのエラーの状態を監視し、エラーが発生していない状態から発生した状態となったこと、及び、エラーが発生した状態から解消した状態となったことを検出する。
切断機構監視項目について、印刷制御部401は、図示しないセンサーからの入力等に基づいて、切断機構のエラーの状態を監視し、エラーが発生していない状態から発生した状態となったこと、及び、エラーが発生した状態からエラーが解消した状態となったことを検出する。
紙切れ監視項目について、印刷制御部401は、図示しないセンサーからの入力等に基づいて、ロール紙に紙切れが発生していない状態から発生した状態となったこと、及び、紙切れが発生した状態から紙切れが解消した状態となったことを検出する。
ステータスデータは、4バイトのデータである。そして、ステータスデータを構成するビットのそれぞれは、監視項目を表わすフラグとして機能する。図4の例では、1ビット目は印刷ヘッド監視項目のフラグであり、2ビット目は切断機構監視項目のフラグであり、3ビット目は紙切れ監視項目のフラグである。
ステータスデータの生成に際し、印刷制御部401は、監視項目のそれぞれの状態を所定の手段で取得し、監視項目のそれぞれについて、対応するフラグを、監視項目の状態に対応する値とする。
自動状態送信機能は、有効/無効の設定が可能であり、自動状態送信機能が無効の場合は、印刷装置9は、監視項目の状態の変化に基づくステータスデータの生成、送信を行わない。
すなわち、制御装置8側から印刷装置9の自動状態送信機能を有効とすることはできず、手動で印刷装置9の自動状態送信機能を無効にした上で、印刷装置9と、制御装置8とを業務で使用する必要がある。
そして、制御装置8に、印刷装置9の自動状態送信機能に対応する処理を実行する機能を追加すると共に、印刷装置9の自動状態送信機能を有効とする機能を追加する場合、POSアプリケーションAPを修正(改変)することによって追加することが可能である。しかしながら、POSアプリケーションAPを改変する場合、改変に要する作業が煩雑であり、また、POSアプリケーションAPの改変が、制御装置8の既存の処理に影響を与える可能性がある。
以上を踏まえ、制御装置8は、以下の構成を有すると共に、以下の処理を実行する。
以下、まず、制御装置8の要部について説明し、その後、制御装置8の処理について説明する。
なお、以下の説明では、POSアプリケーションAPは、印刷装置9の自動状態送信機能に対応する処理を実行する機能を有していないものとする。
図5では、説明の便宜のため、機能ブロックや、プログラム、ソフトウェア的(論理的)なポート、物理的な装置等を同等のブロックで表す。
図5において、符号S1は階層型のオペレーティングシステムにおけるアプリケーション層を表し、符号S2はカーネル層を表し、符号S3は物理層S3を表す。
すなわち、ポートハンドラーPHは、POSアプリケーション実行部301が仮想ポートKPに出力した制御コマンドを、メンテナンス実行部302に出力する機能を有する。また、ポートハンドラーPHは、LANポートLPを介して入力されたデータを、メンテナンス実行部302に出力する機能を有する。
また、ポートハンドラーPHは、メンテナンス実行部302がLANポートLPを出力先として、ポートハンドラーPHに出力したデータを、LANポートLPに出力する機能を有する。また、ポートハンドラーPHは、メンテナンス実行部302が仮想ポートKPを出力先として、ポートハンドラーPHに出力したデータを、仮想ポートKPに出力する機能を有する。LANポートLP、又は、仮想ポートKPへのデータの出力に際し、ポートハンドラーPHは、PCS(Port Communication Service)の機能により、各ポートに係るインターフェースの規格に対応したデータ変換を行う。
なお、図6のフローチャートの開始時点では、印刷装置9の児童状態送信機能は無効と設定されているものとする。
制御装置8は、図6のフローチャートで示す処理を、例えば、ユーザーから印刷装置9の自動状態送信機能に関する設定を有効とする指示があったことをトリガーとして実行する。
図6の説明で明らかとなるとおり、制御装置8は、印刷装置9にレシートを発行させる制御コマンドを送信するタイミングで、有効設定コマンド(後述)を印刷装置9に送信して、印刷装置9の自動状態送信機能を有効とする。
以下の説明では、POSアプリケーション実行部301が生成する制御コマンドのうち、レシートの発行を指示する制御コマンドを、特に、「レシート発行指示コマンド」という。
なお、本実施形態では、POSアプリケーションAPが、プリンタードライバーとしての機能を有し、POSアプリケーション実行部301が、制御コマンドを生成する。しかしながら、POSアプリケーションAPとは別にプリンタードライバーが制御装置8にインストールされ、POSアプリケーションAPとプリンタードライバーとが協働して制御コマンドを生成する構成でもよい。
仮想ポートKPに出力された制御コマンド(本例では、レシート発行指示コマンド。)は、ポートハンドラーPHの機能により、メンテナンス実行部302に出力される。
次いで、メンテナンス実行部302は、ステップSD1で取得した制御コマンドがレシート発行指示コマンドであるか否かを判別する(ステップSD2)。ここで、POSアプリケーション実行部301が生成し出力する制御コマンドは、レシート発行指示コマンドでない場合がある。レシート発行指示コマンド以外の制御コマンドとしては、例えば、印刷装置9の所定の設定の変更を指示するコマンドがある。つまり、ステップSD1でメンテナンス実行部302が取得する制御コマンドは、レシート発行指示コマンドであるとは限らないため、ステップSD2の処理が必要となる。
レシート発行指示コマンドは、複数のコマンドを含んで構成されたコマンド群である。
図7に示すように、レシート発行指示コマンドは、1又は複数の印刷指示コマンドを含む。印刷指示コマンドとは、レシートに印刷すべき画像(ロゴや、会計に関する情報、その他の文字列等)の印刷の実行を指示するコマンドである。印刷装置9は、レシート発行指示コマンドに含まれる印刷指示コマンドを順番に実行することにより、ロール紙に画像を印刷していく。
また、図7に示すように、レシート発行指示コマンドは、コマンド群の末尾に、ロール紙の切断を指示する切断指示コマンドを含む。印刷装置9は、切断指示コマンドに基づいてロール紙の切断を実行し、これにより、ロール紙から、レシートに対応する部分が切り離されて、レシートが発行される。
このように、レシート発行指示コマンドでは、コマンド群の末尾に切断指示コマンドが配置される。これは、印刷装置9におけるレシートの発行に係る処理のうち、ロール紙の切断は最後に実行される処理だからである。
有効設定コマンドは、自動状態送信機能の設定を有効とすることを指示するコマンドである。
次いで、メンテナンス実行部302は、有効設定コマンドが付加されたレシート発行指示コマンド(以下、「付加済コマンド」という。)をポートハンドラーPHに出力する(ステップSD5)。ポートハンドラーPHに出力された制御コマンドは、ポートハンドラーPHの機能により、LANポートLPを介して印刷装置9に送信される。ステップSD5の処理は、「有効設定コマンドが付加された制御コマンドを印刷装置9に送信する処理」に相当する。
図示は省略するが、印刷装置9の印刷制御部401は、付加済コマンドを受信した場合、付加済コマンドに含まれるレシート発行指示コマンドに基づいてレシートの発行を実行する。また、印刷制御部401は、付加済コマンドに含まれる有効設定コマンドに基づいて、自動状態送信機能の設定を有効とする。
すなわち、メンテナンス実行部302が有効設定コマンドを印刷装置9に送信するための論理的な通信経路(例えば、ローカルネットワークLNを介してメンテナンス実行部302と、印刷装置9の印刷制御部401との間で確立されるTCPコネクション)を新たに設ける必要がない。メンテナンス実行部302は、新たに通信コネクションを確立することなく、POSアプリケーション実行部301が印刷装置9の印刷制御部401との間でのデータの送受信に使用する通信経路を用いて、有効設定コマンドの送信を実行することができる。このことは、特に、印刷制御部401との間での通信に使用可能な論理ポート(例えば、TCPポート)が「1つ」である場合に、有効である。なぜなら、POSアプリケーション実行部301と、印刷装置9の印刷制御部401との間で通信コネクションが確立した状態のときに、当該通信コネクションの確立を解除することなく、当該通信コネクションを使用して、有効設定コマンドの送信が可能となるからである。
すなわち、図6で説明した通り、有効設定コマンドの送信に関し、POSアプリケーション実行部301が出力する制御コマンド(レシート発行指示コマンド)に何ら変更はない。メンテナンス実行部302の機能により、POSアプリケーション実行部301の処理に影響を与えることなく、有効設定コマンドの付加が行われるからである。つまり、有効設定コマンドの送信のためにPOSアプリケーション実行部301が出力する制御コマンドの内容を変更する必要がなく、従って、POSアプリケーションAPに変更が必要ない。
また、有効設定コマンドを付加する制御コマンドを、レシート発行指示コマンドとする理由は、レシート発行指示コマンドは必ず切断指示コマンドを含むが、レシート発行指示コマンド以外の制御コマンドは切断指示コマンドを含むとは限らないからである。
図8は、印刷装置9、制御装置8、及び、メンテナンスサーバー7の動作を示すフローチャートであり、(A)は印刷装置9の動作を示し、(B)は制御装置8の動作を示し、(C)はメンテナンスサーバー7の動作を示す。
なお、図8において、印刷装置9の自動状態送信機能は有効であるものとする。
いずれかの監視項目の状態に変化があった場合、印刷制御部401は、上述したステータスデータを生成し(ステップSE2)、制御装置8に送信する(ステップSE3)。
以下、ステップSF1の応答受信処理について詳述する。
なお、制御装置8が送信したデータは、LANポートLPを介してポートハンドラーPHに出力され、ポートハンドラーPHの機能によりメンテナンス実行部302に出力される。以下、制御装置8が印刷装置9から受信したデータ(ポートハンドラーPHからメンテナンス実行部302に出力されたデータ)のことを「受信データ」という。
次いで、メンテナンス実行部302は、ステップSH1で取得した受信データを分析し、当該受信データが、ステータスデータであるか否かを判別する(ステップSH2)。
ステータスデータは、データのフォーマットが定まっており、ステップSH2において、メンテナンス実行部302は、受信データのフォーマットに基づいて判別を実行する。ステップSH2におけるステータスデータであるか否かの判別は、どのような方法で行われてもよい。
ステップSH3の処理は、「受信データがステータスデータではない場合、受信データをPOSアプリケーション実行部301(処理制御部)に出力する処理」に相当する。
このように、受信データが、ステータスデータではない場合、メンテナンス実行部302は、POSアプリケーション実行部301に受信データを出力する。これは、この場合、受信データは、印刷装置9が、POSアプリケーション実行部301に処理させることを目的として送信したデータだからである。
以下、印刷装置識別情報が付加されたステータスデータを、「印刷装置状態情報データ」という。
ステップSH4の処理は、「受信データがステータスデータである場合、受信データをPOSアプリケーション実行部301(処理制御部)に出力することなく、受信データに基づく処理を実行する」ことに相当する。
このように、受信データが、ステータスデータである場合、メンテナンス実行部302は、POSアプリケーション実行部301に受信データを出力することなく、受信データに基づく処理を実行する。これにより、POSアプリケーション実行部301に想定されないデータが入力されて、POSアプリケーション実行部301の処理に影響が生じることを防止できる。
次いで、メンテナンスサーバー7は、受信した印刷装置状態情報データに基づいて、ステータスデータベース(不図示)を更新する(ステップSG2)。
ステータスデータベースとは、店舗システム3に設けられた印刷装置9ごとに、印刷装置9を識別する印刷装置識別情報と、ステータスデータとを対応付けて記憶するデータベースである。
ステップSG2において、メンテナンスサーバー7は、受信した印刷装置状態情報データに基づいて、ステータスデータベースに記憶された対応するステータスデータを更新する。
メンテナンスサーバー7は、特定の印刷装置9の状態についての問い合わせに応じて、ステータスデータベースを参照し、当該特定の印刷装置9のステータスデータを取得する。次いで、メンテナンスサーバー7は、取得したステータスデータに基づいて、当該特定の印刷装置9の状態に関する情報を応答する。
この構成によれば、メンテナンス用プログラムMGの機能に基づくメンテナンス実行部302は、POSアプリケーション実行部301が出力する制御コマンドに有効設定コマンドを付加して送信することにより、印刷装置9における自動状態送信機能を有効とする。このため、POSアプリケーションAPの改変を行うことなく、メンテナンス用プログラムMGの機能に基づくメンテナンス実行部302により、制御装置8は、印刷装置9の自動状態送信機能を有効とすることができる。
なお、印刷制御プログラムに相当するプログラムは、POSアプリケーションAPに限られない。例えば、POSアプリケーションAPとプリンタードライバーの組み合わせであってもよく、他のプログラムであってもよい。すなわち、印刷制御プログラムは、メンテナンス用プログラムMGとは異なるプログラムであればよい。
この構成によれば、メンテナンス実行部302は、印刷装置9から受信したデータについて、POSアプリケーション実行部301が処理すべきデータは、POSアプリケーション実行部301に出力して、POSアプリケーション実行部301に実行させることができる。また、メンテナンス実行部302は、印刷装置9から受信したデータについて、自身が処理すべきステータスデータは、POSアプリケーション実行部301に出力することなく、ステータスデータに基づく処理を実行できる。
この構成によれば、切断指示コマンドの後ろに有効設定コマンドを配置することにより、レシート発行指示コマンドに含まれる1のコマンドと次のコマンドとの間に有効設定コマンドが配置されることを防止でき、正常にレシートが発行されない事態が発生することを防止できる。
例えば、上述した実施形態では、店舗システム3が、店舗に適用される場合を例示して発明を説明したが、店舗システム3が適用される施設は、店舗に限らない。
また例えば、ネットワークシステム1を構成する各装置の通信方法はどのような方法でもよい。
また例えば、上述した実施形態では、印刷装置9の記録方式は、サーマル式としたが、記録方式は何でもよい。
また例えば、上述した実施形態における各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
Claims (4)
- 記録媒体に印刷する印刷装置と、前記印刷装置と通信可能な制御装置とを備えるネットワークシステムであって、
前記印刷装置は、
監視項目の状態を監視し、監視項目に状態の変化があった場合、状態に変化のあった監視項目に関する情報を含むステータスデータを自動で送信する自動状態送信機能を備え、当該自動状態送信機能は、有効、無効の設定が可能であり、
前記制御装置は、ネットワークを介してサーバーと通信可能であり、
前記制御装置は、
印刷制御プログラムにより、前記印刷装置に印刷の実行を指示する制御コマンドを生成し、出力する処理制御部と、
前記印刷制御プログラムとは異なるメンテナンス用プログラムにより、前記処理制御部が出力した前記制御コマンドに、前記印刷装置の前記自動状態送信機能を有効にさせる有効設定コマンドを付加し、前記有効設定コマンドが付加された前記制御コマンドを前記印刷制御プログラムに基づき確立した通信経路により前記印刷装置に送信し、前記メンテナンス用プログラムに基づき新たな通信経路は確立しない管理部と、を有し、
前記管理部は、
前記印刷装置から受信した受信データを取得して分析し、前記自動状態送信機能により前記印刷装置が自動で送信した前記ステータスデータであるか否かを判別し、前記受信データが前記ステータスデータではない場合、前記受信データを前記処理制御部に出力し、前記受信データが前記ステータスデータである場合、前記ステータスデータを前記処理制御部に出力することなく、前記ステータスデータを前記サーバーへ送信する
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 記録媒体に印刷する印刷装置と、前記印刷装置と通信可能な制御装置とを備えるネットワークシステムであって、
前記印刷装置は、
監視項目の状態を監視し、監視項目に状態の変化があった場合、状態に変化のあった監視項目に関する情報を含むステータスデータを自動で送信する自動状態送信機能を備え、当該自動状態送信機能は、有効、無効の設定が可能であり、
前記制御装置は、
印刷制御プログラムにより、前記印刷装置に印刷の実行を指示する制御コマンドを生成し、出力する処理制御部と、
前記印刷制御プログラムとは異なるメンテナンス用プログラムにより、前記処理制御部が出力した前記制御コマンドに、前記印刷装置の前記自動状態送信機能を有効にさせる有効設定コマンドを付加し、前記有効設定コマンドが付加された前記制御コマンドを前記印刷制御プログラムに基づき確立した通信経路により前記印刷装置に送信し、前記メンテナンス用プログラムに基づき新たな通信経路は確立しない管理部と、を有し、
前記制御コマンドは、前記印刷装置に紙片の発行を指示するコマンド群であり、前記記録媒体への画像の印刷を指示する印刷指示コマンドを含むと共に、コマンド群の末尾に前記記録媒体の切断を指示する切断指示コマンドを含み、
前記管理部は、
前記制御コマンドに前記有効設定コマンドを付加する場合、前記制御コマンドに含まれる前記切断指示コマンドの後ろに前記有効設定コマンドを付加する
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 監視項目の状態を監視し、監視項目に状態の変化があった場合、状態に変化のあった監視項目に関する情報を含むステータスデータを自動で送信する機能であり、有効、無効の設定が可能な自動状態送信機能を有し、記録媒体に印刷する印刷装置と通信可能な制御装置であって、
印刷制御プログラムにより、前記印刷装置に印刷の実行を指示する制御コマンドを生成し、出力する処理制御部と、
前記印刷制御プログラムとは異なるメンテナンス用プログラムにより、前記処理制御部が出力した前記制御コマンドに、前記印刷装置の前記自動状態送信機能を有効にさせる有効設定コマンドを付加し、前記有効設定コマンドが付加された前記制御コマンドを前記印刷制御プログラムに基づき確立した通信経路により前記印刷装置に送信し、前記メンテナンス用プログラムに基づき新たな通信経路は確立しない管理部と、
サーバーと通信可能な通信部と、を備え、
前記管理部は、
前記印刷装置から受信した受信データを取得して分析し、前記自動状態送信機能により前記印刷装置が自動で送信した前記ステータスデータであるか否かを判別し、前記受信データが前記ステータスデータではない場合、前記受信データを前記処理制御部に出力し、前記受信データが前記ステータスデータである場合、前記ステータスデータを前記処理制御部に出力することなく、前記ステータスデータを前記通信部により前記サーバーへ送信することを特徴とする制御装置。 - 監視項目の状態を監視し、監視項目に状態の変化があった場合、状態に変化のあった監視項目に関する情報を含むステータスデータを自動で送信する機能であり、有効、無効の設定が可能な自動状態送信機能を有し、記録媒体に印刷する印刷装置と通信可能な制御装置であって、
印刷制御プログラムにより、前記印刷装置に印刷の実行を指示する制御コマンドを生成し、出力する処理制御部と、
前記印刷制御プログラムとは異なるメンテナンス用プログラムにより、前記処理制御部が出力した前記制御コマンドに、前記印刷装置の前記自動状態送信機能を有効にさせる有効設定コマンドを付加し、前記有効設定コマンドが付加された前記制御コマンドを前記印刷制御プログラムに基づき確立した通信経路により前記印刷装置に送信し、前記メンテナンス用プログラムに基づき新たな通信経路は確立しない管理部と、を備え、
前記制御コマンドは、前記印刷装置に紙片の発行を指示するコマンド群であり、前記記録媒体への画像の印刷を指示する印刷指示コマンドを含むと共に、コマンド群の末尾に前記記録媒体の切断を指示する切断指示コマンドを含み、
前記管理部は、
前記制御コマンドに前記有効設定コマンドを付加する場合、前記制御コマンドに含まれる前記切断指示コマンドの後ろに前記有効設定コマンドを付加する
ことを特徴とする制御装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015219618A JP6578895B2 (ja) | 2015-11-09 | 2015-11-09 | ネットワークシステム、及び、制御装置 |
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